JPH08265521A - 画像読取装置と画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

画像読取装置と画像形成装置およびその制御方法

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JPH08265521A
JPH08265521A JP7063878A JP6387895A JPH08265521A JP H08265521 A JPH08265521 A JP H08265521A JP 7063878 A JP7063878 A JP 7063878A JP 6387895 A JP6387895 A JP 6387895A JP H08265521 A JPH08265521 A JP H08265521A
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Hiroyuki Nishimura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像信号に対する補正を確実に実行しながら
画像読取時間および画像形成時間の短縮が図れる画像読
取装置と画像形成装置およびその制御方法を提供する。 【構成】 黒色基準板4と白色基準板5を原稿台2の非
原稿載置領域に配列して設け、露光ランプ41が非原稿
載置領域に対応するとき、CCDセンサ44の出力を補
正用の基準値として保持する。露光ランプ41が原稿載
置領域に対応するとき、CCDセンサ44の出力を上記
保持した基準値によりシェーディング補正して読取信号
とする。複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時
は、露光ランプ41の移動開始位置を、一枚目の原稿に
ついては少なくとも黒色基準板4との対応位置より手前
側に設定し、二枚目からの原稿については白色基準板5
との対応位置を限度として移動方向側にシフトする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像信号に対するシ
ェ−ディング補正の機能を備えた画像読取装置と画像形
成装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術を利用した画像形成
装置いわゆる複写機が開発され、実用化されている。こ
の複写機では、原稿を載置するための原稿台を露光ラン
プで露光し、その露光ランプを原稿台の非原稿載置領域
から原稿載置領域にかけて移動し、原稿台からの反射光
量に対応する画像信号をCCD(電荷転送デバイス)形
のラインセンサから得てそれを読取信号とし、その読取
信号に応じて被画像形成媒体上に画像を形成する。
【0003】また、露光ランプの光量むら、レンズの精
度、CCDセンサの各素子の出力誤差などが画像形成の
仕上がりに悪影響を及ぼすため、対策として、CCDセ
ンサから得られる画像信号に対しシェーディング補正を
行なう。
【0004】すなわち、シェーディング補正用に黒色基
準板および白色基準板が用意されており、この黒色基準
板および白色基準板が原稿台の非原稿載置領域に且つ露
光ランプの移動方向に沿って順次に配列される。そし
て、露光ランプの移動位置が原稿台の非原稿載置領域に
対応するときにCCDセンサの出力が補正用の基準値と
して保持され、続いて露光ランプの移動位置が原稿台の
原稿載置領域に対応するときにCCDセンサの出力が上
記保持された基準値によってシェーディング補正され
る。
【0005】こうして、露光ランプの光量むら、レンズ
の精度、CCDセンサの各素子の出力誤差などに影響を
受けることなく、安定した読取信号が得られて画像形成
の仕上がりが良好となる。
【0006】一方、露光ランプの移動は、一枚の画像形
成ごとに非原稿載置領域内の所定位置から開始され、同
じ非原稿載置領域で加速されて原稿載置領域では画像形
成倍率に応じた等速となる。加速度は画像形成倍率にか
かわらず一定である。
【0007】画像の適正な拡大、縮小を行なうには、露
光ランプが原稿載置領域に達する時点ですでに移動速度
が等速に達している必要があり、等速に達するまでの加
速に要する時間を考慮しつつ露光ランプの移動開始位置
が可変設定される。
【0008】たとえば、画像形成倍率が拡大側に大きい
ほど、等速値が低めに設定されるため、加速に要する時
間は短くてすみ、露光ランプの移動開始位置が原稿に近
い側に設定される。移動開始位置が原稿に近ければ、露
光のための移動量が短くてすみ、画像読取時間ひいては
画像形成時間の短縮が図れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】画像形成ごとにシェー
ディング補正のための黒色基準板および白色基準板を露
光する必要があるため、露光ランプの移動開始位置を原
稿に近い側に設定しようとしても、それには限度があ
る。すなわち、シェーディング補正の必要性が画像読取
時間および画像形成時間の短縮を阻む状況にある。
【0010】この発明は上記の事情を考慮したもので、
第1の発明の画像読取装置は、画像信号に対する補正を
確実に実行しながら画像読取時間の短縮が図れることを
目的とする。
【0011】第2の発明の画像読取装置の制御方法は、
画像信号に対する補正を確実に実行しながら画像読取時
間の短縮が図れることを目的とする。第3の発明の画像
読取装置は、画像信号に対するシェーディング補正を確
実に実行しながら画像読取時間の短縮が図れることを目
的とする。
【0012】第4の発明の画像形成装置は、画像信号に
対する補正を確実に実行しながら画像形成時間の短縮が
図れることを目的とする。第5の発明の画像形成装置の
制御方法は、画像信号に対する補正を確実に実行しなが
ら画像形成時間の短縮が図れることを目的とする。第6
の発明の画像形成装置は、画像信号に対するシェーディ
ング補正を確実に実行しながら画像形成時間の短縮が図
れることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明の画像読取装
置は、原稿を載置するための原稿台と、この原稿台上の
原稿を露光するための露光手段と、この露光手段を原稿
台の非原稿載置領域から原稿載置領域にかけて移動する
移動手段と、原稿台の非原稿載置領域に設けられ、移動
手段の移動方向に沿って順次配列された第1色基準部材
および第2色基準部材と、露光手段の露光および移動手
段の移動に伴い、原稿台からの反射光量に対応する画像
信号を出力する画像信号出力手段と、移動手段の移動位
置が原稿台の非原稿載置領域に対応するとき、画像信号
出力手段の出力を補正用の基準値として保持する保持手
段と、移動手段の移動位置が原稿台の原稿載置領域に対
応するとき、画像信号出力手段の出力を保持手段に保持
された基準値により補正して読取信号とする補正手段
と、複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時、移
動手段の移動開始位置を、一枚目の原稿については少な
くとも第1色基準部材との対応位置より手前側に設定
し、二枚目からの原稿については第2色基準部材との対
応位置を限度として移動方向側にシフトする制御手段と
を備える。
【0014】第2の発明の画像読取装置の制御方法は、
原稿を載置する原稿台を露光し、その露光を原稿台の非
原稿載置領域から原稿載置領域にかけて移動し、原稿台
からの反射光量に対応する画像信号を画像信号出力手段
から得てそれを読取信号とするとともに、画像信号に対
する補正用として原稿台の非原稿載置領域にかつ露光の
移動方向に沿って第1色基準部材および第2色基準部材
を順次配列してなる画像読取装置において、複数枚の原
稿を連続して読取る連続原稿読取時、露光の移動開始位
置を、一枚目の原稿については少なくとも第1色基準部
材との対応位置より手前側に設定し、二枚目からの原稿
については第2色基準部材との対応位置を限度として移
動方向側にシフトするステップと、露光の移動位置が原
稿台の非原稿載置領域に対応するとき、画像信号出力手
段の出力を補正用の基準値として保持するステップと、
露光の移動位置が原稿台の原稿載置領域に対応すると
き、画像信号出力手段の出力を上記保持した基準値によ
り補正して読取信号とするステップとを備える。
【0015】第3の発明の画像読取装置は、原稿を載置
する原稿台と、この原稿台上の原稿を露光するための露
光ランプと、この露光ランプを原稿台の非原稿載置領域
から原稿載置領域にかけて移動する移動手段と、この移
動手段の移動を非原稿載置領域で加速し原稿載置領域で
等速とする速度制御手段と、原稿台の非原稿載置領域に
設けられ、移動手段の移動方向に沿って順次配列された
黒色基準板および白色基準板と、露光ランプの点灯およ
び移動手段の移動に伴い、原稿台からの反射光を受けて
その受光量に対応するレベルの画像信号を出力する画像
信号出力手段と、移動手段の移動位置が原稿台の非原稿
載置領域に対応するとき、画像信号出力手段の出力を補
正用の基準値として保持する保持手段と、移動手段の移
動位置が原稿台の原稿載置領域に対応するとき、画像信
号出力手段の出力を保持手段に保持された基準値により
シェーディング補正して読取信号とする補正手段と、複
数枚の原稿を連続して読取る連続読取時、移動手段の移
動開始位置を、一枚目の原稿については少なくとも黒色
基準板との対応位置より手前側に設定し、二枚目からの
原稿については白色基準板との対応位置を限度として移
動方向側にシフトする制御手段とを備える。
【0016】第4の発明の画像形成装置は、原稿を載置
する原稿台と、この原稿台上の原稿を露光するための露
光手段と、この露光手段を原稿台の非原稿載置領域から
原稿載置領域にかけて移動する移動手段と、原稿台の非
原稿載置領域に設けられ、移動手段の移動方向に沿って
順次配列された第1色基準部材および第2色基準部材
と、露光手段の露光および移動手段の移動に伴い、原稿
台からの反射光量に対応する画像信号を出力する画像信
号出力手段と、移動手段の移動位置が原稿台の非原稿載
置領域に対応するとき、画像信号出力手段の出力を補正
用の基準値として保持する保持手段と、移動手段の移動
位置が原稿台の原稿載置領域に対応するとき、画像信号
出力手段の出力を保持手段に保持された基準値により補
正して読取信号とする補正手段と、複数枚の原稿を連続
して読取る連続原稿読取時、移動手段の移動開始位置
を、一枚目の原稿については少なくとも第1色基準部材
との対応位置より手前側に設定し、二枚目からの原稿に
ついては第2色基準部材との対応位置を限度として移動
方向側にシフトする制御手段と、補正手段から得られる
読取信号に応じて被画像形成媒体上に画像を形成する画
像形成部とを備える。
【0017】第5の発明の画像形成装置の制御方法は、
原稿を載置する原稿台を露光し、その露光を原稿台の非
原稿載置領域から原稿載置領域にかけて移動し、原稿台
からの反射光量に対応する画像信号を画像信号出力手段
から得てそれを読取信号とし、その読取信号に応じて被
画像形成媒体上に画像を形成するとともに、画像信号に
対する補正用として原稿台の非原稿載置領域にかつ露光
の移動方向に沿って第1色基準部材および第2色基準部
材を順次配列してなる画像形成装置において、複数枚の
原稿を連続して読取る連続原稿読取時、露光の移動開始
位置を、一枚目の原稿については少なくとも第1色基準
部材との対応位置より手前側に設定し、二枚目からの原
稿については第2色基準部材との対応位置を限度として
移動方向側にシフトするステップと、露光の移動位置が
原稿台の非原稿載置領域に対応するとき、画像信号出力
手段の出力を補正用の基準値として保持するステップ
と、露光の移動位置が原稿台の原稿載置領域に対応する
とき、画像信号出力手段の出力を上記保持した基準値に
より補正して読取信号とするステップとを備える。
【0018】第6の発明の画像形成装置は、原稿を載置
する原稿台と、この原稿台上の原稿を露光するための露
光ランプと、この露光ランプを原稿台の非原稿載置領域
から原稿載置領域にかけて移動する移動手段と、この移
動手段の移動を非原稿載置領域で加速し原稿載置領域で
画像形成倍率に応じた等速とする速度制御手段と、原稿
台の非原稿載置領域に設けられ、移動手段の移動方向に
沿って順次配列された黒色基準板および白色基準板と、
露光ランプの点灯および移動手段の移動に伴い、原稿台
からの反射光を受けてその受光量に対応するレベルの画
