JP2011028002A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像安定化制御をローコストで実行可能な画像形成装置を得る。
【解決手段】電子写真方式によるカラー画像形成装置であって、中間転写ベルト21上に所定形状のトナーパターン1101,1102を作成し、該トナーパターンを光学センサSE1で検出し、トナー付着量補正制御、色ずれ補正制御などの画像安定化制御を行う。トナーパターン1101_la〜1101_ld,1101_ra〜1101_rdは同じ作像条件で作成され、同じトナーパターンを用いてトナー付着量及び付着位置を検出する。これらのトナーパターンは中間転写ベルト21の移動方向(副走査方向)Zに格子状に作成されることが好ましい。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置、特に、電子写真方式、静電記録方式、イオノグラフィー、磁気記録方式などによって最終的に記録材上にトナー画像を転写、定着する画像形成装置に関する。
従来、電子写真プロセスによってカラー画像を形成する装置は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各トナー像を形成するプロセスユニットを記録シートの搬送方向に並置したタンデム方式が一般的に採用されている。各プロセスユニットは、感光体ドラム上に画像データに基づいて変調された光を照射して静電潜像を形成し、この潜像をそれぞれのカラートナーによって現像し、中間転写ベルト上に1次転写して合成する。その後、合成されたトナー像は中間転写ベルトから記録シート上に2次転写され、加熱定着される。
この種の画像形成装置において、各色の濃度を正確に合わせて所望の色味の画像を得るために、まず、各色の最大濃度を目標値にするトナー付着量補正制御を行い、その後、ソリッド画像とハーフトーン画像の濃度が良好な直線性を保つようにルックアップテーブルを変更するハーフトーン濃度補正制御が行われる。また、複数のプロセスユニットでそれぞれの機械的精度の相違によって生じる色ずれを防止するために、各色ごとに色ずれ検出パターンを形成し、色ずれ量を検出して補正する色ずれ補正制御も行われている。これらの制御を総称して画像安定化制御と称する。画像安定化制御は、画像濃度や色ずれが目標値からずれたと想定されるタイミングで実行される。例えば、環境が大きく変化した場合や消耗品を交換した時点である。
以下、図15及び図16を参照して濃度補正制御について説明する。この種の濃度補正制御は、各プロセスユニットによって所定の作像条件にて形成された所定形状のソリッドなトナーパターンを中間転写ベルト上に1次転写して検出用トナーパターンを作成し、該トナーパターンを光学的に検出することによって行われる。
図15には、トナー付着量補正制御のために中間転写ベルト21上に作成されるトナーパターンの一例を模式的に示している。図16には、ハーフトーン濃度補正制御のために作成されるトナーパターンの一例を模式的に示している。各図において、検出用のトナーパターンを示す符号に添付したY,M,C,Kの文字はそれがイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを示している。また、以下の説明においてもY,M,C,Kの文字は色を示している。矢印Zは中間転写ベルト21の移動方向(この移動方向Zは以下に副走査方向とも称する)を示し、矢印Zと直交する方向を主走査方向と称する。また、トナーパターンは発光素子と受光素子とからなる光学センサSE1によって濃度と位置が検出される。
付着量補正制御のためのトナーパターン101〜104は、同じ画像データを現像バイアス電圧を切り替えながら作成する。そして、光学センサSE1によって反射濃度を検出し、適正な現像バイアス電圧が印加されるように補正する。ハーフトーン濃度補正制御のためのトナーパターン201は、現像バイアス電圧を前記付着量補正制御によって適正化された値に設定し、複数階調の画像データに基づいて作成する。そして、光学センサSE1によって反射濃度を検出し、所望のハーフトーン濃度が得られるようにハーフトーン濃度を適正化する。
また、色ずれ補正制御は、まず、各色ごとに色ずれ検出用トナーパターンを作成し、パターン位置を光学センサで測定することで色ずれ量を検出して補正する。この色ずれ補正制御に関しては図17を参照して説明する。図17には、色ずれ補正制御のために中間転写ベルト21上に作成されるトナーパターンの一例を模式的に示している。トナーパターン301,302は副走査方向の色ずれ量を検出するためのもの、トナーパターン303,304は主走査方向の色ずれ量を検出するためのものであり、45°の傾きで作成されている。tsf1〜tsf4、tmf1〜tmf4、tsr1〜tsr4、tmr1〜tmr4は各トナーパターンの検出タイミングを示している。
中間転写ベルト21の移動速度をv(mm/s)、副走査方向の色ずれ検出用トナーパターン301,302において、Kのトナーパターンを基準として他の色のトナーパターンまでの理論距離をdcY(mm)、dcM(mm)、dcC(mm)とし、副走査方向の色ずれ検出用トナーパターンと主走査方向の色ずれ検出用トナーパターン間の実測距離を左右それぞれ、dmfK(mm)、dmfC(mm)、dmfM(mm)、dmfY(mm)、dmrK(mm)、dmrC(mm)、dmrM(mm)、dmrY(mm)とする。このとき、副走査方向に関してKを基準とする各色の色ずれ量δesは、以下の計算で求めることができる。
