JP3720443B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動波モータ等の振動波駆動手段を用いて、感光ドラム等の像担持手段を駆動するようにした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成装置では、回転駆動される感光ドラムにまず原稿の画像を静電的に記録し、次にその記録潜像をトナーによって現像して、これを用紙等に転写する。感光ドラムを駆動する手段としては、DCモータ、ステッピングモータおよびACモータといった電磁モータが一般的であるが、近年では、低速領域での速度安定性や低騒音性等の観点からいわゆる振動波モータが用いられることがある。この振動波モータは、例えば、特開昭58−14682号公報にて提案されているように、ステータに取り付けた圧電素子に周波電圧(駆動信号)を印加してステータに振動波を発生させ、このステータに加圧接触させたロータをステータとの摩擦によって駆動するものである。
【0003】
ここで、このような振動波モータの制御手法としては、例えば、特開昭63−1379号公報、特開昭60−176470号公報および特開昭59−204477号公報において提案されているように、上記周波電圧の周波数を変化させる方法や、周波電圧の電圧値(振幅)を変化させる方法がある。そして、画像形成装置においては、振動波モータの温度が上昇して駆動周波数に対する回転速度が変化したような場合に、駆動周波数を変更したり駆動電圧を変更したりして、速度を一定に維持し、感光ドラムへの像の記録や感光ドラムからの像の転写を正確に行えるようにする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、制御回路のコストを下げる等の目的のために、制御回路をデジタル回路によって構成することが多いが、この場合は駆動周波数の制御をある程度段階的にしか行えない。このため、駆動周波数の変更による速度維持制御では、駆動周波数の補正中に振動波モータおよび感光ドラムに速度むらが生じ易く、このような速度むらが画像の記録中や転写中に生じると、画像が乱れることになる。そこで、本発明の第1の目的は、振動波モータの駆動周波数を変更することなく画像の品位を維持できるようにした画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本願第1の発明では、画像の記録が可能な像担持手段と、像担持手段を駆動する振動波駆動手段と、振動波駆動手段の駆動信号を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、制御手段に、像担持手段への画像の記録中やその画像の転写中は、駆動信号の周波数の変更を規制させるようにしている。
【0006】
すなわち、記録中や転写中のように像担持手段の速度むらが画像の品位に悪影響が及ぶおそれのあるときは、駆動周波数の変更を規制して高品位の画像が得られるようにしている。
【0007】
なお、上記第1の発明において、駆動周波数の変更が規制されているときには、比較的細かな速度制御を行え速度むらの生じ難い駆動信号の電圧値制御によって振動波駆動手段の制御を行うのが望ましい。
【0008】
また、制御手段には、上記記録中および転写中のうち少なくとも一方の判断を像担持手段の動作検出に基づいて行わせてもよいし、振動波駆動手段の動作検出に基づいて行わせてもよい。また、画像を転写する紙等の転写媒体の搬送を行えるようになっている場合には、記録中および転写中のうち少なくとも一方の判断を、転写媒体の位置検出に基づいて行わせてもよい。
【0009】
さらに、カラー複写機のように、複数の像担持手段と、これら像担持手段をそれぞれ独立に駆動する複数の振動波駆動手段とを有する画像形成装置においても、各像担持手段への画像の記録中や転写中は、駆動信号の周波数の変更を規制するようにして、上記と同様に高品位のカラー画像が得られるようにするのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の複写装置の電気回路ブロック図であり、図2はその複写装置の構成を表す図面である。図3はタイミングチャート、図4は振動波モータの速度制御を説明するフローチャートである。
【0011】
図1において、101は振動波モータであり、この振動波モータ101には、エンコーダ106が接続されている。このエンコーダ106からは振動波モータ101の回転数を示す信号が速度制御回路105に入力される。
【0012】
速度制御回路105は、振動波モータ101が演算制御部107により設定された回転数で回転するように、エンコーダ106の回転数を基に、周波数設定回路104及びパルス幅設定回路103を制御する。すなわち、速度制御回路105は、後述するように、モータ101の速度維持のための駆動周波数および駆動パルス幅の変更を行う。
【0013】
102−1,102−2は周波数設定回路104で設定された周波数を有し、かつパルス幅設定回路103で設定されたパルス幅を有する2つのパルス信号からなり、互いに90°位相がずれた駆動信号を増幅して振動波モータ101に印加するアンプである。
【0014】
107は演算制御部であり、装置全体を制御するもので、振動波モータの回転数や回転のスタート・ストップ、複写装置の紙送り、読取部の駆動及び不図示の操作部とのインターフェイスを行う。108は原稿読取部の制御部であり、109は印字用紙等の給紙制御部である。110は記録用紙の給紙に応じて原稿読取りの駆動スタート制御及び記録紙に画像を転写していることを表す信号(複写中信号)を生成するタイミング制御部である。複写中信号は速度制御回路105に入力される。
【0015】
次に、図2で画像形成の流れを説明する。201は複写する原稿である。不図示の走査部により複写開始が入力されると、用紙トレイ212からピックアップローラ213により記録紙がレジストローラ214に送られるとともに振動波モータ101に起動をかけ、感光ドラム206を回転させる。感光ドラム206の回転が安定したら、記録紙の給紙位置に応じて読み取りユニット202を駆動する。このときユニット202の光源は読み取り時には安定するように前もって点灯されている。
【0016】
読み取りユニット202は矢印方向に駆動源205により駆動され、ユニット202の光源により照明された光は、原稿201に応じた反射光となって折り返し、さらにミラー202−1から202−4を介して感光ドラム206に導かれる。なお、光路中には光を集光するためレンズ203が配置されている。感光ドラム206に照射された光は次のプロセスで紙に記録(書き込み)される。
【0017】
まず、感光ドラム206はクリーナ209によりドラム表面に残ったトナー等がクリーニングされ、除電器210の前露光により除電される。次に、帯電器211により規定電位に帯電され、この状態で原稿光が照射されることにより原稿201に応じた信号がドラム206に記録される。そして、現像器207のトナーによって感光ドラム206上の潜像が現像され、現像部分が転写器208に達すると、レジストローラ214により給紙された記録紙の上に感光ドラム206のトナーが転写され、記録紙搬送ベルト215により定着器216に送られて記録紙上にトナーが定着させられる。
【0018】
図3は感光ドラム206、読み取りユニット202、用紙(記録紙)の移動及び速度制御回路105に入力される複写中信号の関係を表したものであり、2枚連続に複写した場合を示している。不図示の操作部にて複写ボタンが押されると、感光ドラム206は回転し始める。感光ドラム206が回転すると、読み取りユニット202の光源が点灯され、用紙はレジストローラ214まで送られ、規定のタイミングで読み取りユニット202が起動され、ちょうど読み取り位置が画像の先端に来たタイミングで複写中信号がオンになる。そして、用紙の給紙信号がオンとなっている間は転写部で用紙に転写されている期間を表しており、転写が終了した段階で複写中信号がオフとなる。
【0019】
ここで、振動波モータ101の駆動パルス幅及び駆動周波数と回転数との関係を図5に示す。図5(A)は駆動パルス幅を変えた場合の回転数の変化を示しており、駆動パルス幅を広くすると図中の特性カーブが矢印の方向に上がる。このため、fdの周波数で駆動したままで駆動パルス幅を広くすると、振動波モータ101の回転数は上がることとなる。
【0020】
図5(B)は振動波モータ101が駆動により発熱して昇温することにより、駆動特性が矢印の方向(低周波数側)に変化することを示している。このため、回転数を一定に維持するためには、駆動周波数をfdからfd’と変えるか、前述のように駆動パルス幅を広くする(すなわち、駆動電圧を上げる)かする必要がある。但し、特性のずれが大きくなると、駆動パルス幅の変更では回転数を補正することが無理になる。その一方、駆動周波数を変えることによりモータ101の固有振動特性に変化が現れ、感光ドラム206の速度ムラ発生の原因となる。
【0021】
そこで図4に示すようなフローに従って、振動波モータ101の制御を行う。振動波モータ101の回転がスタートすると、ステップ(以下、Sと略す)1で速度制御回路105はパルス幅設定回路103に規定パルス幅で駆動を指示するとともに、周波数設定回路104に周波数を上げていくように指示する。
【0022】