像信号を出力する画像信号出力手段と、移動手段の移動
位置が原稿台の非原稿載置領域に対応するとき、画像信
号出力手段の出力を補正用の基準値として保持する保持
手段と、移動手段の移動位置が原稿台の原稿載置領域に
対応するとき、画像信号出力手段の出力を保持手段に保
持された基準値によりシェーディング補正して読取信号
とする補正手段と、複数枚の原稿を連続して読取る連続
読取時、移動手段の移動開始位置を、一枚目の原稿につ
いては少なくとも黒色基準板との対応位置より手前側に
設定し、二枚目からの原稿については白色基準板との対
応位置を限度として移動方向側にシフトする制御手段
と、補正手段から得られる読取信号に応じて被画像形成
媒体上に画像を形成する画像形成部とを備える。
【0019】
【作用】第1の発明の画像読取装置では、露光手段の露
光および移動に伴い、原稿台からの反射光量に対応する
画像信号が画像信号出力手段から出力される。移動手段
の移動位置が非原稿載置領域に対応するとき、第1色基
準部材および第2色基準部材が露光され、そのときの画
像信号出力手段の出力が補正用の基準値として保持され
る。移動手段の移動位置が原稿台の原稿載置領域に対応
すると、画像信号出力手段の出力が上記保持された基準
値により補正されて読取信号となる。複数枚の原稿を連
続して読取る連続原稿読取時は、移動手段の移動開始位
置が、一枚目の原稿については少なくとも第1色基準部
材との対応位置より手前側に設定され、二枚目からの原
稿については第2色基準部材との対応位置を限度として
移動方向側にシフトされる。
【0020】第2の発明の画像読取装置の制御方法で
は、複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時、露
光の移動開始位置が、一枚目の原稿については少なくと
も第1色基準部材との対応位置より手前側に設定され、
二枚目からの原稿については第2色基準部材との対応位
置を限度として移動方向側にシフトされる。そして、露
光の移動位置が原稿台の非原稿載置領域に対応すると
き、画像信号出力手段の出力が補正用の基準値として保
持され、露光の移動位置が原稿台の原稿載置領域に対応
するとき、画像信号出力手段の出力が上記保持された基
準値により補正されて読取信号となる。
【0021】第3の発明の画像読取装置では、露光ラン
プの露光および移動に伴い、原稿台からの反射光量に対
応するレベルの画像信号が画像信号出力手段から出力さ
れる。移動手段の移動位置が非原稿載置領域に対応する
とき、黒色基準部材および白色基準部材が露光され、そ
のときの画像信号出力手段の出力が補正用の基準値とし
て保持される。移動手段の移動位置が原稿台の原稿載置
領域に対応すると、画像信号出力手段の出力が上記保持
された基準値によりシェーディング補正されて読取信号
となる。複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時
は、移動手段の移動開始位置が、一枚目の原稿について
は少なくとも黒色基準部材との対応位置より手前側に設
定され、二枚目からの原稿については白色基準部材との
対応位置を限度として移動方向側にシフトされる。
【0022】第4の発明の画像形成装置では、露光手段
の露光および移動に伴い、原稿台からの反射光量に対応
する画像信号が画像信号出力手段から出力される。移動
手段の移動位置が非原稿載置領域に対応するとき、第1
色基準部材および第2色基準部材が露光され、そのとき
の画像信号出力手段の出力が補正用の基準値として保持
される。移動手段の移動位置が原稿台の原稿載置領域に
対応すると、画像信号出力手段の出力が上記保持された
基準値により補正されて読取信号となる。複数枚の原稿
を連続して読取る連続原稿読取時は、移動手段の移動開
始位置が、一枚目の原稿については少なくとも第1色基
準部材との対応位置より手前側に設定され、二枚目から
の原稿については第2色基準部材との対応位置を限度と
して移動方向側にシフトされる。そして、上記読取信号
に応じた画像が被画像形成媒体上に形成される。
【0023】第5の発明の画像形成装置の制御方法で
は、複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時、露
光の移動開始位置が、一枚目の原稿については少なくと
も第1色基準部材との対応位置より手前側に設定され、
二枚目からの原稿については第2色基準部材との対応位
置を限度として移動方向側にシフトされる。そして、露
光の移動位置が原稿台の非原稿載置領域に対応すると
き、画像信号出力手段の出力が補正用の基準値として保
持され、露光の移動位置が原稿台の原稿載置領域に対応
するとき、画像信号出力手段の出力が上記保持された基
準値により補正されて読取信号となる。
【0024】第6の発明の画像形成装置では、露光ラン
プの露光および移動に伴い、原稿台からの反射光量に対
応するレベルの画像信号が画像信号出力手段から出力さ
れる。移動手段の移動位置が非原稿載置領域に対応する
とき、黒色基準部材および白色基準部材が露光され、そ
のときの画像信号出力手段の出力が補正用の基準値とし
て保持される。移動手段の移動位置が原稿台の原稿載置
領域に対応すると、画像信号出力手段の出力が上記保持
された基準値によりシェーディング補正されて読取信号
となる。複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時
は、移動手段の移動開始位置が、一枚目の原稿について
は少なくとも黒色基準部材との対応位置より手前側に設
定され、二枚目からの原稿については白色基準部材との
対応位置を限度として移動方向側にシフトされる。そし
て、上記読取信号に応じた画像が被画像形成媒体上に形
成される。
【0025】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。まず、図2は画像形成装置たとえば複
写機の外観を示し、図3は同複写機の内部機構を示して
いる。
【0026】本体1の上部に原稿載置用の原稿台2があ
って、その原稿台2と対応する位置に自動原稿送り装置
6が装着される。この自動原稿送り装置6は、セットさ
れる原稿を一枚ずつ原稿台2に自動送りする。
