JP3480671B2 - スポットネットワーク受電設備の母線保護システム - Google Patents

スポットネットワーク受電設備の母線保護システム

Info

Publication number
JP3480671B2
JP3480671B2 JP09758298A JP9758298A JP3480671B2 JP 3480671 B2 JP3480671 B2 JP 3480671B2 JP 09758298 A JP09758298 A JP 09758298A JP 9758298 A JP9758298 A JP 9758298A JP 3480671 B2 JP3480671 B2 JP 3480671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground fault
busbar
network
power receiving
circuit breaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09758298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11299087A (ja
Inventor
政幸 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP09758298A priority Critical patent/JP3480671B2/ja
Priority to KR1019990012294A priority patent/KR19990083046A/ko
Publication of JPH11299087A publication Critical patent/JPH11299087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3480671B2 publication Critical patent/JP3480671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/26Sectionalised protection of cable or line systems, e.g. for disconnecting a section on which a short-circuit, earth fault, or arc discharge has occured
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/02Details
    • H02H3/05Details with means for increasing reliability, e.g. redundancy arrangements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/02Details
    • H02H3/06Details with automatic reconnection
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/16Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to fault current to earth, frame or mass

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポットネットワ
ーク受電設備の母線保護システムに係り、特に、母線連
絡遮断器を備えたスポットネットワーク母線の地絡事故
を検出するに好適なスポットネットワーク受電設備の母
線保護システムに関する。
【0002】
【従来の技術】スポットネットワーク受電設備は、一般
に、1)高圧スポットネットワーク受電設備と、2)低
圧スポットネットワーク受電設備に大別される。また、
1)高圧スポットネットワーク受電設備における接地方
式は、1-1)非接地方式と、1-2)高抵抗接地方式とに大別
される。
【0003】1-1)非接地方式の高圧スポットネットワー
ク受電設備における地絡保護方法としては、例えば、母
線連絡遮断器を備えたネットワーク母線の各母線間に接
地形計器用変圧器を備え、この接地形計器用変圧器を介
して地絡電圧を検出し、この検出値からネットワーク母
線内の地絡や系統内の地絡を検知し、保護リレーを介し
て警報を行っている。
【0004】1-2)高抵抗接地方式の高圧スポットネット
ワーク受電設備における地絡保護方法としては、例え
ば、各母線間に接地変圧器を備え、この接地変圧器の1
次巻線の中性点に高抵抗と変流器を備え、そして、この
変流器を介して地絡電流を検出し、この検出値からネッ
トワーク母線内の地絡や系統内の地絡を検知し、一定時
限後、ネットワーク母線内の地絡と判断された後、保護
リレーを介して受変電設備に設けられた各ネットワーク
変圧器の2次側のプロテクタ遮断器を一斉に開放するよ
うにしているのが一般的である。
【0005】また、2)低圧スポットネットワーク受電設
備における接地方式は、直接接地方式であり、一般に採
用されている地絡保護方法においては、各ネットワーク
変圧器2次巻線の中性点を1点に集め、変流器を備え、
この変流器を介して地絡電流を検出し、この検出値から
ネットワーク母線内の地絡や系統内の地絡を検知し、一
定時限後、ネットワーク母線内の地絡と判断された後、
各ネットワーク変圧器の2次側のプロテクタ遮断器を一
斉に開放するようにしているのが普通である。従って、
2次側のプロテクタ遮断器を一斉に開放するため、受変
電設備が全停電する恐れがある。
【0006】それに対して、例えば、特開昭58−19
2435号公報に記載されているように、2)低圧スポッ
トネットワーク受電設備において、各母線間に直接変流
器を設け、この変流器を介して地絡電流を検出し、この
検出値からネットワーク母線内の地絡や系統内の地絡を
検知し、ネットワーク母線内の遮断器とプロテクタ遮断
