JPH09107468A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH09107468A
JPH09107468A JP7264230A JP26423095A JPH09107468A JP H09107468 A JPH09107468 A JP H09107468A JP 7264230 A JP7264230 A JP 7264230A JP 26423095 A JP26423095 A JP 26423095A JP H09107468 A JPH09107468 A JP H09107468A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の変倍、解像度変換等の処理とそれに続
く画像処理とを整合させる。 【解決手段】 ライン毎に画像データを入力し、ライン
間引き率に応じ、そのラインが有効か否かを示す識別信
号とともに画像データを出力する副走査間引き回路10
2と、副走査間引き回路102からの識別信号により有
効とされたラインの画像データを取込むラインメモリ1
03、104、105、106と、取込まれた画像デー
タに対してフィルター処理を行う演算回路107とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データに対して
変倍、フィルタ処理等を行なう画像処理装置及び方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】原稿画像をCCDラインセンサー等によ
り光学的に読取り、それによって得た画像データに基づ
いて画像記録を行なうデジタル複写機が知られている。
この様なデジタル複写機では画像データに対して電気的
な画像処理を施すことにより、画像の変倍や変形、或い
は修正等を行うことができる。
【0003】ところで、画像の副走査方向(CCDライ
ンセンサーの走査方向に対して垂直な方向)に関する画
像の変倍は、CCDラインセンサーの原稿の副走査速度
(光学系や原稿の移動速度)を変倍率に応じて変更する
ことにより実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像の解像
度や処理速度の向上等により光学系や原稿の移動速度の
高速化がなされている。この状況において、画像を高縮
小率で縮小或いは低解像度で読取るためには光学系や原
稿の移動速度をかなり高速なものとする必要がある。し
かしながら、その高速化はモータ能力や搬送系メカニズ
ム等の問題により限界があり、その様な移動速度のみで
は所望とする倍率、解像度の画像データを得ることがで
きない。
【0005】そこで、副走査方向に関する画像の変倍、
解像度変換を電気的処理によって達成することが考えら
れる。しかしながら、変倍或いは解像度変換された画像
データに対して、エッジ強調やスムージング等の他の画
像処理を続けて行なう場合、それら画像処理が前段の変
倍或いは解像度変換処理に適応的に動作しないと、良好
な画像処理を実行することができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑み
てなされたもので、画像の変倍、解像度変換等の処理と
それに続く画像処理と整合させることにより良好な画像
処理を実行可能とするものであり、詳しくは、ライン毎
に画像データを入力し、ライン間引き率に応じ、そのラ
インが有効か否かを示す識別信号とともに画像データを
出力する画像間引き手段と、前記画像間引き手段からの
識別信号により有効とされたラインの画像データを取込
む取込み手段と、前期取込み手段により取込まれた画像
データに対して画像処理を行なう処理手段とを有する画
像処理装置を提供するものであり、また、ライン毎に画
像データを入力し、ライン間引き率に応じ、そのライン
が有効か否かを示す識別信号とともに画像データを出力
する出力ステップと、識別信号により有効とされたライ
ンの画像データを取込む取込みステップと、取込まれた
画像データに対して画像処理を行なう処理ステップとを
有する画像処理方法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好ましい実施例を
用いて説明する。
【0008】図1は、本発明を適用したデジタル複写機
の構成を示し、以下、図に従い説明する。
【0009】露光ランプ201は、蛍光灯、ハロゲンラ
ンプ等からなり、その長手方向に対して垂直方向に移動
しながら、原稿載置ガラス(原稿台)200上の原稿を
照射する。露光ランプ201の照射による原稿からの散
乱光は、第1、第2、第3のミラー202、204、2
05に反射され、レンズ207に到達する。この時、露
光ランプ201と第1のミラー202で構成される第1
の可動体203の移動に対して、第2のミラー204と
第3のミラー205で構成される第2の可動体206
は、1/2のスピードで移動し、照射した原稿面から、
レンズ207までの距離は常に一定に保たれる。原稿上
の像は、ミラー202、204、205及びレンズ20
7を介して、数千個の受光素子がライン配列されたCC
Dラインセンサー208の受光部上に結像し、CCDラ
インセンサー208により逐次、ライン単位で光電変換
される。光電変換された信号は、図示せぬ信号処理部で
処理され、PWM変調されて出力される。
【0010】露光制御部210は、信号処理部の出力で
あるPWM変調した画像信号に基づいて半導体レーザを
駆動し、光ビームを定速回転している感光体240の表
面に照射する。この時、ドラム状の感光体240の軸方
向と平行にポリゴンミラーを用いて光ビームを偏向走査
する。また、露光制御部210は、冷却ファン209に
より冷却される。
【0011】なお、感光体240は、光ビームを照射す
る前に、図示せぬ前露光ランプによりドラム上の残量電
荷が除電され、1次帯電器228でその表面が均一に帯
電させている。従って、感光体240は回転しながら光
ビームを受けることにより、ドラム表面に静電潜像が形
成される。そして、現像器211により、ドラム表面の
静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化する。
【0012】一方、223、224は被転写紙積載部
で、定形サイズの被転写紙が積載収納される。
【0013】リフトアップ225、226は、被転写紙
積載部223、224に収納されている被転写紙を給送
ローラー対229、232の位置まで持ち上げる動作を
する。給送ローラー対229、232は、図示せぬ同一
のモーターにより駆動され、ローラー回転方向の切り替
えにより、被転写紙積載部223または224の一方か
ら被転写紙を選択的に給紙する。また、給送ローラー対
229及び232の夫々の対のローラーは、給紙と逆回
転方向にトルクがかけられており、これにより記録媒体
の重送を防止している。
【0014】給送ローラー230、233、234、2
35は、被転写紙積載部223、224からの被転写紙
を、レジストローラー238まで給送する。本実施例で
は、第3、第4の被転写紙積載部をさらに下方に連結し
て、拡張することが可能であり、231は、下方に連結
された被転写紙積載部から被転写紙を給送ローラへ導く
給紙動作をする給送ローラー対である。また、操作部上
で手差し給紙モードを選択した場合、手差しトレー23
7を開いて被転写紙を手差し給紙すれば、給送ローラー
236がレジストローラー238までその手差しされた
被転写紙を給送する。
【0015】レジストローラー238は、感光体240
に形成された画像先端と、被転写紙の先端のタイミング
を合わせて転写位置に被転写紙を給紙する。239は転
写帯電器で、感光体240上の現像されたトナー像を給
送された被転写紙に転写する。転写後、感光体240
は、クリーナー227により、残ったトナーを除去され
る。転写の終了した被転写紙は、感光体240の曲率が
大きいため、感光体240から分離しやすいが、さら
に、除電針244に電圧をかけることで、感光体240
と被転写紙の間の吸着力を弱め、分離を行いやすくして
いる。
【0016】分離された被転写紙は、搬送ベルト241
で定着部212、213に送られ、トナーが定着され
る。212は、セラミック・ヒーター、及びフィルム、
2つのローラーで構成され、セラミック・ヒーターの熱
は、薄いフィルムを介して効率よく伝達される。冷却ロ
ーラー214は、定着部ローラー213を放熱する。給
送ローラー215は、大ローラー1つと小ローラー2つ
で構成され、定着部からの被転写紙を給送すると共に、
被転写紙の巻き癖を補正する。
【0017】方向フラッパー222は、被転写紙の搬送
方向を、動作モードに応じて切り替える。被転写紙の片
面へ1度の転写を施すモード(片面記録時)において
は、給送ローラー215から排紙口へ向かう経路が選択
される。216は排紙ローラ対で、画像形成の終了した
被転写紙を排紙トレー242に積載排紙する。
【0018】なお、両面記録時は、片面の現像を終えて
排紙ローラー対216による排紙動作中、被転写紙の後
端を残した状態で、排紙ローラー対216を逆回転させ
る。また、同時に方向フラッパー222の向きを切り替
えて、方向フラッパー222の下方を通過させ、排紙口
から給送ローラー217へ被転写紙を送る。給送ローラ
ー217は、給送ローラー215と同様の構成を有し、
被転写紙の巻き癖を補正し、被転写紙を中間トレー24
3へ送る。その後、被転写紙は、中間トレー243から
給送ローラー218、219、221、235の順で、
前述の転写位置に給紙され、被転写紙の裏面へのトナー
転写が行われ、更に排紙トレー242に排出される。
【0019】また、多重記録時は、給送ローラー215
を通過した被転写紙は、方向フラッパー222の向きの
切り替えにより、図面上、方向フラッパー222の右側
を通過し、給送ローラー217へ送られる。給送ローラ
ー217は、被転写紙を中間トレー243へ送る。その
後被転写紙は、中間トレー243から給送ローラー21
8、219、221、235の順で、前述の転写位置に
給紙され、前回の転写と同一面にトナー転写が行われ、
更に排紙トレー242に排出される。
【0020】両面記録時、または多重記録時において、
複数枚記録する場合、1枚目の被転写紙は、停止した給
送ローラー218で固定された状態で、中間トレー24
3に積載される。給送ローラー218は、2枚目の被転
写紙が到達すると、回転を開始して、2枚の被転写紙を
ローラー間に挟む。2枚の被転写紙は、停止した給送ロ
ーラー218で固定された状態で、中間トレー243に
積載される。3枚目以降の被転写紙も、同様にして、中
間トレー243に積載される。この時、後から重ねられ
た被転写紙の先端は、図2に示すように給送方向に対し
て、後方にずらして重ねられる。
【0021】操作者の所望の枚数が中間トレー243に
重ねられると、中間トレー243からの給送動作が開始
する。給送ローラー218、219が、給送ローラー2
21へ被転写紙を送る途中、分離レバー220が1枚目
と2枚目の被転写紙の先端の間に降りて、1枚目の被転
写紙はそのまま給送ローラー221へ送られ、給送ロー
ラー235により給紙され、転写位置に導かれて転写が
行われる。また、2枚目以降の被転写紙は分離レバー2
20の上に乗り上げた後、給送ローラー218、219
が逆回転して中間トレー243に戻される。同様の動作
を繰り返して、中間トレー243の全ての被転写紙を給
送する。
【0022】なお、紙検出センサーが、被転写紙の搬送
路に配置され、紙詰まりなどのエラー検知、及び各部の
動作タイミングを計るために用いられる。第1のセンサ
ー250は、給送ローラー235の手前、第2のセンサ
ー251は、レジストローラー238の手前、第3のセ
ンサー252は、給送ローラー215の手前、第4のセ
ンサー253は、排紙ローラー対216と排紙口の間、
第5のセンサー254は、給送ローラー217の直後、
第6のセンサー255は、分離レバー220の手前に配
置されている。
【0023】また、260は標準白色板で、CCDライ
ンセンサー208の感度不均一や光源、光量の不均一等
に起因する画像信号の出力レベルのバラツキ(シェーデ
ィング歪)を補正するためのシェーディング補正データ
を得るためのものである。原稿のスキャンに先だって、
CCDラインセンサー208によって、この標準白色板
260を復数回スキャンし、それによって得た白画像デ
ータをシェーディング補正データとして用い、原稿画像
をCCDラインセンサー208でスキャンして得た画像
信号のレベル不均一補正(シェーディング補正)を行
う。
【0024】図3に、本発明の自動原稿送り装置(以
下、ADF)の断面図を示す。
【0025】ADFは、本体に対して着脱可能で、原稿
台に対して開閉可能なフタのような構造になっている。
図3は閉じた状態で、この時、ADFが動作可能であ
る。1515は、原稿台ガラス(図1の原稿台200に
対応)であり、1516は、付き当て板で、本体側に属
する部材である。また、図示せぬケーブルによって、A
DFと本体は電気的に連結し、本体との連帯動作を可能
にしている。
【0026】サイド規制部材1501は原稿の送り方向
に対して垂直な方向、図面上では手前、及び奥方向に可
動し、原稿の幅と位置を合わせる部材である。操作者が
原稿積載トレー部1517上に原稿面を下向きにして原
稿を載せ、サイド規制部材1501をセットして、コピ
ースタートキー305を操作コピー動作などをスタート
させると、原稿送りの開始信号が、ケーブルを介して本
体より伝達され、原稿送り動作がスタートする。
【0027】レバー1518は、給紙時、ローラー押さ
え1502を押し下げて、ストッパー1519を上方に
持ち上げ、給紙ローラー1503の回転により給紙す
る。分離ローラー1505、及びローラー押さえ150
4は、給紙ローラー1503から受けた原稿を1枚ずつ
分離して送る。レジストローラ対1508、1509
は、分離ローラー1505から受けた原稿を、原稿押さ
え1510と、原稿台ガラス1515の間に送る。原稿
押さえ1510は、レジストローラ対1508、150
9より給紙された原稿を、原稿台ガラス上に導く形状に
なっている。また、原稿が原稿台ガラス1515に密着
するように、図示せぬバネ部材により適度に加圧されて
いる。
【0028】このとき、デジタル複写機本体の第1の可
動体203は、原稿が原稿台ガラス1515に密着する
位置1520の下方に移動して停止している。これによ
り、ADFによって送られる原稿をスキャンする(CC
Dラインセンサー208で光電変換する)。排紙ローラ
対1511、1512は、スキャンされた後の原稿を排
紙トレー1514上に排紙する。
【0029】なお、1506、1507、1513は、
原稿送り動作中の原稿の通過状態を検知するレバースイ
ッチで、ON/OFFのタイミングで紙詰まりなどのエ
ラーを判定する。
【0030】図4は、デジタル複写機の操作部のキー配
列を示し、以下、図に従い説明する。
【0031】315は、主電源ランプであり、電源オン
時に点灯する。図示せぬ電源スイッチは、本体の側面に
配置され、本体への通電を制御する。301は、予熱キ
ーであり、予熱モードのON/OFFに使用する。
【0032】304は、コピーモードキーであり、複数
の機能の中からコピーモードを選択するときに使用す
る。303は、ファックスモードキーであり、複数の機
能の中からファックスモードを選択するときに使用す
る。302は、オプションモードキーであり、プリンタ
などのオプション装置を装着しているとき、複数の機能
の中からオプションモードを選択するときに使用する。
317〜322は、状況表示ランプであり、それぞれ、
ランプ317及び318はコピー動作中、ランプ319
及び320はファクシミリ動作中、ランプ321及び3
22はオプション動作中の状態を示す。また、ランプ3
17、319、321は正常動作の状態を示し、ランプ
318、320、322は、エラーの状態を示す。更
に、ランプ317は、点滅ならばコピー中、点灯ならば
画像メモリを使用中である事を示す。ランプ319は、
点滅ならばファックス送受信中、点灯ならば画像メモリ
を使用中である事を示す。ランプ321は、点滅ならば
データ受信中、点灯ならばデータ送信中である事を示
す。そして、ランプ318、320、322は、各モー
ドについて、点滅ならば、紙詰まり、紙なし、トナーな
しの状態を示し、点灯ならば、故障の状態を示す。
【0033】305は、コピースタートキーであり、コ
ピーの開始を指示するときに用いるキーである。306
は、ストップキーであり、コピーを中断したり、中止し
たりするときに用いるキーである。
【0034】308は、リセットキーで、スタンバイ中
は標準モードに復帰させるキーとして動作する。309
は、ガイドキーであり、各機能を知りたいときに使用す
るキーである。311は、割り込みキーであり、コピー
中に割り込みしてコピーしたいときに用いる。312
は、テンキーであり、数値の入力を行うときに使用す
る。313は、クリアキーであり、数値をクリアすると
きに用いる。310は、ユーザーモードキーであり、ユ
ーザーがシステムの基本設定を変更するときに使用す
る。
【0035】314は、20個のワンタッチ・ダイヤル
・キーであり、ファクシミリ送信において、ワンタッチ
でダイヤルする時に使用する。316は2枚組のフタで
あり、ワンタッチ・ダイヤル・キー314の各キー部分
がくり抜かれ形状の2重のフタになっている。図示せぬ
センサースイッチにより、2枚のフタが閉じられた第1
の状態、1枚目のフタだけが開いた第2の状態、及び2
枚のフタが開いた第3の状態を検出する。これら3種類
のフタの開閉状態と組み合わせで、ワンタッチ・ダイヤ
ル・キー314のキーの動作が決定されるので、本実施
例では、キーが20×3=60個存在するのと同等の効
果を持つ。
【0036】307は、液晶画面とタッチセンサの組合
せからなるタッチパネルであり、各モード毎に個別の設
定画面が表示され、さらに、描画されたキーに触れるこ
とで、各種の詳細な設定を行うことが可能である。
【0037】図5は、デジタル複写機の信号処理のブロ
ック図を示し、以下、図に従い説明する。
【0038】数千個の受光素子からなるCCDラインセ
ンサー401(図1のCCDラインセンサー208に対
応)は、1ライン分の電気信号を、奇数画素と偶数画素
の2系統に分けて出力する。A/D変換部402は、C
CDラインセンサー401から出力されるアナログ信号
を受けて、ディジタル信号に変換して出力する。
【0039】図6は、A/D変換部402の詳細を示
す。アナログ処理回路901はCCDラインセンサーの
2系統の信号を入力し、各系統毎に、クランプ、ゲイン
調整、及びサンプルホールドを実施した後、スイッチン
グ処理によって、1系統に統合して出力する。A/D変
換器902は、信号入力にアナログ処理回路901の出
力信号を入力し、アナログスイッチ903からの基準電
圧入力の電圧を基準にして、8ビットのディジタル信号
を出力する。
【0040】AE回路904は、A/D変換器902の
基準電圧を制御して、原稿の地の部分のA/D変換器出
力を白レベル(FFhex)に近づける動作をする。ア
ナログスイッチ903は、アナログ処理回路901から
の一定基準電圧と、AE回路904からの基準電圧のう
ちの一方を、CPU423からの制御信号に従い、選択
してA/D変換器902に出力する。
【0041】尚、図示せぬ駆動信号発生回路が設けら
れ、これによりCCDラインセンサー、アナログ処理回
路901、A/D変換器902に同期信号などライン単
位の信号や、駆動クロックを供給する。
【0042】AE回路904は、A/D変換器902の
出力を基にして、A/D変換器の基準電圧値を制御す
る。即ち、AE回路904は、A/D変換器902の出
力がFFhexならば、AE回路904に接続された図
示せぬ第1のコンデンサと第1の抵抗により決まる第1
の時定数に従い、図7の(2)に示すように基準電圧出
力を上昇させる。またA/D変換器902の出力がFF
hexでなければ、AE回路に接続された図示せぬ第2
のコンデンサと第2の抵抗により決まる第2の時定数に
従い、図7の(1)に示すように基準電圧出力を下降さ
せる。尚、画像信号の変化により急激に基準電圧出力が
変化しないように、上記のそれぞれの時定数を数十ライ
ン分に設定している。
【0043】図5において、シェーディング補正部40
3は、A/D変換されたディジタル信号を入力し、主に
光学系、及びセンサーの画素間の出力値のばらつきを黒
レベル、及びゲインについてディジタル的に補正する。
【0044】パターンジェネレータ404は、スキャナ
ー部以後の機能チェックのため、縦罫線、横罫線、格子
縞、グレースケールなどの各種画像パターンを発生す
る。セレクタA405は、シェーディング補正部40
3、またはパターンジェネレータ404の出力の一方
を、CPU423の制御信号に従い選択して、出力す
る。
【0045】コネクタA406は、画像入力信号、画像
出力信号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同
期信号の各端子を含む。画像出力信号の端子にはセレク
タA405の出力が接続され、新たな信号処理回路をコ
ネクタA406に接続する事により、機能の拡張を可能
にする。セレクタB回路をコネクタA406に接続する
事により、機能の拡張を可能にする。セレクタB407
は、セレクタA405の出力信号と、コネクタA406
からの出力信号のうちα一方を、CPU423の制御信
号に従い選択して、出力する。
【0046】変倍処理部408は、主走査方向の間引き
処理、線形補間処理、副走査方向の間引き処理、斜体処
理、鏡像処理、リピート処理、折り返し処理の機能を有
する。
【0047】主走査方向の変倍は、セレクタB407の
信号を入力し、線形補間処理により隣接2画素から画素
値を演算することにより実現する。但し、主走査方向の
変倍率が50%以下の場合、モアレや細線の途切れを防
止するため、前処理として主走査方向間引き処理が実施
される。前処理では、隣接するn画素(n=2、4、
8)について、(a)最大値または、(b)平均値を出
力する。nの値と、処理(a)(b)の選択はCPU4
23により実施される。
【0048】副走査方向の変倍は、露光ランプやミラー
などの光学系の走査スピードを変更するか、自動原稿給
紙装置の使用時は、原稿台200への給紙のスピードを
変更して変倍を実現する。ただし、光学系の走査スピー
ドや、給紙のスピードの高速化の限界を超える位の小さ
い変倍率の場合、この変倍処理部408c副走査方向の
電気的な間引き処理と合わせて変倍を実現する。副走査
方向の間引き処理では、SRAMメモリーA409から
なるラインバッファーを有し、ライン間で隣接するn画
素(n=2、4、8)について(a)最大値または、
(b)平均値を出力する。nの値と、処理(a)、
(b)の選択はCPU423により実施される。
【0049】また、斜体処理、鏡像処理、リピート処
理、折り返し処理の各機能は、SRAMメモリーA40
9からなるラインバッファーの読みだし制御により実現
している。
【0050】ヒストグラム作成は、セレクタB407の
出力を受けて、変倍処理部408のSRAMメモリーA
409を利用してヒストグラムを作成する。ヒストグラ
ム作成におけるサンプリング間隔、及びサンプリング範
囲を決める信号は、タイミング信号発生器424により
制御される。タイミング信号発生器424は、CPU4
23により制御される。作成されたヒストグラムのデー
タは、プリスキャン使用時のAEモードにおいて、輝度
濃度変換のテーブル決定のために用いられる。
【0051】フィルター処理部410は、ラインバッフ
ァー411を有し、変倍処理後の信号を入力し、5×5
のマスクサイズでフィルター処理を実施する。フィルタ
ー処理部410のフィルタを構成する係数は、図8に示
すように、a〜fの6種類で、点対称の位置にある係数
は同じ値に設定される。また、a〜fは次の関係式を持
つ。 a+4*(b+c+d+f)+8*e=1
【0052】このフィルター処理部410の係数を調節
する事により、光学系、出力系の補正、及びユーザーに
よるシャープネスの調節を実現している。
【0053】画像処理部412は、フィルター処理部4
10の信号を入力し、マスキング処理、または反転処理
を実施する。コネクタB413は、画像入力信号、画像
出力信号、画像クロック信号、画像入ネーブル信号、同
期信号の各端子を含む。画像出力信号の端子にはフィル
ター処理部410の出力が接続され、新たな信号処理回
路をコネクタB413に接続する事により、機能の拡張
を可能にする。
【0054】セレクタC414は、画像処理部412の
出力信号と、コネクタB413からの出力信号のうちの
一方を、CPU423の制御信号に従い選択して、出力
する。
【0055】コネクタC415は、画像入力信号、画像
出力信号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同
期信号、アドレス・バス、データ・バス、割り込み信号
の各端子を含む。画像出力信号の端子にはセレクタC4
14の出力が接続され、新たなシステムをコネクタC4
15に接続する事により、機能の拡張を可能にする。
【0056】合成処理部416は、セレクタC414の
出力信号を一方の入力Aに入力し、コネクタC415か
らの出力信号を他方の入力Bに入力し、合成処理して出
力する。出力の種類は、(1)はめ込み合成、(2)多
重合成、(3)網乗せ、(4)透かし合成、(5)入力
Aをスルー、(6)入力Bをスルーがあり、CPU42
3の制御信号により選択される。
【0057】各合成を図9で説明する。はめ込み合成
は、画像の1部を抜き取って、他の画像にはめ込む処理
で、(d)はその1例で、(b)の長方形の周辺の矩形
のエリアを抜き取って、(a)にはめ込んだ画像であ
る。多重合成は、2枚の画像について、濃度の濃い方を
選択して合成する処理で、(e)はその1例で、(a)
と(b)から合成した画像である。透かし合成は、一方
の画像の濃度が所定のしきい値以下の画素を、もう一方
の画像で置き換える。この時、置き換える画像は、所定
の係数を乗算して濃度を小さくし、透かしのような効果
を持たせる。(f)はその1例で、(b)の画像に対し
て、(a)を透かしにして合成している。網乗せは、一
方の画像の濃度が所定のしきい値以上の画素を、もう一
方の画像で置き換える。(g)はその1例で、(a)の
画像の濃度の濃い円が、(c)の模様で置き換えられて
いる。
【0058】テーブル変換処理部417は、合成処理部
416の出力信号を入力し、接続されているSRAMメ
モリーB418のデータに従い、テーブル変換処理して
出力する。
【0059】2値化処理部419は、テーブル変換処理
部417の出力信号を入力し、所定の2値化方式で処理
するか、スルーで出力するかを、CPU423の制御信
号に従い、選択して出力する。
【0060】本実施の2値化においては、1画素を主走
査方向について2分割し、分割された小画素を2値で表
し、主走査方向の解像度を向上している。バッファー4
20は、2値化処理部419の出力信号を入力し、バッ
ファー420以前と以後の処理速度、及び画像信号の読
み出し開始時間を調整している。
【0061】PWM回路421は、バッファー420か
らのディジタル信号を入力し、パルス幅変調して出力す
る。また、PWM回路421は3種類の変調方式を有
し、システムのモードに応じて適切な変調方式がCPU
423により選択されて処理が行われる。
【0062】第1の変調方式は、解像度優先モードであ
り、図10(a)に示すように、8ビットで表された画
素データを、D/A変換、及びサンプル・ホールドし、
1画素周期の三角波信号とコンパレートして、PWM出
力をする。
【0063】第2の変調方式は、階調優先モードであ
り、図10(b)に示すように、8ビットで表された画
素データを、D/A変換、及びサンプル・ホールドし、
3画素周期の三角波信号とコンパレートして、PWM出
力する。尚、図10(e)は、サンプル・ホールドの周
期と三角波信号を共に3画素周期にした変調方式を示す
が、低周波の変調信号が得られ、安定した階調特性が得
られる。第2の変調方式において、低周波の画像データ
に対して図10(e)と同様の特徴が得られるが、さら
に図10(d)に示すように、振幅が大きく、かつ高周
波の成分に対して、成分を保存したまま変調する特徴も
合わせ持つ。
【0064】第3の変調方式は、2値画像モードであ
り、図10(c)に示すように、1画素を主走査方向に
4分割した、2値の変調信号を出力する。4分割された
小画素の値は、第1の画素クロックの立ち上がり、立ち
下がり、及び第1の画素クロックを1/4位相遅延した
第2の画素クロックの立ち上がり、立ち下がりを用い
て、画素データのそれぞれビット7、ビット5、ビット
6、ビット4をラッチして得る。本実施例の2値化方式
では、ビット7とビット6、及びビット5とビット4の
組み合せでそれぞれ1小画素を作り、1画素を主走査方
向に2分割した形で使用する。
【0065】レーザー部422は、PWM回路420の
出力を受けて、レーザーの点灯動作を制御する。
【0066】タイミング発生器424、制御信号発生部
425は、スキャナー動作を開始する前の段階で、CP
U423により設定される。タイミング発生器424
は、システム各部のタイミング信号を発生する。また、
制御信号発生部425は、CPU423の拡張ポートと
して動作し、システム各部の制御信号として用いられ
る。また、CPU423のバスであるシステム・アドレ
ス・バス、及びシステム・データ・バスは、各コネクタ
に接続され、CPU423は、コネクタに連結されたシ
ステムを制御する。
【0067】426は図3に示す操作部であり、CPU
423はキー入力及び表示の制御も行う。また、CPU
423は図3のADF42の制御並びにポリゴンミラー
を駆動するドライバー42の駆動制御を行う。
【0068】図11及び図12は、システムの構成を示
し、以下、図に従い説明する。
【0069】図11は基本のコピー機能にファクシミリ
機能、プリンター機能、電子ソーター機能を付加したシ
ステムであり、図12はファクシミリ機能を付加したシ
ステムを示す。
【0070】図11及び図12において、信号処理部5
01は前述の図5に示した基本のコピー機能に関する処
理を実施し、ファクシミリ部503、プリンタ部50
5、画像蓄積部504は、それぞれファクシミリ機能、
プリンター機能、電子ソーター機能に関する処理を実施
する。画像蓄積部504は、さらに、外部コネクタを有
し、外部スキャナーや電子ファイルなどの機能を付加す
る事も可能である。
【0071】解像度・階調数変換部502は、各機能毎
に解像度、及び階調数が異なるため、機能間の解像度、
及び階調数の整合をとり、最適な画質に変換する動作を
する。この解像度・階調数変換部502を信号処理部5
01に接続する事で、必要に応じて、システムを拡張す
る事を可能にしている。信号処理部501と解像度・階
調数変換部502との接続は、図5のコネクタC415
を介して行われる。
【0072】解像度・階調数変換部502と信号処理部
501、ファクシミリ部503、画像蓄積部504、及
びプリンタ部505を接続する各コネクタには、システ
ムのアドレス・バス、データ・バス、同期信号、画素ク
ロック信号、割り込み信号などの端子が含まれている。
【0073】このうち、アドレス・バス、データ・バス
は、図5のCPU423のバスである。また、同期信号
は、タイミング発生器424から発生している。画素ク
ロック信号は、信号処理部の図示せぬ発振器より発生す
る。割り込み信号は、ファクシミリ部503、画像蓄積
部504及びプリンタ部505から、処理の要求や、処
理の終了、エラーの発生などを図5のCPU423に伝
達するために用意されている。
【0074】図13は、解像度・階調数変換部502の
内部のブロック図を示す。マルチプレクサーA 601
は、信号処理部501、ファクシミリ部503、プリン
タ部505、画像蓄積部504からの出力信号を受け、
第1、第2、第3、第4の信号経路へ振り分ける。第1
の信号経路は、スルーの経路であり、第2の信号経路
は、2値の画像信号を受けて曲線の輪郭を滑らかに見せ
る処理をして出力する経路であり、輪郭平滑化処理部A
602がマルチプレクサーA 601から2値の画像信
号を受け、1画素を主走査方向について4分割した小画
素に対して、それぞれ1ビットを割り当て、画素当たり
4ビットで出力する。
【0075】第3の信号経路は、多値信号を2値化する
経路で、テーブル変換処理部603がマルチプレクサー
A 601から多値信号を受けてテーブル変換し、更に
2値化処理部604がテーブル変換処理部603の出力
信号を受けて、平均濃度法を用いて2値化処理する。こ
の時、1画素を主走査方向について2分割した小画素に
対して、それぞれ1ビットを割り当て、画素当たり2ビ
ットで出力する。
【0076】第4の信号経路は、様々な解像度の2値画
像を受けて曲線の輪郭を滑らかに見せる処理をして8ビ
ットの多値出力する経路であり、輪郭平滑化処理部B6
05が、マルチプレクサーA 601から2値信号を受
けて、曲線の輪郭を滑らかに見せる処理をして、8ビッ
トの多値信号を出力し、更に変倍処理部606が、輪郭
平滑化処理部605の多値出力を受けて、線形補間して
8ビットの多値信号を出力する。
【0077】マルチプレクサーB 607は、第1、第
2、第3、第4の信号経路からの信号を受け、信号処理
部501、ファクシミリ部503、プリンタ部505、
画像蓄積部504へ振り分ける。
【0078】ファクシミリ送信動作において、画像信号
は信号処理部501から解像度・階調数変換部502を
介して、ファクシミリ部503へ送られる。この時、図
13のマルチプレクサーA 601は、1…>Cが選択
され、画像信号は第3の信号経路を通過し、マルチプレ