δesY=v×{(tsf4−tsf1)+(tsr4−tsr1)}/2−dcY
δesM=v×{(tsf3−tsf1)+(tsr3−tsr1)}/2−dcM
δesC=v×{(tsf2−tsf1)+(tsr2−tsr1)}/2−dcC
前記各式での計算結果から、Kに対するYMCの各色の副走査方向の色ずれ方向/色ずれ量が求められる。そして、YMC各色の1ライン目の書出し位置を制御することで、副走査方向の色ずれを補正することができる。
主走査方向に関する左右それぞれの色ずれ量δemf、δemrは、
dmfK=v×(tmf1−tsf1)
dmfC=v×(tmf2−tsf2)
dmfM=v×(tmf3−tsf3)
dmfY=v×(tmf4−tsf4)
と、
dmrK=v×(tmr1−tsr1)
dmrC=v×(tmr2−tsr2)
dmrM=v×(tmr3−tsr3)
dmrY=v×(tmr4−tsr4)
により、
δemfY=dmfY−dmfK
δemfM=dmfM−dmfK
δemfC=dmfC−dmfK
と、
δemrY=dmrY−dmrK
δemrM=dmrM−dmrK
δemrC=dmrC−dmrK
となり、計算結果の正負から色ずれ方向が判断でき、δemfに基づいて主走査方向の書出し位置を、δemr−δemfに基づいて主走査長さを補正する。なお、主走査長さに誤差が存在する場合は、主走査方向の書出し位置はδemfだけではなく、主走査長さの補正に伴って変更する画像クロック周波数の変化量を考慮して算出する。
ところで、付着量補正制御のためのトナーパターン101〜104は、図15に示すように、それぞれの副走査方向の長さが現像ローラの1周の長さと同じに作成されている。その理由は、現像ローラの撓みなどに起因して、図18に示すように、現像ローラの回転周期に応じてトナーの濃度むらが発生するので、光学センサにより現像ローラの1周長さ分は濃度を検出し、検出値を平均することで濃度むらを抑制する必要があるからである。
しかしながら、以上の画像安定化制御では、以下の問題点を有している。付着量補正制御を実行した後に、色ずれ補正制御とハーフトーン濃度補正制御を実行するために、制御に多大な時間を要してしまう。また、付着量補正制御で用いるトナーパターンは、副走査方向に全て均一にトナーが付着したソリッドなパターンであるため、光学センサによって検出しない部分でもトナーが大量に消費されてしまう。
前記問題点に対する対策として、特許文献1には、色ずれ補正制御とハーフトーン濃度補正制御を同時に実行する方法が提案されている。即ち、中間転写ベルト上でトナーパターンを検出できるように、光学センサを主走査方向に三つ並置し、両サイドの二つの光学センサで色ずれ補正制御用のトナーパターンを検出し、中央の光学センサでハーフトーン濃度補正制御用のトナーパターンを検出する。また、同様に、特許文献2には、色ずれ補正制御と付着量補正制御を同時に実行する方法が提案されている。即ち、両サイドの二つの光学センサで色ずれ補正制御用のトナーパターンを検出し、中央の光学センサで付着量補正制御用のトナーパターンを検出する。
しかしながら、前記したいずれの方法であっても、制御に要する時間を短縮できるが、光学センサを三つ必要とするのでコストアップになる。しかも、付着量補正制御用のトナーパターンは最低でも現像ローラの1周長さは必要であり、トナー消費量はそれほど削減されない。
特開2002−14505号公報 特開2005−321569号公報
そこで、本発明の目的は、画像安定化制御をローコストで実行可能な画像形成装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、本発明の一形態である画像形成装置は、
所定の速度で移動するトナー像担持体上にトナーを付着させて画像を形成する画像形成装置において、
トナー像担持体上に所定形状のトナーパターンを作成するトナーパターン作成手段と、
トナー像担持体上に作成されたトナーパターンを検出する検出手段と、
トナー像担持体上に作成されるトナーパターンへのトナー付着量を可変するための付着量可変手段と、
トナー像担持体上に作成されたトナーパターンのトナー付着量及び付着位置を検出し、その検出結果に基づいて作像条件を調整する画像安定化制御を行う制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記画像安定化制御において前記トナーパターンを同じ作像条件で作成し、同じトナーパターンを用いてトナー付着量及び付着位置を検出すること、
を特徴とする。
前記画像形成装置は、画像安定化制御において、トナーパターンを同じ作像条件で作成し、同じトナーパターンを用いてトナー付着量及び付着位置を検出するようにしたため、トナー消費量が減少するとともに、センサが少なくて済み、制御時間も短縮される。
本発明によれば、画像安定化制御、特に、トナー付着量補正制御と色ずれ補正制御を、トナーの消費量を抑えて、また、少ない数のセンサによってローコストで実行可能である。
