JP2003023526A - 画像読取装置、画像形成装置、ネットワークシステム、原稿読取制御方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、ネットワークシステム、原稿読取制御方法、記憶媒体、及びプログラム

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JP2003023526A
JP2003023526A JP2001209424A JP2001209424A JP2003023526A JP 2003023526 A JP2003023526 A JP 2003023526A JP 2001209424 A JP2001209424 A JP 2001209424A JP 2001209424 A JP2001209424 A JP 2001209424A JP 2003023526 A JP2003023526 A JP 2003023526A
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Masahiro Serizawa
雅弘 芹澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高生産性が得られる原稿読取モードと安定し
た生産性が得られる原稿読取モードとを、光学系駆動手
段及び原稿搬送手段の温度検知に基づき自動的に切替制
御することで、ネットワークスキャンにおける総合的に
最適な生産性を使用者に提供可能とした画像読取装置、
画像形成装置、ネットワークシステム、原稿読取制御方
法、記憶媒体、及びプログラムを提供する。 【解決手段】 画像形成装置のCPU171は、原稿搬送
モータ203の温度temp1が所定の温度TH1を超えるか、光
学系駆動モータ200の温度temp2が所定の温度TH2を超え
た場合に、画像データ格納後に直ちに次の原稿読み取り
を開始する第1の原稿読取モードから、画像データ格納
に要する時間より長い所定間隔を置いて原稿読み取りを
実行する第2の原稿読取モードに切替えて原稿読取りを
行うよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続して原稿画像
を読み取ることが可能な自動原稿搬送装置を装備した画
像読取装置、画像形成装置、ネットワークシステム、原
稿読取制御方法、記憶媒体、及びプログラムに関し、特
に、原稿読み取りの間隔を制御する場合に好適な画像読
取装置、画像形成装置、ネットワークシステム、原稿読
取制御方法、記憶媒体、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿から画像を読み取り用紙上に
画像形成を行う複写機の中で、原稿から読み取った画像
データの蓄積用としてハードディスク(HD)を装備し
た複写機が存在する。この種の複写機の中には、原稿か
ら読み取った画像を必ず一旦はHDに記憶し、画像形成
の際には画像データをHDから読み出し出力するといっ
た構成となっているものがある。このような複写機にお
いては、その内部構成はおおよそ、原稿画像から画像デ
ータを作成するリーダ部と、画像データから用紙上に可
視像を形成するプリンタ部と、その中間で画像データを
蓄積/加工/ハンドリングするコントローラ部とに分け
られる。
【0003】ここで、上記複写機のコントローラ部に着
目してみると、コントローラ部における処理は、画像デ
ータを受け取り、蓄積/加工を行い、画像データを出力
することである。これは、即ち、複写機において画像フ
ォーマットと通信インターフェイス(IF)が確立され
ていれば、コントローラ部の相手は複写機本体を構成す
るリーダ部、プリンタ部に限定されないことを意味す
る。事実、コントローラ部にネットIFとワークページ
記述言語(PDL)のデコード機能を設けることで、複
写機をパーソナルコンピュータ(PC)のプリンタとし
て使用可能とする「ネットワークプリント」機能や、コ
ントローラ部に画像データをJPEG(Joint Photogra
phic Expert Group)等の一般的な画像フォーマットに
変換する機能を設けることで、原稿から読み取った画像
データをネットワークIFを介してPCに送信する「ネ
ットワークスキャン」の機能を実現している機種があ
る。
【0004】上記のようなリーダ・プリンタが非同期型
の構成をとった複写機においては、通常の複写モード時
と上記ネットワークスキャン時で、デフォルトの解像度
が異なることが考えられる。例えば複写モードでの基準
解像度が600×600dpiであった場合に、これは
A4サイズ原稿であれば、(圧縮なしの)画像データサ
イズは白黒2値で約4Mバイト、RGBカラーであれば
その3倍の12Mバイトとなる。複写モードであれば、
この画像データは装置の内部データバスを通してリーダ
部から(コントローラ部を介して)プリンタ部に送られ
るだけであり、特に外部には影響を及ぼさない。また、
複写動作が終了すれば、HDに記録された画像データは
(基本的には)消去することができるため、HDの容量
を圧迫することもない。
【0005】しかし、上記ネットワークプリント時に
は、この画像データはネットワークを介してユーザのP
Cに転送されることになり、大サイズの画像データはネ
ットワークの負荷を増大させ、ユーザのPCのディスク
容量を圧迫させる。一般的な文書画像であれば200×
200dpiでも可読であることから、例えば複写モー
ドでは600×600dpiの解像度を標準とし、ネッ
トワークスキャン時には200×200dpiを標準と
している機種が存在する。
【0006】例えば標準600×600dpiの解像度
を200×200dpiに変換する手法の1つとして、
一旦600×600dpiで画像を読み込んだ後に、コ
ントローラ部の内部処理で200×200dpiに変換
する方法がある。この方法は、高解像度の画像データを
コントローラ部の内部に保存しておき、二次利用する場
合には効果的であるが、PCに画像データを送信するこ
とが主目的のネットワークスキャン時には、処理の負荷
的な面であまり効率的ではない。より一般的な手法とし
て、CCDの読み取り方向(主走査方向)に関しては、
画像読み取り時に読み取りデータを間引くことで600
→200dpiの変換を行い、光学系の移動方向(副走
査方向)に関しては、光学系の駆動速度を変えることで
所望の解像度を得る。この例では、解像度が600dp
iの時における標準駆動速度の3倍の速度で光学系を駆
動させることにより、副走査方向200dpiの画像読
み取りが行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。即
ち、従来の複写機においては、光学系の駆動速度におい
て、ネットワークスキャン時には複写モード時の(この
例では)3倍の駆動が標準となること、また、リーダ部
−コントローラ部間のデータ転送速度は、プリンタ部や
ネットワークといった外部の環境の状態に依存しないた
め、1つの画像データのHDへの書き込みが終了した
ら、すぐ次の画像データの書き込みが可能となることか
ら、ネットワークスキャン時には基準動作を繰り返して
いるだけで、光学系駆動モータや原稿搬送モータの昇温
が問題となることが考えられる。
【0008】この問題に対し、従来の複写機において
は、光学系駆動モータや原稿搬送モータを冷却するため
のファンを追加したり、スキャンとスキャンの間に一定
時間のインターバルを設定して、状態として次スキャン
が可能でも、前のスキャンから所定時間経過するまでは
次のスキャンを開始しないようにするといった対策が取
られてきた。
【0009】しかし、上記の如く冷却用のファンの追加
やスキャン制御のような対策では、解決できない種々の
問題が残っていた。即ち、モータの昇温が問題とならな
い場合でもファンを回すことによる電力の過剰な消費、
或いは、常にスキャンとスキャンの間にインターバルを
置くことによる過剰な生産性の低下といった問題が残っ
ていた。
【0010】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、高生産性が得られる原稿読み取りモードと、安
定した生産性が得られる原稿読み取りモードとを、光学
系駆動手段及び原稿搬送手段の温度の検知結果に基づい
て自動的に切り替えるよう制御することで、ネットワー
クスキャンにおける総合的に最適な生産性を使用者に提
供可能とした画像読取装置、画像形成装置、ネットワー
クシステム、原稿読取制御方法、記憶媒体、及びプログ
ラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、原稿を原稿読取位置に搬送
する原稿搬送機構を駆動する原稿搬送駆動手段と、前記
原稿搬送機構により前記原稿読取位置に搬送された原稿
を移動式の光学系を用いて読み取る原稿読取手段と、前
記光学系を駆動する光学系駆動手段とを備えた画像読取
装置であって、前記原稿搬送駆動手段の温度又は前記光
学系駆動手段の温度に基づいて、高生産性が得られる第
1の原稿読取モードと、安定した生産性が得られる第2
の原稿読取モードとを選択的に切り替えて原稿読み取り
を行うよう制御する制御手段を有することを特徴とす
る。
【0012】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明は、画像形成装置は、請求項1乃至5の何れかに記
載の画像読取装置を搭載した読取画像を用紙上に形成す
る画像形成機能を有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項8記載の
発明は、原稿を原稿読取位置に搬送する原稿搬送機構を
駆動する原稿搬送駆動手段と、前記原稿搬送機構により
前記原稿読取位置に搬送された原稿を移動式の光学系を
用いて読み取る原稿読取手段と、前記光学系を駆動する
光学系駆動手段とを備えた画像形成装置と、該画像形成
装置との間で通信可能な外部装置とを具備してなるネッ
トワークシステムであって、前記画像形成装置は、前記
原稿搬送駆動手段の温度又は前記光学系駆動手段の温度
に基づいて、高生産性が得られる第1の原稿読取モード
と、安定した生産性が得られる第2の原稿読取モードと
を選択的に切り替えて原稿読み取りを行うよう制御する
制御手段を有することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項13記載
の発明は、原稿を原稿読取位置に搬送する原稿搬送機構
を駆動する原稿搬送駆動手段と、前記原稿搬送機構によ
り前記原稿読取位置に搬送された原稿を移動式の光学系
を用いて読み取る原稿読取手段と、前記光学系を駆動す
る光学系駆動手段とを備えた画像読取装置或いは前記画
像読取装置が搭載される画像形成装置で実行される原稿
読取制御方法であって、前記原稿搬送駆動手段の温度又
は前記光学系駆動手段の温度に基づいて、高生産性が得
られる第1の原稿読取モードと、安定した生産性が得ら
れる第2の原稿読取モードとを選択的に切り替えて原稿
読み取りを行うよう制御する制御工程を有することを特
徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項16記載
の発明は、原稿を原稿読取位置に搬送する原稿搬送機構
を駆動する原稿搬送駆動手段と、前記原稿搬送機構によ
り前記原稿読取位置に搬送された原稿を移動式の光学系
を用いて読み取る原稿読取手段と、前記光学系を駆動す
る光学系駆動手段とを備えた画像読取装置或いは前記画
像読取装置が搭載される画像形成装置に適用される原稿
読取制御方法を実行するプログラムを記憶したコンピュ
ータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記原稿
読取制御方法は、前記原稿搬送駆動手段の温度又は前記
光学系駆動手段の温度に基づいて、高生産性が得られる
第1の原稿読取モードと、安定した生産性が得られる第
2の原稿読取モードとを選択的に切り替えて原稿読み取
りを行うよう制御する制御ステップを有することを特徴
とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項19記載
の発明は、原稿を原稿読取位置に搬送する原稿搬送機構
を駆動する原稿搬送駆動手段と、前記原稿搬送機構によ
り前記原稿読取位置に搬送された原稿を移動式の光学系
を用いて読み取る原稿読取手段と、前記光学系を駆動す
る光学系駆動手段とを備えた画像読取装置或いは前記画
像読取装置が搭載される画像形成装置に供給されるプロ
グラムであって、前記原稿搬送駆動手段の温度又は前記
光学系駆動手段の温度に基づいて、高生産性が得られる
第1の原稿読取モードから、安定した生産性が得られる
第2の原稿読取モードに切り替えて原稿読み取りを行う
よう制御する制御ステップを記憶したことを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の形態を説明
する前に、本発明の概要について説明する。本発明は、
原稿に光を照射し原稿からの反射光を画像読取部に導光
する光学系を駆動する光学系駆動モータ、原稿を原稿読
取位置に搬送する原稿搬送モータのそれぞれの温度を検
知するためのセンサを設け、温度検知結果に基づき画像
読み取り制御を行うことで、電力的にも生産性にも優れ
たネットワークスキャン機能(原稿から読み取った画像
データをネットワークを介して外部装置に送信する機
能)を有する画像読取装置、並びに画像読取装置を搭載
した画像形成装置を実現するものである。
【0018】具体的には、本発明の第1の実施の形態で
は、光学系駆動モータ、原稿搬送モータのそれぞれの温
度を検知するためのセンサを設け、始めはスキャンとス
キャンの間のインターバルなしで原稿を読み取るが、原
稿搬送モータが第1の所定温度に達するか、光学系駆動
モータが第2の所定の温度に達した場合に、スキャンと
スキャンの間に一定時間のインターバルを置くように制
御することにより、生産性及び消費電力の面で、モータ
が昇温するまでは装置の最善のパフォーマンスで原稿画
像の読み取りを行い、モータが昇温した後は次善のパフ
ォーマンスで原稿画像の読み取りを行うものである。
【0019】また、本発明の第2の実施の形態では、第
1の実施の形態に対して、光学系駆動モータを冷却する
ための冷却ファンを追加し、原稿搬送モータが第1の所
定温度に達するか、光学系駆動モータが第2の所定の温
度に達した場合に、スキャンとスキャンの間に一定時間
のインターバルを置くように制御することは、第1の実
施の形態と同様であるが、光学系駆動モータが前記第2
の所定の温度より低い第3の所定の温度を超えた時点
で、光学系駆動モータ用の冷却ファンの回転を開始させ
ることにより、インターバルなしで原稿を読み取れる時
間の延長を図ったものである。
【0020】以下、本発明の第1の実施の形態及び第2
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係る画像形成装置の内部構造を示す構成
図である。画像形成装置は、リーダ部(画像読取部)及
びプリンタ部(画像形成部)を備えた画像形成装置本体
100、大容量の用紙の収納及び給紙を行う給紙装置1
50、原稿の自動搬送を行う自動原稿搬送装置(DF)
180、画像形成が完了した用紙を排出する後処理装置
(フィニッシャ)190から大略構成されている。
【0022】上記構成を詳述すると、画像形成装置本体
100において、101は原稿載置台としてのプラテン
ガラスである。102はスキャナであり、原稿照明ラン
プ103、走査ミラー104等で構成される。105、
106は走査ミラー、108はレンズ、109はイメー
ジセンサ部(CCDセンサ)である。不図示の光学系駆
動モータによりスキャナ102が所定方向(図面上の左
右方向)に往復走査されることで、原稿照明ランプ10
3で照明された原稿の反射光が、走査ミラー104〜1
06を介しレンズ108を透過してイメージセンサ部1
09に結像され、電気信号へと変換される。光学系駆動
モータ200の近傍には温度検知センサ201(以上図
2参照)が配置されており、光学系駆動モータ200の
温度を検知する。尚、温度検知センサ201はサーミス
タ或いは熱電対等から構成されている。
【0023】一方、露光制御部120の制御により発射
されたレーザ光129は、感光体110に照射されるこ
とで感光体表面に静電潜像が形成される。更に、感光体
110上の静電潜像が現像器121により現像され、給
紙カセット131または132または給紙装置150か
ら給紙された用紙に転写された後、搬送ベルト130で
定着ユニット141に搬送され定着される。その後、画
像形成が完了した用紙は排出ローラ161により後処理
装置190に排出される。図中112は帯電器、116
はクリーナ、118は転写前帯電器、119は分離帯電
器、139、140は定着前帯電器である。尚、上記以
外の符号を付した構成要素の説明は省略するものとす
る。
【0024】自動原稿搬送装置(DF)180は、画像
形成装置本体100の上部に装備されており、原稿置き
台181上に置かれた原稿束の中から、給紙ローラ18
