JPH11239271A - 画像処理装置と画像処理方法および画像形成装置とその制御方法 - Google Patents

画像処理装置と画像処理方法および画像形成装置とその制御方法

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JPH11239271A
JPH11239271A JP10042113A JP4211398A JPH11239271A JP H11239271 A JPH11239271 A JP H11239271A JP 10042113 A JP10042113 A JP 10042113A JP 4211398 A JP4211398 A JP 4211398A JP H11239271 A JPH11239271 A JP H11239271A
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Atsushi Tabata
淳 田畑
Naoya Murakami
直哉 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の増大やそれに伴うコストの上昇を
招くことなく、しかも階調画像への悪影響を極力解消し
ながら、高品質の文字画像を出力することができる画像
処理装置、画像処理方法、画像形成装置およびその制御
方法を提供する。 【解決手段】 画像のエッジを識別してエッジ領域と非
エッジ領域を表わす識別信号を得、かつ上記画像の濃度
を判別し、上記識別信号の非エッジ領域のうち上記判別
結果に応じた領域がエッジ領域を変換し、上記画像のう
ち上記変換処理を経た識別信号のエッジ領域および非エ
ッジ領域のいずれかに対応する画像に関し所定の画像処
理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、最適な画像処理
を行う画像処理装置と画像処理方法、およびその画像処
理装置を備えた複写機やプリンタなどの画像形成装置と
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機やプリンタでは、文字や写
真等を高画質に出力するために、例えば文字や写真用に
それぞれフィルター係数を変えた処理を行ったり、構造
情報を効果的に表現する単純2値化処理と階調情報を効
果的に表現するディザ処理を切り替えて用いるなど、画
像の性質に合わせた適応的画像処理を施すことが行われ
ている。
【0003】文字か写真かを識別する処理として、主と
してエッジ情報に着目した識別処理がある。周波数情報
を用いて網点を識別する処理もある。
【0004】特に複写機では文字品質が重要となるた
め、上記識別結果を用いて文字を濃くしたり、カラー複
写機の場合は文字を黒インクのみを用いて出力するなど
して文字のコントラストを上げるというような視認性の
向上が図られてきた。
【0005】しかしながら、ビットマップ画像の場合は
文字や写真を完全に識別することができないため、識別
結果に対する補正が重要である。この要求に応える技術
として、例えば下記の文献に開示されるものがある。
【0006】 文献1:若原 真一、特開平3−76377 文献2:鈴木 譲、特開昭63−40465 文献3:内田 由紀他、特開平7−273983 文献1に開示されている方法は、画像の輪郭を抽出し、
抽出した輪郭の内部を文字として補正する。
【0007】文献2に開示されている方法は、画像の2
値画像領域(文字に対応する)と多値画像領域(写真な
どの中間調に対応する)を判別した後、領域判定用の窓
を用いて上記画像を再走査することによりその窓内の2
値画像領域の濃度値の総和と多値画像領域の濃度値の総
和とを比較し、この比較結果に応じて上記判別結果を補
正する。
【0008】文献3に開示されている方法は、文字・線
画と中間調に対する重視度合いを指定し、文字・線画判
定手段の文字・線画輪郭情報、太さ情報、彩度情報それ
ぞれの抽出パラメータおよび判定結果を上記重視度合い
に応じて制御し、ユーザにとって好ましい黒文字の補正
画像を得るものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】文献1に示される方法
は、具体的には、抽出した輪郭の線の内側のその輪郭線
に隣接する画素を、パターンマッチングを用いて輪郭と
して判定し直すものであり、輪郭線に隣接した画素しか
補正できなかったり、輪郭線から1画素ないし数画素し
か離れていない線画を輪郭線として誤って補正する可能
性があった。
【0010】文献2に示される方法は、識別結果以外に
画像信号も利用する補正であるため、文献1のものより
補正精度が改善されるが、画像を再走査したり窓を用い
るためメモリ等の回路規模が大きくなってコストが増大
し、しかも内部補正領域は窓サイズに制限されるという
問題があった。
【0011】文献3に示される方法は、コピーモード
等、ユーザの希望に応じて文字の太さに応じた黒文字化
処理がなされるが、太さの判定を行うために対象となる
太さを包含する窓を必要とするため、処理が複雑になる
等の問題があった。
【0012】つまり、従来例では、文字・線画輸郭情報
の内部も文字・線画として識別するためには文字・線画
の太さに応じた参照領域を必要とした。そのため、プリ
ンタが高解像度化すると回路規模が増大する問題があっ
た。また、文字を他の画像に影響を与えることなくユー
ザの希望に応じて高画質化するためには、文字の太さだ
けでなく文字の濃度に応じた補正ができないと、ロゴ文
字や薄い文字のように階調画像と識別し難い文字に対し
て高精度な補正ができないという問題があった。
【0013】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、回路規模の増大やそれに伴う
コストの上昇を招くことなく、しかも階調画像への悪影
響を極力解消しながら、高品質の文字画像を出力するこ
とができる画像処理装置を提供することにある。
【0014】また、この発明の目的は、回路規模の増大
やそれに伴うコストの上昇を招くことなく、しかも階調
画像への悪影響を極力解消しながら、高品質の文字画像
を出力することができる画像処理方法を提供することに
ある。
【0015】さらに、この発明の目的は、回路規模の増
大やそれに伴うコストの上昇を招くことなく、しかも階
調画像への悪影響を極力解消しながら、高品質の文字画
像を出力することができる画像形成装置を提供すること
にある。
【0016】また、この発明の目的は、回路規模の増大
やそれに伴うコストの上昇を招くことなく、しかも階調
画像への悪影響を極力解消しながら、高品質の文字画像
を出力することができる画像形成装置の制御方法を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1)
の画像処理装置は、画像のエッジを識別し、エッジ領域
と非エッジ領域を表わす識別信号を出力する識別手段
と、上記画像の濃度を判別する判別手段と、上記識別手
段の識別信号の非エッジ領域のうち、上記判別手段の判
別結果に応じた領域をエッジ領域に変換する変換手段
と、上記画像のうち、上記変換手段の処理を経た識別信
号のエッジ領域および非エッジ領域のいずれかに対応す
る画像に関し、所定の画像処理を行う画像処理手段と、
を備える。
【0018】すなわち、第1の発明では、画像のエッジ
を識別してエッジ領域と非エッジ領域を表わす識別信号
が得られ、かつ上記画像の濃度が判別され、上記識別信
号の非エッジ領域のうち上記判別結果に応じた領域がエ
ッジ領域に変換され、上記画像のうち上記変換処理を経
た識別信号のエッジ領域および非エッジ領域のいずれか
に対応する画像に関し所定の画像処理が行われる。
【0019】第2の発明(請求項2)の画像処理装置
は、第1の発明において、判別手段が、画像の濃度が文
字領域に相当する濃度かどうか判別する。
【0020】第3の発明(請求項3)の画像処理装置
は、第1の発明において、変換手段が、非エッジ領域か
らエッジ領域への変換を所定量だけ行う。
【0021】第4の発明(請求項4)の画像処理装置
は、第1の発明において、変換手段が、非エッジ領域か
らエッジ領域への変換を一方向に所定量だけ行う。
【0022】第5の発明(請求項5)の画像処理装置
は、第1の発明において、変換手段が、非エッジ領域か
らエッジ領域への変換を複数方向に所定量だけ行う。
【0023】第6の発明(請求項6)の画像処理方法
は、画像のエッジを識別してエッジ領域と非エッジ領域
を表わす識別信号を得、かつ上記画像の濃度を判別し、
上記識別信号の非エッジ領域のうち上記判別結果に応じ
た領域をエッジ領域に変換し、上記画像のうち上記変換
処理を経た識別信号のエッジ領域および非エッジ領域の
いずれかに対応する画像に関し所定の画像処理を行う。
【0024】第7の発明(請求項7)の画像処理装置
は、画像のエッジのうち孤立画像に対応するものを除く
エッジを識別し、エッジ領域と非エッジ領域を表わす識
別信号を出力する識別手段と、上記画像の濃度を判別す
る判別手段と、上記識別手段の識別信号の非エッジ領域
のうち、上記判別手段の判別結果に応じた領域をエッジ
領域に変換する変換手段と、上記画像のうち、上記変換
手段の処理を経た識別信号のエッジ領域および非エッジ
領域のいずれかに対応する画像に関し、所定の画像処理
を行う画像処理手段と、を備える。
【0025】第8の発明(請求項8)の画像処理方法
は、画像のエッジのうち孤立画像に対応するものを除く
エッジを識別してエッジ領域と非エッジ領域を表わす識
別信号を得、かつ上記画像の濃度を判別し、上記識別信
号の非エッジ領域のうち上記判別結果に応じた領域をエ
ッジ領域に変換し、上記画像のうち上記変換処理を経た
識別信号のエッジ領域および非エッジ領域のいずれかに
対応する画像に関し所定の画像処理を行う。
【0026】第9の発明(請求項9)の画像形成装置
は、被読取媒体から読取った画像または外部から入力さ
れた画像を被画像形成媒体上に形成する画像形成装置に
おいて、上記画像のエッジを識別し、エッジ領域と非エ
ッジ領域を表わす識別信号を出力する識別手段と、上記
画像の濃度を判別する判別手段と、上記識別手段の識別
信号の非エッジ領域のうち、上記判別手段の判別結果に
応じた領域をエッジ領域に変換する変換手段と、上記画
像のうち、上記変換手段の処理を経た識別信号のエッジ
領域および非エッジ領域のいずれかに対応する画像に関
し、所定の画像処理を行う画像処理手段と、を備える。
【0027】第10の発明(請求項10)の画像形成装
置の制御方法は、被読取媒体から読取った画像または外
部から入力された画像を被画像形成媒体上に形成する画
像形成装置において、上記画像のエッジを識別してエッ
ジ領域と非エッジ領域を表わす識別信号を得、かつ上記
画像の濃度を判別し、上記識別信号の非エッジ領域のう
ち上記判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換し、上
記画像のうち上記変換処理を経た識別信号のエッジ領域
および非エッジ領域のいずれかに対応する画像に関し所
定の画像処理を行う。
【0028】第11の発明(請求項11)の画像形成装
置は、被読取媒体から読取った画像または外部から入力
された画像を被画像形成媒体上に形成する画像形成装置
において、上記画像のエッジのうち孤立画像に対応する
ものを除くエッジを識別し、エッジ領域と非エッジ領域
を表わす識別信号を出力する識別手段と、上記画像の濃
度を判別する判別手段と、上記識別手段の識別信号の非
エッジ領域のうち、上記判別手段の判別結果に応じた領
域をエッジ領域に変換する変換手段と、上記画像のう
ち、上記変換手段の処理を経た識別信号のエッジ領域お
よび非エッジ領域のいずれかに対応する画像に関し、所
定の画像処理を行う画像処理手段と、を備える。
【0029】第12の発明(請求項12)の画像形成装
置の制御方法は、被読取媒体から読取った画像または外
部から入力された画像を被画像形成媒体上に形成する画
像形成装置において、上記画像のエッジのうち孤立画像
に対応するものを除くエッジを識別してエッジ領域と非
エッジ領域を表わす識別信号を得、かつ上記画像の濃度
を判別し、上記識別信号の非エッジ領域のうち上記判別
結果に応じた領域をエッジ領域に変換し、上記画像のう
ち上記変換処理を経た識別信号のエッジ領域および非エ
ッジ領域のいずれかに対応する画像に関し所定の画像処
理を行う。
【0030】第13の発明(請求項13)の画像処理装
置は、複数色の画像のそれぞれについてエッジを識別
し、エッジ領域と非エッジ領域を表わす識別信号を出力
する識別手段と、上記画像の濃度を判別する判別手段
と、上記識別手段の識別信号の非エッジ領域のうち、上
記判別手段の判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換
する変換手段と、上記変換手段で変換する識別信号を選
択する選択手段と、を備える。
【0031】第14の発明(請求項14)の画像処理装
置は、第13の発明において、識別手段が、RGB信号
またはCMY信号に明度信号または濃度信号を加えた4
つの画像信号に基づく複数色の画像のそれぞれについて
エッジを識別する。
【0032】第15の発明(請求項15)の画像処理方
法は、複数色の画像のそれぞれについてエッジを識別し
てエッジ領域と非エッジ領域を表わす識別信号を得、か
つ上記画像の濃度を判別し、上記識別信号の非エッジ領
域のうち上記判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換
し、変換した識別信号を選択する。
【0033】第16の発明(請求項16)の画像形成装
置は、被読取媒体から読取った複数色の画像または外部
から入力された複数色の画像を被画像形成媒体上に形成
する画像形成装置において、上記複数色の画像のそれぞ
れについてエッジを識別し、エッジ領域と非エッジ領域
を表わす識別信号を出力する識別手段と、上記画像の濃
度を判別する判別手段と、上記識別手段の識別信号の非
エッジ領域のうち、上記判別手段の判別結果に応じた領
域をエッジ領域に変換する変換手段と、上記変換手段で
変換する識別信号を選択する選択手段と、を備える。
【0034】第17の発明(請求項17)の画像形成装
置は、第16の発明において、識別手段が、RGB信号
またはCMY信号に明度信号または濃度信号を加えた4
つの画像信号に基づく複数色の画像のそれぞれについて
エッジを識別する。
【0035】第18の発明(請求項18)の画像形成装
置の制御方法は、複数色の画像のそれぞれについてエッ
ジを識別してエッジ領域と非エッジ領域を表わす識別信
号を得、かつ上記画像の濃度を判別し、上記識別信号の
非エッジ領域のうち上記判別結果に応じた領域をエッジ
領域に変換し、変換した識別信号を選択する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施例につ
いて図面を参照して説明する。
【0037】図1はこの発明の画像形成装置の例である
デジタル複写機の内部構造を示す断面図である。
【0038】デジタル複写機の装置本体10内には、読
取手段として機能するスキャナ部4、および画像形成手
段として機能するプリンタ部6が設けられている。
【0039】装置本体10の上面には、読取対象物、つ
まり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置
台12が設けられている。また、装置本体10の上面に
は、原稿載置台12上に原稿を自動的に送る自動原稿送
り装置7(以下、ADFと称する)が配設されている。
このADF7は、原稿載置台12に対して開閉可能に配
設され、原稿載置台12に載置された原稿Dを原稿載置
台12に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0040】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、原稿の有無を検出するエンプティセンサ9、原
稿トレイ8から原稿を一枚づつ取出すピックアップロー
ラ14、取出された原稿を搬送する給紙ローラ15、原
稿の先端を整位するアライニングローラ対16、原稿載
置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト
18を備えている。そして、原稿トレイ8に上向きにセ
ットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つまり、最
終頁から順に取出され、アライニングローラ対16によ
り整位された後、搬送ベルト18によって原稿載置台1
2の所定位置へ搬送される。
【0041】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ロ
ーラ23が配設されている。後述するスキャナ部4によ
り画像情報の読取られた原稿Dは、搬送ベルト18によ
り原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ20、
フラッパ21、および排紙ローラ22を介してADF7
上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの裏面を
読取る場合、フラッパ22を切換えることにより、搬送
ベルト18によって搬送されてきた原稿Dは、反転ロー
ラ20によって反転された後、再度搬送ベルト18によ
り原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0042】装置本体10内に配設されたスキャナ部4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光源
としての露光ランプ25、および原稿Dからの反射光を
所定の方向に偏向する第1のミラー26を有し、これら
の露光ランプ25および第1のミラー26は、原稿載置
台12の下方に配設された第1のキャリッジ27に取り
付けられている。
【0043】第1のキャリッジ27は、原稿載置台12
と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト
等を介して駆動モータにより、原稿載置台12の下方を
往復移動される。
【0044】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配
設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラ
ー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向
する第2および第3のミラー30、31が互いに直角に
取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第1の
キャリッジ27を駆動する歯付きベルト等により、第1
のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1の
キャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に
沿って平行に移動される。
【0045】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された
反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが配
設されている。結像レンズ32は、第3のミラー31に
より偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介し
て移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を
所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34は、
入射した反射光を光電変換し、読取った原稿Dに対応す
る電気信号を出力する。
【0046】一方、プリンタ部6は、潜像形成手段とし
て作用するプリンタエンジン40を備える。プリンタエ
ンジン40は、レーザ発生手段たとえば半導体レーザ発
振器を有し、そのレーザ発振器から発せられるレーザビ
ームを連続的に偏向して後述の感光体ドラム44に導
き、感光体ドラム44の周面を露光走査することによ
り、スキャナ部4により読取られた原稿Dの画像情報や
ファクシミリ送受信文書情報等に対応する静電潜像を感
光体ドラム44上に形成する。
【0047】また、プリンタ部6は、装置本体10のほ
ぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体
ドラム44を有し、感光体ドラム44の周面は、プリン
タエンジン40からのレーザビームにより露光走査さ
れ、所望の静電潜像が形成される。感光体ドラム44の
周囲には、ドラム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チ
ャージャ45、感光体ドラム44周面上に形成された静
電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃
度で現像する現像器46、後述する用紙カセットから給
紙された被転写材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラ
ム44から分離させるための剥離チャージャ47を一体
に有し、感光体ドラム44に形成されたトナー像を用紙
Pに転写させる転写チャージャ48、感光体ドラム44
周面からコピー用紙Pを剥離する剥離爪49、感光体ド
ラム44周面に残留したトナーを清掃する清掃装置5
0、および、感光体ドラム44周面の除電する除電器5
1が順に配置されている。
【0048】装置本体10内の下部には、それぞれ装置
本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット
53、下段カセット54が互いに積層状態に配置され、
各カセット内には被画像形成媒体としてサイズの異なる
コピー用紙が装填されている。これらのカセットの側方
には大容量フィーダ55が設けられ、この大容量フィー
ダ55には、使用頻度の高いサイズのコピー用紙P、例
えば、A4サイズのコピー用紙Pが約3000枚収納されて
いる。また、大容量フィーダ55の上方には、手差しト
レイ56を兼ねた給紙カセット57が脱着自在に装着さ
れている。
【0049】装置本体10内には、各カセットおよび大
容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージ
ャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路5
8が形成され、搬送路58の終端には定着ランプ60a
を有する定着装置60が設けられている。定着装置60
に対向した装置本体10の側壁には排出口61が形成さ
れ、排出口61にはシングルトレイのフィニッシャ15
0が装着されている。上段カセット52、中段カセット
53、下段カセット54、給紙カセット57の近傍およ
び大容量フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大
容量フィーダから用紙Pを一枚づつ取出すピックアップ
ローラ63がそれぞれ設けられている。また、搬送路5
8には、ピックアップローラ63にて取出されたコピー
用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ
対64が設けられている。
【0050】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取出されたコピー用紙Pの傾きを
補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の先
端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム4
4周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ
給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給紙
ローラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するアラ
イニング前センサ66が設けられている。
【0051】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚ずつ取出されたコ
ピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストローラ
対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジスト
ローラ対65により先端が整位された後、転写部に送ら
れる。
【0052】転写部において、感光体ドラム44上に形
成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージ
ャ48により用紙P上に転写される。トナー像の転写さ
れたコピー用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪
49の作用により感光体ドラム44周面から剥離され、
搬送路52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定
着装置60に搬送される。そして、定着装置60によっ
て現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用
紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69によ
り排出口61を通してフィニッシャ150上へ排出され
る。
【0053】搬送路58の下方には、定着装置60を通
過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対6
5へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面
装置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積
部71と、搬送路58から分岐し、定着装置60を通過
したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転
路72と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚
づつ取出すピックアップローラ73と、取出された用紙
を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙する
給紙ローラ75とを備えている。また、搬送路58と反
転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口61あ
るいは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲート
76が設けられている。
【0054】両面コピーを行う場合、定着装置60を通
過したコピー用紙Pは、振り分けゲート76により反転
路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一
時的に集積された後、ピックアップローラ73および給
紙ローラ対75により、搬送路74を通してレジストロ
ーラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジス
トローラ対65により整位された後、再び転写部に送ら
れ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その
後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着装置60および
排紙ローラ69を介してフィニッシャ130に排紙され
る。
【0055】フィニッシャ130は排出された一部構成
の文書を一部単位でステープル止めし貯めていくもので
ある。ステープルするコピー用紙Pが一枚排出口61か
ら排出される度にガイドバー131にてステープルされ
る側に寄せて整合する。全てが排出され終わると紙押え
アーム132が排出された一部単位のコピー用紙Pを抑
えステープラユニット(図示しない)がステープル止め
を行う。その後、ガイドバー131が下がり、ステープ
ル止めが終わったコピー用紙Pはその一部単位でフィニ
ッシャ排出ローラ135にてそのフィニッシャ排出トレ
イ134に排出される。フィニッシャ排出トレイ134
の下がる量は排出されるコピー用紙Pの枚数によりある
程度決められ、一部単位に排出される度にステップ的に
下がる。また排出されるコピー用紙Pを整合するガイド
バー131はフィニッシャ排出トレイ134上に載った
既にステープル止めされたコピー用紙Pに当たらないよ
うな高さの位置にある。
【0056】また、フィニッシャ排出トレイ134は、
ソートモード時、一部ごとにシフト(たとえば、前後左
右の4つの方向へ)するシフト機構(図示しない)に接
続されている。
【0057】また、装置本体10の前面上部には、様々
な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号な
どを入力するための操作パネルが設けられている。
【0058】制御回路を図2に示す。
【0059】主制御部90のメインCPU91は、プリ
ンタCPU110と共有RAM95を介して双方向通信
を行うものであり、メインCPU91は動作指示を出
し、プリンタCPU110は状態ステータスを返すよう
になっている。
【0060】プリンタ部6のプリンタCPU110とス
キャナ部4のスキャナCPU100はシリアル通信を行
い、プリンタCPU110は動作指示を出し、スキャナ
CPU100は状態ステータスを返すようになってい
る。
【0061】操作パネル80のパネルCPU83は、メ
インCPU91に接続される。
【0062】主制御部90は、メインCPU91、RO
M92、RAM93、NVM94、共有RAM95、画
像処理部96、ページメモリ制御部97、ページメモリ
98、プリンタコントローラ99、およびプリンタフォ
ントROM121によって構成されている。
【0063】メインCPU91は、主制御部90の全体
を制御するものである。ROM92は、制御プログラム
が記憶されている。RAM93は、一時的にデータを記
憶するものである。
【0064】NVM(持久ランダムアクセスメモリ:no
nvolatile RAM)94は、バッテリ(図示しない)に
バックアップされた不揮発性のメモリであり、電源を切
った時NVM94上のデータを保持するようになってい
る。
【0065】共有RAM95は、メインCPU91とプ
リンタCPU110との間で、双方向通信を行うために
用いるものである。
【0066】ページメモリ制御部97は、ページメモリ
98に画像データを記憶したり、読出したりするもので
ある。ページメモリ98は、複数ページ分の画像データ
を記憶できる領域を有し、スキャナ部4からの画像デー
タを圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能に形成
されている。
【0067】プリンタフォントROM121には、プリ
ントデータに対応するフォントデータが記憶されてい
る。
【0068】プリンタコントローラ99は、パーソナル
コンピュータ等の外部機器122からのプリントデータ
をそのプリントデータに付与されている解像度を示すデ
ータに応じた解像度でプリンタフォントROM121に
記憶されているフォントデータを用いて画像データに展
開するものである。
【0069】スキャナ部4は、スキャナ部4の全体を制
御するスキャナCPU100、制御プログラム等が記憶
されているROM101、データ記憶用のRAM10
2、CCDセンサ34を駆動するCCDドライバ10
3、露光ランプ25およびミラー26、27、28等を
移動するモータの回転を制御するスキャンモータドライ
バ104、CCDセンサ34からのアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換回路とCCDセンサ3
4のばらつきあるいは周囲の温度変化などに起因するC
CDセンサ34からの出力信号に対するスレッショルド
レベルの変動を補正するためのシェーディング補正回路
とシェーディング補正回路からのシェーディング補正さ
れたディジタル信号を一旦記憶するラインメモリからな
る画像補正装置105によって構成されている。
【0070】プリンタ部6は、プリンタ部6の全体を制
御するプリンタCPU110、制御プログラム等が記憶
されているROM111、データ記憶用のRAM11
2、レーザ発振器を有するプリンタエンジン40、搬送
路58による用紙Pの搬送を制御する紙搬送装置11
5、帯電チャージャ45、現像器46、転写チャージャ
48を用いて帯電、現像、転写を行う現像プロセス装置
116、定着器60を制御する定着制御部117、およ
びオプション装置118によって構成される。
【0071】そして、画像処理部96、ページメモリ9
8、プリンタコントローラ99、画像補正装置105、
プリンタエンジン40が画像データバスにより相互接続
されている。
【0072】画像処理部96は、図3に示すように、主
要な構成として、スキャナ部4で読取られる画像の信号
(多値画像信号)をライン単位で格納するラインメモリ
1002、ラインメモリ1002から出力される多値画
像信号1007に基づきブロック単位で画像の輪郭いわ
ゆるエッジを識別しエッジ領域と非エッジ領域を表わす
識別信号1008を出力する識別装置1003、識別装
置1003の識別信号1008を補正する識別補正装置
1004、識別補正装置1004の識別補正信号(識別
補正結果)1009に基づき多値画像信号1007を補
正する画像補正装置1005を備える。この画像補正装
置1005の出力はプリンタエンジン40に供給され
る。
【0073】すなわち、複写対象の原稿画像がスキャナ
部4で読取られて多値画像信号1007に変換され、ラ
インメモリ1002で参照領域画素値として保持され
る。このラインメモリ1002内の多値画像信号100
7に基づく画像のエッジが識別装置1003で識別さ
れ、その識別結果を表す識別信号1008が識別補正装
置1004に供給される。
【0074】識別補正装置1004は、識別信号100
8の非エッジ領域の画像濃度が文字領域に相当する所定
値以上の濃度かどうか判別する判別手段と、識別信号1
008の非エッジ領域のうち上記判別手段で画像濃度が
所定値以上であると判別される領域をエッジ領域に変換
(膨張)する変換手段いわゆる膨張手段とを備える。こ
の識別補正装置1004の出力である識別補正信号10
09は、画像補正装置1005に供給される。
【0075】画像補正装置1005は、多値画像信号1
007に基づく画像のうち、上記識別補正信号1009
のエッジ領域に対応する画像に関し、所定の処理として
画像濃度を増大方向に補正する。この画像補正装置10
05の出力である補正画像信号1010は、プリンタエ
ンジン40に供給される。
【0076】なお、多値画像信号1007は濃度信号
(黒が255レベル、白が0レベル)に変換されている
ものとして以下説明するが、明度信号(黒が0レベル、
白が255レベル)であっても論理を反転させるだけで
同様に動作する。
【0077】ここで、ラインメモリ1002の動作につ
いて図4、図5を用いて説明する。図4に示すように、
画素b1を中心とした3×3マトリクス単位で画素値を
参照するには、画素単位で入力されたデータをスキャナ
部4のライン単位で、ラインメモリA、ラインメモリ
B、ラインメモリCに順次格納し、参照する。ラインメ
モリDにスキャナ部4からのデータを順次格納すればス
キャナ部4の動作を止めることなく参照できる。
【0078】ラインメモリB(b0,b1,…b9)を
中心として参照後、図5に示すように画素c1を中心と
した3×3マトリクス単位で画素値を参照するには、ラ
インメモリB、C、Dから読み出し中にスキャナ部4か
らのデータをラインメモリAに格納すればやはりスキャ
ナ部4の動作を止めることなく画像データを参照するこ
とができる。
【0079】次に、識別装置1003の動作について図
6、図7を用いて説明する。
【0080】識別装置1003は、図6に示すように、
画像のエッジを抽出するよう動作する。構成としては、
例えば図7に示すように3×3マトリクス内の最大値と
最小値の差を閾値と比較するよう構成する。
【0081】セレクタ1003−1は、ラインメモリ1
002から3×3マトリクスの中心ラインデータを信号
1007、その上段のラインデータを信号1003−
2、下段のラインデータを信号1003−3として選択
出力する。例えば図5のc1画素を中心とした3×3マ
トリクスを例に説明すると、信号1003−2はライン
メモリB、信号1007はラインメモリC、信号100
3−3はラインメモリDに対応する。さらに信号100
3−2はD−FF(D型フリップフロップ回路)を介す
ことでb0、b1、b2の出力を得ることができる。セ
レクタ1003−1の出力をそれぞれD−FFに介すこ
とにより、c1画素を中心とした3×3マトリクスのデ
ータを最大値比較器1003−4および最小値比較器1
003−5に入力できる。
【0082】最大値比較器1003−4および最小値比
較器1003−5は、それぞれ入力信号の値を比較して
最大値および最小値を選択出力する。この最大値と最小
値との差が差分器1003−6で求められ、その差は比
較器1003−8で閾値1003−7と比較される。比
較器1003−8は、差分器1003−6の出力が閾値
1003−7より大きければ、処理画素は変化の大きい
エッジ領域として「1」を、小さければ変化が少ない非
エッジ領域として「0」を、それぞれ識別信号1008
として出力する。
【0083】次に、識別補正装置1004の動作につい
て図8、図9、図10、図11、図12、図13、図1
4により説明する。
【0084】識別補正装置1004は、図8に示すよう
に、上記判別手段であるところの文字領域判別部100
4−1と、上記膨張手段であるところの識別膨張部10
04−2とで構成されている。
【0085】文字領域判別部1004−1は、図9に示
す比較器1004−5を備え、多値画像信号1007が
文字閾値1004−4より大きければ(黒に近い)
「1」、小さければ「0」を、文字領域判別信号100
4−3として出力する。
【0086】識別膨張部1004−2は、図10に示す
ように、識別信号1008および文字領域判別信号10
04−3を入力とするカウンタ1004−6と、オーバ
フローメモリ1004−7と、その他の制御回路とによ
り構成される。
【0087】識別補正信号1009は、識別信号100
8と識別内部補正信号1004−2−1とのオア回路出
力として取出される。カウンタ1004−6は+「1」
加算(+1)、強制的に「1」(=1)、強制的に
「0」(リセット)の入力を持つ3ビットカウンタであ
る。オーバーフローメモリ1004−7は、カウンタ出
力が全て「1」のときは強制的に「1」を保持し(=
1)、識別信号1008が「1」(文字等のエッジ)の
ときは強制的に「0」(リセット)の入力を持ち、それ
以外は値を保持する1ビットメモリである。カウンタ入
出力の関係を図11に示す。
【0088】識別膨張部1004−2の動作は、図12
のフローチャートに示すように、文字領域と判別されて
いるエッジ領域に接する非エッジ領域を一方向に予め定
められた上限値に基づく所定量だけエッジ領域として膨
張(変換)する。図12のフローチャートでは、非エッ
ジ領域をエッジ領域として膨張する処理を、識別信号を
エッジ信号に変換すると称している。
【0089】すなわち、エッジがあってその内側が文字
領域である場合は、オーバーフローメモリ1004−7
の働きで識別補正モードに入るよう制御され、上記の処
理が実行される。膨張量については、カウンタ1004
−6に設定されている上限値よって所定量に制限され
る。
【0090】画像処理の具体例を図13に示す。エッジ
を基本とした識別信号の生成では、周辺画素と大きな濃
度差がある場合は文字画像も階調画像も関係なくエッジ
が抽出される。文字領域判別は、一般に文字の濃度が高
いことから、文字画像2および階調画像2の濃度を所定
値としてそれ以上の濃度の領域を文字領域として抽出す
る。識別補正は、エッジ信号の内側の文字領域に対して
行われる。膨張はカウンタによる上限値(ここでは、文
字画像1の幅、文字画像2の幅)までなので、階調画像
1および階調画像2の端が若干文字と識別されるが、そ
れ以外の領域は非エッジ領域の状態を保つ。つまり、エ
ッジの内側が文字領域の場合にはその領域が確実に文字
領域として確定され、エッジの内側が階調画像の場合に
その領域全てが文字領域として誤って確定される不具合
が解消される。
【0091】なお、図12のフローチャートにおいて、
識別補正モードに入った時にカウンタを強制的に「1」
にしているが、これは図14に示すように、識別信号1
008がエッジから数画素分膨張している時、膨張した
エッジ信号からカウントを開始して既膨張分を除いて膨
張するためである。このため、同一カウンタ量で余分に
膨張量を制御できる。
【0092】図15に識別信号が膨張する過程を、各カ
ウンタ値の入出力信号で表したものを示す。Aの範囲で
はカウンタの上限「7」以下のため完全に識別信号が埋
まっているが、Bの範囲ではカウンタの上限「7」以上
の識別信号の変化は起こらない。
【0093】次に、画像補正装置1005について図1
6、図17、図18、図19により説明する。
【0094】スキャナ部4からの入力画像(文字画像)
は図16のように入力時にボケたり、電子写真方式のプ
リンタエンジンで出力した原稿の場合は図17のように
入力前からエッジの内側が外側より薄くなることがあ
る。しかし本来一様な黒文字は、図16、図17にそれ
ぞれ示す出力画像のように劣化することなく黒々と出力
した方が視認性が良い。そこで図18のように、文字と
判別された領域の高濃度域をベタ濃度に近づける濃度増
大補正を行うことで、黒々とした見やすい文字出力が得
られる。
【0095】構成としては、例えば図19に示すLUT
(ルック・アップ・テーブル)1005−1およびその
周辺回路を採用し、図18の条件を変換デーブルとして
LUT(ルック・アップ・テーブル)1005−1に持
たせることが考えられる。LUT1005−1は、多値
画像信号(8ビット)1007がアドレスとして入力さ
れることにより、8ビットデータを出力する。識別補正
信号1009により、LUT1005−1の出力および
多値画像信号1007のどちらかを選択し、それを補正
画像信号1010として出力する。
【0096】以上のように、この第1実施例によれば、
画像の非エッジ領域のうち文字に相当する領域をエッジ
領域に変換する簡単な構成であるから、回路規模の増大
やそれに伴うコストの上昇を招くことなく、しかも階調
画像への悪影響を極力解消しながら、高品質の文字画像
を出力することができる。
【0097】なお、第1実施例では、一般の黒文字、す
なわち文字領域の濃度値が大きいデータを補正するよう
構成したが、論理を反転することにより、白抜き文字、
すなわち周囲より文字領域の濃度値が小さいデータを補
正し、白抜き文字をより白くし、コントラストの高い白
抜き文字が得られるよう構成してもよい。
【0098】次に、この発明の第2実施例として、第1
実施例の識別補正装置1004を図20に示す文字領域
判別部1004−1と識別膨張部10041−2とで構
成する例が考えられる。この場合、識別膨張部1004
1−2のみ第1実施例と異なるので、以下、識別膨張部
10041−2について説明する。
【0099】識別膨張部10041−2は、図21に示
すように主走査識別膨張部10041−2−1および副
走査識別膨張部10041−2−2により構成されてお
り、主走査識別膨張部10041−2−1の主走査識別
補正信号10091−1と副走査識別膨張部10041
−2−2の副走査識別補正信号10091−2とのオア
回路出力が識別補正信号1009となる。
【0100】要は、第1実施例が図22に示すようにス
キャナ部4の主走査方向だけの一方向の膨張処理を行う
ものであるのに対し、第2実施例では、図23に示すよ
うに主走査方向と副走査方向の複数方向の膨張処理を行
う点が異なる。これにより、文字の画質を向上しながら
階調画像への悪影響を低減できる。
【0101】主走査識別膨張部10041−2−1の構
成は、出力信号が副走査識別補正信号10091−2と
共にオア回路入力される点を除けば、識別膨張部100
41−2と同じ構成なので説明を省略し、副走査識別膨
張部10041−2−2について図24、図25を用い
て説明する。
【0102】副走査識別膨張部10041−2−2の基
本的な構成は、識別膨張部1004−2と同様である
が、副走査方向への膨張量を制御するために主走査画素
数分のカウンタ値およびオーバーフロー値を保持するメ
モリ10041−2−2−1と、カウンタ値およびオー
バーフロー値を任意に入出力できるカウンタ10041
−2−2−2と、オーバーフローメモリ10041−2
−2−3と、その他の回路とにより構成される。副走査
識別膨張部10041−2−2の動作を図25のフロー
チャートに示すが、主走査識別膨張部10041−2−
1が主走査ライン開始位置でのみカウンタ値およびオー
バーフロー値をリセットしたのに対し、副走査識別膨張
部10041−2−2では処理開始時にメモリクリアお
よびカウンタ値およびオーバーフロー値のリセットを行
い、1画素処理する毎に、カウンタ値およびオーバーフ
ロー値をメモリから読出したり、メモリへ格納する点が
異なる。
【0103】なお、この第2実施例では、主走査方向と
副走査方向への膨張を行う例を示したが、もちろん他の
主走査逆方向、副走査逆方向や斜め方向への膨張を行う
ようにしても、階調画像への影響少なく、文字画像を補
正することが可能である。
【0104】次に、第3実施例として、第1実施例の識
別補正装置1004および画像補正装置1005を、図
26に示す識別補正装置10042および画像補正装置
10052に代える構成が考えられる。
【0105】識別補正装置10042の構成は、図10
に示した識別補正装置1004−2において、識別信号
1008および識別内部補正信号1004−2−1をオ
ア回路を介して出力することなく別々に出力するだけで
あり、これについては図示しない。画像補正装置100
52についてのみ図27、図28、図29を用いて説明
する。
【0106】画像補正装置10052は、図27に示す
ように、LUT(ルック・アップ・テーブル)1005
2−1、カウンタ10052−2、およびその他の回路
により構成される。LUT10052−1の内容は、例
えば図18に示した条件である。動作は、識別内部信号
1004−2−1が連続する間、徐々にLUT1005
2−1からの出力を減算することで、図18の条件の変
換を行わない場合の傾きに近づけるように処理を行う。
【0107】これは例えば、図29に示すように、識別
内部補正信号1004−2−1が連続する場合に階調画
像である確率が高くなるので、補正による階調画像への
影響を減らす効果がある。文字画像の場合も減算されて
しまうが、図28に示すように文字画像は濃度が高い場
合が多く、プリンタエンジン40に電子写真方式を用い
る場合において高濃度部分が潰れやすい特性があるので
影響は小さい。
【0108】なお、この第3実施例では、単純に減算す
る例を示したが、多値画像信号1007に応じて減算量
を変えたり、識別内部補正信号1004−2−1の連続
性を非線形にカウントすることも考えられる。
【0109】また、第3実施例では、エッジ領域から連
続して文字領域と補正し直したが、図30に示すように
1画素〜数画素単位で非補正領域を設けるよう構成する
と、電子写真方式の出力などでは濃く出力される補正領
域に囲まれた非補正領域の出力濃度が若干高くなるた
め、濃い文字等では補正の効果が表れ、より薄い階調領
域では出力濃度の変動が起こり難いため誤補正の影響を
低減できる。
【0110】すなわち、識別補正の条件を各種パラメー
タの選定によって任意に設定できるので、様々な条件に
応じた文字画質向上が図れる。
【0111】次に、本発明の第4実施例として、第1実
施例の識別補正装置1004の文字領域判別部1004
−1を図31に示す文字領域判別部10043−1に代
えることが考えられる。
【0112】文字領域判別部10043−1は、図32
に示すように、差分器10043−1−1で前画素との
差分値をとり、比較器10043−1−2で増減閾値1
0043−1−3と比較する。そして比較結果を識別信
号1008がエッジを示した時だけメモリ10043−
1−4に書き込む。メモリ10043−1−4に格納さ
れる増減比較結果と第1実施例における図9と同様の比
較器1004−5の比較結果とのアンド回路出力を文字
領域信号10004−3として出力する。文字領域判別
部10043−1は、不図示の制御回路により図33に
示す処理フローで動作する。
【0113】図34に多値画像信号1007、識別信号
1008、メモリ10043−1−4出力、比較器10
04−5出力、文字領域信号1004−3、識別補正信
号1009の状態変化の例を示すが、濃い背景上の薄い
文字を文字と識別しないのでコントラスト低下の無い出
力が得られる。ここでは、識別信号1008がエッジの
両端で立ち上がる構成となっており、識別信号1008
のエッジ位置の増減状態を使用する構成としたが、実施
例からも明らかなように文字の内部と外部の濃度差を見
れる構成であれば本例に限定されるものではない。
【0114】次に、第5実施例として、第1実施例にお
ける識別補正装置1004の識別膨張部1004−2を
図35に示す識別膨張部10044−2に代えることが
考えられる。
【0115】識別膨張部10044−2は、カウンタ1
004−6の出力を比較器10044−2−1で膨張上
限値1044−2−2と比較し、固定値でなく膨張上限
値1044−2−2を制御することで(制御回路は不図
示)膨張量を任意に制御し、例えば一般に複写機に設け
られている文字モード(文字を中心に奇麗に出力)では
膨張量を最大に、文字/写真モード(文字も写真も奇麗
に出力)では膨張量を文字モードの半分ほどに、写真モ
ード(写真を中心に奇麗に出力)では膨張量を「0」に
することでユーザの指定に応じた文字画質の調整が行え
る。
【0116】次に、第6実施例として、第1実施例の識
別補正装置1004に代わり図36に示すような、識別
