JPH031987Y2 - - Google Patents

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JPH031987Y2
JPH031987Y2 JP1984043989U JP4398984U JPH031987Y2 JP H031987 Y2 JPH031987 Y2 JP H031987Y2 JP 1984043989 U JP1984043989 U JP 1984043989U JP 4398984 U JP4398984 U JP 4398984U JP H031987 Y2 JPH031987 Y2 JP H031987Y2
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blind
hanging
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hanging bar
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JP1984043989U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案に属する技術分野〕 本考案は、ビルその他の建築物に組込まれる窓
でブラインドを取付けるものに関する。
〔従来技術とその問題点〕
日射と窓の遮光高さの関係は、第1図に示すよ
うに夏は低く、冬は高いものとなり、例えば庇等
のある場合やビルで窓の位置が奥まつている場合
などは遮光のために必要とされるブラインドの範
囲は夏はA、春秋はB、冬はCとその下方の部分
のみとなることが多い。それにもかかわらず従来
のブラインドは上から下へ吊下げるものであるた
め、全部閉めないと用をなさず採光という点では
非常に不合理であつた。
そこで、窓枠の下から上昇させるブラインドと
して従来、例えば特開昭55−30022号公報や実公
昭38−26175号公報に示されるものが存在するが、
特開昭55−30022号公報のものは蛇腹状に折りた
たんだ連続する一体のものでブラインドを形成す
るものであるため、ブラインドで覆われる窓部分
は完全に隙間なく遮蔽されてしまい日射角によつ
て遮光角度を調整することが不可能でありブライ
ンド部分での採光が考慮されていない不都合があ
る。
一方、実公昭38−26175号公報に示されている
ものは、スラツトの取付角度の調整が可能で、日
射角によつて遮光角度を調整することはできる
が、スラツトの角度調整とスラツトの昇降とを同
一のハンドルによる操作で行うため、操作方法を
誤るとスラツトの角度調整と昇降とを取り違える
こととなり、操作性のよくないものである。
〔考案の目的〕
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
遮光を必要とする窓の下部のみにブラインドを配
し、上部は窓本来の探光面として利用できるので
省エネルギーを図り、また併せて外部からのプラ
イバシーの保護を確保でき居住環境が向上し、し
かもブラインド部分での採光調整も可能で、この
採光調整とブラインドの昇降のための操作も行い
易く両操作を混同するおそれもないブラインド付
き窓を提供することにある。
〔考案の要点〕
しかしてこの目的は本考案によれば、吊紐で前
後端を係止されて上下に間隔を存して並列させる
フインとこのフインを吊下げるための吊桟とでブ
ラインドを構成し、窓枠の下端に畳んだ時の前記
ブラインドの収納部を設けるとともに窓枠の下か
ら上昇するように前記吊桟を窓枠に取付けて吊桟
の上下操作部材を窓枠に設け、他方、吊桟にはフ
インの角度を変更する手段を設けることにより達
成される。
〔考案の実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第2図は本考案の窓の実施例を示す斜視図、第
3図は正面図、第4図は縦断側面図で、図中1は
窓枠、2は該窓枠1の下端に形成されたブライン
ド収納部である。
該収納部2は、第5図に示すように箱型のカバ
ー体2aとこれを取付けるための受金物2bとの
組合せで構成した。また、窓枠1は断面矩形のサ
ツシ枠からなり、上枠1aの両側の縦枠1b,1
b′は内側面長手方向にレール溝3が設けられてい
る。
図中、4はこの窓枠1の下端から上昇するよう
に取付けられるブラインドで、折畳んだ状態では
前記収納部2内に収められる。そして、このブラ
インド4は第6図に示すように、吊紐4aで前後
端を係止されて上下に間隔を存して並列させるフ
イン4bとこのフイン4bを吊下げるための吊桟
4cとからなり、中空部材を用いた該吊桟4cは
左右端面の上下に設けたガイドダボ5,6をもつ
て前記レール溝3を上下動するように縦枠1b,
1b′間に取付けられる(第7図参照)。さらに、
吊桟4cの内部には受金物7に固定した軸受け8
によりシヤフト9を長さ方向に設け、該シヤフト
9に角度調整車10を取付けてこれに吊紐4aの
上端を巻回し、これに係止した上で孔12を通し
て吊桟4cの外へ出すようにする。
また、前記角度調整車10に並べて車11をシ
ヤフト9に取付け、孔13を介して吊桟4cの外
へ一端を顕出させた操作紐14をこの車11に取
付けた。第7図中、24は窓ガラスを示す。これ
ら角度調整車10や紐14を設けた車11はシヤ
フト9を回動するもので、フイン4bの取付け角
度を調整する機構の一部をなすが、他の実施例と
して第8図に示すように車11の代りに歯車15
をシヤフト9に取付け、この歯車15と、一部が
吊桟4cから突出し指で回動可能な歯車16とを
噛合させてもよい。
吊桟4cは図示では断面形状が扇形としたが、
この他に縦長、若しくは横長の長方形、台形、三
角形、菱形、円、楕円、富士山の形状等種々のも
のが考えられる。
一方、吊桟4cを上下動させる機構としては紐
による移動が適するが一例を第9図に示すと、枠
1の上下部分にシヤフト17,18により軸支さ
れる滑車19を設け、この滑車19間に掛け渡す
環状の紐20に吊桟4cの端部を取付ける。さら
に、上部左右の滑車19を共に軸支する長物のシ
ヤフト17には回動用の車21を固定し、これに
上下操作紐22を取付けてその一端を枠1の外へ
出すようにした。
この第9図は上枠1aがある場合であり、上枠
1aがない場合は第10図に示すように長物のシ
ヤフト17は下部に位置させ、分割するシヤフト
18の一方に回動用の車21を取付ける。なお、
いずれの場合も適宜な個所にストツパー23を設
けておく。
次に使用法及び作用について説明すると、ブラ
インド4は不使用時には折畳まれて収納部2内に
収められていて、この状態では吊桟4cは枠1の
下部に位置する。
日射がありブラインド4を使用するには、枠1
の上部から突出している上下操作紐22を引けば
