JPH10186771A - モータ使用装置および画像形成装置 - Google Patents

モータ使用装置および画像形成装置

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JPH10186771A
JPH10186771A JP8345262A JP34526296A JPH10186771A JP H10186771 A JPH10186771 A JP H10186771A JP 8345262 A JP8345262 A JP 8345262A JP 34526296 A JP34526296 A JP 34526296A JP H10186771 A JPH10186771 A JP H10186771A
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motor
driving
motors
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image
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JP8345262A
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English (en)
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Masakazu Kiko
正和 木虎
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Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のモータのうち一部のモータが固着環境
にあると、これらモータにより駆動される部材の同期が
とれなくなる。 【解決手段】 複数のモータ(例えば、振動型モータ)
と、これら複数のモータを所定範囲内の環境条件にある
ときは所定駆動条件で作動させる作動制御手段とを有す
るモータ使用装置又は画像形成装置において、上記作動
制御手段に、各モータが所定範囲外の環境条件にあるか
否かをモータごとに判別する環境判別部101と、複数
のモータのうち環境判別部によって所定範囲外の環境条
件にあると判別された特定モータの駆動条件を上記所定
駆動条件から変更するとともに、特定モータ以外のモー
タの駆動条件を特定モータに対し所定関係にて作動させ
る条件に変更する条件変更部102とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ(例えば、
振動型モータ)を使用したモータ使用装置および画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の装置の駆動源として用いられるモ
ータには、DCモータ、ステッピングモータ、ACモー
タ、振動型モータ等がある。その中で振動型モータは、
複写機(画像形成装置)の感光ドラム等の駆動用に用い
られつつある。
【0003】この振動型モータは、特開昭58−146
82号公報、特開昭63−1379号公報、特開昭60
−176470号公報および特開59−204477号
公報等にて提案されているように、電気−機械エネルギ
ー変換素子への高周波電圧(駆動用信号)の印加により
振動が励起される振動体とこの振動体に接触する接触体
とを有して構成され、振動体の振動エネルギーによって
これら振動体と接触体とが相対的に摩擦駆動されるよう
になっている。
【0004】また、これら公報には、振動型モータを定
速度で安定的に回転させるために、振動型モータの速度
(回転数)を検知する手段の検知信号に応じて、高周波
電圧の駆動周波数や駆動電圧をフィードバック制御する
手法が提案されている。
【0005】このように作動制御される振動型モータ
は、低速での速度安定性に優れ、ギヤ等による減速を必
要としないために低騒音作動が可能という長所を有す
る。このため、振動型モータは、低振動・低騒音での運
転が要求される複写機において、コピー画質に直接影響
を与える感光ドラムの高精度での回転制御に最適であ
る。ところで、最近多用されているカラー複写機には、
原稿画像を1回読み取るだけで各色の印刷ができるよう
に、YMCK4色の感光ドラムを搭載したものがある。
この場合、複数の感光ドラムを同期させて駆動すること
が必要であり、これら感光ドラムをそれぞれ駆動する振
動型モータの回転特性の個体差等を考慮して、それぞれ
を独立制御することにより互いに等しいモータ回転数を
得る方法が考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、振動型
モータの環境温度や環境湿度が急激に変化することによ
ってモータ内に結露が生じると、その水分によって振動
体と接触体とが固着してモータが正常に作動しなくなっ
てしまう場合がある。
【0007】しかも、複数の感光ドラムを有する複写機
では、各モータの環境条件の違いや個体差によって、一
部のモータのみが固着状態になるおそれがあり、この場
合、複数の感光ドラムの同期が崩れて、カラー画像の複
写が適正に行えなくなるおそれがある。
【0008】そこで、本願発明では、複数のモータのう
ち一部のモータが固着しそうになった場合でも全モータ
および各モータによって駆動される部材を同期作動させ
ることができるようにしたり、一部のモータが実際に固
着状態になった場合でも、各モータにより駆動すべき部
材の同期回転を確保できるようにしたモータ使用装置お
よび画像形成装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願発明では、複数のモータ(例えば、振動型モ
ータ)と、これら複数のモータを、所定範囲内の環境条
件にあるときは所定駆動条件で作動させる作動制御手段
とを有するモータ使用装置又は画像形成装置において、