膨張部10045−2を有する識別補正装置10045
を採用する構成が考えられる。
【0117】すなわち、識別補正装置10045は、識
別膨張部10045−2が多値画像信号1007も取込
むよう構成される点が第1実施例と異なる。
【0118】識別膨張部10045−2は、図37に示
すように、第5実施例と同様に比較器10045−2−
1で膨張量を制御する。第5実施例との違いは、膨張上
限値10045−2−2が画像モードではなく、多値画
像信号1007を用いて画像濃度毎に多段階に設定する
点が異なる。LUT(ルック・アップ・テーブル)10
045−2−3には例えば図38に示す膨張上限値10
045−2−2が設定され、画像の濃度が高いほど膨張
量を多くする制御が行える。もちろん膨張量の制御は多
値画像信号1007だけでなく、LUT10045−2
−3を複数用いてモード信号で使用するLUTを切り替
えてもよいし、LUTから演算で求めてもよく、LUT
を用いず多値画像信号1007から演算して求めてもよ
い。
【0119】次に、第7実施例として、第1実施例の識
別補正装置1004に代わり図39に示すような、文字
領域判別部1004−1、識別膨張部1004−2、孤
立識別補正部10046−1からなる識別補正装置10
046を採用する構成が考えられる。
【0120】すなわち、識別補正装置10046は、孤
立識別補正部10046−1で補正された識別結果10
086を識別信号1008の代わりに識別膨張部100
4−2に入力する点が第1実施例と異なる。
【0121】孤立識別補正部10046−1は、図40
に示すように複数のD−FF(D型フリップフロップ回
路)、オア回路、およびアンド回路により構成され、図
41に示すように、孤立画像たとえば網点画像等の網点
領域に対応するエッジで発生する孤立識別信号を除去
し、網点領域に誤って文字用の画像補正処理を行うこと
を防ぐ。
【0122】なお、この第7実施例では、識別信号10
08のみで判定したが、勿論、多値画像信号1007も
合わせて用いる構成であってもよい次に、図42に示す
カラーデジタル複写機にこの発明を適用した例を第8実
施例として説明する。
【0123】カラーデジタル複写機は、スキャナ部20
1とプリンタ部202を備える。
【0124】画像を読取るスキャナ部201は、その上
部に原稿台カバー203を有し、閉じた状態にある原稿
台カバー3に対向され、原稿がセットされる透明なガラ
スからなる原稿台204を有している。原稿台204の
下方には、原稿台204に載置された原稿を照明する露
光ランプ205、露光ランプ205からの光を原稿に集
めるためのリフレクタ206、および原稿からの反射光
を図集左方向に折り曲げる第1ミラー207などが配設
されている。なお、これら露光ランプ205、リフレク
タ206、および第1ミラー207は、第1キャリッジ
208に固設されている。第1キャリッジ208は、図
示しない歯付きベルト等を介して図示しないパルスモー
タに接続され、パルスモータの駆動力が伝達されて原稿
台204に沿って平行に移動されるようになっている。
【0125】第1キャリッジ208に対して図中左側、
すなわち第1ミラー207により反射された反射光が案
内される方向には、図示しない駆動機構たとえば歯付き
ベルトならびにDCモータなどを介して原稿台204と
平行に移動可能に設けられた第2キャリッジ209が配
設されている。第2キャリッジ209には、第1ミラー
207により案内される原稿からの反射光を下方に折り
曲げる第2ミラー211、および第2ミラー211から
の反射光を図中右方向に折り曲げる第3ミラー212が
互いに直角に配置されている。第2キャリッジ209
は、第1キャリッジ208に従動されるとともに、第1
キャリッジ208に対して1/2の速度で原稿台204
に沿って平行に移動されるようになっている。
【0126】第2 キャリッジ209を介して折り返され
た光の軸を含む面内には、第2キャリッジ209からの
反射光を所定の倍率で結像させる結像レンズ213が配
置され、結像レンズ213を通過した光の軸と略直行す
る面内には、結像レンズ213により集束性が与えられ
た反射光を電気信号すなわち画像データに変換するCC
Dイメージセンサ(光電変換素子)215が配置されて
いる。
【0127】こうして、露光ランプ205からの光をリ
フレクタ206により原稿台204上の原稿に照射させ
ると、原稿からの反射光が、第1ミラー207、第2ミ
ラー211、第3ミラー212、および結像レンズ21
3を介してCCDイメージセンサ215に入射され、こ
こで複数色の画像データに変換される。
【0128】プリンタ部202は、周知の減色混合方に
基づいて、各色成分毎に色分解された画像、すなわち、
シアン(青みがかった紫、以下、Cと称す)、マゼンタ
( 赤の一種、以下、Mと称す)、イエロー(黄、以下、
Y)、および墨色(黒、以下、Kと称す)の4色の画像
をそれぞれ形成する第1ないし第4の画像形成部110
y、110m、110c、110kを有している。
【0129】各画像形成部110y、110m、110
c、110kの下方には、各画像形成部により形成され
た各色毎の画像を図中矢印a方向に搬送する搬送ベルト
121を含む搬送手段としての搬送機構120が配設さ
れている。搬送ベルト121は、図示しないベルトモー
タにより矢印a方向に回転される駆動ローラ191と駆
動ローラ191から所定距離離れた従動ローラ192と
の間に巻回されて張設され、矢印a方向に一定速度で無
端走行される。なお、各画像形成部110y、110
m、110c、110kは、搬送ベルト121の搬送方
向に沿って直列に配置されている。
【0130】各画像形成部110y、110m、110
c、110kは、それぞれ、搬送ベルト121と接する
位置で外周面が同一の方向に回転可能に形成された像担
持体としての感光体ドラム161y、161m、161
c、161kを含んでいる。各感光体ドラムには、各感
光体ドラムを所定の周速度で回転させるための図示しな
いドラムモータがそれぞれ接続されている。
【0131】それぞれの感光体ドラム161y、161
m、161c、161kの軸線は、搬送ベルト121に
より画像が搬送される方向と直行するよう配置され、各
感光体ドラムの軸線が互いに等間隔に配置される。な
お、以下の説明においては、各感光体ドラムの軸線方向
を主走査方向(第2の方向)とし、感光体ドラムが回転
される方向すなわち搬送ベルト121の回転方向(図中
矢印a方向)を副走査方向(第1の方向)とする。
【0132】感光体ドラム161y、161m、161
c、161kの周囲には、主走査方向に延出された導電
手段としての帯電装置162y、162m、162c、
162k、除電装置163y、163m、163c、1
63k、主走査方向に同様に延出された現像手段として
の現像ローラ164y、164m、164c、164
k、下攪拌ローラ167y、167m、167c、16
7k、上攪拌ローラ168y、168m、168c、1
68k、主走査方向に同様に延出された転写手段として
の転写装置193y、193m、193c、193k、
主走査方向に同様に延出されたクリーニングブレード1
65y、165m、165c、165k、および排トナ
ー回収スクリュー166y、166m、166c、16
6kが、それぞれ、対応する感光体ドラムの回転方向に
沿って順に配置されている。
【0133】なお、各転写装置は、対応する感光体ドラ
ムとの間で搬送ベルト121を挟持する位置、すなわち
搬送ベルト121の内側に配設されている。また、後述
する露光装置による露光ポイントは、それぞれ帯電装置
と現像ローラとの間の感光体ドラムの外周面上に形成さ
れる。
【0134】搬送機構120の下方には、各画像形成部
110y、110m、110c、110kにより形成さ
れた画像を転写する比画像形成媒体としての記録紙Pを
吹く数枚収容した用紙カセット122a,122bが配
置されている。
【0135】用紙カセット122a,122bの一端部
であって、従動ローラ192に近接する側には、用紙カ
セット122a,122bに収容されている記録紙Pを
(最上部から)1枚ずつ取出すピックアップローラ12
3a,123bが配置されている。ピックアップローラ
123a,123bと従動ローラ192との間には、用
紙カセット122a,122bから取出された記録紙P
の先端と画像形成部110yの感光体ドラム161yに
形成されたトナー像の先端とを整合させるためのレジス
トローラ124が配置されている。なお、他の感光体ド
ラム161m、161c、161kに形成されたトナー
像(m、c、k)は、搬送ベルト121上を搬送される
記録紙Pの搬送タイミングに合わせて各転写位置に供給
される。
【0136】レジストローラ124と第1の画像形成部
110yとの間であって、従動ローラ192の近傍、実
質的に、搬送ベルト121を挟んで従動ローラ192の
外周上には、レジストローラ124を介して所定のタイ
ミングで3搬送される記録紙Pに、所定の静電吸着領域
を提供する吸着ローラ126が配置されている。尚、吸
着ローラ126の軸線と従動ローラ192の軸線は、互
いに平行に配置される。
【0137】搬送ベルト121の一端であって、駆動ロ
ーラ191の近傍、実質的に、搬送ベルト121を挟ん
で駆動ローラ191の外周上には、搬送ベルト121上
に形成された画像の位置を検知するための位置ずれセン
サ196が、駆動ローラ191から所定距離離間して配
置されている。位置ずれセンサ196は、透過型あるい
は反射型の光センサにより構成される。
【0138】駆動ローラ191の外周上であって位置ず
れセンサ196の下流側の搬送ベルト121上には、搬
送ベルト121上に付着したトナーあるいは記録紙Pの
紙かすなどを除去する搬送ベルトクリーニング装置19
5が配置されている。
【0139】搬送ベルト121を介して搬送された記録
紙Pが駆動ローラ191から離脱されてさらに搬送され
る方向には、記録紙Pを所定温度に加熱することにより
記録紙Pに転写されたトナー像を溶融し、トナー像を記
録紙Pに定着させる定着装置180が配置されている。
定着装置180は、ヒートローラ181、オイル塗付け
ローラ182,183、ウェブ巻取りローラ184、ウ
ェブローラ185、ウェブ押付けローラ186とから構
成されている。記録紙P上に形成されたトナーを記録紙
に定着させ、排紙ローラ対187により排出される。
【0140】各感光体ドラムの外周面上にそれぞれ色分
解された静電潜像を形成するカラープリンタエンジン1
50は、後述する画像処理装置に色分解された各色毎の
画像データ(y、m、c、k)に基づいて発光制御され
る半導体レーザ160を有している。半導体レーザ16
0の光路上には、レーザビームを反射、走査するポリゴ
ンモータ154に回転されるポリゴンミラー151、お
よびポリゴンミラー151を介して反射されたレーザビ
ームの焦点を補正して結像させるためのfθレンズ15
2,153が順に設けられている。
【0141】fθレンズ153と各感光体ドラム161
y、161m、161c、161kとの間には、fθレ
ンズ153を通過された各色毎のレーザビームを各感光
体ドラムの露光位置に向けて折り曲げる第1の折返しミ
ラー155(y、m、c、k)、および、第1の折返し
ミラー155y、155m、155cにより折り曲げら
れたレーザビームをさらに折り曲げる第2および第3の
折返しミラー156(y、m、c),157(y、m、
c)が配置されている。なお、黒用のレーザビームは、
第1の折り返しミラー155kにより折り返された後、
他のミラーを経由せずに感光体ドラム161kに案内さ
れる。
【0142】制御回路を図43に示す。
【0143】制御回路は、第1実施例のスキャナ部4お
よびプリンタ部6に代わりスキャナ部201およびプリ
ンタ部202があり、プリンタ部202はカラープリン
タエンジン150を有する。
【0144】画像処理部96は、図44に示すように、
主要な構成として、RGB/CMY変換装置2002、
ラインメモリ2003、信号生成装置2004、識別装
置2005、識別補正装置2006、墨入れ装置200
7、画像補正装置2008を備える。
【0145】すなわち、スキャナ部201は原稿に光を
当て、その反射光をRGB各色のフィルターをかけたC
CDで読み取ることで原稿を多値カラー画像データとし
て読み込む。RGB/CMY変換装置2002は、スキ
ャナ部201からのRGB信号をCMY信号(カラープ
リンタエンジン150で出力するインク量)に変換す
る。一般に、スキャナ部の読取りにより得られる原稿の
色空間とインク量で表される色空間では再現される色範
囲が異なり、後者の方が色再現範囲が狭い。そのためR
GB/CMY変換装置2002では入力色再現範囲を圧
縮する等してインク量CMYで表せる信号に変換する。
この技術は、色修正と呼ばれ非線形な変換を行う。なお
変換される値の範囲は0≦C、M、Y≦255とする。
【0146】ラインメモリ2003は、第1実施例と同
様にスキャナ部201でライン単位に生成されるデータ
をライン単位で保持するが、1信号から3信号に信号数
が増加した点が異なる。
【0147】信号生成装置2004は、図45に示すよ
うにCMY信号(3つの信号)2010を取込んで新た
に濃度信号(または明度信号)を生成し、その濃度信号
とCMY信号2010とを合せた4つの信号をカラー信
号2011として出力する。濃度信号は、例えば演算器
2004−1で下式に示す演算により求められる。
【0148】濃度信号=(C+M+Y)÷3 識別装置2005は、同様に第1実施例で1信号に対し
て行っていたものをカラー信号2011の4信号に対し
処理する点が異なり、4信号に対する識別信号2012
を出力する。
【0149】識別補正装置2006も、同様に第1実施
例で1信号に対して行っていたものをカラー信号201
1の4信号に対して処理する点が異なり、図46に示す
ように文字領域判別部2006−1で4信号に対する文
字領域判別信号2006−4を出力し、識別膨張部20
06−2で4信号に対する識別膨張信号2006−5を
出力する。更に、セレクタ2006−3では、識別膨張
信号2006−5と識別信号2012のいずれかを選択
し、それを識別補正信号2013として出力する。
【0150】セレクタ2006−3は、例えば、文字モ
ードの時には4信号とも全てについての識別膨張信号2
006−5を選択して識別補正信号2013として出力
し、文字/写真モードの時は濃度信号についてのみの識
別膨張信号2006−5を選択して他のCMY信号につ
いては識別信号2012を識別補正信号2013として
出力し、写真モードの時は4信号とも全てについての識
別信号2012を識別補正信号2013として出力す
る。つまり、識別膨張部2006−2の膨張処理の出力
のうち所定色の画像に関わる出力が文字領域判別部20
06−1の判別結果に応じて選択される。
【0151】本実施例では、セレクタにより任意に識別
補正を行う信号を選択したが、各実施例で述べたよう
に、画像信号の種類に応じて文字領域判定部の閾値を変
えたり、識別膨張部の膨張量を制御したりする構成も当
然考えられる。
【0152】墨入れ装置2007はカラー信号2011
(CMY+濃度信号)のうち、CMY信号のみを用いて
墨信号Kを生成し、その墨信号Kの付加にあわせてCM
Y値を変更する。これにより、C’M’Y’K信号が得
られる。本例では下式によりC’M’Y’K信号を求め
るが、これに限定されるものではない。
【0153】K =min(C,M,Y) C’=C−K M’=M−K Y’=Y−K 画像補正装置2008も、同様に第1実施例で1信号に
対して行っていたものをC’M’Y’K信号(4つの信
号)2014に対して行う点が異なる。このとき、識別
補正信号2013に含まれる識別補正結果のうち、濃度
信号に対応する識別補正結果が、そのままK信号に対し
て適用される。
【0154】以上のように、墨入れ処理によるK信号の
生成前に、K信号に近似した濃度信号を用いて識別信号
および識別補正信号を生成するので、墨入れ処理による
変動が大きいC’M’Y’K’信号より正確な識別信号
が得られるため補正による画質が向上し、さらに識別補
正信号を選択することでモード処理等による画質選択の
幅を広げることができる。
【0155】
【発明の効果】以上述べたようにこの本発明によれば、
画像のエッジを識別してエッジ領域と非エッジ領域を表
わす識別信号を得、かつ上記画像の濃度を判別し、上記
識別信号の非エッジ領域のうち上記判別結果に応じた領
域をエッジ領域に変換量を制御できるように変換した
り、孤立画像のエッジ領域を非エッジ領域に変換し、上
記画像のうち上記変換処理を経た識別信号のエッジ領域
および非エッジ領域のいずれかに対応する画像に関し所
定の画像処理を行う構成としたので、回路規模の増大や
それに伴うコストの上昇を招くことなく、しかも階調画
像への悪影響を極力解消しながら、高品質の文字画像を
出力することができる画像処理装置を提供できる。
【0156】さらに、同様の効果が得られる画像処理方
法、画像形成装置、および画像形成装置の制御方法を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1ないし第7実施例の全体的な構成
を断面して示す図。
【図2】第1ないし第7実施例の制御回路の構成を示す
ブロック図。
【図3】第1および第2実施例の画像処理部の構成を示
すブロック図。
【図4】図3におけるラインメモリの動作を説明するた
めの図。
【図5】図4とともにラインメモリの動作を説明するた
めの図。
【図6】図3における識別装置の動作を説明するための
図。
【図7】図3における識別装置の構成を示すブロック
図。
【図8】図3における識別補正装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図9】図8における文字領域判別部の構成を示すブロ
ック図。
【図10】図8における識別膨張部の構成を示すブロッ
ク図。
【図11】図10での処理を説明するための図。
【図12】図8の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【図13】図8の画像処理を説明するための図。
【図14】図8の識別作用を説明するための図。
【図15】図8における識別補正を説明するためのタイ
ムチャート。
【図16】第1実施例の画像補正装置の処理としてボケ
入力を例に説明するための図。
【図17】第1実施例の画像補正装置の処理として写真
入力を例に説明するための図。
【図18】第1実施例の画像補正装置の処理条件を示す
図。
【図19】第1実施例の画像補正装置の構成を示すブロ
ック図。
【図20】第2実施例における識別補正装置の構成を示
すブロック図。
【図21】図20における識別膨張部の構成を示すブロ
ック図。
【図22】第1実施例の膨張処理を説明するための図。
【図23】第2実施例の膨張処理を説明するための図。
【図24】第2実施例の副走査識別膨張部の構成を示す
ブロック図。
【図25】第2実施例の副走査識別膨張部の作用を説明
するためのフローチャート。
【図26】第3実施例における識別補正装置の構成を示
すブロック図。
【図27】図26における画像補正装置の構成を示すブ
ロック図。
【図28】図27の作用を説明するための図。
【図29】図28とともに図27の作用を説明するため
の図。
【図30】図28および図29とともに図27の作用を
説明するための図。
【図31】第4実施例における識別補正装置の構成を示
すブロック図。
【図32】図31における文字領域判別部の構成を示す
ブロック図。
【図33】第4実施例の作用を説明するためのフローチ
ャート。
【図34】第4実施例の作用を説明するための図。
【図35】第5実施例の識別膨張部の構成を示すブロッ
ク図。
【図36】第6実施例の識別補正装置の構成を示すブロ
ック図。
【図37】図36における識別膨張部の構成を示すブロ
ック図。
【図38】第6実施例における膨張上限値を説明するた
めの図。
【図39】第7実施例の識別補正装置の構成を示すブロ
ック図。
【図40】図39における孤立識別膨張部の構成を示す
ブロック図。
【図41】図39の画像処理を説明するための図。
【図42】第8実施例の全体的な構成を断面して示す
図。
【図43】第8実施例の制御回路の構成を示すブロック
図。
【図44】第8実施例の画像処理部の構成を示すブロッ
ク図。
【図45】図44における信号生成装置の構成を示すブ
ロック図。
【図46】図44における識別補正装置の構成を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
4…スキャナ部 40…プリンタエンジン 96…画像処理部 1002…ラインメモリ 1003…識別装置 1004…識別補正装置 1004−1…文字領域判別部 1004−2…識別膨張部 1005…画像補正装置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像のエッジを識別し、エッジ領域と非
    エッジ領域を表わす識別信号を出力する識別手段と、 前記画像の濃度を判別する判別手段と、 前記識別手段の識別信号の非エッジ領域のうち、前記判
    別手段の判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換する
    変換手段と、 前記画像のうち、前記変換手段の処理を経た識別信号の
    エッジ領域および非エッジ領域のいずれかに対応する画
    像に関し、所定の画像処理を行う画像処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記判別手段は、画像の濃度が文字領域に相当する濃度
    かどうか判別することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記変換手段は、非エッジ領域からエッジ領域への変換
    を所定量だけ行うことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記変換手段は、非エッジ領域からエッジ領域への変換
    を一方向に所定量だけ行うことを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記変換手段は、非エッジ領域からエッジ領域への変換
    を複数方向に所定量だけ行うことを特徴とする画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 画像のエッジを識別してエッジ領域と非
    エッジ領域を表わす識別信号を得、かつ前記画像の濃度
    を判別し、前記識別信号の非エッジ領域のうち前記判別
    結果に応じた領域をエッジ領域に変換し、前記画像のう
    ち前記変換処理を経た識別信号のエッジ領域および非エ
    ッジ領域のいずれかに対応する画像に関し所定の画像処
    理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 画像のエッジのうち孤立画像に対応する
    ものを除くエッジを識別し、エッジ領域と非エッジ領域
    を表わす識別信号を出力する識別手段と、 前記画像の濃度を判別する判別手段と、 前記識別手段の識別信号の非エッジ領域のうち、前記判
    別手段の判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換する
    変換手段と、 前記画像のうち、前記変換手段の処理を経た識別信号の
    エッジ領域および非エッジ領域のいずれかに対応する画
    像に関し、所定の画像処理を行う画像処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 画像のエッジのうち孤立画像に対応する
    ものを除くエッジを識別してエッジ領域と非エッジ領域
    を表わす識別信号を得、かつ前記画像の濃度を判別し、
    前記識別信号の非エッジ領域のうち前記判別結果に応じ
    た領域をエッジ領域に変換し、前記画像のうち前記変換
    処理を経た識別信号のエッジ領域および非エッジ領域の
    いずれかに対応する画像に関し所定の画像処理を行うこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 被読取媒体から読取った画像または外部
    から入力された画像を被画像形成媒体上に形成する画像
    形成装置において、 前記画像のエッジを識別し、エッジ領域と非エッジ領域
    を表わす識別信号を出力する識別手段と、 前記画像の濃度を判別する判別手段と、 前記識別手段の識別信号の非エッジ領域のうち、前記判
    別手段の判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換する
    変換手段と、 前記画像のうち、前記変換手段の処理を経た識別信号の
    エッジ領域および非エッジ領域のいずれかに対応する画
    像に関し、所定の画像処理を行う画像処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 被読取媒体から読取った画像または外
    部から入力された画像を被画像形成媒体上に形成する画
    像形成装置において、前記画像のエッジを識別してエッ
    ジ領域と非エッジ領域を表わす識別信号を得、かつ前記
    画像の濃度を判別し、前記識別信号の非エッジ領域のう
    ち前記判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換し、前
    記画像のうち前記変換処理を経た識別信号のエッジ領域
    および非エッジ領域のいずれかに対応する画像に関し所
    定の画像処理を行うことを特徴とする画像形成装置の制
    御方法。
  11. 【請求項11】 被読取媒体から読取った画像または外
    部から入力された画像を被画像形成媒体上に形成する画
    像形成装置において、 前記画像のエッジのうち孤立画像に対応するものを除く
    エッジを識別し、エッジ領域と非エッジ領域を表わす識
    別信号を出力する識別手段と、 前記画像の濃度を判別する判別手段と、 前記識別手段の識別信号の非エッジ領域のうち、前記判
    別手段の判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換する
    変換手段と、 前記画像のうち、前記変換手段の処理を経た識別信号の
    エッジ領域および非エッジ領域のいずれかに対応する画
    像に関し、所定の画像処理を行う画像処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 被読取媒体から読取った画像または外
    部から入力された画像を被画像形成媒体上に形成する画
    像形成装置において、前記画像のエッジのうち孤立画像
    に対応するものを除くエッジを識別してエッジ領域と非
    エッジ領域を表わす識別信号を得、かつ前記画像の濃度
    を判別し、前記識別信号の非エッジ領域のうち前記判別
    結果に応じた領域をエッジ領域に変換し、前記画像のう
    ち前記変換処理を経た識別信号のエッジ領域および非エ
    ッジ領域のいずれかに対応する画像に関し所定の画像処
    理を行うことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 複数色の画像のそれぞれについてエッ
    ジを識別し、エッジ領域と非エッジ領域を表わす識別信
    号を出力する識別手段と、 前記画像の濃度を判別する判別手段と、 前記識別手段の識別信号の非エッジ領域のうち、前記判
    別手段の判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換する
    変換手段と、 前記変換手段で変換する識別信号を選択する選択手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の画像処理装置におい
    て、 前記識別手段は、RGB信号またはCMY信号に明度信
    号または濃度信号を加えた4つの画像信号に基づく複数
    色の画像のそれぞれについてエッジを識別することを特
    徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 複数色の画像のそれぞれについてエッ
    ジを識別してエッジ領域と非エッジ領域を表わす識別信
    号を得、かつ前記画像の濃度を判別し、前記識別信号の
    非エッジ領域のうち前記判別結果に応じた領域をエッジ
    領域に変換し、変換した識別信号を選択することを特徴
    とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】 被読取媒体から読取った複数色の画像
    または外部から入力された複数色の画像を被画像形成媒
    体上に形成する画像形成装置において、 前記複数色の画像のそれぞれについてエッジを識別し、
    エッジ領域と非エッジ領域を表わす識別信号を出力する
    識別手段と、 前記画像の濃度を判別する判別手段と、 前記識別手段の識別信号の非エッジ領域のうち、前記判
    別手段の判別結果に応じた領域をエッジ領域に変換する
    変換手段と、 前記変換手段で変換する識別信号を選択する選択手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の画像形成装置におい
    て、 前記識別手段は、RGB信号またはCMY信号に明度信
    号または濃度信号を加えた4つの画像信号に基づく複数
    色の画像のそれぞれについてエッジを識別することを特
    徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 複数色の画像のそれぞれについてエッ
    ジを識別してエッジ領域と非エッジ領域を表わす識別信
    号を得、かつ前記画像の濃度を判別し、前記識別信号の
    非エッジ領域のうち前記判別結果に応じた領域をエッジ
    領域に変換し、変換した識別信号を選択することを特徴
    とする画像形成装置の制御方法。
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