JPH05182528A - ケーブル - Google Patents

ケーブル

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Publication number
JPH05182528A
JPH05182528A JP16492A JP16492A JPH05182528A JP H05182528 A JPH05182528 A JP H05182528A JP 16492 A JP16492 A JP 16492A JP 16492 A JP16492 A JP 16492A JP H05182528 A JPH05182528 A JP H05182528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
tapes
cores
cable
thermally
Prior art date
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Pending
Application number
JP16492A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Endo
勝雄 遠藤
Osamu Seya
修 瀬谷
Fumikata Nakahigashi
文賢 中東
Masatsugu Yoshio
正嗣 吉尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フッ素樹脂絶縁ケーブルの端末処理工数を大幅
に低減させる。 【構成】ふっ素樹脂絶縁線心より成るケーブル端末部の
絶縁線心を並列設置し、その上下より熱融着層と熱補強
層の二層構造のテープを、熱融着層面が面が内側となる
ようサンドイッチし、熱を加え絶縁線心とテープの表面
のみを融着一体化し、しかる後熱補強層を剥離したケー
ブル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器用ケーブル、
特に端末処理工数を低減するケーブルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ふっ素樹脂絶縁線心を用いたケーブルの
端末ストリップの方法は、絶縁線心一本毎ストリッパー
にて行う方法が一般的である。
【0003】一本毎にストリップする理由としては、ふ
っ素樹脂の場合、PVC絶縁線心と同じように簡単にフ
ィルムをラミネートしフラット化が出来ないことにあ
る。つまり、ふっ素樹脂の特長である耐熱性、耐薬品性
等が逆にフラット化する場合の障害になっている。
【0004】例えば、絶縁線心を同じ材料のフィルムを
上下からサンドイッチ状にし、融点以上の熱を加え絶縁
線心とフィルムを単に融着一体化することは可能であ
る。
【0005】しかし、絶縁体を融着させるために、融点
以上の温度に加熱する際絶縁体の体積が大幅に変化す
る。このため絶縁線心導体間の寸法精度が悪くなってし
まい、次の工程での端末処理上不具合いが出てしまう。
【0006】また。融着させるため融点以上の熱を加え
ることにより、絶縁体が再結晶し、導体との密着強度が
上昇し、ストリップ性にも悪影響を及ぼす欠点もある。
【0007】多心(ペアまたはトリプルも含む)ふっ素
樹脂絶縁ケーブルの端末処理工数を低減すれば、絶縁線
心の小サイズ薄肉化によるケーブル単体での多心細径化
の方向には、大変マッチしている。
【0008】つまり、PVC絶縁線心と同じ用に、フイ
ルムをラミネートし、フラット化しても導体間の寸法精
度も良好であり、かつ、ストリップ性にも悪影響を及ぼ
すことがないような、ふっ素樹脂絶縁線心での端末フラ
ット部を作る熱融着技術の開発が望まれている。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、前記した従来技術の欠
点を解消し、端末処理工数を大幅に低減させることがで
きる新規なケーブルの技術を提供することにある。
【0010】
【発明の要点】本発明の要旨は、絶縁線心を上下からサ
ンドイッチ状にする融着用2層テープを用いお互いの表
面のみを熱融着することにある。
【0011】つまり、絶縁線心側に位置する面には、絶
縁体と同じ材質のフィルムとし、熱を加える面には熱融
着時に融着させる熱によって、溶融しない材質の熱補強
層を設けた2層構造のテープを用い、表面のみを融着す
ることにより、フラット部のストリップ性、寸法精度を
大幅に向上させたものである。
【0012】
【発明の実施例】図1は、本発明において用いられる絶
縁線心を3ケ撚りしたものを示すもので、0.18mm
銀メッキ軟銅線より成る導体1上にふっ素樹脂のFEP
2を厚さ:0.15mm被覆し絶縁線心とし、これらを
3ケ撚りしたものである。
【0013】図2は、図1に示す3ケ撚線心を25トリ
プル撚合せし、紙テープ3を巻いて押え、PVCシース
4を厚さ:0.81mm被覆し、ケーブルとした断面図
を示すケーブルの仕上がり外径は約7.0φである。
【0014】図3は熱融着テープを示すもので5は熱補
強層、6は熱融着層であり、両者は、あらかじめ融着一
体化されている。熱補強層5は厚さ1ミルのポリイシド
テープであり、熱融着層6は、厚さ1ミルのFEPテー
プである。このようにして成るケーブルと熱融着テープ
を用い図4は、絶縁線心を75本を並列配置しケーブル
長2.5cmの両端末をお互いの表面のみ熱融着し幅1
0mmフラット化したものである。
【0015】図5は、フラット部の断面図を示す。絶縁
線心を75本並列配置し端末部に於て幅15mmの熱融
着テープ7を絶縁線心8の上下より配置し、テープ7の
熱補強層5上から力を加えて熱融着テープをケーブル端
末に両面から熱融着させた場合である。
【0016】つまり、テープ7と絶縁線心8を押え、さ
らに熱電極で350℃の熱を4秒間加え絶縁線心8の絶
縁体2と熱融着テープ7の熱融着層6を表面のみ融着一
体化し、ケーブル端末部を幅10mmフラット化し
た、。この場合、熱融着した部分は、絶縁体2の表面の
みであり、絶縁体2全体が溶融されるため、導体1の線
間ピッチ精度が確保でき、実用上問題のないことが明ら
かになった。
【0017】図6は、融着後テープ7の熱補強層5を剥
離したものであり、この状態のものを次のストリップ工
程、さらに接続工程へ流しケーブル完成品とする。
【0018】熱補強層5が存在したままでは、次のスト
リップ工程でストリップがうまく出来ない等のトラブル
の原因になることも確認した。
【0019】
【発明の効果】以上の様にして成る本発明によれば、ス
トリップに要する時間は、一本毎ハンドストリッパーで
実施しているのに比べ、比較にならない程短時間で出来
た。フラット化することによりレーザーストリップも可
能となり、導体に全くキズを付けることのない高信頼性
の加工ができる。特に、小サイズになる程導体上へのキ
ズは致命傷になる。この点非常に有利となった。
【0020】小サイズ薄肉化がか進む程、本技術が生き
てくる。つまり、小サイズになる程(32AWG以下)
接続方法が圧接から溶接へと変わってくる。当然なが
ら、導体上のキズがあってはならないことは勿論、コネ
クタへ溶接する場合、コネクタの端子と導体の位置決め
の為、寸法精度が特に重要になってくる。小サイズで多
心ケーブルをコネクタへ溶接接続する場合、本技術が無
いと不可能である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ケーブルを構成する絶縁線心の一実施例
断面図。
【図2】本発明ケーブルの一実施例断面図。
【図3】本発明に用いられる熱融着テープの一実施例断
面図。
【図4】本発明ケーブルの一実施例を示す全体説明図。
【図5】本発明ケーブルの端末部を示す断面図。
【図6】本発明ケーブルの端末部を示す断面図。
【符号の説明】
1 導体 2 絶縁体 3 バインド紙テープ 4 PVCシース 5 熱補強層 6 熱融着層 7 熱融着テープ 8 絶縁線心 9 表面熱融着層
フロントページの続き (72)発明者 吉尾 正嗣 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ふっ素樹脂絶縁線心より構成されているケ
    ーブルに於て、該ケーブルの端末部が、絶縁線心を並列
    設置し、その上下両面より熱融着層と熱補強層より成る
    二層構造のテープを、熱融着層面が絶縁線心側となるよ
    うサンドイッチ状にし、テープの上から熱を加えること
    により、絶縁線心とテープの表面のみを融着一体化し、
    しかる後熱補強層を剥離して構成されたことを特徴とす
    るケーブル。
JP16492A 1992-01-06 1992-01-06 ケーブル Pending JPH05182528A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16492A JPH05182528A (ja) 1992-01-06 1992-01-06 ケーブル

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JP16492A JPH05182528A (ja) 1992-01-06 1992-01-06 ケーブル

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JPH05182528A true JPH05182528A (ja) 1993-07-23

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JP16492A Pending JPH05182528A (ja) 1992-01-06 1992-01-06 ケーブル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004342394A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Hitachi Chem Co Ltd 輸送機用配線部材およびその製造方法
JP2006222059A (ja) * 2005-01-17 2006-08-24 Junkosha Co Ltd フラットケーブル
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