【0027】原稿台2には、図1に示すように、インジ
ケータ部2aが付属されている。このインジケータ部2
aの縁が原稿先端セット位置Dとなり、その原稿先端セ
ット位置Dに合わせるように原稿3がセットされる。す
なわち、原稿先端セット位置Dを境にインジケータ部2
側(図示左側)が非原稿載置領域、残りの側(図示右
側)が原稿載置領域となる。
【0028】原稿台2の下面に対向して露光手段たとえ
ば露光ランプ41が設けられており、その露光ランプ4
1が非原稿載置領域から原稿載置領域にかけて点灯しな
がら移動することにより、原稿台2の全体に対する露光
走査が行なわれる。
【0029】非原稿載置領域であるところのインジケー
タ部2の下面側に、かつ露光ランプ41の移動方向に沿
って、シェーディング補正用の第1色基準部材である黒
色基準板4および第2色基準部材である白色基準板5が
順次に配列して設けられる。両基準板とも、インジケー
タ部2の長手方向長さに対応する寸法形状を有してい
る。
【0030】本体1内の略中央部に、感光体ドラム20
が回転自在に設けられる。この感光体ドラム20の周囲
に、帯電チャージャ21、レーザユニット22、現像器
23、転写チャージャ25、剥離チャージャ26、クリ
ーナ27、除電器28が順次に配設される。
【0031】本体1内の上部に、露光系40が設けられ
る。この露光系40は、上記露光ランプ41、第1ない
し第3の反射ミラー42a,42b,42c、変倍用レ
ンズブロック43、および画像信号出力手段たとえばC
CD型のラインセンサ(以下、CCDセンサと称する)
44によって構成される。
【0032】露光ランプ41は移動手段であるところの
キャリッジ40に設けられて往復動が自在となってお
り、キャリッジ40の図示右方向への往動と露光ランプ
41の発光とにより、原稿台2の全面にわたって露光走
査が行なわれる。この露光走査により、原稿台2に載置
される原稿Dの反射光像が得られ、それが上記各反射ミ
ラーおよび変倍用レンズブロック43によってCCDセ
ンサ44に投影される。CCDセンサ44は、受光量に
対応するレベルの画像信号を出力する。この画像信号
は、レーザユニット22に送られる。
【0033】本体1内の底部に、給紙手段として複数の
給紙カセット10が設けられる。また、本体1の側部に
給紙手段として給紙カセット11が装着される。これら
給紙カセット10,11には、画像形成媒体として、互
いに異なるサイズのコピー用紙Pが多数枚収容されてい
る。コピーキー(図示しない)のオン操作に応じて、か
つ原稿サイズセンサ(図示しない)の検知結果に応じ
て、給紙カセット10,11のいずれか一つからコピー
用紙Pが一枚ずつ取出される。この取出し用として、ピ
ックアップローラ37a,37bが設けられている。取
出されたコピー用紙Pは、分離器38a,38bにより
それぞれ給紙カセットから分離され、レジストローラ3
2に送られてそこで感光体ドラム20の回転を待つこと
になる。
【0034】帯電チャージャ21は、高圧電源部(図示
しない)から供給される高電圧を感光体ドラム20に印
加し、感光体ドラム20の表面に静電荷を帯電させる。
この帯電と、感光体ドラム20に対するレーザユニット
22のレーザ光による結像とにより、感光体ドラム20
上に静電潜像が形成される。
【0035】感光体ドラム20上の静電潜像は現像器2
3で現像剤(トナー)を受けることにより顕像化され、
転写チャージャ25へ移行する。この転写チャージャ2
5には感光体ドラム20の回転と同期してレジストロー
ラ32からコピー用紙Pが送られ、そのコピー用紙Pに
感光体ドラム20上の顕像が転写される。こうして画像
が転写されたコピー用紙Pは剥離チャージャ26で感光
体ドラム20から剥離され、搬送ベルト36によって定
着ローラ33に送られる。そして、定着の済んだコピー
用紙Pは排紙ローラ34によって排紙トレイ7へ排出さ
れる。なお、転写後、感光体ドラム20はクリーナ27
および除電器28を経て次のコピーに備える。
【0036】制御回路を図4に示す。111は主CPU
(中央処理装置)である。この主CPU111 はコンパネ
CPU112 、スキャナCPU113 、プリンタCPU114
と通信ラインを介して接続されている。主CPU111
は、これらコンパネCPU112 、スキャナCPU113 、
プリンタCPU114 を統括的に制御し、複写の全般にわ
たる制御を行なう。
【0037】コンパネCPU112 には、ROM(リ−ド
・オンリ・メモリ)121 、RAM(ランダム・アクセス
・メモリ)122 、コントロールパネル(操作板)123 が
接続されている。コンパネCPU112 は、コンパネ123
上のスイッチ(倍率や用紙サイズを設定するためのスイ
ッチを含む)の操作の検知、LEDの点灯、消灯、表示
器の制御等を行なう。
【0038】スキャナCPU113 には、ROM131 、R
AM132 、モータ・ソレノイド等メカコンの制御部133
、ADF(オートドキュメントフィーダ)134 、エデ
ィタ(座標入力装置)135 、上記CCDセンサ44から
出力されるアナログの画像信号を例えば8ビットの画像
データに変換するA/D回路(アナログ・デジタル変換
回路)137 、シェーディング補正回路(SHD)回路13
8 、ラインメモリ139が接続されている。制御部133 に
はキャリッジ40を副走査方向において動かすためのス
テッピングモ−タ133mが接続されている。
【0039】キャリッジ40は、露光開始前に上記非原
稿載置領域の所定位置で待機し、露光開始(原稿読取開
始)と同時に移動(往動)を開始する。このときのキャ
リッジ40の移動速度は、画像形成倍率(複写倍率)に
応じた速度に向けて加速されていき、画像形成倍率に応
じた速度に達したところで等速状態に保たれる。加速度
は画像形成倍率にかかわらず一定である。
【0040】シェーディング補正回路138 は、キャリッ
ジ40の移動位置つまり露光ランプ41の露光位置が非
原稿載置領域の黒色基準板4および白色基準板5に対応
するときのCCDセンサ44の出力を補正用の基準値と
して保持する保持手段と、キャリッジ40の移動位置つ
まり露光ランプ41の露光位置が原稿載置領域に対応す
るときのCCDセンサ44の出力を上記保持手段に保持
