JP4806610B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムに関し、詳細には、カラースキャナで読み取ったカラー画像から複数のフォーマットの画像を同時に生成可能な画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムに関する。
近時、コピー機能、FAX機能、プリンタ機能、およびスキャナ機能等を備えたカラーMFP(デジタル複合機)が普及している。かかるカラーMFPとして、例えば、特許文献1の技術が公知である。
特許文献1では、RGBの各色成分の多値データ生成用の拡大または縮小を行う変倍機能と、黒成分として黒または白を示す2値データ生成用の拡大または縮小を行う変倍機能とを別々に備え、RGBの各色成分多値データと、黒または白を示す2値データとで異なった変倍率を設定して変倍を行う構成を採用することにより、カラー原稿のときの変倍率と、モノクロ原稿のときの変倍率とを別々に設定し、ファイルサイズを最適な値に設定可能なMFPを提案している。
特開2005−348048号公報
しかしながら、同文献では、カラー原稿の時の変倍率と、モノクロ原稿の時の変倍率と別々に設定し、ユーザの所望する形式で画像データを提供する方法が提案されているが、共通の原稿をファクシミリ送信およびスキャナ送信する場合については考慮されていない。付言すると、ユーザは共通の原稿をファクシミリ送信およびスキャナ送信する場合には、原稿をセットして、操作部でファクシミリ送信の設定を行った後、スタートボタンを押してファクシミリ送信を行い、同様に、同じ原稿を再セットして、操作部でスキャナ送信の設定を行った後、スタートボタンを押して、スキャナ送信を行う必要があるため、ユーザの操作が煩雑であるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で高速に共通の原稿をファクシミリ送信およびスキャナ送信可能な画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、外部にスキャナ送信を行うためのスキャナ送信手段と、ファクシミリ送信を行うためのファクシミリ送信手段と、ユーザの操作に応じて、送信種別を選択するための第1の選択手段と、読み取られた画像に基づく所与の画像に対して、解像度変換を行う解像度変換手段と、解像度変換が行われた前記所与の画像に対して、画像の修正を行う画像修正手段と、記憶手段と、を備え、前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記解像度変換手段は、読み取られた画像に基づくスキャナ送信用画像とファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して解像度変換を行い、前記画像修正手段は、解像度変換が行われた前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して画像の修正を行い、前記第1の選択手段によりファクシミリ送信が選択された場合には、前記ファクシミリ送信手段は、前記解像度変換手段および前記画像修正手段で処理された前記ファクシミリ送信用画像をファクシミリ送信し、前記記憶手段は、読み取られた画像に基づく保存用画像を記憶することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信手段は、前記解像度変換手段および前記画像修正手段で処理された前記スキャナ送信用画像をスキャナ送信し、前記ファクシミリ送信手段は、前記解像度変換手段および前記画像修正手段で処理された前記ファクシミリ送信用画像をファクシミリ送信し、前記スキャナ送信と前記ファクシミリ送信とを同時に行うことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、さらに、ユーザの操作に応じて、送信画像種類を選択するための第2の選択手段を備え、前記第2の選択手段は、前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信する画像として、モノクロ2値画像、モノクロスケール画像、RGBフルカラー画像、またはRGB8色カラー画像のいずれかを選択可能としたことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像とで、異なる階調で送信することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記第2の選択手段は、更に、解像度変換用の解像度を選択するためのものであり、前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択され、前記第2の選択手段により選択された解像度および画像種類がスキャナ送信とファクシミリ送信で同じ場合には、いずれか一方の画像をスキャナ送信およびファクシミリ送信することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記画像読取手段で読み取られた画像を蓄積する画像蓄積手段を備え前記解像度変換手段は、前記画像蓄積手段に蓄積されている画像に基づく前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、個別に解像度変換を施し、前記画像修正手段は、解像度変換された前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、個別に画像位置の修正を行うことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記画像修正手段の画像の修正は、画像位置のシフトまたは枠消去であることが望ましい。
上記した課題を解決して、本発明の目的を達成するために、本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取工程と、外部にスキャナ送信を行うスキャナ送信工程と、ファクシミリ送信を行うファクシミリ送信工程と、ユーザの操作に応じて、送信種別を選択するための第1の選択工程と、読み取られた画像に基づく所与の画像に対して、解像度変換を行う解像度変換工程と、解像度変換が行われた前記所与の画像に対して、画像の修正を行う画像修正工程と、記憶工程と、を含み、前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記解像度変換工程では、読み取られた画像に基づくスキャナ送信用画像とファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して解像度変換を行い、前記画像修正工程では、解像度変換が行われた前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して画像の修正を行い、前記第1の選択工程によりファクシミリ送信が選択された場合には、前記ファクシミリ送信工程では、前記解像度変換工程および前記画像修正工程で処理された前記ファクシミリ送信用画像をファクシミリ送信し、前記記憶工程では、読み取られた画像に基づく保存用画像を記憶することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信工程では、前記解像度変換工程および前記画像修正工程で処理された前記スキャナ送信用画像をスキャナ送信し、前記ファクシミリ送信工程では、前記解像度変換工程および前記画像修正工程で処理された前記ファクシミリ送信用画像をファクシミリ送信し、前記スキャナ送信と前記ファクシミリ送信とを同時に行うことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、さらに、ユーザの操作に応じて、送信画像種類を選択するための第2の選択工程を含み、前記第2の選択工程では、前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信する画像として、モノクロ2値画像、モノクロスケール画像、RGBフルカラー画像、またはRGB8色カラー画像のいずれかを選択可能としたことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像とで、異なる階調で送信することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記第2の選択工程では、更に、解像度変換用の解像度が選択され、前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択され、前記第2の選択工程において選択された解像度および画像種類がスキャナ送信とファクシミリ送信で同じ場合には、いずれか一方の画像をスキャナ送信およびファクシミリ送信することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記画像読取工程では、読み取った画像を画像蓄積手段に蓄積し、前記解像度変換工程では、前記画像蓄積手段に蓄積されている画像に基づく前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、個別に解像度変換を施し、前記画像修正工程では、解像度変換された前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、個別に画像の修正を行うことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記画像修正工程での画像の修正は、画像位置のシフトまたは枠消去であることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、本発明の画像処理方法の各工程をコンピュータがプログラムを実行することにより実現することが望ましい。
