JP3590627B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル複写機等の原稿の画像を読取る装置を備えた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディジタル複写機等の画像処理装置のみならず、一般に使用されている複写機において、原稿の読取りを行っている時に、同期して転写紙を転写紙が収納されている転写紙カセットから給紙して、画像形成を行っている。これは、片面のみに画像を有している原稿から、同様に転写紙の片面のみに画像データを形成する、いわゆる片面から片面へのコピーの場合だけではなく、片面から両面へのコピー、又は両面から両面へのコピーにおいても、同様に原稿の読取りを行っている時に、同期して転写紙を転写紙が収納されている転写紙カセットから給紙して画像形成を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したごとき従来の画像処理装置では、原稿の読取り動作と転写紙への画像形成動作とが同期しているので、転写紙の片面の画像形成が終了した後に、他の面に形成すべき画像データの読取りが不可能な際や読取りを取り止めた場合に、転写紙が画像処理装置内に取り残されるという問題があった。このため、オペレータが取り残された転写紙を装置より取り除かねばならなかった。
【0004】
従って本発明は、原稿の画像を読取り、これを転写紙上に画像形成するときの不具合を解消し、作業効率の向上を計った画像処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するための本発明の画像処理装置は、
セットされた原稿を原稿読取りのためにスキャナユニットへと給送する自動原稿送り装置と、上記スキャナユニットにて読取られた原稿の画像データを一旦メモリに記憶してなるメモリと、出力指示により上記メモリに記憶された画像データに応じた画像を転写紙に形成するためのプロセス部と、上記転写紙を収容してなるカセットと、上記転写紙の第1面と第2面に画像を形するために、第1面に画像形成された転写紙を転写紙の反転搬送路を介して再度上記プロセス部の画像形成位置へと送り込む搬送手段と、上記自動原稿送り装置にて上記スキャナユニットへと給送された第1の原稿および第2の原稿の画像が読取られ、これらの第1の原稿及び第2の原稿の2頁分の画像データが上記メモリに記憶されると、上記プロセス部の画像形成位置へと上記カセットより転写紙の送り込みを開始させ、上記搬送手段を介して第1面への画像形成が終了した転写紙を、上記反転搬送路を経由させて表裏反転後に転写紙の第2面を上記画像形成位置へと送り込み両面への画像形成動作の開始を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
このような構成によれば、原稿がセットされ画像形成の開始が指示されるとセットされた原稿が1枚ずつスキャナユニットへと搬送され画像が読取られ、これがメモリに記憶される。このとき、最初の原稿の画像が読取られても、その画像形成を開始せず、次の原稿の画像が読取られメモリに記憶される状態となれば、転写紙をカセットから画像形成位置へと送り込む制御が実行される。そのため、最初の原稿と次の原稿の画像を読取る途中において、不具合、例えば原稿の搬送ジャムや、読取り不具合等が生じても自動原稿送り装置側での原稿の処理を行うだけでよく、画像形成を行うプロセス部側での対処を必要としなくなる。その結果、オペレータの作業量を低減でき、作業効率の向上を図ることができる。また、自動原稿送り装置は、上述したように最初および次の原稿を送り、その画像が読取られ、それによる画像形成動作が開始されても、さらにセットされた原稿を順次スキャナユニットへと継続して給送するため、オペレータの作業をなくすことができる。しかも、最初および次の原稿の画像を読取り、これによる画像形成動作中に、その転写紙がジャムした場合においても、メモリにて記憶させているため、原稿の再搬送を行うオペレータの作業をも低減できる。
【0007】
また、上述した構成を特徴とする画像処理装置において、上記自動原稿送り装置は、片面原稿に対して1枚ずつ順次スキャナユニットへと搬送する一方、両面原稿に対して両面をスキャナユニットへと搬送すべく読取り後の原稿を反転させてスキャナユニットへと搬送するように構成されていることを特徴とする。つまり、片面原稿又は両面原稿に応じて、頁が連続する第1および第2の原稿の画像が読取られた後に画像形成のためにカセットからの転写紙の供給動作が開始され、最初にセットされた頁順での画像形成を実行でき、オペレータ自身での画像形成後の転写紙を並べかえる作業を不要にできる。
【0008】
以上のようにオペレータによる作業をできるだけ省き、転写紙の両面への画像形成を含めての作業効率の向上を図るといった目的を自動原稿送り装置と絡めて達成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明による画像処理装置の一実施例であるディジタル複写機の一例について詳細に説明する。
【0010】
図6は本実施例のディジタル複写機の一例の構成を概略的に示す断面図であり、図7は図6に示すディジタル複写機に含まれる画像処理部の構成を概略的に示すブロック図である。
【0011】
図6に示すように、本発明におけるディジタル複写機30は、スキャナ部31、レーザプリンタ部32、多段給紙ユニット33及びソータ34を備えている。
【0012】
スキャナ部31は透明ガラスから成る原稿載置台35、両面対応の自動原稿送り装置(ADF)36及びスキャナユニット40から構成されている。
【0013】
多段給紙ユニット33は、第1カセット51、第2カセット52、第3カセット53、及び選択により追加可能な第4カセット55を具備している。多段給紙ユニット33では、各段のカセットに収納された転写紙の上から転写紙が1枚ずつ送り出され、レーザプリンタ部32へ向けて搬送される。ADF36は、複数枚の原稿を一度にセットしておき、自動的に原稿を一枚ずつスキャナユニット40へ送給して、オペレータの選択に応じて原稿の片面又は両面をスキャナユニット40に読取らせるように構成されている。
【0014】
スキャナユニット40は原稿を露光するランプリフレクタアセンブリ41、原稿から反射光像を電荷結合素子(CCD)42に導くための複数の反射ミラー43、及び原稿からの反射光像をCCD42に結像させるためのレンズ44を含んでいる。スキャナ部31は、原稿載置台35に載置された原稿を走査する場合には、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユニット40が移動しながら原稿画像を読取るよう構成されており、ADF36を使用する場合には、ADF36の下方の所定位置にスキャナユニット40を停止させた状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取るように構成されている。
【0015】
原稿画像をスキャナユニット40で読取ることにより得られた画像データは、図示していない後述する画像処理部へ送られ各種処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像データをレーザプリンタ部32に与えて転写紙上に画像を形成する。
【0016】
レーザプリンタ部32は手差し原稿トレイ45、レーザ書き込みユニット46及び画像を形成するための電子写真プロセス部47を備えている。レーザ書き込みユニット46は、上述のメモリからの画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレーザ光が静電写真プロセス部47の感光体ドラム48上で等角速度偏向されるように補正するf−θレンズ等を有している。
【0017】
電子写真プロセス部47は、周知の態様に従い、感光ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、クリーニング器、除電器及び定着器49を配置して成っている。定着器49より画像が形成されるべき転写紙の搬送方向下流側には搬送路50が設けられており、搬送路50はソータ34へ通じている搬送路57と多段給紙ユニット33へ通じている搬送路58とに分岐している。搬送路58は多段給紙ユニット33において分岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路50a及び両面/合成搬送路50bが設けられている。反転搬送路50aは原稿の両面を複写する両面複写モードにおいて、転写紙の裏表を反転するための搬送路である。両面/合成搬送路50bは、両面複写モードにおいて、反転搬送路50aから感光ドラム48の画像形成位置まで転写紙を搬送したり、転写紙の片面に異なる原稿の画像や異なる色のトナーで画像を形成する合成複写を行う片面合成複写モードにおいて転写紙を反転することなく感光ドラム48の画像形成位置まで搬送するための搬送路である。
【0018】
多段給紙ユニット33は共通搬送路56を含んでおり、共通搬送路56は第1カセット51、第2カセット52、第3カセット53からの転写紙を電子写真プロセス部47に向かって搬出するように構成されている。共通搬送路56は電子写真プロセス部47へ向かう途中で第4カセット55からの搬送路59と合流して搬送路60に通じている。搬送路60は両面/合成搬送路50b及び手差し原稿トレイ45からの搬送路61と合流点62で合流して静電写真プロセス部47の感光体ドラム48と転写器との間の画像形成位置へ通じるように構成されており、これら3つの搬送路の合流点62は画像形成位置に近い位置に設けられている。
【0019】
従って、レーザ書き込みユニット46及び電子写真プロセス部47において、上述のメモリから読み出された画像データは、レーザ書き込みユニット46によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム48の表面上に静電潜像として形成され、トナーによって可視像化されたトナー像は多段給紙ユニット33から搬送された転写紙の面上に静電転写され定着される。このようにして画像が形成された転写紙は定着器49から搬送路50及び57を介してソータ34へ送られたり、搬送路50及び58を介して反転搬送路50aへ搬送される。
【0020】
次に、本実施例のディジタル複写機30に含まれる画像処理部の構成及び機能について説明する。
【0021】
図7に示すように、ディジタル複写機30に含まれる画像処理部は、画像データ入力部70、画像処理部71、画像データ出力部72、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成されるメモリ73及びCPU(中央処理演算装置)74を備えている。画像データ入力部70はCCD部70a、ヒストグラム処理部70b及び誤差拡散処理部70cを含んでいる。
【0022】
画像データ入力部70は、図5に示すCCD42から読み込まれた原稿の画像データを2値化変換して、2値のディジタル量としてヒストグラムをとりながら、誤差拡散法によって画像データを処理して、メモリ73に一旦記憶するように構成されている。即ち、CCD部70aでは、画像データの各画素濃度に応じたアナログ電気信号がA/D変換された後、MTF補正、白黒補正又はガンマ補正が行われ、256階調(8ビット)のディジタル信号としてヒストグラム処理部70bへ出力される。
【0023】
ヒストグラム処理部70bでは、CCD部70aから出力されたディジタル信号が256階調の画素濃度別に加算され濃度情報(ヒストグラムデータ)が得られると共に、必要に応じて、得られたヒストグラムデータはCPU74へ送られ、又は画素データとして誤差拡散処理部70cへ送られる。誤差拡散処理部70cでは、疑似中間調処理の一種である誤差拡散法、即ち2値化の誤差を隣接画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部70aから出力された8ビット/画素のディジタル信号が1ビット(2値)に変換され、原稿における局所領域濃度を忠実に再現するための再配分演算が行われる。
【0024】
画像処理部71は多値化処理部71a及び71b,合成処理部71c、濃度変換処理部71d、変倍処理部71e,画像プロセス部71f,誤差拡散処理部71g並びに圧縮処理部71hを含んでいる。画像処理部71は、入力された画像データをオペレータが希望する画像データに最終的に変換する処理部であり、メモリ73に最終的に変換された出力画像データとして記憶されるまでこの処理部にて処理するように構成されている。但し、画像処理部71に含まれている上述の各処理部は必要に応じて機能するものであり、機能しない場合もある。
【0025】
即ち、多値化処理部71a及び71bでは、誤差拡散処理部70cで2値化されたデータが再度256階調に変換される。
【0026】
合成処理部71cでは、画素毎の論理演算、即ち論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選択的に行われる。この演算の対象となるデータは、メモリ73に記憶されている画素データ及びパターンジェネレータ(PG)からのビットデータである。
【0027】
濃度変換処理部71dでは、256階調のディジタル信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づいて入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定される。
【0028】
変倍処理部71eでは、指示された変倍率に応じて、入力される既知データにより補間処理を行うことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ(濃度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査が変倍処理される。
【0029】
画像プロセス部71fでは、入力された画素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽出等データ列に対する情報収集が行われ得る。
【0030】
誤差拡散処理部71gでは、画像データ入力部70の誤差拡散処理部70cと同様な処理が行われる。
【0031】
圧縮処理部71hでは、ランレングスという符号化により2値データが圧縮される。又、画像データの圧縮に関しては、最終的な出力データが完成した時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0032】
画像データ出力部72は復元部72a、多値化処理部72b、誤差拡散処理部72c及びレーザ出力部72dを含んでいる。
【0033】
画像データ出力部72は、圧縮状態でメモリ73に記憶されている画像データを復元し、元の256階調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行い、レーザ出力部72dへデータを転送するように構成されている。即ち、復元部72aでは、圧縮処理部71hによって圧縮された画像データが復元される。
【0034】
多値化処理部72bでは、画像処理部71の多値化処理部71a及び71bと同様な処理が行われる。誤差拡散処理部72cでは、画像データ入力部70の誤差拡散処理部70cと同様な処理が行われる。
【0035】
レーザ出力部72dでは、図に示していないシーケンスコントローラからの制御信号に基づき、ディジタル画素データがレーザのオン/オフ信号に変換され、レーザがオン/オフ状態となる。
【0036】
尚、画像データ入力部70及び画像データ出力部72において扱われるデータは、メモリ73の容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ73に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して4値のデータの形で処理することも可能である。
【0037】
次に、本発明の主要部分について説明する。
【0038】
図1は、本発明によるディジタル複写機における両面複写を実行する制御部における動作制御にかかる概略を示すフローチャート図であり、図2は、本発明によるディジタル複写機における両面複写を実行する他の制御例の概略を示すフローチャート図である。
【0039】
また、図3は、ADF、画像入力部等の動作を示すタイムチャート図である。また、図4は図1に示すディジタル複写機の操作パネルの概略図であり、図5は、操作パネルの表示部に表示される両面複写を選択するプラス機能選択画面を示すものである。
【0040】
両面複写は、まず、図4に示す操作パネル10上の表示部11に表示されるプラス機能選択画面上の”片面→両面コピー(偶数枚)”キー、”片面→両面コピー(奇数枚)”キー、又は”両面→両面コピー”キーのいずれかを押して、両面複写を選択し、コピー開始ボタンを押すことによって開始(ステップS10)する。
【0041】
次に、ADF36によって転写紙の表に転写される画像データが含まれる原稿が原稿載置台に載置(ステップS11)される。次に、原稿の画像データを読取るようにスキャナユニットがスキャンする。そして、このスキャンによって画像データが読取られたか否かが判定(ステップS12)される。もし正常に読取られなかった場合、例えばADFにおいて原稿がジャムした場合又は読取りを途中で停止した場合には、ステップS11に戻る。
【0042】
ジャム発生の場合、オペレータによって原稿がADF36等から取り除かれ、コピー開始ボタンを押して再度コピーが開始される。ステップS12の判定結果が肯定的な結果である場合には、ADF36によって転写紙の裏に転写される画像データが含まれる原稿が原稿載置台に載置(ステップS13)される。この場合、ADF36の動作には2通りがある。1つは、片面→両面コピーの場合であり、ステップS11でセットされた原稿とは異なる継続する頁の原稿が載置される。
【0043】
もう一つは、両面→両面コピーであり、ステップS11でセットされた原稿が裏返されて原稿載置台に載置される。次の、原稿の画像データを読取るようにスキャナユニットがスキャンする。そして、このスキャンによって画像データが読取られたか否かが判定(ステップS14)される。もし正常に読取られなかった場合、例えばADF36において原稿がジャムした場合には、ステップS13に戻る。
ステップS14の判定結果が肯定的な結果である場合、転写紙が転写紙を収納したカセットから給紙(ステップS15)され、両面の画像データが転写紙に順次形成(ステップS16)される。尚、転写紙の両面に画像データを転写するための前処理として行われるべき全てのシーケンスが完了したか否かを判定する手段はステップS10からS14に対応し、転写紙の給紙を開始する手段はステップS15に対応する。
【0044】
次に、オペレータが手動にて原稿を原稿載置台の上に載置して、原稿を一枚づつ読み取らせる場合に有効に動作する制御動作について説明する。
【0045】
原稿載置台の上に置かれた原稿は一枚づつ読み取られる。このとき原稿二頁分が読み取られると、一枚の転写紙の両面に画像を転写するためのシーケンスが完了したので、給紙を開始し転写が行われる。しかし、最終の原稿が二頁分に満たない場合、一頁のみ読み取らせても転写のためのシーケンスは完了せず、操作パネル上の指示手段としての原稿終了キーを押すことによってシーケンスは完了され、一枚の転写紙の片面のみに転写が行われる。
【0046】
この様な動作について図2を参照して以下に詳しく説明する。
【0047】
そこで、上述したようにオペレータが手動にて原稿を原稿載置台に載置し、両面コピーを行うために、まず、図4に示す操作パネル10上の両面複写を選択し、コピー開始ボタンを押すことによって開始(ステップS20)する。
【0048】
オペレータによって転写紙の表に転写される画像データが含まれる原稿が原稿載置台に載置(ステップS21)され、例えば、読み取りボタンを押すことによって、原稿の画像データを読取るようにスキャナユニット40がスキャンする。そして、このスキャンによって画像データが読取られたか否かが判定(ステップS22)、され、もし正常に読取られなかった場合ステップS21に戻る。
【0049】
ステップS22の判定結果が肯定的な結果である場合には、原稿終了を指示する原稿終了ボタンが押されたか否かが判定(ステップS23)される。原稿終了ボタンをオペレータが押さない場合、転写紙の裏に転写される画像データが含まれる原稿が原稿載置台に載置(ステップS24)される。次に、読み取りボタンが押され、原稿の画像データを読取るようにスキャナユニット40がスキャンする。そして、このスキャンによって画像データが読取られたか否かが判定(ステップS25)され、もし正常に読取られなかった場合、ステップS23に戻る。
【0050】
ステップS23において原稿終了ボタンが押された場合、又は、ステップS25において画像データが正常に読み取られた場合、転写紙が転写紙を収納したカセットから給紙(ステップS26)され、両面の画像データが転写紙に順次形成(ステップS27)される。尚、片面の画像データのみの場合、ステップS27においては片面の画像データのみが転写紙に転写される。
【0051】
次に、図3に示すタイムチャートを用いて上記第1実施例の動作について説明する。コピースタートがオンになると、ADF36の制御信号がハイとなり、ADF36が動作して原稿が原稿載置台上に給紙される。載置されると同時に、画像入力がハイとなりスキャナユニット40がスキャンして原稿の画像データが読取られる。読取られた画像データは、残りの原稿のスキャン中に上記したようにディジタル化等の処理が実施される。
【0052】
そして、転写紙の裏面に転写される2枚目の画像データを含む原稿が、同様にADFから給紙され、画像データが読取られ処理される。このように、ジャム等の不具合が発生せず、両面の画像データが処理されて初めて、転写紙が供給されて画像データが転写紙上に形成され画像形成動作を開始している。表面に画像が形成されると、その転写紙が反転され、裏面の画像データが転写紙上に転写されて1枚の両面転写が終了する。
【0053】
この様に、転写紙の両面に画像データを転写するための全てのシーケンスが完了してから、転写紙を給紙して画像データを形成するので、ADFにジャムが発生した場合等において画像処理装置内に転写紙を取り残すことがなくなり、作業効率を向上することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、原稿を光学的に読取りこれをメモリに記憶させ、このメモリした画像のデータを読み出し、これをプロセス部を介して転写紙に画像形成を行う場合、第1および第2の原稿の画像を読取り、これをメモリに記憶させる処理を完了した後、転写紙をカセットからプロセス部の画像形成位置へと搬送する動作を開始させる。
【0055】
従って、自動原稿送り装置側での不具合が生じても、この自動原稿送り装置側での対処処理のみでよく、カセットより転写紙が供給されていないため、画像形成のためのプロセス部での対処を必要とせず、よって作業効率の向上を図れる。
【0056】
また、自動原稿送り装置との絡みで、画像形成動作の開始が実行されても原稿の給送および読取り等を継続でき、次の第1および第2の原稿の画像の読取り処理を継続して処理でき、支障なく原稿の自動送りと画像形成動作を継続して実行できる。
【0057】
さらに、転写紙の両面に画像形成する時には、片面への画像形成および両面への画像形成の途中で、自動原稿送り装置側での不具合が発生しても、転写紙側での画像形成が実行されておらず、オペレータによる負担を大幅に軽減できる。
【0058】
しかも、読取った画像データは、メモリに記憶され、記憶されたメモリからの画像データを転写紙に形成するものであるため、転写紙側でのジャム等にて再度先の原稿の画像を読取るためのオペレータの手間をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における画像処理装置であるディジタル複写機による原稿を自動送りする場合での両面への画像形成動作の概略を示すフローチャート図である。
【図2】本発明のディジタル複写機において、手動で原稿の画像を読取る場合での両面への画像形成動作の概略を示すフローチャート図である。
【図3】本発明におけるディジタル複写機の両面転写の動作の概略を示すタイムチャート図である。
【図4】本発明におけるディジタル複写機の操作パネルの一例を示す平面図である。
【図5】操作パネル上の表示部に表示されるプラス機能選択画面の一例を示す。
【図6】本発明におけるディジタル複写機の一例の構成を概略的に示す断面図である。
【図7】本発明に係わるディジタル複写機に含まれる画像処理部の構成を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
30 ディジタル複写機(画像処理装置)
31 スキャナ部
32 レーザプリンタ部
33 多段給紙ユニット(搬送手段)
36 自動原稿送り装置(ADF)
40 スキャナユニット
47 電子写真プロセス部(プロセス部)
50a 反転搬送路(搬送手段)
50b 両面/合成搬送路(搬送手段)
60 搬送路(搬送手段)

Claims (2)

  1. セットされた原稿の画像を読取るためにスキャナユニットへと給送する自動原稿送り装置と、
    上記スキャナユニットにて読取られた原稿の画像データを一旦記憶してなるメモリと、
    出力指示により上記メモリに記憶された画像データに応じた画像を転写紙に形成するためのプロセス部と、
    上記転写紙を収容してなるカセットと、
    上記転写紙の第1面と第2面に画像を形成するために、第1面に画像形成された転写紙を転写紙の反転搬送路を介して再度上記プロセス部の画像形成位置へと送り込む搬送手段と、
    上記自動原稿送り装置にて上記スキャナユニットへと給送された第1の原稿の画像を上記スキャナユニットにて読取り、この読取った画像データの画像処理が、残りの第1の原稿の画像読取り中で第2の原稿の読取前に実施され、第2の原稿を上記スキャナユニットにて読取り、この読取った画像データの画像処理が、残りの第2の原稿の読取り中に実施され、これらの第1及び第2の原稿の2頁分の処理された画像データが上記メモリに記憶されると、上記プロセス部の画像形成位置へと上記カセットより転写紙の送り込みを開始させ、上記搬送手段を介して第1面への画像形成が終了した転写紙を、上記反転搬送路を経由させて表裏反転後に転写紙の第2面を上記画像形成位置へと送り込み両面への画像形成動作の開始を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. セットされた原稿の画像を読取るためのスキャナユニットと、
    上記スキャナユニットに読取られた画像データを一旦記憶してなるメモリと、
    出力指示により上記メモリに記憶された画像データに応じた画像を転写紙に形成するためのプロセス部と、
    上記転写紙を収容してなるカセットと、
    上記転写紙の第1面と第2面に画像を形成するために、第1面に画像形成された転写紙を転写紙の反転搬送路を介して再度上記プロセス部の画像形成位置へと送り込む搬送手段と、
    第1の原稿の画像を上記スキャナユニットにて読取り、この読取った画像データの画像処理が、残りの第1の原稿の画像読取り中で第2の原稿の読取前に実施され、第2の原稿を上記スキャナユニットにて読取り、この読取った画像データの画像処理が、残りの第2の原稿の読取り中に実施され、これらの第1及び第2の原稿の2頁分の処理された画像データが上記メモリに記憶されると、上記プロセス部の画像形成位置へと上記カセットより転写紙の送り込みを開始させ、上記搬送手段を介して第1面への画像形成が終了した転写紙を、上記反転搬送路を経由させて表裏反転後に転写紙の第2面を上記画像形成位置へと送り込み両面への画像形成動作の開始を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
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