JP2004301927A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takeshi Oka
雄志 岡
Toru Ono
徹 大野
Shigemichi Hamano
成道 浜野
Hideyuki Nagata
英之 永田
Akihiko Sato
明彦 佐藤
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Abstract

【課題】ブレード用現像剤像の形成および濃度調整用現像剤像の形成に起因するダウンタイムの発生を減少させるとともに、それに伴う現像剤の使用量の増加を抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像濃度積算量がその基準値の最大値Smaxに達し、かつトナー補給積算量がその基準値の最小値Tmin以上であると、またはトナー補給積算量が最大値Tmaxに達し、画像濃度積算量が最小値Smin以上であると、ブレード230,231に対するブレードめくれの発生を防止するための帯画像の形成が行われるとともに、形成された帯画像が濃度調整用パッチ画像として見なされ、その濃度が濃度センサ260により検出され、濃度調整が行われる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光ドラムを有する電子写真方式の画像形成装置においては、感光ドラム上に残留しているトナーを除去するためのブレードが設けられ、このブレードは、感光ドラムに対して当接および離間可能なように構成されている。このブレードが所定のタイミングで感光ドラム上に当接されると、ブレードにより感光ドラム上に残留するトナーがかきとられる。
【0003】
しかしながら、低濃度デューティの画像を多く出力している場合、感光ドラム表面と当接するブレード面の抵抗が大きくなることにより、ブレードが感光ドラムに対して正常な当接状態を保持することができなくなる。いわゆる、ブレードめくれという問題が生じる。このブレードめくれは、例えばカラー画像形成装置における中間転写体に対して当接および離間可能なブレードに対してもあてはまる。
【0004】
このブレードめくれを防止するための方法として、感光ドラム(または中間転写体)上に通常の画像形成時以外に、適度な濃度の帯パターンを形成することによって、感光ドラム表面(または中間転写体表面)とブレード間の抵抗を低減する方法がある。
【0005】
また、上記画像形成装置においては、通常の画像形成時以外に、中間転写体上に濃度調整のための参照画像(パッチ)の形成が行われる。この参照画像の形成は、帯パターンの形成とは異なるタイミングで行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の画像形成装置においては、帯パターンの形成と濃度調整のための参照画像の形成とが異なるタイミングで行われるので、それぞれの画像形成が頻繁に行われると、ダウンタイムが大きくなり、またトナーが大量に消費されることになる。
【0007】
本発明の目的は、ブレード用現像剤像の形成および濃度調整用現像剤像の形成に起因するダウンタイムの発生を減少させるとともに、それに伴う現像剤の使用量の増加を抑制することができる画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、入力された画像データに応じて形成された潜像を現像剤により現像剤像として可視像化するための現像手段と、前記現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上に担持された現像剤像を転写材に転写するための転写手段と、前記像担持体表面に対して当接および離間可能に構成され、前記現像剤像の前記転写材への転写後に前記像担持体上の残留現像剤を除去するためのブレード部材と、前記ブレード部材が前記像担持体に当接された際の前記ブレード部材と前記像担持体との間の抵抗を変えるためのブレード用現像剤像と前記現像剤像の濃度を調整するための濃度調整用現像剤像とを前記像担持体上に形成するための現像剤像形成手段と、前記像担持体上に形成された濃度調整用現像剤像の濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行う濃度調整手段とを備える画像形成装置であって、前記現像手段に補給される現像剤補給量を積算し、その積算値を保持する現像剤補給量積算手段と、前記入力された画像データに基づいて画像濃度を積算し、その積算値を保持する画像濃度積算手段と、前記画像濃度の積算値と前記現像剤補給量の積算値とが所定条件を満足すると、前記現像剤像形成手段により前記ブレード用現像剤像を形成するとともに、前記濃度調整手段により前記形成されたブレード用現像剤像を前記濃度調整用現像剤像としてその濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行うように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1は本発明の一実施形態に係るフルカラー画像形成装置の概略構成を縦断面図、図2は図1の制御部の構成を示すブロック図、図3は図2のデジタル画像処理部113から制御部100を介してプリンタ制御部250への画像信号の出力系統を詳細に示すブロック図である。
