JP2007201892A - 画像読み取り方法および画像読み取り装置ならびに画像読み取りプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正する。
【解決手段】受光素子を主走査方向に複数備えた撮像手段に対して発光手段及び当該発光手段により照明される原稿の少なくとも一方を前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に副走査速度で移動させながら、前記撮像素子による主走査方向の読み取りを周期的行なうことによって前記原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り装置であって、基準となる色度若しくは濃度を有し、前記主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列されて前記画像の読み取り中に読み取られる基準色手段と、前記基準色手段の読み取り結果により、前記発光手段の発光量変化を検出する発光量変化検出手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、受光素子を主走査方向に複数備えた撮像手段に対して発光手段及び当該発光手段により照明される原稿の少なくとも一方を主走査方向と直交する副走査方向に相対的に副走査速度で移動させながら、撮像素子による主走査方向の読み取りを周期的行なうことによって原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り方法と画像形成装置と画像形成プログラムとに関する。
従来、画像読み取り装置の光源として、ハロゲンランプやキセノンランプが使用されていた。しかし、これらの光源を用いた場合には、発熱と消費電力とが大きくなる問題を有している。
このような発熱と消費電力との問題に鑑みて、個々の素子が集光能力を有しているLEDを用いることで、無駄なく原稿を照明することで、消費電力と発熱とを低減させることが提案されている。
このように画像読み取り装置の発光手段としてLEDを用いることに関して、以下の特許文献1に関連技術が記載されている。
また、画像読み取り装置の発光手段としてLEDを用いた場合の光量低下を検出して、警報を出すことが以下の特許文献2に記載されている。
特開2002−247296号公報(第1頁、図1) 特開2000−152002号公報(第1頁、図1)
従来の画像読み取り装置では、画像読み取りのスキャン毎に白色基準板を読み取ってシェーディング補正データを得るようにしたものがあるが、発明者が鋭意研究を進めた結果、熱による影響を受けたLEDは、1スキャン中にも光量が変化することが確認された。このため、従来のシェーディング補正では十分でないことも明らかになった。
また、カラーの画像読み取り装置では、RGBなどの複数色のLEDを用いることがあるが、本件出願の発明者の研究によれば、色毎に光量変化が異なって、カラーバランスが崩れるという現象も新たに見いだされた。
このような問題については、上述した特許文献でも、また、更に他の公知技術でも配慮されていなかった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正することが可能な画像読み取り方法、画像読み取り装置、および画像読み取りプログラムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決する本発明は、以下に記載するようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、受光素子を主走査方向に複数備えた撮像手段に対して発光手段及び当該発光手段により照明される原稿の少なくとも一方を前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に副走査速度で移動させながら、前記撮像素子による主走査方向の読み取りを周期的行なうことによって前記原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り方法であって、前記主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、前記画像の読み取り中に読み取り、前記基準色手段の読み取り結果により、前記発光手段の発光量変化を検出する、ことを特徴とする画像読み取り方法である。
(2)請求項2記載の発明は、前記発光手段は、複数のLEDにより構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り方法である。
(3)請求項3記載の発明は、前記発光手段の発光量変化を打ち消すように前記発光手段の発光量を制御する、ことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り方法である。
(4)請求項4記載の発明は、前記発光手段は複数色の発光を行い、前記撮像手段は複数色の読み取りを行うものであり、前記発光量変化の検出は、各色のバランスの変化を検出する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読み取り方法である。
(5)請求項5記載の発明は、原稿領域外であって主走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する主走査方向基準色手段を前記画像の読み取り前に読み取り、前記主走査方向基準色手段の読み取り結果によりシェーディング補正データを生成し、当該シェーディング補正データに基づいて、主走査方向のシェーディング補正を実行する機能を備え、前記副走査方向における前記発光量変化に応じて、前記シェーディング補正を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読み取り方法である。