本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概略構成図である。 前記画像形成装置の制御部を示すブロック図である。 トナーパターン検出用の光学センサの第1例及び第2例を示す断面図である。 画像安定化制御の制御手順を示すフローチャート図である。 トナーパターンの第1例を模式的に示す平面図である。 トナーパターンの第2例を模式的に示す平面図である。 トナーパターンを作成する際の現像バイアス電圧の変化を示すグラフである。 前記光学センサの検出出力を示すグラフである。 トナー付着量と反射濃度との関係を示すグラフである。 目標とするトナー付着量を得るための現像バイアス電圧を算出する手法を説明するためのグラフである。 トナーパターンの第1例において光学センサの検出出力から求められたトナー付着量を示すグラフである。 現像ローラと感光体ドラムとの距離が最大/最小となる位置を特定する方法を示すグラフである。 感光体ドラムと現像ローラ間の距離を示す概略説明図である。 トナーパターンの第2例において光学センサの検出出力から求められたトナー付着量を示すグラフである。 トナー付着量補正制御のために従来作成されていたトナーパターンを模式的に示す平面図である。 ハーフトーン濃度補正制御のために従来作成されていたトナーパターンを模式的に示す平面図である。 色ずれ補正制御のために従来作成されていたトナーパターンを模式的に示す平面図である。 現像ローラに起因するトナーの濃度むらを模式的に示す平面図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。
(画像形成装置の概略構成、図1参照)
本発明の一実施例である画像形成装置は、図1に示すように、タンデム方式の電子写真プリンタであり、概略、Y,M,C,Kの各色のトナー画像を形成するためのプロセスユニット10(10Y,10M,10C,10K)と、中間転写ユニット20と、記録シートを収容した給紙ユニット30と、定着ユニット35と、画像読取りユニット40と、で構成されている。
プロセスユニット10は、それぞれ、感光体ドラム11、帯電チャージャ12、現像器13、露光装置14などを配置したもので、露光装置14から照射される光によってそれぞれの感光体ドラム11上に描画される静電潜像を現像器13で現像して各色のトナー画像を形成する。画像データは、画像読取りユニット40からあるいはコンピュータから制御部50に転送されてくる。
中間転写ユニット20は、矢印Z方向に無端状に回転駆動される中間転写ベルト21を備え、各感光体ドラム11と対向する転写チャージャ22から付与される電界にて、各感光体ドラム11上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト21上に1次転写して合成する。なお、このような電子写真法による画像形成プロセスは周知であり、詳細な説明は省略する。
装置本体の下部には、記録シートを1枚ずつ給紙する給紙ユニット30が配置され、記録シートは給紙ローラ31から前記中間転写ベルト21と2次転写ローラ25とのニップ部に搬送され、ここでトナー画像(合成カラー画像)が2次転写される。その後、記録シートは定着ユニット35に搬送されてトナーの加熱定着を施され、装置本体の上面に配置されたトレイ部36に排出される。
画像安定化制御を行うためのトナーパターンを検出するセンサSE1は、中間転写ベルト21の表面に、プロセスユニット10Kの下流側で、対向して配置されている。このセンサSE1は光学式の反射型センサである。なお、この種の光学センサSE1は、各感光体ドラム11上でトナーパターンを検出するように配置されていてもよく、あるいは、2次転写後に記録シート上でトナーパターンを検出するように配置されていてもよい。
(制御部、図2参照)
制御部50は、CPU、制御プログラムを格納したROM、ワークメモリなどを備え、図2に示すように、トナーパターン形成制御部51、トナー付着量補正制御部52、色ずれ補正制御部53、ハーフトーン濃度補正制御部54から構成されている。また、制御部50は記憶部55、通信部56、画像形成制御部57、操作部58とシステムバス59により接続され、これらを総括的に制御する。例えば、操作部58やホストコンピュータから入力された各種設定情報を取り込み、データチェックを行い、予め決められたフォームに変換して記憶部55に保存する。さらに、以下に詳述する画像安定化制御を実行する。
(光学センサ、図3参照)
光学センサSE1は、図3(A)に示す第1例又は図3(B)に示す第2例のいずれかを好適に用いることができる。第1例は、光をトナーパターンTに照射する発光素子(LED)61と、トナーパターンTで正反射された光を受光する受光素子(PD)62及びトナーパターンTで乱反射された光を受光する受光素子(PD)63とで構成されている。第2例は、発光素子(LED)61とトナーパターンTで正反射された光を受光する受光素子(PD)62とで構成されている。
(画像安定化制御、図4〜図14参照)
画像安定化制御は、目標とする高品質の画像を形成するために作像に寄与する各制御因子に対して制御を行う。画像安定化制御は、予め設定されたタイミングで自動的に行う場合と、ユーザあるいはサービスマンが強制的に行う場合とがある。通常は、プリントジョブの終了時など画像の形成が行われないタイミングで実行される。消耗品の交換直後などにも実行される。