された基準値により補正して読取信号とする補正手段
と、を有している。
【0041】そして、主CPU111 は、上記自動原稿送
り装置6を動作させて複数の原稿3を連続して読取る連
続読取時、キャリッジ40の移動開始位置を、一枚目の
原稿3については少なくとも黒色基準板4との対応位置
より手前側に設定し、二枚目からの原稿3については白
色基準板5との対応位置を限度として移動方向(往動方
向)側にシフトする制御手段を有している。
【0042】スキャナCPU113 には、ランプレギュレ
ータ136 を介して露光ランプ41が接続されている。プ
リンタCPU114 には、モータ、ソレノイド、スイッチ
等メカコンの制御部141 、RAM142 、ROM143 、L
CF(ラージカセットフィーダ)144 、ソータ145 、レ
−ザユニット22を駆動するためのレ−ザドライブ147
およびレーザ変調回路148 が接続されている。
【0043】さらに、主CPU111 に、ROM151 、R
AM152 、スキャナで読み取ったデータをどこへ送る
か、プリンタエンジンへはどのデータを送るのかの切り
換え及びバッファリングを行なうデータ切り換え及びバ
ッファメモリ回路153 、画像データに対し画像的な処理
を行なう画像処理回路154 、画像データの圧縮伸長を行
なう圧縮・伸長回路155 、圧縮・伸長回路155 で圧縮さ
れたデータを蓄える圧縮メモリ156 、ハードディスクド
ライブ、光ディスクドライブ、ファクシミリ・アダプタ
とのインタフェースを行なうI/Fコントローラ回路15
7 、ディスプレイ158 上への表示を行なう為のディスプ
レイメモリ回路159 、パソコン160 からのコードデータ
を画像データに展開する為のプリンタ・コントローラ回
路161 、画像データをページごとに蓄えるページメモリ
回路162 、ディスプレイ158 上にコードデータを展開す
る為のディスプレイフォントROM163 、ページメモリ
上にコードデータを展開する為のプリントフォントRO
M164 が接続されている。
【0044】なお、101 は基本処理部、102 はコントロ
−ルパネル、103 はスキャナ部、104 はプリンタエンジ
ンである。つぎに、上記の構成の作用を図5および図6
を参照して説明する。
【0045】露光ランプ41の露光および移動に伴い、
原稿台2からの反射光量に対応する画像信号がCCDセ
ンサ44から出力される。露光ランプ41の移動位置が
非原稿載置領域に対応するとき、黒色基準板4および白
色基準板5が露光され、そのときのCCDセンサ44の
出力がシェーディング補正用の基準値として保持され
る。
【0046】露光ランプ41の移動位置が原稿台2の原
稿載置領域に対応すると、CCDセンサ44の出力が上
記保持された基準値によりシェーディング補正されて読
取信号となる。
【0047】すなわち、黒色および白色の基準板を読取
って画像データの上下値の基準となるものを予め決めて
おくことにより、その後、実際の原稿3の読取りにより
得られる画像データを黒色および白色の比として表わす
ことができる。これがシェーディング補正であり、露光
ランプ41の光量むら、レンズの精度、CCDセンサ4
4の各素子の出力誤差などを無視して安定した読取信号
を得ることができ、画像形成の仕上がりが良好となる。
【0048】一方、露光ランプ41の移動は、一枚の画
像形成ごとに非原稿載置領域内の所定位置から開始さ
れ、同じ非原稿載置領域で加速され、原稿載置領域では
画像形成倍率に応じた等速となる。加速度は画像形成倍
率にかかわらず一定である。
【0049】画像形成の変倍をうまく行なうには、露光
ランプ41が原稿載置領域に達する時点ですでに移動速
度が等速に達している必要があり、等速に達するまでの
加速に要する時間を考慮しつつ露光ランプ41の移動開
始位置が適宜に可変設定される。
【0050】露光ランプ41の移動開始位置がどのよう
に可変設定されるかを以下に説明する。まず、参考のた
めに、シェーディング補正のための基準板読取が不要な
場合の本来の移動開始位置は次のようになる。非原稿載
置領域を拡大した図6を用いて説明する。
【0051】(1)画像形成倍率が25%〜 198%の場
合、黒色基準板4との対応位置より手前にあるポジショ
ンAまたはそれより手前側(図示左側;バックワード
側)の所定範囲に移動開始位置が設定される。
【0052】(2)画像形成倍率が 199%〜 247%の場
合、黒色基準板4と白色基準板5との間のポジションB
またはそれより手前側の所定範囲に移動開始位置が設定
される。
【0053】(3)画像形成倍率が 248%〜 495%の場
合、ポジションBおよびその近傍の所定範囲に移動開始
位置が設定される。 (4)画像形成倍率が 496%〜 800%の場合、白色基準
板5と原稿先端セット位置Dとの間のポジションCまた
はそれより手前側の所定範囲に移動開始位置が設定され
る。
【0054】すなわち、画像形成倍率が拡大側に大きい
ほど、等速値が低めに設定されるため、加速に要する時
間は短くてすみ、露光ランプ41の移動開始位置が原稿
に近い側に設定される。移動開始位置が原稿3に近けれ
ば、露光のための移動量が短くてすみ、画像読取時間ひ
いては画像形成時間の短縮が図れることになる。
【0055】ただし、実際にはシェーディング補正のた
めに黒色基準板4および白色基準板5の読取る必要があ
るため、露光ランプ41の移動開始位置は次のように設
定される。
【0056】[1]画像形成倍率が25%〜 200%の場合
(ステップS1,S2,S3,S4 )、図6(a)に示すように、
少なくとも黒色基準板4との対応位置より手前にあるポ
ジションAまたはそれより手前側の所定範囲に実際の移
動開始位置(イメージスキャン開始位置)が設定され
る。たとえば、本来の移動開始位置がポジションAない
しそれより手前側の範囲にあれば、その本来の移動開始
位置がそのまま実際のイメージスキャンのための移動開
始位置として設定される。本来の移動開始位置がポジシ
ョンAより先(図示右側;フォワード側)にあれば、ポ
ジションAが実際のイメージスキャンのための移動開始
位置として設定される。破線は25%時の位置と速度、実
線は 200%時の位置と速度である。
【0057】[2]画像形成倍率が 201%〜 800%の範
囲では(ステップS1,S7,S8,S9 )〜ステップS9)、図6
(b)または図6(c)に示すように、少なくとも黒色
基準板4との対応位置より手前にあるポジションAが実
際のイメージスキャンのための移動開始位置として共通
に設定される。破線は 201%時の速度、実線は 800%時
の速度である。
【0058】なお、図6(b)のパターンは加速期間が
一度、図6(c)のパターンは加速期間が二度ある。ど
ちらのパターンを用いるかは、読取にかかる時間を短縮
することを目的に、画像形成倍率に応じて適宜に選択さ
れる。たとえば、画像形成倍率が拡大側に大きくなる
と、図6(b)のパターンでは等速期間が長くなって読
取に時間がかかるのに対し、図6(c)のパターンでは
等速期間が短くなって読取に時間が短縮される。よっ
て、この場合は図6(c)のパターンが選択されること
になる。
【0059】この[1][2]は、原稿読取が一枚のと
きの制御である。複数枚の原稿3を連続して読取る連続
原稿読取時は、一枚目の原稿3については上記[1]ま
たは[2]と同じ制御を行なうが、二枚目からの原稿3
については次の[3]の制御を行なう(ステップS5,S6,
S11,S12,S13,S14 )。
【0060】[3]図6(d)に示すように、実際の移
動開始位置が白色基準板5との対応位置を限度として移
動方向側(フォワード側)にシフトされる。換言する
と、白色基準板5との対応位置より手前にあるポジショ
ンBまたはそれより手前側の所定範囲に実際の移動開始
位置が設定される。たとえば、本来の移動開始位置がポ
ジションBないしそれより手前側の範囲にあれば、その
本来の位置がそのまま実際の移動開始位置として設定さ
れる。本来の移動開始位置がポジションBより先(図示
右側;フォワード側)にあれば、ポジションBが実際の
移動開始位置として設定される。破線は25%時の位置お
よび速度、実線は 800%時の位置および速度である。
【0061】要するに、二枚目からの原稿読取に際して
は、黒色基準板4の読取りを強制せず、白色基準板5の
読取りのみ必須としている。露光ランプ41の光量が変
化しても、それによって生じる黒色基準板4の反射率変
化は 2%〜 3%と小さく、A/D変換の量子化誤差に含
まれてしまうほどである。したがって、一枚目の読取り
では黒色基準板4および白色基準板5の両方に対する読
取りが必要であるが、二枚目からの読取りでは一枚目で
読んだ黒色データを保持することで白色基準板5のみ読
取ればよく、その分だけ読取時間の短縮が図れることに
なる。ひいては、画像形成時間の短縮が図れる。
【0062】黒色基準板4および白色基準板5を読取る
とき、露光ランプ41の移動は加速中あるいは画像形成
倍率に応じた等速中であるが、CCDセンサ44の出力
は単位時間内に蓄積される電荷の和なので、読取りに不
具合を生じることはまったくない。
【0063】黒色基準板4に対するCCDセンサ44の
読取り走査は、黒色基準板4の端部より4mm の位置から
始まって16ラインであり、その16ラインの期間は画像形
成倍率が 100%であれば約1mm の長さ、25%であれば約
4mm の長さに相当する。白色基準板5に対するCCDセ
ンサ44の読取り走査も同じである。なお、この発明は
上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変えない
範囲で種々変形実施可能である。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明の画像読
取装置は、補正用の第1色基準部材および第2色基準部
材を原稿台の非原稿載置領域にかつ露光手段の移動方向
に沿って順次配列して設け、露光手段の移動位置が原稿
台の非原稿載置領域に対応するとき、画像信号出力手段
の出力を補正用の基準値として保持し、露光手段の移動
位置が原稿台の原稿載置領域に対応するとき、画像信号
出力手段の出力を上記保持した基準値により補正して読
取信号とするとともに、複数枚の原稿を連続して読取る
連続原稿読取時は、露光手段の移動開始位置を、一枚目
の原稿については少なくとも第1色基準部材との対応位
置より手前側に設定し、二枚目からの原稿については第
2色基準部材との対応位置を限度として移動方向側にシ
フトする構成としたので、画像信号に対する補正を確実
に実行しながら画像読取時間の短縮が図れる。
【0065】第2の発明の画像読取装置の制御方法は、
複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時に、露光
の移動開始位置を、一枚目の原稿については少なくとも
第1色基準部材との対応位置より手前側に設定し、二枚
目からの原稿については第2色基準部材との対応位置を
限度として移動方向側にシフトするようにしたので、画
像信号に対する補正を確実に実行しながら画像読取時間
の短縮が図れる。
【0066】第3の発明の画像読取装置は、補正用の黒
色基準板および白色基準板を原稿台の非原稿載置領域に
かつ露光ランプの移動方向に沿って順次配列して設け、
露光ランプの移動位置が原稿台の非原稿載置領域に対応
するとき、画像信号出力手段の出力を補正用の基準値と
して保持し、露光ランプの移動位置が原稿台の原稿載置
領域に対応するとき、画像信号出力手段の出力を上記保
持した基準値によりシェーディング補正して読取信号と
するとともに、複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿
読取時は、露光ランプの移動開始位置を、一枚目の原稿
については少なくとも黒色基準板との対応位置より手前
側に設定し、二枚目からの原稿については白色基準板と
の対応位置を限度として移動方向側にシフトする構成と
したので、画像信号に対するシェーディング補正を確実
に実行しながら画像読取時間の短縮が図れる。
【0067】第4の発明の画像形成装置は、補正用の第
1色基準部材および第2色基準部材を原稿台の非原稿載
置領域にかつ露光手段の移動方向に沿って順次配列して
設け、露光手段の移動位置が原稿台の非原稿載置領域に
対応するとき、画像信号出力手段の出力を補正用の基準
値として保持し、露光手段の移動位置が原稿台の原稿載
置領域に対応するとき、画像信号出力手段の出力を上記
保持した基準値により補正して読取信号とし、この読取
信号に応じた画像を形成するとともに、複数枚の原稿を
連続して読取る連続原稿読取時は、露光手段の移動開始
位置を、一枚目の原稿については少なくとも第1色基準
部材との対応位置より手前側に設定し、二枚目からの原
稿については第2色基準部材との対応位置を限度として
移動方向側にシフトする構成としたので、画像信号に対
する補正を確実に実行しながら画像形成時間の短縮が図
れる。
【0068】第5の発明の画像形成装置の制御方法は、
複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時に、露光
の移動開始位置を、一枚目の原稿については少なくとも
第1色基準部材との対応位置より手前側に設定し、二枚
目からの原稿については第2色基準部材との対応位置を
限度として移動方向側にシフトするようにしたので、画
像信号に対する補正を確実に実行しながら画像形成時間
の短縮が図れる。
【0069】第6の発明の画像形成装置は、補正用の黒
色基準板および白色基準板を原稿台の非原稿載置領域に
かつ露光ランプの移動方向に沿って順次配列して設け、
露光ランプの移動位置が原稿台の非原稿載置領域に対応
するとき、画像信号出力手段の出力を補正用の基準値と
して保持し、露光ランプの移動位置が原稿台の原稿載置
領域に対応するとき、画像信号出力手段の出力を上記保
持した基準値によりシェーディング補正して読取信号と
し、この読取信号に応じた画像を形成するとともに、複
数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時は、露光ラ
ンプの移動開始位置を、一枚目の原稿については少なく
とも黒色基準板との対応位置より手前側に設定し、二枚
目からの原稿については白色基準板との対応位置を限度
として移動方向側にシフトする構成としたので、画像信
号に対するシェーディング補正を確実に実行しながら画
像形成時間の短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における原稿台およびその周辺部の構
成を示す斜視図。
【図2】同実施例の全体の外観斜視図。
【図3】同実施例の内部機構を断面して示す図。
【図4】同実施例の制御回路のブロック図。
【図5】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【図6】同実施例の露光ランプの移動開始位置および移
動速度を説明するための図。
【符号の説明】
1…本体、2…原稿台、2a…インジケータ部、3…原
稿、4…黒色基準板(第1色基準部材)、5…白色基準
板(第2色基準部材)、6…自動原稿送り装置、10,
11…給紙カセット、22…レーザユニット、40…キ
ャリッジ(移動手段)、41…露光ランプ(露光手
段)、44…CCDセンサ(画像信号出力手段)、11
1…主CPU、138…シェーディング補正回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿台と、 この原稿台上の原稿を露光するための露光手段と、 この露光手段を前記原稿台の非原稿載置領域から原稿載
    置領域にかけて移動する移動手段と、 前記原稿台の非原稿載置領域に設けられ、前記移動手段
    の移動方向に沿って順次配列された第1色基準部材およ
    び第2色基準部材と、 前記露光手段の露光および前記移動手段の移動に伴い、
    前記原稿台からの反射光量に対応する画像信号を出力す
    る画像信号出力手段と、 前記移動手段の移動位置が前記原稿台の非原稿載置領域
    に対応するとき、前記画像信号出力手段の出力を補正用
    の基準値として保持する保持手段と、 前記移動手段の移動位置が前記原稿台の原稿載置領域に
    対応するとき、前記画像信号出力手段の出力を前記保持
    手段に保持された基準値により補正して読取信号とする
    補正手段と、 複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時、前記移
    動手段の移動開始位置を、一枚目の原稿については少な
    くとも前記第1色基準部材との対応位置より手前側に設
    定し、二枚目からの原稿については前記第2色基準部材
    との対応位置を限度として移動方向側にシフトする制御
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿を載置する原稿台を露光し、その露
    光を原稿台の非原稿載置領域から原稿載置領域にかけて
    移動し、原稿台からの反射光量に対応する画像信号を画
    像信号出力手段から得てそれを読取信号とするととも
    に、画像信号に対する補正用として原稿台の非原稿載置
    領域にかつ露光の移動方向に沿って第1色基準部材およ
    び第2色基準部材を順次配列してなる画像読取装置にお
    いて、 複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時、前記露
    光の移動開始位置を、一枚目の原稿については少なくと
    も第1色基準部材との対応位置より手前側に設定し、二
    枚目からの原稿については第2色基準部材との対応位置
    を限度として移動方向側にシフトするステップと、 前記露光の移動位置が前記原稿台の非原稿載置領域に対
    応するとき、前記画像信号出力手段の出力を補正用の基
    準値として保持するステップと、 前記露光の移動位置が前記原稿台の原稿載置領域に対応
    するとき、前記画像信号出力手段の出力を前記保持した
    基準値により補正して読取信号とするステップと、 を備えたことを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 原稿を載置する原稿台と、 この原稿台上の原稿を露光するための露光ランプと、 この露光ランプを前記原稿台の非原稿載置領域から原稿
    載置領域にかけて移動する移動手段と、 この移動手段の移動を前記非原稿載置領域で加速し前記
    原稿載置領域で等速とする速度制御手段と、 前記原稿台の非原稿載置領域に設けられ、前記移動手段
