JP2002326386A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002326386A
JP2002326386A JP2001131780A JP2001131780A JP2002326386A JP 2002326386 A JP2002326386 A JP 2002326386A JP 2001131780 A JP2001131780 A JP 2001131780A JP 2001131780 A JP2001131780 A JP 2001131780A JP 2002326386 A JP2002326386 A JP 2002326386A
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image forming
image
driving
forming apparatus
mode
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JP2001131780A
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English (en)
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Toru Ono
徹 大野
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のプロセス速度や複数の解像度を有する
画像形成装置において、ファーストコピー時間の実平均
値を短くすることが可能な画像形成装置の提供。 【解決手段】 画像情報生成手段から出力される画像情
報に基づいて発生されるレーザ光を回転多面鏡604に
より静電担持体202上に走査させ、電子写真プロセス
を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、前記レ
ーザ光を発生するレーザ光発生手段と、前記回転多面鏡
604を駆動する駆動手段と、前記駆動手段は、切替え
可能な複数段の駆動速度で画像形成を行う制御手段と、
前記複数段の駆動速度の中から、適応する駆動速度を選
択的且つ優先的に選定する駆動速度選定手段と、を有
し、前記回転多面鏡604の駆動開始時に、前記駆動速
度選定手段により選定された駆動速度で駆動することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリゴンスキャナ
を利用してレーザビームにより感光体上に静電潜像の書
き込みを行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル複写機においては、電
子写真方式のプリンタと比較して高速の用途が多いた
め、多くのディジタル複写機は感光体(像担持体)に潜
像を形成する潜像形成手段として、ポリゴンモータを搭
載したレーザ光学系を用いている。
【0003】そして、複写動作時、即ち複写開始ボタン
等の開始信号が入力された後、他の初期動作と同期して
ポリゴンモータが低速から高速回転へ立ち上げられ、そ
の後に画像形成動作を行うといったシーケンスが用いら
れている。
【0004】ここで、ポリゴンモータは、ポリゴンを回
転させるため、慣性が大きく、立ち上がりに時間がかか
り、停止状態あるいは低速から高速回転に立ち上げるに
は一般的に3〜7秒必要であるため、従来のディジタル
複写機ではポリゴンモータの立ち上がり時間を短縮させ
ることがファーストコピー時間、即ち複写ボタンを押し
てから一枚目の用紙が排出されるまでの時間を短縮させ
る主な手段となっており、例えば特開平07−2739
51号公報には、フライングスタート等の機能を有する
画像形成装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単色モードと
カラーモードとの2種類の画像形成モードや画像形成の
解像度等によりポリゴンモータの回転数が複数段設けら
れている画像形成装置においては、一般的に、画像形成
モードや解像度の情報が画像情報受信時と同程度のタイ
ミングで確定するため、フライングスタート等の機能を
実施する場合、複数段の回転数の中の、いずれの回転数
でポリゴンモータを立ち上げるべきであるかといった判
断を行えないという問題があった。
【0006】そして、上記において、ポリゴンモータ立
ち上げ時の回転数を適当に選定する、あるいは予め固定
設定する構成である場合には、選定した回転数が誤って
いた際に、本来の回転数へと駆動切替えするための時間
が必要となり、これにより結果的にファーストコピー時
間が長くなってしまうこととなる。