上記作動制御手段に、各モータが所定範囲外の環境条件
にあるか否かをモータごとに判別する環境判別部と、複
数のモータのうち環境判別部によって所定範囲外の環境
条件にあると判別された特定モータの駆動条件を上記所
定駆動条件から変更するとともに、特定モータ以外のモ
ータの駆動条件を特定モータに対し所定関係にて作動さ
せる条件に変更する条件変更部とを設けている。
【0010】すなわち、複数のモータのうちの特定モー
タの環境温度や環境湿度が固着状態を生じさせる程度に
変動した(所定範囲外の環境条件になった)ときに、こ
の特定モータの駆動条件(駆動電圧や駆動周波数)を変
更して特定モータの作動を保証するとともに、他のモー
タの駆動条件も変更して全モータさらにはこれらモータ
によって駆動される感光ドラム(潜像担持体)の同期回
転等(所定関係の作動)を確保し、カラー画像複写等を
適正に行えるようにしている。
【0011】また、本願発明では、各モータの作動状態
が正常か否かを判別する作動状態判別手段と、条件変更
部によって特定モータの駆動条件が変更された後に作動
状態判別手段によって特定モータの作動状態が異常と判
別されたときは、特定モータの代わりのモータを作動さ
せるとともに、特定モータ以外のモータの駆動条件を上
記代わりのモータに対し所定関係にて作動させる条件に
変更する異常時制御部とを併せて設けている。
【0012】すなわち、条件変更部により特定モータの
駆動条件を変更したにもかかわらず、特定モータが異常
である(作動しない)ときは、この特定モータの固着を
解除できないとして特定モータに代わる外部モータ等を
作動させるとともに、特定モータ以外のモータを上記外
部モータ等に対して同期がとれる駆動条件にて作動さ
せ、一部モータに固着が生じたような場合でも、カラー
画像複写等を通常通り行えるようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)まず図2〜図4を用いて、本願発明の
第1実施形態であるデジタルカラー複写機の構成につい
て説明する。この複写機では、上部にリーダ部が配置さ
れ、下部にプリンタ部が配置されている。ここでは、ま
ずリーダ部の構成について説明する。
【0014】図2において、200は原稿画像を読み取
るCCDユニットであり、211はCCDユニット20
0が実装された基板である。また、212は画像処理部
である。201は原稿台ガラス(プラテン)であり、2
02は原稿給紙装置(DF)である。なお、この原稿給
紙装置202の代わりに、鏡面圧板を装着する構成でも
よい。
【0015】203,204は原稿を照明する光源(ハ
ロゲンランプ又は蛍光灯)であり、205,206は光
源203,204の光を原稿に集める反射傘である。2
07〜209は原稿からの反射光又は投影光の光路を曲
げるためのミラーであり、310は原稿からの反射光又
は投影光をCCDユニット200上に集めるレンズであ
る。
【0016】214はハロゲンランプ203,204と
反射傘205,206とミラー207とを収容するキャ
リッジであり、215はミラー208,209を収容す
るキャリッジである。213は他のIPU等とのインタ
ーフェイス(I/F)部である。なお、キャリッジ21
4が速度Vで、キャリッジ215が速度V/2でそれぞ
れCCDユニット200の電気的走査(主走査)方向に
対して垂直方向に機械的に移動することによって、原稿
の全面を走査(副走査)することができる。
【0017】図3には、前述した画像処理部212の詳
細な構成を示している。光源203,204から照射さ
れ、原稿台ガラス201上に載置された原稿により反射
された光は、CCDユニット200に導かれて電気信号
に変換される。
【0018】なお、CCDユニット200がカラーセン
サである場合は、RGBのカラーフィルタが1ラインC
CD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラ
インCCDでRフィルタ,Gフィルタ,Bフィルタそれ
ぞれのCCDごとに並んだものでも構わないし、またフ
ィルタがオンチップ化又はフィルタがCCDと別構成に
なったものでも構わない。
【0019】そして、上記電気信号(アナログ画像信
号)は、画像処理部212に入力されてクランプ&Am
p.&S/H&A/D部302でサンプルホールド(S
/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電
位にクランプした後、所定量に増幅され(上記処理順番
は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばR
GB各8ビットのディジタル信号に変換される。
【0020】このRGB信号は、シェーディング部30
3で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、つ
なぎ&MTF補正&原稿検知部304に入力される。C
CDユニット200が3ラインCCDの場合、つなぎ処
理におけるライン間の読取位置が異なるため、つなぎ補
正によって、読取速度に応じてライン毎の遅延量が調整
され、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイ
ミングが補正される。また、読取速度や変倍率によって
読取のMTFが変わるため、MTF補正によってその変
化が補正される。その後、原稿検知によって、原稿台ガ
ラス201上の原稿を走査することにより原稿サイズが
認識される。
【0021】読取位置タイミングが補正されたデジタル
信号は、入力マスキング部305によって、CCDユニ
ット200の分光特性と、光源203,204および反
射傘205,206の分光特性とが補正される。入力マ
スキング部305の出力は、外部I/F信号との切り換
え可能なセレクタ306に入力される。セレクタ306
から出力された信号は、色空間圧縮&下地除去&LOG
変換部307と下地除去部315とに入力される。下地
除去部315に入力された信号は、下地除去された後、
原稿中の原稿の黒い文字か否かを判定する黒文字判定部
316に入力される。これにより、原稿に対応した黒文
字信号が生成される。
【0022】一方、色空間圧縮&下地除去&LOG変換
部307では、読み取った画像信号がプリンタで再現で
きる範囲に入っているかどうか判断し、入っている場合
はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリンタで
再現できる範囲に入るように補正する。そして、下地除
去処理を行い、LOG変換でRGB信号からCMY信号
に変換する。その後、黒文字判定部316で生成された
信号とのタイミングを補正するため、色空間圧縮&下地
除去&LOG変換部307の出力信号が遅延部308に
てタイミング調整がなされる。この2種類の信号は、モ
ワレ除去部309でモワレが除去され、変倍処理部31
0で、主走査方向に変倍処理される。
【0023】変倍処理部で処理されたCMY信号は、U
CR&マスキング&黒文字反映部311に入力される。
そして、UCR処理によってCMYK信号が生成され、
マスキング処理によってプリンタの出力に合った信号に
補正される。さらに黒文字判定部316で生成された判
定信号がCMYK信号にフィードバックされる。
【0024】UCR&マスキング&黒文字反映部311
で処理された信号は、γ補正部312で濃度調整された
後、フィルタ部313でスムージング又はエッジ処理さ
れる。以上のようにして処理された信号は、2値変換部
301で8ビットの多値信号から2値信号に変換され
る。なお、変換方法はディザ法,誤差拡散法,誤差拡散
法を改良した方法のいずれでもよい。
【0025】次に、プリンタ部の構成について説明す
る。図2において、217はY画像形成部であり、21
8はM画像形成部である。また、219はC画像形成部
であり、220はK画像形成部である。なお、これら画
像形成部の構成は同じなので、ここでは、Y画像形成部
217について説明して、各画像形成部の説明に代え
る。
【0026】Y画像形成部217において、242は振
動型モータにより構成されるドラムモータ(図5参照)
によって駆動される感光ドラムである。この感光ドラム
242の表面には、LEDアレー260からの光によっ
て原稿画像に対応する潜像が形成される。221は一次
帯電器であり、この一次帯電器221は感光ドラム24
2の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形成の準備をす
る。
【0027】222は現像器であり、この現像器222
は感光ドラム242上の潜像を現像して、トナー画像を
形成する。なお、現像器222には、現像バイアスを印
加して現像するためのスリーブ245が含まれている。
233は転写ベルトであり、この転写ベルト233は、
転写ベルトローラ248により駆動される。転写ベルト
ローラ248は、不図示のDCモータによって駆動され
る。
【0028】223は転写帯電器であり、この転写帯電
器223は転写ベルト233の背面から放電を行い、感
光ドラム242上のトナー画像を転写ベルト233上の
記録紙等に転写する。なお、本実施形態では転写効率が
よいためクリーナ部が配置されていないが、クリーナ部
を配置してもよい。
【0029】249は記録紙の除電を行って記録紙の転
写ベルト233からの剥離を容易にする除電帯電器であ
る。また、250は剥離帯電器であり、この剥離帯電器
250は記録紙等が転写ベルト233から分離する際の
剥離放電による画像乱れを防止する 次に、このように構成された複写機における記録紙上へ
の画像形成手順を説明する。カセット240,241に
格納された記録紙は、ピックアップローラ238,23
9によって1枚ずつカセット240,241から取り出
され、給紙ローラ236,237によって転写ベルト2
33上に供給される。転写ベルト233上に給紙された
記録紙は、吸着帯電器246で帯電させられ、転写ベル
ト233に吸着する。転写ベルト233によって搬送さ
れる記録紙の先端が紙先端センサ247に対向する位置
に達すると、紙先端センサ247から検出信号が出力さ
れる。紙先端センサ247の検出信号は、プリンタ部か
らリーダ部へ送られて、リーダ部からプリンタ部にビデ
オ信号を送る際の副走査同期信号として用いられる。
【0030】なお、前述した画像処理部で生成された2
値のYMCKの画像信号がそれぞれ図4に示す遅延部4
01〜404に入力されると、遅延部401〜404で
は、紙先端センサ247からの検出信号に基づき、紙先
端センサ247と各画像形成部217〜220との距離
の違いに応じてLED駆動部405〜408にLED4
09〜412を駆動させる時期を調整する。これによ
り、4色を所定の位置に転写することが可能となる。
【0031】この後、記録紙は転写ベルト233によっ
てさらに搬送され、画像形成部217〜220において
YMCKの順に記録紙の表面にトナー画像が形成され
る。そして、K画像形成部220を通過した記録紙は、
除電帯電器249により除電された後、転写ベルト23
3から分離される。
【0032】転写ベルト233から分離された記録紙
は、トナーの吸着力を補って画像乱れを防止するために
定着前帯電器251,252で帯電された後、定着器2
34でトナー画像が熱定着された上で排紙トレー235
に排紙される。
【0033】次に、図5を用いて、感光ドラム242〜
245を駆動するドラムモータ(振動型モータ)の駆動
制御部について説明する。この図において、501はド
ラムモータであり、506はこのドラムモータ501の
回転を検出するエンコーダである。エンコーダ506よ
り出力される回転数信号は、速度制御回路505に入力
される。速度制御回路505は、エンコーダ506から
の信号に基づいて、演算制御部507により設定された
回転数でモータ501を回転させるように、モータ50
1に入力する周波信号の周波数および電圧設定用パルス
信号(以下、駆動パルス信号という)を制御する周波数
設定回路504およびパルス幅設定回路503を制御す
る。ここで、周波信号の制御について詳しく説明する。
【0034】図6には、ドラムモータの駆動周波数と回
転数Nとの関係を示している。図6(a)には、ドラム
モータの駆動電圧(駆動パルス信号のパルス幅)の変化
に対する回転数特性の変化を示している。この図からわ
かるように、駆動パルス信号のパルス幅を広く(すなわ
ち駆動電圧を高く)すると、駆動周波数fdが同じであ
ればモータ501の回転数は上がる。逆に、パルス幅を
小さく(駆動電圧を低く)すると、駆動周波数fdが同
じであればモータ501の回転数は下がる。
【0035】また、図6(b)には、ドラムモータが駆
動により発熱した場合の特性の変化を示している。発熱
により温度が上昇した場合は、特性曲線は図中左に移動
し、駆動周波数が同じであればモータ501の回転数は
下がる。このため、発熱前と同じ回転数を維持するため
には、駆動周波数fdをfd′に下げる必要がある。速
度制御回路505は、このような特性変化を利用して、
パルス幅設定回路503により駆動パルス幅を変化させ
るか、周波数設定回路504により駆動周波数の切り換
えることで回転数の制御を行う。
【0036】図5における507は演算制御部であり、
この演算制御部507は装置全体を制御する。具体的に
は、ドラムモータ501の回転数や回転のスタート・ス
トップ、複写機における紙送り、読取部の駆動を制御す
るとともに、不図示の操作部とのインターフェイスを行
う。
【0037】508は原稿読取部(リーダ部)の制御部
であり、509は記録紙の給紙制御部である。そして、
510は原稿読取部508および記録部(プリンタ部)
のタイミングを調整するタイミング制御部であり、この
タイミング制御部510は、記録紙の給紙に応じて原稿
読取りの駆動スタートを制御するとともに、記録媒体に
画像を形成していることを表す記録中信号を生成する。
記録中信号は速度制御回路505に入力される。
【0038】511は温度センサであり、この温度セン
サ511はモータ501の周辺の環境温度を測定し、速
度制御回路505は温度センサ501による測定結果に
応じてモータ501のフィードバック速度制御を行う。
【0039】次に、2枚連続複写を行う場合のドラムモ
ータ501の制御について図7を用いて説明する。図7
は、記録紙の移動を示す給紙信号と、感光ドラムおよび
読取りユニット(リーダ部)のオン/オフと、速度制御
回路505に入力される記録中信号との関係を表してい
る。
【0040】不図示の操作部にて複写ボタンが押される
と、ドラムモータ501に周波信号が入力されてこれが
回転し、感光ドラムが駆動される。感光ドラムが回転す
ると、同時に読取りユニットの光源203,204が点
灯する一方、記録紙はピックアップローラ239,23
8まで送られ、規定のタイミングで読取りユニットが起
動される。そして、ちょうど記録紙が画像の先端に到達
したタイミングで記録中信号がオン(有効)になる。な
お、給紙信号は記録部で記録紙に画像が転写されている
期間中オンになっており、転写が終了した段階で給紙信
号とともに記録中信号はオフ(無効)になる。
【0041】次に、速度制御回路505におけるドラム
モータ501のフィードバック速度制御について図8お
よび図1を用いて説明する。速度制御回路505は、初
期状態では、ドラムモータ501を立ち上げるために通
常規定されている駆動条件(駆動パルス幅,駆動周波
数)をパルス幅設定回路503および周波数設定回路5
04に設定し、感光ドラムの駆動を指示する。
【0042】前述のように複写ボタンが押されると、ス
テップ801に進み、感光ドラムの駆動を開始する前に
モータ501に異常がないか否かを判別する。図1に
は、ステップ801内で実行される異常判別フローを示
している。
【0043】この異常判別フローでは、まず温度センサ
511によって、感光ドラム242〜245ごとに設け
られた4つのドラムモータ501の周囲温度が全て通常
動作可能範囲に入っているか否かを判別する。4つのド
ラムモータ501の周囲温度が全て通常動作可能範囲に
入っているときは、ステップ103に進んでモータ50
1の駆動(モータ501への駆動パルス信号の入力)を
開始する。
【0044】そして、ステップ104に進んで、エンコ
ーダ506を通じて各モータ501の回転数Nが正常か
否かを判別し、全てのドラムモータ501が正常に回転
を始めた場合は、そのまま通常シーケンスに入る。一
方、全てのドラムモータ501の回転が正常にならない
場合(例えば、1つのドラムモータ501が停止したま
まである場合)は、ステップ105に進んで所定時間の
間エンコーダ506の回転数のモニタを行ってステップ
104の判別を繰り返し、それでも全てのドラムモータ
501が正常に回転しないときには、ステップ106に
進んで操作部上にエラーメッセージを表示するととも
に、全てのドラムモータ501の駆動を停止してシーケ
ンスを終了する。
【0045】このような異常判別フローを経て、全ドラ
ムモータ501が正常に回転を始めたときは、図8のス
テップ802に進んで、エンコーダ506の信号をモニ
タしながら規定の駆動電圧(駆動パルス幅)で駆動周波
数を上げていく。そして、ドラムモータ501の回転数
が所定回転数領域に到達した後は、パルス幅を微調整し
てドラムモータ501の回転数を所定回転数に設定す
る。このときの駆動周波数と駆動パルス幅に対して回転
数制御を施す。
【0046】なお、駆動パルス幅には最上限と最下限と
があるが、制御フロー中で設定されるパルス幅の制御上
の上限は、これら最上限および最下限に対して余裕を持
った値に設定されている。
【0047】このようにドラムモータ501の回転数を
所定回転数に設定する制御を行った後は、ステップ80
4に進んで、エンコーダ506の信号に基づいてドラム
モータ501の回転数のチェックを行う。回転数が正し
ければ(所定回転数であれば)ステップ804のチェッ
クを繰り返す。そして、回転数が所定回転数からずれた
場合は、ステップ805に進んで、所定回転数よりも速
くなったのか遅くなったのかを判別する。遅くなった場
合は、まずステップ806に進んで、駆動パルス幅を上
げられるか否かを判別する。
【0048】駆動パルス幅を上げる余裕がある場合は、
ステップ809に進んで駆動パルス幅を上げ、ドラムモ
ータ501の回転数を所定回転数に近づける。なお、ス
テップ809からはステップ804〜806に戻って、
駆動パルス幅を上げる余裕がある間はステップ809を
繰り返す。
【0049】一方、ステップ806にて、駆動パルス幅
の制御上の上限でありパルス幅を上げられないと判別し
た場合は、駆動周波数を下げる制御を行う。但し、駆動
周波数を変えると、ドラムモータ501の固有振動特性
に変化が生じ、画像記録中に固有振動特性が変化してし
まう。そして、画像記録中に固有振動特性が変化する
と、それが記録画像の乱れにつながり、高画質な画像形
成を行うことができなくなる。そこで、本実施形態で
は、まずステップ807にて記録中信号が有効中か否か
を判別し、有効中であればステップ809に進んで駆動
パルス幅を上げ、無効中であればステップ808に進ん
で、画質に影響ないものとして駆動周波数を下げる。こ
のようにして遅くなったドラムモータ501の回転を所
定回転数まで戻す。
【0050】ステップ805においてドラムモータ50
1の回転数が所定回転数よりも速くなったと判別したと
きは、まずステップ810に進んで、駆動パルス幅を下
げられるか否かを判別する。
【0051】駆動パルス幅を下げる余裕がある場合は、
ステップ813に進んで駆動パルス幅を下げ、ドラムモ
ータ501の回転数を所定回転数に近づける。なお、ス
テップ813からはステップ804〜806に戻って、
駆動パルス幅を下げる余裕がある間はステップ813を
繰り返す。
【0052】一方、ステップ810にて、駆動パルス幅
の制御上の下限でありパルス幅を下げられないと判別し
た場合は、駆動周波数を上げる制御を行う。但し、前述
したように画像記録中に駆動周波数を変えると画像形成
に影響が出るので、まずステップ811にて記録中信号
が有効中か否かを判別し、有効中であればステップ81
3に進んで駆動パルス幅を下げ、無効中であればステッ
プ812に進んで、画質に影響ないものとして駆動周波
数を上げる。このようにして速くなったドラムモータ5
01の回転を所定回転数まで戻す。
【0053】次に、異常判別フローのステップ101に
おいて、4つのドラムモータ501のうち特定のモータ
の周囲温度が通常動作可能範囲外であると判別された場
合について説明する。この場合は、ステップ102に進
んで、固着防止制御を行う。周囲温度が通常動作可能範
囲外となっているドラムモータ501(以下、特定ドラ
ムモータという)は固着が生じている可能性があり、固
着が生じている場合には、通常時より大きな駆動力を発
生させないと起動できない。このため、ステップ102
では、特定ドラムモータ501については、初期設定さ
れた駆動条件(全てのドラムモータ501の周囲温度が
通常動作可能範囲内であるときの駆動条件)とは異なる
第1の駆動条件である駆動電圧(駆動パルス幅)および
駆動周波数をパルス幅設定回路503および周波数設定
回路504に設定する。
【0054】また、周囲温度が通常動作可能範囲内であ
る他のモータ501については、これらを特定ドラムモ
ータ501と同期させて回転させるための駆動条件、す
なわち初期駆動条件とも特定ドラムモータ501用の駆
動条件とも異なる第2の駆動条件である駆動電圧および
駆動周波数を設定する。
【0055】次にステップ103に進んで、ステップ1
02にて変更設定された駆動条件により各ドラムモータ
501の駆動を開始する。そして、全てのドラムモータ
501の周囲温度が通常動作可能範囲内に入っていたと
きと同様に、ステップ104で各エンコーダ506を通
じたモータ回転数の正常確認を行う。モータ回転が正常
であるときは図8のステップ802に進んで通常の制御
シーケンスに戻り、所定時間の経過後(ステップ10
5)にも正常確認されない場合は、エラーメッセージを
表示して(ステップ106)、全てのドラムモータ50
1の駆動を停止してシーケンスを終了する。
【0056】このように本実施形態では、周囲温度が通
常範囲外となった特定ドラムモータ501の駆動条件を
この特定ドラムモータ501の固着を防止する条件に設
定することによって特定ドラムモータ501の起動を保
証するとともに、周囲温度が通常範囲内である他のドラ
ムモータ501の駆動条件を特定ドラムモータ501と
の同期回転に必要な条件に設定するようにしている。こ
のため、全ドラムモータ501の周囲温度が通常範囲内
である場合と同様に、全ドラムモータ501および感光
ドラム242〜245の同期立ち上げを確保することが
でき、そのまま通常時と同じフィードバック速度制御を
行うことができる。
【0057】(第2実施形態)第1実施形態では、特定
ドラムモータの固着防止のために、駆動条件を変更して
駆動力を大きくする場合について説明したが、本実施形
態では、駆動条件を変更する代わりに、ドラムモータの
近傍に配置したヒータを駆動して特定ドラムモータの固
着を防止するようにしている。
【0058】なお、ドラムモータの駆動制御部の構成
は、第1実施形態にて説明した駆動制御部の構成とほぼ
同じであるので、共通要素については第1と同符号を付
して説明に代える。本実施形態では、ヒータ1012,
1013を設けた点と、速度制御回路1005における
異常判別フローの内容が異なる点で第1実施形態と異な
る。
【0059】本実施形態における異常判別フローは、図
9に示すように構成されている。まず、ドラムモータ5
01の駆動を開始する前に、ステップ901にて4つの
ドラムモータ501それぞれの近傍に配設された温度セ
ンサ511により各ドラムモータ501の周囲温度を測
定し、各周囲温度が所定範囲内か否かを判別する。全て
のドラムモータ501の周囲温度が所定範囲内であると
きは、ステップ906に進んで初期駆動条件にてモータ
駆動を開始する。なお、この後、各ドラムモータ501
の回転チェックを行い(ステップ907)、正常回転時
にはフィードバック速度制御シーケンスに入り、いずれ
かのドラムモータ501の回転が異常である場合にはエ
ラー表示を行ってシーケンスを終了する(ステップ90
8〜909)点は第1実施形態と同じである。
【0060】一方、いずれかのドラムモータ(特定ドラ
ムモータ)501の周囲温度が所定範囲外であった場合
は、ステップ902に進んで、特定ドラムモータ501
の近傍のヒータ1012,1013を駆動し、特定ドラ
ムモータ501を加熱する。ヒータ1012,1013
の駆動開始後、ステップ903にて所定時間経過が経過
したと判別したときは、ステップ904に進んでヒータ
1012,1013の駆動を停止させ、ステップ905
に進む。
【0061】ここで、ヒータ加熱した特定ドラムモータ
501の温度は、他のドラムモータ501の温度より上
がっているので、図6(b)に示したモータの温度特性
により、初期駆動条件では全ドラムモータ501を同期
回転させることは難しい。
【0062】そこで、ステップ905では、ヒータ加熱
した特定ドラムモータ501については、初期駆動条件
と異なる第3の駆動条件(駆動電圧および駆動周波数、
但し、第1実施形態にて説明した固着防止のための駆動
条件とは異なる)を設定し、さらに他のドラムモータ5
01については、特定ドラムモータ501と同期回転す
るために必要な第4の駆動条件を設定する。これによ
り、ヒータを用いてモータ固着を防止する場合でも、全
ドラムモータ501および感光ドラム242〜245の
同期回転を確保することができる。
【0063】(第3実施形態)第1実施形態では、周囲
温度が所定範囲外である特定ドラムモータについて、固
着防止のための駆動条件を設定しても既に特定ドラムモ
ータが固着状態に陥って起動しなかった場合は、エラー
表示を行ってシーケンスを終了していたが、本実施形態
では、特定ドラムモータが固着により起動しなかった場
合に、ドラムモータ以外のモータを駆動して感光ドラム
を駆動できるようにしている。
【0064】図12に、本実施形態のカラー複写機を示
している。なお、この複写機の構成は、ほぼ第1実施形
態にて説明した複写機の構成と同じであるので、共通要
素については第1実施形態と同符号を付して説明に代え
る。本実施形態の複写機では、感光ドラム1242〜1
245は、ドラムモータ以外に転写ベルトモータ122
3,1226,1229,1232によっても駆動され
る点で、第1実施形態の複写機と異なる。
【0065】次に、この複写機における異常判別フロー
について図11を用いて説明する。複写開始ボタンが押
されると、まずステップ1101に進んで、各ドラムモ
ータの周囲温度が所定範囲内か否かを判別する。全ドラ
ムモータの周囲温度が所定範囲内である場合は、ステッ
プ1108に進んで、初期駆動条件で各ドラムモータを
駆動する。なお、この後、各ドラムモータの回転チェッ
クを行い(ステップ1109)、正常回転時にはフィー
ドバック速度制御シーケンスに入り、いずれかのドラム
モータの回転が異常である場合にはエラー表示を行って
シーケンスを終了する(ステップ1110〜1111)
点は第1実施形態と同じである。
【0066】また、ステップ1101において、いずれ
かのドラムモータ(特定ドラムモータ)の周囲温度が所
定範囲外であると判別された場合は、ステップ110
2,1103に進んで固着防止制御を実行する点は第1
実施形態と同じである。
【0067】但し、本実施形態では、ステップ110
2,1103で固着防止制御を行った後、ステップ11
04で各ドラムモータの回転チェックを行い、正常回転
時にはフィードバック速度制御シーケンスに入るが、所
定時間の経過後、正常なモータ回転が確認されなかった
場合(ステップ1105,1104)は、ステップ11
06に進んで一旦各ドラムモータの駆動を停止させる。
【0068】そして、ステップ1107に進んで、転写
ベルトモータ1223,1226,1229,1232
と特定ドラムモータ以外のドラムモータの駆動条件を新
たに設定する。
【0069】ここで、感光ドラム1242〜1245に
は、これと一体回転する外部駆動用ローラ1253〜1
256が取り付けられており、本来転写ベルト233を
駆動する転写ベルトモータ1223,1226,122
9,1232には、モータ出力を転写ベルト233にの
み伝達する状態と、モータ出力を転写ベルト233と外
部駆動用ローラ1253〜1256とに伝達する状態
(ドラム駆動状態)とを選択させるクラッチ(図示せ
ず)が設けられている。このため、特定ドラムモータに
よって本来駆動される感光ドラム用の転写ベルトモータ
のクラッチをドラム駆動状態に設定してこの転写ベルト
モータを駆動すれば、この感光ドラムを回転させること
ができる。
【0070】転写ベルトモータによって転写ベルト23
3と感光ドラムとを駆動する場合、負荷の違い等から感
光ドラムの立ち上がり特性がドラムモータによって駆動
する場合とは異なる。このため、ステップ1107で
は、転写ベルトモータの駆動条件を、転写ベルト233
のみを駆動する場合の駆動条件から所要の感光ドラムの
回転が得られる第5の駆動条件に変更設定するととも
に、特定ドラムモータ以外のドラムモータの駆動条件
を、初期駆動条件から転写ベルトモータの回転と同期が
とれる第6の駆動条件に変更設定する。
【0071】次に、ステップ1108では、ステップ1
107にて設定された駆動条件で各モータを駆動する。
そして、ステップ1109で、感光ドラムを駆動する転
写ベルトモータの回転数と特定ドラムモータ以外のドラ
ムモータの回転数を確認し、全て正常であれば通常シー
ケンスに復帰する一方、一部又は全てのモータの回転が
正常でない場合はエラー表示して、シーケンスを終了す
る。
【0072】こうすることにより、ドラムモータに固着
が発生してしまった場合でも、4つの感光ドラム242
〜245を同期駆動することができ、複写機の使用を可
能とすることができる。
【0073】なお、本実施形態では、感光ドラムを外部
駆動するモータが転写ベルトモータである場合について
説明したが、転写ベルトモータに限らず、特定ドラムモ
ータ以外のドラムモータや定着器を駆動するモータ等を
用いて感光ドラムを外部駆動するようにしてもよい。
【0074】また、上記各実施形態では、モータの周囲
温度が所定範囲内か否かを判別して、その結果に応じて
モータ駆動条件を設定する場合について説明したが、本
発明は、周囲湿度や周囲温度と周囲湿度とを組み合わせ
た環境条件が所定範囲内か否かを判別して、その結果に
応じてモータ駆動条件を設定する場合にも適用するとこ
ができる。
【0075】さらに、上記各実施形態では、振動型モー
タを用いた複写機について説明したが、本発明は、振動
型以外のモータで固着の可能性があるものを用いた複写
機や、複写機以外の装置にも適用することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、複数のモータのうちの特定モータの環境温度や環境
湿度が固着状態を生じさせる程度に変動したときに、こ
の特定モータの駆動条件を変更するとともに他のモータ
の駆動条件も特定モータと同期がとれるように変更する
ので、特定モータ自体の作動を保証できるとともに、全
モータさらにはこれらモータによって駆動される部材
(感光ドラム等)の同期回転等を確保することができ、
環境条件によらずカラー画像複写を適正に行える複写機
等を実現することができる。
【0077】また、本願発明では、特定モータの駆動条
件を変更したにもかかわらず特定モータの固着を解除で
きないときは、特定モータに代わる外部モータ等を作動
させるとともに特定モータ以外のモータを上記外部モー
タ等に対して同期がとれる駆動条件にて作動させるの
で、一部のモータに固着が生じたような場合でも、カラ
ー画像複写等を通常通り行える複写機等を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるドラムモータ異常
判別用のフローチャートである。
【図2】本発明の第1実施形態の複写機の外観図であ
る。
【図3】上記複写機の画像処理部の構成を示すブロック
図である。
【図4】上記複写機の画像処理部の構成を示すブロック
図である。
【図5】上記複写機のドラムモータの駆動制御部の構成
を示すブロック図である。
【図6】上記複写機に用いられるドラムモータの特性を
示す概念図である。
【図7】上記複写機における画像記録時のタイミングチ
ャートである。
【図8】上記複写機におけるドラムモータのフィードバ
ック速度制御用のフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態であるドラムモータ異常
判別用のフローチャートである。
【図10】上記複写機のドラムモータの駆動制御部の構
成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3実施形態であるドラムモータ異
常判別用のフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態である複写機の外観図
である。
【符号の説明】
200 CCDユニット 260 LEDアレー 210 集光レンズ 213 インターフェイス(I/F)部 214 光源ユニット 215 ミラーユニット 217〜220 画像形成部 233 転写ベルト 234 定着器 235 排紙トレー 242〜245,1242〜1245 感光ドラム 246 吸着帯電器 247 紙先端センサ 248 転写ベルトローラ 249 除電帯電器 250 剥離帯電器 252 定着前帯電器 201 原稿載置台 501 ドラムモータ(振動型モータ) 1223,1226,1229,1232 転写ベルト
モータ 1012,1013 ヒータ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモータと、これら複数のモータ
    を、所定範囲内の環境条件にあるときは所定駆動条件で
    作動させる作動制御手段とを有するモータ使用装置にお
    いて、 前記作動制御手段に、 前記各モータが前記所定範囲外の環境条件にあるか否か
    をモータごとに判別する環境判別部と、 前記複数のモータのうち前記環境判別部によって前記所
    定範囲外の環境条件にあると判別された特定モータの駆
    動条件を、前記所定駆動条件から変更するとともに、前
    記特定モータ以外のモータの駆動条件を、前記所定駆動
    条件から前記特定モータに対し所定関係にて作動させる
    条件に変更する条件変更部とを設けたことを特徴とする
    モータ使用装置。
  2. 【請求項2】 前記各モータが、電気−機械エネルギー
    変換により振動が励起される振動体とこの振動体に接触
    する接触体とを相対移動させる振動型モータであること
    を特徴とする請求項1に記載のモータ使用装置。
  3. 【請求項3】 前記所定関係にて作動させる条件が、前
    記特定モータに対し同期作動する駆動条件であることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のモータ使用装置。
  4. 【請求項4】 前記モータの駆動条件が、駆動電圧およ
    び駆動周波数のうち少なくとも1つを含むことを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載のモータ使用装
    置。
  5. 【請求項5】 前記環境判別部は、温度および湿度のう
    ち少なくとも1つが所定範囲外にあるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のモ
    ータ使用装置。
  6. 【請求項6】 前記所定範囲外の環境条件が、前記モー
    タに固着を生じさせる可能性のある環境条件であること
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のモータ
    使用装置。
  7. 【請求項7】 前記各モータの作動状態が正常か否かを
    判別する作動状態判別手段を有しており、 前記作動制御手段に、 前記条件変更部によって前記特定モータの駆動条件が変
    更された後に前記作動状態判別手段によって前記特定モ
    ータの作動状態が異常と判別されたときに、前記特定モ
    ータの代わりのモータを作動させるとともに、前記特定
    モータ以外のモータの駆動条件を前記代わりのモータに
    対し所定関係にて作動させる条件に設定する異常時制御
    部を設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか
    に記載のモータ使用装置。
  8. 【請求項8】 複数のモータと、これら複数のモータ
    を、所定範囲内の環境条件にあるときは所定駆動条件で
    作動させる作動制御手段とを有する画像形成装置におい
    て、 前記作動制御手段に、 前記各モータが前記所定範囲外の環境条件にあるか否か
    をモータごとに判別する環境判別部と、 前記複数のモータのうち前記環境判別部によって前記所
    定範囲外の環境条件にあると判別された特定モータの駆
    動条件を、前記所定駆動条件から変更するとともに、前
    記特定モータ以外のモータの駆動条件を、前記所定駆動
    条件から前記特定モータに対し所定関係にて作動させる
    条件に変更する条件変更部とを設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記各モータが、電気−機械エネルギー
    変換により振動が励起される振動体とこの振動体に接触
    する接触体とを相対移動させる振動型モータであること
    を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記所定関係にて作動させる条件が、
    前記特定モータに対し同期作動する駆動条件であること
    を特徴とする請求項8又は9に記載のモータ使用装置。
  11. 【請求項11】 前記モータの駆動条件が、駆動電圧お
    よび駆動周波数のうち少なくとも1つを含むことを特徴
    とする請求項8から10のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記環境判別部は、温度および湿度の
    うち少なくとも1つが所定範囲外にあるか否かを判別す
    ることを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記所定範囲外の環境条件が、前記モ
    ータに固着を生じさせる可能性のある環境条件であるこ
    とを特徴とする請求項8から12のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記各モータの作動状態が正常か否か
    を判別する作動状態判別手段を有しており、 前記作動制御手段に、 前記条件変更部によって前記特定モータの駆動条件が変
    更された後に前記作動状態判別手段によって前記特定モ
    ータの作動状態が異常と判別されたときに、前記特定モ
    ータの代わりのモータを作動させるとともに、前記特定
    モータ以外のモータの駆動条件を前記代わりのモータに
    対し所定関係にて作動させる条件に設定する異常時制御
    部を設けたことを特徴とする請求項8から13のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 原稿画像を読み取る読取り手段と、こ
    の読取り手段によって読み取られた画像データに対して
    画像処理を施して信号を出力する画像信号処理手段と、
    この画像信号処理手段から出力された信号を記録媒体に
    記録する複数の画像記録手段とを有しており、 前記複数のモータがそれぞれ前記画像記録手段を駆動す
    ることを特徴とする請求項8から14のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記画像記録手段が、潜像担持体であ
    ることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記画像処理手段が、前記読取り手段
    によって読み取られた画像データを色分解してカラー画
    像処理を行うことを特徴とする請求項15又は16に記
    載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記各画像記録手段は、前記画像処理
    手段によって色分解された画像データの各色成分の画像
    記録を行うことを特徴とする請求項17に記載の画像形
    成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282079A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Canon Inc 画像形成装置及びその駆動制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009282079A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Canon Inc 画像形成装置及びその駆動制御方法

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