JP2002152510A - 画像読取装置、画像形成装置及び白基準データ作成方法 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置及び白基準データ作成方法

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JP2002152510A JP2001075636A JP2001075636A JP2002152510A JP 2002152510 A JP2002152510 A JP 2002152510A JP 2001075636 A JP2001075636 A JP 2001075636A JP 2001075636 A JP2001075636 A JP 2001075636A JP 2002152510 A JP2002152510 A JP 2002152510A
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泰之 野水
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博司 深野
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元哉 佐野
Hiroshi Kubo
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白シェーディングデータの濃度均一性を維持
し、高品質の画像読取を行う。 【解決手段】 白シェーディング補正用の白基準となる
第2読取ローラの表面の一定範囲をCCDで読み取る。
この読み取った画像データは、Lラインごとのmブロッ
クに分割し、各ブロックの各ラインの画像データの平均
値を平均値回路44で求める。この各ブロックの平均値
の先行するものと後行するものとを比較器45で順次比
較する作業を繰り返して、すべての平均値の中のピーク
値を白シェーディングデータとして求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読取装置、
画像形成装置及び白基準データ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフラットベッドタイプに代表され
る画像読取部移動型の画像読取装置では、有効読取範囲
までキャリッジが増速しながら移動していく間に配置さ
れた基準白板の濃度を読み取ることで、白シェーディン
グデータの生成を行っている。また、シートスルータイ
プに代表される画像読取部固定型の画像読取装置におい
ては、固定された読取り部の対向面に配置された基準白
板または白色ローラの濃度を読み取ることで、白シェー
ディングデータを生成している。
【0003】しかしながら、従来の白シェーディングデ
ータの生成技術では、経時により基準白板や白色ローラ
の表面に汚れが付着し、基準とすべき濃度が基準白板や
白色ローラの読取位置によって変ってしまうため、白シ
ェーディングデータを生成するのに必要な濃度均一性が
保てなくなってしまう。特に、シートスルータイプの場
合、基準白板または白色ローラの表面を原稿が搬送され
るため、使用頻度が増すにつれて基準白板または白色ロ
ーラは著しく汚れてしまう。
【0004】そこで、シートスルータイプの画像読取装
置において、原稿の先端の余白部(画像がのっていない
部分)の白データや、原稿が通過しない(汚れが付着し
難い)主走査方向端部の数画素のデータを元に白シェー
ディングデータを生成する従来技術が存在する。
【0005】また、特開平5−319613号公報に開
示の技術では、読取ローラの周面の一部に溝を形成し
て、その溝の底面部に白シェーディングデータ生成のた
めの基準白色部を設け、原稿の搬送によっても基準白色
部が汚れないようにする技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、原稿先端の余
白部の白データや、原稿が通過しない主走査方向端部の
数画素のデータを元に白シェーディングデータを生成す
る前記従来技術では、前者の場合は原稿の端部に必ず余
白があるとは限らず、後者の場合も主走査方向の画素間
でのばらつきが大きいと、一部の画素の白データを元に
生成したシェーディングデータでは十分な補正効果が得
られないという不具合がある。
【0007】また、特開平5−319613号公報に開
示の前記技術では、原稿の搬送量が増えるにつれて発生
する紙粉やトナーの削れカスや埃が溝の中に溜まってし
まうため清掃性が悪く、また読取部の光源からの光の照
射によってローラ周面に形成した溝の影ができ、読取っ
た画像品質を低下させるという新たな不具合が発生す
る。
【0008】この発明の目的は、白シェーディングデー
タの濃度均一性を維持し、高品質の画像読取を行うこと
である。
【0009】この発明の目的は、読取ローラが原稿との
接触で汚れにくくして、白シェーディングデータの濃度
均一性を高レベルに維持し、より高品質の画像読取を行
うことである。
【0010】この発明の目的は、少なくとも1ブロック
は基準白色読取面だけの画像とすることで、白シェーデ
ィングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、より高
品質の画像読取を行うことである。
【0011】この発明の目的は、読取ローラの表面の最
も汚れの少ない部分で白シェーディングデータを作成す
ることで、白シェーディングデータの濃度均一性を高レ
ベルに維持し、より高品質の画像読取を行うことであ
る。
【0012】この発明の目的は、読取ローラの表面の同
一部分について範囲が異なる複数のブロックを設定する
ことで、白シェーディングデータの濃度均一性を高レベ
ルに維持し、より高品質の画像読取を行うことである。
【0013】この発明の目的は、白基準部材、白基準
板、読取ローラの表面に小さなキズ、汚れがあっても、
白シェーディングデータの濃度均一性を高レベルに維持
し、より高品質の画像読取を行うことである。
【0014】この発明の目的は、1ラインずつ移動した
移動平均をとることで、白基準部材、白基準板、読取ロ
ーラの汚れていない部分のデータを選択し、白シェーデ
ィングデータとする精度を向上させることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原稿の画像を読み取る光電変換素子と、白シェーデ
ィング補正の白基準となる白基準部材と、前記光電変換
素子により前記白基準部材の表面の一定範囲を読み取る
読取手段と、この読み取った複数ライン分の画像データ
を副走査方向に複数のブロックに分割して各ブロックに
ついて各ラインの画像データの平均値をそれぞれ求める
平均化手段と、この求めた各平均値のピーク値を求める
ピーク値決定手段と、このピーク値を白シェーディング
データとして使用し、前記光電変換素子で前記原稿を読
み取った画像データを白シェーディング補正する白シェ
ーディング補正手段と、を備えている画像読取装置であ
る。
【0016】したがって、白基準部材の表面の一定範囲
から汚れていない部分のデータを選択して白シェーディ
ングデータとすることができるので、白シェーディング
データの濃度均一性を維持し、高品質の画像読取ができ
る。
【0017】請求項2に記載の発明は、原稿の画像を読
み取る光電変換素子と、前記原稿を露光走査して当該原
