JPH03218388A - 改良されたスクロース―6―エステル塩素化方法 - Google Patents

改良されたスクロース―6―エステル塩素化方法

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JPH03218388A
JPH03218388A JP2187328A JP18732890A JPH03218388A JP H03218388 A JPH03218388 A JP H03218388A JP 2187328 A JP2187328 A JP 2187328A JP 18732890 A JP18732890 A JP 18732890A JP H03218388 A JPH03218388 A JP H03218388A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スクロース−6−エステル類を塩素化して選
択的に塩素化された生成物を生成するだめの改良された
方法に関するものである。
本発明を要約すれば、 (a)少なくとも7モル当量の酸塩化物をスクロース−
6−エステルおよびターシャリー−アミドを含有してい
る反応混合物に加えて最初にクロロホルムイミニウムク
ロライド塩を生成し、それが次にスクロース−6−エス
テルのヒドロキシル基との錯体を生成し、 (b)段階(a)の反応混合物生成物を、本質的にモノ
クロロスクロース−6−エステノL=,4.6’一−ジ
クロロ−スクロース−6−エステノ呟および1’,6’
−−ジクロロ−スクロース−6−エステルからなる塩素
化されたスクロース−6−エステル生成物の混合物を生
成するのに充分な時間にわたり、約85℃以下の高温に
かけ、そして(C)段階(b)の反応混合物生成物を、
本質的に1 ’,4 .6 ’− }リクロロスクロー
ス−6−エステルからなる塩素化されたスクロース−6
−エステル生成物を生成するのに充分な時間にわたり、
約125℃以下の高温にかける 段階からなる、スクロース−6−エステル類を塩素化し
て6’,4.1’一トリクロロースクロース6−エステ
ル類を製造する方法である。
多価アルコールのヒドロキシル基の全てではない選択的
な塩素化は重要な合成問題となる可能性があり、それは
ヒドロキシル基が異なる反応性を有する場合にはさらに
複雑となる可能性がある。
=3 高強度甘味剤スクラロースすなわち正式名称が4=クロ
ロ−4−デオキシ−a−D−ガラクトピラノシルーl,
6−ジクロロー1.6−ジデオキシー6−D−フルクト
フラノシドである化合物は、6′4および1′位置のヒ
ドロキシル基と置換された塩素を有するスクロースの部
分的塩素化誘導体である。希望する6′、4および1′
位置だけに対してスクロースを塩素化してスクラロース
を製造する点が、重要な合成問題である。
スクラロースの合成に関して文献中で開示されている最
初の方法は、下記の如くスクロース上の全ヒドロキシル
基の完全な選択的保護を包含している: (1)スクロースをピリジン中で6、1′および6′主
ヒドロキシル基のところで塩化トリチルを用いてトリチ
ル化し、 (2)トリートリチルスクロースを5副位置のところで
アセチル化し、 (3)トリチル基を除去して、2 .3 ,4 .3 
’,4 ’ーベンタアセチルスクロースを与え、 −4 (4)4一位置上のアセチル基を6=位置に泳動させて
、2 ,3 ,6 .3 ’,4 ’−ペンタアセチル
スクロースを与え、 (5)遊離ヒドロキシル類を塩素化して、スクラロース
ペンタアセテートを与え、そして(6)スクラロースペ
ンタアセテートを脱アセチル化する。
上記の方法は例えば、P.H.フェアクラッフ(Fae
rclough)、L.ハッフ(Hough)およびA
.C.リチャードソン(Richardson)、カー
ボハイドレート・リサーチ(Carbahydr. R
es.)、土1、285(1975)、L.ハッフ、S
.P.ファドニス(Phadnis)、R.カーン(K
han)およびM.R.ジェンナー(Jenner)、
英国特許1,543,167および1,543,1 6
 8(1 9 7 9)により開示されている。
塩素化に対するスクロースヒドロキシル基の相対的反応
性を測定するために、かなりの研究がなされてきている
。例えば、L.ハッ7 、S . P . 7アドニス
およびE.タレリ(Tarelli)、カーボハイドレ
ート・リサーチ(Carbohydr. Res.)、
±1、35(1 9 7 5)を参照のこと。その結果
は、反応性が6および6’<4<1’<4’<その他で
あると示している。従って、穏やかな塩素化は6,6′
ジクロロスクロースを生成し、それより激しい塩素化は
4.6.6”4!Jクロロ種類(構造の逆転で4一位置
が塩素化され、従って生成物は4,6.6′一トリクロ
ロー4.6.6’−トリデオキシガラ久上スクロースで
ある)を生成し、そしてさらに激しい塩素化は4,6,
l′,6′−ジクロロ−スクロース−6’−テトラク口
口4.6.1’,6’−テトラデオキシガラクトスクロ
ースおよび4.6.1’,4’,6’−ペンタクロロ−
4.6.1’,4′,6′−ジクロロ−スクロース−6
’−ペンタデオキシガラクトスクロースを成功裡に与え
る。このデータを考慮すると、6一位置を例えばペンゾ
エートまたはアセテートエステル基の如き容易に除去可
能な保護基で遮蔽し、その後、トリ塩素化し、そして保
護基を除去すると、全ヒドロキシル基の完全保護を必要
とせずにスクラロースを生成できることがわかる。
部分的に保護された炭水化物の塩素化は、例えば酸化お
よび除去の如き副反応が生じる傾向が大きいため、特に
難しい。[炭水化物の塩素化を取り扱う論文に関しては
、J.E.G.バーネット(BarneLL)、アドヴ
アンセス・イン・カーポハイドレート・ケミストリイ(
Adv. Carbohydr. Chem.)、22
、177(1967)およびW.A.ツァレック(Sz
arek)、アドヴアンセス・イン・カーボハイドレー
ト・ケミストリイ・アンド・バイオケミストリイ(Ad
v. Carbohydr. Chem. Bioch
em.)、28,225(1973)を参照のこと1。
スクロースの未反応のネオペンチル様1′一位置を塩素
化するのに必要な相対的に厳しい条件は主として暗色の
劣化生成物およびタールからなる生成物を生じることが
あり、そしてしばしばそれらを生じている。
(スクロースおよびそれの誘導体類の塩素化を論じてい
る文献に関しては、R.A.カーン、アドヴアンセス・
イン・カーボハイドレート・ケミストリびM.R.ジェ
ンナー 「食料炭水化物における開7 発−2 (Developments in Food
 Carbohydrates−2)」、C.K.りー
(Lee)編集、アプライド・サイエンス、ロンドン、
l980、91−143頁を参照のこと)。
典型的には、スクロースまたはそれの誘導体類から生じ
る塩素化生成物はクロマトグラフィー技術によりまたは
誘導化により精製および単離されて、高結晶性の固体を
生成する(例えば過アセチル化)。
本発明は、スクロース−6−エステル類の調節された塩
素化により精製されたスクラロース−6−エステル類を
、特にスクラロース−6−ペンゾエートすなわち6−0
−ペンゾイル〜4−クロロ=4−デオキシーa−D−ガ
ラクトピラノシル1.6−ジクロロ−1.6−ジデオキ
シ一〇−Dーフルクトフラノシドを高収率で製造するた
めの改良方法を提供するものである。l ′,6′−ジ
クロロ−スクロース−4 .6 ’− トリクロロース
クラロースー6−エステル生成物ヲ、抽出および結晶化
技術の組み合わせにより精製しそして良好な収率で単離
することができる。この8一 改良方法により製造される精製され単離されたスクラロ
ース−6−エステル類は、塩基の触媒作用を受けるエス
テル加水分解による非一栄養性甘味剤であるスクラロー
スへの直接転化に適している。
本発明の方法は、 (a)少なくとも7モル当量の酸塩化物をターシャリー
アミドを含有している反応混合物に該反応混合物中に溶
解されているスクロース−6−エステルの存在下で加え
て、最初にクロロホルムイミ三ウムクロライド塩を生成
し、それが次にスクロース−6−エステルのヒドロキシ
ル基とのO−アルキルホルムイミニウムクロライ゛ド付
加物を生成し、(b)段階(a)の反応混合物生成物を
、′本質的にモノクロロスクロース−6−エステル(主
トシて4−および6′−モノクロロ異性体類からなると
信じられている)、4.6’−−ジクロロ−スクロース
−6−エステル、およびl’,6’−ジクロロスクロー
ス−6−エステルからなる塩素化されたスクロース−6
〜エステル生成物の混合物を生成するのに充分な時間に
わたり、約85゜C以下の高温にかけ、そして (c)段階(b)の反応混合物生成物を、本質的ニ1 
′,6′−ジクロロ−スクロース−4 .6 ”−トリ
クロ口ガラクトスクロース6−エステルからなる塩素化
された生成物を生成するのに充分な時間にわたり、約1
25℃以下の高温にかける段階からなっている。
本発明の方法の好適な面では、l’,4.6’−1−リ
クロ口ガラクトスクロース−6−エステル生成物は、 (d)トリ塩素化されたスクロース−6−エステルの2
.3.3′,6′−ジクロロ−スクロース−4’位置の
ヒドロキシル基と錯体生成されている非塩素化O−アル
キルホルムイミニウムクロライドを不純物6−エステル
の鹸化を最少にするような温度およびpH調節条件下で
水性アルカリを用いて加水分解し、生成した加水分解物
を好適にはほぼ中性のpHを得るのに充分な酸の添加に
より安定化させ、そして(e)希望する4,l′,6′
−ジクロロ−スクロース−6’一トリクロ口ガラクトス
クロース−6−エステルを適当な水一非混和性有機溶媒
中で抽出し、その後、生成物を有機溶媒、有機溶媒混合
物、または好適には有機溶媒一水混合物から結晶化させ
、それによりクロマトグラフィーまたは誘導化技術にた
よらずに実質的に改良された収率の高純度スクラロース
−6−エステルを直接得る 段階により、回収される。
ムフチ(Mufti)他、米国特許番号4,380,4
76およびラスポーン(Rathbone)他、米国特
許番号4,617,269は、例えばスクロース−6ア
セテートまたはペンゾエートの如きスクロース6−エス
テル類を例えばヴイルスマイエル試薬または塩化スル7
リルの如き塩素化剤を用いて塩素化してトリ塩素化され
たスクロース誘導体を生成する方法を開示している。こ
れらの二特許の関連技術は、ラスポーン他の特許では8
欄、40行から始まる部分およびム7チ他の特許では9
欄、18−30行に記されている実験により要約されて
いる。
ラスポーンは米国特許番号4,324,888中11 で、還元糖をN,N−ジアルキルクロロホルムイミニウ
ムクロライドと反応させることによるモノ塩素化された
還元糖の製造を開示している。
ウォルタ−(Walter), A .ツアレツク(S
zarek)は、「デオキシハロゲノ糖類(Deoky
halogeno Sugars)J、アドヴアンセス
・イン・カーポハイドレート・ケミストリイ・アンド・
バイオケミストリイ(閃叩nces in Carbo
hydrate Chemistry & Bioch
emtstリ)、λ8,225−307(1973)、
230259頁中で、クロロホルムイミニウムクロライ
ドなどの種々の試薬を用いての塩素によるヒドロキシル
基の直接的置換を論している(250頁以下)。
ヴイーヘ(Viehe)他は、「ジクロ口メチレンアン
モニウム塩類の化学(The Chemistry o
f Dichloromethyleneammoni
um Salts)J 、アンゲヴアンドテ・ヘミイ・
インターナショナノレ・エデイ・冫ション(Angew
. Chem. Internat. Edit.)、
上2(1 0)、806−8 18(1 973)中で
、クロロメチレンイミニウム塩類とアルコール類などの
種々の化合12 物類との反応を論じている(809頁)。
ハネシアン(}laness ian)他、「クロロデ
オキシ糖類の新規な合成(A New Synthes
is of Chlorodeoxy−sugars)
J 、ケミカル・コミュニケーショ7 (Chem. 
Commun.)、1967、1152−1155は、
夕ロロデオキシ糖類の合成におけるN,N−ジメチルク
ロロホルムイミニウムクロライドの使用を記載している
スクロースおよびそれの誘導体類と共に使用されてきて
いる塩素化試薬には、トリフエニルホスフインおよび四
塩化炭素(R.L.ウイスラー(WhisLIer)お
よびA.K.M.アニスザマン(Anisuzzama
n)、[炭水化物化学における方法(Methodsi
n Carbohydrate Chemistry)
j 、■巻、R.L.ウイスラーおよびJ.N.ベミラ
ー(BeMiller)編集、アカデミック・プレス、
ニューヨーク、1980、227−231頁)、種々の
ヴイルスマイエル型試薬(例えばメタンスルホニルクロ
ライドまたは塩化チオニルと組み合わされたターシャリ
ーアミド)、並びに塩化スルフリルとビリジンが包含さ
れる。上記で引用されているカーンおよびジェンナーの
参考文献並びにムフチ他の米国特許番号4,380.4
7を参照のこと。クロロデオキシスクロース誘導体類の
製造用には、メタンスルホネート基およびトルエンスル
ホネート基の親核性置換も使用されている(カーンおよ
びジェンナー参照)。
アイリングスフェルド(Ei 1 ingsfeld)
他、アンゲヴアンドテ・ヘミイ(知呈野.q悶.)、7
2(22)、836−845(1 960)は、種々の
酸塩化物およびカルポン酸アミドからのN,N−ジメチ
ルクロロホルムイミニウムクロライドの製造を記載して
いる。
本発明の方法で起きる塩素化反応は第2図に示されてい
る反応順序により説明されており、ここで構造lはN,
N−ジメチルホルムアミド(DMF)であり、COCQ
2はホスゲンであり、CO2は二酸化炭素であり、構造
2は説明用のヴイルスマイエル型の塩またはクロロホル
ムイミニウムクロライド塩であり、この場合には基質で
あるスクロース−6−エステルの存在下で酸塩化物(ホ
スゲン)とN−ホルミルターシャリーアミド(DMF)
との反応により発生したN,N−ジメチルクロロホルム
イミニウムクロライド(アーノルド試薬として知られて
いる塩)であり、RCH20Hはヒドロキシル基一含有
反応基質(この場合には、第3図に示されている構造式
により表わされているスクロース−6−エステルであり
、ここでAcは例えばベンゾイルまたはアセチルの如き
アシル基を表わす)を表わし、HCI2は反応混合物中
にDMFとの錯体状で存在している塩化水素であり、構
造3はヴイルスマイエル型の塩2とヒドロキシル基含有
反応基質との相互作用によりH(lと共に生成した長寿
命の中間生成物を表わし、そして構造4は塩素原子を含
有している反応生成物である。
該方法で生しる反応をまとめると、第2図に示されてい
る反応物により説明されているように、ホスゲンが最初
にDMFと反応して、二酸化炭素を発生しながらN,N
−ジメチルクロロホルムイミニウムクロライド2を生成
し、2がヒドロキシル含有化合物と反応して、H(lを
発生しながら(そ15 れはDMFとの錯体を形成する)3として示されている
O−アルキルホルムイミニウムクロライド中間生成物を
生成する。3を適当な温度[これは特定中間生成物3の
反応性に依存しており、例えば相対的位置の反応性は6
 ’< 4 < 1 ’< 4 ’<他のものである(
6一位置は遮蔽されている)1に加熱すると、置換が生
じて、DMFを再生させなから3が塩化物4を生成する
。この反応順序は知られている。本発明が寄因する主要
な発見は、下記の事項である: (1)例えばホスゲンの如き塩素化剤と例えばDMFの
如きターシャリーアミドとの反応対塩素化剤とスクロー
ス−6−エステルとの反応の相対的速度論はターシャリ
ーアミドとの反応の方を強く支持しており、調節された
条件下でスクロース=6−エステルのターシャリーアミ
ド溶液に対してホスゲンを添加することによりスクロー
ス−6エステルも含有している反応混合物中でクロロホ
ルムイミニウムクロライドを発生させることができそし
てそれにより引き続き中間生成物3が直接16 発生すること。
(2)このようにして誘導された反応混合物の内部温度
を高めることによりヒドロキシル保護されたスクロース
−6−エステル中間生成物3を次に最初にモノーおよび
ジー、並びにトリ塩素化されたスクロース−6−エステ
ル類に転化させられること。この増加する塩素化方式は
、連続的な塩素原子置換基が加えられるにつれてスクロ
ース−6−エステルに付加安定性が付与されることによ
り、生成物純度および収率に相当な改良を与える。
(3)上記の(2)から生じる錯体化されたスクラロー
ス−6−エステルを注意深いpHおよび温度調節条件下
での水性アルカリー介在加水分解により遊離できること
、および生成した粗製加水分解物をpHをほぼ中性に調
節することにより安定化できること。
(4)スクラロース−6−エステルを粗製の水性加水分
解物から適当な水一不混和性有機溶媒中に抽出させそし
て有機溶媒、有機溶媒の混合物、または有機溶媒−水混
合物から結晶化できること。
有機溶媒一水混合物は均質であってもまたは二相であっ
てもよく、後者の場合には事実上抽出性結晶化となる。
(5)上記の如くして単離された固体のスクラロース−
6−エステル、特にスクラロース−6−ペンゾエート、
をエステル基のアルカリ性加水分解によりスクラロース
に直接転化できること。
例えばスクロース−6−ペンゾエートおよびスクロース
−6−アセテートの如きスクロース−6エステル類は7
個の遊離ヒドロキシル基を有しているため、各ヒドロキ
シルを誘導化させるため(すなわち第2図に3として示
されている中間生成物を生成するため)には少なくとも
7モル当量の酸塩化物が転化において使用されるが、3
個だけの最も反応性のあるヒドロキシル基(位置4.1
′および6′)が最終的に転位を受けて塩化物4を生成
する。(反応混合物の中和時に、4を生成するための転
位を受けない場合には中間生成物3は分解されて出発ヒ
ドロキシル基を再生する。)スクロース−6−ペンゾエ
ートの他に、例えばスクロース−6−アセテートの如き
スクロースー6−アルカノエート類などの他のスクロー
ス−6−エステル類を本発明で使用することができる。
6−エステル基の目的は単にスクロース分子上の6位置
にあるヒドロキシル基を塩素化反応から遮蔽することで
あり、従って、塩素化反応条件に対して安定であり且つ
トリ塩素化されたスクロースの残部に影響を与えない条
件下で加水分解により除去できるものならいずれのエス
テル基でも使用できる。
ターシャリーアミド類と反応した時にクロロホルムイミ
ニウムクロライド塩を生成することが知られているホス
ゲン以外の数種の他の酸塩化物も本発明の方法で塩素源
として使用できる。これらの酸塩化物には、オキシ塩化
燐、五塩化燐、塩化チオニル、塩化オキサリル、塩化メ
タンスルホニルなどが包含される。
反応溶媒とクロロホルムイミニウムクロライド用基質の
両者としてのターシャリーアミドの使用が、本発明の実
施において好適な方法である。し−19 かしながら、例えばトルエン、0−キシレン、11.2
−トリクロロエタン、1.2−,;エトキシエタン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルなどの如き不活性
希釈剤を、ターシャリーアミドの他に、反応媒体の液相
の約80容量%以上までの量で使用できる。使用できる
共溶媒は、化学的に不活性でありしかも反応がモノ塩素
化段階で本質的に均質状態で開始できるのに充分な程度
の溶媒力を有するものである。トリ塩素化段階により必
要な反応温度より実質的に低い沸点を有する共溶媒を圧
縮系で使用できる。
DMFが、化学的官能性および経済的要素の観点から本
発明の実施用に好適なターシャリーアミンである。例え
ばN−ホルミルピペリジン、N−ホルミルモルホリン、
N,N−ジエチルホルムアミドなどの如きN−ホルミル
基を含有している他のターシャリーアミド類も該方法で
使用できる。
酸塩化物としてホスゲンを、N−ホルミルターシャリー
アミドとしてDMFを、そして説明用スクロース−6−
エステルとしてスクロース−6−20 ベンゾエートを使用して、本発明の方法を実施するため
の好適方式を一般的に以下に記す。
スクロース−6−ペンゾエートを2 l/2〜5容量の
DMF中に溶解させ、そして約0℃以下に冷却する。(
この記載では「溶媒の容量」はlkgのスクロース−6
−ペンゾエート当たりの溶媒のリットルとして定義され
ており、そして全ての示されている温度は内部反応温度
である。)ホスゲン(スクロース−6−ペンゾエートに
関して7.5−11モル当量)のトルエン中50−75
重量%溶液を次に有効に撹拌しながら急速添加する。
一方、純粋ホスゲンをトルエンなしに直接加えることも
できる。ホスゲン添加は(Nメチルクロロホルムイミニ
ウムクロライドの生成および第2図に3として示されて
いる中間生成物を生成するためのこの塩とスクロース−
6−ペンゾエートヒドロキシル基との反応により)強度
の発熱性であり、そして添加中に得られる約60−70
℃以上の達成温度が反応工程に悪影響を与える可能性が
あるので引き続き冷却することが必要である。ホスゲン
添加中に容易に撹拌できる固体が反応媒体中に生成する
。この情況(すなわちクロロホルムイミニウムクロライ
ド塩が同じ反応混合物中に溶解されたスクロース−6−
エステルの存在下で生成する)は、ホスゲンおよびDM
Fから誘導されるクロロホルムイミニウムクロライド塩
がスクロース6−エステルの不存在下で製造される時に
生じる情況と対照的であり、後者の情況では大量の固体
が生成して混合および熱移動が困難になる。
次に反応温度を適当な時間にわたり、反応フラスコ中の
全固体の完全溶解により証明されるスクロース−6−エ
ステルの実質的なモノ塩素化を行うのに充分な限界温度
に上昇させる。これが起きる温度は50℃〜約70゜C
の範囲内であり、典型的には約60℃〜65℃である。
反応媒体はこの時点で均質になり始め、そして処理した
反応検定試料をシリカーゲルTLC分析(4.00:0
.85 : 0.1 5、CHCl2,−CH.OH−
HOAC)すると、モノ塩素化されたスクロース−6−
ペンゾエート誘導体類が見いだされる。ジー以上の塩素
化がほとんどまたは全く起きない状態で、反応混合物を
この温度に少なくとも1時間保つことができる。好適に
は、均質な反応媒体が得られた直後に内部温度をさらに
上昇させる。
反応混合物を、スクロース−6−エステルのモノ塩素化
を完了させそして部分的ジ塩素化を行うのに充分な温度
に、急速加熱する。この段階用の温度は一般的に75°
O− 1 0 0゜Cの、そして好適には約80゜C〜
85°0の、範囲で見いだされる。
この温度ではトリー以上の塩素化はほとんどまたは全く
起きず、そして主としてモノ塩素化されたスクロース−
6−エステル類および一部がジ塩素化されたスクロース
−6−エステル類の混合物が約1時間後に生じる。シリ
カーゲルTLC (前記と同じ溶媒系)によると、モノ
およびジ塩素化されたスクロース−6−ペンゾエート誘
導体類がこの期間中に生成したことが見いだされる。こ
の温度に反応混合物をそれより長い期間保つと、モノ塩
素化されたスクロース−6−エステル類からジ塩素化さ
れたスクロース−6−エステル類への比−23 較的高い転化度が生じトリ塩素化がほとんどまたは全く
起きないことがシリカゲルTLCにより観察された。本
発明の好適な面では、温度は最初に80−85゜Cに達
した後に急速に上昇して、モノ塩素化されたスクロース
−6−エステル類をジ塩素化されたスクロース−6−エ
ステル類に完全に転化させるがテトラー以上に塩素化さ
れたスクロース−6−エステル類をほとんどまたは全く
生成しないようにするのに充分な程度の温度となる。
この段階用の温度は一般的に約100℃〜約130゜C
そして好適には約110゜0〜約125゜Cの範囲であ
る。反応混合物をこの温度にトリ塩素化を最大にするの
に充分な時間、例えば約1〜約6時間そして好適には約
2〜約4時間、保持する。この時間中に、シリカゲルT
LC (前記と同じ系)によるとスクロース−6−ペン
ゾエートが見いだされる。
上記の反応用の温度上昇方式は典型的には、安定化の前
に約5分間〜約5時間の範囲の時間にわたり約110℃
〜125℃において実施される。
24 それより長い温度上昇時間は反応工程に対して有害では
ないが、固有の利点を供するものではない。
好適には、温度変化は20−30分間にわたり行われ、
該時間はより過酷なトリ塩素化温度条件にかける前に全
てのスクロース−6−エステルを七ノーおよびジ塩素化
されたスクロース−6−エステル類の混合物に転化させ
るのに充分なものである。一方、連続的塩素化段階を行
うために不連続的な増加加熱段階を使用することもでき
るが、より急勾配の温度変化に対して特別な利点を与え
るものではない。
反応混合物を次に約0゜C〜約40゜Cに冷却し、そし
て約1−1.5モル当量(この説明用工程中の酸塩化物
、ホスゲンに関して)の例えば水酸化ナトリウムもしく
はカリウムの如き冷たい水性アルカリ金属水酸化物また
は例えば酸化カルシウムもしくは水酸化カルシウムの如
きアルカリ土類金属酸化物もしくは水酸化物の水性スラ
リーで急速処理する。過度に高い温度は副反応(例えば
無水誘導体生成、脱ベンゾイル化など)を引き起こして
スクラロース−6−ペンゾエートの損失をもたらすため
、温度はこの操作中には約80゜C以下に保たれる。最
適収率用には、反応混合物の最終的pHは好ましくは約
8.5〜約11そして好適には約9〜約lO、の範囲内
である。同時に起こるスクラロース−6−エステルの脱
アシル化の可能性を最少にするためには、注意深いpH
調節が必要である。
激しく撹拌しながら温かい(70−110℃)DMF溶
液を約1−1.5モル当量(酸塩化物に関して)の例え
ば水酸化ナトリウムもしくはカリウムの如き冷たい水性
アルカリまたは例えば酸化カルシウムもしくは水酸化カ
ルシウムの如きアルカリ土類金属酸化物もしくは水酸化
物の冷たい水性スラリーに加えることにより、粗製の塩
素化反応生成物を冷却することができる。上記の中和方
法と同じく、無水糖の生成、脱ベンゾイル化などから生
じる収率の減少を避けるためには、pHおよび温度の調
節が好適である。
濃アンモニアの水溶液またはアルコール溶液をいずれか
の添加方式で用いて塩素化反応を冷却することもできる
。しかしながら、この方法はアンモニア含有廃液の廃棄
に伴う経済的な欠点のためにあまり好ましくない。
アルカリ処理後に、粗製の水性生成物混合物を例えば酢
酸または希鉱酸を用いてp}{を約6−8とし、次に混
合物からスクラロース−6−ペンゾ工一トを抽出するこ
とはできるが水相中の不充分に塩素化された炭化水素誘
導体類の抽出用親和性は少量しか有していない有機溶媒
と密に接触させる。この目的用に適している水一不混和
性有機溶媒には、エーテル類、例えばメチルターシャリ
ープチルエーテル(MTBE)、エステル類、例えば酢
酸エチル、ケトン類、例えば2−ブタノン、塩素化され
た炭化水素類、例えば塩化メチレン、上記のものと例え
ばトルエンの如き炭化水素類との混合物などが包含され
、酢酸エチルが抽出効力の点から好適な溶媒であり、そ
してMTBEが選択性および経済的考慮の点から好適な
溶媒である。
抽出操作は一般的には5、6回、典型的には2〜一27 6回、そして好適には3〜4回、行われ、有機抽出物を
一緒にし、そして水で洗浄してDMFおよび少量の不充
分に塩素化されたスクロース−6−ペンゾエート不純物
を除去する。一方、抽出を連続的方法で標準的な市販の
連続的抽出装置を用いて実施することもできる。
一緒にした有機抽出物をこの時点で活性炭で処理して樹
脂状不純物を除去しそして次に濾過することができる。
生成物であるスクラロース−〇一ペンゾエートが限定さ
れた溶解度を有するような抽出物では、濾液を減圧下で
約309C〜約80℃において蒸発させて直接的結晶化
に適する濃度にできる。ある種の抽出物の場合には、特
にMTBE抽出物の場合には、上記の如く量を減らしそ
して次に水を加えることにより生成した二相混合物を激
しく撹拌しながら約4:I〜約I:2そして好適には約
3=1〜l:1の水/MTBE比を得ることが有利であ
る。固体のスクラロース−6エステル、そして特にスク
ラロース−6−ペンゾエート、が該混合物から急速に結
晶化し、該方法28 では不純物が水性または有機溶媒相のいずれかに選択的
に抽出されるためそれは実際に抽出性結晶化である。存
在してるスクラロース−6−エステルの理論酌量に関し
て約21/2〜約lO容量の合計溶媒量(すなわちMT
BEおよび水を一緒にしたもの)が該方法のこの段階用
に有用であり、約5〜71/2容量が好適である。
一方、生Inであるスクラロース−6−ペンゾエートが
高度に可溶性である抽出物(例えばハロゲン化された炭
化水素類、エステル類、ケトン類)に関しては、抽出物
を減圧下で約30℃〜約80℃において蒸発させて粗製
のスクラロース−〇一エステルシロップを与え、それを
上記の割合の適当な有機溶媒、有機溶媒混合物、または
有機溶媒/水混合物で直接処理して結晶化させる。適当
な結晶化用溶媒には、アルコール類、炭化水素類、エー
テル類、エステル類、ケトン類および上記のもの同士の
または上記のものと水との組み合わせが包含される。
最後に、抽出物を生成物の溶解度飽和水準を越えるよう
な量に濃縮した後にスクラロース−6ペンゾエートを多
少の溶解度を有する抽出溶媒(例えばハロゲン化された
炭化水素類など)から直接結晶化させることもできる。
これは典型的には比較的低いスクラロース−6−エステ
ル回収率を与えるので好ましくない。
スクラロース−6−ペンゾエートの結晶化後に、生成物
スラリーを典型的には激しく撹拌しなから自然に室温に
冷却し、そして固体生成物を濾過し、少量の例えばMT
BHの如き適当な溶媒で洗浄し、そして穏やかに加熱し
ながら真空乾燥する。上記の工程方法を用いると、スク
ロース−6−ペンゾエートを基にしそして純度補正した
約45〜約60%のモル収率の固体スクラロースー6−
ペンゾエートが一般的に得られる。乾燥された生成物は
典型的には85−90%のスクラロース−6−ペンゾエ
ート、l−15%の二種のジ塩素化されたスクロース−
6−ペンゾエート誘導体類、および2−3%のテトラ塩
素化された誘導体を含有している(HPLC分析)。さ
らに典型的には3−6%のモル収率のスクラロース−6
−べ冫ゾエートが母液中に含まれる。
生じた精製されたスクラロース−6−エステル類そして
特にスクラロース−6−ペンゾエートは、市販の価値あ
る非栄養性甘味剤であるスクラロースへの転化用に直接
的に適している。任意に、固体のスクラロース−6−エ
ステルを適当な溶媒または溶媒混合物(例えばメタノー
ルまたはメタノールおよび水)からの再結晶化によりさ
らに精製することもできる。スクラロース−6−ペンゾ
エートからスクラロースへの転化方法は下記の段階から
なっている: (a)低級アルカノール溶媒、好適にはメタノール、中
で触媒量のアルカリ金属水酸化物、好適には水酸化カリ
ウム、により約25℃〜約40℃において約5分間〜約
60分間の充分な時間にわたりアルカリ性加水分解をす
る。
(b)適当量のプロトン酸の添加によりまたはプロトン
酸形のイオン交換樹脂を用いる段階(a)の反応混合物
の処理により(a)からの反応混合3l 物を中和する。
(C)上記の段階で使用された低級アルカノール溶媒を
蒸発により除去し、そしてその後、粗製生成物を水中に
溶解させる。
(d)その中に不純物は可溶性であるがスクラロースは
可溶性でない適当な水一非混和性有機溶媒を用いる抽出
により粗製スクラロースを上記(c)の水溶液中に存在
している不純物(例えばアルキルベンゾエートなど)か
ら精製する。一方、アルキルベンゾエートを段階(c)
中で溶液を製造するために使用した水の一部との共沸共
蒸留により除去することもできる。
(e)任意に、段階(d)から生じた精製されたスクラ
ロース水溶液を活性炭で処理して着色不純物を約25゜
C〜約50゜Cにおいて約15分間〜約60分間にわた
り処理することができる。
(f)水の部分的蒸発、冷却、およびこのようにして得
られた結晶性生成物の濾過により、上記の段階(d)ま
たは任意に段階(e)の精製されたスクラロースを回収
する。母液は別個の結晶化へ32 再循環させるのに適しており、 そこからさらに生 成物が得られる。
実施例l 機械的スタラー、温度計、添加漏斗、およびアルゴン入
り口が上にある還流コンデンサーを備えた3000ml
2の四首丸底フラスコに、102gの98.1%スクロ
ース−6−ペンゾエート(100g,0.224モル)
および500m4のDMFを充填した。混合物をアルゴ
ン下で均質となるまで撹拌し、そして次にドライアイス
ーアセトニトリル浴中で−33℃に冷却した。この溶液
を3部分ず””)合計2 4 4 g(2 .4 6モ
ル)のホスゲンを用いて約65mQのトルエン中で急速
に処理した。ホスゲンの添加中に、反応混合物の温度は
定位置に保たれている冷却浴を用いても−33°Oから
+16℃に上昇した。
軽く懸濁された固体を含有している反応混合物を20分
間にわたり65℃に加熱すると、その時点では混合物は
透明でありそして金黄色であった。
溶液を25分間にわたり85゜Cに加熱し、そして生じ
たブルゴーニュ色の溶液をこの温度に60分間保った。
混合物を次に20分間にわたり1150Cに加熱しそし
てこの温度に4.5時間保った。
次に反応混合物を10℃に冷却し、そして激しく撹拌し
なから620+n(2の氷一冷4N  NaOH(2.
48モル)で一度に処理した。添加が完了した後に反応
混合物の温度は50℃であり、そして最終的pHは約9
であった。反応混合物を約3分間にわたり激しく撹拌し
、そして次に約4mQの氷酢酸の添加により約pH7に
中和した。
粗製生成物混合物を750mQの酢酸エチルで処理し、
そして約5分間にわたり静かに撹拌した。
層を分離し、そして水層をさらに酢酸エチル(6X60
0m4)で抽出した。有機抽出物を一緒にし、水(IX
1000+Il!)で洗浄し、そして次に約20gの活
性炭で約5分間にわたり50゜Cにおいて処理した。こ
のスラリーをセライトを通して濾過し、そしてケーキを
別の少量の酢酸エチルで洗浄した。
生じた透明な黄色濾液を水吸引真空下で50℃において
蒸発させてシロップとした。シロップを500+QのH
20および250m+2のMTBEを用いて50℃にお
いて混合することにより剋理した。
二相混金物がシロップを溶解させ、そして約5分後に結
晶性のスクラロース−6−ペンゾエートカ急速沈澱した
。生成物を濾過し、MTBE(2X150++++2)
で洗浄し、そして真空乾燥(50℃/16時間/0.5
mmのHg)すると、76.3gの無色の固体が得られ
た。HPLC分析は、この生成物が86.8重量%のス
クラロース−6−ペンゾエートを含有していることを示
した(66.3g,0.132モル、58.9%収率)
スクラロース−6−ペンゾエート試料を高圧液体クロマ
トグラフィ−(HPLC)により分析した。
試料成分を逆相オクタデシルシラン力ラム上で、24%
のメタノール−76%のp H 7 .5の0.OIM
 K2HPO,緩衝液から69.5%のメタノール−3
0.5%の緩衝液へ50分間にわたり線状変化させて、
分離した。検出は254nmにおけ35一 る紫外線吸収によった。試料を入手可能な最高純度のス
クラロース−6−ペンゾエート標準と比較して分析した
。クロマトグラフィー純度も全体的なクロマトグラフィ
ービークの形状から計算された。
実施例2 上記の実験工程を用いて、スクロース−6−ペンゾエー
トの3個の別々の100グラムバッチをスクラロースー
6−ペンゾエートに転化させた。
4種の調合物から、合計で(純度補正された)26 1
 .6 gI)tl=晶性スクラロース−6−ペンゾエ
ートが理論値の58.2%の平均収率で得られた。
相対的データは下表にまとめられている。表中の第3の
実験は実施例1に相当している。表中の第4の例は、ホ
スゲンを未希釈液体状でスクロース=6−ペンゾエート
/DMF溶液に加え、トルエン希釈剤を使用しなかった
こと以外は、実施例1中と正確に同一に行われた実験を
示している。
36 (1)  (2)  (3)  (4)   (5) 
     (6)重量 HPLC RXN  乾燥 による 重量  %  ジクロ口衷翳
 吠凹 胆体 リ[  失盛惣 収杢 誘導体類1  
 375  81.1  78.4   63,6  
 56.6  1CLI2   378  74.9 
 87,3   65,4   58.2  11.8
3   390  76.3  86.8   66.
3   58.9  16.54   405  78
.5  84.5   66.3   58.9   
8.2(7) テトラ ク口口 誘導体類 1.9 2.1 2.6 2.8 (l)4突験全てが、100g (純度補正された)の
スクロース−6−ペンゾエート、500mQのDMF,
およびl1,0モル当量のホスゲンを用いて本質的に前
記の実施例中に記されている如くして実施された。
(2)反応時間、分、は希望する反応温度間の加熱時間
を含んでいる。
(3)乾燥された固体生成物の重量、ダラム。
(4)HPLC分析による乾燥固体の重量%スクラロー
ス−6−ペンゾエート含有量。
(5)スクラロース−6−ペンゾエートの重量、ダラム
(6)HPLC作用だけから予測される構造指定を有す
る単離された生成物中のジクロローおよびテトラク口ロ
スクロース−6−ペンゾエート不純物の重量%。合計量
が後者の二つの場合には100%を越えないことに注意
すること。スクラロース−6−ペンゾエートの評価方法
は示されている値の±2%の精度を有しており、そして
信頼性のある参照標準が入手できないためにこの場合は
他の塩素化された誘導体類に対するものより確実性が少
ない。
実施例3 実施例2の実験■中のスクラロース−6−ペンゾエート
の最初の結晶化から得られたストリツピングされた母液
をHPLC分析すると、MTBEを基にした結晶化が非
常に有効であることが示された。抽出された全量の5.
8%だけのスクラロ−スー6−ペンゾエートが母液中に
残存していた。
種々の塩素化された誘導体類のモル吸収性に意義ある程
の差がないと仮定すると、結晶性固体および母液の分析
値は全質量均衡の85.6%になった。この処理は、ペ
ンゾエート発色団(例えば過剰加水分解からのスクラロ
ース)を損失させるかもしれない物質または確かに最初
の冷却溶液(例えば塩素化下からのモノクロローおよび
ジクロロスクロース−6−ペンゾエート誘導体類)中で
損失してしまうであろう極端に水溶性の中間生成物の原
因となるものではない。
39 (1)         ダラム ダラム成分    
   (主留分)(j9M)  合計ダラム ミリモル
モノクロロ     一一−    2.20    
2.20     4.74(MW=464.86) スクラロース−6−   63.60   4.14 
  67.74     135.0ペンゾエート (MW=501 .74) 他のトリクロ口類  −    0.56    0.