(6)請求項6記載の発明は、受光素子を主走査方向に複数備えた撮像手段に対して発光手段及び当該発光手段により照明される原稿の少なくとも一方を前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に副走査速度で移動させながら、前記撮像素子による主走査方向の読み取りを周期的行なうことによって前記原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り装置であって、基準となる色度若しくは濃度を有し、前記主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列されて前記画像の読み取り中に読み取られる基準色手段と、前記基準色手段の読み取り結果により、前記発光手段の発光量変化を検出する発光量変化検出手段と、を備えたことを特徴とする画像読み取り装置である。
(7)請求項7記載の発明は、前記発光手段は、複数のLEDにより構成されている、ことを特徴とする請求項6記載の画像読み取り装置である。
(8)請求項8記載の発明は、前記発光手段の発光を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を介して前記発光手段の発光量を制御する制御手段と、を備え、前記発光手段の発光量変化を打ち消すように前記発光手段の発光量を制御する、ことを特徴とする請求項6記載の画像読み取り装置である。
(9)請求項9記載の発明は、前記発光手段は、複数色の発光を行う発光素子を備え、前記撮像手段は、複数色の読み取りを行う受光素子を備え、前記発光量変化検出手段は、発光量変化の検出に際して、各色のバランスの変化を検出する、ことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
(10)請求項10記載の発明は、原稿領域外であって主走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する主走査方向基準色手段と、前記主走査方向基準色手段を前記画像の読み取り前に読み取った結果によりシェーディング補正データを生成し、当該シェーディング補正データに基づいて、主走査方向のシェーディング補正を実行するシェーディング補正手段と、を備え、前記シェーディング補正手段は、前記副走査方向における前記発光量変化に応じて、前記シェーディング補正を制御する、ことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
(11)請求項11記載の発明は、受光素子を主走査方向に複数備えた撮像手段に対して発光手段及び当該発光手段により照明される原稿の少なくとも一方を前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に副走査速度で移動させながら、前記撮像素子による主走査方向の読み取りを周期的行なうことによって前記原稿の画像の読み取りを行うための画像読み取りプログラムであって、前記主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、前記画像の読み取り中に読み取るための読み取りルーチンと、前記基準色手段の読み取り結果により、前記発光手段の発光量変化を検出する発光量変化検出ルーチンと、を有することを特徴とする画像読み取りプログラムである。
(12)請求項12記載の発明は、前記発光手段は、複数のLEDにより構成されており、複数のLEDを駆動する発光駆動ルーチンを更に有する、ことを特徴とする請求項11記載の画像読み取りプログラムである。
(13)請求項13記載の発明は、前記発光手段の発光量変化を打ち消すように前記発光手段の発光量を制御する制御ルーチンを更に有する、ことを特徴とする請求項11記載の画像読み取りプログラムである。
(14)請求項14記載の発明は、前記発光手段は複数色の発光を行い、前記撮像手段は複数色の読み取りを行うものである場合に、前記発光量変化検出ルーチンは、各色のバランスの変化を検出するバランス変化検出ルーチンを更に有する、ことを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれかに記載の画像読み取りプログラムである。
(15)請求項15記載の発明は、原稿領域外であって主走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する主走査方向基準色手段を前記画像の読み取り前に読み取り、前記主走査方向基準色手段の読み取り結果によりシェーディング補正データを生成し、当該シェーディング補正データに基づいて、主走査方向のシェーディング補正を実行するシェーディング補正ルーチンを備え、前記副走査方向における前記発光量変化に応じて、前記シェーディング補正を制御する、ことを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれかに記載の画像読み取りプログラムである。
本発明によると以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の画像読み取り方法の発明では、原稿の画像の読み取りを行う際に、主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、画像の読み取り中に読み取り、基準色手段の読み取り結果により、発光手段の発光量変化を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正することが可能になる。
(2)請求項2記載の画像読み取り方法の発明では、発光手段は主走査方向に配列された複数のLEDにより構成されており、原稿読み取りの際に、原稿領域と、原稿領域外の基準色手段とを照明するため、基準色手段の読み取り結果により、発光手段の発光量変化を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正することが可能になる。
