JPH036793Y2 - - Google Patents
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- JPH036793Y2 JPH036793Y2 JP1984119893U JP11989384U JPH036793Y2 JP H036793 Y2 JPH036793 Y2 JP H036793Y2 JP 1984119893 U JP1984119893 U JP 1984119893U JP 11989384 U JP11989384 U JP 11989384U JP H036793 Y2 JPH036793 Y2 JP H036793Y2
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- slat
- frame
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Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 18
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 4
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Blinds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の目的
(産業上の利用分野)
この考案は横型ブラインドに関するものであ
る。
る。
(従来の技術)
高層ビル等において1または複数フロアーに跨つ
て上下に長く設けられる二重ガラス窓は、通常ガ
ラス板が嵌め殺し又は一部のみが回動解放可能に
設けられ、その二重ガラスの間に横型ブラインド
が配設されている。
て上下に長く設けられる二重ガラス窓は、通常ガ
ラス板が嵌め殺し又は一部のみが回動解放可能に
設けられ、その二重ガラスの間に横型ブラインド
が配設されている。
(考案が解決しようとする問題点)
上記のような二重ガラス窓に配設される横型ブ
ラインドにおいては、スラツトを支持するラダー
コードが美観上好ましくないものであつた。
ラインドにおいては、スラツトを支持するラダー
コードが美観上好ましくないものであつた。
また、このような横型ブラインドはそれ自体か
なり大型となるので、スラツトを角度調節するた
めの操作つまみ取付部位や具体的な構成を考慮し
ないと、つかい勝手の悪いものとなる。
なり大型となるので、スラツトを角度調節するた
めの操作つまみ取付部位や具体的な構成を考慮し
ないと、つかい勝手の悪いものとなる。
考案の構成
(問題点を解決するための手段)
この考案は上記問題点を解決するために、スラ
ツト9を支持するための支持枠10に対し、同ス
ラツト9をその両端に設けた支持軸19によつて
回動可能に支持させるとともに、その支持軸19
を付勢手段21で支持枠10の外側へ付勢し、同
じく支持軸19に回動片22を相対回転不能に嵌
合するとともに、各回動片22をリンク23で回
動可能に連結し、支持枠10から離間した部分に
はラツク33を有する操作つまみ35を配置する
とともに、このラツク33と、リンク23とを歯
車機構32,31,30,24を介して連結した
ものである。
ツト9を支持するための支持枠10に対し、同ス
ラツト9をその両端に設けた支持軸19によつて
回動可能に支持させるとともに、その支持軸19
を付勢手段21で支持枠10の外側へ付勢し、同
じく支持軸19に回動片22を相対回転不能に嵌
合するとともに、各回動片22をリンク23で回
動可能に連結し、支持枠10から離間した部分に
はラツク33を有する操作つまみ35を配置する
とともに、このラツク33と、リンク23とを歯
車機構32,31,30,24を介して連結した
ものである。
(作用)
上記手段により、支持枠10から離間した部分
に配置された操作つまみ35を作動させると、歯
機構24,30,31,32を介してリンク23
が作動され、このリンク23に回動可能に連結さ
れた回動片22を介してスラツト9が角度調節さ
れる。
に配置された操作つまみ35を作動させると、歯
機構24,30,31,32を介してリンク23
が作動され、このリンク23に回動可能に連結さ
れた回動片22を介してスラツト9が角度調節さ
れる。
