JP2002108137A - 電源投入後に立上制御を行う装置及びその立上制御方法並びにその立上制御プログラムを書き込んだ記憶媒体 - Google Patents

電源投入後に立上制御を行う装置及びその立上制御方法並びにその立上制御プログラムを書き込んだ記憶媒体

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JP2002108137A JP2000298826A JP2000298826A JP2002108137A JP 2002108137 A JP2002108137 A JP 2002108137A JP 2000298826 A JP2000298826 A JP 2000298826A JP 2000298826 A JP2000298826 A JP 2000298826A JP 2002108137 A JP2002108137 A JP 2002108137A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電源投入後に不揮発メモリを備え
た制御手段から別の制御手段に記憶データを転送してメ
モリ内に保持した後に装置の立上制御を行う場合に、短
時間の準備動作完了を可能にして、無駄な待ち時間のな
い使用開始を実現することを目的とする。 【解決手段】 メイン制御ユニット11の不揮発メモリ
16から記憶データを読み出してエンジン制御ユニット
21に転送しRAM24内に記憶保持して立上制御を開
始する場合に、時間の掛かる立上制御に使用する記憶デ
ータの優先順位を高く設定しておき、その優先順位に従
って記憶データの読出・転送を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源投入後に立上
制御を行う装置及びその立上制御方法並びにその立上制
御プログラムを書き込んだ記憶媒体に関し、詳しくは、
短時間に立上を完了可能にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種機能を備えた駆動装置で
は、操作部から入力された条件設定や、サービスマンに
より、また、工場出荷時に設定された機械上の調整値
を、CPUが読出・使用可能に不揮発メモリ内に書き込
み設定しておくのが一般的であり、また、備える機能を
実行する際の制御上の負担を分散するために、複数のC
PUを用いることも一般的に行われている。この種の装
置としては、例えば、特開平9−54525号公報に、
画像形成装置の一例が記載されている。
【0003】この種の装置は、電源投入後には直ちに装
置機能を実現する各ユニットを駆動可能にするために、
予め設定されている各種設定に従って装置内の各ユニッ
トの立上制御を開始するようになっており、複数のCP
Uを設けてユニット毎の制御を分散している場合には、
そのCPU毎に立上制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
にあっては、制御上の負担を複数のCPUで分担してい
る場合には、そのCPU毎に準備されているメモリ内か
ら各種データを読み出して立上制御を行うことになる
が、すべてのメモリを電源遮断後にもデータを保持可能
に高価な不揮発メモリにすると、コスト高となってしま
う。このため、操作部を含む装置全体を統括制御するC
PU用のメモリを不揮発メモリとして、電源投入後に、
その不揮発メモリ内に格納する各種データを読出して他
のCPUのメモリに転送し、そのデータ転送・保持が終
了した後に他のCPUが立上制御を実行するように工夫
することが考えられる。
【0005】しかしながら、電源投入後に他のCPU用
のメモリに記憶保持させるために転送するデータは、デ
ータ量が少ない装置では立上時間に対する影響はほとん
どなく問題にはならないが、装置が複雑化してくると調
整値などのデータも増えてその転送時間が駆動準備完了
時間を遅延させてしまうという問題になる。
【0006】また、転送すべきデータとしては、起動
(立上)に必要なデータと、起動には必要ないが実際に
動作する際には必要となるデータとがある。例えば、電
子写真複写機の定着ユニットの場合では、定着目標温度
は起動時には必要であるが、紙種毎に定着温度を異なら
せる場合の調整(目標)値は実際の複写動作を始める前
までに有ればよい。従来はこのような起動時には必要の
ないデータまで一緒に転送していたため、その分他のユ
ニットへのデータ転送開始が遅くなっていた。
【0007】そこで、本発明は、不揮発メモリを備えた
制御手段から別の制御手段に記憶データを転送してメモ
リ内に保持する場合でも、そのデータ転送を工夫するこ
とにより、短時間の立上完了を実現して、無駄な待ち時
間なく使用を開始可能な装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、第1および第2の制御部を有し、電源投入
時、第2の制御部が制御を司るユニットの起動に必要な
データを第1の制御部が有する不揮発性の第1の記憶手
段から第2の制御部が有する第2の記憶手段へ転送する
電子装置において、前記第1の制御部は、予め設定され
ている優先順位に従って前記データを前記第1の記憶手
段から順次読み出し前記第2の記憶手段へ転送すること
を特徴とし、
【0009】例えば、前記第1の制御部は装置全体を統
括制御し、前記第2の制御部は装置内の各ユニットを個
々に制御することを特徴とし(第2の発明)、
【0010】第1および第2の制御部を有し、電源投入
時、第2の制御部が制御を司るユニットの起動に必要な
データを第1の制御部が有する不揮発性の第1の記憶手
段から第2の制御部が有する第2の記憶手段へ転送する
電子装置の当該電源投入時の立上制御方法のときには、
前記第1の制御部は前記第1の記憶手段から前記データ
を予め設定されている優先順位に従って読み出して前記
第2の制御部に転送し、該第2の制御部は転送されてき
た前記データを前記第2の記憶手段に記憶保持させ、装
置内のユニット毎に、立上制御に必要な前記データの該
第2の記憶手段内への記憶保持に続けて該データに基づ
く当該ユニットの立上制御を行うことを特徴とし(第1
2の発明)、
【0011】第1および第2の制御部を有し、電源投入
時、第2の制御部が制御を司るユニットの起動に必要な
データを第1の制御部が有する不揮発性の第1の記憶手
段から第2の制御部が有する第2の記憶手段へ転送する
電子装置における、電源投入時の立上制御を実行する際
に使用するプログラムを書き込んで記憶させた記憶媒体
のときには、前記第1の制御部が前記第1の記憶手段か
ら前記データを予め設定されている優先順位に従って読
み出して前記第2の記憶手段に転送する処理と、前記第
2の制御部が転送されてきた前記データを前記第2の記
憶手段に記憶保持させる処理と、該第2の制御部が装置
内のユニットの立上制御に必要な前記データの前記第2
の記憶手段内への記憶保持に続けて前記データに基づく
当該ユニットの立上制御を行う処理と、を実行するため
のプログラムを読み出し可能に書き込み記憶されている
ことを特徴とするものである(第13の発明)。なお、
ここでいう記憶媒体とは、いわゆる記録媒体と同義であ
り、データを書き込み記録して保持(記憶)することの
できる例えば、メモリ、フロッピー(登録商標)ディス
ク、コンパクトディスク、ハードディスク装置などのい
ずれの媒体であってもよく、記憶部と同一の形式により
データを保持するものであってもよいことから、「記
憶」という文言を使用するものである。
【0012】この発明では、不揮発性の第1の記憶手段
内のデータが予め設定されている優先順位に従って第1
の制御部により読み出されて第2の制御部に転送され
て、その第2の記憶手段内に記憶保持されるとともに、
第2の制御部によるそのデータに基づく装置機能を実現
するユニットの立上制御が開始される。したがって、電
源投入後には、優先順位の高いデータを用いるユニット
の立上制御から開始することができる。
【0013】上記課題を解決する第3の発明は、上記第
1または2の発明の構成に加え、前記ユニットの立上制
御に必要な前記データの優先順位を高く設定することを
特徴とするものである。
【0014】この発明では、立上制御に必要なデータか
ら読出・転送されて立上制御が開始される。したがっ
て、立上完了後に必要なデータは後回しにして、その前
に行う立上制御に必要なデータから転送することがで
き、立上制御を電源投入後に直ちに開始することができ
る。
【0015】上記課題を解決する第4の発明は、上記第
1から3のいずれかの発明の構成に加え、前記ユニット
の立上完了までに時間の掛かる立上制御に必要な前記記
憶データほど優先順位を高く設定することを特徴とする
ものである。
【0016】この発明では、立上制御で時間の掛かるデ
ータから読出・転送されて立上制御が開始される。した
がって、時間の掛かる立上制御に必要なデータから転送
してその受取完了後に順次に立上制御を開始して並行処
理することができ、立上制御の完了までの時間をより短
縮することができる。
【0017】上記課題を解決する第5の発明は、上記第
1から4のいずれかの発明の構成に加え、前記データの
優先順位を前記ユニット単位に設定することを特徴とす
るものである。
【0018】この発明では、ユニット単位にデータが読
出・転送されて立上制御が開始される。したがって、時
間の掛かるユニットの立上制御に必要なデータから受け
取って、また、立上制御を開始するのに必要なデータの
すべてをユニット単位に受け取って、このデータの受取
完了後にそのユニットの立上制御を開始することがで
き、データの読出・転送を複雑にすることなく、ユニッ
ト単位に立上制御を開始することができる。
【0019】上記課題を解決する第6の発明は、上記第
1から5のいずれかの発明の構成に加え、前記データの
優先順位を手動入力に従って、または、設定条件に基づ
いて自動的に入れ替えることを特徴とするものである。
【0020】この発明では、データの転送をする優先順
位を、ユーザの事情などに応じて操作部から手動入力し
て入れ替えることができ、または、装置状態などの装置
条件が設定条件と比較されて自動的に入れ替えられる。
したがって、例えば、装置機能の一部をもっぱら利用す
る場合には、その機能を実現するユニットの立上制御か
ら優先して開始することができ、また、装置状態により
変化する立上時間に応じて優先して開始する立上制御を
切り替えることができる。なお、この手動入替または自
動入替の一方のみを実行可能にしてもよく、また、双方
のうちから一方を選択実行可能に構成してもよいことは
いうまでもない。
【0021】上記課題を解決する第7の発明は、上記第
1から6のいずれかの発明の構成に加え、セットされた
原稿から画像を読み取る画像読取機能を実現する前記ユ
ニットを備え、当該原稿画像の読取を開始するのに必要
な前記データを前記第1の記憶手段から読み出して前記
第2の記憶手段に転送することを特徴とするものであ
る。
【0022】この発明では、画像読取装置において、上
記発明を実現することができ、迅速に立上制御を行うこ
とができる。例えば、初期設定等の立上制御時に使用す
るデータなどの優先順位を高く設定して、電源投入後に
まず読取・転送することにより、立上制御を迅速に開始
することができ、読取開始前に設定すればよい走査時に
使用するデータなどはその立上制御中に読取転送をする
ことができる。したがって、電源投入から、無駄な待ち
時間なく、使用可能な状態に立ち上げることができる。
【0023】上記課題を解決する第8の発明は、上記第
1から7のいずれかの発明の構成に加え、用紙に画像を
記録形成する画像形成機能を実現する前記ユニットを備
え、当該画像の記録形成を開始するのに必要な前記デー
タを前記第1の記憶手段から読み出して前記第2の記憶
手段に転送することを特徴とするものである。
【0024】この発明では、画像形成装置において、複
写機やファクシミリ装置などのように画像読取機能を実
現するユニットを備える場合には、上記発明を実現する
ことができ、迅速に立上制御を行うことができる。例え
ば、初期設定等の立上制御時に使用するデータなどの優
先順位を高く設定して、電源投入後にまず読取・転送す
ることにより、立上制御を迅速に開始することができ、
画像の記録形成時に使用するデータなどはその立上制御
中に読取転送をすることができる。したがって、電源投
入から、無駄な待ち時間なく、使用可能な状態に立ち上
げることができる。
【0025】上記課題を解決する第9の発明は、上記第
8の発明の構成に加え、前記画像形成機能を実行する前
記ユニットとして、用紙に記録した画像を定着温度に加
熱することにより定着させる定着ユニットを備え、前記
