JP3446657B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3446657B2
JP3446657B2 JP13959099A JP13959099A JP3446657B2 JP 3446657 B2 JP3446657 B2 JP 3446657B2 JP 13959099 A JP13959099 A JP 13959099A JP 13959099 A JP13959099 A JP 13959099A JP 3446657 B2 JP3446657 B2 JP 3446657B2
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  • Laser Beam Printer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から発射され
る光ビームをポリゴンミラーで反射し、感光体上に照射
して潜像を形成し、現像、転写、定着を行って、記録用
紙上に画像を記録する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、一般的な記録装置における画像
記録部分の一例の構成図である。図中、31は感光体、
32は帯電器、33は光源、34はポリゴンミラー、3
5は現像器、36は転写ロール、37は定着ローラ、3
8は用紙給送路、39はクリーナである。感光体31の
表面は、光の照射によって帯電量が変化する材料が塗布
されている。帯電器32は、感光体31の表面を一様に
帯電させる。
【0003】光源33は、例えばレーザ発振子や半導体
レーザなどで構成され、レーザビームなどの光ビームを
発する。このとき、記録すべき画像信号に応じて変調し
て光ビームを発射する。ポリゴンミラー34は、周囲に
平面部を有した多面鏡であり、光源33から発射される
光ビームを感光体31に向けて反射する。またポリゴン
ミラー34は回転し、光ビームの反射される方向を変化
させ、感光体31の回転方向と略直交する方向に光ビー
ムを走査させる。感光体31に光ビームが照射されるこ
とによって、感光体31の帯電量が変化する。これによ
って、潜像が形成される。
【0004】現像器35は、例えばトナーなどの記録材
を用い、感光体31の表面に形成されている潜像を現像
する。このとき、感光体31の表面における帯電量の違
いにより、記録材が潜像画像に従って感光体31の表面
に付着し、現像されることになる。
【0005】一方、搬送ローラなどによって構成される
給送手段によって、記録用紙が用紙給送路38に従って
転写部へと搬送される。現像器35によって記録材が付
着した感光体31と、搬送されてきた記録用紙とが転写
ロール36によって接し、記録材が記録用紙に転写され
る。記録用紙はさらに搬送され、定着ローラ37によっ
て記録材を記録用紙に定着させる。定着ローラ37は、
一般的には高温に加熱されており、記録材は熱によって
記録用紙に定着される。このようにして画像が記録され
た記録用紙は、さらに搬送されて排出される。なお、転
写ロール36によって記録用紙に転写されずに感光体3
1の表面に残った記録材は、クリーナ39によって除去
される。
【0006】このような画像記録部分を有する記録装置
において記録を開始する際には、その準備として、ポリ
ゴンミラーの回転を安定させておく必要がある。ポリゴ
ンミラーの回転が不安定な状態では、感光体31の回転
方向と略直交する方向の画素位置が乱れ、画質が劣化し
たり、あるいは画像自体が乱れてしまう。また、予め定
着ローラの温度を所定の温度にしておく必要がある。定
着ローラの温度が低いと、記録材が記録用紙に十分定着
せず、排出された記録用紙から記録材が脱落して画像が
消えてしまったり、脱落した記録材で周囲やユーザの身
体を汚してしまう等の問題がある。
【0007】従来は、記録動作の開始が指示されてか
ら、定着ローラ37の加熱を開始させるとともに、ポリ
ゴンミラー34の回転を開始させていた。定着ローラ3
7の温度が低い場合、定着ローラ37を所定の温度にな
るまで加熱するには、相当の時間がかかることがある。
この間は記録動作の開始が指示されても、実際の記録動
作を行うことができない。しかし、ポリゴンミラー34
は定着ローラ37の加熱開始とともに回転駆動されてい
るため、不要に長く回転駆動されており、電力を無駄に
消費していた。
【0008】逆に、定着ローラ37が所定の温度になっ
ていても、ポリゴンミラー34の回転が不安定な間は記
録を開始することができない。そのため、定着ローラ3
7が所定の温度になっている状態で記録の要求を受けた
場合、ポリゴンミラー34の回転が安定するまでの間、
実際の記録動作の開始が遅れてしまうという問題があっ
た。
【0009】また、記録用紙の給送は記録の開始が指示
された後に行われる。従来は、定着ローラ37が所定の
温度になり、またポリゴンミラー34の回転駆動が安定
した後に、記録用紙の給送を開始している。そのため、
記録の開始を指示してから実際に記録が開始されるまで
に長時間を要していた。例えば定着ローラ37が所定の
温度になっている状態で記録の要求を受けた場合でも、
ポリゴンミラー34の回転が安定するまでの時間だけ、
実際の記録動作の開始が遅れていた。
【0010】例えば定着ローラ37が所定の温度になっ
ている状態で、記録の要求を受けると同時にポリゴンミ
ラー34の回転を開始するとともに記録用紙の給送を開
始することも考えられる。この場合、図2にも示すよう
に用紙給送路38が長く、転写部(転写ロール36)に
記録用紙が到達するまでに時間がかかる場合には、それ
までにポリゴンミラー34の回転は安定する。しかし、
例えば手差しトレイから記録用紙を給送する場合などの
ように用紙給送路38が短い場合には、ポリゴンミラー
34の回転が安定する前に記録用紙が転写位置に到達し
てしまう。そのため、やはりポリゴンミラー34の回転
が安定するまでの時間が実際の記録動作を遅らせる原因
となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、消費電力を削減するととも
に、記録要求の発生から実際の記録開始までの時間を短
縮した記録装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリゴンミラ
ーを用いて感光体上に形成した潜像を現像後、給送手段
により搬送される被記録媒体に転写する記録装置におい
て、記録が開始される可能性が発生したと判定される
と、選択されている被記録媒体の給送開始から転写位置
に達するまでの時間が前記ポリゴンミラーの回転開始か
ら転写開始までの時間より短い場合は予め前記ポリゴン
ミラーの回転を開始し、それ以外の場合には前記被記録
媒体の給送を先に開始する制御手段を有することを特徴
とするものである。
【0013】記録開始が指示された時点でポリゴンミラ
ーの回転を開始すると、被記録媒体の給送開始から転写
位置に達するまでの時間がポリゴンミラーの回転開始か
ら転写開始までの時間より短い場合には、ポリゴンミラ
ーの回転が安定するまでの時間がネックになり、実際の
記録動作が遅れる。そのため、このような事態が予想さ
れる、すなわち、被記録媒体の給送開始から転写位置に
達するまでの時間がポリゴンミラーの回転開始から転写
開始までの時間より短い場合には、ポリゴンミラーの回
転を開始させる。その後記録開始が指示されたときに
は、すでにポリゴンミラーは動作中であるため、被記録
媒体の搬送をすぐに開始し、実際の記録動作を行うこと
が可能になる。
【0014】なお、記録が開始される可能性がある状態
においてポリゴンミラーの回転を開始させた後、所定時
間経過しても記録開始の指示が得られないとき、ポリゴ
ンミラーの回転を停止するように制御することができ
る。これによって、長時間のポリゴンミラーの回転によ
って回転部の摩耗を防止するとともに、消費電力を低減
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の記録装置の実施
の一形態を含むファクシミリ装置の一例を示すブロック
図である。図中、11は主制御部、12は表示部、13
は操作部、14は読取部、15は記録部、16はNC
U、17はモデム、18は画像メモリ、19はRAM、
20はROM、21はバスである。
【0016】主制御部11は、装置全体を制御し、各部
を動作させて、画像送受信機能、コピー機能などを実現
する。特に、記録部15における各部の動作を後述のよ
うに制御し、消費電力の削減、および、受信機能やコピ
ー機能などにおいて画像を記録する際の高速化などを図
る。
【0017】表示部12は、利用者に対するメッセージ
や、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスな
ど、種々の情報を表示することができる。操作部13
は、利用者が各種の設定や指示などを行う際に用いられ
る。
【0018】読取部14は、原稿上の画像を読み取る。
読取部14としては、例えばイメージスキャナやディジ
タルカメラなどの種々の画像入力機器で構成することが
できる。
【0019】記録部15は、受信した画像あるいは読取
部14で読み取った画像などを、主制御部11の制御に
従って記録紙等の被記録媒体(以下、記録用紙と記す)
上に記録する。記録部15は、例えば上述の図2に示し
たような各部が備えられた画像記録部分を有している。
【0020】NCU16は、回線を制御して外部機器と
の通信を行う。また、モデム17は、送受信する画像デ
ータの変復調を行う。
【0021】画像メモリ18は、送信する画像データや
受信した画像データ、読取部14で読み取った画像デー
タ、記録部15で記録すべき画像データ、その他処理中
の画像データなどを蓄積する。
【0022】RAM19は、主制御部11や他の各部の
処理においてデータの保存が必要なときに用いられる。
ROM20は、主制御部11の動作を規定したプログラ
ムや、固定的なデータなどが格納されている。
【0023】バス21は、主制御部11、表示部12、
操作部13、読取部14、記録部15、NCU16、モ
デム17、画像メモリ18、RAM19、ROM20等
を相互に接続しており、これらの間のデータ転送を可能
にしている。
【0024】図3、図4は、本発明の記録装置の実施の
一形態における記録部15の動作開始時の制御の一例を
示すフローチャートである。S41において、記録動作
開始の可能性が発生したか否かを判定する。ここで、記
録動作開始の可能性があるとは、例えば操作部13にお
いてユーザがキー操作を行った場合や、記録部15で記
録用紙の交換が行われたり、読取部14において原稿カ
バーの開閉動作や原稿のセットが行われた場合、NCU
16で着信を検出した場合などである。さらに、例えば
人体検出センサが備えられていれば、そのセンサによっ
てユーザが装置のそばに来たことを検知した場合等も含
まれる。このような記録動作が開始される可能性がない
間は、記録部15は何も動作しない。
【0025】また、記録動作が開始される可能性が所定
期間発生しない場合には、節電モードに移行することが
できる。節電モードでは、例えば図2に示した構成の一
部あるいはすべてに対する電力の供給を停止することが
できる。ここでは一例として、少なくとも定着ローラ3
7に対する加熱のための電力供給と、ポリゴンミラー3
4を回転駆動するモータに対する電力供給を停止するも
のとする。
【0026】S41で記録動作開始の可能性が発生した
と判定されると、S42において、現在、節電中か否か
を判定する。節電中でなければ、定着ローラ37の温度
は、所定温度に保たれているので、S45におけるポリ
ゴンミラー34の回転開始判定処理に移る。
【0027】節電中であった場合には、まずS43にお
いて節電モードを解除する。そして、定着ローラ37の
加熱を開始する。この場合、定着ローラ37が所定の温
度まで加熱されるには相当の時間を要する場合が多い。
そのため、S44において、定着ローラ37が所定の温
度に達するまでの予想時間と、ポリゴンミラー34の回
転が安定するまでの時間、あるいは、記録用紙の給送を
開始してから転写位置に給送されるまでの時間のいずれ
か長い方と比較する。そして、定着ローラ37が所定の
温度に達するまでの予想時間の方がいずれよりも長い場
合には、定着ローラ37がある程度加熱されるのを待
つ。これにより、定着ローラ37の加熱完了とポリゴン
ミラー34の回転が安定する時刻および記録用紙が転写
位置に給送される時刻を合わせることが可能になる。
【0028】また、定着ローラ37の加熱と同時にポリ
ゴンミラー34の回転駆動を開始すると、ポリゴンミラ
ー34を不要に長く回転駆動してしまう場合も発生す
る。S44において定着ローラ37をある程度加熱する
まで待ち、すぐにはポリゴンミラー34の回転駆動を開
始しないことによって、不要なポリゴンミラー34の回
転駆動による電力消費を削減することができる。
【0029】逆に、定着ローラ37の通電開始から所定
の温度に達するまでの予想時間が、ポリゴンミラー34
の回転が安定するまでの時間より短い場合、あるいは既
に定着ローラ37が所定温度に達している場合には、ポ
リゴンミラー34の回転が安定するまでの時間が実際の
記録開始が遅れる要因となりうる。そのため、定着ロー
ラ37が所定温度に達する前に、ポリゴンミラー34の
回転を開始させた方がよい。
【0030】図5は、定着ローラの加熱時の温度変化の
一例とポリゴンミラーの回転が安定するまでの時間との
関係の一例を示すグラフである。例えば節電モードにお
いて定着ローラ37への電力供給が停止されていた場
合、定着ローラ37は室温程度まで冷えている。節電モ
ードの解除とともに定着ローラ37を所定の温度まで加
熱するが、ここでは簡単に図5に示したように昇温した
とする。一方、ポリゴンミラー34の回転駆動を開始し