【0011】
フルカラー画像形成装置は、図1に示すように、カラーリーダ部1と、カラープリンタ部2とを備える。
【0012】
まず、カラーリーダ部1の構成について説明すると、カラーリーダ部1は、原稿台ガラス(プラテンガラス)101および自動原稿給紙装置(ADF)102を有する。ここで、この自動原稿給紙装置102の代わりに、鏡面圧板または白色圧板(図示せず)を装着する構成でもよい。また、カラーリーダ部1は、原稿を照明するためのハロゲンランプ、蛍光灯、キセノン管ランプなどからなる複数の光源103,104と、各光源103,104の光を原稿に集光するための複数の反射傘105,106と、複数のミラー107〜109と、原稿からの反射光または投影光をCCD(電荷結合素子)イメージセンサ(以下、CCDという)111上に集光するレンズ110と、CCD111が実装されている基板112と、画像形成装置全体を制御する制御部100と、デジタル画像処理部113とを有する。
【0013】
ここで、各光源103,104、各反射傘105,106およびミラー107はキャリッジ114に収容されている。また、ミラー108および109はキャリッジ115に収容されている。キャリッジ114は速度Vで、キャリッジ115は速度V/2で、CCD111の電気的走査方向(主走査方向X)に対して直交する副走査方向Yに機械的に移動可能なように構成され、各キャリッジ114,115の移動により、原稿の全面が走査される。
【0014】
制御部100は、図2に示すように、CPU301と、操作部303と、メモリ302とを含む。CPU301は、デジタル画像処理部113、プリンタ制御部250および外部I/F116に対してそれぞれ制御を行うための情報をやり取りするI/Fを有する。
【0015】
操作部303は操作者による処理実行内容の入力や操作者に対する処理に関する情報および警告などの通知のためのタッチパネル付き液晶表示装置から構成される。
【0016】
外部I/F116は、他のデバイスとの外部インターフェイスであり、具体的にはファクシミリ装置(図示せず)やLANインターフェイス装置(図示せず)などの他の装置と接続可能なインターフェイスである。なお、ファクシミリ装置やLANインターフェイス装置との画像情報およびコード情報のやり取りに関する手続きについては、外部I/F116に接続される他の装置の制御部(図示せず)とCPU301との相互通信により行われる。
【0017】
次に、デジタル画像処理部113および制御部100について図3を参照しながら説明する。
【0018】
原稿台ガラス101上の原稿は各光源103,104からの光を反射し、その反射光はCCD111に導かれて電気信号に変換される。ここで、CCD111がカラーセンサの場合、このセンサとしては、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ、Gフィルタ、BフィルタをそれぞれのCCD毎に並べたものでもよいし、フィルタがオンチップ化またはフィルタがCCDと別構成になったものでもよい。CCD111からの電気信号(アナログ画像信号)は、デジタル画像処理部113に入力される。デジタル画像処理部113においては、入力された上記アナログ画像信号がクランプ&Amp&S/H&A/D部502でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位としてクランプされ、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGBの8ビットのデジタル信号に変換される。そして、RGBの各信号は、シェーディング部503において、シェーディング補正および黒補正が施された後、つなぎ&MTF補正&原稿検知部504に入力される。
【0019】
つなぎ&MTF補正&原稿検知部504において、CCD111が3ラインCCDの場合、つなぎ処理は、ライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正し、MTF補正は、読取速度や変倍率によって読取のMTFが変わるため、その変化を補正し、原稿検知は原稿台ガラス上の原稿を走査することにより原稿サイズを認識する。読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は、入力マスキング部505によって、CCD111の分光特性および光源103,104および反射傘105,106の分光特性を補正する。入力マスキング部505の出力は、外部I/F116からの信号との切り替え可能なセレクタ506に入力される。
【0020】
セレクタ506から出力された信号は、色空間圧縮&下地除去&LOG変換部507と下地除去部515に入力される。下地除去部515に入力された信号は、下地除去された後、黒文字判定部516に入力される。黒文字判定部516においては、入力された信号が原稿中の原稿の黒い文字か否かの判定が行われ、原稿から黒文字信号が生成される。
【0021】