(3)請求項3記載の画像読み取り方法の発明では、原稿の画像の読み取りを行う際に、主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、画像の読み取り中に読み取り、基準色手段の読み取り結果により、発光手段の発光量変化を検出し、発光手段の発光量変化を打ち消すように発光手段の発光量を制御することにより、画像読み取り中の光源の光量変化による影響をリアルタイムに補正することが可能になる。
(4)請求項4記載の画像読み取り方法の発明では、発光手段は複数色の発光を行い、撮像手段は複数色の読み取りを行うことにより原稿の画像の読み取りを行う際に、主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、画像の読み取り中に読み取り、基準色手段の読み取り結果により、複数色の発光手段の各色発光量変化(カラーバランスの変化)を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化によるカラーバランスの変化を補正することが可能になる。
(5)請求項5記載の画像読み取り方法の発明では、主走査方向基準色手段を画像の読み取り前に読み取ることでシェーディング補正データを生成して主走査方向のシェーディング補正を実行する機能を備え、上記(1)〜(4)によって検出する副走査方向における発光量変化に応じてシェーディング補正を制御することで、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正しつつシェーディング補正を正確に実行することが可能になる。
(6)請求項6記載の画像読み取り装置の発明では、原稿の画像の読み取りを行う際に、主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、画像の読み取り中に読み取り、基準色手段の読み取り結果により、発光手段の発光量変化を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正することが可能になる。
(7)請求項7記載の画像読み取り装置の発明では、発光手段は主走査方向に配列された複数のLEDにより構成されており、原稿読み取りの際に、原稿領域と、原稿領域外の基準色手段とを照明するため、基準色手段の読み取り結果により、発光手段の発光量変化を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正することが可能になる。
(8)請求項8記載の画像読み取り装置の発明では、原稿の画像の読み取りを行う際に、主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、画像の読み取り中に読み取り、基準色手段の読み取り結果により、発光手段の発光量変化を検出し、発光手段の発光量変化を打ち消すように発光手段の発光量を制御することにより、画像読み取り中の光源の光量変化による影響をリアルタイムに補正することが可能になる。
(9)請求項9記載の画像読み取り装置の発明では、発光手段は複数色の発光を行い、撮像手段は複数色の読み取りを行うことにより原稿の画像の読み取りを行う際に、主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、画像の読み取り中に読み取り、基準色手段の読み取り結果により、複数色の発光手段の各色発光量変化(カラーバランスの変化)を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化によるカラーバランスの変化を補正することが可能になる。
(10)請求項10記載の画像読み取り装置の発明では、主走査方向基準色手段を画像の読み取り前に読み取ることでシェーディング補正データを生成して主走査方向のシェーディング補正を実行する機能を備え、上記(6)〜(9)によって検出する副走査方向における発光量変化に応じてシェーディング補正を制御することで、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正しつつシェーディング補正を正確に実行することが可能になる。
(11)請求項11記載の画像読み取りプログラムの発明では、原稿の画像の読み取りを行う際に、主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、画像の読み取り中に読み取り、基準色手段の読み取り結果により、発光手段の発光量変化を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正することが可能になる。
(12)請求項12記載の画像読み取りプログラムの発明では、発光手段は主走査方向に配列された複数のLEDにより構成されており、原稿読み取りの際に、原稿領域と、原稿領域外の基準色手段とを照明するため、基準色手段の読み取り結果により、発光手段の発光量変化を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正することが可能になる。
(13)請求項13記載の画像読み取りプログラムの発明では、原稿の画像の読み取りを行う際に、主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、画像の読み取り中に読み取り、基準色手段の読み取り結果により、発光手段の発光量変化を検出し、発光手段の発光量変化を打ち消すように発光手段の発光量を制御することにより、画像読み取り中の光源の光量変化による影響をリアルタイムに補正することが可能になる。
