JPH0216655B2 - - Google Patents

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JPH0216655B2
JPH0216655B2 JP56139431A JP13943181A JPH0216655B2 JP H0216655 B2 JPH0216655 B2 JP H0216655B2 JP 56139431 A JP56139431 A JP 56139431A JP 13943181 A JP13943181 A JP 13943181A JP H0216655 B2 JPH0216655 B2 JP H0216655B2
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Takashi Hashimoto
Jun Tanaka
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Daihen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はネツトワーク受電設備に関し、特にエ
レベータやモータ等の回生電力発生負荷から回生
電力が発生した時のプロテクタしや断器の誤しや
断動作を防止するネツトワーク受電設備に関する
ものである。
最近はビル等の高負荷密度の集中負荷に対する
受電設備として信頼性の高いスポツトネツトワー
ク受電設備が採用されている。第1図はこのよう
なネツトワーク受電設備の回路例を示したもの
で、同図において1a,1b,1cは図示してい
ない変電所から引出された配電線に接続されてい
るフイーダーであつて、2a,2b,2cは高圧
側断路器、3a,3b,3cはネツトワーク変圧
器、4a,4b,4cはネツトワーク変圧器3
a,3b,3cの低圧側に接続されたプロテクタ
ヒユーズ、5a,5b,5cはネツトワーク継電
器、6a,6b,6cはプロテクタ用変流器、7
a,7b,7cはプロテクタしや断器8a,8
b,8cの両端間に跨つて接続されている極間電
圧検出用変成器、9はネツトワーク母線、10は
負荷線路用しや断器、11は回生電力を発生しな
い一般負荷、12はエレベータ、モータ等の回生
電力を発生する回生電力発生負荷、13はネツト
ワーク母線電圧検出用変成器である。この第1図
に示した回路例ではフイーダー1a,1b,1c
が3回線であるが、2回線以上であればネツトワ
ーク回路を形成し得るものであり、種々の回線数
のものがある。
このようなネツトワーク受電設備が正常に運転
されているときは、各回線のフイーダー1a,1
b,1cに接続されたネツトワーク変圧器3a,
3b,3cを経て降圧された電力が負荷に供給さ
れる。しかるに、例えばフイーダー1aの高圧側
で接地、短絡等の事故が発生した場合には、フイ
ーダー1aに接続されている図示しない配電線の
変電所側に設けられている配電線しや断器が自動
的にしや断動作をして、その後フイーダー1aに
設けられているプロテクタしや断器8aがしや断
動作してフイーダー1aへの通電を停止させフイ
ーダー1aは無電圧となる。従つて、この場合に
は他のフイーダー1b,1cから夫々ネツトワー
ク変圧器3b,3cを通じて、ネツトワーク変圧
器3aがネツトワーク母線9側から逆励磁される
こととなるが、ネツトワーク継電器5a,5b,
5cはいずれも電力方向を検出する機能を有し、
いずれかのネツトワーク継電器が逆向きの電流を
検出したときには、該ネツトワーク継電器が出力
を発してプロテクタしや断器をしや断動作させる
ようになつている。従つて、前述の如くフイーダ
ー1aの高圧側に事故が発生してネツトワーク変
圧器3aがネツトワーク母線9側から逆励磁され
た場合には、そのプロテクタしや断器8aがしや
断動作をして事故点への事故電流の流れ込みが阻
止される。
ところで、このようなネツトワーク受電設備を
ビル用受電設備に適用した場合には、回生電力を
