JPS6341804Y2 - - Google Patents

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JPS6341804Y2
JPS6341804Y2 JP17505080U JP17505080U JPS6341804Y2 JP S6341804 Y2 JPS6341804 Y2 JP S6341804Y2 JP 17505080 U JP17505080 U JP 17505080U JP 17505080 U JP17505080 U JP 17505080U JP S6341804 Y2 JPS6341804 Y2 JP S6341804Y2
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disconnector
circuit
closing
breaker
current transformer
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【考案の詳細な説明】 本考案はしや断器・断路器投入ロツク回路、特
に電圧差動形母線保護リレー用変流器の1次側が
しや断器および接地断路器で短絡される場合のし
や断器・断路器投入ロツク回路に関する。
第1図は電圧差動形継電器による母線保護の原
理回路図である。第1図において、母線1に接続
された数多の送電線路または変圧器等の回線21
〜2oが並設されており、この各回線21〜2o
夫々には断路器41〜4o、しや断器31〜3o、変
流器81〜8oの1次回路、断路器51〜5oがこの
順に直列に接続されている。
上記各しや断器31〜3oの両側にはしや断器等
の点検時に使う保安用アースを目的とした接地断
路器61〜6o,71〜7oが設置されている。ま
た、上記各変流器81〜8oの2次回路は並列に接
続し(以下、差動接続と称す)、この差動接続し
た回路(以下、差動回路と称す)に母線1の事故
を検出する高インピーダンス形電圧継電器10
(以下、電圧差動形継電器と称す)を接続してい
る。
いま、回線21が運転中の場合、しや断器31
断路器41,51は閉路状態で、接地断路器61
1は開路状態となつているが、しや断器31の点
検時は断路器41,51を開路状態とし接地断路器
1,71を閉路状態とする。
そして、母線内部で事故が発生した場合、各回
線21〜2oの電源から流入した電流の和が変流器
1〜8oの2次回路で合成されて電圧差動形継電
器10に印加されると、その電圧差動形継電器1
0のインピーダンスが数KΩと非常に大きいた
め、変流器81〜8oの2次回路には高電圧が発生
する。
一方、母線外部で事故が発生した場合、事故電
流は変流器81〜8o間を環流するのみで電圧差動
形継電器10に流れ込まないため、変流器81
oの2次回路の電圧は小さい値となる。電圧差
動形継電器10は上記の電圧値の差異を検出して
母線内部事故時のみに応動するように構成されて
いる。
ところが、第1図に示す如く、接地断路器61
〜6o,71〜7oおよびしや断器31〜3oで夫々形
成される各回線21〜2oの閉ループ内に変流器8
〜8oが設けられている場合は次に述べるような
問題点を生ずる。
例えば、回線21を休止状態にして、そのしや
断器31を点検する場合、断路器41,51を開路
し、接地断路器61,71を閉路状態とし、さらに
しや断器31が閉路状態の場合を考えると、変流
器81の1次回路が接地断路器61,71およびし
や断器31で短絡されて閉ループを形成すること
になる。この閉ループのインピーダンスは非常に
小さく、変流器81の1次コイルとして回線21
導体をそのまま利用する貫通形変流器の場合、ほ
とんど1次コイルインピーダンスは零である。
従つて、変流器の2次側から見たインピーダン
スも小さくなる。この状態で電圧差動形継電器1
0を使用していて、母線内部に事故が発生したと
すれば、変流器82〜8oの2次回路の事故電流が
休止回線21の変流器81に分流するので検出感度
が大幅に低下する。
上記の場合、前記変流器81の2次側から1次
側を見たときのインピーダンスは、(n2/n12R1(n1 は変流器81の1次コイルの巻数、n2は2次コイ
ルの巻数、R1は1次側のインピーダンス)に比
例するため、変流器81の1次側インピーダンス
が数Ωもあれば全然問題なく、また、電圧差動形
継電器10が電流作動形継電器であれば継電器の
インピーダンスが小さいためほとんど影響を受け
ないが、電圧差動形継電器10の場合は継電器の
インピーダンスが大きいため、分流の割合が大き
く検出感度に大きな影響を与える。
第2図は従来のしや断器トリツプおよびしや断
器投入の基本回路を示すもので、制御線13,1
4間に電圧差動形継電器10の動作閉路する接点
10a、しや断器31のトリツプコイル3TC、し
や断器31の投入時閉路している補助接点3aを
順次直列に接続するとともに、しや断器31の投
入指令用スイツチ11、しや断器31の投入コイ
ル3cc、しや断器31の引外し時閉路している補
助接点3bを順次直列に接続した構成である。
図示例はしや断器31を引外している状態を示
している。この状態において、スイツチ11を閉
じてしや断器31の投入指令を与えると、投入コ
イル3ccを励磁してしや断器31の投入および補
助接点3bの開路を行なう。また、しや断器31
の投入状態において、母線内部に事故が発生して
電圧差動形継電器10が動作したならば、その動
作により接点10aを閉じてしや断器トリツプ用
コイル3TCを励磁し、しや断器31の取外しおよ
び補助接点3aの開路を行なう。
従来のしや断器・接地断路器投入回路は以上の