(14)請求項14記載の画像読み取りプログラムの発明では、発光手段は複数色の発光を行い、撮像手段は複数色の読み取りを行うことにより原稿の画像の読み取りを行う際に、主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、画像の読み取り中に読み取り、基準色手段の読み取り結果により、複数色の発光手段の各色発光量変化(カラーバランスの変化)を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化によるカラーバランスの変化を補正することが可能になる。
(15)請求項15記載の画像読み取りプログラムの発明では、主走査方向基準色手段を画像の読み取り前に読み取ることでシェーディング補正データを生成して主走査方向のシェーディング補正を実行する機能を備え、上記(11)〜(14)によって検出する副走査方向における発光量変化に応じてシェーディング補正を制御することで、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正しつつシェーディング補正を正確に実行することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
なお、原稿の内容を画像情報として読み取って画像データを生成して出力する画像読み取り装置であっても、また、原稿読み取り手段(スキャナ)により複写対象物(原稿)の内容を画像情報として読み取って複写する機能を備えた画像形成装置(複写装置)であっても、さらに、原稿読み取り手段(スキャナ)により送信対象物(原稿)の内容を画像情報として読み取って通信回線を介して送信する機能を備えた画像送信装置(ファクシミリ装置)であっても、本発明の実施形態の画像読み取り方法、画像読み取り装置、画像読み取りプログラムを適用することが可能である。
なお、この実施形態では、発光素子を主走査方向に複数備えた発光手段と、前記発光手段により照明される原稿の画像を主走査方向に読み取る撮像手段と、前記発光手段及び前記撮像手段と前記原稿とを、前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に移動させることにより前記撮像手段で前記原稿の画像の読み取りを実行させる走査駆動手段と、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段と、基準色手段の読み取り結果により発光手段の発光量変化を検出する発光量変化検出手段と、を備えた画像読み取り装置により、画像読み取り方法、画像読み取り装置、画像読み取りプログラムの説明を行う。
〈画像読み取り装置の機械的構成〉
まず、図2を参照して本実施形態の画像読み取り装置の機械的構成を説明する。なお、ここでは、原稿をプラテンガラス上に載置した状態で原稿の画像を読み取り、画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置100を本実施形態の具体例として用いる。
ここで、紙面垂直方向(主走査方向)を長手方向として複数素子で構成された発光手段(光源)としてのLEDアレイ部160により、プラテンガラス191上に載置された原稿の原稿面が照射される。そして、原稿での反射光がミラー181,182,183を介して結像光学系を介して撮像手段(光電変換手段)としての光電変換部110の受光面に像を結ぶ。
ここで、LEDアレイ部160は、波長の異なる複数の発光素子により構成された発光素子群を主走査方向(紙面垂直方向)に複数備えた発光手段である。ここで、発光素子は、例えば、LEDを用いることができる。
また、光電変換部110は、LEDアレイ部160により照明される原稿の画像を主走査方向(紙面垂直方向)に読み取る撮像手段であり、CCDあるいはCISなどのラインセンサにより構成される。
この図2において、原稿がプラテンガラス191上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合に、走査ユニット180A,180Bがプラテンガラス191に沿って走査しつつ、原稿の片面の画像の読み取りを行う。
なお、図3に示すように、請求項における基準色手段として、原稿領域外に基準となる色度若しくは濃度を有する白色基準板を設ける。
すなわち、請求項における基準色手段として、図2および図3に示すように、ここでは、一様な白色濃度を有するユポ紙などで構成された第一白色基準板192が、プラテンガラス191近傍であって、原稿領域外であるものの読み取り領域内の主走査方向に配置されている。
また、図3に示すように、請求項における基準色手段として、この実施形態では、一様な白色濃度を有するユポ紙などで構成された第二白色基準板194が、プラテンガラス191近傍であって、原稿領域外であるものの読み取り領域内の副走査方向に配置されている。
なお、ここでは、基準色手段として第一白色基準板192と第二白色基準板194とで白色を用いたが、一定の濃度を有する無彩色、一定の色度あるいは彩度を有する有彩色であっても、予め定められたものであればよい。
また、この実施形態では、第一白色基準板192と第二白色基準板194とが近接する領域は、図3(a)のように第一白色基準板192を原稿領域の主走査方向より大きくする場合と、図3(b)のように第二白色基準板194を原稿領域の副走査方向より大きくする場合と、図3(c)のように第一白色基準板192と第二白色基準板194とが連続する場合と、のいずれであってもよい。
そして、原稿の読み取りに先立って、この第一白色基準板192下に、LEDアレイ部160とミラー181との走査ユニット180Aが移動した状態で読み取って得た画像データから、主走査方向の光量の違い(光量分布)を表す光量分布データ(シェーディングデータ)が採取され、この光量分布を補正するためのシェーディング補正データが生成される。また、原稿読み取り中に、第二白色基準板194を読み取って得た結果から、光量変化情報が生成される。