シヤフト17又は18の回転を介して紐20が働
き、これにより吊桟4cは上方に引き上げられ
る。この時、吊桟4cはガイドダボ5,6でレー
ル溝3に沿つて動き、畳まれていたフイン4bも
この吊桟4cから吊紐4aで徐々に吊下げられ
る。このようにして下からブラインド4を上昇さ
せていき、第1図に示した各季節での日射の高さ
に応じた所で停止させれば特に夏や春秋には窓枠
1の上部には採光部が確保できる。
また、フイン4b間の隙間を調整するためフイ
ン4bの角度を変更するには、吊桟4cの外に突
出させてある操作紐14を引くか又は第8図の場
合は指でシヤフト9を回せば、角度調整車10が
回り吊紐4aがずれてフイン4bの傾きが変わ
る。
ところで、他の実施例として前記フイン4bの
角度変更はこれを吊桟4cを上げる際に自動的に
行うことも可能である。
すなわち、第11図に示すように吊桟4cの一
端に首振用リング25を固着し、一方、枠1の縦
枠1bの内側面にこの首振用リング25が嵌入
し、かつ転送するガイド溝26を斜方向に形成し
た(第12図、第13図参照)。このようにすれ
ば、第14図に示すように吊桟4cを引き上げる
際にリング25が溝26に接して回転し、その結
果吊桟4c自体も傾くのでフイン4bの角度も自
動的に変わる。この場合は、手動による操作は吊
桟4cを上下に移動させるためだけのものでよい
から、より一層の操作性の向上を図ることができ
る。なお、これら吊桟4cとリング25とガイド
溝26の相関関係は、吊桟4cが下部にあるとき
はフイン4bが水平に近く、上昇するに従つて
徐々に傾斜度を急にするように選定して、各季節
毎の日射に対応させる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のブラインド付き窓
は、窓枠の下から上昇させるようにしたので、建
物の庇等によつて投影される陽光部分のみを遮蔽
して窓採光の有効を図り、加えた外部からのプラ
イバシー保護も充分行えるので省エネルギー化に
より居住環境を向上させることができる。
さらにフインの角度を変更する操作紐などの部
材とブラインドを昇降させる操作紐などの部材と
はそれぞれ別個に設けたので、手動により両操作
を行う場合でも両者を混同するおそれがなく操作
性のよいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は日射と窓の蔽光高さの関係を示す縦断
側面図、第2図は本考案のブラインド付き窓の実
施例を示す斜視図、第3図は同上正面図、第4図
は同上縦断側面図、第5図はブラインド収納部の
斜視図、第6図はブラインド吊桟部分で縦断側面
図、第7図は同上横断平面図、第8図は吊桟の他
の実施例を示す縦断側面図、第9図はブラインド
吊上げ機構の説明図、第10図は同上吊上げ機構
の他例を示す説明図、第11図はフイン角度自動
調整用吊桟の端面図、第12図はこの吊桟を用い
た要部の横断平面図、第13図は同上要部の縦断
側面図、第14図は同上動作を示す説明図であ
る。 1……窓枠、1a……上枠、1b,1b′……縦
枠、2……ブラインド収納部、2a……カバー
体、2b……受金物、3……レール溝、4……ブ
ラインド、4a……吊紐、4b……フイン、4c
……吊桟、5,6……ガイドダボ、7……受金
物、8……軸受け、9……シヤフト、10……角
度調整車、11……車、12,13……孔、14
……操作紐、15,16……歯車、17,18…
…シヤフト、19……滑車、20……紐、21…
…車、22……上下操作紐、23……ストツパ
ー、24……窓ガラス、25……首振用リング、
26……ガイド溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吊紐で前後端を係止されて上下に間隔を存して
    並列させるフインとこのフインを吊下げるための
    吊桟とでブラインドを構成し、窓枠の下端に畳ん
    だ時の前記ブラインドの収納部を設けるとともに
    窓枠の下から上昇するように前記吊桟を窓枠に取
    付けて吊桟の上下操作部材を窓枠に設け、他方、
    吊桟にはフインの角度を変更する手段を設けたこ
    とを特徴とするブラインド付き窓。
JP4398984U 1984-03-27 1984-03-27 ブラインド付き窓 Granted JPS60157896U (ja)

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JP4398984U JPS60157896U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 ブラインド付き窓

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JP4398984U JPS60157896U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 ブラインド付き窓

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Publication Number Publication Date
JPS60157896U JPS60157896U (ja) 1985-10-21
JPH031987Y2 true JPH031987Y2 (ja) 1991-01-21

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JP4398984U Granted JPS60157896U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 ブラインド付き窓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642077Y2 (ja) * 1988-06-27 1994-11-02 光義 笠原 上下自在型ブラインド
JPH0617990Y2 (ja) * 1990-03-05 1994-05-11 よし子 鹿島 ブラインド
JP5869531B2 (ja) * 2013-07-19 2016-02-24 大和ハウス工業株式会社 建物外壁の開口部構造及び建物外壁の開口部構造の熱負荷の低減方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530022A (en) * 1978-08-21 1980-03-03 Nippon Eruminsatsushi Kk Doubleepane window with builttin sunshade which is moved upward

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