JPH11122990A - モータ制御システム - Google Patents

モータ制御システム

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JPH11122990A
JPH11122990A JP9285333A JP28533397A JPH11122990A JP H11122990 A JPH11122990 A JP H11122990A JP 9285333 A JP9285333 A JP 9285333A JP 28533397 A JP28533397 A JP 28533397A JP H11122990 A JPH11122990 A JP H11122990A
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JP
Japan
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motor
signal
current
constant
stepping motor
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JP9285333A
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Inventor
Tsutomu Utagawa
勉 歌川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッピングモータのワウ/フラッタや騒音
を低減させることができ、かつ低コストのモータ制御シ
ステムを提供する。 【解決手段】 モータ駆動開始時には定電圧制御方式で
ステッピングモータ100を制御し、モータ回転速度が
所定の速度に到達したら定電流制御方式に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に複写機等の画
像形成装置の読み取り部で使用されるステッピングモー
タの制御を行うモータ制御システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッピングモータを駆動する際
には、モータに不必要な電力を供給することによりステ
ッピングモータのワウ/フラッタが大きくならないよう
な制御を行っている。例えば、ステッピングモータに供
給するモータ駆動電源電圧レベルを制御することにより
ステッピングモータに流れる電流量を制御する方式(以
下、定電流制御方式という)、または、ステッピングモ
ータに供給するモータ駆動電源電圧レベルを固定し、ス
テッピングモータを駆動するドライバをON/OFF制
御することによりモータに流れる電流量を制御する方式
(以下、定電圧制御方式という)等がある。
【0003】図11は定電圧制御方式の構成を示す回路
図である。同図において、801はCPUであり、5相
ステッピングモータ800(以下、単にモータという)
の回転速度を制御するMPLS信号802、モータ80
0の回転方向を制御するDIR信号803、及び電流基
準信号804を出力する。805はCPU801から出
力されたMPLS信号802及びDIR信号803に応
じて、モータ800を駆動するための相信号806及び
807を出力する。
【0004】808,809はそれぞれ5個のトランジ
スタが搭載されたトランジスタアレーであり、トランジ
スタアレー808は相信号806に応じてIN端子から
印加された24V電源を出力端子A〜Eを介してモータ
800に供給し、トランジスタアレー809は相信号8
07に応じてステッピングモータ800から出力された
モータ駆動電流をOUT端子を介して電流検出用抵抗8
10に出力する。
【0005】モータ800に流れた電流は、電流検出用
抵抗810において電流−電圧変換(以後、モータ電流
信号811という)され、コンパレータ812によって
CPU801より出力された電流基準信号804と比較
され、電流基準信号804の方がモータ電流信号811
より高電圧の時には“H”、逆に電流基準信号804の
方がモータ電流信号811より低電圧の時は“L”とな
るON/OFF信号813を出力する。
【0006】スイッチ814はON/OFF信号813
に応じてモータ駆動相信号806,807をマスク(遮
断)するもので、ON/OFF信号813が“L”のと
きにはスイッチをOFFし、CPU801から出力され
るモータ駆動相信号806,807をマスクすることに
よりモータ800の駆動を停止させる。これにより、モ
ータ800に印加する電圧を一定に保ったままでモータ
800に流れる電流をCPU801から出力された電流
基準信号804の電圧レベルに応じてを一定に保つこと
ができる。
【0007】また、定電圧制御方式ではトランジスタア
レー808に印加する電源電圧を調整することによりモ
ータのパワーを調整することが容易にできる。
【0008】図12は定電流制御方式の構成を示す回路
図である。同図においては、901はCPUであり、5
相ステッピングモータ900(以下、単にモータとい
う)の回転速度を制御するMPLS信号902、モータ
900の回転方向を制御するDIR信号903、及び電
流基準信号904を出力する。905はCPU901か
ら出力されたMPLS信号902及びDIR信号903