器を順次開放するものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】母線連絡遮断器を備え
たスポットネットワーク母線で地絡事故が発生した場
合、母線連絡遮断器は、全て閉じているので地絡保護用
のリレーは全て動作することになる。従って、1-2)高抵
抗接地方式の高圧スポットネットワーク受電設備の地絡
保護方式においては、各ネットワーク変圧器の2次側の
プロテクタ遮断器を一斉に開放するため、受変電設備が
全停電するという第1の問題があった。また、1-1)非接
地方式の高圧スポットネットワーク受電設備の地絡保護
方式においては、警報のみであることから、短絡事故へ
拡大する恐れがあるという第2の問題があった。さら
に、特開昭58−192435号公報に記載されている
2)低圧スポットネットワーク受電設備においては、各母
線間に直接変流器を設ける構成となっているが、各母線
は絶縁被覆されているのが一般であり、母線に変流器を
設置するのは実質上困難であり、かかる方式は実用上は
取れないという第3の問題があった。
【0008】本発明の第1の目的は、事故点の早期検出
することにより、全停電を防止して、電力供給の信頼性
の向上した高抵抗接地方式の高圧スポットネットワーク
受電設備の母線保護システムを提供することにある。本
発明の第2の目的は、母線地絡事故発生による事故の拡
大を防止して、電力供給の信頼性の向上した非接地方式
の高圧スポットネットワーク受電設備の母線保護システ
ムを提供することにある。本発明の第3の目的は、事故
点の検出を可能とし、全停電を防止して、電力供給の信
頼性の向上した直接接地方式の低圧スポットネットワー
ク受電設備の母線保護システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記第1の目的を
達成するために、本発明は、受電回線に接続したネット
ワーク変圧器の2次側に接続されたプロテクタ遮断器
と、ネットワーク母線に接続された母線連絡遮断器と、
上記ネットワーク母線の各母線間に接続された接地変圧
器及び地絡電流検出器と、上記地絡電流検出器により母
線地絡を検知し、上記プロテクタ遮断器を開放する制御
装置とを有する高抵抗接地方式のスポットネットワーク
受電設備の母線保護システムにおいて、上記制御装置
は、上記地絡電流検出器による母線地絡の検知後、第1
の所定時間後に、上記母線連絡遮断器を開放し、地絡が
検知されなくなると、上記母線連絡遮断器を復帰させる
とともに、上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時
間後において上記プロテクタ遮断器を開放するようにし
たものである。かかる構成により、事故点を早期検出し
て、地絡事故のあったネットワーク母線のみを切り離す
ことにより、全停電を防止して、電力供給の信頼性を向
上し得るものとなる。
【0010】(2)上記第2の目的を達成するために、
本発明は、受電回線に接続したネットワーク変圧器の2
次側に接続されたプロテクタ遮断器と、ネットワーク母
線に接続された母線連絡遮断器と、上記ネットワーク母
線の各母線間に接続された接地形計器用変圧器及び地絡
電圧検出器と、上記地絡電圧検出器により母線地絡を検
知し、上記プロテクタ遮断器を開放する制御装置とを有
する非接地方式のスポットネットワーク受電設備の母線
保護システムにおいて、上記制御装置は、上記地絡電圧
検出器による母線地絡の検知後、第1の所定時間後に、
上記母線連絡遮断器を開放し、地絡が検知されなくなる
と、上記母線連絡遮断器を復帰させるとともに、上記第
1の所定時間よりも長い第2の所定時間後において上記
プロテクタ遮断器を開放するようにしたものである。か
かる構成により、母線が分離されるため、母線地絡事故
発生による事故の拡大を防止して、電力供給の信頼性を
向上し得るものとなる。
【0011】(3)上記第3の目的を達成するために、
本発明は、受電回線に接続したネットワーク変圧器の2
次側に接続されたプロテクタ遮断器と、ネットワーク母
線に接続された母線連絡遮断器とを有する直接接地方式
のスポットネットワーク受電設備の母線保護システムに
おいて、上記ネットワーク変圧器の2次巻線の中性点に
接続された変流器及び地絡電流検出器と、上記地絡電流
検出器により母線地絡を検知し、上記プロテクタ遮断器
を開放する制御装置とを備え、上記制御装置は、上記地
絡電流検出器による母線地絡の検知後、第1の所定時間
後に、上記母線連絡遮断器を開放し、地絡が検知されな
くなると、上記母線連絡遮断器を復帰させるとともに、
上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間後におい
て上記プロテクタ遮断器を開放するようにしたものであ
る。かかる構成により、事故点を早期検出して、地絡事
故のあったネットワーク母線のみを切り離すことによ
り、全停電を防止して、電力供給の信頼性を向上し得る
ものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を用いて、本
発明の一実施形態による高抵抗接地方式の高圧スポット
ネットワーク受電設備の構成について説明する。図1
は、本発明の一実施形態による高抵抗接地方式の高圧ス
ポットネットワーク受電設備の全体構成を示す系統回路
図であり、図2は、本実施形態による高抵抗接地方式の
高圧スポットネットワーク受電設備に用いる制御装置の
回路図である。
【0013】図1において、電源変電所に接続された3
相3回線のスポットネットワーク回線11,12,13
には、それぞれ、受電用回線14,15,16が接続さ
れている。各受電用回線14,15,16は、3回線ス
ポットネットワーク受電装置を介して、ネットワーク母
線17,18,19に接続されている。各スポットネッ
トワーク受電装置としては、各受電断路器21,22,
23と、各ネットワーク変圧器31,32,33と、各
プロテクタ遮断器41,42,43とが、それぞれの回
線ごとに直列に接続されて構成されている。
【0014】ネットワーク母線17,18,19には、
母線連絡遮断器44,45,46が設けられている。母
線連絡遮断器44,45,46は、近年、保守用の母線