〈画像読み取り装置の電気的構成〉
図1は本発明の第1の実施形態の画像読み取り装置内の詳細構成を示すブロック図である。なお、この図1では、本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、その他の画像読み取り装置として既知の部分については省略してある。
画像読み取り装置100各部を制御する制御部101には、操作部103,表示部105,記憶部107,シェーディング補正データメモリ109,駆動部112,画像処理部130,LED駆動部150,副走査駆動部170が接続されている。
操作部103は原稿サイズや読み取りスタートなどの各種入力がなされる操作入力手段であり、各種操作入力の結果は制御部101に伝達される。
表示部105は画像読み取り装置100の各種表示手段であり、制御部101の制御に基づいて、各種状態あるいは各種メッセージを文字や数値コードや絵文字などによって表示する。あるいは、この表示部105は、必要に応じて、音声や光の点滅によって表示や報知する。なお、操作部103と表示部105とはタッチパネル形式で一体に構成されていてもよい。
記憶部107は各種設定データが保持記憶される記憶手段であり、制御部101からの指示により、記憶されたデータのリード/ライトが制御される。
シェーディング補正データメモリ109はシェーディング補正データが制御部101の指示に基づいて保持記憶され、保持記憶されたシェーディング補正データはシェーディング補正部131でのシェーディング補正に用いられるもので、制御部101と画像処理部130とに接続されている。
光電変換部110はLEDアレイ部160により照明される原稿の画像を主走査方向(紙面垂直方向)に読み取る撮像手段としての光電変換部であり、CCDあるいはCISなどのラインセンサにより構成されており、駆動信号入力部には駆動部112の出力が接続されており、信号出力部にはA-D変換器120が接続されている。
駆動部112は光電変換部110を駆動するため、入力が制御部111に接続されており、出力が光電変換部110の駆動信号入力部に接続されている。
A-D変換器120は光電変換部110から出力されるアナログの画像信号をディジタルの画像データに変換するA-D変換手段であり、入力端子には光電変換部110の信号出力端子が接続されており、出力端子は画像処理部130の入力端子に接続されている。
画像処理部130は画像データに対してシェーディング補正を含む各種画像処理を施すと共に発光手段の光量変化を検出する画像処理手段であり、入力端子にはA-D変換器120の出力端子が接続されており、出力端子は外部に画像データを出力するように構成されている。なお、図示されない通信手段としてのインタフェースなどを介して、制御部101の制御に基づいて画像データが画像処理部130から外部機器に対して出力される構成であってもよい。
画像メモリ140は画像処理部130で各種画像処理される画像データを一時的に記憶する記憶手段であり、入力端子と出力端子あるいは入出力端子は画像処理部に接続されている。
LED駆動部150は発光手段としてのLEDアレイ部160を発光駆動する駆動手段であり、入力端子は制御部101の出力端子に接続されており、出力端子はLEDアレイ部160の駆動入力端子に接続されている。
LEDアレイ部160は波長の異なる複数の発光素子により構成された発光素子群を主走査方向(図2の紙面垂直方向)に複数備えた発光手段であり、駆動入力端子にはLED駆動部150が接続されている。
副走査駆動部170は図2に示した走査ユニット180A,180Bをプラテンガラス191に沿って走査させて原稿の画像の読み取りを行うための副走査方向の光学駆動手段であり、制御入力端子は制御部101の出力端子に接続されている。なお、この際、図2における走査ユニット180Aは、走査ユニット180Bの1/2の速度で副走査方向に移動することにより、原稿のどの位置をよみとっていても、原稿から光電変換部110までの距離(光路長)が一定となり、光学的な焦点距離を一定に保てる。
なお、この実施形態において、「シェーディング補正データ」は、画像読み取り装置100を使用する際に第一白色基準板192を読み取って得た画像データから生成される。さらに、「光量変化検出用データ」は第二白色基準板194を読み取って得た画像データに基づいて、光量変化検出部132によって生成される。
〈第一の実施形態の動作状態〉
以下、第一の実施形態の画像読み取り装置の動作について、図4のフローチャートと図5以降の説明図を参照して、詳細な動作説明を行う。
操作部103から画像読み取りの指示が入力されると、まず制御部101は各部を初期化する(図4S1)。ここで各部の初期化とは、可動部については初期位置に戻すことを意味しており、画像メモリ140については記憶済みの画像データをクリアすることを意味する。
そして、制御部101は、シェーディング補正データを取得するため、副走査駆動部170を介して、走査ユニット180A,180Bを駆動し(図4S2)、第一白色基準板192にLEDアレイ部160からの光を照射し、光電変換部110で読み取る(図4S3)。
図5は第一白色基準板192を光電変換部110で読み取ってA−D変換器120でディジタルデータに変換されたRGB各色のシェーディングデータである。ここで、RSHD1〜RSHDnは、n画素のRについてのシェーディングデータであり、GSHD1〜GSHDnは、n画素のGについてのシェーディングデータであり、BSHD1〜BSHDnは、n画素のBについてのシェーディングデータである。このシェーディングデータは、LEDアレイ部160の光量分布に応じた画素値のデータである。
よって、この光量分布に応じた画素値のシェーディングデータを、平坦になるように補正するための補正データを、シェーディング補正データとして制御部101が生成する(図4S4)。