データの優先順位を該定着ユニットの温度に基づいて自
動的に入れ替えることを特徴とするものである。
【0026】この発明では、用紙に記録形成した画像を
加熱して定着させる定着ユニットを備える画像形成装置
において、電源投入時の定着ユニットの温度に応じて読
出・転送するデータの優先順位が自動切替される。ここ
で、定着ユニットを室温から目標温度に昇温するのには
時間が掛かるために、定着ユニットの立上制御をするた
めのデータの読出・転送をする優先順位は最上位に設定
されるが、電源を遮断された後に間隔を空けずに電源が
再投入されたときなどには、定着ユニットは高温状態に
あって、あまり時間を掛けずに目標温度に昇温すること
が可能である。したがって、定着ユニットの温度に応じ
て、その定着ユニットの立上制御をするためのデータの
読出・転送をする優先順位を自動切替して、装置状態に
応じた優先順位で立上制御を行うことができ、電源投入
から、無駄な時間なく、使用可能な状態に立ち上げるこ
とができる。
【0027】上記課題を解決する第10の発明は、上記
第9の発明の構成に加え、前記定着ユニットが予め設定
されている設定温度以下の場合には、当該定着ユニット
を立上制御するのに必要な前記データの優先順位を高く
することを特徴とするものである。
【0028】この発明では、画像形成装置の定着ユニッ
トが設定温度以下の場合に、その定着ユニットの立上制
御に必要なデータの読出・転送をする優先順位が高く自
動設定される。すなわち、定着ユニットが目標温度に昇
温するのに時間の掛かる設定温度以下のときには、その
立上制御をするためのデータの読出・転送をする優先順
位が最上位に設定される。したがって、電源投入から、
無駄な時間なく、使用可能な状態に立ち上げることがで
きる。
【0029】上記課題を解決する第11の発明は、上記
第10の発明の構成に加え、前記設定温度を変更可能に
したことを特徴とするものである。
【0030】この発明では、定着ユニットの立上制御に
どの程度時間が掛かるかを判断するための設定温度を操
作部などから入力して変更することができる。したがっ
て、設置環境やユーザの事情に応じて優先順位を入れ替
えることができ、最適な立上制御で使用可能な状態に立
ち上げることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図8は本発明に係る記憶媒体に書き込ん
だ立上制御プログラムに従って電源投入後の立上制御方
法を実行する装置の第1実施形態を示す図である。
【0032】図1において、10はスキャナ(画像読
取)装置100を画像形成装置300に搭載した複写機
であり、この複写機10は、図2に示す操作部30から
の入力指示に応じて図3に示す制御ユニット11、21
が制御プログラムに従って装置各部を駆動制御すること
により、スキャナ装置100の読み取った画像データを
搬送転写紙(用紙)Pに記録形成して原稿をコピーする
ことができる。
【0033】スキャナ装置100は、操作部30に配置
されたプリントスタートキー34を押下されると、自動
原稿送り装置200が、画像面を上にして原稿台201
にセットされた原稿束の最下の原稿から分離給送ローラ
対(正逆駆動ローラ対)202により1枚づつに分離・
給送して、給送ベルト203によりコンタクトガラス1
01上の所定の位置に給送・停止し、原稿画像の読取終
了後には、その原稿を給送ベルト203によりコンタク
トガラス101上から搬出して排送ローラ対(駆動ロー
ラおよび従動ローラ)204により排紙台205上に排
出するようになっている。そして、原稿セット検知セン
サ206が原稿台201上の次原稿のセットを検知して
いる場合には、前原稿と同様に、コンタクトガラス10
1上への給送・排出を継続する。なお、分離給送ローラ
対202、給送ベルト203および排送ローラ204は
不図示のモータによって駆動される。
【0034】このスキャナ装置100は、走査光学系の
読取ユニットによりコンタクトガラス101上に載置さ
れた原稿から画像を読み取るようになっており、露光ラ
ンプ102が露光する原稿画像からの反射光を第1〜第
3ミラー103〜105により反射してレンズ106を
介してCCDイメージセンサ107に導光することによ
って光電変換した画像データを読み取ることができる。
この読取ユニットは、露光ランプ102と第1ミラー1
03を不図示の第1キャリッジ上に固定する一方、第2
ミラー104と第3ミラー105を不図示の第2キャリ
ッジ上に固定して、原稿画像の読取時には、光路長が変
わらないように、不図示のスキャナ駆動モータにより第
1キャリッジと第2キャリッジとを2対1の相対速度で
機械的に走行させるようになっている。
【0035】画像形成装置300は、第1トレイ30
1、第2トレイ302、第3トレイ303にそれぞれに
異なるサイズの転写紙Pを積載して、その転写紙Pは、
呼出コロ304が送り出して分離給紙ローラ対305に
より1枚づつ分離し下流へと給紙するようになってお
り、この後には、転写紙Pは、駆動ローラ306と従動
ローラ307からなる複数の搬送ローラ対により形成さ
れる搬送経路Rを搬送して、感光体308に書込形成さ
れた後述するトナー画像を転写するように搬送ベルト3
09との間(転写部)で挟持搬送する。この転写紙P
は、スキャナ装置100による読取画像を転写・記録し
た後には、目標温度に加熱されている定着ローラ対(定
着ユニット)310が受け取って挟持搬送することによ
り記録した画像を定着させて、搬送ローラ対311から
排紙ローラ対312へと受け渡して排紙トレイ313上
に排紙し積載するようになっている。この搬送ローラ対
311の搬出する転写紙Pは、分岐爪314により反転
させるように案内してスイッチバックさせた後に、再
度、感光体308と搬送ベルト309との間の転写部に
給紙することにより、転写紙Pの両面に画像を記録形成
することができるようになっている。
【0036】この画像形成装置300は、スキャナ装置
100による読取画像データに基づいてレーザ出力ユニ
ット320から出射したレーザ光を結像レンズ321に
より集光してミラー322により折り返し感光体308
の外周面上に照射・結像することによって、その感光体
308上に静電潜像(電位分布)を形成するようになっ
ており、感光体308に形成した静電潜像を現像ローラ
323によりトナー現像して顕像化した後に、感光体3
08の回転と等速で駆動する搬送ベルト309との間の
転写部で搬送する転写紙Pにそのトナー像を転写するよ
うになっている。なお、レーザ出力ユニット320は、
レーザ光源であるレーザダイオードとモータによって高
速・定速回転してレーザ光を偏光走査する回転多面鏡
(ポリゴンミラー)を内蔵しており、感光体308の回
転に同期するように偏光されたレーザ光は、感光体30
8の回転方向(副走査方向)に対して直行方向(主走査
方向)にライン単位に走査することによりその感光体3
08を露光し静電潜像を形成する。このレーザ光の照射
と感光体308の回転との同期は、感光体308の一端
側近傍に配置した不図示のビームセンサにレーザ光を照
射するように設定して主走査同期信号を発生するように
なっており、この主走査同期信号をもとに主走査方向の
画像記録開始タイミングの制御信号等を生成するように
なっている。
【0037】これらスキャナ装置100および画像形成
装置300の動作を入力指示する操作部30は、図2に
示すように、液晶タッチパネル31、テンキー32、ク
リア/ストップキー33、プリントスタートキー34お
よびモードクリアキー35を配設されており、液晶タッ
チパネル31には、各種機能キー37を配置されている
とともに、コピーの部数38や「コピーできます」、
「お待ちください」等のメッセージを報知するメッセー
ジ領域39などが表示(配置)されて、オペレータ(ユ
ーザやサービスマン)によりタッチされた表示キーを白
黒反転することにより選択を示し、その選択機能の詳細
(例えば、変倍であれは変倍値等)を入力指定する必要
があるときには、詳細機能の設定画面を表示するように
なっている。なお、この液晶タッチパネル31は、ドッ
ト表示器を使用しているためにそのときに最適な表示を
グラフィカルに行うことができ、機能キーとしては、画
像濃度を自動的に調整する自動濃度キー、転写紙Pを自
動的に選択する自動用紙選択キー、コピーを一部ずつペ
ージ順に揃える処理を指定するソートキー、コピーをペ
ージ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー、倍率
を等倍にセットする等倍キー、拡大/縮小倍率をセット
する変倍キー、両面モードを設定する両面キー、とじ代
モード等を設定する消去/移動キーなどが準備されてい
る。また、操作部30内に配置されている初期設定キー
36は、入力操作されて変更された駆動条件等を、例え
ば、出荷時に設定されているデフォルトの駆動条件に戻
す際に押下するため入力キーである。
【0038】また、これらスキャナ装置100および画
像形成装置300を制御する制御手段は、図3に示すよ
うに、装置全体を統括制御するメイン制御ユニット(中
央制御ユニット)11と装置各部が機能するように駆動
制御するエンジン制御ユニット(駆動制御ユニット)2
1とに分割されて制御上の実行負担を分散するようにな
っており、これら制御ユニット11、21のそれぞれの
CPU(制御部)12、22が、ROM(記憶媒体)1
3、23内に書き込まれている制御プログラムに従って
動作する上で必要なデータの記憶保持領域(ワークエリ
ア)としてRAM14、24を使用しつつ制御信号を装
置各部に出力する。なお、ROM13、23内の制御プ
ログラムは、外部接続した記憶媒体内に書き込まれてい
る制御プログラムをダウンロードして書換・更新可能に
構成してもよいことは言うまでもない。
【0039】このメイン制御ユニット11は、IOポー
ト15を介して操作部30を接続されるとともにパラメ
ータ等の予め設定されるデータを不揮発に記憶保持する
不揮発メモリ(第1の記憶手段)16を配設されてお
り、操作部30からのユーザ等による入力指示および不
揮発メモリ16内の記憶データに基づいてCPU12が
ROM13内に格納する制御プログラムを実行する。一
方、エンジン制御ユニット21は、IOポート25を介
してスキャナ装置100や画像形成装置300に配置さ
れているモータ(MT)およびクラッチ(CL)や定着
制御用のヒータ(HT)およびサーミスタ(TH)等を
接続されており、動作するために必要なパラメータ等の
データは、不揮発メモリ16と別個の不揮発メモリ内に
準備するのではなく、また、不揮発メモリ16内の記憶
データにはCPU12のみがアクセスを許容されていて
CPU22はアクセスできないことから、電源投入後
に、メイン制御ユニット11のCPU12が不揮発メモ
リ16内から予め設定されている優先順位に従って読出
・転送してくるのを、CPU22が受け取ってRAM
(揮発性の第2の記憶手段)24内に記憶保持させた後
に、ROM23内に格納する制御プログラムに従って、
後述する図6〜図8に示す立上制御等を開始し、また、
複写機として装置各部の機能を制御するようになってい
る。
【0040】ここで、不揮発メモリ16内には、操作部
30から入力指示された紙サイズや排紙トレイの選択な
どの各種設定や、工場における装置の組付時の調整値
(紙と画像位置の調整等)や、サービスマンによるユー
ザや設置環境等に応じた設定等を、予め設定されている
記憶データとして電源のON/OFFに拘わらず保持す
る。この不揮発メモリ16内から読み出してエンジン制
御ユニット21に転送する記憶データとしては、例え
ば、図4に示すように、電源投入時に画像読取・形成可
能な状態に立ち上げる準備動作を開始するのに必要な調
整値等の第1群データや、コピー動作開始時に必要な調
整値等の第2群データがあり、それぞれの電源投入時に
読出・転送する優先順位は、操作部30の初期設定キー
36を押下することにより初期設定モードに入って優先
順位の変更指示と共にテンキー入力をすることによって
不揮発メモリ16内に書き込んで変更することができる
ようになっている。
【0041】そして、メイン制御ユニット11のCPU
12は、図5に示すように、ROM13内の制御プログ
ラムに従って、電源投入に伴い変数iをリセットした後
に(ステップS1)、その変数iをインクリメントした
i番目の優先順位を設定されている不揮発メモリ16内
のデータを読み出してCPU22のRAM24内に記憶
保持させるように転送し(ステップS2、S3)、CP
U22の制御に必要な全データの転送が完了するまでス
テップS2に戻って同様の処理を繰り返すようになって
おり(ステップS4)、ここでは、図4に示す立上制御