実際に実行される画像安定化制御は、画像形成装置の特性によっても異なるが、通常は、光学センサ光量補正制御、トナー付着量補正制御、色ずれ補正制御、ハーフトーン濃度補正制御である。それぞれの制御は、状況に応じて単独であるいは複数を同時に実行する。複数の制御を同時に実行する場合は、図4に示すように、光学センサ光量補正制御(ステップS1)、トナー付着量/色ずれ補正制御(ステップS2)、ハーフトーン濃度補正制御(ステップS3)の順序で行われる。
光学センサ光量補正制御は、光学センサSE1で中間転写ベルト21の裸面を検出したときに、目標とする出力が得られるようにする制御である。トナー付着量補正制御は、白黒比100%のソリッド画像が得られるようにする制御である。色ずれ補正制御は、YMCKそれぞれの画像に対して主走査方向及び副走査方向の位置を補正する制御である。ハーフトーン濃度補正制御は、目標とする階調特性が得られるようにする制御である。
これらの画像安定化制御は、フィードバック制御であり、実際に作像状態を把握したうえで、制御因子を設定して行われる。作像状態を把握するために所定の作像条件でトナーパターンを中間転写ベルト21上に作成する。本実施例では、トナー付着量補正制御と色ずれ補正制御では同じトナーパターンを使用し、その詳細は後述する。
ハーフトーン濃度補正制御は、通常、ディザパターンあるいは誤差拡散パターンを使用する。前記光学センサSE1によるトナーパターンの検出結果に基づいて各制御因子を補正/設定する。本実施例においてトナー付着量補正制御が対象とする制御因子は現像バイアス電圧を想定している。但し、トナー付着量を制御できる他のパラメータ、例えば、感光体ドラム11への露光量、現像ローラと感光体ドラム11の周速比などであってもよい。色ずれ補正制御の制御因子は、通常、露光装置14による感光体ドラム11への書込みタイミングである。ハーフトーン濃度補正制御の制御因子は、通常、出力階調に対するディザパターンあるいは誤差拡散パターンである。
(トナー付着量補正制御/色ずれ補正制御の第1例)
まず、トナー付着量補正制御と色ずれ補正制御に使用されるトナーパターンについて説明する。本第1例では、図5に示すように、中間転写ベルト21の両側に形成され、それに対応して二つの光学センサSE1が配置される。副走査方向の色ずれを検出するためのトナーパターン1101_la〜1101_ld,1101_ra〜1101_rdを合計8組、主走査方向の色ずれを検出するためのトナーパターン1102_la〜1102_ld,1102_ra〜1102_rdを合計8組、中間転写ベルト21の1周長さ内に均等な位置に作成する。区間A〜Dの全長が中間転写ベルト21の1周長さに対応している。
副走査方向の色ずれ検出用のトナーパターンは、中間転写ベルト21の移動方向(副走査方向)Zに格子状に作成される。換言すれば、光学センサSE1が副走査方向にライン(トナーパターン)を跨いで検出するように作成される。ラインは合計で左右それぞれ16本であり、移動方向Zに各組ごとにKCMYの順序で4本ずつ繰り返して作成される。1ラインの副走査方向の幅寸法は24ドット、主走査方向の長さは190ドットである。1連のトナーパターン1101,1102において先頭のラインから末尾のラインまでの距離Lは現像ローラ13a(図1参照)の1周の長さに対応している。
主走査方向の色ずれ検出用のトナーパターンは、副走査方向に対して45°の傾きを有するラインで作成されている。1組のラインは4本であり、移動方向ZにKCMYの順序で繰り返して作成される。1ラインの幅寸法は24ドットである。
ここで、トナーパターンを作成する際の現像バイアス電圧について図7を参照して説明する。図7に示されているように、副走査方向に分かれた区間A,B,C,Dでそれぞれ現像バイアス電圧を、Vave_a,Vave_b,Vave_c,Vave_dと段階的に高めていく。4水準の電圧値は画像形成装置の状態(基本となる現像バイアス電圧値、湿度などの環境条件、耐久度合など)で決定される。
次に、前記トナーパターンを光学センサSE1で検出した際の出力について図8を参照して説明する。トナーパターンはKCMYの順序で検出されるため、図8では、時間軸(横軸)の左からKCMYのラインを検出した出力となっている。中間転写ベルト21の裸面での出力は先行して実行されるセンサ光量補正制御で調整されている。トナー付着量補正制御で用いられるセンサ出力は、各色のラインを検出した際の最小出力値である。例えば、KであればKminであり、CであればCminである。
色ずれ補正制御で用いられるセンサ出力は、各色のラインを検出した際の下降部、上昇部における中間点での出力値である。具体的には、ベルト裸面での出力値と最小出力値の時間的な中間時点での出力値である。例えば、Kであればa_k、b_kでの出力値、Cであればa_c,a_bでの出力値である。センサSE1が中間出力となる時間を求めることで、ライン(トナーパターン)の重心位置がセンサSE1の検出点を通過したタイミングを求める。例えば、Kであれば(a_k+b_k)/2であり、Cであれば(a_c+a_b)/2である。
次に、トナー付着量補正制御において目標とする付着量を得るために現像バイアス電圧を求める方法を説明する。まず、前述した方法で、図5に示したトナーパターンのそれぞれのセンサ出力の最小値を得る。計10個の最小値を平均して、1色ごとに現像バイアス電圧の1水準(図7参照)当たりの平均最小値を求める。この平均最小値からソリッド画像のトナー付着量を求める。トナー付着量を求める際、制御部50に内蔵されている、センサ出力からトナー付着量を求める換算式、あるいは、ルックアップテーブルを使用する。これにて、4色、現像バイアス電圧の4水準でのトナー付着量が合計16個得られる。
また、1色ごとに現像バイアス電圧の1水準当たり合計10個のセンサ出力最小値から、それぞれのトナー付着量を前記換算式又はルックアップテーブルを使用して求める。例えば、図5に示したトナーパターン1101_la,1101_ra,1102_la,1102_raのセンサ出力最小値からトナー付着量を求めた結果を図11に示す。1101_la_k1が最大付着量であり、1101_ra_k2が最小付着量である。
そこで、前記二つのトナー付着量から現像ローラ13aの周期濃度むらが検出できる。この最大/最小のトナー付着量のレベルが許容範囲内であれば問題ない。しかし、許容範囲外であれば、画像形成装置を強制的に動作停止にして、正常状態へ復帰させる手段を講じるようユーザに対してトラブル発生を警告してもよい。
他の方法として、トナー付着量とセンサSE1によって検出される反射濃度との関係は、図9に示すように、付着量の増加に伴って感度が減少する傾向にある。この特性を利用して、ソリッドな濃度むらのレベルが許容範囲外であれば、目標とするトナー付着量を増加させて、ソリッドな濃度むらのレベルを許容範囲内に収めることができる。
次に、現像バイアス電圧の4水準でのトナー付着量の合計16個から、目標とする現像バイアス電圧を求める方法を図10を参照して説明する。図10はKの現像バイアス電圧Vaveとトナー付着量との関係を示している。Vave_a〜Vave_dは図5の検出区間A〜DでのKの現像バイアス電圧に対応する。図10(A)は目標とするトナー付着量を達成する現像バイアス電圧(Vave_trg)がVave_a〜Vave_dの範囲内にある場合を示している。図10(B)は目標とするトナー付着量を達成する現像バイアス電圧(Vave_trg)がVave_a〜Vave_dの範囲外にある場合を示している。
図10(A)に示す場合、Vave_cとVave_dの間で直線近似を行い、内挿することで目標とするトナー付着量を達成する現像バイアス電圧(Vave_trg)を求める。図10(B)に示す場合、Vave_dから直線近似を行い、外挿することで目標とするトナー付着量を達成する現像バイアス電圧を求める。近似直線は得られた4点から最小2乗法を用いて求める。
前記格子状のトナーパターンは、色ずれ補正制御にも利用できる。ここで、色ずれ補正制御における主/副走査方向の書出しタイミングを求める方法を説明する。前述した方法で求めた各トナーパターンの重心位置から主/副走査方向の書出しタイミングを求める。
副走査方向の書出しタイミングは、8組あるトナーパターン1101を使用して求める。1組でKの重心位置に対するCMYの重心位置のずれ量を求め、CMYそれぞれで合計8個のKの重心位置に対するずれ量が求められる。そして、8個の平均値を求めることで、CMYそれぞれのKの重心位置に対する平均ずれ量が求められ、副走査方向の書出しタイミングを設定する。
次に、1組のトナーパターンからKの重心位置に対するCの重心位置のずれ量を求める方法を説明する。図5に示したトナーパターン1101_rbの拡大図から理解できるように、移動方向Zから順次、KCMY,KCMY,KCMY,KCMYのラインが並んでいる。ここで個々のラインを特定するために、最初のKCMYに1を、次に2を、その次に3を、最後に4の番号を付ける。C1の重心位置の比較対象はK1であり、C2の重心位置の比較対象はK2であり、C3はK3、C4はK4である。
合計四つのCのKに対する色ずれ量が求められる。四つの平均値を求め、その平均値をトナーパターン1101_rbのCの色ずれ量とする。同様に、M,YもKに対する色ずれ量を求める。
主走査方向の書出しタイミングは、それぞれ8組あるトナーパターン1101,1102を組み合わせて求める。よって、トナーパターン1101_laと1102_laでKの重心位置に対するCMYの重心位置のずれ量がそれぞれ一つ求められる。トナーパターン全体では、CMYそれぞれで合計8個のKの重心位置に対するずれ量が求められる。そして、8個の平均値を求めることで、CMYそれぞれのKの重心位置に対する平均ずれ量が求められ、主走査方向の書出しタイミングを設定する。
次に、1組のトナーパターンからKの重心位置に対するCの重心位置のずれ量を求める方法を説明する。図5に示したトナーパターン1102_rdの拡大図から理解できるように、KCMYの各ラインがそれぞれ移動方向(副走査方向)Zに対して45°の傾きを有しているために、基準となるラインから対象となるラインとの間の距離(時間)を測定することで、主走査方向のずれ方向とずれ量が検出できる。基準となるラインは、1102_rdであればその前段に作成される1101_rdのラインを使用する。
具体的には、副走査方向の書出しタイミングを求める際に使用した個々のラインを特定する番号を使用すると、1102_rd_Kの基準ラインは1101_rd_K4であり、1102_rd_Cの基準ラインは1101_rd_C4であり、1102_rd_Mの基準ラインは1101_rd_M4であり、1102_rd_Yの基準ラインは1101_rd_Y4である。基準ラインと対象ライン間の距離が目標値よりも長ければ、図5の右方向にずれており、逆に、短ければ、図5の左方向にずれていることになる。このようにして、4色の位置ずれ量が求められる。次に、Kを基準にして、Kに対するC,M,Yそれぞれの色ずれ量を求める。求めたCMYの色ずれ量が1102_rdと1101_rdから求めた色ずれ量となる。
