JPH05145710A - 複写機 - Google Patents

複写機

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Publication number
JPH05145710A
JPH05145710A JP3301820A JP30182091A JPH05145710A JP H05145710 A JPH05145710 A JP H05145710A JP 3301820 A JP3301820 A JP 3301820A JP 30182091 A JP30182091 A JP 30182091A JP H05145710 A JPH05145710 A JP H05145710A
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Application number
JP3301820A
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English (en)
Inventor
Masao Miyaza
政雄 宮座
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP3301820A priority Critical patent/JPH05145710A/ja
Publication of JPH05145710A publication Critical patent/JPH05145710A/ja
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  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 原稿7に対して、原稿画像の濃度等の判別を
目的としたプリスキャンを行う複写機であって、プリス
キャン時に、CPU22によりスキャナ3の駆動が制御
されており、原稿先端部がCPU22により検出される
とスキャナ3の移動速度が速められ、所定の位置で原稿
終端部をCPU22により検知するとともにスキャナ3
の移動が停止されプリスキャンを終了させる。 【効果】 原稿7のサイズによるプリスキャン領域の制
御が可能となり、プリスキャン所要時間が短縮され、こ
の結果、コピー所要時間が短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば原稿台上に配さ
れた原稿に対して露光走査を行う前に、原稿のサイズ及
び載置位置の検知、カラー/白黒判別、及び濃度判別等
を目的として予備走査を行う複写機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記複写機においては、原稿台に原稿が
載置されて、スタートボタンが押されると、露光走査で
あるメインスキャンが行われる前に、原稿の種類、濃
度、サイズ、及び載置位置等を検知・判別するために、
まず予備走査であるプリスキャンが行われる。
【0003】プリスキャンは、コピーランプを有するス
キャナが、原稿台の一端側から他端側まで移動すると共
に、原稿に光を照射することにより行われる。そして、
プリスキャンにより得られた原稿の画像情報である原稿
からの反射光を、CCD(Charge Coupled Device)セン
サで検出し、検出した信号をA/D変換器で赤・緑・青
(RGB)の各デジタル信号に変換し、このRGBの信
号をCPU(CentralProcessing Unit)を有するマイク
ロコンピュータ等からなる制御装置に入力し、この制御
装置により検知・判別が行われるようになっている。
【0004】カラー/白黒判別は、プリスキャンを行う
複数の検出ラインにおけるRGBの信号に基づいて行わ
れ、RGBの信号が常に3種類とも同じ場合は白黒原稿
であると判別し、またRGBの信号のバランスが多少と
も変化を有する場合はカラー原稿であると判別するよう
になっている。そして、判別結果に基づいて、上記制御
装置により自動的に、コピーモードが白黒モードまたは
カラーモードに切り換わるようになっている。
【0005】濃度判別は、プリスキャンを行う複数の検
出ラインにおけるRGBの信号の値を平均化して、その
値が予め設定されている基準値よりも小さい場合は全体
的に淡い原稿であると判断し、また、値が大きい場合
は、濃い原稿であると判別するようになっている。そし
て、この判別結果に基づいて、上記制御装置により、R
GBの各信号のバランスを変えずに適正値に変換して、
自動濃度調整を行うようになっている。
【0006】原稿のサイズ及び載置位置の検知は、プリ
スキャンを行う複数の検出ラインにおいて、1検出ライ
ンにおけるRGBの信号がすべて「0」である(0,
0,0)の場合は原稿外、少なくとも一つ以上の「1」
が含まれているような例えば(1,0,0)の場合は原
稿内である判断し、プリスキャン開始後、初めて原稿内
と判定された検出ライン位置から、その後原稿外と判定
された検出ライン位置までが原稿の載置位置であり、検
出ライン間の距離がサイズであると検知するようになっ
ている。そして、この検知に基づいて、適当な転写紙が
収容されている転写カセットに自動的に切り換わるよう
になっている。
【0007】そして、従来の複写機におけるプリスキャ
ンは、図6に示すように原稿台2の一端部に位置する検
出ラインL1 から他端部に位置する検出ラインL10まで
の領域を、原稿7の種類、濃度、サイズ、及び載置位置
等の検知・判別に支障をきたさない程度のスキャナ移動
速度で行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成においては、原稿台2に載置された原稿7のサイズ
によるプリスキャンが行われる領域であるプリスキャン
領域の制御が行われていないため、原稿7の大きさに関
係なく原稿台2全域にわたってプリスキャンが行われて
いる。従って、使用頻度の高いA4やB5の原稿におい
ては、原稿外での無駄なプリスキャンに伴う時間が多
く、実際に必要なプリスキャン所要時間よりも長い時間
を要し、コピー所要時間が短縮されない等の問題点を有
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る複写機は、原稿台に光を照射する光照射手段(例えば
コピーランプ)と、この光照射手段からの光照射領域を
原稿台に沿って相対的に移動させる走査手段(例えばス
キャナ)と、上記光照射領域からの反射光量を検出する
検出手段(CCDセンサ)とが設けられると共に、原稿
台上の原稿画像に対応する潜像を感光体表面に形成する
露光走査の前に、原稿画像の全体濃度を上記検出手段で
検出するために上記走査手段を駆動して予備走査が行わ
れる複写機において、予備走査時に検出手段からの検出
光量に基づいて原稿の先端部を検出する先端部検出手段
(例えばCPU)と、この先端部検出手段で原稿の先端
部が検出された時の光照射領域の位置から、光照射領域
が所定量移動する毎に上記検出手段からの検出光量に基
づいて原稿の終端部を越えたか否かを検出する終端部検
出手段(例えばCPU)と、上記終端部検出手段で原稿
終端部を越えたことが検出されたときに、上記走査手段
の駆動を停止して予備走査を終了すべく制御する予備走
査時走査制御手段(例えばCPU)とが設けられている
ことを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明に係る複写機
は、上記請求項1記載の発明に係る複写機において、上
記予備走査時走査制御手段が、所定の開始速度で上記走
査手段を駆動して予備走査を開始した後、先端部検出手
段で原稿先端部が検出されてからは上記開始速度よりも
速度を速めて走査手段の駆動を行うことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】請求項1の構成によれば、予備走査を行う領域
が、原稿台に載置される原稿の大きさにより制御される
ため、従来の予備走査のように、原稿外での無駄な予備
走査がされなくなり、予備走査にかかる所要時間が短縮
でき、ひいては、コピー所要時間の短縮を図ることが可
能になる。
【0012】例を挙げて説明すると、予備走査時におい
て、検出手段であるCCDセンサからの1検出ラインに
おけるRGBの信号(R,G,B)に、例えば(0,
1,0)のように、一つでも「1」が含まれていること
が先端部検出手段であるCPUで初めて検知された場
合、そのライン位置が原稿先端部であると判定される。
そして、この原稿先端部から例えばB5サイズよりやや
大きい寸法だけ光照射領域が移動したときに、上記先端
部検出手段と同様に、終端部検出手段でもあるCPUに
よりCCDセンサからのRGBの信号が読み取られ、こ
の信号が(0,0,0)の場合は原稿終端部を越えたと