(準備動作)で必要な第1群データのなかで優先順位を
高く設定されている記憶データから、装置各部のユニッ
ト単位に定着制御用データ、トナー濃度制御用データ、
スキャナ制御用データ、その他準備動作に必要なデータ
へと順次に読み出してエンジン制御ユニット21に転送
し、その転送完了後に続けて、第2群データや転写紙P
に対する画像位置調整データやその他の画像形成時に必
要な記憶データの読出・転送を実行することになる。こ
れに対して、エンジン制御ユニット21のCPU22
は、ユニット単位の立上制御に必要な第1群データのす
べてを受け取ってRAM24内に記憶保持させた後に、
その第1群データを用いる装置各部の立上制御をユニッ
ト単位に開始するようになっている。なお、図4に示す
記憶データは、制御動作時に使用する記憶データの一例
を示すものであり、これに限るものではないことは言う
までもない。また、記憶データを読出・転送する優先順
位は、立上制御に必要な記憶データを先に転送して時分
割処理等によって並列処理可能に準備動作を開始し、こ
れをユニット単位に繰り返した後に、画像形成時に必要
な記憶データの転送をするように設定すると共に、立上
制御に必要な記憶データの中でも、立上完了までに最も
時間の掛かる定着ローラ対310の昇温制御用データの
優先順位を1番目に設定し、次いで、時間の掛かるトナ
ー濃度の調整制御用データの優先順位を2番目に設定
し、その次に、時間の掛かるスキャン(原稿画像の読
取)の自動調整用データの優先順位を3番目に設定して
いるが、これに限るものではないことは言うまでもな
く、装置によって立上制御が完了するまでに掛かる時間
が異なる場合もあるので、装置能力に応じて設定すれば
よい。
【0042】具体的には、電源が投入されると、メイン
制御ユニット11では、図4において、立上制御に掛か
る時間が最も長く優先順位を最も高く設定されている定
着制御用の記憶データの読出・転送から開始される一
方、エンジン制御ユニット21では、図6〜図8に示す
ように、電源投入後には、メイン制御ユニット11から
転送されてくる第1群データの受信を装置各部の各ユニ
ット毎に完了した後に、時分割処理等によって、その各
ユニット毎の記憶データに基づく立上制御を並行して行
うとともに、この第1群データの後に読出・転送されて
くる第2群データに基づく制御を並行して行うようにな
っている。
【0043】すなわち、エンジン制御ユニット21は、
まず、図6に示すように、メイン制御ユニット11から
転送されてくる定着制御用の第1群データを受信してR
AM24内への記憶保持を完了すると(ステップP1
1、P12)、図4における定着制御で用いる第1群デ
ータを使用して、定着ローラ対310を駆動可能に昇温
するなどの立上制御を行った後に(ステップP13)、
第1群データに続いて優先順位に従って転送されてきて
記憶保持した定着制御用の第2群データを使用してコピ
ー動作を開始するまでに準備しておく立上後の準備動作
を実行して(ステップP14)、これら立上制御を終了
した後には待機する。ここで、定着制御用の記憶データ
は、第1群データとしては、立上を禁止する未解除のサ
ービスマンコール(SC)の有無、定着ローラ対310
を昇温するヒータ制御方式、定着ローラ対310を普通
紙の転写紙用に昇温する目標温度などが設定され、第2
群データとしては、転写紙として普通紙以外の種別を選
択されたときの定着ローラ対310の目標温度、定着ロ
ーラ対310の温度が環境温度などの要因により低下し
た場合にコピースピード(CPM)をダウンさせるか否
かを判断する設定温度、そのコピースピードをダウンさ
せる必要が生じたときの設定スピードなどが挙げられ
る。
【0044】次いで、図7に示すように、メイン制御ユ
ニット11から定着制御用の第1群データに続けて転送
されてくるトナー濃度制御用の第1群データを受信して
RAM24内への記憶保持を完了すると(ステップP2
1、P22)、図4におけるプロセス周りの制御で用い
る第1群データを使用して、感光体308によるトナー
濃度を一定にした画像形成を可能に立ち上げる制御(校
正・調整)動作を行った後に(ステップP23)、第1
群データに続いて優先順位に従って転送されてきて記憶
保持したトナー濃度制御用の第2群データを使用してコ
ピー動作を開始するまでに準備しておく立上後の制御動
作を実行して(ステップP24)、これら立上制御を終
了した後には待機する。ここで、トナー濃度一定にする
ためのプロセス周りの制御用の記憶データは、第1群デ
ータとしては、感光体308の帯電を検知する電位セン
サの校正目標値、キャリアに対するトナー量を検出する
Tセンサや感光体308上のトナーの付着量を検出する
Pセンサの出力の前回調整値(調整幅を少なくして調整
時間を短くするために使用する先の駆動時に用いた調整
値)、感光体308の不図示の帯電器や現像ローラ32
3のバイアスの前回調整値、感光体308に書き込むレ
ーザ光を出射するレーザダイオード(LD)の光量の目
標値や前回調整値などが設定され、第2群データとして
は、Tセンサ・Pセンサの検出結果に基づくトナーの補
給制御または記録する画素数をカウントしてのトナーの
補給制御のいずれかを採用するトナー補給モードの設
定、トナーの補給量を調整するための能力設定、感光体
308上にPセンサによるトナーの付着量を検出するた
めのPパターンの作成間隔の設定などが挙げられる。
【0045】次いで、図8に示すように、メイン制御ユ
ニット11からトナー濃度制御用データに続けて転送さ
れてくるスキャナ制御用の第1群データを受信してRA
M24内への記憶保持を完了すると(ステップP31、
P32)、図4におけるスキャナ装置100の制御で用
いる第1群データを使用して、原稿画像を安定して読取
可能に立ち上げる制御動作(自動調整)を行った後に
(ステップP33)、第1群データに続いて優先順位に
従って転送されてきて記憶保持したスキャナ制御用の第
2群データを使用してコピー動作を開始するまでに準備
しておく立上後の読取制御動作を実行して(ステップP
34)、この立上制御を終了した後には待機する。ここ
で、原稿画像の読取を一定にするためのスキャナ制御用
の記憶データは、第1群データとしては、基準白板によ
る反射光の濃度の目標値、白基準の前回調整値、黒基準
の前回調整値などが設定され、第2群データとしては、