2により表面の一枚の原稿のみを分離し、原稿給紙ロー
ラ164によりプラテンガラス101上に搬送する装置
である。原稿は、その後、スキャナ102によりスキャ
ンされ、DF180はスキャン済みの原稿を原稿排紙台
183に排出するか、もしくは再度原稿置き台181に
戻す。原稿給紙ローラ164は、原稿搬送モータ203
により駆動される。原稿搬送モータ203の近傍には温
度検知センサ204(以上図2参照)が配置されてお
り、原稿搬送モータ203の温度を検知する。尚、温度
検知センサ204はサーミスタ或いは熱電対等から構成
されている。
【0025】給紙装置150は、画像形成装置本体10
0の側部に装備されており、多数枚の用紙を収納すると
共に、収納した用紙を画像形成装置本体100に給紙す
る大容量の給紙装置である。給紙装置150において、
用紙置き台151上には多数枚の用紙が積層状態で収納
されており、給紙ローラ152により用紙置き台151
上の最上面の用紙から1枚ずつ画像形成装置本体100
に給紙される。手差しトレイ153は、手差し給紙を行
う場合に使用する。
【0026】後処理装置190は、画像形成装置本体1
00の側部に装備されており、画像形成装置本体100
で画像形成が完了した用紙を直接排出または後処理(ス
テープル等のフィニッシング処理)してから排出する装
置である。後処理装置190において、ビン191、1
92は、上下方向に移動可能に構成されており、画像形
成完了用紙が積載される。搬送路194は、画像形成完
了用紙をそのまま排出するための搬送路であり、該搬送
路194の排出口にビン191を上昇させ排出を行う。
搬送路195は、画像形成完了用紙を搬送パス193側
へ搬送するための搬送路であり、画像形成完了用紙を搬
送パス193を介してステープル機構(図示略)へ送り
ステープル処理を行った後、ビン191またはビン19
2に排出する。
【0027】図2は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の制御系を中心とした構成を示すブロック図
である。画像形成装置は、画像メモリ部3、画像処理部
170、CPU171、操作部172、入出力ポート1
73、ROM174、ワークRAM175、指紋読取部
616、光学系駆動モータ200、原稿搬送モータ20
3、冷却ファン202、温度検知センサ201(光学系
駆動モータ200用)、温度検知センサ204(原稿搬
送モータ203用)を備えている。
【0028】上記構成を詳述すると、CPU171は、
画像形成装置(画像形成装置本体100、給紙装置15
0、自動原稿搬送装置180、後処理装置190)の基
本制御を行う中央処理装置であり、CPU171には、
ROM174、ワークRAM175、入出力ポート17
3が、アドレスバス、データバスにより接続されてい
る。CPU171は、ROM174に格納された制御プ
ログラムの内容に従って、入出力ポート173を介して
順次入出力の制御を行い、画像形成処理を実行する。ま
た、CPU171は、上記制御プログラムに基づき、図
6(第1の実施の形態)、図7(第1の実施の形態)、
図8(第2の実施の形態)の各フローチャートに示す処
理を実行する。また、CPU171は、後述のスキャン
動作のインターバル制御に用いるインターバルタイマを
備えている。
【0029】ROM174には、上記制御プログラムが
書き込まれている。ワークRAM175は、CPU17
1が上記各フローチャートに示す処理を含む各種処理を
行う際の作業領域として使用される。入出力ポート17
3には、CPU171により制御される、光学系駆動モ
ータ200、原稿搬送モータ203、冷却ファン20
2、クラッチ(図示略)等の各種負荷装置や、温度検知
センサ201(光学系駆動モータ200用)、温度検知
センサ204(原稿搬送モータ203用)、画像形成装
置本体100内部における用紙の位置を検知するセンサ
(図示略)等の各種入力装置が接続されている。
【0030】また、CPU171には、操作部172が
接続されている。CPU171は、操作部172を構成
する表示手段及びキー入力手段を制御する。操作者は操
作部172のキー入力手段を介して、画像形成動作モー
ドや表示の切り替えをCPU171に指示し、CPU1
71は、操作部172の表示手段に対して、画像形成装
置(画像形成装置本体100、給紙装置150、自動原
稿搬送装置180、後処理装置190)の動作状態や、
キー入力手段からのキー入力によって設定された動作モ
ードの表示を行う。更に、CPU171には、イメージ
センサ部109で電気信号に変換された信号を処理する
画像処理部170と、画像処理部170で処理された画
像を蓄積する画像メモリ部3とが接続されている。画像
処理部170及び画像メモリ部3については、下記の図
3及び図4をそれぞれ参照して説明する。
【0031】光学系駆動モータ200は、スキャナ10
2等の光学系を駆動するモータである。原稿搬送モータ
203は、自動原稿搬送装置180の原稿給紙ローラ1
64を駆動するモータである。冷却ファン202は、光
学系駆動モータ200を冷却するファンであり、下記の
第2の実施の形態において詳述する。温度検知センサ2
01(光学系駆動モータ200用)は、光学系駆動モー
タ200の温度を検知する。温度検知センサ204(原
稿搬送モータ203用)は、原稿搬送モータ203の温
度を検知する。
【0032】本発明の第1の実施の形態及び後述の第2
の実施の形態に係る画像形成装置は、画像メモリ部3に
画像データが格納され次第、直ちに次の原稿の読み取り
を開始する第1の原稿読み取りモード(高生産性が得ら
れる原稿読み取りモード)と、画像メモリ部3に画像デ
ータを格納するに要する時間より長い所定の間隔を置い
て原稿の読み取りを実行する第2の原稿読み取りモード
(安定した生産性が得られる原稿読み取りモード)とを
有する。
【0033】図3は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の画像処理部170及びプリンタ部2を中心
とした構成を示すブロック図である。画像形成装置の画
像処理部170は、CCDセンサ109、アナログ信号
処理部300、A/D・SH処理部301、RGBライ
ン間補正部302、入力マスキング部303、変倍部3
04、γ補正部305、二値化部306を備えており、
プリンタ部2は、スムージング部307、露光制御部1
20を備えている。図中3は画像メモリ部、4は外部イ
ンターフェイス(I/F)処理部である。
【0034】上記構成を詳述すると、画像処理部170
において、CCDセンサ109は、原稿からの反射光を
電気信号に変換する。アナログ信号処理部300は、C
CDセンサ109の出力信号をサンプル及びホールド処
理すると共に、ダークレベルの補正等を行う。A/D・
SH処理部301は、アナログ信号処理部300の出力
信号をアナログ/デジタル(A/D)変換すると共に、
デジタル信号に対しシェーディング補正を行う。RGB
ライン間補正部302は、R(赤)G(緑)B(青)ラ
イン間補正を行う。入力マスキング部303は、輝度デ
ータを濃度データに変換する。変倍部304は、画像の
変倍処理を行う。γ補正部305は、元の濃度データを
所望の出力濃度に対応した濃度データに変換する。二値
化部306は、多値の濃度データの二値化を行う。
【0035】プリンタ部2において、スムージング部3
07は、二値化した画像の線の端部が滑らかになるよう
にデータの補完を行う。露光制御部120は、画像デー
タの静電潜像を感光体110上に形成する。画像メモリ
部3は、画像データの蓄積を行う。外部I/F処理部4
は、画像形成装置と外部装置(コンピュータ)との間の
インターフェイスを司る。
【0036】上記構成で、先ず、画像形成装置のリーダ
部でスキャンした画像をプリンタ部でプリントする際の
処理の流れを説明する。レンズ108を介しCCDセン
サ109に結像された原稿画像は、CCDセンサ109
によりアナログ電気信号に変換される。変換された画像
情報は、アナログ信号処理部300に入力されてサンプ
ル及びホールド処理、ダークレベルの補正等が行われた
後に、A/D・SH処理部301でアナログ・デジタル
変換(A/D変換)され、更に、デジタル化された信号
に対してシェーディング補正が行われる。シェーディン
グ補正では、CCDセンサ109が持つ画素毎のばらつ
きの補正、及び原稿照明ランプ103の配光特性に基づ
く位置による光量のばらつきに対する補正を行う。
【0037】更に、RGBライン間補正部302におい
てRGBライン間補正を行う。ある時点でCCDセンサ
