JPH09224386A - 振動波駆動装置の制御装置およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

振動波駆動装置の制御装置およびこれを用いた画像形成装置

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JPH09224386A
JPH09224386A JP8028246A JP2824696A JPH09224386A JP H09224386 A JPH09224386 A JP H09224386A JP 8028246 A JP8028246 A JP 8028246A JP 2824696 A JP2824696 A JP 2824696A JP H09224386 A JPH09224386 A JP H09224386A
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vibration wave
control
amplitude
drive
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JP8028246A
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Shigeo Hatake
茂雄 畠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動波駆動装置の周波数制御と振幅制御とを
前後して行うと、安定駆動までに長い時間を要する。 【解決手段】 駆動信号の周波数および振幅を変化させ
て振動波駆動装置を制御する制御装置において、上記周
波数を目標周波数に変化させる制御Aと、上記振幅を、
目標周波数を有した駆動信号の入力時に振動波駆動装置
を所定速度で動作させる目標振幅に変化させる制御Bと
を同時に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電素子の振動に
よって振動体に振動波を発生させ、その振動エネルギー
を利用して移動体に駆動力を与える振動波駆動装置に関
し、さらに詳しくは、この振動波駆動装置の速度制御お
よびこの振動波駆動装置を駆動源として用いた複写機、
ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような振動波駆動装置は様々な機
器等の駆動源として実用化されてきており、各機器に適
した振動波駆動装置の制御を行う制御装置も種々提案さ
れている。
【0003】ここで、従来の振動波モータ(振動波駆動
装置)の制御装置を図7を用いて説明する。この図にお
いて、13はパルス発生装置、15はバッファー、17
は矩形波生成回路、18は位相調整回路、19は正弦波
生成回路、20は振動波モータ(以下、USMとい
う)、21はエンコーダー、22は周波数・振幅調整装
置、23は振幅電圧供給装置である。
【0004】このような構成要素からなる制御装置で
は、まず、周波数・振幅調整装置22からパルス発生装
置13に対して所定の周波数を有するパルス信号と、振
幅電圧供給装置23に対して所定の振幅電圧を出力させ
るパルス信号とが出力される。そして、パルス発生装置
3からの所定周波数のパルス信号および振幅電圧供給装
置23からの所定振幅電圧が、矩形波生成回路17にバ
ッファー15を介して供給される。
【0005】矩形波生成回路17は、上記所定周波数・
振幅電圧の矩形波を生成し、直接正弦波生成回路19に
入力するとともに、位相調整回路18を介して正弦波生
成回路19に入力する。位相調整回路18は、矩形波生
成回路17の出力をπ/2位相だけ遅らせる役割を有す
る。
【0006】正弦波生成回路19は、矩形波生成回路1
7からの直接の出力パルス信号および位相調整回路18
からの出力パルス信号を受け、それぞれを正弦波に変換
し、USM20に入力する。
【0007】USM20では、入力された正弦波駆動信
号によって圧電体が駆動され、この圧電体が取り付けら
れた弾性体に振動が励起される。そして、この弾性体に
圧接した回転体が回転駆動される。
【0008】エンコーダー21は、USM20の回転数
に対応した信号を周波数・振幅調整装置22に供給す
る。
【0009】周波数・振幅調整装置22は、パルス発生
装置13に対して、図3(a)に示すように、出力パル
ス周波数がUSM20の共振周波数(fs)になるよう
に制御信号を段階的にインクリメントして供給する。パ
ルス発生装置13の出力パルス周波数がUSM20の共
振周波数となった状態では、USM20は安定回転状態
となる。この状態で、エンコーダー21からの信号に応
じて、USM20の回転速度が所定値になるように振幅
電圧供給装置23の出力電圧を増減させてUSM20の
