JPS63101848A - 形成された画像の耐光性に優れたハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

形成された画像の耐光性に優れたハロゲン化銀写真感光材料

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JPS63101848A
JPS63101848A JP24672886A JP24672886A JPS63101848A JP S63101848 A JPS63101848 A JP S63101848A JP 24672886 A JP24672886 A JP 24672886A JP 24672886 A JP24672886 A JP 24672886A JP S63101848 A JPS63101848 A JP S63101848A
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magenta
light
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JP24672886A
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Shinji Yoshimoto
吉本 真璽
Satoshi Nakagawa
敏 仲川
Yutaka Kaneko
豊 金子
Shuichi Sugita
修一 杉田
Naoko Shimada
島田 尚子
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Konica Minolta Inc
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は形成された色素画像が光に対して安定で、ステ
ィンの発生が防止され、しかもカブリの発生がないハロ
ゲン化銀写真感光材料に関する。
[発明の背景] ハロゲン化銀写真感光材料より得られる色素画像は、長
時間光に曝されても、高温、高湿下に保存されても変褪
色しないことが望まれている。、また、ハロゲン化銀写
真感光材料の未発色部が光や湿熱で黄変(以下、Y−ス
ティンと称する)しないものが望まれている。
マゼンタ色素画像形成用カプラーとしては、例えばピラ
ゾロン、ピラゾロベンズイミダゾール、ピラゾロトリア
ゾールまたはインダシロン系カプラーが知られている。
しかしながら、マゼンタカプラーの場合、未発色部の光
、湿熱によるY−スティン、色素画像部の光による褪色
がイエローカプラーやシアンカプラーに比べて極めて大
きくしばしば問題となっている。
マゼンタ色素を形成するために広く使用されているカプ
ラーは、1.2−ピラゾロン−5−オン類である。この
1.2−ピラゾロン−5−オン類のマゼンタカプラーか
ら形成される色素は550nm付近の主吸収以外に、4
30tv付近の副吸収を有していることが大きな問題で
あり、これを解決するために種々の研究がなされてきた
例えば米国特許第2,343,703号、英国特許第1
.059,994号等公報に記載されている1、2−ピ
ラゾロン−5−オン類の3位にアニリノ基を有するマゼ
ンタカプラーは上記副吸収が小さく、特にプリント用カ
ラー画像を得るために有用である。
しかし、上記マゼンタカプラーは、画像保存性、特に光
に対する色素画像の堅牢性が著しく劣っており、未発色
部のY−スティンが大きいという欠点を有している。
上記マゼンタカプラーの430tv付近の副吸収を減少
させるための別の手段として、英国特許1.047.6
12号に記載されているピラゾロベンズイミダゾール類
、米国特許3,770,447号に記載のインダシロン
類、また同3.725.067号、英国特許1,252
.418号、同1,334,515号に記載の1H−ピ
ラゾロ[5,1−c ]−]1.2.4−トリアゾール
型カプラー特開昭59−171956号、リサーチ・デ
ィスクロージャーN0.24531に記載の1日−ピラ
ゾロ[1,5−b ]−]1.2.4−トリアゾール型
カプラーリサーチ・ディスクロージャーNo、2462
6に記載の1H−ピランON、5−c ]−1゜2.3
1−リアゾール型カプラー、特開昭59−162548
号、リサーチ・ディスクロージャーNo、24531に
記載の1H−イミダゾ[1,2−bコービラゾール型カ
プラー、特開昭60−43659号、リサーチ・ディス
クロージャーNo、 24230に記載のIH−ピラゾ
ロ[1,5−b ]ピラゾール型カプラー、特開昭60
−33552号、リサーチ・ディスクロージャーNo、
 24220に記載の1日−ピラゾロ[1,5−d]テ
トラゾール型カプラー等のマゼンタカプラーが提案され
ている。これらの内、1日−ピラゾロ[5,1−c ]
−]1.2.4−トリアゾール型カプラー1H−ピラゾ
ロM、5−b ]−1゜2.4−トリアゾール型カプラ
ー、1日−ピラゾロ[1,5−c ]−1,2,3−1
−リアゾール型カプラー、1日−イミダゾ[1,2−b
 ]ピラゾール型カプラー、1H−ピラゾロ[1,5−
b ]ピラゾール型カプラーおよび1H−ピラゾロ[1
゜5−d]テトラゾール型カプラーから形成される色素
は、430ns付近の副吸収が前記の3位にアニリノ基
を有する5−ビラゾロン類から形成される色素に比べて
著しく小さく色再現上好ましく、さらに、光、熱、湿度
に対する未発色部のY−スティンの発生も極めて小さく
好ましい利点を有するものである。
しかしながら、これらのカプラーから形成されるアゾメ
チン色素の光に対する堅牢性は著しく低く、その上、前
記色素は光により変色し易く、特にプリント系カラー写
真材料の性能を著しく損なうものであり、プリント系カ
ラー写真材料には実用化されていない。
また、特開昭59−125732号には、1日−ピラゾ
ロ[5,1−c ]−]1.2.4−トリアゾール型マ
ゼンタカプラに、フェノール系化合物、または、フェニ
ルエーテル系化合物を併用することにより、1日−ピラ
ゾロ[5,1−c ]−1,2゜4−トリアゾール型マ
ゼンタカプラーから得られるマゼンタ色素画像の光に対
する堅牢性を改良する技術が提案されている。しかし、
上記技術においても、前記マゼンタ色素画像の光に対す
る褪色を防止するには未だ十分とはいえず、しかも光に
対する変色を防止することはほとんど不可能であること
が認められた。
[発明の目的] ゛ 本発明の第1の目的は、形成されるマゼンタ色素の
副吸収がなく、得られるマゼンタ色素画像の光に対する
褪色が著しく改良されたハロゲン化銀写真感光材料を提
供することにある。
本発明の第2の目的は、マゼンタ色素画像の光に対する
変色が少ないハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
にある。
本発明の第3の目的は、光に対して得られる画像の未発
色部のY−スティンの発生が防止されたハロゲン化銀写
真感光材料を提供することにある。
本発明の第4の目的は、環1像時にカブリの発生が少な
いハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
[発明の構成] 本発明の目的は、下記一般式[M−IFで表されるマゼ
ンタカプラーの少なくとも1つおよび下記一般式[IF
で表される化合物の少なくとも1つを含有するハロゲン
化銀写真感光材料により達成された。
一般式[M−IF 式中、2は含窒素複素環を形成するに必要な非金属原子
群を表し、該2により形成される環は置換基を有しても
よい。
Xは水素原子または発色現像主薬の酸化体との反応によ
り離脱しうる基を表す。
またRは水素原子または置換基を表す。
一般式[Ij Z  N −X −R21 式中、R21は一803Mまたは一〇02Mを表す。M
は水素原子または1価の金属原子を表す。
Xは2価の有機基を表し、Zは窒素原子と共に5ないし
7員環の複素環を形成するのに必要な非金[n明の、具
体的構成] 次に本発明を具体的に説明tろ。
本発明に係る前記一般式[M−11 一般式[M−IF で表わされるマゼンタカプラーに於いて、Zは含窒素複
素環を形成するに必要な非金属原子群を表わし、該Zに
より形成される環は置換基を有してもよい。
Xは水素原子又は発色現像主薬の酸化体との反応により
艙肌しうる基を表わす。
又Rは水素原子又はr!1換基を表わす。
Rの表わす!!置換基しては待に制限はないが、代表的
には、フルキル、7リール、アニリノ、アシルアミノ、
スルホン7ミド、アルキルチオ、アリールチオ、フルケ
ニル、シクロアルキル等の各基が挙げられるが、この他
にハロゲン原子及びシクロアルキル、アルキニル、ヘ環
ロ環、スルホニル、スルフィニル、ホスホニル、アシル
、カルバモイル、スルフ1モイル、シフ/、アルコキシ
、アリールオキシ、ヘテロ環オキシ、シロキシ、アシル
オキシ、カルバモイルオキシ、アミ7、アルキルアミ/
、イミド、ウレイド、スル7アモイルアミ/、アルコキ
シカルボニルアミノ、7リールオキシカルボニルアミノ
、アルコキシカルボニル、7リールオキシカルボニル、
ヘテロ環子オの各基、ならびにスピロ化合物残基、有橋
炭化水素化合物残基等も挙げられる。
Rで表わされるアルキル基としては、炭素数1〜32の
ものが好ましく、M頷でも分岐でもよい。
R″C表わされるアリール基としては、フェニル基が好
ましい。
R″Ch表わされるアシルアミ7基としては、フルキル
カルボニルアミ7基、アリールカルボニルアミ7基等が
挙げられる。
Rで衰わされるスルホンアミド基としては、アルキルス
ルホニルアミノ基、アリールスルホニル”アミ7基等が
挙げられる。
Rで表わされるアルキルチオ基、了り−ルナオ基におけ
るアルキル成分、アリール成分は上記Rで褒わされるア
ルキル基、了り−ル基が挙げられる。
R″C表わされるアルケニル基としては、炭素数2〜3
2のもの、シクロアルキル基としては炭素数3〜12、
特に5〜7のものが好ましく、アルケニル基は直鎖でも
分岐でもよい。
R″c表わされるシクロアルケニル基としては、炭素数
3〜12、特に5〜7のものが好ましい。
Rで表わされるスルホニル基としてはアルキルスルホニ
ル基、アリールスルホニル基環;スルフィニル基として
はアルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基等
; ホスホニル基としてはアルキルホスホニル基、アルコキ
シホスホニル基、アリールオキシホスホニル基、アリー
ルホスホニル基環; アシル基としてはアルキルカルボニル基、アリールカル
ボニル基等; カルバモイル基としてはアルキルカルバモイル基、アリ
ールカルバモイル基等; スル77モイル基トシてはアルキルスルファモイル基、
アリールスルファモイル基等;アシルオキシ基としては
アルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキ
シ基環;カルシイモイルオキシ基としてはアルキルカル
バモイルオキシ基、了り−ル力ルバモイルオキシ基等; ウレイド基としてはアルキルウレイド基、71フ一ルウ
レイド基等; スル7アモイルアミ7基としてはアルキルスル7アモイ
ルアミ7基、アリールスル7アモイル7ミ7基等; ヘテロ環基としては5〜7貝のものが好ましく、具体的
には2−フリル基、2−チェニル基、2−ピリミジニル
基、2−ベンゾチアゾリル基等;ヘテロ環オキシ基とし
ては5〜7員のへテロ環を有するものが好ましく、例え
ば3,4,5.6−テトラヒドロビラニル−2−オキシ
i、1−フェニルテトラゾール−5−オキシ基等;ヘテ
ロ環チオ基としては、5〜7貢のへテロ環チオ基が好ま
しく、例えば2−ピリジルチオ基、2−ベンゾチアゾリ
ルチオ基、2,4−ジフェノキシ−1,3,5−)リア
ゾール−6一チオ基等;シロキシ基としてはトリメチル
シロキシ基、トリエチルシロキシ基、ジメチルブチルシ
ロキシ基等; イミド基としてはコハク酸イミド基、3−ヘプタデシル
フハク酸イミド基、7タルイミド基、グルタルイミド基
等; スピロ化合物残基としてはスピロ [3,33へブタン
−1−イル等; 有橋炭化水素化合物残基としてはビシクロ [2゜2.