てから安定するまでの時間を両矢印の太線で示してい
る。この場合、定着ローラ37が所定の温度に達するま
でに要する時間は、ポリゴンミラー34の回転が安定す
るまでの時間よりも長い。このようなときには、定着ロ
ーラ37の加熱開始時にはポリゴンミラー34の回転駆
動を開始せず、図5中の時刻Aよりも後で回転駆動を開
始する。これによって、定着ローラ37の加熱開始から
ポリゴンミラー34の回転開始までの間、ポリゴンミラ
ー34の回転駆動に要する電力を削減するとともに、ポ
リゴンミラー34の回転系の摩耗を防ぐことが可能とな
る。
【0031】また、定着ローラ37の温度が、図5にお
いて時刻Aで示す時点の温度よりも高い場合には、定着
ローラ37の通電開始から所定の温度に達するまでに要
する時間よりも、ポリゴンミラー34の回転が安定する
までの時間の方が長くかかることになる。例えば時刻B
において記録開始の指示が行われた場合、その時点から
ポリゴンミラー34の回転を開始すると、時刻Dになる
まで実際の記録を開始できない。しかし、記録開始の指
示が行われた時刻Bよりも前にポリゴンミラー34の回
転を開始していれば、実際に記録を開始するまでの時間
を短縮することができる。例えば時刻Aにおいてポリゴ
ンミラー34の回転を開始していれば、時刻Cで実際の
記録を開始することができる。なお、ポリゴンミラー3
4の回転を時刻Aより前に開始させても、時刻Cまで定
着ローラ37が所定温度とならないため記録を開始でき
ない。そのため、無駄にポリゴンミラー34を回転させ
ないように、S44によって定着ローラ37の加熱を待
っている。
【0032】S45において、選択されている記録用紙
を給送して記録を開始するまでの時間と、ポリゴンミラ
ー34の回転駆動を開始して安定するまでの時間を比較
する。ポリゴンミラー34の回転駆動を開始して安定す
るまでの時間が記録用紙を給送して記録を開始するまで
の時間より長い場合には、S46において、ポリゴンミ
ラー34の回転を開始し、いつでも記録動作を開始でき
るように待機する。
【0033】記録を行うためには、記録用紙の給送を開
始して転写位置に達するまでに、ポリゴンミラー34を
安定して回転させ、感光体に形成した潜像が転写位置に
来る必要がある。しかし、例えば搬送経路が短い場合や
高速な給送が行える場合などのように、記録用紙の給送
開始から転写位置に達するまでの時間が短いと、記録用
紙の給送開始と同時にポリゴンミラー34の回転を開始
したのでは、記録用紙が転写位置に達するまでにポリゴ
ンミラー34が安定しない場合も発生する。そのため、
ポリゴンミラー34の回転駆動を開始して安定するまで
の時間が記録用紙を給送して記録を開始するまでの時間
より長い場合には、予めポリゴンミラー34の回転を開
始しておく。これによって、実際に記録動作が開始され
るまでの時間を短縮することが可能になる。
【0034】逆に、ポリゴンミラー34の回転駆動を開
始して安定するまでの時間が記録用紙を給送して記録を
開始するまでの時間以下の場合には、記録用紙の給送開
始以後にポリゴンミラー34の回転を開始しても十分間
に合うので、予めポリゴンミラー34を回転しておく必
要がない。そのため、ここではポリゴンミラー34の回
転を開始せず、節電と、ポリゴンミラー34の回転系の
摩耗を防ぐ。
【0035】S47において、記録の開始を指示された
か否かを判定する。これまでの処理中に記録開始が指示
されている場合には、S51に進む。これまでの処理中
に記録が開始されていなければ、記録開始の指示がある
まで待つ。しかし、S46においてポリゴンミラー34
の回転を開始している場合、そのままポリゴンミラー3
4を回転させ続けることは、ポリゴンミラー34の回転
系を摩耗させることになり、好ましくない。そのため、
S48において所定時間が経過したか否かを判定し、所
定時間が経過した場合には、S49においてポリゴンミ
ラー34が回転中か否かを判定し、回転中の場合には、
S50においてポリゴンミラー34の回転を停止する。
【0036】記録開始の指示が行われると、S51にお
いてポリゴンミラー34の回転が既に開始されているか
否かを判定する。ポリゴンミラー34の回転が開始され
ていなければ、S52において、ポリゴンミラー34の
回転駆動を開始してから安定するまでの時間と、記録用
紙が給送されるまでの時間を比較し、記録用紙の給送時
間の方が長ければS53において記録用紙の給送を先に
開始する。S54において、記録用紙が所定位置まで給
送されるまで待ち、その後S55においてポリゴンミラ
ー34の回転を開始する。
【0037】ポリゴンミラー34の回転開始のタイミン
グは、ポリゴンミラー34の回転が安定して、感光体上
に形成した潜像が転写位置に来るまでに記録用紙が搬送
される距離以上、転写位置より上流に記録用紙が搬送さ
れた時点とすればよい。もちろん、記録用紙の先端部に
余白を形成する場合には、これよりも転写位置に近い位
置でポリゴンミラー34の回転を開始してもよい。ま
た、記録用紙が所定位置に達したことは、センサによっ
て検出してもよいし、あるいは、記録用紙の搬送時間な
どから推測してもよい。
【0038】これによって、ポリゴンミラー34の回転
駆動を最小限として、節電及び回転系の摩耗を防止する
とともに、ポリゴンミラー34の回転が安定して記録用
紙が給送されるタイミングを合わせることができる。な
お、定着ローラ37についても、予め所定温度となって
いるか、あるいはS44において定着ローラ37の加熱
完了までの時間が、この場合は記録用紙の給送時間とな
るまで加熱している。そのため、記録用紙が給送された
時点では定着ローラ37の加熱も終了しており、S59
において記録を行うことができる。
【0039】また、S52において、ポリゴンミラー3
4の回転駆動を開始してから安定するまでの時間と、記
録用紙が給送されるまでの時間を比較した結果、ポリゴ
ンミラー34の回転が安定するまでの時間の方が長けれ
ば、S56においてポリゴンミラー34の回転駆動を開
始する。S57において、ポリゴンミラー34の回転が
安定して記録が開始できるまでの残り時間が記録用紙の
給送時間となるまで待った後、S58において記録用紙
の給送を開始する。
【0040】これによって、ポリゴンミラー34の回転
が安定するタイミングと記録用紙が給送されるタイミン
グを合わせることができる。なお、定着ローラ37につ
いても、予め所定温度となっているか、あるいはS44
において定着ローラ37の加熱完了までの時間が、この
場合はポリゴンミラーの回転が安定する時間となるま
で、予め加熱している。そのため、記録を行う時点では
定着ローラ37の加熱も終了しており、S59において
記録を行うことができる。
【0041】さらに、S51において、記録開始の指示
を確認した時点でポリゴンミラー34が既に回転を開始
している場合には、S57において、ポリゴンミラー3
4の回転が安定して記録が開始できるまでの残り時間が
記録用紙の給送時間となるまで待った後、S58におい
て記録用紙の給送を開始し、S59において記録を行
う。もちろん、ポリゴンミラー34の回転が安定する直
前であったり、既に回転が安定している場合には、S5
7において待つことなく、S58においてすぐに記録用
紙の給送を開始することになる。この場合、ポリゴンミ
ラー34の回転開始から安定するまでの時間が記録用紙
の給送時間よりも長い場合でも、記録開始の指示を確認
した時点ですぐに記録用紙の給送を開始して記録を行う
ことができるので、実際に記録を開始するまでの時間を
短縮することができる。なおこの場合も、予め所定温度
となっているか、あるいは定着ローラ37はS44にお
いて定着ローラ37の加熱完了までの時間が、ポリゴン
ミラーの回転が安定する時間あるいは記録用紙の給送時
間となるまで予め加熱しているので、記録開始時点では
定着ローラ37の加熱は終了している。
【0042】上述の動作例において、例えば記録用紙の
給送時間がポリゴンミラー34の回転が安定するまでの
時間よりも短い場合を考える。この場合、記録動作の可
能性が発生した時点で定着ローラ37の加熱を開始し、
加熱完了までの時間がポリゴンミラー34の回転が安定
するまでの時間以内となるまで加熱する。そして、記録
開始の指示にかかわらず、ポリゴンミラー34の回転を
開始する。
【0043】また、定着ローラ37が既に所定温度であ
る場合や、定着ローラ37の温度が所定温度となるまで
の時間がポリゴンミラーの回転が安定するまでの時間よ
りも短い場合には、記録動作の可能性が発生した時点で
ポリゴンミラー34の回転を開始する。
【0044】その後、所定時間内に記録開始の指示がな
されると、ポリゴンミラー34は既に回転を開始してお
り、例えば安定して回転していればすぐに記録用紙の給
送を開始し、記録を行うことができる。記録開始の指示
を受けてからポリゴンミラー34の回転を開始すると、
ある程度、ポリゴンミラー34の回転が安定してからで
ないと記録用紙の給送を開始できず、記録動作がその分
だけ遅れる。しかし上述のように、本発明では記録開始
の指示とともに記録用紙の給送を開始し、記録を行うこ
とができるので、記録が行われるまでの時間を短縮する
ことができる。
【0045】また、記録開始の指示が行われる前にポリ