速度(Vs)制御を行う。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来は、USMの始動時から、これを安定回転させる定常
状態となるまで供給パルスの周波数を調整し、その後U
SMの回転数をエンコーダーで検出して供給パルスの振
幅を調整するといったいわゆるフィードバックループで
制御していたため、ループ応答に遅れが出易く、USM
の安定回転状態になるまでの時間が長くかかるという問
題がある。
【0011】また、このようなフィードバックループ制
御を、例えば複写機の感光ドラム(像担時体)を駆動す
るUSMに適用すると、安定回転を得るまでの時間が長
いために、ファーストコピー時間を短縮することが困難
になるという問題につながる。
【0012】さらに、例えば、複数の感光ドラムを有
し、各ドラム専用のUSMを有する複写機においては、
各USMの共振周波数が異なるために図3(a)に示す
ように安定回転状態になるまでの時間(1つのUSMが
時間t1で、他のUSMが時間t2)にもばらつきが生
じるので、感光ドラムの回転力の増加に時間差が生じ
る。したがって、コピー用紙を搬送してこれにドラム上
の画像を転写させる転写ベルトとドラムとの接触面の応
力にばらつきが生じ、転写ベルトが伸びてしまうおそれ
がある。その結果、複数ドラム上の画像をコピー用紙上
で位置合わせするための条件である、ドラム周長=ドラ
ム間距離という関係および転写ベルト長=ドラム間距離
の整数倍という関係を崩すこととなり、コピー画像の質
に悪影響を及ぼすことになる。
【0013】そこで、本願発明の第1の目的は、振動波
駆動装置の始動時において迅速に安定回転状態が得られ
るようにし、また複数の振動波駆動装置を制御する場合
にはこれらが安定回転状態に達する時間を一致させるよ
うにした振動波駆動装置の装置を提供するである。
【0014】また、本願発明の第2の目的は、上記第1
の発明を用いることにより、ファーストコピー時間の短
縮や高いコピー画質が得られるようにした画像形成装置
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、駆動信号の周波数および振
幅を変化させて振動波駆動装置を制御する振動波駆動装
置の制御装置において、上記周波数を目標周波数に変化
させる制御と、上記振幅を、目標周波数を有した駆動信
号の入力時に振動波駆動装置を所定速度で動作させる目
標振幅に変化させる制御とを同時に行うようにしてい
る。
【0016】すなわち、振動波駆動装置の始動時におい
て、駆動信号の周波数を振動波駆動装置の共振周波数又
はこの近傍周波数に対応した目標周波数に変化させてい
る間に、駆動信号の振幅を上記目標周波数において駆動
装置を所定速度で動作させるのに必要な目標振幅に変化
させることにより、前者の制御を行った後に後者の制御
を行う場合に比べて迅速に安定した駆動状態を得ること
ができるようにしている。
【0017】そして、本願第2の発明では、第1の発明
の同時制御を、画像形成装置において像担持体(感光体
等)を駆動する複写機等の振動波駆動装置に対して行う
ことにより、ファーストコピーまでに必要とされる時間
を短縮することができるようにしている。
【0018】なお、上記第1および第2の発明における
同時制御は、駆動信号の周波数および振幅を初期値から
段階的に変化させて行うのが望ましい。
【0019】また、本願第3の発明では、複数の駆動信
号の周波数および振幅をそれぞれ変化させて複数の振動
波駆動装置を制御する振動波駆動装置の制御装置におい
て、各駆動信号に対して、周波数を駆動信号ごとに設定
された目標周波数に変化させる制御と、駆動信号の振幅
を、目標周波数を有した駆動信号の入力時に振動波駆動
装置を所定速度で動作させる目標振幅に変化させる制御
とを同時に行うようにしている。しかも、複数の駆動信
号に対するこれら同時制御を同時に完了させるようにし
ている。
【0020】すなわち、上記第1の発明のように、各振
動波駆動装置の始動時から安定駆動状態に達するのに要
する時間を短縮するだけでなく、すべての振動波駆動装
置が安定駆動状態に達する時間(同時制御の完了時間)
を一致させることにより、駆動装置間における駆動力の
ばらつき等を防止することができるようにしている。そ
して、本願第4の発明では、上記第3の発明の制御を、
複数の像担持体(感光体等)をそれぞれ駆動する複数の
振動波駆動装置に対して用いることにより、像担持体の
回転のばらつきによる転写ベルトの伸び等を防止して、
画質のよいカラー画像等を形成することができるように
している。
【0021】なお、上記第3および第4の発明において
は、複数の駆動信号に対する同時制御を相互に同ステッ
プ数で段階的に行うようにするのが望ましい。具体的に
は、複数の駆動信号に対する同時制御を相互に同じステ
ップ数で行うための単位制御量を駆動信号ごとに演算
し、この単位制御量ずつ周波数および振幅を変化させれ
ばよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1には、本発明の第1実施形態であ
る振動波モータ(振動波駆動装置)の制御装置の構成を
示している。この図において、1は外部記憶装置(RO
M)、2は中央演算処理装置(CPU)、3はパルス発
生装置、4はD/A、5および6はバッファー、7は矩
形波生成回路、8は位相調整回路、9は正弦波生成回
路、10は振動波モータ(USM)である。
【0023】まず、各部の接続および作用について説明
する。CPU2に接続されたROM1には、予め測定さ
れたUSM10の共振周波数およびこの共振周波数にお
いて所定回転速度で回転させるために必要な駆動信号の
振幅電圧に対応したデジタルデータが記憶されている。
【0024】CPU2は、ROM1、パルス発生装置3
およびD/A4に接続されていて、ROM1に対してリ
ード信号を与えることによってROM1から上記デジタ
ルデータを取り込む。さらに、CPU2は、パルス発生
装置3にパルス周波数に対応したデジタルデータを供給
し、D/A4に振幅電圧に対応したデジタルデータを供
給する。
【0025】パルス発生装置3は、CPU2とバッファ
ー5を介して矩形波生成回路7に接続されていて、図2
に波形Aで示すように、CPU2からの信号に対応した
周波数のパルスを出力する。例えば、パルス発生装置3
が8ビットのカウンタで構成されている場合は、データ
セットされた値から順次カウントアップしていき、8ビ
ット目をパルス出力とする。
【0026】D/A4はCPU2とバッファー6を介し
て矩形波生成回路7に接続されていて、図2に波形Bに
示すようにCPU2からの信号に対応したアナログDC
電圧を出力する。
【0027】矩形波生成回路7は、パルス発生装置3、
D/A4、位相調整回路8および正弦波生成回路9に接
続されていて、パルス発生装置3の出力パルスの周波数
を有しかつD/A4の出力電圧の振幅を有するパルスを
生成する。そして、図2に波形Cで示すパルスを正弦波
生成回路9および位相調整回路8に出力する。
【0028】位相調整回路8は、矩形波生成回路7と正
弦波生成回路9とに接続され、矩形波生成回路7の一方
の出力を、図2に波形Dで示すようにπ/2分位相を遅
らせ、正弦波生成回路9に出力する。
【0029】正弦波生成回路9は、矩形波生成回路7と
位相調整回路8とに接続され、矩形波生成回路7の出力
パルスと位相調整回路8の出力パルスとをそれぞれ図2
に波形E、Fに示すように正弦波駆動信号に変換してU
SM10に供給する。
【0030】USM10では、入力された正弦波駆動信
号によって圧電体が駆動され、この圧電体が取り付けら
れている弾性体に振動波が励起され、この弾性体に圧接
された回転体が回転駆動される。
【0031】次に、本制御装置の動作について、図2を
用いて説明する。まず、CPU2からROM1に対して
リード信号が与えられると、ROM1に記憶されている
USM10の共振周波数およびこの共振周波数において
所定回転速度を得るための正弦波駆動信号の振幅電圧に
対応したデータがCPU2内のレジスタにセットされ
る。
【0032】次に、CPU2はパルス発生装置3とD/
A4とに対して、USM10に供給する正弦波駆動信号
の初期周波数および初期振幅電圧に対応するデータをそ
れぞれ出力する。そして、このデータをもとに、前述し
たようにパルスが変換され、その時点(図2中の第1ス
テージI)では周波数も振幅電圧も低い正弦波がUSM
10に供給される。
【0033】その後、CPU2からパルス発生装置3と
D/A4とに与えるデータを順次インクリメントしてい
き、図2中の第2ステージII以降に示すようにUSM1
0に供給する正弦波駆動信号の周波数と振幅電圧とを上
げていく。
【0034】そして、最初にCPU2内のレジスタにセ
ットされたUSM2の共振周波数および所定回転速度を
得るための振幅電圧に対応したデータと、パルス発生装
置3およびD/A4に与えられるデータとが一致する
と、その一致データをCPU2が保持し、以後、パルス
発生装置3とD/A4に供給し続ける。これにより、U
SM10を共振周波数において所定回転速度で動作させ
ることができる。
【0035】なお、本実施形態では、パルス発生装置3
とD/A4とに与えるデータを順次インクリメントして
いく場合について説明したが、逆にデクリメントしてい
く制御でもよい。
【0036】(第2実施形態)図3(b)には、本発明
の第2実施形態である振動波モータの制御装置におい
て、CPU2からパルス発生装置3およびD/A4に与
えるデータのインクリメントの様子をグラフで示してい
る。ここでは、2つのUSM10を1つのCPU2で制
御する場合について説明する。なお、制御装置の構成は
第1実施形態のものと同様なので、図1を併せ用いて説
明する。
【0037】図3(b)中のX軸はUSM10の始動時