分割用開閉装置として設けられるようになってきている
ものである。本実施形態においては、ネットワーク母線
内の地絡事故時に、これらの母線連絡遮断器44,4
5,46を用いて、各ネットワーク母線17,18,1
9間を開放することにより、プロテクタ遮断器41,4
2,43の一斉開放による受変電設備の全停電を防止す
るようにしているものであり、その詳細については、後
述する。
【0015】ネットワーク母線17には、遮断器47が
接続され、さらに、地絡保護装置47Bを介して負荷4
7Aが接続されている。負荷47A側で地絡事故が発生
すると、負荷47Aの地絡保護装置47Bが動作し、遮
断器47を開放させる。なお、各ネットワーク母線1
8,19にも、同様にして、遮断器,地絡保護装置,負
荷が接続されている。
【0016】各ネットワーク母線17,18,19に
は、接地変圧器51,52,53を設けている。ネット
ワーク変圧器31,32,33の2次側系統内の地絡事
故を検出するために、接地変圧器51,52,53の1
次巻線の中性点に高抵抗61,62,63を接続し、地
絡電流を地絡事故点に流し込んでいる。高抵抗61,6
2,63の2次側には、変流器71,72,73が設け
られており、接地変圧器51,52,53の1次巻線の
中性点に流れる電流を検出する。
【0017】地絡電流検出器81,82,83は、変流
器71,72,73の2次側端子に接続されている。地
絡電流検出器81,82,83は、変流器71,72,
73の2次側端子から出力される電流を検出して、系統
内に発生した地絡事故を検出する。地絡電流が検出され
ると、地絡電流検出器81,82,83の中の接点81
A,82A,83Aが、それぞれ、動作する。
【0018】制御装置91,92,93は、ぞれぞれ、
地絡電流検出器81,82,83に接続されている。制
御装置91,92,93は、地絡電流検出器81,8
2,83の接点81A,82A,83Aが動作すると、
それぞれ、内部の接点S1A,S2A,S3Aが動作し
て、開放指令91A,92A,93Aを母線連絡遮断器
44,45,46に送出する。また、制御装置91,9
2,93は、地絡電流検出器81,82,83の接点8
1A,82A,83Aが動作すると、それぞれ、内部の
接点S1B,S2B,S3Bが動作して、開放指令91
B,92B,93Bをプロテクタ遮断器41,42,4
3に送出する。ここで、接点S1A,S2A,S3A
は、接点S1B,S2B,S3Bよりも早いタイミング
で動作するように、制御装置91,92,93の内部に
は、タイマーを備えている。
【0019】ここで、図2を用いて、制御装置91の内
部構成について説明する。なお、制御装置92,93
も、制御装置91と同様の構成となっている。
【0020】制御装置91は、地絡電流検出器81の接
点81Aに接続された遅延タイマーTA,TBと、遅延
タイマーTA,TBによって所定時間遅延された後動作
する接点T1A,T2Aを備えている。遅延タイマーT
A,TBは、時限調整可能なタイマーである。タイマー
TAの設定時間は、負荷47A側の地絡事故時に、地絡
保護装置47Bが動作し、遮断器47が開放する時間よ
りも長く整定されている。遅延タイマーTBの設定時間
は、遅延タイマーTAの設定時間よりも長くなってい
る。遅延タイマーTAの設定時間は、例えば、2秒であ
り、遅延タイマーTBの設定時間は、例えば、4秒であ
る。
【0021】図1に示したように、接地変圧器51の1
次巻線の中性点に流れる電流は、地絡電流検出器81に
より検出され、その接点81Aが動作すると、タイマー
TA,TBが起動し、所定時間後に、接点T1A,T2
Aが動作して、それぞれ、開放指令91A,91Bが送
出される。
【0022】即ち、本実施形態においては、制御装置9
1,92,93は、プロテクタ遮断器41,42,43
に開放指令91B,92B,93Bを送出するよりも早
いタイミングで、母線連絡遮断器44,45,46に開
放指令91A,92A,93Aを送出するようにしてい
る点に特徴を有している。
【0023】次に、図1を用いて、本実施形態によるス
ポットネットワーク受電設備の母線保護システムの動作
について説明する。最初に、負荷47A側で地絡事故が
発生した場合について説明する。負荷47A側において
地絡事故が発生すると、地絡保護装置47Bが動作し
て、遮断器47が開放する。地絡保護装置47Bが動作
するまでの時間は、例えば、0.5秒程度である。
【0024】負荷47A側の地絡事故の際にも、地絡電
流検出器81,82,83の接点81A,82A,83
Aが動作する。しかしながら、制御装置91のタイマー
TA,TBは、地絡保護装置47Bの動作時間よりも長
く整定されているので、制御装置91,92,93は開
放指令91A,92A,93A,91B,92B,93
Bを送出しない。従って、母線連絡遮断器44,45,
46及びプロテクタ遮断器41,42,43が動作する
ことはなく、系統の全停電が生じることはないものであ
る。
【0025】次に、ネットワーク母線17,18,19
内で地絡事故が発生した場合について説明する。例え
ば、地絡事故がネットワーク母線17で発生したと判断
された場合、地絡電流検出器81,82,83の接点8
1A,82A,83Aが同時に動作する。そして、制御
装置91,92,93のタイマーTAが動作して、この
タイマーの設定時間後には、制御装置91,92,93
は、接点S1A,S2A,S3Aを動作させて、開放指
令91A,92A,93Aを送出し、母線連絡遮断器4
4,45,46を一斉開放する。
【0026】母線連絡遮断器44,45,46を一斉開
放により各ネットワーク母線17,18,19が分割さ
れるため、健全なネットワーク母線18,19に接続さ
れた接地変圧器52,53の1次巻線の中性点には、電
流が流れなくなる。従って、地絡電流検出器82,83
の接点82A,83Aが復帰し、開放指令92A,93
Aが停止するため、母線連絡遮断器46が復帰する。し
かし、ネットワーク母線17に接続された接地変圧器5
1の2次巻線の中性点には、継続して電流が流れるた
め、制御装置91のタイマーTBが動作して、このタイ
マーの設定時間後には、制御装置91は、接点S1Bを