原稿画像を読み取る際の主・副走査レジストの調整値な
どが挙げられる。
【0046】この後に、エンジン制御ユニット21は、
メイン制御ユニット11から同様に転送されてくる、そ
の他の立上制御の準備動作に必要なデータの処理を行う
とともに、その立上制御用データに続けて転送されてく
る、感光体308上にレーザ光を照射するための主・副
走査レジスト調整値や感光体308上のトナー像を転写
するための紙搬送タイミング調整値等の画像位置調整デ
ータやその他の画像形成時に必要なデータの処理を行っ
て、この立上制御を終了した後には待機する。
【0047】したがって、電源投入後には、最も時間の
掛かる定着ローラ対310の立上制御から開始すること
ができ、この定着ローラ対310の立上制御と並行し
て、時分割処理などにより、他の立上制御を順次に開始
して、無駄な待ち時間なく、迅速に準備動作を完了する
ことができる。
【0048】このように本実施形態においては、制御負
担を軽減するためにメイン制御ユニット11とエンジン
制御ユニット21とを備えて、コスト高になることを回
避するために制御に必要なデータをメイン制御ユニット
11の不揮発メモリ16内に記憶保持させてエンジン制
御ユニット21には電源投入後に転送する構成であって
も、複雑な立上制御に必要なデータを、優先順位を最も
高く設定した準備動作に時間の掛かる定着ローラ対31
0用のものから順次に転送して、迅速に使用可能に立ち
上げることができる。したがって、電源投入から無駄な
待ち時間なく複写機10の使用を開始することができ
る。
【0049】また、本実施形態の他の態様としては、本
実施形態では、図4に示すように、各ユニット毎の第1
群データと第2群データを別個に優先順位を設定して読
出・転送を実行する場合を説明するが、これに限らず、
各ユニット毎に、まず、第1群データを読出・転送した
後に、続けて同一ユニットの第2群データを連続して読
出・転送するようにしてもよいことはいうまでもない。
【0050】次に、図9〜図13は本発明に係る記憶媒
体に書き込んだ立上制御プログラムに従って電源投入後
の立上制御方法を実行する装置の第2実施形態を示す図
である。なお、本実施形態は上述実施形態と略同様に構
成されているので、図1〜図4を流用して、同様な構成
には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
【0051】図1〜図4において、複写機10は、スキ
ャナ装置100および画像形成装置300を備えて、電
源を投入されると、制御ユニット11、21のCPU1
2、22がROM13、23内の制御プログラムに従う
やり取りにより不揮発メモリ16内に保持する優先順位
の高い記憶データから読出・転送を行って順次に準備動
作を開始する立上制御方法を実行するようになってお
り、画像形成装置300に配置されている定着ローラ対
310は、図9に示すように昇温して目標温度Haに維
持することになるが、電源を遮断してからあまり時間が
たたずに電源を再投入すると、その温度はあまり低下し
ていない状態にあって目標温度Haに昇温する準備時間
は短く済むことから、本実施形態では、メイン制御ユニ
ット11が不揮発メモリ16内からエンジン制御ユニッ
ト21に読出・転送する優先順位を定着ローラ対310
の温度に応じて入れ替えることができるようになってい
る。
【0052】具体的には、スキャナ装置100を立上制
御する際の自動調整に要する時間はTs秒と常に一定
で、また、画像形成装置300におけるトナー濃度を一
定に保つためのプロセス周りの各種センサ校正や調整に
要する時間もTp秒と常に一定であることから、定着ロ
ーラ対310を目標温度Haまで昇温するのに掛かる時
間Thを、0℃からHa℃まで昇温するのにTh1秒、H
c℃からHa℃まで昇温するのにTh2秒、Hb℃から
Ha℃まで昇温するのにTh3秒掛かるものとして、こ
れらをTh3<Tp<Th2<Ts<Th1の関係にな
るようにHb、Hcを定めておき、図10に示すよう
に、電源投入時にエンジン制御ユニット21のCPU2
2がROM23に格納されたプログラムに従って定着ロ
ーラ対310の温度をチェックして、それぞれの準備時
間Th1、Th2、Th3、Tp、Tsに応じて不揮発
メモリ16内の記憶データの優先順位を決定し、メイン
制御ユニット11にその優先順位順に不揮発メモリ16
内の記憶データの転送要求を出すようになっている。
【0053】すなわち、エンジン制御ユニット21のC
PU22が、電源投入時に、定着ローラ対310の温度
<Hcのときには(ステップP101)、上述実施形態
と同様に、定着温度制御に必要なデータ→トナー濃度制
御に必要なデータ→スキャナ自動調整に必要なデータの
優先順位のままエンジン制御ユニット21からメイン制
御ユニット11に記憶データの転送要求を出すことによ
り(ステップP111)、メイン制御ユニット11のC
PU12が、この転送要求に従って、図11に示すよう
に、上述実施形態における定着制御用データ転送(ステ
ップP112)、トナー濃度制御用データ転送(ステッ
プP113)、スキャナ制御用データ転送(ステップP
114)を順次に実行し、この後にも同様に、その他準
備動作に必要なデータの転送(ステップP115)、画
像位置調整データやその他の画像形成時に必要な記憶デ
ータの転送(ステップP116、P117)を実行す
る。
【0054】そして、これらの転送データを受け取った
エンジン制御ユニット21のCPU22は、上述実施形
態におけるステップP11〜P14の定着制御用データ
に基づく立上制御、ステップP21〜P24のトナー濃
度制御用データに基づく立上制御、ステップP31〜P
34のスキャナ制御用データに基づく立上制御を、それ
ぞれのデータ受信の完了後に順次に開始して、時分割処
理などにより並行して処理するとともに、同様に、その
他準備動作に必要なデータ、画像位置調整データやその
他の画像形成時に必要な記憶データに基づく立上制御を
実行する。
【0055】また、エンジン制御ユニット21のCPU
22は、電源投入時に、Hc≦定着ローラ対310の温
度<Hbのときには(ステップP101、P102)、
トナー濃度制御に必要なデータ→定着温度制御に必要な
データ→スキャナ自動調整に必要なデータの優先順位で
エンジン制御ユニット21からメイン制御ユニット11
に記憶データの転送要求を出すことにより(ステップP