からの経過時間を示し、Y軸はCPU2からパルス発生
装置3およびD/A4に与えられるデータ値を示す。な
お、Y軸上に示したUSM1、USM2は、それぞれの
USM10の共振周波数およびこの共振周波数において
所定回転速度を得るために必要な振幅電圧に対応したデ
ータ値である。
【0038】本実施形態では、第1実施形態と同様に、
まず、ROM1から各USM10の上記データ値USM
1、USM2をCPU2内のレジスタにセットする。そ
して、CPU2内で、各パルス発生装置3および各D/
A4に出力するデータを、インクリメントするステップ
数を同一にするための各USM10に対するインクリメ
ント単位量を演算する。なお、本実施形態では、USM
2よりも大きいUSM1に対するインクリメント単位量
はUSM2のインクリメント単位量より大きくなる。
【0039】そして、図3(b)に示すように、各パル
ス発生装置3、各D/A4に出力するデータを単位時間
ごとにそれぞれ単位量ずつインクリメントしていく。こ
れにより、各USM10は第1実施形態と同様に迅速に
安定回転状態に達し、かつ安定回転状態に達する時間を
t1に統一することができる。
【0040】なお、本発明の制御装置の構成は、上記第
1および第2実施形態で示した制御装置の構成に限られ
るものではない。
【0041】(第3の実施形態)次に、第2実施形態で
説明した制御装置を複写機(画像形成装置)に適用した
場合について説明する。本実施形態では、4つのUSM
によって4つの感光ドラムを駆動する複写機について説
明する。
【0042】(カラーリーダ部の構成)図4および図5
において、101はCCD、311はCCD101が実
装された基板、312は図5に示すカラーリーダ部のう
ちCCD101を除いた部分および図6に示す2値変換
部201や遅延部202〜205を含む画像処理部であ
る。また、301は原稿台ガラス(プラテン)、302
は原稿給紙装置(DF)である。なお、原稿給紙装置3
02の代わりに不図示の鏡面圧板を装着してもよい。
【0043】303,304は原稿を照明する光源(ハ
ロゲンランプ又は蛍光灯)、305,306は光源30
3,304の光を原稿に集光する反射傘、307〜30
9はミラー、310は原稿からの反射光又は投影光をC
CD101上に集光するレンズである。
【0044】314はハロゲンランプ303,304,
反射傘305,306およびミラー307を収容するキ
ャリッジ、315はミラー308,309を収容するキ
ャリッジ、313は他のIPU等とのインターフェイス
(I/F)部である。本複写機では、キャリッジ314
が速度Vで、またキャリッジ315が速度V/2で、そ
れぞれCCD101の電気的走査(主走査)方向に垂直
な方向に機械的に移動することによって、原稿の全面を
走査(副走査)する。
【0045】このように構成されたカラーリーダ部で
は、原稿台ガラス301上の原稿は光源303,304
からの光を反射し、その反射光はCCD101に導かれ
て電気信号に変換される。なお、CCD101は、カラ
ーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインC
CD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラ
インCCDでRフィルタ,Gフィルタ,Bフィルタをそ
れぞれのCCDごとに並べたものでも構わない。また、
フィルタがオンチップ化あるいはフィルタがCCDと別
構成になったものでも構わない。
【0046】そして、CCD101から出力された電気
信号(アナログ画像信号)は、画像処理部312に入力
され、図5に示すクランプ&Amp.&S/H&A/D
部102でサンプルホールド(S/H)され、アナログ
画像信号のダークレベルを基準電位としてクランプされ
る。そして、所定量に増幅された上で(上記処理順番は
表記順とは限らない)A/D変換されて、例えばRGB
各8ビットのデジタル信号に変換される。
【0047】このRGB信号は、シェーディング部10
3で、シェーディング補正および黒補正が施された後、
つなぎ&MTF補正&原稿検知部104に入力される。
つなぎ処理は、CCD101が3ラインCCDの場合、
ライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてラ
イン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じに
なるように信号タイミングを補正するものである。MT
F補正処理は、読取速度や変倍率によって読取のMTF
が変るため、その変化を補正するものである。原稿検知
処理は、原稿台ガラス301上の原稿を走査することに
より原稿サイズを認識するものである。
【0048】読取位置タイミングが補正されたデジタル
信号は、入力マスキング部105によって、CCD10
1の分光特性および光源303,304や反射傘30
5,306の分光特性に応じて補正される。入力マスキ
ング部105の出力は、外部I/F信号との切り換え可
能なセレクタ106に入力される。
【0049】セレクタ106から出力された信号は、色
空間圧縮&下地除去&LOG変換部107と下地除去部
115とに入力される。下地除去部115に入力された
信号は、下地除去された後、原稿中の原稿の黒い文字か
どうかを判定する黒文字判定部116に入力され、この
黒文字判定部116は原稿に基づいて黒文字信号を生成
する。
【0050】また、セレクタ106の出力が入力された
色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107における色
空間圧縮処理は、読み取った画像信号がプリンタで再現
できる範囲に入っているかどうか判断し、入っている場
合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリンタ
で再現できる範囲に入るよう補正するものである。
【0051】そして、下地除去およびLOG変換処理に
よりRGB信号をCMY信号に変換する。さらに、黒文
字判定部116で生成された信号とのタイミングを補正
するため、色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107
の出力信号は、遅延部108でタイミング調整がなされ
る。この2種類の信号は、モワレ除去部109でモワレ
が除去され、変倍処理部110で、主走査方向に変倍処
理される。
【0052】変倍処理部110で処理された信号は、U
CR&マスキング&黒文字反映部111に入力され、こ
こでCMY信号からUCR処理によりCMYK信号が生
成される。そして、CMYK信号はマスキング処理によ
りプリンタの出力に合った信号に補正されるとともに、
黒文字判定部116で生成された判定信号が、CMYK
信号にフィードバックされる。
【0053】UCR&マスキング&黒文字反映部111
で処理された信号は、γ補正部112で濃度調整された
後、フィルタ部113でスムージング又はエッジ処理さ
れる。こうして処理された信号は、2値変換部201で
8ビットの多値信号から2値信号に変換される。なお、
変換方法はディザ法,誤差拡散法,誤差拡散法を改良し
た方法のいずれでもかまわない。
【0054】(プリンタ部の構成)図4において、31
7はM画像形成部、318はC画像形成部、319はY
画像形成部、320はK画像形成部である。なお、各画
像形成部の構成は同じなので、ここでは、代表としてM
画像形成部317を詳細に説明する。
【0055】M画像形成部317において、342は感
光ドラム(像担時体)である。この感光ドラム342の
表面には、LEDアレー210からの光によって潜像が
形成される。321は一次帯電器で、感光ドラム342
の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形成の準備をす
る。
【0056】322は現像器で、感光ドラム342上の
潜像を現像して、トナー画像を形成する。なお、現像器
322には、現像バイアスを印加して現像するためのス
リーブ345が含まれている。
【0057】323は転写帯電器で、転写ベルト333
の背面から放電を行い、感光ドラム342上のトナー画
像を転写ベルト333上のコピー用紙等に転写する。な
お、本実施形態に示す複写機では、転写効率がよいた
め、クリーナ部が配置されていないが、クリーナ部を装
着してもかまわない。
【0058】次に、コピー用紙等に画像を転写する手順
を説明する。カセット340,341に格納されたコピ
ー用紙等はピックアップローラ339,338により、
1枚ずつ給紙ローラ336,337で転写ベルト333
上に供給される。給紙されたコピー用紙等は、吸着帯電
器346で帯電させられる。348は転写ベルトローラ
で、転写ベルト333を駆動し、かつ吸着帯電器346
と対になってコピー用紙等を帯電させ、これを転写ベル
ト333に吸着させる。
【0059】347は紙先端センサで、転写ベルト33
3上のコピー用紙等の先端を検知する。なお、紙先端セ
ンサの検出信号は、プリンタ部からカラーリーダ部へ送
られて、カラーリーダ部からプリンタ部にビデオ信号を
送る際の副走査同期信号として用いられる。
【0060】この後、コピー用紙等は、転写ベルト33
3によって搬送され、画像形成部317〜320におい
てMCYKの順に表面にトナー画像が転写される。K画
像形成部320を通過したコピー用紙等は、転写ベルト
333からの分離を容易にするため除電帯電器349で
除電された後、転写ベルト333から分離される。
【0061】350は剥離帯電器で、コピー用紙等が転
写ベルト333から分離する際の剥離放電による画像の
乱れを防止するものである。分離された記録紙等は、ト
ナーの吸着力不足による画像乱れを防止するために、定
着前帯電器351,352で帯電された後、定着器33
4でトナー画像が熱定着され排紙トレー335に排紙さ
れる。
【0062】次に、LED画像記録について説明する。
図4および図5の画像処理部で生成された8ビットのC
MYKの画像信号は、紙先端センサ347からの紙先端
信号に基づいて2値変換部201で2値信号に変換さ
れ、遅延部202〜205に入力される。このため、紙
先端センサとCMYK画像との距離の違いを調整するこ
とにより、4色を所定の位置に印字することが可能とな
る。なお、LED駆動部206〜209は、LED21
0〜213を駆動するための信号を生成する。
【0063】したがって、本実施形態によれば、例えば
4ドラムにUSM10を各々直結して駆動する複写機に
おいて、各USM10の共振周波数および所定回転速度
での振幅電圧の固有差による各感光ドラム342〜34
5の安定回転状態に達するまでの時間のばらつきを防止
することができ、転写ベルト333の伸び等の不都合を
回避して、良好なコピー画質を得ることができる。
【0064】なお、上記第3実施形態では、本発明の制
御装置を複写機に適用した場合について説明したが、上
記制御装置は複写機以外の画像形成装置(例えば、ファ
クシミリ)や画像形成装置以外の機器にも適用すること
ができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明で
は、駆動信号の周波数を振動波駆動装置の共振周波数又
はこの近傍周波数等に対応した目標周波数に変化させて
いる間に、駆動信号の振幅を上記目標周波数において駆
動装置を所定速度で動作させるのに必要な目標振幅に変
化させるようにしている。このため、本発明を用いれ
ば、振動波駆動装置の始動時等において、前者の制御を
行った後に後者の制御を行う場合に比べて迅速に安定し
た駆動状態を得ることができる。
【0066】また、本願第2の発明では、第1の発明の
同時制御を、複写機等の画像形成装置において像担持体
(感光体等)を駆動する振動波駆動装置に対して行うよ
うにしている。このため、本発明を用いれば、複写機等
においてファーストコピーまでに必要とされる時間を短
縮することができ、使い易い画像形成装置を実現するこ
とができる。
【0067】また、本願第3の発明では、上記第1の発
明のように各振動波駆動装置の始動時から安定駆動状態
に達するのに要する時間を短縮するだけでなく、すべて
の振動波駆動装置が安定駆動状態に達する時間(同時制
御の完了時間)を一致させるようにしている。このた
め、本発明を用いれば、始動時等における駆動装置間の
駆動力のばらつき等を防止することができる。
【0068】さらに、本願第4の発明では、上記第3の
発明の制御を、複数の像担持体(感光体等)をそれぞれ
駆動する複数の振動波駆動装置に対して用いている。こ
のため、本発明を用いれば、像担持体の回転のばらつき
による転写ベルトの伸び等を防止して、画質のよいカラ
ー画像等を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である制御装置のブロッ
ク図である。
【図2】上記第1実施形態の制御装置による駆動信号の
生成の様子を示したグラフ図である。
【図3】従来の制御装置および本発明の第2実施形態で
ある制御装置による駆動信号生成用データ値を示すグラ
フ図である。
【図4】本発明の第3実施形態である複写機の構成図で
ある。
【図5】上記複写機のカラーリーダー部のブロック図で
ある。
【図6】上記複写機のプリンタ部のブロック図である。
【図7】従来の制御装置のブロック図である。
【図8】従来の制御装置による駆動信号の制御手法を示
したグラフ図である。
【符号の説明】
1 記憶装置(ROM) 2 中央演算処理装置(CPU) 3 パルス発生装置 4 D/A 7 矩形波生成回路 8 位相調整回路 9 正弦波生成回路 10 振動波モータ 11 エンコーダー 12 周波数・振幅調整装置 13 電圧供給装置 333 転写ベルト 342〜345 感光ドラム

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号の周波数および振幅を変化させ
    て振動波駆動装置を制御する振動波駆動装置の制御装置
    において、 前記周波数を目標周波数に変化させる制御と、前記振幅
    を、前記目標周波数を有した駆動信号の入力時に前記振
    動波駆動装置を所定速度で動作させる目標振幅に変化さ
    せる制御とを同時に行うことを特徴とする振動波駆動装
    置の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記目標周波数が、前記振動波駆動装置
    の共振周波数又はこの近傍の周波数であることを特徴と
