JPH11215875A - モータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

モータ制御装置及び画像形成装置

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JPH11215875A
JPH11215875A JP10319008A JP31900898A JPH11215875A JP H11215875 A JPH11215875 A JP H11215875A JP 10319008 A JP10319008 A JP 10319008A JP 31900898 A JP31900898 A JP 31900898A JP H11215875 A JPH11215875 A JP H11215875A
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JP
Japan
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motor
speed
control device
rotation
image forming
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JP10319008A
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Akihiko Sakai
明彦 酒井
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータの安定回転が不能になった際に、サービ
スマンなどによる交換若しくは補修などの措置が取られ
るまでの期間においても暫定的に本体装置を駆動を可能
とさせることができるモータ制御装置及びこのモータ制
御装置を備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】モータが定常時の目標速度で回転すること
が不可能であると速度制御回路(回転制御手段、検知手
段)604により検知された際にその旨を操作者に警告
し、モータの回転速度を異なる速度に切り替えるととも
に他の駆動部もその速度に合わせて駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ制御装置及
びそれを利用した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にモータを駆動源として利用する
装置においては、モータによって駆動される駆動部材が
ある一定の精密さの水準を保ちつつ繰り返し動作される
ことが要求される。特に、電子写真方式による画像形成
装置においては、高精度な画像を形成するために感光部
材駆動用か若しくは転写部材駆動用のモータとして、よ
り回転精度の高いモータを用いることが要求されてお
り、その目的を達成するために感光部材駆動用か若しく
は転写部材駆動用モータとして超音波モータが使用され
るようになっている。
【0003】超音波モータとは特開昭58−14682
号公報で提案された超音波振動を利用したモータであ
り、その駆動に関しては特開昭63−1379号公報、
特開昭60−176470号公報、特開昭59−204
477号公報などで詳細に述べられているように、エン
コーダ信号などの速度検知手段の信号に応じて駆動周波
数・駆動電圧や駆動電圧のパルス幅の調整を定期的に行
うことによって定速度で安定した回転性能を実現してい
る。
【0004】その一方で、装置のモータ及びモータによ
り駆動されるモータ駆動部材を動作させる際に生ずる部
材間の摩擦の発生に起因する長期使用によるそのモータ
及びモータ駆動部材の摩耗は避けられないものであり、
たとえ超音波モータのような高精度な駆動特性を持つモ
ータを使用している場合においてもそれは例外ではな
い。そのため従来、これらのモータ駆動部材の摩耗が進
み、定常時における目標速度による安定した定速度回転
が不能になった場合には、サービスマンなどによる交換
若しくは補修などの措置を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のモータ制御装置においては、部材の摩耗に
よりモータ駆動部材の安定回転が不能になってからサー
ビスマンなどによる交換若しくは補修などの措置が取ら
れるまでの期間に本体装置の安定した駆動は不能とな
り、特にこのモータ制御装置を備えた画像形成装置であ
ればその間に高品位な画像形成を行うことができなくな
ってしまうため、サービスマンによる交換若しくは補修
などの措置が取られるまでの期間において緊急に画像形
成を行いたいという操作者の要求に応えることは不可能
であるという問題点があった。
【0006】また、停止することなく常に稼動している
ことを要求されるような業務用等の画像形成装置におい
ては、非可動時間が生ずるということによって装置の有
用性を低下させるという問題点があった。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、モータの安定回転が不能に
なった際に、サービスマンなどによる交換若しくは補修
などの措置が取られるまでの期間においても暫定的に本
体装置の駆動を可能とさせることができるモータ制御装
置及びこのモータ制御装置を備えた画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のモータ制御装置
及び画像形成装置は、次のように構成したものである。
【0009】(1)モータ制御装置において、モータの
回転速度を制御する回転制御手段と、前記モータの回転
異常を検知する検知手段と、前記モータの回転異常が検
知された際にその旨を操作者に警告する警告手段とを備
え、前記モータの回転異常が検知された際に該モータの
回転速度を異なる速度に切り替えて駆動するとともにそ
の速度に合わせて本体装置の他の部分を駆動するように
した。
【0010】(2)上記(1)のモータ制御装置におい
て、回転制御手段は、モータを2つ以上の速度に切り替
え可能とした。
【0011】(3)上記(1)または(2)のモータ制
御装置において、モータの回転速度を異なる速度に切り
替えて駆動する際に、その速度に合わせて本体装置の他
の部分を駆動するための2つ以上の駆動制御条件を記憶
した記憶手段を備えた。
【0012】(4)上記(1)ないし(3)何れかのモ
ータ制御装置において、回転制御手段は、回転速度検知
信号を用いた速度フィードバック制御によりモータの回
転速度を制御するようにした。
【0013】(5)上記(1)ないし(4)何れかのモ
ータ制御装置において、検知手段は、モータの回転制御
に用いられる回転速度検知信号から得られる回転速度と
目標回転速度との差異が生ずることに基づいて該モータ
の回転異常を検知するようにした。
【0014】(6)上記(1)ないし(5)何れかのモ
ータ制御装置において、モータは、超音波振動制御によ
る超音波モータとした。
【0015】(7)上記(6)のモータ制御装置におい
て、超音波モータの回転制御に用いる回転速度検知信号
をエンコーダ出力信号とした。
【0016】(8)上記(6)または(7)のモータ制
御装置において、回転制御手段による制御量は超音波パ
ルス幅か超音波周波数、もしくはその両方とした。
【0017】(9)上記(1)または(3)ないし
(8)何れかのモータ制御装置において、回転制御手段
は、モータの回転異常が検知された際に該モータの回転
速度を減速する方向に連続的に変化させるようにした。
【0018】(10)上記(9)のモータ制御装置にお
いて、前記モータを異なる回転速度に切替えて駆動する
際に、その速度に合せて本体装置の他の部分を駆動する
駆動条件を決定する上で必要な各種設定値を算出するた
めの規則を定式化して前記記憶手段に記憶させ、本体装
置の他の部分を駆動するための駆動条件を前記モータの
回転速度に応じて連続的に変化させるようにした。
【0019】(11)上記(1)ないし(9)の何れか
のモータ制御装置において前記警告手段による警告に対
して、操作者が装置の駆動を中断させるか、継続させる
かを選択することが可能な選択手段を持ち、速度切替え
による装置駆動を実施するか否かを操作者に選択可能と
させるようにした。
【0020】(12)上記(1)ないし(11)何れか
のモータ制御装置において、警告手段は、本体装置に付
属の操作パネルに設けた。
【0021】(13)上記(1)ないし(12)何れか
のモータ制御装置において、警告手段は、本体装置に接
続された公衆回線通信端末とした。
【0022】(14)上記(1)ないし(13)何れか
のモータ制御装置において、警告手段は、本体装置に接
続されたネットワーク通信端末とした。
【0023】(15)画像形成動作を行う画像形成装置
において、モータの回転速度を制御する回転制御手段
と、前記モータの回転異常を検知する検知手段と、前記
モータの回転異常が検知された際にその旨を操作者に警
告する警告手段とを備え、前記モータの回転異常が検知
された際に該モータの回転速度を異なる速度に切り替え
て駆動するとともにその速度に合わせて本体装置の他の
部分を駆動するモータ制御装置を備えた。
【0024】(16)上記(15)の画像形成装置にお
いて、モータは感光部材か転写部材、またはその両方を
回転駆動する感光部材駆動モータあるいは転写部材駆動
モータとするモータ制御装置を備えた。
【0025】(17)上記(15)または(16)の画
像形成装置において、回転制御手段は、モータを2つ以
上の速度に切り替え可能であるモータ制御装置を備え
た。
【0026】(18)上記(15)ないし(17)何れ
かの画像形成装置において、モータの回転速度を異なる
速度に切り替えて駆動する際に、その速度に合わせて本
体装置の他の部分を駆動するための2つ以上の駆動制御
条件を記憶した記憶手段を有したモータ制御装置を備え
た。
【0027】(19)上記(15)ないし(18)何れ
かの画像形成装置において、回転制御手段は、回転速度
検知信号を用いた速度フィードバック制御によりモータ
の回転速度を制御するモータ制御装置を備えた。
【0028】(20)上記(15)ないし(19)何れ
かの画像形成装置において、検知手段は、モータの回転
制御に用いられる回転速度検知信号から得られる回転速
度と目標回転速度との差異が生ずることに基づいて該モ
ータの回転異常を検知するモータ制御装置を備えた。
【0029】(21)上記(15)ないし(20)何れ
かの画像形成装置において、モータは、超音波振動制御
による超音波モータとするモータ制御装置を備えた。
【0030】(22)上記(21)の画像形成装置にお
いて、超音波モータの回転制御に用いる回転速度検知信
号をエンコーダ出力信号とするモータ制御装置を備え
た。
【0031】(23)上記(21)または(22)の画
像形成装置において、回転制御手段による制御量は超音
波パルス幅か超音波周波数、もしくはその両方であるモ
ータ制御装置を備えた。
【0032】(24)上記(16)ないし(23)何れ
かの画像形成装置において、転写部材駆動モータにより
駆動される転写部材を転写ドラムとするモータ制御装置
を備えた。
【0033】(25)上記(16)ないし(24)何れ
かの画像形成装置において、感光部材駆動モータにより
駆動される感光部材を感光ドラムとするモータ制御装置
を備えた。
【0034】(26)上記(18)ないし(25)何れ
かの画像形成装置において、記憶手段は、画像形成を行
うための原画像を入力する光学的画像読取手段の駆動制
御を行うための駆動制御条件を記憶するモータ制御装置
を備えた。
【0035】(27)上記(18)ないし(26)何れ
かの画像形成装置において、記憶手段は、画像形成を行
うための感光部材に対して現像を行う現像手段の駆動制
御を行うための駆動制御条件を記憶するモータ制御装置
を備えた。
【0036】(28)上記(18)ないし(27)何れ
かの画像形成装置において、記憶手段は、画像形成を行
うための転写処理手段の駆動制御を行う駆動制御条件を
記憶するモータ制御装置を備えた。
【0037】(29)上記(18)ないし(28)何れ
かの画像形成装置において、記憶手段は、画像形成を行
うための定着処理手段の駆動制御を行うための駆動制御
条件を記憶するモータ制御装置を備えた。
【0038】(30)上記(15)ないし(29)何れ
かの画像形成装置において、正常時において画像形成条
件に応じた複数の駆動速度モードを持ち、ある駆動速度
モードにて動作中に前記モータの回転異常が検知された
場合において、予め用意された正常時の駆動速度モード
のうち前記モータにおいて駆動可能なモードに切替えて
駆動させるモータ制御装置を備えた。
【0039】(31)上記(30)の画像形成装置にお
いて、前記複数駆動速度モードが、画像形成を行なう媒
体の材質の差異を基準として切替えるものであるモータ
制御装置を備えた。
【0040】(32)上記(31)の画像形成装置にお
いて、駆動速度モードを切替える画像形成を行なう媒体
の材質の差異を決定する基準が、特にOHPフィルムで
あるか紙であるかということであるようにした。
【0041】(33)上記(31)の画像形成装置にお
いて、駆動速度モードを切替える画像形成を行なう媒体
の材質の差異を決定する基準が、特に媒体の厚さである
ようにした。
【0042】(34)上記(15)ないし(33)何れ
かの画像形成装置において、回転制御手段は、モータの
回転異常が検知された際に該モータの回転速度を減速す
る方向に連続的に変化させるモータ制御装置を備えた。
【0043】(35)上記(34)の画像形成装置にお
いて、前記モータを異なる回転速度に切替えて駆動する
際に、その速度に合せて本体装置の他の部分を駆動する
駆動条件を決定する上で必要な各種設定値を算出するた
めの規則を定式化して前記記憶手段に記憶させ、本体装
置の他の部分を駆動するための駆動条件を前記モータの
回転速度に応じて連続的に変化させるモータ制御装置を
備えた。
【0044】(36)上記(15)ないし(35)何れ
かの画像形成装置において、前記警告手段による警告に
対して、操作者が装置の駆動を中断させるか、継続させ
るかを選択することが可能な選択手段を持ち、速度切替
えによる装置駆動を実施するか否かを操作者に選択可能
とさせるモータ制御装置を備えた。
【0045】(37)上記(15)ないし(36)何れ
かの画像形成装置において、警告手段は、本体装置に付
属の操作パネルに設けたモータ制御装置を備えた。
【0046】(38)上記(15)ないし(37)何れ
かの画像形成装置において、警告手段は、本体装置に接
続された公衆回線通信端末とするモータ制御装置を備え
た。
【0047】(39)上記(15)ないし(38)何れ
かの画像形成装置において、警告手段は、本体装置に接
続されたネットワーク通信端末とするモータ制御装置を
備えた。
【0048】
【発明の実施の形態】図1〜3は本発明の一実施例の画
像形成装置の構成を示す図であり、これらの図面に基づ
き基本的な構成を説明する。
【0049】まず、カラーリーダ部の構成について説明
する。
【0050】図3は画像形成装置の全体構成を示す断面
図である。
【0051】同図において、101はCCD、311は
CCD101の実装された基板、300は画像形成装置
全体を制御する制御部、312は図1の画像処理部10
1を除いた部分及び図2の2値変換部201、遅延部2
02〜205の部分を含むプリンタ処理部、301は原
稿台ガラス(プラテン)、302は原稿給紙装置(D
F)(なお、この原稿給紙装置302の代わりに不図示
の鏡面圧板を装着する構成もある)、303及び304
は原稿を照明する光源(ハロゲンランプ又は蛍光灯)、
305及び306は光源303・304の光を原稿に集
光する反射傘、307〜309はミラーである。
【0052】310は原稿からの反射光または投影光を
CCD101上に集光するレンズ、314はハロゲンラ
ンプ303・304と反射傘305・306とミラー3
07を収容するキャリッジ、315はミラー308・3
09を収容するキャリッジ、313は他のデバイスとの
外部インターフェイス(I/F)である。なお、キャリ
ッジ314は速度Vで、キャリッジ315は速度V/2
で、CCD101の電気的走査(主走査)方向に対して
垂直方向に機械的に移動することによって、原稿の全面
を操作(副走査)する。
【0053】また、制御部300は、図4に示すように
ディジタル画像処理部312と外部I/F313、プリ
ンタ制御I/F357に対してそれぞれ制御を行うため
の情報のやり取りするI/Fを持つCPU401と操作
部402、記憶装置403によって構成されている。
【0054】操作部402は操作者による処理実行内容
の入力や操作者に対する処理に関する情報通知のための
タッチパネルに付き液晶により構成される。また、記憶
装置(記憶手段)403には、本画像形成装置に関する
各種制御パラメータが格納されており、必要に応じてC
PU401より読み出され、各種制御に利用される。こ
の制御パラメータの具体的な内容については、後で詳細
に説明する。
【0055】また、外部I/F313は、画像情報やコ
ード情報などを画像処理装置外部とやり取りするための
インターフェースであり、具体的には図5に示すように
ファクシミリ装置501やLANインターフェース装置
502などを接続することが可能である。なお、ファク
シミリ装置501やLANインターフェース装置502
との画像情報およびコード情報のやり取り手続き制御に
ついては、各接続装置であるファクシミリ装置501や
LANインターフェース装置502と制御部300のC
PU401との相互通信により行われる。
【0056】次に、ディジタル画像処理部312の詳細
な説明を行う。図1はディジタル画像処理部312の詳
細な構成を示すブロック図である。
【0057】同図に示すように、原稿台ガラス上の原稿
は光源303・304からの光を反射し、その反射光は
CCD101に導かれて電気信号に変換される(CCD
101はカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタ
が1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったも
のでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフ
ィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたも
のでも構わないし、フィルタがオンチップ化又は、フィ
ルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。
【0058】そして、その電気信号(アナログ画像信
号)は画像処理部312入力されクランプ&Amp.&
S/H&A/D部102でサンプルホールド(S/H)
され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にク
ランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順と
は限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビ
ットのディジタル信号に変換される。
【0059】そして、RGB信号はシェーディング部1
03で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、
つなぎ&MTF補正&原稿検知部104で、CCD10
1が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読
取り位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅
延量を調整し、3ラインの読取り位置が同じになるよう
に信号タイミングを補正し、MTF補正は読取速度や変
倍率によって読取のMTFが変わるため、その変化を補
正し、原稿検知の原稿台ガラス上の原稿を走査すること
により原稿サイズを認識する。
【0060】読取り位置タイミングが補正されたデジタ
ル信号入力マスキング部105によって、CCD101
の分光特性及び光源303・304及び反射傘305・
306の分光特性を補正する。入力マスキング部105
の出力は外部I/F信号との切り換え可能なセレクタ1
06に入力される。セレクタ106から出力された信号
は色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107と下地除
去部115に入力される。
【0061】下地除去部115に入力された信号は下地
除去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定
する黒文字判定部116に入力され、原稿から黒文字信
号を生成する。また、もう一つのセレクタ106の出力
が入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部10
7では、色空間圧縮は読み取った画像信号がプリンタで
再現できる範囲に入っているかどうか判断し、入ってい
る場合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリ
ンタで再現できる範囲に入るように補正する。
【0062】そして、下地除去を行い、LOG変換でR
GB信号からCMY信号に変換する。そして、黒文字判
定部116で生成された信号とタイミングを補正するた
めの色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107の出力
信号は遅延108でタイミングを調整される。この2種
類の信号はモワレ除去部109でモワレが除去され、変
換処理部110でて主走査方向に変培処理される。
【0063】111はUCR&マスキング&黒文字反映
部で、変培処理部で処理された信号は、CMY信号はU
CR処理でCMYK信号が生成され、マスキング処理部
でプリンタの出力にあった信号補正されると共に黒判定
判定部116で生成された判定信号がCMYK信号にフ
ィールドバックされる。
【0064】UCR&マスキング&黒文字反映部111
で処理された信号はγ補正部112で濃度調整された後
フィルタ部113でスムージング又はエッジ処理され
る。以上処理された信号は201の2値変換部で8ビッ
トの多値信号から2値信号に変換される。(変換方法は
ディザ法・誤差拡散法・誤差拡散の改良したもののいず
れでも構わない。)
【0065】続いて、プリンタ部の構成について説明す
る。図3において、353はプリンタ制御I/Fであ
り、カラーリーダ部のCPU401からの制御信号の受
け口となる。プリンタ部はプリンタ制御I/F357か
らの制御信号に基づいて以下で説明する。
【0066】続いて、プリンタ部の構成について説明す
る。図3において、353はプリンタ制御I/Fであ
り、カラーリーダ部のCPU401からの制御信号の受
け口となる。プリンタ部はプリンタ制御I/F357か
らの制御信号に基づいて以下で説明する動作を行う。
【0067】続いて、画像形成部に関して詳細に説明す
る。図3において、317はM画像形成部、318はC
画像形成部、319はM画像形成部、320はK画像形
成部である。317〜320までの各画像形成部の構成
は全て同一なので以下ではM画像形成部317を詳細に
説明し、他の画像形成部の説明は省略する。
【0068】M画像形成部は317において、342は
感光ドラムで、LEDアレー210からの光によって、
その表面に潜像が形成される。321は一次耐電器で、
感光ドラム342の表面を所定の電位に帯電させ、潜像
形成の準備をする。322は現像器で、感光ドラム34
2上の潜像を現像して、トナー画像を形成する。
【0069】なお、現像器322には、現像バイアスを
印加して現像するためのスリーブ345が含まれてい
る。323は転写帯電器で、転写ベルト333の背面か
ら放電を行い、感光ドラム342上のトナー画像を、転
写ベルト333上の記録紙などへ転写する。本実施例は
転写効率がよいため、クリーナ部が配置されていない
(クリーナ部を装着しても問題はないことは言うまでも
ない。)。
【0070】次に、記録紙などの上へ画像を形成する手
順を説明する。カセット340・341に格納された記
録紙等はピックアップローラ339・338により1枚
毎給紙ローラ336・337で転写ベルト333上に供
給される。給紙された記録紙は、吸着帯電器356で帯
電させられる。358は転写ベルトローラで、転写ベル
ト333を駆動し、かつ、吸着帯電器356と対になっ
て記録紙等を帯電させ、転写ベルト333に記録紙等を
吸着させる。357は紙先端センサで、転写ベルト33
3上の記録紙等の先端を検知する。なお、紙センサ35
7の検出信号はプリンタ部からカラーリーダ部へ送られ
て、カラーリーダ部からプリンタ部にビデオ信号を送る
際の副走査同期信号として用いられる。
【0071】この後、記録紙等は、転写ベルト333に
よって搬送され、画像形成部317〜320においてM
CYKの順にその表面にトナー画像が形成されるK画像
形成部320を通過した記録紙等は、転写ベルト333
からの分離を容易にするため、除電帯電器349で除電
された後、転写ベルト333から分離される。350は
剥離帯電器で、記録紙等が転写ベルト333から分離す
る際の剥離放電による画像乱れを防止するものである。
分離された記録紙等は、トナーの吸着力を補って画像乱
れを防止するために、定着前帯電器351・352で帯
電された後、定着器334でトナー画像が熱定着された
後、排紙トレー335に排紙される。
【0072】図2はプリンタ処理部の詳細な構成を示す
ブロック図である。図2を用いて、LED画像記録につ
いて説明する。図1の画像処理部で生成された2値のC
MYKの画像信号は紙先端センサ357からの紙先端信
号を基に2値変換部で生成された信号はそれぞれ遅延部
202〜205によって紙先端センサ357とそれぞれ
の画像形成部との距離の違いを調整することにより4色
を所定の位置に印字することが可能となる。LED駆動
は206〜209はLED210〜213を駆動するた
めの信号を生成する。
【0073】ここで本実施例では、感光ドラム342〜
345及び転写ベルト333を回転させるための駆動モ
ータとして超音波モータが用いられている。超音波モー
タ超音波振動を利用したモータであり、定速度で安定に
回転するための速度検知信号に応じて駆動周波数・駆動
電圧や駆動電圧のパルス幅をコントロールしている。
【0074】超音波モータの制御方法について以下で説
明する。図6は超音波モータの制御方法の一実施例を説
明するためのブロック図である。
【0075】図6において、600は超音波モータの駆
動制御を行うモータ制御部、601は超音波モータであ
って、エンコーダ606が接続されており回転数が速度
制御回路604に入力される。速度制御回路(回転制御
手段)604は目標速度設定部605により設定された
回転数で回転するように、エンコーダの回転数を基に、
周波数設定回路603及びパルス幅設定回路602を制
御する。
【0076】また、目標速度設定部605に設定される
目標速度は、CPU607によって設定される。なお、
速度制御回路604(検知手段)では、目標速度設定部
605で設定された目標速度とエンコーダ606からの
出力による回転数から求められる実速度とのずれの大小
から定速度回転に異常が生じたか否かを判断する機能を
持つ。なお、その判断結果はCPU607に通知され
る。
【0077】なお、超音波モータの駆動周波数と回転数
には図7に示すような関係がある。この曲線は温度が上
昇するに従って、図7(a)の矢印に示す方向に移行す
る特性を持つ。また、同曲線は駆動パルス幅を広くする
(電圧が上がることと等価)ことで図7(b)の矢印で
示す方向に移行するため、先の温度上昇に対して一定の
回転数を保つためには駆動パルス幅を広げればよいが、
パルス幅だけで速度補正するには限界があるため、特性
のずれが大きくなるとそれだけで補正を行うことは不可
能となる。
【0078】そこで、速度に追従していくためには駆動
周波数を変える必要が出てくるが、駆動周波数を変える
ことはモータの固有振動特性に変化を生じさせることと
なり、引いては複写画像の劣化につながる可能性があ
る。従って、感光ドラムの表面が形成され間は駆動周波
数変更による補正を行わないなどの注意が必要になる。
【0079】本実施例における超音波モータでは、先に
詳細に述べたように速度検知信号に応じて駆動周波数及
び駆動電圧や駆動電圧のパルス幅をコントロールする速
度フィードバック制御により安定した回転速度制御が行
なわれている。
【0080】また超音波モータは低速度においてより高
出力回転が可能であるという特性を持っているため、パ
ルスモータやDCモータなどに比べて低速度で安定した
回転を行なうことが可能である。
【0081】ところで本実施例では、トナー画像が形成
された記録媒体に対して定着器334で熱定着を行なう
が、トナー画像の定着性は記録媒体の素材や厚さなどに
より必ずしも一定ではない。
【0082】例えば記録媒体がOHPフィルムである場
合や、また記録媒体が比較的厚い紙である場合には、通
常の紙の場合に比してより多くの熱量を加えて定着させ
なければ、十分な定着性は得られない。
【0083】記録媒体に応じて印加する熱量を増加させ
るためには、定着器の定着温度を高くすることが最も単
純であるが、そのような方法は装置全体の最大消費電力
を増加させる上、定着器334のヒータ性能をより高性
能なものにする必要があり、コスト面から考えるとあま
り得策とはいえない。
【0084】あるいは記録媒体の定着時の搬送速度を低
速にすることで記録媒体に与える熱量を増加させるとい
う方法もある。
【0085】通常定着器334と転写ベルト333の間
の距離が記録媒体の長さに対して十分に確保されている
場合には、画像形成が終了して転写ベルト333から、
記録媒体が完全に排出してから定着が開始されるため、
定着器334の回転速度だけを記録媒体に応じて切替え
てやるだけでよい。
【0086】しかしながら、本実際例では、定着器33
4と転写ベルト333の間の距離が従来の同様な構成を
持つ画像形成装置に比べたいへん短いため、記録媒体搬
送中に定着器334と転写ベルト333の両部材の速度
差を大きくすることは出来ない。
【0087】従って、同様な処理を行なうためには記録
媒体に応じ、高精度な回転性能が要求される転写ベルト
333及び感光ドラム342〜345の回転速度、すな
わち画像形成速度及び画像転写速度も定着器334に合
せて低速にする必要がある。
【0088】そこで本実施例では、記録媒体が厚紙であ
る場合には画像形成速度を通常時の1/2速の記録モー
ドにて駆動し、また記録媒体がOHPフィルムである場
合には画像形成速度を通常時の1/4速の記録モードに
て画像形成を行なう機能を有するが、その場合先に述べ
たように転写ベルト333及び感光ドラム342〜34
5に低速度回転特性の良い超音波モータを採用すること
により、どのモードにおいても良好な駆動特性を維持す
ることが可能となっている。
【0089】但し、こうした機能による感光ドラム34
2〜345と転写ベルト333の速度切替えを行うこと
は、すなわち画像形成速度そのものを切り替えることと
同値であり、その場合には当然プリンタ部における感光
ドラム342上への画像形成の速度や、転写ベルト33
3上を搬送される用紙への画像転写速度も変化すること
となる。
【0090】そうした場合においても常に一定以上の画
像品位を保つためには、(1)LED210〜213の
LED画像記録速度、ドラム電位、現像バイアス電位な
どの感光ドラム342上での感光及び現像処理に関する
パラメータ、(2)用紙帯電電位などの転写ベルト33
3上での転写処理に関するパラメータ、(3)定着電位
などの定着器334上での定着処理に関するパラメー
タ、等の各種制御パラメータを速度変化に対応させて変
更する必要がある。
【0091】またさらにカラーリーダ部においてもプリ
ンタ部での画像形成速度の変化に対応させるためには、
原稿の走査速度や光源の照度、シェーディング部103
でのシェーディング補正値などのパラメータを変更する
必要がある。こうした感光ドラム342〜345と転写
ベルト333を駆動させるための超音波モータ駆動速度
に対応する各種制御パラメータは、超音波モータ駆動速
度に対応したデータテーブルとして記憶装置403に予
め記憶されている。
【0092】図8に、1/2速及び1/4速の各記録モ
ード時におけるデータテーブル801の概要の一部を示
す。
【0093】上記のような構成を持つ画像処理装置にお
いて画像形成を行う場合、感光ドラム342〜345と
転写ベルト333との間には常に摩擦が発生している。
そのため、長期の使用により感光ドラム342〜345
と転写ベルト333の表面が摩耗することは避けられな
いが、これらの摩耗が進行することにより駆動周波数及
び駆動パルスによる補正制御を行っても目標速度におい
て感光ドラム342〜345若しくは転写ベルト333
を駆動させている超音波モータを低速回転させることが
困難となる。
【0094】しかしながら、こうした場合においても目
標とする回転速度を低下させることにより、短時間であ
れば安定した定速回転を行うことができる可能性があ
る。
【0095】そこで本実施例で用いられている超音波モ
ータ制御回路は、超音波モータの回転駆動に異常が発生
した場合において複数の回転速度による動作が可能な制
御モードを有している。具体的にいえば、本実施例にお
いては感光ドラム342〜345と転写ベルト333を
駆動させるための超音波モータは、通常の定速回転駆動
速度Vに対して、0.9×V、0.8×V、0.7×
V、0.6×V、0.5×V、0.4×V、0.3×
V、0.2×V、0.1×Vの10段階の速度で駆動す
る複数の異常時駆動モードを有しており、必要に応じて
CPU607が目標速度設定回路605に設定する速度
を変更することによって切り替え可能である。
【0096】この場合にも先に詳細に説明した1/2速
記録モード及び1/4速記録モードの場合と同様に、画
像形成速度や画像転写速度、さらにカラーリーダ部にお
ける原稿の走査速度、光源の照度、シェーディング正値
などの各パラメータをそれに合わせて変更する必要があ
る。こうした異常時駆動モードにおける各種制御パラメ
ータもまた、1/2、1/4速記録モードの場合と同様
に、記憶装置403に予め記憶されている。
【0097】以上のような構成による画像形成装置にお
いては、感光ドラム342若しくは転写ベルト333表
面の摩耗が進行することにより、駆動源である超音波モ
ータの駆動周波数及び駆動パルスによる補正を行っても
目標速度での定速回転が不可能になった場合の措置とし
て、その旨を操作者に警告する一方で暫定的な低定速駆
動を行うことにより、装置が完全に駆動不能となる最悪
の事態の発生を防止している。以下その手続きに関して
図9のフローに基づいて詳細に説明する。
【0098】まず、ステップS901では、速度制御回
路604の機能により超音波モータ駆動系に関して何ら
かの異常が発生したか否かの判定を行う。先に述べたよ
うに速度制御回路604では、周波数設定回路603及
びパルス幅設定回路602を制御することによって目標
速度設定回路605で設定された目標速度とエンコーダ
606からの出力による回転数から求められる実速度と
のずれを補正する機能を持つが、本制御系では、通常の
制御状態においてはこれ以上低くならないはずの周波数
(最低周波数)を予め調べておき、実制御中のこの最小
周波数を越えてもなお目標速度を実現することができな
い場合には、異常が発生したと判断し、ステップS90
2へ移行する。一方ここで特に異常が見受けられない場
合には処理を終了する。
【0099】次に、ステップS902では、目標速度の
切替え処理を行う。ここでは、まず現在の回転速度に対
し1段階低い速度を新たに目標速度として選択する。本
実施例においては、標準の目標速度V0に対しては次に
低い速度V1=0.9×V0がまず最初に選択される。
【0100】続いて、ステップS903では、ステップ
S902で指定された新たな目標速度に対して定速回転
駆動が可能かどうかを速度制御回路604で実際に定速
回転制御させることによって調べ、もし可能である場合
にはステップS904へ移行する。しかしながら、なお
定速回転が不可能であった場合には、再度ステップS9
02へ戻り、さらに1段階低い速度、すなわちVn =V
n-1 −0.1×V0を新たな目標速度として選択して、
再度ステップS903の処理を行う。ステップS902
〜S903の処理は定速回転が可能となる速度が選択さ
れるまで繰り返される。
【0101】もちろん、ここで全ての対象とする目標速
度に対して定速回転することが不可能ならば改めて重大
な異常の発生としてしかるべき措置がなされるが、これ
については本実施例で述べるべき主眼点ではないため詳
細はここで割愛する。
【0102】ステップS904では、確定した新しい目
標速度Vn がCPU607から制御部300のCPU4
01に通知される。CPU401では新しい目標速度V
n に対応した各種制御パラメータを記憶装置403モー
タ異常駆動時のデータテーブル802により引き出し、
それに従って感光及び現像処理、転写処理、定着処理な
どのプリンタ部に関する設定や原稿の走査速度や光源の
照度、シェーディング部103でのシェーディング補正
値などのカラーリーダ部に関する設定などを再度行う。
【0103】ステップS904の処理により画像形成速
度の変動に伴う各種制御条件の変化に対応することが可
能となり、通常とは異なった速度で画像形成を行うこと
による画像品位の低下を防止している。
【0104】以上、ステップS901〜S904までの
処理により、通常の画像形成時とは異なる速度ではある
ものの一応の画像形成を行うことは可能となる。しかし
ながら本措置は本来の画像形成に比して正常な処理であ
るとはいえず、定常時の目標速度による定常回転が不能
となった現像ドラム342〜345と転写ベルト333
を駆動させるための超音波モータに対しては、補修若し
くは交換等の措置が必要となる。
【0105】そこで、ステップS905では、上記異常
の発生を操作者若しくは管理者へ通知するための処理を
行う。ステップS905における処理フロー図10にて
詳細に説明する。
【0106】まず、ステップS1001では、操作部
(警告手段)402による警告表示が指示されているか
を判定する。もし、指示されていればステップS100
2に移り、CPU401の一機能として操作部402の
液晶表示により警告表示が実行される。ステップS10
02における警告表示の一例を図11に示す。
【0107】ここで操作者は、タッチパネル上の確認ボ
タン1101を押下しすることにより継続して画像形成
動作を指示することも可能であるし、また指示を中断
し、操作部の表示に従ってサービスマンに修理を依頼す
るなどの措置をとることも可能である。
【0108】どちらの操作を行なうかは、操作者の選択
に委ねられる。
【0109】続いて、ステップS1003では、公衆回
線からの警告発信が指示設定されているかどうかを判定
する。もし、指示されいればステップS1004に移
り、CPU401が外部I/F313を介して接続され
たファクシミリ装置(警告手段)501との相互通信を
行うことによって、警告を通知するための文書画像がフ
ァクシミリ装置501により公衆回線上に接続された他
のファクシミリ装置へ送信される。ステップS1004
における警告文書送信の一例を図12に示す。
【0110】続いて、ステップS1005では、LAN
による警告発信は指示設定されているかどうかを判定す
る。もし、指示されていればステップS1006に移
り、CPU401が外部I/F313を介して接続され
たLANインターフェース装置502との相互通信を行
うことによって、警告を通知するためのディジタル情報
がLANインターフェース装置502によりLAN上に
接続された他のLANインターフェースを持つ情報(通
信)端末(警告手段)へ送信され、その旨の通知が実行
される。ステップS1006における警告実行の一例を
図13に示す。
【0111】なお、本実施例では、感光ドラム駆動源に
超音波モータを用いた画像形成装置について述べてきた
が、他の速度フィードバック制御方法により制御されて
いるモータであるならば超音波モータの代わりに用いる
ことも可能である。
【0112】また、特に画像形成装置について述べてき
たが、一般的な制御装置において同様な機構を適用する
ことも可能である。
【0113】また、複数の感光ドラムを用いた感光方式
による画像形成装置について述べてきたが、もちろん単
一の感光ドラムにより感光を行うような画像形成装置に
適用してもよい。
【0114】また、転写ベルトを用いた転写方式による
画像形成装置について述べてきたが、転写ドラムにより
転写を行うような画像形成装置に適用してもよい。
【0115】本実施例では、超音波モータの速度切替え
を10段階による段階的な切替えパターンを超音波モー
タ駆動異常発生時用の切替えテーブルとして予め設定す
ることにより行っていたが、そのためのテーブルを通常
の1/2速記録モード及び1/4速記録モードの切替え
テーブルで兼用するのであってもよく、その場合には駆
動異常発生時用の切替えテーブルを特別に用意する必要
がないという利点がある。
【0116】また、超音波モータの速度切替えを10段
階による段階的な切替えパターンを設定することにより
行っていたが、この切替え段階は必ずしも10段である
必要はなく、2段以上の任意の段階で切り替えることと
してもよい。また、速度切替えに応じて変更することを
必要とされる各種設定データを全て定式化することを条
件とし、切替え速度を連続的な可変値としてもよい。
【0117】また、感光ドラム及び転写ベルト駆動系に
対し、随時速度検知を行うことが可能な速度フィードバ
ック制御方式によるモータに対して、異常検知及び駆動
速度切替えを行うような画像形成装置について説明した
が、それ以外の本実施例におけるモータ駆動による駆動
系に同様な機構を適用することも可能である。
【0118】また、異常検知を行った結果を操作者や管
理者に警告手段として、ファクシミリ装置により公衆回
線上を介して画像情報を他のファクシミリ装置に送信す
る例について説明したが、この情報の形態としては必ず
しも画像情報である必要はなく、モデムによって公衆回
線上に接続された他のディジタル情報受信端末が受信可
能であるようなディジタル情報を送信するものであって
もよい。
【0119】このように本実施例では、超音波モータな
どのような回転速度検知信号を用いた速度フィードバッ
クループ制御により動作するモータにおいて定常時の目
標速度で回転することが不能となった場合において、操
作者や管理者、あるいは交換若しくは補修を行うサービ
スマンに対して直接その旨を通知する一方、目標とする
速度を連続的若しくは段階的に低下させて、回転速度検
知信号の値により安定した定速回転が可能な速度を改め
て検知し、その結果得られた異なる定常回転速度で定常
回転駆動を行わせ、かつそれ以外の駆動部についても新
しい定常回転駆動速度にあった駆動条件で駆動させるこ
とにより、サービスマンなどによる交換若しくは補修な
どの措置が取られるまでの期間においても暫定的に装置
の駆動が可能となる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータの回転速度を制御する回転制御手段と、前記モー
タの回転異常を検知する検知手段と、前記モータの回転
異常が検知された際にその旨を操作者に警告する警告手
段とを備え、前記モータの回転異常が検知された際に該
モータの回転速度を異なる速度に切り替えて駆動すると
ともにその速度に合わせて本体装置の他の部分を駆動す
るようにしたため、モータの安定回転が不能になった際
に、サービスマンなどによる交換若しくは補修などの措
置が取られるまでの期間においても暫定的に本体装置を
駆動させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の画像処理部の構成を示すブロック図
【図2】一実施例のプリンタ処理部の構成を示すブロッ
ク図
【図3】一実施例の画像形成装置の全体構成を示す断面
【図4】一実施例の制御部の構成を示すブロック図
【図5】一実施例のインターフェースの構成を示すブロ
ック図
【図6】一実施例の超音波モータの制御構成を示すブロ
ック図
【図7】超音波モータの駆動周波数と回転数との関係を
示す図
【図8】一実施例の各制御パラメータのデータを示す図
【図9】一実施例のモータの駆動制御動作を示すフロー
チャート
【図10】一実施例の通知処理動作を示すフローチャー
【図11】一実施例の警告表示を示す図
【図12】一実施例の他のファクシミリーの警告文書送
信を示す図
【図13】一実施例の情報端末への警告通知を示す図
【符号の説明】
402 操作部(警告手段) 403 記憶装置(記憶手段) 501 ファクシミリ装置(警告手段) 601 超音波モータ 604 速度制御回路(回転制御手段、検知手段)

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転速度を制御する回転制御手
    段と、前記モータの回転異常を検知する検知手段と、前
    記モータの回転異常が検知された際にその旨を操作者に
    警告する警告手段とを備え、前記モータの回転異常が検
    知された際に該モータの回転速度を異なる速度に切り替
    えて駆動するとともにその速度に合わせて本体装置の他
    の部分を駆動することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 回転制御手段は、モータを2つ以上の速
    度に切り替え可能であることを特徴とする請求項1記載
    のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 モータの回転速度を異なる速度に切り替
    えて駆動する際に、その速度に合わせて本体装置の他の
    部分を駆動するための2つ以上の駆動制御条件を記憶し
    た記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1または2
    記載のモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 回転制御手段は、回転速度検知信号を用
    いた速度フィードバック制御によりモータの回転速度を
    制御することを特徴とする請求項1ないし3何れか記載
    のモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 検知手段は、モータの回転制御に用いら
    れる回転速度検知信号から得られる回転速度と目標回転
    速度との差異が生ずることに基づいて該モータの回転異
    常を検知することを特徴とする請求項1ないし4いずれ
    か記載のモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 モータは、超音波振動制御による超音波
    モータとすることを特徴とする請求項1ないし5いずれ
    か記載のモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 超音波モータの回転制御に用いる回転速
    度検知信号をエンコーダ出力信号とすることを特徴とす
    る請求項6記載のモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 回転制御手段による制御量は超音波パル
    ス幅か超音波周波数、もしくはその両方であることを特
    徴とする請求項6または7記載のモータ制御装置。
  9. 【請求項9】 回転制御手段は、モータの回転異常が検
    知された際に該モータの回転速度を減速する方向に連続
    的に変化させることを特徴とする請求項1または3ない
    し8何れか記載のモータ制御装置。
  10. 【請求項10】 前記モータを異なる回転速度に切替え
    て駆動する際に、その速度に合せて本体装置の他の部分
    を駆動する駆動条件を決定する上で必要な各種設定値を
    算出するための規則を定式化して前記記憶手段に記憶さ
    せ、本体装置の他の部分を駆動するための駆動条件を前
    記モータの回転速度に応じて連続的に変化させることを
    特徴とする請求項9に記載のモータ制御装置。
  11. 【請求項11】 前記警告手段による警告に対して、操
    作者が装置の駆動を中断させるか、継続させるかを選択
    することが可能な選択手段を持ち、速度切替えによる装
    置駆動を実施するか否かを操作者に選択可能とさせるこ
    とを特徴とする請求項1ないし10何れか記載のモータ
    制御装置。
  12. 【請求項12】 警告手段は、本体装置に付属の操作パ
    ネルに設けたことを特徴とする請求項1ないし11何れ
    か記載のモータ制御装置。
  13. 【請求項13】 警告手段は、本体装置に接続された公
    衆回線通信端末とすることを特徴とする請求項1ないし
    12何れか記載のモータ制御装置。
  14. 【請求項14】 警告手段は、本体装置に接続されたネ
    ットワーク通信端末とすることを特徴とする請求項1な
    いし13何れか記載のモータ制御装置。
  15. 【請求項15】 モータの回転速度を制御する回転制御
    手段と、前記モータの回転異常を検知する検知手段と、
    前記モータの回転異常が検知された際にその旨を操作者
    に警告する警告手段とを備え、前記モータの回転異常が
    検知された際に該モータの回転速度を異なる速度に切り
    替えて駆動するとともにその速度に合わせて本体装置の
    他の部分を駆動するモータ制御装置を備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 モータは感光部材か転写部材、または
    その両方を回転駆動する感光部材駆動モータあるいは転
    写部材駆動モータとするモータ制御装置を備えたことを
    特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 回転制御手段は、モータを2つ以上の
    速度に切り替え可能であるモータ制御装置を備えたこと
    を特徴とする請求項15または16記載の画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 モータの回転速度を異なる速度に切り
    替えて駆動する際に、その速度に合わせて本体装置の他
    の部分を駆動するための2つ以上の駆動制御条件を記憶
    した記憶手段を有したモータ制御装置を備えたことを特
    徴とする請求項15ないし17何れか記載の画像形成装
    置。
  19. 【請求項19】 回転制御手段は、回転速度検知信号を
    用いた速度フィードバック制御によりモータの回転速度
    を制御するモータ制御装置を備えたことを特徴とする請
    求項15ないし18何れか記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 検知手段は、モータの回転制御に用い
    られる回転速度検知信号から得られる回転速度と目標回
    転速度との差異が生ずることに基づいて該モータの回転
    異常を検知するモータ制御装置を備えたことを特徴とす
    る請求項13ないし19いずれか記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 モータは、超音波振動制御による超音
    波モータとするモータ制御装置を備えたことを特徴とす
    る請求項15ないし20いずれか記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 超音波モータの回転制御に用いる回転
    速度検知信号をエンコーダ出力信号とするモータ制御装
    置を備えたことを特徴とする請求項21記載の画像形成
    装置。
  23. 【請求項23】 回転制御手段による制御量は超音波パ
    ルス幅か超音波周波数、もしくはその両方であるモータ
    制御装置を備えたことを特徴とする請求項21または2
    2記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 転写部材駆動モータにより駆動される
    転写部材を転写ドラムとするモータ制御装置を備えたこ
    とを特徴とする請求項16ないし23何れか記載の画像
    形成装置。
  25. 【請求項25】 感光部材駆動モータにより駆動される
    感光部材を感光ドラムとするモータ制御装置を備えたこ
    とを特徴とする請求項16ないし24何れか記載の画像
    形成装置。
  26. 【請求項26】 記憶手段は、画像形成を行うための原
    画像を入力する光学的画像読取手段の駆動制御を行うた
    めの駆動制御条件を記憶するモータ制御装置を備えたこ
    とを特徴とする請求項18ないし25何れか記載の画像
    形成装置。
  27. 【請求項27】 記憶手段は、画像形成を行うための感
    光部材に対して現像を行う現像手段の駆動制御を行うた
    めの駆動制御条件を記憶するモータ制御装置を備えたこ
    とを特徴とする請求項18ないし26何れか記載の画像
    形成装置。
  28. 【請求項28】 記憶手段は、画像形成を行うための転
    写処理手段の駆動制御を行う駆動制御条件を記憶するモ
    ータ制御装置を備えたことを特徴とする請求項18ない
    し27何れか記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 記憶手段は、画像形成を行うための定
    着処理手段の駆動制御を行うための駆動制御条件を記憶
    するモータ制御装置を備えたことを特徴とする請求項1
    8ないし28何れか記載の画像形成装置。
  30. 【請求項30】 正常時において画像形成条件に応じた
    複数の駆動速度モードを持ち、ある駆動速度モードにて
    動作中に前記モータの回転異常が検知された場合におい
    て、予め用意された正常時の駆動速度モードのうち前記
    モータにおいて駆動可能なモードに切替えて駆動させる
    モータ制御装置を備えたことを特徴とする請求項15な
    いし29何れか記載の画像形成装置。
  31. 【請求項31】 前記複数駆動速度モードが、画像形成
    を行なう媒体の材質の差異を基準として切替えるもので
    あるモータ制御装置を備えたことを特徴とする請求項3
    0記載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 駆動速度モードを切替える画像形成を
    行なう媒体の材質の差異を決定する基準が、特にOHP
    フィルムであるか紙であるかということにあることを特
    徴とする請求項31記載の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 駆動速度モードを切替える画像形成を
    行なう媒体の材質の差異を決定する基準が、特に媒体の
    厚さであることを特徴とする請求項31記載の画像形成
    装置。
  34. 【請求項34】 回転制御手段は、モータの回転異常が
    検知された際に該モータの回転速度を減速する方向に連
    続的に変化させるモータ制御装置を備えたことを特徴と
    する請求項15ないし33何れか記載の画像形成装置。
  35. 【請求項35】 前記モータを異なる回転速度に切替え
    て駆動する際に、その速度に合せて本体装置の他の部分
    を駆動する駆動条件を決定する上で必要な各種設定値を
    算出するための規則を定式化して前記記憶手段に記憶さ
    せ、本体装置の他の部分を駆動するための駆動条件を前
    記モータの回転速度に応じて連続的に変化させるモータ
    制御装置を備えたことを特徴とする請求項34記載の画
    像形成装置。
  36. 【請求項36】 前記警告手段による警告に対して、操
    作者が装置の駆動を中断させるか、継続させるかを選択
    することが可能な選択手段を持ち、速度切替えによる装
    置駆動を実施するか否かを操作者に選択可能とさせるモ
    ータ制御装置を備えたことを特徴とする請求項15ない
    し35何れか記載のモータ制御装置。
  37. 【請求項37】 警告手段は、本体装置に付属の操作パ
    ネルに設けたモータ制御装置を備えたことを特徴とする
    請求項15ないし36何れか記載の画像形成装置。
  38. 【請求項38】 警告手段は、本体装置に接続された公
    衆回線通信端末とするモータ制御装置を備えたことを特
    徴とする請求項15ないし37何れか記載の画像形成装
    置。
  39. 【請求項39】 警告手段は、本体装置に接続されたネ
    ットワーク通信端末とするモータ制御装置を備えたこと
    を特徴とする請求項15ないし38何れか記載の画像形
    成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001272898A (ja) * 2000-03-28 2001-10-05 Canon Inc 画像形成装置
JP2021022968A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 株式会社リコー 駆動制御装置、駆動装置、シート搬送装置及び画像形成装置
WO2023043452A1 (en) * 2021-09-17 2023-03-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Detection of printer motor characteristic

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