56     1.1(MW=501 .74) ジクロ口類     8.20   13.69   
21.89     45.3(MW=483.29) テトラク口口類   1.54   1.49    
3.03     5.8(MW=520. 19) 含肚                       
 191.9充填された基質(純度補正された)   
        224.1物質均衡一剥』井とみなす (1)スクラロース 6−ペンゾエート以外は、構造指定はHPL40 実施例4 スクラロース−6−ペンゾエートの試料をMTBEから
再結晶化させた。この精製された試料(HPLCによる
と93.6重量%のスクラロース=6−ペンゾエート、
融点106−7℃)を1Hおよび13C  NMR分光
計にかけた。プロトンスペクトルに関する構造指定を、
補助D20シフトおよびプロトン脱結合データを用いて
行った。炭素スペクトル指定は適当な偏光およびl−d
実験から誘導された。
’ H−NMR指定 (脂肪族共鳴) 5.492 4.862 4.603 4.516 4.406 4.283 4.241 4.104 4,5 3,4 5,6a 6a,6b 5,6b 3’,4’ 3,4 2,3 4′,6′−ジクロロ−スクロース−5’1、35 3.7 6.9 l1.4 5.1 8.1 3,6 10.0 7.8 Hl  gal H5 gal H4  gal H6a gal dd    H6b gal d     H3’  fruct dd    H3 gal 3.924 3.901 5’,6’b t     H4’  fruct dd    H2  gal dt    H5’  fruct 4′,6′−ジクロロ−スクロース−5’5’,6’a 10.7 3.82 H6’ frucL 3.82           m   旧’a,b 
fruct3.603    6’a,6’b 112
4    dd    H6’b fruct注: l.アセトン中の試料実験−d−6/5 0 0MH2
2.脱結合および2−d実験により変動する指定3. 
 s一単線 d=二重線 dd−二重線の二重線 t一三重線 m一多重線 スクラロース−6−ペンゾエートに対する13C NM
R相関性 (炭水化物共鳴) 観察シフト 指定        (アセトン) w (ppm) C2’          104.6Cl     
      93.6 C5’          83.4 03’          77.9 43 77.3 69.0 65、5 65.0 46.3 44.6 実施例5 機械的スタラー、温度計、添加漏斗、およびアルゴン入
り口が上にある還流コンデンザーを備えた2000mQ
の四首丸底フラスコに、400mQのDMFを充填し、
そして−5゜Cに冷却した。オキシ塩化燐(253g,
154mQ,1.65モル)を撹拌しながら20分間に
わたりアルゴン下で冷却し続けなから滴々添加し、そし
て次にllOgの91.2%スクロース−6−ペンゾエ
ート(100g, 0 .2 2 4 モル)(7) 
1 0 3m(lノDMF中溶液を21分間にわたりア
ルゴン下で冷却し続けながら44 滴々添加した。2回の添加期間中に、反応温度は+80
℃を越えてはならなかった。
均質の薄黄色の反応混合物を25分間にわたり60℃に
加熱し、そしてアルゴン下で撹拌しながらこの温度に5
分間保った。溶液を15分間にわたり83℃に加熱しそ
してこの温度に65分間保った。次に反応温度を約20
分間にわたり115℃に上昇させそしてこの温度に18
7分間保った。
この後者の期間中に、反応混合物は深いブルゴーニュ色
となりそしてわずかに濃化した。
反応混合物を自然に約100℃に冷却し、そして次に激
しく撹拌しながら約200gの氷を含有している130
0mQの4N  KOH(5.20モル)の中に一度に
注いだ・。濃い反応混合物を分離漏斗の中に入れ、トル
エン(lXl000ml2)で抽出し、そしてトルエン
抽出物を460mQのH20で洗浄した。トルエン溶液
を廃棄し、そして一緒にした水相を酢酸エチル(5 X
 5 0 0rrd2)で抽出した。
緒にした有機抽出物を水、食塩水で洗浄し、M g S
 O +上で乾燥し、減圧下で蒸発させ、そして次に高
真空下で乾燥して、67.7gの薄褐色の泡だった固体
を与え、それはHPLCによると52.9重i%のスク
ラロース−6−ペンゾエート(3 5.8 g,7 1
.4ミリモル、31.9%収率)を含有していることが
示された。
粗製生成物を激しく撹拌しながら15分間にわたり50
−60℃において150ml2のH20およびl00+
+IQのMTBEで処理した。混合物を自然にわずかに
冷却し、そしてこのようにして製造された結晶性固体を
濾過し、トルエン(2X50ml2)で洗浄し、そして
真空乾燥して(25℃/18時間/ O . l m 
mのHg)、44.4gの灰白色の固体を与え、それは
HPLCによると67.7重量%のスクラロース−6−
ペンゾエートを含有していることが示された。
実施例6 五塩化燐を用いるスクロース−6−ペンゾエートの塩素
化 温度計、アルゴン入り口、および磁気撹拌棒を備えたl
oom(lの三首丸底フラスコに、43m(lのDMF
を充填した。アルゴン下で磁気的に撹拌しながら、DM
Fを一部分ずつ1 5.4 g(7 4.0ミリモル)
の五塩化燐で処理した。このようにして製造されたヴイ
ルスマイエル型試薬の温かいスラリーを約0℃に冷却し
、濾過し、そしてこのようにして得られた固体をDMF
(l X 2 5m(+)およびジエチルエーテル(2
X50ml2)で洗浄した。
ほとんど無色の固体をアルゴン入り口、還流コンデンサ
ー、添加漏斗、および磁気撹拌棒を備えた100ml2
の三首丸底フラスコに、40m(lのDMFと共に入れ
た。アルゴン下で0−5℃において磁気的に撹拌しなが
ら、このスラリーを約5分間にわたり20mQのDMF
中の3.OOgの90.8%スクロース−6−ペンゾエ
ート(2.72g,6.11モル)で処理した。5゜C
で5分間撹拌した後に、混合物を周囲温度で60分間撹
拌して、透明な金色溶液を与えた。
反応混合物をアルゴン下で撹拌し、そして次に60℃に
1.5時間、80℃に16時間、そして100℃に8時
間加熱した。反応物を自然に室温47 に冷却し、そして急速撹拌しながら’r50mQの濃N
H,OH−CH,OH (1 : 1)水溶液中に注い
だ。メタノール溶液を350m4のH,Oで希釈し、そ
して酢酸エチル(5 X l 0 0m+2)で抽出し
た。
緒にした有機抽出物を水、食塩水で洗浄し、MgSO.
上で乾燥した。溶媒を蒸発させ、そして次に高真空下で
乾燥して、3.30gの赤色がかった褐色のゴムを与え
、それはHPLCによる.!:44.6重1%のスクラ
ロース−6−ペンゾエート(1 .4 7 g, 2.
9 3ミリモル、48.1%収率)を含有していること
が示された。
実施例7 温度計、添加漏斗、アルゴン入り口が上にある還流コン
デンサー、および磁気撹拌棒を備えた100m0.の三
首丸底フラスコに、30ml2のDMFおよび7.2 
7 g(4 4.8ミリモル)のホスゲンイミニウムク
ロライド( C L C ” N +M e 2 C 
I2−、アルドリッヒ・ケミカル・カンパニイ、カタロ
グ#148 6,287−6)を充填した。このスラリーを約20℃
に冷却しながら20mQのDMF中の2.00gの90
.8%スクロース−6−ペンゾエート(1.82g,4
.07モル)で処理した。このスラリーを周囲温度で1
5分間撹拌し、そして次にアルゴン下で撹拌し、そして
その後に60゜Cに1時間(この時点で混合物は均質で
ある)、85℃に14時間、そして100°0に24時
間加熱した。
反応物を自然に室温に冷却し、そして激しく撹拌しなか
ら50++o2の濃NH,OH水溶液−50rIIQの
H20  25gの氷からなる混合物の中に注いだ。暗
色の水性混合物をNaC(2で飽和させ、分離漏斗に移
し、そして酢酸エチル(l X I O OmQ,次に
3 X 5 0 mQ)で抽出した。一緒にした有機抽
出物を水、食塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥した。
溶媒を蒸発させ、次に高真空下で乾燥して、2.60g
の赤色がかった褐色のゴムを与え、それはHPLCによ
ると47.1重量%のスクラロース−6−ペンゾエート
(1.22g,2.44ミリモル、60.0%収率)を
含有していることが示された。
実施例8 ?凰枢 過熱されたスタラー、250+n(2圧力の平衡添加漏
斗、温度計および簡単な蒸留装置を備えたlO00mQ
の四首丸底フラスコにアルゴンを流し、そしてスクロー
ス−6−ペンゾエート[85.5g(93.6%)、0
.18モル]および480mQのDMFを充填した。系
を真空(機械的ポンプ)とし、そして75ml2の蒸留
物を40−45℃で集めた。
系を排気してアルゴンで大気圧とし、蒸留装置をドライ
アイス冷却フィンガーコンデンサーと交換し、そしてC
 O C(22(1 2 2mQ,  1−7モル)を
圧力一平衡添加漏斗に加えた。反応フラスコ中の溶液を
−lO゜Cに冷却し、そして混合物の温度を5〜+lO
℃の間に保ちながらCOCQ2■を冷たい反応混合物に
15分間にわたり加えた。
添加の完了時に冷却浴を除去すると、混合物の温度は2
0゜Cに上昇した。混合物をlO分間にわたり60℃に
さらに力口黙し(油浴)、次に25分間にわたり100
℃に加熱し、113−115゜Cに3.5時間保ち、l
O0Cに冷却し、そして0℃の450mQの4MNaO
Hの急速添加により冷却した。生じた発熱により温度は
45−50℃に)なった。アルカリ性(p H 1 0
)溶液を7m(lの氷酢酸の添加により中和した。
反応混合物を油浴を用いて40−45℃に保ち、冷たい
フィンガーコンデンサーを水より密度が小さい溶媒を用
いる連続的抽出用装置と交換し、そして混合物を750
rn(lのMTBEを用いて4〇一45℃で24時間抽
出した。
有機相は.58.7gのスクラロース−6−ペンゾエー
ト(65.3%のモル収率)およびそれより少量の他の
塩素化副生物を含有していることが見いだされた。同時
に撹拌しながら水(0.2L)を添加すると、スクラロ
ース−6−ペンゾエートが結晶化し、それを濾過により
回収しそして真空乾燥(50゜C/l8時間/0.5m
mHg)Lて、−51 53.6gの無色の固体を与えた。HPLC分析は、こ
の生成物が94.0重量%のスクラロース6−ペンゾエ
ート(5 0.4 g, 0.1 0 0モル、55.
