JPH02312110A - テープ状電線の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上用分野］ 本発明は、２枚の絶縁テープ（プラスチックテープ）間
に複数本の導線を長手方向に並列配置し、これらを融着
一体化するテープ状電線の製造方法に関する。

［従来の技術］ 近年、電子機器の発展に伴い電子機器が多機能化され、
しかも小型化される傾向にある。それゆえ、電子機器内
は高密度実装化され、各基板間の配線にスペースを取る
従来のコネクタプラグを用いた配線が出来なくなり、複
数の導線を２枚の絶縁テープ間に長さ方向に平行に配列
し、一体化して、その端末部に導線露出部を設けた薄型
で可視性のあるテープ状電線が広く一般に使用されるよ
うになった。

第４図はこのような用途に使用されるテープ電線２５で
、４本の導線１，１．・・・、１を互いに平行に所定間
隔毎に並べ、各導線１を２枚のプラスチックテープ（絶
縁テープ）３．４で両端部において各導線１が露出する
ように挾み、その両端部の露出部に各々補強テープ１４
．１４を接合した構成となっている。

このようなテープ電線２５は、第５図に示すように製造
される。まず、絶縁テープ３，４を互いに対向する方向
より対に構成された加熱ローラ５゜６へと導くとともに
、平行に配列された４本の導線１，１．・・・、１を図
示のように絶縁テープ３゜４間に縦添えするように導き
、これらを加熱融着して一体化したテープ状連続体２４
を形成する。

この場合、各絶縁テープ３．４には、加熱ロール５０．
６０に導かれる前に図示のように所定の間隔に窓あけ用
プレス８Ａ、８Ｂにて矩形状の窓９が設けられている。

この窓９は各絶縁テープ３゜４を貼り合せた時に各窓９
．９が合致するように各絶縁テープ３．４上に設けられ
るようになっている。そして、このテープ状連続体２４
は転向ローラ１１を介して補強テープ用シュータ１３と
プレスヒータ１５とからなる補強テープ接合手段１２に
送給される。前記補強テープ用シュータ１３は窓９より
も幅・長さが広い矩形状の補強テープを図示のようにテ
ープ状連続体２４の窓９の下部に順次供給し、これをプ
レスヒータ１５にて、該テープ状連続体２４に加熱融着
する。

次いで、このテープ状連続体２４は、耳切りカッター３
０に導かれ、両端側が切除され（第３図参照）、その後
、導体露出部の略中央部にて、長さ方向と直交する方向
にて、切断カッター４０にて順次切断する。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、上記第５図に示すテープ状電線の製造方
法は、軟質部材からなる絶縁テープ３゜４に同一寸法の
窓９，９を同一間隔で高精度に設け、加熱ロール５０．
６０により窓９．９を合致させて融着一体化するが、絶
縁テープ３．４が軟質部材のため絶縁テープ３．４が蛇
行しなり、張力が不安定となるため、しわ等ができ、窓
９．９を合致させて融着一体化するのが非常に困雛であ
るという不都合があった。

［発明の目的］ 本発明は上記従来例の有する不都合を改善し、窓の合致
融着を確実に行え、融着不良事故の発生を低下させるこ
とができるテープ状電線の製造方法を提供することを目
的とする。

［問題点を解決するための手段］ そこで本発明では、対向配置され同期回転する第１およ
び第２の加熱ロールに互いに対向する方向より各々プラ
スチックテープを導き、前記各加熱ロール間に長手方向
に並列配置された複数本の導体を導き、該導体の両面に
前記各プラスチックテープを加熱融着するテープ状電線
の製造方法において、前記第１の加熱ロールの両側部に
円周方向に沿って凸部と凹部とを交互に設けるとともに
、前記第２の加熱ロールの両側部に前記第１の加熱ロー
ルの凸部と嵌合する凹部を、同じく前記第１の加熱ロー
ルの凹部と嵌合する凸部を設け、また前記各プラスチッ
クテープの両縁部にそれぞれ長手方向に沿って所定間隔
毎にガイド孔を設け、これらガイド孔を前記各加熱ロー
ルの凸部に嵌合させて導くという製造方法を採用し、こ
れによって前記目的を達成しようとするものである。

［実施例］ 以下、本発明に係る製造方法を用いてテープ状電線を製
造する工程を第１図に基づいて説明する。

ここで、上記従来例と同一の構成部材には同一の１寸号
を１寸ずものとする。

まず初めに、絶縁テープ３．４の両側部に図示のように
後述する加熱ロール５．６上に設けられた凸部に嵌合す
るカイト孔３Ａ、４が、長手方向に沿って所定間隔毎に
複数個、順次設けられる。

そして、絶縁テープ３，４略中央部に矩形状の窓９．９
を窓あけ用プレス８Ａ、８Ｂにより順次設ける。この窓
９．９は各々同一形状、同一寸法で、各々中心線間の間
隔が一致するように、所定間隔毎に絶縁テープ３．４上
に設けられている。これは、加熱ロール５．６にて各窓
９．９の中心線を一致させて融着一体するためである。

次に、各絶縁テープ３．４を加熱ロール５．６に導くと
ともに、４木の導線１，１．・・・、１を絶縁テープ３
．４間に図示のように導く。

加熱ロール５には、その両側部に円周方向に沿って、前
記絶縁テープ３上に設けられたガイド孔高３Ａ、３Ａ、
・・・・・・、３Ａを案内する凸部５Ａと凹部５Ｂとが
交互に設けられている。また、加熱ロール６にも、前記
加熱ロール５と同様、その両側部に円周方向に沿って、
前記絶縁テープ４上に設けられたガイド孔４Ａ、４Ａ、
・・・、４Ａを案内する凸部６Ａと凹部６Ｂとが交互に
設けられている。

ここで、加熱ロール５，６による絶縁テープ３゜４と導
体１，１．・・・、１との加熱融着工程を詳述する。

加熱ロール５と加熱ロール６とは、第２図に示すように
、互いに凸部５Ａと凹部６Ｂ及び凹部５Ｂと凸部６Ａと
を嵌合させて同期回転するよように隣接配置されている
。そして、加熱ロール５の凸部５Ａ、５Ａにガイド孔３
Ａ、３Ａをはめ込み。

一方、加熱ロール６の凸部６Ａ、６Ａにガイド孔４Ａ、
４Ａをはめ込んで、各々加熱ロール５．６に絶縁テープ
３，４を案内する。これによって、絶縁テープ３．４が
正確に位置づれ等発生することなく、加熱ロール３．４
間に導かれ、加圧・加熱され、導体１，１．・・・、１
と融着一体かされる。

この場合、予め窓９．９が合致するように絶縁テープ３
．４を加熱ロール５．６に導くのはいうまでもない。

そして、加熱ロール５．６により融着一体化されたテー
プ状の連続体２３は、第１図に示すように転向ローラ１
１を介して補強テープ用シュータ１３とプレスヒータ１
５とからなる補強テープ接合手段１２に導かれ、ここで
窓９の下部に窓９より幅広の補強テープ１４を接合して
テープ状の連続体２６を形成する。

次に、このテープ状の連続体２６を耳切りカッター３０
に導き、両端部を図示のように切除し、その後、導線露
出部の略中央部にて、長さ方向と直交する方向に切断カ
ッター４０を用いて順次切断することによって第３図に
示すような従来例と略同様に構成されたテープ状電線２
０を連続的に製造する。

本実施例は以上のような製造方法により、テープ状電線
２０を製造するので、容易に窓９．９とを合致させ、し
かも絶縁テープ３．４にしわが発生することを防止でき
る。

［本発明の効果］ 本発明は以上のような製造方法によりテープ状電線を製
造できるので、窓の合致融着を確実に行え、融着不良事
故を防止できる極めて実用的なテープ状電線の製造方法
を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るテープ状電線の製造方法を採用し
た製造工程説明図、第２図は第１図の加熱ロールの動作
説明図である、第３図は第１図に示す製造方法により形
成されるテープ状電線の斜視図、第４図は第１図に示す
製造工程で形成されるテープ状の連続体を示す説明図、
第５図は従来例に係るテープ状電線の製造方法の製造工
程説明図である。 １・・・・・・・・・・・・導　線 ３．４・・・・・・・・・絶縁テープ ５．６・・・・・・・・・加熱ロール ９・・・・・・・・・・・・・・・窓 １４・・・・・・・・・・・・補強テープ２５・・・・
・・・・・・・・テープ状電線２６・・・・・・・・・
・・・テープ状の連続体３０・・・・・・・・・・・・
耳切りカッター３Ａ、’４Ａ・・・ガイド孔 ５Ａ、６Ａ・・・凸部 ５Ｂ、６Ｂ・・・凹部 １２　　図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 対向配置され同期回転する第１および第２の加熱ロール
   に互いに対向する方向より各々プラスチックテープを導
   き、前記各加熱ロール間に長手方向に並列配置された複
   数本の導体を導き、該導体の両面に前記各プラスチック
   テープを加熱融着するテープ状電線の製造方法において
   、 前記第１の加熱ロールの両側部に円周方向に沿って凸部
   と凹部とを交互に設けるとともに、前記第２の加熱ロー
   ルの両側部に前記第１の加熱ロールの凸部と嵌合する凹
   部を、同じく前記第１の加熱ロールの凹部と嵌合する凸
   部を設け、また前記各プラスチックテープの両側部にそ
   れぞれ長手方向に沿って所定間隔毎にガイド孔を設け、
   これらガイド孔を前記各加熱ロールの凸部に嵌合させて
   導くことを特徴とするテープ状電線の製造方法。