JPH06334858A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH06334858A
JPH06334858A JP5123748A JP12374893A JPH06334858A JP H06334858 A JPH06334858 A JP H06334858A JP 5123748 A JP5123748 A JP 5123748A JP 12374893 A JP12374893 A JP 12374893A JP H06334858 A JPH06334858 A JP H06334858A
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JP
Japan
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image
image data
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reading
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Pending
Application number
JP5123748A
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English (en)
Inventor
Takashi Hasebe
孝 長谷部
Hideki Morita
秀樹 森田
Tatsuo Kumada
辰男 熊田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Publication of JPH06334858A publication Critical patent/JPH06334858A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原稿画像を読み取って得られた画像データを、
簡易な構成によって記憶・保存させ、複写作業の効率化
・高速化を図る。 【構成】画像読取り部Aで読み取った原稿の画像データ
に対して、画像処理部Bでフィルタ処理,拡大・縮小処
理,γ補正,画像領域処理などを画像形成に必要とされ
る全ての画像処理を施す。前記画像処理済みの画像デー
タは、画像形成部Cに出力される。画像形成部Cでは、
前記画像データのみを画像記憶部23に圧縮処理して記憶
させる。そして、前記画像記憶部23に記憶された画像デ
ータを後から選択的に読み出して伸長処理を施した後、
画像形成装置25に出力して画像形成を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、詳
しくは、原稿画像を光電変換により読み取り、該読み取
りで得られた画像データを一旦記憶保持させてから選択
的に読み出し、該読み出された画像データに基づいて画
像形成を行える装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、原稿を光学走査して、その光
学像をラインイメージセンサなどの光電変換素子で受光
して電気信号に変換し、更に、この電気信号をディジタ
ル化する一方、該ディジタル画像信号に変倍処理,フィ
ルタ処理,γ補正処理などの各種画像処理を施した後、
該画像処理が施された画像信号に基づいて変調されたレ
ーザによって感光体上に静電潜像を形成するよう構成さ
れたディジタル型複写機が知られている(特開昭62−
157070号公報等参照)。
【0003】ここで、前述のようなディジタル型複写機
において、原稿となる画像は多種多様であり、代表的に
は文字画像,写真画像,文字・写真の混在画像などがあ
る。そこで、読み取られた画像情報に対して各種の画像
処理を施すに当たって、画像の種別を画像データから判
定し、該判定結果に応じて画像の種別に応じた特性の画
像処理を施すことが一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
なディジタル型複写機における読取り,画像判別,画像
処理,画像形成(プリント)からなる一連の動作は、リ
アルタイムに行わせるのが一般的であり、1つの原稿を
複数枚コピーする場合には、同じ原稿をコピー枚数と同
じ回数だけ読み取って、読取り動作毎に画像処理及びプ
リント動作を繰り返すようになっている。
【0005】従って、複数の原稿をそれぞれ複数枚コピ
ーする場合であって、1つの原稿に対して1枚ずつコピ
ーさせる場合には、読取り・プリントを終えた原稿を自
動原稿搬送装置(ADF)によって読取り部にリサイク
ルする方法が採られている。尚、前述のように原稿をリ
サイクルさせて1枚ずつコピーさせ、1組ずつ仕上げる
方法は、一般にリサイクル・ドキュメント・ハンドラ
(RDH)と呼ばれている。
【0006】ここで、1つの原稿を複数枚コピーすると
きに、プリント動作をコピー枚数分だけ繰り返すことは
避けられないが、同じ原稿画像をコピー毎に読み取るこ
とは高速処理の妨げになり、特に、リサイクル・ドキュ
メント・ハンドラ(RDH)を実行させる場合には、1
回の読み取り動作毎に行われる原稿の搬送動作によって
コピー作業に時間を要することになり、また、自動原稿
搬送装置(ADF)の構成も複雑化する。
【0007】一方、記憶回路の低コスト化が進み、画像
データを記憶する記憶回路を備える複写機の実現が可能
になってきており、読み取られた複数の原稿画像のデー
タを前記記憶回路に記憶させ、まとめて出力させるよう
にすれば、1つの原稿に対して読取り動作を繰り返す無
駄を省略することができ、特に、複数の原稿をそれぞれ
複数枚コピーする場合であって、1つの原稿に対して1
枚ずつコピーさせたい場合に高速処理が可能となる。
【0008】しかしながら、前述のように、原稿の種別
毎に異なる特性でフィルタ処理やγ補正を施すことが一
般化しており、一方において、ファクシミリ装置などで
は、データ伝送時における圧縮処理技術として、画像の
種別毎にデータ圧縮方式や圧縮率を異ならせることが行
われている。このため、ディジタル型複写機に記憶回路
を備え、かかる記憶回路に圧縮処理した画像データを記
憶させる構成とする場合で、前記画像種別に応じた圧縮
処理技術をそのまま適用したとすると、復元処理(伸長
処理)若しくは読み出し後の画像処理のために、画像判
別情報や、適用した圧縮方式の情報や、写真・文字の混
在画像では画像内での分割情報などを画像データと共に
記憶させる必要が生じ、画像記憶回路が複雑化してしま
うという問題があった。
【0009】また、画像データを記憶回路に記憶させる
場合には、画像圧縮処理を施すことが、記憶容量を有効
利用するために必要になるが、使用者によっては、画質
よりも記憶可能な原稿数の増大を望んだり、逆に、記憶
できる枚数は少なくても高い画質が得られることを望む
場合とがあり、かかる要求の違いに対応できる装置の提
供が望まれていた。
【0010】更に、原稿サイズや記録紙のサイズに関わ
らず読取り画像領域を全て記憶対象領域とすると、記憶
の必要のない余白部分や、実際には画像形成に供されな
い画像データを無駄に記憶することになり、記憶容量の
無駄使いとなってしまうという問題があった。また、デ
ィジタル型複写機においては、外部装置から画像データ
を入力し、この画像データに基づいて画像形成を行う機
能(一般的なプリンタとしての機能)を有するものがあ
るが、かかる機能を備える場合、外部装置から入力され
る画像データと複写機の画像形成部との間におけるタイ
ミングを合わせるため、バッファメモリを備えるのが一
般的である。しかしながら、上記のように画像データを
記憶保持させておくための記憶回路の他に、同じように
画像データを記憶させるためのバッファメモリを別途備
える構成とすると、機能毎に別々の記憶回路を備えるた
めに構成が複雑になるという問題がある。
【0011】また、ページ単位(画像単位)で記憶回路
を区分構成すると、画像の読み出しは容易に行えるもの
