JPH0946485A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0946485A
JPH0946485A JP7212452A JP21245295A JPH0946485A JP H0946485 A JPH0946485 A JP H0946485A JP 7212452 A JP7212452 A JP 7212452A JP 21245295 A JP21245295 A JP 21245295A JP H0946485 A JPH0946485 A JP H0946485A
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JP
Japan
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reading
image
image signal
unit
reading means
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JP7212452A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ito
雅章 伊藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は両面原稿を2つの読取手段で読み取
り、かつ1つの信号処理手段で良好な信号処理を行える
画像読取装置を提供する。 【解決手段】CCDイメージセンサ20、101により
両面原稿の表面及び裏面の画情報を読み取り、これらの
出力画像信号の一方をセレクタ104で選択して、A/
D変換部105及びシェーディング補正部106を介し
てフィルタ処理部107に出力する。フィルタ処理部1
07には読取制御部109から表面/裏面の画像信号に
適した異なるフィルタ特性が設定され、フィルタ処理部
107は設定されたフィルタ特性により画像信号をフィ
ルタ処理して濃度変換部108に出力する。濃度変換部
108には表面/裏面のいずれの画像信号であるか、フ
ァクシミリ/複写装置1がファクシミリモード/複写モ
ードのいずれであるかにより多値化用及び2値化の異な
る変換データが設定され、濃度変換部108は設定され
た変換データにより画像信号を濃度変換して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、詳
細には、ファクシミリ装置や複写装置等に適用される両
面原稿を読み取り可能な画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、資源の節約のために、情報を記録
紙の両面に記録することが行われており、このような両
面に情報の記録された原稿を、読み取る画像読取装置と
しては、例えば、従来、1つの読込部で原稿の画情報を
読み取り、画情報記憶部に記憶した後、原稿の枚数及び
原稿が両面印刷であるか片面印刷であるかの指示に基づ
いて、画情報記憶部の画情報の順序をページ毎にその順
列を並べ換えて出力するファクシミリ装置(特公平4−
39949号公報参照)がある。
【0003】このファクシミリ装置によれば、1つの読
込部で連続して読み取った両面原稿の画情報をページ毎
に並べ換えて出力することができ、ファクシミリ装置の
利用性を向上させることができる。
【0004】また、従来、原稿の両面側に原稿読取手段
を配置し、表面側からの読み取りと裏面側からの読み取
りを交互に行うファクシミリ装置における原稿読取方式
(特開平3−107276号公報参照)が提案されてい
る。
【0005】このファクシミリ装置においては、表裏そ
れぞれの原稿読取手段で読み取った信号の処理について
は、言及していないが、従来、原稿の両面側に原稿読取
手段を配置した原稿読取装置においては、一般に、各原
稿読取手段毎に信号処理回路を設け、それぞれの原稿読
取手段で読み取った画情報をそれぞれの信号処理回路で
信号処理している。
【0006】このファクシミリ装置によれば、一度両面
原稿をファクシミリ装置にセットすると、表裏それぞれ
の原稿読取手段で両面原稿の画情報を読み取らせること
ができ、ファクシミリ装置の利用性がより一層向上され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置にあっては、画像読取装置の利
用性を向上させる上でなお不十分であったり、装置が大
型化するとともに、価格が高価なものになるという問題
があった。
【0008】すなわち、上記特公平4−39949号公
報記載のファクシミリ装置にあっては、1つの読込部で
連続して読み取った両面原稿の画情報をページ毎に並べ
換えて出力するようになっていたため、原稿の両面の画
情報を1つの読込部で読み取らせる必要があり、ファク
シミリ装置の利用性が悪いという問題があった。
【0009】また、1つの読込部で読み取った両面原稿
の画情報を画情報記憶部に一旦記憶した後、ページ毎に
並べ換えを行っていたため、複数ページ分の画情報を記
憶する画情報記憶部を必要とし、ファクシミリ装置が高
価になるという問題があった。
【0010】上記特開平3−107276号公報記載の
ファクシミリ装置にあっては、原稿の両面側に配置され
た原稿読取手段で両面原稿の画情報を読み取らせ、各原
稿読取手段毎に設けられた信号処理回路により、各原稿
読取手段の読み取った画情報を信号処理するようになっ
ていたため、信号処理回路が2重に必要であり、装置が
大型化するとともに、高価なものになるという問題があ
った。
【0011】そこで、本発明は、両面原稿の画情報を別
々の読取手段で読み取り、各読取手段の読み取った画情
報を選択的に1つの信号処理手段で信号処理することに
より、利用性が良好で、小型、かつ、安価な画像読取装
置を提供することを目的とし、また、信号処理手段の処
理内容を処理対象の信号がいずれの読取手段で読み取っ
た信号であるかにより異ならせることにより、適切な信
号処理を行い、良好な画像処理を行うことのできる画像
読取装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、原稿の表面の画情報を読み取って画像信
号を出力する第1の読取手段と、原稿の裏面の画情報を
読み取って画像信号を出力する第2の読取手段と、前記
第1の読取手段の出力する画像信号と前記第2の読取手
段の出力する画像信号のいずれか一方を選択する選択手
段と、前記選択手段の選択した画像信号に所定の信号処
理を施す信号処理手段と、を備えることにより、上記目
的を達成している。
【0013】すなわち、請求項1記載の発明の画像読取
装置によれば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報
を読み取って画像信号を出力し、第2の読取手段が、原
稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0014】第1の読取手段の出力する画像信号と第2
の読取手段の出力する画像信号のいずれか一方を、選択
手段が選択し、選択手段の選択した画像信号に、信号処
理手段が、所定の信号処理を施す。
【0015】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つの信号処理手段で信号処理するこ
とができる。
【0016】その結果、両面原稿を表面側と裏面側をセ
ットし直すことなく、両面原稿の表裏の画像信号を読み
取ることができ、画像読取装置の利用性を向上させるこ
とができるとともに、重複した信号処理手段を設けるこ
となく、1つの信号処理手段で2つの読取手段の読み取
った画像信号を信号処理することができ、画像読取装置
を小型で、安価なものとすることができる。
【0017】請求項2記載の発明の画像読取装置は、原
稿の表面の画情報を読み取って画像信号を出力する第1
の読取手段と、原稿の裏面の画情報を読み取って画像信
号を出力する第2の読取手段と、前記第1の読取手段の
出力する画像信号と前記第2の読取手段の出力する画像
信号のいずれか一方を選択する選択手段と、前記選択手
段の選択した画像信号に、設定された処理パラメータに
基づいて所定の信号処理を施す信号処理手段と、処理対
象の画像信号が前記第1の読取手段と前記第2の読取手
段のいずれの読取手段の出力する画像信号であるかに応
じて、前記選択手段の選択動作を制御するとともに、前
記信号処理手段に設定する処理パラメータを変化させる
制御手段と、を備えることにより、上記目的を達成して
いる。
【0018】すなわち、請求項2記載の発明の画像読取
装置によれば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報
を読み取って画像信号を出力し、第2の読取手段が、原
稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0019】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、信号処理
手段に設定する処理パラメータを変化させて、信号処理
手段に、該設定した処理パラメータに基づいて所定の信
号処理を行わせる。
【0020】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つの信号処理手段で読取手段に適切
な処理パラメータにより信号処理させることができる。
【0021】その結果、画像読取装置を小型、安価で、
かつ、利用性の良好なものとすることができるととも
に、1つの信号処理手段で2つの読取手段の読み取った
画像信号にそれぞれの読取手段に適した信号処理を施す
ことができ、画質を向上させることができる。
【0022】請求項3記載の発明の画像読取装置は、原
稿の表面の画情報を読み取って画像信号を出力する第1
の読取手段と、原稿の裏面の画情報を読み取って画像信
号を出力する第2の読取手段と、前記第1の読取手段の
出力する画像信号と前記第2の読取手段の出力する画像
信号のいずれか一方を選択する選択手段と、複数の信号
処理経路を有し、前記選択手段の選択した画像信号に該
複数の信号処理経路がそれぞれ所定の信号処理を施す信
号処理手段と、処理対象の画像信号が前記第1の読取手
段と前記第2の読取手段のいずれの読取手段の出力する
画像信号であるかに応じて、前記選択手段の選択動作を
制御するとともに、前記信号処理手段の信号処理経路を
選択制御する制御手段と、を備えることにより、上記目
的を達成している。
【0023】すなわち、請求項3記載の発明の画像読取
装置によれば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報
を読み取って画像信号を出力し、第2の読取手段が、原
稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0024】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、画像信号
に所定の信号処理を施す複数の信号処理経路を有した信
号処理手段の信号処理経路を選択制御する。
【0025】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、信号処理手段の複数の信号処理経路の
うち、選択手段の選択した信号処理経路で信号処理させ
ることができる。
【0026】その結果、画像読取装置を利用性の良好な
ものとすることができるとともに、読取手段により一層
適した信号処理を施すことができ、画質をより一層向上
させることができる。
【0027】請求項4記載の発明の画像読取装置は、原
稿の表面の画情報を読み取って画像信号を出力する第1
の読取手段と、原稿の裏面の画情報を読み取って画像信
号を出力する第2の読取手段と、前記第1の読取手段の
出力する画像信号と前記第2の読取手段の出力する画像
信号のいずれか一方を選択する選択手段と、前記選択手
段の選択した画像信号に、設定された周波数特性により
所定のフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、処理対
象の画像信号が前記第1の読取手段と前記第2の読取手
段のいずれの読取手段の出力する画像信号であるかに応
じて、前記選択手段の選択動作を制御するとともに、前
記フィルタ処理手段に設定する周波数特性を変化させる
制御手段と、を備えることにより、上記目的を達成して
いる。
【0028】すなわち、請求項4記載の発明の画像読取
装置によれば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報
を読み取って画像信号を出力し、第2の読取手段が、原
稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0029】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、フィルタ
処理手段に設定する周波数特性を変化させて、フィルタ
処理手段に、該設定した周波数特性に基づいてフィルタ
処理を行わせる。
【0030】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つのフィルタ処理手段で読取手段に
適切な周波数特性によりフィルタ処理させることができ
る。
【0031】その結果、画像読取装置を小型、安価で、
かつ、利用性の良好なものとすることができるととも
に、1つのフィルタ処理手段で2つの読取手段の読み取
った画像信号にそれぞれの読取手段に適したフィルタ処
理を施すことができ、画質を向上させることができる。
【0032】請求項5記載の発明の画像読取装置は、原
稿の表面の画情報を読み取って画像信号を出力する第1
の読取手段と、原稿の裏面の画情報を読み取って画像信
号を出力する第2の読取手段と、前記第1の読取手段の
出力する画像信号と前記第2の読取手段の出力する画像
信号のいずれか一方を選択する選択手段と、前記選択手
段の選択した画像信号に、設定された閾値に基づいて2
値化処理を施す2値化手段と、処理対象の画像信号が前
記第1の読取手段と前記第2の読取手段のいずれの読取
手段の出力する画像信号であるかに応じて、前記選択手
段の選択動作を制御するとともに、前記2値化手段に設
定する閾値を変化させる制御手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0033】すなわち、請求項5記載の発明の画像読取
装置によれば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報
を読み取って画像信号を出力し、第2の読取手段が、原
稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0034】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、2値化手
段に設定する閾値を変化させて、2値化手段に、該設定
した閾値に基づいて2値化処理を行わせる。
【0035】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つの2値化手段で読取手段に適切な
閾値により2値化処理させることができる。
【0036】その結果、画像読取装置を小型、安価で、
かつ、利用性の良好なものとすることができるととも
に、1つの2値化手段で2つの読取手段の読み取った画
像信号をそれぞれの読取手段に適した閾値により2値化
処理することができ、画質を向上させることができる。
【0037】請求項6記載の発明の画像読取装置は、原
稿の表面の画情報を読み取って画像信号を出力する第1
の読取手段と、原稿の裏面の画情報を読み取って画像信
号を出力する第2の読取手段と、前記第1の読取手段の
出力する画像信号と前記第2の読取手段の出力する画像
信号のいずれか一方を選択する選択手段と、前記選択手
段の選択した画像信号に、設定された濃度変換特性によ
り濃度変換処理を施す濃度変換手段と、処理対象の画像
信号が前記第1の読取手段と前記第2の読取手段のいず
れの読取手段の出力する画像信号であるかに応じて、前
記選択手段の選択動作を制御するとともに、前記濃度変
換手段に設定する濃度変換特性を変化させる制御手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0038】すなわち、請求項6記載の発明の画像読取
装置によれば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報
を読み取って画像信号を出力し、第2の読取手段が、原
稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0039】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、濃度変換
手段に設定する濃度変換特性を変化させて、濃度変換手
段に、該設定した濃度変換特性に基づいて濃度変換処理
を行わせる。
【0040】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つの濃度変換手段で読取手段に適切
な濃度変換特性により濃度変換処理させることができ
る。
【0041】その結果、画像読取装置を小型、安価で、
かつ、利用性の良好なものとすることができるととも
に、1つの濃度変換手段で2つの読取手段の読み取った
画像信号をそれぞれの読取手段に適した濃度変換特性に
より濃度変換処理することができ、画質を向上させるこ
とができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0043】尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の
好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定
が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明におい
て特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの
態様に限られるものではない。
【0044】図1〜図8は、本発明の画像読取装置の一
実施の形態を示す図である。
【0045】図1は、本発明の画像読取装置の一実施の
形態を適用したファクシミリ/複写装置1の全体概略構
成図である。
【0046】図1において、ファクシミリ/複写装置1
は、大きく分けて、スキャナ部10とプロッタ部30と
を備えており、ファクシミリ機能と複写機能とを備えて
いる。
【0047】スキャナ部10は、縮小光学系読取部(第
1の読取手段)11と等倍光学系読取部(第2の読取手
段)12及びADF(自動原稿送り装置)13等を備え
ており、縮小光学系読取部11は、原稿の表面の画情報
を、等倍光学系読取部12は、原稿の裏面の画情報を、
それぞれ読み取る。
【0048】すなわち、縮小光学系読取部11は、ファ
クシミリ/複写装置1の本体1aの上部に設けられ、本
体1aの上端部に配されたコンタクトガラス14、コン
タクトガラス14の下方に配置された光源15、第1ミ
ラー16、第2ミラー17、第3ミラー18、レンズ1
9及びCCDイメージセンサ20等を備えている。
【0049】上記光源15と第1ミラー16は、第1走
行体21に搭載されており、上記第2ミラー17と第3
ミラー18は、第2走行体22に搭載されている。
【0050】縮小光学系読取部11は、コンタクトガラ
ス14上にセットあるいは搬送されてきた原稿の表面に
光源15から光を照射し、原稿の表面で反射された光源
15からの光を、第1ミラー16、第2ミラー17及び
第3ミラー18で順次反射して、レンズ19に導く。レ
ンズ19に導かれた光は、レンズ19によりCCDイメ
ージセンサ20の受光面に結像され、CCDイメージセ
ンサ20は、入射される光を光電変換して、画像信号と
して出力する。
【0051】縮小光学系読取部11は、上記コンタクト
ガラス14上の原稿の読み取りを、第1走行体21及び
第2走行体22を副走査方向、図1中左方向に移動させ
ながら行い、このとき、第1走行体21と第2走行体2
2は、上記第1ミラー16からCCDイメージセンサ2
0までの光路長が常に一定になるように相対的に移動さ
れる。
【0052】上記ADF13は、セットされたシート状
の原稿(以下、シート原稿という。)を上記コンタクト
ガラス14上に1枚ずつ分離して搬送し、また、画情報
の読み取られたシート原稿を自動的に排出するためのも
のである。
【0053】すなわち、ADF13は、複数枚のシート
原稿が載置される原稿台23、原稿台23上に載置され
たシート原稿の幅方向を規制して揃える一対のサイドガ
イド24、原稿台23上のシート原稿を1枚ずつ分離し
て送り出すコロ25、コロ25により送り出されたシー
ト原稿を搬送ベルト26へ搬送する搬送ローラ27、搬
送ローラ27から搬送されてきたシート原稿をコンタク
トガラス14上の所定の読取位置に搬送するとともに、
読取の完了したシート原稿を排紙トレー28上に排出す
る搬送ベルト26及び搬送ベルト26を回転駆動する複
数のローラ29等を備えている。
【0054】ADF13は、所定方向に所定角度開閉可
能に本体1aに取り付けられており、ADF13を開い
てコンタクトガラス14上にブックタイプの原稿(以
下、ブック原稿という。)や1枚のシート原稿がセット
される。
【0055】コンタクトガラス14上にセットされた原
稿は、縮小光学系読取部11によりそのコンタクトガラ
ス14側の面の画情報が読み取られる。
【0056】上記等倍光学系読取部12は、上記搬送ロ
ーラ27と搬送ベルト26との間の原稿搬送路上に設け
られており、その詳細は、図示しないが、いわゆる密着
型センサと呼ばれるものである。等倍光学系読取部12
は、光源としてLED(Light Emitting Diode)アレイ
が使用され、シート原稿から反射された光源からの光を
セルフォックレンズによりCCDイメージセンサ101
(図2参照)に導入している。
【0057】したがって、等倍光学系読取部12は、上
記縮小光学系読取部11に比較して、構造的にコンパク
トであり価格的にも安価であるが、セルフォックレンズ
の焦点深度が非常に浅いため、ブック原稿の綴じの部分
等のセンサ受光面から原稿面までの光路長が変化する
と、ピントが外れて、画像がぼけるという欠点がある。
【0058】ところが、本実施の形態のように、等倍光
学系読取部12をADF13により搬送されるシート原
稿の読取用に利用すると、光路長の変化が少ないため、
ピント外れを生じることなく、鮮明な画像を得ることが
できる。
【0059】また、光源としてLEDを使用しているた
め、縮小光学系読取部11と比較して光量が少なく、縮
小光学系読取部11と同じ信号処理を行うと、画像が劣
化する。
【0060】そこで、本実施の形態においては、後述す
るように、等倍光学系読取部12の出力する画像信号と
縮小光学系読取部11の出力する画像信号とで、信号処
理を変化させている。
【0061】プロッタ部30は、ファクシミリ/複写装
置1の中央から下部に設けられており、複写モードにお
いて、上記スキャナ部10で読み取られた画情報を記録
紙35に記録出力し、また、ファクシミリモードにおい
て、受信した画情報を記録紙35に記録出力するもので
ある。
【0062】プロッタ部30は、感光体ドラム31に画
情報により静電潜像を形成し、静電潜像の形成された感
光体ドラム31に黒現像ユニット32あるいはカラー現
像ユニット33によりトナーを付着させて可視像化(現
像)する。感光体ドラム31に付着されたトナーを転写
チャージャ34により記録紙35に転写し、トナーの転
写された記録紙35を定着ローラ36で加熱して、記録
紙35にトナーを定着させる。
【0063】すなわち、感光体ドラム31は、図1中矢
印で示す時計方向に回転駆動され、回転駆動される感光
体ドラム31上に画像信号により変調されたレーザ光が
照射される。
【0064】レーザ光は、図2に示すレーザダイオード
(LD)112から図1に示すポリゴンミラー37に発
射され、レーザダイオード112から発射されるレーザ
光は、図2に示す変調部111により受信画情報やスキ
ャナ部10で読み取った画情報の画像信号に基づいて変
調されている。
【0065】ポリゴンミラー37は、等角速度で回転駆
動され、入射されるレーザ光を等角速度のライン状の走
査ビームとしてレンズ38方向に反射する。
【0066】ポリゴンミラー37で反射されたレーザ光
は、レンズ38及びミラー39を介して感光体ドラム3
1に照射され、感光体ドラム31上に画像信号に対応す
る静電潜像を形成させる。
【0067】感光体ドラム31は、図1中矢印方向に回
転するが、形成された静電潜像のうち、非画像部、すな
わち、画像作成領域からはみ出した不要部分の電荷が、
イレーサ40によって除去された後、上記黒トナーによ
り現像を行う黒現像ユニット33、あるいは、上記カラ
ートナーにより現像を行うカラー現像ユニット32によ
りトナーが付着されて、可視像化、すなわち、現像され
る。なお、このとき、ファクシミリ/複写装置1は、現
像バイアス電位を変化させることにより、画像の濃淡を
調整する。
【0068】一方、プロッタ部30には、3つの給紙カ
セット41、42、43と、手差しテーブル(手差しト
レイ)44が備えられており、給紙カセット41、4
2、43は、ファクシミリ/複写装置1に着脱可能に装
着される。
【0069】給紙カセット41、42、43には、それ
ぞれサイズの異なる特定サイズの記録紙35がセットさ
れ、手差しテーブル44には、給紙カセット41、4
2、43のいずれにも収納されないサイズ、すなわち、
不特定サイズの記録紙35がセットされる。
【0070】なお、手差しテーブル44は、使用しない
ときには、図1中破線で示すように、本体1aの壁面に
収納された状態となっており、使用時に、図1中矢印A
方向に回転して利用される。
【0071】上記給紙カセット41、42、43及び手
差しテーブル44にセットされた記録紙35は、各記録
紙カセット41、42、43及び手差しテーブル44に
設けられた給紙コロ45及び呼出コロ46のうち、いず
れかが選択的に駆動されることにより、停止中のレジス
トローラ対47に向けて選択的に送り出され、給紙カセ
ット41、42、43及び手差しテーブル44のいずれ
にセットされた記録紙35を使用するかは、操作部11
5(図2参照)のサイズ選択キー等により選択される。
【0072】すなわち、選択キー等の選択結果に応じ
て、図示しない給紙クラッチが作動して、給紙クラッチ
が図示しないメインモータの駆動を上記3個の給紙コロ
45及び呼出コロ46に選択的に伝達させ、給紙コロ4
5及び呼出コロ46のいずれが駆動するかにより、給紙
カセット41、42、43及び手差しテーブル44にセ
ットされた記録紙35が選択的にレジストローラ対47
に送り出される。
【0073】レジストローラ対47の手前には、例え
ば、反射型フォトセンサ等で構成されたレジストセンサ
48が配設されており、レジストセンサ48は、レジス
トローラ対47に搬送される記録紙35の先端を検出し
て、検出信号を図2に示すメカコントローラ114に出
力する。
【0074】メカコントローラ114は、レジストセン
サ48から検出信号が入力されると、予め設定された一
定時間経過後に給紙クラッチをオフにし、搬送中の記録
紙35の搬送を停止させる。
【0075】なお、給紙クラッチのオフタイミングは、
レジストセンサ48とレジストローラ対47の間を記録
紙35が搬送される時間よりも長く設定されており、こ
のことにより、記録紙35は、その先端がレジストロー
ラ対47につき当てられて、先端側がたわんだ状態とな
って、スキュー等の発生が防止される。
【0076】その後、感光体ドラム31上の画像に合わ
せたタイミング、具体的には、感光体ドラム31上の黒
画像先端に合わせたタイミングで、レジストクラッチが
オンされて、レジストローラ対47が回転駆動され、待
機中の記録紙35が転写部である転写チャージャ34に
向けて再搬送される。
【0077】記録紙35が転写チャージャ34に到着す
ると、転写チャージャ34の作用により感光体ドラム3
1上のトナー像が記録紙35上に転写され、トナー像の
転写された記録紙35は、転写チャージャ34と一体保
持されている分離チャージャ49の作用により、記録紙
35上の帯電電位が下げられて、記録紙35と感光体ド
ラム31との密着力が低下させられた後、分離爪50に
より記録紙35が感光体ドラム31から分離される。
【0078】感光体ドラム31から分離された記録紙3
5は、2個のローラ51a、51b間に張り渡された搬
送ベルト52により定着部である定着ローラ36に搬送
され、定着ローラ36により記録紙35に転写されたト
ナー像が記録紙35に熱定着される。
【0079】その後、定着の完了した記録紙35は、記
録モードとして片面モードが選択されているか両面モー
ドが選択されているかにより切り換えられる切換爪52
により、その搬送経路が切り換えられ、片面モードが選
択されているときには、切換爪52の先端が下側に移動
して、記録紙35は、切換爪52の上を通過した後、フ
ァクシミリ/複写装置1の側面に取り付けられた排紙ト
レイ(図示略)に排出される。
【0080】記録モードとして両面モードが選択されて
いるときには、切換爪52の先端が上側に移動して、記
録紙35は、切換爪52の下側を通過した後、再給紙用
搬送経路53へ送り込まれる。
【0081】再給紙用搬送経路53に送り込まれた記録
紙35は、再び、レジストローラ対47に搬送され、上
記同様に、記録紙35の裏面(非記録面)に画情報が記
録される。
【0082】なお、転写チャージャ34によりトナー像
の転写の完了した感光体ドラム31は、クリーニングユ
ニット54のクリーニングブラシ54a及びクリーニン
グブレード54bによりその残留トナーが除去され、除
去されたトナーは、トナー回収タンク54cに回収され
る。
【0083】さらに、感光体ドラム31は、除電ランプ
(QL)55により全面露光されて、残存電荷が除去さ
れ、帯電チャージャ56により一様に帯電されて、次の
静電潜像の形成に供される。
【0084】なお、57は、転写前除電ランプ(PT
L)である。
【0085】図2は、ファクシミリ/複写装置1の回路
ブロック図であり、ファクシミリ/複写装置1は、CC
Dイメージセンサ20、101、アナログ信号処理部1
02、103、セレクタ104、A/D変換部105、
シェーディング補正部106、フィルタ処理部107、
濃度変換部108、読取制御部109、通信制御部11
0、変調部111、レーザダイオード(LD)112、
画像メモリ113、メカコントローラ114、操作部1
15及びシステムコントローラ116等を備えている。
【0086】上記CCDイメージセンサ20、101、
アナログ信号処理部102、103、セレクタ104、
A/D変換部105、シェーディング補正部106、フ
ィルタ処理部107、濃度変換部108及び読取制御部
109は、上記スキャナ部10の回路構成を示してお
り、上記濃度変換部108、読取制御部109、通信制
御部110、変調部111、LD112、画像メモリ1
13、メカコントローラ114、操作部115及びシス
テムコントローラ116は、システムバス117により
接続されている。
【0087】CCDイメージセンサ20は、上記縮小光
学系読取部11のCCDイメージセンサ20であり、上
述のように、縮小光学系を介して入力される原稿表面か
らの反射光を光電変換して、画像信号をアナログ信号処
理部102に出力する。
【0088】CCDイメージセンサ101は、上記等倍
光学系読取部12のCCDイメージセンサであり、上述
のように、等倍光学系を介して入力される原稿裏面から
の反射光を光電変換して、画像信号をアナログ信号処理
部103に出力する。
【0089】アナログ信号処理部102及びアナログ信
号処理部103は、それぞれ読取制御部109の制御下
で動作し、CCDイメージセンサ20から入力される画
像信号及びCCDイメージセンサ01から入力される画
像信号にそれぞれレベル変換処理、サンプルホールド処
理及び信号増幅処理を施して、セレクタ104に出力す
るが、上述のように、縮小光学系と等倍光学系とでは、
光源光量、光電変換効率及び出力信号レベル等が異なる
ため、同じ回路を使用することができない、そのため、
CCDイメージセンサ20用とCCDイメージセンサ1
01用にそれぞれ専用のアナログ信号処理部102とア
ナログ信号処理部103が設けられている。
【0090】セレクタ(選択手段)104は、読取制御
部109の制御下で動作し、アナログ信号処理部102
から入力される処理済の画像信号と、アナログ信号処理
部103から入力される処理済の画像信号と、のいずれ
かを選択して、A/D変換部105に出力する。
【0091】すなわち、セレクタ104は、CCDイメ
ージセンサ101で原稿の裏面を読取中のときには、ア
ナログ信号処理部103の出力する画像信号を選択し
て、A/D変換部105に出力し、CCDイメージセン
サ20で原稿の表面を読取中のときには、アナログ信号
処理部102の出力する画像信号を選択して、A/D変
換部105に出力する。
【0092】A/D変換部105は、読取制御部109
の制御下で動作し、セレクタ104から入力されるアナ
ログの画像信号をディジタル変換して、量子化した画像
信号をシェーディング補正部106に出力する。
【0093】シェーディング補正部106は、読取制御
部109の制御下で動作し、A/D変換部105から入
力される量子化された画像信号に対して黒再生及び白再
生を施して、フィルタ処理部107に出力する。
【0094】なお、黒再生とは、CCDイメージセンサ
20あるいはCCDイメージセンサ101の暗示出力を
サンプリングして記憶し、読取データである原稿読取時
のCCDイメージセンサ20あるいはCCDイメージセ
ンサ101の出力する画像信号から減算することによ
り、暗示出力の影響を削除することである。
【0095】また、白再生とは、反射率の均一な基準白
板を読み取ったときの画素毎の画像信号に基づいて原稿
読取時の画像信号を各画素毎に正規化し、光量むらや光
学部品の影響及びCCDイメージセンサ20やCCDイ
メージセンサ101の画素感度のバラツキを補正するこ
とである。
【0096】フィルタ処理部(フィルタ処理手段)10
7は、読取制御部109の制御下で動作し、シェーディ
ング補正部106から入力される画像信号に、読取制御
部109から設定されるフィルタ特性を決定する係数に
基づいて所定のフィルタ処理、具体的には、空間フィル
タリング処理を施すことにより、画像の高周波成分を強
調して、画像の「ぼけ」の修復を行う。
【0097】すなわち、CCDイメージセンサ20及び
CCDイメージセンサ101の出力する画像信号には、
レンズやミラー等の光学部品、CCDイメージセンサ2
0やCCDイメージセンサ101の受光面のアパーチャ
開口度、CCDイメージセンサ20やCCDイメージセ
ンサ101の転送効率や残像、物理的な走査による積分
効果及び操作むら等に起因するMTF(Modulation Tra
nsfer Function)の劣化があり、フィルタ処理部107
によりこのMTFの劣化を補償している。
【0098】このように、MTFは、CCDイメージセ
ンサ20とCCDイメージセンサ101によりその劣化
具合も大きく異なるため、読取制御部109は、セレク
タ104がCCDイメージセンサ20とCCDイメージ
センサ101のいずれの画像信号を選択出力するかによ
り、フィルタリング処理の周波数特性を切り換えて、適
切なフィルタ処理を行っている。
【0099】また、MTFの劣化は、高周波域ほど顕著
であるので、フィルタ処理部107は、高周波域の画像
信号に対して、強調処理を施すことにより、「ぼけ」を
修復して、画像品質を向上させている。
【0100】そこで、フィルタ処理部107は、入力画
像信号がCCDイメージセンサ20の画像信号である
か、CCDイメージセンサ101の画像信号であるかに
より、すなわち、原稿の表面を読み取っているか裏面を
読み取っているかにより、例えば、いま、原稿の表面を
CCDイメージセンサ20で読み取っているときの方
が、MTFの劣化が大きいと仮定すると、図3及び図4
に示すような3×3のウィンドウを構成する2次元の画
像信号を窓関数として、図3及び図4に示すような係数
マトリックスの符号に従って、畳み込み演算処理を行う
ことにより、フィルタリング処理を行っている。
【0101】なお、図3及び図4において、十字にクロ
スしたフィルタマトリックスは、画素に施す乗算の係数
を示しており、中央が注目画素の出力値「Dmn」に乗算
する係数、上下が1ライン以前及び1ライン以後におけ
る同じ画素位置の画素の出力値「Dm・n-1 」、「Dm・n+
1 」に乗算する係数、左右が1画素分以前及び1画素分
以後の画素の出力値「Dm-1・n 」、「Dm+1・n 」に乗算
する係数を示している。
【0102】そして、フィルタ処理部107は、入力画
像信号がCCDイメージセンサ20の画像信号であり、
原稿の表面を読み取っているときには、図3に示す係数
による畳み込み演算処理を行い、入力画像信号がCCD
イメージセンサ101の画像信号であり、原稿の裏面を
読み取っているときには、図4に示す係数による畳み込
み演算を行うことにより、MTFの劣化に合わせたフィ
ルタ処理を行っている。
【0103】すなわち、フィルタ処理部107は、図5
に示すように、1ライン分の画像信号を一時記憶してラ
イン遅延を生成するラインメモリL1、L2、入力され
るパラメータにより係数を乗算する乗算器M1〜M5、
1画素分画像信号を遅延させるフリップフロップFF1
〜FF4、加算器AL及び減算器DL等を備えており、
各乗算器M1〜M5には、表面読取時であるか、裏面読
取時であるかに応じて、読取制御部109から上記図3
及び図4に示した係数がパラメータとして設定される。
【0104】フィルタ処理部107の乗算器M2には、
ラインメモリL1を介して注目画素の画像信号が入力さ
れ、乗算器M2は、入力パラメータに応じて、図3及び
図4に示した注目画素に対する係数の乗算処理を行う。
【0105】フィルタ処理部107の乗算器M1には、
注目画素の上の画素の画像信号がフリップフロップFF
1を介して入力され、乗算器M1は、入力パラメータに
応じて、図3及び図4に示した注目画素の上の画素に対
する係数の乗算処理を行う。
【0106】フィルタ処理部107の乗算器M3、M5
には、注目画素の左右の画素の画像信号がラインメモリ
L1、フリップフロップFF1、FF3を介してそれぞ
れ入力され、乗算器M3、M5は、入力パラメータに応
じて、図3及び図4に示した注目画素の左右の画素に対
する係数の乗算処理を行う。
【0107】フィルタ処理部107の乗算器M4には、
注目画素の下の画素の画像信号がラインメモリL2及び
フリップフロップFF4を介して入力され、乗算器M4
は、入力パラメータに応じて図3及び図4に示した注目
画素の下の画素に対する係数の乗算処理を行う。
【0108】上記注目画素の演算を行う乗算器M3以外
の乗算器M1、M2、M4、M5の乗算結果は、加算器
ALに出力され、加算器ALは、注目画素の周辺の画素
に対する乗算結果を加算することによりまとめて、減算
器DLに出力する。
【0109】減算器DLには、乗算器M3の乗算結果と
加算器ALの加算結果が入力され、減算器DLは、乗算
器M3の乗算結果から加算器ALの加算結果を減算する
ことにより、注目画素の乗算結果から周辺画素分を差し
引いて、出力画像信号を、図2に示した濃度変換部10
8に出力する。
【0110】再び、図2において、濃度変換部(濃度変
換手段、2値化手段)108は、フィルタ処理部107
でフィルタ処理された画像信号に濃度変換を行うための
ものであり、画像信号をファクシミリ通信する場合に
は、画像信号を2値化処理し、また、プロッタ部30で
記録紙35に記録出力する場合には、所定の濃度特性に
より濃度変換を行って、画質を向上させている。
【0111】すなわち、フィルタ処理部107によりフ
ィルタ処理された画像信号は、原稿からの反射光量にリ
ニアな特性を有しており、この画像信号に基づいて可視
像化した場合の原稿の地の部分をカットするためや自然
な濃度特性を実現するために濃度変換する必要がある。
この濃度変換処理を濃度変換部108により行ってい
る。
【0112】また、画像信号をファクシミリ送信する際
には、画像信号を2値化する必要があるが、この画像信
号の2値化処理を濃度変換部108により行っている。
【0113】すなわち、濃度変換部108は、図6に示
すように、RAM制御部201及びRAM202等を備
え、RAM202にセットされたデータ変換用のルック
アップテーブル(Look Up Table )を入力画像信号をア
ドレスとして読み出すことにより、データ変換を行っ
て、濃度変換処理を行う。
【0114】すなわち、図2に示した読取制御部109
が、入力画像信号を2値変換するか、多値変換するかに
より、また、入力画像信号がCCDイメージセンサ20
の出力画像信号、すなわち、原稿の表面読取時の画像信
号であるか、CCDイメージセンサ101の出力画像信
号、すなわち、原稿の裏面読取時の画像信号であるかに
より、図7及び図8に実線及び破線で示すような変換デ
ータをRAM制御部201を介してRAM202にルッ
クアップテーブルとしてセットし、RAM制御部201
は、濃度変換時、入力画像信号をアドレスとして、RA
M202にセットている変換データを読み出して、出力
画像信号として出力する。
【0115】図7は、入力画像信号を2値変換するため
の変換データを示しており、いま、原稿表面を読み取っ
たCCDイメージセンサ20の出力する画像信号の方が
MTFの劣化が激しいものとし、また、MTFの劣化が
高周波域で顕著であることから線画像のかすれが発生す
るので、図7の実線が、原稿裏面を読み取るCCDイメ
ージセンサ101の出力する画像信号を2値変換するた
めの変換データを、図7の閾値のより低い破線が、原稿
表面を読み取ったCCDイメージセンサ20の出力する
MTFの劣化した画像信号をかすれ画像を防止しつつ、
適切な2値化変換を行うための変換データを、それぞれ
示している。
【0116】図8は、入力画像信号を多値変換するため
の変換データを示しており、上述のように、いま、原稿
表面を読み取ったCCDイメージセンサ20の出力する
画像信号の方がMTFの劣化が激しいものとし、また、
MTFの劣化が高周波域で顕著であることから線画像の
再現濃度が低下するので、図8の実線が、原稿裏面を読
み取るCCDイメージセンサ101の出力する画像信号
を多値変換するための変換データを、図8の閾値のより
低い破線が、原稿表面を読み取ったCCDイメージセン
サ20の出力するMTFの劣化した画像信号を線画像の
再現濃度低下を防止しつつ、適切な2値化変換を行うた
めの変換データを、それぞれ示している。
【0117】そこで、ファクシミリ/複写装置1は、読
取制御部109により、入力画像信号を2値化するの
か、多値化するのか、また、CCDイメージセンサ20
の入力画像信号であるか、CCDイメージセンサ101
の入力画像信号であるかに応じて、濃度変換部108の
RAMに濃度変換特性を決定する適切な変換データを設
定して、良好な画像が得られるようにしている。
【0118】再び、図2において、読取制御部(制御手
段)109は、システムコントローラ116の指示に応
じて、スキャナ部10の各部を制御し、また、パラメー
タや変化データの設定等を行って、原稿の画情報の読み
取りと読み取った画像信号の処理を行わせる。
【0119】濃度変換部108から出力された画像信号
は、ファクシミリ/複写装置1のモードが複写モードの
ときには、システムバス117を介して変調部111に
供給され、変調部111は、システムバス117から入
力される画像信号を変調して、レーザダイオード112
に出力する。
【0120】レーザダイオード112は、変調部111
から入力される変調信号によりレーザを発光して、上記
図1のポリゴンミラー37に出射する。
【0121】なお、レーザダイオード112の発光エネ
ルギー−可視像濃度特性は、リニアではないが、変調部
111は、入力画像信号から形成される可視像の濃度を
リニアに対応させるためのγ変換機能をも有している。
【0122】通信制御部110は、回線L、例えば、電
話回線に接続され、相手ファクシミリ装置との間でファ
クシミリ制御信号を交換して、ファクシミリ通信手順を
実行する。
【0123】この通信制御部110は、回線からの発呼
に対して自動着呼し、回線Lへの自動発呼処理を行う網
制御部としての機能や画情報を所定の符号化方式に従っ
て符号化し、符号化された画情報を復号化する符号化・
復号化部としての機能を有している。
【0124】画像メモリ113は、RAM等で構成さ
れ、少なくとも1ページ分の画像信号を記憶する容量を
有している。
【0125】ファクシミリ/複写装置1がファクシミリ
モードに設定されているとき、濃度変換部108から出
力された画像信号は、この画像メモリ113に一旦記憶
され、その後、所定タイミングで読み出されて、通信制
御部110を介して相手先ファクシミリ装置に送信され
る。また、ファクシミリ受信時、通信制御部110を介
して受信した画像信号は、画像メモリ113に一旦記憶
され、その後、所定タイミングで読み出されて、変調部
111に送られて、記録紙35に記録出力される。
【0126】メカコントローラ114は、上記スキャナ
部10及びプロッタ部30等の各部の機会的な動作一切
を制御するものであり、例えば、原稿フィード、原稿ス
キャニング制御、ポリゴンミラー−スキャニング制御、
記録紙搬送制御、像形成プロセス制御等の一切の機会的
な動作を制御する。
【0127】操作部115は、ファクシミリ送信先の電
話番号等を入力するテンキー、ファンクションキー、フ
ァクシミリモードと複写モードを切り換えるモード切換
スイッチ、両面原稿か片面原稿かを選択入力する原稿選
択スイッチ等の各種操作キーを備え、操作キーによりフ
ァクシミリ/複写装置1を利用するための各種命令が入
力される。
【0128】操作部115は、表示部、例えば、液晶表
示部を備え、この表示部には、操作キーから入力された
命令内容やファクシミリ/複写装置1からオペレータに
通知するメッセージ等が表示される。
【0129】システムコントローラ116は、CPU
(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Me
mory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、
ROM内には、ファクシミリ/複写装置1の基本処理プ
ログラムとファクシミリ/複写装置1のモードや原稿の
種類に応じてCCDイメージセンサ20及びCCDイメ
ージセンサ101の読み取った画像信号を処理する信号
処理制御プログラムが格納されているとともに、基本処
理プログラムや信号処理制御プログラムを実行する上で
必要な各種システムデータが格納されている。
【0130】システムコントローラ116は、ROM内
のプログラムに基づいてファクシミリ/複写装置1の各
部を直接制御し、また、メカコントローラ114や読取
制御部109を介して、間接的に制御することにより、
ファクシミリ/複写装置1としての処理を実行するとと
もに、信号処理制御を実行する。
【0131】上記アナログ信号処理部102、103、
セレクタ104、A/D変換部105、シェーディング
補正部106、フィルタ処理部107、濃度変換部10
8及び読取制御部109は、全体としてCCDイメージ
センサ20及びCCDイメージセンサ101の読み取っ
た画像信号に所定の信号処理を施す信号処理部120を
構成している。
【0132】次に、作用を説明する。
【0133】本実施の形態は、両面原稿の画情報を別々
の読取部11、12で読み取り、各読取部11、12の
読み取った画像信号を選択的に1つの信号処理部120
で信号処理し、また、適切な信号処理を行い、良好な画
像を得るために、信号処理内容を処理対象の信号がいず
れの読取部11、12で読み取った信号であるかやモー
ドにより異ならせるところにその特徴がある。
【0134】以下、この原稿読取処理及び信号処理につ
いて、説明する。
【0135】まず、片面原稿を読み取り、信号処理する
場合について説明する。
【0136】原稿が片面原稿のときには、片面原稿の画
情報を縮小光学系読取部11により読み取る。
【0137】すなわち、オペレータは、片面原稿がシー
ト原稿で複数枚あるときには、片面原稿をADF13の
原稿台23にセットし、また、片面原稿が1枚のシート
原稿であるか、ブック原稿であるときには、片面原稿を
直接コンタクトガラス14上にセットする。
【0138】原稿のセットを完了すると、オペレータ
は、原稿が片面原稿であるか、両面原稿であるかの選択
操作を操作部115で行うとともに、複写モードかファ
クシミリモードかの選択を操作部115で行った後、操
作部115のスタートキーを投入する。
【0139】コンタクトガラス14上に片面原稿がセッ
トされ、スタートキーが投入されると、縮小光学系読取
部11が主走査方向に走査しつつ、第1走行体と第2走
行体を相対移動させることにより副走査方向に走査し
て、その画情報を読み取り、図2のCCDイメージセン
サ20からアナログ信号処理部102に出力する。
【0140】なお、片面原稿が原稿台23にセットされ
たときには、ファクシミリ/複写装置1は、ADF13
によりセットされた片面原稿を1枚ずつ分離して、コン
タクトガラス14上に搬送し、縮小光学系読取部11に
より読み取りが完了すると、読み取りの完了した片面原
稿を排紙トレー28上に排出する。
【0141】読取制御部109は、システムコントロー
ラ116の指示により、CCDイメージセンサ20の画
像信号を信号処理するのに適したパラメータの設定や変
換データの設定をフィルタ処理部107及び濃度変換部
108に行うとともに、複写モードであるかファクシミ
リモードであるかにより、モードに適したパラメータの
設定や変換データの設定を行い、信号処理を行わせる。
【0142】なお、この信号処理については、次の両面
原稿読み取り、信号処理において詳しく説明する。
【0143】次に、両面原稿を読み取り、信号処理する
場合について説明する。
【0144】原稿が両面原稿のときには、両面原稿の裏
面の画情報を等倍光学系読取部12により読み取り、表
面の画情報を縮小光学系読取部11により読み取る。
【0145】すなわち、オペレータは、原稿が両面原稿
のときには、原稿をADF13の原稿台23にセット
し、操作部115により両面原稿の選択操作と複写モー
ドかファクシミリモードかの選択操作を行って、スター
トキーを操作する。
【0146】ファクシミリ/複写装置1は、スタートキ
ーが投入されると、原稿台23にセットされた両面原稿
をADF13のコロ25により1枚ずつ分離して、搬送
ローラ27により搬送ベルト26に送り出し、搬送ベル
ト26により両面原稿をコンタクトガラス14の所定の
読み取り位置に搬送する。
【0147】このとき、コロ25及び搬送ローラ27に
より搬送ベルト26に送り出される両面原稿の裏面の画
情報を等倍光学系読取部12であるCCDイメージセン
サ101により主走査して読み取り、アナログ信号処理
部103に画像信号として出力する。
【0148】すなわち、等倍光学系読取部12は、コロ
25及び搬送ローラ27により副走査方向に送られる両
面原稿の裏面をCCDイメージセンサ101により主走
査して、裏面の画像信号を読み取り、アナログ信号処理
部103に出力する。
【0149】アナログ信号処理部103は、CCDイメ
ージセンサ101から入力される画像信号に所定の信号
処理を施して、セレクタ104に出力し、セレクタ10
4は、読取制御部109の制御下で動作して、アナログ
信号処理部103の出力画像信号を選択してA/D変換
部105に出力する。
【0150】すなわち、両面原稿のときには、まず、C
CDイメージセンサ101により裏面の画情報が読み取
られるため、読取制御部109は、システムコントロー
ラ116の指示によりセレクタ104にアナログ信号処
理部103の出力する画像信号をA/D変換部105に
出力させる。
【0151】A/D変換部105は、セレクタ104を
介してアナログ信号処理部103から入力される画像信
号を量子化して、シェーディング補正部106に出力
し、シェーディング補正部106は、CCDイメージセ
ンサ101に適したシェーディング補正を施して、フィ
ルタ処理部107に出力する。
【0152】フィルタ処理部107は、読取制御部10
9から設定されるパラメータの設定に基づいて、シェー
ディング補正の施された画像信号にCCDイメージセン
サ101に適したフィルタ処理を施す。
【0153】すなわち、読取制御部109は、図4に示
した等倍光学系読取部12用の係数をパラメータとして
フィルタ処理部107に設定し、フィルタ処理部107
は、設定されたパラメータに基づいて入力画像信号に畳
み込み演算を行うことにより、フィルタ処理を行って、
濃度変換部108に出力する。
【0154】濃度変換部108は、フィルタ処理された
画像信号に等倍光学系読取部12に適し、かつ、ファク
シミリモードか複写モードかに応じた濃度変換処理を行
って、システムバス117に出力する。
【0155】すなわち、ファクシミリモードのときに
は、読取制御部109は、CCDイメージセンサ101
の読み取った画像信号を2値化処理する必要があるた
め、図7に実線で示したような変換データを濃度変換部
108のRAM202にセットし、濃度変換部108
は、入力画像信号をアドレスとしてRAM202にセッ
トされている変換データを読み出して、2値化した画像
信号を出力する。
【0156】また、複写モードのときには、読取制御部
109は、CCDイメージセンサ101の読み取った画
像信号を多値変換する必要があるため、図8に示した実
線で示したような変換データを濃度変換部108のRA
M202にセットし、濃度変換部108は、入力画像信
号をアドレスとしてRAM202にセットされている変
換データを読み出して、多値化した画像信号を出力す
る。
【0157】システムバス117に出力された信号処理
の終了した画像信号は、通信モードかファクシミリモー
ドか複写モードかにより供給先が決定され、システムコ
ントローラ116の制御下で、変調部111あるいは画
像メモリ113に供給される。
【0158】すなわち、通信モードのときには、信号処
理の完了した画像信号は、画像メモリ113に一旦格納
された後、通信制御部110に供給され、その符号化・
復号化部で符号化された後、相手先ファクシミリ装置に
送信される。
【0159】複写モードのときには、信号処理の完了し
た画像信号は、変調部111に供給され、レーザダイオ
ード112の発光制御に供されて、上記プロッタ部30
により記録紙35に画情報として記録出力される。
【0160】すなわち、レーザダイオード112の出射
するレーザ光は、上述のように、ポリゴンミラー37に
より等角速度のライン状の走査ビームとして感光体ドラ
ム31に照射されて、感光体ドラム31に静電潜像を形
成し、静電潜像の形成された感光体ドラム31は、黒現
像ユニット33あるいはカラー現像ユニット32により
トナーが付着されて、現像される。
【0161】感光体ドラム31に付着されたトナーは、
転写チャージャ34により記録紙35上に転写され、記
録紙35に転写されたトナーは、定着ローラ36により
記録紙35に定着されて、画情報が記録される。
【0162】このようにして、等倍光学系読取部12に
より搬送される両面原稿の裏面を主走査しつつ副走査し
て、裏面の画情報を読み取り、等倍光学系読取部12の
CCDイメージセンサ101で読み取った裏面の画情報
の画像信号にCCDイメージセンサ101に適した画像
処理を行うと、裏面の処理を完了する。
【0163】次に、両面原稿は、搬送ベルト26により
コンタクトガラス14の所定の読み取り位置に搬送さ
れ、縮小光学系読取部11により主走査及び副走査され
て、CCDイメージセンサ20により表面の画情報が読
み取られる。
【0164】CCDイメージセンサ20は、読み取った
表面の画情報の画像信号をアナログ信号処理部102に
出力し、アナログ信号処理部102は、所定の信号処理
を施してセレクタ104に出力する。
【0165】このとき、読取制御部109は、セレクタ
104を制御して、アナログ信号処理部102から入力
される画像信号をA/D変換部105に出力させる。
【0166】A/D変換部105は、アナログ信号処理
部102から入力される画像信号を量子化して、シェー
ディング補正部106に出力し、シェーディング補正部
106は、読取制御部109の制御下で動作して、入力
される画像信号をCCDイメージセンサ20に適したシ
ェーディング補正を施した後、フィルタ処理部107に
出力する。
【0167】フィルタ処理部107は、上記同様に、読
取制御部109から設定されるパラメータに基づいて、
シェーディング補正の施された画像信号にCCDイメー
ジセンサ20、すなわち、縮小光学系読取部11に適し
たフィルタ処理を施す。
【0168】すなわち、読取制御部109は、図3に示
した縮小光学系読取部11用の係数をパラメータとして
フィルタ処理部107に設定し、フィルタ処理部107
は、設定されたパラメータに基づいて入力画像信号に畳
み込み演算を行うことにより、フィルタ処理を行って、
濃度変換部108に出力する。
【0169】濃度変換部108は、フィルタ処理された
画像信号に縮小光学系読取部11に適し、かつ、ファク
シミリモードか複写モードかに応じた濃度変換処理を行
って、システムバス117に出力する。
【0170】すなわち、ファクシミリモードのときに
は、読取制御部109は、CCDイメージセンサ20の
読み取った画像信号を2値化処理するため、図7に破線
で示したような変換データを濃度変換部108のRAM
202にセットし、濃度変換部108は、入力画像信号
をアドレスとしてRAM202にセットされている変換
データを読み出して、縮小光学系読取部11に適した2
値化した画像信号を出力する。
【0171】また、複写モードのときには、読取制御部
109は、CCDイメージセンサ20の読み取った画像
信号を多値変換するため、図8に破線で示したような変
換データを濃度変換部108のRAM202にセット
し、濃度変換部108は、入力画像信号をアドレスとし
てRAM202にセットされている変換データを読み出
して、縮小光学系読取部11に適した多値化した画像信
号を出力する。
【0172】システムバス117に出力された画像信号
は、上記同様に、プロッタ部30による記録紙35への
記録処理に供され、あるいは、通信制御部110による
ファクシミリ送信に供される。
【0173】このように、本実施の形態のファクシミリ
/複写装置1によれば、両面原稿の表裏の画情報をCC
Dイメージセンサ20とCCDイメージセンサ101に
より読み取ることができ、ファクシミリ装置1の利用性
を向上させることができるとともに、1つの信号処理手
段である信号処理部120により両面原稿の表面の画情
報を読み取るCCDイメージセンサ20と裏面の画情報
を読み取るCCDイメージセンサ101の両方の出力画
像信号を信号処理することができ、ファクシミリ/複写
装置1を小型で、安価なものとすることができる。
【0174】また、本実施の形態のファクシミリ/複写
装置1によれば、処理対象の画像信号がCCDイメージ
センサ20とCCDイメージセンサ101のいずれが出
力する画像信号であるかに応じて、セレクタ104に、
CCDイメージセンサ20の出力する画像信号とCCD
イメージセンサ101の出力する画像信号のいずれか一
方を選択させるとともに、フィルタ処理部107に設定
する周波数特性を変化させて、フィルタ処理部107
に、該設定した周波数特性に基づいてフィルタ処理を行
わせることができる。
【0175】したがって、CCDイメージセンサ20と
CCDイメージセンサ101のうちいずれが読み取った
画像信号であるかに応じて、1つのフィルタ処理部10
7でCCDイメージセンサ20及びCCDイメージセン
サ101に適切な周波数特性によりフィルタ処理するこ
とができ、画質を向上させることができる。
【0176】さらに、本実施の形態のファクシミリ/複
写装置1によれば、処理対象の画像信号がCCDイメー
ジセンサ20とCCDイメージセンサ101のいずれが
出力する画像信号であるかに応じて、濃度変換部108
に設定する2値化のための変換データ(閾値)を変化さ
せて、濃度変換部108に、該設定した変換データに基
づいて画像信号の2値化処理を行わせている。
【0177】したがって、CCDイメージセンサ20と
CCDイメージセンサ101のうちいずれが読み取った
画像信号であるかに応じて、1つの濃度変換部108で
CCDイメージセンサ20及びCCDイメージセンサ1
01に適切な閾値により画像信号を2値化することがで
き、画質を向上させることができる。
【0178】また、本実施の形態のファクシミリ/複写
装置1によれば、処理対象の画像信号がCCDイメージ
センサ20とCCDイメージセンサ101のいずれが出
力する画像信号であるかに応じて、濃度変換部108に
設定する多値変換のための変換データ(濃度変換特性)
を変化させて、濃度変換部108に、該設定した変換デ
ータに基づいて画像信号の多値化処理を行わせている。
【0179】したがって、CCDイメージセンサ20と
CCDイメージセンサ101のうちいずれが読み取った
画像信号であるかに応じて、1つの濃度変換部108で
CCDイメージセンサ20及びCCDイメージセンサ1
01に適切な変換データにより画像信号を多値化するこ
とができ、画質を向上させることができる。
【0180】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0181】例えば、上記実施の形態においては、フィ
ルタ処理部107に設定するパラメータを変化させるこ
とにより、1つのフィルタ処理部107でCCDイメー
ジセンサ20とCCDイメージセンサ101の双方に適
したフィルタ処理を行うようにしているが、これに限る
ものではなく、例えば、図9に示すように、予めパラメ
ータの設定された2つのフィルタ演算部301、302
と、これらの2つのフィルタ演算部301、302の出
力を選択的に出力するセレクタ303と、を設け、両面
原稿の表面の画情報の読取タイミングであるか、裏面の
画情報の読取タイミングであるかにより、読取制御部1
09がセレクタ303の選択動作を制御するようにして
もよい。
【0182】この場合、例えば、フィルタ演算部301
に図3に示した係数によるフィルタ処理を行わせ、フィ
ルタ演算部302に図4に示した係数によるフィルタ処
理を行わせるようにすると、読取制御部109が、両面
原稿の表面の画情報の読取タイミングであるか、裏面の
画情報の読取タイミングであるかにより、セレクタ30
3の出力画像信号を選択制御することにより、CCDイ
メージセンサ20とCCDイメージセンサ101に適し
たフィルタ処理を施した画像信号を選択することができ
る。
【0183】このようにすると、信号処理部120の制
御を簡単なものとすることができる。
【0184】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報を読み取
って画像信号を出力し、第2の読取手段が、原稿の裏面
の画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0185】第1の読取手段の出力する画像信号と第2
の読取手段の出力する画像信号のいずれか一方を、選択
手段が選択し、選択手段の選択した画像信号に、信号処
理手段が、所定の信号処理を施す。
【0186】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つの信号処理手段で信号処理するこ
とができる。
【0187】その結果、両面原稿を表面側と裏面側をセ
ットし直すことなく、両面原稿の表裏の画像信号を読み
取ることができ、画像読取装置の利用性を向上させるこ
とができるとともに、重複した信号処理手段を設けるこ
となく、1つの信号処理手段で2つの読取手段の読み取
った画像信号を信号処理することができ、画像読取装置
を小型で、安価なものとすることができる。
【0188】請求項2記載の発明の画像読取装置によれ
ば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報を読み取っ
て画像信号を出力し、第2の読取手段が、原稿の裏面の
画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0189】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、信号処理
手段に設定する処理パラメータを変化させて、信号処理
手段に、該設定した処理パラメータに基づいて所定の信
号処理を行わせる。
【0190】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つの信号処理手段で読取手段に適切
な処理パラメータにより信号処理させることができる。
【0191】その結果、画像読取装置を小型、安価で、
かつ、利用性の良好なものとすることができるととも
に、1つの信号処理手段で2つの読取手段の読み取った
画像信号にそれぞれの読取手段に適した信号処理を施す
ことができ、画質を向上させることができる。
【0192】請求項3記載の発明の画像読取装置によれ
ば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報を読み取っ
て画像信号を出力し、第2の読取手段が、原稿の裏面の
画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0193】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、画像信号
に所定の信号処理を施す複数の信号処理経路を有した信
号処理手段の信号処理経路を選択制御する。
【0194】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、信号処理手段の複数の信号処理経路の
うち、選択手段の選択した信号処理経路で信号処理させ
ることができる。
【0195】その結果、画像読取装置を利用性の良好な
ものとすることができるとともに、読取手段により一層
適した信号処理を施すことができ、画質をより一層向上
させることができる。
【0196】請求項4記載の発明の画像読取装置によれ
ば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報を読み取っ
て画像信号を出力し、第2の読取手段が、原稿の裏面の
画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0197】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、フィルタ
処理手段に設定する周波数特性を変化させて、フィルタ
処理手段に、該設定した周波数特性に基づいてフィルタ
処理を行わせる。
【0198】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つのフィルタ処理手段で読取手段に
適切な周波数特性によりフィルタ処理させることができ
る。
【0199】その結果、画像読取装置を小型、安価で、
かつ、利用性の良好なものとすることができるととも
に、1つのフィルタ処理手段で2つの読取手段の読み取
った画像信号にそれぞれの読取手段に適したフィルタ処
理を施すことができ、画質を向上させることができる。
【0200】請求項5記載の発明の画像読取装置によれ
ば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報を読み取っ
て画像信号を出力し、第2の読取手段が、原稿の裏面の
画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0201】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、2値化手
段に設定する閾値を変化させて、2値化手段に、該設定
した閾値に基づいて2値化処理を行わせる。
【0202】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つの2値化手段で読取手段に適切な
閾値により2値化処理させることができる。
【0203】その結果、画像読取装置を小型、安価で、
かつ、利用性の良好なものとすることができるととも
に、1つの2値化手段で2つの読取手段の読み取った画
像信号をそれぞれの読取手段に適した閾値により2値化
処理することができ、画質を向上させることができる。
【0204】請求項6記載の発明の画像読取装置によれ
ば、第1の読取手段が、原稿の表面の画情報を読み取っ
て画像信号を出力し、第2の読取手段が、原稿の裏面の
画情報を読み取って画像信号を出力する。
【0205】制御手段が、処理対象の画像信号が第1の
読取手段と第2の読取手段のいずれの読取手段の出力す
る画像信号であるかに応じて、選択手段に、第1の読取
手段の出力する画像信号と第2の読取手段の出力する画
像信号のいずれか一方を選択させるとともに、濃度変換
手段に設定する濃度変換特性を変化させて、濃度変換手
段に、該設定した濃度変換特性に基づいて濃度変換処理
を行わせる。
【0206】したがって、両面原稿の表面と裏面の画情
報を2つの読取手段で読み取って、いずれの読取手段の
読み取った画像信号であるかに応じて、選択手段の選択
した画像信号を、1つの濃度変換手段で読取手段に適切
な濃度変換特性により濃度変換処理させることができ
る。
【0207】その結果、画像読取装置を小型、安価で、
かつ、利用性の良好なものとすることができるととも
に、1つの濃度変換手段で2つの読取手段の読み取った
画像信号をそれぞれの読取手段に適した濃度変換特性に
より濃度変換処理することができ、画質を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の一実施の形態を適用し
たファクシミリ/複写装置の全体概略構成図。
【図2】図1のファクシミリ/複写装置の回路ブロック
図。
【図3】図2のフィルタ処理部に縮小光学系のCCDイ
メージセンサ用として設定されるフィルタマトリックス
の一例を示す図。
【図4】図2のフィルタ処理部に等倍光学系のCCDイ
メージセンサ用として設定されるフィルタマトリックス
の一例を示す図。
【図5】図2のフィルタ処理部の詳細な回路ブロック
図。
【図6】図2の濃度変換部の詳細な回路ブロック図。
【図7】図6のRAMに設定される縮小光学系及び等倍
光学系のCCDイメージセンサそれぞれの2値変換用の
変換データの一例を示す図。
【図8】図6のRAMに設定される縮小光学系及び等倍
光学系のCCDイメージセンサそれぞれの多値変換用の
変換データの一例を示す図。
【図9】図2のフィルタ処理部の他の例の詳細な回路ブ
ロック図。
【符号の説明】
1 ファクシミリ/複写装置 10 スキャナ部 11 縮小光学系読取部 12 等倍光学系読取部 13 ADF 14 コンタクトガラス 20 CCDイメージセンサ 30 フィルタ部 31 感光体ドラム 101 CCDイメージセンサ 102、103 アナログ信号処理部 104 セレクタ 105 A/D変換部 106 シェーディング補正部 107 フィルタ処理部 108 濃度変換部 109 読取制御部 110 通信制御部 111 変調部 112 レーザダイオード 113 画像メモリ 114 メカコントローラ 115 操作部 116 システムコントローラ 120 信号処理部 L1、L2 ラインメモリ M1〜M5 乗算器 FF1〜FF4 フリップフロップ AL 加算器 DL 減算器 201 RAM制御部 202 RAM 301、302 フィルタ演算処理部 303 セレクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の表面の画情報を読み取って画像信号
    を出力する第1の読取手段と、 原稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する第
    2の読取手段と、 前記第1の読取手段の出力する画像信号と前記第2の読
    取手段の出力する画像信号のいずれか一方を選択する選
    択手段と、 前記選択手段の選択した画像信号に所定の信号処理を施
    す信号処理手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】原稿の表面の画情報を読み取って画像信号
    を出力する第1の読取手段と、 原稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する第
    2の読取手段と、 前記第1の読取手段の出力する画像信号と前記第2の読
    取手段の出力する画像信号のいずれか一方を選択する選
    択手段と、 前記選択手段の選択した画像信号に、設定された処理パ
    ラメータに基づいて所定の信号処理を施す信号処理手段
    と、 処理対象の画像信号が前記第1の読取手段と前記第2の
    読取手段のいずれの読取手段の出力する画像信号である
    かに応じて、前記選択手段の選択動作を制御するととも
    に、前記信号処理手段に設定する処理パラメータを変化
    させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】原稿の表面の画情報を読み取って画像信号
    を出力する第1の読取手段と、 原稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する第
    2の読取手段と、 前記第1の読取手段の出力する画像信号と前記第2の読
    取手段の出力する画像信号のいずれか一方を選択する選
    択手段と、 複数の信号処理経路を有し、前記選択手段の選択した画
    像信号に該複数の信号処理経路がそれぞれ所定の信号処
    理を施す信号処理手段と、 処理対象の画像信号が前記第1の読取手段と前記第2の
    読取手段のいずれの読取手段の出力する画像信号である
    かに応じて、前記選択手段の選択動作を制御するととも
    に、前記信号処理手段の信号処理経路を選択制御する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】原稿の表面の画情報を読み取って画像信号
    を出力する第1の読取手段と、 原稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する第
    2の読取手段と、 前記第1の読取手段の出力する画像信号と前記第2の読
    取手段の出力する画像信号のいずれか一方を選択する選
    択手段と、 前記選択手段の選択した画像信号に、設定された周波数
    特性により所定のフィルタ処理を施すフィルタ処理手段
    と、 処理対象の画像信号が前記第1の読取手段と前記第2の
    読取手段のいずれの読取手段の出力する画像信号である
    かに応じて、前記選択手段の選択動作を制御するととも
    に、前記フィルタ処理手段に設定する周波数特性を変化
    させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】原稿の表面の画情報を読み取って画像信号
    を出力する第1の読取手段と、 原稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する第
    2の読取手段と、 前記第1の読取手段の出力する画像信号と前記第2の読
    取手段の出力する画像信号のいずれか一方を選択する選
    択手段と、 前記選択手段の選択した画像信号に、設定された閾値に
    基づいて2値化処理を施す2値化手段と、 処理対象の画像信号が前記第1の読取手段と前記第2の
    読取手段のいずれの読取手段の出力する画像信号である
    かに応じて、前記選択手段の選択動作を制御するととも
    に、前記2値化手段に設定する閾値を変化させる制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】原稿の表面の画情報を読み取って画像信号
    を出力する第1の読取手段と、 原稿の裏面の画情報を読み取って画像信号を出力する第
    2の読取手段と、 前記第1の読取手段の出力する画像信号と前記第2の読
    取手段の出力する画像信号のいずれか一方を選択する選
    択手段と、 前記選択手段の選択した画像信号に、設定された濃度変
    換特性により濃度変換処理を施す濃度変換手段と、 処理対象の画像信号が前記第1の読取手段と前記第2の
    読取手段のいずれの読取手段の出力する画像信号である
    かに応じて、前記選択手段の選択動作を制御するととも
    に、前記濃度変換手段に設定する濃度変換特性を変化さ
    せる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
JP7212452A 1995-07-28 1995-07-28 画像読取装置 Pending JPH0946485A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8373900B2 (en) 2006-10-11 2013-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and method for adjusting same
JP2015144378A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 ブラザー工業株式会社 読取装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8373900B2 (en) 2006-10-11 2013-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and method for adjusting same
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