また、スラツト9は付勢手段21の付勢力によ
つてその両端部が常に支持枠10方向へ引張られ
るので、常にたるみを防止した緊張状態となる。
つてその両端部が常に支持枠10方向へ引張られ
るので、常にたるみを防止した緊張状態となる。
(実施例)
以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
従つて説明すると、高層ビルの1フロアーあるい
は2フロアー以上の床面から天井面にわたつて設
けられるガラス窓1は第3図及び第4図に示すよ
うに窓枠2にガラス板3a,3b,3c,3dが
平行に支持されて、二重ガラス窓となつている。
その窓枠2は2本の縦枠4と上枠5及び下枠6と
で上下に長い四角枠状に構成され、その中央部に
は前後に独立した一対の横枠7が設けられ、二重
ガラスを構成する各ガラス板3a,3b及び3
c,3dはこの横枠7で上下に二分割されてい
る。そして、横枠7の上部のガラス板3a,3b
は縦枠4、上枠5及び横枠7との間で嵌殺しに支
持され、横枠7の下部のガラス板は室内側のガラ
ス板3cのみ一側が蝶番8で回動可能に支持され
て開閉できるようになつている。
従つて説明すると、高層ビルの1フロアーあるい
は2フロアー以上の床面から天井面にわたつて設
けられるガラス窓1は第3図及び第4図に示すよ
うに窓枠2にガラス板3a,3b,3c,3dが
平行に支持されて、二重ガラス窓となつている。
その窓枠2は2本の縦枠4と上枠5及び下枠6と
で上下に長い四角枠状に構成され、その中央部に
は前後に独立した一対の横枠7が設けられ、二重
ガラスを構成する各ガラス板3a,3b及び3
c,3dはこの横枠7で上下に二分割されてい
る。そして、横枠7の上部のガラス板3a,3b
は縦枠4、上枠5及び横枠7との間で嵌殺しに支
持され、横枠7の下部のガラス板は室内側のガラ
ス板3cのみ一側が蝶番8で回動可能に支持され
て開閉できるようになつている。
二重ガラスの間には、スラツト9の両端が四角
枠状の支持枠10に支持された本願考案のブライ
ンドとしての第一のブラインド11と、その支持
枠10の下框12からラダーコード13を介して
各スラツト14が吊下支持される第二のブライン
ド15とが配設されている。その支持枠10はそ
の縦框16の外側面に設けられた案内片17が窓
枠2の縦枠4内側面に設けられる案内溝(図示し
ない)に案内されて、第3図及び第5図に示すよ
うに上下動可能に設けられている。支持枠10の
縦框16下部には窓枠2の内側面に設けられる係
合孔(図示しない)に係合するストツパ18が設
けられている。そして、常にはそのストツパ18
により、支持枠10は第3図に示す所定位置に保
持され、同ストツパ18の作動を解除すれば、第
5図に示すように窓枠2の下部に移動可能となつ
ている。
枠状の支持枠10に支持された本願考案のブライ
ンドとしての第一のブラインド11と、その支持
枠10の下框12からラダーコード13を介して
各スラツト14が吊下支持される第二のブライン
ド15とが配設されている。その支持枠10はそ
の縦框16の外側面に設けられた案内片17が窓
枠2の縦枠4内側面に設けられる案内溝(図示し
ない)に案内されて、第3図及び第5図に示すよ
うに上下動可能に設けられている。支持枠10の
縦框16下部には窓枠2の内側面に設けられる係
合孔(図示しない)に係合するストツパ18が設
けられている。そして、常にはそのストツパ18
により、支持枠10は第3図に示す所定位置に保
持され、同ストツパ18の作動を解除すれば、第
5図に示すように窓枠2の下部に移動可能となつ
ている。
前記第一のブラインド11は、第1図に示すよ
うにスラツト9の両端が支持軸19に嵌合され、
その支持軸19は支持枠10の縦框16に回転可
能かつ軸方向に移動可能に支持されている。そし
て、支持軸19はその先端のフランジ部20と縦
框16との間に配設されるコイルスプリング21
の付勢力により、縦框16の外方へ付勢されてい
る。従つて、スラツト9にはその両端においてそ
れぞれ外側への付勢力が作用して、その自重垂れ
が防止されるようになつている。
うにスラツト9の両端が支持軸19に嵌合され、
その支持軸19は支持枠10の縦框16に回転可
能かつ軸方向に移動可能に支持されている。そし
て、支持軸19はその先端のフランジ部20と縦
框16との間に配設されるコイルスプリング21