動作させて、開放指令91Bを送出し、プロテクタ遮断
器47を開放する。したがって、健全回線15,16か
らの送電が継続されることとなり、不要な停電を防止す
ることができる。
【0027】以上説明したように、本実施形態では、ネ
ットワーク母線の地絡事故時に対する母線保護システム
は、母線連絡遮断器44,45,46と、地絡電流検出
器81,82,83と、制御装置91,92,93とに
よって構成されている。これらの構成の中で、母線連絡
遮断器44,45,46は、母線17,18,19を分
割して各母線のメンテナンスをする目的で、最近用いら
れるようになってきているものであり、既存の遮断器を
利用している。また、地絡電流検出器81,82,83
は、従来から各系統の地絡事故時の保護のために備えら
れているものである。従って、本実施形態においては、
制御装置91,92,93の構成の一部の追加,即ち、
母線の地絡事故発生時に、負荷47A側の地絡事故と区
別させる遅延タイマーTAと、接点S1A,S2A,S
3Aを設けるだけでよいため、既存の回路の容易な改良
のみで実現することができるものである。
【0028】なお、従来のスポットネットワーク受電設
備の母線保護システムにおいては、制御装置91,9
2,93は接点S1B,S2B,S3Bを備えるだけの
構成であるため、地絡事故点がネットワーク母線17,
18,19内で発生した場合、地絡電流検出器81,8
2,83の接点81A,82A,83Aは同時に動作
し、制御装置91,92,93で時限をもたせても、負
荷47Aの地絡保護装置は、動作しないため、ネットワ
ーク母線内の地絡事故と判断され、プロテクタ遮断器4
1,42,43に開放指令91B,92B,93Bを送
出し、全停電するケースがある。
【0029】それに対して、本実施形態によれば、上述
したような制御装置の改良のみで、容易に全停電を防止
することができるものである。従って、直接接地方式の
低圧スポットネットワーク受電設備の母線保護システム
における電力供給の信頼性の向上することができる。
【0030】次に、図3を用いて、本発明の第2の実施
形態による非接地方式の高圧スポットネットワーク受電
設備の構成について説明する。図3は、本発明の第2の
実施形態による非接地方式の高圧スポットネットワーク
受電設備の全体構成を示す系統回路図である。なお、図
1と同一符号は、同一部分を示している。
【0031】電源変電所に接続された3相3回線のスポ
ットネットワーク回線11,12,13には、それぞ
れ、受電用回線14,15,16が接続されている。各
受電用回線14,15,16は、3回線スポットネット
ワーク受電装置を介して、ネットワーク母線17,1
8,19に接続されている。各スポットネットワーク受
電装置としては、各受電断路器21,22,23と、各
ネットワーク変圧器31,32,33と、各プロテクタ
遮断器41,42,43とが、それぞれの回線ごとに直
列に接続されて構成されている。
【0032】ネットワーク母線17,18,19には、
母線連絡遮断器44,45,46が設けられている。母
線連絡遮断器44,45,46は、近年、保守用の母線
分割用開閉装置として設けられるようになってきている
ものである。本実施形態においては、ネットワーク母線
内の地絡事故時に、これらの母線連絡遮断器44,4
5,46を用いて、各ネットワーク母線17,18,1
9間を開放することにより、プロテクタ遮断器41,4
2,43の一斉開放による受変電設備の全停電を防止す
るようにしている。
【0033】ネットワーク母線17には、遮断器47が
接続され、さらに、地絡保護装置47Bを介して負荷4
7Aが接続されている。負荷47A側で地絡事故が発生
すると、負荷47Aの地絡保護装置47Bが動作し、遮
断器47を開放させる。なお、各ネットワーク母線1
8,19にも、同様にして、遮断器,地絡保護装置,負
荷が接続されている。
【0034】各ネットワーク母線17,18,19に
は、接地形計器用変圧器101,102,103が設け
られ、さらに、地絡電圧検出器111,112,113
が接続されている。地絡電圧が検出されると、地絡電圧
検出器111,112,113の中の接点111A,1
12A,113Aが、それぞれ、動作する。
【0035】制御装置91,92,93は、ぞれぞれ、
地絡電圧検出器111,112,113に接続されてい
る。制御装置91,92,93は、地絡電圧検出器11
1,112,113の接点111A,112A,113
Aが動作すると、それぞれ、内部の接点S1A,S2
A,S3Aが動作して、開放指令91A,92A,93
Aを母線連絡遮断器44,45,46に送出する。ま
た、制御装置91,92,93は、地絡電圧検出器11
1,112,113の接点111A,112A,113
Aが動作すると、それぞれ、内部の接点S1B,S2
B,S3Bが動作して、開放指令91B,92B,93
Bをプロテクタ遮断器41,42,43に送出する。こ
こで、接点S1A,S2A,S3Aは、接点S1B,S
2B,S3Bよりも早いタイミングで動作するように、
制御装置91,92,93の内部には、タイマーを備え
ている。
【0036】制御装置91,92,93の内部の各タイ
マー及び各接点S1A,S2A,S3A及び各接点S1
B,S2B,S3Bの構成については、図2において説
明したものと同様である。地絡電圧検出器111の接点
111Aに接続された遅延タイマーTAの設定時間は、
負荷47A側の地絡事故時に、地絡保護装置47Bが動
作し、遮断器47が開放する時間よりも長く整定されて
いる。また、遅延タイマーTBの設定時間は、遅延タイ
マーTAの設定時間よりも長くなっている。遅延タイマ
ーTAの設定時間は、例えば、2秒であり、遅延タイマ
ーTBの設定時間は、例えば、4秒である。
【0037】次に、本実施形態によるスポットネットワ
ーク受電設備の母線保護システムの動作について説明す
る。最初に、負荷47A側で地絡事故が発生した場合に
ついて説明する。負荷47A側において地絡事故が発生
すると、地絡保護装置47Bが動作して、遮断器47が
開放する。地絡保護装置47Bが動作するまでの時間
は、例えば、0.5秒程度である。