【0007】この発明は、上述の点に着目して成された
もので、複数のプロセス速度や複数の解像度を有する画
像形成装置において、ファーストコピー時間の実平均値
を短くすることが可能な画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記構成を備
えることにより上記課題を解決できるものである。
【0009】(1)画像情報生成手段から出力される画
像情報に基づいて発生されるレーザ光を回転多面鏡によ
り静電担持体上に走査させ、電子写真プロセスを用いて
画像形成を行う画像形成装置であって、前記レーザ光を
発生するレーザ光発生手段と、前記回転多面鏡を駆動す
る駆動手段と、前記駆動手段は、切替え可能な複数段の
駆動速度で画像形成を行う制御手段と、前記複数段の駆
動速度の中から、適応する駆動速度を選択的且つ優先的
に選定する駆動速度選定手段と、を有し、前記回転多面
鏡の駆動開始時に、前記駆動速度選定手段により選定さ
れた駆動速度で駆動することを特徴とする画像形成装
置。
【0010】(2)前記複数段の駆動速度が、複数段の
プロセス速度に対応して選定されていることを特徴とす
る前項(1)記載の画像形成装置。
【0011】(3)前記複数段の駆動速度が、複数段の
画素密度に対応して選定されていることを特徴とする前
項(1)記載の画像形成装置。
【0012】(4)前記駆動速度選定手段は、操作者の
操作により適応する駆動速度を予め選定しておくことを
特徴とする前項(1)〜(3)の何れかに記載の画像形
成装置。
【0013】(5)画像情報生成手段から出力される画
像情報に基づいて発生されるレーザ光を回転多面鏡によ
り静電担持体上に走査させ、単色モード及びカラーモー
ドの2種類の画像形成モードに対応した2種類のプロセ
ス速度で電子写真プロセスを用いて画像形成を行う画像
形成装置であって、前記レーザ光を発生するレーザ光発
生手段と、前記回転多面鏡を駆動する駆動手段と、前記
駆動手段は、前記プロセス速度に対応して設定された2
種類の駆動速度で画像形成を行う制御手段と、前記画像
形成モードの中から、適応する画像形成モードを選択的
且つ優先的に選定する画像形成モード選定手段と、を有
し、前記回転多面鏡の駆動開始時に、前記画像形成モー
ド選定手段により選定された画像形成モードに対応した
駆動速度で駆動することを特徴とする画像形成装置。
【0014】(6)前記画像形成モードは、単色モード
に対応したプロセス速度がカラーモードに対応したプロ
セス速度よりも高速であることを特徴とする前項(5)
記載の画像形成装置。
【0015】(7)前記画像形成モード選定手段は、操
作者の操作により適応する画像形成モードを予め選定し
ておくことを特徴とする前項(5)または(6)記載の
画像形成装置。
【0016】(8)画像情報生成手段から出力される画
像情報に基づいて発生されるレーザ光を回転多面鏡によ
り静電担持体上に走査させ、複数段の画素密度で電子写
真プロセスを用いて画像形成を行う画像形成装置であっ
て、前記レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、前記
回転多面鏡を駆動する駆動手段と、前記駆動手段は、前
記画素密度に対応して設定された複数段の駆動速度で画
像形成を行う制御手段と、前記複数段の画素密度の中か
ら、適応する画素密度を選択的且つ優先的に選定する画
素密度選定手段と、を有し、前記回転多面鏡の駆動開始
時に、前記画素密度選定手段により選定された画素密度
に対応する駆動速度で駆動することを特徴とする画像形
成装置。
【0017】(9)前記画素密度選定手段は、操作者の
操作により予め対応する画素密度を選定しておくことを
特徴とする前項(8)記載の画像形成装置。
【0018】即ち、請求項1の画像形成装置によれば、
ポリゴンモータの回転数が複数段設けられている画像形
成装置において、使用者の使用目的や使用頻度に合わせ
て予めポリゴンモータ立ち上げ時の回転数を設定してお
くことにより、画像形成動作開始時にポリゴンモータを
目的の回転数へと立ち上げることが可能となり、ファー
ストコピー時間の実平均値を短くすることが可能とな
る。
【0019】また、請求項5の画像形成装置によれば、
単色モード及びカラーモードの2種類の画像形成モード
が設けられている画像形成装置において、使用者の使用
目的や使用頻度に合わせて予め、画像形成動作開始時に
選択的且つ優先的に適応する画像形成モードを選定して
おくことにより、画像形成時の画像形成モード情報を獲
得する以前の段階で、ポリゴンモータを目的の回転数へ
と立ち上げることが可能となり、ファーストコピー時間
の実平均値を短くすることが可能となる。
【0020】また、請求項8の画像形成装置によれば、
画素密度が複数段設けられている画像形成装置におい
て、使用者の使用目的や出力頻度に合わせて予め、画像
形成開始時に選択的且つ優先的に適応する画素密度を選
定しておくことにより、画像形成時の解像度の情報を獲
得する以前の段階で、ポリゴンモータを目的の回転数へ
と立ち上げることが可能となり、ファーストコピー時間
の実平均値を短くすることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る画像形成装置の
実施の形態を説明する。
【0022】図1は、本発明に係る実施例におけるカラ
ー画像形成装置の全体概略構成を示す模式的断面図、図
2は、制御部の要部構成を示すブロック図、図3は、プ
リンタ処理部の要部構成を示すブロック図、図4は、デ
ィジタル画像処理部の要部構成を示すブロック図、図5
は、光書き込み光学系の要部構成を示す斜視図である。
【0023】以下、図面を参照して説明する。
【0024】図1〜4は、本発明に係る実施例における
画像形成装置の構成を表す図面である。それらに基づき
基本的な構成を説明する。
【0025】図1に、本発明に適用されるカラー画像形
成装置の全体の概略構成を示す。
【0026】まず、図1に基づき、カラーリーダー部1
の構成について説明する。101は原稿台ガラス(プラ
テン)、102は自動原稿給紙装置(ADF)である。
なお、この自動原稿給紙装置102の代わりに、鏡面圧
板もしくは白色圧板(図示せず)を装着する構成でもよ
い。103及び104は原稿を照明する光源であり、ハ
ロゲンランプ、蛍光灯、キセノンランプなどの類の光源
を使用する。105及び106は光源103及び104
の光を原稿に集光する反射傘である。107、108、
109はミラー、110は原稿からの反射光または投影
光をCCD(電荷結合素子)イメージセンサ(以下、C
CDということにする)111上に集光するレンズであ
る。112はCCD111が実装されている基板、10
0は画像形成装置全体を制御する制御部、113は図4
の画像処理部の111を除いた部分及び図3の401、
402の部分を含むディジタル画像処理部である。
【0027】114は、光源103及び104と反射傘
105及び106と、ミラー107を収容するキャリッ
ジである。115は、ミラー108及び109を収容す
るキャリッジである。なお、キャリッジ114は速度V
で、キャリッジ115は速度V/2で、CCD111の
電気的走査方向(主走査方向X)に対して直交する副走
査方向Yに機械的に移動することによって、原稿の全面
を走査する。116は他のデバイスとの外部インターフ
ェイス(I/F)である。
【0028】また、制御部100は、図2に示すように
ディジタル画像処理部113とプリンタ制御I/F21
8に対してそれぞれ制御を行うための情報をやり取りす
るI/Fを有するCPU301と操作部303、メモリ
302によって構成されている。
【0029】操作部303は操作者による処理実行内容
の入力や操作者に対する処理に関する情報及び警告等の
通知のためのタッチパネル付き液晶により構成される。
【0030】次に、ディジタル画像処理部113の詳細
な説明を行う。図4はディジタル画像処理部113の詳
細な構成を示すブロック図である。
【0031】原稿台ガラス101上の原稿は光源10
3、104からの光を反射し、その反射光はCCD11
1に導かれて電気信号に変換される(CCD111がカ
ラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ライン
CCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3
ラインCCDで、それぞれRフィルタ、Gフィルタ、B
フィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わ
ないし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCC
Dと別構成になったものでも構わない)。そして、その
電気信号(アナログ画像信号)はディジタル画像処理部
113に入力され、クランプ&Amp&S/H&A/D
部502でサンプルホールド(S/H)され、アナログ
画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定
量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、
A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのディジタ
ル信号に変換される。
【0032】RGB信号はシェーディング部503で、
シェーディング補正及び黒補正が施された後、つなぎ&
MTF補正&原稿検知部504で、CCD111が3ラ
インCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読取り位置
が異なるため、読取り速度に応じてライン毎の遅延量を
調整し、3ラインの読取り位置が同じになるように信号
タイミングを補正し、MTF補正は読取り速度や変倍率
によって読取りのMTFが変わるため、その変化を補正
し、原稿検知は原稿台ガラス101上の原稿を走査する
ことにより原稿サイズを認識する。読取り位置タイミン
グが補正されたディジタル信号は入力マスキング部50
5によって、CCD111の分光特性及び光源103、
104及び反射傘105、106の分光特性を補正す
る。入力マスキング部505の出力は外部I/F信号と
の切替え可能なセレクタ506に入力される。セレクタ
506から出力された信号は色空間圧縮&下地除去&L
OG変換部507と下地除去部514に入力される。下
地除去部514に入力された信号は下地除去された後、
原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定する黒文字判定
部515に入力され、原稿から黒文字信号を生成する。
また、もう一つのセレクタ506の出力が入力された色
空間圧縮&下地除去&LOG変換部507では、色空間
圧縮は読取った画像信号がプリンタで再現できる範囲に
入っているかどうか判断し、入っている場合はそのま
ま、入っていない場合は画像信号をプリンタで再現でき
る範囲に入るように補正する。
【0033】下地除去処理を行い、LOG変換部でRG
B信号からYMC信号に変換する。そして、黒文字判定
部515で生成された信号とタイミングを補正するた
め、色空間圧縮&下地除去&LOG変換部507の出力
信号は遅延508でタイミングを調整される。この二種
類の信号はモワレ除去部509でモワレが除去され、変
倍処理部510で主走査方向に変倍処理される。511
はUCR&マスキング&黒文字反映部で、変倍処理部5
10で処理された信号は、YMC信号からはUCR処理
でYMCK信号が生成され、マスキング処理部でプリン
タの出力にあった信号に補正されると共に、黒文字判定
部515で生成された判定信号がYMCK信号にフィー
ドバックされる。UCR&マスキング&黒文字反映部5
11で処理された信号はγ補正部512で濃度調整され
た後、フィルタ部513でスムージング又はエッジ処理
される。以上処理された信号は図3に示すように、2値
変換部401で8ビットの多値信号から2値信号に変換
される。(変換方法はディザ法・誤差拡散法・誤差拡散の
改良したもの等のいずれでも構わない。)次に、カラー
プリンタ部2の構成を説明する。
【0034】図1において218はプリンタ制御I/F
であり、カラーリーダー部1のCPU301からの制御
信号の受け口となる。カラープリンタ部2はプリンタ制
御I/F218からの制御信号に基づいて以下で説明す
る動作を行う。
【0035】図1において、201はレーザスキャナで
ある。図5に示すように、画像データ信号に対応するレ
ーザ光をレーザドライバ回路基板601により出射し、
コリメータレンズ602とシリンドリカルレンズ603
により平行光に変換されたレーザ光が、スキャナモータ
605により一定速度で回転しているポリゴンミラー6
04に入射される。ポリゴンミラー604から反射され
たレーザ光は、ポリゴンミラー604の前に配置された
結像レンズ606、反射ミラー607を経て、主走査方
向に走査して感光ドラム202に照射する。感光ドラム
202上に形成された静電潜像は、感光ドラム202の
反時計方向への回転により、図1に戻って、色現像器2
03や黒現像器204のスリーブ位置に達する。色現像
器203及び黒現像器204からは、感光ドラム202
上の電荷に応じた量のトナーが供給され、感光ドラム2
02上の静電潜像が現像される。なお、黒単色画像を現
像する際には黒現像器204のみが使用され、フルカラ
ー画像を現像する際には色現像器203及び黒現像器2
04の両方が使用される。
【0036】感光ドラム202上に形成されたトナー像
は、感光ドラム202の反時計方向への回転により、時
計方向に回転する中間転写体205に転写される。中間
転写体205への転写は、黒単色画像の場合には中間転
写体205の1回転で、フルカラー画像の場合は同4回
転で完了する。中間転写体205は、特定のシートサイ
ズ、例えばA4サイズ以下の画像を形成するときには、
中間転写体205に画像601及び画像602の2面の
