JP3055481B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/60—Apparatus which relate to the handling of originals
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/04—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
- H04N1/047—Detection, control or error compensation of scanning velocity or position
- H04N1/0473—Detection, control or error compensation of scanning velocity or position in subscanning direction, e.g. picture start or line-to-line synchronisation
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/00172—Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling
- G03G2215/00177—Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling for scanning
- G03G2215/00181—Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling for scanning concerning the original's state of motion
- G03G2215/00185—Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling for scanning concerning the original's state of motion original at rest
-
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- G03G2215/00172—Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling
- G03G2215/00206—Original medium
- G03G2215/00316—Electronic image supplied to the apparatus
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/04—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
- H04N1/10—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N2201/00—Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
- H04N2201/04—Scanning arrangements
- H04N2201/047—Detection, control or error compensation of scanning velocity or position
- H04N2201/04753—Control or error compensation of scanning position or velocity
- H04N2201/04756—Control or error compensation of scanning position or velocity by controlling the position or movement of the sheet, the sheet support or the photoconductive surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取り、読み取った画像を用紙に高品質で記録するのに好
適な画像形成装置に関する。
取り、読み取った画像を用紙に高品質で記録するのに好
適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動原稿送り装置を備えた複写機にあっ
ては、操作者が原稿トレイに複数の原稿をセットし、操
作パネルを操作して複写指示を入力すると、原稿が1枚
ずつ自動的にプラテンガラス上に送られ、そこで当該原
稿の画像が読み取られた後、当該原稿が排出トレイに搬
送されるようになっている。また、原稿の両面を複写す
る両面自動原稿送り装置を備えた複写機にあっては、プ
ラテンガラスの端部に原稿を突き当てて位置を規制する
リードレジと呼ばれるガイド部材が、原稿搬送方向と直
角に設けられている。この場合、原稿トレイからプラテ
ンガラス上に原稿が搬送されると、まず、その第1面の
画像が読み取られる。次に、リードレジが駆動機構によ
ってプラテンガラス面より下げられると、原稿がプラテ
ンガラスの端部を通過し、反転搬送路に送られ、そこで
原稿の表裏が反転され、再びプラテンガラス上に原稿が
送られる。そして、第2面の画像が読み取られた後、当
該原稿は排出トレイに搬送されるようなっている。
ては、操作者が原稿トレイに複数の原稿をセットし、操
作パネルを操作して複写指示を入力すると、原稿が1枚
ずつ自動的にプラテンガラス上に送られ、そこで当該原
稿の画像が読み取られた後、当該原稿が排出トレイに搬
送されるようになっている。また、原稿の両面を複写す
る両面自動原稿送り装置を備えた複写機にあっては、プ
ラテンガラスの端部に原稿を突き当てて位置を規制する
リードレジと呼ばれるガイド部材が、原稿搬送方向と直
角に設けられている。この場合、原稿トレイからプラテ
ンガラス上に原稿が搬送されると、まず、その第1面の
画像が読み取られる。次に、リードレジが駆動機構によ
ってプラテンガラス面より下げられると、原稿がプラテ
ンガラスの端部を通過し、反転搬送路に送られ、そこで
原稿の表裏が反転され、再びプラテンガラス上に原稿が
送られる。そして、第2面の画像が読み取られた後、当
該原稿は排出トレイに搬送されるようなっている。
【0003】プラテンガラス上の原稿の読み取りは、プ
ラテンガラスの下側から原稿に光を照射して、その反射
光を撮像素子で読み取って画像信号を生成することによ
り行われる。この場合、画像信号に画像処理を施して、
原稿の端部から2mm〜3mmの範囲を用紙に記録しな
い縁消しと呼ばれる処理がなされることが多い。
ラテンガラスの下側から原稿に光を照射して、その反射
光を撮像素子で読み取って画像信号を生成することによ
り行われる。この場合、画像信号に画像処理を施して、
原稿の端部から2mm〜3mmの範囲を用紙に記録しな
い縁消しと呼ばれる処理がなされることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リードレジ
を備えた複写機にあっては、リードレジによって光源か
ら光が遮られるので、縁消し部分の内側に黒色の筋や影
が発生することがある。また、プラテンガラスとリード
レジとの隙間やプラテンガラスの端部を通過する光の光
路長は、プラテンガラスの下面を通過した光の光路長と
相違する。このため、リードレジに近接する原稿の端部
には、光源からの光が均等に照射されない。この結果、
縁消し部分の内側に黒色の筋や影が発生することがあ
る。係る不都合を縁消し量を増やすことにより対処しよ
うとすると、リードレジの大きさやプラテンガラスの厚
さにもよるが、画像が欠落する範囲が増加してしまう。
特に、高倍率で複写しようとすると、リードレジやプラ
テンガラスの端部の影響が拡大されるので、画質劣化が
生じる部分が大きくなり、縁消し処理では対処すること
ができなくなるといった問題があった。
を備えた複写機にあっては、リードレジによって光源か
ら光が遮られるので、縁消し部分の内側に黒色の筋や影
が発生することがある。また、プラテンガラスとリード
レジとの隙間やプラテンガラスの端部を通過する光の光
路長は、プラテンガラスの下面を通過した光の光路長と
相違する。このため、リードレジに近接する原稿の端部
には、光源からの光が均等に照射されない。この結果、
縁消し部分の内側に黒色の筋や影が発生することがあ
る。係る不都合を縁消し量を増やすことにより対処しよ
うとすると、リードレジの大きさやプラテンガラスの厚
さにもよるが、画像が欠落する範囲が増加してしまう。
特に、高倍率で複写しようとすると、リードレジやプラ
テンガラスの端部の影響が拡大されるので、画質劣化が
生じる部分が大きくなり、縁消し処理では対処すること
ができなくなるといった問題があった。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、画質の欠落を増加させることなく、黒色の
筋や影といった画質劣化を解消する画像形成装置を提供
することを主目的とする。
ものであり、画質の欠落を増加させることなく、黒色の
筋や影といった画質劣化を解消する画像形成装置を提供
することを主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載した発明あっては、平面形状をした