109のRGB各受光部に入力した光は、原稿上ではR
GB各受光部の位置関係に応じてずれているために、こ
こでRGB信号間の同期をとる。更に、入力マスキング
部303で入力マスキング処理を行い、輝度データを濃
度データに変換する。これは、CCDセンサ109から
出力されたままのRGB値が、CCDセンサ109に取
り付けられた色フィルタの影響を受けていることから、
その影響を補正して純粋なRGB値に修正するためであ
る。
【0038】その後、画像は変倍部304において所望
の変倍率で変倍処理され、変倍された画像データは、画
像メモリ部3へ送られて、画像蓄積される。ここで、白
黒スキャンの場合には、CCDセンサ109から出力さ
れたRGBデータの内、Gデータのみを画像メモリ部3
に送り、他のデータは破棄することにより、カラーデー
タを白黒データに変換している。
【0039】また、画像メモリ部3には、外部I/F処
理部4を介して外部装置(コンピュータ)からの画像デ
ータも入力される。画像メモリ部3は、図4で詳述する
ように、DRAM等のメモリで構成された高速処理可能
なページメモリ401、複数のページ画像データを蓄積
可能な大容量のメモリであるハードディスク404等を
備えている。ハードディスク404に格納された複数の
画像データは、画像形成装置本体100の操作部172
で指定された編集モードに応じた順序で出力される。例
えばソートの場合、自動原稿搬送装置(DF)180で
搬送してスキャナ102で読み取った原稿束の画像を順
に読み出し、これを複数回繰り返して出力する。これに
より、仮に後処理装置(フィニッシャ)190にビンが
複数装備されていない場合でも、ビンが複数あるソータ
と同じ役割を果たすことができる。
【0040】画像メモリ部3に蓄積した画像をプリント
する際には、画像データを画像メモリ部3からγ補正部
305に送る。γ補正部305では、操作部172で設
定された濃度値に応じた出力にするために、プリンタ部
2の特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)に
基づいて、元の濃度データから所望の出力濃度に対応し
た濃度データに変換する。
【0041】その後、濃度データは二値化部306に送
られる。二値化部306では多値の濃度データの二値化
を行う。多値の濃度データ、例えば8ビットの濃度デー
タであれば、濃度値は「0」から「255」の間のいず
れかの値を取るが、二値化することにより、濃度値は例
えば「0」或いは「255」の二つだけとなる。つま
り、ある画素の濃度を表すために8ビットのデータが必
要であったのに対し、二値化することにより1ビットの
データ量で済む。二値化により画像データを格納するた
めのメモリ容量は縮小されるが、画像を二値化すること
により、画像の階調性は元の256階調から2階調へと
変化するため、写真画像のような中間調の多い画像デー
タでは、一般に画像の劣化が著しい。
【0042】そこで、二値化データによる疑似的な中間
調の表現が重要となる。ここでは、二値のデータで疑似
的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。
この方法では、ある画像の濃度がある閾値より大きい場
合には「255」の濃度データであるとし、ある閾値以
下である場合には「0」の濃度データであるとして二値
化した後、実際の濃度データと二値化された濃度データ
との差分を誤差信号として求め、周辺の画素に配分す
る。誤差の配分は、予め定められたマトリクス上の重み
係数を、二値化によって生じる誤差に対して掛け合わ
せ、周辺の画素に加算することによって行う。これによ
って、画像全体での濃度平均値は保存され、中間調を疑
似的に二値で表現することができる。
【0043】二値化された濃度データはプリンタ部2に
あるスムージング部307に送られる。スムージング部
307では、二値化した画像の線の端部が滑らかになる
ようにデータの補完を行い、その補完が行われた画像デ
ータは露光制御部120へ出力される。露光制御部12
0は、上述のように画像データの静電潜像を感光体11
0上に形成する。
【0044】次に、画像形成装置でスキャンした画像を
ネットワーク経由で外部装置(コンピュータ)へ転送す
る際の処理の流れを説明するが、前半部分の画像メモリ
部3に濃度データを蓄積するところまでは上述のプリン
ト時の処理の流れと同じである。但し、今度はRBGデ
ータ全てを画像メモリ部3に蓄積する。画像転送時に
は、画像メモリ部3から外部I/F処理部4に画像デー
タを送り、外部I/F処理部4からネットワークを経由
して所望のコンピュータに画像データが転送される。
【0045】図4は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の画像メモリ部3を中心とした構成を示すブ
ロック図である。画像メモリ部3は、ページメモリ40
1、メモリコントローラ部402、圧縮/伸長部40
3、ハードディスク404を備えている。図中2はプリ
ンタ部、4は外部I/F処理部、170は画像処理部で
ある。
【0046】上記構成を詳述すると、外部I/F処理部
4及び画像処理部170から画像メモリ部3に送られて
きた画像データは、メモリコントローラ部402によ
り、ページメモリ401に書き込まれる。その後、画像
データは、メモリコントローラ部402により、画像処
理部170を介してプリンタ部2に送られるか、或いは
ハードディスク404に蓄積される。ハードディスク4
04に画像データを蓄積する際には、画像データは、圧
縮/伸長部403においてデータ圧縮され、圧縮データ
としてハードディスク404に書き込まれる。
【0047】メモリコントローラ部402は、また、ハ
ードディスク404に格納されている画像データのペー
ジメモリ401への読み出しも行う。その際には、圧縮
データをハードディスク404から読み出し、圧縮/伸
長部403を介して伸長し、復元した画像データをペー
ジメモリ401に書き込む。また、メモリコントローラ
部402は、ページメモリ401へ送るDRAMリフレ
ッシュ信号の発生を行う。また、メモリコントローラ部
402は、外部I/F処理部4、画像処理部170、ハ
ードディスク404からページメモり401へのアクセ
スの調停を行う。更に、メモリコントローラ部402
は、CPU171の指示に従い、ページメモリ401へ
の書き込みアドレス、ページメモリ401からの読み出
しアドレス、読み出し方向などの決定制御を行う。
【0048】これらの処理により、CPU171は、ペ
ージメモリ401において複数の原稿画像を並べてレイ
アウトを行った上で、画像処理部170を介してプリン
タ部2に画像データを出力する機能や、画像の一部分の
み切り出して出力する機能や、画像回転を行う機能を制
御することが可能となる。
【0049】図5は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の外部I/F処理部4を中心とした構成を示
すブロック図である。画像形成装置の外部I/F処理部
4は、ファクシミリ部501、ハードディスク502、
コンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ
部504、イメージメモリ部505、コア部506を備
えている。図中1はリーダ部、2はプリンタ部、3は画
像メモリ部、11は外部装置(パーソナルコンピュータ
またはワークステーション:以下、外部コンピュータと
称する)である。
【0050】上記構成を詳述すると、外部I/F処理部
4は、画像メモリ部3を介してリーダ部1からの画像デ
ータを取り込みプリンタ部2へ出力し、また、画像メモ
リ部3を介して外部I/F処理部4からの画像データを
プリンタ部2へ出力することで、プリンタ部2において
画像形成を行う。ファクシミリ部501は、モデム(図
示略)を介して電話回線等の公衆回線に接続されてお
り、公衆回線からのファクシミリ通信データの受信と、
公衆回線へのファクシミリ通信データの送信を行う。ハ
ードディスク502は、ファクシミリ部501の通信画
像データを保存する。
【0051】ファクシミリ部501では、指定された時
間にファクス送信を行ったり、相手からの指定パスワー
ドによる問い合わせに応じて画像データを送信するなど
のファクシミリ機能を、ハードディスク502に保存さ
れたファクス用の画像を利用して実現する。これによ
り、一度、リーダ部1から画像メモリ部3を介して、フ
ァクシミリ部501、ファクシミリ用のハードディスク
502へ画像を転送した後は、リーダ部1、画像メモリ