【0038】負荷47A側の地絡事故の際にも、接地形
計器用変圧器101,102,103の3次側に接続さ
れた地絡電圧検出器111,112,113の接点11
1A,112A,113Aが動作する。しかしながら、
制御装置91のタイマーTA,TBは、地絡保護装置4
7Bの動作時間よりも長く整定されているので、制御装
置91,92,93は開放指令91A,92A,93
A,91B,92B,93Bを送出しない。従って、母
線連絡遮断器44,45,46及びプロテクタ遮断器4
1,42,43が動作することはなく、系統の全停電が
生じることはないものである。
【0039】次に、ネットワーク母線17,18,19
内で地絡事故が発生した場合について説明する。例え
ば、地絡事故がネットワーク母線17で発生したと判断
された場合、地絡電圧検出器111,112,113の
接点111A,112A,113Aが同時に動作する。
そして、制御装置91,92,93のタイマーTAが動
作して、このタイマーの設定時間後には、制御装置9
1,92,93は、接点S1A,S2A,S3Aを動作
させて、開放指令91A,92A,93Aを送出し、母
線連絡遮断器44,45,46を一斉開放する。
【0040】母線連絡遮断器44,45,46の一斉開
放により各ネットワーク母線17,18,19が分割さ
れるため、健全なネットワーク母線18,19に接続さ
れた接地形計器用変圧器102,103の3次側に電圧
がでなくなる。従って、地絡電圧検出器112,113
の接点112A,113Aが復帰し、開放指令92A,
93Aが停止するため、母線連絡遮断器46が復帰す
る。しかし、ネットワーク母線17に接続された接地形
計器用変圧器102,103の3次側には継続して電圧
が発生するため、制御装置91のタイマーTBが動作し
て、このタイマーの設定時間後には、制御装置91は、
接点S1Bを動作させて、開放指令91Bを送出し、プ
ロテクタ遮断器47を開放する。したがって、健全回線
15,16からの送電が継続されることとなり、不要な
停電を防止することができる。
【0041】以上説明したように、本実施形態では、ネ
ットワーク母線の地絡事故時に対する母線保護システム
は、母線連絡遮断器44,45,46と、地絡電圧検出
器111,112,113と、制御装置91,92,9
3とによって構成されている。これらの構成の中で、母
線連絡遮断器44,45,46は、母線17,18,1
を分割して各母線のメンテナンスをする目的で、最近用
いられるようになってきているものであり、既存の遮断
器を利用している。また、地絡電圧検出器111,11
2,113は、従来から各系統の地絡事故時の保護のた
めに備えられているものである。従って、本実施形態に
おいては、制御装置91,92,93の構成の一部の追
加,即ち、母線の地絡事故発生時に、負荷47A側の地
絡事故と区別させる遅延タイマーTAと、接点S1A,
S2A,S3Aを設けるだけでよいため、既存の回路の
容易な改良のみで実現することができるものである。
【0042】なお、従来のスポットネットワーク受電設
備の母線保護システムにおいては、制御装置91,9
2,93は接点S1B,S2B,S3Bを備えるだけの
構成であるため、地絡事故点がネットワーク母線17,
18,19内で発生した場合、地絡電圧検出器111,
112,113の接点111A,112A,113Aは
同時に動作し、警報表示するのみであった。警報表示の
みであったため、短絡事故へと拡大する恐れがあった。
【0043】それに対して、本実施形態によれば、上述
したような制御装置の改良のみで、短絡事故への拡大を
防止することができるものである。従って、非接地方式
の高圧スポットネットワーク受電設備の母線保護システ
ムにおける電力供給の信頼性の向上することができる。
【0044】次に、図4を用いて、本発明の第3の実施
形態による直接接地方式の低圧スポットネットワーク受
電設備の構成について説明する。図4は、本発明の第3
の実施形態による直接接地方式の低圧スポットネットワ
ーク受電設備の全体構成を示す系統回路図である。な
お、図1と同一符号は、同一部分を示している。
【0045】電源変電所に接続された3相3回線のスポ
ットネットワーク回線11,12,13には、それぞ
れ、受電用回線14,15,16が接続されている。各
受電用回線14,15,16は、3回線スポットネット
ワーク受電装置を介して、ネットワーク母線17,1
8,19に接続されている。各スポットネットワーク受
電装置としては、各受電断路器21,22,23と、各
ネットワーク変圧器31,32,33と、プロテクタヒ
ューズ201,202,203と、各プロテクタ遮断器
41,42,43とが、それぞれの回線ごとに直列に接
続されて構成されている。
【0046】ネットワーク母線17,18,19には、
母線連絡遮断器44,45,46が設けられている。母
線連絡遮断器44,45,46は、近年、保守用の母線
分割用開閉装置として設けられるようになってきている
ものである。本実施形態においては、ネットワーク母線
内の地絡事故時に、これらの母線連絡遮断器44,4
5,46を用いて、各ネットワーク母線17,18,1
9間を開放することにより、プロテクタ遮断器41,4
2,43の一斉開放による受変電設備の全停電を防止す
るようにしているものである。
【0047】ネットワーク母線17には、遮断器47が
接続され、さらに、地絡保護装置47Bを介して負荷4
7Aが接続されている。負荷47A側で地絡事故が発生
すると、負荷47Aの地絡保護装置47Bが動作し、遮
断器47を開放させる。なお、各ネットワーク母線1
8,19にも、同様にして、遮断器,地絡保護装置,負
荷が接続されている。
【0048】各ネットワーク変圧器31,32,33の
2次巻線の中性点に変流器71,72,73が設けられ
ており、ネットワーク変圧器31,32,33の2次巻
線の中性点に流れる電流を検出する。
【0049】地絡電流検出器81,82,83は、変流
器71,72,73の2次側端子に接続されている。地
絡電流検出器81,82,83は、変流器71,72,
73の2次側端子から出力される電流を検出して、系統
内に発生した地絡事故を検出する。地絡電流が検出され