S2では、エンコーダ106の信号をモニタしながら所定回転数領域に入ったと判断したら、パルス幅を微調して所定の回転数に設定する。このときの駆動周波数と駆動パルス幅に対して回転数制御を施す。なお、駆動パルス幅には上限と下限があるが、S1およびS2のパルス幅はその上限と下限に対して余裕を持った値が設定される。
【0023】
次に、S3でエンコーダ106の信号に基づいて回転数のチェックを行う。回転数が正しければ同じチェックを繰り返し、回転数がずれた場合はS4に進む。S4では、所定の速度より速い(回転数が高い)か否かを判断し、遅い場合はS5に、速い場合はS8に進む。S5に進んだ場合、すなわち遅い場合は、駆動パルス幅を上げられるか否かを判断し、上げられる場合はS11に進んで、パルス幅を上げ、回転数をモニターするルーチンに戻る。一方、駆動パルス幅の制御上の上限に達しており、それ以上上げられない場合はS6に進んで複写中信号がオンか否かを判断し、オン中であればS11に進んで駆動パルス幅を上げる制御を行い、オフである場合はS7に進んで駆動周波数を下げ、回転数をモニターするルーチンに戻る。
【0024】
S8に進んだ場合、すなわち速い場合は、駆動パルス幅を下げられるか否かを判断し、下げられる場合はS12に進んでパルス幅を下げ、回転数をモニターするルーチンに戻る。駆動パルス幅の制御上の下限に達しており、それ以上下げられない場合はS9に進んで複写中信号がオンか否かを判断し、オンであればS12に進んで駆動パルス幅を下げる制御を行い、オフである場合はS10に進んで駆動周波数を上げ、回転数をモニターするルーチンに戻る。
【0025】
以上説明したように振動波モータ101を制御することにより、感光ドラム206への画像の書き込みおよび転写中での駆動周波数の変更を規制することができ、複写画像の乱れを低減することが可能となる。
【0026】
なお、本実施形態では、エンコーダ106による振動波モータ101の回転検出に基づいて複写中信号が出力されるようにしたが、感光ドラム206の回転検出に基づいて出力されるようにしてもよい。
【0027】
(第2実施形態)
第1実施形態では、ハード的に複写中信号を作成したが、記録紙の給紙は演算制御部107で制御しているため、演算制御部107で、読み取りが開始されるタイミングでの記録紙の位置と感光ドラム206からの転写が終了するタイミングでの記録紙の位置とを把握することが可能である。
【0028】
そこで、このような記録紙の位置に基づいて、読み取り等を制御している演算制御部107から振動波モータ101を制御することにより、駆動周波数や駆動パルス幅の切り替えをエンコーダ106による回転検出によらないで行うことも可能である。
【0029】
(第3実施形態)
第1実施形態では1つの感光ドラムを有する複写機について説明したが、本実施形態では、図6に示すように4つの感光ドラム642〜645を持ち、それぞれのドラムを振動波モータがダイレクトに駆動される場合について説明する。この場合4つのモータそれぞれについて複写中信号が出力されて各モータが制御される。
【0030】
以下、図6〜図8を用いてこの複写機の動作について説明する。まず、図6に示すカラーリーダ部において、601はCCD、611はCCD601が実装された基板、612は図7のCCD601を除いた部分及び図8の801・802〜805の部分を含む画像処理部、601は原稿台ガラス(プラテン)、602は原稿給紙装置(DF)である。なお、原稿給紙装置602の代わりに不図示の鏡面圧板を装着してもよい。
【0031】
603及び604は原稿を照射する光源(ハロゲンランプ又は蛍光灯)、605及び606は光源603,604の光を原稿に集光する反射傘、607〜609はミラー、610は原稿からの反射光又は投影光をCCD601上に集光するレンズ、614はハロゲンランプ603,604と反射傘605,606とミラー607を収容するキャリッジ、615はミラー608,609を収容するキャリッジ、613は他のIPU等とのインターフェイス(I/F)部である。なお、キャリッジ614が速度Vで電気的に主走査方向に移動するとともに、キャリッジ615が速度V/2で機械的に主走査方向に対して垂直な方向(副走査方向)に移動することによって、CCD601は原稿の全面を走査することができる。
【0032】
図7はディジタル画像処理部612の構成を示すブロック図である。原稿台ガラス601上の原稿は、光源603,604からの光を反射し、その反射光はCCD601に導かれて電気信号に変換される(CCD601は、カラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDでそれぞれRフィルタ,Gフィルタ,BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わない。また、フィルタがオンチップ化し又はフィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。
【0033】
そして、その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部612に入力される。画像処理部612のクランプ&Amp.&S/H&A/D部702は、アナログ画像信号をサンプルホールド(S/H)し、このアナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプする。アナログ画像信号は所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのディジタル信号に変換される。そして、RGB信号はシェーディング部703で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、つなぎ&MTF補正&原稿検知部704に送られる。
【0034】
CCD601が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正する。また、MTF補正は、読取速度や変倍率によって読取のMTFが変るため、その変化を補正し、原稿検知は原稿台ガラス上の原稿を走査することにより原稿サイズを認識する。
【0035】
読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は入力マスキング部705によって、CCD601の分光特性と、光源603,604及び反射傘605,606の分光特性とを補正する。入力マスキング部705の出力は、外部I/F信号との切り換え可能なセレクタ706に入力される。セレクタ706から出力された信号は色空間圧縮&下地除去&LOG変換部707と下地除去部715に入力される。
【0036】
下地除去部715に入力された信号は下地除去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定する黒文字判定部716に入力され、原稿から黒文字信号を生成する。また、もう1つのセレクタ706の出力が入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部707では、色空間圧縮は読み取った画像信号がプリンタで再現できる範囲に入っているかどうか判断し、入っている場合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリンタで再現できる範囲に入るように補正する。そして、下地除去処理を行い、LOG変換でRGB信号からCMY信号に変換する。
【0037】
そして、黒文字判定部716で生成された信号のタイミングを補正するため、色空間圧縮&下地除去&LOG変換部707の出力信号は遅延回路708でタイミングを調整される。この2種類の信号はモワレ除去部709でモワレが除去され、変倍処理部710で主走査方向に変倍処理される。711はUCR&マスキング&黒文字反映部で、変倍処理部710で処理された信号のうちCMY信号はUCR処理でCMYK信号として生成され、マスキング処理部でプリンタの出力に合った信号に補正される。また、黒文字判定部716で生成された判定信号はCMYK信号にフィードバックされる。
【0038】
UCR&マスキング&黒文字反映部711で処理された信号はγ補正部712で濃度調整された後フィルタ部713でスムージング又はエッジ処理される。以上のように処理された信号は、2値変換部801で8ビットの多値信号から2値信号に変換される(変換方法はディザ法・誤差拡散法・誤差拡散の改良したものいずれでもかまわない)。
【0039】
図6に示すプリンタ部において、617はM画像形成部、618はC画像形成部、619は画像形成部、620はK画像形成部で、それぞれの構成は同一なのでここでは、M画像形成部617のみ詳細に説明する。
【0040】
M画像形成部617において、642は感光ドラムで、LEDアレー610からの光によって、その表面に潜像が形成される。621は一次帯電器で、感光ドラム642の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形成の準備をする。622は現像器で、感光ドラム642上の潜像を現像して、トナー画像を形成する。なお、現像器622には、現像バイアスを印加して現像するためのスリーブ645が含まれている。
【0041】
623は転写帯電器で、転写ベルト633の背面から放電を行い、感光ドラム642上のトナー画像を、転写ベルト633上の記録紙などへ転写する。なお、本実施例は転写効率がよいためクリーナ部が配置されていないが、クリーナ部を装着しても問題はない。
【0042】
次に、記録紙などの上へ画像を形成する手順を説明する。カセット640,641に格納された記録紙等はピックアップローラ639,638により1枚毎給紙ローラ636,637で転写ベルト633上に供給される。給紙された記録紙は、吸着帯電器646で帯電させられる。648は転写ベルトローラで、転写ベルト633を駆動し、かつ吸着帯電器646と対になって記録紙等を帯電させ、転写ベルト633に記録紙等を吸着させる。647は紙先端センサで、転写ベルト633上の記録紙等の先端を検知する。なお、紙先端センサ647の検出信号はプリンタ部からカラーリーダ部へ送られて、カラーリーダ部からプリンタ部にビデオ信号を送る際の副走査同期信号として用いられる。
【0043】
この後、記録紙等は、転写ベルト633によって搬送され、画像形成部617〜620においてMCYKの順にその表面にトナー画像が形成される。K画像形成部620を通過した記録紙等は、転写ベルト633からの分離を容易にするため、除電帯電器649で除電された後、転写ベルト633から分離される。650は剥離帯電器で、記録紙等が転写ベルト633から分離する際の剥離放電による画像の乱れを防止するものである。分離された記録紙等は、トナーの吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着前帯電器651・652で帯電された後、定着器634でトナー画像が熱定着され、その後635の排紙トレーに排紙される。
【0044】
次に、LED画像記録について説明する。図7及び図8の画像処理部で生成された2値のCMYKの画像信号は紙先端センサ647からの紙先端信号を基に2値変換部で生成された信号はそれぞれ遅延部802〜805によって紙先端センサとそれぞれの画像形成部との距離の違いを調整することにより4色を所定の位置に印字することが可能となる。LED駆動806〜809はLED部810〜813(LEDアレー610〜613)を駆動するための信号を生成する。
【0045】
以上説明した複写装置において、感光ドラム642,643,644,645は、不図示の振動波モータでそれぞれ駆動されており、それぞれについて第1実施形態又は第2実施形態と同様に、複写中信号又は記録紙の位置に基づいて振動波モータの周波数切換えを制御することにより、感光ドラムが4つになった場合でも、画像の乱れを低減することが可能となる。
【0046】
なお、上記各実施形態では、像担持手段に画像を書き込んで現像し、これを転写する複写機について説明したが、本発明は、像担持手段に画像を書き込んで現像し、これを表示する表示装置にも適用することができる。
【0047】
また、本発明は、以上の実施形態および変形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせて用いてもよい。
【0048】
(実施形態と請求の範囲との関係)
上記実施形態において、感光ドラム206,642〜645が請求の範囲にいう像担持手段に、振動波モータ101が請求の範囲にいう振動波駆動手段に、速度制御回路105、演算制御部107、給紙制御部109およびタイミング制御部110が請求の範囲にいう制御手段にそれぞれ相当する。
【0049】
なお、以上が本発明の各構成と実施形態の各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の構成に限られるものではなく、請求項に示した機構または実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであってもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本願第1の発明では、像担持手段への画像の記録中や書き込まれた画像の転写中のように、像担持手段の速度むらが画像の品位に悪影響が及ぶおそれのあるときは、速度むらの発生し易い駆動周波数の変更による速度制御を規制するようにしている。このため、本発明を用いれば、例えば、駆動周波数および駆動電圧の変更によって振動波駆動手段の速度維持制御を行う画像形成装置において、速度むらの生じ難い駆動電圧の変更のみによって振動波駆動手段つまりは像担持手段の速度維持制御を行わせることができる。したがって、記録中や転写中に振動波駆動手段の動作特性が変動したような場合でも、高品位の現像又は転写画像を確実に得ることができる。
【0051】
さらに、カラー複写機のように、複数の像担持手段と、これら像担持手段をそれぞれ独立に駆動する複数の振動波駆動手段とを有する画像形成装置においても、各像担持手段への画像の記録中や転写中は駆動周波数の変更を規制するようにすれば、上記と同様に高品位のカラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である複写機の制御回路ブロック図である。