部3をファクシミリ機能に使うことなしに、ファクス送
信を行うことができる。
【0052】コンピュータインターフェイス部503
は、外部コンピュータ11との間でデータ通信を行うイ
ンターフェイス部であり、ローカルエリアネットワーク
(LAN)、シリアルI/F、SCSI(Small Comput
er System Interface)−I/F、プリンタのデータ入
力用のセントロニクスI/Fなどを備えている。このコ
ンピュータインターフェイス部503を介して、プリン
タ部2、リーダ部1の状態を外部コンピュータ11に通
知する、或いは外部コンピュータ11の指示に基づきリ
ーダ部1で読み取った画像を外部コンピュータ11へ転
送する。
【0053】また、コンピュータインターフェイス部5
03は、外部コンピュータ11からプリント画像データ
を受け取る。その際には、外部コンピュータ11から通
知されるプリント画像データは専用のプリンタコードで
記述されているため、フォーマッタ部504において、
外部コンピュータ11から通知されたデータコードを、
プリンタ部2で画像形成を行うことができるラスタイメ
ージデータに変換する。フォーマッタ部504は、変換
したラスタイメージデータをイメージメモリ部505に
展開する。
【0054】イメージメモリ部505は、このようにフ
ォーマッタ部504がラスタイメージデータを展開する
メモリとして使用されるほか、リーダ部1からの画像デ
ータを外部コンピュータ11に送る(ネットワークスキ
ャナ機能)場合にも使用される。即ち、リーダ部1から
の画像をコンピュータインターフェイス部503を介し
て外部コンピュータ11に送る場合には、画像メモリ部
3から送られる画像データをイメージメモリ部505に
一度展開し、ここで外部コンピュータ11に送るデータ
の形式に変換した上で、コンピュータインターフェイス
部503から外部コンピュータ11に送出する。
【0055】コア部506は、ファクシミリ部501、
コンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ
部504、イメージメモリ部505、画像メモリ部3の
相互間で行われるそれぞれのデータ転送を制御管理す
る。これにより、外部I/F処理部4に複数の画像出力
部が接続されていても、また画像メモリ部3への画像転
送路が一つであっても、コア部506の管理のもとで排
他制御及び優先度制御が行われ、適切に画像出力が行わ
れる。
【0056】次に、上記の如く構成された本発明の第1
の実施の形態に係る画像形成装置の動作について図6〜
図7のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0057】図6は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置において、原稿から画像を読み取る原稿スキ
ャン時におけるスキャン動作のインターバルの制御の流
れを示すフローチャートである。本フローチャートは画
像形成装置のCPU171がプログラムに基づいて実行
する。
【0058】先ず、画像形成装置のCPU171は、画
像形成装置がスキャン動作中であるか否かをチェックす
る(ステップS601)。CPU171は、画像形成装
置がスキャン動作中でないと判定した場合は、本処理を
終了する。他方、CPU171は、画像形成装置がスキ
ャン動作中であると判定した場合は、ステップS602
の処理へ移行する。次に、CPU171は、温度検知セ
ンサ204により原稿搬送モータ203の温度temp
1を検知し、温度検知センサ201により光学系駆動モ
ータ200の温度temp2を検知する(ステップS6
02)。
【0059】次に、CPU171は、原稿搬送モータ2
03の温度temp1が所定の温度TH1を超えている
か否かを判定し(ステップS603)、温度temp1
が所定の温度TH1を超えていないときは、光学系駆動
モータ200の温度temp2が所定の温度TH2を超
えているか否かを判定する(ステップS604)。ここ
で、原稿搬送モータ203の温度temp1が所定の温
度TH1を超えている場合(ステップS603でYe
s)か、光学系駆動モータ200の温度temp2が所
定の温度TH2を超えている場合(ステップS604で
Yes)には、CPU171は、インターバルタイマに
所定の値を設定し、スキャン動作のインターバル制御を
開始する(ステップS605)。
【0060】他方、原稿搬送モータ203の温度tem
p1が所定の温度TH1を超えていない場合(ステップ
S603でNo)で、光学系駆動モータ200の温度t
emp2が所定の温度TH2を超えていなかった場合
(ステップS604でNo)には、上記ステップS60
1の処理に戻り、ステップS601以下の処理を続行す
る。
【0061】即ち、本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置では、原稿搬送モータ203の温度temp
1が所定の温度TH1を超えるか、光学系駆動モータ2
00の温度temp2が所定の温度TH2を超えた場合
に、高生産性が得られる第1の原稿読み取りモード(画
像メモリ部3に画像データが格納され次第、直ちに次の
原稿の読み取りを開始するモード)から、安定した生産
性が得られる第2の原稿読み取りモード(画像メモリ部
3に画像データを格納するに要する時間より長い所定の
間隔を置いて原稿の読み取りを実行するモード)に切り
替えて原稿読み取りを行うよう制御する。
【0062】図7は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置において、自動原稿搬送装置(DF)180
を用いて原稿から画像を読み取る原稿スキャン時におけ
るスキャン動作の制御の流れを示すフローチャートであ
る。本フローチャートは画像形成装置のCPU171が
プログラムに基づいて実行する。
【0063】自動原稿搬送装置(DF)180を用いた
スキャン動作においては、先ず、画像形成装置のCPU
171は、原稿搬送モータ203を駆動制御すること
で、自動原稿搬送装置180の原稿置き台181上に置
かれた原稿をプラテンガラス101上の読取位置へ給紙
する制御を行う(ステップS701)。次に、CPU1
71は、予め設定されているインターバル時間が経過し
ているか否かをチェックする(ステップS702)。
【0064】インターバル時間が経過していなかった場
合には、インターバル時間が経過するまでステップS7
02を繰り返す。尚、スキャン動作にインターバルを置
かない状態では、インターバル制御に関する設定値は0
または負の値を保持しており、ステップS702はその
まま通過する。他方、インターバル時間が経過していた
場合には、CPU171は、一旦インターバルタイマを
リセットし、再度インターバルタイマによるカウントを
開始する(ステップS703)。
【0065】その後、CPU171は、スキャナ102
等によりスキャン動作を実行し(ステップS704)、
本スキャンの原稿が最終原稿であるか否かをチェックす
る(ステップS705)。CPU171は、最終原稿で
あると判定した場合には、プラテンガラス101上の原
稿を原稿排紙台183に排出するか、或いは原稿置き台
181に戻し(ステップS706)、スキャン動作を終
了する。他方、CPU171は、最終原稿でないと判定
した場合には、上記ステップS701の処理に戻り、原
稿交換を行う。その際にスキャン済みの原稿は、原稿排
紙台183に排出するか、或いは原稿置き台181に戻
す。以上の処理を原稿置き台181上に未処理の原稿が
なくなるまで繰り返す。
【0066】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態に係る画像形成装置によれば、原稿搬送モータ2
03の温度temp1が所定の温度TH1を超えるか、
光学系駆動モータ200の温度temp2が所定の温度
TH2を超えた場合に、高生産性が得られる第1の原稿
読み取りモード(画像メモリ部3に画像データが格納さ
れ次第、直ちに次の原稿の読み取りを開始するモード)
から、安定した生産性が得られる第2の原稿読み取りモ
ード(画像メモリ部3に画像データを格納するに要する
時間より長い所定の間隔を置いて原稿の読み取りを実行
するモード)に切り替えて原稿読み取りを行うよう制御
するため、下記の効果を奏する。
【0067】自動原稿搬送装置180を使用したネット
ワークスキャン(原稿から読み取った画像データをネッ
トワークを介して外部コンピュータ11に送信する処