透明体の上側に置かれた原稿に対して前記透明体の下側
から光を照射して前記原稿の画像を読み取って画像信号
を生成する画像信号生成手段と、前記透明体の端部に隣
接し、前記原稿の突き当て基準となるガイド部材と、当
該画像信号を用紙に記録する画像出力手段と、操作指示
を入力する入力手段とを有する画像形成装置において、
前記画像信号生成手段によって前記透明体の上側にある
前記原稿の画像を読み取る際、前記透明体の端部を前記
光が透過する光路、または前記ガイド部材によって前記
光が遮られる光路のうち少なくとも一方に前記原稿が位
置しないように前記原稿を前記ガイド部材から離れた基
準位置に移動させる原稿搬送手段を備えたことを特徴と
する。
め、請求項1に記載した発明あっては、平面形状をした
透明体の上側に置かれた原稿に対して前記透明体の下側
から光を照射して前記原稿の画像を読み取って画像信号
を生成する画像信号生成手段と、前記透明体の端部に隣
接し、前記原稿の突き当て基準となるガイド部材と、当
該画像信号を用紙に記録する画像出力手段と、操作指示
を入力する入力手段とを有する画像形成装置において、
前記画像信号生成手段によって前記透明体の上側にある
前記原稿の画像を読み取る際、前記透明体の端部を前記
光が透過する光路、または前記ガイド部材によって前記
光が遮られる光路のうち少なくとも一方に前記原稿が位
置しないように前記原稿を前記ガイド部材から離れた基
準位置に移動させる原稿搬送手段を備えたことを特徴と
する。
【0007】また、請求項2に記載した発明にあって
は、前記原稿搬送手段は、記録前の前記原稿を収納する
原稿トレイから、前記透明体の端部を前記光が透過する
光路、または前記ガイド部材によって前記光が遮られる
光路のうち少なくとも一方に前記原稿が位置しないよう
に予め定めた基準位置に前記原稿を搬送し、前記画像信
号生成手段によって前記原稿の画像が読み取られた後、
前記原稿を排出トレイに搬送することを特徴とする。
は、前記原稿搬送手段は、記録前の前記原稿を収納する
原稿トレイから、前記透明体の端部を前記光が透過する
光路、または前記ガイド部材によって前記光が遮られる
光路のうち少なくとも一方に前記原稿が位置しないよう
に予め定めた基準位置に前記原稿を搬送し、前記画像信
号生成手段によって前記原稿の画像が読み取られた後、
前記原稿を排出トレイに搬送することを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載した発明にあって
は、前記透明体の上側に置かれた前記原稿の位置を検出
する位置検出手段と、前記位置検出手段によって検出さ
れた前記原稿の位置から、前記透明体の端部を前記光が
透過する光路、または前記ガイド部材によって前記光が
遮られる光路のうち少なくとも一方に該当しないように
予め定めた基準位置までの距離を示すデータを生成する
データ手段とを備え、前記原稿搬送手段は、前記データ
に基づいて、前記原稿を前記ガイド部材から離れた位置
に移動させることを特徴とする。
は、前記透明体の上側に置かれた前記原稿の位置を検出
する位置検出手段と、前記位置検出手段によって検出さ
れた前記原稿の位置から、前記透明体の端部を前記光が
透過する光路、または前記ガイド部材によって前記光が
遮られる光路のうち少なくとも一方に該当しないように
予め定めた基準位置までの距離を示すデータを生成する
データ手段とを備え、前記原稿搬送手段は、前記データ
に基づいて、前記原稿を前記ガイド部材から離れた位置
に移動させることを特徴とする。
【0009】また、請求項4に記載した発明にあって
は、前記画像形成手段は、前記入力手段によって前記画
像の記録指示が入力されると、前記画像信号を生成し、
前記位置検出手段は、当該画像信号から前記原稿の輪郭
を抽出し、抽出された前記原稿の輪郭に基づいて、前記
原稿の位置を検出することを特徴とする。また、請求項
5に記載した発明にあっては、前記原稿搬送手段は、前
記透明体を上側から覆うように開閉自在に設けられてお
り、前記原稿搬送手段の開閉を検出する開閉検出手段と
前記開閉検出手段によって前記原稿搬送手段が閉じてい
ることが検出された場合に、前記原稿の移動を開始する
ように前記原稿搬送手段を制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする。
は、前記画像形成手段は、前記入力手段によって前記画
像の記録指示が入力されると、前記画像信号を生成し、
前記位置検出手段は、当該画像信号から前記原稿の輪郭
を抽出し、抽出された前記原稿の輪郭に基づいて、前記
原稿の位置を検出することを特徴とする。また、請求項
5に記載した発明にあっては、前記原稿搬送手段は、前
記透明体を上側から覆うように開閉自在に設けられてお
り、前記原稿搬送手段の開閉を検出する開閉検出手段と
前記開閉検出手段によって前記原稿搬送手段が閉じてい
ることが検出された場合に、前記原稿の移動を開始する
ように前記原稿搬送手段を制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする。
【0010】また、請求項6に記載した発明にあって
は、前記入力手段によって入力される操作指示に応じて
前記基準位置を設定する基準位置設定手段を備えたこと
を特徴とする。また、請求項7に記載した発明にあって
は、前記入力手段は、前記画像の倍率を入力できるよう
になっており、前記基準位置設定手段は、前記倍率に応
じて前記基準位置を設定することを特徴とする。また、
請求項8に記載した発明にあっては、前記入力手段は、
前記原稿の端部まで前記用紙に記録するフルイメージモ
ードを指定できるようになっており、前記基準位置設定
手段は、前記入力手段によって前記フルイメージモード
が指定された否かに応じて、前記基準位置を設定するこ
とを特徴とする。
は、前記入力手段によって入力される操作指示に応じて
前記基準位置を設定する基準位置設定手段を備えたこと
を特徴とする。また、請求項7に記載した発明にあって
は、前記入力手段は、前記画像の倍率を入力できるよう
になっており、前記基準位置設定手段は、前記倍率に応
じて前記基準位置を設定することを特徴とする。また、
請求項8に記載した発明にあっては、前記入力手段は、
前記原稿の端部まで前記用紙に記録するフルイメージモ
ードを指定できるようになっており、前記基準位置設定
手段は、前記入力手段によって前記フルイメージモード
が指定された否かに応じて、前記基準位置を設定するこ
とを特徴とする。
【0011】また、請求項9に記載した発明にあって
は、前記原稿搬送手段は、前記透明体を上側から覆うよ
うに開閉自在に設けられており、前記原稿搬送手段の開
閉を検出する開閉検出手段と、前記開閉検出手段によっ
て前記原稿搬送手段が開いていることが検出された場
合、前記基準位置に原稿を移動させないように前記原稿
搬送手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。また、請求項10に記載した発明にあっては、前記
画像信号形成手段は、前記原稿の端部から一定の範囲に
ついてはふち消しを行って画像信号を生成し、前記開閉
検出手段によって検出される前記原稿搬送手段の開閉状
態に応じて、前記原稿のふち消し量を可変することを特
徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
は、前記原稿搬送手段は、前記透明体を上側から覆うよ
うに開閉自在に設けられており、前記原稿搬送手段の開
閉を検出する開閉検出手段と、前記開閉検出手段によっ
て前記原稿搬送手段が開いていることが検出された場
合、前記基準位置に原稿を移動させないように前記原稿
搬送手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。また、請求項10に記載した発明にあっては、前記
画像信号形成手段は、前記原稿の端部から一定の範囲に
ついてはふち消しを行って画像信号を生成し、前記開閉
検出手段によって検出される前記原稿搬送手段の開閉状
態に応じて、前記原稿のふち消し量を可変することを特
徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
【0012】
1.第1実施形態の構成 1−1:機械的構成 まず、本発明の実施形態にかかる画像形成装置の機械的
構成について、図1を参照しつつ、その概略を説明す
る。この図において、100はADF(Auto Document
Feeder:自動原稿送り装置)であり、原稿を1枚ずつ、
画像入力部20のプラテンガラス面に供給する。このA
DF100は、プラテンガラス面に対して開閉自在とな
っており、手動でも原稿をセットできるようになってい
る。画像入力部20は光源210とCCD等から構成さ
れ、ADF100によって供給された原稿、あるいは、
手動でセットされた原稿の画像を読み込んで、画像デー
タを画像処理部30に出力する。
構成について、図1を参照しつつ、その概略を説明す
る。この図において、100はADF(Auto Document
Feeder:自動原稿送り装置)であり、原稿を1枚ずつ、
画像入力部20のプラテンガラス面に供給する。このA
DF100は、プラテンガラス面に対して開閉自在とな
っており、手動でも原稿をセットできるようになってい
る。画像入力部20は光源210とCCD等から構成さ