稿の画像を前記光電変換素子に結像する走査光学系と、
白シェーディング補正の白基準となる白基準板と、前記
光電変換素子により前記白基準板の表面の一定範囲を読
み取る読取手段と、この読み取った複数ライン分の画像
データを副走査方向に複数のブロックに分割して各ブロ
ックについて各ラインの画像データの平均値をそれぞれ
求める平均化手段と、この求めた各平均値のピーク値を
求めるピーク値決定手段と、このピーク値を白シェーデ
ィングデータとして使用し、前記光電変換素子で前記原
稿を読み取った画像データを白シェーディング補正する
白シェーディング補正手段と、を備えている画像読取装
置である。
【0018】したがって、画像読取部移動型の画像読取
装置において、白基準部材の表面の一定範囲から汚れて
いない部分のデータを選択して白シェーディングデータ
とすることができるので、白シェーディングデータの濃
度均一性を維持し、高品質の画像読取ができる。
【0019】請求項3に記載の発明は、原稿が搬送され
る原稿搬送経路と、この原稿搬送経路上に配置され原稿
の画像を読み取る光電変換素子と、前記原稿搬送経路上
で前記光電変換素子に対向配置されたローラ状の部材
で、回転して原稿の画像面と前記光電変換素子との距離
を一定に維持し、また、表面は白シェーディング補正の
白基準となる読取ローラと、前記光電変換素子により前
記読取ローラの表面の一定範囲を読み取る読取手段と、
この読み取った複数ライン分の画像データを副走査方向
に複数のブロックに分割して各ブロックについて各ライ
ンの画像データの平均値をそれぞれ求める平均化手段
と、この求めた各平均値のピーク値を求めるピーク値決
定手段と、このピーク値を白シェーディングデータとし
て使用し、前記光電変換素子で前記原稿を読み取った画
像データを白シェーディング補正する白シェーディング
補正手段と、を備えている画像読取装置である。
【0020】したがって、画像読取部固定型の画像読取
装置において、白基準部材の表面の一定範囲から汚れて
いない部分のデータを選択して白シェーディングデータ
とすることができるので、白シェーディングデータの濃
度均一性を維持し、高品質の画像読取ができる。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の画像読取装置において、前記読取ローラは、その軸心
と直交する直線上に曲率中心を有しかつ当該読取ローラ
の最大外周面軌跡の内側に位置している曲面で形成され
た基準白色読取面が表面に形成されている。
【0022】したがって、原稿搬送の際に基準白色読取
面は原稿に接触しにくいので、原稿との接触による汚れ
が生じにくく、清掃を行わなくても基準白色読取面を長
期間にわたって白色状態に維持することができ、白シェ
ーディングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、よ
り高品質の画像読取ができる。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の画像読取装置において、前記読取手段は、前記読取ロ
ーラの表面の少なくとも一周分を前記一定範囲としてい
て、前記平均化手段は、副走査方向の前記各ブロックの
幅を前記基準白色読取面の幅より小さくしている。
【0024】したがって、少なくとも1ブロックは基準
白色読取面だけの画像とすることができるので、白シェ
ーディングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、よ
り高品質の画像読取ができる。
【0025】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の画像読取装置において、前記読取手段は、前記読取ロ
ーラの表面の少なくとも一周分を前記一定範囲としてい
る。
【0026】したがって、読取ローラの表面の最も汚れ
の少ない部分で白シェーディングデータを作成すること
ができるので、白シェーディングデータの濃度均一性を
高レベルに維持し、より高品質の画像読取ができる。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項3〜5の
何れかの一に記載の画像読取装置において、前記読取手
段は、前記読取ローラの表面の一周分を超える範囲を前
記一定範囲としていて、前記平均化手段は、前記読取ロ
ーラの表面の少なくとも一周分を前記ブロックに分割す
ると端数分が出るように当該各ブロックの幅を設定して
いる。
【0028】したがって、読取ローラの表面の同一部分
について範囲が異なる複数のブロックについての平均値
を得ることができるので、白シェーディングデータの濃
度均一性を高レベルに維持し、より高品質の画像読取が
できる。
【0029】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
何れかの一に記載の画像読取装置において、前記平均化
手段は、前記各ブロックについて1または複数ラインお
きの各ラインの画像データの平均値をそれぞれ求めるも
のである。
【0030】したがって、白基準部材、白基準板、読取
ローラの表面に小さなキズ、汚れがあっても、その影響
を減らすことができ、白シェーディングデータの濃度均
一性を高レベルに維持し、より高品質の画像読取ができ
る。
【0031】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
何れかの一に記載の画像読取装置において、前記平均化
手段は、前記各ブロックについて各ラインの画像データ
の平均値をそれぞれ求める代わりに、前記複数ライン分
の画像データから移動平均によって複数ライン分の画像
データの平均値を複数個求めるものであり、前記ピーク
値決定手段は、当該複数の平均値のピーク値を求めるも
のである。
【0032】したがって、白基準部材の表面の一定範囲
から汚れていない部分のデータを選択して白シェーディ
ングデータとすることができるので、白シェーディング
データの濃度均一性を維持し、高品質の画像読取ができ
る。
【0033】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の画像読取装置において、前記平均化手段は、前記複
数の平均値を1ラインずつ移動した移動平均により求め
るものである。
【0034】したがって、複数ラインずつ移動した移動
平均をとる場合に比べて、汚れていない部分のデータを
選択して白シェーディングデータとする精度を向上させ
ることができる。
【0035】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0の何れかの一に記載の画像読取装置を備え、この画像
読取装置で読み取った前記原稿の画像データに基づいて
用紙上に画像の形成を行う画像形成装置である。
【0036】したがって、請求項1〜10の何れかの一
に記載の発明と同様の作用、効果を奏することができ
る。
【0037】請求項12に記載の発明は、光電変換素子
により白シェーディング補正の白基準となる白基準部材
の表面の一定範囲を読み取る読取工程と、この読み取っ
た複数ライン分の画像データを副走査方向に複数のブロ
ックに分割して各ブロックについて各ラインの画像デー
タの平均値をそれぞれ求める平均化工程と、この求めた
各平均値のピーク値を求めて白シェーディングデータを
