JPH03144445A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH03144445A
JPH03144445A JP28436889A JP28436889A JPH03144445A JP H03144445 A JPH03144445 A JP H03144445A JP 28436889 A JP28436889 A JP 28436889A JP 28436889 A JP28436889 A JP 28436889A JP H03144445 A JPH03144445 A JP H03144445A
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JP28436889A
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Toru Kubota
徹 久保田
Shuichi Sugita
修一 杉田
Atsushi Asatake
敦 朝武
Noboru Mizukura
水倉 登
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は形成される色素画像が熱や光に対して安定で、
しかもスティンの発生が防止されたハロゲン化銀写真感
光材料に関する。
〔発明の背景〕
ハロゲン化銀写真感光材料より得られる色素画像は、長
時間光に曝されても、高温、高湿下に保存されても変種
色しなことが望まれ、又、ハロゲン化銀写真感光材料の
未発色部分が光や湿熱で黄変(以下、Y−スティンと称
する)しないものが望まれている。
マゼンタ色素画像形成用のカプラーとしては、例えばピ
ラゾロン、ピラゾロベンズイミダゾール、ピラゾロトリ
アゾール又はインダシロン系カプラーが知られている。
しかしながら、マゼンタカプラーの場合、未発色部の温
熱によるY−スティン、色素画像部の光による褪色がイ
エローカプラーやシアンカプラーに比べて極めて大きく
しばしば問題となっている。
マゼンタ色素を形成するために広く使用されているカプ
ラーは、5−ピラゾロン類である。この5−ピラゾロン
類のマゼンタカプラーから形成される色素は550nm
付近の主吸収以外に、430nm付近の副吸収を有して
いることが大きな問題であり、これを解決するために種
々の研究がなされてきた。
例えば米国特許2,343,703号、英国特許1,0
59,994号等に記載されている5−ピラゾロン類の
3位のアニリノ基を有するマゼンタカプラーは上記副吸
収が小さく、特にプリント用カラー画像を得るために有
用である。
しかし、上記マゼンタカプラーは、画像保存性、特に光
に対する色素画像の堅牢性が著しく劣っており、未発色
部分のY−スティンが大きいという欠点を有している。
上記マゼンタカプラーの430nm付近の副吸収を減少
させるための別の手段として、英国特許1,047.6
12号に記載されているピラゾロベンズイミダゾール類
、米国特許3,770,447号に記載のインダシロン
類、又同3,725,067号、英国特許1,252.
418号、同1,334,515号に記載のIH−ピラ
ゾロ[5,1c]−1,2,4−トリアゾール型カプラ
ー、特開昭59−171956号、リサーチ・ディスク
ロージャーNo、24゜531に記載のlH−ピラゾロ
[1,5−bl −1,2,4−トリアゾール型カプラ
ー リサーチディスクロジャーNo。
24.626に記載のlH−ピラゾロ[1,5−cl 
i、2.3− トリアゾール型カプラー 特開昭59−
162548号、リサーチ・ディスクロージャー No
、24,531に記載のIH−イミダゾ[1,2−bl
−ピラゾール型カプラー、特開昭60−43659号、
リサーチ・ディスクロジャーNo、24゜230記載の
IH−ピラゾロ[1,5−bl  ピラゾール型カプラ
ー、特開昭60−33552号、リサーチ・ディスクロ
ージャーNo、24.220記載のIH−ピラゾロ [
1,5−d1テトラゾール型カプラー等のマゼンタカプ
ラーが提案されている。これらの内、lH−ピラノ0 
[5,1−cli、2.4− トリアゾール型カプラー
 IH−ピラゾロ[1,5−bl −1,2,4−トリ
アゾール型カブラIH−ピラゾC’ E 1.5−cl
 −1,2,3−トリアゾール型カプラー IH−イミ
ダゾ[1,2−bl  ピラゾール型カプラー IH−
ピラゾロ [1,5−d]  ピラゾール型カプラー及
びIH−ピラノ[1,5−d]テトラゾール型カプラー
から形成される色素は、430nm付近の副吸収が前記
の3位にアニリノ基を有する5−ピラゾロン類から形成
される色素に比べて著しく小さく色再現上好ましく、更
に光、熱、湿度に対する未発色部のY−スティンの発生
も極めて小さく好ましい利点を有するものである。
しかしながら、これらのカプラーから形成されるアゾメ
チン色素の光に対する堅牢性は著しく低く、その上、前
記色素は光により変色し易く、特にプリント系ハロゲン
化銀カラー写真感光材料の性能を著しく損なうものであ
った。又、特開昭63−163351号にはピラゾロア
ゾール型マゼンタカブラ−に、前記−数式〔A〕で表さ
れる化合物、特開昭59−125732号及び特開昭6
1−143754号には、ピラゾロアゾール型マゼンタ
カプラーに前記−数式〔B〕で表すれるフェノール系又
はフェニルエーテル系化合物を併用することにより、ピ
ラゾロアゾール型マゼンタカプラーから得られるマゼン
タ色素画像の光に対する堅牢性を改良する技術が提案さ
れている。
しかし、一般式〔A〕で表される化合物あるいは一般式
〔B〕で表される化合物の単独では、前記マゼンタ色素
画像の光に対する褪色及び変色を防止するには未だ十分
とは言えなかった。
〔発明の目的〕
本発明の第1の目的は、形成されるマゼンタ色素の副吸
収がなく、マゼンタ色素画像の光に対する堅牢性が著し
く改良されたハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
