JPS6325162B2 - - Google Patents
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- JPS6325162B2 JPS6325162B2 JP58068789A JP6878983A JPS6325162B2 JP S6325162 B2 JPS6325162 B2 JP S6325162B2 JP 58068789 A JP58068789 A JP 58068789A JP 6878983 A JP6878983 A JP 6878983A JP S6325162 B2 JPS6325162 B2 JP S6325162B2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- bank
- face
- cylinder block
- rear end
- Prior art date
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- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 11
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 9
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 4
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/04—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
- F01M13/0416—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil arranged in valve-covers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/02—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure
- F01M13/021—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure
- F01M13/022—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction
- F01M13/023—Control valves in suction conduit
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1824—Number of cylinders six
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/20—SOHC [Single overhead camshaft]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、V型エンジンに関する。
(従来技術)
従来、V型エンジンにおいて、特開昭55−
114845号公報および実開昭58−137807号公報に示
されるように、一方のバンクを他方のバンクに対
してクランクシヤフトの軸方向にずらせることに
より、前記一方のバンクの前方と他方のバンクの
後方とに空間部をそれぞれ形成し、この両空間部
にクランクシヤフトで駆動されるエンジン補機を
振り分けて配設することにより、エンジンの全体
形状を小さくすることは知られている。
114845号公報および実開昭58−137807号公報に示
されるように、一方のバンクを他方のバンクに対
してクランクシヤフトの軸方向にずらせることに
より、前記一方のバンクの前方と他方のバンクの
後方とに空間部をそれぞれ形成し、この両空間部
にクランクシヤフトで駆動されるエンジン補機を
振り分けて配設することにより、エンジンの全体
形状を小さくすることは知られている。
ところが、このような構造のV型エンジンはシ
リンダの形成に要するだけの大きさになるように
シリンダブロツクの端面がずれて形成されている
ため、シリンダヘツド上面からのオイルリターン
通路をシリンダブロツク内に形成しようとした場
合、十分な断面積を有するオイルリターン通路を
確保できず、オイル回収が不十分になるという不
具合がある。このことは、特に、ヘツドに供給さ
れるオイル量が多くなるOHC方式のV型エンジ
ンでは大きな問題となる。
リンダの形成に要するだけの大きさになるように
シリンダブロツクの端面がずれて形成されている
