JPH05103190A - フアクシミリ装置 - Google Patents

フアクシミリ装置

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JPH05103190A
JPH05103190A JP3256732A JP25673291A JPH05103190A JP H05103190 A JPH05103190 A JP H05103190A JP 3256732 A JP3256732 A JP 3256732A JP 25673291 A JP25673291 A JP 25673291A JP H05103190 A JPH05103190 A JP H05103190A
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JP3256732A
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Shigenobu Fukushima
茂信 福嶋
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 疑似中間調2値画像が高画質で自動縮小送信
できるファクシミリ装置を提供する。 【構成】 自動縮小送信を行なう2値画像データを多値
画像データに復元した後、この多値画像データの密度を
変換する。そして、この密度変換された多値画像データ
をファクシミリ送信用の2値画像データに変換して送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信時に自動縮小を行
うファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ機能を複合した複写機にお
いて、ファクシミリ送信において、紙サイズに対応した
自動縮小が行われる。すなわち、送信時に、まず送信先
の最大紙サイズ(たとえばA4)が確認され、その紙サ
イズが送信側の紙サイズ(たとえばB4)より小さい
と、送信側のファクシミリ装置において、送信画像デー
タが自動的に密度変換(変倍)されて送信される。一
方、デジタル複写機において、拡大、縮小コピーを行う
時には、読み取った多値画像データのための変倍処理を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ装
置のファクシミリ送信においては、送信における自動縮
小時に、2値画像データの変倍を行っていた。すなわ
ち、圧縮データメモリに格納されている圧縮2値画像デ
ータを2値実画像データに伸長した後、この2値データ
を密度変換して縮小し、送信する。しかし、2値画像デ
ータの変倍処理では、特に疑似中間調画像に対し、十分
な変倍ができず、画像劣化やモアレ発生が生じるという
問題があった。本発明の目的は、疑似中間調2値画像が
高画質で自動縮小送信できるファクシミリ装置を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファクシミ
リ装置は、自動縮小送信を行なう2値画像データを多値
画像データに復元する画像復元手段と、画像復元手段に
より復元された多値画像データの密度を変換する密度変
換手段と、密度変換手段により出力される多値画像デー
タをファクシミリ送信用の2値画像データに変換する多
値2値変換手段とを有することを特徴とする。また、こ
のファクシミリ装置を複合した複合複写機において、読
み取った多値画像データを拡大、縮小コピーの倍率に対
応して上記の密度変換手段により変倍する変倍手段を備
える。
【0005】
【作用】ファクシミリ送信において自動縮小送信を行う
とき、画像復元手段により一旦2値画像データから多値
画像データに復元してから、密度変換手段により多値画
像データの変倍処理(密度変換)を施す。また、ファク
シミリ装置を複合した複合複写機において、多値の読取
画像データをコピー拡大縮小時に変倍する変倍処理部を
上記の自動縮小用の密度変換部と兼用する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による実施例に
ついて説明する。 (複写機の構成)図1は、本発明の一実施例であるファ
クシミリ付きデジタル2色複写機の概略構成図である。
本複写機は、走査系10と、画像信号処理部20と、印
字処理部40と、光学系60と、作像系70と、操作パ
ネル90と、ファクシミリ部30より構成される。
【0007】走査系10は、原稿台ガラス18上に置か
れた原稿を露光走査し、原稿からの反射光を光電変換素
子(CCD)16,17によって電気信号として取り出
す機能を有している。走査系10は、原稿を照射する露
光ランプ11と、原稿からの反射光の光路を変えるミラ
ー12,13と、反射光を集光するレンズ14と、色判
別のために2つの光電変換素子へ特定色(赤)とその補
色を導くダイクロイックプリズム15と、受光した光に
応じて電気信号を発生する光電変換素子16,17を有
し、スキャナー19は、原稿台ガラス18に平行に移動
し、図の矢印方向への移動の時に原稿を露光走査する。
電気信号への変換は、2つの光電変換素子16,17に
より特定色とそれ以外の色について行われる。以下で
は、2色プリンタとしては、赤と黒(赤とその補色との
和)の2色の例について説明するが、黒と別の1色ある
いは青と赤というような組み合わせでも同様の機能を発
揮する。
【0008】画像信号処理部20(図4参照)は、2つ
の光電変換素子16,17から出力されてくる画像信号
を処理し、特定色とそれ以外の色に識別し、ファクシミ
リ部30へ色情報付画像データとして出力する。
【0009】ファクシミリ部30(図5参照)は、FA
X本体部32において、本来のファクシミリとしての通
信機能を果たすとともに、画像復元部31を設け、2値
/多値変換、変倍処理などをし、印字処理部40へ色情
報付き画像データとして出力する。
【0010】印字処理部40は、同時に読み取られた2
色の色情報付画像データを受け取り、画像データに応じ
て2つの半導体レーザへ画像データをふり分けるととも
に、2つのレーザの位置ズレの分だけ、画像データを遅
延させて第2の半導体レーザへ送り込む機能を有する。
【0011】光学系60は、レーザ光によって感光体ド
ラム71上に静電潜像を形成する機能を有し、半導体レ
ーザ61,62(図12参照)と、LD駆動回路63
(図12参照)と、コリメータレンズと、合成用ハーフ
ミラーと、ポリゴンミラーを有するレーザヘッド65
と、レンズ69と、ミラー67aと、2つのレーザビー
ムを分離するミラー68と、各ビームを感光体ドラム7
1上へ導くミラー67b,67cとより構成される。半導
体レーザ61,62は、LD駆動回路63により駆動さ
れて、印字処理部40より出力されてくる画像データで
変調されたレーザ光を独立に発生し、それぞれのレーザ
光はハーフミラー63によって合成される。この合成レ
ーザ光は、ポリゴンミラーで感光体ドラム71上をライ
ン方向に走査するように向きを変えられる。偏向された
合成レーザ光は、感光体ドラム71上に結像するように
レンズ69によって集光され、ミラー67aで向きを変
えられ、更に分離ミラー68によって2つのレーザ光に
分けられ、それぞれの光路中にあるミラー67b,67c
を経て感光体ドラム71上に至る。
【0012】作像系70は、感光体ドラム71上に形成
された静電潜像を現像し用紙上に転写定着させる機能を
有し、現像・転写系と、搬送系と、定着系とより構成さ
れる。現像・転写系は、感光体ドラム71と、感光体ド
ラム71の表面を一様に帯電する第1帯電チャージャ7
2aと、赤トナーを収納する第1現像器73aと、第2露
光に備え再度感光体ドラム71を帯電させる第2帯電チ
ャージャ72bと、黒トナーを収納する第2現像器73b
と、現像されたトナー像を用紙上に転写するための転写
チャージャ74と、感光体ドラム71の表面に残留する
トナーを除去するためのクリーニング部76などを備え
る。搬送系は、プリント用紙の供給搬送を行なう系であ
り、用紙を収納するカセット80a,80b、カセットか
ら取り出された用紙を導く用紙ガイド81、用紙の転写
部への搬送タイミングを与えるタイミングローラ82、
定着系へ用紙を搬送するベルト83などがある。定着系
は、プリント用紙上に転写されているトナー像を定着ロ
ーラ84間で熱圧着するものであり、トナーを定着され
た用紙は排出ローラ85によって機械より排出される。
【0013】操作パネル90は、図2に示すように、ボ
タン入力部と表示部とからなり、ボタン入力部には、置
数ボタン91、スタートボタン92、倍率設定ボタン9
3、ソートボタン94、ファクシミリモードボタン95
を持ち、表示部には置数または相手先FAX番号の表示
部96、倍率、ソート、コピー/FAXについてのモー
ド表示97,98,99がある。
【0014】(制御系)図3は、制御回路のブロック図
であり、本複写機の制御回路は、6つのCPUを中心に
構成されている。各CPUは、それぞれ、システムRO
M,システムRAMを備える。第1CPU9は、操作パ
ネル90のスイッチやテンキー群よりの信号や通信によ
って送られてきたデータを解析し、表示を行ったり、入
力されたデータを送信したりする処理を実行する。第2
