JPH06176634A - シールド付テープ状電線の製造方法 - Google Patents

シールド付テープ状電線の製造方法

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JPH06176634A
JPH06176634A JP32302692A JP32302692A JPH06176634A JP H06176634 A JPH06176634 A JP H06176634A JP 32302692 A JP32302692 A JP 32302692A JP 32302692 A JP32302692 A JP 32302692A JP H06176634 A JPH06176634 A JP H06176634A
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JP
Japan
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tape
electric wire
shaped electric
shield
shield layer
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JP32302692A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Jinno
敏明 神野
Tsuneyuki Horiike
恒行 堀池
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造装置の小型化及び簡素化に対応可能で、
かつ工程を短縮して生産性の向上を図ることができるシ
ールドテープ付テープ状電線の製造方法の提供。 【構成】 上下に配設される絶縁テープ3,5に窓部2
3を所定間隔ごとに穿設し、上下の絶縁テープ3,5の
間に複数の箔状導体7を並設してテープ状電線体53を
連続形成し、このテープ状電線体53をシールド層で被
覆するシールド付テープ状電線の製造方法において、絶
縁テープ3の窓部を切込部49を備えた窓部23とし、
箔状導体7の1つを切込部49から露出するように配設
し、この露出した箔状導体(ドレン線)7aがシールド
層に接するようにテープ状電線体53をシールド層で被
覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下の絶縁テープの間
に複数の導線を並設したテープ状電線に、シールド層を
設けたシールド付テープ状電線の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、特開平4−141914号公報
に開示されたシールド付テープ状電線を示す。
【0003】このシールド付テープ状電線1は、上下2
枚の絶縁テープ3,5間に、ドレン線7a(接地用箔状
導体)を含む複数の箔状導体7を所定の間隔をおいて並
設し、箔状導体7の端部の上面を図示外のコネクタ等へ
の接続部9として絶縁テープ3,5から露出させたもの
で、絶縁テープ3,5の外面はノイズ混入防止のための
シールド層11で被覆されている。シールド層11は、
樹脂層面の一面(内面)にシールド箔層を積層して形成
されている。絶縁テープ3のうちドレン線7aの上面を
被覆する部分は、ドレン線7aに沿って剥離され、これ
により、ドレン線7aがシールド層11の内面と接触し
ている。なお、下側の絶縁テープ5の端部下面側には、
コネクタ等との接続を確実とするための補強テープ13
が貼付されている。
【0004】また、図5に、実開平4−36722号公
報に開示されたシールド付テープ状電線を示す。
【0005】このシールド付テープ状電線15は、上側
の絶縁テープ3のドレン線7aに対向する部位に、所定
間隔ごとに接触孔17を複数穿設したもので、かかる接
触孔17を介してドレン線7aとシールド層11とを接
触させている。
【0006】図6に、前記特開平4−141914号公
報に開示されたシールド付テープ状電線1の製造方法を
示す。
【0007】この製造方法は、第1の窓部形成工程と、
補強テープ接合工程と、導線誘導工程と、テープ状電線
体形成工程と、絶縁体剥離工程と、第2の窓部形成工程
と、シールド層融着工程と、切断工程により構成されて
いる。
【0008】第1の窓部形成工程では、第1の窓部開口
用プレス19によって、上側及び下側の2枚の絶縁テー
プ3,5に長手方向に沿って所定間隔ごとに矩形状の第
1の窓部23,25を穿設する。
【0009】補強テープ接合工程では、プレスヒータ2
7によって、前記下側の絶縁テープ5の第1の窓部25
の下面に、第1の窓部25を覆う補強テープ13を接合
する。
【0010】導線誘導工程では、前記上下の絶縁テープ
3,5の間に、2枚の箔状導体を重ね合わせた1本のド
レン線7a(7A)と、3本の箔状導体7とを並列配置
して前記上下絶縁テープ3,5間に導く。
【0011】テープ状電線体形成工程では、ガイドピッ
チロール29によって、前記上下絶縁テープ3,5を一
対の加熱ロール31,31間に導き、この加熱ロール3
1によって、前記各導体7の両面に前記絶縁テープ3,
5を加熱融着して、箔状導体7が並設されたテープ状電
線体33を連続して形成する。
【0012】絶縁体剥離工程では、箔状導体分離装置3
5によって、テープ状電線体33からドレン線7a(7
A)の表面側に位置する1枚の箔状導体7Aを把持して
連続的に分離し、ドレン線7a上の絶縁テープ3を長手
方向に略同一幅で連続的に剥離する。
【0013】第2の窓部形成工程では、第2の窓部開口
用プレス37によって、上下2枚のテープ状のシールド
層11,11に前記第1の窓部23,25よりも大きい
矩形状の第2の窓部39,39を所定間隔ごとに穿設す
る。
【0014】シールド層融着工程では、前記上下のシー
ルド層11,11間にテープ状電線体33を挟むように
して一対の加熱ローラ41,41間に導き、前記第2の
窓部39が前記第1の窓部23,25を覆わないように
加熱融着してシールド付テープ状電線体43を連続して
形成する、切断工程では、前記シールド付テープ状電線
体43の両側部を耳切りカッタ45で切除した後、シー
ルド付テープ状電線体43を前記第1の窓部23,25
で分離切断してシールド付テープ状電線1を連続的に製
造する。
【0015】また、図5に示すシールド付テープ状電線
15の製造方法は、図6の製造方法とほぼ同様である
が、絶縁体剥離工程が不要となり、代わりに、上下絶縁
テープ3,5の熱融着前に上側の絶縁テープ3に接触孔
17を穿設する工程が必要となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4に示す
シールド付テープ状電線1では、図6に示すように、ド
レン選7aとシールド層11とを接触させるための絶縁
体剥離装置35が必要であり、また、図5に示すシール
ド付テープ状電線15では、接触孔17を穿設するため
のプレス装置等が必要であるため、製造装置が複雑化及
び大型化し、かつ余分な工程を要するため、生産性の向
上を図ることが困難であった。
【0017】そこで、本発明は、製造装置の小型化及び
簡素化に対応可能で、かつ工程を短縮して生産性の向上
を図ることができるシールドテープ付テープ状電線の製
造方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、上下に配設される絶縁テープに窓部を所定間
隔ごとに穿設し、前記上下の絶縁テープの間に複数の導
体部を並設してテープ状電線体を連続形成し、このテー
プ状電線体をシールド層で被覆するシールド付テープ状
電線の製造方法において、前記上下の絶縁テープのうち
少なくとも一方の窓部を切込部を備えた窓部とし、前記
導体部の少なくとも1つを前記切込部から露出するよう
に配設し、この露出した導体部が前記シールド層に接す
るように前記テープ状電線体を前記シールド層で被覆す
ることを特徴とするものである。
【0019】
【作用】絶縁テープに窓部を穿設する場合に切込部を同
時に形成でき、この切込部から配設された導体部のうち
少なくとも1つが露出し、露出した導体部がシールド層
と接する。従って、導体部とシールド層とを、新たな工
程及び装置を要することなく接触させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係るシールド付テープ状電線
の製造方法の一実施例について説明する。図1は、本実
施例にかかるシールド付テープ状電線の製造方法を連続
製造装置に適用した場合の要部斜視図、図2は、本実施
例に係る製造方法により製造したシールド付テープ状電
線の斜視図、図3は、図2の平面図であり、従来と同一
の部分については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0021】図2及び図3に示すように、本実施例のシ
ールド付テープ状電線47には、中央のドレン線7aを
含む5本の箔状導体7が並設されている。上側の絶縁テ
ープ3の長手方向の両端略中央部には、略矩形状の切込
部49が設けられ、この切込部49からドレン線7aが
露出してシールド層11と接触している。
【0022】シールド付テープ状電線47を製造するに
は、図1に示すように、まず、上側の絶縁テープ3の第
1の窓部開口用プレス19のプレス型51を、絶縁テー
プ3の進行方向における両端中央部に略矩形状の突出部
51aを備えた形状とし、絶縁テープ3に第1の窓部2
3を穿設する際に、同時に切込部49を形成する。
【0023】そして、5本の箔状導体7を、略中央部に
位置する箔状導体(ドレン線)7aが切込部49から露
出するように上下の絶縁テープ3,5間に並列配置し、
加熱ロール31,31間で加熱融着する。これにより、
テープ状電線連続体53が連続形成され、以後は従来と
同様に、図示外のシールド層を加熱融着後、分離切断
し、シールド付テープ状電線47を連続的に製造する。
【0024】このように、本実施例によれば、第1の窓
部23と切込部49を同時に形成し、この切込部49で
ドレン線7aとシールド層11とを接触させたので、ド
レン線7aとシールド層11とを接触させるための装置
及び工程を必要とせず、製造装置の小型化及び簡素化が
可能となり、かつ工程を短縮して生産性の向上を図るこ
とができる。
【0025】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、下側の絶縁層に切込部を設けて
も良い。また、切込部の位置及び形状も限定されない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシー
ルド付テープ状電線の製造方法によれば、製造装置の小
型化及び簡素化に対応可能で、かつ工程を短縮して生産
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシールド付テープ状電線の製造
方法を連続製造装置に適用した場合の要部斜視図であ
る。
【図2】本実施例に係る製造方法により製造したシール
ド付テープ状電線の斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】従来のシールド付テープ状電線を示す平面図で
ある。
【図5】従来の他のシールド付テープ状電線を示す平面
図である。
【図6】従来のシールド付テープ状電線の製造方法を示
す斜視図である。
【符号の説明】
3 絶縁テープ(上側) 5 絶縁テープ(下側) 7 箔状導体(導体部) 7a 箔状導体(ドレン線、導体部) 11 シールド層 23 第1の窓部(窓部) 47 シールド付テープ状電線 49 切込部 53 テープ状電線体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に配設される絶縁テープに窓部を所
    定間隔ごとに穿設し、前記上下の絶縁テープの間に複数
    の導体部を並設してテープ状電線体を連続形成し、この
    テープ状電線体をシールド層で被覆するシールド付テー
    プ状電線の製造方法において、 前記上下の絶縁テープのうち少なくとも一方の窓部を切
    込部を備えた窓部とし、前記導体部の少なくとも1つを
    前記切込部から露出するように配設し、この露出した導
    体部が前記シールド層に接するように前記テープ状電線
    体を前記シールド層で被覆することを特徴とするシール
    ド付テープ状電線の製造方法。
JP32302692A 1992-12-02 1992-12-02 シールド付テープ状電線の製造方法 Pending JPH06176634A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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