理)の実行時において、高生産性が得られる第1の原稿
読み取りモードと、安定した生産性が得られる第2の原
稿読み取りモードとを、光学系駆動モータ200及び原
稿搬送モータ203の温度を検知した結果に基づいて、
自動的に切り替えるよう制御することにより、ネットワ
ークスキャンにおける総合的に最適な生産性を使用者に
提供することが可能となる効果を奏する。
【0068】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態に係る画像形成装置の内部構造(上記図1参
照)、画像形成装置の制御系を中心とした構成(上記図
2参照)、画像形成装置の画像処理部170及びプリン
タ部2を中心とした構成(上記図3参照)、画像形成装
置の画像メモリ部3を中心とした構成(上記図4参
照)、画像形成装置の外部I/F処理部4を中心とした
構成(上記図5参照)は、上記第1の実施の形態と略同
様であるため、その詳細に関する説明は省略する。
【0069】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成
装置が上記第1の実施の形態に係る画像形成装置と相異
する点は、上記図2に示したように、光学系駆動モータ
200を冷却するための冷却ファン202を、光学系駆
動モータ200の近傍に装備している点である。
【0070】次に、上記の如く構成された本発明の第2
の実施の形態に係る画像形成装置の動作について図8の
フローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0071】図8は本発明の第2の実施の形態に係る画
像形成装置において、原稿から画像を読み取る原稿スキ
ャン時における光学系駆動モータ200の冷却ファン2
02の制御と、スキャン動作のインターバルの制御の流
れを示すフローチャートである。本フローチャートは画
像形成装置のCPU171がプログラムに基づいて実行
する。
【0072】先ず、画像形成装置のCPU171は、画
像形成装置がスキャン動作中であるか否かをチェックす
る(ステップS801)。CPU171は、画像形成装
置がスキャン動作中でないと判定した場合は、本処理を
終了する。他方、CPU171は、画像形成装置がスキ
ャン動作中であると判定した場合は、ステップS802
の処理へ移行する。次に、CPU171は、温度検知セ
ンサ204により原稿搬送モータ203の温度temp
1を検知し、温度検知センサ201により光学系駆動モ
ータ200の温度temp2を検知する(ステップS8
02)。
【0073】次に、CPU171は、原稿搬送モータ2
03の温度temp1が所定の温度TH1を超えている
か否かを判定し(ステップS803)、温度temp1
が所定の温度TH1を超えていないときは、光学系駆動
モータ200の温度temp2が所定の温度TH2を超
えているか否かを判定する(ステップS804)。ここ
で、原稿搬送モータ203の温度temp1が所定の温
度TH1を超えている場合(ステップS803でYe
s)か、光学系駆動モータ200の温度temp2が所
定の温度TH2を超えている場合(ステップS804で
Yes)には、CPU171は、インターバルタイマに
所定の値を設定し、スキャン動作のインターバル制御を
開始する(ステップS805)。
【0074】他方、原稿搬送モータ203の温度tem
p1が所定の温度TH1を超えていない場合(ステップ
S803でNo)で、光学系駆動モータ200の温度t
emp2が所定の温度TH2を超えていなかった場合
(ステップS804でNo)には、CPU171は、光
学系駆動モータ200の温度temp2が所定の温度T
H3(但し、TH3<TH2)を超えているか否かをチ
ェックする。光学系駆動モータ200の温度temp2
が所定の温度TH3を超えている場合には、CPU17
1は、光学系駆動モータ200を冷却する冷却ファン2
02が既に回転状態であるか否かをチェックする(ステ
ップS807)。
【0075】冷却ファン202が未回転状態であった場
合は、CPU171は、冷却ファン202をONするこ
とで光学系駆動モータ200の冷却を開始する(ステッ
プS808)。他方、上記ステップS806において光
学系駆動モータ200の温度temp2が所定の温度T
H3に達していなかった場合、或いは上記ステップS8
07において既に冷却ファン202が回転状態であった
場合には、上記ステップS801の処理に戻り、ステッ
プS801以下の処理を続行する。
【0076】即ち、本発明の第2の実施の形態に係る画
像形成装置では、光学系駆動モータ200の温度tem
p2が所定の温度TH3を超えた場合に、冷却ファン2
02の回転を開始し、原稿搬送モータ203の温度te
mp1が所定の温度TH1を超えるか、光学系駆動モー
タ200の温度temp2が所定の温度TH2を超えた
場合に、高生産性が得られる第1の原稿読み取りモード
(画像メモリ部3に画像データが格納され次第、直ちに
次の原稿の読み取りを開始するモード)から、安定した
生産性が得られる第2の原稿読み取りモード(画像メモ
リ部3に画像データを格納するに要する時間より長い所
定の間隔を置いて原稿の読み取りを実行するモード)に
切り替えて原稿読み取りを行うよう制御する。
【0077】尚、本発明の第2の実施の形態に係る画像
形成装置における自動原稿搬送装置(DF)180を用
いたスキャン動作に関する制御の流れは、上記第1の実
施の形態の図7と同様であるため、フローチャートの図
示及び説明を省略する。
【0078】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態に係る画像形成装置によれば、光学系駆動モータ
200の温度temp2が所定の温度TH3を超えた場
合に、冷却ファン202の回転を開始し、原稿搬送モー
タ203の温度temp1が所定の温度TH1を超える
か、光学系駆動モータ200の温度temp2が所定の
温度TH2を超えた場合に、高生産性が得られる第1の
原稿読み取りモード(画像メモリ部3に画像データが格
納され次第、直ちに次の原稿の読み取りを開始するモー
ド)から、安定した生産性が得られる第2の原稿読み取
りモード(画像メモリ部3に画像データを格納するに要
する時間より長い所定の間隔を置いて原稿の読み取りを
実行するモード)に切り替えて原稿読み取りを行うよう
制御するため、下記の効果を奏する。
【0079】自動原稿搬送装置180を使用したネット
ワークスキャン(原稿から読み取った画像データをネッ
トワークを介して外部コンピュータ11に送信する処
理)の実行時において、高生産性が得られる第1の原稿
読み取りモードと、安定した生産性が得られる第2の原
稿読み取りモードとを、光学系駆動モータ200及び原
稿搬送モータ203の温度を検知した結果に基づいて、
自動的に切り替えるよう制御することにより、ネットワ
ークスキャンにおける総合的に最適な生産性を使用者に
提供することが可能となる効果を奏する。
【0080】[他の実施の形態]本発明の上記第1〜第
2の実施の形態では、本発明の原稿読取制御を、画像読
取機能・画像形成機能・ファクシミリ機能等の複数の機
能を有する画像形成装置(複合機)に適用した場合を例
に上げたが、本発明は、これに限定されるものではな
く、画像読取機能のみを有する画像読取装置、画像読取
機能・画像形成機能を有する画像形成装置(通常の複写
機)に適用することも勿論可能である。
【0081】本発明の上記第1〜第2の実施の形態で
は、画像形成装置と外部装置とを図5に示すような接続
とした場合を例に挙げたが、本発明は、これに限定され
るものではなく、任意台数の画像形成装置と任意台数の
外部装置とをネットワーク接続する場合に適用すること
も勿論可能である。
【0082】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体
をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0083】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、
ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなど
を用いることができる。
【0084】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に
含まれることは言うまでもない。
【0085】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿搬送機構を使用した読取時に画質を低下させること