ため、シリンダヘツド上面からのオイルリターン
通路をシリンダブロツク内に形成しようとした場
合、十分な断面積を有するオイルリターン通路を
確保できず、オイル回収が不十分になるという不
具合がある。このことは、特に、ヘツドに供給さ
れるオイル量が多くなるOHC方式のV型エンジ
ンでは大きな問題となる。
(発明の目的)
本発明は、V型エンジンにおいて、各バンクの
端部付近に生ずる空間部を利用して、その部分に
オイルリターン通路を形成し、クランクケース内
へのオイル回収の向上を図つたV型エンジンを提
供することを目的とする。
端部付近に生ずる空間部を利用して、その部分に
オイルリターン通路を形成し、クランクケース内
へのオイル回収の向上を図つたV型エンジンを提
供することを目的とする。
また、本発明は、シリンダヘツドの共通化が可
能であるV型エンジンを提供することも目的とす
る。
能であるV型エンジンを提供することも目的とす
る。
(発明の構成)
本発明は、第1バンクのシリンダを第2バンク
のシリンダよりも前端部から離隔するようにクラ
ンクシヤフトの軸方向にずらせて配置したV型エ
ンジンの改良に関するものである。
のシリンダよりも前端部から離隔するようにクラ
ンクシヤフトの軸方向にずらせて配置したV型エ
ンジンの改良に関するものである。
本発明は、上述した目的を達成するために、前
記V型エンジンにおいて、シリンダブロツクの前
後端面を第1および第2バンクにおいて面一とす
るとともに、それに対応してシリンダヘツドが延
長形成され、前記第1バンクにおける前端部に近
い部分および第2バンクにおける後端部に近い部
分の少なくとも一方に対応するシリンダブロツク
の部位および該部位に対応する上記シリンダヘツ
ドの延長部に、上端がシリンダヘツド上面に開口
し、シリンダヘツド延長部と対応するシリンダブ
ロツクとの合せ面を介して下部がクランクケース
内に連通するオイルリターン通路を形成したこと
を特徴とするものである。
記V型エンジンにおいて、シリンダブロツクの前
後端面を第1および第2バンクにおいて面一とす
るとともに、それに対応してシリンダヘツドが延
長形成され、前記第1バンクにおける前端部に近
い部分および第2バンクにおける後端部に近い部
分の少なくとも一方に対応するシリンダブロツク
の部位および該部位に対応する上記シリンダヘツ
ドの延長部に、上端がシリンダヘツド上面に開口
し、シリンダヘツド延長部と対応するシリンダブ
ロツクとの合せ面を介して下部がクランクケース
内に連通するオイルリターン通路を形成したこと
を特徴とするものである。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図ないし第3図に示すOHC方式のV型エ
ンジン1は、V字状に左右に配設された第1バン
ク2および第2バンク3を有し、しかしてそのシ
リンダブロツク4の下面にオイルパン5が取付け
られている。このオイルパン5とシリンダブロツ
ク4下部とで構成されたクランクケース6にクラ
ンクシヤフト7が設けられている。
ンジン1は、V字状に左右に配設された第1バン
ク2および第2バンク3を有し、しかしてそのシ
リンダブロツク4の下面にオイルパン5が取付け
られている。このオイルパン5とシリンダブロツ
ク4下部とで構成されたクランクケース6にクラ
ンクシヤフト7が設けられている。
第1バンク2および第2バンク3の、シリンダ
ブロツク4上面に気密接合されたシリンダヘツド
8,9にはカムシヤフト10,11がそれぞれ設
けられ、該カムシヤフト10,11がクランクシ
ヤフト7にそれらの前端部10a,11aで連係
され、それによつて、カフシヤフト10,11と
クランクシヤフト7とが同時回転可能となつてい
る。すなわち、カムシヤフト10,11の前端部
10a,11aに固定されているタイミングプー
リ12,13と、クランクシヤフト7の前端部に
固定されているクランクプーリ14とにタイミン
グベルト15が巻き掛けられている。16,1
7,18はアイドラである。
ブロツク4上面に気密接合されたシリンダヘツド
8,9にはカムシヤフト10,11がそれぞれ設
けられ、該カムシヤフト10,11がクランクシ
ヤフト7にそれらの前端部10a,11aで連係
され、それによつて、カフシヤフト10,11と
クランクシヤフト7とが同時回転可能となつてい
る。すなわち、カムシヤフト10,11の前端部
10a,11aに固定されているタイミングプー
リ12,13と、クランクシヤフト7の前端部に
固定されているクランクプーリ14とにタイミン
グベルト15が巻き掛けられている。16,1
7,18はアイドラである。
シリンダブロツク4は、第1バンク2には偶数
番目のシリンダ,,が、第2バンク3には
奇数番目のシリンダ,,がそれぞれ形成さ
れ、しかして第1バンク2のシリンダ,,
は、第2バンク3のシリンダ,,よりも前
端部から離隔するようにクランクシヤフト7の軸
方向にずれるように配置されており(第4図参
照)、さらに、その前後端面を第1バンク2およ
び第2バンク3において略面一とするとともに、
それに対応してシリンダヘツド8,9が延長形成
される(第3図参照)。
番目のシリンダ,,が、第2バンク3には
奇数番目のシリンダ,,がそれぞれ形成さ
れ、しかして第1バンク2のシリンダ,,
は、第2バンク3のシリンダ,,よりも前
端部から離隔するようにクランクシヤフト7の軸
方向にずれるように配置されており(第4図参
照)、さらに、その前後端面を第1バンク2およ
び第2バンク3において略面一とするとともに、
それに対応してシリンダヘツド8,9が延長形成
される(第3図参照)。
21は燃焼室で、シリンダヘツド8,9と、各
シリンダ,,,,,のシリンダ壁
と、ピストン22とにより囲まれた部分に形成さ
れている(第2図参照)。
シリンダ,,,,,のシリンダ壁
と、ピストン22とにより囲まれた部分に形成さ
れている(第2図参照)。
23は吸気管で、燃焼室21内に吸気を供給す
る吸気通路24を形成している。この吸気管23
は、上流端がエアクリーナ25に接続され、かつ
途中にスロツトルバルブ26を有する気化器27
が介設された集合管部23aと、該集合管部23
aの下流端からサージタンク27を介して分岐さ
れた分岐管部23b,23b,……とからなり、
各分岐管部23bは吸気通路24の下流端として
の吸気ポート24aを介して各シリンダの燃焼室
21に連通している。
る吸気通路24を形成している。この吸気管23
は、上流端がエアクリーナ25に接続され、かつ
途中にスロツトルバルブ26を有する気化器27
が介設された集合管部23aと、該集合管部23
aの下流端からサージタンク27を介して分岐さ
れた分岐管部23b,23b,……とからなり、
各分岐管部23bは吸気通路24の下流端として
の吸気ポート24aを介して各シリンダの燃焼室
21に連通している。
28は排気管で、燃焼室21内の排気を外部に
排出する排気通路29を形成している。30は吸
気ポート24aの燃焼室21への開口部を開閉す
る吸気バルブ、31は排気通路29の上流端とし
ての排気ポート29aの燃焼室21への開口部を
開閉する排気バルブである。吸気バルブ30およ
び排気バルブ31は、シリンダヘツド8,9に設
けられたカムシヤフト10,11によつて開閉駆
動されるようになつている。32は点火プラグ、
33はシリンダブロツク4内のオイルギヤラリで
ある。
排出する排気通路29を形成している。30は吸
気ポート24aの燃焼室21への開口部を開閉す
る吸気バルブ、31は排気通路29の上流端とし
ての排気ポート29aの燃焼室21への開口部を
開閉する排気バルブである。吸気バルブ30およ
び排気バルブ31は、シリンダヘツド8,9に設
けられたカムシヤフト10,11によつて開閉駆
動されるようになつている。32は点火プラグ、
33はシリンダブロツク4内のオイルギヤラリで
ある。
前記シリンダブロツク4の第1バンク2と第2
バンク3との間には比較的小径の連通孔34,3
4……を通じてクランクケース6内と連通する密
閉状の圧力緩衝室35が形成されており、各燃焼
室21からクランクケース6内へ漏れ出るブロー
バイガスの爆発膨張行程での漏れ量の増加や各ピ
ストン22のポンプ作用により、クランクケース
6内部の圧力が変動することを圧力緩衝室35に
よつて緩和するようにしている。
バンク3との間には比較的小径の連通孔34,3
4……を通じてクランクケース6内と連通する密
閉状の圧力緩衝室35が形成されており、各燃焼
室21からクランクケース6内へ漏れ出るブロー
バイガスの爆発膨張行程での漏れ量の増加や各ピ
ストン22のポンプ作用により、クランクケース
6内部の圧力が変動することを圧力緩衝室35に
よつて緩和するようにしている。
圧力緩衝室35の左右の側壁は第1バンク2お
よび第2バンク3のシリンダブロツク4の対向す
る壁部4a,4aで構成され、また、前後の側壁
はシリンダブロツク4のクランクシヤフト軸方向
の端縁部に第1バンク2および第2バンク3を連
絡するように一体形成した壁部4b,4bで構成
されている。圧力緩衝室35の上部はシール材3
6を介して蓋部材37で気密閉塞されており、該
蓋部材37は圧力緩衝室35内底面に突設したリ
ブ4c,4c……にボルト止めされている。蓋部
材37の一方の縁部は、吸気負圧が設定値以下に
なつたときに開く圧力コントロール弁38を介設
した連通路39を通じて、サージタンク27内の