なお、図3(a)の場合を具体例にすると、第一白色基準板192は主走査方向において原稿領域より大きく構成されている。したがって、原稿領域に該当するm画素の領域のRSHD1〜RSHDm,GSHD1〜GSHDm,BSHD1〜BSHDmに基づいてシェーディング補正データを生成すればよい。
そして、制御部101は、主走査方向において、第二白色基準板194が配置されている位置に対応する、mより大きくnより小さいa画素〜b画素の領域について第一白色基準板192を読み取って得たRSHDa〜RSHDb,GSHDa〜GSHDb,BSHDa〜BSHDbに基づいて、後述する光量変化検出用データの基準となる光量変化基準データを取得しておく(図4S5)。
そして、制御部101は、以上のシェーディング補正データと光量変化基準データとを取得した後、シェーディング補正データメモリ109に格納しておく(図4S6)。
そして、制御部101は、以上のシェーディング補正データと光量変化基準データとの取得が完了した後、図6のフローチャートに示す手順にて原稿領域の読み取りを開始する(図6S1)。
まず、制御部101は副走査駆動部170に指示を与え、走査ユニット180A,180Bを駆動し、N=1として(図6S2)、LEDアレイ部160がNライン目に光を照射し、光電変換部110がNライン目を読み取るようにする(図6S3)。
図7はNライン目にて原稿領域と第二白色基準板194とを光電変換部110で読み取って、A−D変換器120でディジタルデータに変換された状態のRGB各色の画像データである。
ここで、RD1〜RDnは、n画素のRについての画像データであり、GD1〜GDnは、n画素のGについての画像データであり、BD1〜BDnは、n画素のBについての画像データである。このようにLEDアレイ部160で読み取られた1ラインn画素の画像データは、1〜m画素が原稿領域の画像データであり、m+1〜n画素が非原稿領域の画像データであり、制御部101と画像処理部130との制御に従って、画像メモリ140の画像データ用Nライン目の記憶エリアに格納される(図6S4)。
そして、制御部101は、主走査方向の非画像領域において、第二白色基準板194が配置されている位置に対応する、mより大きくnより小さいa画素〜b画素の領域のRDa〜RDb,GDa〜GDb,BDa〜BDbに基づいて、光量変化検出用データを取得する(図6S5)。この光量変化検出用データについても、制御部101と画像処理部130との制御に従って、画像メモリ140の光量変化検出用データNライン目の記憶エリアに格納される。
ここで、制御部101から指示を受けた光量変化検出部132は、Nライン目の光量変化検出用データと、光量変化基準データとについて、各色毎に比較して光量変化の有無を検出する(図6S6)。
光量変化検出部132において、光量変化検出用データと光量変化基準データとの比較によっていずれかの色でも一定範囲以上の光量変化が検出されれば(図6S7でY)、光量変化検出用データで光量変化が検出された色では同様に原稿領域でも画像読み取り中の光量変化が生じていると考えられるため、光量変化を相殺する方向に発光量を調整する(図6S8)。
なお、発光量を調整する代わりに、光電変換部110の出力を増幅するアンプ、あるいは、信号処理部で、増幅率を調整することも可能である。
この発光量の調整としては、図8(a)のように発光素子の駆動電流値を増減する手法を用いることができる。この場合、駆動電流値により発光強度が変化する。なお、この場合、光量変化と駆動電流値との関係をルックアップテーブルなどで予め持っておくことが望ましい。
また、この発光量の調整としては、図8(b)のようにダイナミック点灯における点灯と非点灯のデューティーを変更する手法、などを用いることができる。この場合、でゅーティにより発光量が変化する。なお、この場合、光量変化とデューティーとの関係をルックアップテーブルなどで予め持っておくことが望ましい。
なお、以上の光量変化を相殺する方向への発光量の調整は次のN+1ライン目から作用するものであるため、光量変化が検出された場合には、シェーディング補正と同時に光量変化を相殺する方向に原稿領域の画像データを補正するため、シェーディング補正に用いるシェーディング補正データを制御部101が修正する(図6S8)。
そして、制御部101の制御に基づいて、修正されたシェーディング補正データを用いてシェーディング補正部131が、画像メモリ140に記憶されたNライン目の画像データについて、光量変化を相殺する補正を伴ったシェーディング補正を実行する(図6S9)。そして、補正されたNライン目の画像データは、シェーディング補正部131によって再び画像メモリ140に格納される。
一方、光量変化検出部132において、光量変化検出用データと光量変化基準データとの比較によっていずれか色でも一定範囲の光量変化が検出されなければ(図6S7でN)、読み取り中に原稿領域で光量変化が生じていないと考えられるため、通常のシェーディング補正データを用いてシェーディング補正部131が、画像メモリ140に記憶されたNライン目の画像データについて、シェーディング補正を実行する(図6S10)。そして、補正されたNライン目の画像データは、シェーディング補正部131によって再び画像メモリ140に格納される。
以上の主走査方向の読み取り(図6S3)〜修正されたシェーディング補正データによるシェーディング補正(図6S9)または通常のシェーディング補正データによるシェーディング補正(図6S10)について、Nをインクリメントしつつ(図6S11)副走査方向に周期的に行い、原稿領域の全てを読み取り終わるまで続ける(図6S11でY)。
そして、原稿領域の全ての画像データについて処理が終了した時点で、制御部101は必要に応じて画像メモリ140に格納されている画像データを、図示されない外部の機器に対して出力する。