121)、メイン制御ユニット11のCPU12が、こ
の転送要求に従って、図12に示すように、上述実施形
態におけるトナー濃度制御用データ転送(ステップP1
22)、定着制御用データ転送(ステップP123)、
スキャナ制御用データ転送(ステップP124)を順次
に実行し、この後にも同様に、その他準備動作に必要な
データの転送(ステップP125)、画像位置調整デー
タやその他の画像形成時に必要な記憶データの転送(ス
テップP126、P127)を実行する。
【0056】そして、これらの転送データを受け取った
エンジン制御ユニット21のCPU22は、上述実施形
態におけるステップP21〜P24のトナー濃度制御用
データに基づく立上制御、ステップP11〜P14の定
着制御用データに基づく立上制御、ステップP31〜P
34のスキャナ制御用データに基づく立上制御を、それ
ぞれのデータ受信の完了後に順次に開始して、時分割処
理などにより並行して処理するとともに、同様に、その
他準備動作に必要なデータ、画像位置調整データやその
他の画像形成時に必要な記憶データに基づく立上制御を
実行する。
【0057】さらに、エンジン制御ユニット21のCP
U22は、電源投入時に、Hb≦定着ローラ対310の
温度のときには(ステップP101、P102)、トナ
ー濃度制御に必要なデータ→スキャナ自動調整に必要な
データ→定着温度制御に必要なデータの優先順位でエン
ジン制御ユニット21からメイン制御ユニット11に記
憶データの転送要求を出すことにより(ステップP13
1)、メイン制御ユニット11のCPU12が、この転
送要求に従って、図13に示すように、上述実施形態に
おけるトナー濃度制御用データ転送(ステップP13
2)、スキャナ制御用データ転送(ステップP13
3)、定着制御用データ転送(ステップP134)を順
次に実行し、この後にも同様に、その他準備動作に必要
なデータの転送(ステップP135)、画像位置調整デ
ータやその他の画像形成時に必要な記憶データの転送
(ステップP136、P137)を実行する。
【0058】そして、これらの転送データを受け取った
エンジン制御ユニット21のCPU22は、上述実施形
態におけるステップP21〜P24のトナー濃度制御用
データに基づく立上制御、ステップP31〜P34のス
キャナ制御用データに基づく立上制御、ステップP11
〜P14の定着制御用データに基づく立上制御を、それ
ぞれのデータ受信の完了後に順次に開始して、時分割処
理などにより並行して処理するとともに、同様に、その
他準備動作に必要なデータ、画像位置調整データやその
他の画像形成時に必要な記憶データに基づく立上制御を
実行する。
【0059】したがって、電源投入後には、最も時間の
掛かる立上制御から順次に開始することができ、無駄な
待ち時間なく迅速に準備動作を完了することができる。
【0060】ここで、前記の温度Hb、Hcは本来、装
置毎に定まった値としてROM23に記憶させておくべ
きであるが、定着ユニットが目標温度に達するまでに要
する時間には、その定着ローラ対310や内蔵ヒータな
どによって個体差があるため、これらの温度を調整可能
としておくことが望ましい。この場合、その調整作業自
体は操作部30から初期設定キー36を押すことによっ
て入る初期設定モードで各温度を入力し、それを不揮発
メモリ16に書き込むことにより行うことができる。こ
のときには、電源投入後、図10の処理を実行する前に
まず、設定されたHb、Hcの値を不揮発メモリ16か
らRAM24へ転送しておく必要がある。すなわち、電
源投入後まずCPU12の処理として不揮発メモリ16
からHb、Hcの値を読み出してRAM24への転送を
行い、転送完了後CPU22の処理として図10の処理
を行うようにすればよい。
【0061】このように本実施形態においては、上述実
施形態による作用効果に加えて、定着ローラ対310の
温度(装置状態)に応じて、メイン制御ユニット11の
不揮発メモリ16内から読み出してエンジン制御ユニッ
ト21に転送する優先順位を自動的に入れ替えるので、
装置状態に応じた立上制御を迅速に行うことができる。
したがって、電源を再投入した場合などでも無駄な待ち
時間なく複写機10の使用を開始することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、第1の制御部用の不揮
発性の第1の記憶手段内に記憶保持するデータを、例え
ば、立上制御の必要性あるいは立上完了までに掛かる時
間またはユニット単位などに応じて予め設定されている
優先順位に従って第2の制御部用の第2の記憶手段内に
読出・転送することにより、電源投入後に効率よく立上
制御を開始して使用可能な状態にすることができ、その
優先順位の設定をユーザや装置状態などに応じて手動入
力または自動入替することにより、所望の装置機能から
快適に立ち上げることができる。
【0063】したがって、電源投入から立上完了までに
無駄な待ち時間が生じてストレスを与えてしまうことな
く、画像読取装置や画像形成装置などの備える機能を使
用可能に立ち上げることができ、快適に使用を開始する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記憶媒体に書き込んだ立上制御プ
ログラムに従って電源投入後の立上制御方法を実行する
装置の第1実施形態を示す図であり、その装置の基本構
成を示す正面透視図である。
【図2】その操作部を示す平面図である。
【図3】その要部構成を示すブロック図である。
【図4】その立上制御で使用するデータの一例を示す一
覧表である。
【図5】その立上制御における処理を説明するフローチ
ャートである。
【図6】その立上制御を説明するフローチャートであ
る。
【図7】その立上制御を説明するフローチャートであ
る。
【図8】その立上制御を説明するフローチャートであ
る。
【図9】本発明に係る記憶媒体に書き込んだ立上制御プ
ログラムに従って電源投入後の立上制御方法を実行する
装置の第2実施形態を示す図であり、その装置状態を説
明するグラフである。
【図10】その立上制御を説明するフローチャートであ
る。
【図11】その立上制御を説明するフローチャートであ
る。
【図12】その立上制御を説明するフローチャートであ
る。
【図13】その続く立上制御を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
10 複写機 11 メイン制御ユニット 12、22 CPU 13、23 ROM 14、24 RAM 15、25 IOポート 16 不揮発メモリ 21 エンジン制御ユニット 30 操作部 100 スキャナ装置 101 コンタクトガラス 102 露光ランプ 107 CCDイメージセンサ 200 自動原稿送り装置 300 画像形成装置 308 感光体 310 定着ローラ対 320 レーザ出力ユニット
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ06 HH03 HJ10 HK08 HK11 HN02 HN15 2H027 DA12 ED25 EE07 EE08 EE10 EF01 EJ08 ZA07 2H033 AA30 CA02 CA03 CA27 5B076 BB16 5C062 AA05 AB02 AB17 AB20 AB22 AB23 AB41 AB43 AB46 AB49 AC43 AE15 AF06 BA00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2の制御部を有し、電源投入
    時、第2の制御部が制御を司るユニットの起動に必要な
    データを第1の制御部が有する不揮発性の第1の記憶手
    段から第2の制御部が有する第2の記憶手段へ転送する
    電子装置において、 前記第1の制御部は、予め設定されている優先順位に従
    って前記データを前記第1の記憶手段から順次読み出し
    前記第2の記憶手段へ転送することを特徴とする電子装
    置。
  2. 【請求項2】前記第1の制御部は装置全体を統括制御
    し、前記第2の制御部は装置内の各ユニットを個々に制
    御することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 【請求項3】前記ユニットの立上制御に必要な前記デー
    タの優先順位を高く設定することを特徴とする請求項1
    または2に記載の電子装置。
  4. 【請求項4】前記ユニットの立上完了までに時間の掛か
    る立上制御に必要な前記データほど優先順位を高く設定
    することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の電子装置。
  5. 【請求項5】前記データの優先順位を前記ユニット単位
    に設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか
    に記載の電子装置。
  6. 【請求項6】前記データの優先順位を手動入力に従っ
    て、または、設定条件に基づいて自動的に入れ替えるこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子
    装置。
  7. 【請求項7】セットされた原稿から画像を読み取る画像
    読取機能を実現する前記ユニットを備え、 当該原稿画像の読取を開始するのに必要な前記データを
    前記第1の記憶手段から読み出して前記第2の記憶手段
    に転送することを特徴とする請求項1から6のいずれか
    に記載の電子装置。
  8. 【請求項8】用紙に画像を記録形成する画像形成機能を
    実現する前記ユニットを備え、 当該画像の記録形成を開始するのに必要な前記データを
    前記第1の記憶手段から読み出して前記第2の記憶手段
    に転送することを特徴とする請求項1から7のいずれか
    に記載の電子装置。
  9. 【請求項9】前記画像形成機能を実行する前記ユニット
    として、用紙に記録した画像を定着温度に加熱すること
    により定着させる定着ユニットを備え、 前記データの優先順位を該定着ユニットの温度に基づい
    て自動的に入れ替えることを特徴とする請求項8に記載
    の電子装置。
  10. 【請求項10】前記定着ユニットが予め設定されている
    設定温度以下の場合には、当該定着ユニットを立上制御
    するのに必要な前記データの優先順位を高くすることを
    特徴とする請求項9に記載の電子装置。
  11. 【請求項11】前記設定温度を変更可能にしたことを特
    徴とする請求項10に記載の電子装置。
  12. 【請求項12】第1および第2の制御部を有し、電源投
    入時、第2の制御部が制御を司るユニットの起動に必要
    なデータを第1の制御部が有する不揮発性の第1の記憶
    手段から第2の制御部が有する第2の記憶手段へ転送す
    る電子装置の当該電源投入時の立上制御方法であって、 前記第1の制御部は前記第1の記憶手段から前記データ
    を予め設定されている優先順位に従って読み出して前記
    第2の制御部に転送し、 該第2の制御部は転送されてきた前記データを前記第2
    の記憶手段に記憶保持させ、装置内のユニット毎に、立
    上制御に必要な前記データの該第2の記憶手段内への記
    憶保持に続けて該データに基づく当該ユニットの立上制
    御を行うことを特徴とする電子装置の立上制御方法。
  13. 【請求項13】第1および第2の制御部を有し、電源投
    入時、第2の制御部が制御を司るユニットの起動に必要
    なデータを第1の制御部が有する不揮発性の第1の記憶
    手段から第2の制御部が有する第2の記憶手段へ転送す
    る電子装置における、電源投入時の立上制御を実行する
    際に使用するプログラムを書き込んで記憶させた記憶媒
    体であって、 前記第1の制御部が前記第1の記憶手段から前記データ
    を予め設定されている優先順位に従って読み出して前記
    第2の記憶手段に転送する処理と、 前記第2の制御部が転送されてきた前記データを前記第
    2の記憶手段に記憶保持させる処理と、 該第2の制御部が装置内のユニットの立上制御に必要な
    前記データの前記第2の記憶手段内への記憶保持に続け
    て前記データに基づく当該ユニットの立上制御を行う処
    理と、を実行するためのプログラムを読み出し可能に書
    き込み記憶されていることを特徴とする記憶媒体。
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