ゴンミラー34の回転を開始しても、実際に記録開始の
指示が行われなかったり、指示が行われるまでに長時間
を要している場合、そのままポリゴンミラー34の回転
を続けると、無駄に電力を消費するばかりか、ポリゴン
ミラー34の回転系が摩耗する。そのため、所定時間以
上、記録開始の指示が行われなかった場合には、ポリゴ
ンミラー34の回転を停止させる。この場合、記録開始
の指示があってから、ポリゴンミラー34の回転を開始
することになる。また、定着ローラ37についても、設
定時間以上の操作がない場合には節電モードに移行し、
記録動作の可能性が発生するとともに、加熱を開始する
ことになる。
【0046】図6は、本発明の記録装置の実施の一形態
を含む別の例を示すブロック図である。図中、22はイ
ンタフェースである。上述の図1に示した例では、本発
明の記録装置をファクシミリ装置に適用した例を示した
が、これに限らず、例えばNCU16およびモデム17
を設けずに通信機能を有しないコピー機として構成する
ことができる。さらには、図6に示すように、画像を記
録する機能のみの装置として構成することもできる。図
6に示す構成では、外部に接続された例えばコンピュー
タなどからインタフェース22を介して画像やデータが
入力される。このインタフェース22における記録すべ
き画像などのデータの受信を、記録動作開始の可能性が
発生したものとしてとらえ、図3、図4に示したような
動作を行うことができる。なお、インタフェース22
は、外部のコンピュータなどに直結される他、LANな
どに接続されていてもよい。本発明は、これらの他に
も、各種の構成に適用することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、予めポリゴンミラーの回転を開始するため、
ポリゴンミラーの回転が安定するまでの時間による記録
開始までの遅延時間を短縮することが可能である。ま
た、無駄にポリゴンミラーの回転を行わないため、消費
電力を低減するとともに、ポリゴンミラーを駆動するモ
ータ等の回転系の寿命を延ばすことができる、という効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の実施の一形態を含むファク
シミリ装置の一例を示すブロック図である。
【図2】一般的な記録装置における画像記録部分の一例
の構成図である。
【図3】本発明の記録装置の実施の一形態における記録
部15の動作開始時の制御の一例を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の記録装置の実施の一形態における記録
部15の動作開始時の制御の一例を示すフローチャート
(続き)である。
【図5】定着ローラの加熱時の温度変化の一例とポリゴ
ンミラーの回転が安定するまでの時間との関係の一例を
示すグラフである。
【図6】本発明の記録装置の実施の一形態を含む別の例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
11…主制御部、12…表示部、13…操作部、14…
読取部、15…記録部、16…NCU、17…モデム、
18…画像メモリ、19…RAM、20…ROM、21
…バス、22…インタフェース、31…感光体、32…
帯電器、33…光源、34…ポリゴンミラー、35…現
像器、36…転写ロール、37…定着ローラ、38…用
紙給送路、39…クリーナ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリゴンミラーを用いて感光体上に形成
    した潜像を現像後、給送手段により搬送される被記録媒
    体に転写する記録装置において、記録が開始される可能
    性が発生したと判定されると、選択されている被記録媒
    体の給送開始から転写位置に達するまでの時間が前記ポ
    リゴンミラーの回転開始から転写開始までの時間より短
    い場合は予め前記ポリゴンミラーの回転を開始し、それ
    以外の場合には前記被記録媒体の給送を先に開始する制
    御手段を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記ポリゴンミラーの
    回転を開始した後、所定時間経過しても記録開始の指示
    が得られないとき、前記ポリゴンミラーの回転を停止す
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
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