    の移動方向に沿って順次配列された黒色基準板および白
    色基準板と、 前記露光ランプの点灯および前記移動手段の移動に伴
    い、前記原稿台からの反射光を受けてその受光量に対応
    するレベルの画像信号を出力する画像信号出力手段と、 前記移動手段の移動位置が前記原稿台の非原稿載置領域
    に対応するとき、前記画像信号出力手段の出力を補正用
    の基準値として保持する保持手段と、 前記移動手段の移動位置が前記原稿台の原稿載置領域に
    対応するとき、前記画像信号出力手段の出力を前記保持
    手段に保持された基準値によりシェーディング補正して
    読取信号とする補正手段と、 複数枚の原稿を連続して読取る連続読取時、前記移動手
    段の移動開始位置を、一枚目の原稿については少なくと
    も前記黒色基準板との対応位置より手前側に設定し、二
    枚目からの原稿については前記白色基準板との対応位置
    を限度として移動方向側にシフトする制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿を載置する原稿台と、 この原稿台上の原稿を露光するための露光手段と、 この露光手段を前記原稿台の非原稿載置領域から原稿載
    置領域にかけて移動する移動手段と、 前記原稿台の非原稿載置領域に設けられ、前記移動手段
    の移動方向に沿って順次配列された第1色基準部材およ
    び第2色基準部材と、 前記露光手段の露光および前記移動手段の移動に伴い、
    前記原稿台からの反射光量に対応する画像信号を出力す
    る画像信号出力手段と、 前記移動手段の移動位置が前記原稿台の非原稿載置領域
    に対応するとき、前記画像信号出力手段の出力を補正用
    の基準値として保持する保持手段と、 前記移動手段の移動位置が前記原稿台の原稿載置領域に
    対応するとき、前記画像信号出力手段の出力を前記保持
    手段に保持された基準値により補正して読取信号とする
    補正手段と、 複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時、前記移
    動手段の移動開始位置を、一枚目の原稿については少な
    くとも前記第1色基準部材との対応位置より手前側に設
    定し、二枚目からの原稿については前記第2色基準部材
    との対応位置を限度として移動方向側にシフトする制御
    手段と、 前記補正手段から得られる読取信号に応じて被画像形成
    媒体上に画像を形成する画像形成部と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿を載置する原稿台を露光し、その露
    光を原稿台の非原稿載置領域から原稿載置領域にかけて
    移動し、原稿台からの反射光量に対応する画像信号を画
    像信号出力手段から得てそれを読取信号とし、その読取
    信号に応じて被画像形成媒体上に画像を形成するととも
    に、画像信号に対する補正用として原稿台の非原稿載置
    領域にかつ露光の移動方向に沿って第1色基準部材およ
    び第2色基準部材を順次配列してなる画像形成装置にお
    いて、 複数枚の原稿を連続して読取る連続原稿読取時、前記露
    光の移動開始位置を、一枚目の原稿については少なくと
    も第1色基準部材との対応位置より手前側に設定し、二
    枚目からの原稿については第2色基準部材との対応位置
    を限度として移動方向側にシフトするステップと、 前記露光の移動位置が前記原稿台の非原稿載置領域に対
    応するとき、前記画像信号出力手段の出力を補正用の基
    準値として保持するステップと、 前記露光の移動位置が前記原稿台の原稿載置領域に対応
    するとき、前記画像信号出力手段の出力を前記保持した
    基準値により補正して読取信号とするステップと、 を備えたことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 原稿を載置する原稿台と、 この原稿台上の原稿を露光するための露光ランプと、 この露光ランプを前記原稿台の非原稿載置領域から原稿
    載置領域にかけて移動する移動手段と、 この移動手段の移動を前記非原稿載置領域で加速し前記
    原稿載置領域で画像形成倍率に応じた等速とする速度制
    御手段と、 前記原稿台の非原稿載置領域に設けられ、前記移動手段
    の移動方向に沿って順次配列された黒色基準板および白
    色基準板と、 前記露光ランプの点灯および前記移動手段の移動に伴
    い、前記原稿台からの反射光を受けてその受光量に対応
    するレベルの画像信号を出力する画像信号出力手段と、 前記移動手段の移動位置が前記原稿台の非原稿載置領域
    に対応するとき、前記画像信号出力手段の出力を補正用
    の基準値として保持する保持手段と、 前記移動手段の移動位置が前記原稿台の原稿載置領域に
    対応するとき、前記画像信号出力手段の出力を前記保持
    手段に保持された基準値によりシェーディング補正して
    読取信号とする補正手段と、 複数枚の原稿を連続して読取る連続読取時、前記移動手
    段の移動開始位置を、一枚目の原稿については少なくと
    も前記黒色基準板との対応位置より手前側に設定し、二
    枚目からの原稿については前記白色基準板との対応位置
    を限度として移動方向側にシフトする制御手段と、 前記補正手段から得られる読取信号に応じて被画像形成
    媒体上に画像を形成する画像形成部と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100464545B1 (ko) * 2003-04-15 2005-01-03 삼성전자주식회사 화상 스캐닝 장치 및 그의 쉐이딩 보정 방법
KR100644687B1 (ko) * 2005-03-18 2006-11-10 삼성전자주식회사 복합기의 화상 보정 방법 및 장치

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