の、有効利用されない記憶容量が生じてしまい無駄が多
くなるという問題がある。また、例えばA4サイズの両
面原稿の画像を、A3サイズの片面に並べて複写させた
い場合があり、前記記憶回路に複数原稿の画像データを
記憶させる構成においては、前述のA4サイズからA3
サイズへの展開のような処理を容易に行えるようにする
ことが望まれる。
【0012】本発明は上記実情に鑑みなされたものであ
り、簡易な構成の記憶回路によって画像データを記憶さ
せることができる画像処理装置の提供により、記憶回路
を用いた高速処理を実現することを目的とする。また、
画像データを圧縮処理して記憶回路に記憶させるに当た
って、圧縮度合いを任意に指定できるようにして、使用
者による要求の違いに対応できるようにすることを目的
とする。
【0013】また、原稿以外の画像データや画像形成に
供されない画像データの記憶を回避できるようにして、
画像データを記憶させる記憶回路の有効利用を図ること
を目的とする。更に、外部装置から入力される画像デー
タに基づいてリアルタイムの画像形成を行わせる場合
に、タイミング合わせのための専用の記憶回路を備える
必要を無くし、簡易な記憶回路で外部装置からの画像デ
ータの入力に対応できるようにすることを目的とする。
【0014】また、記憶回路に画像データを連続的に記
憶させる構成とし、然も、このようにして記憶させた画
像データの選択的な読み出しを容易とし、例えばA4サ
イズの両面画像のA3サイズ片面への展開が簡便に行え
るようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのため本発明にかかる
画像処理装置は、読取り手段により原稿画像を光電変換
して読み取って画像データを得る一方、この画像データ
に対して画像処理手段により所定の画像処理を施して最
終出力状態の画像データを得る。そして、かかる画像処
理が施された画像データが画像データ記憶手段に記憶さ
れ、画像形成手段は、前記画像データ記憶手段から選択
的に読み出された画像データに基づいて画像形成を行う
構成とした。
【0016】ここで、前記画像処理手段が、読取り手段
で得られた画像データに基づいて原稿画像の種別を判定
する画像判別手段と、この画像判別手段による判別結果
に応じて画像処理の特性を可変設定する処理特性可変手
段と、を含んで構成されるようにすると良い。更に、前
記画像判別手段は、原稿画像を、文字画像部分と写真画
像部分とに判別する構成とすることが好ましい。
【0017】また、前記画像データ記憶手段が、前記画
像処理手段で画像処理が施された画像データのみを記憶
する構成とすると良い。また、前記画像データ記憶手段
が、画像処理手段で画像処理が施された画像データに対
して一定の圧縮処理を施す圧縮処理手段と、画像データ
記憶手段から選択的に読み出された画像データに一定の
伸長処理を施す伸長処理手段と、を含んで構成されるよ
うにすると良い。
【0018】一方、読取り手段により原稿画像を光電変
換して読み取って画像データを得ると共に、この画像デ
ータに対して圧縮処理手段により圧縮処理を施し、この
圧縮処理された画像データを、画像データ記憶手段に記
憶させる構成とし、かつ、圧縮処理における圧縮率を指
定する圧縮率指定手段を設け、圧縮率可変手段が、指定
された圧縮率に応じて圧縮処理手段における圧縮率を可
変設定するよう構成した。
【0019】ここで、前記圧縮率指定手段が、標準圧縮
率モードと、該標準圧縮率モードに比して圧縮率を低下
させて画質を優先させる画質優先モードと、前記標準圧
縮率モードに比して圧縮率を増大させて記憶画像数を増
大させる圧縮率優先モードとのいずれかを指定する構成
とすると良い。また、前記標準圧縮率モード,画質優先
モード及び圧縮率優先モードの中で、標準圧縮率モード
が優先的に指定されるようにすると良い。
【0020】また、前記圧縮率指定手段が、圧縮率の数
値データを指定するよう構成することもできる。更に、
上記のように指定に応じて圧縮率を変化させる構成にお
いて、前記画像データ記憶手段から選択的に読み出した
画像データに伸長処理を施す伸長処理手段と、この伸長
処理手段で伸長処理された画像データに基づいて画像形
成を行う画像形成手段と、を含んで構成させると良い。
【0021】一方、読取り手段により原稿画像を光電変
換して読み取って画像データを得ると共に、該画像デー
タにおける有効画像領域を検出する有効画像領域検出手
段を設け、該検出された有効画像領域内の画像データの
みを有効領域抽出手段により抽出して、画像データ記憶
手段に記憶させるようにした。ここで、画像データ記憶
手段から選択的に読み出した画像データに基づいて記録
紙上に画像を形成する画像形成手段を備える場合には、
前記有効画像領域検出手段が、原稿のサイズと記録紙の
サイズとの少なくとも一方に基づいて有効画像領域を検
出するよう構成することができる。
【0022】また、前記有効領域抽出手段が、画像デー
タの画素位置の座標データと有効画像領域に対応する規
定座標データとの比較によって有効画像領域内の画像デ
ータのみを抽出するよう構成すると良い。一方、外部装
置から画像データを入力する画像データ入力手段と、原
稿画像を光電変換により読み取って画像データを得る読
取り手段との両方を備える構成において、読取り手段で
得られた画像データを画像データ記憶手段に記憶保持さ
せ、この画像データ記憶手段から選択的に読み出した画
像データを画像形成手段に出力するよう制御する第1の
出力制御手段と、画像データ入力手段で入力される画像
データと画像形成手段との間でのタイミング合わせのた
めに、画像データ入力手段で入力された画像データを一
時的に前記画像データ記憶手段に記憶させ、画像データ
記憶手段から順次読み出した画像データを画像形成手段
に出力させて、外部装置から入力される画像をリアルタ
イムに形成させるよう制御する第2の出力制御手段と、
を設けて構成した。
【0023】ここで、前記第1及び第2の出力制御手段
が、画像データ記憶手段における記憶領域を共用するよ
うにすると良い。更に、本発明では、読取り手段により
原稿画像を光電変換して読み取った画像データを記憶す
るための画像データ記憶手段を備えた構成において、画
像データ記憶手段における各画像の記憶領域を示すデー
タを記憶するための記憶領域データ記憶手段を設ける一
方、読取り手段で得られた画像データを画像データ記憶
手段に連続的に記憶させると共に、画像データ記憶手段
に画像を記憶させた領域を示すデータを各画像別に記憶
領域データ記憶手段に記憶させる記憶制御手段を設けて
構成し、画像読み出し手段は、記憶領域データ記憶手段
を参照して画像データ記憶手段から画像データを選択的
に読み出して出力するよう構成した。
【0024】ここで、記憶領域データ記憶手段が、各画
像の画像データ記憶手段における先頭アドレスを記憶す
るよう構成すると良い。また、前記画像読み出し手段
が、画像データ記憶手段に記憶された画像の中から選択
された複数の画像を、記憶領域データ記憶手段を参照し
て連続的に読み出して出力し得る構成とする良い。
【0025】
【作用】かかる構成の画像処理装置によると、原稿画像
を光電変換により読み取って得られた画像データに基づ
いて画像形成を行う装置において、画像処理が施されて
最終出力状態となった画像データが画像データ記憶手段
に記憶保持され、かかる記憶データの中から選択的に読
み出された画像データに基づいて画像形成が行われる。
即ち、リアルタイム処理では、画像形成手段にそのまま
出力されることになる画像処理済みの画像データを、画
像形成手段に出力される直前の状態で画像データ記憶手
段に記憶保持させ、後から画像データを任意に読み出し
て画像形成手段に出力できるようにした。
【0026】ここで、前記画像処理としては、原稿画像
の種別に応じて特性が変更される画像処理を含ませるこ
とができ、画像処理済みの画像データを記憶させること
から、画像種別に応じて最良の画像処理を施しつつ、画