に応じて、モータ900駆動するための相信号906及
び907を出力する。
【0009】908,909はそれぞれ5個のトランジ
スタが搭載されたトランジスタアレーであり、トランジ
スタアレー908は相信号906に応じてIN端子から
印加されたモータ電源を出力端子A〜Eを介してモータ
900に供給する。トランジスタアレー909は相信号
907に応じてステッピングモータ900から出力され
たモータ駆動電流をOUT端子を介して電流検出用抵抗
910に出力する。
【0010】モータ900に流れた電流は、電流検出用
抵抗910において電流−電圧変換(以後、モータ電流
信号911という)され、コンパレータ912によって
CPU901より出力された電流基準信号904と比較
され、電流基準信号904の方がモータ電流信号911
より高電圧の時には“H”、逆に電流基準信号904の
方がモータ電流信号911より低電圧の時には“L”と
なるON/OFF信号913を出力する。
【0011】スイッチ914には24V電源が印加され
ており、ON/OFF信号913が“H”のときにはス
イッチをONし、24V電源をコイル915に印加し、
“L”のときにはスイッチをOFFする。コイル915
及びコンデンサ916は平滑回路を構成し、スイッチ9
14のON/OFFの割合に応じた電圧のモータ電源9
17を作り出す。
【0012】以上の構成により、モータ駆動時のモータ
駆動電流はCPU901から出力された電流基準信号9
03の電圧レベルに応じて一定に保たれる。
【0013】図6に図11または図12のモータとトラ
ンジスタアレーを接続した図を示す。図7に図11また
は図12のモータを駆動するための相パターンを示す。
【0014】図中MPLSは図11または図12のCP
Uから出力されるMPLS信号である。また、図中+,
−は各コイルに流れる電流の向きを示し、図26中、A
相〜E相までのコイルに記した矢印と同じ方向に電流が
流れた時を+、反対方向に電流が流れたときには−と定
義する。図8は図6に示したトランジスタ601〜61
0のON/OFFタイミングを示すもので、図中「0」
はトランジスタがONしていることを表し、無印はトラ
ンジスタがOFFしていることを表す。
【0015】図7,8中state1はトランジスタ6
01と608と609がONし、トランジスタ601を
介して図11または図12のモータに供給された電流
が、D組み(矢印と反対方向に)、A相(矢印方向に)
を通ってトランジスタ609に流れることと、B相(矢
印方向に)、E相(矢印と反対方向に)を通ってトラン
ジスタ609に流れることを表している。
【0016】ここで、例に取り上げた5相ステッピング
モータの場合には図8に示すstate1〜10を繰り
返す事によりモータは回転する。また、state10
〜1のように降べき順stateを繰り返すことにより
ステッピングモータを逆転することも可能である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のモータ制御システムにおいては以下に示す
ような問題点があった。定電圧制御方式では、モータ駆
動電流が所定値以上の場合にはモータを駆動する相信号
をマスクするため、モータに流れる電流が零となってし
まい、相信号をマスクするタイミングでW/Fが発生し
てしまう。
【0018】また、定電流制御方式では、コイルとコン
デンサで構成された平滑回路によりスイッチのON/O
FFに起因するワウ/フラッタは発生し難い。しかしな
がら、定電流制御方式では、モータ停止状態で電流検出
用抵抗910に流れる電流が零となるためスイッチ91
4がONされっぱなしになり、電流基準信号の電圧レベ
ルに関わらずモータ電源917は24Vとなってしま
う。
【0019】このため、モータ駆動開始時には必要以上
の電流が流れることになり、モータの騒音が大きくな
る。また、多大な突入電流に対応したトランジスタアレ
ーを使用しなけれはならないためコストがアップしてし
まう。
【0020】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ステッピングモータのワウ/フ
ラッタや騒音を低減させることでも、かつ低コストのモ
ータ制御システムを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のモータ制御シス
テムは次のように構成したものである。
【0022】(1)ステッピングモータに流れる電流値
を制御する定電流制御手段と、該ステッピングモータに
供給する駆動電源電圧レベルを固定し、該ステッピング
モータへの電圧供給をオン/オフ制御することにより該
ステッピングモータに流れる電流値を制御する定電圧制
御手段と、前記定電流制御手段による定電流制御モード
と前記定電圧制御手段による定電圧制御モードとを切り
替えるモード切り替え手段を備え、該ステッピングモー
タの回転中に両モードを所定のタイミングで切り替える
ようにした。
【0023】(2)上記(1)のモータ制御システムに
おいて、ステッピングモータの回転起動時には定電流制
御モードで該ステッピングモータに流れる電流量の制御
を行い、該ステッピングモータが所定の回転速度に達し
た時に定電圧制御モードに切り替えて該ステッピングモ
ータに流れる電流量の制御を行うようにした。
【0024】(3)上記(1)または(2)のモータ制
御システムにおいて、ステッピングモータは画像読み取
り装置の走査系の駆動に使用した。
【0025】
【発明の実施の形態】本実施例では、本発明のモータ制
御システムを4つの感光ドラムを用いてカラー画像を形
成する画像形成装置に適用した場合について説明する。
【0026】図2は本発明を適用した画像形成装置の概
略構成を示す断面図、図3はディジタル画像処理部の詳
細構成を示すブロック図、図4はプリンタ部の詳細の構
成を示すブロック図である。
【0027】図3において、201及び202は原稿第
ガラス上の原稿を照明する光源であり、光源201,2
02により照明された原稿から反射光はCCD203に
導かれて電気信号に変換される(CCD203はカラー
センサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCC
D上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ライ
ンCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・Bフィ
ルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わない
し、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCDと
別構成になったものでも構わない)。
【0028】そして、その電気信号(アナログ画像信
号)は図3のクランプ&Amp.S/H&A/D変換部
301でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画
像信号のダークレベルが基準電位にクランプされ、所定
量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、
A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのディジタ
ル信号に変換される。
【0029】そして、RGB信号はシェーディング部3
02で、シェーディング補正及び黒補正が施される。そ
の後、つなぎ&MTF補正&原稿検知部303で、CC
D203が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン
間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎
の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるよ
うに信号タイミングを補正する。
【0030】また、MTF補正処理では読取速度や変倍
率によって読取のMTFが変わるため、その変化を補正
し、原稿検知は原稿台ガラス上の原稿を走査することに
より原稿サイズを認識する。読取位置タイミングが補正
されたデジタル信号は入力マスキング部304によっ
て、CCD203の分光特性及び光源201、202及
び反射傘204、205の分光特性を補正する。
【0031】入力マスキング部304の出力は外部I/
F信号との切り換え可能なセレクタ305に入力され
る。セレクタ305から出力された信号は色空間圧縮&
下地除去&LOG変換部306と下地除去部314に入
力される。下地除去部314に入力された信号は下地除
去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定す
る黒文字判定部315に入力され、原稿から黒文字信号
を生成する。
【0032】また、もう一つのセレクタ305の出力が
入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部306
では、色空間圧縮処理読み取った画像信号がプリンタで
再現できる範囲に入っているかどうか判断し、入ってい
る場合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリ
ンタで再現できる範囲に入るように補正する。そして、
下地除去処理を行い、LOG変換でRGB信号からCM
Y信号に変換する。
【0033】そして、黒文字判定部315で生成された
信号とタイミングを補正するため色空間圧縮&下地除去
&LOG変換部306の出力信号は遅延部307でタイ
ミングを調整される。この2種類の信号はモワレ除去部
308でモワレが除去され、変培処理部309で主走査
方向に変培処理される。
【0034】310はUCR&マスキング&黒文字反映
部であり、変培処理部309で処理されたCMY信号は
UCR処理部CMYK信号が生成され、マスキング処理
でプリンタの出力にあった信号に補正されると共に黒文
字判定部315で生成された判定信号がCMYK信号に
フィールドバックされる。UDR&マスキング&黒文字
反映部310で処理された信号はγ補正部311で濃度
調整された後、フィルタ部312でスムージング又はエ
ッジ処理される。
【0035】以上処理された信号は図4の2値変換部4
01で8ビットの多値信号から2値信号に変換される。
(変換方法はディザ法・誤差拡散法・誤差拡散の改良し
たものいずれでも構わない。) 次に、図2のカラースキャナー部200の構成を説明す
る。
【0036】同図において、206はCCD203の実
装された基板、207は画像処理部であり、図3の画像