CMY各色の1ライン目の書出し位置を前記方法で求めたCMY3色のKに対する副走査方向の色ずれ量で制御し、副走査方向に色ずれのない画像を形成する。同様に、主走査方向の書出し位置を前記方法で求めたCMY3色のKに対する主走査方向の色ずれ量で制御し、主走査方向に色ずれのない画像を形成する。なお、主走査方向の長さに誤差がある場合は、主走査方向の書出し位置だけではなく、主走査長さの補正に伴って変更する画像クロック周波数の変化量を考慮して算出する。
(トナー付着量補正制御/色ずれ補正制御の第2例)
まず、トナー付着量補正制御と色ずれ補正制御に使用されるトナーパターンについて説明する。本第2例では、図6に示すように、中間転写ベルト21の両側に形成され、それに対応して二つの光学センサSE1が配置される。副走査方向の色ずれを検出するためのトナーパターン1201_la〜1201_ld,1201_ra〜1201_rdを合計8組、主走査方向の色ずれを検出するためのトナーパターン1202_la〜1202_ld,1202_ra〜1202_rdを合計8組、中間転写ベルト21の1周長さ内に均等な位置に作成する。区間A〜Dの全長が中間転写ベルト21の1周長さに対応している。
副走査方向の色ずれ検出用のトナーパターンは、中間転写ベルト21の移動方向(副走査方向)Zに格子状に作成される。換言すれば、光学センサSE1が副走査方向にライン(トナーパターン)を跨いで検出するように作成される。ラインは合計で左右それぞれ32本であり、移動方向Zに各組ごとにKKCCMMYYの順序で8本ずつ繰り返して作成される。1ラインの副走査方向の幅寸法は24ドット、主走査方向の長さは190ドットである。1連のトナーパターン1201,1202において各色は2ラインずつ作成され、2ラインの距離L/2は現像ローラ13a(図1参照)の1周の長さLの1/2に対応している。現像ローラ13aの回転方向に対して2ラインが作成される位置は固定されておらず、現像ローラ13aの1周内のいずれかである。この理由は後述する。
主走査方向の色ずれ検出用のトナーパターンは、副走査方向に対して45°の傾きを有するラインで作成されている。1組のラインは4本であり、移動方向ZにKCMYの順序で繰り返して作成される。1ラインの幅寸法は24ドットである。
次に、トナーパターン1201の各色が作成される位置について説明する。図6に拡大して示すように、各色での2ラインは必ず現像ローラ13aの1周内で最小濃度ポイントと最大濃度ポイントで作成される。最小濃度ポイント及び最大濃度ポイントとは、感光体ドラム11と現像ローラ13aの距離が周期的に変動することによる。これは、図12に示すように、現像ローラ13aは感光体ドラム11に対して両端に配置したローラ16を介して対向しているが、現像ローラ13a自体に撓みが生じていると距離Dsが最小になるポイント及び最大になるポイントが発生してしまう。距離Dsが最小になるポイントが最大濃度ポイントであり、距離Dsが最大になるポイントが最小濃度ポイントである。
それゆえ、最大濃度ポイントとなる現像ローラ13aの回転位置が特定されると、その反対側(回転方向に180°対向する側)が最小濃度ポイントとなる。最大濃度ポイントを検出する方法を図12を参照して説明する。これは、現像ローラ13aと感光体ドラム11との間に電位差を設けてリーク電流を発生させ、該リーク電流を検出することで、最大濃度ポイントを検出する方法である。最大濃度ポイントは距離Dsが最小になるポイントであるので、現像ローラ13aの1周内でリーク電流が最大値となるポイントである。
図12では、現像ローラ13aに現像バイアス電圧として直流成分Vdc:70V、交流成分Vpp:750Vを最初に印加し、徐々にVppを上昇させている。リーク電流を検出するリーク検出回路をまず安定化させるためである。また、Vpp1水準を印加中にVppを100V減少させる区間を設け、リーク電流を確実に検出するようにしている。図12では、リーク基準値から1V以上リークしている最大ポイントを最大濃度ポイントとしている。これは、リーク量を増大させることでダイナミックレンジを広げ、より高精度で検出することを目的としている。また、最大濃度ポイントを2回検出することで、より確実な検出を行うようにしている。ここでは、現像ローラ13aの位置Cが最大濃度ポイントとして検出されている。
図6に示すトナーパターン1201_rbの拡大部分で、Kの2ラインの一つが最大濃度ポイントである位置Cで作成されている。位置Cの180°反対側の位置Aでいま一つのラインが作成されている。これは、前述したように、最大濃度ポイントの反対側で最小濃度ポイントが発生するからである。色ずれ補正制御では、各色のラインが重なってしまうと目標とする検出ができなくなる。そこで、各色で、現像ローラ13aの1周分長さLのパターン作成範囲を設け、各色のラインが重なることを防止している。
ここで、トナーパターン1201,1202を作成する際の現像バイアス電圧について図7を参照して説明する。図7に示されているように、副走査方向に分かれた区間A,B,C,Dでそれぞれ現像バイアス電圧を、Vave_a,Vave_b,Vave_c,Vave_dと段階的に高めていく。4水準の電圧値は画像形成装置の状態(基本となる現像バイアス電圧値、湿度などの環境条件、耐久度合など)で決定される。