本発明に係る画像処理装置によれば、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、外部にスキャナ送信を行うためのスキャナ送信手段と、ファクシミリ送信を行うためのファクシミリ送信手段と、ユーザの操作に応じて、送信種別を選択するための第1の選択手段と、読み取られた画像に基づく所与の画像に対して、解像度変換を行う解像度変換手段と、解像度変換が行われた前記所与の画像に対して、画像の修正を行う画像修正手段と、を備え、前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記解像度変換手段は、読み取られた画像に基づくスキャナ送信用画像とファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して解像度変換を行い、前記画像修正手段は、解像度変換が行われた前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して画像の修正を行うこととしたので、1つの操作で、共通の原稿について、ファクシミリ送信用画像とスキャナ送信用画像を同時に生成でき、簡単な操作で高速に共通の原稿をファクシミリ送信およびスキャナ送信可能な画像処理装置を提供することが可能になるという効果を奏する。また、前記第1の選択手段によりファクシミリ送信が選択された場合には、前記ファクシミリ送信手段は、前記解像度変換手段および前記画像修正手段で処理された前記ファクシミリ送信用画像をファクシミリ送信し、前記記憶手段は、読み取られた画像に基づく保存用画像を記憶することとしたので、1つの操作で、ファクシミリ送信と同時に原稿画像の保存が可能な画像処理装置を提供することも可能になるという効果を奏する。
以下に、この発明に係る画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムの好適な実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る画像処理装置のメカ構成を示す図である。同図に示す画像処理装置は、4つの作像ユニットを備えるタンデム型カラー画像形成装置である。画像形成装置は、給紙テーブル2上に装置本体1を載置している。その装置本体1の上にはスキャナ3を取り付けると共に、その上に自動原稿給送装置(ADF)4を取り付けている。装置本体1内には、その略中央にベルト状の無端移動部材である中間転写ベルト10を有する転写装置20を設けており、中間転写ベルト10は駆動ローラ9と2つの従動ローラ15,16の間に張架されて図5中、時計回り方向に回動するようになっている。
また、この中間転写ベルト10は、従動ローラ15の左方に設けられているクリーニング装置17により、その表面に画像転写後に残留する残留トナーが除去されるようになっている。その中間転写ベルト10の駆動ローラ9と従動ローラ15の間に架け渡された直線部分の上方には、その中間転写ベルト10の移動方向に沿って、イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(K)の4つのドラム状の感光体40Y,40C,40M,40K(以下、特定しない場合には単に感光体40と呼ぶ)が所定の間隔を置いて配設されている。そして、中間転写ベルト10の内側に各感光体40に対向して中間転写ベルト10を挟むように、4個の1次転写ローラ62が設けられている。
4個の各感光体40は、それぞれ同図で反時計回り方向に回転可能であり、その各感光体40の回りには、それぞれ帯電装置60、現像装置61、上述した1次転写ローラ62、感光体クリーニング装置63、除電装置64を設けており、それぞれ作像ユニット18を構成している。そして、その4個の作像ユニット18の上方に、共用の露光装置21を設けている。そして、その各感光体上に形成された各画像(トナー画像)が、中間転写ベルト10上に直接重ね合わせて順次転写されていくようになっている。
一方、中間転写ベルト10の下側には、その中間転写ベルト10上の画像を記録紙であるシートPに転写する転写部となる2次転写装置22を設けている。その2次転写装置22は、2つのローラ23,23間に無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡したものであり、その2次転写ベルト24が中間転写ベルト10を介して従動ローラ16に押し当たるようになっている。
この2次転写装置22は、2次転写ベルト24と中間転写ベルト10との間に送り込まれるシートPに、中間転写ベルト10上のトナー画像を一括転写する。そして、2次転写装置22のシート搬送方向下流側には、シートP上のトナー画像を定着する定着装置25があり、そこでは無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられている。
なお、2次転写装置22は、画像転写後のシートを定着装置25へ搬送する機能も果たす。また、この2次転写装置22は、転写ローラや非接触のチャージャを使用した転写装置であってもよい。その2次転写装置22の下側には、シートの両面に画像を形成する際にシートを反転させるシート反転装置28を設けている。このように、この装置本体1は、間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置を構成している。
このカラー画像形成装置によってカラーコピーをとるときは、自動原稿給送装置4の原稿台30上に原稿をセットする。また、手動で原稿をセットする場合には、自動原稿給送装置4を開いてスキャナ3のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、自動原稿給送装置4を閉じてそれを押える。
そして、図示していないスタートキーを押すと、自動原稿給送装置4に原稿をセットしたときは、その原稿がコンタクトガラス32上に給送される。また、手動で原稿をコンタクトガラス32上にセットしたときは、直ちにスキャナ3が駆動し、第1走行体33及び第2走行体34が走行を開始する。そして、第1走行体33の光源から光が原稿に向けて照射され、その原稿面からの反射光が第2走行体34に向かうと共に、その光が第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入射して、原稿の内容が読み取られる。
また、上述したスタートキーの押下により、中間転写ベルト10が回動を開始する。さらに、それと同時に各感光体40Y,40C,40M,40Kが回転を開始して、その各感光体上にイエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(K)の各単色トナー画像を形成する動作を開始する。そして、その各感光体上に形成された各色のトナー画像は、図5で時計回り方向に回動する中間転写ベルト10上に重ね合わせて順次転写されていき、フルカラーの合成カラー画像が形成される。
一方、上述したスタートキーの押下により、給紙テーブル2内の選択された給紙段の給紙ローラ42が回転し、ペーパーバンク43の中の選択された1つの給紙カセット44からシートPが繰り出され、それが分離ローラ45により1枚に分離されて給紙路46に搬送される。そのシートPは、搬送ローラ47により装置本体1内の給紙路48に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止する。