なく、最適な生産性を使用者に提供することが可能とな
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
形成装置の内部構造を示す構成図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
形成装置の制御系を中心とした構成を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
形成装置の画像処理部及びプリンタ部を中心とした構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
形成装置の画像メモリ部を中心とした構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
形成装置の外部I/F処理部を中心とした構成を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
において原稿から画像を読み取る原稿スキャン時におけ
るスキャン動作のインターバルの制御の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
において自動原稿搬送装置を用いて原稿から画像を読み
取る原稿スキャン時におけるスキャン動作の制御の流れ
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
において原稿から画像を読み取る原稿スキャン時におけ
る光学系駆動モータの冷却ファンの制御とスキャン動作
のインターバルの制御の流れを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像メモリ部(画像保存手段) 4 外部I/F処理部 11 外部コンピュータ(外部装置) 100 画像形成装置本体 101 プラテンガラス(原稿読取位置) 102 スキャナ(原稿読取手段、光学系) 109 イメージセンサ部(原稿読取手段) 164 原稿給紙ローラ(原稿搬送機構) 171 CPU(制御手段) 180 自動原稿搬送装置(原稿搬送機構) 200 光学系駆動モータ(光学系駆動手段) 201 温度検知センサ(光学系温度検知手段) 202 冷却ファン(冷却手段) 203 原稿搬送モータ(原稿搬送駆動手段) 204 温度検知センサ(原稿搬送系温度検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 430 G03G 21/00 534 Fターム(参考) 2H027 DA11 DA32 DA38 DB04 DE04 DE07 DE09 EA11 EC06 EC07 EC10 EC18 EC20 ED04 ED12 EE01 EE02 EE04 EE07 EE08 EE10 EF10 FA22 FA35 FB07 FD08 JA11 JB23 JC04 JC14 ZA07 2H108 AA01 AA05 DA00 DA06 FA00 FB00 FB01 5B047 AA01 AB04 BA02 BB02 BC14 BC18 BC23 CA09 CA17 CB03 EA01 EB01 5C072 AA01 BA03 CA11 MB01 MB02 XA01

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を原稿読取位置に搬送する原稿搬送
    機構を駆動する原稿搬送駆動手段と、前記原稿搬送機構
    により前記原稿読取位置に搬送された原稿を移動式の光
    学系を用いて読み取る原稿読取手段と、前記光学系を駆
    動する光学系駆動手段とを備えた画像読取装置であっ
    て、 前記原稿搬送駆動手段の温度又は前記光学系駆動手段の
    温度に基づいて、高生産性が得られる第1の原稿読取モ
    ードと、安定した生産性が得られる第2の原稿読取モー
    ドとを選択的に切り替えて原稿読み取りを行うよう制御
    する制御手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記光学系駆動手段を冷却する冷
    却手段を備え、前記制御手段は、前記光学系駆動手段の
    温度に基づいて、前記冷却手段の駆動を開始するように
    制御することを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記原稿搬送駆動手段の温度を検知する
    原稿搬送系温度検知手段と、前記光学系駆動手段の温度
    を検知する光学系温度検知手段と、前記原稿読取手段に
    より読み取られた原稿の画像データを保存する画像保存
    手段とを有し、前記制御手段は、前記原稿搬送駆動手段
    の温度が第1の所定の温度を超えるか、又は前記光学系
    駆動手段の温度が第2の所定の温度を超えた場合に、前
    記画像保存手段に画像データが格納され次第直ちに次の
    原稿の読み取りを開始する前記第1の原稿読取モードか
    ら、前記画像保存手段に画像データを格納するに要する
    時間より長い所定の間隔を置いて原稿の読み取りを実行
    する前記第2の原稿読取モードに切り替えて原稿読み取
    りを行うよう制御することを特徴とする請求項1又は2
    記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿搬送機構は、該原稿搬送機構に
    装填された複数枚の原稿を1枚ずつ前記原稿読取位置へ
    自動搬送する機構であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿読取手段により原稿から読み取
    った画像データをネットワーク経由で外部装置に送信す
    るネットワークスキャン機能を有することを特徴とする
    請求項1乃至4の何れかに記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 原稿から画像を読み取る画像読取機能及
    び読取画像を用紙上に形成する画像形成機能を有する画
    像形成装置に搭載されることを特徴とする請求項1乃至
    5の何れかに記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5の何れかに記載の画像読
    取装置を搭載した読取画像を用紙上に形成する画像形成
    機能を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 原稿を原稿読取位置に搬送する原稿搬送
    機構を駆動する原稿搬送駆動手段と、前記原稿搬送機構
    により前記原稿読取位置に搬送された原稿を移動式の光
    学系を用いて読み取る原稿読取手段と、前記光学系を駆
    動する光学系駆動手段とを備えた画像形成装置と、該画
    像形成装置との間で通信可能な外部装置とを具備してな
    るネットワークシステムであって、 前記画像形成装置は、前記原稿搬送駆動手段の温度又は
    前記光学系駆動手段の温度に基づいて、高生産性が得ら
    れる第1の原稿読取モードと、安定した生産性が得られ
    る第2の原稿読取モードとを選択的に切り替えて原稿読
    み取りを行うよう制御する制御手段を有することを特徴
    とするネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 さらに前記光学系駆動手段を冷却する冷
    却手段を備え、前記制御手段は、前記光学系駆動手段の
    温度に基づいて、前記冷却手段の駆動を開始するように
    制御することを特徴とする請求項8記載のネットワーク
    システム。
  10. 【請求項10】 前記画像形成装置は、前記原稿搬送駆
    動手段の温度を検知する原稿搬送系温度検知手段と、前
    記光学系駆動手段の温度を検知する光学系温度検知手段
    と、前記原稿読取手段により読み取られた原稿の画像デ
    ータを保存する画像保存手段とを有し、前記制御手段
    は、前記原稿搬送駆動手段の温度が第1の所定の温度を
    超えるか、又は前記光学系駆動手段の温度が第2の所定
    の温度を超えた場合に、前記画像保存手段に画像データ
    が格納され次第直ちに次の原稿の読み取りを開始する前
    記第1の原稿読取モードから、前記画像保存手段に画像
    データを格納するに要する時間より長い所定の間隔を置
    いて原稿の読み取りを実行する前記第2の原稿読取モー