吸気通路24に連通されている。これによつて、
スロツトルバルブ26下流の吸気通路24内に生
ずる吸気負圧により、クランクケース6内のブロ
ーバイガスを圧力緩衝室35内へ吸引した後、連
通路39を通じて吸気通路24内へ供給して吸気
とともに各燃焼室21にて燃焼処理するように構
成されている。
よび第2バンク3のシリンダブロツク4の対向す
る壁部4a,4aで構成され、また、前後の側壁
はシリンダブロツク4のクランクシヤフト軸方向
の端縁部に第1バンク2および第2バンク3を連
絡するように一体形成した壁部4b,4bで構成
されている。圧力緩衝室35の上部はシール材3
6を介して蓋部材37で気密閉塞されており、該
蓋部材37は圧力緩衝室35内底面に突設したリ
ブ4c,4c……にボルト止めされている。蓋部
材37の一方の縁部は、吸気負圧が設定値以下に
なつたときに開く圧力コントロール弁38を介設
した連通路39を通じて、サージタンク27内の
吸気通路24に連通されている。これによつて、
スロツトルバルブ26下流の吸気通路24内に生
ずる吸気負圧により、クランクケース6内のブロ
ーバイガスを圧力緩衝室35内へ吸引した後、連
通路39を通じて吸気通路24内へ供給して吸気
とともに各燃焼室21にて燃焼処理するように構
成されている。
また、スロツトルバルブ26上流の吸気通路2
4と第1バンク2および第2バンク3のシリンダ
ヘツド8,9内部とは連通路40を通じて連通さ
れている。第1バンク2におけるカムシヤフト1
0の前端部10aに近い部分に対応したシリンダ
ブロツク4の部位および該部位に対応する上記シ
リンダヘツド8の延長部に上端が開口し、シリン
ダヘツド8延長部と対応するシリンダブロツク4
との合せ面を介して下部がクランクケース6内に
連通する前側オイルリターン通路41を形成し、
該前側オイルリターン通路には圧力緩衝室35お
よび連通孔34が連通している。一方、第2バン
ク3におけるカムシヤフト11の前端部11aと
は反対側の後端部11bに近い部分に対応したシ
リンダブロツク4の部位および該部位に対応する
上記シリンダヘツド9の延長部に上端が開口し、
シリンダヘツド9延長部と対応するシリンダブロ
ツク4との合せ面を介して下部がクランクケース
6内に連通する後側オイルリターン通路42を形
成し、該後側オイルリターン通路には圧力緩衝室
35および連通孔34が連通している。なお、一
般に、エンジン1は前部が上がり後部が下がるこ
とが多いことから、後部においては速やかにオイ
ルをクランクケース6内に回収したいという要求
があるので、後側リターン通路42のみ、その連
通部42aを通じてクランクケース6内部に直接
的に連通するようにしている(第5図参照)。
4と第1バンク2および第2バンク3のシリンダ
ヘツド8,9内部とは連通路40を通じて連通さ
れている。第1バンク2におけるカムシヤフト1
0の前端部10aに近い部分に対応したシリンダ
ブロツク4の部位および該部位に対応する上記シ
リンダヘツド8の延長部に上端が開口し、シリン
ダヘツド8延長部と対応するシリンダブロツク4
との合せ面を介して下部がクランクケース6内に
連通する前側オイルリターン通路41を形成し、
該前側オイルリターン通路には圧力緩衝室35お
よび連通孔34が連通している。一方、第2バン
ク3におけるカムシヤフト11の前端部11aと
は反対側の後端部11bに近い部分に対応したシ
リンダブロツク4の部位および該部位に対応する
上記シリンダヘツド9の延長部に上端が開口し、
シリンダヘツド9延長部と対応するシリンダブロ
ツク4との合せ面を介して下部がクランクケース
6内に連通する後側オイルリターン通路42を形
成し、該後側オイルリターン通路には圧力緩衝室
35および連通孔34が連通している。なお、一
般に、エンジン1は前部が上がり後部が下がるこ
とが多いことから、後部においては速やかにオイ
ルをクランクケース6内に回収したいという要求
があるので、後側リターン通路42のみ、その連
通部42aを通じてクランクケース6内部に直接
的に連通するようにしている(第5図参照)。
前述した如く、各シリンダヘツド8,9の内部
とクランクケース6の内部とが前側オイルリター
ン通路41および後側オイルリターン通路42を
通じて連通されているので、連通路39を通じて
の前記吸気負圧によるガス吸引によりクランクケ
ース6内部の圧力が低下すると、連通路40から
スロツトルバルブ26上流の吸気通路24内の吸
気をクランクケース6内に導入して、クランクー
ス6内を換気するようになつている。
とクランクケース6の内部とが前側オイルリター
ン通路41および後側オイルリターン通路42を
通じて連通されているので、連通路39を通じて
