JP4373135B2 - 空気掃気型の2サイクルエンジン - Google Patents

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    • F02B33/30Control of inlet or outlet ports

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、刈払機のような小型作業機の駆動源として用いられる空気掃気型の2サイクルエンジンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種エンジンとして、混合気による燃焼室内の掃気に先立って、空気による先導掃気を行って、混合気の排気ポートからの吹抜けを抑制するものが知られている。このようなエンジンの従来例として、例えば、シリンダとクランクケースの内部に、第1掃気通路と第2掃気通路をぞれぞれ1対備え、空気を一旦第2掃気通路に導入し、掃気行程で第1掃気通路から混合気を燃焼室内へ供給するよりも前に第2掃気通路から空気を燃焼室内へ供給するものがある。このエンジンでは、外部から空気を取り入れる空気通路と第2掃気通路とを連結パイプおよびクランプを用いて連結している。そのために、連結パイプおよびクランプなどの部品点数の増加、組付工数の増加を伴うことで生産性が低くなり、生産コストが高くなる。
【0003】
他方、他の従来例として、シリンダの吸気側の側部に空気供給室を設け、この空気供給室をシリンダに形成した一対の空気分岐通路に接続して、空気による先導掃気を行うものがある(特許文献1参照)。このエンジンの場合、連結パイプおよびクランプなどの部品点数を大幅に削減できて組付工数も少なくなるので、生産性が高くなる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−193557号公報(段落0026、図4参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来例の場合、シリンダ内の空気分岐通路は、複雑な形状の鋳型による型抜きによって形成されている。つまり、前記特許文献1の図4を参酌すると、シリンダ内の空気分岐通路は、空気供給室からシリンダ軸心に対して傾斜して形成されているので、型成形の際に複雑な形状の鋳型を使用しなければならず、型コストが高価となって、エンジンの製造コストが高くなる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、空気掃気を行うための掃気通路を型構成が単純な鋳型で形成でき、しかも部品点数や組付工数を削減できて製造コストの低い空気掃気型の2サイクルエンジンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するため、本発明に係る空気掃気型の2サイクルエンジンは、燃焼室とクランク室とを連通させる第1および第2掃気通路と、空気を第2掃気通路に導入する空気通路と、この空気通路に設けられたリードバルブと、混合気をクランク室に導入する混合気通路とを有し、前記第2掃気通路は第1掃気通路よりも排気ポート寄りに位置しており、前記空気通路からの空気を第1掃気通路の径方向外側を通って第2掃気通路に導入する導入通路がシリンダ内に形成され、前記導入通路を形成するための凹所がシリンダの型成形によってシリンダ内に設けられており、気化器とシリンダとの間に介挿されるインシュレータに、前記シリンダの前記凹所内に進出して前記導入通路の壁面の一部を形成する突起が一体形成され、吸気行程において、前記空気通路からの空気が前記リードバルブを経て前記第2掃気通路に導入されるとともに、前記混合気通路からの混合気が前記クランク室に導入され、掃気行程において、前記クランク室内の混合気が前記第1掃気通路を経て燃焼室に導入され始めるよりも前に前記第2掃気通路内の空気が前記燃焼室に導入され始めるように設定されている。
【0008】
この構成によれば、前記第2掃気通路は第1掃気通路よりも排気ポート寄りに位置しており、かつ、掃気行程においては、第1掃気通路から混合気が燃焼室に導入されるよりも前に、第2掃気通路内の空気が燃焼室に導入され始めるので、遅れて燃焼室に入る混合気が、排気ポート寄りに存在する空気によりブロックされて、排気ポートからの吹き抜けを防止できる。このとき、吸気行程でリードバルブが開放されて空気通路からの空気が第2掃気通路に導入される。つまり、クランク室内が負圧となる吸気行程でリードバルブが開放されている間は常に空気が導入されるので、第2掃気通路内に十分な空気量を確保することができる。また、前記空気通路を第2掃気通路に導入する導入通路がシリンダ内に第1掃気通路の径方向外側を通るように形成されているので、空気通路と第2掃気通路とを連結する連結パイプやクランプなどの部品が不要となり、部品点数および組付工数の削減を図ることができる。また、前記導入通路はシリンダの型成形によって設けられる凹所により形成されるから、単純な形状の鋳型を用いて容易に形成できるので、製造コストを低く抑えることができる。さらに、前記導入通路の壁面が、凹所とこれに進入するインシュレータの突起とによって構成されるので、シリンダ側の凹所を単純な形状にできるから、シリンダに導入通路を形成するための鋳型の形状が簡単化され、型コストを低く抑えることができる。また、クランク室に連通する前記凹所の体積を突起によって減少できるので、掃気工程において空気の大きな噴射圧力を確保できる。
【0009】
本発明の好ましい実施形態では、前記シリンダに取り付けられて、前記導入通路の壁面の一部を形成する蓋体を有する。
【0010】
この構成によれば、導入通路は、シリンダと蓋体とによって形成されるので、シリンダにおける導入通路を形成するための鋳型の形状を単純な構造にできるから、型コストを低く抑えることができる。
【0011】
さらに、前記第1掃気通路と前記導入通路を連通する導出口を有することが好ましい。
【0012】
この構成によれば、第1掃気通路からの混合気の噴出の初期に空気を噴出させることができるので、混合気の吹き抜けをより効率的に抑制できる。
【0013】
本発明の好ましい実施形態では、さらに、前記気化器とシリンダとの間に介挿されるインシュレータに、前記空気通路の下流部に連通する1対の分岐通路が形成され、前記リードバルブは、前記1対の分岐通路を開閉する開閉部を左右にそれぞれ備えている。
【0014】
この構成によれば、リードバルブは、通路面積の小さい分岐通路を開閉するから、開閉動作のストロークが小さくて済む。したがって、リードバルブを内蔵したエンジンを小形化できる。
【0015】
本発明の好ましい実施形態では、前記第2掃気通路が、燃焼室とクランク室とをクランク軸の軸受を介して連通させている。
【0016】
この構成によれば、クランク室に導入された混合気の一部が掃気行程において第2掃気通路に入るとき、この混合気がクランク軸の軸受を通過するので、クランク軸の軸受が簡単な構造で潤滑される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1において、内部に燃焼室1aを形成したシリンダ1がクランクケース2の上部に連結されている。シリンダ1およびクランクケース2はそれぞれ、アルミニウムのような金属製であり、鋳型により成形される。シリンダ1の一側部(右側)には、吸気系を構成する気化器3とエアクリーナ4が接続され、他側部(左側)には排気系を構成するマフラー5が接続されており、クランクケース2の下部には燃料タンク6が取り付けられている。前記シリンダ1には、軸方向(この例では上下方向)に往復動するピストン7が設けられている。前記クランクケース2の内部には、軸受81を介してクランク軸8が支持されている。このクランク軸8の軸心とは変位した位置に中空状のクランクピン82が設けられ、このクランクピン82と前記ピストン7に設けた中空状のピストンピン71との間が、大端部軸受86および小端部軸受87を介してコンロッド83により連結されている。前記クランク軸8にはクランクウェブ84が設けられ、シリンダ1の上部には点火プラグPが設けられている。
【0018】
前記シリンダ1と気化器3の間には、シール用のガスケット95および96を介して、高温のシリンダからの断熱を目的としてインシュレータ9が設けられている。このインシュレータ9内には、上部側に空気通路10が形成され、下部側にこの空気通路10と平行に混合気通路11が形成されている。
【0019】
前記気化器3は、空気通路10と混合気通路11の両方の通路面積を単一の回転バルブによって調節する。さらに、前記シリンダ1の周壁には、その内周面に開口する排気ポート12aを有する排気通路12が形成され、この排気通路12からの排気ガス(燃焼ガス)は、前記マフラー5を経て外部に排出される。
【0020】
前記シリンダ1とクランクケース2の内部には、図2に示すように、燃焼室1aとクランク室2aとを直接連通させる第1掃気通路13が設けられ、さらに、燃焼室1aとクランク室2aとをクランク軸8の軸受81を介して連通させる第2掃気通路14が前記第1掃気通路13よりも排気ポート12a寄りに形成されている。これら第1、第2掃気ポート13,14は、図3に示すように、排気通路12の軸心を中心にして対称に各一対設けられている。図2に示す第1、第2掃気通路13,14の上端の第1,第2掃気ポート13a,14aは、第2掃気ポート14aの上端が第1掃気ポート13aの上端よりも高い位置で、かつ、排気ポート12aの上端よりも低い位置に設定されている。
【0021】
インシュレータ9の空気通路10からの空気Aは、ピストン7が上昇する吸気行程時に、クランク室2aの負圧を受けて、後述する導入通路16(図3)から第2掃気通路14内に一旦導入される。混合気通路11からの混合気Mは、吸気行程においてピストン7が上昇したときに、クランク室2aの負圧を受けて、シリンダ1の内周面に設けた混合気ポート11aからクランク室2aに直接導入される。
【0022】
図2のIII-III 線に沿った断面図である図3に示すように、シリンダ1の内部には、インシュレータ9の空気通路10を第2掃気通路14に連通させる導入通路16が形成されている。この導入通路16はシリンダ軸心Cとほぼ直交する方向に延びている。前記インシュレータ9には、前記シリンダ1内に進出して前記導入通路16の壁面の一部を形成する突起91が一体形成されている。シリンダ1には、図4に示すように、導入通路16を形成するための凹所100が、排気ポート12aと対向する方向、つまり空気通路10と平行な方向に鋳抜きすることにより、シリンダ1の型成形と同時に形成されている。この凹所100内に図3の突起91が進出して、導入通路16の上流部16aが形成されている。
【0023】
導入通路16の下流部16bは、前記凹所100の奥部により形成され、第1掃気通路13の径方向外側を通って第2掃気通路14に達している。つまり、凹所100は、導入通路16の長さ方向(流れ方向)の全体にわたって、導入通路16の内面の一部もしくは全部を形成している。
【0024】
インシュレータ9には、図8に示すように、空気通路10と、下流側へ向かって上下幅および横幅が小さくなっている混合気通路11とに加え、隅部4箇所にシリンダ1への取付用孔92と、後述するリードバルブの取付用孔93とが形成されている。
【0025】
前記インシュレータ9における空気通路10の下流側出口には、これに連らなる導入通路16の圧力が所定値以下に低下したときに、空気通路10を閉じるリードバルブ15が取り付けられている。このリードバルブ15は、例えば図9に示すように、空気通路10を開閉する開閉部15aを一端に有し、他端には取付孔15bを有したものであって、前記インシュレータ9の孔93(図8)に前記取付孔15bを位置合わせし、図3のねじ体110により、インシュレータ9に取り付けられる。
【0026】
図5に示す第1掃気通路13は、シリンダ1の内周面に開口する第1掃気ポート13aと、この第1掃気ポート13aからシリンダ1の下端を越えてクランクケース2の上部に達する上下方向の連通路13bと、前記上部の内周面に開口する流入ポート13cとを有している。混合気通路11(図2)からクランク室2a内に導入されている混合気Mは、ピストン7が下降する掃気行程時に連通路13bを介して第1掃気ポート13aから燃焼室1a内に噴出される。
【0027】
図6に示すように、第2掃気通路14は、シリンダ1の内周面に開口する第2掃気ポート14aと、この第2掃気ポート14aからシリンダ1の下端を越えてクランクケース2の中間高さにある、クランク軸受81の外側面に達する上下方向の連通路14bとを有している。連通路14bの下端は、軸受81の内外輪間の隙間、およびクランクウェブ84と軸受81間の隙間を通って、クランク室2aに連通している。図3に示す空気通路10から第2掃気通路14内に導入されている空気Aを、図7に示すように、ピストン7が下降する掃気行程において、連通路14bを介して第2掃気ポート14aから燃焼室1a内に噴出する。
【0028】
図4から明らかなように、シリンダ1の外側部に開口する前記凹所100の下方位置には、混合気通路11の下流部が形成され、その出口が、シリンダ1の内周面に開口する混合気ポート11aとなっている。このシリンダ1の外側部は、平坦面からなる取付座Sとなっており、この取付座Sとほぼ同形状の外形を有する図8のインシュレータ9の一端面がガスケット95(図3)を介して圧接されて組付けられるようになっている。この組付にあたっては、インシュレータ9側の取付孔93に挿通したねじ体を図4のシリンダ1側のねじ孔10dに螺合して締結する。
【0029】
次に、以上の構成としたエンジンの作用について説明する。
すなわち、図6に示すように、吸気行程においてシリンダ1内のピストン7が上死点付近に至り、シリンダ1やクランク室2aの内部が負圧状態のときに、混合気Mがシリンダ1の内周面に開口する混合気ポート11aからクランク室2a内へと直接導入される。この導入された混合気Mにより、コンロッド83の大端部軸受86や小端部軸受87が潤滑される。このとき、軸受81を介してクランク室2aに連通している第2掃気通路14も負圧になるので、この第2掃気通路14に連らなる図3の導入通路16が負圧になって、インシュレータ9の空気通路10の出口に取り付けたリードバルブ15が開放され、前記空気通路10からの空気Aが導入通路16を通って一旦第2掃気通路14に導入される。このように、吸気行程において図2のクランク室2aの負圧を受けてリードバルブ15が開放しているときは、第2掃気通路14内に常に空気Aが導入される。このため、第2掃気通路14内に吹き抜け防止用の十分な空気量が確保される。
【0030】
つづいて、掃気行程では、図3に示すように、第1掃気通路13および第2掃気通路14の第1、第2掃気ポート13a,14aから混合気Mと空気Aが燃焼室1a内に導入される。このとき、まず、第2掃気ポート14aから空気Aが導入され、少し遅れて第1掃気ポート13aから混合気Mが導入されるようになっており、しかも、空気Aの方が混合気Mよりも排気ポート12a寄りから燃焼室1aに導入されるので、先に導入された空気Aにより、排気ポート12aからの前記混合気Mの吹き抜けを防止できる。図7に示す第2掃気通路14からの空気Aが燃焼室1a内に導入される際に、クランク室2a内の混合気Mの一部がクランク軸受81の内外輪間の間隙を通って第2掃気通路14に入るので、この際に、混合気Mに含まれている燃料によって前記軸受81が潤滑される。
【0031】
ここで、図3に示す空気通路10を第2掃気通路14に導入する導入通路16が、シリンダ1内に第1掃気通路13の径方向外側を通るように形成されているので、連結パイプやクランプなどの部品が不要となり、部品点数および組付工数の削減を図ることができる。また、導入通路16は、シリンダ1の型成形によって設けられる凹所100と、これに進入するインシュレータ9の突起91とにより形成されるから、シリンダ1の凹所100は単純な形状の鋳型を用いて容易に形成できるので、製造コストを低く抑えることができる。さらに、導入通路16を形成するためにシリンダ1に鋳抜きにより形成した広い凹所100は、インシュレータ9に一体形成した突起91によって埋められて狭くなり、前記凹所100と連通するクランク室2a(図2)の容積を実質的に小さくできるので、掃気行程において空気Aの十分な噴出圧力を確保することが可能となる。
【0032】
次に、本発明の第2実施形態にかかる2サイクルエンジンについて説明する。
このエンジンでは、上述した第1実施形態において用いた図3のシリンダ1内に進出して導入通路16の壁面の一部を形成する突起91が一体形成されたインシュレータ9に加えて、図10に示すように、導入通路16の壁面の一部を形成する蓋体17をシリンダ1に取り付けたことに特徴があり、その他の基本構成は第1実施形態と同様である。
【0033】
シリンダ1には、リードバルブ15を介して空気通路10に連通する第1の凹所100Aに加えて、第1および第2掃気通路13,14のシリンダ径方向外方に位置する第2の凹所110が形成されており、この第2の凹所110が前記蓋体17により閉塞されて、導入通路16の下流部16bを形成している。空気通路10からの空気Aは、リードバルブ15の開放によって、導入通路16および空気導出口10cを経て、第2掃気通路14内に導入される。導入通路16の上流部16aと下流部16bとは、シリンダ1に形成した連通孔10aにより連通している。吸気行程および掃気行程のそれぞれにおける空気Aおよび混合気Mの流れは、第1実施形態の場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0034】
シリンダ1の外側部に開口して導入通路16の一部である上流側を形成するための第1の凹所100Aは、図11に示すように、横幅が図4の第1実施形態の凹所100よりも小さくなっている。蓋体17は、ガスケット97を介して、ねじ体19によりシリンダ1の前後両面に固定されている。この第2実施形態では、第1実施形態に比べ、凹所100Aを小さくすることができるので、シリンダ1の空冷用の冷却フィン20の数を多くすることができて、シリンダ1の冷却効率を向上させることができる。
【0035】
図12は、図11の矢印XII 方向から見た矢視図であって、シリンダ1の前後面から蓋体17を外した状態を示している。同図に示すように、シリンダ1に形成された第1の凹所110内には、前記連通孔10aに加えて、第2掃気通路14に連通する前記空気導出口10cが形成され、これら連通孔10aと空気導出口10c間が導入通路16の下流部16bとなっている。したがって、空気Aは連通孔10aから導入通路下流部16bおよび空気導出口10cを経て第2掃気通路14に導入される。こうして、第1および第2の凹所100A,110は、導入通路16の長さ方向(流れ方向)の全体にわたって、導入通路16の内面の一部を形成している。
【0036】
なお、破線で示すように、第1掃気通路13と導入通路16を連通する別の導出口10ccを設けた場合には、前記第2掃気通路14のみならず、第1掃気通路13にも空気Aを吸入させることができる。これにより、図10の第1掃気通路13からの混合気の噴出の初期に空気Aを噴出させることができるので、混合気Mの吹き抜けをより効率的に抑制できる。
【0037】
この第2実施形態では、導入通路16の形成を、第1実施形態のように、シリンダ1の鋳抜き形成による凹所100Aおよびインシュレータ9の突起91に加えて、シリンダ1の第2の凹所110およびシリンダ1に取り付ける蓋体17によって形成したので、導入通路16における、特に第1掃気通路13のシリンダ径方向外側に位置する下流部16bを形成するための第2の凹所110を、単純な形状の鋳型によって形成できるから、型コストを低く抑えることができる。
【0038】
図13は、第3実施形態を示すものであって、この場合におけるインシュレータ9には、第1実施形態の図3に示すインシュレータ9のように導入通路16の壁面の一部を形成する突起91は存在しない。この突起91の代わりに、インシュレータ9に、前記空気通路10の下流部に連通する1対の分岐通路10A, 10Bを形成している。
【0039】
各1対の第1掃気通路13および第2掃気通路14の外側には、第2実施形態(図10)と同様、シリンダ1にそれぞれ蓋体17が取り付けられて、シリンダ1の第2の凹所110との間で導入通路16の下流部16bが形成されている。前記インシュレータ9の分岐通路10A, 10Bの各出口部分にはリードバルブ21が取り付けられている。図14に示すように、このリードバルブ21は、左右一対の開閉部21a,21bを有し、これら開閉部21a,21bによって、図13の1対の分岐通路10A, 10Bを開閉する。
【0040】
吸気行程において、導入通路16が負圧状態のとき、リードバルブ21の左右の開閉部21a,21bが開放され、前記空気通路1からの空気Aは、各分岐通路10A,10Bからシリンダ1の凹所100Bによって形成された導入通路上流部16aおよび連通孔10aを経て導入通路下流部16bに入り、導出口10cを通って第2掃気通路14内に導入されるようになっている。なお、このリードバルブ21は、図14(A)に示すように、中央部位に取付孔23aとノックピン孔23bを有し、取付孔23aに掃通した図13のねじ体24により、インシュレータ9にねじ止めして取り付けられる。
【0041】
この第3実施形態は、図10〜12に示した第2実施形態と比べ、図13のインシュレータ9に形成した空気通路10の構成が異なる点およびリードバルブ21の形状が異なる点でのみ相違するだけで、その他の基本構成は同一であるから、下記の点を除いてその基本的な作用についても前記第1または第2実施形態の場合と同様である。すなわち、この第3実施形態の場合、リードバルブ21は、通路面積の小さい分岐通路10A,10Bを開閉するから、開閉動作のストロークが小さくて済む。したがって、シリンダ1におけるリードバルブ21を収納する第1の凹所100Bの深さを小さくして、エンジンを小形化できる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、第2掃気通路から燃焼室に導入される空気により、第1掃気通路からの混合気が排気ポートから吹き抜けを防止できる。このとき、クランク室内が負圧となる吸気行程でリードバルブが開放されている間は常に空気通路からの空気が導入通路を経て第2掃気通路に導入されるので、第2掃気通路内に十分な空気量を確保することができる。さらに、前記空気通路を第2掃気通路に導入する導入通路がシリンダ内に第1掃気通路の径方向外側を通るように形成されているので、空気通路と第2掃気通路とを連結する連結パイプやクランプなどの部品が不要となり、部品点数および組付工数の削減を図ることができる。また、前記導入通路はシリンダの型成形によって設けられる凹所により形成されるから、単純な形状の鋳型を用いて容易に形成できるので、製造コストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクルエンジンの正面断面図である。
【図2】同エンジンのシリンダとクランクケースを拡大して示す正面断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】同エンジンのシリンダ部分を示す側面図である。
【図5】図3のV−V線に沿った断面図であって、第1掃気通路の部分を示す。
【図6】図3のVI−VI線に沿った断面図であって、第2掃気通路を示す。
【図7】図2のVII−VII線に沿った断面図である。
【図8】インシュレータをシリンダへの取付方向から見た正面図である。
【図9】(A)はリードバルブの正面図、(B)は同じく側面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るエンジンの要部を示す、図3に対応した断面図である。
【図11】同エンジンのシリンダ部分を示す側面図である。
【図12】図11の矢印XII 方向から見た矢視図であって、蓋体を取り外した場合を示している。
【図13】本発明の第3実施形態に係るエンジンのシリンダ部分の横断面図である。
【図14】第3実施形態に係るエンジンで使用するリードバルブであって、(A)はリードバルブを示す正面図、(B)は同じく側面図である。
【符号の説明】
1…シリンダ
1a…燃焼室
2…クランクケース
2a…クランク室
9…インシュレータ
91…突起
10…空気通路
11…混合気通路
12…排気通路
12a…排気ポート
13…第1掃気通路
14…第2掃気通路
13,14a…掃気ポート
15,21…リードバルブ
16…導入通路
17…蓋体
81…軸受
100,100A,100B,110…凹所
A…空気
M…混合気

Claims (5)

  1. 燃焼室とクランク室とを連通させる第1および第2掃気通路と、空気を第2掃気通路に導入する空気通路と、この空気通路に設けられたリードバルブと、混合気をクランク室に導入する混合気通路とを有し、
    前記第2掃気通路は第1掃気通路よりも排気ポート寄りに位置しており、
    前記空気通路からの空気を第1掃気通路の径方向外側を通って第2掃気通路に導入する導入通路がシリンダ内に形成され、
    前記導入通路を形成するための凹所がシリンダの型成形によってシリンダ内に設けられており、
    気化器とシリンダとの間に介挿されるインシュレータに、前記シリンダの前記凹所内に進出して前記導入通路の壁面の一部を形成する突起が一体形成され、
    吸気行程において、前記空気通路からの空気が前記リードバルブを経て前記第2掃気通路に導入されるとともに、前記混合気通路からの混合気が前記クランク室に導入され、
    掃気行程において、前記クランク室内の混合気が前記第1掃気通路を経て燃焼室に導入され始めるよりも前に前記第2掃気通路内の空気が前記燃焼室に導入され始めるように設定された空気掃気型の2サイクルエンジン。
  2. 請求項1において、前記シリンダに取り付けられて、前記導入通路の壁面の一部を形成する蓋体を有する空気掃気型の2サイクルエンジン。
  3. 請求項1または2において、前記第1掃気通路と前記導入通路を連通する導出口を有する空気掃気型の2サイクルエンジン。
  4. 請求項1において、前記インシュレータに、前記空気通路の下流部に連通する1対の分岐通路が形成され、前記リードバルブは、前記1対の分岐通路を開閉する開閉部を左右にそれぞれ備えている空気掃気型の2サイクルエンジン。
  5. 請求項1において、前記第2掃気通路は、前記燃焼室と前記クランク室とをクランク軸の軸受を介して連通させている空気掃気型の2サイクルエンジン。
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