また、色空間圧縮&下地除去&LOG変換部507においては、色空間圧縮により、入力されたセレクタ506の出力(読み取られた画像信号)がプリンタで再現できる範囲に入っているか否かが判断され、入っている場合はそのまま出力され、入っていない場合は、画像信号がプリンタで再現可能な範囲に入るように補正される。次いで、下地除去処理が行われ、LOG変換部により、RGB信号からYMC信号への変換が行われる。そして、黒文字判定部515で生成された信号とタイミングを補正するため、色空間圧縮&下地除去&LOG変換部507の出力信号は、遅延部508でタイミングが調整される。
【0022】
上記黒文字判定部516からの黒文字信号、遅延部508からの信号のそれぞれは、モワレ除去部509においてモワレが除去された後に、変倍処理部510において、主走査方向に変倍処理される。変倍処理後の信号は、UCR&マスキング&黒文字反映部511に入力され、UCR&マスキング&黒文字反映部511においては、UCR処理により、入力された信号(YMC信号)に基づいてYMCK信号が生成され、マスキング処理部により、YMCK信号がプリンタの出力にあった信号に補正される。また、黒文字判定部515で生成された判定信号がYMCK信号にフィードバックされる。
【0023】
UCR&マスキング&黒文字反映部511で処理された信号は、γ補正部512で濃度調整され、濃度調整後の信号は、画像濃度積算部517とフィルタ部513に入力される。画像濃度積算部517は、入力された信号に基づき、制御部100のメモリ302に格納されている濃度データの積算を行う。フィルタ部513は、入力された信号に対してスムージングまたはエッジ処理を施す。そして、フィルタ部513から出力された信号は、制御部100のページメモリ部514に一旦記憶される。ページメモリ部514に記憶され信号は、プリンタ制御部250からの各色の画像書き出し基準タイミングに従って読み出され、プリンタ制御部250に画像信号として順次ビデオクロックに同期させて送信される。
【0024】
次に、カラープリンタ部2の構成を説明する。カラープリンタ部2は、図1に示すように、制御部100のCPU301からの制御信号(印刷開始など)に従い、カラープリンタ部2の印刷制御を行うプリンタ制御部250を有する。また、カラープリンタ部2は、レーザスキャナ201を有し、レーザスキャナ201は、画像信号に応じて変調されたレーザ光を、ポリゴンミラーで主走査方向に走査して感光ドラム202に照射する。これにより、感光ドラム202上には静電潜像が形成され、感光ドラム202上に形成された静電潜像は、感光ドラム202の時計方向への回転により4色現像ロータリ203の各色中の1色のスリーブ位置に達する。
【0025】
現像ロータリ203は、モータなどを含むトナー補給機構により、画像信号から算出された所定の補給時間分、現像スリーブ面にトナーを補給する。プリンタ制御部250は、上記補給時間に基づきトナー補給量を積算する。そして、静電潜像された感光ドラム202表面と現像バイアスが印加された現像スリーブ面との間に形成される電位量に応じたトナーが、現像ロータリ203から感光ドラム202表面へ飛ばされ、感光ドラム202表面の静電潜像がトナー像として可視像化される。
【0026】
感光ドラム202上に形成されたトナー像は、感光ドラム202の時計方向への回転により、反時計方向に回転するベルト状の中間転写体205に転写される。黒単色画像の場合には、中間転写体205に対して所定時間間隔を空けて順次画像形成、1次転写が行われる。フルカラー画像の場合には、色毎に順次現像ロータリ203のスリーブ位置出しが行われ、感光ドラム上の各色に対応する静電潜像が現像/1次転写され、中間転写体205の4回転後に、すなわち4色分の1次転写した時点で、フルカラー画像の1次転写が完了する。
【0027】
一方、記録紙が各カセット(上段カセット208、下段カセット209、3段目カセット210、4段目カセット211)からそれぞれのピックアップローラ212,213,214,215によりピックアップされ、各カセットの給紙ローラ216,217,218,219により搬送される。そして、記録紙は、縦パス搬送ローラ222,223,224,225によりレジストローラ221まで搬送される。手差し給紙の場合には、手差しトレイ240に積載された記録紙は、手差し給紙ローラ220でレジストローラ221まで搬送される。次いで、中間転写体205への転写が終了するタイミングで、中間転写体205と2次転写ローラ206の間に記録紙が搬送される。その後、記録紙は2次転写ローラ206と中間転写体205とに挟持された状態で定着器207に向けて搬送されるとともに中間転写体205に圧着される。この際に、中間転写体205上のトナー像が記録紙に2次転写される。記録紙に転写されたトナー像は、定着器207により加熱および加圧され、記録紙に定着される。
【0028】
記録紙に転写されずに中間転写体205上に残留するトナーに関しては、中間転写体205の表面上に離間可能なクリーニングブレード230を当接させることによって、残留トナーが中間転写体205表面から掻き取られ、中間転写体205表面はクリーニングされる。このクリーニング動作は、画像形成シーケンス後半の後処理制御で行われる。また、感光ドラム202上の残留トナーは、ブレード231により感光ドラム202表面から掻き取られ、掻き取られたトナーは、廃トナーボックス232に搬送される。さらに、2次転写ローラ206表面上には、予期せぬことでトナーが吸着する可能性がある。このトナーに関しては、2次転写正バイアスおよび2次転写逆バイアスを交互に印加し、2次転写ローラ206表面上の正負各極性の残留トナーを中間転写体205上に吸着させ、上記クリーニングブレード230で残留トナーを中間転写体205から掻き取ることによって、中間転写体205から残留トナーが完全に除去され、後処理制御は終了する。