クサーB 607は、3…>Dが選択されるよう、CP
Uが制御する。また、ファクシミリ受信動作において、
ファクシミリ部503から解像度・階調数変換部502
を介して、画像信号は信号処理部501へ送られる。こ
の時、図13のマルチプレクサーA 601は、4…>
Dが選択され、第4の信号経路を通過し、マルチプレク
サーB 607は、4…>Aが選択されるよう、CPU
が制御する。
【0079】プリンター動作において、プリンタ部50
5から解像度・階調数変換部502を介して、画像信号
は信号処理部501へ送られる。この時、図13のマル
チプレクサーA 601は、2…>Bが選択され、画像
信号は第2の信号経路を通過し、マルチプレクサーB
607は、2…>Aが選択されるよう、CPUが制御す
る。
【0080】また、プリンター動作において、異なる用
紙サイズへの定形変倍をする場合、画像信号はプリンタ
部505から解像度・階調数変換部502を介して、信
号処理部501へ送られる。この時、図13のマルチプ
レクサーA 601は、2…>Dが選択され、画像信号
は第4の信号経路を通過し、マルチプレクサーB 60
7は、4…>Aが選択されるよう、CPUが制御する。
【0081】電子ソーター機能などの使用時、画像信号
は信号処理部501から解像度・階調数変換部502を
介して、画像蓄積部504へ送られる。この時、図13
のマルチプレクサーA 601は、1…>Aが選択さ
れ、画像信号は第1の信号経路を通過し、マルチプレク
サーB 607は、1…>Cが選択されるよう、CPU
が制御する。
【0082】プリンタ機能において、画像データを逆順
にソートして出力する場合、画像信号は1度、プリンタ
部505から解像度・階調数変換部502を介して、画
像蓄積部504へ送られる。この時、図13のマルチプ
レクサーA 601は、1…>Aが選択され、画像信号
は第1の信号経路を通過し、マルチプレクサーB 60
7は、1…>Cが選択されるよう、CPUが制御する。
画像蓄積部504は、ハードディスク1909へ画像を
書き込み、読み出す時は逆の順番で読み出す。読み出し
た画像信号は、画像蓄積部504から解像度・階調数変
換部502を介して、信号処理部501へ送られる。こ
の時、図13のマルチプレクサーA 601は、3…>
Bが選択され、画像信号は第2の信号経路を通過し、マ
ルチプレクサーB 607は、2…>Aが選択されるよ
う、CPUが制御する。
【0083】図14は、ファクシミリ部503のブロッ
ク図を示し、以下、図に従い説明する。
【0084】コネクタC 701は、システムのアドレ
ス・バス、データ・バス、ビデオ入力信号、ビデオ出力
信号、同期信号、画素クロック信号、割り込み信号など
の端子を含む。このコネクタC 701によりファクシ
ミリ部503と解像度・階調数変換部502が接続され
る。
【0085】ファクシミリの送信動作において、メモリ
コントロール部703は、コネクタC 701からのビ
デオ入力信号を受け、画像用メモリー704に画像デー
タを蓄積する。
【0086】エンコード/デコード処理部702は、画
像用アドレス・バス、データ・バスを介して、メモリコ
ントロール部703に接続されている。エンコード/デ
コード処理部702は、DMAコントローラーを内蔵
し、メモリコントロール部703との通信により、画像
用メモリー704からDMA転送で高速に画像データを
取り込み、取り込んだ画像データをエンコード処理し、
符号化したコードをDMA転送により符号用メモリー7
05に蓄積する。なお、符号用メモリー705は、停電
などのシステムの電源のトラブルに対応するため、バッ
クアップ電源706によりデータの保護対策を施されて
いる。
【0087】システムのアドレス・バス、データ・バス
に接続されたエンコード/デコード処理部702、メモ
リコントロール部703、モデム部710、音声合成部
711は、コネクタC 701を介して接続されている
CPU423により制御される。
【0088】エンコード/デコード処理部702は、画
像メモリー704内の画像のエンコードが終了すると、
終了を知らせるCPU423への割り込み信号を発生す
る。前記割り込み信号を受けたCPU423は、メモリ
コントロール部703を介して、符号用メモリー705
からエンコードされた符号を読み出し、モデム部710
へ送信データとして書き込む。送信データは、モデム部
710でアナログ信号に変調され、NCU(ネットワー
ク・コントロール・ユニット)部708を介して、外部
コネクタ709から送信される。スピーカー部707
は、モデム部710に接続され、モデムの通信状態を音
声でモニターできる。
【0089】ファクシミリの受信動作においては、外部
コネクタ709から受信したアナログ信号を、NCU部
708を介してモデム部710が受け取ると、データ受
信を知らせるCPU423への割り込み信号を発生す
る。前記割り込み信号を受けたCPU423は、モデム
部710からデータを読み出し、メモリコントロール部
703を介して、符号用メモリー705へ符号を書き込
む。CPU423は、符号用メモリー705への書き込
みを終了すると、システムのバスを介して、エンコード
/デコード処理部702に書き込み終了の信号を送る。
エンコード/デコード処理部702は、メモリコントロ
ール部703との通信により、符号用メモリー705か
らDMA転送で高速にデータを取り込み、取り込んだ符
号データをデコード処理し、デコードされた画像データ
をDMA転送により画像用メモリー704に蓄積する。
エンコード/デコード処理部702は、符号用メモリー
705内の符号のデコードが終了すると、終了を知らせ
るCPU423への割り込み信号を発生する。
【0090】メモリコントロール部703は、コネクタ
C 701からのタイミング信号に応じて、画像用メモ
リー704から、コネクタC 701へビデオ信号を出
力する。また、メモリコントロール部703は、内部の
バッファを用いて画像用メモリー704上で画像を90
度、180度、及び270度で回転する機能を持ち、必
要に応じて受信、または送信画像を回転して出力する。
【0091】音声合成部711は、システムのバスを介
してセットされたデータを元に、着信時に音声による応
答メッセージを合成し、NCU部708を介して送信す
る。
【0092】また、コネクタD 712は、システムの
バスと画像用のバスが接続されていて、回線の増設や、
性能向上のためのシステムの拡張に備えている。
【0093】次に、図5のシェーディング補正部403
について詳説する。
【0094】図15は、本実施例におけるシェーディン
グ補正部403のブロック図である。図15において、
801、802、706、812はセレクタであり、セ
レクト端子が“L”の時A側が選択される。803はカ
ウンタであり、CCDラインセンサー401の各ライン
の読取りに同期した水平同期信号HSYNC信号により
カウント値がクリアされ、画像信号の各画素に対応する
RCLK信号に同期してカウントアップされる。このカ
ウント値はシェーディング補正データを格納するための
メモリのアドレスとなる。804、805はJ−Kフリ
ップフロップであり、それぞれRCLK信号、HSYN
C信号を分周する。807、808はDフリッププロッ
プであり、入力クロック(ここではRCLK2)の立ち
上がりエッジでD端子に入力されているデータをラッチ
する。
【0095】A/D変換部402からのデジタル画像デ
ータはフリップフロップ807及びセレクタ806に入
力される。809はシェーディング補正データを格納す
るためのメモリであり、A端子に入力されるアドレス
(VA)で指定されたアドレスにDi端子に入力されて
いるデータを格納する。また、Do端子からはA端子で
指定されるアドレスに格納されているデータが出力され
る。ここで、メモリ809への書き込み、読み出しの指
定やセレクタの切換指示はそれぞれCPU423からの
制御信号を使って行われる。810は加算回路であり、
2つの入力データを加算した結果を出力する。811は
割り算回路であり、入力データを加算した回数で割り算
することにより平均値を計算する。813は演算回路で
あり、シェーディング補正の演算を行う。
【0096】図15において、CCDラインセンサー4
01によって基準白色板を読取って得たシェーディング
データをメモリ809に取り込む動作をする時は、セレ
クタ802、806のセレクト端子の入力信号を“H”
とし、また、メモリ809のデータを全て0とする。ま
た、セレクタ812のセレクト端子を“H”とし、加算
回路810の出力をメモリのDi端子に接続する。
【0097】フリップフロップ805のクリア信号が
“H”になった次のHSYNC信号の立ち上がりを0ラ
イン目とすると、フリップフロップ805のQ出力は
“H”となるのでセレクタ801はB側が選択され、従
ってフリップフロップ804のQ出力がセレクタ801
の出力、つまりRCLK2となる。このとき、メモリ8
09のアドレスIVAはカウンタ803の出力値のうち
RCLK2の立ち上がりエッジでフリップフロップ80
8でラッチされる偶数値だけとなる。また、この時セレ
クタ806はB側が選択されるので、画像データとして
次段に伝わるのはRCLK2の立ち上がりでフリップフ
ロップ807にラッチされる偶数番目のデータだけとな
っている。同時に、ここでフリップフロップ808にラ
ッチされたメモリアドレス内に格納されているデータ
(ここでは0)がメモリ809から読み出されており、
このデータとセレクタ806からの偶数番目の画像デー
タとが加算回路810で加算され、再度同じメモリアド
レスに書き込まれる。従って0ライン目ではメモリ80
9の偶数番地に、偶数番目の画像データが1ライン分格
納される。
【0098】次の1ライン目ではフリップフロップ80
5のQ出力が“L”となり、セレクタ801でA側が選
択されているのでRCLK2はフリップフロップ804
のQの反転出力、つまり0ライン目のRCLK2と逆位
相のクロックとなるため、フリップフロップ808にラ
ッチされるメモリ809のアドレスVAは奇数値だけと
なる。また、このとき画像データとして次段に伝わるの
はフリップフロップ807でRCLK2の立ち上がりエ
ッジでラッチされる奇数番目の画像データだけとなる。
同時に、ここでラッチされたメモリアドレス内に格納さ
れているデータ(ここでは0)が読み出されており、こ
の読出しデータとセレクタ806からの奇数番目の画像
データとが加算回路810で加算され、加算結果がフリ
ップフロップ808にラッチされたメモリアドレスに書
き込まれる。従って1ライン目ではメモリ809の奇数
番地に、奇数番目の画像データが1ライン分格納され
る。
【0099】次の2ライン目では、前述の0ライン目と
同じ動作となるが、メモリ809の偶数番地に0ライン
目の画像データが格納されているため、メモリ809に
再度書き込まれる値は0ライン目の偶数番目の画像デー
タと2ライン目の同一位置の(偶数番目)の画像データ
の和となる。
【0100】以降同様の処理を15ライン目(16ライ
ン分)まで行うと、メモリ809の偶数番地には偶数番
目の画像データの8ライン分の加算結果が格納され、奇
数番地には奇数番目の画像データの8ライン分の加算結
果が格納されている。(標準白色板の読取位置を移動し
つつ、この16ライン分の読取りを行う。)以上の加算
処理終了後、セレクタ812のセレクト端子を“L”と
し、メモリ809から画像データの読出しを行い、割り
算回路811で、メモリ809の全アドレスのデータを
8で割ることにより、8ライン分のデータの平均値を画
素毎に求め、その平均値をシェーディング補正データと
して再度メモリ809に格納する。これによりシェーデ
ィングデータの平均処理が完了する。
【0101】尚、この平均値の演算に際しても偶数番目
の画像データの平均値をまず求め、その後、奇数番目の
画像データの平均値を求める様にすることで、割り算回
路811による演算やメモリ809の読み書きを2クロ
ック分の時間で実行できる。
【0102】シェーディング補正データの作成終了後、
セレクタ806のセレクト端子を“L”としCCDライ
ンセンサー401で原稿読取ったときのA/D変換部4
02からの画像データが連続的にシェーディング補正演
算回路813に入力されるようにする(画像データVi
とする)。そして、メモリ809に格納されたシェーデ
ィング補正データDnを画像データの入力に合わせて読
出し、ViとDnとの演算(Vo=C/Dn・Vo)を
演算回路913で行う。これにより、シェーディング補
正データVoが出力される。但し、Cは定数である。こ
のシェーディング補正済の画像データは次の変倍処理部
408への入力となる。
【0103】本実施例では、偶数ラインでは偶数画素、
奇数ラインでは奇数画素のサンプルとしたが、この組み
合わせに限定されるものではなく、偶数ラインと奇数ラ
インとで、サンプルする画素が交互になるようにすれば
同様の効果が得られる。また、サンプルする画素の間隔
を、例えば2画素、3画素等に増やすことで1画素あた
りの演算時間を増やすことは容易にできる。
【0104】本実施例によれば、シェーディング補正デ
ータの平均処理のための加算処理において、1画素あた
り基準クロックの2クロック分の時間を使うことができ
るため、スピードの遅い加算回路やメモリを使っても、
高速の画像処理におけるシェーディング補正データを作
成することができる。
【0105】次に、図5の変倍処理部408とフィルタ
処理部410について詳説する。
【0106】以上述べてきた画像処理において、副走査
間引き処理は変倍処理部408で主走査方向の縮小処理
と同時に行っている。
【0107】図16に本実施例の変倍処理部408とフ
ィルター処理部410のブロック図を示す。408は変
倍処理部を示し、410はフィルター処理部を示す。1
01は主走査方向の縮小処理を行う回路である。102
は副走査間引き回路であり、解像度や変倍率等の間引き
率に従って、主走査方向の縮小処理が行われた画像デー
タを参照しながら、所定ラインの内1ラインだけ有効デ
ータを作る。ここでは簡単のため25%縮小、つまり4
ライン中1ラインの有効データを作成する場合を例に挙
げて説明していく。103、104、105、106は
ラインメモリであり画素クロックに同期して画素毎に入
力される画像データを夫々1ライン分格納する素子であ
る。また、各ラインメモリ内のアドレスはRST信号に
よりリセットされる。本実施例の場合は、RST端子に
1ラインの先頭を示すHSYNC信号が接続されてお
り、1ラインの先頭から1ライン分の画像データを格納
できる構成となっている。また、このラインメモリの書
き込み及び読み出しはそれぞれWE,RE信号により制
御されており、WE,RE信号が“L”の時のみそれぞ
れの動作を行う。またWE,RE信号が“H”の場合は
新たなデータの上書きは行わずに以前の状態を保持して
いる。
【0108】107は、フィルタ処理の演算回路であ
り、副走査間引き回路102の1ライン分の画像データ
出力及びラインメモリ103、104、105、106
に格納されている4ライン分の画像データから図8に示
したような5×5の画素マトリックスを作成し、所定の
演算を行うことでエッジ強調処理等のフィルター処理を
行う。
【0109】ここで副走査間引き回路102により副走
査方向に25%の副走査間引き処理を行うと4ライン中
1ラインのみが有効画像となり、残りの3ラインは無効
画像として出力される。この時副走査間引き回路102
から、有効画像ラインの出力中に“L”となり、無効画
像ラインの出力中は“H”となる信号VEを同時に出力
する。このVE信号をフィルタ処理部410内のライン
メモリ103、104、105、106のWE,RE端
子に入力することで有効画像ラインについてだけ各ライ
ンメモリに画像データが書き込まれる。従って、無効画
像はこのラインメモリ以降には伝達されないので、演算
回路107におけるフィルター処理に使われる画像デー
タは有効画像のみとなる。
【0110】本実施例では4ライン中1ラインのみが有
効ラインとなる場合を例に挙げたが、副走査間引きの間
隔を変えた場合でも有効画像ラインを示すVE信号を用
いて演算回路107への画像データを選択するという考
え方を容易に適用することができる。例えば50%縮小
時には2ラインの画像データの入力に1回VE信号を出
力することになる。
【0111】以上説明したように、副走査間引き回路1
02より出力される有効画像ラインを示すVE信号で、
次段のフィルタ処理部410のラインメモリ103、1
04、105、106の書き込みのイネーブル制御を行
うことができるため、有効画像ラインに対してだけフィ
ルタ処理を行うことができる。
【0112】以上の説明では、デジタル複写機を用いた
が、これに限らずファクシミリや電子ファイル等にも適
用可能なことは言う迄もない。
【0113】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によると、ラ
イン間引き率に応じ、そのラインが有効か否かを示す識
別信号とともに画像データを出力し、その識別信号によ
り有効とされた画像データを取込んで画像処理するの
で、画像の変倍や解像度変換に適応した画像処理が実行
可能となり、画像処理を良好なものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル複写機の構成図。
【図2】中間トレー上の被転写紙を示す図。
【図3】ADFの構成を示す図。
【図4】操作部の外観を示す図。
【図5】信号処理部のブロック図。
【図6】A/D変換部のブロック図。
【図7】AE動作を示す図。
【図8】フィルタマトリクスを示す図。
【図9】画像の合成処理の例を示す図。
【図10】PWM変調の種類を示す図。
【図11】システム構成を示す図。
【図12】システム構成を示す図。
【図13】解像度・階調数変換部のブロック図。
【図14】ファクシミリ部のブロック図。
【図15】シェーディング補正部のブロック図。
【図16】変倍処理部とフィルター処理部のブロック
図。
【符号の説明】
102 副走査間引き回路 401 CCDラインセンサー 403 シェーディング補正部 408 変倍処理部 410 フィルター処理部 809 メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン毎に画像データを入力し、ライン
    間引き率に応じ、そのラインが有効か否かを示す識別信
    号とともに画像データを出力する画像間引き手段と、 前記画像間引き手段からの識別信号により有効とされた
    ラインの画像データを取込む取込み手段と、 前記取込み手段により取込まれた画像データに対して画
    像処理を行なう処理手段とを有することを特徴とする画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記取込み手段は取込んだ複数ライン分
    の画像データを記憶する記憶手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は前記記憶手段に記憶され
    た複数ライン分の画像データに対してフィルタ処理を行
    なうことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像間引き手段は変倍率に応じて、
    そのラインが有効か否かを示す識別信号を出力すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 ライン毎に画像データを入力し、ライン
    間引き率に応じ、そのラインが有効か否かを示す識別信
    号とともに画像データを出力する出力ステップと、 識別信号により有効とされたラインの画像データを取込
    む取込みステップと、 取込まれた画像データに対して画像処理を行なう処理ス
    テップとを有することを特徴とする画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015041301A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 株式会社リコー 画像転送装置及び画像転送方法

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