判定され、予備走査時走査制御手段でもあるCPUによ
り予備走査が終了される。一方、例えば(0,0,1)
のように「1」が含まれている場合は、原稿終端部を越
えていないと判定され、予備走査が続行される。そし
て、次の所定位置である例えば上記原稿先端部からA4
サイズよりやや大きい寸法だけ光照射領域が移動したと
きに、再びCPUによりCCDセンサからのRGBの信
号が読み取られ、上記と同様に原稿終端部を越えたか否
かが判定され、越えたことが判定された場合は予備走査
が終了され、判定されなかった場合は、原稿終端部を越
えたことが判定されるまで、予備走査が続行されること
になる。
【0013】また、請求項2の構成によれば、予備走査
を行う領域が、原稿台に載置される原稿の大きさにより
制御されると共に、原稿先端部が検出されてからは走査
手段である例えばスキャナの移動速度が速められるた
め、さらに予備走査にかかる時間を短縮でき、コピー所
要時間の短縮を図ることが可能になる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0015】本発明に係る複写機は、図2に示すよう
に、上部に光学系1が設けられている。この光学系1
は、走査手段であるスキャナ3と、複数のミラー5…
と、レンズユニット6等から構成されている。上記スキ
ャナ3には、ランプユニット4aが設けられており、こ
のランプユニット4aには、光照射手段である2つのコ
ピーランプ4・4が備えられている。そして、図示され
ない駆動系により複写機上面板に設けられている原稿台
2に沿って移動すると共に光を照射して、原稿台2に載
置される原稿7に対し、後述する予備走査であるプリス
キャン、及び露光走査であるメインスキャンとを行うよ
うになっており、このメインスキャンにより、原稿7の
画像を複写機のほぼ中央に位置する感光体ドラム8表面
に形成するようになっている。
【0016】上記レンズユニット6の図において右方側
には、検出手段としてのCCD(Charge Coupled Devic
e)センサ9が設けられており、このCCDセンサ9は、
プリスキャン時及びメインスキャン時における原稿7か
らの反射光を受光し、画像情報として電気信号の読み取
り出力に変換して出力するようになっている。
【0017】そして、CCDセンサ9の下方の図におい
て左方側には、上記CCDセンサ9からの電気信号を判
定するCPU22の命令により、レーザー光を出力させ
るレーザードライバーユニット25が配設されている。
【0018】光学系1の下方には、上記感光体ドラム8
が配設されており、この感光体ドラム8の周囲には、感
光体ドラム8の表面を所定の電位に帯電させる帯電チャ
ージャ11と、カラーコピーを行うための3種類のカラ
ー現像槽であるイエロー現像槽12a,シアン現像槽1
2b,マゼンタ現像槽12cと、白黒コピー用の現像装
置であるブラック現像槽13と、感光体ドラム8表面の
残留電荷を除電する除電ランプ14と、感光体ドラム8
表面の残留トナーを回収するためのクリーニングブレー
ド15とが設けられている。
【0019】感光体ドラム8の下方には、感光体ドラム
8表面に形成されたトナー像が転写される転写ベルト1
6が配設されており、さらに、転写ベルト16の下方に
は、給紙カセット17からから搬送されてきた用紙を所
定のタイミングで送出するレジストローラ18と、転写
ベルト16上のトナー像を用紙に転写する転写ローラ1
9と、搬送ベルト20と、用紙に転写されたトナー像を
定着させるための定着部21と、用紙を外部に排出する
ための排出ローラ26とが設けられている。
【0020】また、上記複写機には、図3に示すよう
に、CPU(Central Processing Unit)22を有するマ
イクロコンピュータ等からなる制御装置が設けられてお
り、この制御装置により駆動系23を駆動し、スキャナ
3、及び図示されてはいないが、その他の光学系1、帯
電チャージャ11、カラー現像槽12a・12b ・1
2c、ブラック現像槽13等の駆動を制御するようにな
っている。
【0021】上記の構成において、本複写機における一
般的な複写動作について説明する。
【0022】複写動作の際には、まず、原稿台2に載置
された原稿7に対して、スキャナ3がコピーランプ4か
ら光を照射すると共に、原稿台の一端側から他端側へと
移動してプリスキャンが行われる。このプリスキャンの
制御手順については、後にフローチャート等を用いて詳
細に説明する。プリスキャンによる判定結果により、用
紙、現像槽、及びトナーの帯電量等が選択された後、帯
電チャージャ11により感光体ドラム8の表面が均一に
帯電されて、上記原稿7にスキャナ3の移動と共に、コ
ピーランプ4から光が照射されて1回目のメインスキャ
ンが行われる。
【0023】原稿7からの反射光は、ミラー5…、レン
ズユニット6等を介してCCDセンサ9により取り込ま
れてCPU22に送り込まれる。そして、CPU22か
らイエローデータが出力され、これにより、レーザード
ライバーユニット25からレーザー光が出力されて、感
光体ドラム8に照射され、感光体ドラム8の表面が露光
されて、感光部にイエローの静電潜像が形成される。こ
の静電潜像に、イエロー現像槽12aからイエロートナ
ーが配給されて、イエロートナー像が形成される。
【0024】このトナー像は、矢印bの方向に周回移動
し、一部が感光体ドラム8の表面に圧接される転写ベル
ト16に転写される。この時、感光体ドラム8の表面に
は転写に寄与しない一部のトナーが残留するが、この残
留トナーはクリーニングブレード15により掻き落とさ
れる。次いで、除電ランプ14により、感光体ドラム8
表面の残留電荷は除去される。
【0025】上記工程が終了すると、帯電チャージャ1
1により、感光体ドラム8が再度均一に帯電され、2回
目のメインスキャンにより得られた原稿7からの反射光
がCCDセンサ9を介してCPU22に送られ、CPU
22の命令に基づくレーザードライバーユニット25か
らのレーザー光により感光体ドラム8の表面が露光さ
れ、マゼンタ静電潜像が形成される。以下同様にして静
電潜像にマゼンタ現像槽12bからマゼンタトナーが供
給され、マゼンタトナー像が形成される。そして、この
トナー像が転写ベルト16に転写されて像重ねが行われ
る。その後、上記と同様の処理が行われると、帯電チャ
ージャ11により、感光体ドラム8が再度均一に帯電さ
れ、以下同様にしてシアン現像槽12cからシアントナ
ーが感光体8に供給されてシアントナー像が形成され
る。そして、このトナー像が転写ベルト16に転写さ
れ、最終的な像重ねが行われる。その後、像重ねされた
転写ベルト16上のトナー像が給紙カセット17から給
紙された用紙に、転写ローラ19で圧接されて転写され
る。トナー像の転写された用紙は、感光体ドラム8の表
面より剥離されて、搬送ベルト20により定着部21へ
と搬送されて、用紙上のトナー像が熱定着された後、排
出ローラ26により外部へ排出される。
【0026】尚、4色カラープロセスの場合は、上記の
工程にさらにブラック処理が施される。一方、白黒複写
の場合は、感光体ドラム8の静電潜像にブラック現像槽
13からブラックトナーが供給され、この転写ベルト1
6を介して用紙に転写して行われる。
【0027】以下に、上記複写機におけるプリスキャン
の制御手順等を、図1のフローチャート、及び図3ない
し図5を用いて説明する。
【0028】プリスキャンの制御は、前述の図3に示す
CPU22により行われ、このCPU22には、メモリ
24と、スキャナ3等を駆動する駆動系23と、CCD
センサ9とが接続されている。
【0029】CPU22は、まず、スキャナ3が原稿7
に対してプリスキャンを行うように駆動系23に信号を
出力し、その後は、原稿7からの反射光が検出手段であ
るCCDセンサ9により検出された原稿7の画像情報
を、図示されないA/D変換器でRGBの各デジタル信
号に変換した後受信し、この信号に基づいて、駆動系2
3に信号を出力し、スキャナ3の動作を制御するように
なっている(予備走査時走査制御手段)。さらに、CP
U22は、後述する先端部検出手段及び終端部検出手段
を備えている。次いで、上記のようにCPU22により
制御されるプリスキャンの制御手順について説明する。
【0030】コピーが開始されると、CPU22からの
指令により、後述する低速度設定でスキャナ3が原稿台
2に載置されている原稿7にコピーランプ4から光を照
射すると共に移動し、プリスキャンを開始する。このと
き、図4に示すように、最初の検出ラインである検出ラ
インL1 が原稿先端部であるか否かの判定を行う。(ス
テップS1)。つまり、検出ラインL1 からの反射光を
CCDセンサ9で検出し、このCCDセンサ9から送ら
れてくるRGBの信号を、CPU22(先端部検出手
段)が判定する。原稿先端部が原稿台2の先端部に位置