8%収率)を含有していることを示した。
上記の結晶化したスクラロース−6−ペンゾエートの一
部分(2 0 g)をメタノール中の0.15重量%K
OHを用いて脱ベンゾイル化した(周囲温度において4
時間)。反応混合物をアンベルリス}IRC50(Hつ
で中和し、中性混合物を濾過して樹脂を除去し、そして
樹脂を2X35++tQのメタノールおよび2X50m
(2の温水(70℃)で洗浄した。
一緒にした濾液および洗浄液を蒸発させて濃いシロップ
とし、それを水(100m(2)で希釈し、次に2X3
0mQの酢酸エチルで抽出して、非極性不純物を与えた
。酢酸エチル抽出物を半量まで濃縮し、そして水を用い
て逆抽出した。一緒にした水溶液および逆洗浄液を濃縮
してll2.5gの水52 溶液を与え、それは13.5g(91%収率)の97.
9%純度のスクラロースを含有していた。この物質の一
部分を99.5%純度の結晶性生成物(56.4%回収
率)に加えた。
実施例9 油浴、磁気撹拌棒、添加漏斗、還流コンデンサ、および
アルゴン入り口を備えた500ml2の三首丸底フラス
コに、20gの91.2%スクロース−6−ペンゾエー
ト(1 8.2g,4 0.9ミリモル)および60m
QのDMFを充填した。混合物をアルゴン下で室温にお
いて均質となるまで撹拌し、次に約一lO゜Cに冷却し
、そして一部分ずつ40mQの1.2−ジエトキシエタ
ン中の32.3g(327ミリモル)のホスゲンで鬼理
した。ホスゲンージエトキシエタンの添加中に、冷却浴
を定位置に保っても温度は約+15゜Cに上昇した。
極端に粘着性の反応混合物をアルゴン下で撹拌し、次に
20分間にわたり65℃に加熱しそしてこの温度に45
分間保ち、25分間にわたり850Cに加熱しそしてこ
の温度に45分間保ち、その後、35分間にわたり11
5℃に加熱しそしてこの温度に86分間保った。反応混
合物は反応工程中に移動性になりそして二相性になり始
めた。
反応混合物を冷却し、そして164mffの氷一冷2N
  NaOH(328ミリモル)で処理した。粗製の水
性混合物を200ml2の酢酸エチルで処理し、静かに
5分間撹拌し、そして混合物を分離漏斗に移すと、層が
分離した。水層をさらに酢酸エチルで抽出し、有機抽出
物を一緒にしそして水で洗浄した。次に有機溶液を脱色
用炭素と共に短時間漣騰させ、そしてセライトを通して
濾過した。
酢酸エチル溶液を蒸発させ、そして粗製生成物を一般的
方法で処理して16.2gの無色の固体を与え、それは
HPLCによると46.0重量%のスクラロースー6−
ペンゾエート(7.45g,14.9ミリモル、36.
3%収率)を含有していることが示された。
実施例10 オキシ塩化燐を用いるスクロース−6−ベンゾエオキシ
塩化燐を基にしたスクロース−6−ペンゾエートの塩素
化をLiC(iを用いた場合および用いない場合に行い
、そして分子ふるいを反応に加えた。分子ふるいは塩素
化反応中に生成するかもしれない炭を吸収するために加
えられた。分子ふるいの使用は何の利点も見いだされて
おらず、従ってそれらの使用は好ましくなかった。塩化
リチウムは塩素化、特にスクロース分子上の第三塩素の
加入、を促進させると感じられていたため、塩化リチウ
ムを加えた。それは何の有利な効果も有していないよう
に思え、従ってその使用は好ましくなかった。検定試料
を反応工程全体にわたり周期的に除去し、アンモニアで
中和し、そして酢酸エチルで抽出処理した。種々の塩素
化された生成物のモル吸収性がスクラロース−6−ペン
ゾエ−トのものと同一であると仮定して、検定試料をH
PLCにより分析して全ての塩素化された種類に対する
重量%値を得た。個々の成分類に対する55一 重量%評価を反応時間に対してプロットして、それぞれ
第4および5図に示されている反応特徴を得た。
両者のプロットは定性的に同一であり、スクラロース−
6−ペンゾエート発生は80−5゜Cにおける1時問お
よびその後の115゜Cにおける3.5時間後に最大と
なった。ふるいおよび塩化リチウムを使用した反応は七
ノーないしジクロロスクロース−6−ペンゾエート誘導
体類への比較的速い転化(80−5゜Cにおいて1時間
で最大)を示したが、添加物を使用しない反応はジクロ
ロスクロース−6−ペンゾエート誘導体類中で80−5
゜0における1時問およびその後の115゜Cにおける
3.5時間後に最大となった。両者のプロットは、スク
ラロース−6−ペンゾエート含有量が115゜Cにおけ
る4時間後に顕著に低下することを示した。ジクロロ異
性体類は漸近的に減少し、そしてスクラロース−6−ペ
ンゾエート含有量が最大になる時間までは6−9%の程
度で存在していた。
56 実施例11 67mo.のDMF中の20.1gの98.1%スクロ
ース−6−ペンゾエート(19.7g,44.2ミリモ
ル)と6 2.1 g(0.6 2 8モル)のホスゲ
ンおよび165ml2のDMF (予備製造されたヴイ
ルスマイエル型の塩)との反応によるスクラロース−6
−ペンゾエートの生成を、時間の関数として追跡した。
種々の時間に35mQの検定試料を反応混合物から除去
し、一般的方法で処理し、そして前記の実施例中の如く
してクロロスクロース誘導体類に関して評価した。ヴイ
ルスマイエル型塩混合物に対するスクロース−6−ペン
ゾエートの添加の完了からの反応時間を測定した。結果
を第6図にまとめた。第7図に示されている如く、最大
のスクラロース−6−ペンゾエート収率が5〜6時間の
間の合計反応時間において現れた。
実施例12 エートの塩素化 機械的スタラー、温度計、添加漏斗、およびアルゴン入
り口が上にある還流コンデンサーを備えた500mQの
四首丸底フラスコに、90mQのDMFを充填し、そし
て−35゜Cに冷却した。塩化オキサリル(6 2.6
 g, 4 3.0mQ、0.493モル)を激しく撹
拌しなから滴々添加した。塩化オキサリルの添加中に、
冷却浴を定位置に保っても反応混合物の温度は−35゜
Cから+7゜Cに上昇した。
塩化オキサリルの添加後に、50mQのDMFを加えて
撹拌を促進させた。
連続的に冷却しながら、反応混合物をto’c〜15℃
の間で50mffのDMF中の20.1gの98.1%
スクロース−6−ペンゾエート(19.7g,44.0
ミリモル)で滴々処理した。淡黄色の懸濁された固体を
含有している反応混合物を約15分間にわたり60゜C
に加熱し、そしてこの温度に15分間保った(均質、金
黄色)。溶液を約15分間にわたり80℃に加熱し、そ
してこの温度に60分間保った(赤色がかった橙色)。
混合物を次に約15分間にわたり115℃に加熱し、そ
してこの温度に3時間保った(暗赤色)。
次に反応混合物を約5゜Cに冷却し、そして激しく撹拌
しながら一部分ずつl15mQの氷一冷4NNaOH(
0.4 6 0モル)で処理した。添加の完了後に反応
混合物の温度は43゜Cであり、そして最終的pHは約
lOであった。反応混合物を約3分間にわたり激しく撹
拌し、そして次に氷酢酸の添加により約pH7に中和し
た。
粗製の生成物混合物を200mQの酢酸エチルで処理し
、モして5、6分間静かに撹拌した。層を分離し、そし
て水層を酢酸エチル(3 X l 0 0mQ)でさら
に抽出した。有機抽出物を一緒にし、水(2×100m
l2)で洗浄し、そして室温において約IO分間にわた
り約4gの活性炭で処理した。次にスラリーをセライト
を通して濾過し、そしてケーキを酢酸エチル(2X50
ml2)で洗浄した。
生成した透明な橙色濾液を水一吸引真空下で50°0に
おいて蒸発させてシロップとした。シロップを501の
H20および50mffのMTBEを用59 いて50℃で充分混合しながら処理した。この混合物を
約72時間放置し、生成物を濾過し、MTBE(2 X
 2 5+nl2)で洗浄し、そして真空乾燥(50゜
C/24時間/0.5mmのHg)Lて、14.3gの
薄褐色固体を与えた。HPLCは、固体が90.8重量
%のスクラロース−6−ペンゾエート(1 3.0 g
,2 5.9ミリモル、58.9%収率)からなってい
ることを示した。
実施例13 機械的スタラー、温度計、添加漏斗、およびアルゴン入
り口が上にある還流コンデンサーを備えた500ml2
の四首丸底フラスコに、20.1gの98.1%スクロ
ース−6−ペンゾエート(19.7g,44.0ミリモ
ル)およびloomαのDMFを充填した。この溶液を
−30℃に冷却し、そして36.6g(1 9.7g,
44.0ミリモル)の塩化チオニルで滴々処理した。添
加中(−30℃〜一17℃)に、非常に濃厚な沈澱が生
成した。反6060 応混合物の温度が上昇するにつれて、スラリーは撹拌し
易くなった。
反応混合物を15分間にわたり69℃に加熱すると、こ
の時点で混合物は均質であった。次に溶液を45分間に
わたり100゜Cに加熱し、そしてこの温度に60分間
保った。混合物を最終的に120分間にわたり113℃
に加熱し、そしてこの温度に65分間保った。
反応混合物を−5゜Cに冷却し、そして激しく撹拌しな
がら一部分ずつ70mQの氷一冷4NNaOH(0.2
80モル)で処理した。添加の完了後に反応混合物の温
度は35゜Cであり、そして最終的pHは約9であった
。反応混合物を5、6分間にわたり激しく撹拌し、そし
て次に氷酢酸を用いて中和した。
粗製生成物を15Qm(2の酢酸エチルで処理し、そし
て5、6分間静かに撹拌した。混合物を紙を通して濾過
し、そして層を分離した。水層を酢酸エチル(2X10
0ml2およびlX50+++12)でさらに抽出した
。有機抽出物を一緒にし、そして周囲温度で約30分間
にわたり約4.6gの活性炭で処理した。スラリーをセ
ライトを通して濾過し、そしてケーキを酢酸エチルで洗
浄した。
生成した濾液を水−吸引真空下で蒸発させてシロップと
した。シロップを100+++QのH,OおよびIOO
m4のMTBEで処理し、そして一夜放置した。結晶性
生成物を濾過し、大量の水およびMTBEで洗浄し、そ
して真空乾燥(50゜C/l8時間/ 0 . 5 m
 mのHg)Lて、8.79gの薄褐色の固体を与えた
。HPLC分析は、生成物が90.2重量%のスクラロ
ース−6−ペンゾエート(7.93g,15.8ミリモ
ル、35.9%収率)を含有していることを示した。H
PLC分析は、別の3.04gのスクラロース−6−ペ
ンゾエート(6.06ミvモル、10.8%収率)が濾