作成するピーク値決定工程と、を含んでなる白基準デー
タ作成方法である。
【0038】したがって、白基準部材の表面の一定範囲
から汚れていない部分のデータを選択して白シェーディ
ングデータとすることができるので、白シェーディング
データの濃度均一性を維持し、高品質の画像読取ができ
る。
【0039】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の白基準データ作成方法において、前記読取工程
は、前記白基準部材として光電変換素子に対向配置され
た回転するローラ状の部材である読取ローラの表面を読
み取るものであり、この読取ローラの少なくとも一周分
を前記一定範囲としている。
【0040】したがって、読取ローラの表面の最も汚れ
の少ない部分で白シェーディングデータを作成する事が
できるので、白シェーディングデータの濃度均一性を高
レベルに維持し、より高品質の画像読取ができる。
【0041】請求項14に記載の発明は、請求項12に
記載の白基準データ作成方法において、前記読取工程
は、前記白基準部材として光電変換素子に対向配置され
た回転するローラ状の部材である読取ローラの表面を読
み取るものであり、この読取ローラの表面の一周分を超
える範囲を前記一定範囲としていて、前記平均化工程
は、前記読取ローラの表面の少なくとも一周分を前記ブ
ロックに分割すると端数分が出るように当該各ブロック
の幅を設定している。
【0042】したがって、読取ローラの表面の同一部分
について範囲が異なる複数のブロックについての平均値
を得ることができるので、白シェーディングデータの濃
度均一性を高レベルに維持し、より高品質の画像読取が
できる。
【0043】請求項15に記載の発明は、請求項12に
記載の白基準データ作成方法において、前記平均化工程
は、前記白基準部材として光電変換素子に対向配置され
た回転するローラ状の部材で、その軸心と直交する直線
上に曲率中心を有しかつ当該読取ローラの最大外周面軌
跡の内側に位置している曲面で形成された基準白色読取
面が表面に形成されている読取ローラの表面を読み取る
ものであり、副走査方向の前記各ブロックの幅を前記基
準白色読取面の幅より小さくしていて、前記読取工程
は、前記読取ローラの表面の少なくとも一周分を前記一
定範囲としている。
【0044】したがって、少なくとも1ブロックは基準
白色読取面だけの画像とすることができるので、白シェ
ーディングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、よ
り高品質の画像読取ができる。
【0045】請求項16に記載の発明は、請求項12〜
15の何れかの一に記載の白基準データ作成方法におい
て、前記平均化工程は、前記各ブロックについて1また
は複数ラインおきの各ラインの画像データの平均値をそ
れぞれ求めるものである。
【0046】したがって、白基準部材、白基準板、読取
ローラの表面にキズ、汚れがあってもその影響を減らす
ことができ、白シェーディングデータの濃度均一性を高
レベルに維持し、より高品質の画像読取ができる。
【0047】請求項17に記載の発明は、請求項12〜
16の何れかの一に記載の白基準データ作成方法におい
て、前記平均化工程は、前記各ブロックについて各ライ
ンの画像データの平均値をそれぞれ求める代わりに、前
記複数ライン分の画像データから移動平均によって複数
ライン分の画像データの平均値を複数個求めるものであ
り、前記ピーク値決定工程は、当該複数の平均値のピー
ク値を求めるものである。
【0048】したがって、白基準部材の表面の一定範囲
から汚れていない部分のデータを選択して白シェーディ
ングデータとすることができるので、白シェーディング
データの濃度均一性を維持し、高品質の画像読取ができ
る。
【0049】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の白基準データ作成方法において、前記平均化工程
は、前記複数の平均値を1ラインずつ移動した移動平均
により求めるものである。
【0050】したがって、複数ラインずつ移動した移動
平均をとる場合に比べて、汚れていない部分のデータを
選択して白シェーディングデータとする精度を向上させ
ることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]この発明
の一実施の形態を、発明の実施の形態1として説明す
る。
【0052】図1は、この発明の実施の形態1である複
写機の概略構造を示す縦断正面図である。この複写機
は、この発明の画像形成装置を実施するもので、図1に
示すように、画像読取装置であるイメージスキャナ1
と、イメージスキャナ1で読み取った画像データに基づ
いて電子写真方式で用紙上に画像形成を行うプリンタ2
とを備えている。
【0053】イメージスキャナ1は、第1画像読取部
3、第2画像読取部4、原稿セット部5、原稿排紙部
6、原稿搬送経路7、多数の搬送ローラ8、第1コンタ
クトガラス9、第2コンタクトガラス10、第1読取ロ
ーラ11、第2読取ローラ12等により構成されてい
る。
【0054】原稿セット部5には、読取対象となる原稿
D(図3参照)がセットされ、原稿排紙部6には画像の
読み取りが行われた原稿Dが排紙される。原稿搬送経路
7は、原稿セット部5と原稿排紙部6との間に設けられ
た経路であって、画像の読み取りが行われる原稿Dが一
枚ずつ搬送される。原稿Dの読取の際には、モードを切
り替えることにより、原稿Dが片面原稿の場合には第1
画像読取部3においてのみ画像の読み取りが行われ、原
稿Dが両面原稿の場合には第1画像読取部3と第2画像
読取部4とにおいて画像の読み取りが行われる。
【0055】第1画像読取部3は、第1コンタクトガラ
ス9上に位置固定で載置された原稿Dの画像をCCD3
aで読み取ることができ、また、第2コンタクトガラス
10と第1読取ローラ11との間(即ち、原稿搬送経路
7上)を搬送される原稿Dの画像(表面画像)を読み取
ることができる。原稿搬送経路7上を搬送される原稿D
の読み取りが行われる場合、第1読取ローラ11は駆動
用のステッピングモータ(図示せず)により搬送ローラ
8と同速で回転駆動され、搬送される原稿Dを第2コン
タクトガラス10に押し付けるように作用する。
【0056】第2画像読取部4は、原稿搬送経路7上を
搬送される原稿Dの画像(裏面画像)を光電変換素子で
あるCCD25(図4参照)で読み取ることができる。
第2読取ローラ12は原稿搬送経路7を挟んで第2画像
読取部4に対向配置され、第2画像読取部4による原稿
Dの読み取りが行われる場合、第2読取ローラ12はス
テッピングモータ(図示せず)により搬送ローラ8と同
速で回転駆動され、原稿Dの画像面と第2画像読取部4
との距離を一定に維持するように作用する。
【0057】プリンタ2は、感光体14、レーザーユニ
ット15、現像器16、転写器17、定着部18等によ
り構成されている。感光体14の表面は帯電器(図示せ
ず)により一様に帯電され、その感光体14の表面に第
1画像読取部3または第2画像読取部4で読み取られた
画像がレーザーユニット15により書き込まれ、静電潜
像が形成される。この静電潜像は、現像器16からトナ
ーが供給されることによりトナー像として顕像化され、
顕像化されたトナー像は転写器17の働きにより給紙カ
セット19から給紙された用紙20に転写される。トナ
ー像が転写された用紙20は、定着部18で定着処理が
行われた後、排紙トレイ21に排紙される。
【0058】図2は、この複写機で使用される第2読取
ローラ12及びその前後の原稿搬送経路の縦断正面図で
ある。図3は、第2読取ローラ12の拡大正面図であ
る。図2、図3に示すように、第2読取ローラ12は、
第2画像読取部4のCCDに対向配置されて、断面形状
が略円形となる形状に形成され、ゴムや樹脂等を材料と
して白色に形成されている。第2読取ローラ12の外周
部の一部には、この第2読取ローラ12の軸心方向に沿
って延出した基準白色読取面13が形成されている。基
準白色読取面13は、第2読取ローラ12の軸心Aと直
交する直線a上に曲率中心Bを有するとともに第2読取
ローラ12の最大外周面軌跡(基準白色面13を設けな
い状態の第2読取ローラ12のほぼ真円形状の外周面で
あって実線と破線とで示した部分)Cの内側に位置する
凸状の曲面で形成されている。
【0059】図4は、この複写機の制御系の電気的な接
続を示すブロック図である。図4に示すように、本体制
御部22はCPUを備えていて、複写機全体を制御す
る。また、コントローラ23はCPUを備えていて、搬
送ローラ8を駆動するモータ等のイメージスキャナ1の
各種アクチュエータ、センサが接続され、コントローラ
23はこれらを制御する。操作部32には、この複写機
の種々の操作を行うための各種キーやLCDディスプレ
イが設けられている。
【0060】第2画像読取部4はコントローラ23から
の点灯制御信号によって光源24にて原稿Dに照射され
る光によって、CCD25に原稿画像が図示しないレン
ズを介して集光され、コントローラ23からのゲート信
号XSFGATE(後述)により、原稿Dが第2画像読取部4
に到達したタイミングで原稿Dの画像を読み取り、その
読取った画像データはAMP回路26、A/D変換回路
27、画処理回路28を介してフレームメモリ29に一
時蓄積される。その後出力制御回路30、I/F回路3
1を介して本体制御部22に画像データの転送が行わ
れ、原稿Dの裏面を読取った画像データが画像処理回路
33へと転送される。
【0061】このような構成において、この複写機で
は、両面コピーモードを選択した場合には、表面を上向
きにして原稿セット部5にセットされた原稿Dが、一枚
ずつ原稿搬送経路7を搬送され、第1画像読取部3で表
面側の画像が読み取られ、第2画像読取部4で裏面側の
画像が読み取られる。そして、これらの第1、第2画像
読取部3,4で読み取られた画像が同一の用紙20の表
面と裏面とにコピーされ、両面コピーが行われる。
【0062】この複写機では、画像処理回路33におい
て、原稿Dの画像データに対して、黒シェーディング補
正、白シェーディング補正、γ補正などの画像処理を行
う。この場合の白シェーディング補正に用いる白シェー
ディングデータの作成は、第2画像読取部4ではCCD
25に対向配置された第2読取ローラ12の表面を読み
取ることにより行われる。以下では、白シェーディング
データの作成について説明する。
【0063】図5のタイミングチャートに示すように、
原稿Dの読取期間を示すゲート信号XSFGATEがアクティ
ブ(原稿領域)でない期間に、すなわち、原稿Dが第2
画像読取部4にかかっていない間に、白シェーディング
データの生成期間を示すゲート信号XSHGATEが、第2読
取ローラ12の周方向の一定範囲、例えば、1周分の範
囲だけアクティブ(白シェーディング領域)となり、白
シェーディングデータを取得する。
【0064】図6は、本体画像処理回路において、白シ
ェーディング補正を行う白シェーディング補正回路41
の回路構成例を示すブロック図である。図6に示すよう
に、この白シェーディング補正回路41は、白シェーデ
ィングデータ作成回路42と、白シェーディング演算回
路43とからなる。白シェーディングデータ作成回路4
2は、平均値回路44、比較器45、FIFO(先入れ
先出し回路)46とからなり、白シェーディングデータ
を作成する。
【0065】すなわち、コントローラ23からゲート信
号XSHGATEを出力して、予め定められている第2読取ロ
ーラ12の一定範囲をCCD25で読み取る。これによ
り、読取手段、読取工程を実現している。
【0066】図7に示すように、この読み取った画像デ
ータは、平均値回路44に入力される。平均値回路44
では、Lラインごとにmブロックに分割して各ブロック
内のLラインの単純平均が求められる。すなわち、各ブ
ロック内の各ラインにおける各画素の画像データの平均
値を求める。これにより、平均化手段、平均化工程を実
現している。
【0067】この場合に、各ブロックの幅(ライン数
L)を基準白色読取面13の幅より小さく(すなわち、
基準白色読取面13の読取ライン数よりライン数Lを少
なく)するのが望ましい(図8参照)。
【0068】また、第2読取ローラ12の読取範囲を一
周分に限定することなく、第2読取ローラ12の一周分
を超える範囲、例えば2周分、3周分を第2読取ローラ
12の読取範囲として、第2読取ローラの表面の一周分
をブロックに分割すると端数分が出るように各ブロック
の幅を設定するようにしてもよい。
【0069】図9は、その一例を説明する説明図であ
る。すなわち、この例では、第2読取ローラ12を2周
分読み取る。そして、第2読取ローラ12の1周分をブ
ロックごとに分割していくと、nブロックに分割されて
(2n+1=m)、1/2ブロックの端数が出るよう
に、1ブロックの幅(Lライン数)を設定している。こ
の例では、第2読取ローラ12の1周分をブロックごと
に分割していくと、2周目からは1/2ブロックずつ1
ブロックの範囲が1周目とはずれることになる。
【0070】そして、各ブロックで得た各平均値のピー
ク値を比較器45、FIFO46により求める。すなわ
ち、平均値回路44から各ブロックの平均値が比較器4
5に順次出力され、比較器45は先行するブロックの平
均値と後行するブロックの平均値とを比較し、値の大き
い方をFIFO46に出力する。先行するブロックの平
均値の中で最大値となったものは、FIFO46に記憶
されて順次比較器45に入力される。このような処理を
全てのブロックについて繰り返すことにより、FIFO
46には前記のピーク値が記憶され、かかるピーク値が
白シェーディングデータとしてシェーディング演算回路
43に出力され、シェーディング演算回路43ではこの
白シェーディングデータを用い、原稿Dの画像データの
白シェーディング補正を行う。前記のようにピーク値を
求めることで、ピーク値決定手段、ピーク値決定工程を
実現し、前記のように白シェーディング補正を行うこと
で、白シェーディング補正手段を実現している。
【0071】前記のように平均値を求める際には、各ブ
ロックのすべてのラインの平均値を求めてもよいが、各
ブロックについて1または複数ラインおき、例えば1ラ
インおき、2ラインおきの各ラインの画像データの平均
値をそれぞれ求めるようにするのが望ましい。具体的に
は、本体制御部22のCPUが各ブロックの画像データ
を1または複数ラインおきに平均値回路44に入力する
ように制御すればよい。
【0072】以上の処理をより具体的に説明すると次の
ようになる。
【0073】各ブロック内の平均値は式(1)の演算に
より求める。