像データの記憶時に種別情報などの記憶を不要にでき
る。前述のように原稿画像の種別に応じて画像処理特性
を変更する場合には、原稿画像を文字画像と写真画像と
に判別させる構成とすれば、文字画像と写真画像とでそ
れぞれに異なる画像処理要求に対応できる。
【0027】また、画像処理が施された画像データを記
憶するための画像データ記憶手段には、画像データ以外
の種別情報などを記憶させず、画像データのみを記憶さ
せる構成とすれば、記憶手段の記憶容量を有効利用でき
る。更に、画像データ記憶手段に対して画像データを圧
縮処理して記憶させ、該記憶手段からの読み出し時に伸
長処理する構成とすれば、記憶手段により多くの画像を
記憶させることが可能となる。
【0028】一方、読み取られた画像データに圧縮処理
を施して画像データ記憶手段に記憶させる構成におい
て、前記圧縮処理における圧縮率を任意に指定できるよ
う構成し、使用者又は原稿画像によって異なる圧縮率要
求に対応できるようにした。上記のように圧縮率を指定
させるに当たっては、標準圧縮率モードと、画質優先モ
ードと、圧縮率優先モードとのいずれかを選択できるよ
うにすることで、圧縮率の指定が画質を考慮しつつ容易
に行えるようにした。
【0029】ここで、前記3つのモードのうち標準圧縮
率モードが優先的に指定されるようにすれば、モード指
定の操作性が良くなる。また、圧縮率の指定は、前述の
ようなモード指定の他、圧縮率の数値データを指定させ
る構成としても良く、かかる構成によってより細かな圧
縮率要求の違いに対応できるようになる。
【0030】上記のようにして指定された圧縮率に応じ
て圧縮処理した画像データを記憶させる構成において、
記憶手段から読み出した画像データを伸長し、更に、該
伸長処理された画像データに基づいて画像形成を行う構
成を備えるようにすれば、原稿画像を所期の圧縮率で圧
縮された画像データとして保持しておき、後で選択的に
読み出した画像データに基づいて画像形成が行える。
【0031】また、読み取った画像データを画像データ
記憶手段に記憶させるに当たって、画像データから有効
画像領域を検出し、該検出された有効画像領域の画像デ
ータのみを記憶させることで、読取り画像データ上での
余白部分や画像形成に供されない部分などの不要データ
が記憶されることを回避し得る。画像形成を行う記録紙
サイズが確定している場合には、前記記録紙サイズをは
み出す原稿画像の部分は記憶しても無駄な部分で、前記
記録紙サイズに対応する領域のみが有効画像領域とな
り、また、原稿画像のサイズが分かっている場合には、
かかる原稿サイズを越えて読み取った部分は余白部分
で、原稿サイズに対応する領域が有効画像領域となる。
【0032】有効画像領域の画像データのみを抽出させ
るときには、画像データの画素位置を示す座標データ
と、有効画像領域に対応する規定座標データとを比較し
て、当該画素位置が有効画像領域内であるか否かを判別
させるようにする。また、原稿画像を読み取って画像デ
ータを得る手段と共に、外部装置から画像データを入力
するための手段を備え、然も、画像データを記憶保持さ
せるための画像データ記憶手段を備える場合において、
外部装置から入力される画像データに基づいてリアルタ
イムに画像形成を行わせる場合に、前記記憶手段に前記
入力した画像データを一時的に記憶させ、該一時的な記
憶によって外部からの画像データの入力と画像形成との
タイミング合わせを行えるようにし、画像データを記憶
保持させるための画像データ記憶手段の他に、バッファ
メモリとして機能する記憶手段を別途備える必要を無く
すことができるようにした。
【0033】ここで、記憶保持のために用いる記憶領域
とバッファメモリとして用いる記憶領域とを共用させる
構成とすれば、画像の記憶保持で空きとなっている部分
をバッファメモリとして活用することができ、記憶領域
の有効活用が行える。また、画像データ記憶手段におけ
る各画像の記憶領域を示すデータを記憶するための手段
を設け、画像データ記憶手段に対して連続的に画像デー
タを記憶させると共に、前記記憶領域を示すデータの参
照結果に基づいて画像データを読み出す構成とすれば、
記憶領域を予め画像単位に区分しておく必要がなく記憶
容量が有効利用され、然も、順番を入れ換えて読み出す
ことが容易に行える。
【0034】前記記憶領域を示すデータを、画像データ
記憶手段における各画像の先頭アドレスとすれば、画像
データ記憶手段からの画像データの読み出しが容易とな
る。また、前記記憶領域を示すデータに基づいて複数画
像を連続的に読み出す構成とすることで、例えばA4両
面原稿のA3原稿への展開が容易に行える。
【0035】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。尚、本実
施例では、本発明にかかる画像処理装置が白黒ディジタ
ル複写機に適用される場合について説明する。図1は、
本実施例の白黒ディジタル複写機におけるハードウェア
の全体構成を示す図である。
【0036】この図1において、白黒ディジタル複写機
は、画像読取り部A,画像処理部B(図示省略),画像
形成部Cで構成され、前記画像読取り部Aが読取り手段
に、画像処理部Bが画像処理手段に、また、前記画像形
成部Cが画像形成手段に相当する。画像読取り部Aにお
いて、原稿121 は、プラテンガラス(原稿台ガラス)12
2上に置かれ、スライドレール123 上を移動するキャリ
ッジ124 に設けられたハロゲン光源125 によって照明さ
れる。一対のミラー127 ,128 が設けられる可動ミラー
ユニット126 は、前記スライドレール123 上を移動し、
前記キャリッジ124に設けられているミラー129 との組
み合わせで、プラテンガラス122 上の原稿121 からの反
射光(光学像)を、レンズ読み取りユニット130 へ導出
する。
【0037】前記レンズ読み取りユニット130 は、結像
レンズ132 及びCCDラインセンサ133 から構成され
る。前記ミラー129 ,127 ,128 により伝達された原稿
121 上の画像に対応する光画像は、前記結像レンズ132
により収束され、CCDラインセンサ133 の受光面に結
像され、該CCDラインセンサ133 によりライン状の光
学像が順次電気信号(輝度信号)に光電変換される。
【0038】前記画像読取り部Aで読み取られた原稿画
像の画像信号(画像データ)は、後述する画像処理部B
において、濃度変換,フィルタ処理,変倍処理,γ補正
などの各種画像処理が施された後、画像形成部Cに出力
される。画像形成部Cは、電子写真技術を用いたレーザ
プリンタにより、入力された画像信号に応じて記録紙上
に画像形成を行う。
【0039】即ち、画像形成部Cでは、図示しない半導
体レーザで発生されるレーザビームを、画像信号に基づ
いて変調する。そして、かかるレーザビームを駆動モー
タ141 により回転されるポリゴンミラー142 で回転走査
させ、図示しないfθレンズを経て、反射ミラー143 に
より光路を曲げて、感光体ドラム151 の表面上に投射さ
せ、一様に帯電された感光体ドラム151 上に静電潜像を
形成する。
【0040】更に、この感光体ドラム151 を一様に帯電
させるための帯電器152 ,現像器153 ,転写極157 ,分
離極158 ,クリーニング装置159 、定着装置160 が備え
られており、感光体ドラム151 上に形成された静電潜像
が前記現像器153 によってトナー像に現像され、更に、
該トナー像が記録紙上に転写・定着されて、原稿の複写
物が得られるようになっている。
【0041】記録紙は各サイズ毎にカセット171 〜173
にストックされており、記録紙サイズの指示に従って対
応するカセット171 〜173 から記録紙が取り出され、複
数の搬送ローラや搬送ベルトを含んで構成される記録紙
搬送機構174 とによって感光体ドラム151 に供給され
る。また、本実施例における白黒ディジタル複写機に
は、前記プラテンガラス122上に読み取り原稿を自動搬
送するADF(自動原稿搬送装置)181 が、前記画像読
取り部Aに付設されている。
【0042】前記ADF181 は、原稿台182 上に読み取
り原稿を複数重ねてセットすると、かかる原稿の中から
順番にプラテンガラス122 上の所定位置に自動搬送する
と共に、読み取りの終了した原稿をプラテンガラス122
上から取り除いて原稿排紙トレー183 上に排紙するもの
である。前記ADF181 は、前記自動搬送のために、原
稿台182 上の原稿を1枚毎に引き込む給紙ローラ184
と、中間搬送ローラ185 と、駆動ローラ186 及び従動ロ
ーラ187 と、該駆動ローラ186 及び従動ローラ187 に巻
回された搬送ベルト188 と、排紙ローラ189 とを有して
構成されている。
【0043】前記搬送ベルト188 は、原稿121 がプラテ
ンガラス122 に搬送された状態で、原稿121 の背景部と
なるものであり、原稿カバーに相当する。ここで、前記
画像読取り部A,画像処理部B,画像形成部Cからなる
上記白黒ディジタル複写機の回路構成を、図2のブロッ
ク図に従って説明する。まず、画像読取り部Aにおい
て、前記CCDラインセンサ133 から出力されるアナロ
グ画像信号は、A/D変換器11によってディジタル画像
信号(画像データ)に変換されて、インターフェース12
を介して画像処理部Bに出力される。
【0044】画像処理部Bに入力されたディジタル画像
信号(輝度情報)は、まず、濃度変換部13によって濃度
情報に変換される。そして、使用者の変倍指定に従った
変倍処理が、拡大・縮小処理部14で行われる。また、画
像判別処理部15においては、前記濃度変換部13で変換さ
れた濃度情報に基づいて文字画・写真画の判別を行い、
該判別結果に基づいてフィルタ処理部16におけるフィル
タ特性を設定し、フィルタ処理部16では、前記設定に従
って空間フィルタ処理を行う。
【0045】尚、前記画像判別処理部15が、本実施例に
おける画像判別手段及び処理特性可変手段に相当し、文
字画・写真画の判別は文字画と写真画との混在画像にお
ける文字画像領域,写真画像領域の判別を含むものとす
る。ここで、拡大・縮小の指定に応じて、フィルタ処理
と変倍処理とを入れ換えて行わせるために、一対のデー
タセレクタ17,18が設けられている。前記フィルタ処理
と変倍処理との入れ換えは、縮小処理時の画像に見られ
る網点画のモアレを防止するために行われる。
【0046】一方、EE処理部19は、本スキャン前のプ
リスキャンで得られた画像情報から原稿画像の特徴を得
るために、ヒストグラムデータを得る。そして、図示し
ない画像処理系のCPUは、前記ヒストグラムデータに
基づいて適正なγ補正データをγ補正処理部20に提供す
る。フィルタ処理・変倍処理が施された画像データ(濃
度情報)は、前記γ補正処理部20で後述する画像形成装
置25の特性に応じたγ補正処理が施された後、画像領域
処理部21に出力される。前記画像領域処理部21では、原
稿の有効画像領域の抽出の他、枠消し,折り目消しなど
の領域加工も行う。
【0047】上記のようにして画像形成に必要な全ての
画像処理が施され、後述する画像形成装置25への最終出
力状態となった画像データ(濃度情報)は、インターフ
ェイス22を介して画像形成部Cに出力される。画像形成
部Cにおいては、原稿の読取りに対してリアルタイムに
記録紙上への画像形成を行う機能と共に、入力された画
像データを複数記憶保持しておき、該記憶された画像デ
ータを後から任意に読み出して画像形成を行わせる機能
を有している。
【0048】ここで、本実施例では、上記のように原稿
画像を読み取って得られ、然も、必要な画像処理が全て
施された画像データを保存しておき、該保存された画像
データを後から選択的に読み出して画像形成を行わせる
機能を電子RDH機能と称するものとする。画像形成部
Cには、レーザプリンタなどである画像形成装置25の他
に、前記電子RDH機能を実現するため、画像データを
書き換え可能に記憶する画像記憶部23(画像データ記憶
手段)が設けられる一方、前記電子RDH機能と通常の
リアルタイム画像形成機能とを切り換えるためのデータ
セレクタ24が設けられている。
【0049】前記データセレクタ24は、画像記憶部23か
ら読み出された画像データと、画像処理部Bから読取り
に応じて逐次出力される画像データとのいずれか一方を
選択的に画像形成装置(レーザプリンタ)25に出力する
ものである。即ち、前記画像記憶部23には、通常にリア
ルタイム処理を行わせるときと同じ最終出力状態の画像
データが記憶され、前記データセレクタ24によって選択
的に出力される画像処理部Bからの画像データと画像記
憶部23から読み出した画像データとは、画像形成装置25
において同等に扱われて画像形成が行えるようになって
いる。
【0050】次に図3に従って前記画像記憶部23の詳細
な構成を説明する。図3に示すように、画像記憶部23に
は、実際に画像データを記憶するための記憶回路26(画
像データ記憶手段)の他に、画像処理部Bで画像処理が
施された画像データを圧縮処理して前記記憶回路26に記
憶させるための圧縮処理部27(圧縮処理手段)、記憶回
路26から読み出した画像データを伸長処理して画像処理
部Bにおける出力状態の画像データに復元するための伸
長処理部28(伸長処理手段)、更に、記憶回路26への画
像データの書き込み(記憶)及び記憶回路26からの画像
データの読み出しを制御するために、書き込み制御回路
29,読み出し制御回路30が設けられている。
【0051】前記画像処理部Bからは、処理済みの画像
データのみが出力され、前記圧縮処理部27では、一定の
圧縮圧縮方式を用いて前記画像データに圧縮処理を施
し、この圧縮処理が施された画像データのみが前記記憶
回路26に記憶される。そして、記憶回路26から読み出さ
れた画像データは、伸長処理部28において前記圧縮処理
部26における圧縮処理に対応する一定の伸長処理が施さ
れ、画像処理部Bの出力時における状態の画像データに
復元される。
【0052】尚、前記図3に示した記憶回路26はページ
単位に区分構成され、A4原稿サイズを単位として画像
データが記憶されるようになっており、A4両面原稿を
30枚記憶できるだけの容量を備えている。そして、かか
る記憶回路26からは、順番を入れ換えての読み出しが可
能であり、また、任意に選択された複数の画像データを
連続して読み出すことも可能で、例えばA4サイズ原稿
の連続的に2枚読み出してA3サイズに展開して出力す
ることも可能となっている。
【0053】ところで、原稿画像は、図4(a),
(b),(c)に示すように、写真原稿(原稿例A),
写真と文字との混在原稿(原稿例B),文字原稿(原稿
例C)の3つに大別される。そして、かかる画像をそれ
ぞれに文字部と写真部とに領域分けすると、図5
(a),(b),(c)に示すようになり、かかる区分
に従って、それぞれに異なる画像処理特性を設定するこ
とが望まれる。従って、本実施例においても、画像判別
処理部15において文字画・写真画の判別を行いフィルタ
処理の特性を変化させている。
【0054】一方、本実施例では、画像判別結果に応じ
て特性を変化させる画像処理を含め画像形成装置25に出
力する段階で処理済みであることが要求される画像処理
を全て終了した画像データ、換言すれば、画像形成装置
25に出力される直前の画像データを、前記画像記憶部23
に記憶させる構成としている。従って、本実施例による
と、画像記憶部23に画像データを記憶させるときに、画
像の判別情報(区分情報)や、必要とされる後処理を示
すデータなどを画像データと共に記憶させる必要がな
く、画像データのみを記憶させれば良い。このため、前
記図4(a),(b),(c)に示すような多種多様な
原稿を読み取らせる構成であっても、画像に応じた特別
な記憶回路を備える必要がなく、簡素な構成の記憶回路
を構成でき、然も、記憶容量を画像データの記憶のみに
用いることができ、限られた記憶容量に多くの画像を記
憶させることが可能である。
【0055】更に、画像判別結果に応じた画像処理が既