    する請求項1に記載の振動波駆動装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記両制御をそれぞれ段階的に行うこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の振動波駆動装置の
    制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の駆動信号の周波数および振幅をそ
    れぞれ変化させて複数の振動波駆動装置を制御する振動
    波駆動装置の制御装置において、 前記各駆動信号に対して、前記周波数を駆動信号ごとに
    設定された目標周波数に変化させる制御と、前記振幅
    を、前記目標周波数を有した駆動信号の入力時に前記振
    動波駆動装置を所定速度で動作させる目標振幅に変化さ
    せる制御とを同時に行い、 かつ前記複数の駆動信号に対するこれら同時制御を同時
    に完了させることを特徴とする振動波駆動装置の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記各目標周波数が、前記各振動波駆動
    装置の共振周波数又はこの近傍の周波数であることを特
    徴とする請求項4に記載の振動波駆動装置の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の駆動信号に対する前記同時制
    御を相互に同ステップ数で段階的に行うことを特徴とす
    る請求項4又は5のいずれかに記載の振動波駆動装置の
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の駆動信号に対する前記同時制
    御を相互に同ステップ数で行うための単位制御量を駆動
    信号ごとに演算し、 この単位制御量ずつ前記各駆動信号の周波数および振幅
    を変化させることを特徴とする請求項6に記載の振動波
    駆動装置の制御装置。
  8. 【請求項8】 像担持体を振動波駆動装置によって駆動
    する画像形成装置において、 前記振動波駆動装置の駆動信号の周波数を目標周波数に
    変化させる制御と、前記駆動信号の振幅を、前記目標周
    波数を有した駆動信号の入力時に前記振動波駆動装置を
    所定速度で動作させる目標振幅に変化させる制御とを同
    時に行うことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記目標周波数が、前記振動波駆動装置
    の共振周波数又はこの近傍の周波数であることを特徴と
    する請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記両制御をそれぞれ段階的に行うこ
    とを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記像担持体が、感光体であることを
    特徴とする請求項8から10のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 複数の像担持体をこれら像担持体ごと
    に設けられた複数の振動波駆動装置によって駆動する画
    像形成装置において、 前記各振動波駆動装置の駆動信号に対して、この駆動信
    号の周波数を駆動信号ごとに設定された目標周波数に変
    化させる制御と、前記駆動信号の振幅を、前記目標周波
    数を有した駆動信号の入力時に前記振動波駆動装置を所
    定速度で動作させる目標振幅に変化させる制御とを同時
    に行い、 かつ前記複数の駆動信号に対するこれら同時制御を同時
    に完了させることを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記各目標周波数が、前記各振動波駆
    動装置の共振周波数又はこの近傍の周波数であることを
    特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の駆動信号に対する前記同時
    制御を相互に同ステップ数で段階的に行うことを特徴と
    する請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の駆動信号に対する前記同時
    制御を相互に同ステップ数で行うための単位制御量を駆
    動信号ごとに演算し、 この単位制御量ずつ前記周波数および振幅を変化させる
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記像担持体が、感光体であることを
    特徴とする請求項12から15のいずれかに記載の画像
    形成装置。
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