JPS63144721A - 母線保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は電力系統の母線保護装置に関する。

（従来の技術） 複母線の保護は供給信頼度、及び系統安定化の意味から
、母線の選択用外し方式が採用される。

従来の複母線保護方式を第３図に示す。

１は甲母線保護用の差動継電器であり、甲母線１００に
接続される回線１１ａ＝１１ｎの変流器１２ａ〜１２ｎ
の電流と母線連絡用の変流器４Ｂから母線連絡電流を入
力し、差動保護を行なう。

２は乙母線保護用の差動継電器であり、乙母線２０に接
続される回線２１ａ〜２１ｎの変流器２２ａ〜２２ｎの
電流と母線連絡用の変流器４Ａから母線連絡電流を入力
し、差動保護を行なう。

尚、母線連絡電流の入力は、母線保護に盲点を生じさせ
ない様に、甲母線保護継電器には、乙母線側の変流器４
Ｂを入力し、乙母線保護継電器には、甲母線側の変流器
４Ａを入力する。甲母線側に事故が発生すれば差動継電
器１が動作し、母線連絡用の遮断器４丁と甲母線側回線
用の遮断器１３ａ〜１３ｎを引外し、事故除去する。

又、乙母線側に事故が発生すれば、差動継電器２が動作
し、遮断器４Ｔと乙母線側回線用の遮断器２３ａ〜２３
ｎを引外し事故除去する。

（発明が解決しようとする問題点） 母線保護に盲点をなくす為に、母線連絡用変流器の電流
は、甲母線保護継電器には、乙母線側変流器の電流を入
力し、乙母線保護継電器には甲母線側変流器の電流を入
力する。

この為、第４図及び第５図に示す様な母線連絡用の変流
器と母線連絡用の遮断器の間の事故では、差動継電器１
も、差動継電器２も動作し、第５図に示す様に、母線全
停となる。事故が第４図に示す様に母線連絡用変流器と
母線連絡用遮断器の間ではあるものの、甲母線側の事故
にかかわらず、母線全停となり、電力供給が不可となる
。

前記問題点で示した様に母線連絡用変流器と母線連絡用
遮断器の間の事故でも、母線全停とせず、片母線の選択
引外しが可能な様な母線保護装置を提供する。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は母線連絡用の遮断器の両側に母線連絡用の変流
器を有する２重母線と、第１母線側の回線及び第２母線
例の母線連絡用の変流器の電流を入力とする第１の差動
継電器と、第２母線側の回線及び第１母線の母線連絡用
の変流器の電流を入力とする第２の差動継電器と、前記
母線連絡用の遮断器の両側の２つの母線連絡用変流器の
電流を入力とする第３の差動継電器と、前記第３の差動
継電器が動作時に前記母線連絡用の遮断器を先行引外す
る第１の機能と、前記母線連絡用遮断器が開極の条件で
母線連絡電流の入力を零に制御する第２の機能とを具備
し、前記母線連絡用遮断器及び前記母線連絡用の変流器
の事故母線側を選択して引外し可能となる母線保護装置
である。

（作　用） 母線連絡用の遮断器及び母線連絡用の変流器の間に事故
が発生すると第３の差動継電器が動作し、母線連絡用の
遮断器を引外しする。

（実施例） 第１図に於て、］、及び２は母線分割保護用の差動継電
器である。

３は第３の差動継電器であり、母線連絡用の変流器Ａ４
．４Ｂの電流を入力し、差動検出する。

４ＴＸは母線連絡用の遮断器４Ｔの遮断器パレット条件
を増幅した補助継電器の接点で、母線連絡用遮断器がパ
切″′となった場合、復帰し、差動継電器１，２の継電
器への母線連絡入力電流を零に制御する。尚、変流器４
Ａ、４Ｂの電流は、差動継電器３に入力されると共に差
動継電器１又は差動継電器２に入力される。

母線連絡用遮断器及び母線連絡用変流器の間に事故が発
生すると、差動継電器３が動作し、遮断器４Ｔを引外す
る。

遮断器４Ｔが引外しすると、パレット条件が復帰する為
、補助継電器の接点４ＴＸが復帰する。

接点４ＴＸが復帰する事により、差動継電器１゜２への
母線連絡電流入力回路が断となり、差動継電器１，２は
、各母線に接続される回線電流分で４一 応動するにの為、事故母線側継電器のみ事故電流が入力
され、事故母線側の差動継電器１，２が動作し、事故母
線を選択引外する事になる。

即ち、甲母線の事故、Ｆｌの時、差動継電器１のみが動
作し、甲母線が引外しされる。

乙母線事故Ｆ２の時、差動継電器２のみが動作し、乙母
線が引外しとなる。

Ｆ３事故時には差動継電器１と差動継電器３が動作する
。

この場合、差動継電器３が動作した事により。

遮断器４Ｔが先行引外しされる。遮断器４Ｔが″切″と
なった事で、パレット条件が復帰し、接点４ＴＸが復帰
する。この為、差動継電器１．２の母線連絡電流入力は
零となり、事故母線側の継電器に差動電流が生じ、事故
母線を引外しする。

以上により母線連絡用遮断器と母線連絡用変流器の間の
事故でも、事故母線側を選択引外しする事が出来る。

〔発明の効果〕

■　差動継電器間の母線連絡電流は、それぞれの母線側
の変流器の電流を入力しても、同じ制御で同じ効果が上
がる。

■　各差動継電器は位相比較原理の継電器でも同じ効果
を上げられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す母線保護装置の構成図
、第２図は第１図フローチャート説明図、第３図乃至第
５図は従来の母線保護装置の説明図である。 １．２．３・・・差動継電器 ４Ｔ・・・母線連絡用の遮断器 ４Ａ、４Ｂ・・・母線連絡用の変流器 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 母線連絡用の遮断器の両側に母線連絡用の変流器を有す
   る２重母線と、第１母線側の回線及び第２母線側の母線
   連絡用の変流器の電流を入力とする第１の差動継電器と
   、第２母線側の回線及び前記第１母線の母線連絡用の変
   流器の電流を入力とする第２の差動継電器と、前記母線
   連絡用の遮断器の両側の２つの母線連絡用変流器の電流
   を入力とする第３の差動継電器と、前記第３の差動継電
   器が動作時に前記母線連絡用の遮断器を先行引外しする
   第１の機能と、前記母線連絡用遮断器が開極の条件で母
   線連絡電流の入力を零に制御する第２の機能とを具備し
   、前記母線連絡用遮断器及び前記母線連絡用の変流器の
   事故母線側を選択して引外し可能とする母線保護装置。