にある。
本発明の第2の目的は、光に対して変色の少ないマゼン
タ色素画像を有するハロゲン化銀写真感光材料を提供す
ることにある。
本発明の第3の目的は、光、湿熱に対して未発色部のY
−スティンの発生が防止されたハロゲン化銀写真感光材
料を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、下記−I〕で表されるマゼンタ色
画像形成カプラーの少なくとも1つと、下記一般式〔A
〕で表される化合物の少なくとも1つと、下記一般式〔
B〕で表される化合物から選ばれる少なくとも1つとを
含有するハロゲン化銀写真感光材料によって構成される
−数式(M−I) 式中、Zは含窒素複素環を形成するに必要な非金属原子
群を表し、該Zにより形成される環は置換基を有しても
良い。
Xは水素原子又は発色現像主薬の酸化体との反応により
離脱しうる基を表す。
又、Rは水素原子又は置換基を表す。
−数式〔A〕 R’−NS(○)n z。
式中、R′はアリール基又は複素環基を表し、Zl及び
Z2はそれぞれ炭素数1〜3のアルキレン基を表す。但
し、ZI及びZ2で表されるアルキレン基の炭素数の総
和は3〜6である。
nは1又は2を表す。
一般式〔B〕 式中、R31はアルキル基、アルケニル基、アリール基
、又は複素環基を表し、R,、、R2,、R25、R2
,はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、
アルキル基、アルケニル基、アリール基、アルコキシ基
又はアシルアミノ基を表し、R2,はアルキル基、ヒド
ロキシ基、アリール基又はアルコキシ基を表す。
又R21とRoは互いに閉環し、5員又は6員環を形成
してもよく、その時のR24はヒドロキシ基又はアルコ
キシ基を表す。更に又R23とR14が閉環し、5員の
炭化水素環を形成してもよく、その時のR2+はアルキ
ル基、アリール基、又は複素環基を表す。但し、R21
が水素原子で、かつ、R24がヒドロキシ基の場合を除
く。
次に本発明を具体的に説明する。
本発明に係る前記−数式 CM−I:lで表されるマゼ
ンタカプラーにおいて、2は含窒素複素環を形成するに
必要な非金属原子群を表し、該2により形成される環は
置換基を有してもよい。
Xは水素原子又は発色現像主薬の酸化体との反応により
離脱しうる基を表す。
又、Rは水素原子又は置換基を表す。
Rの表す置換基としては特に制限はないが、代表的には
、アルキル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、スル
ホンアミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケニル
、シクロアルキル等の多基が挙げられるが、この他にハ
ロゲン原子及びシクロアルケニル、アルキニル、複素環
、スルホニルスルフィニル、ホスホニル、アシル、カル
バモイル、スルファモイル、シアノ、アルコキシ、アリ
ールオキシ、複素環オキシ、シロキシ、アシルオキシ、
カルバモイルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、イミド
、ウレイド、スルファモイルアミノアルコキシカルボニ
ルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルコキ
シカルボニル、アリールオキシカルボニル、複素環チオ
の多基、ならびにスピロ化合物残基、有橋炭化水素化合
物残基等も挙げられる。
Rで表されるアルキル基としては、炭素数1〜32のも
のが好ましく、直鎖でも分岐でもよい。
Rで表されるアリール基としては、フェニル基が好まし
い。
Rで表されるアシルアミノ基としては、アルキルカルボ
ニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基等が挙げら
れる。
Rで表されるスルホンアミド基としては、アルキルスル
ホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基等が挙げ
られる。
Rで表されるアルキルチオ基、アリールチオ基における
アルキル成分、アリール成分は上記Rで表されるアルキ
ル基、アリール基が挙げられる。
Rで表されるアルケニル基としては、炭素数2〜32の
もの、シクロアルキル基としては炭素数3〜12、特t
こ5〜7のものが好ましく、アルケニル基は直鎖でも分
岐でもよい。
Rで表されるシクロアルケニル基としては、炭素数3〜
12、特に5〜7のものが好ましい。
Rで表されるスルホニル基としてはアルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基等;スルフィニル基としては
アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基等; ホスホニル基としてはアルキルホスホニル基、アルコキ
シホスホニル基、アリールオキシホスホニル基、アリー
ルホスホニル基等; アシル基としてはアルキルカルボニル基、アリールカル
ボニル基等: カルバモイル基としてはアルキルカルバモイル基、アリ
ールカルバモイル基等; スルファモイル基としてはアルキルスルファモイル基、
アリールスルファモイル基等;アシルオキシ基としては
アルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキ
シ基等;カルバモイルオキシ基としてはアルキルカルバ
モイルオキシ基、アリールカルバモイルオキシ基等; ウレイド基としてはアルキルウレイド基、アリールウレ
イド基等; スルファモイルアミノ基としてはアルキルスル7アモイ
ルアミ7基、アリールスルファモイルアミノ基等; 複素環基としては5〜7員のものが好ましく、具体的に
は2−フリル基、2−チエニル基、2−ピリミジニル基
、2−ベンゾチアゾリル基等;複素環オキシ基としては
5〜7員の複素環を有するものが好ましく、例えば3.
