JPH09107444A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09107444A
JPH09107444A JP7264231A JP26423195A JPH09107444A JP H09107444 A JPH09107444 A JP H09107444A JP 7264231 A JP7264231 A JP 7264231A JP 26423195 A JP26423195 A JP 26423195A JP H09107444 A JPH09107444 A JP H09107444A
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JP
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image
unit
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JP7264231A
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Inventor
Izuru Horiuchi
出 堀内
Satoru Kutsuwada
悟 轡田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像記録に先だってレーザービームを偏向す
る手段を安定して駆動するとともに、無駄な駆動を防
ぐ。 【解決手段】 原稿画像を読取るCCDラインセンサー
208と、画像データに応じてレーザービームを発生す
るレーザー発生器1602と、レーザービームを偏向す
るポリゴンミラー1601と、偏向されたレーザービー
ムに基づいて画像記録する構成で、CCDラインセンサ
ー208による原稿画像の読取りに関連した操作に応じ
てポリゴンミラー1601を駆動開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原稿画像を読取って
得た画像データによりレーザービームを変調することに
より画像記録する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像の記録にレーザービームプリンタを
用い、原稿画像を読取って得た画像データに基づき原稿
画像を複写するデジタル複写機が知られている。
【0003】従来、レーザービームを感光ドラム表面上
に走査しながら照射するために、複数のミラーが組み合
わされたポリゴンミラーと、これを回転させるための駆
動モーターにより構成されるレーザービームの偏向機構
を有していて、このポリゴンモーターの制御は、コピー
スタートと同時にONするか、予め所定の回転数(低
速)で回転させコピースタート時に回転速度を高速に切
り替え、ポリゴンモーターの回転が一定速度に安定する
のをまって画像形成を開始していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではコピースタート時にポリゴンモーターをONす
る場合には、ポリゴンモーターの立ち上がり時間が、用
紙の給紙から画像書き出し位置までの時間より長い場
合、ポリゴンモーターの立ち上がりのために待たされ最
初のコピー時間が遅くなる問題がある。また、予め所定
の回転数で回転させておく場合には最初のコピー時間が
ポリゴンの立ち上がりを待つことなく処理ができるが、
常時ポリゴンモーターを回転させておかなければならな
いため、耐久および動作時の騒音があるという問題があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑み
てなされたもので、原稿画像を読取る読取手段と、前記
読取手段からの画像データに応じてレーザービームを発
生する発生手段と、前記発生手段からのレーザービーム
を偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された
レーザービームに基づいて画像記録する記録手段とを有
し、前記読取手段による原稿画像の読取りに関連した操
作に応じて前記偏向手段を駆動開始する画像形成装置を
提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好ましい実施例を
用いて説明する。
【0007】図1は、本発明を適用したデジタル複写機
の構成を示し、以下、図に従い説明する。
【0008】露光ランプ201は、蛍光灯、ハロゲンラ
ンプ等からなり、その長手方向に対して垂直方向に移動
しながら、原稿載置ガラス(原稿台)200上の原稿を
照射する。露光ランプ201の照射による原稿からの散
乱光は、第1、第2、第3のミラー202、204、2
05に反射され、レンズ207に到達する。この時、露
光ランプ201と第1のミラー202で構成される第1
の可動体203の移動に対して、第2のミラー204と
第3のミラー205で構成される第2の可動体206
は、1/2のスピードで移動し、照射した原稿面から、
レンズ207までの距離は常に一定に保たれる。原稿上
の像は、ミラー202、204、205及びレンズ20
7を介して、数千個の受光素子がライン配列されたCC
Dラインセンサー208の受光部上に結像し、CCDラ
インセンサー208により逐次、ライン単位で光電変換
される。光電変換された信号は、図示せぬ信号処理部で
処理され、PWM変調されて出力される。
【0009】露光制御部210は、信号処理部の出力で
あるPWM変調した画像信号に基づいて半導体レーザを
駆動し、光ビームを定速回転している感光体240の表
面に照射する。この時、ドラム状の感光体240の軸方
向と平行にポリゴンミラーを用いて光ビームを偏向走査
する。また、露光制御部210は、冷却ファン209に
より冷却される。
【0010】なお、感光体240は、光ビームを照射す
る前に、図示せぬ前露光ランプによりドラム上の残量電
荷が除電され、1次帯電器228でその表面が均一に帯
電させている。従って、感光体240は回転しながら光
ビームを受けることにより、ドラム表面に静電潜像が形
成される。そして、現像器211により、ドラム表面の
静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化する。
【0011】一方、223、224は被転写紙積載部
で、定形サイズの被転写紙が積載収納される。
【0012】リフトアップ225、226は、被転写紙