している場合は、このCCDセンサ9から送られてくる
RGBの信号が例えば(0,0,1)のように「1」を
1つ以上含んでおり、CPU22は、この検出ラインL
1 の位置が原稿内であると判定し、原稿先端部を検出し
たと判定する。そして、原稿先端部が検出された後は、
CPU22は、スキャナ3の移動速度を後述する高速度
設定に切り換え、原稿先端部である検出ラインL1 から
メモリ24に予め記憶されているB5サイズよりやや大
きい寸法に達するまでスキャナ3を移動させてプリスキ
ャンを行い、スキャナ3の移動量が所定の寸法に達した
か否かの判定を行う(ステップS2)。このとき、所定
の寸法に達するまで同様の判定を繰り返す。そして、ス
キャナ3の移動量が所定の寸法に到達したと判定した
ら、原稿終端部を越えたか否かの判定を行う(ステップ
S3)。つまり、ステップS1の先端部の検出と同様
に、検出ラインL2 からの反射光をCCDセンサ9で検
出し、このCCDセンサ9から送られてくるRGBの信
号をCPU22(終端部検出手段)が判定する。信号が
(0,0,0)であれば、この検出ラインL2 の位置は
原稿外であり、原稿終端部を越えたと判定し、CPU2
2(予備走査時走査制御手段)は、前記駆動系23を制
御してスキャナ3の移動を停止させて、プリスキャンを
終了させる。
【0031】また、上記ステップS3において、原稿内
であると判定すると、そのままスキャナ3を移動させて
プリスキャンを続行し、次の所定寸法である例えば検出
ラインL1 からA4サイズよりやや大きい寸法までスキ
ャナ3を移動させて、ステップS2と同様に、所定の寸
法まで達したか否かの判定を行う(ステップS4)。
【0032】所定の寸法まで達したと判定したら、ステ
ップS3と同様の判定方法で、検出ラインL3 が原稿終
端部を越えたか否を判定する(ステップS5)。このと
き原稿外であれば、原稿終端部を越えたと判定し、スキ
ャナ3の移動を停止し、プリスキャンを終了させる。ま
た、ステップS5において、検出ラインL3 が原稿内で
あり、まだ原稿終端部を越えていないと判定した場合
は、次の所定寸法までスキャナ3を移動させ、同様の判
定が繰り返される。そして、順次同様にスキャナ3の移
動と判定が繰り返されながらプリスキャンが行われ、最
終的には、例えば検出ラインL1 からA3サイズよりや
や大きい寸法までスキャナ3が移動したか否かを判定し
(ステップS6)、移動が完了したと判定したらスキャ
ナ3の移動を停止し、プリスキャンを終了させる。
【0033】一方、図5に示すように、原稿先端部が、
原稿台2の先端部に位置していない場合には、ステップ
S1において、CCDセンサ9から送られてくる検出ラ
インL1 のRGBの信号は(0,0,0)であり、この
検出ラインL1 は原稿外であるとCPU22は判定し、
RGBの信号に「1」が一つでも含まれるまでステップ
S1の判定を繰り返す。そして、その後、初めて「1」
が含まれるRGBの信号を検出した検出ラインL4 を原
稿先端部であると判定し、上記と同様に、原稿終端部を
検出するまで同様の判定を繰り返し、終端部の検出後
は、スキャナ3の移動を停止し、プリスキャンを終了さ
せる。
【0034】尚、上記スキャナ3の移動速度における低
速度設定とは、原稿先端部を正確に検出するために、プ
リスキャンを行う複数の検出ライン間の間隔を小さく設
定した場合の速度であり、一方、高速度設定とは、上記
検出ラインの間隔を、原稿の種類の判別や、原稿画像の
濃度判別に支障をきたさない範囲において可能な限り速
めた速度である。
【0035】以上の説明のように、本実施例の複写機に
おいては、スキャナ3により低速度でプリスキャンを行
い、原稿7からの反射光をCCDセンサ9で検出し、こ
れをCPU22により判定することで原稿先端部を検出
し、原稿先端部検出後は、スキャナ3の移動速度を高速
に設定し、所定の距離までプリスキャンを行った時点で
先端部検出と同様にCCDセンサ9からの信号をCPU
22により判定し、原稿終端部が検出されればプリスキ
ャンを終了させ、終端部が検出されない場合は、同様の
判定が繰り返され、原稿終端部が検出されればプリスキ
ャンを終了させる。従って、従来の複写機のように、原
稿台2の一端側から他端側まで全面的にプリスキャンを
行わず、原稿が載置されている部分のみに対してプリス
キャンを行うため、プリスキャンの所要時間を短縮する
ことができる。さらに、原稿先端部を検出するまでは、
