JPH0295712A - エンジンのブローバイガス回収装置 - Google Patents

エンジンのブローバイガス回収装置

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JPH0295712A
JPH0295712A JP63247760A JP24776088A JPH0295712A JP H0295712 A JPH0295712 A JP H0295712A JP 63247760 A JP63247760 A JP 63247760A JP 24776088 A JP24776088 A JP 24776088A JP H0295712 A JPH0295712 A JP H0295712A
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breather
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cooling water
gas
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健一 桜井
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    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
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    • F02B75/18Multi-cylinder engines
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、V型子気筒エンジンにおけるブローバイガ
ス回収装置に関する。
(従来の技術) 119に、4サイクルエンジンのクランク室内には、ミ
スト状となった潤滑油に混じって、シリンダとピストン
との間から吹き抜けたブローバイガスが充満している。
このブローバイガスをクランク室内から排出しないと、
ガス中に含まれる各Ti1tの成分によって潤滑油の劣
化が促進されてしまうので、従来では、ブローバイガス
をブリーザ室に流入させ、ここで、このブローバイガス
中から油分を分離除去した後、このブローバイガスを吸
気系に戻して再燃焼させることが行われている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、ブリーザ室は上記したように空気から油の粒
子を分離する必要上、その容積はある程度大きいことが
要求される。このため、ブリーザ室を単に設けると、エ
ンジンの全体的な嵩が大きくなるという不都合がある。
そこで、エンジンがV型子気筒エンジンである場合には
、V型に設置された左右シリンダ間における余剰空間を
利用して、この空間に上記ブリザ室を設けることが考え
られる。
しかし、左右シリンダ間の空間の下方にはクランク室の
上面部が位置しているため、上記空間にブリーザ室を設
けると、このブリーザ室がクランり室内の熱により加熱
され、つまり、ブリーザ室におけるブローバイガス中の
油の粒子が加熱されてこれが更に細粒となり、この結果
、ブローバイガスからの油の分離が阻害されてしまうお
それがある。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、容積の大きいブリーザ室を設けてもエンジンの嵩が
大きくならないようにし、かつ、このブリーザ室がクラ
ンク室側から加熱されることがないようにし、つまり、
クランク室内のブローバイガスを外部に排出させる場合
に、このブローバイガスからの油の分離が効果的に行わ
れるようにすることを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、V型に設置された左右シリンダのほぼ中央で、かつ
、クランク室の上面部にクランク軸とほぼ平行に延びる
冷却水通路を形成し、クランク室内に吹き抜けたブロー
バイガスを流入させて、このガス中に含まれる油分を分
離させるブリーザ室を同上左右シリンダの間で上記冷却
水通路の上方に設けた点にある。
C作 用) 上記構成による作用は次の如くである。
V型子気筒エンジン1では、V型に設置された左右シリ
ンダ3.4の間には余剰の空間44が形成される。そこ
で、この構成では、この空間44にブリーザ室47を配
設してこの空間44の有効利用を図ったのであり、この
ため、このブリーザ室47が容積の大きいものであって
も、エンジン1の嵩が大きくなることは防止される。
また、上記左右シリンダ3.4のほぼ中央で、かつ、ク
ランク室6の上面部23に冷却水通路33を形成し、上
記ブリーザ室47はこの冷却水通路33の上方に設けら
れている。このため、クランク室6の熱がブリーザ室4
7に伝わろうとすることは上記冷却水通路33により遮
られ、よって、ブリーザ室47がクランク室6側から加
熱されることは防止される。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第1図から第4図において、1は自動車用のエンジンで
、これはV型6気筒エンジンである。なお、説明の便宜
上、図中矢印Frを前方として以下説明する。
2はクランクケース、2aはオイルパンで、上記クラン
クケース2からそれぞれ3つの気筒な有する左、右シリ
ンダ列3.4がV型に突設され、この両シリンダ列3.
4の上方には吸気装置5が設けられている。なお、上記
各シリンダ列3,4はそれぞれ1つの気筒を有するもの
であってもよい。
上記クランクケース2の内部がクランク室6で、このク
ランク室6にクランク軸7が設けられている。上記クラ
ンクケース2は前、後壁8,9と、1:れらの間に位置
する前後一対の中間壁l0110とを有し、これら各壁
8.9.10はそれぞれ上部材8a、9a、10aと下
部材8b。
9b、IObとに分割されてボルト1】により4′i。
いにねじ止めされている。そして、これら分割面間にそ
れぞれブツシュ13を介してト記クランク軸7が回転自
在に支承されている。
なお、上記各下部材8b、9b、10bの各下端にはク
ランクシャフトビーム14がボルト15によりねじ付け
られてこれら各下部材8b、9b、10bが互いに連結
され、クランクケース2の補強が図られている。また、
上記クランクシャフトビーム14には扱金裂バッフルプ
レート16がボルト17によりねじ止めされている。
上記クランクケース2の前面には油圧ポンプ20が設け
られており、この油圧ポンプ20はクランク軸7に伴っ
て回転するインペラー21を有している。同上クランク
ケース2の下部左側にはクランク軸7と平行に圧油路2
2が形成され、この圧油路22は上記油圧ポンプ20の
吐出側に連結されている。また、左シリンダ列3と右シ
リンダ列4のほぼ中央でクランク室6の上面部23には
同上クランク軸7と平行に供給油路24が形成され、こ
の供給油路24は上記圧油路22とオイルクーラ26、
オイルフィルタ27、および連通油路28を介して連結
されている。また、上記供給油路24から分岐する分岐
油路29が前記各上部材8a、9a、10aに形成され
、これは各ブツシュ13に通じている。
そして、クランク軸7に伴って油圧ポンプ20が作動す
れば、クランクケース2下方のオイルパン2aに溜った
油が図中矢印で示すように上記各油路に順次送り込まれ
てブツシュ13の潤滑がなされる。
また、図示しないが、−上記油圧ポンプ2oからの油は
各シリンダ列3.4におけるシリンダヘッドとシリンダ
ヘッドカバーにより区画された動弁室にも送り込まれる
ようになっており、31はその戻り油路である。
前記左シリンダ列3と右シリンダ列4のほぼ中央で、か
つ、クランク室6の上面部23に、クランク軸7とほぼ
平行に延びる冷却水通路コ33が形成され、この冷却水
通路33は上記供給油路24の上方に隣接しで形成され
ている。この冷却水通路33の前端には冷却水ポンプ3
4の吐出側が連結され、この冷却水ポンプ34はクラン
ク軸7に伴って回転するインペラー35を有している。
上記冷却水通路33の前後中途部は各シリンダ列3,4
にそれぞれ形成された分岐冷却水通路36の一端に連通
しており、この分岐冷却水通路36の他端はゴム製の第
1戻りバイブ38を介してラジェータ39に連結され、
更に、このラジェータ39はゴム製の第2戻りバイブ4
0を介して上記冷却水ポンプ34の吸入側に連結されて
いる。
上記第1戻りバイブ38の中途部にはサーモスタット4
2が介設され、このサーモスタット42と上記冷却水ポ
ンプ34の吸入側とを結ぶバイパスバイブ43が設けら
れる。このバイパスバイブ43は左右シリンダ列3,4
間の空間44の底部に設けられ、クランク軸7とほぼ平
行に延びている。
そして、クランク軸7に伴って冷却水ポンプ34が作動
すれば、図中実線矢印で示すように冷却水が冷却水通路
33や分岐冷却水通路36を通って各シリンダ列3.4
や上面部23を冷却し、また、供給油路24内の油をも
冷却する。この場合、これらの冷却後の冷却水の温度が
所定値以上に高ければ、この冷却水は第1図中実線で示
すようにサーモスタット42を通ってラジェータ39に
送り込まれ、ここで外気により十分冷却され、その後冷
却水ポンプ34に戻される。一方、上記冷却後の冷却水
の温度が上記所定値に達しない場合には、この冷却水は
、第1図中仮想線で示すようにバイパスバイブ43を通
って直接冷却水ポンプ34に戻され、つまり、各シリン
ダ列3.4等が徒らに冷f;IIされることが防止され
る7第1図と、第3図から第6図において、上記クラン
ク室6の上面部23における冷却水通路33の後部−り
方に隣接してブリーザ室47が形成される。このブリー
ザ室47はL記上面部23に形成された凹所48と、こ
の凹所48の上面開口を覆う板金製のカバー扱4つとで
構成され、このカバー扱49は上記−r面部23にポル
ト50により着脱自在にねじ止めされている。
一方、前記後壁9の後面にはシールキャリア52が取り
付けられ、このシールキャリア52に形成した貫通孔5
3をクランク軸7の後端が貫通し、この貫通孔53の内
周面に嵌着されたオイルシール54がクランク軸7後端
の外周面と貫通孔53の内周面との間をシールしている
上記後壁9の上部材9a後面にはクランク室6を外部に
連通させる貫通孔56と、この貫通孔56に連なり−L
方に延びる凹溝57が形成されており、この凹溝57の
上端は前記ブリーザ室47の後部下端に通じている。上
記貫通孔5Gや凹溝57は上記シールキャリア52で覆
われており、つまり、シールキャリア52で覆われた上
記貫通孔56や凹溝57によってクランク室6からブリ
ザ室47に通じるブリーザ通路58が形成されている。
上記ブリーザ通路58内には上記上部材9aの後面に一
体成形されたリブ9cが突出しており、このため、上記
ブリーザ通路58は折り曲げられている、つまり、ブリ
ーザ通路58はラビリンス状とされ、このブリーザ通路
58を通るブローバイガス中からの油の分離が効果的に
行われるようになっている。
第1図、第4図、および第7図において、59はブリー
ザ管で、このブリーザ管59はその一端が上記カバー板
49に連結され、他端が前記吸気装置5に連結されてい
る。上記カバー板49の下面には、このカバー板49に
対する上記ブリーザ管59の連結端を取り囲むようにバ
ッフルバイブロ0が突設されている。
そして、第1図と第4図から第7図中矢印で示すように
、クランク室6内の空気はブリーザ通路58、ブリーザ
室47、およびブリーザ管59を通って吸気装置5に吸
入され、これにより、上記クランク室6内に吹き抜けた
ブローバイガスは吸気系に戻されて燃焼するので、潤滑
油の劣化が防止される。
なお、各シリンダ列3.4におけるシリンダヘッドとシ
リンダヘッドカバーにより区画された前記動弁室は図示
しないパイプにより吸気装置5に連通されている。そし
て、上記吸気装置5における新しい空気の一部は、クラ
ンク室6内の負圧によって上記パイプや戻り油路31を
通り同上クランク室6に吸入されるようになっている。
このため、クランク室6からブローバイガスがブリーザ
室47に向って排出されるのと入れ替わりに上記空気が
クランク室6に吸入されることになり、よって、上記ブ
ローバイガスの排出はより効果的に行われる。
上記の場合、ブリーザ室47は空間44の有効利用によ
り十分の容積を有することができるため、このブリーザ
室47内を遅い速度でブローバイガスが流動し、よって
、その間にこのブローバイガス中の油の粒子が落下して
これが効果的に分離される。また、これと共に、ブロー
バイガスがブリーザ室47からブリーザ管59に向って
排出されるときには、このブローバイガスは一部バッフ
ルバイブ60の下端を迂回しようとして、第7図中矢印
Aで示すように下方から上方に向って反転する。このた
め、ここでブローバイガス中の油の粒子が更に効果的に
ブローバイガスから分離される。
更に、上記ブリーザ室47とクランク室6との間には冷
却水通路33が介在し、しかも、この冷却水通路33は
分岐冷却水通路36よりもラジェータ39の吐出側に近
い側に連結されている。
このため、」二足冷却水通路33によってクランク室6
からの熱が冷却されると共に、ブリーザ室47も冷却さ
れ、つまり、ブリーザ室47におけるブローバイガス中
の油の粒子が加熱されて更に細粒となることが防止され
、よって、ブローバイガスからの油の分離はこの点でも
効果的に行われる。
ところで、V型エンジンでは、左シリンダ列3と右シリ
ンダ列4のうち一方のシリンダ列における連接棒と、他
方のシリンダ列における連接棒とはクランク軸7の軸方
向でこのクランク軸7に対し交互に連結される。このた
め、上記両シリンダ列3.4はクランク軸7の軸方向で
互いに偏位することとなる。
この実施例で示すエンジンIでは、特に第3図で示すよ
うに右シリンダ列4は左シリンダ列3よりも前方に偏位
しており、その偏位した分だけ、右シリンダ列4の後方
に余剰空間が生じている。
そこで、この空間を有効利用すべく、この位置に前記ブ
リーザ通路58が形成されており、このため、このブリ
ーザ通路58の形成に際し、エンジン1の前後寸法の大
きくなることが抑制されると共に、ブリーザ通路58を
左右シリンダ列3.4の中間部に設けた場合に比べ、冷
却水通路33を大きく確保できる。
なお、上記ブリーザ室47はクランク室6の」二面部2
3とは別体に設けてもよい。
第1図と第3図において、61はノックセンサで、これ
はブリーザ室47を形成している上面部23の上面にね
し付けられている。このノックセンサ61は異常なノッ
クが生じたことを検出して点火時期を遅らせるための信
号を出力する。なお、このノックセンサ61は同上第1
図中仮想線で示すように冷却水通路33の上面側にも設
けてもよい。
第2図、第7図、および第8図において、前記吸気装置
5につき詳しく説明する。
上記吸気装置5はエンジン1の後上方に配設される主絞
り弁64を有し、この主絞り弁64はスロットルボディ
65内に設けられる。前記ブリーザ管59の後端は上記
主絞り弁64よりも上流側でスロットルボディ65内に
連通している。上記スロットルボディ65の下流端たる
前端には吸気通路66が連なっており、この吸気通路6
6は平面視でエンジン1上面の外縁に沿って延びている
。この吸気通路66は主絞り弁64から延びる平面視で
Y字状の分岐管67を有し、この分岐管67の左右延出
端には左右サージタンク69.70が連設さnている。
これら両サージタンク69.70はいずれも前方に延び
、これらの各前端同士はサージタンクコネクタ71で互
いに連結されてこれらの内部は互いに連通している。
なお、上記分岐管67と右サージタンク70とは一体成
形されている。
上記吸気通路66と各気筒の吸気ポートとは吸気管73
で連結される。この吸気管73は左サージタンク69と
右サージタンク70のうちいずれか一方から延びる短尺
管73aと、他方から延びる長尺管73bとを有し、こ
れら両管73a、73bの各延出端は互いに連結されて
、この連結部73cが上記吸気ポートに接続されている
。また、上記各サージタンク69.70と短尺管73a
との接続部にはそれぞれ副絞り弁75が介設され、更に
、左右サージタンク69.70に対する副絞り弁75の
連結部からは同上左右サージタンク69.70の内部に
向って板金製のエアホーン76が突設されている。
上記副絞り弁75のうち左側のそれぞれは左ダイヤフラ
ム弁77に連動連結されており、また、右側のそれぞれ
は右ダイヤフラム弁78に連動連結されている。上記左
右ダイヤフラム弁77.78はエンジンIの回転数もし
くは出力に連動しで作動するようになっており、即ち、
エンジンlが低速であるときにはこの作動によって各副
絞り弁75を閉弁させ、高速となったときには各副絞り
弁75を開弁させるようになされている。つまり、低速
時には、吸気は主絞り弁64→吸気通路66→長尺管7
3bを順次通って各吸気ポートに吸入される。また、高
速時には、吸気は上記の流通に加えて、主絞り弁64→
吸気通路66→エアホーン76−副絞り弁75−短尺管
73aを順次通って各吸気ポートに吸入される。
上記の場合、各ダイヤフラム弁77.78は前後方向で
隣り合う短尺管73aと長尺管73bとの間の余剰空間
を利用してここに配設されている。
また、上記左サージタンク69に対し接続される各長尺
管73bの端部には外フランジ80が設けられる。これ
ら外フランジ80は互いに一体成形され、この外フラン
ジ80によって各長尺管73bが互いに連結されている
。また、上記右サージタンク70に対し接続される各長
尺管73bの端部にも、上記と同構成の外フランジ80
が成形されている。
上記各外フランジ80の前後中途部の上面には切り欠き
81が形成され、この切り欠き81に前記した副絞り弁
75のフランジ82が上方から嵌り込んでいる。つまり
、吸気管73の上下寸法ができるだけ小さくなるように
なされている。
第7図と、第9図から第12図において、上記エンジン
lには排気再循環装置(EGR)85が設けられる。こ
の装置85はNOxや+ICを減少させるため、エンジ
ンlの排気の一部を吸気に戻すものであり、次のように
構成されている。即ち、n11記分岐管67の右半分の
下面側に左右方向に延びる排気通路86が形成される。
この排気通路86の左端は分岐管67の左右中央でその
前面側に形成された縦向通路87の下端に連通し、更に
、この縦向通路87はその上端から左右に延びる分岐通
路88.88を介して分岐管67の内部に連通している
。一方、上記排気通路86の右端は後方に向って開口し
、ここにE G R弁90が取り付けられ、更に、この
EGR弁90は排気誘導管91によりエンジンlの排気
管92に連結されている。
上記EGR弁90はエンジンlの回転数、排気管92中
の排気ガス圧力などに応じて開閉動作するようになって
おり、EGRGeO20弁したときには、図中矢印で示
すように排気管92内の排気の一部が、順次、排気誘導
管91、EGRGeO20気通路86、縦向通路87、
および分岐通路88を通って吸気通路66内に供給され
る。
上記の場合、排気通路86は分岐管67の下面側に形成
されている。このため、仮に、この排気通路86が排気
の熱で変色したとしても、これが外観されることは分岐
管67の上面側で防止され、よって、吸気通路66の見
栄えが良好に保たれて好ましい6 第13図は、前記供給油路24についての他の実施例を
示している。これによれば、この供給油路24の外周壁
は冷却水通路33内に突出しており、つまり、上記供給
油路24内の油が十分に冷却されるようになっている。
第14図は、前記ブリーザ通路58についての他の実施
例を示している。既に第3図で示したように、左シリン
ダ列3は右シリンダ列4よりも後方に偏位している。そ
して、その偏位により生じた余剰空間に上記ブリーザ通
路58が設けられている。この場合、このブリーザ通路
58の内部には冷却水通路33を形成している上面部2
3の一部23aが大きく突出しており、これにより、ブ
リーザ通路58が折り曲げられ、つまり、ラビリンス状
とされている。
(発明の効果) この発明によれば、V型に設置された左右シリンダの間
にクランク室内に吹き抜けたブローバイガスを流入させ
て、このガス中に含まれる油分を分離させるブリーザ室
を設けたため、ノ「右シリンダ間の空間の有効利用が図
られたのであり、よ−)て、ブリーザ室が比較的容積の
大きいものであっても、エンジンの嵩が大きくなること
は防止される。
また、上記左右シリンダのほぼ中央で、かつ、クランク
室の上面部に冷却水通路を形成し、上記ブリーザ室はこ
の冷却水通路の上方に設けられている。このため、クラ
ンク室の熱がブリーザ室に伝わろうとすることは上記冷
却水通路により遮られ、よって、ブリーザ室がクランク
室側から加熱されることは防止される。
−)まり、ブリーザ室内の油の粒子が加熱されてこれが
史に細粒となることが防止されるのであり、このため、
クランク室内のブローバイガスを外部に排出させる場合
に、このブローバイガスがらの油の分離が効果的に行わ
れる。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は第2図の1−1
線矢視断面図、第2図はエンジンの正面図、第3図は第
1図のIII −III線矢視図、第4図は第3図のI
V −IV線矢視断面図、第5図は第1図のV−v線矢
視図、第6図は第5図のVl −Vi線矢視断面図、第
7図は吸気装置の平面図、第8図は吸気管の斜視図、第
9図は第7図の■−IX線矢視図、第10図は第9図の
部分拡大一部所面図、第11図は第1O図のXI −X
I線矢視断面図、第12図は第11図のX1l−XII
線矢視断面図、第13図は他の実施例を示し第4図の部
分相当図、第14図は更に他の実施例を示し第3図の暦
−m線矢視に相当する断面図である。 ■・・エンジン、2・・クランクケース、3・・左シリ
ンダ列(左シリンダ)、4・・右シリンダ列(右シリン
ダ)、6・・クランク室、7・クランク軸、23・・上
面部、33・・冷却水通路、34・・冷却水ポンプ、3
9・・ラジェータ、44・・空間、47・・ブリーザ室
。 第8図 第9 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、V型に設置された左右シリンダのほぼ中央で、かつ
    、クランク室の上面部にクランク軸とほぼ平行に延びる
    冷却水通路を形成し、クランク室内に吹き抜けたブロー
    バイガスを流入させて、このガス中に含まれる油分を分
    離させるブリーザ室を同上左右シリンダの間で上記冷却
    水通路の上方に設けたエンジンのブローバイガス回収装
    置。
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