【0074】 Dm(n)=INT[ΣD(n)/L] …… (1) Dm(n) : mブロック目のn画素目の演算データ mブロック内のラインは、m*Lから(m+1)*L−
1 D(n) : n画素目の読取データ ΣD(n) : D(n)の1からLラインの加算値 L : 1ブロック内のライン数 INT[] : 小数点以下を四捨五入 各平均値のピーク値を求めて白シェーディングデータを
作成するには、(2)〜(4)式の演算で行う。
【0075】 Dp(n)<Dm(n)の場合、 Dp(n)=Dm(n) …… (2) Dp(n)≧Dm(n)の場合、 Dp(n)=Dp(n) …… (3) Dp(n) : n画素目の白シェーディングデータ(ピーク値) 但し、1ブロック目は、 Dp(n)=Dm(n) …… (4) 白シェーディング補正の演算は(5)式により行う。
【0076】 Dsh=(D(n)/Dp(n))×255 …… (5) 以上のような処理により白シェーディングデータを作成
するようにしたので、第2読取ローラ12の表面の一定
の読取範囲から汚れていない部分の画像データを選択し
て白シェーディングデータとすることができるので、白
シェーディングデータの濃度均一性を維持し、高品質の
画像読取ができる。
【0077】また、第2読取ローラ12を前記の形状と
したので、原稿Dの搬送の際に基準白色読取面13は原
稿Dに接触しにくく、原稿Dとの接触による汚れが生じ
にくく、清掃を行わなくても基準白色読取面13を長期
間にわたって白色状態に維持することができ、白シェー
ディングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、より
高品質の画像読取ができる。
【0078】さらに、第2読取ローラ12の読取範囲
は、最も汚れの少ないことが期待できる基準白色読取面
13の範囲内だけとしてもよいが、第2読取ローラ12
の少なくとも一周分としているので、第2読取ローラ1
2の表面の最も汚れの少ない部分で白シェーディングデ
ータを作成することができ、白シェーディングデータの
濃度均一性を高レベルに維持し、より高品質の画像読取
ができる。
【0079】この場合に、各ブロックの幅を基準白色読
取面13の幅より小さくした場合は、少なくとも1ブロ
ックは基準白色読取面13だけの画像とすることができ
るので、白シェーディングデータの濃度均一性を高レベ
ルに維持し、より高品質の画像読取ができる。
【0080】また、第2読取ローラ12の一周分を超え
る範囲、例えば2周分、3周分を第2読取ローラ12の
読取範囲として、第2読取ローラの表面の一周分をブロ
ックに分割すると端数分が出るように各ブロックの幅を
設定した場合は、第2読取ローラ12の表面の同一部分
について範囲が異なる複数のブロックでの平均値を得る
ことができるので、白シェーディングデータの濃度均一
性を高レベルに維持し、より高品質の画像読取ができ
る。
【0081】さらに、前記のように平均値を求める際
に、各ブロックについて1または複数ラインおき、例え
ば1ラインおき、2ラインおきの各ラインの画像データ
の平均値をそれぞれ求めるようにした場合は、第2読取
ローラ12の表面に小さなキズ、汚れがあっても、その
影響を減らすことができ、白シェーディングデータの濃
度均一性を高レベルに維持し、より高品質の画像読取が
できる。
【0082】[発明の実施の形態2]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態2として説明する。
【0083】以下の説明においては、この発明の実施の
形態2が発明の実施の形態1と相違する点を中心に説明
し、共通する部材などには同一符号を用いて詳細な説明
を省略する。
【0084】この発明の実施の形態2が発明の実施の形
態1と相違する点は、白シェーディングデータの作成及
びシェーディング補正演算を、白シェーディング補正回
路41ではなく、本体制御部22のCPUで行う点であ
る。
【0085】以下では、本体制御部22のCPUで行う
白シェーディングデータの作成処理について図10のフ
ローチャートを参照して説明する。まず、コントローラ
23からゲート信号XSHGATEを出力して、予め定められ
ている第2読取ローラ12の一定範囲を読み取る(ステ
ップS1)。これにより、読取手段、読取工程を実現し
ている。
【0086】そして、最初の1ブロックすなわち最初の
Lライン分の第2読取ローラ12の読取画像データの平
均値を求め(ステップS2)、図示しないRAMの所定
領域に記憶する処理を(ステップS3)、最後のブロッ
クmまで完了するまで(ステップS4のY)、次のブロ
ックに移動して(ステップS6)、ステップS2以降の
処理を繰り返す(ステップS4のN)。ステップS2に
より、平均化手段、平均化工程を実現している。
【0087】ステップS2において、第2読取ローラ1
2の読取範囲は、第2読取ローラ12の少なくとも一周
分とすることが望ましいこと、この場合に、各ブロック
の幅を基準白色読取面13の幅より小さくするのが望ま
しいこと、第2読取ローラ12の一周分を超える範囲、
例えば2周分、3周分を第2読取ローラ12の読取範囲
として、第2読取ローラの表面の一周分をブロックに分
割すると端数分が出るように各ブロックの幅を設定する
ことが望ましいことは、発明の実施の形態1の場合と同
様である。
【0088】ブロックmまでステップS2,S3の処理
が終了したときは(ステップS4のY)、ブロック1〜
mについて求めたすべての平均値の中でピーク値を求め
て(ステップS5)、白シェーディングデータとする。
図10のさらに具体的な処理は、式(1)〜(4)に基
づく前記の演算により行う。ステップS5により、ピー
ク値決定手段、ピーク値決定工程を実現している。
【0089】ステップS2において平均値を求める際に
は、各ブロックについて1または複数ラインおき、例え
ば1ラインおき、2ラインおきの各ラインの画像データ
の平均値をそれぞれ求めるようにするのが望ましいこと
は、発明の実施の形態1の場合と同様である。
【0090】具体的には、例えば各ブロックの1ライン
おきの画像データの平均値を求めるのであれば次のよう
な処理を行う。すなわち、図11に示すように、図10
を参照して説明したステップS2の処理を次のようにし
て実行する。すなわち、各ブロックの画像データの先頭
ラインから順次奇数番目のラインか否かを判断し(ステ
ップS11)、奇数番目のラインであるときは(ステッ
プS11のY)、そのラインの画像データを本体制御部
22のRAMの所定領域に格納する(ステップS1
2)。ステップS11,S12の処理を当該ブロックの
最終ラインであるL番目のラインまで継続して(ステッ
プS13のN、ステップS14)、それが終了したとき
は(ステップS13のY)、RAMに格納した奇数番目
の各ラインの画像データの平均値を演算する(ステップ
S15)。
【0091】[発明の実施の形態3]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態3として説明する。
【0092】以下の説明においては、この発明の実施の
形態3が発明の実施の形態1,2と相違する点を中心に
説明し、共通する部材などには同一符号を用いて詳細な
説明を省略する。
【0093】この発明の実施の形態2が発明の実施の形
態1,2と相違する点は、第2読取ローラ12が、図3
を参照して前記したような形状ではなく、図12に示す