積載部223、224に収納されている被転写紙を給送
ローラー対229、232の位置まで持ち上げる動作を
する。給送ローラー対229、232は、図示せぬ同一
のモーターにより駆動され、ローラー回転方向の切り替
えにより、被転写紙積載部223または224の一方か
ら被転写紙を選択的に給紙する。また、給送ローラー対
229及び232の夫々の対のローラーは、給紙と逆回
転方向にトルクがかけられており、これにより記録媒体
の重送を防止している。
【0013】給送ローラー230、233、234、2
35は、被転写紙積載部223、224からの被転写紙
を、レジストローラー238まで給送する。本実施例で
は、第3、第4の被転写紙積載部をさらに下方に連結し
て、拡張することが可能であり、231は、下方に連結
された被転写紙積載部から被転写紙を給送ローラへ導く
給紙動作をする給送ローラー対である。また、操作部上
で手差し給紙モードを選択した場合、手差しトレー23
7を開いて被転写紙を手差し給紙すれば、給送ローラー
236がレジストローラー238までその手差しされた
被転写紙を給送する。
【0014】レジストローラー238は、感光体240
に形成された画像先端と、被転写紙の先端のタイミング
を合わせて転写位置に被転写紙を給紙する。239は転
写帯電器で、感光体240上の現像されたトナー像を給
送された被転写紙に転写する。転写後、感光体240
は、クリーナー227により、残ったトナーを除去され
る。転写の終了した被転写紙は、感光体240の曲率が
大きいため、感光体240から分離しやすいが、さら
に、除電針244に電圧をかけることで、感光体240
と被転写紙の間の吸着力を弱め、分離を行いやすくして
いる。
【0015】分離された被転写紙は、搬送ベルト241
で定着部212、213に送られ、トナーが定着され
る。212は、セラミック・ヒーター、及びフィルム、
2つのローラーで構成され、セラミック・ヒーターの熱
は、薄いフィルムを介して効率よく伝達される。冷却ロ
ーラー214は、定着部ローラー213を放熱する。給
送ローラー215は、大ローラー1つと小ローラー2つ
で構成され、定着部からの被転写紙を給送すると共に、
被転写紙の巻き癖を補正する。
【0016】方向フラッパー222は、被転写紙の搬送
方向を、動作モードに応じて切り替える。被転写紙の片
面へ1度の転写を施すモード(片面記録時)において
は、給送ローラー215から排紙口へ向かう経路が選択
される。216は排紙ローラ対で、画像形成の終了した
被転写紙を排紙トレー242に積載排紙する。
【0017】なお、両面記録時は、片面の現像を終えて
排紙ローラー対216による排紙動作中、被転写紙の後
端を残した状態で、排紙ローラー対216を逆回転させ
る。また、同時に方向フラッパー222の向きを切り替
えて、方向フラッパー222の下方を通過させ、排紙口
から給送ローラー217へ被転写紙を送る。給送ローラ
ー217は、給送ローラー215と同様の構成を有し、
被転写紙の巻き癖を補正し、被転写紙を中間トレー24
3へ送る。その後、被転写紙は、中間トレー243から
給送ローラー218、219、221、235の順で、
前述の転写位置に給紙され、被転写紙の裏面へのトナー
転写が行われ、更に排紙トレー242に排出される。
【0018】また、多重記録時は、給送ローラー215
を通過した被転写紙は、方向フラッパー222の向きの
切り替えにより、図面上、方向フラッパー222の右側
を通過し、給送ローラー217へ送られる。給送ローラ
ー217は、被転写紙を中間トレー243へ送る。その
後被転写紙は、中間トレー243から給送ローラー21
8、219、221、235の順で、前述の転写位置に
給紙され、前回の転写と同一面にトナー転写が行われ、
更に排紙トレー242に排出される。
【0019】両面記録時、または多重記録時において、
複数枚記録する場合、1枚目の被転写紙は、停止した給
送ローラー218で固定された状態で、中間トレー24
3に積載される。給送ローラー218は、2枚目の被転
写紙が到達すると、回転を開始して、2枚の被転写紙を
ローラー間に挟む。2枚の被転写紙は、停止した給送ロ
ーラー218で固定された状態で、中間トレー243に
積載される。3枚目以降の被転写紙も、同様にして、中
間トレー243に積載される。この時、後から重ねられ
た被転写紙の先端は、図2に示すように給送方向に対し
て、後方にずらして重ねられる。
【0020】操作者の所望の枚数が中間トレー243に
重ねられると、中間トレー243からの給送動作が開始
する。給送ローラー218、219が、給送ローラー2
21へ被転写紙を送る途中、分離レバー220が1枚目
と2枚目の被転写紙の先端の間に降りて、1枚目の被転
写紙はそのまま給送ローラー221へ送られ、給送ロー
ラー235により給紙され、転写位置に導かれて転写が
行われる。また、2枚目以降の被転写紙は分離レバー2
20の上に乗り上げた後、給送ローラー218、219
が逆回転して中間トレー243に戻される。同様の動作
を繰り返して、中間トレー243の全ての被転写紙を給
送する。
【0021】なお、紙検出センサーが、被転写紙の搬送
路に配置され、紙詰まりなどのエラー検知、及び各部の
動作タイミングを計るために用いられる。第1のセンサ
ー250は、給送ローラー235の手前、第2のセンサ
ー251は、レジストローラー238の手前、第3のセ
ンサー252は、給送ローラー215の手前、第4のセ
ンサー253は、排紙ローラー対216と排紙口の間、
第5のセンサー254は、給送ローラー217の直後、
第6のセンサー255は、分離レバー220の手前に配
置されている。
【0022】また、260は標準白色板で、CCDライ
ンセンサー208の感度不均一や光源、光量の不均一等
に起因する画像信号の出力レベルのバラツキ(シェーデ
ィング歪)を補正するためのシェーディング補正データ
を得るためのものである。原稿のスキャンに先だって、
CCDラインセンサー208によって、この標準白色板
260を復数回スキャンし、それによって得た白画像デ
ータをシェーディング補正データとして用い、原稿画像
をCCDラインセンサー208でスキャンして得た画像
信号のレベル不均一補正(シェーディング補正)を行
う。
【0023】図3に、本発明の自動原稿送り装置(以
下、ADF)の断面図を示す。
【0024】ADFは、本体に対して着脱可能で、原稿
台に対して開閉可能なフタのような構造になっている。
図3は閉じた状態で、この時、ADFが動作可能であ
る。1515は、原稿台ガラス(図1の原稿台200に
対応)であり、1516は、付き当て板で、本体側に属
する部材である。また、図示せぬケーブルによって、A
DFと本体は電気的に連結し、本体との連帯動作を可能
にしている。
【0025】サイド規制部材1501は原稿の送り方向
に対して垂直な方向、図面上では手前、及び奥方向に可
動し、原稿の幅と位置を合わせる部材である。操作者が
原稿積載トレー部1517上に原稿面を下向きにして原
稿を載せ、サイド規制部材1501をセットして、コピ
ースタートキー305を操作コピー動作などをスタート
させると、原稿送りの開始信号が、ケーブルを介して本
体より伝達され、原稿送り動作がスタートする。
【0026】レバー1518は、給紙時、ローラー押さ
え1502を押し下げて、ストッパー1519を上方に
持ち上げ、給紙ローラー1503の回転により給紙す
る。分離ローラー1505、及びローラー押さえ150
4は、給紙ローラー1503から受けた原稿を1枚ずつ
分離して送る。レジストローラ対1508、1509
は、分離ローラー1505から受けた原稿を、原稿押さ
え1510と、原稿台ガラス1515の間に送る。原稿
押さえ1510は、レジストローラ対1508、150
9より給紙された原稿を、原稿台ガラス上に導く形状に
なっている。また、原稿が原稿台ガラス1515に密着
するように、図示せぬバネ部材により適度に加圧されて
いる。
【0027】このとき、デジタル複写機本体の第1の可
動体203は、原稿が原稿台ガラス1515に密着する
位置1520の下方に移動して停止している。これによ
り、ADFによって送られる原稿をスキャンする(CC
Dラインセンサー208で光電変換する)。排紙ローラ
対1511、1512は、スキャンされた後の原稿を排
紙トレー1514上に排紙する。
【0028】なお、1506、1507、1513は、
原稿送り動作中の原稿の通過状態を検知するレバースイ
ッチで、ON/OFFのタイミングで紙詰まりなどのエ
ラーを判定する。
【0029】図4は、デジタル複写機の操作部のキー配
列を示し、以下、図に従い説明する。
【0030】315は、主電源ランプであり、電源オン
時に点灯する。図示せぬ電源スイッチは、本体の側面に
配置され、本体への通電を制御する。301は、予熱キ
ーであり、予熱モードのON/OFFに使用する。
【0031】304は、コピーモードキーであり、複数
の機能の中からコピーモードを選択するときに使用す
る。303は、ファックスモードキーであり、複数の機
能の中からファックスモードを選択するときに使用す
る。302は、オプションモードキーであり、プリンタ
などのオプション装置を装着しているとき、複数の機能
の中からオプションモードを選択するときに使用する。
317〜322は、状況表示ランプであり、それぞれ、
ランプ317及び318はコピー動作中、ランプ319
及び320はファクシミリ動作中、ランプ321及び3
22はオプション動作中の状態を示す。また、ランプ3
17、319、321は正常動作の状態を示し、ランプ
318、320、322は、エラーの状態を示す。更
に、ランプ317は、点滅ならばコピー中、点灯ならば
画像メモリを使用中である事を示す。ランプ319は、
点滅ならばファックス送受信中、点灯ならば画像メモリ
を使用中である事を示す。ランプ321は、点滅ならば
データ受信中、点灯ならばデータ送信中である事を示
す。そして、ランプ318、320、322は、各モー
ドについて、点滅ならば、紙詰まり、紙なし、トナーな
しの状態を示し、点灯ならば、故障の状態を示す。
【0032】305は、コピースタートキーであり、コ
ピーの開始を指示するときに用いるキーである。306
は、ストップキーであり、コピーを中断したり、中止し
たりするときに用いるキーである。
【0033】308は、リセットキーで、スタンバイ中
は標準モードに復帰させるキーとして動作する。309
は、ガイドキーであり、各機能を知りたいときに使用す
るキーである。311は、割り込みキーであり、コピー
中に割り込みしてコピーしたいときに用いる。312
は、テンキーであり、数値の入力を行うときに使用す
る。313は、クリアキーであり、数値をクリアすると
きに用いる。310は、ユーザーモードキーであり、ユ
ーザーがシステムの基本設定を変更するときに使用す
る。
【0034】314は、20個のワンタッチ・ダイヤル
・キーであり、ファクシミリ送信において、ワンタッチ
でダイヤルする時に使用する。316は2枚組のフタで
あり、ワンタッチ・ダイヤル・キー314の各キー部分
がくり抜かれ形状の2重のフタになっている。図示せぬ
センサースイッチにより、2枚のフタが閉じられた第1
の状態、1枚目のフタだけが開いた第2の状態、及び2
枚のフタが開いた第3の状態を検出する。これら3種類
のフタの開閉状態と組み合わせで、ワンタッチ・ダイヤ
ル・キー314のキーの動作が決定されるので、本実施
例では、キーが20×3=60個存在するのと同等の効
果を持つ。
【0035】307は、液晶画面とタッチセンサの組合
せからなるタッチパネルであり、各モード毎に個別の設
定画面が表示され、さらに、描画されたキーに触れるこ
とで、各種の詳細な設定を行うことが可能である。
【0036】図5は、デジタル複写機の信号処理のブロ
ック図を示し、以下、図に従い説明する。
【0037】数千個の受光素子からなるCCDラインセ
ンサー401(図1のCCDラインセンサー208に対
応)は、1ライン分の電気信号を、奇数画素と偶数画素
の2系統に分けて出力する。A/D変換部402は、C
CDラインセンサー401から出力されるアナログ信号
を受けて、ディジタル信号に変換して出力する。
【0038】図6は、A/D変換部402の詳細を示
す。アナログ処理回路901はCCDラインセンサーの
2系統の信号を入力し、各系統毎に、クランプ、ゲイン
調整、及びサンプルホールドを実施した後、スイッチン
グ処理によって、1系統に統合して出力する。A/D変
換器902は、信号入力にアナログ処理回路901の出
力信号を入力し、アナログスイッチ903からの基準電
圧入力の電圧を基準にして、8ビットのディジタル信号
を出力する。
【0039】AE回路904は、A/D変換器902の
基準電圧を制御して、原稿の地の部分のA/D変換器出
力を白レベル(FFhex)に近づける動作をする。ア
ナログスイッチ903は、アナログ処理回路901から
の一定基準電圧と、AE回路904からの基準電圧のう
ちの一方を、CPU423からの制御信号に従い、選択
してA/D変換器902に出力する。
【0040】尚、図示せぬ駆動信号発生回路が設けら
れ、これによりCCDラインセンサー、アナログ処理回
路901、A/D変換器902に同期信号などライン単
位の信号や、駆動クロックを供給する。
【0041】AE回路904は、A/D変換器902の
出力を基にして、A/D変換器の基準電圧値を制御す
る。即ち、AE回路904は、A/D変換器902の出
力がFFhexならば、AE回路904に接続された図
示せぬ第1のコンデンサと第1の抵抗により決まる第1
の時定数に従い、図7の(2)に示すように基準電圧出
力を上昇させる。またA/D変換器902の出力がFF
hexでなければ、AE回路に接続された図示せぬ第2
のコンデンサと第2の抵抗により決まる第2の時定数に
従い、図7の(1)に示すように基準電圧出力を下降さ
せる。尚、画像信号の変化により急激に基準電圧出力が
変化しないように、上記のそれぞれの時定数を数十ライ
ン分に設定している。
【0042】図5において、シェーディング補正部40
3は、A/D変換されたディジタル信号を入力し、主に
光学系、及びセンサーの画素間の出力値のばらつきを黒
レベル、及びゲインについてディジタル的に補正する。
【0043】パターンジェネレータ404は、スキャナ
ー部以後の機能チェックのため、縦罫線、横罫線、格子
縞、グレースケールなどの各種画像パターンを発生す
る。セレクタA405は、シェーディング補正部40
3、またはパターンジェネレータ404の出力の一方
を、CPU423の制御信号に従い選択して、出力す
る。
【0044】コネクタA406は、画像入力信号、画像
出力信号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同
期信号の各端子を含む。画像出力信号の端子にはセレク
タA405の出力が接続され、新たな信号処理回路をコ
ネクタA406に接続する事により、機能の拡張を可能
にする。セレクタB回路をコネクタA406に接続する
事により、機能の拡張を可能にする。セレクタB407
は、セレクタA405の出力信号と、コネクタA406
からの出力信号のうちα一方を、CPU423の制御信
号に従い選択して、出力する。
【0045】変倍処理部408は、主走査方向の間引き
処理、線形補間処理、副走査方向の間引き処理、斜体処
理、鏡像処理、リピート処理、折り返し処理の機能を有
する。
【0046】主走査方向の変倍は、セレクタB407の
信号を入力し、線形補間処理により隣接2画素から画素
値を演算することにより実現する。但し、主走査方向の
変倍率が50%以下の場合、モアレや細線の途切れを防
止するため、前処理として主走査方向間引き処理が実施
される。前処理では、隣接するn画素(n=2、4、
8)について、(a)最大値または、(b)平均値を出
力する。nの値と、処理(a)(b)の選択はCPU4
23により実施される。
【0047】副走査方向の変倍は、露光ランプやミラー
などの光学系の走査スピードを変更するか、自動原稿給
紙装置の使用時は、原稿台200への給紙のスピードを
変更して変倍を実現する。ただし、光学系の走査スピー
ドや、給紙のスピードの高速化の限界を超える位の小さ
い変倍率の場合、この変倍処理部408c副走査方向の
電気的な間引き処理と合わせて変倍を実現する。副走査
方向の間引き処理では、SRAMメモリーA409から
なるラインバッファーを有し、ライン間で隣接するn画
素(n=2、4、8)について(a)最大値または、
(b)平均値を出力する。nの値と、処理(a)、
(b)の選択はCPU423により実施される。
【0048】また、斜体処理、鏡像処理、リピート処
理、折り返し処理の各機能は、SRAMメモリーA40
9からなるラインバッファーの読みだし制御により実現
している。
【0049】ヒストグラム作成は、セレクタB407の
出力を受けて、変倍処理部408のSRAMメモリーA
409を利用してヒストグラムを作成する。ヒストグラ
ム作成におけるサンプリング間隔、及びサンプリング範
囲を決める信号は、タイミング信号発生器424により
制御される。タイミング信号発生器424は、CPU4
23により制御される。作成されたヒストグラムのデー
タは、プリスキャン使用時のAEモードにおいて、輝度
濃度変換のテーブル決定のために用いられる。
【0050】フィルター処理部410は、ラインバッフ
ァー411を有し、変倍処理後の信号を入力し、5×5
のマスクサイズでフィルター処理を実施する。フィルタ
ー処理部410のフィルタを構成する係数は、図8に示
すように、a〜fの6種類で、点対称の位置にある係数
は同じ値に設定される。また、a〜fは次の関係式を持
つ。 a+4*(b+c+d+f)+8*e=1
【0051】このフィルター処理部410の係数を調節
する事により、光学系、出力系の補正、及びユーザーに
よるシャープネスの調節を実現している。
【0052】画像処理部412は、フィルター処理部4
10の信号を入力し、マスキング処理、または反転処理
を実施する。コネクタB413は、画像入力信号、画像
出力信号、画像クロック信号、画像入ネーブル信号、同
期信号の各端子を含む。画像出力信号の端子にはフィル
ター処理部410の出力が接続され、新たな信号処理回
路をコネクタB413に接続する事により、機能の拡張
を可能にする。
【0053】セレクタC414は、画像処理部412の
出力信号と、コネクタB413からの出力信号のうちの
一方を、CPU423の制御信号に従い選択して、出力
する。
【0054】コネクタC415は、画像入力信号、画像
出力信号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同
期信号、アドレス・バス、データ・バス、割り込み信号
の各端子を含む。画像出力信号の端子にはセレクタC4
14の出力が接続され、新たなシステムをコネクタC4
15に接続する事により、機能の拡張を可能にする。
【0055】合成処理部416は、セレクタC414の
出力信号を一方の入力Aに入力し、コネクタC415か
らの出力信号を他方の入力Bに入力し、合成処理して出
力する。出力の種類は、(1)はめ込み合成、(2)多
重合成、(3)網乗せ、(4)透かし合成、(5)入力
Aをスルー、(6)入力Bをスルーがあり、CPU42
3の制御信号により選択される。
【0056】各合成を図9で説明する。はめ込み合成
