JP3390936B2 - 画像形成機のトナー補給装置 - Google Patents

画像形成機のトナー補給装置

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JP3390936B2 JP11128697A JP11128697A JP3390936B2 JP 3390936 B2 JP3390936 B2 JP 3390936B2 JP 11128697 A JP11128697 A JP 11128697A JP 11128697 A JP11128697 A JP 11128697A JP 3390936 B2 JP3390936 B2 JP 3390936B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機や静
電式印刷機等の画像形成機に装備される現像装置にトナ
ーを補給するトナー補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のトナー補給装置は、一般にトナ
ーを収納したトナーカートリッジと、機体に配設され上
記トナーカートリッジを着脱可能に装着するトナーカー
トリッジ装着部を備えたトナーカートリッジ受体とから
なっている。トナーカートリッジは、トナー排出開口を
備えトナーを収納した容器本体と、該トナー排出開口を
剥離可能に閉塞するシール部材とを備えている。一方、
トナーカートリッジ受体は、機体に配設され上記トナー
カートリッジを着脱可能に装着するトナーカートリッジ
装着部を備えており、該トナーカートリッジ装着部に上
記トナーカートリッジが所定の挿入方向から挿入され、
所定位置にセットされるようになっている。
【0003】上記のように、トナーカートリッジをトナ
ーカートリッジ受体のトナーカートリッジ装着部にセッ
トした状態で、上記シール部材を巻取手段によって剥離
しつつ巻き取ることにより、上記トナー排出開口を開放
してトナーカートリッジ内のトナーをトナーカートリッ
ジ受体のホッパーに落下させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したトナー補給装
置においては、トナーカートリッジを構成する容器本体
におけるトナー排出開口が設けられた下部は、トナーカ
ートリッジ受体の寸法によって規制されるので、トナー
排出開口の断面積を大きく形成するには構造上制限があ
る。従って、トナー収容量が大きいトナーカートリッジ
を得るために、通常、容器本体の上部の断面積を大きく
形成し、トナー排出開口が設けられた下部に向けて断面
積が漸次減少するように構成している。しかるに、トナ
ーカートリッジを構成する容器本体は、トナー排出開口
が設けられた下部に向けて絞られた形状となるため、容
器本体内に収容されたトナーは容器本体の下部において
所謂ブリッジ現象を起こし、ドーム形状の下面を形成し
て閉塞し円滑に流下しなくなる傾向がある。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術課題は、容器本体内に収容された
トナーが容器本体の下部において所謂ブリッジ現象を生
ずるのを防止することができる画像形成機のトナー補給
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
解決するために、本発明によれば、トナーを収納し下面
にトナー排出開口を備えた容器本体と、該容器本体の下
面に剥離可能に装着され該トナー排出開口を閉塞するシ
ール部材とを有するトナーカートリッジと、機体に配設
され該トナーカートリッジを着脱可能に装着するトナー
カートリッジ受体と、を具備する画像形成機のトナー補
給装置において、該トナーカートリッジには、該容器本
体の内面に一端部が装着され他端部が該シール部材を剥
離した状態で該トナー排出開口から突出する振動板が配
設されており、該トナーカートリッジ受体には、回動可
能な作動軸と、該作動軸を所定方向に所定角度回動せし
める駆動機構と、該作動軸を該所定方向と反対方向に回
動すべく付勢する付勢部材と、該作動軸に装着され該作
動軸が該所定方向と反対方向に回動されると該振動板の
他端部に作用し該振動板を振動せしめる振動板作動レバ
ーとを具備する振動板作動手段が配設されている、こと
を特徴とする画像形成機のトナー補給装置が提供され
る。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成機のトナー補給装置の好適実施形態につて、添
付図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1および図2には本発明に従って構成さ
れたトナー補給装置を装備した画像形成機としての静電
複写機が示されている。図示の静電複写機は、直方体状
の機体ハウジング2を具備している。この機体ハウジン
グ2の上面には、複写すべき原稿が載置される静止透明
板4と、この静止透明板4およびその上に載置される原
稿を覆うための開閉可能な原稿押さえ板5が配設されて
いる。機体ハウジング2内の略中央部には、図1に示す
ように感光体ドラム6が回転自在に配設されている。こ
の感光体ドラム6は、図示しない駆動手段によって矢印
60で示す方向に回転駆動される。該感光体ドラム6の
周囲には、矢印60で示す回転方向に見て順次に、帯電
用コロナ放電器8、現像装置10、転写用コロナ放電器
12、剥離用コロナ放電器14、クリーニングユニット
16および除電ランプ18が配設されている。図示の静
電複写機は、上記感光体ドラム6の上方に配設された照
射ランプ20、第1のミラー22、第2のミラー24、
第3のミラー26、レンズ28、第4のミラー30から
なる光学系を具備している。この光学系は、照射ランプ
20によって静止透明板4上に置かれた原稿に照射し、
その反射光像を第1のミラー22、第2のミラー24、
第3のミラー26、レンズ28および第4のミラー30
を介して上記感光体ドラム8の外周面上に結像するよう
に構成されている。図示の静電複写機は、上記転写用コ
ロナ放電器12と感光体ドラム6との間の転写域に転写
紙を供給するための転写紙供給装置32を備えている。
該転写紙供給装置32は、転写紙を収納する転写紙カセ
ット34a、34b、転写紙送出ローラ36a、36
b、さばきローラ対38a、38b、案内路40、搬送
ローラ対42および44、レジストローラ対46を具備
している。このように構成された転写紙供給装置32の
上記各ローラ対は、図示しない駆動手段によって各々回
転駆動せしめられる。また、上記転写域の転写紙送出側
には転写紙搬送ベルト機構48、定着装置50を構成す
る定着ローラ対52および排出ローラ対54が配設され
ており、これら搬送ベルト機構および各ローラは図示し
ない駆動手段によって各々回転駆動せしめられる。な
お、上記各部材を配設した機体ハウジング2の前面に
は、図2に示すように前カバー2aがその下縁を支点と
して開閉可能に装着されている。
【0010】以上のように構成された静電複写機は、感
光体ドラム6が矢印60で示す方向に回転駆動せしめら
れる間に、帯電用コロナ放電器8が感光体ドラム6上の
感光体を特定極性に実質上均一に帯電し、次いで、照射
ランプ20によって静止透明板4上に置かれた原稿に照
射し、その反射光像が第1のミラー22、第2のミラー
24、第3のミラー26、レンズ28および第4のミラ
ー30を介して前記感光体ドラム6上に走査露光され、
感光体ドラム6上に静電潜像が形成される。しかる後、
感光体ドラム6上の静電潜像が現像装置10によってト
ナー像に現像される。一方、転写紙供給装置32の転写
紙カセット34aまたは34bに収納された転写紙が転
写紙送出ローラ36aまたは36bから案内路40に送
り出され、レジストローラ対46で一端停止し、上記感
光体ドラム6に形成されるトナー像と同期して転写域に
搬送される。転写域に搬送された転写紙は、トナー像が
形成された感光体ドラム6と転写用コロナ放電器12の
間を通過することによってトナー像が転写される。そし
て、トナー像が転写された転写紙は、剥離用コロナ放電
器14の作用によって感光体ドラム6から剥離され、転
写紙搬送ベルト機構48によって定着装置50に搬送さ
れ、ここで加熱定着されて、排出ローラ対54から排出
トレイ56に排出される。また、上述のようにして転写
工程が終了した感光体ドラム6は、クリーニングユニッ
ト16によってその外周面に付着しているトナーが除去
され、更に、除電ランプ18によって感光体表面に除電
光が照射され、除電される。
【0011】図示の静電複写機は、上記現像装置10に
トナーを補給するためのトナー補給装置100を具備し
ている。このトナー補給装置100は、現像装置10の
手前側上方に配設されており、トナーを収納したトナー
カートリッジ200と、このトナーカートリッジ200
を着脱可能に装着するためのトナーカートリッジ受体3
00とからなっている。また、トナーカートリッジ受体
300には、トナーカートリッジ200の着脱を案内す
るための可倒式の案内トレー310が装着されている。
【0012】案内トレー310は、図2に示すように現
像装置10の手前側に倒された水平状態である案内位置
と該案内位置から上方に略直角に回動する折り畳み位置
との間を作動可能に構成されている。なお、この案内ト
レー310については、後で詳細に説明する。
【0013】上記トナーカートリッジ200の交換に際
しては、図2に示すように機体ハウジング2の前面の一
部を構成する開閉カバー2aを手前側に倒して開放し、
案内トレー310を案内位置に位置付けた状態で、これ
までトナーカートリッジ受体300に装着されているト
ナーカートリッジ200を手前側に引き出して、新しい
トナーカートリッジ200を案内トレー310を通して
トナーカートリッジ受体300に装着する。新しいトナ
ーカートリッジ200をトナーカートリッジ受体300
に装着したら、案内トレー310を図示の案内位置から
上方に略直角になる折り畳み位置まで回動し、次いで、
開閉カバー2aを機体ハウジング2の前面と面一になる
まで上方に回動して閉じる。なお、開閉カバー2aを閉
じる際に、案内トレー310が案内位置である水平状態
のままとなっていたとしても、開閉カバー2aを閉じる
ときに、この開閉カバー2aが案内トレー310に接触
して案内トレー310を折り畳み位置まで回動すること
ができるようになっている。
【0014】次に、トナー補給装置100を構成するト
ナーカートリッジ200について、図3乃至図6を参照
して説明する。トナーカートリッジ200は、適宜の合
成樹脂によって形成されたトナーを収納する容器本体2
01と、該容器本体201の下面を形成しトナー排出開
口202を備えたフランジ203を備えている。フラン
ジ203の下面には、トナー排出開口202を閉塞する
樹脂フィルムからなるシール部材210が剥離可能に装
着されている。このシール部材210は、図4に示すよ
うにフランジ203の片側から他側に向けて熱溶着また
は接着剤等によって貼着された後、折り返されてその先
端が後述する巻取軸220に固着される。また、容器本
体201内には振動板205が配設されている。この振
動板205は、例えば弾性的に可撓性を有するポリエチ
レンテレフタレート(PETP)樹脂シートによって形
成されている。振動板205は、図5に示すように振動
板本体206と、該振動板本体206の一端部に形成さ
れた装着部207および振動板本体206の他端部に形
成された被作用部208とを有している。振動板本体2
06には、側方に突出して形成された複数個の振動ヒレ
部206aが設けられている。また、装着部207に
は、正方形をした2個の取付け穴207a、207a
と、該2個の取付け穴の一方に近い位置に設けられた1
個の位置決め穴207bが形成されている。このように
構成された振動板205を装着する容器本体201の蓋
204には、その下面中央部に上記2個の取付け穴20
7a、207aと1個の位置決め穴207bに対応する
位置関係で、円形をした2個の取付け突起204a、2
04aと、円形をした1個の位置決め突起204bが一
体成形されている。この2個の取付け突起204a、2
04aの直径は上記2個の取付け穴207a、207a
の一辺の長さより若干小さく形成されており、また、位
置決め穴204bの直径は上記位置決め穴205bの直
径より若干大きく形成されている。振動板205を容器
本体201の蓋204に装着するには、装着部207に
設けられた位置決め穴207bを位置決め突起204b
に嵌合するとともに、2個の取付け穴207a、207
aを2個の取付け突起204a、204aに各々押し込
むことにより若干弾性変形させ、その弾性力によって係
止される。この振動板205を装着する際に、位置決め
穴207bが2個の取付け穴207a、207aの一方
に近い位置に設けられているので、振動板205が裏返
しに取付けられることはない。
【0015】巻取軸220は、図4に示すように容器本
体201の片側に設けられたシール部材収容部230を
構成する前後端壁231に回転自在に配設されている。
この巻取軸220の一端には入力歯車221が設けられ
ている。
【0016】上記トナーカートリッジ200を構成する
容器本体201の下面を形成するフランジ203には、
シャッタ部材250が摺動可能に装着されている。シャ
ッタ部材250は、図6に示すように第1の部分251
と第2の部分252とからなっており、適宜の合成樹脂
によって一体形成されている。第1の部分251には対
向する縁部に互いに逆向きのL字状突起251a、25
1aが一体成形されている。この一対のL字状突起25
1a、251aと第1の部分251の上面との間に上記
フランジ203の対応する縁部が嵌入することにより、
フランジ203に対してシャッタ部材250が摺動する
ための案内をする。なお、L字状突起251a、251
aは、シャッタ部材250が図6に示す開放位置にある
状態で、フランジ203の引抜き側端部に設けられたス
トッパ203a、203aと係合するようになってい
る。
【0017】シャッタ部材250を構成する第2の部分
252は、第1の部分251と薄肉部253によって接
続されており、従って、薄肉部253を中心として折り
曲げることができる。また、第2の部分252には対向
する縁部に互いに逆向きのL字状突起252a、252
aが一体成形されている。この一対のL字状突起252
a、252aと第2の部分252の上面との間に上記フ
ランジ203の対応する縁部が嵌入することにより、フ
ランジ203に対してシャッタ部材250が摺動するた
めの案内をする。なお、シャッタ部材250を構成する
第2の部分252手前側端部には係合穴252b、25
2bが形成されている。
【0018】次に、トナーカートリッジ受体300につ
いて、図3および図7乃至図10を参照して説明する。
トナーカートリッジ受体300はハウジング301を具
備している。ハウジング301は、底壁302と前壁3
03と後壁304および左側壁305と右側壁306と
によって箱状に構成されている。このハウジング301
内には、トナーカートリッジ装着部320と、該トナー
カートリッジ装着部320の中央部に設けられたホッパ
部330が設けられている。トナーカートリッジ受体3
00の手前側には、案内トレー310が装着されてい
る。案内トレー310は、その一端に回動軸311が設
けられており、該回動軸311によってトナーカートリ
ッジ装着部320の前端に回動可能に装着される。そし
て、この案内トレー310は、図3に示す水平状態であ
る案内位置と該案内位置から上方に略直角に回動する折
り畳み位置との間を作動可能に構成されている。なお、
案内トレー310は図3に示す水平状態である案内位置
に位置付けられた状態で、トナーカートリッジ装着部3
20に設けられたストッパ325に当接するように構成
されている。また、案内トレー310の両側部には、ト
ナーカートリッジ200の容器本体201の下面を形成
するフランジ203に装着されたシャッタ部材250を
案内する案内溝312、312が設けられている。な
お、案内トレー310の手前側端部には、上記シャッタ
部材250を構成する第2の部分252に設けられた係
合穴252b、252bに係合する係止部材313、3
13が配設されている。この係止部材313、313
は、図示しないばねのばね力によってシャッタ部材25
0の上面より上方に突出するように付勢されている。
【0019】上記トナーカートリッジ装着部320の両
側部には、トナーカートリッジ200の容器本体201
の下面を形成するフランジ203を案内する案内溝32
1、321が設けられている。トナーカートリッジ装着
部320の奥側であるハウジング301の後壁304に
は、その右側端部に上記トナーカートリッジ200を構
成する容器本体201に装着された巻取軸220の他端
部を嵌合せしめる位置決め凹部304aが設けられてい
る。また、ハウジング301の奥側左端部には、上記巻
取軸220に設けられた入力歯車221と噛合係合する
伝動歯車235が回転自在に配設されている(図7参
照)。この伝動歯車235は図示しない駆動手段に伝動
連結されている。
【0020】図示のトナーカートリッジ受体300に
は、トナーカートリッジ受体300のホッパ部330に
供給されたトナーを上記現像装置10に搬送するための
トナー搬送手段340が上記ハウジング301の後壁3
04を貫通して配設されている。このトナー搬送手段3
40は、ホッパ部330の下部から水平に突出して配設
されたスパイラルローラ341と、該スパイラルローラ
341の突出部に嵌合された案内筒342を備えてい
る。この案内筒342の先端部下側にはトナー排出口3
42aが形成されている。なお、トナー搬送手段340
を構成するスパイラルローラ341の回転軸341aに
は、後述する駆動手段と伝動連結する入力歯車343が
装着されている。
【0021】上記ハウジング301内には、上記スパイ
ラルローラ341を回転駆動するための駆動手段350
が配設されている。この駆動手段350は、電動モータ
351と、該電動モータ351の回転軸に装着された駆
動歯車352と、該駆動歯車352と噛み合う第1の中
間歯車353と、該第1の中間歯車353および上記ス
パイラルローラ341の入力歯車343と噛み合う第2
の中間歯車354とによって構成されている。
【0022】図示のトナーカートリッジ受体300は、
ホッパ部330に配設され上記トナーカートリッジ20
0を構成する容器本体201内に装着された振動板20
5を振動せしめる振動板作動手段360を具備してい
る。振動板作動手段360は、上記スパイラルローラ3
41の斜め上方に回動可能に配設された作動軸361
と、該作動軸361の中央部に装着され上記振動板20
5の被作用部208に作用し振動板205を振動せしめ
る振動板作動レバー362を備えている。上記作動軸3
61の一端部には従動レバー363が装着されており、
この従動レバー363が上記スパイラルローラ341の
回転軸341aに装着された駆動レバー364と間欠的
に係合せしめられるようになっている。即ち、駆動レバ
ー364と従動レバー363とが係合している間に作動
軸361が矢印370で示す方向に所定角度回動せしめ
られる。従って、上記回転軸341aと駆動レバー36
4および従動レバー363は、作動軸361を所定方向
に所定角度回動せしめる駆動機構を構成している。一
方、上記作動軸361の他端部には板ばねからなる戻し
バネ365が嵌合されている。この戻しバネ365は、
その一端が上記作動軸361に装着された係止レバー3
66に係合し、その他端がホッパ部330に係合されて
おり、作動軸361を矢印371で示す方向に回動すべ
く付勢する付勢部材として機能する。図示の実施形態に
おいては、上記振動板作動レバー362の両側において
作動軸361に装着されたトナーカートリッジ振動レバ
ー367、367を備えている。このトナーカートリッ
ジ振動レバー367、367は、トナーカートリッジ2
00を構成する容器本体201に形成されたフランジ2
03の下面に対応する位置に取付けられている。また、
上記作動軸361の他端部には、ストップレバー368
が装着されている。このストップレバー368は、上記
戻しバネ365のバネ力によって作動軸361が矢印3
71で示す方向に所定角度回動せしめられたとき、ホッ
パ部330に設けられたストッパー369に当接して戻
しバネ365のバネ力による作動軸361の回動を規制
する。なお、ストップレバー368とストッパー369
とは、トナーカートリッジ受体300にトナーカートリ
ッジ200が装着されているときには当接しない位置関
係に構成されている。即ち、トナーカートリッジ受体3
00にトナーカートリッジ200が装着されているとき
には、上記戻しバネ365のバネ力によって作動軸36
1が矢印371で示す方向に回動せしめられたとき、ト
ナーカートリッジ振動レバー367、367が容器本体
201に形成されたフランジ203の下面に当接して、
戻しバネ365のバネ力による作動軸361の回動が規
制される。
【0023】図示の実施形態におけるトナー補給装置1
00は以上のように構成されており、以下トナーカート
リッジ200をトナーカートリッジ受体300に装着す
る動作について説明する。トナーカートリッジ200を
トナーカートリッジ受体300に装着するに際しては、
図2に示すように機体ハウジング2の前面の一部を構成
する開閉カバー2aを手前側に倒して開放し、図3に示
すように案内トレー310を水平状態である案内位置に
位置付ける。案内トレー310を案内位置に位置付けた
ら、新しいトナーカートリッジ200のシャッタ部材2
50を案内トレー310の両側部に設けられた案内溝3
12、312に手前側から挿入し、トナーカートリッジ
200の容器本体201とともにスライドさせつつ押し
込んでいく。そして、シャッタ部材250が案内トレー
310上に位置付けられたとき、シャッタ部材250を
構成する第2の部分252に設けられた係合穴252
b、252bが案内トレー310に配設された係止部材
313、313と係合し、シャッタ部材250はその移
動が規制される。シャッタ部材250の移動が規制され
た状態で、トナーカートリッジ200の容器本体201
を更に奥側に押し込むと、フランジ203がトナーカー
トリッジ装着部320の両側部に形成された案内溝32
1、321に挿入されて案内されつつ容器本体201は
移動し、トナーカートリッジ装着部320の所定位置に
位置付けられる。このとき、容器本体201に装着され
た巻取軸220の他端部がハウジング301の後壁30
4に設けられた位置決め凹部304aに嵌合されて、容
器本体201が所定位置に位置決めされる。
【0024】上記のようにして、トナーカートリッジ2
00の容器本体201がトナーカートリッジ装着部32
0の所定位置に装着された状態において、容器本体20
1に装着された巻取軸220の一端部に装着された入力
歯車221がハウジング301の奥側左端部に配設され
た伝動歯車235と噛合係合する。トナーカートリッジ
200がトナーカートリッジ装着部320の所定位置に
装着されたら、案内トレー310を回動軸311を中心
に上方に回動する。このとき、案内トレー310の上に
位置するシャッタ部材250を構成する第2の部分25
2も薄肉部253を中心として上方に折り曲げられる。
そして、案内トレー310およびシャッタ部材250を
構成する第2の部分252は、水平状態から略直角の折
り畳み位置まで回動せしめられる。
【0025】案内トレー310が案内位置から折り畳み
位置まで回動したら、機体ハウジング2の前面の一部を
構成する開閉カバー2aを上方に回動して閉める。上記
のように、伝動歯車235と巻取軸220の一端部に装
着された入力歯車221が噛合係合された状態で、図示
しない駆動手段を駆動することにより、伝動歯車235
および入力歯車221を介して巻取軸220が回転せし
められる。巻取軸220が回転することにより、上記シ
ール部材210が剥離されて巻き取られ、トナー排出開
口202が開口せしめられる。従って、トナーカートリ
ッジ200の容器本体201に収納されているトナー
は、トナーカートリッジ受体300に設けられたホッパ
部330に落下する。また、シール部材210が剥離さ
れトナー排出開口202が開口せしめられると、振動板
205の被作用部208がトナー排出開口202を通し
て下方に位置付けられる。
【0026】次に、トナーカートリッジ200の容器本
体201からホッパ部330に落下せしめられたトナー
を上記現像装置10に供給する動作について説明する。
画像形成機の作動中には、上記現像装置10内に配設さ
れた図示しないトナー濃度検出器が現像装置10に収容
された現像剤のトナー濃度を検出し、その検出信号を図
示しない制御装置に出力している。制御装置は、トナー
濃度検出器からの検出信号に基づいてトナー濃度が所定
値以下になると、上記駆動手段350の電動モータ35
1を回転駆動する。電動モータ351が駆動すると、そ
の駆動力が駆動歯車352、第1の中間歯車353、第
2の中間歯車354、入力歯車343を介してスパイラ
ルローラ341の回転軸341に伝達され、スパイラル
ローラ341が矢印372で示す方向に回転駆動せしめ
られる。スパイラルローラ341が回転することによ
り、ホッパ部330に落下せしめられているトナーがス
パイラルローラ341によって現像装置10に搬送され
る。
【0027】以上のようにして、ホッパ部330のトナ
ーが現像装置10に搬送されると、トナーカートリッジ
200の容器本体201内に収容されているトナーがト
ナー排出開口202を通して順次ホッパ部330に落下
せしめられる。スパイラルローラ341が作動してホッ
パ部330のトナーが現像装置10に搬送される際に
は、スパイラルローラ341の回転軸341aに装着さ
れた駆動レバー364が従動レバー363と係合し、該
従動レバー363を装着した作動軸361が戻しバネ3
65のばね力に抗して矢印370で示す方向に回動せし
められる。そして、作動軸361に装着された振動板作
動レバー362およびトナーカートリッジ振動レバー3
67、367が図9において2点鎖線で示される所定角
度位置まで回動すると、駆動レバー364と従動レバー
363との係合が外れ、作動軸361は戻しバネ365
のばね力によって矢印371で示す方向に回動されるた
め、作動軸361に装着された振動板作動レバー362
が振動板205の被作用部208を叩くとともに、作動
軸361に装着されたトナーカートリッジ振動レバー3
67、367がトナーカートリッジ200を構成する容
器本体201に形成されたフランジ203の下面を叩
く。これにより、振動板205が振動せしめられ、この
振動が容器本体201に収容されたトナーに伝達されて
塊状のトナーが崩れ流動性が与えられる。このとき、図
示の実施形態においては、振動板205を構成する振動
板本体206には複数個の振動ヒレ部206aが設けら
れているので、効果的にトナーに振動を与えることがで
きる。また、トナーカートリッジ振動レバー367、3
67によってフランジ203の下面が叩かれた容器本体
201の振動せしめられ、この振動が容器本体201に
収容されたトナーに伝達されて流動性が与えられる。こ
の作用はスパイラルローラ341の回転軸341aは1
回転する毎に行われるので、トナー補給装置の作動中は
間欠的に容器本体201に収容されたトナーに振動が与
えられるため、トナーが固まることはない。
【0028】次に、トナーカートリッジ200の容器本
体201に収納されているトナーが消費され、トナーカ
ートリッジ200をトナーカートリッジ受体300から
取り出す動作について説明する。トナーカートリッジ2
00をトナーカートリッジ受体300から取り出す際
も、図2に示すように機体ハウジング2の前面の一部を
構成する開閉カバー2aを手前側に倒して開放し、案内
トレー310を折り畳み位置から図3に示す案内位置に
回動する。なお、上記のように、案内トレー310を折
り畳み位置から案内位置に回動するすると、上記シャッ
タ部材250を構成する第2の部分252も薄肉部25
3を中心として回動し、図6に示す水平状態に戻され
る。
【0029】次に、トナーカートリッジ装着部320の
所定位置に装着されているトナーカートリッジ200の
容器本体201を手前側に引くと、容器本体201の下
面を構成するフランジ203がトナーカートリッジ装着
部320の両側部に形成された案内溝321、321に
案内されつつ手前側に移動し、案内トレー310上に位
置するシャッタ部材250上に位置付けられる。そし
て、トナーカートリッジ200の容器本体201を更に
手前側に引くと、トナーカートリッジ200の容器本体
201とともにシャッタ部材250を案内トレー310
から取り外すことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明による画像形成機のトナー補給装
置は以上のように構成されているので、以下の作用効果
を奏する。
【0031】即ち、本発明によれば、トナーカートリッ
ジには、容器本体の内面に一端部が装着され他端部がシ
ール部材を剥離した状態で該トナー排出開口から突出す
る振動板が配設されており、該振動板の他端部に振動板
作動手段が作用し、振動板が振動せしめられる。このた
め、振動板の振動が容器本体に収容されたトナーに伝達
されるので、塊状のトナーが崩れ流動性が与えられる。
従って、容器本体内に収容されたトナーが容器本体の下
部において所謂ブリッジ現象を生ずることはなく、円滑
に流下せしめられる。
【0032】
【0033】更に、上記振動板作動手段には容器本体の
下面に作用するトナーカートリッジ振動レバーが設けら
れているので、容器本体が振動せしめられ、この振動が
容器本体に収容されたトナーに伝達されて更に流動性が
与えられるため、トナーが固まることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたトナー補給装置を装
備した画像形成機の一実施形態を示す概略構成断面図。
【図2】図1の画像形成機の斜視図。
【図3】図1の画像形成機に装着されるトナー補給装置
を構成するトナーカートリッジとトナーカートリッジ受
体とを分解して示す斜視図。
【図4】図3に示すトナーカートリッジの一部を破断し
て示す側面図。
【図5】図3に示すトナーカートリッジに装着される振
動板の正面図。
【図6】図3に示すトナーカートリッジのシャッター部
材を開放した状態示す斜視図。
【図7】図1の画像形成機に装着されるトナー補給装置
を構成するトナーカートリッジ受体の一部を破断して示
す正面図。
【図8】図7に示すトナーカートリッジ受体の平面図。
【図9】図7に示すトナーカートリッジ受体の要部断面
図。
【図10】図7に示すトナーカートリッジ受体に配設さ
れる振動板作動手段の斜視図。
【符号の説明】
2:機体ハウジング 2a:前カバー 4:静止透明板 5:原稿押さえ板 6:感光体ドラム 8:帯電用コロナ放電器 10:現像装置 12:転写用コロナ放電器 14:剥離用コロナ放電器 16:クリーニングユニット 18:除電ランプ 20:照射ランプ 22:第1のミラー 24:第2のミラー 26:第3のミラー 28:レンズ 30:第4のミラー 32:転写紙供給装置 34a、34b:転写紙カセット 36a、36b:転写紙送出ローラ 38a、38b:さばきローラ対 40:案内路 42、44:搬送ローラ対 46:レジストローラ対 48:転写紙搬送ベルト機構 50:定着装置 52:定着ローラ対 54:排出ローラ対 100:トナー補給装置 200:トナーカートリッジ 201:トナーカートリッジの容器本体 202:トナー排出開口 203:フランジ 205:振動板 210:シール部材 220:巻取軸 250:シャッタ部材 300:トナーカートリッジ受体 310:案内トレー 320:トナーカートリッジ装着部 330:ホッパ部 340:トナー搬送手段 341:スパイラルローラ 343:入力歯車 350:駆動手段 351:電動モータ 360:振動板作動手段 361:作動軸 362:振動板作動レバー 363:従動レバー 364:駆動レバー 365:戻しバネ 366:トナーカートリッジ振動レバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収納し下面にトナー排出開口を
    備えた容器本体と、該容器本体の下面に剥離可能に装着
    され該トナー排出開口を閉塞するシール部材とを有する
    トナーカートリッジと、 機体に配設され該トナーカートリッジを着脱可能に装着
    するトナーカートリッジ受体と、を具備する画像形成機
    のトナー補給装置において、 該トナーカートリッジには、該容器本体の内面に一端部
    が装着され他端部が該シール部材を剥離した状態で該ト
    ナー排出開口から突出する振動板が配設されており、 該トナーカートリッジ受体には、回動可能な作動軸と、
    該作動軸を所定方向に所定角度回動せしめる駆動機構
    と、該作動軸を該所定方向と反対方向に回動すべく付勢
    する付勢部材と、該作動軸に装着され該作動軸が該所定
    方向と反対方向に回動されると該振動板の他端部に作用
    し該振動板を振動せしめる振動板作動レバーとを具備す
    る振動板作動手段が配設されている、 ことを特徴とする画像形成機のトナー補給装置。
  2. 【請求項2】 該振動板作動手段を構成する該作動軸に
    は、該作動軸が該所定方向と反対方向に回動されると該
    トナーカートリッジを構成する該容器本体の下面に当接
    するトナーカートリッジ振動レバーが設けられている、
    請求項記載の画像形成機のトナー補給装置。
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