4.5.6−テトラヒドロピラニル−2−オキシ基、1
−フェニルテトラゾール−5−オキシ基等; 複素環チオ基としては、5〜7員の複素環チオ基が好ま
しく、例えば2−ピリジルチオ基、2−ベンゾチアゾリ
ルチオ基、2,4−ジフェノキシ−1゜3.54リアゾ
ール−6一チオ基等; シロキシ基としてはトリメチルシロキシ基、トリエチル
シロキシ基、ジメチルブチルシロキシ基等; イミド基としてはコハク酸イミド基、3−ヘプタデシル
コハク酸イミド基、7タルイミド基、グルタルイミド基
等ニ スピロ化合物残基としてはスピロ [3,31へブタン
−1−イル等; 有橋炭化水素化合物残基としてはビシクロ[2゜2.1
1ヘプタン−1−イル、トリシクロ[3,3,1゜13
1]デカン−1−イル、7.7−シメチルービシクロ[
2,2,1]へブタン−1−イル等が挙げられる。
Xの表す発色現像主薬の酸化体との反応により離脱しう
る基としては、例えばハロゲン原子(塩素原子、臭素原
子、弗素原子等)及びアルコキシ、アリールオキシ、複
素環オキシ、アシルオキシ、スルホニルオキシ、アルコ
キンカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニル、ア
ルキルオキザリルオキシ、アルコキシオキザリルオキシ
、アルキルチオ、アリールチオ、複素環チオ、アルキル
オキシチオカルボニルチオ、アシルアミノ、スルホンア
ミド、N[子で結合した含窒素複素環、アルキルオキシ
カルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、
カルボキシル、 (R1′は前記Rと同義であり、2 //は前記Zと同
義であり、R、/及びB 、 /は水素原子、アリール
基、アルキル基又は複素環基を表す。)等の多基が挙げ
られるが、好ましくはハロゲン原子、特に塩素原子であ
る。
又Z又は2“により形成される含窒素複素環としては、
ピラゾール環、イミダゾール環、トリアゾール環又はテ
トラゾール環等が挙げられ、前記環が有してもよい置換
基としては前記Rについて述べたものが挙げられる。
一般式(M−I)で表されるものは更に具体的には例え
ば下記−数式CM−n)〜〔M−■〕により表される。
一般式〔M−m) 一般式(M−I[[) 一般式〔M−IV) 一般式〔M−V) 一般式〔M−VT) 前記−数式 〔M−π〕〜CM−■〕においてR1−R
8及びXは前記R及びXと同義である。
又、−数式 CM−1)の中でも好ましいのは、下記−
数式 〔M−■〕で表されるものである。
式中R、、X及びZ′は一般式 CM−I)におけるR
、X及びZと同義である。
前記−数式CM−1〜〔M−■〕で表されるマゼンタカ
プラーの中で特に好ましいものは一般式〔M−I[)及
び[:M−1で表されるマゼンタカプラーである。
前記複素環上の置換基R及びR1として最も好ましいの
は、下記−数式CM−II)により表されるものである
一般式 (M−II) 1 R,、−C− R1゜ 式中R、、R、。及びR11はそれぞれ前記Rと同義で
ある。
又、前記R、、R、。及びR11の中の2つ例えばR9
とR1゜は結合して飽和又は不飽和の環(例えばシクロ
アルカン、シクロアルケン、複素環)を形成してもよく
、更に該環にR11が結合して有橋炭化水素化合物残基
を構成してもよい。
−数式CM −1)の中でも好ましいのは、(i)Rt
〜R11の中の少なくとも2つがアルキル基の場合、(
ii)R、〜R1□の中の1つ例えばR11が水素原子
であって、他の2つR9とR1゜が結合して根元炭素原
子と共にシクロアルキルを形成する場合、である。
更に(i)の中でも好ましいのは、R9−R11の中の
2つがアルキル基であって、他の1つが水素原子又はア
ルキル基の場合である。
又、−数式CM−I)におけるZにより形成される環及
び−数式〔M−■〕における2、により形成される環が
有してもよい置換基、並びに−数式CM−ff)〜CM
−Vl)におけるR5−R6としては下記−数式(M−
X)で表されるものが好ましい。
−数式 CM−X) −R、、−S O2−R 式中RI2はアルキレン基を、R1,はアルキル基、シ
クロアルキル基又はアリール基を表す。
R12で示されるアルキレン基は好ましくは直鎖部分の
炭素数が2以上、より好ましくは3ないし6であり、直
鎖1分岐を問わない。
R13で示されるシクロアルキル基としては5〜6員の
ものが好ましい。
以下に本発明に係る化合物の代表的具体例を示す。
CH。
CH。
2 CH。
(Hl C,H 7(L) 8 20 C@ HI 1 Cy H+ + CH。
8 9 CH。
CH。
C,H,。
CH。
0 CH1 しH,NMbす2ullt13! 2 N−N−N N−N−N 9 2 x : y =50・50 x : y −50:50 以上の本発明に係る化合物の代表的具体例の他に、本発
明に係る化合物の具体例としては特開昭62−1663
39号明細書の第66頁〜122頁に記載されている化
合物の中で、No、1〜4,6.8〜17.19〜24
.26〜43.45〜59.61−104.106〜1
21.123〜162.164〜223で示される化合
物を挙げることができる。
前記−数式CM−1:]で表されるマゼンタカプラー(
以下、本発明のマゼンタカプラーという)はジャーナル
・オブ・ザ・ケミカル・ソサイアテ(Journal 