また、手差し給紙の場合には、手差しトレイ51上にセットされたシートPが給紙ローラ50の回転により繰り出され、それが分離ローラ52により1枚に分離されて手差し給紙路53に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止状態になる。そのレジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、一旦停止状態にあったシートPを中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に送り込む。そして、そのシートP上に2次転写装置22でカラー画像が転写される。
そのカラー画像が転写されたシートPは、搬送装置としての機能も有する2次転写装置22により定着装置25へ搬送され、そこで熱と加圧力が加えられることにより転写されたカラー画像が定着される。その後、そのシートPは、切換爪55により排出側に案内され、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されて、そこにスタックされる。また、両面コピーモードが選択されているときには、片面に画像を形成したシートPを切換爪55によりシート反転装置28側に搬送し、そこで反転させて再び転写位置へ導き、今度は裏面に画像を形成した後に、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出する。
図2は、実施の形態1に係る画像処理装置のブロック構成を示す図である。実施の形態1に係る画像処理装置は、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、メール機能、ファイル転送機能等を備えている。実施の形態1に係る画像処理装置は、画像データの読み取りおよび印字出力を行うためのエンジン部100と、画像処理装置の動作を制御するコントローラ200と、ファクシミリ通信を行うためのFCU(ファクシミリ送信手段)300とを備えている。
エンジン部100は、CPU110と、画像読み取り部(スキャナ3)120、画像記録部130と、ASIC−E(第1の画像処理部)140とを備えている。
CPU110は、エンジン部100の全体動作を制御する。画像読み取り部120は、CCD光電変換素子からなるカラーラインセンサと、A/Dコンバータと、それらの駆動回路とを具備し、セットされた原稿をスキャンすることで原稿の濃淡情報をRGB各8ビットからなるRGB画像データとして出力する。画像記録部130は、CMYK画像データを受け取ると、レーザービームを用いた電子写真プロセスを使って、転写紙に受け取った画像データを出力する。
ASIC−E140は、スキャナ画像処理部141と、プリンタ画像処理部142と、画像I/F部143とを備えている。スキャナ画像処理部141は、画像読み取り部120で読み取られたRGB画像データに対して、シェーディング補正、フィルタ処理、色補正処理、変倍処理、γ補正等のスキャナ画像処理を行う。プリンタ画像処理部142は、CMYK画像データを受け取ると、誤差拡散方法やプリンタγ変換等のプリンタ画像処理を施して画像記録部130に出力する。画像I/F部143は、コントローラ200およびFCU300と画像データ等の送受信を行うためのインターフェィスであり、PCI等の汎用バスやビデオI/F等で構成される。
コントローラ200は、CPU210と、NB211と、SB212と、MEM−P(メモリ)220と、ASIC−D(スキャナ送信手段)250と、操作部260と、ASIC−Cと、ハードディスク装置280と、MEM−C(メモリ)290とを備えている。
CPU210は、画像処理装置の全体制御を行うものであり、NB211、MEM−P(メモリ)220およびSB212からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB211は、CPU210とMEM−P220、SB212とを接続するためのブリッジである。MEM−P220は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROMやRAMとからなる。SB212は、NB211とASIC−D250とを接続するためのブリッジである。
ASIC−D250は、ROM230や操作部230等の各種デバイス、および外部I/Fと接続するためのインターフェイス回路であり、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(the Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394インターフェイス等が接続される。画像処理装置は、ASIC−D250を介して、外部機器(PC等)とデータ通信可能に構成されている。
操作部240は、操作者が画像処理装置の各種設定や動作指示を行うためのユーザインターフェイスであり、操作入力情報をASIC−D250を介してCPU210に送信する。操作部240は、キーボード(スタートキー、テンキー等のメカキー)と液晶タッチパネル操作表示部とを備えている。液晶タッチパネル操作表示部でコピーモード、プリンタモード、送信モード(スキャナ・ファクシミリ同報送信、ファックス、インターネットファックス、メール送信、フォルダ転送)が選択された後、スタートキーが押下されると、選択されたモードが実行される。
ASIC−C270は、画像データの回転を行う回転器271と、画像データの編集
を行う編集器272と、MEM−C290やハードディスク装置280のリード/ライトを制御するメモリコントローラ273とを備えている。
MEM−C290は、送信用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリである。ハードディスク装置280は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストーレジである。
FCU300は、CPU310と、ASIC−F320と、通信制御部330と、MEM−F340とを備えている。CPU310は、FCU300の動作を制御する。ASIC−F320は、画像データの圧縮処理/伸張処理を行う圧縮伸張部322と、画像I/F部321と、を備えている。MEM−F340は、送信すべき画像データおよび受信した画像データ等を一時的に格納するバッファメモリである。通信制御部330は、外部のファクシミリ装置とのファクシミリ通信を制御する。
図3−1〜図3−3は、操作部240の送信設定画面(第1の選択手段)の表示例を示す図である。同図において、選択されたボタンは斜線で示している。操作部240で送信モードが選択された場合には、液晶タッチパネル操作表示部に送信設定画面が表示される。同画面では、図3−1〜図3−3に示すように、送信種別を選択するためのボタン{(1)「全あて先(スキャナ・ファクシミリ同報送信)」、(2)「ファックス(FAX(G3/G4))」、(3)「インターネットファックス(I−FAX)」、(4)「メール(scan to E−mail)」、(5)「フォルダ(scan to Folder)」}と、選択された送信種別について、登録されている宛先を選択および検索するための欄と、ユーザによって選択された宛先が表示される宛先表示欄と、読み取り条件設定画面を表示するための「読み取り条件」ボタンと、を備えている。
(1)「全あて先(スキャナ・ファクシミリ同報送信)」が選択された場合には、ユーザが指定した複数の宛先(スキャナ送信の宛先、ファクシミリ送信の宛先)に、スキャナ・ファクシミリの同報送信が行われる。(2)「ファックス(FAX(G3/G4))」、(3)「インターネットファックス(I−FAX)」が選択された場合は、ファクシミリ送信が行われる。(4)「メール(scan to E−mail)」、(5)「フォルダ(scan to Folder)」}が選択された場合には、スキャナ送信が行われる。
図3−1は、(2)「ファックス(FAX(G3/G4))が選択された場合の画面表示例を示している。同図に示す例では、東京営業所[0001]が宛先として選択されており、東京営業所[0001]のFAX番号が宛先表示欄に表示されている。不図示のスタートボタンが押下されると、東京営業所[0001]のFAX番号にファクシミリ送信が行われる。
図3−2は、(4)「メール(scan to E−mail)」が選択された場合の画面表示例を示している。同図に示す例では、田中[0021]が宛先として選択されており、田中[0021]のメールアドレスが宛先表示欄に表示されている。不図示のスタートボタンが押下されると、田中[0021]のメールアドレスにスキャナ送信が行われる。
図3−3は、(1)「全あて先(スキャナ・ファクシミリ同報送信)」が選択された場合の画面表示例を示している。全あて先(スキャナ・ファクシミリ同報送信)では、複数の宛先(スキャナ送信の宛先、ファクシミリ送信の宛先)を選択して、スキャナ・ファクシミリの同報送信が可能となっている。同図に示す例では、東京営業所[0001]、田中[0021]が宛先として選択されており、東京営業所[0001]のFAX番号、田中[0021]のメールアドレスが宛先表示欄に表示されている。不図示のスタートボタンが押下されると、東京営業所[0001]のFAX番号にファクシミリ送信が行われると共に、田中[0021]のメールアドレスにスキャナ送信が行われる。
図4−1〜図4−3は、読み取り条件設定画面(第2の選択手段)の表示例を示す図である。「読み取り条件」ボタンが選択されると、読み取り条件設定画面が表示される。読み取り条件設定画面は、解像度のサブ設定画面を表示するための「解像度」ボタン、原稿種類のサブ設定画面を表示するための「原稿種類」ボタン、編集のサブ設定画面を表示するための「編集ボタン」を備えている。
図4−1は、「解像度」ボタンが選択された場合の解像度のサブ設定画面の表示例を示す図である。同図では、ファックス・インターネットファックスの解像度を設定するための解像度設定ボタン{ふつう字(主200dpi×副100dpi)、小さな字(主200dpi×副200dpi)、微細字(主400dpi×副400dpi)}と、メール・フォルダの解像度を設定するための解像度設定ボタン{100dpi、200dpi、
300dpi、400dpi、600dpi}を備えている。
すなわち、ファックス・インターネットファックス(ファクシミリ送信)の場合は、主200dpi×副100dpi、主200dpi×副200dpi、主400dpi×副400dpiの3種類の解像度の設定が可能となっている。また、メール・フォルダの場合(スキャナ送信)は、主100×副100dpi、主200×副200dpi、主300×副300dpi、主400×副400dpi、主600×副600dpiの5種類の解像度の設定が可能となっている。
図4−2は、「原稿種類」ボタンが選択された場合の原稿種類のサブ設定画面の表示例を示す図である。原稿種類のサブ設定画面は、ファックス・インターネットファックスの送信する原稿種類を設定するための原稿種類設定ボタン{文字(モノクロ2値)、文字・写真(モノクロ2値)、写真(モノクロ2値)}と、メール・フォルダの送信するモノクロ原稿を設定するためのモノクロ原稿設定ボタン{文字(モノクロ2値)、文字・写真(モノクロ2値)、写真(モノクロ2値)、グレースケール}と、メール・フォルダの送信するカラー原稿を設定するためのカラー原稿設定ボタン{自動カラー選択、フルカラー、8色カラー}を備えている。
すなわち、ファックス・インターネットファックスの場合(ファクシミリ送信)の場合には、送信する画像の種類として、モノクロ2値の文字、モノクロ2値の写真、モノクロ2値の文字・写真の3種類が選択可能となっている。また、メール・フォルダの場合(スキャナ送信)の場合、モノクロ2値の文字、モノクロ2値の写真、モノクロ2値の文字・写真、グレースケール画像、RGBフルカラー画像、RGB8色カラー画像の6種類の画像が選択可能となっている。
図4−3は、「編集」ボタンが選択された場合の編集サブ設定画面の表示例を示す図である。編集サブ設定画面は、メール・フォルダの枠消去を選択するためのボタンを備えている。
上記選択された原稿種類、解像度、および編集(修正)内容の条件は、CPU210によりスキャナ画像処理部141に設定され、スキャナ画像処理部141では設定された条件に従って画像処理が行われる。なお、編集サブ設定画面では、枠消去についてのみユーザが選択可能となっているが、他の編集(修正)内容である画像のシフト(センタリング等)については、CPU210が送信種別に応じて、スキャナ画像処理部141にパラメータを設定する。
図5は、画像フォーマットの例を示す図である。同図において、(a)はスキャナアプリの2値データを示している。(b)はスキャナアプリのRGBフルカラーデータを示している。(c)はコピーアプリのCMYKフルカラーデータを示している。(d)はスキャナアプリの2値データを示している。(e)はスキャナ・ファクシミリ同報送信のRGBデータ+2値化Kデータを示している。(f)はスキャナ・ファクシミリ同報送信のRGBデータ+PRCK_K(黒パッキング)を示している。(g)はスキャナ・ファクシミリ同報送信のGS1+2値化K2を示している。(h)はスキャナ・ファクシミリ同報送信の2値化K1+2値化K2を示している。
図6−1〜図6−3は、図2のスキャナ画像処理部141の機能構成図である。図6−1は、スキャナ・ファクシミリ同報送信処理をする場合に、スキャナ送信処理でRGBフルカラー画像またはRGB8色カラー画像を生成し、ファクシミリ送信処理でモノクロ2値画像を生成する場合を示している。図6−2は、スキャナ・ファクシミリ同報送信処理をする場合に、スキャナ送信処理でグレースケール画像またはモノクロ2値画像を生成し、ファクシミリ送信処理でモノクロ2値画像を生成する場合を示している。図6−3はコピー処理をする場合に、CMYK画像を生成する場合を示している。
スキャナ画像処理部141は、図6−1〜図6−3に示すように、シェーディング補正部400と、絵・文字分離部401と、フィルタ処理部402と、有彩・無彩判定部403と、色補正部404と、第1変倍部(解像度変換手段)405,406と、第2変倍部(解像度変換手段)407,408と、γ補正部409〜412と、パッキング部413と、2値化部414と、画像選択部415と、第1シフト部(画像修正手段)416と、第2シフト部(画像修正手段)417と、正転/反転部418〜421とを備えている。
図6−1を参照して、スキャナ・ファクシミリ同報送信処理をする場合に、スキャナ送信処理でRGBフルカラー画像またはRGB8色カラー画像を生成し、ファクシミリ送信処理でモノクロ2値画像を生成する場合のスキャナ画像処理部141の動作を説明する。
同図において、シェーディング補正部400は、画像読み取り部120から入力されるRGB画像データに対してシェーディング補正を行い、シェーディング補正後のRGB画像データを絵・文字分離部401、フィルタ処理部402、および有彩・無彩判定部403に出力する。
絵・文字分離部401は、RGB画像データの各画素に対して、絵柄か文字かを判定して、像域分離信号SEPをフィルタ処理部402に出力する。フィルタ処理部402は、RGB画像データを像域分離信号SEPに応じて、フィルタ処理を施して、色補正部304に出力する。
有彩無彩判定部403は、RGB画像データが有彩であるか無彩であるかを判定して判定結果(有彩「H」、無彩「L」)を出力する。
色補正部404は、R,G,B画像データをスルー若しくはsRGB画像への変換を行った後、第1変倍部405に出力し、また、R,G,B画像データに基づいてモノクログレースケール画像GSを生成して、モノクログレースケール画像GSを第2変倍部407に出力し、また、像域分離信号SEPを第1変倍部406,第2変倍部408に出力する。
第1変倍部405,406および第2変倍部407,408は、CPU210により解像度および変倍率(画像サイズ)が設定される。第1変倍部405,406と第2変倍部407,408とは、個別に解像度および変倍率の設定が可能となっている。第1変倍部405は、R,G,B画像データを、設定された解像度および画像サイズに変換して、γ補正部409〜411に出力する。第1変倍部406は、像域分離信号SEPを、設定された解像度および画像サイズに変換して、変換された像域分離信号SEP−1をγ補正部409〜411および2値化部414に出力する。第2変倍部408は、像域分離信号SEPを、設定された解像度および画像サイズに変換して、変換された像域分離信号SEP−2をγ補正部412および2値化部414に出力する。第2変倍部407は、モノクログレースケール画像GSを、設定された解像度および画像サイズに変換して、γ補正部412に出力する。
γ補正部409〜412は、R,G,B画像データに対して、像域分離信号SEP−1に応じて、それぞれγ補正を行い、γ補正したR,G,B画像データを版毎に2値化部414および画像選択部415に出力する。γ補正部412は、モノクログレー画像データGSに対して、像域分離信号SEP−2に応じてγ補正を行って2値化部414に出力する。
2値化部414は、R、G、B画像データ及びグレースケール画像データGSを2値化処理し、2値化R,G,B,K画像データを画像選択部415に出力するとともに、2値化K画像データをパッキング部413に出力する。2値化部414では、像域分離信号SEP1,2に基づいて、画素が文字部の場合には固定閾値、画素が絵柄部の場合は、ディザ法、誤差拡散法、またはディザ&誤差拡散法による2値化を行って2値画像を生成する。パッキング部413は、2値化K画像データをパッキングして、パッキング2値化K画像データPACK_Kを画像選択部415に出力する。
