JP2007327372A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】キャブレターをエンジン本体に対して回転した複数位置で取り付けることができるエンジンの提供。
【解決手段】シリンダ3に対してインシュレータ7を所定位置に取り付けるとともに、インシュレータ7の接合面76において、吸気孔74の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能にねじ穴79A,79B,79C,79Dを設け、キャブレター8取付用のボルト11が、キャブレター8の貫通孔85A,85Bを貫通してねじ穴79A,79B,79C,79Dに挿通されることにより、キャブレター8がインシュレータ7に取り付けられる。
このような構成によれば、エンジン本体2に対してキャブレター8を吸気孔74の軸心回りに回転した複数位置に取り付けることができる。このため、スロットルレバー84のキャブレター8からの突出方向、換言すると、スロットルレバー84を操作する方向を変更することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンに係り、詳しくは、エンジン本体に対するキャブレターの取り付け構造の改良に関する。
従来、エンジンにおいて、エンジン本体へのキャブレターの取り付けは、インシュレータを介して行われている。このとき、エンジン本体、インシュレータ、及びキャブレターは、それぞれ吸気孔を有しており、これらの吸気孔は、キャブレターにより生成される燃料と空気の混合気をエンジンに吸気する通路であるため、各吸気孔が連通するように取り付けが行われる。
ここで、キャブレターにおいては、スロットルレバーを操作することにより、スロットルバルブの開口度を変化させ、キャブレターが吸入する空気量を調節し、エンジンにおいて適正な燃焼が行える比率で燃料と空気の混合気を生成している。
このため、エンジンを搭載するにあたっては、スロットルレバーを操作するためにワイヤーやリンク等の操作機構を設ける必要がある。
このようなエンジンにおいては、エンジン本体とキャブレターとの位置関係は固定して取り付けられ(例えば、特許文献1)、ひいてはスロットルレバーの位置もエンジン本体に対して固定した位置関係とされている。
特開2004−360656
しかしながら、例えば、ラジコン飛行機に搭載されるエンジンにおいては、スロットルレバーの位置がエンジン本体に対して固定されていると、機体の設計仕様によっては、機体の各部とスロットルレバーを操作するための操作機構とが干渉を起こすことが考えられる。このため、スロットルレバーを操作する方向を変更したいという要求があった。すなわち、キャブレターが固定的に取り付けられた同一のエンジンを使っては、様々な設計仕様を有するエンジンの被搭載機器としての機体に対応することができず、機体設計の自由度が低下するという問題があった。
本発明の目的は、エンジンの搭載にあたり、キャブレターのスロットルレバーの位置を変更可能で、被搭載機器の設計自由度を高くすることができるエンジンを提供することにある。
本発明の請求項1に係るエンジンは、それぞれ吸気孔を有するエンジン本体、インシュレータ、及びキャブレターを備えるとともに、キャブレターが、エンジン本体に対してインシュレータを介して、各吸気孔が連通するように取り付けられたエンジンにおいて、キャブレターをエンジン本体に対して、吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能な取付手段を設け、この取付手段の一つの取付位置によりキャブレターをエンジン本体に取り付けたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係るエンジンは、請求項1に記載のエンジンにおいて、取付手段は、エンジン本体に対してインシュレータを所定位置に取り付けるとともに、当該インシュレータとキャブレターとを吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能に設けられて構成され、インシュレータには、吸気孔とは別個にキャブレターに設けた連通孔とエンジン本体に設けた連通孔とを連通させる連通孔を設けるとともに、インシュレータとキャブレターとの接合面において、キャブレターの連通孔とインシュレータの連通孔とを連通させる環状の連通溝を設けることを特徴とする。
本発明の請求項3に係るエンジンは、請求項1に記載のエンジンにおいて、取付手段は、インシュレータに対してキャブレターを所定位置に取り付けるとともに、当該インシュレータとエンジン本体とを吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能に設けられて構成され、インシュレータには、吸気孔とは別個にキャブレターに設けた連通孔とエンジン本体に設けた連通孔とを連通させる連通孔を設けるとともに、エンジン本体とインシュレータとの接合面において、エンジン本体の連通孔と、インシュレータの連通孔とを連通させる環状の連通溝を設けることを特徴とする。
本発明の請求項4に係るエンジンは、請求項1に記載のエンジンにおいて、取付手段は、インシュレータとキャブレターとを吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能に設けられ、かつ、当該インシュレータとエンジン本体とを吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能に設けられて構成され、インシュレータには、吸気孔とは別個にキャブレターに設けた連通孔とエンジン本体に設けた連通孔とを連通させる連通孔を設けるとともに、インシュレータとキャブレターとの接合面において、キャブレターの連通孔とインシュレータの連通孔とを連通させる環状の連通溝を設け、かつ、エンジン本体とインシュレータとの接合面において、エンジン本体の連通孔とインシュレータの連通孔とを連通させる環状の連通溝を設けることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、エンジン本体に対してキャブレターを複数の位置に回転して取り付けることができる。このため、スロットルレバーのキャブレターからの突出方向、換言すると、スロットルレバーを操作する方向を変更することができる。
また、キャブレターは、エンジン本体に対して吸気孔の軸心回りに回転して取り付けられるから、キャブレターの回転により吸気孔の連通に影響することもない。
請求項2の発明によれば、インシュレータと、キャブレターとを、複数の位置に回転して取り付けることができ、結果として、エンジン本体に対してキャブレターを複数の位置に回転して取り付けることができる。また、インシュレータと、キャブレターとの接合面には、回転取付時においてもインシュレータの連通孔と、キャブレターの連通孔とを連通させる環状の連通溝が設けられているから、それぞれの連通孔の連通に影響することもない。
さらに、エンジン本体と比べて小さい部品であるインシュレータと、キャブレターとを吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能に設ければよいから、エンジン本体を加工する場合に比べて、加工が容易である。
ここで、連通孔としては、例えば、2ストロークエンジンにおいて、キャブレターに燃料を送るポンプを動作させるために、エンジンの負圧を伝達することを目的として設けられた通路であるパルス孔が考えられる。また、層状掃気式の2ストロークエンジンにおいて、混合気の掃気をおこなうための先導空気をエンジンに吸入することを目的として設けられた通路である先導空気通路等も考えられる。
請求項3の発明によれば、インシュレータと、エンジン本体とを、複数の位置に回転して取り付けることができ、結果として、エンジン本体に対してキャブレターを複数の位置に回転して取り付けることができる。また、インシュレータと、エンジン本体との接合面には、回転取付時においてもインシュレータの連通孔と、エンジン本体の連通孔とを連通させる環状の連通溝が設けられているから、それぞれの連通孔の連通に影響することもない。
請求項4の発明によれば、インシュレータと、キャブレターと、エンジン本体とをそれぞれ複数の位置に回転して取り付けることができ、結果として、エンジン本体に対してキャブレターを複数の位置に回転して取り付けることができる。
例えば、インシュレータと、キャブレターとを、90度ごとに4箇所の位置で回転して取り付け可能に取付手段を設け、かつ、インシュレータと、エンジン本体とを所定位置と、この所定位置からキャブレターの回転方向に45度ずらした位置の2箇所に回転して取り付け可能に取付手段を設けることにより、エンジン本体に対してキャブレターを45度ごと8箇所の位置に回転して取り付けることができる。すなわち、一方の接合面にのみ取付手段を設ける場合と比較して、容易にエンジン本体に対するキャブレターの取り付け可能な位置を増設することができる。
また、インシュレータとキャブレターとの接合面、ならびにエンジン本体とインシュレータとの接合面には、それぞれ各連通孔を連通させる環状の連通溝が形成されているから、インシュレータとキャブレター、ならびにエンジン本体とインシュレータとをそれぞれ回転させても連通孔の連通に影響することもない。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1ないし図4は、本発明の第1実施形態を示すもので、図1は、2ストロークエンジンの正面図、図2は、同エンジンの側面図、図3は、同エンジンの要部を分解した斜視図、図4は、インシュレータの部品図である。
図1ないし図3に示す2ストロークエンジン1は、エンジン本体2と、エンジン本体2の図1中上側の一端に設けられた点火プラグ5と、エンジン本体2に回転自在に支持されたクランクシャフト6(図3)と、エンジン本体2の図1中右側の側面に、インシュレータ7を介して取り付けられたキャブレター8と、エンジン本体2の図1中左側の側面に取り付けられたマフラー9とを主な構成要素として構成される。
エンジン本体2は、複数のフィンを有するシリンダ3と、シリンダ3の図1中下側に設けられたクランクケース4とを備えている。
シリンダ3のインシュレータ7との接合面31には、吸気孔32が開口されているとともに、連通孔としてのパルス孔33が開口されており、かつ、吸気孔32と同心の仮想円上の180度等配される2箇所位置には、インシュレータ7取付用のねじ穴34が形成されている(図3に1箇所のみを図示)。
次に、インシュレータ7について、図4をも参照して説明する。
インシュレータ7は、エンジンの熱をキャブレター8に伝達しないためのもので、耐熱プラスチック材等から構成されているとともに、概略形状は、偏平円筒体71の周面4箇所、90度等配位置に突条部72が形成され、さらに、偏平円筒体71の周面の180度位置にある2箇所に鍔部73が形成された形状とされている。すなわち、インシュレータ7全体として点対称とされている。
インシュレータ7は、中心部に吸気孔74を備えている。インシュレータ7の吸気孔74の外方2箇所位置には、シリンダ3のパルス孔33と連通する連通孔としての2つのパルス孔75が貫通して設けられている。
これにより、インシュレータ7が吸気孔74の軸心回りに180°回転してシリンダ3に取り付けられた場合においても、シリンダ3のパルス孔33と、インシュレータ7のどちらかのパルス孔75とを連通させることができ、取付性を向上させている。
インシュレータ7の一方の端面、すなわち、キャブレター8と接合される接合面76には、吸気孔74の周囲において、吸気孔74の軸心を中心とし、かつ、前述の2つのパルス孔75を含む位置に環状(本実施形態では円形状)の連通溝77が形成されている。
インシュレータ7の2箇所の鍔部73には、それぞれ貫通孔78が形成されている。この貫通孔78を貫通して、ボルト10が挿通され、シリンダ3に形成されたねじ穴34に螺合されることにより、インシュレータ7がシリンダ3に固定されるようになっている。
また、インシュレータ7の4つの突条部72には、キャブレター8取付用のねじ穴79がそれぞれ形成されており、これらのねじ穴79の中心位置は、吸気孔74と同心の仮想円上の90度等配位置とされている。
ここで、4つのねじ穴79をそれぞれ区別する場合には、図に示すように、符号を図4中反時計回りに79Aないし79Dとする。
キャブレター8は、一般的構造のもので、略ブロック状に形成され、中心部に貫通形成された吸気孔81を備えている。このキャブレター8には、インシュレータ7のパルス孔75と連通するパルス孔82が貫通して設けられている。キャブレター8の吸気孔81内において、インシュレータ7との接合面(図示せず)とは反対側位置には、バタフライバルブからなるスロットルバルブ83がバルブ軸(図示せず)を介して回動可能に設けられている。このバルブ軸のキャブレター8からの突出部、すなわち、キャブレター8の図1中上側にはスロットルレバー84が取り付けられている。
これにより、スロットルレバー84を操作することにより、スロットルバルブ83の開口度を変化させ、キャブレター8が吸入する空気量を調節することができる。このスロットルレバー84は、図示しないワイヤーやリンク等の操作機構を介してエンジンの被搭載機器、例えば、ラジコン飛行機内の駆動ユニットに接続される。
キャブレター8の吸気孔81を挟んだ180度位置、すなわち、インシュレータ7のねじ穴79における対角線上の2箇所位置(図3では、79A、79C)と対向した位置には貫通孔85が形成され、これらの貫通孔85を貫通してボルト11が挿通され、インシュレータ7に設けられたねじ穴79に螺合されることにより、キャブレター8がインシュレータ7に固定されるようになっている。
ここで、2つの貫通孔85をそれぞれ区別する場合には、図に示すように、符号を85A、及び85Bとする。
なお、キャブレター8のインシュレータ7との接合面は平面状に形成される。
図1、及び図2に示すキャブレター8は、貫通孔85Aをインシュレータ7のねじ穴79Aに、貫通孔85Bをインシュレータ7のねじ穴79Cに対応させて取り付けられる。このため、スロットルレバー84は、キャブレター8の図2中上側に突出する(図示せず)。
なお、本実施形態において、取付手段は、インシュレータ7をシリンダ3に取り付けるために設けられた、インシュレータ7の貫通孔78、シリンダ3のねじ穴34、及びインシュレータ7取付用のボルト10と、キャブレター8をインシュレータ7に取り付けるために設けられたキャブレター8の貫通孔85、インシュレータ7のねじ穴79、及びキャブレター8取付用のボルト11とにより構成されている。
次に、本実施形態の取付方法について、図5ないし図7をも参照して説明する。
図5は、図2の状態から、キャブレター8を反時計回りに90度回転して取り付けた2ストロークエンジン1の側面図、図6は、同180度回転して取り付けた同エンジンの側面図、図7は、同270度回転して取り付けた同エンジンの側面図である。
ここにおいて、このようにエンジン本体2に対するキャブレター8の取付位置を変更する取付方法について言及するのは、本実施形態の被搭載機器への取付にあたっては、スロットルレバー84の操作機構と被搭載機器との干渉を防止するため、エンジン本体2に対するキャブレター8の取付位置を変更可能な点がポイントであるからである。
すなわち、インシュレータ7は、エンジン本体2のシリンダ3に対して所定位置に取り付けられており、キャブレター8を回転してインシュレータ7に取り付けるにあたっては、インシュレータ7のねじ穴79における任意の対角線上の2箇所位置を選択して取り付けることにより、90度ごとの4箇所のうちの任意の箇所においてキャブレター8をインシュレータ7に取り付けることができる。例えば、図5においては、キャブレター8を、図3に示す位置から、図3中反時計回り方向に90度回転して取り付けている。この際、キャブレター8の貫通孔85Aをインシュレータ7のねじ穴79Bに、キャブレター8の貫通孔85Bをインシュレータ7のねじ穴79Dに対応させて取り付ける。この場合には、キャブレター8は、図5に示す位置に取り付けられ、スロットルレバー84は、キャブレター8の図5中左側に突出する(図示せず)。
同様に、キャブレター8を180度、及び270度回転して取り付けた図を図6、及び図7に示す。
このような構成によれば、インシュレータ7に対してキャブレター8を90度ごとの4箇所位置に回転して取り付けることができ、結果として、エンジン本体2に対してキャブレター8を90度ごとの4箇所位置に回転して取り付けることができる。このため、スロットルレバー84のキャブレター8からの突出方向、換言すると、スロットルレバー84を操作する方向を変更することができ、スロットルレバー84の操作機構と被搭載機器との干渉を防止することができる。また、キャブレター8は、インシュレータ7に対して吸気孔74の軸心回りに回転して取り付けられるから、インシュレータ7の吸気孔74、及びキャブレター8の吸気孔81の連通に影響することもない。
また、インシュレータ7には、キャブレター8との接合面76において、吸気孔74の軸心を中心とし、かつ、連通孔としてのパルス孔75を包含する円形状の連通溝77が設けられているから、インシュレータ7に対してキャブレター8を回転して取り付けた場合においても、キャブレター8のパルス孔82は、連通溝77と対向することができる。すなわち、インシュレータ7のパルス孔75と、キャブレター8の連通孔としてのパルス孔82とを連通溝77を介して連通させることができる。
さらに、エンジン本体2と比べて小さい部品であるインシュレータ7にねじ穴79、及び連通溝77を設けているから、エンジン本体2を加工する場合に比べて、加工が容易である。
〔第2実施形態〕
図8は、本発明の第2実施形態を示すもので、2ストロークエンジン1の要部を分解した斜視図である。なお、本実施形態以降の実施形態においては、第1実施形態と同一部材および同一機能部位には同一符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
本第2実施形態では、図8に示されるように、第1実施形態とは異なり、インシュレータ7をシリンダ3に対して回転させた複数位置、具体的には4箇所位置で取り付け可能とし、キャブレター8をインシュレータ7の所定位置に取り付けたものである。すなわち、シリンダ3のインシュレータ7との接合面31には、インシュレータ7取付用のねじ穴35がそれぞれ形成されており、これらのねじ穴35の中心位置は、吸気孔32と同心の仮想円上に90度等配位置とされている。また、インシュレータ7のねじ穴79は、キャブレター8の貫通孔85と対向する2箇所位置に設けられている。
また、接合面31には、吸気孔32の周囲において、吸気孔32の軸心を中心とし、かつ、パルス孔33を含む位置に環状(本実施形態では円形状)の連通溝36が形成されている。
そして、インシュレータ7取付用のボルト10がインシュレータ7の貫通孔78を貫通してシリンダ3のねじ穴35に挿通され、キャブレター8取付用のボルト11が、キャブレター8の貫通孔85を貫通してインシュレータ7のねじ穴79に挿通される。
このため、シリンダ3に対してインシュレータ7を90度ごとの4箇所位置に回転して取り付けることができ、結果として、エンジン本体2に対してキャブレター8を90度ごとの4箇所位置に回転して取り付けることができる。
さらに、シリンダ3には、インシュレータ7との接合面31において、吸気孔32の軸心を中心とし、かつ、パルス孔33を包含する円形状の連通溝36が設けられているから、シリンダ3に対してインシュレータ7を回転して取り付けた場合においても、インシュレータ7のパルス孔75は、連通溝36と対向することができる。すなわち、シリンダ3のパルス孔33と、インシュレータ7のパルス孔75とを連通溝36を介して連通させることができる。
〔第3実施形態〕
図9は、本発明の第3実施形態を示すもので、2ストロークエンジン1の要部を分解した斜視図である。
本実施形態では、図9に示されるように、キャブレター8をインシュレータ7に対して回転させた複数位置、具体的には4箇所位置で取り付け可能とし、さらに、インシュレータ7をシリンダ3に対して回転させた複数位置、具体的には所定位置と、所定位置から45度ずらした2箇所位置で取り付け可能としたものである。
すなわち、第1実施形態の2ストロークエンジン1の構成に加えて、シリンダ3のインシュレータ7との接合面31には、インシュレータ7取付用のねじ穴34から吸気孔32の軸心を中心とし、反時計回りに45度回転した位置にインシュレータ7取付用のねじ穴37が形成される。
また、シリンダ3のインシュレータ7との接合面31には、シリンダ3と、インシュレータ7とが回転して取り付け可能に設けられていることに対応して、第2実施形態と同様に環状の連通溝36が設けられる。
そして、インシュレータ7取付用のボルト10がインシュレータ7の貫通孔78を貫通してシリンダ3のねじ穴35、またはねじ穴37に挿通され、キャブレター8取付用のボルト11が、キャブレター8の貫通孔85を貫通してインシュレータ7のねじ穴79に挿通される。
このため、インシュレータ7がねじ穴35により取り付けられている場合において、キャブレター8をインシュレータ7に90度ごとの4箇所位置に回転して取り付けることができ、さらに、インシュレータ7が45度回転したねじ穴37により取り付けられている場合において、キャブレター8をインシュレータ7に90度ごとの4箇所位置に回転して取り付けることができ、結果として、キャブレター8は、シリンダ3に対して45度ごとの8箇所位置に取り付けることができる。
すなわち、第1実施形態、または第2実施形態と比較して容易にエンジン本体2に対するキャブレター8の取付位置を増設することができる。
さらに、シリンダ3には、インシュレータ7との接合面31において、連通溝36が設けられているから、第2実施形態と同様に、シリンダ3に対してインシュレータ7を回転して取り付けた場合においても、シリンダ3のパルス孔33と、インシュレータ7のパルス孔75とを連通溝36を介して連通させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明において、取付手段とは、キャブレター8をインシュレータ7を介してエンジン本体2に複数位置で取り付け得る手段であればよく、その取付位置の数、設置場所、具体的な構成(ボルト、貫通孔、ねじ穴等)は限定されない。
この際、設置場所は、前記実施形態では、エンジン本体2とインシュレータ7との接合面、及びインシュレータ7とキャブレター8との接合面のいずれか一方、または両方としたが、例えば、インシュレータを2つ用いて、これらの接合面に設けてもよく、要するに、エンジン本体2とキャブレターとを複数位置で取り付け得る場所であればよい。
また、取付手段として、エンジン本体2に対するキャブレター8の取付位置は、第1実施形態、及び第2実施形態においては90度ごとの4箇所、第3実施形態においては45度ごとの8箇所としたが、120度ごとの3箇所、または60度ごとの6箇所、さらには、これら以外の角度ごととしてもよく、エンジンの被搭載機器、例えば、ラジコン飛行機の設計仕様に応じて任意に取付手段の数を増減することができる。
また、第1実施形態ないし第3実施形態における、ねじ穴79、ねじ穴35、及び、ねじ穴37の数により、取付位置の数を増減させていたが、例えば、インシュレータ7の鍔部73の数を増減させてもよく、要するに、エンジン本体2に対するキャブレター8の取付位置を増減することができればよい。
また、連通溝36、79は、シリンダ3の接合面31、及びインシュレータ7の接合面76に形成したが、これらの接合面と対抗する面に形成してもよく、両方の面に形成してもよい。要するに、キャブレター8の回転取付時においても、シリンダ3、インシュレータ7、及びキャブレター8のそれぞれの連通孔としてのパルス孔33、75、82を連通させることができればよい。
また、連通孔は、パルス孔により構成されていたが、前述したように、先導空気通路等でもよく、要するに、シリンダ3、インシュレータ7、及びキャブレター8に連通される孔であればよい。
また、第3実施形態において、インシュレータ7と、キャブレター8とを、90度ごとに4箇所の位置で回転して取り付け可能に取付手段を設け、かつ、インシュレータ7と、シリンダ3とを所定位置と、この所定位置からキャブレター8の回転方向に45度ずらした位置の2箇所に回転して取り付け可能に取付手段を設けていたが、逆、すなわち、シリンダ3と、インシュレータ7とを、90度ごとに4箇所の位置で回転して取り付け可能に取付手段を設け、かつ、キャブレター8と、インシュレータ7とを所定位置と、この所定位置からキャブレター8の回転方向に45度ずらした位置の2箇所に回転して取り付け可能に取付手段を設けてもよく、要するに、一方の接合面に設けられた取付位置に対して、他方の接合面に設けられた取付位置がずれていればよい。
また、連通溝36、77は円形状に設けたが、方形等でもよく、要するにシリンダ3、インシュレータ7、及びキャブレター8のそれぞれのパルス孔を連通させることができる環状であればよい。
本発明は、エンジンの搭載にあたり、キャブレターのスロットルレバーの位置を変更可能なエンジンとして好適に利用可能であり、特にホビー用のエンジンとして有効である。
本発明の第1実施形態に係る2ストロークエンジンの正面図。 同エンジンの側面図。 同エンジンの要部を分解した斜視図。 第1実施形態に用いられるインシュレータの部品図。 第1実施形態におけるキャブレターを90度回転して取り付けた同エンジンの側面図。 同180度回転して取り付けた同エンジンの側面図。 同270度回転して取り付けた同エンジンの側面図。 本発明の第2実施形態に係る2ストロークエンジンの要部を分解した概略斜視図。 本発明の第3実施形態に係る2ストロークエンジンの要部を分解した概略斜視図。
符号の説明
1…2ストロークエンジン、2…エンジン本体、3…シリンダ、7…インシュレータ、8…キャブレター、11…ボルト、32…吸気孔、33…連通孔としてのパルス孔、74…吸気孔、75…連通孔としてのパルス孔、77…連通溝、79…ねじ穴、81…吸気孔、82…連通孔としてのパルス孔、84…スロットルレバー、85…貫通孔。

Claims (4)

  1. それぞれ吸気孔を有するエンジン本体、インシュレータ、及びキャブレターを備えるとともに、
    前記キャブレターが、エンジン本体に対してインシュレータを介して、各吸気孔が連通するように取り付けられたエンジンにおいて、
    前記キャブレターを前記エンジン本体に対して、吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能な取付手段を設け、
    この取付手段の一つの取付位置によりキャブレターをエンジン本体に取り付けた
    ことを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    前記取付手段は、前記エンジン本体に対してインシュレータを所定位置に取り付けるとともに、
    当該インシュレータとキャブレターとを吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能に設けられて構成され、
    前記インシュレータには、吸気孔とは別個にキャブレターに設けた連通孔とエンジン本体に設けた連通孔とを連通させる連通孔を設けるとともに、
    前記インシュレータとキャブレターとの接合面において、キャブレターの連通孔とインシュレータの連通孔とを連通させる環状の連通溝を設けた
    ことを特徴とするエンジン。
  3. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    前記取付手段は、前記インシュレータに対してキャブレターを所定位置に取り付けるとともに、
    当該インシュレータとエンジン本体とを吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能に設けられて構成され、
    前記インシュレータには、吸気孔とは別個にキャブレターに設けた連通孔とエンジン本体に設けた連通孔とを連通させる連通孔を設けるとともに、
    前記エンジン本体とインシュレータとの接合面において、エンジン本体の連通孔とインシュレータの連通孔とを連通させる環状の連通溝を設けた
    ことを特徴とするエンジン。
  4. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    前記取付手段は、前記インシュレータとキャブレターとを吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能に設けられ、かつ、当該インシュレータとエンジン本体とを吸気孔の軸心回りに回転した複数位置で取り付け可能に設けられて構成され、
    前記インシュレータには、吸気孔とは別個にキャブレターに設けた連通孔とエンジン本体に設けた連通孔とを連通させる連通孔を設けるとともに、
    前記インシュレータとキャブレターとの接合面において、キャブレターの連通孔とインシュレータの連通孔とを連通させる環状の連通溝を設け、かつ、前記エンジン本体とインシュレータとの接合面において、エンジン本体の連通孔とインシュレータの連通孔とを連通させる環状の連通溝を設けた
    ことを特徴とするエンジン。
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