【図2】上記第1実施形態の複写機の構成図である。
【図3】上記第1実施形態の複写機における各動作と複写中信号との関係を示すグラフ図である。
【図4】上記第1実施形態の複写機の制御フローである。
【図5】上記第1実施形態の複写機に用いられる振動波モータの動作特性を示すグラフ図である。
【図6】本発明の第2実施形態である複写機の構成図である。
【図7】上記第2実施形態の複写機の制御回路ブロック図である。
【図8】上記第2実施形態の複写機の制御回路ブロック図である。
【符号の説明】
101 振動波モータ
202 読み取りユニット
206,642〜645 感光ドラム
207,622 現像器
208 転写器
212 用紙トレイ
215 記録紙搬送ベルト
601 CCD
607〜609 ミラー
623 転写帯電器

Claims (11)

  1. 画像の記録が可能な像担持手段と、この像担持手段を駆動する振動波駆動手段と、この振動波駆動手段の駆動信号を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記像担持手段へ画像が記録中であると判断された場合は前記駆動信号の周波数の変更を規制することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像の記録が可能な複数の像担持手段と、これら像担持手段をそれぞれ独立に駆動する複数の振動波駆動手段と、これら複数の振動波駆動手段の駆動信号を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記各像担持手段へ画像が記録中であると判断された場合は、この像担持手段に対応した前記振動波駆動手段に対する前記駆動信号の周波数の変更を規制することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記像担持手段は、この像担持手段に書き込まれた画像を転写することが可能であり、
    前記制御手段は、前記転写中であると判断された場合にも前記周波数の変更を規制することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記記録中であるとの判断を、前記像担持手段の動作検出、あるいは、前記振動波駆動手段の動作検出に基づいて行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記記録中であるとの判断、および前記転写中であるとの判断のうち少なくとも一方を、前記像担持手段の動作検出、あるいは、前記振動波駆動手段の動作検出に基づいて行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持手段に記録された画像転写される、を含む転写媒体の搬送を行えるようになっており、
    前記制御手段は、前記記録中であるとの判断を、前記転写媒体の位置検出に基づいて行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持手段に記録された画像転写される、を含む転写媒体の搬送を行えるようになっており、
    前記制御手段は、前記記録中であるとの判断、および、前記転写中であるとの判断のうち少なくとも一方を、前記転写媒体の位置検出に基づいて行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記周波数の変更が規制されているときは、前記駆動信号の電圧値を変更して前記振動波駆動手段を制御することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、少なくとも、前記振動波駆動手段の始動、停止、前記像担持手段への画像の記録、記録された画像の現像および転写シーケンス制御することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記記録中であるとの判断がされない場合は、前記駆動信号の周波数を変更して前記振動波駆動手段を制御することを特徴とする請求項1、2又は7に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記記録中であるとの判断、あるいは、前記転写中であるとの判断がされない場合は、前記駆動信号の周波数を変更して前記振動波駆動手段を制御することを特徴とする請求項3又は7に記載の画像形成装置。
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