以上のように、第二白色基準板194を画像読み取り中に読み取ることで、発光量変化をリアルタイムに検出することができるようになり、画像読み取り中の光源の光量変化による影響を補正することが可能になる。
また、以上の光量変化に基づいてLEDアレイ部160の発光量をリアルタイムに補正することにより、光量変化の影響を最小限に食い止めることが可能になっている。
また、複数色の発光手段の各色発光量変化を検出することにより、画像読み取り中の光源の光量変化によるカラーバランスの変化を検出して、補正することが可能になる。
また、シェーディング補正データを修正して副走査方向の光量変化を補正することにより、画像読み取り中の光量変化をリアルタイムに補正して、出力される画像データに光量変化の影響を含まないようにすることができる。
なお、この実施形態は、ハードウェアとして第二白色基準板194を所定の位置に新たに設けると共に、光量変化検出と補正については画像処理部130内の処理プログラムで対応することができるため、容易に実現することが可能である。
また、第二白色基準板194が配置されている位置に対応する、mより大きくnより小さいa画素〜b画素の領域については、画像データのRDa〜RDb,GDa〜GDb,BDa〜BDbの信号値とその信号値の大きさの差により、明らかに識別することが可能である。従って、第二白色基準板194の取り付け精度により位置が若干変化したとしても、適切な画素の信号値を用いることは容易に行える。また、このようにして求めた第二白色基準板194の位置を参照して、第一白色基準板192の読み取り結果のデータから光量変化基準データを抽出すればよい。
なお、以上の実施形態において、第一白色基準板192と第二白色基準板194とは、同一濃度の白色であることが最も望ましいが、図9(a)に示すように、いずれか一方で予め定められた所定レベルだけ濃度や色を異なるように構成することも可能である。この場合、第二白色基準板194’としてグレーを用いることで、光量の増加を検出しやすくなる。
また、以上の実施形態において第二白色基準板194は副走査方向に連続した形状のものを示したが、図9(b)に示すように、第二白色基準板194”として複数の不連続な基準色手段の集合体としてもよい。
なお、以上の実施形態では、単体の画像読み取り装置を具体例にして説明してきたが、画像読み取り装置を備えた複写機やファクシミリ装置などの場合にも上述した制御や処理を実行することで、同様の優れた効果を奏することが可能になる。
また、以上の実施形態ではプラテンガラス上に原稿を載置して画像読み取りを実行するタイプの画像読み取り装置を具体例にしたが、自動原稿給送装置を使用して自動読み取りを行うタイプの画像読み取り装置であっても、良好な結果を得ることが可能である。この場合には、給送中の原稿を読み取るガラス窓部の脇に第二白色基準板194相当の白色基準板を配置することが実現が可能である。
本発明の実施形態の画像読み取り装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態の画像読み取り装置の機械的な構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像読み取り装置における第二白色基準板の配置の様子を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像読み取り時の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像読み取り装置での画像データのフォーマット例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像読み取り時の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像読み取り装置での画像データのフォーマット例を示す説明図である。 本発明の実施形態における画像処理の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像読み取り装置における第二白色基準板の配置の他の例の様子を示す構成図である。
符号の説明
100 画像読み取り装置
101 制御部
103 操作部
105 表示部
107 記憶部
109 シェーディング補正データメモリ
110 光電変換部
120 A−D変換器
130 画像処理部
131 シェーディング補正部
132 光量変化検出部
140 画像メモリ
150 LED駆動部
160 LEDアレイ部
170 副走査駆動部

Claims (15)

  1. 受光素子を主走査方向に複数備えた撮像手段に対して発光手段及び当該発光手段により照明される原稿の少なくとも一方を前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に副走査速度で移動させながら、前記撮像素子による主走査方向の読み取りを周期的行なうことによって前記原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り方法であって、
    前記主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、前記画像の読み取り中に読み取り、
    前記基準色手段の読み取り結果により、前記発光手段の発光量変化を検出する、
    ことを特徴とする画像読み取り方法。
  2. 前記発光手段は、複数のLEDにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り方法。
  3. 前記発光手段の発光量変化を打ち消すように前記発光手段の発光量を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り方法。
  4. 前記発光手段は複数色の発光を行い、前記撮像手段は複数色の読み取りを行うものであり、