発生するエレベータモータ等の負荷が接続される
ため、エレベータが高速度で上昇又は下降する
際、特に減速された際にはエレベータモータから
多くの電力が回生される。従つて、この受電設備
の軽負荷時には、フイーダー1a,1b,1cに
向けて逆向きの電流が流れ、このため夫々のネツ
トワーク継電器5a,5b,5cが一斉に動作し
て夫々のプロテクタしや断器8a,8b,8cを
しや断動作させ、ネツトワーク母線9への通電を
全面的に停止させる虞れがある。このような回生
電力に起因するプロテクタしや断器の誤つたしや
断動作を防止するべく、従来は回生電力を吸収す
る擬似負荷を一時的又は永久的に接続する方法が
考えられているが、この方法では無駄な電力損失
を増す欠点がある。また回生電力の如き小電力の
逆向きの電流が発生した場合にはネツトワーク継
電器の出力を遅延させて、回生電力が継続してい
る間はプロテクタしや断器をしや断動作させない
方法もある。この場合には、小電力の逆向きの電
流を発生する事故の場合のように明らかに事故で
あつて保安上はすみやかに保守しなければならな
い場合でも、プロテクタしや断器は即時にしや断
動作しないために、保守の完了迄に長時間を要す
る欠点がある。更に、夫々のネツトワーク継電器
の出力を論理回路で照合して、回生電力発生時の
ように全てのネツトワーク継電器が同時に逆向き
の電流を検出したときには、プロテクタしや断器
のしや断動作を全て阻止させる方法もあるが、こ
の場合には回生電力が略均一に夫々のプロテクタ
しや断器を通過することが前提であり、各フイー
ダーのインピーダンスに不揃いがあつた場合には
回生電力の逆向きの電流が不均一になり、ネツト
ワーク継電器の動作感度に満たないフイーダーも
できて、プロテクタしや断器のしや断動作を確実
に防止し得ない。またこの方法では回生電力が発
生しているときに、工事等のために特定のフイー
ダーへの通電を、人為的に変電所側で停止させた
場合には、通電を停止させていない他の回線のフ
イーダーに設けられているネツトワーク継電器は
しや断出力を発しており、さらに通電を停止させ
たフイーダーのネツトワーク継電器もネツトワー
ク変圧器の逆励磁によつてしや断出力を発する。
したがつて、結局全てのネツトワーク継電器のし
や断出力が同時に揃うことになり、プロテクタし
や断器のしや断動作が阻止されるために、通電を
停止させたはずのフイーダーはネツトワーク変圧
器からの逆励磁によつて停電状態を維持すること
ができず、結局、回生電力が消滅するまで通電を
停止させ得ない不都合を生じる問題がある。
本発明は前述した問題に鑑み、フイーダーに回
生電力による逆向きの電流が発生したときには全
てのプロテクタしや断器のしや断動作を阻止して
負荷の全面停電を防止するとともに、事故に起因
した逆向きの電流が発生したときには小電流であ
つてもプロテクタしや断器を即時にしや断動作さ
せることができ、また各プロテクタしや断器への
不等量の逆向きの電流に起因する誤しや断動作を
も防止することができ、更に回生電力の発生に関
係なくフイーダーへの通電を人為的に瞬時に停止
させることができる信頼性の高いネツトワーク受
電設備を提案したものである。
以下本発明のネツトワーク受電設備を実施例を
示す図面によつて詳述する。
第2図は本発明に係るネツトワーク受電設備の
回路図である。
第2図において、1a〜1cはフイーダー、2
a〜2cは高圧側断路器、3a〜3cは高圧側が
高圧側断路器2a〜2cを介してフイーダー1a
〜1cに接続されたネツトワーク変圧器、4a〜
4cはフイーダー1a〜1cの低圧側に設けられ
たプロテクタヒユーズである。5a〜5cはネツ
トワーク継電器、6a〜6cはプロテクタ用変流
器、7a〜7cはプロテクタしや断器8a〜8c
の両端間に接続している極間電圧検出用変成器、
TCTa〜TCTcは環状鉄心Ca〜Ccと該鉄心に夫々
同じターン数で巻回した2つの入力巻線W1a
W1c及びW2a〜W2cと1つの出力巻線W3a〜W3c