画像選択部415は、CPU210による設定に従って、コントローラ200へ出力する画像データを選択し、選択したスキャナ送信用画像(R,G,B画像データ、または2値化R、G、B画像データ)を第1シフト部416に、選択したファクシミリ送信用画像(モノクログレースケール画像データGS、2値化K画像データ、またはパッキング2値化K画像データPACK_K)を第2シフト部417に出力する。
第1シフト部416と、第2シフト部417は、画像に対して修正処理(画像シフト(センタリング等)、枠消去等)を行うものであり、CPU210により画像シフト位置・シフト量/枠消去の有無が設定され、両者は個別に設定可能となっている。第1シフト部416は、スキャナ送信用画像(R,G,B画像データ、または2値化R、G、B画像データ)に対して、修正処理を施して正転/反転回路418〜420を介して、画像I/F143に出力する。第2シフト部417は、ファクシミリ送信用画像(モノクログレースケール画像データGS、2値化K画像データ、またはパッキング2値化K画像データPACK_K)に対して、修正処理を施して、正転/反転回路421を介して画像I/F143に出力する。ここで、R,G,B画像は輝度データで扱うため、正転/反転回路418〜420では画像の階調を反転させない。また、モノクログレースケール画像、モノクロ2値画像は、濃度データとして扱うため、正転/反転回路421は、画像の階調を反転させる。
図7は、第1シフト部416および第2シフト部417の処理を説明するための説明図である。同図に示す例では、第1シフト部416は、スキャナ送信用画像に対して、枠消去を施し、第2シフト部417は、ファクシミリ送信用画像に対して、センタリングを施した場合を示している。
スキャナ画像処理部141で処理されたスキャナ送信用画像(R,G,B画像データ、または2値化R、G、B画像データ)は、画像I/F部143を介して、コントローラ200のMEM−C290に蓄積される。また、スキャナ画像処理部141で処理されたファクシミリ送信用画像(モノクログレースケール画像データGS、2値化K画像データ、またはパッキング2値化K画像データPACK_K)は、画像I/F143を介して、FCU300のMEM−F340に蓄積される。
図6−2を参照して、スキャナ・ファクシミリ同報送信処理をする場合に、スキャナ送信処理でグレースケール画像またはモノクロ2値画像を生成し、ファクシミリ送信処理でモノクロ2値画像を生成する場合のスキャナ画像処理部141の動作を説明する。図6−1と同じ処理を行う部分の説明は省略する。
同図において、色補正部404は、R,G,B画像データをスルー若しくはsRGB画像への変換を行うと共に、R,G,B画像データに基づいてモノクログレースケール画像GS1,GS2を生成し、R画像データ,モノクログレースケール画像GS1,B画像データをそれぞれ第1変倍部405に出力し、また、モノクログレースケール画像GS2を第2変倍部407に出力し、また、像域分離信号SEPを第1変倍部406,第2変倍部408に出力する。
第1変倍部405,406および第2変倍部407,408は、CPU210により解像度および変倍率(画像サイズ)が設定される。第1変倍部405,406と第2変倍部407,408とは、個別に解像度および変倍率の設定が可能となっている。第1変倍部405は、R,GS1,B画像データを、設定された解像度および画像サイズに変換して、γ補正部409〜411に出力する。第1変倍部406は、像域分離信号SEPを、設定された解像度および画像サイズに変換して、変換された像域分離信号SEP−1をγ補正部409〜411および2値化部414に出力する。第2変倍部408は、像域分離信号SEPを、設定された解像度および画像サイズに変換して、変換された像域分離信号SEP−2をγ補正部412および2値化部414に出力する。第2変倍部407は、モノクログレースケール画像GS2を、設定された解像度および画像サイズに変換して、γ補正部412に出力する。
γ補正部409〜411は、R,GS1,B画像データに対して、像域分離信号SEP−1に応じて、それぞれγ補正を行い、γ補正したR,GS1,B画像データを版毎に2値化部414および画像選択部415に出力する。γ補正部412は、モノクログレースケール画像データGS2に対して、像域分離信号SEP−2に応じてγ補正を行って2値化部414に出力する。
2値化部414は、R、GS1、B画像データ及びモノクログレースケール画像データGS2を2値化処理し、2値化R,K1,B,K2画像データを画像選択部415に出力するとともに、2値化K2画像データをパッキング部413に出力する。パッキング部413は、2値化K2画像データをパッキングして、パッキング2値化K画像データPACK_Kを画像選択部415に出力する。
画像選択部415は、CPU210による設定に従って、コントローラ200へ出力する画像データを選択し、選択したスキャナ送信用画像(R,GS1,B画像データ、または2値化R、K1、B画像データ)を正転/反転部418〜420を介して、第1シフト部416に出力し、また、選択したファクシミリ送信用画像(モノクログレースケール画像データGS2、2値化K2画像データ、またはパッキング2値化K画像データPACK_K)を正転/反転部421を介して、第2シフト部417に出力する。
ここで、R,G,B画像は輝度データで扱うため、正転/反転回路418,420は、は画像の階調を反転させない。また、モノクログレースケール画像、モノクロ2値画像は、濃度データとして扱うため、正転/反転回路419,421は、画像の階調を反転させる。
第1シフト部416は、スキャナ送信用画像(R,GS1,B画像データ、または2値化R、K1、B画像データ)に対して、修正処理を施して画像I/F143に出力する。第2シフト部417は、ファクシミリ送信用画像(モノクログレースケール画像データGS2、2値化K2画像データ、またはパッキング2値化K2画像データPACK_K)に対して、画像I/F143に出力する。
スキャナ画像処理部141で処理されたスキャナ送信用画像(R,GS1,B画像データ、または2値化R、K1、B画像データ)は、画像I/F部143を介して、コントローラ200のMEM−C290に蓄積される。また、スキャナ画像処理部141で処理されたファクシミリ送信用画像(モノクログレースケール画像データGS2、2値化K2画像データ、またはパッキング2値化K画像データPACK_K)は、FCU300のMEM−F340に蓄積される。
図6−3を参照して、コピー時の処理(YMCK画像生成)を説明する。図6−1と同じ処理を行う部分の説明は省略する。同図において、色補正部404は、R,G,B画像データをCMYK画像への変換し、それぞれ第1変倍部405,第2変倍部407に出力し、また、像域分離信号SEPを第1変倍部406および第2変倍部408に出力する。
第1変倍部405,406、第2変倍部407,408は、CPU210により解像度および変倍率が設定される。第1変倍部405は、C,M,Y画像データを、設定された解像度および画像サイズに変換して、γ補正部409〜411に出力する。第1変倍部406は、像域分離信号SEPを、設定された解像度および画像サイズに変換して、変換された像域分離信号SEP−1をγ補正部409〜411および2値化部414に出力する。第2変倍部407は、像域分離信号SEPを、設定された解像度および画像サイズに変換して、変換された像域分離信号SEP−2をγ補正部412および2値化部414に出力する。第2変倍部407は、K画像データを、設定された解像度および画像サイズに変換して、γ補正部412に出力する。
γ補正部409〜412は、C,M,Y画像データに対して、像域分離信号SEP−1に応じて、それぞれγ補正を行い、γ補正したC,M,Y画像データを版毎に2値化部414および画像選択部415に出力する。γ補正部412は、K画像データに対して、像域分離信号SEP−2に応じてγ補正を行って2値化部414に出力する。
2値化部414は、C、M、Y画像データ及びK画像データを2値化処理し、2値化R,G,B,K画像データを画像選択部415に出力する。
画像選択部415は、CPU210の設定に従って、コントローラ200へ出力する画像データを選択し、選択したCMY系画像(C,M,Y画像データ、または2値化C、M、Y画像データ)および選択したK系画像(K画像データ、または2値化K画像データ)は、正転/反転部418〜421および第1シフト部416,第2シフト部417をスルーして、画像I/F143を介して、コントローラ200のMEM−C290に蓄積される。
つぎに、上記図2の構成の画像処理装置の印刷処理、スキャナ送信処理、ファクシミリ送信処理、スキャナ・ファクシミリ同報送信処理の全体動作の概略を説明する。
[印刷処理]