of the Chemical 5ociety) 
、 /<−キン(Perkin) ; I(1977)
、 2047〜2052、米国特許3,725゜067
号、特開昭59−99437号、同58−42045号
、同59−162548号、同59−171956号、
同60−33552号、同6〇−43659号、同60
−172982号及び同60−190779号等を参考
にして当業者ならば容易に合成することができる。
本発明のマゼンタカプラーは通常ハロゲン化銀1モル当
’1lX10−’モル−1モル、好ましくはl X 1
0−”モル〜8 X 10−’モルの範囲で用いること
ができる。
又、本発明のカプラーは他の種類のマゼンタカプラーと
併用することもできる。
本発明に係る2種のマゼンタ色画像安定化剤のうち1種
は一般式〔A〕で表される化合物の少なくとも1つであ
り、別の少なくとも1種は一般式CB)で表されるフェ
ノール系化合物またはフェニルエーテル系化合物である
特開昭61−143754号には、本発明に係るマゼン
タカプラーから得られるマゼンタ色素画像の安定化に本
発明に係る前記一般式〔B〕で表されるフェノール系化
合物又はフェニルエーテル系の化合物が効果があること
が記載されている。
しかしながら、前記の明細書には、本発明Iこ係るマゼ
ンタカプラーから得られるマゼンタ色素画像の安定化に
関して、本発明に係る一般式CB)で表されるフェノー
ル系化合物又はフェニルエテル系化合物の少なくとも1
つに係る一数式C=A )で表される化合物の少なくと
も1つを併用した場合の効果についてはなんら記載がな
い。
本発明者は、鋭意検討の結果、−数式CM−I)で表さ
れるマゼンタカプラーと共に一般式(A)で表される化
合物から選ばれる少なくとも1つ及び−数式〔B〕で表
される化合物から選ばれる少なくとも1つとを併用した
場合、本発明に係るマゼンタカプラーから得られるマゼ
ンタ色素画像の光に対する安定性が飛躍的に向上するこ
とを見出したのである。
以後、特に断りのない限り本発明に係る前記−数式CA
)及び−数式〔B〕で示される化合物は本発明に係るマ
ゼンタ色素画像安定化剤と称する。
そのうち1種は下記一般式〔A〕で表される化合物であ
る。
R’−’pJ    5(0)n zi 一般式〔A〕において、R′で表されるアリール基とし
ては、例えばフェニル基1−ナフチル基等が上げられ、
これらのアリール基は置換基を有してもよい。置換基と
して、−数式CM−I)のRの置換基として挙げた如き
、置換基を挙げることができる。
R′で表される複素環基としては、例えば2−フリル基
、2−チエニル基等が挙げられ、これらの複素環基は一
般式〔M−I)のRで挙げた如き置換基を有するものも
含む。
zl及びz2はそれぞれ炭素数た】〜3のアルキレン基
を表すが、21およびZ2で表されるアルキレン基は一
般式(M−I)のRで挙げた如き置換基を有してもよい
nは1又は2を表す。
本発明においては前記一般式〔A〕においてR′がフェ
ニル基、ZlおよびZ2がそれぞれエチレン基、nが2
である化合物が特に好ましい。
下記に本発明の一般式〔A〕で表されるマゼンタ色素画
像安定化剤の具体例を示す。
上記以外に下記の化合物を挙げることができる。
A−27 −28 −29 0 −31 −32 八−33 次に、 本発明の前記−数式 () で表されるマ ゼンタ色素画像安定化剤の代表的な合成例を示す。
合成例−1 (化合物 (A−4) の合成) n−ぎ ぞ ・ン ル −j一番 ・ン ア −1 ン971y乃rt−ジービニル スルホン15gをエタノール200mQに溶解し、3時
間煮沸環流を続けた後、氷冷し、析出する結晶を濾取し
た。
メタノールより再結晶して18gの白色鱗片状結晶を得
た。m、p、 113−114°Cマスベクトル、核磁
気共鳴スペクトルにより該構造が確認された。
合成例−2(化合物(A−18)の合成)p−ベンジル
オキシアニリン20g及びジ−ビニルスルホキシド13
gをジオキサン150mgに溶解し、5時間煮沸環流を
続けた後、−昼夜室温放置し、析出する結晶を濾取した
エタノールより再結晶して15gの白色粉末結晶を得た
マススペクトル、核磁気共鳴スペクトルにより該構造が
確認された。
一方、本発明に係る一般式〔A〕のマゼンタ色素画像安
定剤と併せて用いられるマゼンタ色素画像安定剤は下記
−数式〔B〕で表されるフェノーメし工Vl+フ、−J
シ丁−卆+L工のIし仝給φ弧ス一般式CB) 一般式(B)において、R2,はアルキル基、フルケニ
ル基、アリール基又は複素環基を表すが、このうちアル
キル基としては、例えばメチル基、エチル基、グロピル
基、n−オクチル基、 tert−オクチル基、ベンジ
ル基、ヘキサデシル基等の直紹又は分岐のアルキル基を
挙げることができる。
又、このアルキル基は置換基を有していても去し支えな
い。又Rfflで表されるアルケニル基としては、例え
ばアリル、ヘキセニル、オクテニル安等が挙げられる。
更に、R31のアリール基としては、フェニル、ナフチ
ルの多基が挙げられる。このアリール基fi置換基を有
することができ、具体的にはメトキシフェニル基、クロ
ルフェニル基等を挙げること力できる。
更にR21で示される複素環基としては、テトラヒドロ
ピラニル基、ピリミジル基等が具体的に挙げられる。
一般式CB)において、R2□、R23、RZS及びR
2,は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルキ
ル基、アルケニル基、アリール基、アルコキシ基又はア
シルアミノ基を表すが、このうち、アルキル基、アルケ
ニル基、アリール基については前記R21について述べ
たアルキル基、アルケニル基、アリール基と同一のもの
が挙げられる。
又前記ハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩素、臭
素等を挙げることができる。
更に前記アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ
基、ベンジルオキシ基等を具体的に挙げることができる
。更に前記アシルアミノ基はR27−CONH−で示さ
れ、ここにおいて、R2,はアルキル基(例えばメチル
、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−オクチル、
tert−オクチル、ベンジル等の多基)、アルケニル
基(例えばアリル、オクテニル、オレイル基の多基)、
アリール基(例えばフェニル、メトキシフェニル、ナフ
チル等の多基)又はへテロ環基(例えばピリジニル、ピ
リミジルの多基)を表すことができる。
又前記一般式CB)において、R2,はアルキル基、ヒ
ドロキシ基、アリール基又はアルコキシ基を表すが、こ
のうちアルキル基、アリール基については、前記R2+
で示されるアルキル基、アリール基と同一のものを具体
的に挙げることができる又R2+のアルコキシ基につい
ては前記R2□、R2゜Ro及びR26について述べた
アルコキシ基と同一のものを挙げることができる。
一般式〔B)で示される化合物のうち、本発明で特Iこ
有用な化合物は、一般式CB−1)で表すことができる
一般式(B−1) 基、アリール基又は複素環基を表す。R3及びR3゜で
表されるアルキル基、アルケニル基、アリール基又は複
素環基としては、前記R2+で述べたものと同一のもの
を挙げることができるが、好ましくはアルキル基であり
、さらに好ましくは炭素数1〜16のアルキル基である
。一般式CB−1〕において、R2M及びR31として
は、前記R2□、R23゜R25及びRZSで述べたも
のと同一のものを挙げることができるが、好ましくはア
ルキル基であり、更に好ましくは炭素数3〜7分岐のア
ルキル基である。
以下において本発明の前記一般式CB〕で表される化合
物の代表的具体例を示すが、本発明はこl −6 (JC;t12にH=に+12 コ ロ 17 9 1 3 8 0 2 4 5 7 9 1 6− 0 2 4 6 7 3 −35 8 9 I しtl。
L目コ B−42 本発明の化合物は、ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・
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化学会誌、 No、10.第1987〜1990頁(1
972) ;ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイアテ
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l 5ociety)  、第415〜417頁(19
62);プーリティン・オブ・ケミカル・ソサイアティ
ー・オブ・ジャパン、第53巻、第555〜556頁(
1980)等に記載の方法によって容易に合皮すること
ができる。
本発明の前記一般式〔A〕及び一般式〔B〕で表される
マゼンタ色素画像安定化剤の使用量は、本発明の前記−
数式(M−1)で表されるマゼンタカプラーに対して、
それぞれ5〜400モル%が好ましく、より好ましくは
10〜250モル%であり、本発明の前記一般式〔A〕
及び一般式〔B〕で表されるマゼンタ色素画像安定化剤
の両方を合わせた総使用量は、本発明に係るマゼンタカ
プラーに対してた10〜500モル%が好ましく、より
好ましくは20〜400モル%である。
又、本発明に係る前記−数式〔A〕で表されるマゼンタ
色素画像安定化剤と前記−数式〔B〕で表されるマゼン
タ色素画像安定化剤の使用量比は、モル比で0.1−1
oが好ましく、より好ましくは0.25〜4.0の範囲
である。
本発明のマゼンタカプラーと本発明のマゼンタ色素画像
安定化剤は同一層中で用いられるのが好ましいが、該カ
プラーが存在する層に隣接する層中に該安定化剤を用い
てもよい。
本発明のマゼンタカプラー 本発明のマゼンタ色素画像
安定化剤等の疎水性化合物は、固体分散法、ラテックス
分散法、水中油滴型乳化分散法等種々の方法を用いてハ
ロゲン化銀写真感光材料へ添加することができる。
例えば氷中油滴型乳化分散法は、マゼンタカプラー等の
疎水性添加物を通常、沸点約150 ’O以上の高沸点
有機溶媒に、必要に応じて低沸点、及び/又は水溶性有
機溶媒を併用して溶解し、ゼラチン水溶液などの親水性
バインダー中に界面活性剤を用いて乳化分散した後、目
的とする親水性コロイド層中に添加すればよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、例えばカラーの
ネガ及びポジフィルム、ならびにカラー印画紙などに適
用することができるが、とりわけ直接鑑賞用に供される
カラー印画紙に適用した場合に本発明の効果が有効に発
揮される。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられるハロゲ
ン化銀乳剤(以下本発明のハロゲン化銀乳剤という。)
には、ハロゲン化銀として臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀
、塩臭化銀、及び塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に
使用される任意のものを用いることが出来る。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、硫黄増感法、セレン増感
法、還元増速法、貴金属増感法などにより化学増感され
る。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、写真業界において、増感
色素として知られている色素を用いて、所望の波長域に
光学的に増感できる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、色カプリ防止
剤、硬膜剤、可塑剤、ポリマーラテックス、紫外線吸収
剤、ホルマリンスカベンジャ−媒染剤、現像促進剤、現
像遅延剤、蛍光増白剤、マット剤、滑剤、帯電防止剤、
界面活性剤等を任意に用いることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、種々のカラー現
像処理を行うことにより画像を形成することができる。
〔実施例〕
以下、実施例により発明を具体的に説明するが、本発明
がこれらにより限定されるものではない。
実施例 l ポリエチレンで両面ラミネートされた紙支持体上に、下
記の各層を支持体側から順次塗設した。
第1層:乳剤層 本発明のマゼンタカプラー4を4−7mg/ 100c
m”塩臭化銀乳剤(臭化銀85モル%含有)を銀に換算
して3.5mg/ loOcm”、ジブチルフタレート
を4.5mg/100cm2及びゼラチンを12−0m
g/ 100cm’の塗布付量となるように塗設した。
第2層:中間層(紫外線吸収剤含有層)紫外線吸収剤と
して2−(2−ヒドロキシ−3−sec−ブチル−5−
t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールを−4,8m
g/ 100cm”ジ−ブチルフタレートを5.0mg
/100c+n”及びゼラチン12.0mg/ 100
cm”の塗布付量となるように塗設した。
第3層:保護層 ゼラチンを、8.0mg/ 100cm”の塗布付量と
なるように塗設した。
以上の様にして得られた試料を試料lとした。
上記試料1にマゼンタ色素画像安定化剤として、本発明
の例示化合物A−iA−17、B−9、B−25及び下
記に示す比較化合物a及びbをマゼンタカプラーと等モ
ル添加した試料2.3.4.5.6及び7を得た。
又、上記の6種のマゼンタ色素画像安定化剤を、表1に
示すような内容で2種ずつ併用して試料8〜19を 得
 tこ 。
試料8〜19において、併用した2種のマゼンタ色素画
像安定化剤は各々モル比でl:lの割合で用いられ、総
量でマゼンタカプラーと等モル用いられている。
比較化合物a (特開昭63−95449号記載の化合物)比較化合物
す 〇H。
(特開昭63−95447号記載の化合物)上記で得た
試料を常法にしたがって光学楔を通して露光後、次の工
程で処理を行った。
〔処理工程〕  処理温度  処理時間発色現像   
 33°C3分30秒 漂白定着    33°C1分30秒 水   洗       33°0      3分乾
    燥     50〜80℃     2分各処
理液の成分は以下の通りである。
〔発色現像液〕
ベンジルアルコール ジエチレングリコール 炭酸カリウム 臭化ナトリウム 無水亜流酸ナトリウム 2mQ 0m4 5g o。6g 2.0g ヒドロキシアミン硫酸塩       2.5gN−エ
チル−N−β−メタンスルホンアミドエチル=3−メチ
ル−4−アミノアニリン硫酸塩  4.5g水を加えて
IQとし、NaOHにてpH10,2に調整。
〔漂白定着液〕
チオ硫酸アンモニウム        120gメタ重
亜流酸ナトリウム        15g無水亜流酸ナ
トリウム         3gEDTA第2鉄アンモ
ニウム塩    65g水を加えて1aとし、pH6,
7〜6.8に調整。
上記で処理された試料1−19を濃度計(コニカ株式会
社製KD−7R型)を用いて濃度を以下の条件で測定し
た。
上記各処理済試料をキセノンフェードメーターに300
時間照射し、色素画像の耐光性を調べた。
但し、色素画像の耐光性の各項目の評価は以下の通りで
ある。
〔残存率〕
初濃度1.0に対する両光、耐湿試験後色素残留パーセ
ント。
〔変色度〕
初濃度1.0における両光試験後の(イエロー濃度)/
(マゼンタ濃度)から両光試験前の(イエロー濃度)/
(マゼンタ濃度)を差し引いた値で、この値が大きい程
、マゼンタから黄色味を帯びた色調に変化し易いことを
意味する。
表 表 〜表3において、 例えばA−1 +比較化合 物aなる表示は、 これら両者の併用を意味する。
表1の結果から、本発明に係るマゼンタカプラーに、本
発明に係る一般式〔A〕で表されるマゼンタ色素画像安
定化剤と従来のマゼンタ色素画像安定化剤とを併用して
作成した試料(試料8,9゜12、13)及び本発明に
係るマゼンタカプラーに本発明に係る一般式CB)で表
されるマゼンタ色素画像安定化剤と従来のマゼンタ色素
画像安定化剤とを併用して作成した試料(試料10.1
1 、14.15)の場合、確かに本発明のマゼンタカ
プラーにそれぞれ単独にマゼンタ色素画像安定化剤を添
加して作成した試料(試料2〜7)に比べて射光試験に
おける色素画像残存率が向上しているが、変色度がやや
大きいことが認められる。
一方、本発明のマゼンタカプラーに、本発明に係る一般
式(A)で表される化合物及び−数式〔B〕で表される
化合物の2種のマゼンタ色素画像安定化剤を併用して作
成した試料(試料16〜19)の場合は、本発明に係る
マゼンタカプラーにそれぞれ単独に本発明に係るマゼン
タ色素画像安定化剤を添加して作成した試料(試料2〜
5)からは予測できぬ程、射光試験での色素画像の残存
率が向上し、しかも射光試験での色素画像の変色度も極
めて小さいことがわかる。
以上のように本発明に係るカプラーに本発明の2種のマ
ゼンタ色素画像安定化剤を併用して作成した試料の場合
、本発明に係るカプラーに本発明に係るマゼンタ色素画
像安定化剤の1種と従来のマゼンタ色素画像安定化剤を
併用して作成した試料より射光試験における色素画像の
残存率及び変色度が大巾に改良されることがわかる。
実施例 2 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に、下記
の各層を支持体側から順次塗設し、多色用ハロゲン化銀
写真感光材料を作成し、試料20を得 lこ 。
第1層:青感性ハロゲン化銀乳剤層 イエローカプラーとしてα−ピバロイル−α−(2゜4
、−ジオキソ−l−ベンジルイミダゾリジン−3−イル
)=2−クロロ−5−(γ−2.4−ジーL−アミルフ
ェノキシ)ブチルアミド〕アセトアニリドを6.8mg
/ 100cm2、青感性塩臭化銀乳剤(塩化銀99.
5モル%含有)を銀に換算して3.2mg/ looc
m”、ジブチルフタレートを3.5mg/ 100cm
2及びゼラチンを13.5mg/loOcm”の塗布量
となるように塗設した。
第2層:中間層 2.5−ジーL−オクチルハイドロキノンを0.5mg
/10100C、ジブチル7タレートを0.5mg/ 
100cm”及びゼラチンを9.0mg/ 100cm
2となるように塗設した。
第3層:緑感性ハロゲン化銀乳剤層 マゼンタカプラー(12)を3.7mg/100cm”
、緑感性塩臭化銀乳剤(塩化銀99.5モル%含有)を
銀に換算して2.5+ng/100cn+”、ジブチル
フタレートを3.0mg/ 100cm”及びゼラチン
を12.0mg/100cm2となるように塗設した。
第4層:中間層 紫外線吸収剤の2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジーし
一ブチルフェニル cm2、ジブチルフタレートを6.0mg/100cm
”、2.5−ジーt−オクチルハイドロキノンを0.5
mg/100cm2及びゼラチン12.0mg/100
cm”となるように塗設した。
第5層:赤感性ハロゲン化銀乳剤層 ンアンカプラーとして2−[σ−(2.4−t−ペンチ
ルフェノキン)ブタンアミド]−4.6−ジクロロ−5
−エチルフェノールを4−2mg/100cm’、赤感
性塩臭化銀乳剤(塩化銀99.5モル%含有)を銀に換
算して3.0mg/100cm”、トリクレジルホスフ
ェートを3.5mg/1000m2及びゼラチンを11
.5mg/loocm”となるように塗設した。
第6層:保護層 ゼラチンを8.0mg/100cm2となるように塗設
した。
別に第3層で用いるマゼンタカプラー及び色画像安定化
剤を、表2に示す組合せで使用する以外は、試料20と
同様にして試料21〜50を作成した。
尚、色画像安定化剤は、カプラーに対し100モル%に
なるような割合で添加した。
上記で得た試料を常法に従って光学楔を通して露光後、
次の工程で処理を行った。
〔処理工程〕    温 度      時間発色現像
   35,O±0.3°C     45秒漂白定着
   35,O±0.5°C     45秒30  
〜 34℃       90安定化 乾    燥 発色現像液 純   水 トリエタノールアミン N,N−ジエチルヒドロキシアミン 臭化カリウム 塩化カリウム 亜硫酸カリウム l−ヒドロキシエチリデン 1、1−ジホスホン酸 エチレンジアミン四酢酸 カテコール−3.5− ジスルホン酸二ナトリウム塩 N−エチル−N−β−メタンスルホン アミドエチル−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸塩 蛍光増白剤(4−4 ’ジアミノ スチルベンジスルホン酸誘導体) 岸耐力IJbム 室温(25°C)で自然乾燥 00mQ 10g g 0、02g g 0、3g 1、0g −Og 1、0g 4、5g 1、0g 7g 水を加えて全量をIQとし、pH = 10.10に調
整する。
漂白定着液 エチレンジアミン四酢酸 第二鉄アンモニウム2水塩     60gエチレンジ
アミン四酢酸       3gチオWt酸アンモニウ
ム(70%水溶液) 100mQ亜硫酸アンモニウム(
40%水溶液)  27.5mQ水を加えてlQとし、
炭酸カリウム又は氷酢酸でpH = 6.2に調整する
安定化液 5−クロロ−2−メチル−4− インチアゾリン−3−オン      1.0gエチレ
ングリコール        1.Ogl−ヒドロキシ
エチリデン −1.1−ジホスホン酸        2.0gエチ
レンジアミン四酢H       1.0g水酸化アン
モニウム(20%水溶液)  3.0g亜硫酸アンモニ
ウム        3.0g蛍を増白剤(44′−シ
ア三ノスチル ベンジホスホン酸誘導体)      1.5g水を加
えてIQとし、硫酸又は水酸化カリウムでpH−7,0
に調整する。
上記で処理された各試料を濃度計(コニカ株式会社製K
D−7R型)を用いて濃度を以下の条件で測定した。
上記各処理済試料をキセノンフェードメーターに400
時間照射し、色素画像の濃度1.0での耐光性及び白地
のブルー濃度の増加(YS)を調べた。
結果を表2に示す。
耐光性の評価項目として、処理済試料のマゼン9濃度1
.0の部分についてのキセノン照射後の該画像色素の残
存率(%)及び、白地のブルー濃度の増加分(Y−ステ
ィン)を測定した。
表2の結果から、本発明の化合物を用いると、マゼンタ
カプラーから形成されるマゼンタ色素画像の安定化に有
効であり、又、未露光部のY−スティンも改良されてい
ることがわかる。
実施例3 実施例2に使用した各層のゼラチン量を10%減量し、
第3層のマゼンタカプラー及び色素画像安定化剤を表3
に示すように変化させた以外は、実施例2の試料20と
同様の試料(試料51〜62)を作成下した。
又、別にマゼンタカプラー及び色素画像安定化剤を試料
51〜62と同様にして、ゼラチン量を実施例2と同量
にした試料を作成した。
上記試料を常法に従って光楔露光後、実施例2と同様に
して処理を行った。
処理後の各試料の耐光性(画像色素残存率)を実施例2
と同様にして評価した。
表−3 *l) ゼラチン量10%減量した試料より得られた残
存率*2) ゼラチン量実施例2と同量の試料により得
られた残存重要3の結果から、本発明に係るマゼンタ色
素画像安定化剤を併用した場合、本発明に係るマゼンタ
色素画像を単独、あるいは本発明以外の化合物と併用し
た場合より、ゼラチン減量に伴う大幅な耐光性の劣化を
低減でき、耐光性に優れた画像を形成することがわかっ
た。
〔発明の効果〕
本発明のマゼンタカプラーとマゼンタ色素画像安定化剤
を含有するハロゲン化銀写真感光材料によれば、従来、
特に光、熱、湿度、に対し堅牢度が小さいマゼンタ色素
画像の堅牢性を向上させ、具体的には光に対する変色、
褪色、光、熱、湿度に対する未発色部のY−スティンの
発生が良好に防止されるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式〔M− I 〕で表されるマゼンタ色画像形成
    カプラーの少なくとも1つと、下記一般式〔A〕で表さ
    れる化合物の少なくとも1つと、下記一般式〔B〕で表
    される化合物から選ばれる少なくとも1つとを含有する
    ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔M− I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Zは含窒素複素環を形成するに必要な非金属原
    子群を表し、該Zにより形成される環は置換基を有して
    も良い。 Xは水素原子又は発色現像主薬の酸化体との反応により
    離脱しうる基を表す。 又、Rは水素原子又は置換基を表す。〕 一般式〔A〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R′はアリール基又は複素環基を表し、Z_1
    及びZ_2はそれぞれ炭素数1〜3のアルキレン基を表
    す。但し、Z_1及びZ_2で表されるアルキレン基の
    炭素数の総和は3〜6である。 nは1又は2を表す。〕 一般式〔B〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_2_1はアルキル基、アルケニル基、アリ
    ール基、又は複素環基を表し、R_2_2、R_2_3
    、R_2_5、R_2_6はそれぞれ水素原子、ハロゲ
    ン原子、ヒドロキシ基、アルキル基、アルケニル基、ア
    リール基、アルコキシ基又はアシルアミノ基を表し、R
    _2_4はアルキル基、ヒドロキシ基、アリール基又は
    アルコキシ基を表す。又、R_2_1とR_2_2は互
    いに閉環し、5員又は6員環を形成してもよく、その時
    のR_2_4はヒドロキシ基又はアルコキシ基を表す。 更に又、R_2_3とR_2_4が閉環し、5員の炭化
    水素環を形成してもよく、その時のR_2_1はアルキ
    ル基、アリール基、又は複素環基を表す。但し、R_2
    _1が水素原子で、かつ、R_2_4がヒドロキシ基の
    場合を除く。〕
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