次に、前記トナーパターンを光学センサSE1で検出した際の出力について図8を参照して説明する。トナーパターンはKCMYの順序で検出されるため、図8では、時間軸(横軸)の左からKCMYのラインを検出した出力となっている。中間転写ベルト21の裸面での出力は先行して実行されるセンサ光量補正制御で調整されている。トナー付着量補正制御で用いられるセンサ出力は、各色のラインを検出した際の最小出力値である。例えば、KであればKminであり、CであればCminである。
色ずれ補正制御で用いられるセンサ出力は、各色のラインを検出した際の下降部、上昇部における中間点での出力値である。具体的には、ベルト裸面での出力値と最小出力値の時間的な中間時点での出力値である。例えば、Kであればa_k、b_kでの出力値、Cであればa_c,a_bでの出力値である。センサSE1が中間出力となる時間を求めることで、ライン(トナーパターン)の重心位置がセンサSE1の検出点を通過したタイミングを求める。例えば、Kであれば(a_k+b_k)/2であり、Cであれば(a_c+a_b)/2である。
次に、トナー付着量補正制御において目標とする付着量を得るために現像バイアス電圧を求める方法を説明する。まず、前述した方法で、図6に示したトナーパターンのそれぞれのセンサ出力の最小値を得る。計6個の最小値を平均して、1色ごとに現像バイアス電圧の1水準(図7参照)当たりの平均最小値を求める。この平均最小値からソリッド画像のトナー付着量を求める。トナー付着量を求める際、制御部50に内蔵されている、センサ出力からトナー付着量を求める換算式、あるいは、ルックアップテーブルを使用する。これにて、4色、現像バイアス電圧の4水準でのトナー付着量が合計16個得られる。
また、1色ごとに現像バイアス電圧の1水準当たり合計6個のセンサ出力最小値から、それぞれのトナー付着量を前記換算式又はルックアップテーブルを使用して求める。例えば、図6に示したトナーパターン1201_la,1201_ra,1202_la,1202_raのセンサ出力最小値からトナー付着量を求めた結果を図14に示す。1201_la_k1が最大付着量であり、1202_la_k2が最小付着量である。
そこで、前記二つのトナー付着量から現像ローラ13aの周期濃度むらが検出できる。この最大/最小のトナー付着量のレベルが許容範囲内であれば問題ない。しかし、許容範囲外であれば、画像形成装置を強制的に動作停止にして、正常状態へ復帰させる手段を講じるようユーザに対してトラブル発生を警告してもよい。
他の方法として、トナー付着量とセンサSE1によって検出される反射濃度との関係は、図9に示すように、付着量の増加に伴って感度が減少する傾向にある。この特性を利用して、ソリッドな濃度むらのレベルが許容範囲外であれば、目標とするトナー付着量を増加させて、ソリッドな濃度むらのレベルを許容範囲内に収めることができる。
次に、現像バイアス電圧の4水準でのトナー付着量の合計16個から、目標とする現像バイアス電圧を求める方法を図10を参照して説明する。図10はKの現像バイアス電圧Vaveとトナー付着量との関係を示している。Vave_a〜Vave_dは図6の検出区間A〜DでのKの現像バイアス電圧に対応する。図10(A)は目標とするトナー付着量を達成する現像バイアス電圧(Vave_trg)がVave_a〜Vave_dの範囲内にある場合を示している。図10(B)は目標とするトナー付着量を達成する現像バイアス電圧(Vave_trg)がVave_a〜Vave_dの範囲外にある場合を示している。
図10(A)に示す場合、Vave_cとVave_dの間で直線近似を行い、内挿することで目標とするトナー付着量を達成する現像バイアス電圧(Vave_trg)を求める。図10(B)に示す場合、Vave_dから直線近似を行い、外挿することで目標とするトナー付着量を達成する現像バイアス電圧を求める。近似直線は得られた4点から最小2乗法を用いて求める。
前記格子状のトナーパターンは、色ずれ補正制御にも利用できる。ここで、色ずれ補正制御における主/副走査方向の書出しタイミングを求める方法を説明する。前述した方法で求めた各トナーパターンの重心位置から主/副走査方向の書出しタイミングを求める。
副走査方向の書出しタイミングは、8組あるトナーパターン1201を使用して求める。1組でKの重心位置に対するCMYの重心位置のずれ量を求め、CMYそれぞれで合計8個のKの重心位置に対するずれ量が求められる。そして、8個の平均値を求めることで、CMYそれぞれのKの重心位置に対する平均ずれ量が求められ、副走査方向の書出しタイミングを設定する。
次に、1組のトナーパターンからKの重心位置に対するCの重心位置のずれ量を求める方法を説明する。図6に示したトナーパターン1201_rbの拡大図から理解できるように、移動方向Zから順次、KKCCMMYYのラインが並んでいる。ここで個々のラインを特定するために、最初のKCMYに1を、次に2を付ける。C1の重心位置の比較対象はK1であり、C2の重心位置の比較対象はK2である。
合計二つのCのKに対する色ずれ量が求められる。二つの平均値を求め、その平均値をトナーパターン1201_rbのCの色ずれ量とする。同様に、M,YのKに対する色ずれ量を求める。