からなる電流合成変流器である。9は各回線のフ
イーダー1a〜1cの低圧側が共通に接続されて
いるネツトワーク母線、10は負荷線路用しや断
器、11は回生電力を発生しない一般負荷、12
はエレベータモータ又はモータ等の回生電力を発
生する回生電力発生負荷、13は2次巻線をネツ
トワーク継電器5a〜5cの夫々に接続した母線
電圧検出用変成器である。14は一般負荷11及
び回生電力発生負荷12に通電する共通の線路に
設けた回生電力検出用変流器、15は調整抵抗
器、16a〜16c及び17a〜17cは各プロ
テクタしや断器8a〜8cに対応して設けられて
いて、各プロテクタしや断器8a〜8cのしや
断、投入動作に連動して開閉動作をする常閉補助
接点及び常開補助接点である。これらの常閉補助
接点16a〜16cは直列に接続されて回生電力
検出用変流器14の2次巻線の両端に接続されて
おり、全てのプロテクタしや断器8a〜8cがし
や断動作しているときは回生電力検出用変流器1
4の2次巻線を短絡する。また回生電力検出用変
流器14の2次巻線の両端は、各調整抵抗器15
と各常開補助接点17a〜17cとの各々の直列
回路を介して、前記常開補助接点17a〜17c
が設けられているプロテクタしや断器8a〜8c
を制御するネツトワーク継電器5a〜5cの入力
側に設けている電流合成変流器TCTa〜TCTc
入力巻線W1a〜W1cの夫々に接続されている。そ
して、入力巻線W1a〜W1cを含む夫々の回路のイ
ンピーダンスは調整抵抗器15により各フイーダ
ー1a〜1cの回路のインピーダンスに等価的に
調整できるようになつている。一方、プロテクタ
用変流器6a〜6cの2次巻線は、電流合成変流
器TCTa〜TCTcの入力巻線W2a〜W2cに接続され
ている。そして電流合成変流器TCTa〜TCTc
入力巻線W1a〜W1cおよびW2a〜W2cとその出力巻
線W3a〜W3cと回生電力検出用変流器14の2次
巻線とは、いずれも・印で示す如き極性で巻回さ
れており、従つて、電流合成変流器TCTa
TCTcの入力巻線W1a〜W1cとW2a〜W2cとに流れ
る電流による磁束は夫々差動的に作用してその差
の電流による磁束により出力巻線W3a〜W3cに出
力電流が生じ、その出力電流がネツトワーク継電
器5a〜5cに入力されるようになつている。
ネツトワーク継電器5a〜5cは、いずれも電
流合成変流器TCTa〜TCTcからの電流と極間電
圧検出用変成器7a〜7c及び母線電圧検出用変
成器13の電圧とによりプロテクタしや断器8a
〜8cを通る電流の向きを検出して、その電流が
ネツトワーク母線9側から即ち逆向きに流れたと
きには、直ちにしや断出力を発してプロテクタし
や断器8a〜8cをしや断動作させる逆電力しや
断機能を備えている。また、その他に無電圧投入
機能および過電圧投入機能を備えている。本発明
のネツトワーク受電設備はこれらの機器により構
成されている。
上述のごとく構成されたネツトワーク受電設備
の制御動作を説明する。いま、第2図に示したネ
ツトワーク受電設備において、高圧側断路器2a
〜2cおよび負荷線路しや断器10が閉路されて
いて、回生電力発生負荷12からは回生電力が発
生せず正常な運転状態にある場合には、プロテク
タしや断器8a〜8cの投入動作と連動して常開
補助接点17a〜17cは閉路し、常閉補助接点
16a〜16cの全てが開路している。そのため
回生電力検出用変流器14の出力電流は、各調整
抵抗器15および常開補助接点17a〜17cを
介して各電流合成変流器TCTa〜TCTcの各入力
巻線W1a〜W1cに流れる。一方、プロテクタ用変
流器6a〜6cの出力電流は入力巻線W2a〜W2c
に流れる。したがつて、出力巻線W3a〜W3cには、
入力巻線W1a〜W1cとW2a〜W2cとに流れる電流の
差による磁束に対応する出力電流が生じてネツト
ワーク継電器5a〜5cに入力される。
つまり、各々のフイーダー1a〜1cに流れて
いる電流と、一般負荷11及び回生電力発生負荷
12に流れている全電流をフイーダーの回線数で
按分した電流とを、即ち各フイーダー1a〜1c
に流れている電流分と、この電流分と等価であり
ネツトワーク母線9から一般負荷11及び回生電
力発生負荷12に流れている電流分とを互いに相
殺させている。そのためこのような状態では各電
流合成変流器TCTa〜TCTcの出力巻線W3a〜W3c
から各ネツトワーク継電器5a〜5cに出力電流
は流れない。それ故、フイーダー1a〜1cの高
圧側に接地等の事故が発生しなければ、ネツトワ
ーク継電器5a〜5cには逆向きの出力電流はな
く、従つてネツトワーク継電器5a〜5cはしや
断信号を出さず、プロテクタしや断器8a〜8c
はいずれも閉路した状態を保持するようになつて
いる。
ここで、まず、回生電力が発生していない場合
の動作について説明する。いまネツトワーク変圧
器3aが接続されているフイーダー1aの高圧側
にて接地事故が発生した場合には、このフイーダ
ー1aに接続されている図示しない配電線の変電
所側に設けられている配電線しや断器がしや断動
作をして、変電所側から事故点へ流れる事故電流
が阻止される。そのために、ネツトワーク母線9
及びネツトワーク変圧器3aを通して、健全なフ
イーダー1b,1c側から事故点に対して逆向き
の事故電流が供給されることになる。従つて、プ
ロテクタ用変流器6aの逆向きの出力電流が電流
合成変流器電流TCTaの入力巻線W2aに流れ、そ
の出力巻線W3aには逆向きの出力電流が流れてネ
ツトワーク継電器5aに加わる。事故点へ流れる
事故電流はネツトワーク母線9と一般負荷11及
び回生電力発生負荷12とを接続している線路に
は流れないため入力巻線W1aにはその影響は現れ
ない。従つて、プロテクタしや断器8aは直ちに
しや断動作し、また同時に常開補助接点17aが
開路する。これにより事故点を有するフイーダー
1aはネツトワーク母線9からも切離されて無電
圧となる。なお、事故時において他のフイーダー
1b,1cは、フイーダー1aへ流れる事故電流
が相加わり、電流合成変流器TCTb,TCTcの入
力巻線W2b,W2cの電流が増加し、他方の入力巻
線W1b,W1cに流れている電流とに差が生じて、
出力巻線W3b,W3cからネツトワーク継電器5b,
5cに出力電流が流れるが、この出力電流は順方
向であるために、ネツトワーク継電器5b,5c
は動作しない。
そして、常開補助接点17aが開路したことに
より、回生電力検出用変流器14の2次回路は、
通電されている残り2回線のフイーダー2b,2
cと等価な回路状態となる。
次に、ネツトワーク受電設備が正常に運転され
ている場合において、回生電力発生負荷12より
回生電力が発生したときについて説明する。回生
電力が発生すると回生電力検出用変流器14の2
次巻線で検出された電流が各フイーダー1a〜1
cの電流合成変流器TCTa〜TCTcの入力巻線
W1a〜W1cに夫々分流するが、入力巻線W1a〜W1c
とW2a〜W2cとは差動的に巻回されていて、入力
巻線W2a〜W2cにはフイーダー1a〜1cを流れ
る電流によるプロテクタ用変流器6a〜6cの出
力電流が流れているため、出力巻線W3a〜W3c
は回生電力による出力電流の影響は現れず、その
結果ネツトワーク継電器5a〜5cはいずれもし
や断信号を出力しない。したがつて、回生電力が
発生してもプロテクタしや断器8a〜8cはいず
れもしや断動作をせず、誤しや断動作が防止でき
る。一方、回生電力が発生しているときに、フイ
ーダー1aの高圧側において接地等の事故が発生
した場合には、事故電流は他回線のフイーダー1
b,1cから供給されるので、電流合成変流器
TCTa〜TCTcの入力巻線W2aにのみ逆向きの電
流が流れて、逆向きの電流が流れているフイーダ
ー1aの電流合成変流器TCTaの出力巻線W3a
は逆向きの電流に対応した出力電流がネツトワー
ク継電器5aに流れて、ネツトワーク継電器5a
が動作してプロテクタしや断器8aは直ちにしや
断動作し、事故点への逆向きの事故電流を阻止す