は、画像の1部を抜き取って、他の画像にはめ込む処理
で、(d)はその1例で、(b)の長方形の周辺の矩形
のエリアを抜き取って、(a)にはめ込んだ画像であ
る。多重合成は、2枚の画像について、濃度の濃い方を
選択して合成する処理で、(e)はその1例で、(a)
と(b)から合成した画像である。透かし合成は、一方
の画像の濃度が所定のしきい値以下の画素を、もう一方
の画像で置き換える。この時、置き換える画像は、所定
の係数を乗算して濃度を小さくし、透かしのような効果
を持たせる。(f)はその1例で、(b)の画像に対し
て、(a)を透かしにして合成している。網乗せは、一
方の画像の濃度が所定のしきい値以上の画素を、もう一
方の画像で置き換える。(g)はその1例で、(a)の
画像の濃度の濃い円が、(c)の模様で置き換えられて
いる。
【0057】テーブル変換処理部417は、合成処理部
416の出力信号を入力し、接続されているSRAMメ
モリーB418のデータに従い、テーブル変換処理して
出力する。
【0058】2値化処理部419は、テーブル変換処理
部417の出力信号を入力し、所定の2値化方式で処理
するか、スルーで出力するかを、CPU423の制御信
号に従い、選択して出力する。
【0059】本実施の2値化においては、1画素を主走
査方向について2分割し、分割された小画素を2値で表
し、主走査方向の解像度を向上している。バッファー4
20は、2値化処理部419の出力信号を入力し、バッ
ファー420以前と以後の処理速度、及び画像信号の読
み出し開始時間を調整している。
【0060】PWM回路421は、バッファー420か
らのディジタル信号を入力し、パルス幅変調して出力す
る。また、PWM回路421は3種類の変調方式を有
し、システムのモードに応じて適切な変調方式がCPU
423により選択されて処理が行われる。
【0061】第1の変調方式は、解像度優先モードであ
り、図10(a)に示すように、8ビットで表された画
素データを、D/A変換、及びサンプル・ホールドし、
1画素周期の三角波信号とコンパレートして、PWM出
力をする。
【0062】第2の変調方式は、階調優先モードであ
り、図10(b)に示すように、8ビットで表された画
素データを、D/A変換、及びサンプル・ホールドし、
3画素周期の三角波信号とコンパレートして、PWM出
力する。尚、図10(e)は、サンプル・ホールドの周
期と三角波信号を共に3画素周期にした変調方式を示す
が、低周波の変調信号が得られ、安定した階調特性が得
られる。第2の変調方式において、低周波の画像データ
に対して図10(e)と同様の特徴が得られるが、さら
に図10(d)に示すように、振幅が大きく、かつ高周
波の成分に対して、成分を保存したまま変調する特徴も
合わせ持つ。
【0063】第3の変調方式は、2値画像モードであ
り、図10(c)に示すように、1画素を主走査方向に
4分割した、2値の変調信号を出力する。4分割された
小画素の値は、第1の画素クロックの立ち上がり、立ち
下がり、及び第1の画素クロックを1/4位相遅延した
第2の画素クロックの立ち上がり、立ち下がりを用い
て、画素データのそれぞれビット7、ビット5、ビット
6、ビット4をラッチして得る。本実施例の2値化方式
では、ビット7とビット6、及びビット5とビット4の
組み合せでそれぞれ1小画素を作り、1画素を主走査方
向に2分割した形で使用する。
【0064】レーザー部422は、PWM回路420の
出力を受けて、レーザーの点灯動作を制御する。
【0065】タイミング発生器424、制御信号発生部
425は、スキャナー動作を開始する前の段階で、CP
U423により設定される。タイミング発生器424
は、システム各部のタイミング信号を発生する。また、
制御信号発生部425は、CPU423の拡張ポートと
して動作し、システム各部の制御信号として用いられ
る。また、CPU423のバスであるシステム・アドレ
ス・バス、及びシステム・データ・バスは、各コネクタ
に接続され、CPU423は、コネクタに連結されたシ
ステムを制御する。
【0066】426は図3に示す操作部であり、CPU
423はキー入力及び表示の制御も行う。また、CPU
423は図3のADF42の制御並びにポリゴンミラー
を駆動するドライバー42の駆動制御を行う。
【0067】図11及び図12は、システムの構成を示
し、以下、図に従い説明する。
【0068】図11は基本のコピー機能にファクシミリ
機能、プリンター機能、電子ソーター機能を付加したシ
ステムであり、図12はファクシミリ機能を付加したシ
ステムを示す。
【0069】図11及び図12において、信号処理部5
01は前述の図5に示した基本のコピー機能に関する処
理を実施し、ファクシミリ部503、プリンタ部50
5、画像蓄積部504は、それぞれファクシミリ機能、
プリンター機能、電子ソーター機能に関する処理を実施
する。画像蓄積部504は、さらに、外部コネクタを有
し、外部スキャナーや電子ファイルなどの機能を付加す
る事も可能である。
【0070】解像度・階調数変換部502は、各機能毎
に解像度、及び階調数が異なるため、機能間の解像度、
及び階調数の整合をとり、最適な画質に変換する動作を
する。この解像度・階調数変換部502を信号処理部5
01に接続する事で、必要に応じて、システムを拡張す
る事を可能にしている。信号処理部501と解像度・階
調数変換部502との接続は、図5のコネクタC415
を介して行われる。
【0071】解像度・階調数変換部502と信号処理部
501、ファクシミリ部503、画像蓄積部504、及
びプリンタ部505を接続する各コネクタには、システ
ムのアドレス・バス、データ・バス、同期信号、画素ク
ロック信号、割り込み信号などの端子が含まれている。
【0072】このうち、アドレス・バス、データ・バス
は、図5のCPU423のバスである。また、同期信号
は、タイミング発生器424から発生している。画素ク
ロック信号は、信号処理部の図示せぬ発振器より発生す
る。割り込み信号は、ファクシミリ部503、画像蓄積
部504及びプリンタ部505から、処理の要求や、処
理の終了、エラーの発生などを図5のCPU423に伝
達するために用意されている。
【0073】図13は、解像度・階調数変換部502の
内部のブロック図を示す。マルチプレクサーA 601
は、信号処理部501、ファクシミリ部503、プリン
タ部505、画像蓄積部504からの出力信号を受け、
第1、第2、第3、第4の信号経路へ振り分ける。第1
の信号経路は、スルーの経路であり、第2の信号経路
は、2値の画像信号を受けて曲線の輪郭を滑らかに見せ
る処理をして出力する経路であり、輪郭平滑化処理部A
602がマルチプレクサーA 601から2値の画像信
号を受け、1画素を主走査方向について4分割した小画
素に対して、それぞれ1ビットを割り当て、画素当たり
4ビットで出力する。
【0074】第3の信号経路は、多値信号を2値化する
経路で、テーブル変換処理部603がマルチプレクサー
A 601から多値信号を受けてテーブル変換し、更に
2値化処理部604がテーブル変換処理部603の出力
信号を受けて、平均濃度法を用いて2値化処理する。こ
の時、1画素を主走査方向について2分割した小画素に
対して、それぞれ1ビットを割り当て、画素当たり2ビ
ットで出力する。
【0075】第4の信号経路は、様々な解像度の2値画
像を受けて曲線の輪郭を滑らかに見せる処理をして8ビ
ットの多値出力する経路であり、輪郭平滑化処理部B6
05が、マルチプレクサーA 601から2値信号を受
けて、曲線の輪郭を滑らかに見せる処理をして、8ビッ
トの多値信号を出力し、更に変倍処理部606が、輪郭
平滑化処理部605の多値出力を受けて、線形補間して
8ビットの多値信号を出力する。
【0076】マルチプレクサーB 607は、第1、第
2、第3、第4の信号経路からの信号を受け、信号処理
部501、ファクシミリ部503、プリンタ部505、
画像蓄積部504へ振り分ける。
【0077】ファクシミリ送信動作において、画像信号
は信号処理部501から解像度・階調数変換部502を
介して、ファクシミリ部503へ送られる。この時、図
13のマルチプレクサーA 601は、1…>Cが選択
され、画像信号は第3の信号経路を通過し、マルチプレ
クサーB 607は、3…>Dが選択されるよう、CP
Uが制御する。また、ファクシミリ受信動作において、
ファクシミリ部503から解像度・階調数変換部502
を介して、画像信号は信号処理部501へ送られる。こ
の時、図13のマルチプレクサーA 601は、4…>
Dが選択され、第4の信号経路を通過し、マルチプレク
サーB 607は、4…>Aが選択されるよう、CPU
が制御する。
【0078】プリンター動作において、プリンタ部50
5から解像度・階調数変換部502を介して、画像信号
は信号処理部501へ送られる。この時、図13のマル
チプレクサーA 601は、2…>Bが選択され、画像
信号は第2の信号経路を通過し、マルチプレクサーB
607は、2…>Aが選択されるよう、CPUが制御す
る。
【0079】また、プリンター動作において、異なる用
紙サイズへの定形変倍をする場合、画像信号はプリンタ
部505から解像度・階調数変換部502を介して、信
号処理部501へ送られる。この時、図13のマルチプ
レクサーA 601は、2…>Dが選択され、画像信号
は第4の信号経路を通過し、マルチプレクサーB 60
7は、4…>Aが選択されるよう、CPUが制御する。
【0080】電子ソーター機能などの使用時、画像信号
は信号処理部501から解像度・階調数変換部502を
介して、画像蓄積部504へ送られる。この時、図13
のマルチプレクサーA 601は、1…>Aが選択さ
れ、画像信号は第1の信号経路を通過し、マルチプレク
サーB 607は、1…>Cが選択されるよう、CPU
が制御する。
【0081】プリンタ機能において、画像データを逆順
にソートして出力する場合、画像信号は1度、プリンタ
部505から解像度・階調数変換部502を介して、画
像蓄積部504へ送られる。この時、図13のマルチプ
レクサーA 601は、1…>Aが選択され、画像信号
は第1の信号経路を通過し、マルチプレクサーB 60
7は、1…>Cが選択されるよう、CPUが制御する。
画像蓄積部504は、ハードディスク1909へ画像を
書き込み、読み出す時は逆の順番で読み出す。読み出し
た画像信号は、画像蓄積部504から解像度・階調数変
換部502を介して、信号処理部501へ送られる。こ
の時、図13のマルチプレクサーA 601は、3…>
Bが選択され、画像信号は第2の信号経路を通過し、マ
ルチプレクサーB 607は、2…>Aが選択されるよ
う、CPUが制御する。
【0082】図14は、ファクシミリ部503のブロッ
ク図を示し、以下、図に従い説明する。
【0083】コネクタC 701は、システムのアドレ
ス・バス、データ・バス、ビデオ入力信号、ビデオ出力
信号、同期信号、画素クロック信号、割り込み信号など
の端子を含む。このコネクタC 701によりファクシ
ミリ部503と解像度・階調数変換部502が接続され
る。
【0084】ファクシミリの送信動作において、メモリ
コントロール部703は、コネクタC 701からのビ
デオ入力信号を受け、画像用メモリー704に画像デー
タを蓄積する。
【0085】エンコード/デコード処理部702は、画
像用アドレス・バス、データ・バスを介して、メモリコ
ントロール部703に接続されている。エンコード/デ
コード処理部702は、DMAコントローラーを内蔵
し、メモリコントロール部703との通信により、画像
用メモリー704からDMA転送で高速に画像データを
取り込み、取り込んだ画像データをエンコード処理し、
符号化したコードをDMA転送により符号用メモリー7
05に蓄積する。なお、符号用メモリー705は、停電
などのシステムの電源のトラブルに対応するため、バッ
クアップ電源706によりデータの保護対策を施されて
いる。
【0086】システムのアドレス・バス、データ・バス
に接続されたエンコード/デコード処理部702、メモ
リコントロール部703、モデム部710、音声合成部
711は、コネクタC 701を介して接続されている
CPU423により制御される。
【0087】エンコード/デコード処理部702は、画
像メモリー704内の画像のエンコードが終了すると、
終了を知らせるCPU423への割り込み信号を発生す
る。前記割り込み信号を受けたCPU423は、メモリ
コントロール部703を介して、符号用メモリー705
からエンコードされた符号を読み出し、モデム部710
へ送信データとして書き込む。送信データは、モデム部
710でアナログ信号に変調され、NCU(ネットワー
ク・コントロール・ユニット)部708を介して、外部
コネクタ709から送信される。スピーカー部707
は、モデム部710に接続され、モデムの通信状態を音
声でモニターできる。
【0088】ファクシミリの受信動作においては、外部
コネクタ709から受信したアナログ信号を、NCU部
708を介してモデム部710が受け取ると、データ受
信を知らせるCPU423への割り込み信号を発生す
る。前記割り込み信号を受けたCPU423は、モデム
部710からデータを読み出し、メモリコントロール部
703を介して、符号用メモリー705へ符号を書き込
む。CPU423は、符号用メモリー705への書き込
みを終了すると、システムのバスを介して、エンコード
/デコード処理部702に書き込み終了の信号を送る。
エンコード/デコード処理部702は、メモリコントロ
ール部703との通信により、符号用メモリー705か
らDMA転送で高速にデータを取り込み、取り込んだ符
号データをデコード処理し、デコードされた画像データ
をDMA転送により画像用メモリー704に蓄積する。
エンコード/デコード処理部702は、符号用メモリー
705内の符号のデコードが終了すると、終了を知らせ
るCPU423への割り込み信号を発生する。
【0089】メモリコントロール部703は、コネクタ
C 701からのタイミング信号に応じて、画像用メモ
リー704から、コネクタC 701へビデオ信号を出
力する。また、メモリコントロール部703は、内部の
バッファを用いて画像用メモリー704上で画像を90
度、180度、及び270度で回転する機能を持ち、必
要に応じて受信、または送信画像を回転して出力する。
【0090】音声合成部711は、システムのバスを介
してセットされたデータを元に、着信時に音声による応
答メッセージを合成し、NCU部708を介して送信す
る。
【0091】また、コネクタD 712は、システムの
バスと画像用のバスが接続されていて、回線の増設や、
性能向上のためのシステムの拡張に備えている。
【0092】図15(a)、(b)は、図1のデジタル
複写機の露光制御部210内のポリゴンミラーの動作を
示し、以下、図に従い説明する。
【0093】1601は、ポリゴンミラーで、側面にミ
ラーが配置された6角柱の構造で、中央の軸を中心に図
示せぬモーターにより駆動され、矢印方向に回転する。
1602は、半導体レーザーからなるレーザー発生器
で、信号処理部でPWM変調された信号に従い、所定の
方向に向けてレーザービームを発生する。レーザービー
ムは、ポリゴンミラー1061の側面のミラーで反射
し、さらに、長方形のミラー1603で反射し、図15
の紙面上の垂直方向奥側に位置する感光体に照射され
る。図15の(a)、(b)は、ポリゴンミラー160
1の回転角度により、レーザービームの反射光路が変わ
り、ミラー1603の長手方向に走査される様子を示し
ている。また、1604は、レーザービーム検知センサ
ーであり、レーザービームがミラー1601で反射され
て感光体に入射する直前のレーザービームを検出するこ
とによりレーザービームの走査開始タイミングを検出
し、これにより、CCDラインセンサー208の読み取
り開始や、信号処理部の駆動パルスのタイミングの基準
にしている。また、これによって、ポリゴンミラー16
01を駆動するモーターの回転ムラなどをキャンセルし
ている。
【0094】図16は、CPU423によるポリゴンミ
ラー1601の駆動制御に関連するフローチャートで、
以下図に従い説明する。
【0095】デジタル複写機本体の電源がオンすると
(s101)、CPU423が動作し、まず、機械的構
成や、信号処理部、その他のハードが初期化される(s
102)。装置の初期化が終了すると、図4に示した操
作部からのキー操作を受け付けるスタンバイ・モードに
なり、操作部へのキー入力を検知する(s103)。こ
こで、キーとは、コピーモードキー304,点キー31
2等の他、操作部のタッチパネル307に表示された仮
想のキーも含んでいる。キー入力がない場合、図3に示
したADFの開閉状態を図示せぬセンサーにより検知す
る(s104)。ADFの開閉動作がない場合、ADF
に原稿が積載されたか否かを図示せぬセンサーにより検
知する(s105)。ADFに原稿が積載されなけれ
ば、s107に進む。
【0096】一方、s103で、操作部へのキー入力が
あったことや、s104で、ADFの開閉動作があった
こと、及びs105で、ADFに原稿が積載されたこと
が検知された場合、ポリゴンドライバ428を介してポ
リゴンミラーの駆動を開始する(s106)。
【0097】本実施例において、コピー動作、または、
プリント動作が終了しても、即座にポリゴンミラーの回
転は停止せずに、所定時間、ポリゴンミラーを回転し続
ける。ポリゴンミラー停止のタイミングはCPU423
内部の独立に動作するタイマーを利用して制御され、こ
のタイマーが所定時間の計時を終了すると終了フラグが
セットされる。尚、初期設定において、この終了フラグ
はリセットされている。s107で、この終了フラグが
セットされていると、ポリゴンミラーの回転を停止し
(s108)、セットされていなければs109に進
む。
【0098】s109で、コピー・スタート・キー30
5が押されていれば、コピー動作を開始する(s11
0)。そして、コピー動作が終了すると、前記タイマー
の終了フラグをリセットし、更に、タイマーの計時をス
タートし(s111)、s112へ進む。
【0099】s109で、コピー・スタート・キー30
5が押されていなければ、プリンタ機能や、ファクシミ
リ機能からのプリント要求をチェックする(s11
2)。プリント要求があれば、プリント動作を開始し
(s113)、そして、プリント動作終了後、前記タイ
マーの終了フラグをリセットし、更に、タイマーの計時
をスタートし(s114)、s103に戻る。一方、プ
リント要求がなければ、s103に戻る。
【0100】本実施例において、コピー動作或いはプリ
ント動作の終了からポリゴンミラーの回転停止までの時
間は固定であっても、また、操作部などから偏向できる
ようにしてもよい。
【0101】図17は、ポリゴンミラー1601の駆動
制御の他の例を示すフローチャートで、以下、図に従い
説明する。
【0102】本体の電源がオンすると(s1401)、
CPU423が動作し、まず、機械的構成や、信号処理
部、その他のハードが初期化される(s1402)。装
置の初期化が終了すると、図4に示した操作部からのキ
ー操作を受け付けるスタンバイ・モードになり、操作部
へのキー入力を検知する(s1403)。キー入力がな
い場合、プリンタ部がコンピューター等の外部機器から
のコマンド及びデータを受信し、画像への展開を完了し
たか否かをチェックする(s1404)。本実施例にお