    ドに切り替えて原稿読み取りを行うよう制御することを
    特徴とする請求項8又は9記載のネットワークシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記画像形成装置の前記原稿搬送機構
    は、該原稿搬送機構に装填された複数枚の原稿を1枚ず
    つ前記原稿読取位置へ自動搬送する機構であることを特
    徴とする請求項8又は9記載のネットワークシステム。
  12. 【請求項12】 前記画像形成装置は、前記原稿読取手
    段により原稿から読み取った画像データをネットワーク
    経由で前記外部装置としてのコンピュータに送信するネ
    ットワークスキャン機能を有することを特徴とする請求
    項8乃至11の何れかに記載のネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 原稿を原稿読取位置に搬送する原稿搬
    送機構を駆動する原稿搬送駆動手段と、前記原稿搬送機
    構により前記原稿読取位置に搬送された原稿を移動式の
    光学系を用いて読み取る原稿読取手段と、前記光学系を
    駆動する光学系駆動手段とを備えた画像読取装置或いは
    前記画像読取装置が搭載される画像形成装置で実行され
    る原稿読取制御方法であって、 前記原稿搬送駆動手段の温度又は前記光学系駆動手段の
    温度に基づいて、高生産性が得られる第1の原稿読取モ
    ードと、安定した生産性が得られる第2の原稿読取モー
    ドとを選択的に切り替えて原稿読み取りを行うよう制御
    する制御工程を有することを特徴とする原稿読取制御方
    法。
  14. 【請求項14】 前記画像読取装置は、さらに前記光学
    系駆動手段を冷却する冷却手段を備え、前記制御工程で
    は、前記光学系駆動手段の温度に基づいて、前記冷却手
    段の駆動を開始することを特徴とする請求項13記載の
    原稿読取制御方法。
  15. 【請求項15】 前記原稿搬送駆動手段の温度を検知す
    る原稿搬送系温度検知工程と、前記光学系駆動手段の温
    度を検知する光学系温度検知工程と、前記原稿読取手段
    により読み取られた原稿の画像データを保存する画像保
    存工程とを有し、前記制御工程では、前記原稿搬送駆動
    手段の温度が第1の所定の温度を超えるか、又は前記光
    学系駆動手段の温度が第2の所定の温度を超えた場合
    に、前記画像保存工程で画像データが格納され次第直ち
    に次の原稿の読み取りを開始する前記第1の原稿読取モ
    ードから、前記画像保存工程で画像データを格納するに
    要する時間より長い所定の間隔を置いて原稿の読み取り
    を実行する前記第2の原稿読取モードに切り替えて原稿
    読み取りを行うよう制御することを特徴とする請求項1
    3又は14記載の原稿読取制御方法。
  16. 【請求項16】 原稿を原稿読取位置に搬送する原稿搬
    送機構を駆動する原稿搬送駆動手段と、前記原稿搬送機
    構により前記原稿読取位置に搬送された原稿を移動式の
    光学系を用いて読み取る原稿読取手段と、前記光学系を
    駆動する光学系駆動手段とを備えた画像読取装置或いは
    前記画像読取装置が搭載される画像形成装置に適用され
    る原稿読取制御方法を実行するプログラムを記憶したコ
    ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記原稿読取制御方法は、前記原稿搬送駆動手段の温度
    又は前記光学系駆動手段の温度に基づいて、高生産性が
    得られる第1の原稿読取モードと、安定した生産性が得
    られる第2の原稿読取モードとを選択的に切り替えて原
    稿読み取りを行うよう制御する制御ステップを有するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記画像読取装置は、さらに前記光学
    系駆動手段を冷却する冷却手段を備え、前記制御ステッ
    プでは、前記光学系駆動手段の温度に基づいて、前記冷
    却手段の駆動を開始することを特徴とする請求項16記
    載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記原稿搬送駆動手段の温度を検知す
    る原稿搬送系温度検知ステップと、前記光学系駆動手段
    の温度を検知する光学系温度検知ステップと、前記原稿
    読取手段により読み取られた原稿の画像データを保存す
    る画像保存ステップとを有し、前記制御ステップでは、
    前記原稿搬送駆動手段の温度が第1の所定の温度を超え
    るか、又は前記光学系駆動手段の温度が第2の所定の温
    度を超えた場合に、前記画像保存ステップで画像データ
    が格納され次第直ちに次の原稿の読み取りを開始する前
    記第1の原稿読取モードから、前記画像保存ステップで
    画像データを格納するに要する時間より長い所定の間隔
    を置いて原稿の読み取りを実行する前記第2の原稿読取
    モードに切り替えて原稿読み取りを行うよう制御するこ
    とを特徴とする請求項16又は17記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 原稿を原稿読取位置に搬送する原稿搬
    送機構を駆動する原稿搬送駆動手段と、前記原稿搬送機
    構により前記原稿読取位置に搬送された原稿を移動式の
    光学系を用いて読み取る原稿読取手段と、前記光学系を
    駆動する光学系駆動手段とを備えた画像読取装置或いは
    前記画像読取装置が搭載される画像形成装置に供給され
    るプログラムであって、 前記原稿搬送駆動手段の温度又は前記光学系駆動手段の
    温度に基づいて、高生産性が得られる第1の原稿読取モ
    ードから、安定した生産性が得られる第2の原稿読取モ
    ードに切り替えて原稿読み取りを行うよう制御する制御
    ステップを記憶したことを特徴とするプログラム。
  20. 【請求項20】 前記画像読取装置は、さらに前記光学
    系駆動手段を冷却する冷却手段を備え、前記制御ステッ
    プでは、前記光学系駆動手段の温度に基づいて、前記冷
    却手段の駆動を開始することを特徴とする請求項19記
    載のプログラム。
  21. 【請求項21】 前記原稿搬送駆動手段の温度を検知す
    る原稿搬送系温度検知ステップと、前記光学系駆動手段
    の温度を検知する光学系温度検知ステップと、前記原稿
    読取手段により読み取られた原稿の画像データを保存す
    る画像保存ステップとを記憶し、前記制御ステップで
    は、前記原稿搬送駆動手段の温度が第1の所定の温度を
    超えるか、又は前記光学系駆動手段の温度が第2の所定
    の温度を超えた場合に、前記画像保存ステップで画像デ
    ータが格納され次第直ちに次の原稿の読み取りを開始す
    る前記第1の原稿読取モードから、前記画像保存ステッ
    プで画像データを格納するに要する時間より長い所定の
    間隔を置いて原稿の読み取りを実行する前記第2の原稿
    読取モードに切り替えて原稿読み取りを行うよう制御す
    ることを特徴とする請求項19又は20記載のプログラ
    ム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201489A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009274827A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Kyocera Mita Corp 給紙装置および画像形成装置
JP2011028002A (ja) * 2009-07-25 2011-02-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US8412063B2 (en) 2009-07-25 2013-04-02 Konica Minolta Business Techologies, Inc. Image forming apparatus that performs image stabilization control

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