処理部のCCD203を除いた部分及び図4の401,
402〜405の部分を含む。208は原稿台ガラス
(プラテン)、209は原稿圧板、前述したように、2
01及び202は原稿を照明する光源(ハロゲンランプ
又は蛍光灯)、204及び205は光源201,202
の光を原稿に集光する反射傘、210〜212はミラ
ー、213は原稿からの反射光又は投影光をCCD20
3上に集光するレンズ、214は光源201,202と
反射傘204,205とミラー210を収容するキャリ
ッジ、215はミラー211,212を収容するキャリ
ッジである。100はモータであり、キャリッジ21
4、キャリッジ215を駆動する。
【0037】次に、図2のカラープリンタ部の構成を説
明する。
【0038】まず、LEDによる静電潜像形成につい説
明する。上述した画像処理部で生成された2値のCMY
Kの画像信号は図4のバッファ402〜405を介し、
それぞれ遅延部406〜409によって紙先端位置とそ
れぞれの画像形成部との距離の違いを調整することによ
り4色を所定の位置に印字することが可能となる。LE
D駆動部410〜413はLED部(LEDアレー)4
14〜417を駆動するための信号を生成する。
【0039】続いて、記録紙上への画像形成について説
明する。図2において、216はM画像形成部、217
はC画像形成部、218はM画像形成部、219はK画
像形成部で、それぞれの構成は同一なのでM画像形成部
216を詳細に説明し、他の画像形成部の説明は省略す
る。
【0040】M画像形成部216において、220は感
光ドラムで、LEDアレー414からの光によって、そ
の表面に潜像が形成される。224は一次帯電気であ
り、感光ドラム220の表面を所定の電位に帯電させ、
潜像形成の準備をする。228は現像器であり、感光ド
ラム220上に形成された潜像を現像して、トナー像を
形成する。なお、現像器228には、現像バイアスを印
加して現像するためのスリーブ232が含まれている。
236は転写帯電器であり、転写ベルト240の背面か
ら帯電を行い、感光ドラム220上のトナー画像を、転
写ベルト240上の記録紙などへ転写するための転写ロ
ーラとしての役割も兼ねている。本実施例は転写効率が
よいため、クリーナ部が配置されていない。(クリーナ
部を装着しても問題ないことは言うまでもない。) 次に、記録紙などに画像を形成する手順を説明する。カ
セット241,242に格納された記録紙はピックアッ
プローラ243,244により1枚毎に給紙ローラ24
5,246で転写ベルト240上に供給される。給紙さ
れた記録紙は、吸着帯電器247で帯電させられる。2
48は転写ベルトローラであり、転写ベルト240を駆
動し、かつ吸着帯電器247と対になっていて記録紙を
帯電させ、転写ベルト240に記録紙を吸着させる。
【0041】249は従来型の反射型フォトセンサであ
る紙先端センサで、転写ベルト240上の記録紙の先端
を検知する。なお、紙先端センサ249の検出信号はプ
リンタ部からカラーリーダ部へ送られて、カラーリーダ
部からプリンタ部にビデオ信号を送る際の副走査同期信
号として用いられる。
【0042】転写ベルト240によって搬送された記録
紙は、画像形成部216〜219においてMCYKの順
にその表面にトナー画像が形成される。遅延量T1,T
2,T3,T4によって各ドラムの画像は、正確に位置
合わせが行われる。最終段のK画像形成部219を通過
した記録紙は、転写ベルト240からの分離を容易にす
るため、除電帯電器250で除電された後、転写ベルト
240から分離される。
【0043】251は剥離帯電器であり、記録紙が転写
ベルト240から分離する際の剥離放電による画像乱れ
を防止するものである。分離された記録紙は、トナーの
吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着前帯電
器252,253で帯電された後、定着器254でトナ
ー像が熱定着された後、255の排紙トレーに排紙され
る。
【0044】次に、リーダ部200において、キャリッ
ジ314をモータ100で動かすための駆動系を図5を
用いて説明する。
【0045】なお、キャリッジ215はキャリッジ21
4の2分の1の移動量で常に制御されるようになってい
るが、本実施例ではその説明は省略する。
【0046】図5において、501はワイヤーであり、
キャリッジ214にモータ100の動力を伝える。50
0はワイヤー501にテンションを掛けて剛性を持たせ
るためのプーリーである。214は図2に記されている
キャリッジである。503及び504はキャリッジ21
4の往復動作を安定させるガイドである。
【0047】上記構成の駆動系にあってモータ100の
回転・停止位置を制御することにより、画像を取り込む
ためのユニットが含まれるキャリッジ214を任意の位
置に移動することができる。また、一定速度に動作する
ように制御しつつ、キャリッジ部に含まれるCCD20
3から画像を取り込むことで2次元的に原稿を画像デー
タとして取り込むことが可能となる。
【0048】図1は本発明のモータ制御システムの構成
を示す。
【0049】同図中、101CPU(定電流制御手段、
定電圧制御手段)、モード切り換え手段であり、モータ
100の回転速度を制御するMPLS信号102、モー
タ100の回転方向を制御するDIR信号103、定電
流制御モードと定電圧制御モードを切り替えるA/B*
信号104、及び電流基準信号105を出力する。
【0050】A/B* 信号104が“H”の時はスイッ
チ125をA側に倒して定電流制御を選択し、A/B*
信号104が“L”の時はスイッチ125をB側に倒し
て定電圧制御選択するものである。
【0051】106はCPU101から出力されたMP
LS信号102及びDIR信号103に応じて、モータ
100を駆動するための相信号107及び108を出力
する相信号発生部である。
【0052】109,110はそれぞれ5個のトランジ
スタが搭載されたトランジスタアレーであり、トランジ
スタアレー109は相信号107に応じてIN端子から
印加されたモータ電源を出力端子A〜Eを介してモータ
100に供給し、トランジスタアレー110は相信号1
08に応じてステッピングモータ100から出力された
モータ駆動電流をOUT端子を介して電流検出用抵抗1
11に出力する。
【0053】ここで、図6にモータ100とトランジス
タアレー109,110を接続した図を示す。また、図
7にモータ100を駆動するための相パターンを示す。
【0054】図7において、MPLSはCPU101か
ら出力されるMPLS信号102である。また、図中
+、−は各コイルに流れる電流の向きを示し、図6に示
す、A相〜E相までのコイルに記した矢印と同じ方向に
電流が流れた時を+、反対方向に電流が流れたときには
−と定義する。
【0055】図8は図6に示すトランジスタアレー10
9,110のトランジスタ601〜610のON/OF
Fタイミングを示すもので、図中「0」はトランジスタ
がONしていることを表し、無印はトランジスタがOF
Fしていることを表す。
【0056】図7,8中のstate1はトランジスタ
601と608と609がONし、トランジスタ601
を介してモータ100に供給された電流が、D相(矢印
と反対方向に)、A相(矢印方向に)を通ってトランジ
スタ609に流れることと、B相(矢印方向に)、E相
(矢印と反対方向に)を通ってトランジスタ609に流
れる状態である。ここで、本実施例による5相ステッピ
ングモータの場合には図8に示すstate1〜10を
繰り返す事によりモータは回転する。また、state
10〜1のように降べき順stateを繰り返すことに
よりステッピングモータを逆転させることも可能であ
る。
【0057】モータ100に流れた電流は、電流検出用
抵抗111において電流−電圧変換(以後、モータ電流
信号112)され、コンパレータ113ではCPU10
1より出力された電流基準信号105と比較され、電流
基準信号105の方がモータ電流信号112より高電圧
の時には“H”、逆に電流基準信号105の方がモータ
電流信号112より低電圧のときには“L”となるON
/OFF信号114を出力する。
【0058】ステッチ115には24V電源が印加され
ており、ON/OFF信号114が“H”のときにはス
イッチ115をONし、24V電源をコイル116に印
加し、“L”のときにはスイッチ115をOFFする。
コイル116及びコンデンサ117は平滑回路を構成
し、スイッチ118のON/OFFの割合に応じた電圧
のモータ電源119を作り出す。
【0059】電源切り替え部120はトランジスタ12
1とダイオード122で構成され、CPU101から出
力されるA/B* 信号104が“H”の場合でモータ電
源119が6V以上の時にモータ電源119を選択し、
A/B* 信号104が“L”またはモータ電源119が
6V以下の時+6V電源を選択する。
【0060】OR回路123はON/OFF信号114
とA/B* 信号104の論理和を取るものである。スイ
ッチ118はOR回路123のOR信号124に応じて
モータ駆動相信号107,108をマスク(遮断)し、
OR信号124が“L”のときにはスイッチ118をO
FFし、CPU101から出力されるモータ駆動相信号
107,108をマスクする。即ち、A/B* 信号10
4が“L”でかつON/OFF信号114が“L”のと
きだけスイッチはOFFされる。
【0061】このような構成により、モータ駆動時のモ
ータ駆動電流は、定電流制御を選択した場合には、ステ
ッチ115をON/OFFすることにより一定に保た
れ、定電圧回路を選択した場合にはスイッチ118をO
N/OFFすることにより一定に保つことができる。
【0062】以上の構成の画像形成装置において、モー
タ100を用いた読み取り動作について説明する。
【0063】図9はモータ100の回転速度(以下、単
に速度という)とA/B* 信号104の関係を示したも
ので、ここではモータ100を用いて2回の原稿読み取
り動作を行った場合について説明する。また、図10は
図9の円で囲まれた部分701を拡大したものである。
【0064】まず最初に、CPU101からA/B*
号104に“L”を出力し、定電圧制御モードを選択す
る。次に、CPU101から各制御信号を出力し、モー
タ100の回転をスタートさせ等加速で加速させ(70
2)、モータの速度が所定の速度V0に等したところ
で、A/B* 信号104を“H”に変更し、定電流制御
モードを選択し、更にモータ100の速度を増加させ、
実際に原稿を読み取る速度V1に到達したところでモー
タ100の加速を停止し、速度V1で原稿の幅分の読み
取り動作を行う(703)。
【0065】次に、負の等加速度でモータを減速し(7
04)速度が0となったところで再びA/B* 信号10
4を“L”変更し、定電圧制御モードを選択する(70
5)。
【0066】次に、モータ100を逆方向に等加速度で
回転させ、モータ100の速度が所定の速度−V0に達
したところでA/B* 信号104を“H”に変更し定電
流制御モードを選択し、更にモータ100の回転速度を
増加させ(706)、所定の速度−V2に到達したとこ
ろでモータの加速を停止する。
【0067】更に一定速度で所定の時間回転させた後
(707)、負の等加速度でモータを減速し(708)
し、モータ100の回転速度が0となったところでA/
* 信号104を“L”変更し、定電圧制御モードを選
択する(709)。以下、この動作をもう一度繰り返
す。
【0068】このように本実施例では、モータ駆動開始
時には定電圧制御方式でモータを制御し、モータ回転速
度が所定の速度に到達したら定電流制御方式に切り替え
る制御方式を採用することにより、ワウ/フラッタや騒
音を低減させた上で、低コストのモータ制御システムを
実現することが可能となる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステッピングモータに流れる電流値を制御する定電流制
御手段と、該ステッピングモータに供給する駆動電源電
圧レベルを固定し、該ステッピングモータへの電圧供給
をオン/オフ制御することにより該ステッピングモータ
に流れる電流値を制御する定電圧制御手段と、前記定電
流制御手段による定電流制御モードと前記定電圧制御手
段による定電圧制御モードとを切り替えるモード切り替
え手段を備え、該ステッピングモータの回転中に両モー
ドを所定のタイミングで切り替えるようにしたため、ス
テッピングモータのワウ/フラッタや騒音を低減させる
ことができ、かつ低コストのモータ制御システムを実現
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のモータ制御システムの構成を示す回
路ブロック図
【図2】 本発明を適用した画像形成装置の概略構成を
示す断面図
【図3】 画像処理部の詳細構成を示すブロック図
【図4】 プリンタ部の詳細構成を示すブロック図
【図5】 リーダ部の駆動系を示す説明図
【図6】 5相ステッピングモータとトランジスタアレ
ーの接続状態を示す図
【図7】 5相ステッピングモータの各相信号を示すタ
イミングチャート
【図8】 各トランジスタのON/OFF状態を示す図
【図9】 ステッピングモータの回転速度とA/B*
号との関係を示すタイミングチャート
【図10】 各制御モードの切り替えのタイミングを示
すタイミングチャート
【図11】 定電圧制御方式の構成を示す回路ブロック
【図12】 定電流制御方式の構成を示す回路ブロック
【符号の説明】
100 5相ステッピングモータ 101 CPU(定電流制御手段、定電圧制御手段、モ
ード切り替え手段) 109 トランジスタアレー 110 トランジスタアレー 111 電流検出用抵抗 115 スイッチ 118 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータに流れる電流値を制
    御する定電流制御手段と、該ステッピングモータに供給
    する駆動電源電圧レベルを固定し、該ステッピングモー
    タへの電圧供給をオン/オフ制御することにより該ステ
    ッピングモータに流れる電流値を制御する定電圧制御手
    段と、前記定電流制御手段による定電流制御モードと前
    記定電圧制御手段による定電圧制御モードとを切り替え
    るモード切り替え手段を備え、該ステッピングモータの
    回転中に両モードを所定のタイミングで切り替えること
    を特徴とするモータ制御システム。
  2. 【請求項2】 ステッピングモータの回転起動時には定
    電流制御モードで該ステッピングモータに流れる電流量
    の制御を行い、該ステッピングモータが所定の回転速度
    に達した時に定電圧制御モードに切り替えて該ステッピ
    ングモータに流れる電流量の制御を行うことを特徴とす
    る請求項1記載のモータ制御システム。
  3. 【請求項3】 ステッピングモータは画像読み取り装置
    の走査系の駆動に使用されることを特徴とする請求項1
    または2記載のモータ制御システム。
JP9285333A 1997-10-17 1997-10-17 モータ制御システム Withdrawn JPH11122990A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1063762A2 (de) * 1999-06-21 2000-12-27 SIG Positec BERGERLAHR GmbH & Co. KG Verfahren zum Positionieren eines Schrittmotors und elektrischer Antrieb
US9503003B2 (en) 2013-07-23 2016-11-22 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus
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