ると、地絡電流検出器81,82,83の中の接点81
A,82A,83Aが、それぞれ、動作する。
【0050】制御装置91,92,93は、ぞれぞれ、
地絡電流検出器81,82,83に接続されている。制
御装置91,92,93は、地絡電流検出器81,8
2,83の接点81A,82A,83Aが動作すると、
それぞれ、内部の接点S1A,S2A,S3Aが動作し
て、開放指令91A,92A,93Aを母線連絡遮断器
44,45,46に送出する。また、制御装置91,9
2,93は、地絡電流検出器81,82,83の接点8
1A,82A,83Aが動作すると、それぞれ、内部の
接点S1B,S2B,S3Bが動作して、開放指令91
B,92B,93Bをプロテクタ遮断器41,42,4
3に送出する。ここで、接点S1A,S2A,S3A
は、接点S1B,S2B,S3Bよりも早いタイミング
で動作するように、制御装置91,92,93の内部に
は、タイマーを備えている。
【0051】制御装置91,92,93の内部の各タイ
マー及び各接点S1A,S2A,S3A及び各接点S1
B,S2B,S3Bの構成については、図2において説
明したものと同様である。地絡電流検出器81の接点8
1Aに接続された遅延タイマーTAの設定時間は、負荷
47A側の地絡事故時に、地絡保護装置47Bが動作
し、遮断器47が開放する時間よりも長く整定されてい
る。また、遅延タイマーTBの設定時間は、遅延タイマ
ーTAの設定時間よりも長くなっている。遅延タイマー
TAの設定時間は、例えば、2秒であり、遅延タイマー
TBの設定時間は、例えば、4秒である。
【0052】次に、本実施形態によるスポットネットワ
ーク受電設備の母線保護システムの動作について説明す
る。最初に、負荷47A側で地絡事故が発生した場合に
ついて説明する。負荷47A側において地絡事故が発生
すると、地絡保護装置47Bが動作して、遮断器47が
開放する。地絡保護装置47Bが動作するまでの時間
は、例えば、0.5秒程度である。
【0053】負荷47A側の地絡事故の際にも、地絡電
流検出器81,82,83の接点81A,82A,83
Aが動作する。しかしながら、制御装置91のタイマー
TA,TBは、地絡保護装置47Bの動作時間よりも長
く整定されているので、制御装置91,92,93は開
放指令91A,92A,93A,91B,92B,93
Bを送出しない。従って、母線連絡遮断器44,45,
46及びプロテクタ遮断器41,42,43が動作する
ことはなく、系統の全停電が生じることはないものであ
る。
【0054】次に、ネットワーク母線17,18,19
内で地絡事故が発生した場合について説明する。例え
ば、地絡事故がネットワーク母線17で発生したと判断
された場合、地絡電流検出器81,82,83の接点8
1A,82A,83Aが同時に動作する。そして、制御
装置91,92,93のタイマーTAが動作して、この
タイマーの設定時間後には、制御装置91,92,93
は、接点S1A,S2A,S3Aを動作させて、開放指
令91A,92A,93Aを送出し、母線連絡遮断器4
4,45,46を一斉開放する。
【0055】母線連絡遮断器44,45,46を一斉開
放により各ネットワーク母線17,18,19が分割さ
れるため、健全なネットワーク母線18,19に接続さ
れた接地変圧器52,53の1次巻線の中性点には、電
流が流れなくなる。従って、地絡電流検出器82,83
の接点82A,83Aが復帰し、開放指令92A,93
Aが停止するため、母線連絡遮断器46が復帰する。し
かし、ネットワーク母線17に接続された接地変圧器5
1の1次巻線の中性点には、継続して電流が流れるた
め、制御装置91のタイマーTBが動作して、このタイ
マーの設定時間後には、制御装置91は、接点S1Bを
動作させて、開放指令91Bを送出し、プロテクタ遮断
器47を開放する。したがって、健全回線15,16か
らの送電が継続されることとなり、不要な停電を防止す
ることができる。
【0056】以上説明したように、本実施形態では、ネ
ットワーク母線の地絡事故時に対する母線保護システム
は、母線連絡遮断器44,45,46と、地絡電流検出
器81,82,83と、制御装置91,92,93とに
よって構成されている。これらの構成の中で、母線連絡
遮断器44,45,46は、母線17,18,1を分割
して各母線のメンテナンスをする目的で、最近用いられ
るようになってきているものであり、既存の遮断器を利
用している。また、地絡電流検出器81,82,83
は、従来から各系統の地絡事故時の保護のために備えら
れているものである。従って、本実施形態においては、
制御装置91,92,93の構成の一部の追加,即ち、
母線の地絡事故発生時に、負荷47A側の地絡事故と区
別させる遅延タイマーTAと、接点S1A,S2A,S
3Aを設けるだけでよいため、既存の回路の容易な改良
のみで実現することができるものである。
【0057】なお、従来の低圧スポットネットワーク受
電設備の母線保護システムにおいては、制御装置91,
92,93は接点S1B,S2B,S3Bを備えるだけ
の構成であるため、地絡事故点がネットワーク母線1
7,18,19内で発生した場合、地絡電流検出器8
1,82,83の接点81A,82A,83Aは同時に
動作し、制御装置91,92,93で時限をもたせて
も、負荷47Aの地絡保護装置は、動作しないため、ネ
ットワーク母線内の地絡事故と判断され、プロテクタ遮
断器41,42,43に開放指令91B,92B,93
Bを送出し、全停電するケースがある。
【0058】それに対して、本実施形態によれば、上述
したような制御装置の改良のみで、容易に全停電を防止
することができるものである。従って、高抵抗接地方式
の高圧スポットネットワーク受電設備の母線保護システ
ムにおける電力供給の信頼性の向上することができる。
【0059】また、地絡電流検出器は、ネットワーク変
圧器の2次巻線の中性点に設けられているため、容易に
設置することができる。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、高抵抗接地方式
の高圧スポットネットワーク受電設備の母線保護システ