れ、ADF100によって供給された原稿、あるいは、
手動でセットされた原稿の画像を読み込んで、画像デー
タを画像処理部30に出力する。
【0013】画像処理部30は、後述するように、画像
データに縁消し処理等の画像処理を施して、これを画像
出力部40に供給する。画像出力部40は、画像処理部
30から供給された画像データGDに基づいてレーザー
ダイオードLDおよびポリゴンミラーPMを駆動し、こ
れにより感光ドラムDRに潜像を形成する。この後、用
紙カセット401〜404から用紙が感光ドラムDRの
下部に搬送されると、転写コロトン406は感光ドラム
DRの潜像を用紙に転写する。そして、剥離コロトン4
08によって感光ドラムDRから用紙が剥がされる。フ
ューザー部408に用紙が搬送されると、フューザー部
408は当該用紙上のトナー像を定着する。この後、用
紙は図示せぬソーターへ搬送される。なお、原稿の両面
を複写する場合において、第1面の複写が終了した場合
には、用紙はフューザー部408から両面/合成トレイ
405に搬送することによって、その上下面が反転さ
れ、再び感光ドラムDRの下部に搬送される。
データに縁消し処理等の画像処理を施して、これを画像
出力部40に供給する。画像出力部40は、画像処理部
30から供給された画像データGDに基づいてレーザー
ダイオードLDおよびポリゴンミラーPMを駆動し、こ
れにより感光ドラムDRに潜像を形成する。この後、用
紙カセット401〜404から用紙が感光ドラムDRの
下部に搬送されると、転写コロトン406は感光ドラム
DRの潜像を用紙に転写する。そして、剥離コロトン4
08によって感光ドラムDRから用紙が剥がされる。フ
ューザー部408に用紙が搬送されると、フューザー部
408は当該用紙上のトナー像を定着する。この後、用
紙は図示せぬソーターへ搬送される。なお、原稿の両面
を複写する場合において、第1面の複写が終了した場合
には、用紙はフューザー部408から両面/合成トレイ
405に搬送することによって、その上下面が反転さ
れ、再び感光ドラムDRの下部に搬送される。
【0014】次に、図2は、ADF100を開いた状態
を示す斜視図である。この図において、プラテンガラス
203の端部203aにはリードレジ201が設けられ
ており、また、その端部203bにはサイドレジ202
が設けられている。リードレジ201はユーザーが手動
で原稿Aをプラテンガラス108上にセットする場合
に、原稿Aを横方向に突き当てるガイド部材として機能
する。一方、サイドレジ202は、原稿Aを縦方向に突
き当てるガイド部材として機能する。なお、後述するよ
うにリードレジ201は上下動できるようになってい
る。また、ADF100には爪108が設けられてお
り、これと連結されたリミットスイッチ(図示せず)に
より後述する開閉センサが構成される。また、プラテン
ガラス203の手前側には操作パネル204が設けられ
ており、これによって、複写開始、複写倍率、またはモ
ードの選択等が入力される。
を示す斜視図である。この図において、プラテンガラス
203の端部203aにはリードレジ201が設けられ
ており、また、その端部203bにはサイドレジ202
が設けられている。リードレジ201はユーザーが手動
で原稿Aをプラテンガラス108上にセットする場合
に、原稿Aを横方向に突き当てるガイド部材として機能
する。一方、サイドレジ202は、原稿Aを縦方向に突
き当てるガイド部材として機能する。なお、後述するよ
うにリードレジ201は上下動できるようになってい
る。また、ADF100には爪108が設けられてお
り、これと連結されたリミットスイッチ(図示せず)に
より後述する開閉センサが構成される。また、プラテン
ガラス203の手前側には操作パネル204が設けられ
ており、これによって、複写開始、複写倍率、またはモ
ードの選択等が入力される。
【0015】次に、図3を参照して、ADF100の機
械的構成を説明する。原稿トレイ101は複数の原稿A
をセットできるようになっている。また、原稿Aを原稿
挿入口102に突き当てると、原稿Aがセットされたこ
とを突き当てセンサ103が検出する。これにより自動
原稿送りモードで複写を行うことが検知される。そし
て、図示せぬ操作パネル204の開始ボタンをユーザー
が押すと、突き当てロール104が回転して、原稿トレ
イ101に載置された原稿が、1枚ずつ装置内部に取り
込まれる。この際、サイズセンサ105によって原稿A
のサイズが検出され、また、レジセンサ106によって
原稿Aの端部が検出される。そして、原稿Aは、プラテ
ンベルト107によってプラテンガラス108の上側に
搬送される。プラテンベルト107は、レジロール10
9と図示せぬ機構系で連結されているステップモータに
よって駆動される。このため、ステップモータへ供給す
る駆動パルスを制御すれば、プラテンガラス203に搬
送される原稿Aの位置を調整することができる。
械的構成を説明する。原稿トレイ101は複数の原稿A
をセットできるようになっている。また、原稿Aを原稿
挿入口102に突き当てると、原稿Aがセットされたこ
とを突き当てセンサ103が検出する。これにより自動
原稿送りモードで複写を行うことが検知される。そし
て、図示せぬ操作パネル204の開始ボタンをユーザー
が押すと、突き当てロール104が回転して、原稿トレ
イ101に載置された原稿が、1枚ずつ装置内部に取り
込まれる。この際、サイズセンサ105によって原稿A
のサイズが検出され、また、レジセンサ106によって
原稿Aの端部が検出される。そして、原稿Aは、プラテ
ンベルト107によってプラテンガラス108の上側に
搬送される。プラテンベルト107は、レジロール10
9と図示せぬ機構系で連結されているステップモータに
よって駆動される。このため、ステップモータへ供給す
る駆動パルスを制御すれば、プラテンガラス203に搬
送される原稿Aの位置を調整することができる。
【0016】また、原稿反転部110は原稿Aの表裏を
反転させるために設けられており、原稿を両面複写する
両面モードで用いられる。ここで、図4を参照して両面
モードにおける原稿Aの搬送経路とリードレジ201の
関係を説明する。まず、状態Q1にあっては、原稿Aが
原稿反転部110の右側の経路に導かれる。この際、リ
ードレジ201は、プラテンガラス203の上面から突
出している。そして、レジセンサ106によって原稿A
の先端部が検出されると、レジロール109によって原
稿Aの先端部分がプラテンガラス203上に導かれ、状
態Q2となる。状態Q2においては、リードレジ201
がプラテンガラス201から突出しているが、原稿Aは
上部より搬送されてくるので、リードレジ201は搬送
の邪魔にならない。この後、原稿Aの後端部が所定位置
に達すると、原稿Aの搬送が停止して、状態Q3とな
る。状態Q3にあっては、リードレジ201がプラテン
ガラス203から突出するとともに、スキャナ部200
によって原稿Aの画像が読み取られる。この後、状態Q
4に移行する。状態Q4にあっては、リードレジ201
が再び下方向に回動し、原稿Aが原稿反転部110の右
側を通過して左側に搬送され、再びプラテンガラス20
3上に導かれる。これにより、原稿Aの表裏を反転させ
ることができ、裏面の画像が読み取られる。この後、原
稿Aはプラテンベルト107によって排出トレイ111
に搬送される。なお、この例にあっては、画像を読み取
る際、原稿Aのリードレジ203側の位置を基準位置R
Pと称する。
反転させるために設けられており、原稿を両面複写する
両面モードで用いられる。ここで、図4を参照して両面
モードにおける原稿Aの搬送経路とリードレジ201の
関係を説明する。まず、状態Q1にあっては、原稿Aが
原稿反転部110の右側の経路に導かれる。この際、リ
ードレジ201は、プラテンガラス203の上面から突
出している。そして、レジセンサ106によって原稿A
の先端部が検出されると、レジロール109によって原
稿Aの先端部分がプラテンガラス203上に導かれ、状
態Q2となる。状態Q2においては、リードレジ201
がプラテンガラス201から突出しているが、原稿Aは
上部より搬送されてくるので、リードレジ201は搬送
の邪魔にならない。この後、原稿Aの後端部が所定位置
に達すると、原稿Aの搬送が停止して、状態Q3とな
る。状態Q3にあっては、リードレジ201がプラテン
ガラス203から突出するとともに、スキャナ部200
によって原稿Aの画像が読み取られる。この後、状態Q
4に移行する。状態Q4にあっては、リードレジ201
が再び下方向に回動し、原稿Aが原稿反転部110の右
側を通過して左側に搬送され、再びプラテンガラス20
3上に導かれる。これにより、原稿Aの表裏を反転させ
ることができ、裏面の画像が読み取られる。この後、原
稿Aはプラテンベルト107によって排出トレイ111
に搬送される。なお、この例にあっては、画像を読み取
る際、原稿Aのリードレジ203側の位置を基準位置R
Pと称する。
【0017】次に、上述した基準位置RPについて、図
5を参照して説明する。図5はリードレジ201とプラ
テンガラス203とが近接する部分を拡大した断面図で
ある。この例にあっては、図中の矢印Lと平行な光が図
示せぬ光源から照射されるものとする。まず光路L1か
ら光路L2までの光は、リードレジ201によって遮ら
れるため、位置P1から位置P2までの範囲は、光源か
らの光が届かない。したがって、縁消し処理を行わない
場合にこの範囲に原稿Aがあると、黒色の筋が用紙に記
録されてしまう。また、光路L2から光路L3までの光
は、プラテンガラス203の端部203aを通過する。
この場合、プラテンガラス203の端部203aを通過
する光の光路長は、プラテンガラス203の下面203
cを通過する光の光路長と相違する。また、端部203
aを研磨するのは手間がかかるため、端部203aの表
面は光学的に滑らかに仕上げられていない。このため、
端部203aでは乱反射が起こり、光量が減衰する。し
たがって、位置P2から位置P3までの範囲では、端部
203aを通過してきた光と下面203cを通過してき
た光とで光量に差が生じる。この結果、縁消し処理を行
わない場合にこの範囲に原稿Aがあると、影が用紙に記
録されてしまう。
5を参照して説明する。図5はリードレジ201とプラ
テンガラス203とが近接する部分を拡大した断面図で
ある。この例にあっては、図中の矢印Lと平行な光が図
示せぬ光源から照射されるものとする。まず光路L1か
ら光路L2までの光は、リードレジ201によって遮ら
れるため、位置P1から位置P2までの範囲は、光源か
らの光が届かない。したがって、縁消し処理を行わない
場合にこの範囲に原稿Aがあると、黒色の筋が用紙に記
録されてしまう。また、光路L2から光路L3までの光
は、プラテンガラス203の端部203aを通過する。
この場合、プラテンガラス203の端部203aを通過
する光の光路長は、プラテンガラス203の下面203
cを通過する光の光路長と相違する。また、端部203
aを研磨するのは手間がかかるため、端部203aの表
面は光学的に滑らかに仕上げられていない。このため、
端部203aでは乱反射が起こり、光量が減衰する。し
たがって、位置P2から位置P3までの範囲では、端部
203aを通過してきた光と下面203cを通過してき
た光とで光量に差が生じる。この結果、縁消し処理を行
わない場合にこの範囲に原稿Aがあると、影が用紙に記
録されてしまう。
【0018】そこで、本実施形態にあっては、縁消し処
理を行わない場合には、基準位置RPを、位置P3より
も端部203aから離した所に設定している。これによ
り、リードレジ201や端部203aによる光量変化の
影響を受けることないので、黒色の筋や影による画質の
劣化を防ぐことができる。ところで、原稿Aは基準位置
RPに搬送されてその画像が読み取られる。したがっ
て、端部203aから基準位置RPが離れる程、搬送に
係る所要時間が長くなり、複写物の生産効率が下がる。
このため、基準位置RPは位置P3に近接することが望
ましい。この例にあっては、基準位置RPを端部203
aから8mm〜10mmに設定している。
理を行わない場合には、基準位置RPを、位置P3より
も端部203aから離した所に設定している。これによ
り、リードレジ201や端部203aによる光量変化の
影響を受けることないので、黒色の筋や影による画質の
劣化を防ぐことができる。ところで、原稿Aは基準位置
RPに搬送されてその画像が読み取られる。したがっ
て、端部203aから基準位置RPが離れる程、搬送に
係る所要時間が長くなり、複写物の生産効率が下がる。
このため、基準位置RPは位置P3に近接することが望
ましい。この例にあっては、基準位置RPを端部203
aから8mm〜10mmに設定している。
【0019】1−2:電気的構成 次に、本発明の実施形態にかかる画像形成装置の電気的
的構成について、図6を参照しつつ説明する。図6にお
いて、10はCPUであって、バスを介して各構成部分
と接続されており、画像形成装置全体を制御する。画像
入力部20は、原稿の画像を読み取り電気信号に変換す
る。画像入力部20の主要部は、光学系21、CCD2
2、およびA/D変換器23から構成される。光学系2
1は、ハロゲンランプ、ミラー、レンズ等から構成され
る。また、この例の光学系21はいわゆる縮小光学系で
構成される。また、光学系21とCCD22はキャリッ
ジと呼ばれる搬送体内に収納される。キャリッジは、原
稿の画像を読み取る際、駆動機構によって、プラテンガ
ラス203の下部を移動するようになっている。また、
CCD22は、RGBライン型の光電変換素子であっ
て、例えば、1ライン当たり5000画素を備えてい
る。CCD22で読み取られた画像は、図示せぬアナロ
グアンプで増幅された後、A/D変換器23を介してデ
ジタル信号に変換され、画像データGDとして出力され
る。
的構成について、図6を参照しつつ説明する。図6にお
いて、10はCPUであって、バスを介して各構成部分
と接続されており、画像形成装置全体を制御する。画像
入力部20は、原稿の画像を読み取り電気信号に変換す
る。画像入力部20の主要部は、光学系21、CCD2
2、およびA/D変換器23から構成される。光学系2
1は、ハロゲンランプ、ミラー、レンズ等から構成され
る。また、この例の光学系21はいわゆる縮小光学系で
構成される。また、光学系21とCCD22はキャリッ
ジと呼ばれる搬送体内に収納される。キャリッジは、原
稿の画像を読み取る際、駆動機構によって、プラテンガ
ラス203の下部を移動するようになっている。また、
CCD22は、RGBライン型の光電変換素子であっ
て、例えば、1ライン当たり5000画素を備えてい
る。CCD22で読み取られた画像は、図示せぬアナロ
グアンプで増幅された後、A/D変換器23を介してデ
ジタル信号に変換され、画像データGDとして出力され
る。
【0020】また、画像入力部20から出力された画像
データGDは、CPU10の制御の下、画像処理部30
に転送される。画像処理部30は、画像データGDにシ
ェーディング補正を施した後、色信号変換処理が行われ
る。色信号変換処理では原稿が、写真か文字かによって
色補正のパラメータを切り換えられるようになってい
る。これにより、写真の場合は青味を強調し、一方、文
字の場合は赤味を強調して、自然感のある画像を再現し
ている。なお、写真、文字の選択は操作パネル204に
よってユーザーが入力できるようになっている。
データGDは、CPU10の制御の下、画像処理部30
に転送される。画像処理部30は、画像データGDにシ
ェーディング補正を施した後、色信号変換処理が行われ
る。色信号変換処理では原稿が、写真か文字かによって
色補正のパラメータを切り換えられるようになってい
る。これにより、写真の場合は青味を強調し、一方、文
字の場合は赤味を強調して、自然感のある画像を再現し
ている。なお、写真、文字の選択は操作パネル204に
よってユーザーが入力できるようになっている。
【0021】次に、MTF処理が行われる。この処理で
は画像の解像度を、画像入力部20および画像出力部4
0の特性に合わせるように調整する。例えば、原稿が写
真の場合、出力スクリーンと原稿の線数の関係によって
モアレが生じることがある。MTF処理では、係る不都
合を解消すべく、画像データの高域周波数成分を減衰さ
せ、モアレが発生しないようにしている。次に、階調補
正処理が行われる。最適な階調特性は、写真や文字とい
った原稿の種類によって異なる。このため、各種のモー
ドに応じて補正パラメータを変更して処理が行われる。
は画像の解像度を、画像入力部20および画像出力部4
0の特性に合わせるように調整する。例えば、原稿が写
真の場合、出力スクリーンと原稿の線数の関係によって
モアレが生じることがある。MTF処理では、係る不都
合を解消すべく、画像データの高域周波数成分を減衰さ
せ、モアレが発生しないようにしている。次に、階調補
正処理が行われる。最適な階調特性は、写真や文字とい
った原稿の種類によって異なる。このため、各種のモー
ドに応じて補正パラメータを変更して処理が行われる。
【0022】この後、縁消し処理が行われる。縁消し処
理では、原稿の端部から一定の範囲にある画像データG
Dを画像出力部30に出力しないようにしている。これ
により、縁消し処理が行われた範囲については、何も印
刷されず、用紙の色のままとなる。ところで、原稿が写
真である場合に縁消し処理を行うと、用紙の端部には印
刷されない枠状の部分が発生し、元原稿のイメージと異
なる複写物となってしまう。このため、縁消し処理を行
わないフルイメージモードを、操作パネル204によっ
て入力できるようになっており、フルイメージモードが
指定された場合には、縁消し処理は省略される。
理では、原稿の端部から一定の範囲にある画像データG
Dを画像出力部30に出力しないようにしている。これ
により、縁消し処理が行われた範囲については、何も印
刷されず、用紙の色のままとなる。ところで、原稿が写
真である場合に縁消し処理を行うと、用紙の端部には印
刷されない枠状の部分が発生し、元原稿のイメージと異
なる複写物となってしまう。このため、縁消し処理を行
わないフルイメージモードを、操作パネル204によっ
て入力できるようになっており、フルイメージモードが
指定された場合には、縁消し処理は省略される。
【0023】また、画像出力部40は、電気信号を光信
号に変換して静電潜像によるゼログラフィを用いた画像
形成を行う。画像出力部40は、上述したように、レー
ザーダイオードLD、ポリゴンミラーPM、感光ドラム
DR等から構成される(図1参照)。
号に変換して静電潜像によるゼログラフィを用いた画像
形成を行う。画像出力部40は、上述したように、レー
ザーダイオードLD、ポリゴンミラーPM、感光ドラム