ように軸A方向と垂直な方向の断面形状がほぼ真円形状
で、基準白色読取面13が形成されていないことであ
る。
【0094】なお、白シェーディングデータの作成は、
発明の実施の形態1のように白シェーディングデータ作
成回路42で行っても、発明の実施の形態2のように本
体制御部22のCPUで行ってもよい。
【0095】この場合に、第2読取ローラ12の読取範
囲は、第2読取ローラ12の少なくとも一周分とするこ
とが望ましいこと、この場合に、各ブロックの幅を基準
白色読取面13の幅より小さくするのが望ましいこと、
第2読取ローラ12の一周分を超える範囲、例えば、2
周分、3周分を第2読取ローラ12の読取範囲として、
第2読取ローラの表面の一周分をブロックに分割すると
端数分が出るように各ブロックの幅を設定することが望
ましいことは、発明の実施の形態1,2の場合と同様で
ある。
【0096】また、平均値を求める際には、各ブロック
について1または複数ラインおき、例えば1ラインお
き、2ラインおきの各ラインの画像データの平均値をそ
れぞれ求めるようにするのが望ましいことも、発明の実
施の形態1,2の場合と同様である。
【0097】[発明の実施の形態4]この発明の別の実
施の形態を、発明の実施の形態4として説明する。
【0098】以下の説明においては、この発明の実施の
形態3が発明の実施の形態1,2と相違する点を中心に
説明し、共通する部材などには同一符号を用いて詳細な
説明を省略する。
【0099】この発明の実施の形態2が発明の実施の形
態1,2と相違する点は、図13に示すように、イメー
ジスキャナ1において、第2画像読取部4〜搬送ローラ
8の各部材が設けられておらず、第1画像読取部3のみ
で原稿Dの画像を読み取るように構成している点であ
る。
【0100】すなわち、原稿Dの露光用の光源及び第1
反射ミラーとからなる第1キャリッジ51と、第2反射
ミラー及び第3反射ミラーからなる第2キャリッジ52
と、光電変換素子であるCCD3aに結像するためのレ
ンズユニット53とで走査光学系を構成している。
【0101】白シェーディングデータ作成用の白基準と
しては、平板状の白基準板54が設けられている。これ
は、発明の実施の形態1のように白シェーディングデー
タ作成回路42で行っても、発明の実施の形態2のよう
に本体制御部22のCPUで行ってもよい。この場合
に、白基準板54の読取範囲は、極力広範囲にするのが
望ましい。また、比較器45及びFIFO46またはス
テップS5によるピーク値の作成は、各ブロックについ
て1または複数ラインおき、例えば1ラインおき、2ラ
インおきの各ラインの画像データの平均値をそれぞれ求
めるようにするのが望ましいことは、発明の実施の形態
1,2の場合と同様である。
【0102】前記各実施の形態では、白基準となる第2
読取ローラ12、白基準板54を読み取り、その画像デ
ータをLラインごとのmブロックに分割するが、これ
は、次のような処理におきかえてもよい。
【0103】すなわち、図14に示すように、ゲート信
号XSHGATE(図5を参照)のアサート期間を、Lライン
を1ブロックとして、1ラインごとにずれる移動平均を
とる計算方式により、各ブロックを決めて平均値を演算
していく。ブロック内での計算はLラインの単純平均を
求め(前記した(1)式に基づく演算を行う)、各画素
毎にmブロック中の各ブロック内で演算した単純平均値
のピーク値をシェーディングデータとする(前記した
(2)〜(4)式に基づく演算を行う)。
【0104】なお、複数ラインごとにずれる移動平均を
とるようにしてもよいが、1ラインごとにずれる移動平
均をとるようにすれば、第2読取ローラ12、白基準板
54の汚れていない部分のデータを選択して白シェーデ
ィングデータとする精度を向上させることができるの
で、望ましい。
【0105】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、白基準部材の
表面の一定範囲から汚れていない部分のデータを選択し
て白シェーディングデータとすることができるので、白
シェーディングデータの濃度均一性を維持し、高品質の
画像読取ができる。
【0106】請求項2に記載の発明は、画像読取部移動
型の画像読取装置において、白基準部材の表面の一定範
囲から汚れていない部分のデータを選択して白シェーデ
ィングデータとすることができるので、白シェーディン
グデータの濃度均一性を維持し、高品質の画像読取がで
きる。
【0107】請求項3に記載の発明は、画像読取部固定
型の画像読取装置において、白基準部材の表面の一定範
囲から汚れていない部分のデータを選択して白シェーデ
ィングデータとすることができるので、白シェーディン
グデータの濃度均一性を維持し、高品質の画像読取がで
きる。
【0108】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の画像読取装置において、原稿搬送の際に基準白色読取
面は原稿に接触しにくいので、原稿との接触による汚れ
が生じにくく、清掃を行わなくても基準白色読取面を長
期間にわたって白色状態に維持することができ、白シェ
ーディングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、よ
り高品質の画像読取ができる。
【0109】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の画像読取装置において、少なくとも1ブロックは基準
白色読取面だけの画像とすることができるので、白シェ
ーディングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、よ
り高品質の画像読取ができる。
【0110】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の画像読取装置において、読取ローラの表面の最も汚れ
の少ない部分で白シェーディングデータを作成すること
ができるので、白シェーディングデータの濃度均一性を
高レベルに維持し、より高品質の画像読取ができる。
【0111】請求項7に記載の発明は、請求項3〜5の
何れかの一に記載の画像読取装置において、読取ローラ
の表面の同一部分について範囲が異なる複数のブロック
についての平均値を得ることができるので、白シェーデ
ィングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、より高
品質の画像読取ができる。
【0112】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
何れかの一に記載の画像読取装置において、白基準部
材、白基準板、読取ローラの表面に小さなキズ、汚れが
あっても、その影響を減らすことができ、白シェーディ
ングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、より高品
質の画像読取ができる。
【0113】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
何れかの一に記載の画像読取装置において、白基準部材
の表面の一定範囲から汚れていない部分のデータを選択
して白シェーディングデータとすることができるので、
白シェーディングデータの濃度均一性を維持し、高品質
の画像読取ができる。