    前記発光量変化の検出は、各色のバランスの変化を検出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読み取り方法。
  5. 原稿領域外であって主走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する主走査方向基準色手段を前記画像の読み取り前に読み取り、前記主走査方向基準色手段の読み取り結果によりシェーディング補正データを生成し、当該シェーディング補正データに基づいて、主走査方向のシェーディング補正を実行する機能を備え、
    前記副走査方向における前記発光量変化に応じて、前記シェーディング補正を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読み取り方法。
  6. 受光素子を主走査方向に複数備えた撮像手段に対して発光手段及び当該発光手段により照明される原稿の少なくとも一方を前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に副走査速度で移動させながら、前記撮像素子による主走査方向の読み取りを周期的行なうことによって前記原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り装置であって、
    基準となる色度若しくは濃度を有し、前記主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列されて前記画像の読み取り中に読み取られる基準色手段と、
    前記基準色手段の読み取り結果により、前記発光手段の発光量変化を検出する発光量変化検出手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  7. 前記発光手段は、複数のLEDにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項6記載の画像読み取り装置。
  8. 前記発光手段の発光を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を介して前記発光手段の発光量を制御する制御手段と、を備え、
    前記発光手段の発光量変化を打ち消すように前記発光手段の発光量を制御する、
    ことを特徴とする請求項6記載の画像読み取り装置。
  9. 前記発光手段は、複数色の発光を行う発光素子を備え、
    前記撮像手段は、複数色の読み取りを行う受光素子を備え、
    前記発光量変化検出手段は、発光量変化の検出に際して、各色のバランスの変化を検出する、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  10. 原稿領域外であって主走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する主走査方向基準色手段と、
    前記主走査方向基準色手段を前記画像の読み取り前に読み取った結果によりシェーディング補正データを生成し、当該シェーディング補正データに基づいて、主走査方向のシェーディング補正を実行するシェーディング補正手段と、を備え、
    前記シェーディング補正手段は、前記副走査方向における前記発光量変化に応じて、前記シェーディング補正を制御する、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  11. 受光素子を主走査方向に複数備えた撮像手段に対して発光手段及び当該発光手段により照明される原稿の少なくとも一方を前記主走査方向と直交する副走査方向に相対的に副走査速度で移動させながら、前記撮像素子による主走査方向の読み取りを周期的行なうことによって前記原稿の画像の読み取りを行うための画像読み取りプログラムであって、
    前記主走査方向の原稿領域外であって副走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する基準色手段を、前記画像の読み取り中に読み取るための読み取りルーチンと、
    前記基準色手段の読み取り結果により、前記発光手段の発光量変化を検出する発光量変化検出ルーチンと、
    を有することを特徴とする画像読み取りプログラム。
  12. 前記発光手段は、複数のLEDにより構成されており、複数のLEDを駆動する発光駆動ルーチンを更に有する、
    ことを特徴とする請求項11記載の画像読み取りプログラム。
  13. 前記発光手段の発光量変化を打ち消すように前記発光手段の発光量を制御する制御ルーチンを更に有する、
    ことを特徴とする請求項11記載の画像読み取りプログラム。
  14. 前記発光手段は複数色の発光を行い、前記撮像手段は複数色の読み取りを行うものである場合に、
    前記発光量変化検出ルーチンは、各色のバランスの変化を検出するバランス変化検出ルーチンを更に有する、
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれかに記載の画像読み取りプログラム。
  15. 原稿領域外であって主走査方向に配列され、基準となる色度若しくは濃度を有する主走査方向基準色手段を前記画像の読み取り前に読み取り、前記主走査方向基準色手段の読み取り結果によりシェーディング補正データを生成し、当該シェーディング補正データに基づいて、主走査方向のシェーディング補正を実行するシェーディング補正ルーチンを備え、
    前記副走査方向における前記発光量変化に応じて、前記シェーディング補正を制御する、
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれかに記載の画像読み取りプログラム。
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