DR等から構成される(図1参照)。
【0024】また、操作パネル204は、複写開始の指
示を入力するための開始ボタン、原稿種類の選択、フル
イメージモードの指定、および両面複写の指定等を行う
ための選択ボタン、複写倍率を指定するための倍率指定
ボタンの他、入力した指示や操作の方法を表示する表示
部から構成される。
示を入力するための開始ボタン、原稿種類の選択、フル
イメージモードの指定、および両面複写の指定等を行う
ための選択ボタン、複写倍率を指定するための倍率指定
ボタンの他、入力した指示や操作の方法を表示する表示
部から構成される。
【0025】また、開閉センサ108は、ADF100
の開閉状態を検出し、検出結果をCPU10に通知す
る。突き当てセンサ103は原稿トレイ101に原稿A
がセットされているか否かを検出し、検出結果をCPU
10に通知する。CPU10はこれらの検出結果に応じ
て各種の制御を行う。
の開閉状態を検出し、検出結果をCPU10に通知す
る。突き当てセンサ103は原稿トレイ101に原稿A
がセットされているか否かを検出し、検出結果をCPU
10に通知する。CPU10はこれらの検出結果に応じ
て各種の制御を行う。
【0026】また、駆動信号生成手段50には、CPU
10から駆動データKDが供給される。駆動データKD
は、ステップモータ60の軸の回転方向を指示する回転
方向データRDと、レジセンサ106の取り付け位置か
ら基準位置RPまでの距離を指示する距離データDDか
ら構成される。なお、距離データDDは、ステップモー
タ60に供給する駆動パルスの数で表される。駆動信号
生成手段50は、駆動データKDの指示する軸回転方向
に基づいて、回転方向制御信号CSを生成する。回転方
向制御信号CSがハイレベルであれば、ステップモータ
60の軸は時計回りに回転し、それがローレベルであれ
ば、ステップモータ60の軸は反時計回りに回転するよ
うになっている。また、駆動信号生成手段50の内部に
は、ダウンカウンタとゲート回路等が設けられている。
そして、駆動データKDが駆動信号生成手段50に供給
されると、距離データDDの指示する駆動パルスの数が
ダウンカウンタにロードされる。この後、カウンタは、
クロック信号をダウンカウントし、カウント値が「0」
になった時点でカウントを終了し、リップルキャリを発
生する。そしてカウント開始からリップルキャリ発生ま
での間、ゲート回路を介してクロック信号を出力し、こ
のクロック信号を増幅して駆動信号KSを生成する。
10から駆動データKDが供給される。駆動データKD
は、ステップモータ60の軸の回転方向を指示する回転
方向データRDと、レジセンサ106の取り付け位置か
ら基準位置RPまでの距離を指示する距離データDDか
ら構成される。なお、距離データDDは、ステップモー
タ60に供給する駆動パルスの数で表される。駆動信号
生成手段50は、駆動データKDの指示する軸回転方向
に基づいて、回転方向制御信号CSを生成する。回転方
向制御信号CSがハイレベルであれば、ステップモータ
60の軸は時計回りに回転し、それがローレベルであれ
ば、ステップモータ60の軸は反時計回りに回転するよ
うになっている。また、駆動信号生成手段50の内部に
は、ダウンカウンタとゲート回路等が設けられている。
そして、駆動データKDが駆動信号生成手段50に供給
されると、距離データDDの指示する駆動パルスの数が
ダウンカウンタにロードされる。この後、カウンタは、
クロック信号をダウンカウントし、カウント値が「0」
になった時点でカウントを終了し、リップルキャリを発
生する。そしてカウント開始からリップルキャリ発生ま
での間、ゲート回路を介してクロック信号を出力し、こ
のクロック信号を増幅して駆動信号KSを生成する。
【0027】2.実施形態の動作 次に、本実施形態に係わる画像形成装置の動作を図面を
参照しつつ説明する。図7は、本実施形態に係わる画像
形成装置の動作を示すフローチャートである。まず、C
PU10は、操作パネル204の操作によってフルイメ
ージモードが指定されているか否かを検出し(ステップ
S1)、続いて、複写倍率の指定を検出する(ステップ
S2)。この後、CPU10は、これらの情報に基づい
て、基準位置RPを算出する。
参照しつつ説明する。図7は、本実施形態に係わる画像
形成装置の動作を示すフローチャートである。まず、C
PU10は、操作パネル204の操作によってフルイメ
ージモードが指定されているか否かを検出し(ステップ
S1)、続いて、複写倍率の指定を検出する(ステップ
S2)。この後、CPU10は、これらの情報に基づい
て、基準位置RPを算出する。
【0028】まず、フルイメージモードの設定がなされ
ていない場合の基準位置RPの設定について説明する。
この場合には、上述したように画像処理部30にて縁消
し処理が行われる。この例にあっては、100%倍率に
おいて、原稿Aをリードレジ201に突き当てるように
手動でセットした場合でも、黒色の筋や影が発生しない
ように消し込み量Eが設定される。この点を図8を用い
て説明する。この図において、位置P0〜位置P3の範
囲は、上述したようにリードレジ201またはプラテン
ガラス203の端部203aの影響を受け、黒色の筋や
影が発生する範囲である。この場合、消し込み量Eを、
位置P0〜位置P3までの距離Yよりも大きく設定する
ことによって、画質の劣化を防止している。但し、消し
込み量Eを大きくすると、画質の欠落を招くことになる
ので、消し込み量Eは距離Yと略一致するように設定し
ている。消し込み量Eは、例えば、2mm〜3mmであ
る。ここで、位置P0を原点にとし、原点から基準位置
RPまでの距離をXで表すと、CPU10は、100%
倍率の場合、距離X=0に設定する。また、倍率が10
0%未満の場合も同様に距離X=0に設定する。
ていない場合の基準位置RPの設定について説明する。
この場合には、上述したように画像処理部30にて縁消
し処理が行われる。この例にあっては、100%倍率に
おいて、原稿Aをリードレジ201に突き当てるように
手動でセットした場合でも、黒色の筋や影が発生しない
ように消し込み量Eが設定される。この点を図8を用い
て説明する。この図において、位置P0〜位置P3の範
囲は、上述したようにリードレジ201またはプラテン
ガラス203の端部203aの影響を受け、黒色の筋や
影が発生する範囲である。この場合、消し込み量Eを、
位置P0〜位置P3までの距離Yよりも大きく設定する
ことによって、画質の劣化を防止している。但し、消し
込み量Eを大きくすると、画質の欠落を招くことになる
ので、消し込み量Eは距離Yと略一致するように設定し
ている。消し込み量Eは、例えば、2mm〜3mmであ
る。ここで、位置P0を原点にとし、原点から基準位置
RPまでの距離をXで表すと、CPU10は、100%
倍率の場合、距離X=0に設定する。また、倍率が10
0%未満の場合も同様に距離X=0に設定する。
【0029】次に、倍率が100%を越える場合を説明
する。この場合、消し込み量Eは倍率100%の場合と
同一に設定する。これにより、高倍率モードにおいて画
質欠落が増加することを防ぐことができる。ここで、倍
率が400%であるとすると、黒色の筋や影が発生する
範囲は、4倍に拡大するので4Yとなる。一方、消し込
み量EはYであるから、基準位置RPを「X=0」に設
定すると、用紙には図9に示す斜線部分に黒色の筋や影
が発生する。このため、黒色の筋や影が発生しないよう
に基準位置RPが選ばれる。この点について図10を用
いて説明する。まず、倍率がK(K>1)であると、リ
ードレジ201や端部203aの影響を受ける範囲は、
位置P0からK・Yまでの範囲となる。この範囲内に原
稿が置かれると、黒色の筋や影が発生するが、消し込み
処理によって消し込み量Yが得られる。このため、基準
位置RPは、以下に示す式1によって与えられる。 X=K・Y−Y ……式1 すなわち、CPU10は、倍率が100%以上であれ
ば、式1に基づいて基準位置RPを算出し、倍率が10
0%未満あればX=0とする。
する。この場合、消し込み量Eは倍率100%の場合と
同一に設定する。これにより、高倍率モードにおいて画
質欠落が増加することを防ぐことができる。ここで、倍
率が400%であるとすると、黒色の筋や影が発生する
範囲は、4倍に拡大するので4Yとなる。一方、消し込
み量EはYであるから、基準位置RPを「X=0」に設
定すると、用紙には図9に示す斜線部分に黒色の筋や影
が発生する。このため、黒色の筋や影が発生しないよう
に基準位置RPが選ばれる。この点について図10を用
いて説明する。まず、倍率がK(K>1)であると、リ
ードレジ201や端部203aの影響を受ける範囲は、
位置P0からK・Yまでの範囲となる。この範囲内に原
稿が置かれると、黒色の筋や影が発生するが、消し込み
処理によって消し込み量Yが得られる。このため、基準
位置RPは、以下に示す式1によって与えられる。 X=K・Y−Y ……式1 すなわち、CPU10は、倍率が100%以上であれ
ば、式1に基づいて基準位置RPを算出し、倍率が10
0%未満あればX=0とする。
【0030】次に、フルイメージモードの指定がなされ
ている場合について説明する。この場合には、消し込み
量Eは「0」となるので、リードレジ201や端部20
3aの影響を一切受けないように基準位置RPを設定す
る必要がある。この場合、基準位置RPは、以下に示す
式2によって与えられる。 X=K・Y ……式2
