JPH0323802Y2 - - Google Patents

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JPH0323802Y2
JPH0323802Y2 JP14128686U JP14128686U JPH0323802Y2 JP H0323802 Y2 JPH0323802 Y2 JP H0323802Y2 JP 14128686 U JP14128686 U JP 14128686U JP 14128686 U JP14128686 U JP 14128686U JP H0323802 Y2 JPH0323802 Y2 JP H0323802Y2
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disconnector
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transformers
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は母線しや断器を介して接続される2台
の変圧器を有する配電系統の地絡保護装置に関す
る。
(従来の技術) 第3図、第4図は従来の回路である。第3図に
おいて変圧器1,2の二次側中性点が接地され、
二次側しや断器3,4の母線16,17が母線し
や断器5で接続された3相4線式の配電系統であ
る。
この配電系統の地絡保護について説明する。例
えばしや断器3,4,5がともに“ON”の状態
で母線17の“FI”点に地絡事故が発生する変
圧器1の中性点には“Ig1”なる地絡電流が流れ、
変流器14を介して地絡検出継電器6が動作す
る。一方変圧器2の中性点には“Ig2”なる地絡
電流が流れ、変流器15を介して地絡検出継電器
7が動作する。また、地絡検出継電器8も変流器
14,15の和電流が流れ動作する。これら3個
の地絡検出継電器が動作すると、第4図のしや断
器制御回路において地絡検出継電器の接点8aに
て限時継電器9が励磁され、ある時限経過後接点
9aがメークししや断器5がトリツプとなる。し
や断器5がトリツプすると変圧器1は事故母線1
7から切離され地絡電流“Ig1”も無くなり地絡
検出継電器6は復帰する。しかし変圧器2は事故
母線に接続されたままであり地絡検出継電器7,
8は動作を継続し限時継電器13の時限経過後1
3aがメークし接点7aを介してしや断器4がト
リツプし地絡事故が除去される。
ここで限時継電器9は母線に接続された配電線
側の地絡事故時における配電線側の地絡検出継電
器との時間協調のために有るが、限時継電器13
は地絡事故母線判別のため母線しや断器5がトリ
ツプした後地絡検出継電器6または7が復帰する
のを確認するために設けてある。したがつて地絡
検出継電器の復帰が遅い場合には限時継電器13
の時間設定も長くなり、全体として地絡事故の除
去が遅くなる欠点や、動作設定時における地絡検
出継電器の復帰時間の確認や限時継電器の設定等
の煩わしさがあつた。
本考案の目的は地絡事故の除去を速く行え、し
かも限時継電器の整定の煩わしさ等を無くして動
作設定を容易にした配電線の地絡保護装置を提供
することにある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案はそれぞれ二次側中性点を接地した2台
の変圧器毎に二次側しや断器を設け、かつこの二
次側しや断器の負荷側を母線しや断器を介して共
通接続した配電系統の地絡保護装置に関するもの
で、前記各変圧器の中性点接地線毎に設けられ2
次回路が互いに和動接続された変流器と、これら
変流器の2次回路毎に設けられ対応する変流器が
検出した地絡電流に応動し前記二次側しや断器の
対応するものを引外す地絡系統選択用の地絡検出
継電器と、前記各変流器の和動接続された2次回
路の共通接続部分に設けられ動作時前記母線しや
断器を引外す母線用地絡検出継電器とを備えてお
り、前記母線しや断器の開閉動作に連動し、この
しや断器と同じ開閉状態となる補助接点を、前記
各地絡系統選択用地絡検出継電器にそれぞれ並列
接続したことを特徴としている。
(作用) 本考案は、母線しや断器を投入した並列運転状
態では、母線しや断器の補助接点にて各変圧器毎
に設けた地絡検出継電器をそれぞれ短絡して不動
作状態にし、母線に地絡事故が発生した場合は、
母線用地絡検出継電器のみを動作させて母線しや
断器を引外し、かつこの動作により各地絡検出継
電器を動作可能状態にし、母線しや断器引外し後
においても地絡がが継続している系統側の地絡検
出継電器のみを動作させ、対応する変圧器二次し
や断器を引外すものである。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。第1図において、従来回路との構成の違いは
地絡系統選択用の地絡検出継電器6,7と並列に
母線しや断器5の補助aの接点5aを接続した点
である。また第2図において従来回路との違いは
第4図にある限時継電器13を省略したことであ
る。
本考案によれば第1図において、しや断器3,
4,5ともに“ON”の状態で母線17の“FI”
点に地絡事故が発生すると、変圧器1と2の中性
点にはそれぞれ“Ig1”,“Ig2”なる地絡電流が流
れる。しかし地絡検出継電器6と7はしや断器5
の補助aの接点5aにてバイパスされているため
不動作であり、地絡検出継電器8のみが動作し、
第2図において図示しない配電線との時間協調の
ために設けた限時継電器9の時限後、母線しや断
器5をトリツプさせる。母線しや断器9がトリツ
プすると変圧器1は事故母線17から切離され地
絡電流“Ig1”は無くなり、変圧器2の中性点に
のみ地絡電流“Ig2”が継続して流れる。この母
線しや断器5が“OFF”になつた事により地絡
検出継電器6と7のバイパス回路が解かれ地絡検
出継電器7が動作し、しや断器4をトリツプして
地絡事故が除去される。
したがつて従来回路のように地絡検出継電器6
の復帰確認のための限時継電器が不要となり事故
除去時間を速くすることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば配電線の地絡系統の選択しや断
時間が短縮できるとともに限時継電器が不要とな
り整定の煩雑さも無くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による配電系統の地絡保護装置
の一実施例を示す系統図、第2図は本考案に用い
る制御回路を示す図、第3図は従来回路の系統
図、第4図は従来回路の制御回路図である。 1,2……変圧器、3,4……変圧器二次しや
断器、5……母線しや断器、5a……補助接点、
6,7……地絡系統選択用地絡検出継電器、8…
…母線用地絡検出継電器、14,15……変流
器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 それぞれ二次側中性点を接地した2台の変圧器
    毎に二次側しや断器を設け、かつこの二次側しや
    断器の負荷側を母線しや断器を介して共通接続し
    た配電系統の地絡保護装置において、 前記各変圧器の中性点接地線毎に設けられ2次
    回路が互いに和動接続された変流器と、これら変
    流器の2次回路毎に設けられ対応する変流器が検
    出した地絡電流に応動し前記二次側しや断器の対
    応するものを引外す地絡系統選択用の地絡検出継
    電器と、前記各変流器の和動接続された2次回路
    の共通接続部分に設けられ動作時前記母線しや断
    器を引外す母線用地絡検出継電器とを備え、 前記母線しや断器の開閉動作に連動し、このし
    や断器と同じ開閉状態となる補助接点を、前記各
    地絡系統選択用地絡検出継電器にそれぞれ並列接
    続したことを特徴とする配電系統の地絡保護装
    置。
JP14128686U 1986-09-17 1986-09-17 Expired JPH0323802Y2 (ja)

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JP14128686U JPH0323802Y2 (ja) 1986-09-17 1986-09-17

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Publication Number Publication Date
JPS6348334U JPS6348334U (ja) 1988-04-01
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