画像が形成される(図5参照)。
【0037】一方、上段カセット208または下段カセ
ット209からピックアップローラ211または212
によりピックアップされ、給紙ローラ213または21
4により搬送されるシート(記録紙)は、搬送ローラ2
15によりレジストローラ(レジR)219まで搬送さ
れる。そして、中間転写体205への転写が終了するタ
イミングで、中間転写体205と転写ベルト206の間
にシートが搬送される。その後、シートは、転写ベルト
206により搬送されると共に中間転写体205に圧着
され,中間転写体205上のトナー像がシートに転写さ
れる。シートに転写されたトナー像は、定着ローラ及び
加圧ローラ207により加熱及び加圧されシートに定着
される。画像が定着されたシートは、フェイスアップ排
紙口217に排出される。
【0038】なお、シートに転写されずに残る中間転写
体205上の残トナーは、画像形成シーケンス後半の後
処理制御でクリーニングされる。後処理制御では、シー
トに転写終了後の中間転写体205上の残トナーは廃ト
ナーとして、図1のクリーニングRにより元々のトナー
極性の逆極性に帯電され、逆極性の残トナーは感光ドラ
ム202に再度転写される。感光ドラムユニット内で
は、逆極性残トナーがブレード(図示しない)によりド
ラム表面から掻き取られ、感光ドラムユニット内に一体
化されている廃トナーボックスまで搬送される。こうし
て、中間転写体205上の残トナーが完全にクリーニン
グされて後処理制御は終了する。
【0039】最後に、本実施例の特徴である、ポリゴン
モータ関係の構成及び処理について説明する。
【0040】本実施例で示す画像形成装置には、画像形
成モードとして単色モード及びカラーモードを用意して
おり、各々で異なったプロセス速度を有する。ここでは
表記のために、単色モードのプロセス速度をSk、ポリ
ゴンモータ駆動時の回転数をRkとし、カラーモードの
プロセス速度をSc、ポリゴンモータ駆動時の回転数を
Rcとする。両画像形成モードのプロセス速度の間に
は、Sk>Scなる関係がある。
【0041】操作者が操作部303中の複写開始ボタン
を押下すると、カラーリーダー部1において原稿台ガラ
ス101上に置かれた原稿の読取りを開始すると同時
に、カラープリンタ部2において感光体ドラム202及
び周辺ユニット(色現像器203や中間転写体205
等)の駆動が開始される。この時、レーザスキャナ20
1中のポリゴンモータ605も駆動を開始する。しか
し、複写モードがACS(画像形成モード自動選択)で
ある場合には、この段階では、原稿台ガラス101上の
原稿がモノクロ原稿であるのかカラー原稿であるのかを
判別する術がないため、デフォルト値として設定されて
いるRk単色モード用回転数でポリゴンモータ605を
駆動し、感光体ドラム202及び周辺ユニットを単色モ
ード用プロセス速度Skに対応した速度で駆動する。
【0042】ここで、カラープリンタ部2の画像形成準
備が整った頃に、カラーリーダー部1から画像情報が送
信されてくるのであるが、複写モードがACSであり、
且つ、原稿がカラー原稿であった場合には、単色モード
用Rk回転数で駆動しているポリゴンモータ605を、
カラーモード用Rc回転数へ駆動切替えを行い、感光体
ドラム202及び周辺ユニットをカラーモード用プロセ
ス速度Scに対応した速度へ駆動切替えする必要が生じ
る。この時、ポリゴンモータ605の駆動切替え所要時
間(3〜5秒)が、感光体ドラム202及び周辺ユニッ
トの駆動切替え所要時間と比較して非常に長いため、こ
れにより、ポリゴンモータ605の駆動切替えに相当す
る時間分ファーストコピー時間が長くなってしまう。
【0043】この問題に対処する為、単色モード及びカ
ラーモードの2種類の画像形成モードから、操作者が操
作部303によりどちらかを優先モードとしてユーザー
モード設定し、複写モードがACSである場合には、複
写指示発生時に、設定された優先モードを基にして立ち
上げる際の画像形成モードを決定する方法を採用してい
る。
【0044】これにより、操作者が、使用目的あるいは
使用頻度の高い画像形成モードを基に設定した優先モー
ドでの立ち上げが行われ、プロセス速度の途中切替えが
発生する頻度が低下し、ファーストコピー時間の実平均
値を短くすることが可能となる。
【0045】(その他の実施例)本実施例では、操作者
によりユーザーモード設定された優先モードを、複写モ
ードがACSの場合にのみ適用しているが、この、適用
する複写モードとしては、ACSに特に限定するもので
はなく、単色モード及びカラーモードを含めた全モード
としても良い。これは、カラーリーダー部1において選