に施されているから、適切な圧縮率で一定の圧縮処理を
全画像領域に施すことができ、かかる圧縮処理において
も画像判別情報などを付加したり、画像判別による区分
毎に画像データを記憶させるなどの処理を行わせる必要
がなく、画像データのみを原稿毎に一括して記憶させる
ことができる。従って、記憶させた画像データの読み出
し及び伸長処理を、簡易かつ高速に行わせることができ
る。
【0056】また、画像記憶部23に画像データを記憶保
持させておく電子RDH機能により、同じ原稿を複数枚
複写したときに画像形成毎に画像読取り及び画像処理を
行わせる必要がなく、複写作業の効率化が図られる。特
に、複数の原稿を複数組複写する場合であって、1組ず
つ仕上げたいときであっても、ADFによる原稿の自動
搬送によって一連の原稿を1回読み取らせれば良いの
で、原稿のリサイクル動作を省略でき、高速処理が可能
となる。
【0057】また、記憶させた画像データは、所期の画
像形成を行わせた後でも、保存させておくことが可能で
あるから、長期的に保存させておいて、原稿のない状態
での複写作業も可能となる。この場合、記憶回路に光磁
気ディスクのような記憶装置を用いると、着脱自在なデ
ィスクに画像データを保存できるから、複数の画像を任
意に必要なときに複写できることになる。
【0058】尚、上記実施例では、画像記憶部23を画像
形成装置Cに備える構成としたが、画像記憶部23を画像
処理部Bに設け、画像読取り部A,画像処理部Bからな
る画像処理系と、画像形成部Cとを別体に構成としても
良い。また、画像処理は、上記のフィルタ処理,拡大・
縮小処理,γ補正に限定されるものではない。
【0059】更に、光電変換によって読み取られた画像
データに基づいてリアルタイムに画像形成を行わせる場
合であっても、一旦画像記憶部23に画像データを記憶さ
せる構成としても良い。また、画像記憶部23に記憶され
た画像データの確認のために、画像記憶部23から読み出
した画像を簡易な形で複写機の操作部に表示できるよう
にすると、長期に保存させた画像の確認や記憶データの
消去作業が容易となって好ましい。
【0060】ところで、画像データの圧縮処理において
は、画像の種別に応じて自動的に圧縮率を可変設定する
技術が知られているが、使用者によっては圧縮率をより
低下させて画質を優先させたい場合や、逆に圧縮率をよ
り大きくして記憶可能な画像数を増大させたい場合があ
る。そこで、前述のように、光電変換により読み取った
画像データを画像処理後に圧縮処理して前記記憶回路26
(画像データ記憶手段)に記憶させる構成における圧縮
処理の圧縮率を、使用者が任意に指定できるよう構成し
た第2実施例を、上記第1実施例で説明した白黒ディジ
タル複写機の場合を例として以下に説明する。
【0061】第2実施例の構成を示す図6及び図7のブ
ロック図において、前述した図2及び図3と同一要素に
は同一符合を付して詳細な説明は省略する。前記図6及
び図7のブロック図において、第2実施例に特徴的な構
成としては、画像記憶部23(画像データ記憶手段)を画
像処理部Bに設け、画像形成部Cに対して画像記憶部23
に記憶させておいた画像と、読取りで得られたリアルタ
イムの画像とのいずれかを選択的に出力できるようにし
てある。
【0062】即ち、画像処理部Bにおいて、画像領域処
理部21で処理された画像データが、直接的に画像記憶部
23に出力されて記憶されるようになっており、画像形成
部Cに対しては、画像領域処理部21で処理された画像デ
ータ又は画像記憶部23から選択的に読み出された画像デ
ータが、インターフェイス22を介して出力される。画像
形成部Cのデータセレクタ24は、前記インターフェイス
22を介して入力される読取りによって得られたリアルタ
イムの画像データと、画像記憶部23から選択的に読み出
された画像データとのいずれか一方を選択して画像形成
装置25に出力する。
【0063】また、図6の全体構成に示すように、制御
回路が、画像読取り部A及び画像処理部Bからなる画像
処理系と、画像形成部Cとでそれぞれ独立して設けら
れ、更に、画像形成部C側に操作部31が付設されてい
る。前記操作部31には、後述するように画像データの圧
縮処理における圧縮率を指定するための操作機能が備え
られており、この圧縮率指定手段としての操作部31を介
して指定された圧縮率は、画像形成部C側を制御する本
体メインCPU32を介して、画像読取り部A及び画像処
理部Bからなる画像処理系を制御する画像処理系CPU
33に通信ライン34を介して送られる。
【0064】圧縮率可変手段としての画像処理系CPU
33は、前記通信ライン34を介して送られてくるメインC
PU32からの圧縮率指定データに応じて、前記画像記憶
部23に含まれる圧縮処理手段としての圧縮処理部27(図
7参照)における圧縮率を可変設定する。そして、設定
された圧縮率に応じた圧縮処理が圧縮処理部27でなさ
れ、かかる圧縮処理後の画像データが記憶回路26に記憶
され、記憶回路26から読み出された画像データは、前記
圧縮処理に応じて伸長処理部28(伸長処理手段)で伸長
処理されて復元された後、画像形成装置25(画像形成手
段)に出力される。
【0065】ここで、前記操作部31の例を図8に従って
説明する。図8に示す操作部31において、「COMP」
の表示がされたボタン41を押すと、液晶や小型CRTか
らなる表示装置42に対して図9に示すように5つの圧縮
率モードMode1〜Mode5を示す表示がなされ
る。尚、前記図9に示す表示状態で、各圧縮率モードM
ode1〜Mode5に対応する圧縮率の数値データを
同時に表示させる構成としても良い。
【0066】前記圧縮率モードMode1〜Mode5
のうち、Mode3が標準の圧縮率を指定するための標
準圧縮率モードであり、Mode1,2は、圧縮率を標
準よりも低下させて画質を優先させる画質優先モード
で、Mode3に対してMode2での圧縮率が低下
し、更に、Mode2よりもMode1での圧縮率が低
くなる設定としてある。一方、Mode4,5は標準よ
りも圧縮率を大きくして記憶可能な画像数を増大させる
ための圧縮率優先モードで、標準モードよりもMode
4が、更にMode4よりもMode5における圧縮率
が大きくなるようにしてある。
【0067】前記圧縮率モードMode1〜Mode5
は、表示装置42の上部に設けられた5つのモードスイッ
チ43〜47の中の対応するスイッチを操作することで選択
され、画像形成動作のトリガーボタンである「Star
t Push」ボタン48を操作することで決定されるよ
うにしてある。尚、上記の圧縮率モードMode1〜M
ode5の中のいずれかを、使用者が特に指定しない場
合には、標準圧縮率モードであるMode3が優先設定
されるようになっている。従って、圧縮率の任意指定を
行う必要性のない使用者が、電子RDH機能を実行させ
る場合には、自動的に標準的な圧縮率での圧縮処理が行
われて、簡易な操作性が得られる。
【0068】また、初期設定されている各圧縮率モード
Mode1〜Mode5における圧縮率データを使用者
が任意に変更できるように構成されている。先ず、圧縮
率を変更したいモードに対応するモードスイッチ43〜47
を押して圧縮率を変更したいモードを選択し、この状態
で、テンキースイッチ49を用いて圧縮率の数値データ
(%)を入力する(図10参照)。圧縮率データの変更
は、「Start Push」ボタン48の操作で確定さ
れる。
【0069】このとき、使用者が入力した圧縮率で圧縮
処理したときに、例えばA4換算で何枚の画像を記憶で
きるかを表示させるようにすると良い。また、圧縮率の
数値データを入力する代わりに、記憶枚数を指定する構
成としても良い。また、圧縮率データの大小関係がモー
ド順に従わないようなデータ入力を受け付けないように
することが好ましい。
【0070】上記第2実施例のように、画像データに圧
縮処理を施して記憶させる構成において、前記圧縮処理
における圧縮率を任意に指定できるようにすれば、記憶
容量に余裕があり然も高い画質が要求されるようなとき
に、必要以上に大きな圧縮率で圧縮されてしまうことを
回避して画質を確保することができ、また、記憶させた
い画像に対して記憶容量が不足する惧れがあり然も高い
画質が要求されない場合に、圧縮率を高めて記憶可能枚
数を増大させることが任意にでき、限られた記憶容量を
有効に利用して、使用者によって異なる高画質要求又は
記憶枚数の増大要求に応えることができる。
【0071】更に、初期設定された圧縮率モードからの
選択では、使用者の要求を満足させることができない場
合に、使用者が圧縮率を細かく指定して満足し得る画質
が得られる圧縮率を設定できるから、使用者による画質
要求レベルの僅かな違いにも対応でき、電子RDH機能
の使い勝手が良くなる。尚、圧縮率の指定を上記のよう
な複数のモードからの指定ではなく、圧縮率の数値デー
タを標準値を基準として変更する構成としても良い。
【0072】ところで、上記のように原稿画像を光電変
換によって読み取り、読み取られた画像データを記憶さ
せる場合に、読取り画像における余白部分や画像形成時
に不要となる画像部分、即ち、無効画像領域の画像デー
タを記憶させることは、記憶容量の無駄使いとなり、引
いては、記憶可能な原稿数を減少させることになってし
まう。
【0073】そこで、読取り画像の余白部分や画像形成
時に不要となる無効画像領域を、記憶対象外として有効
画像領域内の画像データのみを記憶させるようにした第
3実施例を以下に説明する。第3実施例における処理回
路を示す図11のブロック図は、図2に示したブロック図
に対して有効画像領域検出手段としての原稿サイズ検知
部51が追加されている点のみが異なる。
【0074】この図11に示す処理回路構成によると、濃
度変換された画像データに基づいて原稿サイズ検知部51
が、原稿のサイズ(画像領域サイズ)を検知し、検知し
た原稿サイズの情報を、画像領域処理部21に与える。有
効領域抽出手段としての画像領域処理部21では、読み取
られた画像データの中から、原稿サイズに相当する領域
内、換言すれば有効画像領域内の画像データのみを抽出
して画像形成部Cの画像記憶部23(画像データ記憶手
段)に画像データを出力する。
【0075】従って、例えば読取りがA3サイズで行わ
れるのに対し、原稿サイズとしてはA4である場合に
は、A3サイズの読取り画像データからA4サイズの有
効画像領域内の画像データのみが抽出されて画像記憶部
23に出力され、該画像記憶部23において前記抽出された
画像データが圧縮されて記憶されることになるから、記
憶容量を節約でき、また、圧縮率を低下させて画質を向
上させることも可能となる。
【0076】ここで、前記画像領域処理部21(有効領域
抽出手段)によって行われる有効画像領域の画像データ
の抽出は、例えば図12のブロック図に示すような構成で
行われる。図12のブロック図において、主走査カウンタ
52は、水平同期信号HVをクリア信号clrとしてドッ
トクロックclkをカウントし、また、副走査カウンタ
53は、垂直同期信号VVをクリア信号clrとしてドッ
トクロックclkをカウントする。
【0077】そして、比較回路54は、有効領域座標情報
記憶部55に記憶されている有効画像領域を示す座標情報
(規定座標データ)と、前記両カウンタ52,53によるカ
ウント値とを比較することで、有効画像領域内であるか
否かを判別し、該判別結果を出力制御部56に出力する。
出力制御部56は、γ補正処理部20でγ補正が施され、ラ
ッチ回路57にラッチされた画像データを、有効画像領域
内であるときには、そのままラッチ回路58を介して画像
形成部C(画像記憶部23)に出力する一方、有効画像領
域内でない(無効画像領域である)ときには、画像デー
タを白レベル又は黒レベルに固定してラッチ回路58に出
力する。
【0078】前記有効領域座標記憶部55には、前記原稿
サイズ検知部51で検知された原稿サイズに対応して有効
画像領域を示す座標データが設定・記憶される。また、
読取り画像領域内における原稿サイズに対応する領域を
有効画像領域とする代わりに、複写する記録紙サイズの
指定に応じて有効画像領域を決定する構成としても良
く、この場合には、操作部31を介して指定された記録紙
サイズの情報を通信ライン34を介して画像処理系CPU
33に取込み、該画像処理系CPU33が記録紙サイズに基
づき有効画像領域とする領域の座標を有効領域座標記憶
部55に設定するようにする。
【0079】即ち、例えば原稿サイズがA3であって
も、記録紙のサイズがA4であれば、A4サイズを越え
る領域の画像データは無効であるから、実際に記録され
るA4サイズ内の画像データのみを抽出し、記録に供さ
れない画像データが無駄に記憶されることを回避する。
この場合、有効画像領域検出手段は、前記操作部31,画
像処理系CPU33によって構成されることになる。
【0080】また、原稿サイズと記録紙サイズとの両方
から有効画像領域を検出する構成としても良く、更に、
使用者が画像データを記憶させたい領域(有効画像領
域)を任意に指定できるようにしても良い。ところで、
前記記憶回路26を図3に示したように予めページ単位で
区分構成すると、たとえ上記のように有効画像領域の画
像データのみを抽出しても、記憶容量の有効利用を果た
すことができない。
【0081】そこで、図13のブロック図に示す第4実施
例のように、連続した記憶回路26を構成する一方、該記
憶回路26における各画像の記憶領域の先頭アドレスをそ
れぞれに記憶するページ先頭アドレスレジスタ61(記憶
領域データ記憶手段)を設け、前記レジスタ61に記憶さ
れている先頭アドレスに基づいて目的とする画像に対応
する記憶領域を特定し、所望の画像データの読み出しを
行わせるようにすると良い。
【0082】即ち、圧縮処理後の画像データを書き込み
制御回路29(記憶制御手段)によって記憶回路26に書き
込むときに、最初の画素の画像データが書き込まれるア
ドレス位置をレジスタ61にスタックさせる。そして、読
み出し時には、読み出し制御回路30(画像読み出し手
段)が、前記レジスタ61に記憶されている先頭アドレス
を参照して画像データを読み出す。
【0083】尚、前記レジスタ61は、圧縮率に応じて記
憶できる原稿枚数を算出し、そのページ分だけ用意すれ
ば良い(図14参照)。上記構成によれば、読取り画像デ
ータを連続的に記憶させることが可能であるから、画像
データの記憶に供されない記憶容量を無くして記憶容量
の有効利用を果たせ、少ない記憶容量で必要充分な画像
記憶を実現できる。
【0084】また、上記のようにして各画像の先頭アド
レスをレジスタ61に記憶することから、画像(ページ)
の読み出し順を変えることも容易に行うことができる。
更に、例えばA4サイズの原稿をA3サイズに展開する
場合には、所望のA4原稿の先頭アドレスをレジスタ61
から2つ呼び出して、連続して2ページ分を読み出し伸
長処理するようにすれば良く、かかる画像データに基づ
いて画像形成装置25で画像形成を行わせることで、A4
サイズの原稿を片面に2つ並べたA3サイズの複写物が
容易に得られることになる。
【0085】ところで、上記のようなディジタル複写機
においては、画像読取り部A,画像処理部Bを介して画
像形成部Cに入力される画像データの他に、画像形成部
Cに対してコンピュータなどの外部装置から直接画像デ
ータを入力させて、ディジタル複写機を一般的なプリン
タとしてのみ機能させることができるようにしたものが
ある。
【0086】ここで、上記のように外部装置から画像デ
ータを入力してリアルタイムに画像形成を行わせる場合
には、外部装置からの画像入力と画像形成部Cにおける
画像形成との間でのタイミング合わせのために、バッフ
ァメモリに入力画像データを一旦記憶させることが必要
となる。しかしながら、上記に説明したように、画像デ
ータを記憶・保存させておくための画像記憶部23(記憶
回路26)を備える構成においては、異なる機能のために