【0029】
画像が定着された記録紙の排紙に関しては、第1排紙の場合、第1排紙フラッパ237が第1排紙ローラ方向に切り替えられ、記録紙は排紙ローラ233に向けて排紙される。第2排紙の場合には、第1排紙フラッパ237および第2排紙フラッパ238が第2排紙ローラ方向に切り替えられ、記録紙は排紙ローラ234に向けて排紙される。第3排紙の場合には、一旦反転ローラ235で反転動作を行うために、第1排紙フラッパ237および第2排紙フラッパ238が反転ローラ235方向に切り替えられ、記録紙は反転ローラ235で反転される。反転ローラ235による記録紙の反転後、第3排紙フラッパ241が第3排紙方向に切り替えられ、記録紙は第3排紙ローラ236に向けて排紙される。
【0030】
両面排紙の場合には、第3排紙の場合と同様に、一旦反転ローラ235での反転動作が行われ、第3排紙フラッパ241が両面ユニット方向に切り替えられ、記録紙は両面ユニットに搬送される。そして、両面センサで記録紙が検出されてから所定時間後に記録紙は一旦停止され、再度画像準備が整い次第再給紙され、2面目の画像形成が行われる。
【0031】
上記感光ドラム202のクリーニングを行うためのクリーニングブレード231および中間転写体205のクリーニングを行うためのクリーニングブレード230は、ゴムなどの弾性体からなるが、このようなブレード方式を用いているのは、構造が単純で小型であり、コスト面からも有利であるためのである。
【0032】
この方式におけるクリーニング動作メカニズムを、感光ドラム202とクリーニングブレード231を例にして説明する。感光ドラム202の表面上の残留トナーを除去するのに必要な力(0.49N/m=5gf/cm)でクリーニングブレード231を感光ドラム202の表面に圧接させたとき、そのクリーニングブレード231のエッジ部と感光ドラム202の当接部分に働く摩擦力により、感光ドラム202表面に密着したクリーニングブレード231のエッジ部が感光ドラム202の進行方向に変形(ずり変形、圧縮変形)し、次にその応力に伴うクリーニングブレード231のエッジ部に蓄積されたエネルギーが復元力(反発弾性力)として働き、元の状態に戻るいわゆるスティック−スリップ(Stick−Slip)運動によるものと考えられる。
【0033】
従って、クリーニングブレード231を用いたクリーニング装置において、安定したクリーニング性能を得るためには、スティック−スリップ運動の振幅および振動数の適正化が必要であり、これらの適正化は、クリーニングブレード231のエッジ部と感光ドラム202の表面における当接部分の摩擦力、クリーニングブレード231の形状、クリーニングブレード231の材料物性(ヤング率、ポアソン比、モジュラス(応力−歪み曲線))などを調整することにより得ることができる。
【0034】
しかし、上述したように、装置の長期使用に伴い、スティック−スリップ運動は、振幅>適正値、振動数<適正値との関係を有するものとなる。そして、この現象が進行すると、さまざまな不具合例えばブレードめくれが発生する。この不具合は、中間転写体205とブレード230についても同様に発生する。
【0035】
そこで、上記不具合の発生をなくすために、画像形成時以外の所定タイミングにおいて、主走査方向全域またはそれに近い幅を有し、副走査方向の長さが数mm〜数十mmである、「べた」または「ハーフトーン」の帯画像(トナー像)が感光ドラム202上に形成される(図7を参照)。
【0036】
中間転写体205に帯画像を転写しなければ、帯画像を形成するトナーが、クリーニングブレード231に到達する。また、転写域において転写作用を与えれば、中間転写体205上に帯画像が転写され、帯画像を形成するトナーをクリーニングブレード230のエッジ部に到達させることができる。このトナーによる研磨および潤滑作用を活用することによって、長期使用においても、クリーニングブレード231(または230)のエッジ部と感光ドラム202表面(または中間転写体205)との摩擦によりブレードエッジ部が感光ドラム202(または中間転写体205)の走行方法に沿うように反転する、いわゆるブレードめくれの発生を防止することができる。
【0037】
また、環境の変化などによる色み変動を回避するために、濃度調整が行われている。この濃度調整においては、プリンタ制御部250により積算されたトナー補給量が所定量に達したとき、通常の画像形成動作以外で、濃度を参照するためのパッチ画像(トナー像)が感光ドラム202上に形成される(パッチ形成)。このパッチ画像のサイズは主走査方向、副走査方向ともに数mm〜数十mmである。このパッチ画像は、中間転写体205に転写され、転写されたパッチ画像の濃度は、濃度センサ260により検出される。濃度センサ260は、検出したパッチ画像濃度を示す濃度信号を制御部100に出力する。制御部100は、記録紙に転写されるトナー像の濃度を調整すべく、濃度センサ260からの濃度信号に基づいてプリンタ制御部250に対する画像形成条件を適宜に変更する。これは、YMCKそれぞれのトナーについて行われる。