CPU2は、光電変換素子16,17からの画像データ
を入力し、シェーディング補正、変倍、ディザ処理など
の通常の画像処理に加えて、色判別し、カラー(赤)・黒
のトナー現像に対応する書き込み信号に変換し、印字処
理部40へデータを出力する制御を実行する。第3CP
U1は、走査系10の動作を制御するCPUである。第
4CPU6は、記録部すなわち作像系70と光学系60
を制御するCPUであり、感光体ドラム71の第1、第
2の帯電制御、印字処理部40と協同して発生する画像
データの書き込み、カラー(赤)・黒の2色のトナーの現
像動作、給紙制御等のプリント関連動作の制御を実行す
る。第5CPU5は、複写機全体としてのまとめ役の制
御をするものであり、シリアルI/Oなどを介してCP
U相互のタイミングを調整したり、動作モードの決定を
行なう。第6CPU3は、ファクシミリ部つまり通信ブ
ロックの制御をするものであり、画像データと符号デー
タの間の変換、通信プロトコルの送受、及びNCU部の
変換等を行なう。
【0015】(画像処理回路)図4は、画像処理回路2
0のブロック図を示す。本実施例の2色プリンタにおい
ては、特定色とその他の色に画像データを処理して、画
像復元部31に読取画像データとして出力する。原稿の
反射光は、ダイクロイックプリズム15で分離されて、
2つのCCD16、17に達する。メインCCD16と
サブCCD17で検出された特定色とその補色の光電変
換信号は、それぞれ、第1、第2アナログ処理・A/D
変換部901、904でデジタル値に変換され、次に、
第1、第2シェーディング補正部902、905で主走
査方向のばらつきの補正が行われる。この2色の画像デ
ータは、次に、色判別部908に入力されて、色判別部
908は、特定色画像データと補色画像データから、処
理中の画素が特定色(赤)かその補色であるか否かを判
別し、その結果を画像データ合成部910のセレクタ9
12の選択入力に出力する。また、上記の2色の画像デ
ータは、画像データ合成部910の加算部911に入力
され、その加算値(黒画像データ)は、特定色画像デー
タとともに、セレクタ912に入力される。画像データ
合成部912では、色判別部908で特定色であると判
別されると、特定色画像データ(シェーディング部90
2出力)が選択される。他方、特定色でないと判別され
ると、黒であると考え、特定色画像データと補色画像デ
ータとの和(加算器911の出力)すなわち黒画像デー
タが選択される。色判別結果を用いてセレクタ912に
より選択された画像データは、次に、濃度補正部913
において、下色除去、濃度再現性の補正を行った後、フ
ィルタリング部914でエッジ強調処理および平滑化処
理を行ない、その結果を読取画像データとしてファクシ
ミリ部の画像復元部31に出力する。
【0016】(ファクシミリと画像復元における画像デ
ータの流れの制御)図5は、ファクシミリ部30のブロ
ック図を示す。ファクシミリ部30(図5参照)は、F
AX本体部32において、本来のファクシミリとしての
機能(通信、圧縮、伸長など)を果たすとともに、画像
復元部31を設け、2値/多値変換、変倍処理などを
し、印字処理部40へ色情報付き画像データとして出力
する。本実施例におけるファクシミリ部は、次に説明す
るように、本来のファクシミリとしての機能を果たす以
外に、画像復元部31において画像データの流れの制御
も行なうことが特徴である。
【0017】FAX本体部32の構成は、従来のファク
シミリと同じである。画像復元部31は、多値データを
2値データに変換する多値→2値変換部103、2値デ
ータを多値データに変換する2値→多値変換部108、
多値画像データの密度を変換する多値画像密度変換部1
04、2値画像データの密度を変換する2値画像密度変
換部105を備え、さらに、データの切り換えを行なう
第1と第2の切換部101、110や、セレクタ10
6、107を備える。これらの機能は以下で説明され
る。
【0018】[コピー時]読取部の画像処理回路20で
得られた読取画像データは、第1切換部101、セレク
タ106を通って、多値画像密度変換部104におい
て、所定の倍率に従って、密度変換(変倍)され、記録
画像データとして、記録部へ出力される。読取部で得ら
れた読取色情報は、第1切換部101、セレクタ107
を通って、2値画像密度変換部105において、所定の
倍率に従って、密度変換され、記録色情報として、記録
部へ出力される。なお、等倍時は、多値画像密度変換部
104、2値画像密度変換部105では×1.0の処理
がなされる。
【0019】[ファクシミリ送信時] ファクシミリ送信においては紙サイズに対応して自動縮
小が行われる。本実施例の特徴は、この自動縮小時に、
一旦2値画像から多値画像へ復元して多値画像のための
密度変換(変倍)処理を施すことである。これにより、
疑似中間調2値画像の密度変換が高画質で達成できる。
【0020】読取部で得られた読取画像データは、第1
切換部101を通って、多値→2値変換部103におい
て2値化画像データに変換される。この2値化画像デー
タは第2切換部110を通って第1ページメモリ121
に格納される。読取部で得られた読取色情報は、第1切
換部101、第2切換部110を通って、第2ページメ
モリ122に格納される。第1ページメモリ121に格
納された2値化画像データ及び第2ページメモリ122
に格納された読取色情報は、第1圧縮伸長器131で圧
縮され、圧縮データメモリ123に格納される。
【0021】こうしてすべての原稿画像情報(圧縮され
た2値化画像データ及び読取色情報)が、圧縮データメ
モリ123に蓄えられると、その原稿画像情報は、受信
側記録サイズ及び交信成立時に定まる圧縮方式に合わせ
た原稿画像情報に変換される。すなわち、原稿画像情報
のうちの圧縮された2値化画像データは、再圧縮処理部
133によって、第1ページメモリ121、第2ページ
メモリ122に再び伸長される。伸長された2値化画像
データは、第2切換部110を通り、2値→多値変換部
108に入力され、多値画像に復元される。そしてセレ
クタ106を通って多値画像密度変換部104において
受信側記録サイズに応じた画像サイズになる様に密度変
換される。それから、第1切換部101を通って多値→
2値変換部103で2値化されてから第2ページメモリ
132に格納される。第2ページメモリ132に格納さ
れた画像データは、順次、再圧縮処理部133によって
再圧縮されてから圧縮データメモリ123に格納され、
順次MPSC137によるHDLC規格への加工とMO
DEM138による変調処理を受け、NCU139を通
って電話回線に送出される。
【0022】一方、原稿画像情報のうちの圧縮された読
取色情報は、本実施例ではページ単位で2値化画像デー
タの送信後に送信される。読取色情報は、再圧縮処理部
133によって第1ページメモリ121に伸長され、第
2切換部110、セレクタ107を通って2値画像密度
変換部105で密度変換の後、第1切換部101、第2
切換部110を通り、第2ページメモリ132に格納さ
れる。その後の処理は、2値化画像データの場合と同一
である。
【0023】本実施例では、複写時における多値画像デ
ータのための変倍処理と、ファクシミリ送信における自
動縮小時における2値画像データのための変倍処理(先
に説明したように多値画像データに変換した後に行われ
る)とは、多値画像データのための同じ変倍処理部(す
なわち多値密度変換部105)を用いて行なう。これに
より、変倍処理部を2重に設けなくてもよくなる。
【0024】[ファクシミリ受信時] 受信された画像情報は、ファクシミリ送信時と逆にNC
U139を通りMODEM138で復調され、MPSC
でHDLC規格による逆加工を受けてから、圧縮データ
メモリ123に格納される。すべての画像情報の受信が
終わると記録動作に入る。すなわち、圧縮データメモリ
123に格納された圧縮された2値画像データ及び色情
報は、第2圧縮伸長器132によってそれぞれ第1ペー
ジメモリ121、第2ページメモリ122に伸長され
る。第1ページメモリ121に伸長された2値画像デー
タは、2値→多値変換部108で多値画像に復元され、
セレクタ106、多値画像密度変換部104(ここでは
×1.0の変倍処理をする)、第1切換部101を通っ
て、記録画像データとして記録部へと送られる。第2ペ
ージメモリ122に伸長された色情報は第2切換部11
0、セレクタ107、2値画像密度変換部105(ここ
では×1.0の変倍処理をする)、第1切換部101を通
って記録色情報として記録部へと送られる。
【0025】 [マルチコピーと電子ソートにおけるメモリコピー時] ここでのメモリコピーとは、画像情報を一旦メモリに格
納し、それを読み出しながらコピーをとることをいう。
画像情報のメモリへの格納の方法としては実画像のまま
格納する場合(マルチコピー)と、圧縮してから格納す
る場合(電子ソート)とがある。
【0026】実画像のままの格納は、マルチコピー時
に、読取部のスキャンを一度にするために行なう。この
時のデータの流れについて述べる。読取画像データは、
第1切換部101を通り多値→2値変換部103で2値
画像に変換された後、第2切換部110から第1ページ