低速でプリスキャンを行うが、先端部が検出された後
は、可能な限り速度を上げてプリスキャンを行うため、
よりプリスキャンにかかる時間を短縮することができ、
この結果、コピー所要時間の短縮を図ることが可能とな
る。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る複写機は、以
上のように予備走査時に検出手段からの検出光量に基づ
いて原稿の先端部を検出する先端部検出手段(例えばC
PU)と、この先端部検出手段で原稿の先端部が検出さ
れた時の光照射領域の位置から、光照射領域が所定量移
動する毎に上記検出手段からの検出光量に基づいて原稿
の終端部を越えたか否かを検出する終端部検出手段(例
えばCPU)と、上記終端部検出手段で原稿終端部を越
えたことが検出されたときに、上記走査手段の駆動を停
止して予備走査を終了すべく制御する予備走査時走査制
御手段(例えばCPU)とが設けられている構成であ
る。
【0037】それゆえ、原稿の先端部を検出すると共
に、原稿の終端部を予測し、原稿の終端部が検出される
と共に、予備走査を終了する。従って、プリスキャン所
要時間が短縮され、ひいては、コピー所要時間が短縮さ
れるという効果を奏する。
【0038】また、請求項2記載の発明に係る複写機
は、上記請求項1記載の発明に係る複写機において、上
記予備走査時走査制御手段が、所定の開始速度で上記走
査手段を駆動して予備走査を開始した後、先端部検出手
段で原稿先端部が検出されてからは上記開始速度よりも
速度を速めて走査手段の駆動を行う構成である。
【0039】それゆえ、原稿の先端部を検出すると共に
速度が上げられるため、さらに、プリスキャン所要時間
が短縮され、コピー所要時間が短縮されるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の複写機におけるプリスキャ
ン制御の制御手段を示すフローチャートである。
【図2】上記複写機の全体構成図である。
【図3】上記複写機における制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】上記複写機におけるプリスキャンが行われる領
域の説明図である。
【図5】上記複写機におけるプリスキャンが行われる領
域の説明図である。
【図6】従来の複写機におけるプリスキャンが行われる
領域の説明図である。
【符号の説明】
2 原稿台 3 スキャナ(走査手段) 4 コピーランプ(光照射手段) 7 原稿 8 感光体ドラム(感光体〕 9 CCDセンサ(検出手段) 22 CPU(先端部検出手段、終端部検出手段、予
備走査時走査制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台に光を照射する光照射手段と、この
    光照射手段からの光照射領域を原稿台に沿って相対的に
    移動させる走査手段と、上記光照射領域からの反射光量
    を検出する検出手段とが設けられると共に、原稿台上の
    原稿画像に対応する潜像を感光体表面に形成する露光走
    査の前に、原稿画像の全体濃度を上記検出手段で検出す
    るために上記走査手段を駆動して予備走査が行われる複
    写機において、 予備走査時に検出手段からの検出光量に基づいて原稿の
    先端部を検出する先端部検出手段と、この先端部検出手
    段で原稿の先端部が検出された時の光照射領域の位置か
    ら、光照射領域が所定量移動する毎に上記検出手段から
    の検出光量に基づいて原稿の終端部を越えたか否かを検
    出する終端部検出手段と、上記終端部検出手段で原稿終
    端部が検出されたときに、上記走査手段の駆動を停止し
    て予備走査を終了すべく制御する予備走査時走査制御手
    段とが設けられていることを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】上記予備走査時走査制御手段が、所定の開
    始速度で上記走査手段を駆動して予備走査を開始した
    後、先端部検出手段で原稿先端部が検出されてからは上
    記開始速度よりも速度を速めて走査手段の駆動を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の複写機。
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