液のMTBE層中に保有されていたことも示した。
実施例l4 2000mQの一首丸底フラスコに、42.7gの93
、6%スクロース−6−ペンゾエート(40.0g,8
9.7ミリモル)および500m4のDMFを充填した
。約350mQの溶媒を回転蒸発器(機械的ポンプ、2
5℃の浴温)を用いて除去した。
ペンゾエート溶液をDMFで250mQの総量となるま
で希釈し、そして機械的スタラー、温度計、アルゴン入
り口が上にある添加漏斗、およびドライアイスが充填さ
れているデューワー型コンデンサーを備えた1000m
4の四首丸底フラスコに移した。
氷一浴冷却しながら、反応混合物を20分間にわたり9
 7.7 g(6 9.8mQ,  9 8 7ミリモ
ル)の純粋ホスゲンで処理した。添加工程中に、反応温
度は約5℃から約50℃に上昇した。次に反応を30分
間にわたり115℃に加熱し、そしてこの温度に4時間
保った。
室温に冷却した後に、反応混合物を過熱されたスタラー
および冷却浴を備えた2000mQのビーカーに移した
。反応混合物をlO゜Cに冷却し、そして一部分ずつ4
4.8g(605ミリモル)の63 C a (O H )zの4001のH,O中スラIJ
 − ’T”%理した。温度は49℃に上昇し、そして
最終的pHは7であった。別の少量の固体C a (O
 H )2を加えて、pHを9に上昇させた。混合物を
このpHで約3分間撹拌し、そして次に5mQの氷酢酸
の添加により約pH7に中和した。
撹拌された混合物を室温において30分間にわたり35
0ml2の酢酸エチルおよび約20gの活性炭で処理し
た。セライトの添加後に、混合物を粗いフリットフィル
ター上で濾過し、そして濾過ケーキを酢酸エチル(2 
X 1 5 0mQ)で洗浄した。層を分離し、そして
水層を酢酸エチル(150m12)で洗浄した。
一緒にした有機層をH20(2 X l 5 0mQ)
、食塩水(I X 1 5 0mQ)で洗浄し、そして
次に蒸発させて(回転蒸発器、機械的ポンプ、50゜C
の浴温)、38.94gの重量のシロップとした。シロ
ップを50℃において回転させながら225m(lの2
 : IMTBE−H20で処理した。結晶化が急速に
起こった。三相混合物を200m(2のl:l64一 MTBE−H20で処理し、ゆっくり回転させながら3
0分間にわたり自然に冷却し、そして次に周囲温度で自
然に一夜放置した。
生成物を粗いフリットフィルター上で濾過し、100+
1112のH20および100m4のMTBEで洗浄し
、30分間にわたり空気乾燥し、そして次に真空乾燥し
た(0.8mmのHg/45℃/24時間)。これによ
り、87.8%の灰白色固体が得られ、それはHPLC
によると87.8重景%のスクラロース−6−ペンゾエ
ート(24.36g,48.5ミリモル、54.1%収
率)を含有していることが示された。
実施例l5 スクラロース−6−ペンゾエートの任意の再結晶化 下記の種々の量および純度の一連のスクラロースー6−
ペンゾエートの試料を一緒にして300.9gの総重量
とした。
試料  スクラロースー ジク口口 テトラク口口 不
純物一多分質量(g)6−ペンゾエート S−6−B 
  S−6−B    テトラクロロ13.0    
90.4      5.0    4.4     
 1.478.3    84.5      8.2
    2.8      2.477.8    7
8.7      9.9    2.059.7  
  83.7      9.8    1.8   
   0.849.0    81.8      5
.3    2.8胆.1    75.6     
13.6    1.4     0.8300.9g 上記の一緒にした試料を800mQのCH30H中に6
0℃において溶解させたが、冷却すると固体物質状で結
晶化した。濾過を促進させるために、これをさらにメタ
ノール(500mQ)および水(250mQ)で希釈し
た。回収された固体を50℃において一夜乾燥して92
.44g(第一留分)を与えた。
濾液を1.5Lの水で希釈し、そして室温で撹拌すると
、さらにスクラロース−6−ベンゾエートが結晶化した
。濾過により回収された固体を前記の如く乾燥して、1
62g (第二留分)を与えIこ 。
一夜放置すると、第三留分(4.56g)が濾液から結
晶化した。
検定(重量%) 質量 スクラロースー 留分  (g)6−べ冫ゾエート ジク口口類1   
 92.44   86.4       4.82 
  162.0   86.5       2.93
    4.56   83.9       6.4
回収率=259.OOg(86.1%)2.第二の再結
晶化。スクラロース−6−ベンゾエーh(2 5 9 
g)を750mβのメタノール中に40−50゜Cにお
いて溶解させ、溶液を濾過し、残液および漏斗を250
mgのメタノールですすいだ。
温かい濾液を950mffの60℃の水(濾過された)
および250mUの室温の水で希釈した。温かい濾液を
一夜撹拌しながらゆっくり自然に冷却させそして結晶化
させた。濾過により回収された固体を、67一 1 : l(3 0 0mQ)、2:1(300+++
ff)、および3 : 1(3 0 0mQ)の割合の
水一メタノールで洗浄し、次に50゜Cにおいて一夜真
空乾燥して、231g(89.2%)の結晶性スクラロ
ース−6−ペンゾエートを与えた。
検定(重量%) スクラロース−6−ペンゾエート ジクロロ類 テトラ
クロロ10(L6             1.2 
    1.43.第三の再結晶化。生成物を再びメタ
ノール(800ml2)中に60゜Cにおいて溶解させ
、濾過し、モして濾液を950+nQの60℃の水で希
釈した。
混合物は一夜冷えて結晶化した。回収された固体(真空
濾過)を、1 : 1(4 0 0rn(1)および3
:2(500mΩ)の割合の水一メタノールで洗浄し、
次に50℃において一夜真空乾燥して、212.7g(
92.1%)の結晶性スクラロース−6−ペンゾエート
を与えた。
一68一 検定(重量%) トスベン ジクロロ類 テトラクロロ 91.4本 N.D.木木 1.1 木(湿潤?) 零木検出されなかった。
実施例16 過熱されたスタラー、温度計、乾燥管、およびストッパ
ーを備えた2000m+2の四首丸底フラスコに、20
7.3gの91,4%スクラロースー6=ペンゾエート
(377.64ミリモル)およびl.OLのメタノール
を充填した。混合物を加熱してスクラロース−6−ペン
ゾエートを溶解させ、次に15℃に冷却した。生成した
溶液に251のメタノール中0.84M水酸化カリウム
(21ミリモルKOH)を一度に加えた。生成した溶液
を室温で5時間撹拌しながら、反応の進行を周期的にT
LC(CHCl2,−CH,OH〜酢酸;4:0.85
・0.1 5)により監視した。
完了時に、pHを監視しながら(電極)、IRC50(
H+)樹脂を一度に添加することにより反応混合物を中
和した。中和溶液を濾過し、そして樹脂を2X250m
l2部分のメタノールで洗浄した。
一緒にした濾液を蒸発させて軟質フォーム(244.6
g)にした。
7オームをILの水中に溶解させ、そして水溶液を3×
250mI2の酢酸エチルで抽出して安息香酸メチル、
未反応のスクラロース−6−ペンゾエート、および他の
非極性不純物を除去した。一緒にした有機層を約200
+++12に濃縮し、モして2×100+++12の水
で逆抽出して、スクラロース−6ペンゾエートを回収し
た。抽出はTLCにより監視された。
一緒にした水層を濃縮して淡褐色の溶液(487g,2
9重量%のスクラロース、94.0%の粗製収率に相当
)とし、それを室温において25分間にわたりアクチカ
ーポン(ACTICARBONE)を用いて脱色した。
混合物をセライトパッドを通して濾過し、そしてパッド
を600ml2のH20で洗浄した。一緒にした濾液を
70゜Cにおいて濃縮して180.8gの物質とした。
一部のスクラロースはすでに溶液から結晶化していた。
混合物を自然に徐々に3.5−4時間にわたり40℃に
冷却し、次に1.5時間にわたり10℃に冷却して、結
晶化を完了させた。生成物を再循環濾液を用いる真空濾
過により回収し、フィルターケーキを充分脱水し、20
mQの冷水ですすぎ、一夜空気乾燥し、次に結晶化用の
皿に移し、そして45−50℃で5時間乾燥して、11
2.29g(2 8 2.4ミリモル)のスクラロース
(融点l19−120゜C1分解; [a]f’=+8
 7.1°(C,1.23、H20))を与えた。無色
の結晶性生成物は99.6重量%のHPLC純度を有し
ていた。
得られた第一の結晶性留分は理論収率の74.5%に相
当していた。残存している母液にスクラロースを飽和さ
せ、そしてそれを次のスクラロースパッチの結晶化に再
循環させることができた。
実施例17 7l 星翠匙 過熱されたスタラー、温度計、および圧力平衡漏斗を備
えた50(h++ffの四首丸底フラスコ中で、スクロ
ース−6−アセテート(43.56ミリモル)のDMF
(1 8 0mQ)中溶液を真空蒸留した(45゜C)
。約50ml2の蒸留物が集まった時に、フラスコを排
気してアルゴンで大気圧にし、混合物を周囲温度に冷却
し、そして蒸留装置を冷一フィンガーコンデンサーと交
換した。
残渣をさらに−25℃に冷却し、コンデンサーにCO2
/アセトン冷却用混合物を充填し、そしてC O (,
Qz(2 8 . 1 m(1, 3 9 2ミリモル
)を添加漏斗に分配させた。COCQ2を溶液に25分
間にわたり滴々添加した。添加が完了した時に、混合物
を自然に室温に暖め、次に65゜Cに加熱し、そしてこ
の温度に30分間保った。混合物を次に徐々に112−
114℃に加熱し、そしてそこに4.5時間保った。
混合物を10゜Cに冷却し、そして冷たい4MNH40
H(1 0 0Tn(2)の添加により冷却した。混7
2 金物の温度は急速に60゜Cに上昇し、次に45゜Cに
冷却され、そして次に2−3mQの氷酢酸を用いて中和
された。スクロース−6−アセテートを酢酸エチル(7
 X l 0 0mO)で抽出し、抽出物を炭素を用い
て脱色し、そして蒸発させて濃厚なシロップ(19g)
とした。シロップを40℃の水(23mQ)中に溶解さ
せ、次に一夜放置して冷却すると結晶化した。
生成物を真空濾過により回収し、そして乾燥した(9.
1 g,76.2重量%)。さらに2.54gが母液か
ら結晶化して、約46%のスクロース6−アセテートの
総収率を与えた。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1、スクロース−6−エステル類を塩素化して6′4.
1’−}リクロロースクロース−6−エステル類を製造
する方法において、 (a)少なくとも7モル当量の酸塩化物をスクロース−
6−エステルおよびターシャリーアミドを含有している
反応混合物に加えて該スクロース6−エステルの存在下
でクロロホルムイミニウムクロライド塩を生成し、それ
によりクロロホルムイミニウム塩がスクロース−6−エ
ステルのヒドロキシル基とのO−アルキルホルムイミニ
ウムクロライド付加物を生成し、 (b)段階(a)の反応混合物生成物を、本質的にモノ
クロロスクロース−6−エステル、4.6’−ジクロロ
−スクロース−6−エステル、おヨヒ1’,6’−−ジ
クロロ−スクロース−6−エステルからなる塩素化され
たスクロース−6−エステル生成物の混合物を生成する
のに充分な時間にわたり、約85℃以下の高温にかけ、
そして(c)段階(b)の反応混合物生成物を、主とし
てl’,4.6’一トリクロロスクロース−6−エステ
ルからなる塩素化されたスクロース−6−エステル生成
物を生成するのに充分な時間にわたり、約125℃以下
の高温にかける 段階からなる方法。
2.該ターシャリーアミドがN−ホルミル基を含有して
いる、上記lの方法。
3.該ターシャリーアミドがN,N−ジメチルホルムア
ミドである、上記2の方法。
4.酸塩化物がホスゲンである、上記1の方法。
5.酸塩化物がホスゲンである、上記2の方法。
6.酸塩化物がホスゲンである、上記3の方法。
7.段階(C)により生成した反応混合物を水性アルカ
リを用いて中和してトリ塩素化されたスクロース−6−
エステル生成物の2、3、3′および4′位置でヒドロ
キシル基を再生させる段階を含む、上記1の方法。
8.段階(c)により生成した反応混合物を水性アルカ
リを用いて中和してトリ塩素化されたスクロース−6−
エステル生成物の2、3、3′および4′位置でヒドロ
キシル基を再生させる段階を含む、上記2の方法。
9.段階(c)により生成した反応混合物を水性アルカ
リを用いて中和してトリ塩素化されたスクロース−6−
エステル生成物の2、3、3′および4′位置でヒドロ
キシル基を再生させる段階を含む、上記3の方法。
75 10.段階(c)の生成物を段階(c)の6′,6′−
ジクロロ−スクロース−4.1’−ト1’ロロスクロー
ス−6−エステル生成物用の溶媒であるがジクロローお
よび七ノークロロースクロース−6−エステル類用の非
−溶媒である有機溶媒を用いる抽出により回収する、上
記lの方法。
11.段階(C)の生成物を段階(c)の6’,4.1
’−1リクロロスクロース−6−エステル生成物用の溶
媒であるがジクロローおよび七ノークロロースクロース
−6−エステル類用の非一溶媒である有機溶媒を用いる
抽出により回収する、上記2の方法。
12.段階(c)の生成物を段階(c)の6′,6′−
ジクロロ−スクロース−4.1′一トリクロロスクロー
ス−6−エステル生成物用の溶媒であるがジクロローお
よび七ノークロロースクロース−6−エステル類用の非
一溶媒である有機溶媒を用いる抽出により回収する、上
記3の方法。
13.有機溶媒がメチルターシャリー−プチルエーテル
または酢酸エチルである、上記lOの方法。
=76 14.有機溶媒がメチルターシャリー−プチルエーテル
または酢酸エチルである、上記11の方法。
15.有機溶媒がメチルターシャリ一一ブチルエーテル
または酢酸エチルである、上記l2の方法。
16.スクロース−6−エステルがスクロース6−ペン
ゾエートまたはスクロース−6−アセテートである、上
記1の方法。
17.スクロース−6−エステルがスクロース6−ペン
ゾエートまたはスクロース−6−アセテートである、上
記2の方法。
1g.スクロース−6−エステルがスクロース−6−ペ
ンゾエートまたはスクロース−6−アセテートである、
上記3の方法。
l9、スクロース−6−エステルがスクロース−6−ペ
ンゾエートまたはスクロース−6−アセテートである、
上記4の方法。
20,スクロース−6−エステルがスクロース6−ペン
ゾエートまたはスクロース−6−アセテートである、上
記5の方法。
2l.スクロース−6−エステルがスクロースー6−ペ
ンゾエートまたはスクロース−6−アセテートである、
上記6の方法。
22.段階(c)により生成した反応混合物を水性アル
カリを用いて中和してトリ塩素化されたスクロース−6
−エステル生成物の2、3、3′および4′位置でヒド
ロキシル基を再生させる段階を含む、上記lOの方法。
23.段階(C)により生成した反応混合物を水性アル
カリを用いて中和してトリ塩素化されたスクロース−6
−エステル生成物の2、3、3′および4′位置でヒド
ロキシル基を再生させる段階を含む、上記11の方法。
24.段階(c)により生成した反応混合物を水性アル
カリを用いて中和してトリ塩素化されたスクロース−6
−エステル生成物の2、3、3′および4′位置でヒド
ロキシル基を再生させる段階を含む、上記12の方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は、スクロースに関する構造式を示しており、 第2図は、本発明の塩素化方法で生じる典型的な反応順
序を示しており、 第3図は、スクロース−6−エステル類に関する構造式
を示しており、 第4および5図は、実施例lOの反応混合物の個別成分
類の濃度対反応時間のグラフであり、第6図は、実施例
11の反応混合物の個別成分類の濃度対反応時間のグラ
フであり、そして第7図は、実施例l1の反応混合物に
関するスクラロース−6−ペンゾエートの%モル収率対
反応時間のグラフである。 手続補正書(自制 平成2年9月11日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スクロース−6−エステル類を塩素化して6′,4
    ,1′−トリクロロ−スクロース−6−エステル類を製
    造する方法において、 (a)少なくとも7モル当量の酸塩化物をスクロース−
    6−エステルおよびターシャリー−アミドを含有してい
    る反応混合物に加えて該スクロース−6−エステルの存
    在下でクロロホルムイミニウムクロライド塩を生成し、
    それによりクロロホルムイミニウム塩がスクロース−6
    −エステルのヒドロキシル基とのO−アルキルホルムイ
    ミニウムクロライド付加物を生成し、 (b)段階(a)の反応混合物生成物を、本質的にモノ
    クロロスクロース−6−エステル、4,6′−ジクロロ
    −スクロース−6−エステルおよび1′,6′−ジクロ
    ロ−スクロース−6−エステルからなる塩素化されたス
    クロース−6−エステル生成物の混合物を生成するのに
    充分な時間にわたり、約85℃以下の高められた温度に
    かけ、そして (c)段階(b)の反応混合物生成物を、主として1′
    ,4,6′−トリクロロスクロース−6−エステルから
    なる塩素化されたスクロース−6−エステル生成物を生
    成するのに充分な時間にわたり、約125℃以下の高め
    られた温度にかける 段階を有してなる方法。
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