の付勢力により、縦框16の外方へ付勢されてい
る。従つて、スラツト9にはその両端においてそ
れぞれ外側への付勢力が作用して、その自重垂れ
が防止されるようになつている。
各スラツト9の一方の支持軸19には第2図に
示すように回動片22の中央がそれぞれ相対回動
不能に嵌合され、各回動片22の両端部は縦框1
6に沿つて上下に延びる2本のリンク23にそれ
ぞれ回動可能に連結されている。リンク23の下
端は縦框16に回転可能に支持されるリンク歯車
24に回転可能に取着されている。そして、リン
ク歯車24が回転されると、一方のリンク23が
上方へ移動されると同時に他方のリンク23が下
方へ移動されるため、回動片22が回動されて支
持軸19が回転されるようになつている。
示すように回動片22の中央がそれぞれ相対回動
不能に嵌合され、各回動片22の両端部は縦框1
6に沿つて上下に延びる2本のリンク23にそれ
ぞれ回動可能に連結されている。リンク23の下
端は縦框16に回転可能に支持されるリンク歯車
24に回転可能に取着されている。そして、リン
ク歯車24が回転されると、一方のリンク23が
上方へ移動されると同時に他方のリンク23が下
方へ移動されるため、回動片22が回動されて支
持軸19が回転されるようになつている。
支持枠10の下框12には、前記第一及び第二
のブラインド11,15のスラツト9,14の角
度調節軸25が回転可能にかつ軸方向に移動可能
に支持されている。そして、この角度調節軸25
から前記ラダーコード13が吊下支持され、その
ラダーコード13に多数枚のスラツト14が支持
され、同ラダーコード13の最下部にはボトムレ
ール26が吊下支持されて、角度調節軸25が回
転されると、ラダーコード13を介して各スラツ
ト14が同位相で角度調節されるようになつてい
る。角度調節軸25は六角棒状に形成されるとと
もに、常にはコイルスプリング(図示しない)に
より一方の縦枠4方向(第1図矢印方向)へ付勢
されて同縦枠4内へ突出するようになつている。
角度調節軸25を縦枠4に対し出没させるための
操作つまみ27は基端が角度調節軸25に固定さ
れるとともに先端は支持枠10の下框12に設け
られる案内溝28から突出されている。そして、
操作つまみ27は前記コイルスプリングの付勢力
により常には第1図に示す状態に位置して角度調
節軸25が縦枠4内に突出され、この状態から操
作つまみ27をコイルスプリングの付勢力に抗し
て移動させて、同図に鎖線で示すように案内溝2
8の係止凹部29に係合させれば、角度調節軸2
5の先端が縦枠4内から後退して下框12内に没
入するようになつている。
のブラインド11,15のスラツト9,14の角
度調節軸25が回転可能にかつ軸方向に移動可能
に支持されている。そして、この角度調節軸25
から前記ラダーコード13が吊下支持され、その
ラダーコード13に多数枚のスラツト14が支持
され、同ラダーコード13の最下部にはボトムレ
ール26が吊下支持されて、角度調節軸25が回
転されると、ラダーコード13を介して各スラツ
ト14が同位相で角度調節されるようになつてい
る。角度調節軸25は六角棒状に形成されるとと
もに、常にはコイルスプリング(図示しない)に
より一方の縦枠4方向(第1図矢印方向)へ付勢
されて同縦枠4内へ突出するようになつている。
角度調節軸25を縦枠4に対し出没させるための
操作つまみ27は基端が角度調節軸25に固定さ
れるとともに先端は支持枠10の下框12に設け
られる案内溝28から突出されている。そして、
操作つまみ27は前記コイルスプリングの付勢力
により常には第1図に示す状態に位置して角度調
節軸25が縦枠4内に突出され、この状態から操
作つまみ27をコイルスプリングの付勢力に抗し
て移動させて、同図に鎖線で示すように案内溝2
8の係止凹部29に係合させれば、角度調節軸2
5の先端が縦枠4内から後退して下框12内に没
入するようになつている。
下框12の一方端部において角度調節軸25に
駆動歯車30が相対回転不能にのみ嵌合されてい
る。この駆動歯車30には縦框16に回転可能に
支持される伝達歯車31が噛合い、その伝達歯車
31には前記リンク歯車24が噛合つている。そ
して、角度調節軸25が回転されると、第二のブ
ラインド15のスラツト14が角度調節されると
同時に駆動歯車30、伝達歯車31、リンク歯車