択された複写モード情報が、カラープリンタ部2におい
て画像情報受信時まで通知されないような構成となって
いる装置に適用される。
【0046】また、本実施例では、2種類のプロセス速
度を有する複写機に対して優先する画像形成モードを決
定する構成としているが、この優先するモードに関して
は、画像形成モードに特に限定するものではない。近年
では、レーザ走査手段を備えたディジタル複写機におい
ては、複写機能の他にファクシミリやプリンタ等の複数
の機能を一台の装置で行う複合機が普及してきており、
このような画像形成装置においては、それぞれの動作を
させる場合に、レーザ光走査のためのポリゴンモータの
回転速度を変えることにより解像度変換を行うことが有
効である。そして、上記の様な構成となっている複写機
において、優先モードを解像度別に設定しても良い。
【0047】この場合の実施例を以下に示す。まず、装
置に関しては、解像度として、300dpi(画素密
度)と600dpiを用意してあり、各々で異なったポ
リゴンモータ駆動回転数R30及びR60を有する。操
作者は、使用目的あるいは出力頻度を基に、300dp
iまたは600dpiのいずれかの解像度を操作部30
3により優先解像度としてユーザーモード設定し、画像
形成指示発生時には、優先解像度に対応した回転数、例
えば優先解像度が300dpiであればR30でポリゴ
ンモータ605を立ち上げる。これにより、操作者が設
定した出力頻度の高い解像度での立ち上げが行われ、ポ
リゴンモータ605の回転数の途中切替えが発生する頻
度が低下し、ファーストコピー時間の実平均値を短くす
ることが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、複数のプロセス速度や複数の解像度を有する画像形
成装置において、使用者の使用目的や使用頻度に合わせ
て予めポリゴンモータ立ち上げ時の回転数を設定可能な
機能を付加することにより、ファーストコピー時間の実
平均値を短くすることが可能になる、という効果を呈す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施例におけるカラー画像形成
装置の全体概略構成を示す模式的断面図
【図2】 制御部の要部構成を示すブロック図
【図3】 プリンタ処理部の要部構成を示すブロック図
【図4】 ディジタル画像処理部の要部構成を示すブロ
ック図
【図5】 光書き込み光学系の要部構成を示す斜視図
【符号の説明】
1 カラーリーダー部 2 カラープリンタ部 100 制御部 101 原稿ガラス台(プラテン) 102 自動原稿給紙装置(ADF) 103、104 光源 105、106 反射傘 107、108、109 ミラー 110 レンズ 111 CCD(電荷結合素子) 112 CCDが実装されている基板 113 ディジタル画像処理部 114、115 キャリッジ 116 外部インターフェイス(I/F) 201 レーザスキャナ 202 感光ドラム(静電坦持体) 203 色現像器 204 黒現像器 205 中間転写体 206 転写ベルト 207 加圧ローラ 208 上段カセット 209 下段カセット 211、212 ピックアップローラ 213、214 給紙ローラ 215 搬送ローラ 216 手差し給紙ローラ 217 フェイスアップ排紙口 218 プリンタ制御I/F 301 CPU 302 メモリ 303 操作部 601 レーザドライバ回路基板 602 コリメータレンズ 603 シリンドリカルレンズ 604 ポリゴンミラー(回転多面鏡) 605 スキャナモータ 606 結像レンズ 607 反射ミラー 608 BD回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 384 H04N 1/23 103C 5C072 H04N 1/113 B41J 3/00 D 5C074 1/23 103 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 BA04 BA34 CA33 CB07 CB64 2H027 DA16 DB01 EE03 EE04 EE06 FA16 FA28 FA30 FB06 FB19 FC02 FD08 ZA07 2H030 AD07 AD08 AD12 BB02 BB16 BB24 BB42 BB63 2H045 AA52 AA56 2H076 AB02 AB12 AB16 AB76 EA01 5C072 AA03 BA03 DA04 HA02 HA13 HB13 HB16 XA05 5C074 AA12 BB03 CC22 CC26 DD13 DD14 FF15 GG04 HH02 HH04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報生成手段から出力される画像情
    報に基づいて発生されるレーザ光を回転多面鏡により静
    電担持体上に走査させ、電子写真プロセスを用いて画像
    形成を行う画像形成装置であって、 前記レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 前記回転多面鏡を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段は、切替え可能な複数段の駆動速度で画像
    形成を行う制御手段と、 前記複数段の駆動速度の中から、適応する駆動速度を選
    択的且つ優先的に選定する駆動速度選定手段と、を有
    し、 前記回転多面鏡の駆動開始時に、前記駆動速度選定手段
    により選定された駆動速度で駆動することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記複数段の駆動速度が、複数段のプロ
    セス速度に対応して選定されていることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数段の駆動速度が、複数段の画素
    密度に対応して選定されていることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動速度選定手段は、操作者の操作
    により適応する駆動速度を予め選定しておくことを特徴
    とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像情報生成手段から出力される画像情
    報に基づいて発生されるレーザ光を回転多面鏡により静
    電担持体上に走査させ、単色モード及びカラーモードの
    2種類の画像形成モードに対応した2種類のプロセス速
    度で電子写真プロセスを用いて画像形成を行う画像形成
    装置であって、 前記レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 前記回転多面鏡を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段は、前記プロセス速度に対応して設定され
    た2種類の駆動速度で画像形成を行う制御手段と、 前記画像形成モードの中から、適応する画像形成モード
    を選択的且つ優先的に選定する画像形成モード選定手段
    と、を有し、 前記回転多面鏡の駆動開始時に、前記画像形成モード選
    定手段により選定された画像形成モードに対応した駆動
    速度で駆動することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成モードは、単色モードに対
    応したプロセス速度がカラーモードに対応したプロセス
    速度よりも高速であることを特徴とする請求項5記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成モード選定手段は、操作者
    の操作により適応する画像形成モードを予め選定してお
    くことを特徴とする請求項5または6記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 画像情報生成手段から出力される画像情
    報に基づいて発生されるレーザ光を回転多面鏡により静
    電担持体上に走査させ、複数段の画素密度で電子写真プ
    ロセスを用いて画像形成を行う画像形成装置であって、 前記レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 前記回転多面鏡を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段は、前記画素密度に対応して設定された複
    数段の駆動速度で画像形成を行う制御手段と、 前記複数段の画素密度の中から、適応する画素密度を選
    択的且つ優先的に選定する画素密度選定手段と、を有
    し、 前記回転多面鏡の駆動開始時に、前記画素密度選定手段
    により選定された画素密度に対応する駆動速度で駆動す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画素密度選定手段は、操作者の操作
    により予め対応する画素密度を選定しておくことを特徴
    とする請求項8記載の画像形成装置。
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