る。そして、プロテクタしや断器8aがしや断動
作したことにより、その常開補助接点17aが開
路し、通電している他の2回線のフイーダー1
b,1cの電流合成変流器TCTb,TCTcの入力
巻線W1b,W1cにのみ、回生電力検出用変流器1
4の出力電流を分流する。このように回生電力検
出用変流器14の出力電流を、プロテクタしや断
器のしや断動作と関連して通電中のフイーダーの
電流合成変流器に分流させることにより、ネツト
ワーク継電器5a〜5cの動作の安定を図ること
ができる。すなわち、通電中のフイーダー数が減
少しても全フイーダー通電中時と同様に、回生電
力に対する誤しや断防止を図ることができる。ま
た全てのプロテクタしや断器8a〜8cが開路し
ているときには、常閉補助接点16a〜16cが
全て閉路して回生電力検出用変流器14の2次巻
線を短絡しているので、回生電力発生負荷12に
接続されている図示しない自家用発電機がたとえ
運転されても、回生電力検出用変流器14には何
ら支障がない。
第3図及び第4図は本発明に係るネツトワーク
受電設備の他の実施例を示したものであつて、第
2図における構成部分と同一構成部分には同一符
号を付している。
第3図においては、一般負荷11と回生電力発
生負荷12とが別々にネツトワーク母線9に接続
されていて、一般負荷11をネツトワーク母線9
に接続している線路には負荷電流検出用変流器1
8を設けている。またこれとは別に、負荷電流合
成変流器19を設けており、その入力巻線W4a
びW4bは負荷電流検出用変流器18及び回生電力
検出用変流器14の2次巻線に各々接続し、出力
巻線W4cの両端は常閉補助接点16a〜16cを
直列接続したその両端部に接続している。従つ
て、一般負荷11と回生電力発生負荷12とに流
れる各々の電流を検出した電流の和の電流を負荷
電流合成変流器19で検出して、即ち全負荷電流
を調整抵抗器15,15,15により分流させて
各フイーダー1a〜1cに設けられている電流合
成変流器TCTa〜TCTcの各入力巻線W1a〜W1c
入力している。それ故、この第3図に示したネツ
トワーク受電設備においても第2図に示したもの
と同様の動作をして、同様の効果が得られる。
第4図においては、一般負荷11と回生電力発
生負荷12とを別々にネツトワーク母線9に接続
しており、回生電力発生負荷12を接続している
線路にのみ回生電力検出用変流器14を設けてい
る。そして、回生電力発生負荷12に流れる電流
を検出した電流を、調整抵抗器15,15,15
で分流させて電流合成変流器TCTa〜TCTcの入
力巻線W1a〜W1cの各々に入力している。この場
合も第2図に示したネツトワーク受電設備と同様
の効果が得られる。ただし、回生電力発生負荷1
2から発生した回生電力の全電流が回生電力検出
用変流器14で検出されて、各電流合成変流器
TCTa〜TCTcの各入力巻線W1a〜W1cに入力され
るため、ネツトワーク継電器5a〜5cは敏感に
動作することになる。故に、回生電力発生時には
第2図及び第3図に示したネツトワーク受電設備
に比べて、プロテクタしや断器8a〜8cを若干
長い時限で不動作にするきらいがあるが、実用す
る上で問題はない。
本実施例においてはフイーダー1a,1b,1
cを3回線としたが、2回線以上であればよく、
回線数に限定されずに本発明を実施することがで
きることは言うまでもない。さらに、電流合成変
流器TCTa〜TCTcは環状鉄心Ca〜Ccを用いたも
のに限らず半導体回路を用いることもできる。ま
た、常開補助接点16a〜16cおよび常閉補助
接点17a〜17cを備えた回路は半導体回路に
置換することもできる。
さらに、各フイーダー1a〜1cのインピーダ
ンスおよび各フイーダー1a〜1cと対応する、
回生電力検出用変流器14の2次巻線と入力巻線
W1a〜W1cとを接続した各々の回路のインピーダ
ンスがともに等しい場合には、調整抵抗器15を
使用する必要はない。
以上詳述したように本発明に係るネツトワーク
受電設備は、フイーダーに流れる電流と、回生電
力発生負荷に流れる電流を包含した電流又は回生
電力発生負荷に流れる電流とを各々検出して、回
生電力発生負荷に流れる電流を包含した電流又は
回生電力発生負荷に流れる電流を、各々のプロテ
クタしや断器と関連動作をする補助接点を介し
て、前記各フイーダーで検出した電流に差動的に
加えて、合成された出力電流をネツトワーク継電
器に入力するため、各フイーダーに設けたネツト
ワーク継電器は回生電力の影響をうけずにプロテ
クタしや断器を制御することができる。そのため
フイーダーに逆向きに流れる事故電流に対しては
プロテクタしや断器は即時にしや断動作をし、回
生電力が発生しているときに生じた小電流の事故
電流に対しても迅速にしや断動作をする。また各
フイーダーに対する回生電力量の不揃いに起因す
るプロテクタしや断器の誤しや断動作を防ぐこと
ができる。さらには、回生電力が発生していると
きに、変電所側で人為的に特定のフイーダーへの
通電を停止させた場合でも、瞬時で確実にプロテ
クタしや断器をしや断動作させ得、そのフイーダ
ーを停電状態に保つことができる等の優れた利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のネツトワーク受電設備の回路
図、第2図は本発明に係るネツトワーク受電設備
の回路図、第3図及び第4図は本発明の他の実施
例を示すネツトワーク受電設備の回路図である。 1a〜1c……フイーダー、3a〜3c……ネ
ツトワーク変圧器、5a〜5c……ネツトワーク
継電器、8a〜8c……プロテクタしや断器、9
……ネツトワーク母線、11……一般負荷、12
……回生電力発生負荷、14……回生電力検出用
変流器、16a〜16c……常閉補助接点、17
a〜17c……常開補助接点、TCTa〜TCTc
…電流合成変流器、18……負荷電流検出用変流
器、19……負荷電流合成変流器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数回線のフイーダーの夫々にプロテクタし
    や断器及びネツトワーク継電器を設けて該ネツト
    ワーク継電器の動作により前記プロテクタしや断
    器を制御するネツトワーク受電設備において、回
    生電力発生負荷が接続されている線路及び前記各
    回線のフイーダーに、回生電力検出用変流器及び
    プロテクタ用変流器をそれぞれ設けて、前記回生
    電力検出用変流器の出力を前記フイーダーの回線
    数に応じて分流し、夫々の分流された出力を個別
    の前記プロテクタしや断器の開閉動作と連動する
    常開補助接点を介して前記個別のプロテクタしや
    断器が接続されているフイーダーのプロテクタ用
    変流器の出力に差動的に加えて、その差の出力で
    前記ネツトワーク継電器を動作させてプロテクタ
    しや断器を制御するようにしたネツトワーク受電
    設備。
JP56139431A 1981-09-03 1981-09-03 ネツトワ−ク受電設備 Granted JPS5843135A (ja)

Priority Applications (1)

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JP56139431A JPS5843135A (ja) 1981-09-03 1981-09-03 ネツトワ−ク受電設備

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JPS5622534A (en) * 1979-08-01 1981-03-03 Tokyo Shibaura Electric Co Method of preventing unnecessary breakage of protector breaker

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