ている場合について説明する。この場合には、消し込み
量Eは「0」となるので、リードレジ201や端部20
3aの影響を一切受けないように基準位置RPを設定す
る必要がある。この場合、基準位置RPは、以下に示す
式2によって与えられる。 X=K・Y ……式2
【0031】このようにして基準位置RPを算出する
と、ステップS4に進む。この処理において、CPU1
0は、ADF100が閉じられた状態であるか否かを、
開閉センサ108の検出結果に基づいて判定する。検出
結果が閉じられた状態を指示する場合には、判定結果は
YESとなり、ステップS5に進んで、CPU10は、
原稿トレイ101に原稿がセットされているか否かを、
突き当てセンサ103の検出結果に基づいて判定する。
検出結果が原稿の突き当てを指示しているならば、判定
結果はYESとなり、自動原稿送りモードと判定され
る。
と、ステップS4に進む。この処理において、CPU1
0は、ADF100が閉じられた状態であるか否かを、
開閉センサ108の検出結果に基づいて判定する。検出
結果が閉じられた状態を指示する場合には、判定結果は
YESとなり、ステップS5に進んで、CPU10は、
原稿トレイ101に原稿がセットされているか否かを、
突き当てセンサ103の検出結果に基づいて判定する。
検出結果が原稿の突き当てを指示しているならば、判定
結果はYESとなり、自動原稿送りモードと判定され
る。
【0032】この場合には、ステップS6に進んで、C
PU10は、基準位置PRに基づいて駆動データKDを
生成する。上述したよう駆動データKDは回転方向デー
タRDと距離データDDから構成される。ここで、自動
原稿送りモードにあっては、原稿トレイ101から原稿
は引き込まれる方向に搬送されるので、CPU10は、
回転方向データRDをこの方向に対応するように設定す
る。なお、この例にあっては、原稿搬送方向(原稿が引
き込まれる方向)を+方向と、逆方向を−方向と設定す
る。また、距離データDDは、上述したようにレジセン
サ106の取り付け位置から基準位置RPまでの距離を
指示する。ここでレジセンサ106から位置P0までの
距離は予め分かっているので、この距離をX’とすれ
ば、CPU10は、「X+X’」を算出して距離データ
DDを生成する。
PU10は、基準位置PRに基づいて駆動データKDを
生成する。上述したよう駆動データKDは回転方向デー
タRDと距離データDDから構成される。ここで、自動
原稿送りモードにあっては、原稿トレイ101から原稿
は引き込まれる方向に搬送されるので、CPU10は、
回転方向データRDをこの方向に対応するように設定す
る。なお、この例にあっては、原稿搬送方向(原稿が引
き込まれる方向)を+方向と、逆方向を−方向と設定す
る。また、距離データDDは、上述したようにレジセン
サ106の取り付け位置から基準位置RPまでの距離を
指示する。ここでレジセンサ106から位置P0までの
距離は予め分かっているので、この距離をX’とすれ
ば、CPU10は、「X+X’」を算出して距離データ
DDを生成する。
【0033】一方、突き当てセンサ103の検出結果
が、原稿の突き当てを指示しない場合には、ステップS
5の判定結果はNOとなり、ステップS7に進んで、C
PU10はマニュアルモードであるか否かを操作パネル
204の入力指示に基づいて判定する。ここでマニュア
ルモードとは、原稿を手動でプラテンガラス203上に
セットして複写を行うモードであって、セットした原稿
の位置補正を行わないモードをいう。例えば、人物を切
り抜いた原稿と背景を描いた原稿を重ね合わせて複写す
るような場合に用いられる。ユーザーが操作パネル20
4を操作しなかった場合には、ステップS7の判定結果
はNOとなる。この場合は、原稿の位置補正を行う補正
モードであり、ステップS8に進んで、CPU10はプ
リスキャンを実行するように画像入力部20を制御す
る。
が、原稿の突き当てを指示しない場合には、ステップS
5の判定結果はNOとなり、ステップS7に進んで、C
PU10はマニュアルモードであるか否かを操作パネル
204の入力指示に基づいて判定する。ここでマニュア
ルモードとは、原稿を手動でプラテンガラス203上に
セットして複写を行うモードであって、セットした原稿
の位置補正を行わないモードをいう。例えば、人物を切
り抜いた原稿と背景を描いた原稿を重ね合わせて複写す
るような場合に用いられる。ユーザーが操作パネル20
4を操作しなかった場合には、ステップS7の判定結果
はNOとなる。この場合は、原稿の位置補正を行う補正
モードであり、ステップS8に進んで、CPU10はプ
リスキャンを実行するように画像入力部20を制御す
る。
【0034】ここで、プリスキャンとは、原稿画像の読
み取りに先立ち、原稿サイズと原稿位置GPを特定する
ために行う処理である。具体的には、まず、プラテンガ
ラス203の下側から光を照射しながら、キャリッジを
移動させ、原稿を読み取り、画像データGDを生成す
る。この後、画像処理部30にて画像データGDから原
稿の輪郭を抽出し、抽出された原稿の輪郭に基づいて、
CPU10はプラテンガラス203上の原稿位置GPと
原稿サイズを算出する。なお、原稿位置GPは、プラテ
ンガラス203の端部203aを原点として、そこから
原稿の端部までの距離Zで表される。
み取りに先立ち、原稿サイズと原稿位置GPを特定する
ために行う処理である。具体的には、まず、プラテンガ
ラス203の下側から光を照射しながら、キャリッジを
移動させ、原稿を読み取り、画像データGDを生成す
る。この後、画像処理部30にて画像データGDから原
稿の輪郭を抽出し、抽出された原稿の輪郭に基づいて、
CPU10はプラテンガラス203上の原稿位置GPと
原稿サイズを算出する。なお、原稿位置GPは、プラテ
ンガラス203の端部203aを原点として、そこから
原稿の端部までの距離Zで表される。
【0035】次に、CPU10は、基準位置RPと原稿
位置GPに基づいて駆動データKDを生成する(ステッ
プS9)。まず、回転方向データRDは、XとZの大小
関係によって定める。いま、Z<Xの関係があるなら
ば、+方向を指示する回転方向データRDを生成する。
一方、Z>Xの関係があるならば、−方向を指示する回
転方向データRDを生成する。なお、Z=Xの場合に
は、基準位置RPと原稿位置GPとが一致するので駆動
データKDの生成を行わないように処理する。また、C
PU10は、|Z−X|を演算し、これを距離データD
Dとして出力する。
位置GPに基づいて駆動データKDを生成する(ステッ
プS9)。まず、回転方向データRDは、XとZの大小
関係によって定める。いま、Z<Xの関係があるなら
ば、+方向を指示する回転方向データRDを生成する。
一方、Z>Xの関係があるならば、−方向を指示する回
転方向データRDを生成する。なお、Z=Xの場合に
は、基準位置RPと原稿位置GPとが一致するので駆動
データKDの生成を行わないように処理する。また、C
PU10は、|Z−X|を演算し、これを距離データD
Dとして出力する。
【0036】こうして、駆動データDDが算出される
と、駆動信号生成手段50は駆動データKDに基づいて
駆動信号KSと回転方向制御信号CSとを生成し(ステ
ップS10)、ステップモータ60を駆動する。これに
より、自動原稿送りモードにあっては、原稿トレイ10
1の原稿が基準位置RPに搬送され、また、補正モード
にあっては、手動でセットした原稿が基準位置RPに移
動される(ステップS11)。
と、駆動信号生成手段50は駆動データKDに基づいて
駆動信号KSと回転方向制御信号CSとを生成し(ステ
ップS10)、ステップモータ60を駆動する。これに
より、自動原稿送りモードにあっては、原稿トレイ10
1の原稿が基準位置RPに搬送され、また、補正モード
にあっては、手動でセットした原稿が基準位置RPに移
動される(ステップS11)。
【0037】この後、原稿の移動が完了したことをCP
U10が検知すると、CPU10は、画像入力部20に
対して原稿の読取処理を実行する指令を通知する。この
指令を受けた画像入力部20は、原稿の画像を読み取っ
て画像データGDを生成する(ステップS12)。この
後、画像処理部30が、シェーディング処理等の画像処
理を画像データGDに施して得た画像信号GSを画像出
力部40に供給すると、画像出力部40は、画像信号G
Sに基づいて、感光ドラムDRに潜像を形成する。潜像
は用紙に転写され、これにより複写物が作成される(ス
テップS13)。
U10が検知すると、CPU10は、画像入力部20に
対して原稿の読取処理を実行する指令を通知する。この
指令を受けた画像入力部20は、原稿の画像を読み取っ
て画像データGDを生成する(ステップS12)。この
後、画像処理部30が、シェーディング処理等の画像処
理を画像データGDに施して得た画像信号GSを画像出
力部40に供給すると、画像出力部40は、画像信号G
Sに基づいて、感光ドラムDRに潜像を形成する。潜像
は用紙に転写され、これにより複写物が作成される(ス
テップS13)。
【0038】なお、ADFが開いている場合には、本等
を複写するので、ステップS4の判定結果はNOとな
り、ステップS12に進んで、上述した読取処理が行わ
れる。また、マニュアルモードであった場合にも、ステ
ップS12に進む。
を複写するので、ステップS4の判定結果はNOとな
り、ステップS12に進んで、上述した読取処理が行わ