ムにおいて、事故点の早期検出を行え、全停電を防止し
て、電力供給の信頼性を向上することができる。また、
非接地方式の高圧スポットネットワーク受電設備の母線
保護システムにおいて、母線地絡事故発生による事故の
拡大を防止して、電力供給の信頼性を向上することがで
きる。さらに、直接接地方式の低圧スポットネットワー
ク受電設備の母線保護システムにおいて、事故点の検出
を行え、全停電を防止して、電力供給の信頼性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による高抵抗接地方式の高
圧スポットネットワーク受電設備の全体構成を示す系統
回路図である。
【図2】本実施形態による高抵抗接地方式の高圧スポッ
トネットワーク受電設備に用いる制御装置の回路図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態による非接地方式の高
圧スポットネットワーク受電設備の全体構成を示す系統
回路図である。
【図4】本発明の第3の実施形態による直接接地方式の
低圧スポットネットワーク受電設備の全体構成を示す系
統回路図である。
【符号の説明】
11,12,13…スポットネットワーク回線 14,15,16…受電用回線 17,18,19…ネットワーク母線 21,22,23…受電断路器 31,32,33…ネットワーク変圧器 41,42,43…プロテクタ遮断器 44,45,46…母線連絡遮断器 47…遮断器 47A…負荷 47B…地絡保護装置 51,52,53…接地変圧器 61,62,63…高抵抗 71,72,73…変流器 81,82,83…地絡電流検出器 91,92,93…制御装置 101,102,103…接地形計器用変圧器 111,112,113…地絡電圧検出器 201,202,203…プロテクタヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−192435(JP,A) 特開 平2−60424(JP,A) 特開 平3−11927(JP,A) 特開 平7−39069(JP,A) 特開 平8−308095(JP,A) 鹿野和夫,栗田和夫,杉田信二,水流 忠夫,電力消費量増大のビルを支える都 市型受変電設備,日立評論,日本,日立 評論社,1994年 4月 1日,第76巻第 4号,第49頁から第54頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 7/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受電回線に接続したネットワーク変圧器の
    2次側に接続されたプロテクタ遮断器と、ネットワーク
    母線に接続された母線連絡遮断器と、上記ネットワーク
    母線の各母線間に接続された接地変圧器及び地絡電流検
    出器と、上記地絡電流検出器により母線地絡を検知し、
    上記プロテクタ遮断器を開放する制御装置とを有する高
    抵抗接地方式のスポットネットワーク受電設備の母線保
    護システムにおいて、 上記制御装置は、上記地絡電流検出器による母線地絡の
    検知後、第1の所定時間後に、上記母線連絡遮断器を開
    放し、地絡が検知されなくなると、上記母線連絡遮断器
    を復帰させるとともに、上記第1の所定時間よりも長い
    第2の所定時間後において上記プロテクタ遮断器を開放
    することを特徴とする高抵抗接地方式のスポットネット
    ワーク受電設備の母線保護システム。
  2. 【請求項2】受電回線に接続したネットワーク変圧器の
    2次側に接続されたプロテクタ遮断器と、ネットワーク
    母線に接続された母線連絡遮断器と、上記ネットワーク
    母線の各母線間に接続された接地形計器用変圧器及び地
    絡電圧検出器と、上記地絡電圧検出器により母線地絡を
    検知し、上記プロテクタ遮断器を開放する制御装置とを
    有する非接地方式のスポットネットワーク受電設備の母
    線保護システムにおいて、 上記制御装置は、上記地絡電圧検出器による母線地絡の
    検知後、第1の所定時間後に、上記母線連絡遮断器を開
    放し、地絡が検知されなくなると、上記母線連絡遮断器
    を復帰させるとともに、上記第1の所定時間よりも長い
    第2の所定時間後において上記プロテクタ遮断器を開放
    することを特徴とする非接地方式のスポットネットワー
    ク受電設備の母線保護システム。
  3. 【請求項3】受電回線に接続したネットワーク変圧器の
    2次側に接続されたプロテクタ遮断器と、ネットワーク
    母線に接続された母線連絡遮断器とを有する直接接地方
    式のスポットネットワーク受電設備の母線保護システム
    において、 上記ネットワーク変圧器の2次巻線の中性点に接続され
    た変流器及び地絡電流検出器と、上記地絡電流検出器に
    より母線地絡を検知し、上記プロテクタ遮断器を開放す
    る制御装置とを備え、 上記制御装置は、上記地絡電流検出器による母線地絡の
    検知後、第1の所定時間後に、上記母線連絡遮断器を開
    放し、地絡が検知されなくなると、上記母線連絡遮断器
    を復帰させるとともに、上記第1の所定時間よりも長い
    第2の所定時間後において上記プロテクタ遮断器を開放
    することを特徴とする直接接地方式のスポットネットワ
    ーク受電設備の母線保護システム。
JP09758298A 1998-04-09 1998-04-09 スポットネットワーク受電設備の母線保護システム Expired - Fee Related JP3480671B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09758298A JP3480671B2 (ja) 1998-04-09 1998-04-09 スポットネットワーク受電設備の母線保護システム
KR1019990012294A KR19990083046A (ko) 1998-04-09 1999-04-08 스폿네트워크 수전설비의 모선보호 시스템