いては、画像への展開が90%終了した時点で、CPU
423が完了の信号を受けるが、システムの動作によ
り、コンピューター等からのコマンドを受けた時や、画
像への展開が100%完了した時点を基準にしてもよ
い。
【0103】一方、CPUが展開完了の信号を受けてい
なければ、s1405に進み、ファクシミリの着信の有
無をチェックする。着信がなければ、s1407へ進
む。
【0104】s1403で、操作部へのキー入力があっ
たことや、s1404で、CPU423が完了の信号を
受けていたこと、及び、s1405で、ファクシミリの
着信があったことが検知された場合、ポリゴンミラーの
駆動を開始する(s1406)。
【0105】s1407で、コピー・スタート・キー3
05が押されていれば、コピー動作を開始し(s140
8)、終了するとs1409に進む。
【0106】一方、コピー・スタート・キー305が押
されていなければ、s1409に進み、プリンタ機能
や、ファクシミリ機能からのプリント要求をチェックす
る。プリント要求があれば、プリント動作を開始し(s
1410)、プリント動作終了後、s1403に戻る。
また、プリント要求がなければ、s1403に戻る。
【0107】本実施例において、ファクシミリの着信で
ポリゴンミラーの駆動を開始したが、ファクシミリの符
号を画像データに展開した時点など、他のタイミングで
もよい。
【0108】以上、説明したように、ユーザーがプリン
トに関連する操作を行った時点で、ポリゴンモーターの
駆動を開始するため、最初のコピー時間を早くできる。
また、プリンタ機能や、ファクシミリの受信機能のおい
ても、より早くプリントができる。
【0109】また、予め所定の回転数で回転させ、常時
ポリゴンモーターを回転させる方法と比べて、耐久およ
び動作時の騒音などの門だが発生しない。
【0110】また、プリント動作が完了してから、所定
時間、ポリゴンモーターの回転を継続した後、停止する
よう制御する事により、ポリゴンモーターの起動回数を
適度に押さえ、ポリゴンモーターの耐久への影響を少な
くできる。
【0111】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によると、原
稿画像を読取って得た画像データによりレーザービーム
を変調して画像記録するものにおいて、レーザービーム
を偏向するための偏向手段の駆動を原稿画像読取りに関
連した操作に応じて開始するので、画像記録開始迄に偏
向手段を安定した駆動状態とでき、また、偏向手段の無
駄な駆動を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル複写機の構成図。
【図2】中間トレー上の被転写紙を示す図。
【図3】ADFの構成を示す図。
【図4】操作部の外観を示す図。
【図5】信号処理部のブロック図。
【図6】A/D変換部のブロック図。
【図7】AE動作を示す図。
【図8】フィルタマトリクスを示す図。
【図9】画像の合成処理の例を示す図。
【図10】PWM変調の種類を示す図。
【図11】システム構成を示す図。
【図12】システム構成を示す図。
【図13】解像度・階調数変換部のブロック図。
【図14】ファクシミリ部のブロック図。
【図15】ポリゴンミラーの動作を示す図。
【図16】ポリゴンミラーの駆動制御を示すフローチャ
ート。
【図17】ポリゴンミラーの駆動制御を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
210 露光制御部 240 感光体 305 コピースタートキー 423 CPU 1601 ポリゴンミラー 1602 レーザ発生器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読取る読取手段と、 前記読取手段からの画像データに応じてレーザービーム
    を発生する発生手段と、 前記発生手段からのレーザービームを偏向する偏向手段
    と、 前記偏向手段により偏向されたレーザービームに基づい
    て画像記録する記録手段とを有し、 前記読取手段による原稿画像の読取りに関連した操作に
    応じて前記偏向手段を駆動開始することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記偏向手段はレーザービームを反射す
    るポリゴンミラーを有し、原稿画像の読取りに関連した
    操作に応じて前記ポリゴンミラーの回転を開始すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像の読取りに関連した情報を入力
    するキー入力手段を有し、前記キー入力手段の操作に応
    じて前記偏向手段を駆動開始することを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿を前記読取手段の原稿読取位置に搬
    送する搬送手段を有し、前記搬送手段に原稿がセットさ
    れたことに応じて前記偏向手段を駆動開始することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿を前記読取手段の原稿読取位置に搬
    送する搬送手段を有し、前記搬送手段は開閉可能であ
    り、その開閉動作に応じて前記偏向手段を駆動開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 外部装置から画像データを取込む取込手
    段を有し、前記発生手段は前記取込手段により取込まれ
    た画像データに応じてレーザービームを発生することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記取込手段による画像データの取込み
    に応じて前記偏向手段を駆動開始することを特徴とする
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段による画像記録の終了して
    から所定時間経過後に前記偏向手段の駆動を停止するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP7264231A 1995-10-12 1995-10-12 画像形成装置 Withdrawn JPH09107444A (ja)

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