れる。また、マニュアルモードであった場合にも、ステ
ップS12に進む。
【0039】3.変形例 以上、本発明に係わる実施形態を説明したが、本発明は
上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に述
べる各種の変形が可能である。 上述した実施形態にあっては、フルイメージモードで
は、基準位置RPを位置P0〜位置P3の範囲に入らな
いように設定したが、補正モードや原稿自動送りモード
では、縁消し処理を考慮した処理を行った。本発明はこ
れに限定されるものではなく、フルイメージモード以外
においても、消し込み量Eを考慮することなく、基準位
置RPを設定してもよい。
上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に述
べる各種の変形が可能である。 上述した実施形態にあっては、フルイメージモードで
は、基準位置RPを位置P0〜位置P3の範囲に入らな
いように設定したが、補正モードや原稿自動送りモード
では、縁消し処理を考慮した処理を行った。本発明はこ
れに限定されるものではなく、フルイメージモード以外
においても、消し込み量Eを考慮することなく、基準位
置RPを設定してもよい。
【0040】また上述した実施形態にあっては、リー
ドレジ201とプラテンガラス203の端部203aで
は、リードレジ201の下端がプラテンガラス203の
下面よりも上に位置するため、影等に与える影響は、端
部203aの方が支配的であったが、リードレジ201
の下端がプラテンガラス203の下面よりも下に位置す
る場合はリードレジ201の方が支配的となる。したが
って、端部を光が透過する光路、またはガイド部材によ
って光が遮られる光路のうち少なくとも一方に原稿が位
置しないように原稿をガイド部材から離れた基準位置に
移動させる原稿搬送手段を備えてもよい。
ドレジ201とプラテンガラス203の端部203aで
は、リードレジ201の下端がプラテンガラス203の
下面よりも上に位置するため、影等に与える影響は、端
部203aの方が支配的であったが、リードレジ201
の下端がプラテンガラス203の下面よりも下に位置す
る場合はリードレジ201の方が支配的となる。したが
って、端部を光が透過する光路、またはガイド部材によ
って光が遮られる光路のうち少なくとも一方に原稿が位
置しないように原稿をガイド部材から離れた基準位置に
移動させる原稿搬送手段を備えてもよい。
【0041】また上述した実施形態にあっては、プラ
テンガラス203上に原稿Aを置いて画像を読み取った
が、本発明はこれに限定されるものではなく、プラテン
ガラス203の替わりにプラスチック等の平面形状をし
た透明体を用いてもよい。
テンガラス203上に原稿Aを置いて画像を読み取った
が、本発明はこれに限定されるものではなく、プラテン
ガラス203の替わりにプラスチック等の平面形状をし
た透明体を用いてもよい。
【0042】また上述した実施形態にあっては、リー
ドレジ201による影等の画質劣化について説明した
が、サイドレジ202についても同様のことがいえる。
このため、原稿の位置を縦方向に調整する調整手段を設
けて、同様の処理を行ってもよい。要は、原稿の突き当
て基準となるガイド部材によって、光路が遮られるので
あれば、どのような場合にでも本発明を適用できること
は、勿論である。
ドレジ201による影等の画質劣化について説明した
が、サイドレジ202についても同様のことがいえる。
このため、原稿の位置を縦方向に調整する調整手段を設
けて、同様の処理を行ってもよい。要は、原稿の突き当
て基準となるガイド部材によって、光路が遮られるので
あれば、どのような場合にでも本発明を適用できること
は、勿論である。
【0043】また、自動原稿送り装置を用いると、原
稿はサイドレジ202から1mm以上離れた位置にセッ
トされるのが、通常である。このようにサイドレジから
離れた位置に原稿をセットするのは、原稿を搬送する
際、原稿がサイドレジに乗り上げて、搬送不能となるの
を防止するためであるが、これにより、影が生ずる。こ
のため、原稿の位置を前述したプリスキャンによって検
出し、画像処理部30で原稿以外の部分から得られた画
像データGDを削除して、影等の画質劣化を防止するよ
うにしてもよい。
稿はサイドレジ202から1mm以上離れた位置にセッ
トされるのが、通常である。このようにサイドレジから
離れた位置に原稿をセットするのは、原稿を搬送する
際、原稿がサイドレジに乗り上げて、搬送不能となるの
を防止するためであるが、これにより、影が生ずる。こ
のため、原稿の位置を前述したプリスキャンによって検
出し、画像処理部30で原稿以外の部分から得られた画
像データGDを削除して、影等の画質劣化を防止するよ
うにしてもよい。
【0044】また、上述した実施形態において、開閉
センサによってADF100が開いていると検出された
場合には、本等の複写を行う場合が多く、また、本には
余白部分が比較的多くあるので、消し込み量を大きくす
るようにCPU10が設定してもよい。
センサによってADF100が開いていると検出された
場合には、本等の複写を行う場合が多く、また、本には
余白部分が比較的多くあるので、消し込み量を大きくす
るようにCPU10が設定してもよい。
【0045】
【発明の効果】上述したように本発明に係る発明特定事
項によれば、画像信号生成手段によって透明体の上側に
ある前記原稿の画像を読み取る際、透明体の端部を光が
透過する光路、またはガイド部材によって光が遮られる
光路のうち少なくとも一方に原稿が位置しないように原
稿を前記ガイド部材から離れた基準位置に移動させるの
で、透明体の端部やガイド部材によって光が遮られたと
しても読取画像に影響を及ぼさないので、高品質の画像
を形成することができる。
項によれば、画像信号生成手段によって透明体の上側に
ある前記原稿の画像を読み取る際、透明体の端部を光が
透過する光路、またはガイド部材によって光が遮られる
光路のうち少なくとも一方に原稿が位置しないように原
稿を前記ガイド部材から離れた基準位置に移動させるの
で、透明体の端部やガイド部材によって光が遮られたと
しても読取画像に影響を及ぼさないので、高品質の画像
を形成することができる。
【図1】 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の
機械的構成を示す説明図である。
機械的構成を示す説明図である。
【図2】 同実施形態に係わる画像形成装置において、
ADFを開いた状態を示す斜視図である。
ADFを開いた状態を示す斜視図である。
【図3】 同実施形態に係わるADFの機械的構成を示
す説明図である。
す説明図である。
【図4】 同実施形態に係わる両面モードにおいて原稿
の搬送経路とリードレジの関係を説明するための概念図
である。
の搬送経路とリードレジの関係を説明するための概念図
である。
【図5】 同実施形態に係わるリードレジとプラテンガ
ラスとが近接する部分を拡大した断面図である。
ラスとが近接する部分を拡大した断面図である。
【図6】 同実施形態に係わる画像形成装置の電気的的
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図7】 同実施形態に係わる画像形成装置の動作を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図8】 同実施形態において、フルイメージモードの
設定がなされていない場合の基準位置の設定について説
明するための説明図である。
設定がなされていない場合の基準位置の設定について説
明するための説明図である。
【図9】 同実施形態において、倍率が400%である
場合に生じる黒色の筋や影が発生する範囲を説明するた
めの説明図である。
場合に生じる黒色の筋や影が発生する範囲を説明するた
めの説明図である。
【図10】 同実施形態において、黒色の筋や影が発生
しないように基準位置を選定する条件を説明するための
説明図である。
しないように基準位置を選定する条件を説明するための
説明図である。
10 CPU(位置検出手段、データ手段) 20 画像入力部(画像信号生成手段) 30 画像処理部(画像信号生成手段) 108 開閉センサ(開閉検出手段) 101 原稿トレイ 111 排出トレイ 201 リードレジ(ガイド部材) 202 サイドレジ(ガイド部材) 203 プラテンガラス(透明体) 204 操作パネル A 原稿 RP 基準位置 GS 画像信号 KD 駆動データ(データ) L1〜L3 光路 ADF 原稿自動送り装置(原稿搬送手段)
Claims (10)
- 【請求項1】 平面形状をした透明体の上側に置かれた
原稿に対して前記透明体の下側から光を照射して前記原
稿の画像を読み取って画像信号を生成する画像信号生成
手段と、前記透明体の端部に隣接し、前記原稿の突き当
て基準となるガイド部材と、当該画像信号を用紙に記録
する画像出力手段と、操作指示を入力する入力手段とを
有する画像形成装置において、 前記画像信号生成手段によって前記透明体の上側にある
前記原稿の画像を読み取る際、前記透明体の端部を前記
光が透過する光路、または前記ガイド部材によって前記
光が遮られる光路のうち少なくとも一方に前記原稿が位
置しないように前記原稿を前記ガイド部材から離れた基