【0038】
プリンタ制御部250は、主走査方向のサイズを任意に変更可能な画像を形成することが可能であり、これにより濃度調整のみを行う場合には、主走査方向が数mm〜数十mmであるパッチ画像(図6を参照)を形成し、帯画像の形成のみ、または帯画像形成と濃度調整の両方を行う場合には、主走査方向全域あるいはそれに近い幅の帯画像(図7を参照)を形成する。
【0039】
次に、帯画像の形成、およびパッチ画像の形成による濃度調整について詳細に図4、図5および図8を参照しながら説明する。図4および図5は帯形成とパッチ形成による濃度調整とを行うための制御手順を示すフローチャート、図8は帯画像形成とパッチ画像形成による濃度調整とを行う際の基準となる画像濃度積算量とトナー補給積算量との基準値とをそれぞれ示す概略図である。
【0040】
本実施形態においては、画像濃度積算量に応じて帯画像の形成(帯形成)が行われる。また、トナー補給積算量に応じてパッチ形成が行われ、濃度調整が行われる。具体的には、トナー補給積算量に対しては、図8(a)に示すように、所定のマージン(Tmax〜Tminの範囲)を有する基準値が設けられ、画像濃度積算量に対しては、図8(b)に示すように、所定のマージン(Smax〜Sminの範囲)を有する基準値が設けられている。ここで、通常は、帯形成は、画像濃度積算量がその基準値の最大値Smaxに達した場合に、パッチ形成による濃度調整は、トナー補給積算量がその基準値の最大値Tminに達した場合に、それぞれ実行されるというように、帯形成とパッチ形成による濃度調整とは個別に実行される。ただし、本実施形態においては、例えば画像濃度積算量がその基準値の最大値Smaxに達した場合、トナー補給積算量が基準値の最小値Tmin以上であるか否かの判定が行われる。そして、画像濃度積算量がその基準値の最大値Smaxに達した場合において、トナー補給積算量が基準値の最小値Tmin以上であれば、パッチ画像を兼ねる帯画像の形成が行われ、形成された帯画像の濃度が検出される。また、トナー補給積算量が基準値の最大値Tmaxに達した場合において、画像濃度積算量がその基準値の最小値Smin以上であれば、パッチ画像を兼ねる帯画像の形成が行われ、形成された帯画像の濃度が検出される。
【0041】
このような帯形成とパッチ形成による濃度調整とを行うための制御においては、図4に示すように、まず、画像濃度積算部517により積算され制御部100に記録された画像濃度積算量がその基準値の最大値Smaxに達したか否かの判定が行われる(ステップS401)。ここで、画像濃度積算量がその基準値の最大値Smaxに達している場合、帯画像の形成(感光ドラム202または中間転写体205上への帯画像の形成)が行われ(ステップS402)、そして、画像濃度積算量が「0」にクリアされる(ステップS403)。
【0042】
次いで、プリンタ制御部250に記録されたトナー補給積算量が基準値の最小値Tminに達しているか否かの判定が行われる(ステップS404)。ここで、トナー補給積算量が基準値の最小値Tminに達していない場合、本処理は終了する。これに対し、トナー補給積算量が基準値の最小値Tminに達している場合、形成された帯画像が濃度調整用パッチ画像として見なされ、その濃度が濃度センサ260により検出され、濃度調整が行われる(ステップS405)。そして、トナー補給積算量が「0」にクリアされる(ステップS406)。
【0043】
上記ステップS401において画像濃度積算量がその基準値の最大値Smaxに達していないと判定された場合、プリンタ制御部250に記録されたトナー補給積算量が基準値の最大値Tmaxに達しているか否かの判定が行われる(ステップS407)。ここで、トナー補給積算量が基準値の最小値Tmaxに達している場合、画像濃度積算量がその基準値の最小値Sminに達しているか否かの判定が行われ(ステップS408)、画像濃度積算量がその基準値の最小値Sminに達している場合、帯画像の形成(感光ドラム202または中間転写体205上への帯画像の形成)が行われ(ステップS409)、そして、画像濃度積算量が「0」にクリアされる(ステップS410)。次いで、形成された帯画像が濃度調整用パッチ画像として見なされ、その濃度が濃度センサ260により検出され、濃度調整が行われる(ステップS411)。そして、トナー補給積算量が「0」にクリアされる(ステップS412)。
【0044】
上記ステップS408において画像濃度積算量がその基準値の最小値Sminに達していないと判定された場合、帯画像の形成を行う必要がないので、濃度調整用パッチ画像が形成され(ステップS413)、形成されたパッチ画像の濃度が濃度センサ260により検出され、濃度調整が行われる(ステップS411)。そして、トナー補給積算量が「0」にクリアされる(ステップS412)。
【0045】
上記ステップS407においてトナー補給積算量が基準値の最小値Tmaxに達していないと判定された場合、本処理は終了する。
【0046】
