JPH099495A - フィーダの保護方式 - Google Patents
フィーダの保護方式Info
- Publication number
- JPH099495A JPH099495A JP15416795A JP15416795A JPH099495A JP H099495 A JPH099495 A JP H099495A JP 15416795 A JP15416795 A JP 15416795A JP 15416795 A JP15416795 A JP 15416795A JP H099495 A JPH099495 A JP H099495A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feeder
- voltage drop
- circuit breaker
- main transformer
- thyristor switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 上位遮断器との保護協調がとり易く、かつ系
統の電圧降下を極力防止できるフィーダの保護方式を提
供する。 【構成】 高圧配電方式の自家用変電所において、主変
2次遮断器2の負荷側の母線3に接続されたフィーダ4
の遮断器6と直列に瞬時電圧低下対策装置9を接続す
る。瞬時電圧低下対策装置9は、サイリスタスイッチ9
Aと高速電圧低下検出回路9Bにより構成する。事故時
には、サイリスタスイッチ9A,遮断器6の順序で動作
する。
統の電圧降下を極力防止できるフィーダの保護方式を提
供する。 【構成】 高圧配電方式の自家用変電所において、主変
2次遮断器2の負荷側の母線3に接続されたフィーダ4
の遮断器6と直列に瞬時電圧低下対策装置9を接続す
る。瞬時電圧低下対策装置9は、サイリスタスイッチ9
Aと高速電圧低下検出回路9Bにより構成する。事故時
には、サイリスタスイッチ9A,遮断器6の順序で動作
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧配電方式の自家用
変電所において主変2次遮断器の負荷側の母線に接続さ
れたフィーダの事故に対処するフィーダの保護方式に関
する。
変電所において主変2次遮断器の負荷側の母線に接続さ
れたフィーダの事故に対処するフィーダの保護方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】高圧配電方式の一例を図3に示す。図
中、1は主変圧器、2は主変2次遮断器、3は母線、4
1〜4nはこの母線3に接続されたフィーダ、51〜5nは
負荷、61〜6nは各フィーダ41〜4nに配設された遮断
器、71〜7nは各フィーダ41〜4nの過電流保護を行う
過電流継電器、8は主変2次側の過電流保護を行う過電
流継電器である。
中、1は主変圧器、2は主変2次遮断器、3は母線、4
1〜4nはこの母線3に接続されたフィーダ、51〜5nは
負荷、61〜6nは各フィーダ41〜4nに配設された遮断
器、71〜7nは各フィーダ41〜4nの過電流保護を行う
過電流継電器、8は主変2次側の過電流保護を行う過電
流継電器である。
【0003】このような構成において、A点で短絡事故
が発生した場合、過電流継電器71が動作して遮断器61
がトリップされ、事故点A、つまりフィーダ41が高圧
系統から切り離される。
が発生した場合、過電流継電器71が動作して遮断器61
がトリップされ、事故点A、つまりフィーダ41が高圧
系統から切り離される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の保護
方式では、過電流継電器71〜7nと過電流継電器8との
保護協調をとる必要があるため、フィーダ側の遮断器6
1〜6nを高速遮断する必要があるが、現状では0.3秒
程度が限度であって、保護協調を難しくしている。ま
た、事故点Aが至近短絡の場合、高圧配電の電圧降下に
より、他のフィーダ42〜4nの負荷52〜5nに影響が出
る可能性がある。
方式では、過電流継電器71〜7nと過電流継電器8との
保護協調をとる必要があるため、フィーダ側の遮断器6
1〜6nを高速遮断する必要があるが、現状では0.3秒
程度が限度であって、保護協調を難しくしている。ま
た、事故点Aが至近短絡の場合、高圧配電の電圧降下に
より、他のフィーダ42〜4nの負荷52〜5nに影響が出
る可能性がある。
【0005】そこで本発明は、上記課題を解決し、上位
遮断器との保護協調がとり易く、かつ系統の電圧降下を
極力防止できるフィーダの保護方式を提供することを目
的とする。
遮断器との保護協調がとり易く、かつ系統の電圧降下を
極力防止できるフィーダの保護方式を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、主変圧器の2
次側に主変2次遮断器を介して母線を接続し、この母線
に複数のフィーダを接続する一方、主変2次側と各フィ
ーダに過電流継電器を設置した高圧配電方式の自家用変
電所において、半導体スイッチと高速電圧低下検出回路
により構成した瞬時電圧低下対策装置を、前記各フィー
ダの遮断器と直列に接続して、上位遮断器との保護協調
をとるようにしたことを特徴とする。
次側に主変2次遮断器を介して母線を接続し、この母線
に複数のフィーダを接続する一方、主変2次側と各フィ
ーダに過電流継電器を設置した高圧配電方式の自家用変
電所において、半導体スイッチと高速電圧低下検出回路
により構成した瞬時電圧低下対策装置を、前記各フィー
ダの遮断器と直列に接続して、上位遮断器との保護協調
をとるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】フィーダに短絡などの事故が発生した場合、過
電流継電器が作動し始めると同時に、高速電圧低下検出
回路が動作し、サイリスタスイッチがオフする。続い
て、フィーダ用遮断器がトリップされる。サイリスタス
イッチの短時間でのオフにより、系統の電圧低下が極力
防止されて、他の負荷への影響が軽減される。また、上
位遮断器との保護協調がとり易くなる。
電流継電器が作動し始めると同時に、高速電圧低下検出
回路が動作し、サイリスタスイッチがオフする。続い
て、フィーダ用遮断器がトリップされる。サイリスタス
イッチの短時間でのオフにより、系統の電圧低下が極力
防止されて、他の負荷への影響が軽減される。また、上
位遮断器との保護協調がとり易くなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
【0009】本発明によるフィーダの保護方式の実施例
を図1に示す。図中、1は主変圧器、2は主変2次遮断
器、3は母線、41〜4nはこの母線3に接続されたフィ
ーダ、51〜5nは負荷、61〜6nは各フィーダ41〜4n
に配設された遮断器、71〜7nは各フィーダ41〜4nの
過電流保護を行う過電流継電器、8は主変2次側の過電
流保護を行う過電流継電器、91〜9nは瞬時電圧低下対
策装置で、半導体スイッチ、例えばサイリスタスイッチ
9Aと高速電圧低下検出回路9Bにより構成されてい
る。瞬時電圧低下対策装置91〜9nは、各々のフィーダ
41〜4nの遮断器61〜6nと直列に接続している。
を図1に示す。図中、1は主変圧器、2は主変2次遮断
器、3は母線、41〜4nはこの母線3に接続されたフィ
ーダ、51〜5nは負荷、61〜6nは各フィーダ41〜4n
に配設された遮断器、71〜7nは各フィーダ41〜4nの
過電流保護を行う過電流継電器、8は主変2次側の過電
流保護を行う過電流継電器、91〜9nは瞬時電圧低下対
策装置で、半導体スイッチ、例えばサイリスタスイッチ
9Aと高速電圧低下検出回路9Bにより構成されてい
る。瞬時電圧低下対策装置91〜9nは、各々のフィーダ
41〜4nの遮断器61〜6nと直列に接続している。
【0010】次に、図2の動作順序説明図を参照しなが
ら動作について述べる。A点で短絡事故が発生した場
合、過電流継電器71が動作する前に瞬時電圧低下対策
装置91の高速電圧低下検出回路9Bにより電圧低下が
検出され、サイリスタスイッチ9Aがオフする。続い
て、過電流継電器71が動作して遮断器61がトリップさ
れる。遮断器61のトリップは、サイリスタスイッチ9
Aのオフと過電流継電器71の動作のいずれでも行われ
る。事故点A、つまりフィーダ41はサイリスタスイッ
チ9Aのオフ時点で高圧系統から切り離される。
ら動作について述べる。A点で短絡事故が発生した場
合、過電流継電器71が動作する前に瞬時電圧低下対策
装置91の高速電圧低下検出回路9Bにより電圧低下が
検出され、サイリスタスイッチ9Aがオフする。続い
て、過電流継電器71が動作して遮断器61がトリップさ
れる。遮断器61のトリップは、サイリスタスイッチ9
Aのオフと過電流継電器71の動作のいずれでも行われ
る。事故点A、つまりフィーダ41はサイリスタスイッ
チ9Aのオフ時点で高圧系統から切り離される。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、半導体ス
イッチ(サイリスタスイッチ)と高速電圧低下検出回路
により構成された瞬時電圧低下対策装置を、各フィーダ
の遮断器と直列に接続したので、事故点を0.1秒以下
の短時間で系統から切り離すことができるようになり、
上位遮断器との保護協調がとり易くなる。しかも、系統
の電圧降下を極力防止できるようになり、他の負荷への
影響を軽減できる。
イッチ(サイリスタスイッチ)と高速電圧低下検出回路
により構成された瞬時電圧低下対策装置を、各フィーダ
の遮断器と直列に接続したので、事故点を0.1秒以下
の短時間で系統から切り離すことができるようになり、
上位遮断器との保護協調がとり易くなる。しかも、系統
の電圧降下を極力防止できるようになり、他の負荷への
影響を軽減できる。
【図1】本発明によるフィーダの保護方式の実施例を示
す系統構成図。
す系統構成図。
【図2】実施例の事故時の動作順序を示す説明図。
【図3】高圧配電方式の一例を示す系統構成図。
1…主変圧器 2…主変2次遮断器 3…母線 41〜4n…高圧フィーダ 61〜6n…遮断器(フィーダ用) 71〜7n…過電流継電器(フィーダ用) 8…過電流継電器(主変2次側用) 9…瞬時電圧低下対策装置 9A…サイリスタスイッチ 9B…高速電圧低下検出回路
Claims (1)
- 【請求項1】 主変圧器の2次側に主変2次遮断器を介
して母線を接続し、この母線に複数のフィーダを接続す
る一方、主変2次側と各フィーダに過電流継電器を設置
した高圧配電方式の自家用変電所において、半導体スイ
ッチと高速電圧低下検出回路により構成した瞬時電圧低
下対策装置を、前記各フィーダの遮断器と直列に接続し
て、上位遮断器との保護協調をとるようにしたことを特
徴とするフィーダの保護方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15416795A JPH099495A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | フィーダの保護方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15416795A JPH099495A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | フィーダの保護方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH099495A true JPH099495A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15578302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15416795A Pending JPH099495A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | フィーダの保護方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH099495A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007236108A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 超電導限流装置および電力システム |
US11527880B2 (en) | 2017-09-05 | 2022-12-13 | Korea Hydro & Nuclear Power Co., Ltd. | Double incoming breaker system for power system of power plant |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15416795A patent/JPH099495A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007236108A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 超電導限流装置および電力システム |
US11527880B2 (en) | 2017-09-05 | 2022-12-13 | Korea Hydro & Nuclear Power Co., Ltd. | Double incoming breaker system for power system of power plant |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |