JP2921959B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2921959B2
JP2921959B2 JP2286417A JP28641790A JP2921959B2 JP 2921959 B2 JP2921959 B2 JP 2921959B2 JP 2286417 A JP2286417 A JP 2286417A JP 28641790 A JP28641790 A JP 28641790A JP 2921959 B2 JP2921959 B2 JP 2921959B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真方式や静電記録方式等の複写機、
ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置にかかり、詳
しくは、トナーを収容した容器を装置本体に装着して用
いる画像形成装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の画像形成装置においては、転写紙等の記録媒
体上に可視像を形成するにあたり、装置内の現像装置で
ある現像ユニットに蓄えられているトナーと呼ばれる微
粒子を用いている。このトナーは消耗品であり、現像ユ
ニット内のトナー量が所定量以下になった場合は、その
都度現像ユニットに補充しなければならない。
この現像ユニットへのトナー補充方法については、種
々の提案がなされており、これらは現像ユニットのトナ
ーホッパ等の補充部へトナーを直接補充する方式(以
下、直接補充方式という)と、トナーを収納した容器で
あるトナーカートリッジを現像ユニットのトナーホッパ
開口部上等のトナー補充位置に装着し、このトナーカー
トリッジからトナーを補充する方式(以下、トナーカー
トリッジ方式という)とに大別できる。
そして、直接補充方式ではトナーをトナー補充部に直
接補充する際にトナーが装置の内外に飛散して、装置や
操作者の手や衣服を汚しやすい為、現在では殆どトナー
カートリッジ方式が用いられるに至っている。
しかしながら、従来のトナーカートリッジ方式のもの
は、現像ユニット内のトナー量が所定量以下になってト
ナーを収容している新たなトナーカートリッジ(以下、
カートリッジという)を装着するときに、操作者がその
都度トナー補充により空になったカートリッジ(以下、
空カートリッジという)を装置外に取り出す必要が有
り、この取り出しの際に空カートリッジの壁面等に付着
しているトナーが装置の内外に飛散して、装置や操作者
の手や衣服を汚すことがあるという問題点が残されてい
た。
そこで、複数のカートリッジを、1のカートリッジを
現像ユニットのトナー補充位置に装着する際に、このカ
ートリッジを以前に装着された空カートリッジの内部に
多層コア状に順次装着し得るように構成し、これによ
り、カートリッジを装着するとき、操作者がその都度空
カートリッジをトナー補充位置から装置外に抜き取るこ
となく現像ユニットにトナーを補充し得るようにするこ
とが提案されている(例えば、特開昭63−188171号公報
参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記の構成によれば、トナー補充位置に空
カートリッジがそのまま残っており、その空カートリッ
ジの内部に次のカートリッジを装着するので、この次の
カートリッジの装着の際に空カートリッジの内部に残留
しているトナーが、装着されるカートリッジで引き起こ
される空気流によって、空カートリッジの装着開口部か
ら外部に噴出し、装置内外に飛散する恐れが有るという
問題点が有った。
又、上記の構成によれば、多重コア状に装着された複
数の空カートリッジを装置外へ一体的に取り出す際に、
最も外側の空カートリッジの周面を装置内のトナー補充
位置を構成する部材に対して摺動させながら装置外に取
り出すので、この最も外側の空カートリッジのトナー補
充用の開口部等に付着しているトナーが装置内外に飛散
する恐れが有るという問題点が有った。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その第1の目的はカートリッジを
装着するとき、操作者がその都度空カートリッジをトナ
ー補充位置から位置外に抜き取ることなく現像ユニット
にトナーを補充し得、且つ、空カートリッジを装置から
取り出す際に空カートリッジに付着しているトナーの飛
散を防止することが出来る画像形成装置に提供すること
である。
また、その第2の目的はカートリッジを装着すると
き、操作者がその都度空カートリッジをトナー補充位置
から装置外に抜き取ることなく現像ユニットにトナーを
補充し得、且つ、カートリッジ装着の際に空カートリッ
ジに付着しているトナーの飛散を防止することが出来る
画像形成装置に提供することである。
更に、その第3の目的は、トナー容器を装着するとき
は操作者がその都度空のトナー容器の補充位置から装置
外に取り出すことなく次のトナー容器を補充位置に装着
することが出来、次のトナー容器を補充位置に装着する
ときにたとえ空気流が発生しても、空のトナー容器に付
着して残留しているトナーが飛散せず、しかも、保管部
内に比較的多くのトナー容器を保管することが可能な画
像形成装置、及び、トナー容器の取扱方法を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的を達成するために請求項1に係る発明
は、トナーを収容したトナー容器からのトナーが補充さ
れる補充部を備えた画像形成装置において、該補充部へ
トナーを補充した後の空のトナー容器を集積して保管す
るために、該トナー容器が該補充部へトナーを補充する
ときに位置する装置内の補充位置とは別の場所に、装置
本体に着脱自在に設けられた保管手段を有し、該保管手
段の装置内への着脱口と上記トナー容器の装置内への装
着口とを装置の同一外周面側に形成したことを特徴とす
るものである。
上記第2の目的を達成するために請求項2に係る発明
は、トナーを収容したトナー容器からのトナー補充され
る補充部を備えた画像形成装置において、該補充部へト
ナーを補充した後の空のトナー容器を集積して保管する
ために、該トナー容器が該補充部へトナーを補充すると
きに位置する装置内の補充位置とは別の場所に設けられ
た保管部と、トナー容器を上記補充位置から上記保管部
へ移送する移送手段とを有し、上記保管部が上記移送手
段によるトナー容器の移送路に向けた上部開口部を備
え、上記移送手段が該上部開口部上方の所定の位置まで
延在する案内部材を備え、上記トナー容器が移送方向の
ほぼ中央に、該案内部材によって案内される被案内部材
を備えることを特徴とするものである。
上記第3の目的を達成するために請求項3に係る発明
は、トナーを収容したトナー容器からのトナーが補充さ
れる補充部を備えた画像形成装置において、該補充部へ
トナーを補充した後の空のトナー容器を集積して保管す
る保管部を有し、該トナー容器に他のトナー容器を吸引
する吸引手段を設けたことを特徴とするものである。
また、上記第3の目的を達成するために請求項4に係
る発明は、画像形成装置内のトナーの補充位置にてトナ
ー補充部へ該トナー容器内のトナーを補充する補充工程
と、該補充工程の実行により空になった該トナー容器
を、装置内の該補充位置とは別に設けられた保管部へ移
送する移送工程と、該移送工程の実行により該保管部に
移送されてきた該トナー容器を、該保管部内に保管する
保管工程とからなる、トナーを収容した状態で画像形成
装置に装着されるトナー容器の取扱方法において、互い
に、開口部を下に向けている他のトナー容器をその開口
部から少なくとも部分的に収容可能な形状に構成した複
数のトナー容器を、順次上記移送工程を実行して上記保
管部に移送し、上記保管工程において、トナー容器を開
口分を下に向けて収容し、次の上記移送工程の実行によ
り移送されてくるトナー容器を、収容済みのトナー容器
を少なくとも部分的に収容するように、その開口部を下
向きにして収容する集積工程を実行することを特徴とす
るものである。
〔作用〕
請求項1に係る発明においては、補充位置でトナーを
補充した後の空のトナー容器を装置内の補充位置とは別
の場所に設けられた保管部で保管し、これにより、次の
トナーを収容したトナー容器のために補充位置を確保す
る。上記保管部は装置本体に着脱自在で、且つ、複数の
空のトナー容器を集積して収納し得る保管手段で構成し
ているので、移送手段でこの保管手段に移送されて収納
された空のトナー容器を、操作者が保管手段ごと装置外
に取り出して処分することができる。
請求項2に係る発明においては、移送手段によって補
充位置でトナーを補充した後の空のトナー容器を装置内
の補充位置とは別の場所に設けられた保管部に移送し、
これにより、次のトナーを収容したトナー容器のために
補充位置を確保し、一方、空のトナー容器を保管部で保
管する。
請求項3に係る発明においては、補充位置でトナーを
補充した後の空のトナー容器を装置内の補充位置とは別
の場所に設けられた保管部で保管し、これにより、次の
トナーを収容したトナー容器のために補充位置を確保す
る。この保管部での空のトナー容器の保管にあたつて
は、空のトナー容器を集積させて保管する。しかも、ト
ナー容器同士を吸引手段で互いに吸引させた状態で保管
する。
請求項4に係る発明においては、 〔実施例〕 本発明の一実施例に係る画像形成装置であるデジタル
複写機について説明する。
第1図において、このデジタル複写機は原稿読取手段
である読取装置(スキャナー)10と読み取られた原稿情
報を紙に複写するための一連のプロセスを実行する複写
装置(プリンター)90とから構成される。
以下、第2図を用いてこのデジタル複写機の電装部の
概略を説明する。
読取装置10のハウジング内には、読取制御回路20、読
取駆動装置30、画像読取回路40及び画像処理回路50が収
容され、又、複写装置90のハウジング内には、読み取ら
れた原稿情報を記憶する記憶手段である画像情報記憶装
置60、複写回路70、システム制御装置61、システム制御
装置61にキー入力を行なう操作手段である操作装置80が
収容されている。この情報記憶装置60は画像メモリ部62
と上記システム制御装置61とからなっている。そして、
読取制御回路20、複写回路70に含まれている書込駆動制
御回路71、操作装置80は、システム制御回路61と信号線
L1、L2、L3で接続されており、互いにデータ伝送を行な
っている。
上記読取制御回路20はシステム制御回路61からL1を介
して信号を受け、スキャナモータ31の回転数制御、蛍光
灯32のヒータコントロール、蛍光灯32の点灯指示、原稿
サイズ検知用のフィルタソレノイド33のコントロール及
びスキャナ電源冷却ファン制御等を行なう。上記画像読
取回路40から原稿からの反射光を80dpiのアナログ信号
に変換するCCD41、CCD41からの信号を奇数(ODD)、偶
数(EVEN)に分けて増幅する増幅器42(一画素あたりの
時間が非常に短いため、増幅器の性能から2つに分け
る)、増幅器42からのODD,EVEV信号をシリアルのアナロ
グ信号に合成するスイッチング素子43、スイッチング素
子43からのアナログ信号を画像処理回路50からの蛍光灯
32の明るさの変動を補正するための増幅度指示データAG
Cにより増幅する可変増幅器44、可変増幅器44からのア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ45
等を備えている。画像処理回路50は画像読取回路40から
送られてくる画像信号を処理するために5つのゲートア
レイ51乃至55、クロック発生回路56、ROM57、RAM58等を
備えている。ゲートアレイ51が光量検知、シェーディン
グ補正、タイミングコントロール、コマンドコントロー
ル、データ編集・出力、CCDドライブクローク発生等、
ゲートアレイ52が主走査方向の変倍、ゲートアレイ53が
中間調処理、2値化処理、原稿サイズ検知、ゲートアレ
イ54が文字・中間調分離、中抜き編集、ゲートアレイ55
がマークエリア検出を夫々担当する。画像メモリ部62は
メモリ基板とメモリコントロール基板とで構成されてい
る。システム制御回路61はシステムの全体コントロール
と画像データの読み出し、書込の指示を行なう。このシ
ステム全体のコントロールにはシステムのレディ状態監
視、転写紙サイズ・残量の検知、原稿読取や給紙スター
ト指示、スキャナー複写モードやプリンター複写モード
の制御等が含まれ、画像データの読み出し、書込の指示
を行なうに当たってはメモリの残量の把握を行なってい
る。複写回路70には画像メモリ部62からの画像データを
受信するラインドライバ回路72、ラインドライバ回路72
からの画像データ信号を増幅するレーザドライバ回路7
3、レーザドライバ回路73によって駆動される半導体レ
ーザ(LD)74、読出駆動制御回路75、書込駆動制御回路
71、駆動装置76等が備えられている。操作装置80は各種
情報を表示する表示器や入力キーが設けられた操作パネ
ル81と操作制御回路82が備えられている。
次に、概略構成を示す正面図である第1図を用いて、
機構部の概略構成と動作について説明する。
先ず、読取装置10について説明する。
読取装置10は原稿を載置するコンタクトガラス306、
コンタクトガラス上の端縁部に設けられた原稿スケール
305、コンタクトガラス306の全域を覆い得る原稿圧板30
7、コンタクトガラス306の下方で原稿を照射する蛍光灯
ランプ301、原稿からの反射光を反射する第1乃至第3
ミラー302,303,304、第3ミラーからの反射光が入射す
るカバー309で覆われたレンズ308、レンズ308の結像位
置に配置されたCCD41、CCD41が取り付けられ、且つ、A/
Dコンバータ45を内蔵する画像読取板311、画像処理回路
50が形成された基板312に、装置内冷却用の冷却ファン3
13等を備えている。
そして、コンタクトガラス306上に原稿がセットされ
て操作パネル81上にコピースタートボタンがONされる
と、蛍光灯ランプ301等の光学系をコンタクトガラス306
の下方で移動して原稿を走査し、原稿からの反射光をレ
ンズ308等を介してCCD41に結像し、原稿情報を読み取
る。CCD41上に結像した原稿像を画像処理回路50からの
クロックと同期してアナログ信号として出力し、信号増
幅、信号合成、可変増幅した後にA/D変換コンバータ45
でデジタル信号化する。このデジタル信号を画像処理回
路50で処理してデジタル記録画像情報に変換し、複写装
置90の画像情報記憶装置60に出力する。
次に、複写装置90について説明する。
第1図において、像担持体である感光体ベルト100が
軸方向が紙面に垂直で且つ鉛直方向に互いにずれた位置
に設けられた上下支持ローラ381、382間に掛け渡され、
時計方向に回動されている。感光体ベルト100の上支持
ローラ381への巻き付き部分には、転写チャージャ352が
対向して設けられて転写部を形成している。この転写部
と装置上部に水平に設けられた転写紙を収容する用紙ト
レイ348との間には、搬送ガイド板383、第1中継ローラ
対327及び中間ローラ対349からなる搬送路が形成されて
いる。この用紙トレイ348にはピックアップコロ324、給
紙コロ325及びリバスコロ326が配置され、給紙装置390
を構成している。又、搬送路の転写部近傍にはレジスト
ローラ対353が設けられている。更に、この転写部と装
置の右上部に設けられた排紙ローラ対330との間には、
導体分離搬送ベルト351、内部に定着ヒータ366を備えた
定着ローラ335と加圧ローラ334とから成る定着装置、搬
送コロ対332及び搬送ガイド板384から成る搬送路が形成
されている。感光体ベルト100の上支持ローラ381への巻
き付け部において、感光体表面移動方向(以下、感光体
移動方向という)で転写部より下流側には分離爪337が
設けられ、更に下流側にはクリーニングファーブラシ33
8とクリーニングブレード339が設けられている。そし
て、感光体ベルト表面の下方への移動領域の右側方に
は、このクリーニングファーブラシ338とクリーニング
ブレード339で感光体ベルト表面から除去されたトナー
を収容する廃トナーボトル340が設けられている。この
廃トナーボトル340の下方には、感光体ベルト表面に対
向して除電ランプ341と、グリッド343を備えた帯電チャ
ージ342とが設けられている。この帯電チャージ342は負
電圧の高圧発生装置に接続され、感光体ベルト表面をマ
イナス800ボルトに一様帯電するものである。感光体ベ
ルト100の下支持ローラ382への巻き付き部には、装置下
部に水平に設けられた書込光学系ユニット385からのレ
ーザビームが照射される露光部が形成されている。この
書込光学系ユニット385内には、ここでは図示を省略し
た半導体レーザ74(第2図参照)及びシリンダレンズ、
ポリゴンミラーモータ345で回転駆動されるポリゴンミ
ラー344、f−θレンズ355、反射ミラー356、同期検知
板357等が設けられている。書込光学系ユニット385の上
方には、感光体ベルト表面の上方への移動領域に対向す
る現像ローラ102を備えた現像タンク101と、トナーホッ
パ109とから成る現像装置386が設けられている。この現
像タンク101内には、第12図に符号を付して示すよう
に、現像ローラ102の他に、現像ローラ102上の現像剤の
量を規制する現像ドクタ105、現像ドクタ105で規制され
て下部に戻される現像剤をガイドするセパレータ106、
現像タンク102内の現像ローラ102の軸方向での現像剤の
撹拌を行なうフィン107及び搬送スクリュー108、現像タ
ンク101内の現像ローラ102の軸に垂直な方向での現像剤
の撹拌を行なうパドル103、トナー補充部であるトナー
ホッパ109から補給されたトナーを現像剤に混合する混
合ローラ104等が設けられている。又、トナーホッパ109
はその下部が現像タンク101に開口しており、この開口
にトナー補給ローラ110が設けられ、又、内部のトナー
を撹拌するアジテータ111が設けられている。そして、
その上部は上方に向けて開口しおり、この開口部(以
下、ホッパ開口部という)124がトナーを収容したカー
トリッジ112が装着されるトナー位置になっている。こ
のトナーホッパ109の紙面手前側には、トナーホッパ109
にトナーを補充して空に成ったカートリッジ112を収容
する空カートリッジ収納部を構成する空カートリッジ収
納ボックス133が設けられている(第10図、第13図参
照)。
尚、複写装置90の上壁上には、内部に用紙トレイ346,
347、ピックアップコロ314,319、給紙コロ315,320、リ
バースコロ316,321等を備えた追加(オプション)の給
紙装置391,392が配置されている。そして、この給紙装
置391には第3中継ローラ対317が、給紙装置392には第
2中継ローラ対322が夫々設けられている。各用紙トレ
イ348,347,346は引出自在になっており、且つ、図示し
ないセット検知センサ、サイズ検知センサも設けられ、
セット検知センサがセット状態を検出すると、図示しな
い上昇モータを駆動して用紙トレイ内の転写紙がピック
アップコロ324,314,319に当接する位置まで上昇させ
る。
又、転写紙の搬送経路内での搬送状況を検知するため
に、第3中継センサ318、第2中継センサ323、第1中継
センサ328、中間センサ350、レジストセンサ354、定着
センサ331、排紙センサ329が設けられている。
更に、装置の左側面外装部の下部の内側にはポリゴン
モータ345冷却用の冷却ファン359が設けられ、この吸引
力によって発生する空カートリッジ収納部133近傍から
この冷却ファン359に流れる気流中から、トナーを除去
する防塵フィルタ358も設けられている。
尚、上記各センサは第3図に示す書込駆動制御回路の
入力用ゲートアレイ701及び702を介してCPU703に取り込
まれる。入力用ゲートアレイ710に接続されている給紙
装置390,391,392内のセンサ群390a,391a,392aには、用
紙サイズ検知センサ、ペーパーエンド検知センサ、トレ
イセット検知センサ、接続検知センサが含まれ、第1乃
至第3中継センサ328,323,318、給紙装置390のドアオー
プンセンサ704も接続されている。入力用ゲートアレイ7
02に接続されているセンサ群705には、給紙搬送用の上
記各センサ350,354,331,329、カートリッジ挿入用の後
述する各センサ119,130、本体ドアオープン検知セン
サ、トナー濃度センサである光学センサ360等が含まれ
る。又、出力用ゲートアレイ706に接続されているアク
チュエータ群707には、給紙搬送用の中継クラッチ,中
間クラッチ,レジストクラッチ、後述するカートリッジ
関連の各アクチュエータ120,122,128,132、メインモー
タ、クリーニングブレードソレノイド、トナー補給ソレ
ノイド、ポリゴンモータ345、定着ヒータ336、帯電用高
圧電源回路、転写用高圧電源回路、除電ランプ341、ト
ナー濃度センサ360等が含まれる。給紙装置390,391,392
のアクチュエータ群390b,391b,392b(ピックアップソレ
ノイド,給紙クラッチ,トレイロックソレノイド、上昇
モータ)は、シリアルパラレルレシーバ708〜710を介し
てCPU703の出力ポートに接続されている。
以上の構成において、書込光学系ユニット385内の半
導体レーザー74がレーザードライバー回路73で1画素当
り1ビット(記録/非記録)の2値化信号であるデジタ
ル記録画像情報に対応して発光付勢され、半導体レーザ
ー74から射出されたレーザー光はポリゴンミラー344で
反射され、シリンダレンズを経てf−θレンズ355を通
過し、反射ミラー356で反射され、感光体ベルト100に結
像照射される。ポリゴンミラー344はポリゴンモータ345
で一定速度で回転駆動され、前述のレーザー光は感光体
ベルト100の移動方向と垂直な方向である水平方向に走
査される。
感光体ベルト100の表面は、帯電チャージャ342により
マイナス800ボルトに一様に帯電される。デジタル記録
画像情報に基づいて射出されたレーザー光が一様に帯電
された感光体表面に照射されると、光導電現像で感光体
表面の電荷が、感光体ベルト100の導電層を介して機器
アースに流れて消滅する。ここで原稿濃度の淡い部分
(2値化信号が非記録ベルト)ではレーザを点灯させな
いようにし、原稿濃度の濃い部分(2値化信号が記録レ
ベル)ではレーザを点灯させる。これにより、感光体ベ
ルト100の表面の原稿濃度の淡い部分に対応する部分は
略マイナス800ボルトの電位に、原稿の原稿濃度の濃い
部分はマイナス100ボルト程度になり、原稿の濃濃淡に
対応して静電潜像が形成される。この静電潜像を現像装
置386によって現像し、感光体ベルト100の表面にトナー
画像を形成する。尚、現像装置386内のトナーは撹拌に
より負に帯電され、現像タンク101内の現像ローラ102
は、現像バイアス発生器によりマイナス550ボルト程度
にバイアスされ、感光体ベルト100の表面電位が現像バ
イアス以上の場所に付着し、原稿画像に対応したトナー
画像が形成される。
一方、転写紙が、3つの用紙トレイ348,347,346の内
の何れかから選択されて給紙されて搬送され、レジスト
ローラ353により所定のタイミングで転写部に送り出さ
れ、転写チャージャ352の作用により上位の感光体ベル
ト100上に形成されたトナー画像が転写される。トナー
画像が転写された転写紙は、導体分離搬送ベルト351に
吸引されて感光体ベル表面から分離される。この後、転
写紙は定着ローラ335と加圧ローラ334との間を通過して
トナーが固着され、排紙ローラ対330によって図示しな
い排紙トレイ上に排出される。
トナー画像が転写紙に転写された後の感光体ベルト表
面は、クリーニングファーブラシ338とクリーニングブ
レード339によって残留トナーが除去された後、次の一
様帯電に備えられる。
以下、カートリッジ112を用いたトナーホッパ(以
下、ホッパという)109へのトナー補充について説明す
る。
トナーを収容したカートリッジ112を、装置内のトナ
ー補充位置であるホッパ開口部124上に装着し、このホ
ッパ開口部124を介してホッパ109内にトナーを補充する
ことによって行なう。
先ず、本実施例で用いるカートリッジ112について、
第4図乃至第9図を用いて説明する。
本実施例で用いるカートリッジ112は、底面が長方形
の四角錐をその底面に平行な平面で切断したような外周
形状を有し、この底面に相当する部分が開口部113に成
っていて、内部の空洞にトナーを収容し得る容器であ
る。上面壁には空気抜き用の窓が形成され、この窓には
トナーが通過しえないフィルタ153が設けられている。
又、上面壁の内面の略中央にマグネット152が設けられ
ている。カートリッジ112開口の縁部には外側に延びた
鍔部115aが設けられている。両長辺に設けられた鍔部11
5aの長辺方向における略中央には、更に外側に延びる羽
部115bが、右の鍔部115Aのもののカートリッジ112の短
辺方向における長さが左鍔部115aのもののそれよりも長
くなるように形成されている。この両羽部115bの長辺方
向ににおける両端部は、情報に傾斜した傾斜部になって
いる。トナーを収容した状態でこの鍔部115aを装着しろ
にして密封用シール部材114が開口部全体を覆うように
設けられる。このシール部材114は、ホッパ開口部124上
に装着されたときに後述するシール除去機構がカートリ
ッジ112の左鍔部115a側に位置するので、装着剤が塗布
された後の前後左右の鍔部115aの内、左鍔部115aから貼
り始められて右鍔部115aまで貼られた後に折り返えされ
て、その自由端を左羽部115bの外側の端子まで延ばさ
れ、この自由端の端縁を左羽部115bに装着されている。
次に、トナー補充に関する装置本体の機構について説
明する。
第10図に示すように装置本体には、装置正面の外装部
(以下、正面外装部という)116に形成されたカートリ
ッジ112挿入用の挿入窓117からなるカートリッジ挿入
部、装置背面側に位置したホッパ109からなるトナー補
充部、ホッパ開口部124の左側に配置された開封ローラ1
50を有するカートリッジ112の開封手段、開封ローラ150
に対向して配置されたシール収納ボックス151からなる
密封部材収納部、ホッパ109と正面外装部116の間に配置
された空カートリッジ収納ボックス133からなる空カー
トリッジ収納部、及び、搬送ベルト装置121と中継ガイ
ド板123を有する移送手段が設けられている。そして、
正面外装部116には第11図に示すように、上記挿入窓117
の他の上記空カートリッジ収納分を構成する空カートリ
ッジ収納ボックス133の出し入れ用の窓116aも形成され
ている。
上記挿入部の挿入窓117は、カートリッジ112をその挿
入方向に対して垂直に切断したときの断面形状に合わせ
て、これより一回り大きい程度の形状に形成され、この
結果、カートリッジ112の羽部115b及び鍔部115aの左右
通過部117a,117bの水平方向の長さも、左右羽部115bの
短辺方向での長さにあわせて異なる長さになっている。
これにより、カートリッジ112を横向きに挿入したり、
カートリッジ112の前後に間違えて挿入することを防止
している。
正面外装部116の内側には外装部に平行な水平軸でそ
の下部が回動自在支持され、閉じた状態で挿入窓117全
体を蔽い得るドア118が設けられている。このドア118は
図示しない付勢手段により常時閉じる方向の回動力が付
与されて通常は閉じた状態に有り、この回動力に抗して
ドア118を装置内側に押すことにより、水平軸の回りで
約90度まで回動させることが出来る。そして、閉じた状
態で、ドア118の装置内側に向いた面(以下、内側面)
の上部には、先端縁より外側まで延在した突出部分を有
する突出板118aが設けられている。
正面外装部116内面の挿入窓117より上方には、発光素
子と受光素子を備えるドアセンサ119と、ロック解除ソ
レノイド120と、そのプランジャーに固定されたロック
板120aとを備えたロック機構とが設けられている。ドア
センサ119はドア118が閉じた状態で発光素子と受光素子
の間に上記突出板118aの突出部分が介在する位置に取り
付けられ、ロック機構はドア118が閉じた状態でプラン
ジャーが引き出されればロック板120aが上記突出板118a
に正面外装部116と反対側から係合し、プランジャーが
吸引されればロック板120aが上記突出板118aに係合しな
い位置に取り付けられている 上記トナー補充部のホッパ開口部124の周縁部上面に
はこの周縁部上面とカートリージ112の鍔部115a下面に
空隙が生じないようにするためのシール125が貼設して
ある。又、ホッパ開口部124より正面外装部116側には周
縁部から延びた入り口ガイド部109aが形成され、ホッパ
開口部124より装置背面側にはカートリッジ112をホッパ
開口部124上で位置決めするための垂直なカートリッジ
突き当て壁126が形成されている。又、ホッパ開口部124
の上方には第13図に示すように、揺動自在な支持板131a
に回動自在に支持されたローラ131、この支持板131aに
ローラ131を上方に移動させる方向の揺動力を常時付与
するバネ131b、及び、このバネ131bにより揺動力に抗し
てこの支持板131aにローラ131を下方に移動させる揺動
力を付与することが出来る押圧用ソレノイド132からな
る押圧兼衝撃付与手段が設けられている。
上記開封手段の開封ローラ150は第14図及び第15図に
示すように、上回転軸にカートリッジ112の左羽部115b
の長辺方向の長さに対応した一定の間隔を置いて固定さ
れた上側ローラ対150aと、下回転軸にこれら上側ローラ
対150aに夫々対向するように互いに一定の間隔を置いて
固定された下側ローラ対150bとからなり、カートリッジ
112を密封するシール部材114を確実に引っ張れるよう
に、下側ローラ対150bは弾力性の有る材料の円筒形ロー
ラ、上側ローラ対150aは凹凸の付いたローラになってい
る。この上回転軸と下回転軸は互いの距離を変化可能に
するリンク機構に回動自在に支持されており、図示しな
い開封モータ129(第15図参照)によって駆動され得
る。このリンク機構には第14図に示すように、上下回転
軸の軸間距離を少なくとも上下ローラ対間に羽部115bが
通過し得る間隔が生じる距離にするための付勢力を常時
付与するスプリングと、このスプリングの付勢力に抗し
て、上下回転軸の軸間距離を上下ローラ対間にカートリ
ッジ112を密封するシール部材114を挾持する距離にする
ことが出来る開封用ピンチソレノイド128が連結されて
いる。
上記密封部材収納部であるシール収納ボックス151は
上記開封ローラ150でカートリッジ112開口から除去され
てくるシール部材114を受け入れる受入れ口を備えてい
る。
上記空カートリッジ収納部である空カートリッジ収納
ボックス113は、上部にカートリッジ112受入れ用の開口
部を備え装置本体に対して着脱可能に構成されている。
第11図に示すように装置本体からの取り出し用の窓116a
には開閉可能なドア116bが設けられている。この空カー
トリッジ収納ボックス133については後に詳述する。
上記移送手段の搬送ベルト装置は、第14図及び第16図
に示すように正逆回転可能な搬送モータ122で駆動され
る左右の搬送ベルト121で構成され、夫々カートリッジ1
12の左右の傾斜壁に面接触が可能なように、ベルト車の
軸がカートリッジ112の左右の傾斜壁に平行に設けられ
ている。そして、搬送モータ122の出力軸122aは、カー
トリッジ112の左の傾斜壁に平行になるように設けら
れ、その中程に固定されているベルト車と左の搬送ベル
ト121の奥側のベルト車の上方に同軸に設けられたベル
ト車との間に掛け渡されたベルト170によって、左の搬
送ベルト121に駆動力を伝達し得る。一方、搬送モータ1
22の出力軸122aの下端に設けられた傘歯車171と噛み合
う右の搬送ベルト121の奥側のベルト車の下方に同軸に
設けられた傘歯車172を介して右の搬送ベルト121に駆動
力を伝達し得る。この左右の搬送ベルト121は第16図に
示すように、搬送モータ122の出力軸が反時計方向に回
転することによりカートリッジ112を装置背面側に搬送
できるように駆動され、逆に搬送モータ122の出力軸が
時計方向に回転することによりカートリッジ112を装置
正面側に搬送できるように駆動される。以降、搬送ベル
ト121が第16図に示すように回転してカートリッジ112を
装置背面側に搬送する場合を正搬送、このときの搬送モ
ータ122の回転を正回転といい、この逆の場合を逆搬
送、逆回転という。尚、左右の搬送ベルト121の正面側
のベルト車の位置は、挿入窓117からカートリッジ112を
挿入する場合には、操作者がむりに装置の内部まで手を
入れてカートリッジ112全体を装置内に押し込む必要が
ないように、カートリッジ112の後端が装置外にあるう
ちにカートリッジ112先端が搬送ベルト121に到達するよ
うに設定することが望ましく、本実施例の場合は空カー
トリッジ収納ボックス133の開口部の前後方向の略中央
の上方になるように設定されている。又、搬送ベルト12
1とカートリッジ112の傾斜壁との間の摩擦力が、空カー
トリッジ112を下から支えるものが無ければ空カートリ
ッジ112が下方に自重で落下してしまう程度になるよう
に、搬送ベルト121の材質やカートリッジ112の傾斜壁へ
の接触圧を設定しておく。移送手段の中継ガイド板123
は、その上に上記カートリッジ112の羽部115bのみが載
るように左右の鍔部115aの外側縁間の幅よりも広い間隔
を置いて、カートリッジ112挿入方向に平行に設けられ
た一対のガイド板123で構成され、各ガイド板123の装置
正面側の端部は空カートリッジ収納ボックス133の開口
部上まで延在し、その装置背面側の端部はホッパ開口部
124の周縁部から延びている入り口ガイド部109aの側部
まで延在している。そして、この空カートリッジ収納ボ
ックス133の開口部の上方まで延びた部分の正面側端縁
は、第21図に示すように、搬送ベルト121によるカート
リッジ112の逆搬送において、カートリッジ112の羽部11
5bの端部がこの正面側端縁から外れるときに、カートリ
ッジ112が空カートリッジ収納ボックス133の前後方向の
略中央に位置するように設定してある。尚、この逆搬送
においてカートリッジ112の羽部115bの端部がこの正面
側端縁から外れるときには、上部搬送ベルト121とカー
トリッジ112との搬送方向における位置関係自体は逆搬
送可能な位置関係にあるが、空カートリッジ収納ボック
ス133の開口部の上方からドア118が退避してカートリッ
ジ112を下から支えるものが無いので、カートリッジ112
が空カートリッジ収納ボックス133内に落下を開始し、
それ以上の逆搬送が行なわれることはない。
尚、カートリッジ112の搬送状態を検知するために、
上記の空カートリッジ収納ボックス133とホッパ開口部1
24との間の搬送路上には、ここを通過するカートリッジ
112の左の鍔部115aの下面によって押し下げられるカー
トリッジ通過検知フィラ130aが設けられている(第10図
参照)。このカートリッジ通過検知フィラ130aは、第17
図に示すように、図示しないスプリングコイル等により
反時計方向の回転力が与えられている回転軸130cに固定
された揺動腕130dの先端に取り付けられている。この回
転軸130cには開封ローラ150でカートリッジ112下面から
除去されてくるシール部材114によってその先端部が装
置左側に押しやられるカートリッジ開封検知フィラ130b
も取り付けられている。そして、上記の反時計方向の回
転力は、両検知フィラ130a,130bが何れもフリーなとき
に上記揺動腕130d等の自重等により回転モーメントとバ
ランスとして、カートリッジ開封検知フィラ130bの下端
部が通き当て開封センサ130の発光素子と受光素子との
間に介在するように設定されている。
次に、以上のトナー補充機構における動作について説
明する。
第18図乃至第22図は各動作状態にあるときのトナー補
充機構の状態を示す左側面図であり、第23図及び第24図
はタイミングチャートである。
先ず、カートリッジ112の装置本体への挿入からホッ
パ開口部124上でのトナー補充までの動作について、第1
8図乃至第20図、及び第23図を用いて説明する。
挿入窓117のドア118は、後述するロック解除ソレノイ
ド制御により通常はロック解除ソレノイド120がOFFされ
てロック状態に有り、トナーニアエンド時等のカートリ
ッジ112の挿入が必要なときにロック解除ソレノイド120
がONされてロック解除状態になる。
先ず、カートリッジ112のシール部材114が下向きで且
つ長い方の右の羽部115bが右になる姿勢で、カートリッ
ジ112の先端でドア118を装置内側に押しながらカートリ
ッジ112を挿入すると、第19図に示すように、ドア118が
下部の水平軸の回りで回動していき、約90度回動した状
態で停止した空カートリッジ収納ボックス133の開口部
を部分的に蔽って、カートリッジ112が空カートリッジ
収納ボックス133の開口内へ落下することを防止し、中
継ガイド板123と共にホッパ開口部124上へのカートリッ
ジ112の搬送路を形成する。このドア118の回動の初期に
ドア118の内側面上部に取り付けられている突出板118a
の先端がドアセンサ119の発光素子の受光素子の間から
抜けて、ドアセンサ119がON状態になってドアオープン
状態を検知する。
ドアオープンが検出されてから一定時間後挿入されて
いるカートリッジ112を搬送するための搬送モータ122の
正転が開始され、これにより、以降は操作者がカートリ
ッジ112を押さなくても搬送ベルト121によってカートリ
ッジ112が装置内に引き込まれていく。カートリッジ112
はドア118及び中継ガイド板123でガイドされながらホッ
パ開口部124上に移送され、その先端(カートリッジ112
の進行方向)がカートリッジ通過検知フィラ130aに到達
したときに突き当て開封センサ130をONし、更に搬送さ
れてその後端がカートリッジ通過検知フィラ130aを抜け
て付き当て開封センサ130をOFFにする(第23図中の
)。この間、カートリッジ112後端がドア118を抜ける
ことにより、ドア118が上方に回動して挿入窓117を閉じ
てドアセンサ119をOFFにする。この突き当て開封センサ
130をOFFした時点(第22図中の)で、カートリッジ11
2はトナー補充位置であるホッパ開口部124上でその先端
がカートリッジ突き当て壁126に突き当たる位置に略搬
送されてきているが、更に確実に期するために一定時間
搬送モータ122を正転させ(第23図中のT12)、これによ
り、第20図に示すようにトナー補充位置に位置決めされ
る。又、この時点からカートリッジ112の搬送動作から
カートリッジ112の開封の動作へと処理を移行する。
ホッパ開口部124上でのカートリッジ112の開封動作で
は、先ず、上記の突き当て開封センサ130をOFFしたタイ
ミング(第23図中の)で、カートリッジ112挿入用ド
ア118が閉じていることをドアセンサ119の出力で確認し
て、ドアロック解除ソレノイド120をOFFし、これによ
り、ドア118の開閉をロックする。又、開封用ピンチソ
レノイド128をONして開封ローラ150でカートリッジ112
の左側のシール部材114の自由端を挾持すると共に、開
封モータ129をONにして開封ローラ150の回転駆動を開始
し、カートリッジ112下面のシール部材114の除去を開始
する。これにより、カートリッジ112の開口部は徐々に
シール部材114が除去されて開封していき、そのシール
部材114先端が開封検知フィラ130bに到達して突き当て
開封センサ130をONにし、更に開封動作が継続されてカ
ートリッジ112と開封されたシール部材114が完全に分離
されて、シール部材114の後端が開封検知フィラ130bを
抜けると突き当て開封センサ130がOFFになる(第23図中
の)。これは開封が終了したことを示すものであるの
で、開封用ピンチソレノイド128と開封モータ129をOFF
にし、開封動作からカートリッジ112内のトナーを確実
に落すための動作へと処理を移行する。
カートリッジ112内のトナーを確実に落すための動作
では、上記の突き当て開封センサ130がOFFになったタイ
ミング(第23図中の)以降、押圧用ソレノイド132を
一定周期で数回(この例では5回)ON・OFFさせて、ロ
ーラ131でカートリッジ112の上面を叩き、これにより、
カートリッジ112に衝撃を与えてカートリッジ112内に残
留しているトナーをホッパ内に落下させる。この後、押
圧用ソレノイド132をON状態にして、ローラ131でカート
リッジ112の上面を押圧し、これにより、カートリッジ1
12の鍔部115aの下面をホッパ開口部124の周縁部上のシ
ール125(第10図参照)の上面に密着させてカートリッ
ジ112にホッパ開口部124の蓋の役目をさせる。
一方、上記の突き当て開封センサ130がOFFになったタ
イミング(第23図中の)の現像装置386の補給ローラ1
10及びアジテータ111の駆動源になるメイン駆動モータ
をONし、モータが立ち上がるまでのディレイ時間(第23
図中のT14)後に、トナー補給ソレノイドを所定時間
(第23図中のT15)ONして、補給ローラ110及びアジテー
タ111に駆動を伝達し、これにより、ホッパー109内のト
ナーを現像タンク101内に補給する。このON時間T15は、
後述するようにトナーエンド時のトナー濃度検知センサ
360からの出力より、トナー濃度を演算した結果により
求められる。
上記の一連の動作の状態を示す状態フラグを、一連の
動作中及び動作終了時に各々不揮発RAMにセット、リセ
ット(1又は0)し、これにより、処理実行中に電源が
瞬断されても動作の継続実行を可能としている。
次に、ホッパ開口部124上のカートリッジ112を空カー
トリッジ収納ボックス133に収納する動作について、第2
1図、第22図及び第24図を用いて説明する。
この動作はトナーエアエンド時に、先ずニアエンド状
態を不揮発RAMに格納した後に開始する。ホッパ開口部1
24上からの空カートリッジ112の退避自体はトナーニア
エンド等になって次のカートリッジの挿入を行なう以前
に完了していれば足りるが、本実施例では空カートリッ
ジ112にホッパ開口部124の蓋の役目をさせて、装置内へ
のトナー飛散を防止するという観点から、次のカートリ
ッジ112の挿入が必要になるトナーニアエンドになるの
を待って、ホッパ開口部124上からの空カートリッジ112
の退避動作である空カートリッジ収納ボックス133への
移送を開始する。
先ず、カートリッジ112上部に加圧していた押圧用ソ
レノイド132をOFFしてカートリッジ112上面からローラ1
31を退避させ、又、カートリッジ112の搬送の邪魔にな
らないように開封用ピンチソレノイド128もOFFして開封
ローラ150も退避させ、これにより搬送路を確保し、搬
送モータ122を逆回転させてカートリッジ112の逆搬送を
開始する。搬送部とカートリッジ112とのスリープ率等
を強旅したタイミング後、カートリッジ112後端(挿入
窓117側の端部)がカートリッジ通過検知フィラ130aに
到達して突き当て開封センサ130をONにし、更に、逆搬
送されてカートリッジ112全体が完全にカートリッジ通
過検知フィラ130aを抜けると突き当て開封センサ130がO
FFする。この時点でカートリッジ112は落下開始位置で
あるカートリッジ112の羽部の前端(ホッパ開口部124
側)が中継ガイド板123上から抜けた位置に略到達して
いるが、更に一定時間(第24図中のT22)、搬送モータ1
22の逆回転を継続させ、これにより、第21図に示すよう
にトナー落下開始位置に確実に到達させる。この一定時
間T22はカートリッジ112が落下位置で自重により落下す
るまでの時間及び突き当て開封センサ130を抜けてから
落下位置まで搬送されるまでの時間(スリープ率等を考
慮)よりも長く設定されている。上記動作が終了すると
不揮発RAM上の空カートリッジ収納ボックス133内の空カ
ートリッジ112をカウントするカウンタを加算(+1)
する。又、この時点から新しいカートリッジ112の挿入
が可能となるため、ドアロック解除ソレノイド120をON
してドア118のロックを解除する。又、この時点でトナ
ーニアエンド表示を開始する。
以上本実施例においては、操作者により画像形成装置
本体正面側の挿入窓117から挿入されたトナーを収納す
るカートリッジ112を搬送ベルト121で正搬送してホッパ
開口部124上まで移送し、ホッパ開口部124上にてカート
リッジ112を密封しているシール部材114を除去し、トナ
ーをホッパ109内へ補充する。トナー補充を終了して空
になったカートリッジ112は、補充したトナーが消費さ
れて、次のカートリッジ112が挿入される前に搬送ベル
ト121で逆搬送してホッパ開口部124上から空カートリッ
ジ収納ボックス133へ移送される。空カートリッジ収納
ボックス133内で空カートリッジ112が満杯となった時点
で、操作者は空カートリッジ112を空カートリッジ収納
ボックス133ごと装置外へ取り出して、空カートリッジ1
12を破棄する。
従って、トナー補充に関して操作者は、普段はトナー
を収納したカートリッジ112を挿入窓117に挿入するだけ
で良く、又、空カートリッジ収納ボックス133が満杯と
なったときも空カートリッジ収納ボックス133ごと取り
出して空カートリッジ112を捨てれば良いので、カート
リッジ112の装着作業や空カートリッジ112の除去作業が
容易になり、又、操作者や周囲を汚す機械や可能性を激
減させることが出来る。
例えば、本実施例のトナーカートリッジ112のトナー
容量が300グラムで空カートリッジ収納ボックス133の収
容可能数が10個であるとすると、空カートリッジ収納ボ
ックス133の空カートリッジ112を捨てる前に11個目のカ
ートリッジ112を挿入できるので、3300グラムのトナー
が消費されるまでの間、操作者はカートリッジ112を装
置本体の外から挿入するだけで良く、トナー補充作業が
容易になる。それに対して、本機構を用いずに、そのス
ペースをトナーホッパで占め、ボトル等からトナーを補
充する形態としたときは、レイアウト上(例えば、第12
図参照)、ホッパ109の容量は略カートリッジ112の4個
分程度になり、1200グラムのトナーが消費される毎にト
ナーを補充しなければならない。
次に、上記実施例の空カートリッジ収納ボックス133
としての一例を第25図乃至第40図を用いて説明する。
この空カートリッジ収納ボックス133は、直接空カー
トリッジ112を受けるダンボールボックス410を着脱可能
に収容して用いる。
空カートリッジ収納ボックス133の正面には引出用の
取っ手421が固定され、背面下部にはロック用の枠部材4
30が固定されている。そして、第27図に示すように、空
カートリッジ収納ボックス133が装置本体内にセットさ
れた状態で、この枠部材430の下方に位置する装置本体
部分には、プランジャーを上方に向けたロック解除ソレ
ノイド431が固定配置されている。このロック解除ソレ
ノイド431は、常時そのプランジャーを引き出す方向に
付勢するスプリングが設けられ、そのOFF時にこのスプ
リングによって引き出されたプランジャーが空カートリ
ッジ112の枠部材430の枠を貫通するロック状態を、その
ON時にこのスプリングの付勢力に抗して吸引したプラン
ジャーが空カートリッジ112の枠から抜けるロック解除
状態とを取り得るように配置高さが設定されている。
又、空カートリッジ収納ボックス133が装置本体にセッ
トされた状態で上記枠部材430に対向する位置に、発光
素子と受光素子とから成るセット検知センサ432が設け
られている。空カーリッジ収納ボックス133は、内部に
収容するダンボールボックス410の蓋部材413を空カート
リッジ収納ボックス133の装置本体からの引き出し動作
に連動してダンボールボックス410の開口部411を塞ぐよ
うに移動させる蓋移動機構を備えている。この蓋移動機
構はダンボールボックス410の蓋部材413の先端縁部に固
定されている上折り返し部材414に係合する爪425、この
爪425が固定された移動アーム424、この移動アーム424
を空カートリッジ収納ボックス133本体に対し移動自在
に支持するガイド部材422,423とから構成されている。
この移動アーム424は爪425が固定され且つ空カートリッ
ジ収納ボックス133本体の左右方向の幅よりも長い上水
平部424aと、この上水平部424aの両端夫々から直角に下
方に延びた左右腕部424bと、この左右腕部424b夫々の下
端部から直角に空カートリッジ収納ボックス133の左右
側面に向けて延びた左右下水平部424cとから成ってい
る。上記ガイド部材422,423は空カートリッジ収納ボッ
クス133の左右側面に夫々固定されている左右溝形成部
材422,423から構成されており、この左右溝形成部材42
2,423夫々は上記移動アーム424の左右下水平部424cの先
端部分が入り込んだ状態で摺動可能なガイド溝を備えて
いる。このガイド溝は互いに同じ長さで且つ上水平溝45
0の方が背面よりに形成された上下水平溝450,451と、こ
れら上下水平溝450,451の両端を前後夫々で繋ぐ前後傾
斜溝453,454とから成る。この上水平溝450は、移動アー
ム424を第29図の正面図に実線で示すように比較的左に
寄った状態でガイドする底部を有し、下水平部424cは同
正面図中に破線で示すように比較的右に寄った状態でガ
イドする底部を有する。そして前傾斜溝453は移動アー
ム424を上水平溝450の前端部から下水平溝451の前端部
にガイドするにあたり、左右方向について、先ず上水平
溝450と同じ位置でガイドする底部を有する第1傾斜部
分453aと、次に右側に移動させながらガイドする底部を
有する第1移行部分453bと、最後に下水平溝451と同じ
位置でガイドする底部を有する第2垂直部分453cから成
っている。そして、この第2垂直部の下端部から下水平
溝451に連なるコーナーにて、その偏心軸回りの回動に
より第2垂直部453cから下水平溝451への移動を許容
し、逆の下水平溝451から第2垂直部453cへの移動を禁
止する第1偏心部材426aが設けられている。後傾斜溝45
4も同様に移動アーム424を下水平溝451の後端部から上
水平溝450の後端部にガイドするにあたり、左右方向に
ついて、先ず下水平溝451と同じ位置でガイドする底部
を有する第3垂直部分454aと、次に左側に移動させなが
らガイドする底部を有する第2移行部分454bと、最後に
上水平溝450と同じ位置でガイドする底部を有する第4
垂直部分454cから成っている。そして、この第4垂直部
分454Cの上端部から上水平溝450に連なるコーナーに
は、その偏心軸回りの回動により第4垂直部分454cから
上水平溝450への移動を許容し、逆の上水平溝450から第
4垂直部分454cへの移動を禁止する第2偏心部材426bが
設けられている。尚、この上水平溝450は、ここでガイ
ドされているときの移動アーム424の爪425が空カートリ
ッジ収納ボックス133内のダンボールボックス410の蓋部
材413の先端縁部に固定されている上折り返し部材414に
係合しない高さを維持するように高さ位置が設定されて
いる。又、下水平溝451は逆に、ここでガイドされてい
るときの移動アーム424の爪425が空カートリッジ収納ボ
ックス133内のダンボールボックス410の蓋部材413の先
端縁部に固定されている上折り返し部材414に係合し得
る高さを維持するように高さ位置が設定されている。
空カートリッジ収納ボックス133内に着脱可能に配置
されるダンボールボックス410は、上部に空カートリッ
ジ112を受け入れる開口部411が形成され、空カートリッ
ジ収納ボックス133内に配置した状態で正面側の内面に
は、上部の開口部411を蔽うための可撓性を有するシー
トからなる蓋部材413が、例えば第40図に示すように、
その後端をダンボールボックス410内面へに接着して固
定し、全体を2つ折りして設けられている。同図中、50
0は蓋部材413の接着領域、501は蓋部材413の引出時の案
内棒を示す。この蓋部材413の先端には上記の上折り返
し部材414と下折り返し部材415とが設けられている。こ
の上折り返し部材414の長手方向において、上記移動ア
ーム414がガイド溝の第1移行部分453bや第2移行部材4
54bでガイドされているときに爪425が対向する領域に係
合開始・解除用の切欠き部416が形成されている。そし
て、ダンボールボックス410の空カートリッジ収納ボッ
クス133内に配置した状態で背面側の上端縁には、蓋部
材413が開口部411を蔽った状態で蓋部材413の先端の下
折り返し部材415が係止される上方傾斜部412が形成され
ている。
そして、装置本体の正面外装部116の内面における空
カートリッジ収納ボックス133取り出し口116aの両側に
は、第36図乃至第39図に示すように、移動アーム424を
起立姿勢を保ちながら正面外装部116に平行な面内で移
動自在に支持する支持部材が設けられている。この支持
部材は、正面外装部116に垂直に固定された取付け台440
と、この取付け台440に一端が固定され、他端が正面外
装部116に平行に取り出し口116aの内側まで突出するよ
うに形成され、且つ、鉛直支持面を有する正面側支持腕
443と、この取付け台440に正面外装部116と平行な支持
軸445で回動自在に取り付けられ、且つ、上記正面側支
持腕443と平行に空カートリッジ112の取り出し口116aの
内側まで突出するように形成された一対の上下支持棒44
1を備えた背面側支持部材442と、この背面側支持部材44
2に上方への回動力を付与する付勢手段(図示せず)と
からなり、通常はこの付勢手段による回動力で上方へ回
動しようとする背面側支持部材442が取付け台440に設け
られたストッパ部444に当接して、上下支持棒441が鉛直
方向に並んでいる。この正面側支持腕443の鉛直支持面
及び一対の上下支持棒441の、空カートリッジ112取り出
し口の内側へ突出した部分の水平方向の長さは上記ガイ
ド部材による移動アーム424の左右方向のずれ量に対応
させる。この鉛直方向に並んだ上下支持棒441と上記正
面側支持腕443の垂直面との間に移動アーム424の腕部42
4bを介在させる。
以上の構成において、空カートリッジ112を装置本体
から最も引き出したときには、第28図乃至第30図、第38
図及び第39図に示す状態を取る。即ち、移動アーム424
の下水平部422Cの先端部分はガイド部材の上水平溝450
の後端で第2偏心部材426bで後傾斜溝454への進入を禁
止させて支持され、且つ、その腕部424bは装置本体内の
支持部材で支持され、これにより、上下方向において最
も高い位置で、且つ、正面から見た左右方向においた最
も左よりの位置を取る。この状態で、ダンボールボック
ス410の脱着が可能である。
新しいダンボールボックス410をセットしてそのまま
空カートリッジ収納ボックス133を装置内に挿入する動
作を開始すると、移動アーム424の腕部424bが装置内の
支持部材で支持されて挿入方向で定位置を取るので、移
動アーム424が空カートリッジ収納ボックス133に対しガ
イド部材の上水平溝450にガイドされながら相対的に移
動し、第35図に示すように、移動アーム424の下水平部4
24cの先端がガイド部の上水平溝450の前端に至る。更に
挿入動作を続けると、移動アーム424の下水平部424の先
端がガイド部材の前傾斜溝453でガイドされることによ
り移動アーム424全体が引き下げられ、且つ、前傾斜溝4
53の第1移行部分453bでガイドされる間に移動アーム42
4全体が右側に移動され、第25図に示す挿入完了状態に
なる。移動アーム424の上水平部424aに固定されている
爪425は、第26図に示すように、この移動アーム424全体
が引き下げられている間にダンボールボックス410の蓋
部材413の先端に固定されてする上折り返し部材414の切
欠き部416を通過し、更に移動アーム424全体が右側に移
動されている間に、上折り返し部材414と係合状態にな
る。又、前傾斜溝453と下水平溝451とのコーナーを通過
するときに第1偏心部材426aを回動させ、その後は復帰
した第1偏心部材426aにより前傾斜溝453への逆行が禁
止される。尚、挿入の完了により、空カートリッジ収納
ボックス133の背面下部に固定されている枠部材430がセ
ット検知センサ432で検知されると、ロック解除ソレノ
イド431がOFFしてプランジャーがスプリングで引き出さ
れ、枠部材430の枠内を貫通してロック状態になる。こ
の状態でコピー動作が行なわれる。
収納可能な所定数の空カートリッジ112が収納され、
新しいダンボールボックス410と交換する必要があると
きは、後述するロック解除ソレノイド431の制御によっ
て、ロック解除ソレノイド431がONしてプランジャーを
引き込んで上記枠部材430の枠内から退避させ、空カー
トリッジ収納ボックス133が引き出し可能になる。この
状態で空カートリッジ収納ボックス133の装置本体から
の引き出し動作を開始すると、移動アーム424の腕が装
置内の支持部材で支持されて引き出し方向で定位置を取
るので、第31図に示すように、移動アーム424が空カー
トリッジ収納ボックス133に対しガイド部材の下水平溝4
51にガイドされながら相対的に移動し、これにより、移
動アーム424の爪425に上折り返し部材414が係合してい
る蓋部材413が順次ダンボールボックス410内から引き出
されてダンボールの開口部411を蔽っていく。移動アー
ム424の下水平部424cの先端がガイド部材の下水平溝451
の後端に至った後は後傾斜溝454でガイドされることに
より移動アーム424全体が押し上げられる。ここで、移
動アーム424の下水平部424cの先端が後傾斜溝454の第2
移行部分454bでガイドされる間に移動アーム424全体が
左側に移動され、移動アーム424の上水平部424aに固定
されている爪425は、第34図に示すように、この移動ア
ーム424全体が左に移動されている間にダンボールボッ
クス410の蓋部材413の先端に固定されてする上折り返し
部材414の切欠き部416に移動し、その後の移動アーム42
4全体への上方への移動によってこの切欠き部416を上方
に抜ける。又、この間に第33図に示すように、蓋部材41
3の先端に固定された下折り返し部材415がダンボールボ
ックス410の背面の上端縁に形成されている上方傾斜部4
12に係止される。この後も引き出しを続けることによ
り、ガイド溝の第4垂直部分454cと上水平溝450とのコ
ーナーに設けられた第2偏心部材426bを回動させながら
上水平溝450に至り、上記の最も引き出された状態にな
る。
尚、この最も引き出した状態から更に大きな力で引っ
張ると、第37図中に破線で示すように装置内の支持部材
の背面側支持部材442が回動して、移動アーム424の腕部
424bが起立姿勢から傾斜姿勢になりながら、正面側支持
腕443と上下支持棒441の間から抜けて空カートリッジ収
納ボックス133全体を装置から完全に取り外すことも出
来る。
次に、第41図を用いて、このカートリッジ挿入時の突
き当て開封センサ未到達ジャム検出について説明する。
この突き当て開封センサ未到達ジャム検知は、カート
リッジ挿入後のトナー補充位置への搬送を開始してか
ら、所定時間経過してもカートリッジ112の先端がカー
トリッジ通過検知ライフに到達しない状態を検知するも
のであり、第23図のタイミングチャート中の乃至の
期間の前半部分での処理である。
カートリッジ112が挿入されない間は、ドアオープン
センサ119の立上り信号は発生しないし、ドアオープン
センサ119もONしないので、第1ステップから第2ステ
ップ、更に第3ステップ乃至第5ステップと進み、挿入
未到達ジャムフラグのリセット、挿入未到達ジャム表示
の消灯及び挿入未到達再トライカウンターのリセットを
実行して戻る。
カートリッジ112が挿入されると、ドアオープンセン
サ119出力の立ち上がっり信号で、第1ステップから第
6ステップ、第7ステップと進み、挿入未到達ジャムタ
イマーのスタートと挿入フラグのセットを実行した後、
ドアオープンセンサ119出力の立ち上がりからON状態へ
の移行で、第1ステップから第2ステップ、第8ステッ
プと進んで、この第8ステップで突き当て開封センサ13
0がONか否かを判断する。ここで、カートリッジ挿入か
らカートリッジ先端が突き当て開封センサ130のカート
リッジ通過検知フィラ130aに到達して、この突き当て開
封センサ130がONするまでに所定の時間を要するので、
第9のステップに進んで、カートリッジ挿入時のドアオ
ープンセンサ119立上りでスタートしている挿入到達ジ
ャムタイマーのカウントが、設定値T6を超えるか否かを
判断して戻り、以降、第1ステップ、第2ステップ、第
8ステップ及び第9ステップを、第8ステップで突き当
て開封センサ130がON状態であると判断するか、又は、
第9ステップで挿入未到達ジャムタイマーの内容が設定
値T6を超えると判断するまで繰返し実行する。
この設定値T6は、正常なカートリッジ112の搬送にお
いて、カートリッジ挿入時のドアオープンセンサ119立
上り時からカートリッジ先端がカートリッジ通過検知フ
ィラ130aに到達するまでの所定時間にバラツキ時間αを
加えた時間に対応するカウント値であり、挿入未到達ジ
ャムタイマーのカウントがこの設定値T6よりも大きいか
否かによって突き当て開封センサ未到達ジャムが発生し
ているか否かを判断している。
そして、カートリッジ112が正常に搬送されたとき
は、挿入未到達ジャムタイマーののカウントが設定値T6
を超える前にカートリッジ先端がカートリッジ通過検知
フィラ130aに到達して、突き当て開封センサ130がON状
態になるので、第8ステップから第5ステップに進ん
で、挿入未到達再トライカウンタをリセットして戻る。
逆に、カートリッジ112の姿勢が傾く等の原因でカー
トリッジ112が正常に搬送されなかったときは、挿入到
達ジャムタイマーのカウントが設定値T6よりも大きくな
って第9ステップから第10ステップに進み、以降、付き
当て開封センサ未到達ジャム時の処理を実行する。
突き当て開封センサ未到達ジャム時の処理は、カート
リッジ112の移送路内での傾斜姿勢等を正常な状態に復
帰させるべく、正転中の搬送モータ122を一旦停止した
後に逆転させ、再度正転させる動作を、突き当て開封セ
ンサ130がON状態になるか否かを判断しながら例えば3
回まで実行し、この動作を3回実行しても突き当て開封
センサ130がONしないときは、挿入未到達ジャム表示器
を点灯させると共に搬送モータ122を停止させるもので
ある。
先ず、第10ステップで挿入未到達再トライカウンター
の内容が3以上かを判断する。3以上でなければ搬送モ
ータ122を、第11ステップで500ミリ秒停止させ、第12ス
テップで2秒逆転させた後、第13ステップで挿入未到達
再トライカウンタをインクリメントする。次に、再度搬
送モータ122を、第14ステップで停止させ、第15ステッ
プで正回転を開始させた後、第16ステップで挿入到達ジ
ャムタイマーをリセットして再スタートさせて、第8ス
テップ戻る。この第8ステップでは第1回目の再トライ
の直後であるので、通常突き当て開封センサ130がON状
態でないと判断して、第9ステップに進む。ここでも、
上記の様に挿入未到達ジャムタイマーが再スタートした
直後であるので、その内容は設定値T6以下と判断して戻
り、以降、第1ステップ、第2ステップ、第8ステップ
及び第9ステップを、第8ステップで突き当て開封セン
サ130がON状態であると判断するか、又は、第9ステッ
プで挿入未到達ジャムタイマーの内容が設定値T6を超え
ると判断するまで繰返し実行する。
そして、この第1回目の再トライでカートリッジ112
で正常に搬送されるようになれば、挿入到達ジャムタイ
マーのカウントが設定値T6を超える前に突き当て開封セ
ンサ130がON状態になるので、第8ステップから第5ス
テップに進んで、挿入未到達再トライカウンタをリセッ
トして戻る。
逆に、カートリッジ112の搬送状態が異常のままであ
れば、突き当て開封センサ130がONしないまま、挿入到
達ジャムタイマーのカウントが設定値T6を超えるので、
第9ステップから第10ステップに進み、更に、第11ステ
ップ乃至第16ステップで、第2回目の再トライ、挿入未
到達再トライカウンターのインクリメント及び挿入未到
達ジャムタイマーの再スタートを実行して、第8ステッ
プに戻り、第1回目の再トライの後と同様に、第8ステ
ップ、第9ステップと進んで戻り、以降、第1ステッ
プ、第2ステップ、第8ステップ及び第9ステップを、
第8ステップで突き当て開封センサ130がON状態である
と判断するか、又は、第9ステップで挿入未到達ジャム
タイマーの内容が設定値T6を超えると判断するまで繰返
し実行する。
そして、この第2回目の再トライでもカートリッジ11
2の搬送状態が異常のままであれば、第1回目の再トラ
イの後と同様に、突き当て開封センサ130がONしないっ
まあで挿入到達ジャムタイマーのカウントが設定値T6を
超え、第3回目の再トライ、挿入未到達再トライカウン
ターのインクリメント多び挿入未到達ジャムタイマーの
再スタートを実行して、第8ステップに戻る。
この第3回目の再トライでもカートリッジ112の搬送
状態が異常のままであれば、挿入未到達再トライカウン
ターの内容が3に成っているので、第10ステップから第
17ステップに進んで挿入未到達ジャムフラグをセットし
第18ステップで挿入未到達ジャム表示器を点灯し、第19
ステップで搬送モータ122を停止して戻り、操作者によ
って移送路内にジャムしているカートリッジ112が除去
されるのを待つ。
操作者によって移送路内にジャムしているカートリッ
ジ112が除去されてドア118が閉まると、ドアオープンセ
ンサ119がOFFするので、第1ステップ、第2ステップと
進んだ後に、第3ステップ乃至第5ステップで、挿入未
到達ジャムフラグのリセット、挿入未到達ジャム表示の
消灯及び挿入未到達再トライカウンターのリセットを実
行して戻る。
以上により、カートリッジ112の搬送路内における多
少の傾きなどでカートリッジ112の発送が滞っていると
きは、正常な搬送状態に復帰させることが出来、また、
復帰不可能なときは、搬送モータ122の継続駆動による
深刻なジャム状態の発生を未然に防止すると共に、操作
者に挿入未到達ジャムを知らせることが出来る。
尚、ニアエンド時のカートリッジ112の挿入時に、こ
の挿入未到達ジャムが発生して、搬送モータ122を停止
した場合には、この搬送モータ122停止状態又はこのジ
ャムしたカートリッジ112を搬送路内から取り除くだけ
で新しいカートリッジ112が挿入されていない状態で
も、画像形成動作自体は引き続き実行可能であるが、新
しいカートリッジ112からのトナー補給が行なわれない
ので、現像タンク101内の残トナーの消費によりトナー
エンドになった時点で、後述するトナーエンド検知時の
制御によって画像形成動作を禁止する。
次に、カートリッジ挿入時の突き当て開封センサ滞留
ジャム検知について説明する。
この突き当て開封センサ滞留ジャム検知は、カートリ
ッジ先端がカートリッジ通過検知フィラ130aに到達して
から、所定時間経過してもカートリッジ後端がカートリ
ッジ通過検知フィラ130aを抜けない状態を検知するもの
であり、第23図のタイミングチャート中の乃至の期
間の後半部分での処理である。
カートリッジ112が挿入され、上記突き当て開封セン
サ未到達ジャム検知の制御により搬送モータ122を最終
的に停止させる(第41図中、第19ステップ参照)こと無
く、カートリッジ112の搬送が続行されている状態で
は、挿入フラグはセット状態であり、又、カートリッジ
先端がカートリッジ通過検知フィラ130aを通過して、カ
ートリッジ112の左側の鍔部115aの下面でカートリッジ
通過検知フィラ130aを押し下げた状態なので、突き当て
開封センサ130はON状態になっている。そして、このカ
ートリッジ先端がカートリッジ通過検知フィラ130aに到
達して突き当て開封センサ130が立ち上がったときに、
第1ステップ、第2ステップ、第3ステップと進んで、
挿入滞留ジャムタイマーをスタートさせた後、第2ステ
ップから第4ステップに進んで、この第5ステップで突
き当て開封センサ130がONか否かを判断する。ここで、
カートリッジ先端がカートリッジ通過検知フィラ130aに
到達して突き当て開封センサ130がONしてから、カート
リッジ先端がカートリッジ通過検知フィラ130aを通過し
終わって(抜けて)突き当て開封センサ130がOFFするま
でに所定の時間を要するので、第4ステップから第5ス
テップに進んで、カートリッジ先端のカートリッジ通過
検知フィラ到達時の突き当て開封センサ130出力の立上
りでスタートしている挿入滞留ジャムタイマーの内容が
設定値T7を超えるか否かを判断して戻り、以降、第1ス
テップ、第2ステップ、第4ステップおよび第5ステッ
プを、第5ステップで挿入滞留ジャムタイマーの内容が
設定値T7を超えると判断するか、又は、第4ステップで
突き当て開封センサ130がON状態でないと判断するまで
繰り返し実行する。
この設定値T7は、正常なカートリッジ112の搬送にお
いて、カートリッジ先端がカートリッジ通過検知フィラ
130a到達時の突き当て開封センサ130立上り時からカー
トリッジ後端がカートリッジ通過検知フィラ130aを抜け
るまでの所要時間にバラツキ時間αを加えた時間に対応
するカウント値であり、挿入滞留ジャムタイマーの内容
がこの設定値T7よりも大きいか否かによって突き当て開
封センサ滞留ジャムが発生しているか否かを判断する。
そして、カートリッジ112が正常に搬送されたとき
は、挿入滞留ジャムタイマーのカウントが設定値T7を超
える前にカートリッジ後端がカートリッジ通過検知フィ
ラ130aを抜け、これにより、突き当て開封センサ130の
出力がON状態から立ち下がり、又、カートリッジ後端が
既にドア118の自由端縁を抜けたドア118が閉状態に復帰
したドアオープンセンサ119もOFF状態になっているの
で、第4ステップから第6ステップ乃至第8ステップと
進んで、この第8ステップで挿入滞留再トライカウンタ
をリセットして戻る。
逆に、カートリッジ112の姿勢が傾く等の原因でカー
トリッジ112が正常に搬送されなかったときは、挿入滞
留ジャムタイマーのカウントが設定値t7よりも大きくな
って第5ステップから第9ステップに進み、以降、突き
当て開封センサ滞留ジャム時の処理を実行する。
突き当て開封センサ滞留ジャム時の処理は、カートリ
ッジ112の移送路内での傾斜姿勢等を正常な状態に復帰
させるべく、上記の突き当て開封センサ未到達ジャム時
の処理と同様に、正回転中の搬送モータを一旦停止した
後に逆回転させ、再度正回転する動作を、突き当て開封
センサ130がON状態になるか否かを判断しながら例えば
3回まで実行し、この動作を3回実行しても突き当て開
封センサ130がONしないときは、挿入滞留ジャム表示器
を点灯させると共に、搬送モータ122を停止させるもの
である。
先ず、第9ステップで挿入滞留再トライカウンターの
内容が3以上かを判断する。3以上でなければ搬送モー
タ122を、第10ステップで500ミリ秒停止させ、第11ステ
ップで2秒逆回転させた後、第12ステップで挿入滞留再
トライカウンタをインクリメントする。次に、再度搬送
モータ122を、第13ステップで停止させ、第14ステップ
で正回転を開始医させた後、第15ステップで挿入滞留ジ
ャムタイマーをリセットして再スタートさせて、第2ス
テップ戻る。この第2ステップでは第1回目の再トライ
の直後であるので、通常突き当て開封センサ130は7ON状
態のままで、第2ステップ、第4ステップ、第5ステッ
プと進む。この第5ステップでも、挿入滞留ジャムタイ
マーが再スタートした直後であるので、挿入滞留ジャム
タイマーの内容が設定値T7を超えていないと判断して戻
り、以降、第1ステップ、第2ステップ、第4ステッ
プ、及び第5ステップを、第4ステップで突き当て開封
センサ130がON状態でないと判断するか、又は、第5ス
テップで挿入滞留ジャムタイマーの内容が設定値T7を超
えると判断するまで繰返し実行する。
そして、この第1回目の再トライでカートリッジ112
の搬送状態が正常になれば、挿入滞留ジャムタイマーが
設定値T7を超える前に、カートリッジ後端がカートリッ
ジ通過検知フィラ130aを抜けて突き当て開封センサ130
の出力がON状態から立ち下がり、又、カートリッジ後端
が既にドア118の自由端縁を抜けてドア118が閉状態に復
帰してドアオープンセンサ119もOFF状態になっているの
で、第4ステップから第6ステップ乃至第8ステップと
進んで、この第8ステップで挿入滞留再トライカウンタ
をリセットして戻る。
逆にカートリッジ112の搬送状態が異常のままであれ
ば、突き当て開封センサ130がON状態のままで挿入滞留
ジャムタイマーのカウントが設定値T7を超えるので、第
5ステップから第9ステップに進み、更に、第10ステッ
プ乃至第15ステップで、第2回目再トライ、挿入滞留再
トライカウンターのインクリメント及び挿入滞留ジャム
タイマーの再スタートを実行して、第2ステップに戻
り、第1回目の再トライの後と同様に、第4ステップ、
第5ステップと進んで戻り、以降、第1ステップ、第2
ステップ、第4ステップ及び第5ステップを、第4ステ
ップで突き当て開封センサ130がON状態でないと判断す
るか、又は、第5ステップで挿入滞留ジャムタイマーの
内容が設定値T7を超えると判断するまで繰返し実行す
る。
そして、この第2回目の再トライでもカートリッジ11
2の搬送状態が異常のままであれば、第1回目の再トラ
イの後と同様に、突き当て開封センサ130がON状態のま
まで挿入滞留ジャムタイマーのカウントが設定値T7を超
え、第5ステップから第9ステップに進み、更に、第10
ステップ乃至第15ステップで、第3回目再トライ、挿入
滞留再トライカウンターのインクリメント及び挿入滞留
ジャムタイマーの再スタートを実行して、第2ステップ
に戻る。
この第3回目の再トライでもカートリッジ112の搬送
状態が異常のままであれば、挿入滞留再トライカウンタ
ーの内容が3に成っているので、第9ステップから第16
ステップに進んで挿入滞留ジャムフラグをセットし、第
17ステップで挿入滞留ジャム表示器を点灯し、第18ステ
ップで搬送モータ122を停止して戻り、操作者によって
移送路内にジャムしているカートリッジ112が除去され
るのを待つ。
操作者によって移送路内にジャムしているカートリッ
ジ112が除去されると、この除去作業中に突き当て開封
センサ130の出力がON状態から立ち下がり、又、ドア118
が閉じてドアオープンセンサ119がOFFするので、第1ス
テップ、第2ステップ、第4ステップ、第6ステップ、
第7ステップ及び第8ステップと進んで、第8ステップ
で挿入未到達再トライカウンターのリセットを実行して
戻る。尚、この際では、挿入ジャム表示器の消灯及び挿
入滞留ジャムフラグのリセットは、装置に設けたリセッ
トボタンによって実行する。これらのリセットも上記の
突き当て開封センサ未到達ジャムの除去時と同様に、カ
ートリッジ除去動作によってリセットするようにしても
良い。
以上により、カートリッジ112の搬送路内における多
少の傾きなどでカートリッジ112の搬送が滞っていると
きは、正常な搬送状態に復帰させることが出来、又、復
帰不可能なときは、搬送モータ112の継続駆動による深
刻なジャム状態の発生を未然に防止すると共に、操作者
が挿入滞留ジャムが知らせることが出来る。
尚、ニアエンド時のカートリッジ112の挿入時に、こ
の挿入滞留ジャムが発生して、搬送モータ122を停止し
た場合には、この搬送モータ122停止状態又はこのジャ
ムしたカートリッジ112を搬送路内から取り除くだけで
新しいカートリッジ112が挿入されていない状態でも、
画像形成動作自体は引き続き実行可能であるが、新しい
カートリッジ112からのトナー補給が行なわれないの
で、現像ユニット内の残トナーの消費によりトナーエン
ドになった時点で、後述するトナーエンド検知時の制御
によって画像形成動作を禁止する点、上記の突き当て開
封センサ未到達ジャムの制御と同様である。
次に、第43図を用いて、カートリッジ開封時の突き当
て開封センサ未到達ジャム検知について説明する。
このカートリッジ開封時の突き当て開封センサ未到達
ジャム検知は、カートリッジ112がホッパ開口部124上ま
で搬送され、カートリッジ後端がカートリッジ通過検知
フィラ130aを抜ける時の突き当て開封センサ130のOFFと
同時にONされる開封モータ129で回転させる開封ローラ1
50による、カートリッジ下面のシール部材114の除去不
良を検出するものであり、第23図のタイミングチャート
中の乃至の期間の前半部分での処理である。
カートリッジ112が挿入され、挿入フラグがセットさ
れているので第1ステップから第2ステップに進み、突
き当て開封センサ130の出力が立ち下がり信号の存在す
ると第3ステップ乃至第5ステップと進み、挿入フラグ
のリセット、開封フラグのセット及び開封未到達ジャム
タイマーのスタートを実行して第1ステップに戻る。第
3ステップで挿入フラグをリセットし、第4ステップで
開封フラグをセットしているので、第1ステップから第
6ステップ、第7ステップと進み、この第7ステップで
突き当て開封センサ130の立ち上がり信号を参照する。
ここで、開封ローラ150の回転開始からカートリッジ下
面から除去されたシール部材114の自由端縁が突き当て
開封センサ130のカートリッジ開封検知フィラ130bに到
達して、この突き当て開封センサ130がONするまでに所
定の時間を要するので、第7ステップから第8ステップ
に進んで、突き当て開封センサ130の出力の立ち下がり
でスタートしている開封未到達ジャムタイマーのカウン
トが、設定値T8を超えるか否かを判断して戻り、以降、
第1ステップ、第6ステップ、第7ステップ及び第8ス
テップを、第8ステップで開封未到達ジャムタイマーの
内容が設定値T8を超えると判断するか、又は、第7ステ
ップで突き当て開封センサ130の立ち上がり信号が存在
すると判断するまで繰返し実行する。
この設定値T8は、正常なカートリッジ112の開封動作
において、突き当て開封センサ130の出力の立ち下がり
時からシール部材114の自由端縁が突き当て開封センサ1
30のカートリッジ開封検知フィラ130bに到達するまでの
所要時間にバラツキ時間αを加えた時間に対応するカウ
ント値であり、開封未到達ジャムタイマーのカウントが
この設定値T8よりも大きいか否かによって突き当て開封
センサ未到達ジャムが発生しているか否かを判断してい
る。
そして、カートリッジ112が正常に開封されたとき
は、開封未到達ジャムタイマーのカウントが設定値T8を
超える前にシール部材114の自由端縁がカートリッジ開
封検知フィラ130bに到達して、突き当て開封センサ130
の出力が立ち上がるので、第7ステップから第9ステッ
プに進んで、開封未到達再トライカウンタをリセットし
て戻る。
逆に、開封ローラ150によるシール部材114の自由端部
の挾持不良等の原因でカートリッジ112が正常に開封さ
れなかったときは、開封未到達ジャムタイマーのカウン
トが設定値T8よりも大きくなって第8ステップから第10
ステップに進み、以降、突き当て開封センサ未到達ジャ
ム時の処理を実行する。
突き当て開封センサ未到達ジャム時の処理は、開封ロ
ーラ150によるシール部材114の自由端部の挾持不良等を
正常な状態に復帰させるべく、開封モータ129を一旦停
止して開封用のピンチソレノイド128をOFFし、これによ
り、シール部材114の自由端部を開封ローラ150から開放
した後、再度ピンチソレノイド128のONと開封モータ129
の駆動を開始する動作を、突き当て開封センサ130が立
ち上がるか否かを判断しながら例えば3回まで実行し、
この動作を3回実行しても突き当て開封センサ130が立
ち上がらないときは、開封未到達ジャム表示器を点灯さ
せると共に開封モータ129を停止すると共にピンチソレ
ノイド128をOFFしてカートリッジ112の開封動作を中止
するものである。
先ず、第10ステップで開封未到達再トライカウンター
の内容が3以上か否かを判断する。3以上でなければ第
11ステップで開封モータ129を停止させ、第12ステップ
でピンチソレノイド128をOFFし、第13ステップで開封未
到達再トライカウンタをインクリメントした後、第14ス
テップで再度ピンチソレノイド128をONすると共に、第1
5ステップで開封モータ129をONしてカートリッジ開封の
再トライを開始し、第16ステップで開封未到達ジャムタ
イマーをリセットし、第7ステップに戻る。この第7ス
テップでは第1回目の再トライの直後であるので、通常
突き当て開封センサ130の立ち上がり信号は存在しない
と判断して第8ステップに進む。ここでも開封未到達ジ
ャムタイマーが再スタートした直後であるので、その内
容は設定値T8以下と判断して戻り、以降、第1ステッ
プ、第6ステップ、第7ステップ及び第8ステップを、
第7ステップで突き当て開封センサ130の立ち上がり信
号が存在すると判断するか、又は、第8ステップで開封
未到達ジャムタイマーの内容が設定値T8を超えると判断
するまで繰返し実行する。
そして、この第1回目の再トライでカートリッジ112
が正常に開封されるようになれば、開封未到達ジャムタ
イマーのカウントが設定値T8を超える前に突き当て開封
センサ130が立ち上がるので、第7ステップから第9ス
テップに進んで、開封未到達再トライカウンタをリセッ
トして戻る。
逆に、開封動作状態が以上のままであれば、突き当て
開封センサ130が立ち上がらないままで開封未到達ジャ
ムタイマーのカウントが設定値T8を超えるので、第8ス
テップから第10ステップに進み、更に、第11ステップ乃
至第16ステップで、第2回目の再トライ、開封未到達再
トライカウンターのインクリメント、及び開封未到達ジ
ャムタイマーの再スタートを実行して、第7ステップに
戻り、第1回目の再トライの後と同様に、第8ステップ
に進んで戻り、以降、第1ステップ、第6ステップ、第
7ステップ及び第8ステップを、第7ステップで突き当
て開封センサ130の立ち上がり信号が存在すると判断す
るか、又は、第8ステップデ開封未到達ジャムタイマー
の内容が設定値T8を超えると判断するまで繰返し実行す
る。
そして、この第2回目の再トライでも開封動作状態が
異常のままであれば、第1回目の再トライ後と同様に、
突き当て開封センサ130が立ち上がらないままで開封未
到達ジャムタイマーのカウントが設定値T8を超え、第8
ステップから第10ステップに進み、更に、第11ステップ
乃至第16ステップで、第2回目の再トライ、開封未到達
再トライカウンターのインクリメント、及び開封未到達
ジャムタイマーの再スタートを実行して、第7ステップ
に戻る。
この第3回目の再トライでも開封動作状態が異常のま
まであれば、開封未到達再トライカウンターの内容が3
に成っているので、第10ステップから第17ステップに進
んで開封未到達ジャムフラグをセットし、第18ステップ
で開封未到達ジャム表示器を点灯し、第19ステップで開
封モータ129を停止し、第20ステップでピンチソレノイ
ド128をOFFして戻り、操作者によって補充位置にあるカ
ートリッジ112が除去されるのを待つ。
操作者によって移送路内にジャムしているカートリッ
ジ112が除去された後、カートリッジ112か再度挿入され
ると、挿入フラグがセットされ、上記と同様にして、カ
ートリッジ開封時の突き当て開封未到達ジャム検知が再
度実行される。
以上により、開封ローラ150によるシール部材114の自
由端部の挾持不良等でカートリッジ112の開封が行なわ
れないときは、正常な開封動作状態に復帰させることが
出来、又、復帰不可能なときは、開封動作の継続による
深刻なシール部材114やカートリッジ112本体のジャム状
態の発生を未然に防止すると十に、操作者にカートリッ
ジ開封時の突き当て開封センサ未到達ジャムを知らせる
ことが出来る。
次に、第44図を用いて、カートリッジ開封時の突き当
て開封センサ滞留ジャム検知について説明する。
このカートリッジ開封時の突き当て開封センサ滞留ジ
ャム検知は、シール部材114の自由端縁が突き当て開封
センサ130のカートリッジ開封検知フィラ130bに到達し
てからカートリッジ112の開封動作が続行されてもシー
ル部材後端がこのカートリッジ開封検知フィラ130bを抜
けずに滞留する状態を検知するものである。第23回目の
タイミングチャート中の乃至の期間の後半部分の処
理である。
カートリッジ112がホッパ開口部124上にあり、上記の
カートリッジ開封時の付き当て開封センサ未到達ジャム
検知の制御により開封動作が中止されること無く続行さ
れている状態では、開封フラグはセット状態であり、
又、シール自由端がカートリッジ開封検知フィラ130bを
通過して、開封ローラ150でカートリッジ下面から除去
されたシールでカートリッジ開封検知フィラ130bを押し
下げた状態なので、突き当て開封センサ130はON状態に
なっている。そして、このシール自由端がカートリッジ
開封検知フィラ130bに到達して開封センサ130が立ち上
がったときに、第1ステップ、第2ステップ、第3ステ
ップと進んで、開封滞留ジャムタイマーをスタートさせ
た後、第2ステップから第4ステップに進んで、この第
4ステップで突き当て開封センサ130がONか否かを判断
する。ここで、シール自由端がカートリッジ開封検知フ
ィラ130bに到達して突き当て開封センサ130がONしてか
ら、シール部材後端がカートリッジ開封検知フィラ130b
を抜けて付き当て開封センサ130がOFFするまでに所定の
時間を要するので、第4ステップから第5ステップに進
んで、シール自由端のカートリッジ開封検知フィラ130b
到達時の突き当て開封センサ130出力の立上りでスター
トしている開封滞留ジャムタイマーの内容が設定値T9を
超えるか否かを判断して戻り、以降、第1ステップ、第
2ステップ、第4ステップ及び第5ステップを、第4ス
テップで空き当て開封センサ130がON状態でないと判断
するか、又は、第5ステップで挿入滞留ジャムタイマー
の内容が設定値T9を超えると判断するまで繰返し実行す
る。この設定値T9は、正常なシール開封動作において、
シール自由端がカートリッジ開封検知フィラ130b到達時
の突き当て開封センサ130立上り時からシール部材後端
がカートリッジ開封検知フィラ130Bを抜けるまでの所要
時間にバラツキ時間αを加えた時間に対応するカウント
値であり、開封滞留ジャムタイマーの内容がこの設定値
T9よりも大きいか否かによって突き当て開封センサ滞留
ジャムが発生しているか否かを判断している。
そして、カートリッジ112が正常に開封されたとき
は、開封滞留ジャムタイマーの内容が設定値T9を超える
前にシール部材後端がカートリッジ開封検知フィラ130b
を抜けて突き当て開封センサ130の出力がON状態から立
ち上がるので、第4ステップから第6ステップ、第7ス
テップと進んで、この第7ステップで開封滞留再トライ
カウンタをリセットし、更に、第8ステップで開封フラ
グをリセットし、第9ステップでトナーニアエンドフラ
グをセットして戻る。
逆に、開封ローラ150によるシール部材114の挾持不良
等の原因でカートリッジ112が正常に開封されなかった
ときは、付き当て開封センサ130がONのままで開封滞留
ジャムタイマーの内容が設定値T9を超えるので、第5ス
テップから第10ステップに進み、以降、突き当て開封セ
ンサ滞留ジャム時の処理を実行する。
突き当て開封センサ滞留ジャム時の処理は、開封ロー
ラ150によるシール部材114の挾持不良等を正常な状態に
復帰させるべく、開封モータ129を一旦停止して開封用
ピンチソレノイド128をOFFし、これにより、シール部材
114を開封ローラ150から開放した後、再度開封用ピンチ
ソレノイド128のONと開封モータ129の駆動を開始する再
トライ動作を、突き当て開封センサ130がON状態でなく
なるか否かを判断しながら例えば3回まで実行し、この
再トライ動作を3回実行しても突き当て開封センサ130
がON状態のままのときは、開封滞留ジャム表示器を点灯
し、開封モータ129を停止すると共に開封用ピンチソレ
ノイド128をOFFしてカートリッジ112の開封動作を中止
するものである。
先ず、第10ステップで開封滞留再トライカウンターの
内容が3以上かを判断する。3以上でなければ第11ステ
ップで開封モータ129を停止させ、第12ステップで開封
用ピンチソレノイド128をOFFし、第13ステップで開封未
到達再トライカウンタをインクリメントした後、第14ス
テップで再度開封用ピンチソレノイド128をONすると共
に、第15ステップで開封モータ129をONして再トライ動
作を開始し、第16ステップで開封未到達ジャムタイマー
をリセットして再スタートさせて、第2ステップに戻
る。この第2ステップでは第1回目の再トライの直後で
あるので、通常突き当て開封センサ130がONであるの
で、第4ステップ、第5ステップと進む。この第5ステ
ップでも、上記のように開封滞留ジャムタイマーを再ス
タートした直後であるので、その内容は設定値T9以下と
判断して戻り、以降、第1ステップ、第2ステップ、第
4ステップ及び第5ステップを、第4ステップで突き当
て開封センサ130がON状態でないと判断するか、又は、
第5ステップで挿入滞留ジャムタイマーの内容が設定値
T9を超えると判断するまで繰返し実行する。
そして、この第1回目の再トライでシール開封動作状
態が正常になれば、開封滞留ジャムタイマーのカウント
が設定値T9を超える前にシール部材後端がカートリッジ
通過検知フィラ130aに抜けて、突き当て開封センサ130
がON状態から立ち下がるので、第4ステップから第6ス
テップ乃至第9ステップと進んで戻る。
逆にシール開封動作状態が以上のままであれば、突き
当て開封センサ130がONのままで開封滞留ジャムタイマ
ーの内容が設定値T9を超えるので、第5ステップから第
10ステップに進み、更に、第11ステップ乃至第16ステッ
プで、第2回目の再トライ、開封滞留再トライカウンタ
ーのインクリメント及び開封滞留ジャムタイマーの再ス
タートを実行して、第2ステップに戻り、第1回目の再
トライの後と同様に、第4ステップ、第5ステップと進
んで戻り、以降、第1ステップ、第2ステップ、第4ス
テップ、及び第5ステップを、第4ステップで突き当て
開封センサ130がON状態でないと判断するか、又は、第
5ステップで開封滞留ジャムタイマーの内容が設定値T9
を超えると判断するまで繰返し実行する。
そして、この第2回目の再トライでも開封動作が異常
のままであれば、第1回目の再トライの後と同様に、突
き当て開封センサ130がONしないまま、開封滞留ジャム
タイマーの内容が設定値T9を超え、第5ステップから第
10ステップに進み、更に、第11ステップ乃至第16ステッ
プで、第3回目の再トライ、開封滞留再トライカウンタ
ーのインクリメント及び開封滞留ジャムタイマーの再ス
タートを実行して、第2ステップに戻る。
この第3回目の再トライでも開封動作が異常のままで
あれば、開封滞留再トライカウンターの内容が3に成っ
ているので、第10ステップから第17ステップに進んで開
封滞留ジャムフラグをセットし、第18ステップで開封滞
留ジャムが表示器を点灯し、第19ステップで開封モータ
129を停止し、第20ステップで開封用ピンチソレノイド1
28をOFFして戻り、操作者によって補充位置にあるカー
トリッジ112が除去されるのを待つ。
操作者によって補充位置にあるカートリッジ112が除
去された後、再度挿入されたカートリッジ112を補充位
置に搬送した後にカートリッジ112の開封動作を開始す
ると、上記と同様にしてシール開封時の突き当て開封滞
留ジャム検知を再度実行する。
以上により、開封ローラ150によるシール部材114の自
由端部の挾持不良等でシールの開封が行なわれないとき
は、正常な開封動作状態に復帰させることが出来、又、
復帰不可能なときは、開封動作の継続による深刻なシー
ル部材114やカートリッジ112本体のジャム状態の発生を
未然に防止すると共に、操作者にシール開封時の突き当
て開封センサ滞留ジャムを知らせることが出来る。
次に、第45図を用いて、カートリッジ落下時の突き当
て開封センサ未到達ジャム検知について説明する。
このカートリッジ落下時の突き当て開封センサ未到達
ジャム検知は、搬送モータ122を逆回転せてホッパ開口
部124上から空カートリッジ収納ボックス133への逆搬送
を開始してから、所定時間経過してもカートリッジの後
端(挿入時の搬送方向での後端)がカートリッジ通過検
知フィラ130aに到達しない状態を検知するものであり、
第24図のタイミングチャート中の乃至の期間の前半
部分の処理である。
この逆搬送は、トナーエンド検知の立ち上がりによっ
て開始されているので、第1ステップから第2ステッ
プ、第3ステップと進み、落下1未到達ジャムタイマー
のスタートと落下1フラグのセットを実行した後、第1
ステップに戻って、第4ステップに進み、この第4ステ
ップで突き当て開封センサがONから否かを判断する。こ
こで、逆搬送の開始からカートリッジ後端が付き当て開
封センサ130のカートリッジ通過検知フィラ130aに到達
して、この付き当て開封センサ130がONするまでに所定
の時間を要するので、第5ステップに進んで、スタート
している落下1未到達ジャムタイマーのカウントが、設
定値T3を超えるか否かを判断して戻り、以降、第1ステ
ップ、第4ステップ及び第5ステップを、第4ステップ
で付き当て開封センサ130がON状態であると判断する
か、又は、第5ステップで挿入未到達ジャムタイマーの
内容が設定値T3を超えると判断するまで繰返し実行す
る。
この設定値T3は、正常なカートリッジ112の逆搬送に
おいて、トナーニアエンド立ち上がり信号の発生時から
カートリッジ後端がカートリッジ通過検知フィラ130Aに
到達するまでの所要時間にバラツキ時間αを加えた時間
に対応するカウント値であり、落下1未到達ジャムタイ
マーのカウントがこの設定値3Tよりも大きいか否かによ
ってカートリッジ落下時の付き当て開封センサ未到達ジ
ャムが発生しているか否かを判断している。
そして、カートリッジ112が正常に逆搬送されたとき
は、落下1未到達ジャムタイマーのカウントが設定値3T
を超える前にカートリッジ後端がカートリッジ通過検知
フィラ130aに到達して、付き当て開封センサ130がON状
態になるので、第4ステップから第6ステップに進ん
で、落下1未到達再トライカウンタをリセットして戻
る。
逆に、カートリッジ112の姿勢が傾く等の原因でカー
トリッジ112が正常に逆搬送されなかったときは、落下
1未到達ジャムタイマーのカウントが設定値T3よりも大
きくなって第5ステップから第7ステップに進み、以
降、突き当て開封センサ未到達ジャム時の処理を実行す
る。
突き当て開封センサ未到達ジャム時の処理は、カート
リッジ112の移送路内での傾斜姿勢等を正常な状態に復
帰させるべく、逆回転中の搬送モータ122を一旦停止し
た後に正回転させ、再度逆回転する再トライ動作を、突
き当て開封センサ130がON状態になるか否かを判断しな
がら例えば3回まで実行し、この再トライ動作を3回実
行しても突き当て開封センサ130がONしないときは、落
下1未到達ジャム表示器を点灯させると共に搬送モータ
122を停止させるものである。
先ず、第7ステップで落下1未到達再トライカウンタ
ーの内容が3以上かを判断する。3以上でなければ搬送
モータ122を、第8ステップで500ミリ秒停止させ、第9
ステップで正回転させた後、第10ステップで落下1未到
達再トライカウンタをインクリメントする。次に、再度
搬送モータ122を、第11ステップで停止させ、第12ステ
ップで逆回転を開始させた後、第13ステップで落下1未
満到達ジャムタイマーをリセットして再スタートさせ
て、第4ステップ戻る。この第4ステップでは第1回目
の再トライの直後であるので、通常突き当て開封センサ
130がON状態でないと判断して、第5ステップに進む。
ここでも、上記の様に落下1未到達ジャムタイマーが再
スタートした直後であるので、その内容は設定値T3以下
と判断して戻り、以降、第1ステップ、第4ステップ及
び第5ステップを、第4ステップで付き当て開封センサ
130がON状態であると判断するか、又は、第5ステップ
で挿入未到達ジャムタイマーの内容が設定値T3を超える
と判断するまで繰返し実行する。
そして、この第1回目の再トライでカートリッジ112
の逆搬送状態が正常になれば、落下1未到達ジャムタイ
マーの内容が設定値T3を超える前にカートリッジ後端が
カートリッジ通過検知フィラ130aに到達して、突き当て
開封センサ130がON状態になるので、第4ステップから
第5ステップに進んで落下1未到達再トライカウンター
をリセットして戻る。
逆にカートリッジ112の逆搬送状態が異常のままであ
れば、突き当て開封センサ130がONのままで落下1未到
達ジャムタイマーの内容が設定値T3を超えるので、第5
ステップから第7ステップに進み、更に第8ステップ乃
至第13ステップで、第2回目の再トライ、落下1未到達
再トライカウンターのインクリメント及び落下1未到達
ジャムタイマーの再スタートを実行して、第4ステップ
に戻り、第1回目の再トライの後と同様に、第4ステッ
プ、第5ステップと進んで戻り、以降、第1ステップ、
第4ステップ及び第5ステップを、第4ステップで付き
当て開封センサ130がON状態であると判断するか、第5
ステップで落下1未到達ジャムタイマーの内容が設定値
T3を超えると判断するまで繰返し実行する。
そして、この第2回目の再トライでも逆搬送状態が異
常のままであれば、第1回目の再トライの後と同様に、
突き当て開封センサ130がONのままで落下1未到達ジャ
ムタイマーの内容が設定値T3を超え、第5ステップから
第7ステップに進み、更に、第8ステップ乃至第13ステ
ップで、第3回目の再トライ、落下1未到達再トライカ
ウンターのインクリメント及び落下1未到達ジャムタイ
マーの再スタートを実行して、第4ステップに戻る。
この第3回目の再トライでも逆搬送状態が異常のまま
であれば、落下1未到達再トライカウンターの内容が3
に成っているので、第7ステップから第14ステップに進
んで落下1未到達ジャムフラグをセットし、第15ステッ
プで落下1未到達ジャム表示器を点灯し、第16ステップ
で搬送モータ122を停止して戻り、操作者によって移送
路内にジャムしているカートリッジ112が除去されるの
を待つ。
以上により、カートリッジ112の逆搬送路内における
多少の傾きなどでカートリッジ112の逆搬送が滞ってい
るときは、正常な逆搬送状態に復帰させることが出来、
又、復帰不可能なときは、搬送モータ122の継続駆動に
よる深刻なジャム状態の発生を未然に防止すると共に、
操作者に落下1未到達ジャムを知らせることが出来る。
次に、第46図を用いて、カートリッジ落下時の突き当
て開封センサ滞留ジャム検知について説明する。
このカートリッジ落下時の突き当て開封センサ滞留ジ
ャム検知は、カートリッジ112の逆搬送においてカート
リッジ後端がカートリッジ通過検知フィラ130aに到達し
てから、所定時間経過してもカートリッジ先端がカート
リッジ通過検知フィラ130aを抜けない状態を検知するも
のであり、第24図のタイミングチャート中の乃至の
期間の前半部分の処理である。
カートリッジ112の逆搬送が開始され、上記カートリ
ッジ落下時の突き当て開封センサ未到達ジャム検知の制
御により搬送モータ122を最終的に停止させる(第45図
中、第16ステップ参照)こと無く、カートリッジ112の
逆搬送が続行されている状態では、落下1フラグはセッ
ト状態であり、又、カートリッジ後端がカートリッジ通
過検知フィラ130aを通過して、カートリッジ112の左側
の鍔部115aの下面でカートリッジ通過検知フィラ130aを
押し下げた状態なので、突き当て開封センサ130はON状
態になっている。そして、このカートリッジ後端がカー
トリッジ通過検知フィラ130aに到達して突き当て開封セ
ンサ130が立ち上がったときに、第1ステップ、第2ス
テップ、第3ステップと進んで、落下1滞留ジャムタイ
マーをスタートさせた後、第2ステップから第4ステッ
プに進んで、この第5ステップで突き当て開封センサ13
0がONか否かを判断する。
ここで、カートリッジ後端がカートリッジ通過検知フ
ィラ130aに到達して突き当て開封センサ130がONしてか
ら、カートリッジ先端がカートリッジ通過検知フィラ13
0aを抜けて空き当て開封センサ130がOFFするまでに所定
の時間を要するので、第4ステップから第5ステップに
進んで、スタートしている落下1滞留ジャムタイマーの
内容が設定値T4を超えるか否かを判断して戻り、以降、
第1ステップ、第2ステップ、第4ステップ及び第5ス
テップを、第4ステップで突き当て開封センサ130がON
状態でないと判断するか、又は、第5ステップで落下1
滞留ジャムタイマーの内容が設定値T4を超えると判断す
るまで繰返し実行する。
この設定値T4は、正常なカートリッジ112の逆搬送に
おいて、カートリッジ後端のカートリッジ通過検知フィ
ラ130a到達による突き当て開封センサ130立上り時から
カートリッジ先端のカートリッジ通過検知フィラ130aを
抜けるまでの所要時間にバラツキ時間αを加えた時間に
対応するカウント値であり、落下1滞留ジャムタイマー
の内容がこの設定値T4よりも大きいか否かによって突き
当て開封センサ滞留ジャムが発生しているか否かを判断
している。
そして、カートリッジ112が正常に逆搬送されたとき
は、落下1滞留ジャムタイマーのカウントが設定値4Tを
超える前にカートリッジ先端がカートリッジ通過検知フ
ィラ130aを抜け、これにより、突き当て開封センサ130
の出力がON状態から立ち下がるので、第4ステップから
第6ステップ乃至第8ステップと進んで、落下1フラグ
及び落下1滞留再トライカウンタをリセットして戻る。
逆に、カートリッジ112の姿勢が傾く等の原因でカー
トリッジ112が正常に逆搬送されなかったときは、突き
当て開封センサ130がONの状態のままで落下1滞留ジャ
ムタイマーのカウントが設定値T4よりも大きくなって第
5ステップから第9ステップに進み、以降、突き当て開
封センサ滞留ジャム時の処理を実行する。
カートリッジ落下時の突き当て開封センサ滞留ジャム
時の処理は、カートリッジ112の移送路内での傾斜姿勢
等の正常な状態に復帰させるべく、上記のカートリッジ
落下時の突き当て開封センサ未到達ジャム時の処理と同
様に、逆回転中の搬送モータ122を一旦停止した後に正
回転させ、再度逆回転する再トライ動作を、突き当て開
封センサ130がON状態でなくなるか否かを判断しながら
例えば3回まで実行し、この動作を3回実行しても突き
当て開封センサ130がON状態でなくならないときは、落
下1滞留ジャム表示器を点灯させると共に搬送モータ12
2を停止させるものである。
先ず、第9ステップで落下1滞留再トライカウンター
の内容が3以上かを判断する。3以上でなければ搬送モ
ータ122を、第10ステップで500ミリ秒停止させ、第11ス
テップで2秒正回転させた後、第12ステップで落下1滞
留再トライカウンタをインクリメントする。次に、再度
搬送モータ122を、第13ステップで停止させ、第14ステ
ップで逆回転を開始させた後、第15ステップで落下1滞
留ジャムタイマーをリセットして再スタートさせて、第
2ステップ戻り、第4ステップに進む。この第4ステッ
プでは第1回目の再トライの直後であるので、通常突き
当て開封センサ130はON状態のままで、第5ステップと
進む。この第5ステップでも、落下1滞留ジャムタイマ
ーが再スタートした直後であるので、落下1滞留ジャム
タイマーの内容が設定値T4以下であると判断して戻り、
以降、第1ステップ、第2ステップ、第4ステップ、及
び第5ステップを、第4ステップで突き当て開封センサ
130がON状態でないと判断するか、又は、第5ステップ
で落下1滞留ジャムタイマーの内容が設定値T4を超える
と判断するまで繰返し実行する。
そして、この第1回目の再トライでカートリッジ112
の逆搬送状態が正常になれば、落下1滞留ジャムタイマ
ーが設定値T4を超える前に、カートリッジ先端がカート
リッジ通過検知フィラ130aを抜けて突き当て開封センサ
130の出力がON状態から立ち下がるので、第4ステップ
から第6ステップ乃至第8ステップと進んで、落下1フ
ラグ及び落下1滞留再トライカウンターをリセットして
戻る。
逆にカートリッジ112の逆搬送状態が異常のままであ
れば、突き当て開封センサ130がON状態のままで落下1
滞留ジャムタイマーのカウントが設定値T4を超えるの
で、第5ステップから第9ステップに進み、更に、第10
ステップ乃至第15ステップで、第2回目の再トライ、落
下1滞留再トライカウンターのインクリメント及び落下
1滞留ジャムタイマーの再スタートを実行して、第2ス
テップに戻り、第1回目の再トライの後と同様に、第4
ステップ、第5ステップと進んで戻り、以降、第1ステ
ップ、第2ステップ、第4ステップ及び第5ステップ
を、第4ステップで突き当て開封センサ130がON状態で
ないと判断するか、又は、第5ステップで落下1滞留ジ
ャムタイマーの内容が設定値T4を超えると判断するまで
繰返し実行する。
そして、この第2回目の再トライでもカートリッジ11
2の逆搬送状態が異常のままであれば、第1回目の再ト
ライの後と同様に、突き当て開封センサ130がON状態の
ままで落下1滞留ジャムタイマーのカウントが設定値T4
を超え、第5ステップから第9ステップに進み、更に、
第10ステップ乃至第15ステップで、第3回目の再トラ
イ、落下1滞留再トライカウンターのインクリメント及
び落下1滞留ジャムタイマーの再スタートを実行して、
第2ステップに戻る。
この第3回目の再トライでもカートリッジ112の逆搬
送状態が異常のままであれば、落下1滞留再トライカウ
ンターの内容が3に成っているので、第9ステップから
第16ステップに進んで落下1滞留ジャムフラグをセット
し、第17ステップで落下1滞留ジャム表示器を点灯し、
第18ステップで搬送モータ122を停止して戻り、操作者
によって移送路内にジャムしているカートリッジ112が
除去されるのを待つ。
操作者によって搬送路内にジャムしているカートリッ
ジ112が除去されると、この操作作業中に突き当て開封
センサ130の出力がON状態から立ち下がるので、第1ス
テップ、第2ステップ、第4ステップ、第6ステップ、
第7ステップ及び第8ステップと進んで、落下1フラグ
及び挿入未到達再トライカウンターのリセットを実行し
て戻る。
尚、この例では、落下1滞留ジャム表示器の消灯は、
装置に設けたリセットボタンによって実行する。これら
のリセットも上記のカートリッジ挿入時の突き当て開封
センサ未到達ジャムの除去時と同様に、カートリッジ除
去動作によってリセットするようにしても良い。又、逆
に落下1滞留ジャムフラグのリセット、落下1滞留再ト
ライカウンターのリセット及び落下1滞留ジャム表示器
の消灯を装置に設けたリセットボタンによって実行する
ようにしても良い。
以上により、カートリッジ112の逆搬送路内における
多少の傾きなどでカートリッジ112の逆搬送が滞ってい
るときは、正常な逆搬送状態に復帰させることが出来、
又、復帰不可能なときは、搬送モータ122の継続駆動に
よる深刻なジャム状態の発生を未然に防止すると共に、
操作者に落下1滞留ジャムを知らせることが出来る。
次に、第47図を用いて、カートリッジ落下時の落下セ
ンサ未到達ジャム検知について説明する。
このカートリッジ落下時の落下センサ未到達ジャム検
知は、カートリッジ選択がカートリッジ通過検知フィラ
130aを抜けてから、所定時間経過してもカートリッジ11
2が空カートリッジ収納ボックス133の所定の位置に配置
されている落下センサに到達しない状態を検出するもの
であり、第24図のタイミングチャートの期間での処理で
ある。
空カートリッジ収納ボックス133の底部への落下は、
カートリッジ112の逆搬送によりカートリッジ先端がカ
ートリッジ通過検知フィラ130aを抜けた後に開始される
ので、落下1フラグはセット状態である。そして、カー
トリッジ先端がカートリッジ通過検知フィラ130aを抜け
て突き当て開封センサ130の立ち下がり信号が発生する
ことにより、第1ステップ乃至第5ステップと進んで、
落下1フラグのリセット、落下2フラグのセット、落下
2未到達ジャムタイマーのスタートを実行して第1ステ
ップに戻る。落下1フラグのリセットと落下2フラグの
セットを実行済みであるので、この第1ステップから第
6ステップ、第7ステップと進み、この第7ステップで
落下センサの立ち下がり信号の有無を判断する。
ここで、カートリッジ先端がカートリッジ通過検知フ
ィラ130aを抜けて突き当て開封センサ130が立ち下がっ
てから、カートリッジ112が空カートリッジ収納ボック
ス133内の落下センサに到達するまでに所定の時間を要
するので、第7ステップから第8ステップに進んだ、ス
タートしている落下2未到達ジャムタイマーの内容が設
定値T5を超えるか否かを判断して戻り、以降、第1ステ
ップ、第6ステップ、第7ステップ及び第8ステップ
を、第7ステップで落下センサの立ち下がり信号が存在
すると判断するか、又は、第8ステップで落下2未到達
ジャムタイマーが設定値5Tを超えると判断するまで繰返
し実行する。
この設定値T5は、カートリッジ先端がカートリッジ通
過検知フィラ130aを抜けてから正常に落下を開始して空
カートリッジ収納ボックス133内の落下センサに到達す
るまでの所要時間にバラツキ時間αを加えた時間に対応
するカウント値であり落下2未到達ジャムタイマーの内
容がこの設定値T5よりも大きいか否かによって落下セン
サ滞留ジャムが発生しているか否かを判断している。
そして、カートリッジ112が正常に落下を開始したと
きは落下2未到達ジャムタイマーのカウントが設定値T5
を超える前に、カートリッジ112が落下センサに到達
し、これにより、落下センサの出力が立ち上がるので、
第7ステップから第9ステップに進んで、落下2再トラ
イカウンターをセットして戻る。
逆に、落下位置近傍でカートリッジ112の姿勢が傾く
等の原因でカートリッジ112が正常に落下を開始しなか
ったときは、落下センサが立ち上がらないままで落下2
未到達ジャムタイマーのカウントが設定値T5を超えて第
8ステップから第10ステップに進み、以降、落下センサ
未到達ジャム等の処理を実行する。
カートリッジ落下時の落下センサ未到達ジャム時の処
理は、落下位置近傍でのカートリッジ112の傾斜姿勢等
を正常な状態に復帰させるべく、逆搬送の終了で停止し
ている搬送モータ122を所定時間逆回転させる再トライ
動作を、落下センサが立ち上がるか否かを判断しながら
例えば3回まで実行し、この動作を3回実行しても落下
センサが立ち上がらないときは落下2未到達ジャム表示
器を点灯させるものである。
先ず、第10ステップで落下2未到達再トライカウンタ
ーの内容が3以上かを判断する。3以上でなければ第11
ステップで搬送モータ122を2秒逆回転させ、第12ステ
ップで落下2未到達再トライカウンタをインクリメント
し、第13ステップで落下2未到達ジャムタイマーをリセ
ットして再スタートさせて、第1ステップ戻る。以降、
第1ステップ、第6ステップ、第7ステップ及び第8ス
テップを、第7ステップで落下センサの立ち上がり信号
が存在すると判断するか、又は、第8ステップで落下2
未到達ジャムタイマーが設定値T5を超えると判断するま
で繰返し実行する。
そして、この第1回目の再トライでカートリッジ112
が正常に落下を開始すれば落下2未到達ジャムタイマー
が設定値T5を超える前に、カートリッジ112が落下セン
サに到達して落下センサの出力が立ち上がるので、第7
ステップから第9ステップに進んで落下2未到達再トラ
イカウンターをリセットして戻る。
逆にカートリッジ112が正常に落下を開始しなけれ
ば、落下センサが立ち上がらないままで落下2未到達ジ
ャムタイマーのカウントが設定値T5超えるので、第8ス
テップから第10ステップに進み、更に、第11ステップ乃
至第13ステップで、第2回目の再トライ、落下2未到達
再トライカウンターのインクリメント及び落下2未到達
ジャムタイマーの再スタートを実行して第1ステップに
戻り、第1回目の再トライの後と同様に、以降、第1ス
テップ、第6ステップ、第7ステップ及び第8ステップ
を、第7ステップで落下センサの立ち上がり信号が存在
すると判断するか、又は、第9ステップで落下2未到達
ジャムタイマーが設定値T5を超えると判断するまで繰返
し実行する。
そして、この第2回目の再トライでもカートリッジ11
2が正常に落下を開始しなければ、第1回目の再トライ
の後と同様に、落下センサが立ち上がらないままで落下
2未到達ジャムタイマーのカウントが設定値T5を超え、
第8ステップから第10ステップに進み、更に、第11ステ
ップ及び第13ステップで、第3回目の再トライ、落下2
未到達再トライカウンターのインクリメント及び落下2
未到達ジャムタイマーの再スタートを実行して第1ステ
ップに戻る。
この第3回目の再トライでもカートリッジ112が正常
に落下を開始しなければ落下2未到達再トライカウンタ
ーの内容が3に戻っているので、第10ステップから第14
ステップに進んで落下2未到達ジャムフラグをセット
し、第15ステップで落下2未到達ジャム表示器を点灯し
て戻り、操作者によって落下位置近傍に残っているカー
トリッジ112が除去されるのを待つ。
操作者によって落下位置近傍に残っているカートリッ
ジ112が除去され、装置に儲けたリセットボタンが操作
されると、落下2未到達ジャムフラグのリセット、落下
2未到達再トライカウンターのリセット及び落下2未到
達ジャム表示器の消灯を行なうようにする。
以上により、落下位置近傍におけるカートリッジ112
の多少の傾きなどでカートリッジ112が落下を開始して
いないときは、正常な落下を開始させることが出来、
又、落下を開始させることが出来ないときは操作者に落
下2未到達ジャムを知らせることが出来る。
次に、第48図を用いて、カートリッジ落下時の落下セ
ンサ滞留ジャムに検知について説明する。
このカートリッジ落下時の落下センサ滞留ジャム検知
は、カートリッジ112が落下を開始して落下センサに到
達してから、所定時間経過してもカートリッジ112が落
下センサを抜けない状態を検知するものであり、第24図
のタイミングチャートの後半の期間での処理である。
カートリッジ112が落下を開始して落下センサに到達
し、更に落下を続けてセンサを通過中の状態では、落下
2フラグはセット状態(第47図中のステップ4参照)、
落下センサはON状態になっている。そして、このカート
リッジ112の落下センサへの到達により落下センサが立
ち上り、第1ステップ、第2ステップ、第3ステップと
進んで、落下2滞留ジャムタイマーをスタートさせ、第
2ステップに戻って第4ステップに進む。
ここで、カートリッジ112が落下センサに到達して落
下センサが立ち上がってから、カートリッジ112が落下
センサを抜けるまでに所定の時間を要するので、第4ス
テップから第5ステップに進んで、スタートしている落
下2滞留ジャムタイマーの内容が設定値T6を超えるか否
かを判断して戻り、以降、第1ステップ、第2ステッ
プ、第4ステップ及び第5ステップを、第4ステップで
落下センサがON状態でないと判断するか、又は、第5ス
テップで落下2滞留ジャムタイマーの内容が設定値T6を
超えると判断するまで繰返し実行する。
この設定値T6は、正常なカートリッジ112の落下にお
いて、カートリッジ112の落下センサ到達による落下セ
ンサ立上り時からカートリッジ112が落下センサを抜け
るまでの所要時間にバラツキ時間αを加えた時間に対応
するカウント値であり、落下2滞留ジャムタイマーの内
容がこの設定値T6よりも大きいか否かによって落下セン
サ滞留ジャムが発生しているか否かを判断している。
そして、カートリッジ112が正常に落下を続けたとき
は、落下2滞留ジャムタイマーの内容が設定値T6を超え
る前にカートリッジ112が落下センサを抜けて落下セン
サの出力がON状態から立ち下がるので、第4ステップか
ら第6ステップ、第7ステップと進んで、この第7ステ
ップで落下2フラグをリセットし、更に、第8ステップ
でトナーニアエンドフラグをセットして戻る。
逆に、カートリッジ112が落下開始時に水平姿勢から
傾いて、その開口部を横に向けた姿勢で落下する等の原
因でカートリッジ112ぜ滞が落下センサを抜けない状態
でカートリッジ112の一部が空カートリッジ収納ボック
ス133の底部又は既にここに収納されている空カートリ
ッジ112上に到達してしまったときは、落下センサがON
のままで落下2滞留ジャムタイマーの内容が設定値T6を
超えるので、第5ステップから第9ステップに進み、こ
こで落下2滞留ジャムフラグをセットすると共に第10ス
テップで落下2滞留ジャム表示器を点灯する。
これにより、操作者に落下2滞留ジャムが発生したこ
とを知らせる。
次に、第49図に用いて、カートリッジ挿入部ドアロッ
ク・解除の制御について説明する。
装置内の浮遊トナーがカートリッジの挿入窓117を介
して装置外に飛散する恐れがあるので、カートリッジ挿
入窓117のドア118は、必要なとき以外は開けることが出
来ないようにすることが望ましい。
そこで、本実施例では挿入窓117のドア118を開けるこ
とが出来る状態にするロック解除ソレノイド120を、一
定の条件を全て満足する時のみ駆動して、ドア118を開
くことが出来るように制御する。
第1条件はトナー濃度検知制御でトナーニアエンド又
はトナーエンドが検知されていることであり、これを第
1ステップで判断する。これらが検知されているとき
は、トナーを収納したカートリッジ112を挿入する必要
があるからである。
第2の条件は落下フラグがセット状態ではないことで
あり、これを第2ステップで判断する。この落下フラグ
には、カートリッジ112の逆搬送を開始させるトナーニ
アエンド立ち上がり信号でセットされ(第45図中、第3
ステップ参照)、且つ、カートリッジ112の逆搬送によ
りカートリッジ先端がカートリッジ通過検知フィラ130a
を抜ける時の突き当て開封センサ130の立ち下がり信号
でリセットされる(第47図中、第3ステップ参照)とこ
ろの落下1フラグと、この落下1フラグのリセットと同
時にセットされ(第47図中、第4ステップ参照)、且
つ、空カートリッジ収納ボックス133内の落下センサを
カートリッジ112全体が通過して抜けるときの落下セン
サの立ち下がり信号でリセットされる(第48図中、第7
ステップ参照)ところの落下2フラグが含まれる。落下
1フラグのセット状態ではカートリッジ112の逆搬送中
で移送路中にカートリッジ112が存在し、又、落下2フ
ラグのセット状態ではカートリッジ112の空カートリッ
ジ収納ボックス133下部への落下が開始されているが、
カートリッジ112がその開口を横に向けるような姿勢で
落下を開始して、カートリッジ112の一部が移送路内に
存在する可能性があることから、これらの少なくとも何
れか一方がセット状態のときは次のカートリッジ112の
挿入を禁止するためである。
第3の条件は開封フラグがセットされていないことで
あり、これを第3ステップで判断する。この開封フラグ
はカートリッジ挿入時にカートリッジ後端がカートリッ
ジ通過検知フィラ130aを抜けるときの突き当て開封セン
サ130の立ち下がり信号でセットされ(第43図中、第4
ステップ参照)、且つ、開封ローラ150でカートリッジ
下面から除去されたシール後端がカートリッジ開封検知
フィラ130bを抜けるときの突き当て開封センサ130の立
ち下がりで信号でリセットされる(第44図中、第8ステ
ップ参照)。従って、この開封フラグがセット状態で
は、カートリッジ112がホッパ開口部124上にあって、開
封ローラ150でカートリッジ112の開封動作が行なってい
ることから、次のカートリッジ112の挿入を禁止するた
めである。
第4の条件はトナー補給中でないことであり、これを
第4ステップで判断する。トナー補給中にはカートリッ
ジ112がホッパ開口部124の蓋の役目をするためにホッパ
開口部124上にあることから、次のカートリッジ112の挿
入を禁止するためである。
第5の条件は挿入カートリッジ数が空カートリッジ収
納ボックス133収納可能なカートリッジ数に1加えた数
以上でないことであり、これを第5ステップで判断す
る。この挿入カートリッジ数は1つのダンボールボック
ス410を使用している間に装置に挿入されたカートリッ
ジ112の総数であり、カートリッジ112の挿入動作完了後
(例えば、第43図中、第3ステップの後)にカウントア
ップされ、装置の主電源がOFFされてもクリアされない
ように、例えば不揮発メモリに記憶されている。装置に
挿入可能なカートリッジ数は空カートリッジ収納ボック
ス133の収納可能なカートリッジ数にホッパ開口部124上
に装着されるカートリッジ数である1を加えた数である
ので、挿入カートリッジ数がこの数に達した後は、次の
カートリッジ112の挿入を禁止するためである。
第6の条件は空カートリッジ収納ボックス133が所定
の配置位置に存在することであり、これを第6ステップ
で判断する。空カートリッジ収納ボックス133が装置か
ら引き出された状態では、空カートリッジ112の逆搬送
及び空カートリッジ収納ボックス133への落下動作を実
行出来ないので、次のカートリッジ112の挿入を禁止す
るものである。
以上の全ての条件を満足する場合に、第7ステップで
ドアロック解除ソレノイド120をONしてドアを開けるこ
とが出来る状態にする。これらの何れか1つでも満足し
ない場合は、第8ステップでドアロック解除ソレノイド
120をOFFしてドアロック状態を維持する。
次に、第50図に用いて、トナー補給動作の禁止制御に
ついて説明する。
トナー濃度検知制御でトナー濃度が所望の濃度以下に
低下したことが検出されてトナー補給リクエストフラグ
がセットされている場合(第1ステップでYESの場合)
にも、以下の何れかの条件が満足される場合にはトナー
補給動作を禁止する。
第1の条件はカートリッジ落下数が挿入カートリッジ
数から1を減じた数に等しくないことであり、これを第
2ステップで判断する。このカートリッジ落下数は1つ
のダンボールボックス410を使用している間にダンボー
ルボックス410に落下したカートリッジ112の総数であ
り、カートリッジ112の落下動作完了後(例えば、第48
図中、第7ステップの後)にカウントアップされる落下
カウンタでカウントされ、装置の主電源がOFFされても
クリアされないように、例えば不揮発メモリに記憶され
ている。カートリッジ落下数が挿入カートリッジ数から
1を減じた数に等しい場合はホッパ開口部124上にカー
トリッジ112が存在するが、この条件を満足する場合、
例えばカートリッジ落下数が挿入数と等しい場合は、最
後に挿入されたカートリッジ112がトナーニアエンドの
立ち上がり信号によって逆搬送されて空カートリッジ収
納ボックス133に収容された後であり、ホッパ開口部124
上にはカートリッジ112が存在しない。このようにカー
トリッジ112がホッパ開口部124上に存在しないときにト
ナー補給を行なうと、トナー補給に伴うホッパ109内の
アジテータ111等の駆動による機械的振動等で、ホッパ
開口部124から装置内、特にカートリッジ移送路内にト
ナーが飛散してしまうことから、トナー補給を禁止する
ものである。
第2の条件は挿入フラグがセットされていることであ
り、これを第3ステップで判断する。挿入フラグはドア
オープンセンサの立ち上がり信号でセットされ(第41図
中、第7ステップ)、且つ、カートリッジ挿入時の搬送
によりカートリッジ後端がカートリッジ通過検知フィラ
130aを抜けるときの突き当て開封センサ130の立ち下が
り信号でリセットされる(第43図中、第3ステップ)。
従って、この挿入フラグがセットされている場合には、
カートリッジ112の挿入後のホッパ開口部124上へのカー
トリッジ搬送中であり、ホッパ開口部124上にはカート
リッジ112が存在しないので、上記と同様に装置内へト
ナーが飛散してしまうことから、トナー補給を禁止す
る。
第3の条件は開封フラグがセットされていることであ
り、これを第4ステップで判断する。この開封フラグは
上記の様に開封ローラ150によるカートリッジ112の開封
動作中にセット状態になり、このカートリッジ開封動作
中はカートリッジ上壁をホッパ開口部124に向けて加圧
するローラ131が不作動状態であり、ホッパ開口部124上
にカートリッジ112が存在しても十分に蓋の役目を果た
せず、上記と同様に装置内へトナーが飛散してしまうこ
とから、トナー補給を禁止するものである。
第4の条件は落下フラグがセットされていることであ
り、これを第5ステップで判断する。この落下フラグに
は上記の落下1フラグと落下2フラグが含まれる。これ
ら少なくとも何れか一方がセット状態の期間はホッパ開
口部124上にカートリッジ112が存在しないので、上記と
同様にトナー補給を禁止するものである。
第5の条件はトナーエンドフラグがセットされている
ことであり、これを第6ステップで判断する。このトナ
ーエンドフラグは後述するトナーエンド検知によるコピ
ー動作禁止制御においてセットされ(第51図中、第4ス
テップ)、且つ、トナー濃度検知制御によってリセット
されるもので、これがセット状態なるのは、空カートリ
ッジ112の逆搬送による空カートリッジ収納ボックス133
への落下処理が終了した時点でセット(第48図中、第8
ステップ)されるトナーニアエンドフラグがリセットさ
れた直後であり、ホッパ開口部124上にはカートリッジ1
12が存在しないので、上記と同様にトナー補給を禁止す
るものである。
第6の条件はトナーエンドフラグがセットされている
ことであり、これを第6ステップで判断する。このトナ
ーエンドフラグはトナー濃度検知制御でトナーニアエン
ドを検知したときに実行されるカートリッジ112の空カ
ートリッジ収納ボックス133への落下処理が終了した時
点でセットされ(第48図中、第8ステップ)、後述する
トナーエンド検知によるコピー動作禁止制御(第51図
中、第5ステップ)又はトナー濃度検知制御でリセット
されるもので、これがセット状態にあるのは空カートリ
ッジ収納ボックス133への落下処理が終了した直後であ
り、ホッパ開口部124上にはカートリッジ112が存在しな
いので、上記と同様にトナー補給を禁止するものであ
る。
以上の何れかの条件が満足される場合にはトナー補給
を禁止し、これらの全ての条件を満足しないときのみ第
6ステップでトナー補給を行なう。
次に、第51図に用いて、トナーエンド検知によるコピ
ー動作禁止制御について説明する。
トナーエンド検知によるコピー動作禁止制御は、現象
タンク101内にトナーが殆ど存在しないトナーエンド時
には、所望の画像濃度を得ることが出来ないことから、
コピー動作を禁止するものである。
第1ステップでトナーニアエンドフラグがセット状態
であるか否かを判断する。このトナーニアエンドフラグ
は、上記のようにトナー濃度検知制御でトナーニアエン
ドを検知したときに実行されるカートリッジ112の空カ
ートリッジ収納ボックス133への落下処理が終了した時
点でセットされる(第48図中、第8ステップ)。トナー
ニアエンドフラグがセットされていれば、第2ステップ
でコピー動作における給紙時にニアエンドコピーカウン
ターをインクリメントし、第3ステップでニアエンドコ
ピーカウンターの内容が50以上か判断し、50以上でなけ
れば戻り、以降、第1ステップ乃至第3ステップを、第
3ステップでニアエンドコピーカウンターの内容が50以
上であると判断するまで繰り返す。第3ステップでニア
エンドコピーカウンターの内容が50以上であると判断す
ると第4ステップでトナーエンドフラグをセットし、第
5ステップでトナーニアエンドフラグをリセットして戻
る。以降、第1ステップから第6ステップ、第7ステッ
プと進み、この第7ステップで新たな給紙動作を禁止
し、これによりコピー動作を禁止する。上記トナーニア
エンドフラグ及びトナーエンドフラグは、トナー補充に
よるトナー濃度が上昇したとき等にはリセットされ、こ
れらがリセット状態になると、第1ステップ、第6ステ
ップ、第8ステップと進んで、この第8ステップでニア
エンドコピーカウンターをクリアする。
尚、このニアエンドコピーカウンターは、装置の主電
源がOFFされてもクリアされないように、例えば不揮発
メモリで記憶する。
次に、第53図を用いて、空カートリッジ収納ボックス
133の満タン時脱着許容制御について説明する。
空カートリッジ収納ボックス133が装置から引き出さ
れている状態では、トナーニアエンドが検知されて次の
カートリッジ112の挿入を必要とする場合にも、ホッパ
開口部124上から空カートリッジ112を逆搬送することが
出来ないので、次のカートリッジ112の挿入が出来ない
事態が発生する。従って、空カートリッジ収納ボックス
133は必要なとき以外は装置から取り出せないようにす
ることが望ましい。
そこで、本実施例では空カートリッジ収納ボックス13
3を装置から取り出し可能にするロック解除ソレノイド4
31(第25図及び第27図参照)を、一定の条件を満足する
ときのみ駆動して空カートリッジ収納ボックス133を装
置から取り出し可能にする。
第1の条件は落下カウンターの内容が収納可能なカー
トリッジ数N以上であるこであり、これを第1ステップ
で判断する。落下カウンターは上記の様に空カートリッ
ジ収納ボックス133に落下して収納された空カートリッ
ジ112の数をカウントするものであり、この収納された
数がNより小さければ、また空カートリッジ112を収納
出来るので、N以上であることを条件とするものであ
る。
第2の条件は開封カウンターの内容がN+1以上であ
ることであり、これを第2ステップで判断する。この開
封カウンターは開口を開封されたカートリッジ112の数
をカウントするものであり、開封動作の完了後(例え
ば、第44図中、第8ステップの後)にカウントアップさ
れ、装置の主電源がOFFされてもクリアされないよう
に、例えば不揮発メモリに記憶される。これを条件とし
た理由は次のとおりである。上記のように、装置に挿入
可能なカートリッジ112の総数は、空カートリッジ収納
ボックス133での収納可能数N個と、ホッパ開口部124上
での1個とのN+1個であるので、挿入カートリッジ数
がN個である期間は空カートリッジ収納ボックス133の
取り出しは不要である。一方、このN+1個目のカート
リッジ112の次のカートリッジ112を挿入するためには、
ホッパ開口部124上にあるN+1個目のカートリッジ112
を空カートリッジ収納ボックス133に収納する必要があ
るので、遅くともN+1個目のカートリッジ112の空カ
ートリッジ収納ボックス133への逆搬送開始までに、空
カートリッジ収納ボックス133を取り出し可能にする必
要がある。そこで、N+1個目のカートリッジ112の挿
入動作が完了した時点で取り出し可能にすることも考え
られるが、挿入動作完了後に、そのカートリッジ112に
ついて開封時の突き当てセンサ未到達ジャムや滞留ジャ
ムが発生し、それが操作者によってホッパ開口部124上
から除かれる結果、逆搬送の対象にはならない可能性が
ある。従って、逆搬送の対象になるカートリッジ112が
確定した段階での装置内カートリッジ数で、取り出し可
能状態にすることの要否を判断すべく、逆搬送の対象に
なることが確定した開封動作完了後のカートリッジ数を
カウントする開封カウンタを用い、この内容がN+1以
上であることを条件としたものである。
そして、これらの条件を全て満足するときに取り出し
可能になる。
先ず、第1ステップで落下カウンターの内容が収納可
能なカートリッジ数N以上か否を判断する。落下カウン
ターの内容がN以上でなければ第3ステップに進んで、
ロック状態をとる。逆に落下カウンターの内容がN以上
であれば、第2ステップで開封カウンターの内容がN+
1以上であるか否かを判断する。ここで、開封カウンタ
ーの内容がN+1以上でなければ、第2ステップに進ん
でロック状態をとる。逆に開封カウンターの内容がN+
1以上であれば第4ステップに進んでロック状態を解除
し、これにより、空カートリッジ収納ボックス133を取
り出し可能な状態にする。次に、第5ステップで空カー
トリッジ収納ボックス133(収納BOX)が取り出されたか
否かを判断し、取り出されている場合は、第6ステップ
で落下カウンターをクリアし、第7ステップで開封カウ
ンター及び挿入カウンターの内容をN減算して戻り、こ
れにより、以降は、再度上記の2条件が満足されるま
で、第1ステップ又は第2ステップから第3ステップに
進んで、ロック状態を取る。逆に第5ステップで空カー
トリッジ収納ボックス133が取り出されていないと判断
した場合は、第8ステップでトナーエンドか否かを判断
し、トナーエンドでないと判断した場合は、そのまま戻
り、以降、第5ステップで空カートリッジ収納ボックス
133が取り出されたと判断するか、又は、第8ステップ
でトナーエンドと判断するまで、第4ステップでロック
状態を解除したまま第1ステップ、第2ステップ、第4
ステップ、第5ステップ、第8ステップを繰返し実行す
る。
そして、先に第5ステップで空カートリッジ収納ボッ
クス133が取り出されたと判断した場合は、上記と同様
に、第6ステップで落下カウンターをクリアし、第7ス
テップで開封カウンター及び挿入カンウンターの内容を
N減算して戻る。
逆に、先に第8ステップでトナーエンドと判断した場
合は、第9ステップで新たな給紙動作を禁止し、これに
より、コピー動作を禁止する。このとき空カートリッジ
収納ボックス133はロックを解除したままである。
尚、ロック解除ソレノイド431がONでロック解除状態
になっているときにはホッパ開口部124上の空カートリ
ッジ112の逆搬送を開始しないようにしている。
次に、第54図を用いて、トナーニアエンド表示器の点
灯制御の処理について説明する。
従来からトナー濃度検知制御でトナーニアエンドを検
知した時には、トナーの補充を促すためにトナーニアエ
ンド表示器を点灯している。ところが、本実施例におい
ては、トナー濃度検知制御でトナーニアエンドを検知し
たときに、先ず、ホッパ開口部124上の空カートリッジ1
12の空カートリッジ収納ボックス133への落下処理を実
行する。そして、この落下処理の間は、カートリッジ搬
送路内に空カートリッジ112が存在するので、次のカー
トリッジ112の挿入が出来ない。又、上記のカートリッ
ジ挿入部ドアロック・解除制御でカートリッジ112の挿
入窓117のドア118をロックしている(第49図中、第2ス
テップ)。従って、トナーニアエンドの検知時に無条件
でトナーニアエンド表示器を点灯させると、このトナー
ニアエンド表示器の点灯で促されて、操作者がカートリ
ッジ112を挿入しようとしても挿入窓117のドア118が開
かないという事態が発生する。そこで、本実施例におい
ては、トナーニアエンド表示器の点灯を、トナー濃度検
知制御でのトナーニアエンド検知直後に行なうのではな
く、上記のトナーニアエンドフラグがセットされてから
行なう。このニアエンドフラグは、トナー濃度検知制御
でトナーニアエンドを検知したときに実行されるカート
リッジ112の空カートリッジ収納ボックス133への落下処
理が終了した時点でセットされ(第48図中、第8ステッ
プ)、後述するトナーエンド検知によるコピー動作禁止
制御(第51図中、第5ステップ)又はトナー濃度検知制
御でリセットされるもので、これがセット状態にあると
きは空カートリッジ112の空カートリッジ収納ボックス1
33への落下処理が終了していてカートリッジ搬送路が空
いており、次のカートリッジ112の挿入が可能である。
第1ステップでトナーニアエンドフラグがセットされ
ているか否かを判断し、トナーニアエンドフラグがセッ
トされていれば、第2ステップでトナーニアエンド表示
器が点灯中か否かを判断して、点灯中でなければ、第3
ステップでトナーニアエンド表示器を点灯する。
次に、第52図を用いて、カートリッジ挿入時のトナー
補給時間の決定について説明する。
カートリッジ挿入時のトナーの補給時間の決定は、ト
ナー補給位置でのカートリッジ開封直後に実行するトナ
ー補給におけるトナー補給時間T15を決定するものであ
り、第23図のタイミングチャート中ののタイミングで
の処理である。
本実施例ではトナー濃度検知制御での最新の検出トナ
ー濃度とトナー濃度検知制御の狙いとする所望の適正ト
ナー濃度との下に応じたトナー補給量になるように決定
する。このために、例えば予め実験で求めた、トナー濃
度とトナー補給時間との対応データをデータテーブルに
しておいて、これをルックアップしてトナー補給時間を
決定しても良いし、このトナー濃度とトナー補給時間と
の対応を演算式にし、この演算式を実行してトナー補給
時間を決定しても良い。
例えば、本実施例においては、半導体レーザー74から
のレーザー光を照射して形成した所定電位部分を現像し
て、そのトナー付着部からの反射光量を光学センサ360
で検出してトナー濃度を検知しており、この光学センサ
360の出力とトナー濃度との関係、及び、トナー濃度と
上記トナー補給時間との関係は第55図のように定める。
第1ステップ及び第2ステップで、開封ローラによる
カートリッジ開封が完了したか否かを判断し、カートリ
ッジ開封動作が完了したら、第3ステップで最終のトナ
ーセンサ出力を用いてトナー補給時間を決定する。この
最終のトナーセンサ出力は、第4ステップ、第5ステッ
プで10枚毎の光学センサ360からの濃度データ読み込み
時に、読み込んだデータをその都度最終トナーセンサ出
力メモリに更新しながら格納しておいたものを用いる。
次に、トナー補充機構の変形例について説明する。
上記のトナー補充機構においては、カートリッジ112
下面から除去されたシール部材114をシール収納ボック
ス151に収納するので、このシール収納ボックス151が満
杯になった場合には、シール収納ボックス151を装置外
に取り出す等して収納されているシール部材114を取り
出す必要が有る。又、カートリッジ112を開封するにあ
たり、本体側の開封ローラ150でカートリッジ112下面か
ら延びているシール自由端部を挾持しながら開封ローラ
150を回転させる必要が有るので、この挾持の動作が不
完全である場合などに上記のカートリッジ112開封時の
突き当て開封センサ未到達ジャムや同滞留ジャムが発生
する恐れが有る。
そこで、本実施例は、カートリッジ112下面から除去
したシール部材114の除去作業性を向上させ、又、カー
トリッジ112開封の確実性を向上させるものである。
本実施例が上記実施例におけるトナー補充機構と異な
る点は、カートリッジ112の構造及び開封手段の構造で
ある。
先ず、第56図乃至第60図を用いて、カートリッジ112
について説明する。
本実施例におけるカートリッジ112は、カートリッジ1
12の装置への挿入方向での後端側にシール巻き取りロー
ラ(以下、巻き取りローラという)136を内蔵したシー
ル収納容器500を備えている。このシール収納容器500は
両端面に後述する本体側のジョイント127は接続可能な
回転板137が設けられており、この回転板137の内面の中
心部に上記巻き取りローラ136の軸が固定されている。
又、この回転板137には上記ジョイント127の円錐状の位
置出し突起127aと角状の駆動突起対127bとが入り込む穴
部が形成されている。カートリッジ112下面のシール部
材114は、接着剤が塗布された後の前後左右の鍔部115a
の内、このシール収納容器500側の前鍔部115aから貼り
始められて反対側の後鍔部115aまで貼られた後に折り返
されて、その自由端をシール収納容器500の下面のシー
ル取り入れ開口を介してシール巻き取りローラ136まで
延ばされ、この自由端の端縁をシール巻き取りローラ13
6表面に接着されている。
次に、第61図乃至第63図を用いて、本体側の開封手段
について説明する。
開封手段は上記の回転板137に接続可能なジョイント1
27、このジョイント127をその位置出し突起127aと駆動
突起対127bがホッパ開口部124上にあるカートリッジ112
の巻き取りローラ136軸の左右両端に固定された回転板1
37の穴部に入り込んだ回転板137に接続する作動位置と
この作動位置から左右方向で外側に退避した不作動位置
とに移動させる移動機構、及び、ジョイント127を回転
させる回転駆動機構からなっている。この移動機構は、
ジョイント127が先端に固定され、スプリングで常時左
右方向で外側に付勢され、且つ、装置内の側板に回動自
在に指示された回転軸501(装置の左右夫々に設けられ
ている)と、装置左側に設けられた回転軸501の後端に
その先端が当接し、下端が開封用ピンチソレノイド128
のプランジャに連結され、且つ、支持軸によって揺動自
在に支持された左レバー134aと、装置右側に設けられた
回転軸501の後端にその先端が当接し、略中央部で支持
軸によって揺動自在に支持された右レバー134bと、その
一端が左レバー134aの支持軸よりも上部に回動自在に支
持され、且つ、その他端が右レバー134bの支持軸よりも
下部で回動自在に支持された連結棒135とからなってい
る。そして、上記回転軸501の略中央にはギア502が固定
されている。上記回転駆動機構は開封モータ129(第61
図参照)からの駆動を減速して入力する入力ギア503が
左端部に固定され右端が上記右回転軸501に固定されて
いるギア504の下方まで延在して、回転自在に支持され
ているギア軸505と、このギア軸505上で上記左回転軸50
1に固定されているギア502に対応する部分に固定された
左出力ギア506と、このギア軸505上で上記右回転軸501
に固定されているギア504に対向する部分に固定されて
いる右出力ギア507とからなる。そして、これら左右出
力ギア506、507は、夫々対向する左右の回転軸501上の
ギア502,504に噛み合っており、且つ、上記回転軸501が
ジョイント127を作動位置と不作動位置との間で移動さ
せるべく左右方向で変位しても、夫々対向する左右の回
転軸501上のギア502,504がこれらに対してスライドして
噛み合い状態を維持できるように左右方向の長さが設定
されている。
この開封手段の動作を説明する。
開封動作を行なわないときは開封用ピンチソレノイド
128及び開封モータ129をOFFにしておく。これにより、
移動機構の回転軸501はスプリングによって左右方向の
外側に押しやられ、これにより、回転軸501先端に固定
されているジョイント127は不作動位置に位置する。
一方、開封動作を開始するときには、開封用ピンチソ
レノイド128及び開封モータ129をONする。開封用ピンチ
ソレノイド128のONにより、左レバー134aが支持軸の回
りで時計方向に回動し、その先端で左回転軸501の後端
を押して左回転軸501の先端のジョイント127を作動位置
に位置させ、一方、左レバー134aに一端が支持されてい
る連結棒135全体が右側に移動して右レバー134bを支持
軸の回りで反時計方向に回動させて、右レバー134bの先
端で右回転軸501を押して右回転軸501先端のジョイント
127を作動位置に移動させ、これにより、左右回転軸501
が夫々巻き取りローラ136軸に左右から連結される。
又、開封モータ129のONにより、入力ギア503、ギア軸50
5、左右出力ギア506,507、左右回転軸501上のギア502,5
04、左右回転軸501、ジョイント127、回転円板137、巻
き取りローラ136の軸と駆動を伝達して巻き取りローラ1
36を回転させる。これにより、カートリッジ112下面の
シール部材114を巻き取りローラ136上に巻き取り、カー
トリッジ112を開封する。
本実施例におけるカートリッジ112の装置本体への挿
入手順、カートリッジ112搬送制御(正逆搬送)及び開
封制御は、上記実施例と同様である。但し、カートリッ
ジ112開封時の突き当て開封センサ未到達ジャムや同滞
留ジャムの発生する可能性が低いので、これらのジャム
検知制御及びこれらの制御のためのセンサを構成する開
封検知フィラ130bを省略することが出来る。
以上の実施例においては、挿入窓117から補充位置で
あるホッパ開口部124上にカートリッジを装着するの
に、搬送ベルト装置を用いているが、これに代え、カー
トリッジ装着時には搬送ベルト装置を不動作状態にして
おいて、操作者がホッパ開口部124上までカートリッジ
を挿入して装着するようにしても良い。
又、保管部を装置本体に着脱自在な空カートリッジ収
納ボックス133で構成しているが、これに代え、開閉可
能な装置外装部のドアを開いたときに操作者が操作可能
な位置に固定されたボックスで構成しても良い。
更に、カートリッジの開封を装置内に設けた開封手段
で自動的に行なうようにしているが、これに代え、装置
内にカートリッジを挿入する前に操作者が開封を行なう
ようにしても良いし、装置内の補充位置に操作者がカー
トリッジを装着した後に、操作者が開封を行なうように
しても良い。前者の場合は、例えば、装置外でカートリ
ッジの開口を上に向けて開封を行なった後、開口を上に
向けたままでカートリッジを装置に挿入し、自動、又
は、手動で補充位置上に装着し、手動又は、自動でカー
トリッジを天地逆に回転させて補充位置に装着する。後
者の場合は、例えば、カートリッジの開口を密封するシ
ール部材をカートリッジの挿入方向で手前側の端縁から
貼り始め、同奥側でまで貼って折り返し、自由端部をカ
ートリッジを装置内の補充位置に装着した状態で操作者
が操作可能な長さだけ同手前側に延在させておき、カー
トリッジを装置内の補充位置に装着した後にこのシール
の自由端部を引っ張りながら開封する。
又、空カートリッジ収納ボックス133の出し入れ用の
窓と、カートリッジの挿入窓を装置の同一外周面である
正面外装部116に形成したが、これに代え、互いに装置
の異なる外周面の外装部に形成しても良い。例えば、空
カートリッジ収納ボックス113をホッパ開口部124よりも
装置背面側に着脱可能な配置し、装置の背面側外装部に
出し入れ用の窓を形成しても良い。この場合は、搬送ベ
ルト装置をホッパ開口部124上とこの背面側の空カート
リッジ収納ボックス上との間に設ける。
更に、上記実施例は、トナーとキャリアとを用いた二
成分系現像剤を用いた現像装置において、トナーを補充
するものであるが、本発明は、トナーを主成分とする一
成分系現像剤を用いた現像装置における現像剤である一
成分系トナーを補充するものにも適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように、請求項1に係る発明によれば、補充位
置でトナーを補充した後の空のトナー容器を装置内の補
充位置とは別の場所に設けられた保管部で保管し、これ
により、次のトナーを収容したトナー容器のために補充
位置を確保するので、カートリッジを装着するとき、操
作者がその都度空カートリッジをトナー補充位置から装
置外に抜き取ることなく現像ユニットにトナーを補充し
得る。しかも、上記保管部は装置本体に着脱自在で、且
つ、複数の空のトナー容器を集積して収納し得る保管手
段で構成しているので、移送手段でこの保管手段に移送
されて収納された空のトナー容器を、操作者が保管手段
ごと装置外に取り出して処分することができ、空カート
リッジを装置から取り出す際に空カートリッジに付着し
ているトナーの飛散を防止することが出来る。更に、上
記保管手段の装置内への着脱口とトナーを収容したトナ
ー容器の装置内への装着口とを装置の同一外周面側に形
成するので、操作者が保管手段の着脱とトナー容器の装
着を装置の同一外周面側から行なうことが出来、操作性
が向上する。
請求項2の発明によれば、補充位置でトナーを補充し
た後の空のトナー容器を装置内の補充位置とは別の場所
に設けられた保管部に保管するので、次のトナー容器を
装着するときに操作者がその都度空のトナー容器を補充
位置から装置外に取り出すことなく次のトナー容器を補
充位置に装着することが出来る。また、次のトナーを収
容した現像容器のための補充位置を確保し、且つ、空の
トナー容器は装置内の補充位置とは別の場所に設けられ
た保管部で保管するので、次のトナー容器を補充位置に
装着するときにたとえ空気流が発生しても、空のトナー
容器に付着して残留しているトナーが飛散しない。更
に、保管手段の開口部上の所定の位置まで移送手段の案
内部材に案内されるトナー容器の被案内部材が、トナー
容器における移送手段による移送方向のほぼ中央に設け
られているので、案内部材による被案内部材の案内が終
了してトナー容器が保管手段の開口部を介して保管手段
内に収容されるときに、比較的水平な姿勢を保ちながら
収容され、これにより、保管手段内の集積が良好に行な
える。
請求項3の発明によれば、補充位置でトナーを補充し
た後の空のトナー容器を装置内の補充位置とは別の場所
に設けられた保管部で保管し、これにより、次のトナー
を収容したトナー容器のために補充位置を確保するの
で、トナー容器を装着するときに操作者がその都度空の
トナー容器を補充位置から位置外に取り出すことなく次
のトナー容器を補充位置に装着することができ、次のト
ナー容器を補充位置に装着するときにたとえ空気流が発
生しても、空のトナー容器に付着して残留しているトナ
ーが飛散しない。また、この保管部での空のトナー容器
の保管にあたつて、空のトナー容器を集積させて保管す
るので、保管部内に比較的多くのトナー容器を保管する
ことが可能である。特に、トナー容器同士を吸引手段で
互いに吸引させた状態で保管するより一層多くの保管が
可能である。
請求項4の発明によれば、補充位置での補充工程の実
行により空になったトナー容器を、現像装置内の該補充
位置とは別に設けられた保管部へ移送する移送工程と、
移送工程の実行により該保管部に移送されてきたトナー
容器を、保管部内に保管する保管工程とを実行するの
で、次のトナー容器を装着するときに操作者がその都度
空のトナー容器を補充位置から装置外に取り出すことな
く次のトナー容器を補充位置に装着することが出来、
又、次のトナー容器を補充位置に装着するときにたとえ
空気流が発生しても、空のトナー容器に付着して残留し
ているトナーが飛散しない。更に、互いに、開口部を下
に向けている他のトナー容器をその開口部から少なくと
も部分的に収容可能な形状に構成した複数のトナー容器
を、順次移送工程を実行して保管部に移送して保管する
にあたり、トナー容器を開口部を下に向けて収容し、次
の上記移送工程の実行により移送されてくるトナー容器
を、収容済みのトナー容器を少なくとも部分的に収容す
るように、その開口部を下向きにして収容する集積工程
を実行するので、複数のトナー容器の保管スペースを比
較的小さくすることにより、保管部内に比較的多くのト
ナー容器を保管することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るデジタル複写機の概略構
成を示す正面図である。 第2図は第1図のデジタル複写機の電装部の構成を示す
ブロック図である。 第3図は第2図の書込駆動制御回路71の構成を示すブロ
ック図でである。 第4図はデジタル複写機に用いられるカートリッジの正
面図である。 第5図は同カートリッジの左側面図である。 第6図は同カートリッジの底面図である。 第7図は同カートリッジの上側から見た斜視図である。 第8図は同カートリッジの下側から見た斜視図である。 第9図は同カートリッジの開口をシール部材で密閉した
状態を示す斜視図である。 第10図は第1図のデジタル複写機のトナー補充機構の概
略を示す斜視図である。 第11図は第1図のデジタル複写機の外装部を示す正面図
である。 第12図は同トナー補充機構のホッパ開口部124近傍の構
成を示す正面図である。 第13図は同トナー補充機構のホッパ開口部124近傍の構
成を示す左側面図である。 第14図は同トナー補充機構の開封ローラ150近傍の構成
を示す正面図である。 第15図は同開封ローラ150とカートリッジの位置関係を
示す平面図である。 第16図は同トナー補充機構の搬送ベルト121の駆動構成
を示す斜視図である。 第17図は同トナー補充機構の突き当て開封センサ130の
構造を示す斜視図である。 第18図は同トナー補充機構のカートリッジの未挿入状態
を示す左側面図である。 第19図は同トナー補充機構のカートリッジの挿入完了状
態を示す左側面図である。 第20図は同トナー補充機構のカートリッジのホッパ開口
部124上への搬送を終了した状態を示す左側面図であ
る。 第21図は同トナー補充機構のカートリッジの逆搬送を完
了した状態を示す左側面図である。 第22図は同トナー補充機構のカートリッジの空カートリ
ッジ収納ボックス133への収納状態を示す左側面図であ
る。 第23図は同トナー補充機構のカートリッジの挿入時の動
作のタイミングチャートである。 第24図は同トナー補充機構のカートリッジの逆搬送時の
動作のタイミングチャートである。 第25図は同トナー補充機構の空カートリッジ収納ボック
ス133の斜視図である。 第26図は同空カートリッジ収納ボックス133に収納され
ているダンボールボックス410の蓋部材413を移動させる
ための構成の動作を示す説明図である。 第27図は同空カートリッジ収納ボックス133を装置内に
ロックするための構成の動作を示す説明図である。 第28図は同空カートリッジ収納ボックス133の平面図で
ある。 第29図は同空カートリッジ収納ボックス133の正面図で
ある。 第30図は同空カートリッジ収納ボックス133の右側面図
である。 第31図は同空カートリッジ収納ボックス133の装置本体
からの引き出し中における状態を示す斜視図である。 第32図は第31図の状態における同空カートリッジ収納ボ
ックス133に収容されているダンボールボックス410の蓋
部材413の先端近傍を拡大して示す斜視図である。 第33図は同ダンボールボックス410の蓋部材413の閉止構
成の動作を示す説明図である。 第34図は同ダンボールボックス410の蓋部材413の移動構
成の移動終了間近での動作を示す説明図である。 第35図は同空カートリッジ収納ボックス133の装置本体
への挿入開始時の状態を示す斜視図である。 第36図は同空カートリッジ収納ボックス133の移動アー
ム424の支持構成の要部を示す斜視図である。 第37図は同支持構成の要部を示す左側面図である。 第38図は同支持構成の平面図である。 第39図は同支持構成の背面図である。 第40図は同ダンボールボックス410の断面図である。 第41図は実施例のカートリッジ挿入時の突き当て開封セ
ンサ未到達ジャム検知の制御のフローチャートである。 第42図は実施例のカートリッジ挿入時の突き当て開封セ
ンサ滞留ジャム検知の制御のフローチャートである。 第43図は実施例のカートリッジ開封時の突き当て開封セ
ンサ未到達ジャム検知の制御のフローチャートである。 第44図は実施例のカートリッジ開封時の突き当て開封セ
ンサ滞留ジャム検知の制御のフローチャートである。 第45図は実施例のカートリッジ落下時の突き当て開封セ
ンサ未到達ジャム検知の制御のフローチャートである。 第46図は実施例のカートリッジ落下時の突き当て開封セ
ンサ滞留ジャム検知の制御のフローチャートである。 第47図は実施例のカートリッジ落下時の落下センサ未到
達ジャム検知の制御のフローチャートである。 第48図は実施例のカートリッジ落下時の落下センサ滞留
ジャム検知の制御のフローチャートである。 第49図は実施例のカートリッジ挿入ドアロック・解除の
制御のフローチャートである。 第50図は実施例のトナー補給動作の禁止制御のフローチ
ャートである。 第51図は実施例のトナーエンド検知によるコピー動作禁
止制御のフローチャートである。 第52図は実施例のカートリッジ挿入時のトナー補給時間
決定の制御のフローチャートである。 第53図は実施例の空カートリッジ収納ボックスの満タン
時脱着許容制御のフローチャートである。 第54図は実施例のトナーニアエンド表示器の点灯制御の
フローチャートである。 第55図は実施例のトナー濃度と補給トナー量との関係を
示す特性図である。 第56図は第1図のデジタル複写機に採用されるトナー補
充機構の変形例を示す斜視図である。 第57図は第56図のトナー補充機構におけるカートリッジ
の左側面図である。 第58図は同カートリッジの底面図である。 第59図は同トナー補充機構のジョイント127の拡大図で
ある。 第60図は同ジョイント127と同カートリッジの回転円板1
37との位置関係を示す説明図である。 第61図は同トナー補充機構の正面図である。 第62図は同トナー補充機構のカートリッジ開封機構の同
カートリッジの左側の構成を示す正面図である。 第63図は同カートリッジ開封機構の同カートリッジの右
側の構成を示す正面図である。 101……現像タンク,109……ホッパ 112……カートリッジ,113……開口部 114,418……シール部材、 115a……鍔部,115b……羽部 116……正面外装部 116a……空カートリッジ収納ボックス出し入れ口 117……挿入窓,118……ドア 119……ドアセンサ 120……ロック解除ソレノイド 121……搬送ベルト,123……中継ガイド板 124……ホッパ開口部,125……シール 130……突き当て開封センサ 131……ローラ 133……空カートリッジ収納ボックス 150……開封ローラ 151……シール収納ボックス 152……マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 来往 文男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平4−115273(JP,A) 特開 平4−42197(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーを収容したトナー容器からのトナー
    が補充される補充部を備えた画像形成装置において、 該補充部へトナーを補充した後の空のトナー容器を集積
    して保管するために、該トナー容器が該補充部へトナー
    を補充するときに位置する装置内の補充位置とは別の場
    所に、装置本体に着脱自在に設けられた保管手段を有
    し、 該保管手段の装置内への着脱口と上記トナー容器の装置
    内への装着口とを装置の同一外周面側に形成したことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】トナーを収容したトナー容器からのトナー
    が補充される補充部を備えた画像形成装置において、 該補充部へトナーを補充した後の空のトナー容器を集積
    して保管するために、該トナー容器が該補充部へトナー
    を補充するときに位置する装置内の補充位置とは別の場
    所に設けられた保管部と、 トナー容器を上記補充位置から上記保管部へ移送する移
    送手段とを有し、 上記保管部が上記移送手段によるトナー容器の移送路に
    向けた上部開口部を備え、 上記移送手段が該上部開口部上方の所定の位置まで延在
    する案内部材を備え、 上記トナー容器が移送方向のほぼ中応に、該案内部材に
    よって案内される被案内部材を備えることを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】トナーを収容したトナー容器からのトナー
    が補充される補充部を備えた画像形成装置において、 該補充部へトナーを補充した後の空のトナー容器を集積
    して保管する保管部を有し、 該トナー容器に他のトナー容器を吸引する吸引手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】画像形成装置内のトナーの補充位置にてト
    ナー補充部へ該トナー容器内のトナーを補充する補充工
    程と、 該補充工程の実行により空になった該トナー容器を、装
    置内の該補充位置とは別に設けられた保管部へ移送する
    移送工程と、 該移送工程の実行により該保管部に移送されてきた該ト
    ナー容器を、該保管部内に保管する保管工程とからな
    る、 トナーを収容した状態で画像形成装置に装着されるトナ
    ー容器の取扱方法において、 互いに、開口部を下に向けている他のトナー容器をその
    開口部から少なくとも部分的に収容可能な形状に構成し
    た複数のトナー容器を、順次上記移送工程を実行して上
    記保管部に移送し、 上記保管工程において、トナー容器を開口部を下に向け
    て収容し、次の上記移送工程の実行により移送されてく
    るトナー容器を、収容済みのトナー容器を少なくとも部
    分的に収容するように、その開口部を下向きにして収容
    する集積工程を実行することを特徴とするトナー容器の
    取扱方法。
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