このように、本実施形態では、画像濃度積算量がその基準値の最大値Smaxに達し、かつトナー補給積算量がその基準値の最小値Tmin以上であると、または、トナー補給積算量がその基準値の最大値Tmaxに達し、画像濃度積算量がその基準値の最小値Smin以上であると、ブレード230,231のブレードめくれの発生を防止するための帯画像の形成(感光ドラム202または中間転写体205上への帯画像の形成)が行われるとともに、形成された帯画像が濃度調整用パッチ画像として見なされ、その濃度が濃度センサ260により検出され、濃度調整が行われるので、帯画像の形成および濃度調整用パッチ画像の形成に起因するダウンタイムの発生を減少させるとともに、それに伴う現像剤の使用量の増加を抑制することができる。
【0047】
なお、本発明の目的は、前述した各実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0048】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0049】
以下、本発明の実施態様を列挙する。
【0050】
[実施態様1] 入力された画像データに応じて形成された潜像を現像剤により現像剤像として可視像化するための現像手段と、前記現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上に担持された現像剤像を転写材に転写するための転写手段と、前記像担持体表面に対して当接および離間可能に構成され、前記現像剤像の前記転写材への転写後に前記像担持体上の残留現像剤を除去するためのブレード部材と、前記ブレード部材が前記像担持体に当接された際の前記ブレード部材と前記像担持体との間の抵抗を変えるためのブレード用現像剤像と前記現像剤像の濃度を調整するための濃度調整用現像剤像とを前記像担持体上に形成するための現像剤像形成手段と、前記像担持体上に形成された濃度調整用現像剤像の濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行う濃度調整手段とを備える画像形成装置であって、前記現像手段に補給される現像剤補給量を積算し、その積算値を保持する現像剤補給量積算手段と、前記入力された画像データに基づいて画像濃度を積算し、その積算値を保持する画像濃度積算手段と、前記画像濃度の積算値と前記現像剤補給量の積算値とが所定条件を満足すると、前記現像剤像形成手段により前記ブレード用現像剤像を形成するとともに、前記濃度調整手段により前記形成されたブレード用現像剤像を前記濃度調整用現像剤像としてその濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行うように制御する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
【0051】
[実施態様2] 前記画像濃度の積算値に対する画像濃度積算基準値として最大値および最小値を有する基準値が設定され、前記現像剤補給量の積算値に対する現像剤補給量積算基準値として最大値および最小値を有する基準値が設定され、前記制御手段は、前記画像濃度の積算値が前記画像濃度積算基準値の最大値を達し、かつ前記現像剤補給量の積算値が前記現像剤補給量積算基準値の最小値以上であれば、前記所定条件を満足したと判断することを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
【0052】
[実施態様3] 前記制御手段は、前記現像剤補給量の積算値が前記現像剤補給量積算基準値の最大値に達し、かつ前記画像濃度の積算値が前記画像濃度積算基準値の最小値以上であれば、前記所定条件を満足したと判断することを特徴とする実施態様2記載の画像形成装置。
【0053】
[実施態様4] 前記制御手段は、前記画像濃度の積算値が前記画像濃度積算基準値の最大値を達し、かつ前記現像剤補給量の積算値が前記現像剤補給量積算基準値の最小値より小さければ、前記現像剤像形成手段により前記ブレード用現像剤像を形成する制御のみを行うことを特徴とする実施態様2記載の画像形成装置。
【0054】
[実施態様5] 前記制御手段は、前記現像剤補給量の積算値が前記現像剤補給量積算基準値の最大値に達し、かつ前記画像濃度の積算値が前記画像濃度積算基準値の最小値より小さければ、前記現像剤像形成手段により前記濃度調整用現像剤像を形成し、前記濃度調整手段により前記形成された濃度調整用現像剤像をの濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行うように制御することを特徴とする実施態様2記載の画像形成装置。
【0055】
[実施態様6] 前記現像剤像形成手段により形成される前記ブレード用現像剤像と前記濃度調整用現像剤像とはそれぞれ異なる寸法を有することを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
【0056】
[実施態様7] 前記像担持体は、感光体であることを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
【0057】
[実施態様8] 前記像担持体は、中間転写体であることを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
【0058】
[実施態様9] 前記濃度調整手段は、前記中間転写体上に形成された濃度調整用現像剤像の濃度を検出することを特徴とする実施態様8記載の画像形成装置。
【0059】
[実施態様10] 前記制御手段は、前記ブレード用現像剤像が形成される毎に前記現像剤補給量積算手段に保持されている現像剤補給量の積算値をクリアし、前記濃度調整手段により濃度調整が行われる毎に前記画像濃度積算手段に保持されている画像濃度の積算値をクリアすることを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
【0060】
[実施態様11] 入力された画像データに応じて形成された潜像を現像剤により現像剤像として可視像化するための現像手段と、前記現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上に担持された現像剤像を転写材に転写するための転写手段と、前記像担持体表面に対して当接および離間可能に構成され、前記現像剤像の前記転写材への転写後に前記像担持体上の残留現像剤を除去するためのブレード部材と、前記ブレード部材が前記像担持体に当接された際の前記ブレード部材と前記像担持体との間の抵抗を変えるためのブレード用現像剤像と前記現像剤像の濃度を調整するための濃度調整用現像剤像とを前記像担持体上に形成するための現像剤像形成手段と、前記像担持体上に形成された濃度調整用現像剤像の濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行う濃度調整手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、前記現像手段に補給される現像剤補給量を積算し、その積算値を保持する現像剤補給量積算工程と、前記入力された画像データに基づいて画像濃度を積算し、その積算値を保持する画像濃度積算工程と、前記画像濃度の積算値と前記現像剤補給量の積算値とが所定条件を満足すると、前記現像剤像形成手段により前記ブレード用現像剤像を形成するとともに、前記濃度調整手段により前記形成されたブレード用現像剤像を前記濃度調整用現像剤像としてその濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行うように制御する制御工程とを有することを特徴とする制御方法。
【0061】
[実施態様12] 前記画像濃度の積算値に対する画像濃度積算基準値として最大値および最小値を有する基準値が設定され、前記現像剤補給量の積算値に対する現像剤補給量積算基準値として最大値および最小値を有する基準値が設定され、前記制御工程では、前記画像濃度の積算値が前記画像濃度積算基準値の最大値を達し、かつ前記現像剤補給量の積算値が前記現像剤補給量積算基準値の最小値以上であれば、前記所定条件を満足したと判断することを特徴とする実施態様11記載の制御方法。
【0062】
[実施態様13] 前記制御工程では、前記現像剤補給量の積算値が前記現像剤補給量積算基準値の最大値に達し、かつ前記画像濃度の積算値が前記画像濃度積算基準値の最小値以上であれば、前記所定条件を満足したと判断することを特徴とする実施態様12記載の制御方法。
【0063】
[実施態様14] 前記制御工程では、前記画像濃度の積算値が前記画像濃度積算基準値の最大値を達し、かつ前記現像剤補給量の積算値が前記現像剤補給量積算基準値の最小値より小さければ、前記現像剤像形成手段により前記ブレード用現像剤像を形成する制御のみを行うことを特徴とする実施態様12記載の制御方法。
【0064】
[実施態様15] 前記制御工程では、前記現像剤補給量の積算値が前記現像剤補給量積算基準値の最大値に達し、かつ前記画像濃度の積算値が前記画像濃度積算基準値の最小値より小さければ、前記現像剤像形成手段により前記濃度調整用現像剤像を形成し、前記濃度調整手段により前記形成された濃度調整用現像剤像をの濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行うように制御することを特徴とする実施態様12記載の制御方法。
【0065】
[実施態様16] 前記現像剤像形成手段により形成される前記ブレード用現像剤像と前記濃度調整用現像剤像とはそれぞれ異なる寸法を有することを特徴とする実施態様11記載の制御方法。
【0066】
[実施態様17] 前記像担持体は、感光体であることを特徴とする実施態様11記載の制御方法。
【0067】
[実施態様18] 前記像担持体は、中間転写体であることを特徴とする実施態様11記載の制御方法。
【0068】
[実施態様19] 前記現像剤像形成手段は、前記中間転写体上に形成された濃度調整用現像剤像の濃度を検出することを特徴とする実施態様18記載の制御方法。
【0069】
[実施態様20] 前記ブレード用現像剤像が形成される毎に前記保持されている現像剤補給量の積算値をクリアする工程と、前記濃度調整手段により濃度調整が行われる毎に前記保持されている画像濃度の積算値をクリアする工程とを有することを特徴とする実施態様11記載の制御方法。
【0070】
[実施態様21] 入力された画像データに応じて形成された潜像を現像剤により現像剤像として可視像化するための現像手段と、前記現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上に担持された現像剤像を転写材に転写するための転写手段と、前記像担持体表面に対して当接および離間可能に構成され、前記現像剤像の前記転写材への転写後に前記像担持体上の残留現像剤を除去するためのブレード部材と、前記ブレード部材が前記像担持体に当接された際の前記ブレード部材と前記像担持体との間の抵抗を変えるためのブレード用現像剤像と前記現像剤像の濃度を調整するための濃度調整用現像剤像とを前記像担持体上に形成するための現像剤像形成手段と、前記像担持体上に形成された濃度調整用現像剤像の濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行う濃度調整手段とを備える画像形成装置上で実行されるプログラムであって、前記現像手段に補給される現像剤補給量を積算し、その積算値を保持する現像剤補給量積算モジュールと、前記入力された画像データに基づいて画像濃度を積算し、その積算値を保持する画像濃度積算モジュールと、前記画像濃度の積算値と前記現像剤補給量の積算値とが所定条件を満足すると、前記現像剤像形成手段により前記ブレード用現像剤像を形成するとともに、前記濃度調整手段により前記形成されたブレード用現像剤像を前記濃度調整用現像剤像としてその濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行うように制御する制御モジュールとを有することを特徴とするプログラム。
【0071】
[実施態様22] 実施態様21記載のプログラムをコンピュータや読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像濃度の積算値と現像剤補給量の積算値とが所定条件を満足すると、現像剤像形成手段によりブレード用現像剤像を形成するとともに、濃度調整手段により形成されたブレード用現像剤像を濃度調整用現像剤像としてその濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行うように制御するので、ブレード用現像剤像の形成および濃度調整用現像剤像の形成に起因するダウンタイムの発生を減少させるとともに、それに伴う現像剤の使用量の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフルカラー画像形成装置の概略構成を縦断面図である。
【図2】図1の制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】図2のデジタル画像処理部113から制御部100を介してプリンタ制御部250への画像信号の出力系統を詳細に示すブロック図である。
【図4】帯形成とパッチ形成による濃度調整とを行うための制御手順を示すフローチャートである。
【図5】帯形成とパッチ形成による濃度調整とを行うための制御手順を示すフローチャートである。
【図6】感光ドラム202上に形成されたパッチ画像を示す概略図である。
【図7】感光ドラム202上に形成された帯画像を示す概略図である。
【図8】帯画像形成とパッチ画像形成による濃度調整とを行う際の基準となる画像濃度積算量とトナー補給積算量との基準値とをそれぞれ示す概略図である。
【符号の説明】
100 制御部
113 デジタル画像処理部
202 感光ドラム
203 現像ロータリ
205 中間転写体
230,231 ブレード
250 プリンタ制御部
260 濃度センサ
301 CPU
302 メモリ
517 画像濃度積算部

Claims (1)

  1. 入力された画像データに応じて形成された潜像を現像剤により現像剤像として可視像化するための現像手段と、前記現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体上に担持された現像剤像を転写材に転写するための転写手段と、前記像担持体表面に対して当接および離間可能に構成され、前記現像剤像の前記転写材への転写後に前記像担持体上の残留現像剤を除去するためのブレード部材と、前記ブレード部材が前記像担持体に当接された際の前記ブレード部材と前記像担持体との間の抵抗を変えるためのブレード用現像剤像と前記現像剤像の濃度を調整するための濃度調整用現像剤像とを前記像担持体上に形成するための現像剤像形成手段と、前記像担持体上に形成された濃度調整用現像剤像の濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行う濃度調整手段とを備える画像形成装置であって、
    前記現像手段に補給される現像剤補給量を積算し、その積算値を保持する現像剤補給量積算手段と、
    前記入力された画像データに基づいて画像濃度を積算し、その積算値を保持する画像濃度積算手段と、
    前記画像濃度の積算値と前記現像剤補給量の積算値とが所定条件を満足すると、前記現像剤像形成手段により前記ブレード用現像剤像を形成するとともに、前記濃度調整手段により前記形成されたブレード用現像剤像を前記濃度調整用現像剤像としてその濃度を検出し、該検出された濃度に応じて濃度調整処理を行うように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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