準位置に移動させる原稿搬送手段を備えたことを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項2】 前記原稿搬送手段は、記録前の前記原稿
を収納する原稿トレイから、前記透明体の端部を前記光
が透過する光路、または前記ガイド部材によって前記光
が遮られる光路のうち少なくとも一方に前記原稿が位置
しないように予め定めた基準位置に前記原稿を搬送し、
前記画像信号生成手段によって前記原稿の画像が読み取
られた後、前記原稿を排出トレイに搬送することを特徴
とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記透明体の上側に置かれた前記原稿の
位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって検出された前記原稿の位置か
ら、前記透明体の端部を前記光が透過する光路、または
前記ガイド部材によって前記光が遮られる光路のうち少
なくとも一方に該当しないように予め定めた基準位置ま
での距離を示すデータを生成するデータ手段とを備え、 前記原稿搬送手段は、前記データに基づいて、前記原稿
を前記ガイド部材から離れた位置に移動させることを特
徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記画像形成手段は、前記入力手段によ
って前記画像の記録指示が入力されると、前記画像信号
を生成し、 前記位置検出手段は、当該画像信号から前記原稿の輪郭
を抽出し、抽出された前記原稿の輪郭に基づいて、前記
原稿の位置を検出することを特徴とする請求項3に記載
の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記原稿搬送手段は、前記透明体を上側
から覆うように開閉自在に設けられており、 前記原稿搬送手段の開閉を検出する開閉検出手段と 前記開閉検出手段によって前記原稿搬送手段が閉じてい
ることが検出された場合に、前記原稿の移動を開始する
ように前記原稿搬送手段を制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装
置。 - 【請求項6】 前記入力手段によって入力される操作指
示に応じて前記基準位置を設定する基準位置設定手段を
備えたことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか
1項に記載した画像形成装置。 - 【請求項7】 前記入力手段は、前記画像の倍率を入力
できるようになっており、前記基準位置設定手段は、前
記倍率に応じて前記基準位置を設定することを特徴とす
る請求項6に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記入力手段は、前記原稿の端部まで前
記用紙に記録するフルイメージモードを指定できるよう
になっており、前記基準位置設定手段は、前記入力手段
によって前記フルイメージモードが指定された否かに応
じて、前記基準位置を設定することを特徴とする請求項
6に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記原稿搬送手段は、前記透明体を上側
から覆うように開閉自在に設けられており、 前記原稿搬送手段の開閉を検出する開閉検出手段と前記
開閉検出手段によって前記原稿搬送手段が開いているこ
とが検出された場合、前記基準位置に原稿を移動させな
いように前記原稿搬送手段を制御する制御手段とを備え
ることを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項
に記載した画像形成装置。 - 【請求項10】 前記画像信号形成手段は、前記原稿の
端部から一定の範囲についてはふち消しを行って画像信
号を生成し、前記開閉検出手段によって検出される前記
原稿搬送手段の開閉状態に応じて、前記原稿のふち消し
量を可変することを特徴とする請求項9に記載の画像形
成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8344127A JP3055481B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 画像形成装置 |
US08/992,100 US5946539A (en) | 1996-12-24 | 1997-12-17 | Image forming apparatus having a reference position preventing blockage of an optical path |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8344127A JP3055481B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10190973A JPH10190973A (ja) | 1998-07-21 |
JP3055481B2 true JP3055481B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=18366852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8344127A Expired - Lifetime JP3055481B2 (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5946539A (ja) |
JP (1) | JP3055481B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4759181B2 (ja) * | 2001-08-02 | 2011-08-31 | キヤノン株式会社 | 画像読取方法、装置、プログラム及びプログラムを記憶した媒体 |
JP4277768B2 (ja) * | 2004-05-14 | 2009-06-10 | セイコーエプソン株式会社 | 写真イメージ領域抽出装置およびコピー装置 |
JP6365493B2 (ja) * | 2015-10-05 | 2018-08-01 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
JP6700968B2 (ja) * | 2016-05-20 | 2020-05-27 | キヤノン株式会社 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
EP4022269A4 (en) * | 2019-11-26 | 2022-10-12 | Photon Control Inc. | IMAGING SYSTEM AND CONTROL SYSTEM FOR PHOSPHOROMETHERMOMETRY |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3201403A1 (de) * | 1981-01-20 | 1982-08-12 | Canon K.K., Tokyo | Automatische vorlagenzufuehreinrichtung |
US4422751A (en) * | 1981-04-15 | 1983-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Original feed control unit |
US4579444A (en) * | 1984-12-06 | 1986-04-01 | Xerox Corporation | Document registration system |
JPS6378162A (ja) * | 1986-09-22 | 1988-04-08 | Minolta Camera Co Ltd | 電子複写機 |
US5187530A (en) * | 1988-09-26 | 1993-02-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Original setting device for image forming apparatus |
JP2746954B2 (ja) * | 1988-11-12 | 1998-05-06 | 株式会社リコー | 複写機 |
JP3018736B2 (ja) * | 1992-05-20 | 2000-03-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 複写機の原稿照明装置 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8344127A patent/JP3055481B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-12-17 US US08/992,100 patent/US5946539A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5946539A (en) | 1999-08-31 |
JPH10190973A (ja) | 1998-07-21 |
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