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09758298A JP3480671B2 (ja) 1998-04-09 1998-04-09 スポットネットワーク受電設備の母線保護システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11299087A JPH11299087A (ja) 1999-10-29
JP3480671B2 true JP3480671B2 (ja) 2003-12-22

Family

ID=14196246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09758298A Expired - Fee Related JP3480671B2 (ja) 1998-04-09 1998-04-09 スポットネットワーク受電設備の母線保護システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3480671B2 (ja)
KR (1) KR19990083046A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102638101A (zh) * 2012-04-10 2012-08-15 国电南瑞科技股份有限公司 一种配电网故障修复资源调度方法及装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100419261B1 (ko) * 2001-10-23 2004-02-21 한국전력공사 스폿 네트워크 시스템의 저압 모선 지락고장보호장치
KR100910549B1 (ko) * 2008-10-15 2009-08-03 주식회사 광명전기 전기철도 전원공급 시스템
CN107846008B (zh) * 2016-09-18 2024-06-25 国网江苏省电力公司经济技术研究院 一种接线装置
CN111624426B (zh) * 2020-06-02 2022-08-30 西安热工研究院有限公司 一种双母线系统接线方式母差保护极性的校验系统及方法
CN112260235B (zh) * 2020-10-27 2023-05-26 广东电网有限责任公司 一种母线上接地变的接地方式的控制方法及装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
鹿野和夫,栗田和夫,杉田信二,水流忠夫,電力消費量増大のビルを支える都市型受変電設備,日立評論,日本,日立評論社,1994年 4月 1日,第76巻第4号,第49頁から第54頁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102638101A (zh) * 2012-04-10 2012-08-15 国电南瑞科技股份有限公司 一种配电网故障修复资源调度方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11299087A (ja) 1999-10-29
KR19990083046A (ko) 1999-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0482767B1 (en) Fault detection arrangement
RU157512U1 (ru) КОМПЛЕКТНОЕ КОМБИНИРОВАННОЕ УСТРОЙСТВО РЕЛЕЙНОЙ ЗАЩИТЫ И АВТОМАТИКИ НА ПЕРЕМЕННОМ ОПЕРАТИВНОМ ТОКЕ ДЛЯ ПРИСОЕДИНЕНИЙ РАСПРЕДЕЛИТЕЛЬНОГО УСТРОЙСТВА ЭЛЕКТРИЧЕСКИХ СЕТЕЙ 6-35 кВ
JPH03159519A (ja) 断線自動検出装置
JP3480671B2 (ja) スポットネットワーク受電設備の母線保護システム
JPH06276672A (ja) 系統地絡検出・分離方法
CN214755490U (zh) 非有效接地柴油发电机组中性点保护装置
Trofinov et al. Single-phase Auto-Reclose Automation in medium voltage network
RU2695643C1 (ru) Способ трансформации систем электроснабжения TN-C-S и ТТ и система электроснабжения для осуществления способа с защитным вводным разнономинальным коммутационным аппаратом (ВРКА)
JPH0323802Y2 (ja)
JPH07108057B2 (ja) 配電線路の事故区間検出装置
JPH04244729A (ja) スポットネットワークシステム
JP3008427B2 (ja) 火力発電設備の所内単独運転移行装置
JP3899215B2 (ja) 配電系統の事故復旧方法
JP2860477B2 (ja) 配電線区分開閉器制御方法
JPH0210770Y2 (ja)
JPH1014100A (ja) 地絡自己遮断型自動区分開閉装置
JP2705198B2 (ja) 地絡検出装置
JPH03251031A (ja) 故障区間検出装置
JP3641567B2 (ja) 配電用変電所の地絡保護装置
JPH0510512Y2 (ja)
JPS6134833Y2 (ja)
JP2623933B2 (ja) ガス開閉装置
JPH07236226A (ja) 地絡保護装置
Bozoki et al. Protective relaying for tapped high voltage transmission lines
JPH0531369B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101010

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees