JP3490845B2 - デジタル複合機のγ補正装置およびデジタル複合機 - Google Patents

デジタル複合機のγ補正装置およびデジタル複合機

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JP3490845B2
JP3490845B2 JP17047296A JP17047296A JP3490845B2 JP 3490845 B2 JP3490845 B2 JP 3490845B2 JP 17047296 A JP17047296 A JP 17047296A JP 17047296 A JP17047296 A JP 17047296A JP 3490845 B2 JP3490845 B2 JP 3490845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,デジタル複合機の
γ補正装置およびデジタル複合機に関し,より詳細に
は,コピーモード,スキャナモード,ファクシミリモー
ド,プリンタモード等の動作モードに応じて最適なγ補
正を行えるデジタル複合機のγ補正装置およびデジタル
複合機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,一台の装置で,コピー機能,スキ
ャナ機能,ファクシミリ機能,プリンタ機能等の種々の
機能を実現するマルチファンクション機(デジタル複合
機)が提供されている。
【0003】このようなデジタル複合機は,一般に,画
像読取装置で読み取った画像データに画像処理装置で各
種画像処理を施し,画像書込装置で記録紙に出力するコ
ピーモードと,画像読取装置で読み取った画像データを
外部装置へ出力するスキャナモードと,画像読取装置で
読み取った画像データに画像処理装置で各種画像処理を
施した後,ファクシミリ送信すると共に,ファクシミリ
受信した画像データに画像処理装置で各種画像処理を施
した後,画像書込装置で記録紙に出力するファクシミリ
モードと,外部装置から入力した画像データを画像書込
装置で記録紙に出力するプリンタモードと,を有してい
る。
【0004】また,このようなデジタル複合機における
γ補正は,画像処理装置側と画像書込装置側で行う構成
が一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術によれば,γ補正を画像処理装置側と画像書込
装置側で行っているものの,種々の機能(アプリケーシ
ョン)を有する場合,画像データの処理工程において,
各々のアプリケーションや,アプリケーション内の種々
のモードに応じてγ補正を行うべき,ふさわしい(また
は最適な)位置と必要な位置,さらにはγ補正に使用す
るパラメータ等が異なっているため,以下の問題点があ
った。
【0006】第1に,コピーモード(コピー機能)にお
いて,文字モードや,文字写真モード,写真モード等の
多種のγ特性の要求が発生するが,従来の構成では画質
の要求を必ずしも十分に満たすことができいという問題
点があった。
【0007】第2に,スキャナモードのように画像読取
装置のみを用いるモードの時には,画像書込装置は使用
可能状態であるので,例えば,プリンタモードのように
画像書込装置のみを用いるモードで使用したいが,スキ
ャナモードにおいて画像処理装置側のγ補正を使用して
いるため,同様に画像処理装置側のγ補正を使用するプ
リンタモードを実行できないという問題点があった。
【0008】第3に,ファクシミリモードの送信モード
や,スキャナモードで画像読取装置と画像処理装置を用
いるモードの場合には,細かい画質の制御が要求される
ので,画像読取装置と画像処理装置が使用状態となる。
この場合に,例えば,プリンタモードのように画像書込
装置のみを用いるモードを使用したくとも,画像処理装
置が使用されているため,画像処理装置側のγ補正のみ
を使用するプリンタモードを実行できないという問題点
があった。
【0009】第4に,プリンタモードや,ファクシミリ
モードの受信モードの場合は,画像読取装置が使用可能
状態であるので,例えば,スキャナモードのように画像
読取装置のみを用いるモードで使用したいが,既に画像
処理装置が使用されているため,画像処理装置側のγ補
正のみを使用したいスキャナモードを実行できないとい
う問題点があった。
【0010】第5に,上記第2〜第4の問題点によっ
て,デジタル複合機の各装置を効率的に利用できないと
いう問題点があった。
【0011】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,各々の機能(アプリケーション)や,各機能内の種
々のモードに応じて,画像データの処理工程の最適な位
置または必要な位置でγ補正を行うと共に,最適なパラ
メータを用いてγ補正を行えるようにすることを目的と
する。
【0012】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,デジタル複合機の各装置を効率的に利用でき
るようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係るデジタル複合機のγ補正装置は,
画像読取装置で読み取った画像データに画像処理装置で
各種画像処理を施し,画像書込装置で記録紙に出力する
コピーモードと,画像読取装置で読み取った画像データ
を外部装置へ出力するスキャナモードと,画像読取装置
で読み取った画像データに画像処理装置で各種画像処理
を施した後,ファクシミリ送信すると共に,ファクシミ
リ受信した画像データに画像処理装置で各種画像処理を
施した後,画像書込装置で記録紙に出力するファクシミ
リモードと,外部装置から入力した画像データを画像書
込装置で記録紙に出力するプリンタモードと,を有する
デジタル複合機のγ補正装置において,前記画像読取装
置から画像データを入力してγ補正を行う第1のγ補正
手段と,前記画像処理装置における画質処理内容に応じ
たγ補正を行う第2のγ補正手段と,前記画像書込装置
側に入力された画像データのγ補正を行う第3のγ補正
手段と,前記デジタル複合機の動作モードに基づいて,
前記第1のγ補正手段,第2のγ補正手段および第3の
γ補正手段の中から最適なγ補正手段を少なくとも一つ
選択すると共に,前記デジタル複合機の動作モードに基
づいて,前記選択した各々のγ補正手段で使用するγ特
性を設定する選択・設定手段と,を備えたものである。
【0014】また,請求項2に係るデジタル複合機のγ
補正装置は,請求項1記載のデジタル複合機のγ補正装
置において,前記選択・設定手段が,前記動作モードが
コピーモードの場合,前記第1のγ補正手段,第2のγ
補正手段および第3のγ補正手段の3つを選択するもの
である。
【0015】また,請求項3に係るデジタル複合機のγ
補正装置は,請求項1記載のデジタル複合機のγ補正装
置において,前記選択・設定手段が,前記動作モードが
スキャナモードの場合,前記第1のγ補正手段のみを選
択するものである。
【0016】また,請求項4に係るデジタル複合機のγ
補正装置は,請求項1記載のデジタル複合機のγ補正装
置において,前記選択・設定手段が,前記動作モードが
ファクシミリモードの場合,前記第1のγ補正手段およ
び第2のγ補正手段を選択するものである。
【0017】また,請求項5に係るデジタル複合機のγ
補正装置は,請求項1記載のデジタル複合機のγ補正装
置において,前記選択・設定手段が,前記動作モードが
プリンタモードの場合,前記第3のγ補正手段のみを選
択するものである。
【0018】また,請求項6に係るデジタル複合機は,
コピーモード,スキャナモード,ファクシミリモード,
プリンタモード等の複数の動作モードを有したデジタル
複合機において,原稿から光学的に画像データを読み取
る画像読取手段と,前記画像読取手段から画像データを
入力し,γ補正を行う第1のγ補正手段と,前記第1の
γ補正手段から画像データを入力し,MTF補正処理・
平滑化処理を行う補正処理手段と,前記補正処理手段か
ら画像データを入力し,主走査方向の変倍処理を行う変
倍処理手段と,前記画像データに対して,文字処理,誤
差拡散処理およびディザ処理等の画質処理を行う画質処
理手段と,前記画質処理手段の前段に配置され,前記画
質処理手段の画質処理内容に応じたγ補正を行う第2の
γ補正手段と,画像データを記録紙に記録する画像書込
手段と,前記画像書込手段の前段に配置され,前記画像
書込手段に入力する画像データのγ補正を行う第3のγ
補正手段と,種々の画像データを記憶するための記憶手
段と,ファクシミリ機能を実現するためのファクシミリ
アプリケーション手段と,プリンタ機能を実現するため
のプリンタアプリケーション手段と,前記変倍処理手段
から出力された画像データを前記第2のγ補正手段へ送
る第1のルートと,前記変倍処理手段から出力された画
像データを前記ファクシミリアプリケーション手段また
はプリンタアプリケーション手段へ送る第2のルート
と,前記変倍処理手段から出力された画像データを前記
記憶手段へ送る第3のルートと,前記ファクシミリアプ
リケーション手段またはプリンタアプリケーション手段
から出力された画像データを前記第2のγ補正手段へ送
る第4のルートと,前記ファクシミリアプリケーション
手段またはプリンタアプリケーション手段から出力され
た画像データを前記第3のγ補正手段へ送る第5のルー
トと,前記ファクシミリアプリケーション手段またはプ
リンタアプリケーション手段から出力された画像データ
を前記記憶手段へ送る第6のルートと,前記記憶手段か
ら出力された画像データを前記第2のγ補正手段へ送る
第7のルートと,前記記憶手段から出力された画像デー
タを前記第3のγ補正手段へ送る第8のルートと,前記
記憶手段から出力された画像データを前記ファクシミリ
アプリケーション手段またはプリンタアプリケーション
手段へ送る第9のルートと,前記第2のγ補正手段から
出力された画像データを前記ファクシミリアプリケーシ
ョン手段またはプリンタアプリケーション手段へ送る第
10のルートと,前記デジタル複合機の動作モードに基
づいて,前記第1〜第10のルートの中から少なくとも
一つのルートを選択して,前記各手段間の画像データの
転送を制御する画像データ転送制御手段と,を備えたも
のである。
【0019】また,請求項7に係るデジタル複合機は,
請求項6記載のデジタル複合機において,前記画像デー
タ転送制御手段が,一つの動作モードで動作中に,他の
動作モードが実行された場合,前記他の動作モードで使
用する各手段が利用可能であるか否かを判断し,利用可
能であれば,前記第1〜第10のルートのうち該当する
ルートを選択して,前記他の動作モードにおける画像デ
ータの転送を行うものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,本発明のデジタル複合機の
γ補正装置およびデジタル複合機の実施の形態につい
て,図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は,本実施の形態のデジタル複合機の
概略ブロック構成図を示し,原稿を光学的に走査して,
CCDイメージセンサ102で画像データを読み取るス
キャナ部101と,CCDイメージセンサ102で読み
取った画像データ(アナログ信号)をデジタル信号に変
換し,後述するクロックCK1に同期した8ビットのデ
ジタル画像データGDT(7:0)として出力するVP
U部(Video Processing Unit)
103と,VPU部103に対してCCDイメージセン
サ102の読み出しタイミングを決めるCCDSTNと
16MHzのクロックであるCK1を出力し,VPU部
103から画像データGDT(7:0)を入力し,2つ
のγ補正部(読取部γ補正部105および画質処理部γ
補正部106)でγ補正処理を行うと共に,黒オフセッ
ト補正処理,シャーディング補正処理,MTF補正処
理,変倍処理,画質処理(ディザ処理または誤差拡散処
理等)等を施す画像処理装置としてのIPU(Imag
e ProcessingUnit)104と,内部に
書込部γ補正部108を有したプリンタ部107と,フ
ァクシミリ機能を実現するためのファクシミリアプリケ
ーション手段としてのファクシミリアプリケーション部
109と,プリンタ機能を実現するためのプリンタアプ
リケーション手段としてのプリンタアプリケーション部
110と,種々の画像データを記憶するための記憶手段
としての画像メモリ部111と,各種オペレーションを
行うための操作部112と,上記各部を制御するシステ
ム制御部113と,から構成される。
【0022】なお,IPU部104は,システム制御部
113のCPUとアドレスバス,データバスを共有して
おり,これらを介して通信が行われている。また,各γ
補正部(読取部γ補正部105,画質処理部γ補正部1
06および書込部γ補正部108)は,データ,アドレ
ス8ビットのRAMで構成されている。
【0023】また,操作部112は,CPU,キースイ
ッチ,LCD表示部およびロジックで構成されており,
システム制御部113と通信を行い,オペレータによる
キー入力を検知し,そのステータス情報をシステム制御
部113に送信する。また,システム制御部113から
受信したコマンド情報に基づいて機械の状態等の各種情
報をLCD表示部に表示する。
【0024】また,システム制御部113は,装置全体
(すなわち,システム全体)の制御を行うと共に,例え
ば,スキャナ部101およびプリンタ部107のモータ
コントロールや,各種クラッチ,ソレノイドのコントロ
ールも行っている。なお,本実施の形態では,コピーモ
ード,スキャナモード,ファクシミリモード,プリンタ
モード等の複数の動作モードを有しており,このうち,
ファクシミリモードの制御をファクシミリアプリケーシ
ョン部109と共同で行い,プリンタモードの制御をプ
リンタアプリケーション部110と共同で行う構成であ
る。換言すれば,コピーモードとスキャナモードの制御
が,システム制御部113の単独の制御で行われる。
【0025】また,詳細な説明は省略するが,ファクシ
ミリアプリケーション部109は,ファクシミリ機能を
実現するための通信装置等のハードウェアと,ファクシ
ミリ機能を実現するためのソフトウェアとを有してお
り,プリンタアプリケーション部110は,プリンタ機
能を実現するための画像データ入出力装置(例えば,フ
ロッピーディスクドライブや,RS232C用インター
フェス)等のハードウェアと,プリンタ機能を実現する
ためのソフトウェアとを有している。
【0026】画像メモリ部111は,CPU,ロジック
および画像メモリで構成され,システム制御部113と
通信を行い,画像メモリ部111の状態を知らせるステ
ータス情報を送信すると共に,システム制御部113か
らコマンドを受信し,その情報に従って,データバスを
介して受信した画像データの蓄積や,画像合成等の各種
加工処理,処理した画像データの送信処理等を行う。
【0027】図2は,IPU部104のブロック構成図
を示し,VPU部103から入力した画像データに対し
て,シェーディング補正処理を施すシェーディング補正
部201と,シェーディング補正部201から画像デー
タを入力してγ補正を行う第1のγ補正手段としての読
取部γ補正部105と,画像データを入力してMTF補
正処理や平滑化処理を施す補正処理手段としてのフィル
タ処理部202と,画像データを入力して主走査方向の
電気変倍を行う変倍処理手段としての変倍処理部203
と,画像データを入力して文字処理,誤差拡散処理およ
びディザ処理等の画質処理を行う画質処理手段としての
画質処理部204と,画質処理部204の前段に配置さ
れ,画質処理部204の画質処理内容に応じたγ補正を
行う第2のγ補正手段としての画質処理部γ補正部10
6と,ファクシミリアプリケーション部109およびプ
リンタアプリケーション部110との間でデータの送受
信を行うためのアプリI/F(インターフェース)20
5と,画像メモリ部111との間でデータの送受信を行
うためのメモリI/F206と,から構成される。な
お,図において,#1〜#4はシステム制御部113の
制御に基づいて画像データの流れを制御するパス制御部
を示す。
【0028】なお,シェーディング補正部201は,主
走査方向の光源の光量むらやCCDイメージセンサ10
2の各画素間の感度差によるむらを除くため,原稿走査
開始前に濃度の均一な白板を読み取り,そのデータを各
画素毎に記憶し,原稿読み取り中の画像データを記憶し
た各画素毎の白板のデータで除算することで補正を行う
ものである。
【0029】また,フィルタ処理部202で行うMTF
補正処理とは,光学的な周波数特性の劣化等を2次元の
空間フィルタで補正するものである。変倍処理部203
は,8ビットの輝度データに対しては3次元コンボリュ
ーション法による補間演算を用いて主走査方向変倍処理
を行う。
【0030】さらに,画質処理部204では,画質処理
部γ補正部106でγ補正が行われた後,モードに応じ
て文字処理,誤差拡散処理,ディザ処理等を実行する。
【0031】IPU部104における一連の処理が施さ
れた画像データSDT(7:0)は,プリンタ部107
に送られる。プリンタ部107に送られた画像データ
は,書き込みクロックにあわせた速度変換を施された
後,書込部γ補正部108でγ補正処理が施され,LD
変調板(図示せず)に送られる。LD変調板では,この
8ビット256階調の画像データに応じて,後述するレ
ーザ発生器(図3参照)の半導体レーザに与える電流の
パルス幅や電流の量をコントロールする。
【0032】次に,図2を参照してパス制御部#1〜#
4の役割について説明する。パス制御部#1〜#4は,
システム制御部113によって設定された選択パラメー
タに従って,IPU部104内の画像データの流れを制
御(選択)するための切替えスイッチの役割を果たす。
一方,システム制御部113は,デジタル複合機の動作
モードに基づいて,後述する第1〜第10のルートの中
から少なくとも一つのルートを選択して,各部の間で画
像データが選択したルートを経由して転送されるように
パス制御部#1〜#4に選択パラメータを設定する。す
なわち,パス制御部#1〜#4とシステム制御部113
によって本発明の画像データ転送制御手段が構成されて
いる。
【0033】選択可能なルートとしては,以下に示す第
1〜第10のルートが存在する。 第1のルート:変倍処理部203から出力された画像デ
ータをパス制御部#3,#4を介して画質処理部γ補正
部106へ送る。 第2のルート:変倍処理部203から出力された画像デ
ータをパス制御部#1を介してファクシミリアプリケー
ション部109またはプリンタアプリケーション部11
0へ送る。 第3のルート:変倍処理部203から出力された画像デ
ータをパス制御部#3を介して画像メモリ部111へ送
る。
【0034】第4のルート:ファクシミリアプリケーシ
ョン部109またはプリンタアプリケーション部110
から出力された画像データをパス制御部#2,#3,#
4を介して画質処理部γ補正部106へ送る。 第5のルート:ファクシミリアプリケーション部109
またはプリンタアプリケーション部110から出力され
た画像データをパス制御部#2を介して書込部γ補正部
108へ送る。 第6のルート:ファクシミリアプリケーション部109
またはプリンタアプリケーション部110から出力され
た画像データをパス制御部#2,#3を介して画像メモ
リ部111へ送る。
【0035】第7のルート:画像メモリ部111から出
力された画像データをパス制御部#4を介して画質処理
部γ補正部106へ送る。 第8のルート:画像メモリ部111から出力された画像
データを書込部γ補正部108へ送る。ただし,本実施
の形態では,第9のルートを用いて一旦プリンタアプリ
ケーション部110へ転送した後,第4のルートを用い
て画質処理部γ補正部106へ送る構成とするが,画像
メモリ部111から書込部γ補正部108へ直接転送で
きるようにルートを設けても良い。 第9のルート:画像メモリ部111から出力された画像
データをパス制御部#4,#1を介してファクシミリア
プリケーション部109またはプリンタアプリケーショ
ン部110へ送る。 第10のルート:画質処理部γ補正部106から出力さ
れた画像データをパス制御部#1を介してファクシミリ
アプリケーション部109またはプリンタアプリケーシ
ョン部110へ送る。
【0036】上記の10通りのルート(第1のルート〜
第10のルート)を制御するためにシステム制御部11
3は,パス制御部#1において,変倍処理部203にお
ける変倍処理後の画像データ,パス制御部#4通過後の
画像データおよび画質処理部204における画質処理後
の画像データの3つの中の何れをアプリI/F205に
出力するか選択する。また,パス制御部#2において,
アプリI/F205からの画像データを,パス制御部#
3またはプリンタ部107の何れに出力するか選択す
る。また,パス制御部#3で,変倍処理後の画像データ
とパス制御部#2からの画像データの何れを出力するか
選択する。さらに,パス制御部#4で,パス制御部#3
からの画像データとメモリI/F206からの画像デー
タの何れを出力するか選択する。
【0037】図3は,本実施の形態のデジタル複合機の
スキャナ部101およびプリンタ部107の構成を示
す。スキャナ部101の装置上面には原稿を載置するコ
ンタクトガラス301が設けられ,その下部に水平移動
(副走査方向の移動)可能に光源302およびミーラー
303が走行体304として一体的に配置されている。
光源302から照射された光はコンタクトガラス301
上の原稿で反射され,さらに反射光はミラー303によ
って反射され,光源302の移動に応じて走行可能に設
けられた走行体307上のミラー305,306によっ
て,レンズ308に導かれ,レンズ308を介してCC
Dイメージセンサ102に集光される。
【0038】プリンタ部107は,レーザ発生器309
からのレーザ光を所定位置に合焦させる光学系310
と,光学系310の出力光を反射させる反射鏡314
と,この反射鏡314からのビームによって露光され,
静電潜像が形成される感光体ドラム315と,露光の前
に感光体ドラム315を一様に帯電する帯電チャージャ
316と,露光による静電潜像をトナーにより現像する
現像装置317と,所定のタイミングで記録紙を転写位
置へ給紙するレジストローラ318と,記録紙を多数枚
収納可能な給紙カセット319〜321と,各給紙カセ
ット319〜321から一枚ずつ記録紙を送り出す給紙
ローラ322〜324と,レジストローラ318から送
り出された記録紙上に感光体ドラム315上のトナー像
を転写させる転写チャージャ325と,転写が終了した
記録紙の部分を感光体ドラム315から剥離する分離チ
ャージャ326と,剥離した記録紙を搬送する搬送ベル
ト327と,搬送ベルト327によって搬送された記録
紙上のトナー像を定着させる定着器328と,定着器3
28から送り出された記録紙を収納する排出トレイ32
9と,感光体ドラム315の表面に付着している残留ト
ナーを除去するクリーニング装置330と,を備えてい
る。
【0039】図3において,IPU部104から送られ
てきた8ビット256階調の画像データはLD変調板
(図示せず)に入力される。LD変調板は,入力した画
像データに基づいてレーザ発生器309の半導体レーザ
に与える電流のパルス幅や電流の量をコントロールし,
レーザ発生器309を変調駆動する。レーザ発生器30
9から出力されたレーザビームは,光学系310,反射
鏡314を介して予め帯電チャージャ316によって帯
電が施されている感光体ドラム315に到達し,感光体
ドラム315上に静電潜像を形成する。この静電潜像は
感光体ドラム315の回転に応じて現像装置317の対
向位置に到達し,静電潜像に対するトナー現像が行われ
る。
【0040】トナー現像による可視像が転写位置に到達
するタイミングに合わせてレジストローラ318から記
録紙が給紙され,転写位置において転写チャージャ32
5により感光体ドラム315上のトナー像が記録紙面に
吸着する。転写の終了した記録紙は,その先端から分離
チャージャ326によって剥離され,搬送ベルト327
上に送り出される。搬送ベルト327上の記録紙は定着
器328に搬入され,熱および圧力が付与されて,トナ
ー像が紙面上に定着される。定着の終了した記録紙は排
出トレイ329へ送り出される。
【0041】以上の構成において, コピーモードにおけるγ補正部の選択およびルート スキャナモードにおけるγ補正部の選択およびルート ファクシミリモード(送信モード)におけるγ補正部
の選択およびルート プリンタモードにおけるγ補正部の選択およびルート の順でその動作を説明する。
【0042】コピーモードにおけるγ補正部の選択お
よびルート コピーモードで画像データを読み取る場合の動作を説明
する。先ず,画像面を下向きして原稿をコンタクトガラ
ス301上にセットし,操作部112のスタートボタン
を押下する。これにより,システム制御部113のCP
UからIPU部104に対して副走査の有効範囲のトリ
ガ信号であるSSCANが出力され,副走査方向の画像
有効範囲を示すFGATEがアクティブとなる。
【0043】図3において,走行体304および走行体
307が図の左方向に移動を開始し,原稿に対する副走
査が行われる。このとき走行体307は走行体304の
1/2の速度で移動する。光源302で照明された原稿
からの反射光(読み取り光)は,ミラー303→ミラー
305→ミラー306→レンズ308を順次経由してC
CDイメージセンサ102へ到達する。
【0044】CCDイメージセンサ102は,入射光を
電気信号に変換し,アナログ画像データとしてVPU部
103に出力する。VPU部103はアナログ画像デー
タをデジタル画像データGDT(7:0)に変換してI
PU部104へ出力する。
【0045】IPU部104に送られた画像データは,
図2で示したように,黒オフセット補正,シェーディン
グ補正,読取部γ補正部105によるγ補正,MTF補
正,主走査方向の電気変倍等を施された後,画質処理部
γ補正部106でγ補正を施され,画質処理部204で
ディザや誤差拡散等の画質処理が施される。
【0046】IPU部104内で処理された画像データ
は,続いて,プリンタ部107に送られ,書込部γ補正
部108でγ補正が行われた後,印字出力される。通常
のコピーモードでは,FGATEの発生とほぼ同時に,
プリンタ部107の動作開始信号であるDFGATEが
アクティブとなり,プリンタ部107への書き込みが行
われる。
【0047】図4は,コピーモード時のIPU部104
内の画像データの流れを示す説明図である。システム制
御部113は,操作部112からコピーモードによるス
タートボタンの押下を入力すると,パス制御部#1〜#
4の選択パラメータとして,パス制御部#1,#2を使
用禁止(画像データのパス不可)に設定し,パス制御部
#3を変倍処理部203からパス制御部#4へ画像デー
タが流れるように設定し,パス制御部#4をパス制御部
#3画質処理部γ補正部106側へ画像データが流れる
ように設定する。
【0048】これによって,IPU部104内の画像デ
ータの流れは,図中に実線で示すように,変倍処理部2
03→パス制御部#3→パス制御部#4→画質処理部γ
補正部106→画質処理部204→プリンタ部107の
順で流れるようになる。
【0049】上記のコピーモードの場合,読取部γ補正
部105には,図5に示すような直線のγカーブを設定
する。また,書込部γ補正部108には入力データに対
してリニアな特性が得られるγカーブを設定する。こう
しておいて,画質処理部γ補正部106には各画像モー
ドとその時の要求画像濃度に合ったID・OD特性カー
ブを得ることができるγカーブを設定する。一例とし
て,文字用のID・OD特性カーブを図6に示す。
【0050】また,例えば,コピーモードの画像モード
が文字モードのように,どんな原稿に対しても地肌を消
すことが求められるモードである場合,読取部γ補正部
105のγカーブを,図7に示すように,ID軸の途中
から始まるように設定すると,地肌の出現を抑えること
ができる。MTF補正で地肌のレベルが増幅される前に
地肌のカットを行うことができるので効果的である。
【0051】コピーモードにおいては,文字モード,文
字写真モード,写真モード等のように様々な画像要求
(画像モード)があるが,前述したように3個所のγ補
正部(読取部γ補正部105,画質処理部γ補正部10
6,書込部γ補正部108)を用いることにより,多様
な画質補正を実現することができる。
【0052】スキャナモードにおけるγ補正部の選択
およびルート スキャナモードでは,一番頻繁に使用される読み取った
多値画像データ(8ビット)に対して,γ補正とフィル
タ処理と変倍処理まで施し,ホストコンピュータに取り
込む多値画像モードを一例として説明する。
【0053】スキャナモードで動作を行う場合,画像面
を下向きして原稿をコンタクトガラス301上にセット
し,ホストコンピュータ側でスタートの指令を入力する
と,これにより,システム制御部113のCPUからI
PU部104に対して副走査の有効範囲のトリガ信号で
あるSSCANが出力され,副走査方向の画像有効範囲
を示すFGATEがアクティブとなる。
【0054】図3において,走行体304および走行体
307が図の左方向に移動を開始し,原稿に対する副走
査が行われる。CCDイメージセンサ102は,入射光
を電気信号に変換し,アナログ画像データとしてVPU
部103に出力する。VPU部103はアナログ画像デ
ータをデジタル画像データGDT(7:0)に変換して
IPU部104へ出力する。
【0055】IPU部104に送られた画像データは,
図2で示したように,シェーディング補正,読取部γ補
正部105によるγ補正,MTF補正,主走査方向の電
気変倍等を施された後,パス制御部#1を介してアプリ
I/F205へ画像データが送られ,読み取った画像デ
ータがアプリI/F205から出力される。
【0056】図8は,スキャナモードの多値画像モード
時のIPU部104内の画像データの流れを示す説明図
である。システム制御部113は,ホストコンピュータ
からスキャナモード(多値画像モード)による読み取り
動作の指令を入力すると,パス制御部#1〜#4の選択
パラメータとして,パス制御部#2,#3,#4を使用
禁止に設定し,パス制御部#1を変倍処理部203から
アプリI/F205へ画像データが流れるように設定す
る。
【0057】これによって,IPU部104内の画像デ
ータの流れは,図中に実線で示すように,変倍処理部2
03→パス制御部#1→アプリI/F205→(ホスト
コンピュータ)の順で流れるようになる。
【0058】このスキャナモード(多値画像モード)
で,読取部γ補正部105で画像デーのγ補正を行った
後に,フィルタ処理と変倍処理が行われるので,画像の
濃度と解像度を可変とする多値データの取込みが可能と
なる。
【0059】図8に示すように,スキャナモード(多値
画像モード)では,パス制御部#3以降のブロックは未
使用である。そのため,次の(1)〜(3)のような動
作を同時に実行することも可能である。
【0060】(1) アプリI/F205に接続されて
いるファクシミリアプリケーション部109やプリンタ
アプリケーション部110からの出力をパス制御部#2
を介して,プリンタ部107へ送ることができる。 (2) アプリI/F205に接続されているファクシ
ミリアプリケーション部109やプリンタアプリケーシ
ョン部110からの出力をパス制御部#2,#3を介し
てメモリI/F206へ送り,画像メモリ部111に格
納することができる。 (3) 画像メモリ部111に格納されている画像デー
タをメモリI/F206,パス制御部#4,画質処理部
γ補正部106および画質処理部204を介して,プリ
ンタ部107に送り,印字出力することができる。
【0061】このように画質処理部γ補正部106を有
するので,スキャナモードの動作中であっても,画像デ
ータを画像メモリ部111へ格納したり,画質処理を行
ったり,プリンタ部107で印字出力したりすることが
できる。
【0062】ファクシミリモード(送信モード)にお
けるγ補正部の選択およびルート ファクシミリモード(送信モード)では,スキャナ部1
01の読み取り動作とIPU部104の画質処理とを同
時に用いる。これは,例えば,スキャナモードで画質処
理部γ補正部106および画質処理部204を介して画
質処理を行う場合と同様である。
【0063】ファクシミリモード(送信モード)で動作
を行う場合,画像面を下向きして原稿をコンタクトガラ
ス301上にセットし,操作部112のスタートボタン
を押下(スキャナモードの場合はホストコンピュータ側
でスタートの指令を入力)すると,これにより,システ
ム制御部113のCPUからIPU部104に対して副
走査の有効範囲のトリガ信号であるSSCANが出力さ
れ,副走査方向の画像有効範囲を示すFGATEがアク
ティブとなる。
【0064】図3において,走行体304および走行体
307が図の左方向に移動を開始し,原稿に対する副走
査が行われる。CCDイメージセンサ102は,入射光
を電気信号に変換し,アナログ画像データとしてVPU
部103に出力する。VPU部103はアナログ画像デ
ータをデジタル画像データGDT(7:0)に変換して
IPU部104へ出力する。
【0065】IPU部104に送られた画像データは,
図2で示したように,シェーディング補正,読取部γ補
正部105によるγ補正,MTF補正,主走査方向の電
気変倍等を施された後,パス制御部#3,#4を介して
画質処理部γ補正部106へ送られ,γ補正を施された
後,さらに画質処理部204で画質処理が施され,パス
制御部#1を介してアプリI/F205へ画像データが
送られ,読み取った画像データがアプリI/F205か
ら出力される。
【0066】図9は,ファクシミリモード(送信モー
ド)時のIPU部104内の画像データの流れを示す説
明図である。システム制御部113は,ファクシミリモ
ード(送信モード)による動作の指令を入力すると,パ
ス制御部#1〜#4の選択パラメータとして,パス制御
部#1を画質処理部204からアプリI/F205へ画
像データが流れるように設定し,パス制御部#2を使用
禁止に設定し,パス制御部#3を変倍処理部203から
パス制御部#4へ画像データが流れるように設定し,パ
ス制御部#4をパス制御部#3画質処理部γ補正部10
6側へ画像データが流れるように設定する。
【0067】これによって,IPU部104内の画像デ
ータの流れは,図中に実線で示すように,変倍処理部2
03→パス制御部#3→パス制御部#4→画質処理部γ
補正部106→画質処理部204→パス制御部#1→ア
プリI/F205→(ファクシミリアプリケーション部
109)の順で流れるようになる。
【0068】このモードでは,読取部γ補正部105と
画質処理部γ補正部106とで画像データのγ補正を行
った後に,画質処理が施されてアプリI/F205に出
力される。したがって,例えば,地肌を出さずにMTF
補正をした後の画像データに対してγ補正を行うことが
できる。また,その後,多値の階調処理(多値ディザや
多値の誤差拡散)や,2値の階調処理(単純2値化や,
2値誤差拡散)を行うことができる。換言すれば,動作
モードに応じて,アプリケーションからの多様な画質要
求に応えることができる。例えば,ファクシミリモード
の場合には,ファクシミリアプリケーション部109側
からの指示で単純2値や2値誤差拡散が選択される。ま
た,スキャナモードの場合には,ホストコンピュータか
らの指示によってこれらの画像モードが設定される。
【0069】図9に示すように,ファクシミリモード
(送信モード)では,画質処理部204までのブロック
が使用不可である。そのため,次の(4),(5)のよ
うな動作のみが同時に実行可能となる。
【0070】(4) アプリI/F205に接続されて
いるファクシミリアプリケーション部109やプリンタ
アプリケーション部110からの出力をパス制御部#2
を介して,プリンタ部107へ送ることができる。 (5) アプリI/F205に接続されているファクシ
ミリアプリケーション部109やプリンタアプリケーシ
ョン部110からの出力をパス制御部#2,#3を介し
てメモリI/F206へ送り,画像メモリ部111に格
納することができる。
【0071】このように読取部γ補正部105と画質処
理部γ補正部106とでγ補正を行うので,アプリケー
ション側からの細かいγ補正の要求に対応することがで
きる。また,上述した(4),(5)の動作を同時に実
行できる。
【0072】プリンタモードにおけるγ補正部の選択
およびルート プリンタモードは,プリンタアプリケーション部110
が画像出力を行うときのモードである。プリンタモード
で動作を行う場合,ホストコンピュータから送られてき
た画像データ(例えば,PDLデータ)は,プリンタア
プリケーション部110でイメージ展開された後,アプ
リI/F205およびパス制御部#2を介してプリンタ
部107へ送られる。
【0073】プリンタ部107には,速度変換部(図示
せず)があり,次に書込部γ補正部108が配置されて
いる。この書込部γ補正部108でγ補正が行われ,そ
の後記録紙に印字出力される。
【0074】図10は,プリンタモード時のIPU部1
04内の画像データの流れを示す説明図である。システ
ム制御部113は,プリンタモードによる動作の指令を
入力すると,パス制御部#1〜#4の選択パラメータと
して,パス制御部#1,#3,#4を使用禁止に設定
し,パス制御部#2をアプリI/F205からプリンタ
部107側へ画像データが流れるように設定する。
【0075】これによって,IPU部104内の画像デ
ータの流れは,図中に実線で示すように,アプリI/F
205→パス制御部#2→(プリンタ部107)の順で
流れるようになる。
【0076】このモードでは,γ補正をIPU部104
内ではなく,プリンタ部107の書込部γ補正部108
で行う。そのため,次の(6),(7)のような動作が
同時に実行可能となる。
【0077】(6) スキャナ部101からの画像デー
タを,シェーデイング補正部201→読取部γ補正部1
05→フィルタ処理部202→変倍処理部203→パス
制御部#3→パス制御部#4→画質処理部γ補正部10
6→画質処理部204→パス制御部#1→アプリI/F
205→(ファクシミリアプリケーション部109)の
順で送出することができる。 (7) 画像メモリ部111に格納されている画像デー
タをメモリI/F206,パス制御部#4,画質処理部
γ補正部106,画質処理部204,パス制御部#2を
介してアプリI/F205から送り出すことができる。
【0078】このようにプリンタモードの動作時に,γ
補正をプリンタ部107で行う構成としたため,図10
に示すように,アプリI/F205の入力側とパス制御
部#2以外のブロックが使用可能となり,プリンタモー
ドと並行して,上述した(6),(7)の動作を同時に
実行できる。
【0079】前述したように本実施の形態によれば,ス
キャナ部101側から入力した画像データのγ補正を行
う読取部γ補正部105と,画質処理の前段に配置され
た画質処理部γ補正部106と,プリンタ部107側に
配置された書込部γ補正部108とを有し,デジタル複
合機の動作モード(すなわち,各々の機能や各機能内の
種々のモード)に応じて,使用するγ補正部を選択する
ので,画像データの処理工程の最適な位置または必要な
位置でγ補正を行うことができる。また,動作モードに
応じて,γ補正に使用するγカーブを選択できるので,
最適なγカーブ(パラメータ)を用いてγ補正を行うこ
とができる。
【0080】また,前述した第1〜第10のルートを有
するので,必要に応じて使用可能なルートを経由してデ
ジタル複合機の各装置を効率的に利用できる。
【0081】なお,前述した実施の形態におけるパス制
御部#1〜#4を用いたルートの構成は,特に限定する
ものではなく,他の方法を用いても良いのは勿論であ
る。また,デジタル複合機の機能(アプリケーション)
に応じて,前述した第1〜第10のルートのうち,必要
なルートのみを設けてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように,本発明のデジタル
複合機のγ補正装置(請求項1)は,画像読取装置から
画像データを入力してγ補正を行う第1のγ補正手段
と,画像処理装置における画質処理内容に応じたγ補正
を行う第2のγ補正手段と,画像書込装置側に入力され
た画像データのγ補正を行う第3のγ補正手段と,デジ
タル複合機の動作モードに基づいて,第1のγ補正手
段,第2のγ補正手段および第3のγ補正手段の中から
最適なγ補正手段を少なくとも一つ選択すると共に,デ
ジタル複合機の動作モードに基づいて,選択した各々の
γ補正手段で使用するγ特性を設定する選択・設定手段
と,を備えたため,各々の機能(アプリケーション)
や,各機能内の種々のモードに応じて,画像データの処
理工程の最適な位置または必要な位置でγ補正を行うと
共に,最適なパラメータを用いてγ補正を行うことがで
きる。また,デジタル複合機の各装置を効率的に利用す
ることができる。
【0083】また,本発明のデジタル複合機のγ補正装
置(請求項2)は,請求項1記載のデジタル複合機のγ
補正装置において,選択・設定手段が,動作モードがコ
ピーモードの場合,第1のγ補正手段,第2のγ補正手
段および第3のγ補正手段の3つを選択するため,コピ
ーモードで要求される多様なγ特性に対応することがで
きる。また,デジタル複合機の各装置を効率的に利用す
ることができる。
【0084】また,本発明のデジタル複合機のγ補正装
置(請求項3)は,請求項1記載のデジタル複合機のγ
補正装置において,選択・設定手段が,動作モードがス
キャナモードの場合,第1のγ補正手段のみを選択する
ため,スキャナモードでγ補正を行っていても,画像書
込装置を用いて画像の出力が可能である。換言すれば,
デジタル複合機の各装置を効率的に利用することができ
る。
【0085】また,本発明のデジタル複合機のγ補正装
置(請求項4)は,請求項1記載のデジタル複合機のγ
補正装置において,選択・設定手段が,動作モードがフ
ァクシミリモードの場合,第1のγ補正手段および第2
のγ補正手段を選択するため,ファクシミリモードで要
求されるγ補正を行いつつ,第3のγ補正手段を用いて
他のγ補正を行うことができ,画像読取装置のみを用い
るプリンタモードを実行することができる。換言すれ
ば,デジタル複合機の各装置を効率的に利用することが
できる。
【0086】また,本発明のデジタル複合機のγ補正装
置(請求項5)は,請求項1記載のデジタル複合機のγ
補正装置において,選択・設定手段が,動作モードがプ
リンタモードの場合,第3のγ補正手段のみを選択する
ため,プリンタモードで要求されるγ補正を行いつつ,
同時に第1のγ補正手段および第2のγ補正手段が利用
可能であり,例えば,同時にスキャナモードや,ファク
シミリモードを実行することができる。換言すれば,デ
ジタル複合機の各装置を効率的に利用することができ
る。
【0087】また,本発明のデジタル複合機(請求項
6)は,コピーモード,スキャナモード,ファクシミリ
モード,プリンタモード等の複数の動作モードを有した
デジタル複合機において,原稿から光学的に画像データ
を読み取る画像読取手段と,画像読取手段から画像デー
タを入力し,γ補正を行う第1のγ補正手段と,第1の
γ補正手段から画像データを入力し,MTF補正処理・
平滑化処理を行う補正処理手段と,補正処理手段から画
像データを入力し,主走査方向の変倍処理を行う変倍処
理手段と,画像データに対して,文字処理,誤差拡散処
理およびディザ処理等の画質処理を行う画質処理手段
と,画質処理手段の前段に配置され,画質処理手段の画
質処理内容に応じたγ補正を行う第2のγ補正手段と,
画像データを記録紙に記録する画像書込手段と,画像書
込手段の前段に配置され,画像書込手段に入力する画像
データのγ補正を行う第3のγ補正手段と,種々の画像
データを記憶するための記憶手段と,ファクシミリ機能
を実現するためのファクシミリアプリケーション手段
と,プリンタ機能を実現するためのプリンタアプリケー
ション手段と,変倍処理手段から出力された画像データ
を第2のγ補正手段へ送る第1のルートと,変倍処理手
段から出力された画像データをファクシミリアプリケー
ション手段またはプリンタアプリケーション手段へ送る
第2のルートと,変倍処理手段から出力された画像デー
タを記憶手段へ送る第3のルートと,ファクシミリアプ
リケーション手段またはプリンタアプリケーション手段
から出力された画像データを第2のγ補正手段へ送る第
4のルートと,ファクシミリアプリケーション手段また
はプリンタアプリケーション手段から出力された画像デ
ータを第3のγ補正手段へ送る第5のルートと,ファク
シミリアプリケーション手段またはプリンタアプリケー
ション手段から出力された画像データを記憶手段へ送る
第6のルートと,記憶手段から出力された画像データを
第2のγ補正手段へ送る第7のルートと,記憶手段から
出力された画像データを第3のγ補正手段へ送る第8の
ルートと,記憶手段から出力された画像データをファク
シミリアプリケーション手段またはプリンタアプリケー
ション手段へ送る第9のルートと,第2のγ補正手段か
ら出力された画像データを前記ファクシミリアプリケー
ション手段またはプリンタアプリケーション手段へ送る
第10のルートと,デジタル複合機の動作モードに基づ
いて,第1〜第10のルートの中から少なくとも一つの
ルートを選択して,各手段間の画像データの転送を制御
する画像データ転送制御手段と,を備えたため,各々の
機能(アプリケーション)や,各機能内の種々のモード
に応じて,画像データの処理工程の最適な位置または必
要な位置でγ補正を行うと共に,最適なパラメータを用
いてγ補正を行うことができる。また,デジタル複合機
の各装置を効率的に利用することができる。
【0088】また,本発明のデジタル複合機(請求項
7)は,請求項6記載のデジタル複合機において,画像
データ転送制御手段が,一つの動作モードで動作中に,
他の動作モードが実行された場合,他の動作モードで使
用する各手段が利用可能であるか否かを判断し,利用可
能であれば,第1〜第10のルートのうち該当するルー
トを選択して,他の動作モードにおける画像データの転
送を行うため,デジタル複合機の各装置を効率的に利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のデジタル複合機の概略ブロック
構成図である。
【図2】本実施の形態のIPU(画像処理装置)のブロ
ック構成図である。
【図3】本実施の形態のデジタル複合機のスキャナ部お
よびプリンタ部の構成を示す説明図である。
【図4】コピーモード時のIPU内の画像データの流れ
を示す説明図である。
【図5】読取部γ補正部に設定するγカーブの例を示す
説明図である。
【図6】画質処理部γ補正部に設定するID・OD特性
カーブの例(文字用のID・OD特性カーブ)を示す説
明図である。
【図7】読取部γ補正部に設定するγカーブの例を示す
説明図である。
【図8】スキャナモードの多値画像モード時のIPU内
の画像データの流れを示す説明図である。
【図9】ファクシミリモード(送信モード)時のIPU
内の画像データの流れを示す説明図である。
【図10】プリンタモード時のIPU内の画像データの
流れを示す説明図である。
【符号の説明】
101 スキャナ部 102 CCDイメージセンサ 103 VPU部(Video Processin
g Unit) 104 IPU部(Image Processin
g Unit) 105 読取部γ補正部 106 画質処理部γ補正部 107 プリンタ部 108 書込部γ補正部 109 ファクシミリアプリケーション部 110 プリンタアプリケーション部 111 画像メモリ部 112 操作部 113 システム制御部 201 シェーディング補正部 202 フィルタ処理部 203 変倍処理部 204 画質処理部 205 アプリI/F 206 メモリI/F #1〜#4 パス制御部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取装置で読み取った画像データに
    画像処理装置で各種画像処理を施し,画像書込装置で記
    録紙に出力するコピーモードと,画像読取装置で読み取
    った画像データを外部装置へ出力するスキャナモード
    と,画像読取装置で読み取った画像データに画像処理装
    置で各種画像処理を施した後,ファクシミリ送信すると
    共に,ファクシミリ受信した画像データに画像処理装置
    で各種画像処理を施した後,画像書込装置で記録紙に出
    力するファクシミリモードと,外部装置から入力した画
    像データを画像書込装置で記録紙に出力するプリンタモ
    ードと,を有するデジタル複合機のγ補正装置におい
    て,前記画像読取装置から画像データを入力し,γ補正
    を行う第1のγ補正手段と,前記画像処理装置における
    画質処理内容に応じたγ補正を行う第2のγ補正手段
    と,前記画像書込装置側に入力された画像データのγ補
    正を行う第3のγ補正手段と,前記デジタル複合機の動
    作モードに基づいて,前記第1のγ補正手段,第2のγ
    補正手段および第3のγ補正手段の中から最適なγ補正
    手段を少なくとも一つ選択すると共に,前記デジタル複
    合機の動作モードに基づいて,前記選択した各々のγ補
    正手段で使用するγ特性を設定する選択・設定手段と,
    を備えたことを特徴とするデジタル複合機のγ補正装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタル複合機のγ補正
    装置において,前記選択・設定手段は,前記動作モード
    がコピーモードの場合,前記第1のγ補正手段,第2の
    γ補正手段および第3のγ補正手段の3つを選択するこ
    とを特徴とするデジタル複合機のγ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデジタル複合機のγ補正
    装置において,前記選択・設定手段は,前記動作モード
    がスキャナモードの場合,前記第1のγ補正手段のみを
    選択することを特徴とするデジタル複合機のγ補正装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデジタル複合機のγ補正
    装置において,前記選択・設定手段は,前記動作モード
    がファクシミリモードの場合,前記第1のγ補正手段お
    よび第2のγ補正手段を選択することを特徴とするデジ
    タル複合機のγ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のデジタル複合機のγ補正
    装置において,前記選択・設定手段は,前記動作モード
    がプリンタモードの場合,前記第3のγ補正手段のみを
    選択することを特徴とするデジタル複合機のγ補正装
    置。
  6. 【請求項6】 コピーモード,スキャナモード,ファク
    シミリモード,プリンタモード等の複数の動作モードを
    有したデジタル複合機において,原稿から光学的に画像
    データを読み取る画像読取手段と,前記画像読取手段か
    ら画像データを入力し,γ補正を行う第1のγ補正手段
    と,前記第1のγ補正手段から画像データを入力し,M
    TF補正処理・平滑化処理を行う補正処理手段と,前記
    補正処理手段から画像データを入力し,主走査方向の変
    倍処理を行う変倍処理手段と,前記画像データに対し
    て,文字処理,誤差拡散処理およびディザ処理等の画質
    処理を行う画質処理手段と,前記画質処理手段の前段に
    配置され,前記画質処理手段の画質処理内容に応じたγ
    補正を行う第2のγ補正手段と,画像データを記録紙に
    記録する画像書込手段と,前記画像書込手段の前段に配
    置され,前記画像書込手段に入力する画像データのγ補
    正を行う第3のγ補正手段と,種々の画像データを記憶
    するための記憶手段と,ファクシミリ機能を実現するた
    めのファクシミリアプリケーション手段と,プリンタ機
    能を実現するためのプリンタアプリケーション手段と,
    前記変倍処理手段から出力された画像データを前記第2
    のγ補正手段へ送る第1のルートと,前記変倍処理手段
    から出力された画像データを前記ファクシミリアプリケ
    ーション手段またはプリンタアプリケーション手段へ送
    る第2のルートと,前記変倍処理手段から出力された画
    像データを前記記憶手段へ送る第3のルートと,前記フ
    ァクシミリアプリケーション手段またはプリンタアプリ
    ケーション手段から出力された画像データを前記第2の
    γ補正手段へ送る第4のルートと,前記ファクシミリア
    プリケーション手段またはプリンタアプリケーション手
    段から出力された画像データを前記第3のγ補正手段へ
    送る第5のルートと,前記ファクシミリアプリケーショ
    ン手段またはプリンタアプリケーション手段から出力さ
    れた画像データを前記記憶手段へ送る第6のルートと,
    前記記憶手段から出力された画像データを前記第2のγ
    補正手段へ送る第7のルートと,前記記憶手段から出力
    された画像データを前記第3のγ補正手段へ送る第8の
    ルートと,前記記憶手段から出力された画像データを前
    記ファクシミリアプリケーション手段またはプリンタア
    プリケーション手段へ送る第9のルートと,前記第2の
    γ補正手段から出力された画像データを前記ファクシミ
    リアプリケーション手段またはプリンタアプリケーショ
    ン手段へ送る第10のルートと,前記デジタル複合機の
    動作モードに基づいて,前記第1〜第10のルートの中
    から少なくとも一つのルートを選択して,前記各手段間
    の画像データの転送を制御する画像データ転送制御手段
    と,を備えたことを特徴とするデジタル複合機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデジタル複合機におい
    て,前記画像データ転送制御手段は,一つの動作モード
    で動作中に,他の動作モードが実行された場合,前記他
    の動作モードで使用する各手段が利用可能であるか否か
    を判断し,利用可能であれば,前記第1〜第10のルー
    トのうち該当するルートを選択して,前記他の動作モー
    ドにおける画像データの転送を行うことを特徴とするデ
    ジタル複合機。
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