主走査方向の書出しタイミングは、それぞれ8組あるトナーパターン1201,1202を組み合わせて求める。よって、トナーパターン1201_laと1202_laでKの重心位置に対するCMYの重心位置のずれ量がそれぞれ一つ求められる。トナーパターン全体では、CMYそれぞれで合計8個のKの重心位置に対するずれ量が求められる。そして、8個の平均値を求めることで、CMYそれぞれのKの重心位置に対する平均ずれ量が求められ、主走査方向の書出しタイミングを設定する。
次に、1組のトナーパターンからKの重心位置に対するCの重心位置のずれ量を求める方法を説明する。図6に示したトナーパターン1202_rdの拡大図から理解できるように、KCMYの各ラインがそれぞれ移動方向(副走査方向)Zに対して45°の傾きを有しているために、基準となるラインから対象となるラインとの間の距離(時間)を測定することで、主走査方向のずれ方向とずれ量が検出できる。基準となるラインは、1202_rdであればその前段に作成される1201_rdのラインを使用する。
具体的には、副走査方向の書出しタイミングを求める際に使用した個々のラインを特定する番号を使用すると、1202_rd_Kの基準ラインは1201_rd_K2であり、1202_rd_Cの基準ラインは1201_rd_C2であり、1202_rd_Mの基準ラインは1201_rd_M2であり、1202_rd_Yの基準ラインは1201_rd_Y2である。基準ラインと対象ライン間の距離が目標値よりも長ければ、図6の右方向にずれており、逆に、短ければ、図6の左方向にずれていることになる。このようにして、4色の位置ずれ量が求められる。次に、Kを基準にして、Kに対するC,M,Yそれぞれの色ずれ量を求める。求めたCMYの色ずれ量が1202_rdと1201_rdから求めた色ずれ量となる。
CMY各色の1ライン目の書出し位置を前記方法で求めたCMY3色のKに対する副走査方向の色ずれ量で制御し、副走査方向に色ずれのない画像を形成する。同様に、主走査方向の書出し位置を前記方法で求めたCMY3色のKに対する主走査方向の色ずれ量で制御し、主走査方向に色ずれのない画像を形成する。なお、主走査方向の長さに誤差がある場合は、主走査方向の書出し位置だけではなく、主走査長さの補正に伴って変更する画像クロック周波数の変化量を考慮して算出する。
以上のように、本発明は、画像形成装置に有用であり、特に、画像安定化制御をローコストで実行可能である点で優れている。
10…プロセスユニット
11…感光体ドラム
12…帯電チャージャ
13…現像器
14…露光装置
21…中間転写ベルト
61…発光素子
62,63…受光素子
1101,1102,1201,1202…格子状トナーパターン
SE1…光学センサ

Claims (6)

  1. 所定の速度で移動するトナー像担持体上にトナーを付着させて画像を形成する画像形成装置において、
    トナー像担持体上に所定形状のトナーパターンを作成するトナーパターン作成手段と、
    トナー像担持体上に作成されたトナーパターンを検出する検出手段と、
    トナー像担持体上に作成されるトナーパターンへのトナー付着量を可変するための付着量可変手段と、
    トナー像担持体上に作成されたトナーパターンのトナー付着量及び付着位置を検出し、その検出結果に基づいて作像条件を調整する画像安定化制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記画像安定化制御において前記トナーパターンを同じ作像条件で作成し、同じトナーパターンを用いてトナー付着量及び付着位置を検出すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像担持体上に作成されるトナーパターンは、トナー像担持体の移動方向の寸法が現像ローラの1周の長さに対して十分に短いこと、を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記トナーパターンをトナー像担持体の移動方向に格子状に、かつ、少なくとも現像ローラの1周の長さにわたって作成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. さらに、感光体と現像ローラ間の距離を検出する距離検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記距離検出手段の検出結果に基づく感光体と現像ローラ間が最長距離となるポイント及び最短距離となるポイントに対して前記トナーパターンを作成すること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記距離検出手段は、感光体と現像ローラ間に電位差を生じさせることでリーク電流を発生させ、該リーク電流を検出すること、を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. トナーパターンを検出する検出手段は、光をトナーパターンに照射する発光部と、トナーパターンから反射する光を受光する受光部からなること、を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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