【0114】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の画像読取装置において、複数ラインずつ移動した移
動平均をとる場合に比べて、汚れていない部分のデータ
を選択して白シェーディングデータとする精度を向上さ
せることができる。
【0115】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0の何れかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏す
ることができる。
【0116】請求項12に記載の発明は、白基準部材の
表面の一定範囲から汚れていない部分のデータを選択し
て白シェーディングデータとすることができるので、白
シェーディングデータの濃度均一性を維持し、高品質の
画像読取ができる。
【0117】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の白基準データ作成方法において、読取ローラの表
面の最も汚れの少ない部分で白シェーディングデータを
作成する事ができるので、白シェーディングデータの濃
度均一性を高レベルに維持し、より高品質の画像読取が
できる。
【0118】請求項14に記載の発明は、請求項12に
記載の白基準データ作成方法において、読取ローラの表
面の同一部分について範囲が異なる複数のブロックにつ
いての平均値を得ることができるので、白シェーディン
グデータの濃度均一性を高レベルに維持し、より高品質
の画像読取ができる。
【0119】請求項15に記載の発明は、請求項12に
記載の白基準データ作成方法において、少なくとも1ブ
ロックは基準白色読取面だけの画像とすることができる
ので、白シェーディングデータの濃度均一性を高レベル
に維持し、より高品質の画像読取ができる。
【0120】請求項16に記載の発明は、請求項12〜
15の何れかの一に記載の白基準データ作成方法におい
て、白基準部材、白基準板、読取ローラの表面にキズ、
汚れがあってもその影響を減らすことができ、白シェー
ディングデータの濃度均一性を高レベルに維持し、より
高品質の画像読取ができる。
【0121】請求項17に記載の発明は、請求項12〜
16の何れかの一に記載の白基準データ作成方法におい
て、白基準部材の表面の一定範囲から汚れていない部分
のデータを選択して白シェーディングデータとすること
ができるので、白シェーディングデータの濃度均一性を
維持し、高品質の画像読取ができる。
【0122】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の白基準データ作成方法において、複数ラインずつ
移動した移動平均をとる場合に比べて、汚れていない部
分のデータを選択して白シェーディングデータとする精
度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である複写機の概略構
造を示す縦断正面図である。
【図2】前記複写機で使用される第2読取ローラ及びそ
の前後の原稿搬送経路の縦断正面図である。
【図3】前記第2読取ローラの拡大縦断面図である。
【図4】前記複写機の制御系の電気的な接続を示すブロ
ック図である。
【図5】前記複写機の白シェーディングデータの作成を
説明するタイミングチャートである。
【図6】前記複写機の白シェーディング補正回路の回路
構成を説明するブロック図である。
【図7】前記白シェーディングデータの作成を説明する
説明図である。
【図8】前記第2読取ローラ及びその前後の原稿搬送経
路の縦断正面図である。
【図9】前記白シェーディングデータの作成を説明する
説明図である。
【図10】この発明の実施の形態2である複写機の白シ
ェーディングデータの作成を説明するフローチャートで
ある。
【図11】同フローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態3である複写機の第2
読取ローラの拡大縦断面図である。
【図13】この発明の実施の形態4である複写機の概略
構造を示す縦断正面図である。
【図14】前記白シェーディングデータの作成の別の例
を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 3a 光電変換素子 12 読取ローラ、白基準部材 13 基準白色読取面 20 用紙 25 光電変換素子 43 白シェーディング手段 44 平均化手段 45 ピーク値決定手段 46 ピーク値決定手段 51 走査光学系 52 走査光学系 53 走査光学系 54 白基準板、白基準部材 D 原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/19 H04N 1/04 103E 1/04 1/12 Z (72)発明者 野水 泰之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川本 啓之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 深野 博司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐野 元哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 久保 宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 服部 仁 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H108 AA01 AA14 CB01 GA00 5B047 AA01 BA01 BB02 CB09 CB11 DA04 DC02 5C072 AA01 BA08 EA05 FB12 NA01 RA16 UA03 UA13 UA20 XA01 5C077 LL04 LL19 MM03 MM27 PP06 PP21 PP43 PP46 PQ18 SS01 SS03 TT06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る光電変換素子と、 白シェーディング補正の白基準となる白基準部材と、 前記光電変換素子により前記白基準部材の表面の一定範
    囲を読み取る読取手段と、 この読み取った複数ライン分の画像データを副走査方向
    に複数のブロックに分割して各ブロックについて各ライ
    ンの画像データの平均値をそれぞれ求める平均化手段
    と、 この求めた各平均値のピーク値を求めるピーク値決定手
    段と、 このピーク値を白シェーディングデータとして使用し、
    前記光電変換素子で前記原稿を読み取った画像データを
    白シェーディング補正する白シェーディング補正手段
    と、を備えている画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読み取る光電変換素子と、 前記原稿を露光走査して当該原稿の画像を前記光電変換
    素子に結像する走査光学系と、 白シェーディング補正の白基準となる白基準板と、 前記光電変換素子により前記白基準板の表面の一定範囲
    を読み取る読取手段と、 この読み取った複数ライン分の画像データを副走査方向
    に複数のブロックに分割して各ブロックについて各ライ
    ンの画像データの平均値をそれぞれ求める平均化手段
    と、 この求めた各平均値のピーク値を求めるピーク値決定手
    段と、 このピーク値を白シェーディングデータとして使用し、
    前記光電変換素子で前記原稿を読み取った画像データを
    白シェーディング補正する白シェーディング補正手段
    と、を備えている画像読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿が搬送される原稿搬送経路と、 この原稿搬送経路上に配置され原稿の画像を読み取る光
    電変換素子と、 前記原稿搬送経路上で前記光電変換素子に対向配置され
    たローラ状の部材で、回転して原稿の画像面と前記光電
    変換素子との距離を一定に維持し、また、表面は白シェ
    ーディング補正の白基準となる読取ローラと、 前記光電変換素子により前記読取ローラの表面の一定範
    囲を読み取る読取手段と、 この読み取った複数ライン分の画像データを副走査方向
    に複数のブロックに分割して各ブロックについて各ライ
    ンの画像データの平均値をそれぞれ求める平均化手段
    と、 この求めた各平均値のピーク値を求めるピーク値決定手
    段と、 このピーク値を白シェーディングデータとして使用し、
    前記光電変換素子で前記原稿を読み取った画像データを
    白シェーディング補正する白シェーディング補正手段
    と、を備えている画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記読取ローラは、その軸心と直交する
    直線上に曲率中心を有しかつ当該読取ローラの最大外周
    面軌跡の内側に位置している曲面で形成された基準白色
    読取面が表面に形成されている請求項3に記載の画像読
    取装置。
  5. 【請求項5】 前記読取手段は、前記読取ローラの表面
    の少なくとも一周分を前記一定範囲としていて、前記平
    均化手段は、副走査方向の前記各ブロックの幅を前記基
    準白色読取面の幅より小さくしている請求項4に記載の
    画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記読取手段は、前記読取ローラの表面
    の少なくとも一周分を前記一定範囲としている請求項3
    に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記読取手段は、前記読取ローラの表面
    の一周分を超える範囲を前記一定範囲としていて、 前記平均化手段は、前記読取ローラの表面の一周分を前
    記ブロックに分割すると端数分が出るように当該各ブロ
    ックの幅を設定している請求項3〜5の何れかの一に記
    載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記平均化手段は、前記各ブロックにつ
    いて1または複数ラインおきの各ラインの画像データの
    平均値をそれぞれ求めるものである請求項1〜7の何れ
    かの一に記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記平均化手段は、前記各ブロックにつ
    いて各ラインの画像データの平均値をそれぞれ求める代
    わりに、前記複数ライン分の画像データから移動平均に
    よって複数ライン分の画像データの平均値を複数個求め
    るものであり、 前記ピーク値決定手段は、当該複数の平均値のピーク値
    を求めるものである請求項1〜8の何れかの一に記載の
    画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記平均化手段は、前記複数の平均値
    を1ラインずつ移動した移動平均により求めるものであ
    る請求項9に記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかの一に記載の
    画像読取装置を備え、 この画像読取装置で読み取った前記原稿の画像データに
    基づいて用紙上に画像の形成を行う画像形成装置。
  12. 【請求項12】 光電変換素子により白シェーディング
    補正の白基準となる白基準部材の表面の一定範囲を読み
    取る読取工程と、 この読み取った複数ライン分の画像データを副走査方向
    に複数のブロックに分割して各ブロックについて各ライ
    ンの画像データの平均値をそれぞれ求める平均化工程
    と、 この求めた各平均値のピーク値を求めて白シェーディン
    グデータを作成するピーク値決定工程と、を含んでなる
    白基準データ作成方法。
  13. 【請求項13】 前記読取工程は、前記白基準部材とし
    て光電変換素子に対向配置された回転するローラ状の部
    材である読取ローラの表面を読み取るものであり、この
    読取ローラの少なくとも一周分を前記一定範囲としてい
    る請求項12に記載の白基準データ作成方法。
  14. 【請求項14】 前記読取工程は、前記白基準部材とし
    て光電変換素子に対向配置された回転するローラ状の部
    材である読取ローラの表面を読み取るものであり、この
    読取ローラの表面の一周分を超える範囲を前記一定範囲
    としていて、 前記平均化工程は、前記読取ローラの表面の一周分を前
    記ブロックに分割すると端数分が出るように当該各ブロ
    ックの幅を設定している請求項12に記載の白基準デー
    タ作成方法。
  15. 【請求項15】 前記平均化工程は、前記白基準部材と
    して光電変換素子に対向配置された回転するローラ状の
    部材で、その軸心と直交する直線上に曲率中心を有しか
    つ当該読取ローラの最大外周面軌跡の内側に位置してい
    る曲面で形成された基準白色読取面が表面に形成されて
    いる読取ローラの表面を読み取るものであり、副走査方
    向の前記各ブロックの幅を前記基準白色読取面の幅より
    小さくしていて、 前記読取工程は、前記読取ローラの表面の少なくとも一
    周分を前記一定範囲としている請求項12に記載の白基
    準データ作成方法。
  16. 【請求項16】 前記平均化工程は、前記各ブロックに
    ついて1または複数ラインおきの各ラインの画像データ
    の平均値をそれぞれ求めるものである請求項12〜15
    の何れかの一に記載の白基準データ作成方法。
  17. 【請求項17】 前記平均化工程は、前記各ブロックに
    ついて各ラインの画像データの平均値をそれぞれ求める
    代わりに、前記複数ライン分の画像データから移動平均
    によって複数ライン分の画像データの平均値を複数個求
    めるものであり、 前記ピーク値決定工程は、当該複数の平均値のピーク値
    を求めるものである請求項12〜16の何れかの一に記
    載の白基準データ作成方法。
  18. 【請求項18】 前記平均化工程は、前記複数の平均値
    を1ラインずつ移動した移動平均により求めるものであ
    る請求項17に記載の白基準データ作成方法。
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