24,リンク23及び支持軸19を介して第一の
ブラインド11のスラツト9が角度調節される
が、この時両ブラインド11,15のスラツト
9,14が同位相で角度調節されるように各歯車
24,31,32の歯数及び噛合いが設定されて
いる。
駆動歯車30が相対回転不能にのみ嵌合されてい
る。この駆動歯車30には縦框16に回転可能に
支持される伝達歯車31が噛合い、その伝達歯車
31には前記リンク歯車24が噛合つている。そ
して、角度調節軸25が回転されると、第二のブ
ラインド15のスラツト14が角度調節されると
同時に駆動歯車30、伝達歯車31、リンク歯車
24,リンク23及び支持軸19を介して第一の
ブラインド11のスラツト9が角度調節される
が、この時両ブラインド11,15のスラツト
9,14が同位相で角度調節されるように各歯車
24,31,32の歯数及び噛合いが設定されて
いる。
縦枠4の角度調節軸25が突出される位置には
ラツク歯車32が回転可能に支持され、角度調節
軸25が縦枠4内に突出されると、このラツク歯
車32に対し相対回転不能に嵌合するようになつ
ている。そのラツク歯車32は縦枠4内で上下動
可能に支持されるラツク33が噛合つている。す
なわち、ラツク33は操作軸34の上端に連結固
定され、支持枠10から離間した部分となる操作
軸34には操作つまみ35の基端が固定され、そ
の操作つまみ35は縦枠4に設けられた案内溝3
6の範囲で上下動可能となつている。従つて、操
作つまみ35により操作軸34を上下動操作する
ことによりラツク33が上下動されて、ラツク歯
車32が回転されるようになつている。なお、ラ
ツク歯車32、伝達歯車31、駆動歯車30及び
リンク歯車24によつて本願考案の歯車機構が構
成されている。
ラツク歯車32が回転可能に支持され、角度調節
軸25が縦枠4内に突出されると、このラツク歯
車32に対し相対回転不能に嵌合するようになつ
ている。そのラツク歯車32は縦枠4内で上下動
可能に支持されるラツク33が噛合つている。す
なわち、ラツク33は操作軸34の上端に連結固
定され、支持枠10から離間した部分となる操作
軸34には操作つまみ35の基端が固定され、そ
の操作つまみ35は縦枠4に設けられた案内溝3
6の範囲で上下動可能となつている。従つて、操
作つまみ35により操作軸34を上下動操作する
ことによりラツク33が上下動されて、ラツク歯
車32が回転されるようになつている。なお、ラ
ツク歯車32、伝達歯車31、駆動歯車30及び
リンク歯車24によつて本願考案の歯車機構が構
成されている。
第二のブラインド15の各スラツト14には、
ラダーコード13支持部近傍において昇降コード
37が貫通され、その昇降コード37の一端はボ
トムレール26に連結されている。昇降コード3
7の他端は支持枠10の下框12内を側方へ導か
れた後、ストツパ38を経て下框12から下方へ
垂下されている。そして、その昇降コード37を
下方へ引けばボトムレール26が引上げられて下
段のスラツト14から順次引上げられ、反対にボ
トムレール26の自重により昇降コード37を下
框12内に引込ませれば、ボトムレール26が下
降して、上段のスラツト14からラダーコード1
3に支持される状態に復帰する。なお、ストツパ
38は操作者が昇降コードを手放した時、ただち
に作動して、ボトムレール26の自重による昇降
コード37の移動を阻止して同ボトムレール26
を所望位置に保持可能であり、その作動を解除す
れば、昇降コード37の操作によりボトムレール
26を任意に上下動できるようになつている。
又、ボトムレール26を最下限まで下降させた時
には、第1図に示すように昇降コード37は先端
の把持部39をのぞいてほぼ下框12内に引込ま
れ、この状態ではこの把持部39が横枠7に隠れ
るようになつている。
ラダーコード13支持部近傍において昇降コード
37が貫通され、その昇降コード37の一端はボ
トムレール26に連結されている。昇降コード3
7の他端は支持枠10の下框12内を側方へ導か
れた後、ストツパ38を経て下框12から下方へ
垂下されている。そして、その昇降コード37を
下方へ引けばボトムレール26が引上げられて下
段のスラツト14から順次引上げられ、反対にボ
トムレール26の自重により昇降コード37を下
框12内に引込ませれば、ボトムレール26が下
降して、上段のスラツト14からラダーコード1
3に支持される状態に復帰する。なお、ストツパ
38は操作者が昇降コードを手放した時、ただち
に作動して、ボトムレール26の自重による昇降
コード37の移動を阻止して同ボトムレール26
を所望位置に保持可能であり、その作動を解除す
れば、昇降コード37の操作によりボトムレール
26を任意に上下動できるようになつている。
又、ボトムレール26を最下限まで下降させた時
には、第1図に示すように昇降コード37は先端
の把持部39をのぞいてほぼ下框12内に引込ま
れ、この状態ではこの把持部39が横枠7に隠れ
るようになつている。
次に上記のように構成されたガラス窓1及びブ
ラインド11,15の作用を説明する。
ラインド11,15の作用を説明する。
さて、第3図に示すように第一のブラインド1
1を支持する支持枠10が窓枠2上部の所定位置
に支持され、第二のブラインド15のボトムレー
ル26が最下限まで下降された状態で、窓枠2か
ら突出される操作つまみ35を上方あるいは下方
へ操作すると、操作軸34が移動されてラツク歯
車32が回転される。ラツク歯車32が回転され
るとそのラツク歯車32に嵌合される角度調節軸
25が回転され、ラダーコード13を介して第二
のブラインド15のスラツト14が角度調節され
る。これと同時に、角度調節軸25の回転によ
り、駆動歯車30が回転され、伝達歯車31を介
してリンク歯車24が回転される。すると、リン
ク23の一方が下方へ移動されると同時に、他方
は上方へ移動されるため、支持軸19が回転され
て第一のブラインド11のスラツト9が角度調節
される。そして、第一のブラインド11と第二の
ブラインド15のスラツト9,14は同位相で角
度調節される。以上のようにして、この二重ガラ
スのガラス窓1に内蔵される第一のブラインド1
1及び第二のブラインド15は常には操作つまみ
35の操作によりスラツトの角度調節のみを行う
ことができる。
1を支持する支持枠10が窓枠2上部の所定位置
に支持され、第二のブラインド15のボトムレー
ル26が最下限まで下降された状態で、窓枠2か
ら突出される操作つまみ35を上方あるいは下方
へ操作すると、操作軸34が移動されてラツク歯
車32が回転される。ラツク歯車32が回転され
るとそのラツク歯車32に嵌合される角度調節軸
25が回転され、ラダーコード13を介して第二
のブラインド15のスラツト14が角度調節され
る。これと同時に、角度調節軸25の回転によ
り、駆動歯車30が回転され、伝達歯車31を介
してリンク歯車24が回転される。すると、リン
ク23の一方が下方へ移動されると同時に、他方
は上方へ移動されるため、支持軸19が回転され
て第一のブラインド11のスラツト9が角度調節
される。そして、第一のブラインド11と第二の
ブラインド15のスラツト9,14は同位相で角
度調節される。以上のようにして、この二重ガラ
スのガラス窓1に内蔵される第一のブラインド1
1及び第二のブラインド15は常には操作つまみ
35の操作によりスラツトの角度調節のみを行う
ことができる。
このようなガラス窓1の清掃、特に嵌殺しに支
持されたガラス板3a,3bの内側面を清掃する
場合には、まず蝶番8で回動可能に支持されたガ
ラス板3cを開放して、支持枠10の下框12一
側に突出される操作つまみ27を第1図矢印と反
対方向に操作して、係止凹部29に係合させる
と、角度調節軸25はラツク歯車32から離脱す
るとともに、縦枠4内を後退して支持枠10の縦
框16内に没入する。そして、第二のブラインド
15の昇降コード37を下方へ引いてボトムレー
ル26を最上限まで引上げた後、支持枠10のス
トツパ18の作動を解除すると、支持枠10は縦
枠4に沿つて下方移動可能な状態となる。
持されたガラス板3a,3bの内側面を清掃する
場合には、まず蝶番8で回動可能に支持されたガ
ラス板3cを開放して、支持枠10の下框12一
側に突出される操作つまみ27を第1図矢印と反
対方向に操作して、係止凹部29に係合させる
と、角度調節軸25はラツク歯車32から離脱す
るとともに、縦枠4内を後退して支持枠10の縦
框16内に没入する。そして、第二のブラインド
15の昇降コード37を下方へ引いてボトムレー
ル26を最上限まで引上げた後、支持枠10のス
トツパ18の作動を解除すると、支持枠10は縦
枠4に沿つて下方移動可能な状態となる。
この状態から、第5図に示すように支持枠10
を窓枠2の下部へ移動させると、横枠7上方にお
いて嵌殺しに支持されるガラス板3a,3bの間
は第一のブラインド11が存在しない空間となる
ため、それらのガラス板3a,3bの内側面は所
定の掃除具等で容易に清掃することができる。
又、横枠7下方のガラス板3c,3dの内側面は
支持枠10を下降させずに第二のブラインド15
のスラツト14を引上げた状態とすれば、容易に
清掃することができる。
を窓枠2の下部へ移動させると、横枠7上方にお
いて嵌殺しに支持されるガラス板3a,3bの間
は第一のブラインド11が存在しない空間となる
ため、それらのガラス板3a,3bの内側面は所
定の掃除具等で容易に清掃することができる。
又、横枠7下方のガラス板3c,3dの内側面は
支持枠10を下降させずに第二のブラインド15
のスラツト14を引上げた状態とすれば、容易に
清掃することができる。
一方、ガラス板3a,3b,3c,3dの清掃
後は前記と逆の操作、すなわち支持枠10を上方
へ移動させてストツパ18で所定位置に保持し、
昇降コード37を操作して第二のブラインド15
のボトムレール26を下降させ、操作つまみ27
を操作して角度調節軸25を縦枠4内に突出して
ラツク歯車32に嵌合させた後、ガラス板3cを
閉じれば縦枠4から突出される操作つまみ35に
より第一及び第二のブラインドのスラツト11,
15を同時に角度調節できる状態となる。
後は前記と逆の操作、すなわち支持枠10を上方
へ移動させてストツパ18で所定位置に保持し、
昇降コード37を操作して第二のブラインド15
のボトムレール26を下降させ、操作つまみ27
を操作して角度調節軸25を縦枠4内に突出して
ラツク歯車32に嵌合させた後、ガラス板3cを
閉じれば縦枠4から突出される操作つまみ35に
より第一及び第二のブラインドのスラツト11,
15を同時に角度調節できる状態となる。
さて、上記のように第1のブラインド11は、
スラツト9の両端が支持軸19を介して支持枠1
0に支持され、その支持軸19は操作つまみ35
の操作によるリンク23の上下動により回転され
る。従つて、この第一のブラインド11はラダー
コードを使用することなくスラツト9の角度調節
を行うことができるので、その美観上好ましく、
このブラインド11の組立時に各スラツト9の位
相を備えておけば、リンク23を介して各スラツ
ト9を常に同位相で確実に角度調節することがで
きる。
スラツト9の両端が支持軸19を介して支持枠1
0に支持され、その支持軸19は操作つまみ35
の操作によるリンク23の上下動により回転され
る。従つて、この第一のブラインド11はラダー
コードを使用することなくスラツト9の角度調節
を行うことができるので、その美観上好ましく、
このブラインド11の組立時に各スラツト9の位
相を備えておけば、リンク23を介して各スラツ
ト9を常に同位相で確実に角度調節することがで
きる。
又、スラツト9の角度調節をするための操作つ
まみ35を第一のブラインド11から離間した部
分である窓枠2の縦枠4に設けら、操作つまみ3
5に設けらたラツク33と、スラツト9の回動片
22に連結されたリンク23とをラツク歯車3
2、伝達歯車31、駆動歯車30及びリンク歯車
24を介して連結させることにより、遠隔操作で
スラツト9を容易に角度調節させることができる
ので、つかい勝手が大変よい。
まみ35を第一のブラインド11から離間した部
分である窓枠2の縦枠4に設けら、操作つまみ3
5に設けらたラツク33と、スラツト9の回動片
22に連結されたリンク23とをラツク歯車3
2、伝達歯車31、駆動歯車30及びリンク歯車
24を介して連結させることにより、遠隔操作で
スラツト9を容易に角度調節させることができる
ので、つかい勝手が大変よい。
又、各スラツト9はコイルスプリング21の付
勢力で常に外側へ付勢されているので、スラツト
9の中央部がその自重により垂れ下がることはな
い。
勢力で常に外側へ付勢されているので、スラツト
9の中央部がその自重により垂れ下がることはな
い。
考案の効果
以上詳述したようにこの考案のブラインドは、
ラダーコードを使用することなく各スラツトを常
に同位相で確実に角度調節することができるの
で、美観上優れるとともに、スラツトの自重垂れ
も防止でき、さらには、スラツトの角度調節を支
持枠から離間した部分に配置された操作つまみに
よつて遠隔操作できるので、つかい勝手も大変よ
いという優れた効果を発揮する。
ラダーコードを使用することなく各スラツトを常
に同位相で確実に角度調節することができるの
で、美観上優れるとともに、スラツトの自重垂れ
も防止でき、さらには、スラツトの角度調節を支
持枠から離間した部分に配置された操作つまみに
よつて遠隔操作できるので、つかい勝手も大変よ
いという優れた効果を発揮する。
第1図はこの考案のスラツト角度調節装置を具
体化した二重ガラス窓の一部破断正面図、第2図
は同じく一部破断側面図、第3図は同じくその二
重ガラス窓の概略を示す正面図、第4図は同じく
縦断面図、第5図は支持枠を下降させた状態の二
重ガラス窓を示す正面図である。 スラツト9、支軸枠10、支持軸19、コイル
スプリング21、回動片22、リンク23、歯車
機構としてのラツク歯車32、伝達歯車31、駆
動歯車30、リンク歯車24、ラツク33、操作
つまみ35。
体化した二重ガラス窓の一部破断正面図、第2図
は同じく一部破断側面図、第3図は同じくその二
重ガラス窓の概略を示す正面図、第4図は同じく
縦断面図、第5図は支持枠を下降させた状態の二
重ガラス窓を示す正面図である。 スラツト9、支軸枠10、支持軸19、コイル
スプリング21、回動片22、リンク23、歯車
機構としてのラツク歯車32、伝達歯車31、駆
動歯車30、リンク歯車24、ラツク33、操作
つまみ35。
Claims (1)
- スラツト9を支持するための支持枠10に対
し、同スラツト9をその両端に設けた支持軸19
によつて回動可能に支持されるとともに、その支
持軸19を付勢手段21で支持枠10の外側へ付勢
し、同じく支持軸19に回動片22を相対回転不
能に嵌合するとともに、各回動片22をリンク2
3で回動可能に連結し、支持枠10から離間した部
分にはラツク33を有する操作つまみ35を配置する
とともに、このラツク33と、リンク23とを歯車
機構32,31,30,24を介して連結したこ
とを特徴とするブラインド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11989384U JPS6136093U (ja) | 1984-08-01 | 1984-08-01 | ブラインド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11989384U JPS6136093U (ja) | 1984-08-01 | 1984-08-01 | ブラインド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6136093U JPS6136093U (ja) | 1986-03-05 |
JPH036793Y2 true JPH036793Y2 (ja) | 1991-02-20 |
Family
ID=30678746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11989384U Granted JPS6136093U (ja) | 1984-08-01 | 1984-08-01 | ブラインド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6136093U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59126889A (ja) * | 1983-01-06 | 1984-07-21 | 四国化成工業株式会社 | シヤツタ−ブラインドのスラツト開閉装置 |
-
1984
- 1984-08-01 JP JP11989384U patent/JPS6136093U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59126889A (ja) * | 1983-01-06 | 1984-07-21 | 四国化成工業株式会社 | シヤツタ−ブラインドのスラツト開閉装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6136093U (ja) | 1986-03-05 |
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