印刷動作時には、コントローラ200のMEM−C290に蓄積されたC,M,Y,K画像は、画像I/F部143を介して、プリンタ画像処理部142に転送される。C,M,Y,K画像は、画像処理部116でプリンタγ補正、階調処理、枠処理等が施された後、画像記録部130で記録紙に印刷される。
[スキャナ送信処理]
PC等から指示を受けたり、ユーザが操作部240で送信先、原稿種類、および送信解像度等を設定してスキャナ送信を行う場合には(図3−2、図4−1〜図4−2参照)、画像読み取り部120で原稿の画像を読み取り、スキャナ画像処理部141による画像処理後、画像I/F部143を経由してコントローラ200のMEM−C290に蓄積される。MEM−C290に蓄積された画像は、CPU210によってTIFF形式やJPEG形式等の画像データに変換された後、ASIC−D250を介してPCに送信される。この場合、RGB画像の場合にはJPEG形式に、モノクロ画像の場合はTIFF形式に変換する。
[ファクシミリ送信処理]
ユーザが操作部240で送信先、原稿種類、および送信解像度等を設定してスキャナ送信を行う場合には(図3−1、図4−1〜図4−3参照)、画像読み取り部120で原稿の画像を読み取り、スキャナ画像処理部141の画像処理後、画像I/F部143を経由して、FCU300のMEM−F340に転送されて蓄積される。MEM−F340に蓄積された画像は、圧縮伸張器321で、MH、MR、MMR、JBIG等の符号化処理が施された後、通信制御部330により相手先に送信される。
[スキャナ・ファクシミリ同報送信処理]
図8は、スキャナ・ファクシミリ同報送信の動作の概略を説明するための図である。同図において、波線はスキャナ・ファクシミリ同報送信を行う場合の画像データの経路を示している。ここでは、PCへのスキャナ送信とFAX端末へのファクシミリ送信とを同時に行う場合の動作の概略について説明する。
ユーザは、操作部240の送信設定画面で、全あて先(スキャナ・ファクシミリ同報送信)」を選択した後、スキャナ送信の宛先(ここでは、PCのフォルダとする)、ファクシミリ送信の宛先を選択し(図3−3参照)、読み取り条件設定画面で、スキャナ送信およびファクシミリ送信の解像度、画像種類、編集内容(修正内容)を選択した後(図4−1〜図4−3参照)、スタートボタンを押下する。CPU210は、操作部240で選択された送信解像度、原稿種類、編集内容(修正内容)に応じて、スキャナ画像処理部141にパラメータを設定する。
同図において、まず、画像読み取り部120で原稿のRGB画像データが読み取られ、このRGB画像データは、スキャナ画像処理部141に入力し、シェーディング補正およびフィルタ処理が行われる。この後、スキャナ送信処理とファクシミリ送信処理が並行して行われる。
スキャナ送信処理では、フィルタ処理後のRGB画像データが、色補正部404でスルー若しくはsRGB画像に変換された後、スキャナ送信用の解像度および変倍率が設定されている第1変倍部405,406によって解像度変換・変倍が行われ、さらに、スキャナ送信用の編集内容が設定されている第1シフト部416で画像の修正が行われた後、画像I/F部143を経由してコントローラ200のMEM−C290に蓄積される。MEM−C290に蓄積された画像データは、CPU210によってTIFF形式やJPEG形式等に変換された後、ASIC−D250を介してPCに送信される。
ファクシミリ送信処理では、色補正部404でRGB画像からモノクログレースケール画像に変換され、ファクシミリ送信用の送信解像度に応じた変倍率が設定されている第2変倍部407,408によって解像度変換・変倍が行われ、2値化部414で2値化画像が生成された後、スキャナ送信用の編集内容が設定されている第2シフト部417で画像の修正が行われた後、FCU300のMEM−F340に転送されて蓄積される。MEM−F340に蓄積された画像は、圧縮伸張器321で、MH、MR、MMR、JBIG等の符号化処理が施された後、通信制御部330により相手先に送信される。
ここで、ファクシミリ送信の場合には、画像をセンタリングして送る場合が多いため、画像シフト量としてスキャナ送信とは、異なる設定がなされる。また、RGBフルカラー画像は画像データの容量が大きいため、JPEG形式の画像フォーマットに変換し、また、モノクログレースケール画像およびモノクロ2値画像は、比較的画像データの容量は少なく可逆圧縮が適しているため、TIFF形式の画像フォーマットに変換する。このため、画像の論理については、上述したように、RGB画像では輝度データで扱い階調を反転せずにスキャナ送信し、モノクログレースケール画像、モノクロ2値画像では、階調反転して濃度データでスキャナ送信またはファクシミリ送信する。
実施の形態1によれば、操作部240でスキャナ・ファクシミリ同報送信が選択された場合には、スキャナ画像処理部141では、色補正部404で、原稿のカラー画像に基づいて、モノクロ画像を生成し、第1変倍部405,406および第2変倍部407,408では、それぞれカラー画像およびモノクロ画像に対して、並列(略同時に)かつ個別に変倍・解像度変換を施し、第1シフト部416および第2シフト部417は、カラー画像およびモノクロ画像に対して、それぞれ並列(略同時)かつ個別に画像修正(画像シフト、枠消去)を行うこととしたので、ファクシミリ送信用およびスキャナ送信用の画像を同時に生成することができ、ファクシミリ送信およびスキャナ送信を1回の操作で、簡単に行うことが可能となる。
また、実施の形態1によれば、ファクシミリ送信用およびスキャナ送信用の画像をそれぞれ同時に送信することとしたので、原稿の読み取りからスキャナ・ファクシミリ同報送信までを高速に行うことが可能となる。
また、実施の形態1によれば、スキャナ送信画像として、モノクロ2値画像、モノクロスケール画像、RGBフルカラー画像、またはRGB8色カラー画像のいずれかをユーザが操作部240で選択可能としたので、ユーザが所望の種類の画像をスキャナ送信することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、カラー画像とモノクロ画像とを異なる階調で送信を行うこととしたので、カラー画像を輝度データで扱い、モノクロ画像を濃度データで扱うことが可能となる。
なお、スキャナ・ファクシミリ同報送信の場合、送信解像度および画像種類が同じ場合には、いずれか一方の画像をスキャナ送信およびファクシミリ送信することにしてもよい。例えば、スキャナ送信画像が、モノクログレースケール画像またはモノクロ2値画像の場合、画像選択部415において、2値化K1への出力に2値化K2の画像データまたはGS1の出力にGS2を出力するように設定し、ファクシミリ送信用およびスキャナ送信用の画像データとして、第2変倍部407、第2シフト部417を経由した画像データを出力することにしてもよい。これにより、スキャナ処理部141の設定を単純化することが可能となる。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2に係る画像処理装置の動作の概略を説明するための図である。同図において、波線はファクシミリ送信を行う場合の画像データの経路を示している。実施の形態2では、ファクシミリ送信が選択された場合に、ファクシミリ送信と並列して原稿のRGB画像を蓄積手段に蓄積して、原稿画像の保存を行う構成である。
同図において、操作部240の送信設定画面で、「ファックス」を選択した後(図3−1参照)、ファクシミリ送信の宛先を選択し、読み取り条件設定画面で、ファクシミリ送信の解像度、画像種類、編集内容(修正内容)を選択する(4−1〜図4−3参照)。
CPU210は、ファクシミリ送信の解像度、原稿種類に応じて、スキャナ画像処理部141にパラメータの設定を行う。まず、画像読み取り部120では、原稿のRGB画像データが読み取られ、このRGB画像データは、スキャナ画像処理部141に入力し、シェーディング補正およびフィルタ処理が行われる。この後、ファクシミリ送信処理と原稿画像保存処理が並行して行われる。
ファクシミリ送信処理では、色補正部404でRGB画像からモノクログレースケール画像に変換され、ファクシミリ送信用の送信解像度に応じた変倍率が設定されている第2変倍部407,408によって解像度変換・変倍が行われ、2値化部414で2値化画像が生成された後、スキャナ送信用の編集内容が設定されている第2シフト部417で画像の修正が行われた後、FCU300のMEM−F340に転送されて蓄積される。MEM−F340に蓄積された画像は、圧縮伸張器321で、MH、MR、MMR、JBIG等の符号化処理が施された後、通信制御部330により相手先に送信される。
原稿画像保存処理では、フィルタ処理後のRGB画像データが、画像Noまたはファイル名が付されてハードディスク装置280に蓄積される。
実施の形態2によれば、ファクシミリ送信と同時に、ハードディスク装置280に原稿のRGB画像を蓄積することとしたので、原稿画像の保存を行うことが可能となる。
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3に係る画像処理装置の構成例を示す図である。図2と同等機能を有する部位には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。実施の形態3では、蓄積手段に蓄積されているRGB画像をスキャナ・ファクシミリ同報送信する場合について説明する。実施の形態3に係る画像処理装置は、同図に示す如く、ハードディスク装置280に蓄積されたRGB画像に基づいて、スキャナ送信用画像およびファクシミリ送信用画像を同時に生成可能な第2の画像処理部500を備えている。
図11は、実施の形態3に係るスキャナ処理部141の構成例を示す図である。図12は、実施の形態3に係る第2の画像処理部の構成例を示す図である。図11および図12において、図4と同等機能を有する部位には同一符号を付してある。
実施の形態3では、実施の形態1のスキャナ画像処理部141の各部を分離した構成となっている。実施の形態3に係るスキャナ画像処理部141は、同図に示すように、図6のシェーディング補正部400を備えている。操作画面で文書蓄積ボタンが押下されると、画像読み取り装置120で読み取られたRGB画像がスキャナ画像処理部141でシェーディング補正された後、画像N0またはファイル名が付されてハードディスク装置280に蓄積される。
実施の形態3に係る第2の画像処理部500は、図12に示すように、絵・文字分離部401と、フィルタ処理部402と、有彩・無彩判定部403と、色補正部404と、第1変倍部(解像度変換手段)405,406と、第2変倍部(解像度変換手段)407,408と、γ補正部409〜412と、パッキング部413と、2値化部414と、画像選択部415と、第1シフト部(画像修正手段)416と、第2シフト部(画像修正手段)417と、正転/反転部418〜421とを備えている。
図9を参照して、スキャナ・ファクシミリ同報送信の動作の概略を説明する。同図において、波線はスキャナ・ファクシミリ同報送信を行う場合の画像データの経路を示している。ここでは、PCへのスキャナ送信とFAX端末へのファクシミリ送信とを同時に行う場合の動作の概略について説明する。操作画面の蓄積文書指定ボタンで蓄積文書を指定した後、実施の形態1と同様にして、スキャナ送信の宛先(ここでは、PCのフォルダとする)、ファクシミリ送信の宛先およびスキャナ送信およびファクシミリ送信の解像度、画像種類、編集内容(修正内容)を選択する。CPU210は、それぞれの送信解像度、原稿種類、編集内容に応じて、第2の画像処理部500にパラメータの設定を行う。
図9において、指定されたRGB画像が、ハードディスク装置280から読み出されて第2の画像処理部500に入力し、フィルタ処理部402でフィルタ処理が行われる。この後、第2の画像処理部500でスキャナ送信処理とファクシミリ送信処理が並行して行われる。
スキャナ送信処理では、フィルタ処理後のRGB画像データが、色補正部404でスルー若しくはsRGB画像に変換された後、スキャナ送信用の解像度および変倍率が設定されている第1変倍部405,406によって解像度変換・変倍が行われ、さらに、スキャナ送信用の編集内容が設定されている第1シフト部416で画像の修正が行われた後、CPU210によってTIFF形式やJPEG形式等に変換され、ASIC−D250を介してPCに送信される。
ファクシミリ送信処理では、色補正部404でRGB画像からモノクログレースケール画像に変換され、ファクシミリ送信用の送信解像度に応じた変倍率が設定されている第2変倍部407,408によって解像度変換・変倍が行われ、2値化部414で2値化画像が生成された後、スキャナ送信用の編集内容が設定されている第2シフト部417で画像の修正が行われた後、FCU300のMEM−F340に転送されて蓄積される。そして、MEM−F340に蓄積された画像は、圧縮伸張器321で、MH、MR、MMR、JBIG等の符号化処理が施された後、通信制御部330により相手先に送信される。
実施の形態3によれば、第2の画像処理部500は、ハードディスク装置280に蓄積されているRGB画像に基づいて、スキャナ送信用画像およびファクシミリ送信用画像を並列(同時に)して生成することとしたので、蓄積手段に蓄積されているRGB画像に基づいて、ファクシミリ送信用およびスキャナ送信用の画像を同時に生成することが可能となる。
(プログラム)
なお、本発明の画像処理装置は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から構成される装置(ホストコンピュータ等)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、上述した画像処理装置の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(または、CPU、MPU、DSP)が記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することによっても達成することが可能である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した画像処理装置の機能を実現することになり、そのプログラムコードまたはそのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記録媒体としては、FD、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ、ROMなどの光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、半導体記録媒体を使用することができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した画像処理装置の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明に係る画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムは、MFP(デジタル複合機)等の画像形成装置に有用である。
実施の形態1に係る画像処理装置のメカ構成を示す図である。 実施の形態2に係る画像処理装置のブロック構成を示す図である。 操作部の送信設定画面の表示例(その1)を示す図である。 操作部の送信設定画面の表示例(その2)を示す図である。 操作部の送信設定画面の表示例(その3)を示す図である。 操作部の読み取り条件設定画面の表示例(その1)を示す図である。 操作部の読み取り条件設定画面の表示例(その2)を示す図である。 操作部の読み取り条件設定画面の表示例(その3)を示す図である。 画像フォーマットの例を示す図である。 スキャナ画像処理部の機能構成図(その1)である。 スキャナ画像処理部の機能構成図(その2)である。 スキャナ画像処理部の機能構成図(その3)である。 第1シフト部および第2シフト部の処理を説明するための説明図である。 スキャナ・ファクシミリ同報送信の動作の概略を説明するための図である。 実施の形態2に係る画像処理装置を説明するための図である。 実施の形態3に係る画像処理装置を説明するための図である。 スキャナ画像処理部の機能構成図である。 第2の画像処理部の機能構成図である。
符号の説明
1 画像処理装置
100 エンジン部
110 CPU
120 画像読み取り部(スキャナ)
130 画像記録部(プロッタ)
140 ASIC−E(ASIC−E)
141 スキャナ画像処理部
142 プリンタ画像処理部
143 画像I/F部
200 コントローラ
210 CPU
211 NB
212 SB
220 MEM−P(メモリ)
230 ROM
240 操作部
250 ASIC−D(I/F部)
270 ASIC−C
271 回転器
272 編集器
273 メモリコントローラ
280 ハードディスク装置
290 MEM−C(メモリ)
300 FCU(ファクシミリユニット)
310 CPU
320 ASIC−F
321 圧縮伸張部
322 画像I/F部
330 通信制御部
400 シェーディング補正部
401 絵・文字分離部
402 フィルタ処理部
403 有彩・無彩判定部
404 色補正部
405,406 第1変倍部(解像度変換手段)
407,408 第2変倍部(解像度変換手段)
409〜412 γ補正部
413 パッキング部
414 2値化部
415 画像選択部
416 第1シフト部(画像修正手段)
417 第2シフト部(画像修正手段)
418〜421 正転/反転部
500 第2の画像処理部