別々の記憶回路を備える構成とすることは、記憶回路の
構成が複雑化し、また、記憶容量の有効利用が図れない
ので好ましくない。
【0087】そこで、ディジタル複写機を外部装置のプ
リンタとして機能させるときに、前記画像記憶部23を、
バッファメモリとして使用できるようにして、記憶回路
の構成を簡略化した第5実施例を以下に説明する。第5
実施例における全体処理回路を示す図15のブロック図に
おいて、コンピュータなどの外部装置71からの画像デー
タは、インターフェイス72を介して画像形成部Cに入力
されるようになっており、画像形成部C内では、前記イ
ンターフェイス72を介して入力された画像データが、画
像記憶部23,データセレクタ24を介して画像形成装置25
に出力されるようになっている。
【0088】ここで、上記図15に示す構成における画像
記憶部23は、図16に示すように構成されている。図16に
おいて、圧縮処理部27には、画像処理部Bで画像処理が
施された画像データがインターフェイス22を介して入力
されると共に、インターフェイス72を介して外部装置71
からの画像データが入力されるようになっている。
【0089】そして、外部装置71からの画像データは、
読取り画像データを記憶・保持させる場合と同様に、圧
縮処理部27,記憶回路26,伸長処理部28を介してデータ
セレクタ24に出力されるが、図16に示す構成では、前記
記憶回路26をバッファメモリとして使用するためにプリ
ンタコントローラ73(第2の出力制御手段)が設けられ
ている。
【0090】前記記憶回路26をバッファメモリとして使
用して外部装置71から入力される画像データの形成を行
わせる場合には、メインCPU32(第1の出力制御手
段)の制御機能によって前記圧縮処理部27及び伸長処理
部28を非圧縮モードに設定し、外部装置71から入力した
画像データを、プリンタコントローラ73で書き込み制御
しつつ記憶回路26に圧縮することなくそのまま書き込
む。
【0091】ここで、前記実施例と同様に、連続した記
憶回路26を構成させ、画像記憶の先頭アドレスをレジス
タ61に記憶させるようにする。かかる構成とすれば、記
憶回路26は、画像データを記憶・保持するための記憶領
域と、バッファメモリとして使用される記憶領域とが共
用されることになり、記憶容量の有効利用が図られる。
【0092】前記プリンタコントローラ73は、メインC
PU32と通信ライン74で接続されており、メインCPU
32との通信により、画像形成装置25における画像形成に
最適なタイミングで画像転送を行うべく、外部装置71か
らの画像データの入力状態に応じて読み出し制御回路30
を制御する。上記構成によると、画像記憶部23を用いて
付設された画像読取り部Aで読み取った画像データを記
憶・保存することができる一方、外部装置71からの画像
データに基づいてリアルタイムに画像形成を行わせると
きに前記画像記憶部23をバッファメモリとして使用する
ことができ、異なる機能毎に個別に画像記憶部を設ける
必要がなく、構成を簡略化できる。
【0093】尚、前記構成において、外部装置71から入
力した画像データを、読取り画像データと同様にして、
画像記憶部23に圧縮処理して記憶・保持させるようにし
ても良い。また、前記インターフェイス72としては、一
般的なインターフェイスであるセントロニクス準拠,S
CSIなどを使用すれば良い。
【0094】更に、上記各実施例では、白黒ディジタル
複写機を例としたが、例えばカラー原稿をレッドR,ブ
ルーB,グリーンGの3原色に分解して読み取り、かか
るカラー画像データを、イエローY,マゼンタM,シア
ンC,ブラックBKの濃度信号に変換し、各色毎に潜像
形成,現像を行ってカラー画像を形成するカラーディジ
タル複写機に適用しても良い。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる画
像処理装置によると、簡易な記憶回路構成によって読取
り画像データを記憶・保存することができ、読取り画像
データを保存させての高速処理が容易に行えるようにな
る。また、画像データを圧縮処理して記憶させるとき
に、前記圧縮率を使用者の指定に応じて変化させること
ができ、高画質要求や記憶画像数の増大要求に対応する
ことができるようになる。
【0096】また、無効画像領域の画像データを記憶対
象外として有効画像領域の画像データのみを記憶させる
ようにすることで、画像データを記憶させる記憶回路の
記憶容量を有効利用できるようになる。更に、外部装置
から入力される画像データに基づいてリアルタイムの画
像形成を行わせるときに、読取り画像データを記憶させ
るために設けられる記憶回路をバッファメモリとして機
能させることができるので、外部装置のプリンタとして
の機能を、記憶回路を複雑化させることなく実現でき
る。
【0097】また、記憶回路に連続的に画像データを記
憶させ、各画像の記憶領域を示す先頭アドレスなどのデ
ータを別途記憶させるようにすることで、記憶回路の記
憶容量の有効利用が図られ、然も、例えばA4サイズの
両面画像のA3サイズ片面への展開が簡便に行えるよう
になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の白黒ディジタル複写機の全体構成図。
【図2】第1実施例の回路構成を示すブロック図。
【図3】第1実施例における画像記録部を示すブロック
図。
【図4】読取り対象となる原稿例を示す図。
【図5】写真部と文字部との区分状態を示す図。
【図6】第2実施例の回路構成を示すブロック図。
【図7】第2実施例における画像記憶部を示すブロック
図。
【図8】複写機における操作部の一例を示す図。
【図9】圧縮率指定時の表示状態を示す図。
【図10】圧縮率指定時の表示状態を示す図。
【図11】第3実施例における回路構成を示すブロック
図。
【図12】第3実施例における画像領域処理部を示すブロ
ック図。
【図13】第4実施例における画像記憶部を示すブロック
図。
【図14】先頭アドレスを記憶するレジスタを示す図。
【図15】第5実施例における回路構成を示すブロック
図。
【図16】第5実施例における画像記憶部を示すブロック
図。
【符号の説明】
A 画像読取り部 B 画像処理部 C 画像形成部 11 A/D変換器 13 濃度変換部 14 拡大・縮小処理部 15 画像判別処理部 16 フィルタ処理部 19 EE処理部 20 γ補正処理部 21 画像領域処理部 23 画像記憶部 24 データセレクタ 25 画像形成装置 26 記憶回路 27 圧縮処理部 28 伸長処理部 29 書き込み制御回路 30 読み出し制御回路 31 操作部 32 メインCPU 33 画像処理系CPU 51 原稿サイズ検知部 52 主走査カウンタ 53 副走査カウンタ 54 比較回路 55 有効領域座標情報記憶部 56 出力制御部 61 ページ先頭アドレスレジスタ 71 外部装置 72 インターフェイス 73 プリンタコントローラ 121 原稿 133 CCDラインセンサ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を光電変換により読み取って画像
    データを得る読取り手段と、 該読取り手段で得られた画像データに対して所定の画像
    処理を施して最終出力状態の画像データを得る画像処理
    手段と、 該画像処理手段により画像処理が施された画像データを
    記憶する画像データ記憶手段と、 該画像データ記憶手段から選択的に読み出された画像デ
    ータに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記画像処理手段が、 前記読取り手段で得られた画像データに基づいて原稿画
    像の種別を判定する画像判別手段と、 該画像判別手段による判別結果に応じて画像処理の特性
    を可変設定する処理特性可変手段と、 を含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】前記画像判別手段が、原稿画像を、文字画
