JPH0519545A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0519545A
JPH0519545A JP3059790A JP5979091A JPH0519545A JP H0519545 A JPH0519545 A JP H0519545A JP 3059790 A JP3059790 A JP 3059790A JP 5979091 A JP5979091 A JP 5979091A JP H0519545 A JPH0519545 A JP H0519545A
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JP
Japan
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cartridge
toner
drum
agent
roller
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Withdrawn
Application number
JP3059790A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Nakahara
和之 中原
Masahito Yanagida
雅人 柳田
Koji Ishigaki
好司 石垣
Keisuke Hayashi
圭介 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーの補充操作、使用済の感光体シートや
廃トナーの破棄を極めて容易にすると共に、部品の有効
活用を可能にする。 【構成】 挿入窓692から挿入されたトナーカートリ
ッジ500を、コロ610,611等からなる搬送機構
によってトナーホッパの開口部上に搬送し、開封ローラ
680でカートリッジ下面のシールを剥ぎ取って、トナ
ーを補充する。空になったカートリッジを、空カートリ
ッジ等収納ボックス550のカートリッジ収容部上に逆
搬送して落下させ、ここで保管する。該ボックスの下部
には使用済みの感光体シートを収容する感光体シート収
容部も形成され、装置本体に脱着可能に支持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に広く普及している複写機等の画像
形成装置は、カーソルプロセス(電子写真プロセス)を
利用して、記録媒体(シート)上に可視画像を形成して
いる。この可視画像は、現像装置に蓄えられているトナ
ーと呼ばれる微粒子によって作られるものであるが、ト
ナーは画像形成の度に消費される消耗品である。従っ
て、トナーが所定量以下となった場合は、その都度トナ
ーを補給しなければならず、画像形成装置の保守の操作
上で最も煩わしいものであった。又、静電潜像担持体で
ある感光体は、画像形成動作の繰返しによる特性の劣化
や表面の傷の増加によって画像上の汚れを発生するよう
になると交換が必要になってくる。従来からトナーの補
給方法については様々な提案がなされてきたが、代表的
な方法としては、現像装置のトナー補給部へトナーを直
接補給する方式のもの、あるいはトナーを収容するトナ
ーカートリッジを現像装置のトナー補給部に装填し、ト
ナーカートリッジからトナーを補給する方式等が知られ
ている。しかしながら、これらの方式においては、トナ
ーが所定量以下となった場合、その都度操作者がトナー
を補給しなければならず、利便性や操作性が著しく悪
く、又、トナーをトナー補給部へ補給する際、及びトナ
ー補給後の空トナーカートリッジを装置外へ取り出す際
に、トナーが装置内部や外部へ飛散し、装置を汚した
り、操作者の手や衣服を汚し、清潔性、利便性、操作性
が著しく悪いという不具合があった。
【0003】そこで、トナー補充や感光体の交換という
装置の保守上の操作性を向上させるべく、感光体ドラム
とこの周辺に配設されているトナー収容部等の機構を一
体化してユニットになし、収容トナーが消費された時点
でユニットごと交換する技術が実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この技術に
よれば、トナー消費毎のカートリッジ等を用いたトナー
の補充の手間等は無くなるが、収容しているトナーが無
くなった場合、まだ寿命を有している現像ローラ、帯電
器、クリーニングブレード等までもが捨てられてしまう
ことになる。即ち、保守上の操作性を追求するあまり、
使用可能である多くの部品をも捨ててしまうものであ
る。操作性は商品にとって、極めて重要なファクタでは
あるが、資源の有効活用等を考慮すると、このように、
まだ使用できるものを捨ててしまうことは好ましいこと
ではない。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、良好な保守上の操作
性を実現すると共に、部品の有効活用が可能である画像
形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、静電潜像担持体と、該静電潜像担持体
上の静電潜像を現像する現像手段と、該静電潜像担持体
を交換する静電潜像担持体交換手段と、静電潜像担持体
収容手段と、補充用の現像剤を収容する現像剤収容手段
と、該現像剤収容手段が装填される装填部と、該装填さ
れた現像剤収容手段を現像剤補充部へ移送する移送手段
と、該現像剤補充部で現像剤を補充して空になった空現
像剤収容手段を該現像剤補充部から空現像剤収容手段を
保管する保管手段へ移送する移送手段とを設け、該保管
手段と該静電潜像担持体収容手段とを一体化し、且つ、
装置本体に着脱自在に支持したことを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】本発明は、移送手段で装填部に装填された現像
剤収容手段を現像剤補充部へ移送し、これにより、現像
剤収容手段の装填を容易にすると共に、該現像剤補充部
で現像剤を補充して空になった現像剤収容手段を、該現
像剤補充部から装置内に設けられている、保管手段へ移
送して、ここに空になった現像剤収容手段を保管し、こ
れにより、保管手段が満杯になるまでは、現像剤の補充
を単に現像剤収容手段を本体に装填するだけの操作で行
なうことが出来、空現像剤収容手段を補充の都度取り出
す手間を省いた。更に、この保管手段を使用済の静電潜
像担持体を収容する静電潜像担持体収容手段と一体化
し、且つ、装置本体に着脱自在に支持し、これにより、
1回の廃棄作業で使用によって不要になった空現像剤収
容手段と使用済の静電潜像担持体を破棄できるものであ
る。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例に係る画像形成装置である
デジタル複写機について説明する。図1において、この
デジタル複写機は原稿読取手段である読取装置(スキャ
ナー)10と読み取られた原稿情報を紙に複写するため
の一連のプロセスを実行する複写装置(プリンター)9
0とから構成される。
【0009】以下、図2を用いてこのデジタル複写機の
電装部の概略を説明する。読取装置10のハウジング内
には、読取制御回路20、読取駆動装置30、画像読取
回路40及び画像処理回路50が収容され、又、複写装
置90のハウジング内には、読み取られた原稿情報を記
憶する記憶手段である画像情報記憶装置60、複写回路
70、システム制御装置61、システム制御装置61に
キー入力を行なう操作手段である操作装置80が収容さ
れている。この情報記憶装置60は画像メモリ部62と
上記システム制御装置61とからなっている。そして、
読取制御回路20、複写回路70に含まれている書込駆
動制御回路71、操作装置80は、システム制御回路6
1と信号線L1、L2、L3で接続されており、互いに
データ伝送を行なっている。
【0010】上記読取制御回路20はシステム制御回路
61からL1を介して信号を受け、スキャナモータ31
の回転数制御、蛍光灯32のヒータコントロール、蛍光
灯32の点灯指示、原稿サイズ検知用のフィルタソレノ
イド33のコントロール及びスキャナ電源冷却ファン制
御等を行なう。上記画像読取回路40は原稿からの反射
光を80dpiのアナログ信号に変換するCCD41、
CCD41からの信号を奇数(ODD)、偶数(EVE
N)に分けて増幅する増幅器42(一画素あたりの時間
が非常に短いため、増幅器の性能から2つに分ける)、
増幅器42からのODD,EVEV信号をシリアルのア
ナログ信号に合成するスイッチング素子43、スイッチ
ング素子43からのアナログ信号を画像処理回路50か
らの蛍光灯32の明るさの変動を補正するための増幅度
指示データAGCにより増幅する可変増幅器44、可変
増幅器44からのアナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/Dコンバータ45等を備えている。画像処理回路
50は画像読取回路40から送られてくる画像信号を処
理するために5つのゲートアレイ51乃至55、クロッ
ク発生回路56、ROM57、RAM58等を備えてい
る。ゲートアレイ51が光量検知、シェーディング補
正、タイミングコントロール、コマンドコントロール、
データ編集・出力、CCDドライブクロック発生等、ゲ
ートアレイ52が主走査方向の変倍、ゲートアレイ53
が中間調処理、2値化処理、原稿サイズ検知、ゲートア
レイ54が文字・中間調分離、中抜き編集、ゲートアレ
イ55がマークエリア検出を夫々担当する。画像メモリ
部62はメモリ基板とメモリコントロール基板とで構成
されている。システム制御回路61はシステムの全体コ
ントロールと画像データの読み出し、書込の指示を行な
う。このシステム全体のコントロールにはシステムのレ
ディ状態監視、転写紙サイズ・残量の検知、原稿読取や
給紙スタート指示、スキャナー複写モードやプリンター
複写モードの制御等が含まれ、画像データの読み出し、
書込の指示を行なうに当たってはメモリの残量の把握を
行なっている。複写回路70には画像メモリ部62から
の画像データを受信するラインドライバ回路72、ライ
ンドライバ回路72からの画像データ信号を増幅するレ
ーザドライバ回路73、レーザドラバ回路73によって
駆動される半導体レーザ(LD)74、読出駆動制御回
路75、書込駆動制御回路71、駆動装置76等が備え
られている。操作装置80は各種情報を表示する表示器
や入力キーが設けられた操作パネル81と操作制御回路
82が備えられている。
【0011】次に、概略構成を示す正面図である図1を
用いて、機構部の概略構成と動作について説明する。先
ず、読取装置10について説明する。読取装置10は原
稿を載置するコンタクトガラス306、コンタクトガラ
ス上の端縁部に設けられた原稿スケール305、コンタ
クトガラス306の全域を覆い得る原稿圧板307、コ
ンタクトガラス306の下方で原稿を照射する蛍光灯ラ
ンプ301、原稿からの反射光を反射する第1乃至第3
ミラー302,303,304、第3ミラーからの反射
光が入射するカバー309で覆われたレンズ308、レ
ンズ308の結像位置に配置されたCCD310、CC
D310が取り付けられA/Dコンバータ45を内蔵す
る画像読取板311、画像処理回路50が形成された基
板312、装置内冷却用の冷却ファン313等を備えて
いる。そして、コンタクトガラス306上に原稿がセッ
トされて操作パネル81上のコピースタートボタンがO
Nされると、蛍光灯ランプ301等の光学系をコンタク
トガラス306の下方で移動して原稿を走査し、原稿か
らの反射光をレンズ308等を介してCCD310に結
像し、原稿情報を読み取る。CCD310上に結像した
原稿像を画像処理回路50からのクロックと同期してア
ナログ信号として出力し、信号増幅、信号合成、可変増
幅した後にA/D変換コンバータ45でデジタル信号化
する。このデジタル信号を画像処理回路50で処理して
デジタル記録画像情報に変換し、複写装置90の画像情
報記憶装置60に出力する。
【0012】次に、複写装置90について説明する。図
1において、像担持体である感光体ドラム140が時計
方向に回動されている。感光体ドラム140の頂部近傍
には、転写チャージャ350が対向して設けられて転写
部を形成している。この転写部と装置上部に水平に設け
られた転写紙を収容する用紙トレイ349との間には、
搬送ガイド板383、第1中継ローラ対327及び中間
ローラ対328,329からなる搬送路が形成されてい
る。この用紙トレイ349にはピックアップコロ32
4、給紙コロ325及びリバースコロ326が配置さ
れ、給紙装置390を構成している。又、搬送路の転写
部近傍にはレジストローラ対330が設けられている。
更に、この転写部と排紙口との間には、導体分離搬送ベ
ルト351、内部に700W前後の定着ヒータを備え、
テフロンコーティングされた定着ローラ335と加圧ロ
ーラ334とから成る定着装置が配設されている。感光
体ドラム140の右側方には、クリーニング装置130
が設けられ、このクリーニング装置130の下方には劣
化した剤を回収して貯蔵するための剤回収117が設け
られている。この剤回収ボトル117の左上方には、感
光体ドラム140表面に対向して除電ランプ341と、
グリッド343を備えた帯電器342とが設けられてい
る。この帯電器342は負電圧の高圧発生装置に接続さ
れ、感光体ドラム140表面をマイナス600ボルトに
一様帯電するものである。感光体ドラム140には、装
置下部に水平に設けられた書込光学系ユニット385か
らのレーザビームが照射される露光部が形成されてい
る。この書込光学系ユニット385内には、ここでは図
示を省略した半導体レーザ74(図2参照)及びシリン
ダレンズ、ポリゴンミラーモータ345で回転駆動され
るポリゴンミラー344、f−θレンズ(不図示)、反
射ミラー346等が設けられている。書込光学系ユニッ
ト385の上方には、感光体ドラム140表面の上方へ
の移動領域に対向するマグネットローラ102を備えた
現像器100と、トナーホッパ101とから成る現像装
置386が設けられている。この現像器100内には、
図5に符号を付して示すように、マグネットローラ10
2の他に、マグネットローラ102上の現像剤の量を規
制する現像ドクタ105、現像ドクタ105で規制され
て下部に戻される現像剤をガイドし、かつ整流板109
が設けられたセパレータ、現像器100内のマグネット
ローラ102の軸に垂直な方向での現像剤の撹拌を行な
う搬送部材103、トナー補充部であるトナーホッパ1
01から補給されたトナーを現像剤に混合する混合撹拌
部材104等が設けられている。又、トナーホッパ10
1はその下部が現像器100に開口しており、この開口
にトナー補給ローラ108が設けられ、又、内部のトナ
ーを撹拌するアジテータ106が設けられている。そし
て、その上部は上方に向けて開口しおり、この開口部
(以下、ホッパ開口部という)がトナーを収容したカー
トリッジ500が装着されるトナー補充部になってい
る。このトナーホッパ101の紙面手前側には、トナー
ホッパ101にトナーを補充して空に成ったカートリッ
ジ500を収容する空カートリッジ収納部を構成する空
カートリッジ等収納ボックス550が設けられている
(図6参照)。
【0013】尚、複写装置90の上壁上には、内部に用
紙トレイ347,348、ピックアップコロ314,3
19、給紙コロ315,320、リバースコロ316,
321等を備えた追加(オプション)の給紙装置39
1,392が配置されている。そして、この給紙装置3
91には第3中継ローラ対317が、給紙装置392に
は第2中継ローラ対322が夫々設けられている。各用
紙トレイ349,348,347は引出自在になってお
り、且つ、図示しないセット検知センサ、サイズ検知セ
ンサも設けられ、セット検知センサがセット状態を検出
すると、図示しない上昇モータを駆動して用紙トレイ内
の転写紙がピックアップコロ324,314,319に
当接する位置まで上昇させる。
【0014】又、転写紙の搬送経路内での搬送状況を検
知するために、第1中継センサ318、第2中継センサ
323、レジストセンサ331が設けられている。
【0015】図3は、図2中の書込駆動制御回路71の
詳細な構成を示したものである。上記各センサは図3中
の入力用ゲートアレイ701及び702を介してCPU
703に取り込まれる。入力用ゲートアレイ701に接
続されている給紙装置390,391,392内のセン
サ郡390a,391a,392aには、用紙サイズ検
知センサ、ペーパーエンド検知センサ、トレイセット検
知センサ、接続検知センサが含まれ、第1乃び第2中継
センサ318,323、給紙装置390のドアオープン
センサ704も接続されている。入力用ゲートアレイ7
02に接続されているセンサ群705には、トナー濃度
センサである光学センサ352、空カートリッジ等収納
ボックス関連の挿入センサ、感光体シートの交換に関連
のドラム縦目センサ、電位計、シート先端センサ等が含
まれる。又、出力用ゲートアレイ706に接続されてい
るアクチュエータ群707には、給紙搬送用の中継クラ
ッチ,中間クラッチ,レジストクラッチ、後述するカー
トリッジ関連の各アクチュエータ、メインモータ、クリ
ーニングブレードソレノイド、トナー補給ソレノイド、
ポリゴンモータ345、定着ヒータ336、帯電用高圧
電源回路、転写用高圧電源回路、除電ランプ341、ト
ナー濃度センサ等が含まれる。給紙装置390,39
1,392のアクチュエータ郡(バックアップソレノイ
ド,給紙クラッチ,とトレイロックソレノイド、上昇モ
ータ)は、シリアルパラレルレシーバ708〜710を
介してCPU703の出力ポートに接続されている。
【0016】以上の構成において、書込光学系ユニット
385内の半導体レーザー74がレーザードライバー回
路73で1画素当り1ビット(記録/非記録)の2値化
信号であるデジタル記録画像情報に対応して発光付勢さ
れ、半導体レーザー74から射出されたレーザー光はポ
リゴンミラー344で反射され、f−θレンズ(不図
示)を通過し、反射ミラー346で反射され、感光体ド
ラム140に結像照射される。ポリゴンミラー344は
ポリゴンモータ345で一定速度で回転駆動され、前述
のレーザー光は感光体ドラム140の移動方向と垂直な
方向である水平方向に走査される。
【0017】感光体ドラム140の表面は、帯電器34
2によりマイナス600ボルトに一様に帯電される。デ
ジタル記録画像情報に基づいて射出されたレーザー光が
一様に帯電された感光体表面に照射されると、光導電現
象で感光体表面の電荷が、感光体ドラム140の導電層
を介して機器アースに流れて消滅する。ここで原稿濃度
の淡い部分(2値化信号が非記録レベル)ではレーザを
点灯させないようにし、原稿濃度の濃い部分(2値化信
号が記録レベル)ではレーザを点灯させる。これによ
り、感光体ドラム140の表面の原稿濃度の淡い部分に
対応する部分は略マイナス600ボルトの電位に、原稿
の原稿濃度の濃い部分はマイナス100ボルト程度にな
り、原稿の濃淡に対応して静電潜像が形成される。この
静電潜像を現像装置386によって現像し、感光体ドラ
ム140の表面にトナー画像を形成する。尚、現像器1
00内のトナーは撹拌により負に帯電され、現像器10
0内のマグネットローラ102は、現像バイアス発生器
によりマイナス450ボルト程度にバイアスされ、感光
体ドラム140の表面電位が現像バイアス以上の場所に
付着し、原稿画像に対応したトナー像が形成される。
【0018】一方、転写紙が、3つの用紙トレイ34
9,348,347の中の何れかから選択されて給紙さ
れて搬送され、レジストローラ330により所定のタイ
ミングで転写部に送り出され、転写チャージャ350の
作用により上記の感光体ドラム140上に形成されたト
ナー画像が転写される。トナー画像が転写された転写紙
は、搬送ベルト351に吸引されて感光体ベルト表面か
ら分離される。この後、転写紙は定着ローラ335と加
圧ローラ334との間を通過してトナーが固着され、分
離爪333により転写紙を分離し図示しない排紙トレイ
上に排出される。そして、トナー画像が転写紙に転写さ
れた後の感光体ドラム140表面は、クリーニング装値
130によって残留トナーが除去された後、次の一様帯
電に備えられる。
【0019】トナー及び剤補充機構構成動作の概略を図
4乃至図6を参照しながら説明する。 現像器100
は、装置内のトナーをマグネットローラ102と剤によ
り感光体ドラム140へ供給し、感光体上の潜像を顕像
化する。消費された分のトナーは、トナーホッパー10
1aに蓄えられているトナーをトナー補給ローラ108
により現像器100内に供給することによって補う。ま
た、剤はコピー枚数の増加と共に劣化するため交換が必
要であり、この例においてはこれを自動で行なう。交換
時に必要な新剤は剤ホッパー101bに蓄えられてお
り、剤補給ローラ107により現像器に供給される。本
補充機構においては、ユーザーによって画像形成装置本
体前側の装填部690に挿入されたカートリッジ500
を搬送ベルト下603、第1搬送コロ610、第2搬送
コロ上611、第3搬送コロ上612、によりホッパー
101上部のトナー、剤補充位置まで移送し、補充位置
にてカートリッジ500を密封しているカートリッジシ
ール504(図7参照)を除去し、トナー及び剤をホッ
パー101内へ補充する。補充を終了し空となったカー
トリッジ500は、補充したトナーが消費され次のカー
トリッジが挿入される前に、補充位置から空カートリッ
ジ等収納ボックス550の空のカートリッジ集積部55
1へ移送される。補充された剤を用いる剤の自動交換に
ついては後に詳述する。また、空カートリッジ集積部5
51において空カートリッジ500が満杯となった場合
の交換タイミングについても後に詳述する。
【0020】先ず、本実施例で用いるカートリッジ50
0について説明する。図7はその斜視図である。このカ
ートリッジ500は、上部がカートリッジ上板501
で、底部がカートリッジ下板503で構成され、且つ、
これら上部と底部とを連結する側部がカートリッジフィ
ルム502で構成され、内部にはカートリッジフイルム
502と同一の材質の2重のフィルムからなる仕切りで
仕切られて、トナー収容部502aと現像剤収容部(以
下、剤収容部という)502bが形成されている。この
カートリッジ上板501の、該側面よりも外側まで延在
した左右の鍔部それぞれには、前端から前後方向ほぼ中
央にかけて更に外側に延在した案内用羽部501aが形
成されている。そして、カートリッジ上板501の上面
には左右方向ほほぼ中央で前端から後端にかけてタイミ
ング溝501bが形成されている。カートリッジフィル
ム502は軟質である必要があり、例えば、ポリエステ
ルフィルム等のフィルム状部材、又はポリウレタンゴム
等の弾性部材が用いられる。これは、後述するように空
カートリッジ収容部551に上下方向がつぶれた状態で
保管できるようにするためである。カートリッジ下板5
03の該側面よりも外側まで延在した左右の鍔部それぞ
れには、前後方向で両者同じ位置に更に外側に延在した
案内用羽部503aが一定間隔を開けて一対形成されて
いる。そして、左鍔部に形成されている一対の案内用羽
部503aの上面にはタイミング溝503bが形成され
ている。又、左鍔部に形成されている案内用羽部503
aの外側端面とカートリッジフィルム502の左側面か
らの距離は、右鍔部に形成されている案内用羽部503
aの外側端面とカートリッジフィルム502の右側面か
らの距離より大きくなっている。更に、カートリッジ下
板503のカートリッジフィルム502の下端縁に囲ま
れた部分には開口が形成され、この開口がトナー、剤の
出口になっている。この開口は、トナー収容部502
a、剤収容部502bにトナー、現像剤を収容した状態
でカートリッジシール504により密封されている。カ
ートリッジシール504は、ホッパ開口部124上に装
着されたときに後述するシール除去機構がカートリッジ
500の右鍔部側に位置するので、例えばカートリッジ
下板503の鍔部に接着剤が塗布された後の前後左右の
鍔部の内、右鍔部から貼り始められて左鍔部まで貼られ
た後に折り返えされて、その自由端を右鍔部503aの
外側の端まで延ばされ、この自由端の端縁を右鍔部に接
着されている。
【0021】尚、この例では、カートリッジ上板50
1、カートリッジ下板503はそれぞれ3mmの板厚を
有しており、カートリッジ503の全高は86mmに設
定してある。又、後述する空カートリッジ収容部551
への落下時に、カートリッジ下板503を落下直前まで
ガイドしていた部材にカートリッジ500のカートリッ
ジ下板503以外の部分が接触する等の不具合が発生し
ないように、底部であるカートリッジ下板503にこれ
により上方のカートリッジ500部分が投影可能となる
ように側面及び上面を設定することが望ましい。
【0022】このカートリッジ500に収容するトナー
と剤の重量比は1:1〜3:1の範囲であることが望ま
しい。トナーが無くなる毎に行なわれるカートリッジ5
00の装填に応じて剤交換を自動で行なうので、剤の寿
命が来る前にカートリッジ500内のトナーが全て消費
される必要がある為である。この例においてはカートリ
ッジ内には剤が150g収容されており、この剤の寿命
は約1万枚である。従って、トナー量としては安全のた
めに8千枚のコピーを得ることにより消費される分量を
想定する。消費されるトナー量は原稿黒分面積によって
変動し、消費されるトナー量は、原稿黒部面積が平均3
%の場合に150g、原稿黒部面積が平均9%の場合に
450gとなる。従って、消費するトナーと剤の重量比
は、原稿黒部面積が平均3%の場合に1:1、原稿黒部
面積が平均9%の場合に3:1となる。一般に原稿黒部
面積は3%から9%であることから、好ましいトナーと
剤の収納量の比は上記のように1:1〜3:1となる。
尚、この例において、トナー、剤の収容部はそれぞれ1
200cc、100ccの容積を有している。
【0023】次に、トナー及び現像剤の補充に関する装
置本体の機構について説明する。図4はその斜視図、図
6はその左側面図、図5は現像器100近傍の正面図で
ある。 装置本体には、装置正面の外装部(以下、正面
外装部という)690に形成されたカートリッジ500
挿入用の挿入窓692からなるカートリッジ挿入部、装
置背面側に位置したホッパ101からなるトナー及び現
像剤補充部、ホッパ開口部の右側に配置された開封ロー
ラ680を有するカートリッジ500の開封手段、開封
ローラ680に対向して配置されたシール収納ボックス
681からなる密封部材収納部(図5参照)、ホッパ1
01と正面外装部690の間に配置された空カートリッ
ジ等収納ボックス550からなる空カートリッジ収納
部、下搬送ベルト603と下搬送レール631等を有す
る移送手段が設けられている。そして、正面外装部69
0には上記挿入窓692の他に空カートリッジ収納ボッ
クス550の出し入れ用の窓694も形成されている。
【0024】正面外装部690の内側には外装部に平行
な水平軸693bでその下部が回動自在支持され、閉じ
た状態で挿入窓692全体を蔽い得る挿入窓ドア693
が設けられている。この挿入窓ドア693は図示しない
付勢手段により常時閉じる方向の回動力が付与されて通
常は閉じた状態に有り、この回動力に抗して挿入窓ドア
693を装置内側に押すことにより、水平軸693bの
回りで約90度まで回動させることが出来る。そして、
閉じた状態で、挿入窓ドア693の装置内側に向いた面
(以下、内側面)の上部には、先端縁より外側まで延在
した突出部分を有する突出板693bが設けられている
(図6参照)。正面外装部690内面の挿入窓692よ
り上方には、発光素子と受光素子を備えるドアセンサ7
01と、ロック解除ソレノイド700と、そのプランジ
ャーに固定されたロック板700aとを備えたロック機
構とが設けられている。ドアセンサ701は挿入窓ドア
693が閉じた状態で発光素子と受光素子の間に上記突
出板693bの突出部分が介在する位置に取り付けら
れ、ロック機構は挿入窓ドア693が閉じた状態でプラ
ンジャーが引き出されればロック板700aが上記突出
板693bに正面外装部690と反対側から係合し、プ
ランジャーが吸引されればロック板700aが上記突出
板693bに係合しない位置に取り付けられている。
【0025】図5に示すように、上記トナー補充部のホ
ッパ開口部の周縁部上面にはこの周縁部上面とカートリ
ッジ500の鍔部下面に空隙が生じないようにするため
のシール部材662が貼設してある。又、図6に示すよ
うに、ホッパ開口部より正面外装部690側には周縁部
から延びたホッパガイド部660が形成され、ホッパ開
口部より装置背面側にはカートリッジ500をホッパ開
口部上で位置決めするための挿入窓692に向けて前傾
したカートリッジ突き当て壁661が設けられ、その傾
斜下面と上記シール部材662が貼設されている周縁部
上面とで、挿入窓692側に向けて開いたくさび形状の
空隙を形成している。
【0026】上記開封手段の開封ローラ680は、図8
及び図9に示すように、カートリッジ500の右側の前
後の案内用羽部503aの間隙に対応した一定の長さを
有する上下ローラ680からなり、カートリッジ500
を密封するシール部材504を確実に引っ張れるよう
に、下側ローラ680は弾力性の有る材料の円筒形ロー
ラ、上側ローラ680は凹凸の付いたローラになってい
る。両ローラ680の回転軸は、両軸間距離を変化可能
にするリンク機構に回動自在に支持されており、開封用
モータ705によって駆動され得る。このリンク機構に
は、上下回転軸の軸間距離を少なくとも上下ローラ対間
に案内用羽部503aが通過し得る間隔が生じる距離に
するための付勢力を常時付与するスプリングと、このス
プリングの付勢力に抗して、上下回転軸の軸間距離を上
下ローラ対間にカートリッジ500を密封するシール部
材504を挾持する距離にすることが出来る開封用ピン
チソレノイド704が連結されている。
【0027】上記密封部材収納部であるシール収納ボッ
クス681は上記開封ローラ680でカートリッジ50
0開口から除去されてくるシール部材504を受け入れ
る受入れ口を備えている。尚、上記空カートリッジ収納
部である空カートリッジ等収納ボックス550は、上部
にカートリッジ500受入れ用の開口部を備え、装置本
体に対して着脱可能に構成されている。この空カートリ
ッジ収納ボックス550については後に詳述する。
【0028】上記移送手段は、図4、図6、及び図10
に示すように正逆回転可能な搬送モータ702(図10
参照)で駆動される第1〜第3搬送コロ610,61
1,612及び下搬送ベルト603と、カートリッジ5
00のカートリッジ上板501の案内用羽部501a等
の下面に接触してカートリッジ上板501を下方から支
持し得る第1上搬送レール対632及び第2上搬送レー
ル対633と、カートリッジ下板503の案内用羽部5
03aの下面に接触してカートリッジ下板503を下方
から支持し得る下搬送レール対631と、上記ホッパガ
イド660と、挿入窓ドア693とから構成されてい
る。
【0029】図10において、この第3搬送コロ612
は搬送モータ702の出力軸上に設けられ、第1搬送コ
ロ610は該出力軸から第1伝達ベルト613を介して
駆動が伝達され、第2搬送コロ611はこの第1搬送コ
ロ610の軸から第2伝達ベルト614を介して駆動が
伝達され、下搬送ベルト603は第3伝達ベルト615
を介して駆動が伝達される。そして、第1〜第3搬送コ
ロ610,611,612は、カートリッジ上板501
上面のタイミングベルト溝501a(図4、図7)と対
向し得る位置に配設され、このタイミングベルト溝50
1aと噛み合うタイミングプーリーになっている。この
内の第2搬送コロ611は図12に示すように本体側板
に上下動自在に支持された軸受654によって支持さ
れ、加圧バネ652によって下向きの圧が加えられてい
る。そして、下搬送ベルト603は、ベルト車601,
602に回動自在に支持された両歯のタイミングベルト
であり、下側の歯がカートリッジ下板503の案内用羽
根部503aの上面に形成されたタイミングベルト溝5
03bと噛み合い得る位置に配設されている。これらの
コロ610,611,612及びベルト603は図10
に示すように、搬送モータ702の出力軸が矢印A方向
に回転することによりカートリッジ500を装置背面側
に搬送できるように駆動され、搬送モータ702の出力
軸が逆方向に回転することによりカートリッジ500を
装置正面側に搬送できるように駆動される。以降、搬送
ベルト121が図10に示すように回転してカートリッ
ジ500を装置背面側に搬送する場合を正搬送、このと
きの搬送モータ702の回転を正回転といい、この逆の
場合を逆搬送、逆回転という。尚、最も正面側に配設さ
れている第1搬送コロ610及び下搬送ベルト603の
正面側のベルト車601の位置は、挿入窓692からカ
ートリッジ500を挿入する場合に、操作者がむりに装
置の内部まで手を入れてカートリッジ500全体を装置
内に押し込む必要がないように、カートリッジ500の
後端が装置外にあるうちにカートリッジ500先端がこ
れらに到達するように設定することが望ましい。
【0030】上方の各搬送レール632,633は垂直
部と、その下端からカートリッジ500の搬送経路側に
延在した水平部とからなる断面L字状のレールであり、
それぞれカートリッジ500の搬送経路の左右で対を成
している。第1搬送レール632は、空カートリッジ等
収納ボックス550の空カートリッジ集積部551の上
方に設けられ、その正面側端部は第1搬送コロ610の
下方まで延び、その背面側端部は第2搬送コロ611の
手前まで延在している。そして、第1上搬送レール63
2の水平部はカートリッジ上板501の鍔部及び案内用
羽部501が載れるように設定され(図13参照)、正
面側端部の水平部上面と該第1搬送コロ610下部との
ギャップをカートリッジ上板501の鍔部及び案内用羽
部501aが通過し得るように配置されている。第2搬
送レール633は空カートリッジ収容部551及びホッ
パ101の上方に設けられ、背面側端部がその水平部上
面と該第1搬送コロ610下部とのギャップをカートリ
ッジ上板501の鍔部及び案内用羽部501aが通過し
得るように位置決めされ、該端部から正面側にかけて下
方に傾斜して第2搬送コロ611の下方に至り、更にこ
こから上記第1搬送レール632の下方を、空カートリ
ッジ収容部551の中央部の上方まで延在するように配
置されている。そして、第2搬送レール633の水平部
は図15に示すように、該レール633の装置正面側領
域633aにカートリッジ上板501の鍔部及び案内用
羽部501aが載り得、装置背面側領域633bにカー
トリッジ上板501の鍔部及び案内用羽部501aが載
り得るように設定されている。又、前者の領域633a
の長さは案内用羽部501の背面側端からカートリッジ
上板501の鍔部の背面側端までの長さと同じになるよ
うに設定されている。又、図4又は図6に示すように、
上記第1搬送レール632の背面側端部の下面には、装
置背面側に上向きに傾斜した自由端部を有する分岐用板
バネ640の基端部が固定されている。この分岐用板バ
ネ640はカートリッジ500の逆搬送において、第2
上搬送レール633にガイドされてきたカートリッジ上
板501を第1上搬送レール632の下方で、そのまま
第2上搬送レール633にガイドされつづける様にする
ものである。
【0031】上記下搬送レール631も、垂直部と、そ
の下端からカートリッジ500の搬送経路側に延在した
水平部とからなる断面L字状のレールであり、空カート
リッジ収容部551上方で且つ該収容部551中央部よ
り装置背面よりの位置に、カートリッジ500の搬送経
路の左右で対を成して設けられている。そして、図14
に示すように、水平部は、カートリッジ上板501の鍔
部及び案内用羽部501が載れるように設定され、その
上面と上記下搬送ベルト551の下面とのギャップをカ
ートリッジ上板501の鍔部及び案内用羽部501aが
通過し得るように配置高さが設定されている。更に、該
レール631の前後方向の長さは、図16に示すように
カートリッジ下板503の案内用羽部503aの前後間
隔と同じに設定されており、配置位置は、図16に示す
ようにカートリッジ500の逆搬送において、カートリ
ッジ下板503の案内用羽部503aの前後間隙が該レ
ール631に対向して該カートリッジ下板503が落下
を開始するときに、カートリッジ500が空カートリッ
ジ収納部551の前後方向の略中央に位置するように設
定してある。尚、この逆搬送においてカートリッジ下板
503の案内用羽部503aの間隙がこのレール631
に対向するときには、上記第一搬送コロ610及び下搬
送ベルト603とカートリッジ500との、搬送方向に
おける位置関係自体は逆搬送可能な位置関係にあるが、
空カートリッジ収納部551の開口部の上方から挿入窓
ドア693が退避してカートリッジ500を下から支え
るものが無いので、カートリッジ500が空カートリッ
ジ収納ボックス550内に落下を開始し、それ以上の逆
搬送が行なわれることはない。又、カートリッジ下板が
落下を開始する位置で、カートリッジ上板も落下を開始
するように、下搬送レール631に対する上記第2上搬
送レールの位置が設定されている。
【0032】尚、カートリッジ500の搬送状態を検知
するために、上記の空カートリッジ収納ボックス550
とホッパ開口部との間の搬送路上には、ここを通過する
カートリッジ500の前鍔部の下面によって押し下げら
れるカートリッジ通過検知フィラ703aが設けられて
いる(図4参照)。このカートリッジ通過検知フィラ7
03aは、図11に示すように、図示しないスプリング
コイル等により時計方向の回転力が与えられている回転
軸703bに固定された揺動腕703cの先端に取り付
けられている。この回転軸703bには開封ローラ68
0でカートリッジ500下面から除去されてくるシール
部材504によってその先端部が装置右側に押しやられ
るカートリッジ開封検知フィラ703dも取り付けられ
ている。そして、上記の時計方向の回転力は、両検知フ
ィラ703a,703dが何れもフリーなときに上記揺
動腕703c等の自重等による回転モーメントとバラン
スして、カートリッジ開封検知フィラ703dの下端部
が突き当て開封センサ703の発光素子と受光素子との
間に介在するように設定されている。
【0033】次に、以上のトナー補給機構における動作
について説明する。図17乃至図23は各動作状態に有
るときのトナー補給機構の状態を示す左側面図であり、
図52はカートリッジ500を装置に挿入してから開封
までのタイミングチャートであり、図53は逆移送開始
から空カートリッジ集積部551への収容までのタイミ
ングチャートである。
【0034】先ず、カートリッジ500を挿入窓692
から挿入してトナー等補充位置まで搬送する動作につい
て説明する。挿入窓692の挿入窓ドア693は、ロッ
ク解除ソレノイド制御により通常はロック解除ソレノイ
ド700がOFFされてロック状態に有り、トナーニア
エンド時等のカートリッジ500の挿入が必要なときに
ロック解除ソレノイド700がONされてロック解除状
態になる。
【0035】先ず、カートリッジ500をその先端で挿
入窓ドア693を装置内側に押しながら挿入すると、図
17に示すように、挿入窓ドア693が下部の水平軸6
93aの回りで回動していき、約90度回動した状態で
停止して空カートリッジ集積部551の開口部を部分的
に蔽って、カートリッジ500が空カートリッジ集積部
551の開口内へ落下することを防止し、下搬送レール
631と共にホッパ開口部上へのカートリッジ500の
搬送にあたってのカートリッジ下板501を下方から支
持する搬送路を形成する。この挿入窓ドア693の回動
の初期に挿入窓ドア693の内側面上部に取り付けられ
ている突出板693aの先端がドアセンサ701の発光
素子と受光素子の間から抜けて、ドアセンサ701がO
N状態になってドアオープン状態を検知する(図52中
の)。
【0036】ドアオープンが検出されてから一定時間T
1後、挿入されているカートリッジ500を搬送するた
めの搬送モータ702の正転が開始され、これにより、
以降は操作者がカートリッジ500を押さなくても、カ
ートリッジ上板501が第1搬送コロ610で、カート
リッジ下板503が下搬送ベルト601でそれぞれ駆動
されることによって、カートリッジ500が装置内に引
き込まれていく。尚、挿入されたカートリッジ500
の、カートリッジ上板501が第1搬送コロ60に到達
するのと、カートリッジ板下503が下搬送ベルト60
3に到達するのは同時であり、上部及び底部がそれぞれ
搬送力を受けることとなり、側部がフィルム状部材又は
弾性部材から構成されるカートリッジであっても一体と
なって搬送され、移送状態が安定する。
【0037】先ず、カートリッジ下板503が挿入窓ド
ア693及び下搬送レール631で、カートリッジ上板
501が第1上搬送レール632でそれぞれガイドされ
る(図13,14参照)。装置背面側へ進んだカートリ
ッジ上板501が第1上搬送レール632に設けられた
分岐用板バネ640に達するとカートリッジ上板501
は分岐用板バネ640を押し下げて更に搬送され、第2
搬送コロ611の下部に突き当たる。カートリッジ上板
501は第1搬送コロ610から搬送力を受け、これに
より、加圧バネ652によって下向きに圧がかけられて
いき、第2搬送コロ611を上へ押し上げる。押し上げ
られた第2搬送コロ611はカートリッジ上板501の
タイミングベルト溝501bとかみあい搬送力を与える
(図18)。
【0038】搬送されながらホッパ開口部上に移送さ
れ、その先端(カートリッジ500の進行方向)がカー
トリッジ通過検知フィラ703aに到達したときに突き
当て開封センサ703をONし、更に搬送されてその後
端がカートリッジ通過検知フィラ703aを抜けて突き
当て開封センサ703をOFFにする(図52中の
)。この間、カートリッジ500後端が挿入窓ドア6
93を抜けることにより、挿入窓ドア693の自由端部
が上方に回動して挿入窓692を閉じてドアセンサ70
1をOFFにする。この突き当て開封センサ703をO
FFした時点(図52中の)で、カートリッジ500
はトナー補充位置であるホッパ開口部上でその先端がカ
ートリッジ突き当て壁661に突き当たる位置に略搬送
されてきているが、更に確実を期すために一定時間搬送
モータ702を正転させ(図52中のT2)、これによ
り、カートリッジ突き当て壁661は前述のように傾斜
板の下面が低くなって、装置背面側ほど狭くなる楔形間
隙を形成しているため、カートリッジ板下503の先端
縁部は搬送方向の位置が規制されると共に、ホッパー1
01に押しつけられる。また、後端は搬送ベルト下60
3により押さえられているため、カートリッジ板下50
3はホッパー101に密着して停止する(図19)。ホ
ッパー101開口周辺にはホッパー開口シール部材66
2があり(図5参照)、ホッパーとカートリッジ500
の間を封印している。従って、カートリッジ500がホ
ッパー101上に有るときはトナーが飛散することが無
く、簡単な構成でトナー飛散を防止することが可能であ
る。この一定時間T2後に搬送モータ702の駆動を停
止し、カートリッジ500の搬送動作からカートリッジ
500の開封の動作へと処理を移行する。
【0039】尚、第1搬送コロ610を離れたカートリ
ッジ上板501は第2搬送コロ611の搬送力によりさ
らに搬送され、第3搬送コロ612に到達し、該コロ6
12の搬送力によりトナー及び剤の補充位置まで搬送さ
れたとき(図19)、カートリッジ上板501の搬送ガ
イドは第2上搬送レール633となっている。また、カ
ートリッジ上板501の後端が第2搬送コロ611を抜
けると、該コロは加圧バネ652の圧により再び元の位
置に戻る。
【0040】又、以上においては、主にカートリッジ上
板501を中心にカートリッジ500の搬送を説明した
が、この間カートリッジ板下503は、搬送ベルト下6
03により搬送力を与えられ、カートリッジ挿入用ドア
693、搬送レール下631、ホッパーガイド660に
よりガイドされてカートリッジ上板501と同速度にて
搬送される。
【0041】次に、図8、図9及び図52を用いてカー
トリッジ500の開封の動作について説明する。ホッパ
開口部上でのカートリッジ500の開封動作では、先
ず、上記の突き当て開封センサ703をOFFしたタイ
ミング(図52中の)で、カートリッジ500挿入用
窓ドア693が閉じていることをドアセンサ701の出
力で確認して、ドアロック解除ソレノイド700をOF
Fし、これにより、挿入窓ドア693の開閉をロックす
る。又、開封用ピンチソレノイド704をONして開封
ローラ680でカートリッジ500の右側のシール部材
504のカートリッジ上板501の案内用羽部501a
の間隙に存在する自由端を挾持すると共に、開封モータ
705をONにして開封ローラ680の回転駆動を開始
し、カートリッジ500下面のシール部材504の除去
を開始する。これにより、カートリッジ500の開口部
は徐々にシール部材504が除去されて開封していき、
そのシール部材504先端が開封検知フィラ703dに
到達して突き当て開封センサ703をONにし、更に、
開封動作が継続されてカートリッジ500と開封された
シール部材504が完全に分離されていく。シール部材
504の先端部分はシール集積部681に収容されてい
く。そして、シール部材504の後端が開封検知フィラ
703dを抜けると突き当て開封センサ703がOFF
になる(図52中の)。これは開封が終了したことを
示すものであるので、開封用ピンチソレノイド704と
開放モータ705をOFFにし、開封ローラ680を退
避位置に復帰させて開封動作を終了する。
【0042】このカートリッジ500のカートリッジシ
ール504の開封により、カートリッジ500内の収容
物であるトナー及び剤がホッパー101のそれぞれの収
容部101a、101bに補充される。収納物が全てホ
ッパー101に補充されると、カートリッジ上板501
の後端は第2上搬送レール633まで降下することが可
能となる。(図20)。
【0043】以上によりホッパー101へ補充されたト
ナー及び剤は、後述するトナー及び剤の補給制御によっ
て、現像器100へ補給される。又、上記の一連の動作
の状態を示す状態フラグを、一連の動作中及び動作終了
時に各々不揮発RAMにセット、リセット(1又は0)
し、これにより、処理実行中に電源が瞬断されても動作
の継続実行を可能としている。このようにして、補充し
たトナーがコピー動作の経過に従って消費され、ホッパ
ー101内のトナーが空になると、再びカートリッジか
らトナー及び剤を補給することとなるが、新カートリッ
ジ挿入前にホッパー101上の空カートリッジ500を
空カートリッジ集積部551へ移送する。
【0044】次に、ホッパ開口部上のカートリッジ50
0を空カートリッジ集積部551に収納する動作につい
て、図21、図22、図23及び図53を用いて説明す
る。この動作はトナーニアエンド時に、先ずニアエンド
状態を不揮発RAMに格納した後に開始する。ホッパ開
口部上からの空カートリッジ500の退避自体はトナー
ニアエンド等になって次のカーリッジの挿入を行なう以
前に完了していれば足りるが、本実施例では空カートリ
ッジ500にホッパ開口部の蓋の役目をさせて、装置内
へのトナー飛散を防止するという観点から、次のカート
リッジ500の挿入が必要になるトナーニアエンドにな
るのを待って、ホッパ開口部上からの空カートリッジ5
00の退避動作である空カートリッジ集積部551への
逆搬送を開始する。
【0045】先ず、カートリッジ500の搬送の邪魔に
ならないように開封用ピンチソレノイド704もOFF
して開封ローラ680も退避させ、これにより搬送路を
確保し、搬送モータ702を逆回転させてカートリッジ
500の逆搬送を開始する。搬送部とカートリッジ50
0とのスリープ率等を考慮したタイミング後、カートリ
ッジ500後端(挿入窓692側の端部)がカートリッ
ジ通過検知フィラ703aに到達して突き当て開封セン
サ703をONにし、更に、逆搬送されてカートリッジ
500全体が完全にカートリッジ通過検知フィラ703
aを抜けると突き当て開封センサ703がOFFする。
【0046】この間、カートリッジ板上501、カート
リッジ板下503は、機械本体手前側へ搬送される。カ
ートリッジ板上501は第2搬送レール633にガイド
されて搬送されるが、分岐用板バネ640の作用により
第1搬送レール632の下側に導かれる(図21)。ま
た、カートリッジ板下503はホッパーガイド660、
下搬送レール631によりガイドされてカートリッジ上
板501と同速度にて搬送される。カートリッジ上板5
01、カートリッジ下板503が空カートリッジ集積部
551上の落下位置に達する(図22)。
【0047】この時点で、カートリッジ上板501及び
カートリッジ下板503に対するガイドが無くなり(図
15、図16)各々が落下し得るが、更に一定時間(図
53中のT2)、搬送モータ702の逆回転を継続さ
せ、これにより、トナー落下開始位置に確実に到達させ
る。この一定時間T2はカートリッジ500が落下位置
で自重により落下するまでの時間及び突き当て開封セン
サ703を抜けてから落下位置まで搬送されるまでの時
間(スリープ率等を考慮)よりも長く設定されている。
上記動作が終了すると不揮発RAM上の空カートリッジ
集積部551内の空カートリッジ500をカウントする
カウンタを加算(+1)する。
【0048】この時点から新しいカートリッジ500の
挿入が可能となるため、ドアロック解除ソレノイド70
0をONして挿入窓ドア693のロックを解除する。
又、この時点でトナーニアエンド表示を開始する。
【0049】空カートリッジ500は上部及び底部が板
状部材、側部がフィルム状部材又は弾性部材により構成
されているため、このように落下して収容されることに
より、側部がつぶれて収容される(図23)。従って、
落下前は86mmの全高を有していた空カートリッジ50
0は、つぶれた状態で約10mmの全高を有することと
なり、スペース的に効率の良い保管が可能となった。
【0050】次に剤の自動交換システムについて説明す
る。図24は感光体ドラム回りの拡大図、図25はトナ
ーリサイクルパイプ114の配設状態を示す図、図26
はトナーリサイクル部の斜視図、図27は現像装置の斜
視図である。図24及び図27に示すように現像装置は
現像器本体100とホッパー部101とからなり、ホッ
パー部101はトナーホッパー101aと剤ホッパー1
01bに分かれている。まず、カートリッジ500から
補給されたトナーと剤は、それぞれトナーホッパー10
1aと剤ホッパー101bに補給される。補給されたト
ナーは撹拌部材106によって撹拌され、トナー補給ロ
ーラ108によって現像器100に補給される。補給さ
れたトナーの量によって、現像器100内のトナー濃度
はコントロールされる。これは例えば図1に示すよう
な、反射型の光学濃度センサー(Pセンサー)352に
よって感光体ドラム140上に形成した所定の基準画像
の濃度を読み取ることによって行なわれる。一方、剤の
方は、剤補給信号によって剤補給ローラ107を回転
し、現像器101に補給する。なお、剤補給ローラ10
7とトナー補給ローラ108ではローラの断面形状が異
なる。剤補給ローラ107は短時間に大量の剤をホッパ
ーから現像器100に補給することを目的としているた
めローラに深い溝が1本以上ほられている。一方、トナ
ー補給ローラ108では少量ずつ補給することを目的と
しているので浅い溝がほられている。又、同じローラ形
状にして回転数を変えて補給量を変えることも可能であ
る。トナー補給ローラ108と剤補給ローラ107はそ
れぞれカップリング150,151を介して電磁クラッ
チ180,181につながっており、電磁クラッチ18
0,181のON/OFFによって伝達が伝えられる
(図27参照)。又、単位時間当たりの補給量がコント
ロールできれば上記剤補給ローラ107はローラ状のも
のでなくシャッター状のものでも良い。
【0051】現像器100内に補給された剤とトナーは
混合撹拌部材104によって混合され、搬送部材103
によってマグネットローラ102に運ばれる。マグネッ
トローラ102に付着した剤とトナーは現像ドクター1
05によって一定量に規制されて、残ったものが感光体
ドラム140の方に運ばれていく。その間、整流板10
9と搬送スクリュー110によって左右に撹拌され、現
像器100内で均一の現像剤が作成される。
【0052】紙に転写したあと残った感光体ドラム14
0上のトナーは、マグブラシクリーニング装置130で
クリーニングされる。マグネットローラ120上に付着
した剤でクリーニングされたトナーは、電圧が印加され
たバイアスローラ112で回収されて、その後バイアス
ブレード122で回収される。回収されたトナーはリサ
イクルスクリュー113によってリサイクルパイプ11
4を通って現像器100へ戻され再使用される(図2
5,26参照)。搬送部材111、整流板118、搬送
スクリュー121、クリーニング装置ドクター119は
それぞれ現像器100の搬送部材103、整流板10
9、搬送スクリュー110、現像ドクター105と同様
の働きをする。
【0053】図25,及び図26において剤回収スクリ
ュー115はクリーニング装置130内の剤を回収する
場合に用いられ、剤回収スクリュー115の回転によっ
て剤が剤回収パイプ116を通って剤回収タンク117
に回収される。剤回収タンク117の容量は、7000
ccで、コピー75万枚相当の大きさである。このタンク
の容量は、大きいほど良いが、スペースの問題もあり最
低でも750cc以上でコピー8万枚相当の大きさが必要
である。尚、この剤回収タンク117の容量を、必要な
交換部品を適宜交換しても満足なコピーが得られなくな
る、複写機本体の寿命がくるまでに、現像器100及び
クリーニング装置130で使用されて最終的にクリーニ
ング装置130空 回収される使用済剤の総量を収容し
得る容量に設定すれば、複写機本体の寿命が来るまでの
間、この剤回収タンク117の交換作業を省くことが出
来る。
【0054】この例における剤の自動回収について図5
4のタイミングチャートを用いて説明する。まず、トナ
ーがなくなったらカートリッジ500を交換する。そし
てカートリッジ500がホッパー開口上部にセットされ
たところで剤交換システムが働く。具体的にはカートリ
ッジ500の挿入動作が完了した時点、即ち前述の突き
当て開封センサ703がOFFになったタイミング(図
52中の)で、現像装置386の剤及びトナーの補給
ローラ107,108及びアジテータ103の駆動源に
なるメイン駆動モータをONし、モータが立ち上がるま
でのディレイ時間を設けて、剤回収クラッチをONし
(図54中の)、剤回収スクリュー115の回転によ
ってクリーニング装置130内の現像剤を剤回収パイプ
116を通して全て剤回収タンク117の中に回収す
る。30秒間の回転によりクリーニング装置130内に
ある剤を回収し終わった時に、剤回収クラッチをOFF
して剤回収スクリュー115を止めると同時に、トナー
リサイクルに使用しているリサイクルスクリュー113
の回転方向を逆回転させて現像器100内の剤をクリー
ニング装置130に搬送する(図54中の)。120
秒間逆回転を続けることにより現像の剤を半分ほどをク
リーニング装置130に移したときにリサイクルモータ
ーをOFFしてリサイクルスクリュー113を止めると
同時に、剤補給クラッチをONして、剤ホッパー101
bにたまった剤を剤補給ローラ107を回して(t3=
30秒間)(図54中の)現像器100内に全て入
れ、剤補給クラッチとトナー補給クラッチの両方がOF
Fされると、メイン駆動モーターをOFFして剤交換を
終了する。尚、剤補給ローラ107とトナー補給ローラ
108の形状により、剤補給とトナー補給の時間を同一
にした場合は、剤補給クラッチとトナー補給クラッチを
1つにして、剤トナー補給クラッチとして共用すること
ができる。又、剤補給及びトナー補給は、クラッチを図
54中の破線の様に動作して間欠補給を行なうことによ
り、マグネットローラ102軸方向でのスムーズな撹拌
を行なうことが出来る。但し、この場合は、補給動作終
了までの時間が長くなる欠点は有る。更に、剤補給ロー
ラ107とトナー補給ローラ108の代りに、シャッタ
ーを使用することも出来、この場合には、剤補給クラッ
チON時間t3とクリーニング剤補給(リサイクルモー
ター逆転)時間t2が短くなり、一定コピー枚数後の待
機中に剤補給を行なう。更に又、クリーニング装置13
0への剤補給を、現像装置を介さず、直接クリーニング
装置130に補給する場合は、図54中t2が0とな
り、のタイミングでクリーニング装置130への剤補
給を行なう。この場合はリサイクルモーター逆転は不要
となる。上記の一連の動作中及び動作終了時に、各々不
揮発RAMにその状態を示す状態フラグをセット、リセ
ット(1又は0)し、処理の実行中に電源が瞬断された
ときも継続実施が可能と成っている。
【0055】現像器100とクリーニング装置130で
は同一の剤を使用している。この例では、クリーニング
装置130の剤重量は150g、現像器100のそれは
300gである。また、カートリッジ500に入ってい
る剤は150gである。つまり剤交換時、はじめクリー
ニング装置130から150gの剤を剤回収タンク11
7に捨て、次に現像器100から約150gの使用中の
剤をクリーニング装置130に送り、続いて現像器10
0にカートリッジ500から150gの新しい剤を追加
する。これを繰り返していく。
【0056】一般にリサイクルスクリュー113の現像
器100内での位置は現像器100内の上方にあり、下
方にたまっている剤の上にリサイクルトナーを落して撹
拌するのが一般的であるが、この例ではリサイクルスク
リュー113が現像器100内の下方にあり、剤の中に
リサイクルトナーを入れ込む。これはリサイクルスクリ
ュー113の逆転によって現像器100内の剤をクリー
ニング装置130に送れるようにする為である。
【0057】現像器100内の剤重量とクリーニング装
置130内の剤重量との比は2:1で現像器100内の
剤の方が多くなっている。これは現像器100で使用し
た剤をクリーニング装置130で再使用するため、現像
器100内での剤の劣化を少なくするのと、高速現像シ
ステムに対応できるようにするためである。つまり、高
速になると多くの現像用剤を立ち上げておく必要がある
ためである。本方式では2:1で300gと150gで
あるが、クリーニング剤を300gに増やせば1:1で
も可能である。但し、この例では省スペースの為クリー
ニング剤を150gとする。
【0058】次に、上記現像剤交換中に画像読取動作を
許容する制御について説明する。従来のディジタル方式
の画像形成装置においては、現像剤交換中には画像形成
動作を一切禁止していたので、画像形成の生産性が低下
していた。そこで、この例においては、少しでも画像形
成の生産性を向上するために、現像剤交換中に、現像装
置386やクリーニング装置130等の感光体ドラム1
40回りの記録部を使用しなくて良い、画像の読取動作
を許容する。
【0059】以下、図58及び図59示した制御のフロ
ーチャートを用いて具体的に説明する。図58におい
て、先ずステップ1〜ステップ3でカートリッジセット
中か否か、カートリッジ開封中フラグがセットされてい
るか否か、及び、画像メモリがフルであるか否かを判断
する。ここで、カートリッジ開封中フラグ(ステップ
2)はカートリッジ500のシール504開封中にセッ
トされているフラグである。これらの何れか一つでも合
致している場合は、そのままメインフローに戻る。この
何れでもない場合には次のステップに進む。以降、ステ
ップ4〜ステップ11で記録部を使用出来る状態か否か
によって、コピー自体の開始指令を受け付けるか、原稿
読取のみを受け付けるかを判断する。カートリッジ開封
完了時から剤回収が始まるときまでセットされる剤交換
リクエストフラグ(ステップ4)、剤回収中セットされ
て且つ剤の現像器100からクリーニング装置130へ
の搬送開始時点でリセットされる剤回収中フラグ(ステ
ップ5)、剤を現像器100からクリーニング装置13
0に搬送しているときセットされ且つ剤補給が始まると
リセットされる剤搬送フラグ(ステップ6)、剤搬送終
了後に剤を補給している間セットされる剤補給フラグ
(ステップ7)、カートリッジのシール開封が終了した
時点でセットされ且つ剤搬送終了後にトナー補給が始ま
るとリセットされる、トナー補給リクエストフラグ(ス
テップ8)、及び、剤搬送終了後にトナー補給動作開始
から該補給終了までセットされるトナー補給フラグ(ス
テップ9)をそれぞれチェックし、これらのうち何れか
一つでもセットされている場合は、記録部が使用出来な
い状態にあるのでステップ14で原稿読取出来る旨の表
示を行ない、ステップ15で原稿読取可能フラグをセッ
トする。上記ステップ4〜ステップ9で何れのフラグも
セットされていない場合は、ステップ10,11で定着
ヒートアップ中か否か,プロセスコントロール中か否か
を判断する。これらの何れかの動作中であれば、同様に
記録部が使用でない状態にあるのでステップ14及びス
テップ15を実行する。これらの何れの動作中でもない
場合には記録部が使用可能であるので、ステップ12で
コピーが出来る旨の表示を行ない、ステップ13でコピ
ー可能フラグをセットする。そして、図59に示す制御
で読取開始指令用とコピー開始指令用に兼用された「ス
キャン/コピーキー」の押下を待つ。
【0060】図59に示すサブルーチンにおいては、先
ず、ステップ1,ステップ2で、画像メモリがフルか否
か、上記「スキャン/コピーキー」が押下されたか否か
を判断し、画像メモリがフルではない状態で「スキャン
/コピーキー」が押下されるまではメインフローに戻
る。画像メモリがフルではない状態で「スキャン/コピ
ーキー」が押下されると、ステップ3に進んで、原稿読
取フラグ(図58中のステップ15参照)がセットされ
ているか否かを判断する。これがセットされている場合
は、記録部は使用出来ない状態であるので、ステップ4
で原稿読取動作を実行し、ステップ5でコピー予約フラ
グをセットし、ステップ6でメモリ使用フラグをセット
する。このコピー予約フラグは、剤交換中原稿読取をし
たときにセットするものであり、原稿枚数により1〜4
を順次セットする。又、メモリ使用フラグは、原稿と変
倍率による転写紙サイズにおいて、A4サイズの原稿で
4枚分のページメモリの、どの場所を使っているかを示
すためのフラグであり、メモリ1〜4に対応したフラグ
を使用する。ステップ3で原稿読取可能フラグがセット
されていない場合は、ステップ7に進んで、コピー可能
フラグ(図58中のステップ13参照)がセットされて
いるか否かを判断し、セットされている場合は、記録部
が使用可能状態であるので、ステップ8でコピー動作を
実行する。逆に該フラグがセットされていない場合に
は、そのままメインフローに戻る。
【0061】以上のように、この例においては、現像剤
交換中でも、一定条件下で画像情報である原稿の読取動
作を実行可能とする制御手段を設け、これにより、書込
手段である記録部が動作不能である剤交換中であって
も、読取動作を書込手段の動作に先だって実行できるよ
うにしたので、画像形成の生産性が向上する。
【0062】次に、感光体の交換について説明する。本
実施例における像担持体である感光体ドラム140は、
支持ドラム(以下、ドラムという)905上に感光シー
ト900を巻き付けて構成したものであり、感光体シー
ト900は自動的にドラム905に対し巻取り、巻付け
が可能となっている。先ず、図28を用いて感光体シー
ト900について説明する。感光体シートの長さはドラ
ム905(図29参照)の円周長より若干長く、幅方向
はほぼドラム905と同じである。又、感光体シート9
00の先端部901は、感光体シート巻付動作時のドラ
ム905に対する基準位置(巻き始め位置)になるた
め、確実なクリップ及び感光シート先端の耳折れ、カー
ルを防止するため、その他の部分と異なり、折り返し等
により厚い構成としている。感光シート後端部902
は、ドラム905への巻き付け動作時の後端、ドラム9
05からの巻取り動作時の基準位置となるため、シート
先端部901と同様に硬質な材料を用いるか又は折り返
し等の処理を施すが、先端部901の形状とは異なり軸
902aが取付けられている。又この後端部には切欠き
903が4ヶ所設けられており、この切欠き903と上
記軸902aにより後述するようにドラム905への感
光体シート巻付け処理を確実かつ安易なものとしてい
る。
【0063】次に、図29、図30、図33及び図34
を用いてドラム905について説明する。ドラム905
には、感光シート900の先端部901及び後端部90
2が入り込む凹部905aが形成され、該凹部905a
近傍のドラム905内には、感光体シート900の巻き
付け、巻き取り動作のためのストッパー爪906、クラ
ンプレバー909等の機構が備えられている。ストッパ
ー爪906は、感光体シート900の先端部901を、
凹部905aの壁面の一部である、シート先端固定部9
11に押さえつけてクランプするための爪であり、ドラ
ム905に対する固定軸906aに回動自在に支持さ
れ、かつ、アーム907を介してストッパガイド908
と連結されている。そして、このアーム907もドラム
905に対する固定軸907aに回動自在に支持されて
いる。よって、クランプレバー909の先端でストッパ
ガイド907の露出面908aを押すことにより、アー
ム907及びストッパ爪906がそれぞれの支持軸90
7a、906aの回りで時計向きに回転し、ストッパ爪
906の先端部は上記先端固定部911との開口部を狭
くしていき、これにより巻き付け動作時に感光体シート
900をクランプする。クランプレバー909は、ドラ
ム905に対する固定軸909aに回動自在に支持さ
れ、先端部にはシート後端部902の軸902aが入り
込める切欠き909bが形成され、クランプソレノイド
910により駆動される。クランプレバー909はドラ
ム905に対し、この例では図29又は図30(a)に
示すように4ヵ所に配置されており、クランプソレノイ
ド910がON状態のときドラム905の円周上から突
出し、OFF状態では、円周内に退避するように図示し
ないスプリングによる張力が与えられている。
【0064】尚、図42に示すように、ドラム905の
凹部905aは画像形成に使用出来ない感光体ドラム1
40上の継目になっているので、画像形成のシーケンス
制御上、ドラム905が回動中に該凹部905aが本体
内のどこに来ているかを検出する必要がある。このため
に、この凹部905aを検出するための継目センサが設
けられている(図示せず)。そして、この継目センサに
よる凹部905の検出結果は、後述するように感光体シ
ート900のドラム905からの剥離や巻き付け処理時
の制御にも用いている。
【0065】次に、図31、図32、図33及び図34
を用いて複写機内の定位置に設けられたガイドローラ部
について説明する。ガイドローラ部には、3種のローラ
921、922、923と1本のガイドロード924が
設けられ、感光体シート送出し部を構成している。第1
ガイドローラ921は従動ローラでありドラム905全
域に渡りローラ部が対向している。又、軸受部がスプリ
ングにより可動式となっており第3ガイドローラ923
と接離可能に支持されている。又この接離量は約3mmで
あり、この3mm分は感光体シート後端部902に取付け
られている軸902aの直径とほぼ同一である。(図2
8(b)参照)第2ガイドローラ922、第3ガイドロ
ーラ923は本体からの駆動が第3ガイドローラ923
に伝達され、更にを介しガイドベルト(920)を介し
て第2ガイドローラ922に伝達されている。第2ガイ
ドローラ922は感光体シート巻取り時に使用する巻取
ローラ925にも増速して駆動を与えている。第2ガイ
ドローラ922、第3ガイドローラ923、巻取ローラ
925の軸は同一ブラケット上で固定されており、この
ブラケットが第3ガイドローラ923の軸を中心に揺動
可能な構成となっている。ガイドベルト920、第2、
第3ガイドローラ922、923はドラム905の軸方
向に対し分割されて、分割の間隔にドラム905より突
出したときのクランプレバー909の先端部が介在し得
るようになっている。又、巻取動作(剥離動作)時はゴ
ム材で形成されている巻取ローラ925が感光体シート
後端部902の軸902aをクランプレバー909の先
端部の切欠き909bからはずすことが可能なように、
巻取ローラ925の表面には、軸方向に延在するキャッ
チ山が形成されている。又、各ガイドローラ921,9
22,923線速はドラム巻付処理時のドラム905の
線速と同速に設定され、巻取ローラ925の線速はこれ
より低速に設定されている。
【0066】先ず、図35乃至図41、及び図56を用
いてドラム905に感光体シート900を巻き付ける処
理について説明する。先ず、ドラムモータをONしてド
ラム905の回動を開始させ(図56中の)、継目セ
ンサより得られたドラムの継目位置を基準として、図3
5に示すようにドラム905の感光体シート先端固定部
911がガイドベルト920と対向する様に移動させた
ところでドラムモータを停止し(図56中の)、これ
により巻き付け処理開始位置に位置決めする。ここで、
このドラムモータの停止時期は、図56に示すように継
目センサの立ち上がり出力を基準に、これより所定時間
A後に設定してある。又、同タイミングチャートに示す
ように、ドラムモータのONと同時に、現像バイアス、
クリーニングバイアス、除電ランプをONするのは、巻
付け動作中のドラム905に不要なトナー、剤が付着す
るのを防止するためである。この点については後に詳述
する。ドラム905を停止した状態でクランプソレノイ
ド910をONし、クランプレバー909をドラム円周
上より突出させる。この状態で第1ガイドローラ921
等を駆動するモータ(以下、駆動モータという)をON
して(図56中の)、第1ガイドローラ921、第3
ガイドローラ923により、後述する空カートリッジ等
収納ボックス550中に収容されている未使用の感光体
シート900を送り出し、その先端部901をドラム9
05のシート先端固定部911とストッパー爪906の
先端との間に挿入する。ここで、クランブソレノイド9
10のONから感光体シート900の送り出し開始まで
に遅延時間B(図56参照)を設けたのは、該ソレノイ
ド910のディレイ時間(約500ms)を考慮したも
のである。この感光体シート900の送り出しをドラム
中のシート先端センサ912が感光体シート先端部90
1を検出するまで続ける。シート先端センサ912は反
射型又は透過型のフォトセンサで構成することが出来
る。シート先端センサ912がシート先端を検出すると
(図56中の)、これより所定時間C後に駆動モータ
をOFFすると共にクランプソレノイド910をOFF
してクランプレバー909をドラム905内に格納す
る。この所定時間Cは、感光体シート900の先端部9
01をシート先端固定部911の奥まで確実に入り込ま
せるためのものである。クランプレバー909はクラン
プソレノイド910のOFFにより図示しないスブリン
グの力で感光体シート900を介してストーパガイド9
08の露出面908aを押す状態となる。これによりス
トッパーガイド908とリンクされているアーム907
を軸907aの回りで時計方向に回動させ、それにより
アーム907と接続されているストッパー爪906を軸
906aの回りで時計方向に回動させて、ストッパー爪
906の先端部をシート先端固定部911に近付ける方
向に移動する(図37参照)。このクランプソレノイド
910等のOFFから所定時間D後に(図56中の
)、ドラムモータ及び駆動モータをONして、ドラム
905を矢印方向に回転させる。これにより図38に示
すように感光体シート900はドラム905に巻付き始
めシート900によりストーパーガイド908はさらに
押し込まれる状態となるため、ストーパー爪906はさ
らにシート先端固定部911に近づき、より確実に感光
体シート900をクランプする。更にドラム905を回
転させ、巻付け動作を続けて第1ガイドローラ921と
第3ガイドローラ923との対向部にドラム後端902
の軸902aが接近する時点でクランプソレノイド91
0をONしクランプレバー909を突出させる。このド
ラム905の回転開始からクランプソレノイドをONす
るまでの所定時間E(図56参照)は、ドラムがほぼ一
回転するための所定時間であり、継目センサ出力を基準
にしてカウントする。更にドラム905を回転させる
と、第1ガイドローラ921が第3ガイドローラ923
に対して接離可能な構成となっており、かつ、ドラム9
05の回転より感光体シート900が引っ張られている
ので、感光体シート後端部902の軸902aは第1ガ
イドローラ921を下方に押し下げていく。これにより
感光体シート後端部902は第1ガイドローラ921と
第3ガイドローラ923の対向部から抜けガイドベルト
920とガイドロード924に挟まれる様な状態になる
(図39参照)。更にドラム905が回転すると感光体
シート後端部902の軸902aはガイドベルト92
0、ガイドローラ922を押し上げながら進み、先端部
が突出した状態でガイドベルト920とほぼ同じ高さと
なっている、クランクレバー先端部が感光体後端切欠き
903に入り込み、かつ軸902aがクランプレバー先
端部の切欠き909bに入り込む状態となる(図40参
照)。この時点でクランプソレノイド910をOFFし
(図56中の)、クランプレバー909をドラム内に
格納することにより感光体シート900をクランプレバ
ー909で引っ張る様にして巻付ける(図41参照)。
ここで、クランプソレノイド910をONしている時間
F(図56参照)はクランプレバー先端部が感光体シー
ト900の後端部切欠き903に入るためのドラム90
5の回転時間になっている。これにより感光体シート9
00をタルミ無くドラム905に巻付けることが出来
る。
【0067】次に、図43乃至図45、及び図55を用
いて、ドラム905から感光体シート900の剥離処理
について説明する。先ず、ドラムモータをONしてドラ
ム905の回動を開始させ(図55中の)、継目セン
サにより得られたドラム継目位置を基準にして、図43
に示すように、ドラム905のクランプレバー909の
先端部が巻取ローラ925に対向する位置になる様にド
ラム905を回転させたところでドラムモータを停止し
(図55中の)、これにより剥離開始位置に位置決め
する。ここで、ドラムモータON中、現像バイアス等を
ONするのは、前述の感光体シート巻付け処理時と同様
の理由による。この状態で駆動モータをONして巻取ロ
ーラ925を時計方向に回転させ、さらにドラム905
が停止した状態でクランプソレノイド910をONする
(図43参照)。これによりクランプレバー909によ
り保持されている感光体シート900は、クランプレバ
ー909上部で感光体後端切欠き903を持ち上げられ
て巻取ローラ925に接触する。巻取ローラ925が感
光体シート後端部902の軸902aを時計方向の回転
に従って搬送してクランプレバー909の切欠き909
bから軸902aを抜きだしながら、該シートの後端部
切欠きからクランプレバー909の先端部が抜け出すよ
うにすることにより、クランプレバー909に対し感光
体シート後端部902はフリーな状態となる(図44参
照)。この後クランプソレノイド910をOFFし(図
55中の)、クランプレバー909をドラム内に格納
する。この状態でも感光体シート後端部902は巻取ロ
ーラ925により保持されている。この際、巻取ローラ
925が感光体シート900を保持しているかを光学式
反射センサ等を用いて検出してもよい。この後、クラン
プソレノイド910をONした時期から所定時間H経過
時に、ドラムモータの逆転を開始させて、ドラム905
を巻付処理時とは反対方向に回転させる。この所定時間
Hは、感光体シートの後端部902が巻取ローラに噛ま
れるための時間である。このような時間設定に依らず、
上述の光学式反射センサ等の出力を用いてドラム905
の逆転を開始しても良い。このドラム905の逆転によ
りドラム905から感光体シート900は剥がされてい
く(図45)。剥がされた感光体シート900は、図1
に示すように巻取ローラ925近傍に感光体シート90
0の取り入れ口を備えた、空カートリッジ等収納ボック
ス550のシート収容部599にランダムに収容され
る。ドラム905の回転が約一周近くなった時点で(図
55中の)、ドラムモータをOFFしてドラム905
を停止させ、クランプソレノイド909を一定時間ON
しクランプレバー909をドラムより突出させる。これ
により、感光体先端部901をクランプしていたストー
パー爪906、及びストッパーガイド908からフリー
な状態にし、巻取ローラ925により巻取っていく。
【0068】次に、感光体シート900の交換時の画像
形成プロセス条件の補正制御について説明する。感光体
シート900が交換されると新しい感光体シート900
の特性に応じて画像形成プロセスを補正することが望ま
しい。このために以下の4つの補正を行なう。この為
に、図57のタイミングチャートに示すように、新しい
感光体シートの巻付けが終了するとドラムを帯電させ
(−600V)所定の露光を一部に行ない(露光LDを
ON)、その際の感光体の露光部及び未露光部の電位を
電位センサで読み取り(期間Tに一定周期でサンプリン
グ)、且つ、露光部を現像したトナー像及び未露光の地
肌部の光学濃度を光学センサ352で読み取る。得られ
た4種のデータで以下の項目をチェックし補正する。 1.帯電電位及び露光部電位をチェックし、帯電電位が
−600Vになる様に帯電器出力(及び/又はグリッド
電圧)の設定値を補正する。 2.帯電電位及び露光部電位をチェックし、露光(LD
パワー)、現像バイアスの出力の設定値を補正する。 3.トナー像及び地肌部の光学センサ出力をチェック
し、上記光学センサの出力を補正する(感光体シート交
換により反射率(表面性)が異なることに対する補
正)。 4.トナー像及び地肌部の光学センサ出力をチェックし
てトナー濃度を検出し、必要に応じてトナー補給動作を
行なうことにより現像器内のトナー濃度を補正する。
【0069】次に、前述の感光体シート900の巻付け
処理や、剥離処理の開始に当たっての、ドラム905の
位置決め時に、ドラム905上に不要なトナーや剤が付
着することを防止するための制御について説明する。本
実施例においては、上記処理時においても、感光体ドラ
ム140に対する作用手段である、現像装置386やク
リーニング装置130は通常の画像形成動作時と同一の
場所に位置したままである。従って、感光体シート90
0の交換動作時にドラム905を回転すると現像装置3
86、クリーニング装置130の磁気ブラシがこれを摺
擦することとなる。ドラム905、又はこれに巻付けら
れた感光体シート900は交換動作中は電荷を帯びてい
ないので、現像装置386、クリーニング装置130の
磁気ブラシから電気的にトナー等が付着することはない
が、微量ではあるものの物理的にトナー等が付着する。
感光体シート900が巻付けられる前のドラム905に
トナー等が付着するとドラム905に対して感光体シー
ト900が十分に密着しなくなり、画像形成動作中にド
ラム905と感光体シート900がずれてしまう可能性
がある。また、巻付けられた感光体シート900にトナ
ーが付着すると画像形成時にこの付着トナーが転写紙に
転写されてしまう事がある。このうち、ドラム905に
直接トナー等が付着する恐れは、感光体シート900の
剥離動作中にもあり、このトナー等の付着が発生すると
同様に新しく巻付けられる感光体シート900とドラム
905との密着が悪くなる。そこで、この例では、この
ような感光体シート900の交換時にトナーや剤が付着
しないように現像バイアス等を制御する。図62は、こ
のための現像バイアス制御のフローチャートである。ス
テップ1で、感光体ドラム140の継目が現像器100
に対向しているか否かを判断する。ここでは前述の継目
センサで継目を検出してから所定時間の間は継目が現像
器100に対向していると判断する。本実施例において
は、マイナス帯電トナーを用い、画像露光によりマイナ
ス100V程度に電位を低下させた部分に、感光体の画
像部が対向中に現像バイアスを−400Vに設定して
(ステップ3,4)現像するものであるので、このマイ
ナス100V程度の残留電位が感光体交換中の感光体上
に存在してもマイナストナーが付着しないように、感光
体継目が対向中には現像バイアスをプラス200Vに設
定する(ステップ2)。尚、この例では画像形成動作中
において、感光体の非画像部が現像器100に対向して
いる期間には、現像バイアスをプラス100Vに設定し
ている(ステップ5,6)。図63は、同様に感光体ド
ラム140へのトナー等の付着を防止するためのクリー
ニングバイアス制御のフローチャートである。これにお
いても、上記現像バイアスと同様に感光体継目、感光体
画像部、感光体非画像部のいずれがクリーニング装置1
30に対向する期間かによって、それぞれプラス200
V、マイナス400V、プラス100Vにクリーニング
バイアスを設定している。
【0070】図60は感光体シート交換時の制御の概略
のフローチャートを示したものである。感光体シートの
巻付け、剥離の処理は基本的に以下のフラグにより実行
される。 ドラム巻付けリクエストフラグ;新しい感光体シートの
巻付け処理のリクエスト状態を示すフラグである。 ドラム剥離リクエストフラグ;古い感光体シートの剥離
処理のリクエスト状態を示すフラグである。 巻付け実行中フラグ;巻付け処理の実行中を示すフラグ
である。剥離実行中フラグ;剥離処理の実行中を示すフ
ラグである。 巻付け終了フラグ;巻付け処理の終了を示すフラグであ
る。 剥離終了フラグ;剥離処理の終了を示すフラグである。 プロセスチェックフラグ;感光体交換時の画像形成条件
のチェック処理の終了を示すフラグである。 先ず、ステップ1でドラムハクリリクエストがセットさ
れているかを判断し、セットされていれば、ステップ1
4でドラム剥離リクエストフラグをリセットすると共
に、ドラム剥離実行中フラグをセットし、ステップ15
で前述の感光体シート900の剥離処理を実行し、これ
が終了したら、ステップ17でドラムハクリ実行中フラ
グをリセットすると共に剥離終了フラグをセットする。
尚、ドラム剥離実行中フラグがセットされている間はス
テップ2からステップ15に進んでドラム剥離処理を続
行する。ステップ3でドラム巻付けリクエストフラグが
セットされていると判断した場合には、ステップ10で
ドラム巻付けリクエストフラグをリセットすると共にド
ラム巻付け実行中フラグをセットし、ステップ11で前
述のドラム巻付け処理を実行し、これが終了したらステ
ップ13でドラム巻付け実行中フラグをリセットすると
共に巻付け終了フラグをセットする。尚、ドラム巻付け
実行中フラグがセットされている間は、ステップ4から
ステップ11に進んでドラム巻付け処理を続行する。ス
テップ5で巻付け終了フラグがセットされていると判断
すると、ステップ6でプロセスチェックフラグがセット
されているか判断し、これがセットされていなければス
テップ7に進んで前述の感光体交換時の画像形成条件の
チェック処理を続行し、これが終了したらステップ9で
プロセスチェックフラグをセットする。 尚、各処理実
行中は、不揮発RAMを使用したカウンタをスタートさ
せ、又、フラグのセットを行ない、電源のON/OFF
後は、そのカウンタ、フラグにより動作継続を可能にす
る。
【0071】次に、装置本体に脱着可能な空カートリッ
ジ等収納ボックス550について説明する。図50は、
該ボックス550の全体を後方から見た斜視図であり、
該ボックスは、装置本体に着脱可能に支持されている。
図51(a)は同ボックスの正面図、図51(b)はそ
の左上方から見た図、図51(c)はその平面図であ
る。そして、上部は、空のカートリッジ500を収容す
る空カートリッジ集積部が形成され、下部は、感光体シ
ート収容部599が形成されている。この例の空カート
リッジ集積部551は空カートリッジ500を10個収
容することが出来る。カートリッジ500には前述のよ
うに約360gのトナーが収納されているため、標準的
な使用で約8千枚のコピーを得ることが出来る。従っ
て、空カートリッジ集積部551が満杯となるまでに約
8万枚のコピーを得ることが出来る。空カートリッジ集
積部551の全高は110mmに設定してある。空カート
リッジ集積部551に関して、例えばコピースピードの
遅い装置においては、トナーの使用量が少なく、カート
リッジ500の装填サイクルが長いため、収容個数を5
個としてもよい。その場合、空カートリッジ集積部55
1の全高は例えば60mmに設定することが可能であり、
全高が現像剤を収納した状態のカートリッジ500より
も低い空カートリッジ集積部を提供することが可能とな
る。感光体シート収容部599は、使用前の感光体シー
ト及び使用後の感光体シート900を収容するものであ
り、図1に示すように装置本体にセットされた状態で感
光体シート剥離機構と対向する位置に、感光体シートの
支持ドラム905の軸と並行な感光体シート出しいれ口
800を備えている。該出し入れ口800には、送りロ
ーラ930が設けられ、該ローラ930は同軸上のギア
932を介して画像形成装置の駆動モータの駆動が伝達
されて、矢印方向に回転される。送りローラ930は板
バネ931により押圧されており、ドラム巻付時は送り
ローラ930と板バネ931の間に感光体シート900
が加圧保持されており送りローラ930の回転によりド
ラム線速と略同速度で送り出される。感光体シート90
0のドラム905からの剥離時はガイドローラ部の送り
方向の力と感光体シート900の自重で図中”D”のス
キマより内部に押し込まれる。装置本体には、前述のよ
うにカートリッジ挿入窓の下に空カートリッジ等収納ボ
ックス550挿入窓694が設けられていて(図4参
照)、操作者は該窓から空カートリッジ等収納ボックス
550を出し入れする。この出し入れ用に、該ボックス
500の正面には取っ手が形成されている。また、空カ
ートリッジ等収納ボックス550にはロック機構及びシ
ャッタ機構が設けられている。
【0072】先ず、このロック機構について説明する。
空カートリッジ等収納ボックス550のロック機構の詳
細を図46に示す。所定の条件以外の場合は装置外への
トナー飛散防止等の観点から空カートリッジ等収納ボッ
クス550の出し入れを禁止するために設けられるもの
である。先ず、空カートリッジ等収納ボックス挿入時
は、挿入に先立ち、空カートリッジ等収納ボックス55
0のロックソレノイド707がONすることにより、ロ
ック部材707aが支点707bを中心に時計廻りに回
転し(図中一点鎖線)空カートリッジ等収納ボックス5
50の挿入が可能となる。空カートリッジ等収納ボック
ス550を挿入すると、本体の所定位置に設けられた空
カートリッジ等収納ボックスセンサ706が所定位置ま
で挿入されたことを検知する(図6)。該検知信号によ
り、空カートリッジ等収納ボックスロックソレノイド7
07がOFFとなり、ロック部材が支点707bを中心
に反時計廻りに回転し(図中実線)、空カートリッジ等
収納ボックス550の切欠き部558に入り込んでロッ
クする。取り出し可能時には挿入可能時と同様の動作に
より取り出しが可能となる。
【0073】次に、開口部のシャッタ機構について説明
する。空カートリッジ等収納ボックス550には、取り
出し時に空カートリッジ集積部551を塞ぐためのシャ
ッタ機構が設けることが、上記と同様トナー飛散防止等
の観点から望ましい。該機構の構成を図47、図48、
及び図49を用いて説明する。シャッタ軸552は両端
それぞれが空カートリッジ等収納ボックス550の側壁
に形成されたシャッタ溝555に摺動可能に設けられて
いて、シャッタシート553の一端縁部が貼り付けてあ
る。空カートリッジ等収納ボックス550挿入前、シャ
ッタ軸552は正面壁側に位置していて、シャッタシー
ト553は該ボックス550の両側壁に回動自在に支持
されたシャッタシート軸554に巻き付いている。機械
本体の挿入窓694近傍の定位置には、図47に示すよ
うに空カートリッジ等収納ボックス550を出し入れす
るときに、空カートリッジ等収納ボックス550のシャ
ッタ軸552が干渉するように板バネ695が設けられ
ている。
【0074】図47(a)は、空カートリッジ等収納ボ
ックス550を相当量本体に挿入した状態の図である。
さらに空カートリッジ等収納ボックス550を挿入する
と、シャッタ軸552が本体の板バネ695と干渉する
が、シャッタ軸552の空カートリッジ等収納ボックス
550に対する移動は無く、板バネ696を曲げながら
挿入される。空カートリッジ等収納ボックス550が完
全に挿入されると、板バネ695はシャッタ軸552と
干渉しなくなり弾性により、元に戻る(図47
(b))。
【0075】次に、空カートリッジ等収納ボックス55
0取り出し時の動作を説明する。空カートリッジ等収納
ボックス550取り出し時、再びシャッタ軸552が本
体の板バネ695と干渉する(図48(a))が、今度
は、板バネ695を曲げる前に、シャッタ軸552がシ
ャッタ溝555を摺動し(図48(d))、シャッタ軸
552に一端が貼り付けてあるシャッタシート553が
空カートリッジ集積部551を塞いでいく。空カートリ
ッジ等収納ボックス550の奥壁557に達したシャッ
タ軸552は該軸に設けられた凹部552aとシャッタ
溝555に設けられた凸部555aが嵌合することによ
り固定される(図49(e))。空カートリッジ等収納
ボックス550をさらに引き出すことにより、シャッタ
軸552が本体の板バネ696を曲げ、本体外に取り出
される(図49(f))。取り出された空カートリッジ
等収納ボックス550の空カートリッジ集積部551の
開口は、シャッタシート553により完全に塞がれてい
る。
【0076】以上の構成によれば、空カートリッジ集積
部551が満杯となる時期と感光体シート900の寿命
とが略同時期でになるように空カートリッジ集積部55
1の空カートリッジ収容量を設定してあるので、いずれ
か一方が満杯又は寿命となった時点で該ボックスを取り
出して廃棄すれば、収容部を無駄にすることなく、一回
の動作で同時に二つの不要物収容手段を廃棄することが
可能となる。従って、装置本体内で使用されるトナー、
及び感光体シートに関するユーザーのメンテナンス作業
は、8千枚のコピーを得る毎にカートリッジを挿入し、
8万枚のコピーを得た時点で、空カートリッジ等収納ボ
ックス550を廃棄するだけで良く、操作性が極めて向
上した。
【0077】次に、空カートリッジ等収納ボックス55
0の交換に関する制御について説明する。本実施例で
は、空カートリッジ数が10個収納された場合、又は1
枚の感光体シート900で8万枚のコピーが取られた場
合に、ドラム905からの感光体シート900の剥離
後、空カートリッジ等収納ボックス550の交換を要求
する表示を行なう。図61はこの制御のフローチャー
ト、図65はそのタイミングチャートである。図61に
おいてステップ3及びステップ5で、上記の何れかの場
合に該当するかを判断する。この何れかの場合に相当
し、且つ、空カートリッジ等収納ボックス(MFP)が
引き出されていない場合(ステップ6でY)は、ステッ
プ7乃至ステップ10で、ロックを解除する(ロックソ
レノイド(MFPロックSOL)707をONする)と
共に、所定の表示を行なう。又、新しい空カートリッジ
等収納ボックスが装てんされたときには、図64にフロ
ーチャートに示す制御を実行して、ロックのセット等を
実行する。図66はそのタイミングチャートである。
【0078】
【効果】本発明によれば、移送手段で装填部に装填され
た現像剤収容手段を現像剤補充部へ移送し、これによ
り、現像剤収容手段の装填を容易にすると共に、該現像
剤補充部で現像剤を補充して空になった現像剤収容手段
を、該現像剤補充部から装置内に設けられている、保管
手段へ移送して、ここに空になった現像剤収容手段を保
管し、これにより、保管手段が満杯になるまでは、現像
剤の補充を単に現像剤収容手段を本体に装填するだけの
操作で行なうことが出来、空現像剤収容手段を補充の都
度取り出す手間を省いたので、トナー補充の操作性を著
しく向上させることが出来る。又、この保管手段を使用
済の静電潜像担持体を収容する静電潜像担持体収容手段
と一体化し、且つ、装置本体に着脱自在に支持し、これ
により、1回の廃棄作業で使用によって不要になった空
現像剤収容手段等を破棄できるので、ユーザーのメンテ
ナンス作業が極めて軽減出来、且つ、不要物のみを破棄
するため、資源の有効活用が可能である。又、請求項1
の画像形成装置において、上記静電潜像担持体上から未
転写トナーを回収するクリーニング手段と、回収された
未転写トナーを上記現像手段へ移送する手段と、上記現
像手段及び該クリーニング手段で使用されて劣化したク
リーニング剤を収容する剤収容手段とを設ければ、クリ
ーニング手段で回収された、未転写トナーを現像装置で
再使用することができるので、未転写トナーを廃トナー
として、例えば廃トナーボトル等の収容手段に回収収容
しておいて、適宜破棄する等の保守を必要とすることが
出来る。更に、剤収容手段の容量を、上記剤収容手段の
容量を、画像形成装置本体の寿命で使用出来なくなるま
でに上記現像手段及び上記クリーニング手段で発生する
劣化する使用済剤の総量を収容し得る容量に設定すれ
ば、使用済剤の破棄という保守操作も省略することが出
来る。又、請求項1の画像形成装置において、上記保管
手段に保管されている空現像剤収容容器の総数が上記保
管手段に保管し得る上限に達した状態と、上記静電潜像
担持体を用いた画像形成動作回数が上記静電潜像担持体
の耐用限度に達した状態との、少なくとも何れか1の状
態を検出して、上記の一体化された保管手段及び静電潜
像担持体収容手段の交換タイミングを決定する制御手段
を設ければ、一体化された保管手段及び静電潜像担持体
収容手段の交換タイミングを的確に操作者に報知等する
ことが出来る。更に、保管手段の容量を上記静電潜像担
持体を用いた画像形成動作回数が上記静電潜像担持体の
耐久限度に達するまでの間に、消費されるトナーを補充
するのに要するトナー総量を収容し得る個数の上記現像
剤収容手段を収容したときに満杯になるように設定すれ
ば、使用済の静電潜像担持体を交換して静電潜像担持体
収容手段に収容するのと略同時に保管手段も空の現像剤
収容手段で満杯になるので、保管収容手段の容量を必要
最小限にして、装置本体の省スペース化を図ることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデジタル複写機の概略構
成を示す正面図。
【図2】図1のデジタル複写機の電装部の構成を示すブ
ロック図。
【図3】図2の書込駆動制御回路71の構成を示すブロ
ック図。
【図4】同複写機のトナー補充機構の概略を説明するた
めの斜視図。
【図5】同トナー補充機構のホッパ開口部近傍の構成を
示す正面図。
【図6】同補充機構のホッパ開口上にカートリッジがセ
ットされた状態を示す左側面。
【図7】同複写機に用いられるカートリッジの斜視図。
【図8】同トナー補充機構の開封ローラ近傍の構成を示
す正面図。
【図9】同開封ローラとカートリッジの位置関係を示す
平面図。
【図10】同複写機のカートリッジの搬送機構の駆動系
の構成を示す斜視図。
【図11】同トナー補充機構の突き当て開封センサの構
造を示す斜視図。
【図12】同搬送機構中の第2搬送コロ611の支持機
構の左側面図。
【図13】同搬送機構中の上第1搬送レール632とカ
ートリッジの位置関係を示す図。
【図14】同搬送機構中の下搬送レール631とカート
リッジの位置関係を示す図。
【図15】カートリッジの落下開始時における、同搬送
機構中の上第1搬送レール632とカートリッジの位置
関係を示す図。
【図16】カートリッジの落下開始時における、同搬送
機構中の下搬送レール631とカートリッジの位置関係
を示す図。
【図17】カートリッジを挿入中の状態を示す左側面
図。
【図18】カートリッジをホッパ開口上に搬送している
状態を示す左側面図。
【図19】カートリッジがホッパ開口上に到達した状態
を示す左側面図。
【図20】カートリッジがホッパ開口上でトナー等の補
給を終了した状態を示す左側面図。
【図21】カートリッジの逆搬送が開始された直後の状
態を示す左側面図。
【図22】カートリッジがカートリッジ集積部上に到達
した状態を示す左側面図。
【図23】カートリッジがカートリッジ集積部内に落下
した状態を示す左側面図。
【図24】同複写機の感光体近傍の概略構成図。
【図25】同複写機の現像剤搬送系を示す図であり、
(a)は上面図、(b)は正面図。
【図26】同現像剤搬送系の斜視図。
【図27】同複写機の現像装置の斜視図。
【図28】(a)は図1の同複写機の感光体シートの平
面図、(b)はその正面図。
【図29】同感光体シートを支持するドラムの斜視図。
【図30】(a)は同ドラムの平面図、(b)はその正
面図。
【図31】同ドラム近傍の機構を示す斜視図。
【図32】(a)は同機構の平面図、(b)はその正面
図。
【図33】同機構の拡大正面図。
【図34】同機構の、図43に示す状態とは異なる状態
における拡大正面図。
【図35】感光体シート巻付け処理の初期の状態におけ
る、ドラム回りの正面図。
【図36】同処理が進んだ状態における、ドラム回りの
正面図。
【図37】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図38】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図39】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図40】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図41】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図42】同ドラム上の画像領域を示す説明図。
【図43】感光体シート剥離処理の初期の状態における
ドラム回りの正面図。
【図44】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図45】同処理が更に進んだ状態における、ドラム回
りの正面図。
【図46】(a)は同複写機の空カートリッジ等収納ボ
ックスのロック機構の左側面図、(b)は同ロック機構
を上方から見た図。
【図47】(a)は同ボックス引き出し処理時におけ
る、同ボックスのシャッタ機構の一部を示す左側面図、
(b)は同処理が進んだ状態における、その左側面図。
【図48】(c)は同処理が進んだ状態における、その
左側面図、(d)はその更に同処理が進んだ状態におけ
る、その左側面図。
【図49】(e)は同ボックス挿入処理時における、同
ボックスのシャッタ機構の一部を示す左側面図、(f)
は同処理が進んだ状態における、その左側面図。
【図50】同ボックスの斜視図。
【図51】(a)は同ボックスの正面図、(b)はその
左上方から見た図、(c)はその平面図。
【図52】同複写機における、カートリッジ挿入時の制
御のタイミングチャート。
【図53】同複写機における、カートリッジ保管部移送
時の制御のタイミングチャート。
【図54】同複写機における、カートリッジ開封時の制
御のタイミングチャート。
【図55】同複写機における、感光体シート剥離時の制
御のタイミングチャート。
【図56】同複写機における、感光体シート巻付け時の
制御のタイミングチャート。
【図57】同複写機における、プロセスチェック時の制
御のタイミングチャート。
【図58】(a)及び(b)は同複写機における、読取
許容制御のサブルーチンのフローチャート。
【図59】同制御の他のサブルーチンのフローチャー
ト。
【図60】同複写機における、感光体シート交換時の制
御のフローチャート。
【図61】同複写機における、空カートリッジ等収納ボ
ックス引き出し時の制御のフローチャート。
【図62】同複写機における、感光体交換時の現像バイ
アス制御のフローチャート。
【図63】同交換時のクリーニングバイアス制御のフロ
ーチャート。
【図64】(a)及び(b)は、同複写機の空カートリ
ッジ等収納ボックスの押し込み時の制御のフローチャー
ト。
【図65】図63の制御のタイミングチャート。
【図66】図64の制御のタイミングチャート。
【符号の説明】
500 カートリッジ 501 カートリッジ板上 501a カートリッジ板上羽根 501bカートリッジ板上タイミングベルト 502 カートリッジフィルム 502a トナー収容部 502b カートリッジ板下タイミングベルト溝 504 カートリッジシール 504a カートリッジシール挾持部 510 硬質ケース 510a つまみ部 550 空カートリッジ等収納ボックス 551 空カートリッジ集積部 552 シャッタ軸 552a シャッタ軸凹部 553 シャッタシート 554 シャッタシート軸 555 シャッタ溝 555a シャッタ溝凸部 556 メンテフリーパック側壁 557 メンテフリーパック奥壁 558 切欠き部 559 取っ手 561 廃トナー収容部 562 駆動歯車 563 送り込み部材 564 軸 565 仕切壁 566 仕切マイラ 599 感光体シート収容部 640 分岐バネ 651 軸受 652 加圧バネ 660 ホッパーガイド 661 ホッパー突き当て壁 662 ホッパー開口シール部材 680 開封ローラ 681 カートリッジシール集積部 690 本体前部外装 691 カートリッジ装填部 692 カートリッジ挿入窓 693 カートリッジ挿入用ドア 694 メンテフリーパック挿入窓 695 板バネ 700 ドアロックSOL 701 ドアオープンセンサ 702 カートリッジ搬送モータ 703 突き当て開封センサ 704 ピンチSOL 705 開封用モータ 706 メンテフリーパックセンサ 707 メンテフリーパックロックSOL 707a ロック部材
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図51
【補正方法】変更
【補正内容】
【図51】 同ボックスの説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 圭介 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担持体と、 該静電潜像担持体上の静電潜像を現像する現像手段と、 該静電潜像担持体を交換する静電潜像担持体交換手段
    と、 静電潜像担持体収容手段と、 補充用の現像剤を収容する現像剤収容手段と、 該現像剤収容手段が装填される装填部と、 該装填された現像剤収容手段を現像剤補充部へ移送する
    移送手段と、 該現像剤補充部で現像剤を補充して空になった空現像剤
    収容手段を該現像剤補充部から空現像剤収容手段を保管
    する保管手段へ移送する移送手段とを設け、 該保管手段と該静電潜像担持体収容手段とを一体化し、
    且つ、装置本体に着脱自在に支持したことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記静電潜像担持体上から未転写トナーを
    回収するクリーニング手段と、回収された未転写トナー
    を上記現像手段へ移送する手段と、上記現像手段及び該
    クリーニング手段で使用されて劣化したクリーニング剤
    を収容する剤収容手段とを設けたことを特徴とする請求
    項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記剤収容手段の容量を、画像形成装置本
    体の寿命で使用出来なくなるまでに上記現像手段及び上
    記クリーニング手段で発生する劣化する使用済剤の総量
    を収容し得る容量に設定することを特徴とする請求項2
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記保管手段に保管されている空現像剤収
    容容器の総数が上記保管手段に保管し得る上限に達した
    状態と、上記静電潜像担持体を用いた画像形成動作回数
    が上記静電潜像担持体の耐用限度に達した状態との、少
    なくとも何れか1の状態を検出して、上記の一体化され
    た保管手段及び静電潜像担持体収容手段の交換タイミン
    グを決定する制御手段を設けたことを特徴とする請求項
    1の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記保管手段の容量を、上記静電潜像担持
    体を用いた画像形成動作回数が上記静電潜像担持体の耐
    久限度に達するまでの間に、消費されるトナーを補充す
    るのに要するトナー総量を収容し得る個数の上記現像剤
    収容手段を収容したときに満杯になるように設定するこ
    とを特徴とする請求項4の画像形成装置。
JP3059790A 1991-02-28 1991-02-28 画像形成装置 Withdrawn JPH0519545A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671098A (ja) 1992-01-29 1994-03-15 Ejnar Jensen & Soen As アイロンローラなどの洗濯処理ユニットへフラットワーク物品を供給するための装置
US8104446B2 (en) 2006-06-06 2012-01-31 Husqvarna Zenoah Co., Ltd. Engine with carburetor mounted on an insulator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671098A (ja) 1992-01-29 1994-03-15 Ejnar Jensen & Soen As アイロンローラなどの洗濯処理ユニットへフラットワーク物品を供給するための装置
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