1]へブタン−1−イル、トリシクロ [3゜3.1.
13” ]]デカンー1−イル7,7−シメチルービシ
クロ [2,2,1]へブタン−1−イル等が挙げられ
る。
Xの表わす発色現像主薬の酸化体との反応により離脱し
うる基としては、例えばハロゲン原子(塩素原子、臭素
原子、フッ素原子等)及びアルコキシ、7リールオキシ
、ヘテロ環オキシ、アシルオキシ、スルホニルオキシ、
フルコキシ力ルポニルオキシ、アリールオキ°ジカルボ
ニル、アルキルオキザリルオキシ、アルコキシオキザリ
ルオキシ、アルキルチオ、71ノールチオ、ヘテロ環チ
オ、フルキルオキシチオカルボニルチオ、アシルアミ/
、スルホンアミド、N原子で結合した含窒素へテロ環、
アルキルオキシカルボニル7ミノ、7リールオキシカル
ポニルアミ/、カルボキシル、(R1′は前記Rと同義
であり、Z′は前記Zと同義であり、R2′及びR1′
は水素原子、アリール基、アルキル基又はヘテロ環基を
表わす、)等の各基が挙げられるが、好ましくはハロゲ
ン原子、特に塩素原子である。
又Z又はZ′により形成される含窒素複素環としては、
ピラゾール環、イミダゾール環、トリアゾール環又はテ
トラゾール環等が挙げられ、前記環が有してもよい置換
基としては前記Rについて述べたものが挙げられる。
一般式[M−IFで表わされるものは更に具体的には例
えば下記一般式[M−ff1〜 [M−■]により表わ
される。
一般式[M−[] 一般式[M−III 一般式[M−1’V] 一般式[M−Vl 一般式[M−’/i1 円−へ□Ntl 一般式[M−■] 前記一般式[M−I[]〜[M−■]に於いてR。
〜R1及びXは前記R及VXと同義である。
又、一般式[M−11の中でも好ましいのは、下記一般
式[M−■]で表わされるものである。
式中R、、X及びZ、は一般式[M−11におけるR、
X及びZと同義である。
前記一般式[M−I[]〜 [M−■]で表わされるマ
ゼンタカプラーの中で特に好ましいものは一般式[M−
IIIで表わされるマゼンタカプラーである。
前記複葉環上の置換基R及1/’R,として最も好まし
いのは、下記一般式[M−IXIにより表わされるもの
である。
一般式[M−III R。
ト R,、−C− 賜 式中R1tR1*及びR11はそれぞれ前記Rと同義で
ある。
又、前記Rstute及びR目の中の2つ例えばRsと
R1゜は結合して飽和又は不飽和の環(例えばシクロア
ルカン、シクロアルケン、ヘテロ環)を形成してもよく
、更に該環にR1が結合して有橋炭化水素化合物残基を
構成してもよい。
一般式[M−IXIの中でも好ましいのは、(i)Rs
〜R11の中の少なくとも2つがアルキル基の場合、(
ii)Rs〜R目の中の1つ例えばRI+が水素原子で
あって、他の2つR9とR3゜が結合して根元炭素原子
と共にシクロアルキルを形成する場合、である。
更に(i)の中でも好ましいのは、R@ −R+tの中
の2つがアルキル基であって、他の1つが水素原子又は
アルキル基の場合である。
又、一般式[M−IFにおけるZにより形成される環及
び一般式[M−■]におけるZlにより形成される環が
有してもよい置換基、並びに一般式[M−[1〜[M−
Vl ]におけるR2〜R1としては下記一般式[M 
−X ]で衰ゎされるものが好ましい。
一般式[M −X ] −R’−8Q、−R2 式中R’はアルキレン基を、R2はアルキル基、シクロ
アルキル基又はアリール基を表わす。
R1で示されるアルキレン基は好ましくは直鎖部分の炭
素数が2以上、より好ましくは3ないし6であり、直鎖
1分岐を問わない。
R2で示されるシクロアルキル基としては5〜6員のも
のが好ましい。
以下に本発明に係る化合物の代表的具体例を示す。
Ha ■ CH。
CH。
CH。
し、tl。
CH) しFl 3CM 3 しに ■ Hs r# 以上の本発明に係るマゼンタカプラーの代表的具体例の
他に、本発明に係るマゼンタカプラーの具体例としては
特願昭61−9791号明細書の第66頁〜122頁に
記載されている化合物の中でN011〜4.6.8〜1
7.19〜24.26〜43゜45〜59.61〜10
4. 106〜121. 123〜162、 164〜
223で示される化合物を挙げることができる。
前記一般式[M−IIで表わされるマゼンタカプラー(
以下、本発明のマゼンタカプラーという)はジャーナル
・オブ・ザ・ケミカル・ソサイアティ(Journal
 of the Chea+1cal 5ociety
) 、パーキン(Perkin ) I (1977)
 、 2047〜2052、米国特許3,725,06
7号、¥lI開昭59−99437号、同58−420
45号、同 59−162548号、同 59−171
956号、同60−33552号、同60−43659
号、同60−172982号及び同60−190779
号等を参考にして当業者ならば容易に合成することがで
きる。
本発明のカプラーは通常ハロゲン化銀1モル当り1 X
 10−3モル〜1モル、好ましくは1×10−2モル
へ8X10”モルの範囲で用いることができる。
又本発明のマゼンタカプラーは他の種類のマゼンタカプ
ラーと併用することもできる。
本発明者等は、鋭意検討の結果、本発明のマゼンタカプ
ラーと共に、前記一般式[I]で表わされる化合物を併
用した場合、本発明のマゼンタカプラーから得られるマ
ゼンタ色素画像の光に対する安定性が飛躍的に向上する
事を見い出したものである。
以後、特に断わりのない限り本発明に係る前記一般式[
I]で表わされる化合物は、本発明の色素画像安定化剤
と称する。
本発明のマゼンタカプラーと併せて用いられる本発明の
色素画像安定化剤はマゼンタ色素画像の光による褪色防
止効果を有している。
本発明の色素画像安定化剤について説明する。
Z  N −X −R21 一般式[工]において、R2+ Get−803Mアル
いは−GO2Mを表わし、Mは水素原子又は11j!i
の金属原子を表わす。1価の金属原子としてはナトリウ
ム原子又はカリウム原子が好ましい。Xは2価の有機基
であり、具体的には、アルキレン基(例えばメチレン基
、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基)、アリーレ
ン基(例えばフェニレン基、ナフチレン基、キシリレン
基、)、アルキレンアリーレン基、アリーレンアルキレ
ン基、アリーレンビスアルキレン基、アルキレンビスア
リーレン基、シクロアルキレン基またはこれらの基と酸
素原子を任意に組み合わせた基(例えばとして好ましい
ものはアルキレン基である。2は窒素原子と共に5ない
し7員環の複素環を形成するのに必要な非金属原子群を
表わす。5ないし7員環としては具体的に、 等が挙げられる。これらの5ないし7員環の複素環には
置換基を有するものも含み、置換基としては、アルキル
基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニ
ル基、アリール基、アシル基、アシルオキシ基、アルコ
キシ基、アリールオキシ基、アルキルスルホニル基、ア
リールスルホニル基、複素環基等が挙げられ、これらの
置換基は更に置換基を有していてもよい。
以下に本発明の画像安定化剤の代表例を挙げるが、本発
明の画像安定化剤はこれらに限定されない。
以m余−白 四一」 以W濫P HA−42 HA−44 HA、−45 HA−46 HA−47 HA−48 1(A−49 HA−50 HA−52 HA−53 本発明の画像安定剤は、「日本化学会誌」。
1983 (12) 、 1)1783〜1791を参
考にして合成するこ、とができる。
本発明の画像安定剤の代表的合成例を以下に示す。
合成例1 [例示化合物HA−1の合成]ステップ1 
1−(2−アミノエチルアミノ)−2−デカノールの合
成 500観の四つロフラスコにエチレンジアミン1081
J(1,8モル)とエタノール150iNを入れ、激し
く撹拌しながら、1,2−エポキシデカン94g(0,
60モル)のエタノール(100戴)溶液を50℃、2
.5時間で滴下した。滴下後、同温度でさらに4.5時
間撹拌した。エタノールと未反応エチレンジアミンを減
圧留去し、残留物を減圧蒸溜した。bp155〜157
℃/ 0.5Torr ll得られた白色固体をベンゼ
ン300戴から再結晶し、989の目的物を得た。
ステップ22−オクチルピペラジンの合成111四つロ
フラスコに1−(2−アミノエチルアミン)−2−デカ
ノール99g、キシレン6501g及びラネーニッケル
55gを入れ、激しく撹拌しながら窒素気流下で30分
間煮沸還流した。ディージ・スターク(D eaミロ−
5tar) トラップを用いて生成する水を系外に除去
した。反応混合物から触媒を濾別後、キシレンを減圧留
去した。残留物を減圧蒸溜し、bp115〜117℃/
ITorrの留分を集めた。得られた白色固体をヘキサ
ン3001βから再結晶し、2−オクチルピペラジン6
6gを得た。
1m(164,Q〜65.0℃ ステップ3 例示化合物HA−1の合成2−オクチルピ
ペラジン60(1(0,30モル)とメタノール200
1.12を四つロフラスコに入れ、窒素気流下、空温で
激しく撹拌しながら1.3−プロパンスルトン30gの
メタノール溶液を4時間で滴下した。滴下後、空温でさ
らに8時間撹拌した。メタノールを減圧留去後、残留物
にアセトンを加えて淡黄生色の固体を得た。これを少蛍
のメタノールに溶かしアンバーライトIRA−68のカ
ラムに通じて副成したジスルホン酸及び3−ヒドロキシ
−1−プロパンスルホン酸を吸着除去した。溶出液から
メタノールを減圧留去して得られる固体を1−ブタノー
ルから再結晶して目的物40(+を得た。
ip 170〜171℃(参考limp 172〜17
4℃(分解)) 元素分析値 Cps 832 N203 S計算@  
C: 5B、22%H: 10.06%N:8.74%
実測値 C: 56.27%H: 10.01%N:8
.41%合成例2 〔例示化合物HA−1°3の合成]
ステップ1 N−テトラデシルビベラジンの合成 ピペラジン47Qを90%エタノール(7401ジ)溶
液に溶解させ、撹拌還流させる。1−ブロモテトラデカ
ン100gを6時間で滴下し、その後さらに還流下で1
6時間撹拌した。
収5153g、bp 180〜183℃/ 2.5T 
orr、 ff1043〜44℃ステップ2 例示化合
物HA−13の合成N−テトラデシルピペラジン40(
+のメタノ−ル(3001N’)溶液に窒素気流下、室
温で1,3−ブロバンスルトン17.3(lのメタノー
ル溶液を1時間30分で滴下し、その後さらに同温度で
10時間撹拌した。析出した結晶を濾取し、メタノール
を用いて再結晶した。
収量40gID 194〜195℃ 元素分析値 C21H怖N203S 計算値 C: 62.33%H: 10.96%N:6
.92%実測(i!I  C: 62.24%H: 1
0.42%N:6.62%合成例3 [例示化合物HA
−12の合成IN−ドデシルピペラジン29のメタノー
ル(20v12>溶液に、窒素気流下室温で1.3−プ
ロパンスルトン0.961Jのメタノール(10d)溶
液を1時間かけて滴下し、さらに同温度で16時間撹拌
した。8時間位から沈澱が析出し始める。
結晶を濾取し、メタノールより再結晶した。
収量21J、ID 150〜160℃ 元素分析値 C19l−14ON203 S計算@  
C: 60.59%H: 10.70%Nニア、44%
実測値 C: 80.55%H: 10.69%Nニア
、44%合成例4 [例示化合物HA−33の合成]例
示化合物HA−1325Qを20(h12の水に懸濁さ
せ、水酸化ナトリウム2.eogの30%水溶液を用い
て中和し、メタノールから再結してナトリウム塩199
を得た。
*p 145〜147℃ 本発明の画像安定剤の使用世は本発明のマゼンタカプラ
ーに対して5〜400モル%が好ましく、より好ましく
は10〜300モル%である。
本発明のマゼンタカプラーと本発明の色素画像安定化剤
は同一層中で用いられるのが好ましいが、該カプラーが
存在する層に隣接する層中に該安定化剤を用いてもよい
本発明の画像安定剤に類似のアミン系化合物は特公昭4
7−47245号、特開昭55−65954号、同58
−114036号、同58−102231号、同 58
−105147号、59−53846号、同59−11
6747号、同 59−119351号、同59−13
3543号、同59−78344号、同 59−105
643号、同59−113441号、同59−1046
46号、同59−109052号、同59−53846
号、同61−6045号、同61−6652号および同
61−72246号公報に記載されている。
前記特公昭47−47245号では、アミン化合物がア
ゾメチン色素およびインドアニリン色素の光退色防止に
有効であることが述べられている。しかしながら、5−
ピラゾロンから導かれるアゾメチン色素に対するそれら
のアミン化合物の光退色防止効果は、他の退色防止剤に
較べると著しく劣るものであった。また、前記特開昭5
8−105147号および同59−229557号では
アミン化合物を2当mピラゾロンマゼンタカプラーと共
に用いると、現像処理する際に生ずる未露光部のマゼン
タスティンの防止に効果があることが述べられている。
しかしながら、確かにマゼンタスティンの防止効果はあ
るものの、光によりアミン化合物自身が黄色に変色を起
こし、Y−スティンが増加するという欠点を有している
。前記特公昭47−47245号にはアミン化合物は紫
外線吸収剤のような着色、変色は起こざないと述べられ
ているが、画質が非常に重要視される近年の感光材料に
おいてはアミン化合物の着色は無視できないものである
。また、アミン化合物は5−ピラゾロンマゼンタカプラ
ーと共に用いると感度を低下させるという重大な欠点も
有してiす、現在までのところカラーペーパー感材では
用いられていない。
又、特開昭58−114036号、同59−53846
号、同61−4045号、同G1−6652号に記載さ
れているアミン化合物は黄色カプラーから形成された色
素の耐光性向上に著しい効果を示すことがわかっている
が、5−ピラゾロンマゼンタカプラー及び本発明で使用
される一般式[M−IIで示されるピラゾロアゾール型
マゼンタカプラーより生成した色素に対しては殆んど効
果が見られない。さらに特開昭61−72246号に記
載されているアミン化合物は一般式[M−I ]で示さ
れるピラゾロアゾール型マゼンタカプラーより生成した
色素の耐光性向上に著しい効果を示すが、カブリが大き
くなる欠点を持つことが判明した。
一般式[IIに示される化合物は、上記の状況の中で開
発された化合物であり、一般式[M−IIで示されるマ
ゼンタカプラーを用いて製造された感光材料の乳剤性能
、特にカブリを抑制しながら、しかも高い耐光性向上効
果を発現することが本発明の最大の特徴である。一般に
、本発明のマゼンタカプラーから得られるマゼンタ色素
画像は、光に対して著しい褪色を示すばかりか、光によ
る変色も著しく、色素画像の色調がマゼンタから黄色味
がかつてくる。本発明のマゼンタカプラーから得られる
マゼンタ色素画像の光による褪色及び変色を防止できる
点で、従来のアミン系色素画像安定化剤では達成し得な
い効果を有している。
本発明のマゼンタカプラー、本発明のマゼンタ色素画像
安定化剤等の疎水性化合物は、固体分散法、ラテックス
分散法、水中油滴型乳化分散法等種々の方法を用いてハ
ロゲン化銀写真感光材料へ添加することができる。例え
ば水中油滴型乳化分散法は、マゼンタカプラー等の疎水
性添加物を通常、沸点約150℃以上の高沸点有機溶媒
に、必要に応じ低沸点、及び/または水溶性有i溶媒を
併用して溶解し、ゼラチン水溶液などの親水性バインダ
ー中に界面活性剤を用いて乳化分散した後、目的とする
親水性コロイド層中に添加すればよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、例えばカラーの
ネガ及びポジフィルム、ならびにカラー印画紙などに適
用することができるが、とりわけ直接観賞用に供される
カラー印画紙に適用した場合に本発明の効果が有効に発
揮される。
このカラー印画紙をはじめとする本発明のハロゲン化銀
写真感光材料は、単色用のものでも多色用のものでも良
い。多色用ハロゲン化銀写真感光材料の場合には、減色
法色再現を行うために、通常は写真用カプラーとして、
マゼンタ、イエロー、及びシアンの各カプラーを含有す
るハロゲン化銀乳剤層ならびに非感光性層が支持体上に
適宜の層数及び層順で積層した構造を有しているが、該
層数及び層順は重点性能、使用目的によって適宜変更し
ても良い。
イエローカプラーとしては、ベンゾイルアセトアニリド
系及びピバロイルアセトアニリド系化合物などを用いる
ことができる。その具体例は米国特許2,875,05
7号、同3,265,506号、同3,408.194
号、同 3,551,155号、同 3.582.32
2号、同 3,725、072号、同3,891,44
5号、西独特許1.547.868号、西独出願公開2
,219,917号、同2,261,361号、同2,
414,006号、英国特許1,425,020号、特
公昭51−10783号、特開昭47−26133号、
同48−73147号、同51−102636号、同5
0−6341号、同50−123342号、同 5G−
130442号、同51−2111127号、同50−
87650号、同52−82424号、同52−115
219号などに記載されたものである。
シアンカプラーとしては、フェノール系化合物、ナフト
ール系化合物などを用いることができる。
その具体例は、米国特許2.369.929号、同2.
434.272号、同 2,474,293号、同 2
,521,908号、同 2、895.826号、同 
3,034,892号、同 3,311,476号、同
3,458,315号、同3.476、563号、同3
.583.971号、同3,591,383号、同3,
767.411号、同4.004.929号、西独特許
出願(OL S )  2,414,830号、同2,
454,329号、特開昭48−59838号、同51
−26034号、同48−5055号、同51−146
828号、同52−69624号、同52−90932
号などに記載のものである。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられるハロゲ
ン化銀乳剤(以下本発明のハロゲン化銀乳剤°という。
)には、ハロゲン化銀として臭化銀、沃臭化銀、沃塩化
銀、塩臭化銀、及び塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤
に使用される任意のものを用いることが出来る。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、硫黄増感法、セレン増感
法、還元増感法、貴金属増感法などにより化学増感され
る。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、写真業界において、増感
色素として知られている色素を用いて、所望の波長域に
光学的に増感できる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、色カブリ防止
剤、硬膜剤、可塑剤、ポリマーラテックス、紫外線吸収
剤、ホルマリンスカベンジャ−1媒染剤、現像促進剤、
現像遅延剤、蛍光増白剤、マット剤、滑剤、帯電防止剤
、界面活性剤等を任意に用いることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、種々のカラー現
像処理を行うことにより画像を形成することができる。
[発明の具体的効果] 本発明のマゼンタカプラーと色素画像安定化剤を含有す
るハロゲン化銀写真感光材料によれば、従来、特に光に
対し堅牢度が小さいマゼンタ色素画像の堅牢性を向上さ
せ、具体的には、光に対するマゼンタ色素画像の褪色、
変色、光に対する未発色部のY−スティンの発生が良好
に防止され、かつ現像時のカブリの発生が防止されるも
のである。
[実施例] 以下実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発
明の実施の態様がこれにより限定されるものではない。
実施例1 ポリエチレンで両面ラミネートされた紙支持体上にゼラ
チンと下記の比較マゼンタカプラー(1)を2,5−ジ
−t−オクチルハイドロキノンと共にジブチルフタレー
トに溶解し乳化分散した後、塩臭化銀乳剤(臭化銀80
モル%)と塗布層がゼラチン(15,0+++Q/10
0cf) 、マゼンタカプラー(1) (6,0IQ/
100Cf) 、2 、5−ジー(−オクチルハイドロ
キノン(0,8園!II/100Cv” ) 、ジブチ
ルフタレート(5,Omo/100cf) 、塩臭化銀
乳剤(銀量として3.81Q/ 1ooc1’ )とな
るように混合、塗布し、乾燥して試料1を得た。
上記試料1のマゼンタカプラーを本発明のマゼンタカプ
ラー1.9.23.27および47(塗布銀量2.3+
11(+/ 100cf)にそれぞれ代えた以外は同様
にして試料4,7.10.13および16を得た。
上記試料1.4.7.10.13および16において、
それぞれ色素画像安定化剤として本発明の色素画像安定
化剤HA−13をカプラーと等モル添加して、それぞれ
試料2.5.8.11.14および17を得た。更にH
A−13に代えて比較色素画像安定化剤PH−1,2,
3,4,56よび6をカプラーと等モル添加して、それ
ぞれ試料3.6,9,12.15および18を得た。
比較カプラー(11 I l 比較色素画像安定化剤 PH−1 比較色素画像安定化剤 PH−2 比較色素画像安定化剤 PH−3 比較色素画像安定化剤 ’PH−4 比較色素画像安定化剤 1)H−5 比較色素画像安定化剤 1’H−6 上記で得た試料を言渋に従って光学櫟を通して露光後、
次の工程で処理を行った。
[処理工程]  処理温度   処理時間発色現像  
   33℃   3分30秒漂白定II     3
3℃   1分30秒水   洗        33
℃     3分乾   燥     50〜80℃ 
   2分各処理液の成分は以下の通りである。
[発色現像液] ベンジルアルコール         121gジエチ
レングリコール        10112炭酸カリウ
ム            25g臭化ナトリウム  
         0.69無水亜硫酸ナトリウム  
      2.0 gヒドロキシルアミン硫酸塩  
    2.5gN−エチル−N−β−メタンスルホン アミドエチル−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸j!         4.5 (
J水を加えて12とし、水酸化ナトリウムにてpi−1
10,2に調整。
[漂白定看液]  。
チオ硫酸アンモニウム        120gメタ重
亜硫酸ナトリウム       15g無水亜硫酸ナト
リウム         3gEDTA第2鉄アンモニ
ウム塩    65 Q水を加えて11とし、I)Hを
6.7〜6.8に調整。
上記で処理された試料1〜18を濃度計(小西六写真工
業株式会社製KD−7R型)を用いて未露光部の濃度を
測定し、また以下の条件で濃度を測定した。
上記各処理済試料をキセノンフェードメーターに10日
間照射し、色素画像の耐光性と未発色部のY−スティン
(YS)を調べた。得られた結果を第1表に示す。
但し、色素画像の耐光性の各項目の評価は以下の通りで
ある。
[残存率] 初濃度1.0に対する両光試験後の色素残留パーセント
[YS] 両光試験後のY−スティンの濃度から、両光試験前のY
−スティンの濃度を差し引いた値。
[変色度] 初濃度1.0における両光試験後の(イエロー濃度)/
(マゼンタ濃度)から両光試験前の(イエロー濃度)/
(マゼンタ濃度)を差し引いた値で、この値が大きい程
、マゼンタから黄色味を帯びた色調に変化し易いことを
意味する。
第1表 第1表から明らかなように、2次吸収のない本発明のカ
プラーを使用して作成された試料4,7゜10.13お
よび16は従来の4当量型の3−アニリノ−5−ピラゾ
ロン−型カプラーを使用して作成された試料1に比べ、
副光試験でY−スティンが極めて発生しにくいことがわ
かるが、副光試験での色素画像部の残留率及び変色度か
ら光により容易に退色および変色してしまうことがわか
る。
試料6.9,12.15および18は本発明のカプラー
に従来知られている色素画像安定化剤PH−2,3,4
,5,6を併用して作成された試料であるが、これによ
り確かに光による色素画像の退色および変色は改良され
るが、現像時のカブリが増大してしまう。又試料2から
本発明の色素画像安定化剤は従来の5−ピラゾロン型カ
プラーとの組み合わせでは退色防止効果は余り発揮され
ず、Y−スティンが発生しかつ変色度やカブリが高いこ
とがわかる。
一方、本発明のカプラーと本発明の色素画像安定化剤を
用いて作成された試料5,8.11゜14および17で
は射光試験で色素画像の変色や退色が小さく又未発色部
のY−スティンも殆んど発生せず、更にカブリも小さい
ことがわかった。
実施例2 マゼンタカプラーと色素画像安定化剤の組合わせを第2
表に示す如く変化させた他は、実施例1と全く同様に塗
布し試料19〜43を作成した。
各試料を実施例1に記載された方法で処理し、カブリを
測定した。更に処理済試料を実施例1と同様に耐光性試
験を行ない第2表に示す結果を得た。
第2表 第2表から明らかなように、本発明のカプラーに本発明
の色素画像安定化剤を用いて作成された試料21〜43
は射光試験での色素画像の変色や退色が小さく、又未発
色部のY−スティンも殆んど発生せず、又従来の色素画
像安定化剤PH−5を用いて作成された試料20に比較
してカブリが著しく小さいことがわかる。
実施例3 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に、下記
の各層を支持体側から順次塗設し、多色用ハロゲン化銀
写真感光材料を作成し、試料44を得た。
第1層:青感性ハロゲン化銀乳剤層 イエローカプラーとしてα−ピバロイル−α−(2,4
−ジオキソ−1−ベンジルイミダゾリジン−3−イル)
−2−り0口−5−〔γ−(2゜4−ジー t−アミル
フェノキシ)ブチルアミド〕アセトアニリドを6.8I
O/100Cf、青感性塩臭化銀乳剤(臭化銀85モル
%含有)を銀に換算して3.2mg/ 100cf、ジ
ブチルフタレートを3.511Q/100Ct’及びゼ
ラチンを13.5u/ 100cfの塗布付層となる様
に塗設した。
第2層:中IWIM 2.5−ジ−t−オクチルハイドロキノンを0、510
/ 100Ct’ 、ジブチルフタレートを0.5Ql
+It/100Cv”及びゼラチンを9.0mg/ 1
00c12となる様に塗設した。
第3層:緑感性ハロゲン化銀乳剤層 本発明のマゼンタカプラー例示化合物1を3.5■g/
100cf、緑感性塩臭化銀乳剤(臭化銀80モル%含
有)を銀に換算して2.5mg/ 100cf、ジブチ
ルフタレートを3.01(J/ 100Ct’及びゼラ
チンを12.0mM 100cfとなる様に塗設した。
第4層:中間層 紫外線吸収剤の2−(2−とドロキシ−3−3eC−ブ
チル−5−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールを
7.01g/ 100c、* 、ジ−ブチルフタレート
を6.0mg/1100C” 、 2 、5−ジ−t−
オクチルハイドロキノンを0.5ma/ 100c1j
及びゼラチンを12.011J/ 100Cy”となる
様に塗設した。
第5層:赤感性ハロゲン化銀乳剤層 シアンカプラーとして2−[α−(2,4−ジー t−
ペンチルフェノキシ)ブタンアミド]−4゜6−ジクロ
ロ−5−エチルフェノールを4.211Q/100Cf
、赤感性塩臭化銀乳剤(臭化銀80モル%含有)を銀に
換算して3.0iM 100cf、トリクレジルホスフ
ェートを3.51M 100Cf及びゼラチンを11.
51(1/ 100Ct”となる様に塗設した。
第611:保護層 ゼラチンを8.0+ag/ 1ooct’となる様に塗
設した。
上記試料44において、第3層に本発明の色素画像安定
化剤をカプラーと等モルになるように第3表に示すよう
な組合わせで添加し、重層試料を作成し、実施例1と同
様に露光し、処理した後、副光試験(キセノンフェード
メーターに15日間照射した)を行った。結果を併せて
第3表に示した。
第3表 第3表から、本発明の試料49〜58は比較試料44〜
48に対し、マゼンタ色素の光退色が極めて小さいこと
が明らかである。本発明の色素画像安定化剤は、本発明
のマゼンタカプラーの色素画像安定化に著しく有効な優
れたものである。
更に色素画像の変色も少なく、射光試験後のカラー写真
感光材料は、全体としてマゼンタ、イエロー、シアンカ
プラーより形成される画像のカラーバランスもよく、色
再現性の良好な状態を保っていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式[M− I ]で表されるマゼンタカプラーの
    少なくとも1つおよび下記一般式[ I ]で表される化
    合物の少なくとも1つを含有することを特徴とするハロ
    ゲン化銀写真感光材料。 一般式[M− I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Zは含窒素複素環を形成するに必要な非金属原
    子群を表し、該Zにより形成される環は置換基を有して
    もよい。 Xは水素原子または発色現像主薬の酸化体との反応によ
    り離脱しうる基を表す。 またRは水素原子または置換基を表す。] 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_2_1は−SO_3Mまたは−CO_2M
    を表す。Mは水素原子または1価の金属原子を表す。X
    は2価の有機基を表し、Zは窒素原子と共に5ないし7
    員環の複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表す
    。]
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02196240A (ja) * 1989-01-25 1990-08-02 Konica Corp 有機着色物質の光褪色防止方法
US5336593A (en) * 1992-07-06 1994-08-09 Konica Corporation Silver halide color photographic materials
US5368998A (en) * 1993-01-14 1994-11-29 Konica Corporation Silver halide color photographic light sensitive material
US9850206B2 (en) 2012-11-20 2017-12-26 Biogen Ma Inc. S1P and/or ATX modulating agents

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