Claims (15)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    外部にスキャナ送信を行うためのスキャナ送信手段と、
    ファクシミリ送信を行うためのファクシミリ送信手段と、
    ユーザの操作に応じて、送信種別を選択するための第1の選択手段と、
    読み取られた画像に基づく所与の画像に対して、解像度変換を行う解像度変換手段と、
    解像度変換が行われた前記所与の画像に対して、画像の修正を行う画像修正手段と、
    記憶手段と、
    を備え、
    前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記解像度変換手段は、読み取られた画像に基づくスキャナ送信用画像とファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して解像度変換を行い、前記画像修正手段は、解像度変換が行われた前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して画像の修正を行い、
    前記第1の選択手段によりファクシミリ送信が選択された場合には、前記ファクシミリ送信手段は、前記解像度変換手段および前記画像修正手段で処理された前記ファクシミリ送信用画像をファクシミリ送信し、前記記憶手段は、読み取られた画像に基づく保存用画像を記憶することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信手段は、前記解像度変換手段および前記画像修正手段で処理された前記スキャナ送信用画像をスキャナ送信し、前記ファクシミリ送信手段は、前記解像度変換手段および前記画像修正手段で処理された前記ファクシミリ送信用画像をファクシミリ送信し、
    前記スキャナ送信と前記ファクシミリ送信とを同時に行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. さらに、ユーザの操作に応じて、送信する画像種類を選択するための第2の選択手段を備え、
    前記第2の選択手段は、前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信する画像として、モノクロ2値画像、モノクロスケール画像、RGBフルカラー画像、またはRGB8色カラー画像のいずれかを選択可能としたことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像とで、異なる階調で送信することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の選択手段は、更に、解像度変換用の解像度を選択するためのものであり、
    前記第1の選択手段によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択され、前記第2の選択手段により選択された解像度および画像種類がスキャナ送信とファクシミリ送信で同じ場合には、いずれか一方の画像をスキャナ送信およびファクシミリ送信することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像読取手段で読み取られた画像を蓄積する画像蓄積手段を備え、
    前記解像度変換手段は、前記画像蓄積手段に蓄積されている画像に基づく前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、個別に解像度変換を施し、
    前記画像修正手段は、解像度変換された前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、個別に画像位置の修正を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記画像修正手段の画像の修正は、画像位置のシフトまたは枠消去であることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 原稿の画像を読み取る画像読取工程と、
    外部にスキャナ送信を行うスキャナ送信工程と、
    ファクシミリ送信を行うファクシミリ送信工程と、
    ユーザの操作に応じて、送信種別を選択するための第1の選択工程と、
    読み取られた画像に基づく所与の画像に対して、解像度変換を行う解像度変換工程と、
    解像度変換が行われた前記所与の画像に対して、画像の修正を行う画像修正工程と、
    記憶工程と、
    を含み、
    前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記解像度変換工程では、読み取られた画像に基づくスキャナ送信用画像とファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して解像度変換を行い、前記画像修正工程では、解像度変換が行われた前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、それぞれ並列して画像の修正を行い、
    前記第1の選択工程によりファクシミリ送信が選択された場合には、前記ファクシミリ送信工程では、前記解像度変換工程および前記画像修正工程で処理された前記ファクシミリ送信用画像をファクシミリ送信し、前記記憶工程では、読み取られた画像に基づく保存用画像を記憶することを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信工程では、前記解像度変換工程および前記画像修正工程で処理された前記スキャナ送信用画像をスキャナ送信し、前記ファクシミリ送信工程では、前記解像度変換工程および前記画像修正工程で処理された前記ファクシミリ送信用画像をファクシミリ送信し、前記スキャナ送信と前記ファクシミリ送信とを同時に行うことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  10. さらに、ユーザの操作に応じて、送信する画像種類を選択するための第2の選択工程を含み、
    前記第2の選択工程では、前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信する画像として、モノクロ2値画像、モノクロスケール画像、RGBフルカラー画像、またはRGB8色カラー画像のいずれかを選択可能としたことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  11. 前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択された場合には、前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像とで、異なる階調で送信することを特徴とする請求項または請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 前記第2の選択工程では、更に、解像度変換用の解像度が選択され、
    前記第1の選択工程によりスキャナ送信およびファクシミリ送信の同報送信が選択され、前記第2の選択工程において選択された解像度および画像種類がスキャナ送信とファクシミリ送信で同じ場合には、いずれか一方の画像をスキャナ送信およびファクシミリ送信することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  13. 前記画像読取工程では、読み取った画像を画像蓄積手段に蓄積し、
    前記解像度変換工程では、前記画像蓄積手段に蓄積されている画像に基づく前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、個別に解像度変換を施し、
    前記画像修正工程では、解像度変換された前記スキャナ送信用画像と前記ファクシミリ送信用画像に対して、個別に画像の修正を行うことを特徴とする請求項8〜12のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  14. 前記画像修正工程での画像の修正は、画像位置のシフトまたは枠消去であることを特徴とする請求項〜請求項13のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  15. 請求項〜請求項14のいずれか1つに記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータが実行するためのプログラム。
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