JPH03187109A - テープ状電線の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、２枚の絶縁テープ（プラスチックテープ）間
に複数本の導線を長手方向に並列配置し、これらを融着
−本化するテープ状電線の製造方法に間する。

［従来の技術］ 近年、電子機器の発展に伴い電子機器が多機能化され、
しかも小型化される傾向にある。それゆえ、電子機器内
は高密度実装化され、各基板間の配線にスペースを取る
従来のコネクタプラグを用いた配線が出来なくなり、複
数の導線を２枚の絶縁テープ間に長さ方向に平行に配列
し、−本化して、その端末部に導線露出部を設けた薄型
で可撓性のあるテープ状電線が広く一般に使用されるよ
うになった。

第３図はこのような用途に使用されるテープ電線２５で
、４本の導線１，１．・・・、１を互いに平行に所定間
隔毎に並べ、各導線１を２枚のプラスチックテープ（絶
縁テープ）３．４で両端部において各導線１が露出する
ように挾み、その両端部の露出部に各々補強テープ１４
．１４を接合した構成となっている。

このようなテープ電線２５は、第４図に示すように製造
される。まず、絶縁テープ３．４を互いに対向する方向
より、軸線を平行にして回転する対に構成された加熱ロ
ーラ５０，６０へと導くとともに、長手方向に平行に配
列された４本の導線ｌ、１．・・・、１を図示のように
絶縁テープ３．４間に縦添えするように導き、これらを
加熱融着して一体化したテープ状連続体２４を形成する
。この場合、各絶縁テープ３，４には、加熱ロール５０
．６０に導かれる前に図示のように所定の間隔毎に窓あ
け用プレス８Ａ、８Ｂにて矩形状の窓９が穿設されてい
る。この窓９は各絶縁テープ３゜４を貼り合せた時に多
窓９．９が合致するように各絶縁チーブ３．４上に設け
られるようになっている。

そして、このテープ状連続体２４は転向ローラ１１を介
して補強テープ用シュータ１３とプレスヒータ３５とか
らなる補強テープ接合手段１２に送給される。前記補強
テープ用シュータ１３は窓９よりも幅・長さが広い矩形
状の補強テープを図示のようにテープ状連続体２４の窓
９の上部に順次供給し、これをプレスヒータ３５にて、
該テープ状連続体２４に加熱融着する。

次いで、このテープ状連続体２４は、耳切りカッター３
０に導かれ、両端側が切除され（第２図参照）、その後
、導体露出部の略中央部にて、長さ方向と直交する方向
にて、切断カッター４０にて順次切断される。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記第４図に示すテープ状電線の製造方
法は、軟質部材からなる絶縁テープ３゜４上に同一寸法
の窓９．９を同一間隔で高精度に設け、加えて各テープ
３．４の張力を高精度に制御しなければ、加熱ロール５
０．６０にて窓９゜９を合致させ、融着−本化すること
ができず、その調整に多大な時間を費し、融着不良事故
の発生率が高いという不都合があった。

［発明の目的］ 本発明は上記従来例の有する不都合を改善し、窓の合致
融着工程の調整が簡略化でき、融着不良事故の発生率を
低下させることができるテープ状ｔｍの製造方法を提供
することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ そこで、本発明では、長手方向に並列に配置され複数本
の導線の両面に、所定間隔毎に前記導線と直角な方向に
それぞれの平行する切込みを設けた第１のプラスチック
テープ及び第２のプラスチックテープを、それぞれ各テ
ープの切込み同士が一致するように貼り付けて、テープ
状連続体を形成し、しかる後このテープ状連続体の平行
する切込みの略中央部を長平方向と直角方向に順次切断
するという製造方法を採用し、これによって前記目的を
達成しようとするものである。

［実施例］ 以下、本発明に係る製造方法を用いてテープ状電線を製
造する方法を第１図に基づいて説明する。

ここで、上記従来例と同一の構成部材には同一の付与を
付すものとする。

まず初めに、絶縁テープ３．４に図示のように所定間隔
の平行な切込み７．７を、プレス部１８の下面に２本の
平行に配されたカッター刃１８Ａを備えた切込み形成手
段８．８により順次設ける。

次に、各絶縁テープ３．４を加熱ロール５０゜６０に導
くとともに、４本の導線１，１．・・・、１を絶縁テー
プ３．４間に図示のように導き、これらを融着−本化し
て、テープ状の連続体２３を形成し、続いて耳切りカッ
ター２０にて、図示のように各切込み７．７の両開部を
切断する。この際、予め切込み７，７に挟まれた絶縁テ
ープ３．４の上面には接着層を設けないので、各切込み
７．７の両側部を切断することにより、図示のようにこ
の部分の絶縁テープ３Ａ、４Ａが剥離し、導線露出面１
０を有するテープ状の連続体２４が形成される。そして
、このテープ状の連続体２４は、転向ローラ１１を介し
て補強テープ用シュータ１３とプレスヒータ３５とから
なる補強テープ接合手段１２導かれ、ここで前記露出面
１０上に、この露出面１０より幅広の補強テープ１４を
接合してテープ状の連続体２７を形成する。

次に、このテープ状の連続体２７を耳切りカッター３０
に導き、両端部を図示のように切除し、その後、導線露
出部の略中央部にて、長さ方向と直交する方向に切断カ
ッター４０を用いて順次切断することによって第３図に
示すような従来例と同様に構成されたテープ状電線２５
を連続的に製造する。

本実施例は以上のような製造方法により、テープ状電線
２５を製造するので、上述した従来例のように窓９．９
の大きさを同一にし、しかもこれらを複雑に制御して、
精度よく合致させなくても実用上支障をきたすことのな
いテープ状電線２５を製造できる。

［発明の効果］ 本発明は、以上のような製造方法によりテープ状電線を
製造できるので、窓の合致融着工程の調整を簡略化でき
、融着不良事故の発生率を低下させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るテープ状電線の製造方法を採用し
た製造工程説明図、第２図は第１図及び第４図に示す製
造工程で形成されるテープ状の連続体を示す説明図、第
３図は第１図及び第４図に示す製造方法により形成され
るテープ状電線の斜視図、第４図は従来例に係るテープ
状電線の製造方法の製造工程説明図である。 １・・・・・・・・・・・・導　線 ３．４・・・・・・絶縁テープ ７・・・・・・・・・・・・切込み ８・・・・・・・・・・・・切込み形成手段窓２０・・
・・・−・・・耳切りカッター１４・・・・・・・・・
補強テープ ２５・・・・・・・・・テープ状電線 ２７・・・・・・・・・テープ状の連続体３０・・・・
・・・・・耳切りカッター５０．６０・・・加熱ロール

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長手方向に並列に配置され複数本の導線の両面に、所定
   間隔毎に前記導線と直角な方向にそれぞれの平行する切
   込みを設けた第１のプラスチックテープ及び第２のプラ
   スチックテープを、それぞれ各テープの切込み同士が一
   致するように貼り付けて、テープ状連続体を形成し、し
   かる後このテープ状連続体の平行する切込みの略中央部
   を長手方向と直角方向に順次切断することを特徴とする
   テープ状電線の製造方法。