メモリ121に送られ、1頁分格納される。読取色情報
は、第1切換部101、第2切換部110を通り、第2
ページメモリ122に格納される。1頁分の画像情報の
格納が終わると、CPU3に復元ON信号(中間調原稿
にたいしてHレベル)が取り込まれ、同一の内容が復元
実行信号上に出力される。第1,第2ページメモリ12
1、122に格納された画像情報は、1枚の記録を行な
う度に、読み出される。2値画像データは、第2切換部
110を通って2値→多値変換部108に入り、多値化
されてから、セレクタ106を通り多値画像密度変換部
104で所定倍率に応じた密度変換を受けてから第1切
換部101を通って記録画像データとして記録部に出力
される。色情報は第2切換部110、セレクタ107を
通り2値画像密度変換部105で所定倍率に応じた密度
変換を受けてから、第1切換部101を通って記録色情
報として記録部に出力される。
【0027】これに対して、画像情報の圧縮してからの
メモリへの格納は、メモリを用いた電子ソートをするた
めに行なう。ここで、電子ソートとは、例えばa,b,cと
いう3枚の原稿を3部コピーするときに、始めにa,b,c
の順で一度画像を読み込み、3枚の画像情報を圧縮して
メモリに蓄えた後、a,b,c,a,b,c,a,b,cの順で伸長と記
録をその都度行なうことをいう(たとえば特開平3−6
4783号公報参照)。これによって機械的なソーター
を用いずに、電気的手段によってソートすることが可能
となる。この時のデータの流れを次に説明する。
【0028】読取時には、読取部から入力される読取画
像データは、第1切換部101を通り、多値→2値変換
部103で2値画像に変換されてから、第2切換部11
0から第1ページメモリ121に送られ格納される。ま
た、同様に読取部から入力される読取色情報は第1切換
部101、第2切換部110を通り、第2ページメモリ
122に格納される。1頁分の画像情報の第1,第2ペ
ージメモリ121、122への格納終了時に、復元ON
信号(中間調原稿であるときHレベル)がCPU3に取
り込まれる。第1,第2のページメモリ121,122
に格納された画像情報は、第1圧縮伸長器131によっ
て圧縮され圧縮データメモリ123に格納される。この
動作を所定原稿枚数分だけ繰り返す。
【0029】記録時には、圧縮データメモリ123に格
納された原稿情報のうち1枚目の原稿情報を伸長し、2
値画像データを第1ページメモリ121に、色情報を第
2ページメモリ122に展開する。また1頁目の復元O
N信号と同一の内容を復元実行信号として送出する。第
1ページメモリ121の2値画像データは、第2切換部
110を通り、2値→多値変換部108で多値化され、
セレクタ106を通り、多値画像密度変換部104で所
定倍率に従って密度変換された後、第1切換部101を
通り、記録画像データとして記録部に出力される。すな
わち、圧縮データメモリ123に蓄えられた2値圧縮画
像データを2値実画像に伸長した後に、本実施例の特徴
として、さらに多値画像データに復元してから記録す
る。第2ページメモリ122の色情報は、第2切換部1
10、セレクタ107を通り、2値画像密度変換部10
5で所定倍率に従って密度変換した後、第1切換部10
1を通り、記録データとして記録部に出力される。これ
までの動作を所定の原稿すべてに対して順々に行なうこ
とにより、1部のコピーが記録される。さらに、以上の
動作を所定枚数分だけ繰り返すことにより、複数部のソ
ートされたコピーを得ることが出来る。
【0030】なお、ここでは、読取り時に、最初の1部
のコピーを同じに記録するようにしている。そのために
は、第1切換部101から多値→2値変換部103に送
られる読取原稿画像データを、同時にセレクタ106、
多値画像密度変換部104、第1切換部101を通して
記録画像データとして出力し、第1切換部101から第
2切換部110に送られる読取色情報を、同時にセレク
タ107、2値画像密度変換部105、第1切換部10
1を通して記録色情報として出力することによって実現
される。
【0031】なお、本実施例では、多値画像から圧縮画
像への処理を、多値データを2値データに変換した後、
圧縮(MH,RHなど)を行い、圧縮画像から多値画像
への処理を、伸長(MH,RHなど)の後、2値データ
を多値データに変換しているが、他の方法を用いてもよ
い。たとえば、ADCT方式、ADPCM方式などの多
値画像の圧縮方式を用いてもよい。
【0032】[密度変換(変倍)の改善] 以上に説明したように、本実施例の電子ソートでは、2
値圧縮画像データを伸長/圧縮した後に、さらに多値化
してから記録する。したがって、密度変換(変倍)も多
値画像データについて行なう。同様に、ファクシミリ送
信の自動縮小においても、2値圧縮画像データを多値画
像データに伸長した後、密度変換を行う。本実施例の多
値画像データに対する密度変換と、従来の電子ソートや
自動縮小送信での2値画像に対する密度変換とでは、次
の例に説明するように、処理結果に違いがある。
【0033】図6は、多値画像データを1/2倍に縮小
した場合と2倍に拡大した場合の例である。この場合の
処理は、周辺画素との平滑によって実現されるといえ
る。1/2縮小時には、次の演算が行われる。 D1(0、0)= {D0(0,0)+D0(0,1)+D0(1,0) +D0(1,1)}/4 ここに、D1は、密度変換の後のデータを表し、D2は、
密度変換の前のデータを表す。2倍拡大時には、次の演
算が行われる。 D1(0,0)= D0(0,0) D1(0,1)={D0(0,0)+D0(0,1)}/2 D1(1,0)={D0(0,0)+D0(1,0)}/2 D1(1,1)={D0(0,0)+D0(0,1)+D0(1,0) +D0(1,1)}/4
【0034】一方、図7は2値画像データに対し、同じ
く1/2倍縮小し2倍拡大を行った比較例を示す。2値
画像は密度変換後も2値画像である。1/2縮小時に
は、周辺画素との平滑処理後、2値化が必要であり、2
倍拡大時には、更に画素の連結状態を重視し、適当な論
理フィルタによってスムージング処理が必要となる。こ
のような擬似中間調画像でない2値画像に対してはせい
ぜいその隣接画素データを同時に参照すれば良いといえ
る。しかし、擬似中間調画像に対しては更にその周辺の
画素データも参照する等の複雑な処理が必要となる。な
お、ここでの2値画像の変倍は、擬似中間調でない2値
画像を対象とした話である。これらの密度変換技術は公
知であり、ここで説明したのは、2値画像と多値画像で
は密度変換でも処理結果に差があるということである。
したがって、画像劣化、モアレ発生などが防止できる。
【0035】(多値→2値変換)図8は、画像復元部3
2の多値→2値変換部103のブロック図である。領域
判別部204では、図9に示すような5×5ラプラシア
ン2次微分フィルタの出力を用いる。そのため、5×5
マトリクスメモリ200で、変換のための画像データを
蓄える。図10に示すように、領域分離部204では、
この2次微分フィルタの出力と一定値との比較が行わ
れ、その一定値未満の場合は中間調であるとし、以上の
場合は中間調でないとする。こうすることで中間調(H
レベル)か、非中間調(Lレベル)かの判別結果が画素
毎に与えられる。単純2値化部201では、多値画像デ
ータが文字原稿のような非中間画像であるとして、ほぼ
一定の閾値で単純に2値化する。疑似中間調2値化部2
02では、多値画像データが写真のような中間調画像で
あるとして、擬似中間調2値化する。これらの2つの2
値化された画像データは、前述の領域分離部204の出
力に従ってセレクタ203で選択され(判別結果=中間
調(Hレベル)で擬似中間調2値化部202の出力を選
択)、2値化画像データとして出力される。一方、領域
分離部204の出力は、中間調画素計数部205におい
てページ単位で計数され、その8倍の値が全画素数より
大きいとき(計数値自体が全画素の1/8よりも大きい
とき)、中間調領域があるとみなし、復元ON信号をH
レベルにする。この復元ON信号は、CPU3に取り込
まれ、この信号に従ってCPU3から出力される復元実
行信号は、記録時に2値→多値変換部108(図11)
で用いられることになる。
【0036】(2値→多値変換)図11に、画像復元部
32の2値→多値変換部108のブロック図を示す。復
元2値画像データは、第1マトリクスメモリ300に入
力され、主走査方向15個×副走査方向18個の画素の
データが蓄えられる。蓄えられた画素データをもとに、
中間調復元、像域判別、単純多値化の各処理が、それぞ
れ、中間調画像復元部301、像域判別部302、単純
多値化部303で実行される。このうち、中間調画像復
元部301は、主走査方向15個×副走査方向15個の
画素のデータを参照し、像域判別部302は、主走査方
向12個×副走査方向12個の画素のデータを参照す
る。第1マトリクスメモリ300が副走査方向に大きい
のは、像域は判別部302内の総合判別部312が主走
査方向9個×副走査方向17個の画素についての判別結
果を参照するので、中間調画像復元部301と像域判別
部302の処理画素が副走査方向に5画素分ずれるため
である。単純多値化処理部303では、2値の白、黒の
画素データを単純に多値表現における白、黒のデータに
当てはめる処理を行う。中間調画像復元部301では、
複数の2値画像データから多値画像データを復元する処
理を行なう。平滑成分を得るための平滑部305、エッ
ジ強調成分を得るためのエッジ強調部306、及びエッ
ジ領域に属するか否かを判定するためのエッジ領域検出
部307から成り、これら3ブロックの出力から混合部
308において多値画像データが復元される。像域判別
部302では、処理画素が非中間調領域か中間調領域の
どちらにどの程度属するかの判別を行なう。この判別の
ためには、まず隣接判別部309、組織的中間調判別部
310で各画素毎に判別値を得、それを第2マトリクス
メモリに蓄え、主走査方向9×副走査方向17の画素の
判別値から総合判別部312で最終的な多値の領域判別
信号を得る。こうして得られた領域判別信号を用いて、
中間調−非中間調混合部304において、中間調画像復
元部301からの出力と単純多値化処理部303の出力
を混合し、復元後多値画像データが得られる。
【0037】ただし、もしCPU3からの復元実行信号
がLレベルである場合は、非中間調データのみが選択さ
れることになる。何故ならば、復元実行信号がLレベル
であることは、原稿画像に対して復元ON信号がLレベ
ルであって原稿に対して所定量の中間調領域がなく、多
値復元処理をせずに、単なる2値記録をした方が好まし
いと考えられるからである。
【0038】(2色の半導体レーザの駆動)本実施例の
2色プリンタにおいて、赤と黒の印字が行われる。画像
復元回路31から出力された画像情報は、LD駆動回路
63に入力され、画像情報に応じて半導体レーザ16、
17の発光が制御される。ここで、赤画像データがまず
露光され、次に黒画像データが露光される。黒画像デー
タを遅らせるのは、下流にある現像器72aが混色の問
題から黒トナーによるものである必要があるからであ
る。
【0039】図12は、LD駆動回路63のブロック図
である。記録画像データは、色分離部631で記録色情
報により赤画像データ(特定色)と黒画像データに分けら
れる。記録色情報が “1” (赤)ならば、色分離部6
31の出力Aから入力X(記録画像データ)の値がそのま
ま出力され、出力Bからはレーザを発光させない零の値
が出力される。記録色情報が “0”(黒)ならば出力B
から入力Xの値が出力され、出力Aは零となる。
【0040】出力Bから出力される黒画像データは、所
定のライン分だけ遅延するため、いったんFIFOメモ
リであるラインメモリ634にリアルタイムで蓄えられ
る。ここで、黒画像データは、多値データであるが、第
2の多値→2値変換部633で2値化され、ラインメモ
リ634に蓄えられる。ラインメモリ634は、副走査
方向に第1半導体レーザ16と第2半導体レーザ17か
らの出力が感光体上に到着する位置のずれ分だけのライ
ン数を有する。主走査方向にはレーザの走査分の画素数
だけ有する。遅延用のラインメモリ634から出力され
た2値画像は、第2の2値→多値変換部635で再び多
値画像データにリアルタイムで復元され、第2レーザ制
御部に送られる。
【0041】このように多値画像データを2値データに
変換して遅延用ラインメモリ634に蓄えるのは、両半
導体レーザの露光位置のずれが50mm以上あり、これは
400DPIでは800ライン分近くに相当するので、
多値データのままで蓄えると、ラインメモリの容量が大
き過ぎるからである。たとえば多値画像データが8ビッ
トであると、2値データに圧縮することにより、遅延用
メモリの容量は1/8で済む。こうして得られた赤画像
データ及び所定ライン分だけ遅延した黒画像データは、
それぞれ第1レーザ制御部632、第2レーザ制御部6
36に入力され、第1半導体レーザ61,第2半導体レ
ーザ62を各々駆動させる。
【0042】本実施例では、圧縮画像データを2値画像
データとしたが、圧縮および復元処理がリアルタイムで
処理できるならば、これにはこだわらない。なお、本実
施例の第2の多値→2値変換部633、第2の2値→多
値変換部635は、前述の画像復元部31の第1の多値
→2値変換部103、第1の2値→多値変換部108と
同等のものである。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ファクシミリ送信にお
ける自動縮小時に、一旦2値画像データから多値画像デ
ータへ復元してから多値画像データのための密度変換処
理を施すので、疑似中間調2値画像の変倍が高画質で達
成できる。また、多値データに復元した方が密度変換が
容易になる。また、ファクシミリ送信のための密度変換
(変倍処理)部を、複合複写機のコピー拡大、縮小用の
変倍処理部と兼用できる。兼用により複合機のコストが
低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ機能付き複写機の概略構造図であ
る。
【図2】操作パネルの図である。
【図3】制御部のブロック図である。
【図4】画像処理回路のブロック図である。
【図5】ファクシミリ部のブロック図である。
【図6】2値データの密度変換の図である。
【図7】多値データの密度変換の図である。
【図8】多値→2値変換部のブロック図である。
【図9】2次微分フィルタの図である。
【図10】2次微分フィルタを用いた比較の図である。
【図11】2次→多値変換部のブロック図である。
【図12】記録部内のLD駆動回路のブロック図であ
る。
【符号の説明】
30: ファクシミリ部、 31: 画像復元部、3
2: FAX本体部、 40:印字処理部、 108:
2値→多値変換部、 123: 圧縮データメモリ、
131、132: 圧縮伸長器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動縮小送信を行なう2値画像データを
    多値画像データに復元する画像復元手段と、 画像復元手段により復元された多値画像データの密度を
    変換する密度変換手段と、 密度変換手段により出力される多値画像データをファク
    シミリ送信用の2値画像データに変換する多値2値変換
    手段とを有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載されたファクシミリ装置を
    複合した複合複写機において、 読み取った多値画像データを拡大、縮小コピーの倍率に
    対応して上記の密度変換手段により変倍する変倍手段を
    備えることを特徴とする複合複写機。
JP3256732A 1991-10-03 1991-10-03 フアクシミリ装置 Pending JPH05103190A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256732A JPH05103190A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 フアクシミリ装置
US08/587,779 US5673116A (en) 1991-10-03 1995-12-26 Image forming apparatus wherein data is converted between multi-level data and bi-level data
US08/622,310 US5699169A (en) 1991-10-03 1996-03-27 Image forming apparatus wherein data is converted between multi-level data and bi-level data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256732A JPH05103190A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 フアクシミリ装置

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ID=17296680

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3256732A Pending JPH05103190A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 フアクシミリ装置

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JP (1) JPH05103190A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007188337A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Yamaha Corp 画像処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007188337A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Yamaha Corp 画像処理装置

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