ように構成されており、変流器の2次回路の事故
電流が休止回線の変流器に分流することにより生
ずる検出感度の低下を防止するために、第1図に
示すように各変流器81〜8oの2次回路に試験端
子91〜9oを設け、この試験端子91〜9oで休止
回線の変流器を電圧差動形継電器10の差動回路
より切離していた。
本考案は前記の問題点を解消するためになされ
たもので、電圧差動形継電器に接続される変流器
の1次回路がしや断器および接地継電器で短絡さ
れるのを防止するしや断器・断路器投入ロツク回
路を提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を第3図、第4図を参照
して説明する。第3図は第2図と同じように制御
線13,14間にしや断器31の投入指令用スイ
ツチ11、しや断器31の投入コイル3cc、しや
断器31の引外し時閉路している補助接点3bを
順次直列に接続した投入制御回路の上記スイツチ
11と投入コイル3ccの間に、接地断路器61
1の動作時(主接点閉)に開放する補助接点6
b,7bを並列接続して投入ロツク回路を構成し
たものである。
この構成により、図示例の如く接地断路器61
1が動作しているときにスイツチ11を閉じて
しや断器31の投入指令を与えても、投入コイル
3ccは励磁されることがない。従つて、しや断器
および接地継電器が全て閉路して変流器の1次回
路を短絡することを未然に防止することができ
る。
一方、しや断器31の点検時は、しや断器31
開放後、断路器41,51を開放し、接地断路器6
,71を閉成する。しかし、その点検都合でしや
断器31を閉成したいときは、接地断路器61また
は同71を開放すれば、その補助接点6bまたは
同7bが閉成してスイツチ11のしや断器投入指
令により、投入コイル3ccを励磁してしや断器3
の投入を行うことができる。この場合、しや断
器31が閉路状態のため、接地は接地断路器61
たは同71の片方で充分である。
第4図は接地断路器61または同71が自動操作
形の場合の実施例で、制御線13,14間に接地
断路器61の投入コイル6cc、接地断路器61投入
指令用スイツチ12を直列に接続した投入制御回
路のその両者6ccと12間に、しや断器31、接
地断路器71の動作時(主接点閉)に開放する補
助接点3b,7bを並列接続して投入ロツク回路
を構成したものである。
この構成により、しや断器31、接地断路器71
が共に閉成の場合は、スイツチ12を閉じても投
入コイル6ccは励磁されることがなく、接地断路
器61の投入をロツクすることができる。
なお、図示例は回線21のしや断器・断路器の
投入を例にして説明したが、他の回線22〜2o
しや断器・断路器の投入制御回路にも第3図、第
4図の本考案投入ロツク回路を適用する。
以上の如く、本考案は電圧差動形継電器に接続
される変流器の1次回路をしや断器および接地断
路器で構成される閉ループで短絡されるのを防止
するしや断器又は断路器の投入ロツク回路を設け
たから、しや断器点検時等に気がつかないまま変
流器1次側が短絡され、母線保護用電圧差動形継
電器が不動作又は検出感度低下となる状態で運用
される問題点を簡単に解消できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電圧差動形継電器による母線保護の原
理回路図、第2図は従来のしや断器トリツプおよ
び投入の基本回路図、第3図、第4図は本考案し
や断器・断路器投入ロツク回路の実施例図であ
る。 1……母線、21〜2o……回線、31〜3o……
しや断器、41〜4o,51〜5o……断路器、61
o,71〜7o……接地断路器、81〜8o……変流
器、91〜9o……試験端子、10……電圧差動形
継電器、11……しや断器投入指令用スイツチ、
12……接地断路器投入指令用スイツチ、13,
14……制御線、3a,3b……しや断器補助接
点、6b,7b……接地断路器補助接点、3cc…
…しや断器投入コイル、6cc……接地断路器投入
コイル。なお、図中、同一符号は同一、または相
当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 母線に接続された送電線または変圧器等の各回
    線に設置されるしや断器と、このしや断器を挟ん
    でその両側に設置される接地用断路器と、前記し
    や断器と接地用断路器との間に設置された変流器
    と、この変流器の2次回路を全回線分並列接続し
    て得る差動回路に接続される電圧差動形継電器
    と、前記しや断器の投入制御回路または前記接地
    断路器の投入制御回路の少なくとも一方に設け該
    しや断器とその両側の接地断路器のすべてが閉成
    されることを阻止する投入ロツク回路とを備えた
    しや断器・断路器投入ロツク回路。
JP17505080U 1980-12-05 1980-12-05 Expired JPS6341804Y2 (ja)

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JP17505080U JPS6341804Y2 (ja) 1980-12-05 1980-12-05

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Publication Number Publication Date
JPS5798136U JPS5798136U (ja) 1982-06-16
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