    像部分と写真画像部分とに判別することを特徴とする請
    求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記画像データ記憶手段が、前記画像処理
    手段で画像処理が施された画像データのみを記憶するこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3のいずれかに記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記画像データ記憶手段が、 前記画像処理手段で画像処理が施された画像データに対
    して一定の圧縮処理を施す圧縮処理手段と、前記画像デ
    ータ記憶手段から選択的に読み出された画像データに一
    定の伸長処理を施す伸長処理手段と、を含んで構成され
    ることを特徴とする請求項1,2,3又は4のいずれか
    に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】原稿画像を光電変換により読み取って画像
    データを得る読取り手段と、 該読取り手段で読み取られた画像データに圧縮処理を施
    す圧縮処理手段と、 該圧縮処理手段で圧縮処理された画像データを記憶する
    画像データ記憶手段と、 前記圧縮処理手段の圧縮処理における圧縮率を指定する
    圧縮率指定手段と、 該圧縮率指定手段で指定された圧縮率に応じて前記圧縮
    処理手段における圧縮率を可変設定する圧縮率可変手段
    と、 を含んで構成されたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記圧縮率指定手段が、標準圧縮率モード
    と、該標準圧縮率モードに比して圧縮率を低下させて画
    質を優先させる画質優先モードと、前記標準圧縮率モー
    ドに比して圧縮率を増大させて記憶画像数を増大させる
    圧縮率優先モードとのいずれかを指定することを特徴と
    する請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】前記標準圧縮率モード,画質優先モード及
    び圧縮率優先モードの中で、標準圧縮率モードが優先的
    に指定されることを特徴とする請求項7記載の画像処理
    装置。
  9. 【請求項9】前記圧縮率指定手段が、圧縮率の数値デー
    タを指定することを特徴とする請求項6記載の画像処理
    装置。
  10. 【請求項10】前記画像データ記憶手段から選択的に読み
    出した画像データに伸長処理を施す伸長処理手段と、 該伸長処理手段で伸長処理された画像データに基づいて
    画像形成を行う画像形成手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする請求項6,7,8
    又は9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】原稿画像を光電変換により読み取って画像
    データを得る読取り手段と、 該読取り手段で読み取られる画像データにおける有効画
    像領域を検出する有効画像領域検出手段と、 該有効画像領域検出手段で検出された有効画像領域内の
    画像データのみを、前記読取り手段で読み取られた画像
    データから抽出して出力する有効領域抽出手段と、 該有効領域抽出手段で抽出された画像データを記憶する
    画像データ記憶手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】前記画像データ記憶手段から選択的に読み
    出した画像データに基づいて記録紙上に画像を形成する
    画像形成手段を備える一方、 前記有効画像領域検出手段が、前記原稿のサイズと前記
    記録紙のサイズとの少なくとも一方に基づいて前記有効
    画像領域を検出することを特徴とする請求項11記載の画
    像処理装置。
  13. 【請求項13】前記有効領域抽出手段が、画像データの画
    素位置の座標データと有効画像領域に対応する規定座標
    データとの比較によって有効画像領域内の画像データの
    みを抽出することを特徴とする請求項11又は12のいずれ
    かに記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】外部装置から画像データを入力する画像デ
    ータ入力手段と、 原稿画像を光電変換により読み取って画像データを得る
    読取り手段と、 前記画像データを記憶する画像データ記憶手段と、 前記画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段
    と、 前記読取り手段で得られた画像データを前記画像データ
    記憶手段に記憶保持させ、該画像データ記憶手段から選
    択的に読み出した画像データを前記画像形成手段に出力
    する第1の出力制御手段と、 前記画像データ入力手段で入力される画像データと前記
    画像形成手段との間でのタイミング合わせのために、前
    記画像データ入力手段で入力された画像データを一時的
    に前記画像データ記憶手段に記憶させ、該画像データ記
    憶手段から順次読み出した画像データを前記画像形成手
    段に出力させて、前記外部装置から入力される画像をリ
    アルタイムに形成させる第2の出力制御手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】前記第1及び第2の出力制御手段が、前記
    画像データ記憶手段における記憶領域を共用することを
    特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】原稿画像を光電変換により読み取って画像
    データを得る読取り手段と、 該読取り手段で読み取られた画像データを記憶するため
    の画像データ記憶手段と、 前記画像データ記憶手段における各画像の記憶領域を示
    すデータを記憶するための記憶領域データ記憶手段と、 前記読取り手段で得られた画像データを前記画像データ
    記憶手段に連続的に記憶させると共に、前記画像データ
    記憶手段に画像を記憶させた領域を示すデータを各画像
    別に前記記憶領域データ記憶手段に記憶させる記憶制御
    手段と、 前記記憶領域データ記憶手段を参照して前記画像データ
    記憶手段から画像データを選択的に読み出して出力する
    画像読み出し手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】前記記憶領域データ記憶手段が、各画像の
    前記画像データ記憶手段における先頭アドレスを記憶す
    ることを特徴とする請求項16記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】前記画像読み出し手段が、前記画像データ
    記憶手段に記憶された画像の中から選択された複数の画
    像を、前記記憶領域データ記憶手段を参照して連続的に
    読み出して出力することを特徴とする請求項16又は17の
    いずれかに記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328353A (ja) * 2007-07-02 2007-12-20 Sony Corp 復号装置、及び復号方法

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JP2007328353A (ja) * 2007-07-02 2007-12-20 Sony Corp 復号装置、及び復号方法

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