の前記吸気負圧によるガス吸引によりクランクケ
ース6内部の圧力が低下すると、連通路40から
スロツトルバルブ26上流の吸気通路24内の吸
気をクランクケース6内に導入して、クランクー
ス6内を換気するようになつている。
43はバツフル板で、圧力緩衝室35内のオイ
ル飛沫が連通路39に直接吸引されることを防止
するものである。
ル飛沫が連通路39に直接吸引されることを防止
するものである。
上記のように構成すれば、シリンダヘツド8,
9における動弁系より生ずるオイルを、通路面積
の比較的広い前側オイルリターン通路41および
後側オイルリターン通路42を通じて、クランク
ケース6内へ早期に回収することができるととも
に、エンジンの燃焼室21からクランクケース6
内へ漏れ出るブローバイガス量の爆発膨張行程で
の増加や各ピストン22のポンプ作用によつてク
ランクケース6内の圧力が変動しても、クランク
ケース6内部と連通孔34,34……を介して連
通する圧力緩衝室35により圧力変動が緩和され
る。また、シリンダヘツド8,9内部での圧力変
動も、前側オイルリターン通路41および後側オ
イルリターン通路42を介して連通する圧力緩衝
室35により緩和されることになる。
9における動弁系より生ずるオイルを、通路面積
の比較的広い前側オイルリターン通路41および
後側オイルリターン通路42を通じて、クランク
ケース6内へ早期に回収することができるととも
に、エンジンの燃焼室21からクランクケース6
内へ漏れ出るブローバイガス量の爆発膨張行程で
の増加や各ピストン22のポンプ作用によつてク
ランクケース6内の圧力が変動しても、クランク
ケース6内部と連通孔34,34……を介して連
通する圧力緩衝室35により圧力変動が緩和され
る。また、シリンダヘツド8,9内部での圧力変
動も、前側オイルリターン通路41および後側オ
イルリターン通路42を介して連通する圧力緩衝
室35により緩和されることになる。
なお、本発明は、6気筒以外のOHC方式の多
気筒V型エンジンにも適用できるのは言うまでも
ない。
気筒V型エンジンにも適用できるのは言うまでも
ない。
また、第3図において鎖線で示すように、カム
シヤフト10の前端部10aに近い部分すなわち
前側オイルリターン通路41に対応した部分にギ
ヤ44を固定し、しかしてデイストリビユータ等
のエンジン補機の駆動ギヤ45が前記ギヤ44に
噛合するエンジン補助駆動部を配設するようにし
てもよい。カムシヤフト11の後端部11bに近
い部分すなわち後側オイルリターン通路42に対
応する部分についても同様である。さらに、上述
の前側オイルリターン通路41および後側オイル
リターン通路42は、必要によりいずれか一方に
設けてもよい。
シヤフト10の前端部10aに近い部分すなわち
前側オイルリターン通路41に対応した部分にギ
ヤ44を固定し、しかしてデイストリビユータ等
のエンジン補機の駆動ギヤ45が前記ギヤ44に
噛合するエンジン補助駆動部を配設するようにし
てもよい。カムシヤフト11の後端部11bに近
い部分すなわち後側オイルリターン通路42に対
応する部分についても同様である。さらに、上述
の前側オイルリターン通路41および後側オイル
リターン通路42は、必要によりいずれか一方に
設けてもよい。
(発明の効果)
本発明は、上記のように、V型エンジンにおい
て、端部に近い部分に対応するシリンダブロツク
の部位に生ずる空間部を利用して、その部分にオ
イルリターン通路を形成したので、シリンダヘツ
ドの動弁系より出たオイルをクランクケース内へ
早期に回収することができ、また、シリンダヘツ
ドの共通化も可能となる。
て、端部に近い部分に対応するシリンダブロツク
の部位に生ずる空間部を利用して、その部分にオ
イルリターン通路を形成したので、シリンダヘツ
ドの動弁系より出たオイルをクランクケース内へ
早期に回収することができ、また、シリンダヘツ
ドの共通化も可能となる。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
V型エンジンの概略正面図、第2図はクランクシ
ヤフトの軸方向に直交する方向での縦断面図、第
3図はV型エンジンの概略平面図、第4図はシリ
ンダブロツクの平面図、第5図はシリンダブロツ
クの後面図、第6図はシリンダブロツクの中央縦
断面図である。 1……V型エンジン、2……第1バンク、3…
…第2バンク、4……シリンダブロツク、6……
クランクケース、7……クランクシヤフト、8,
9……シリンダヘツド、10,11……カムシヤ
フト、10a,11a……前端部、41……前側
オイルリターン通路、42……後側オイルリター
ン通路。
V型エンジンの概略正面図、第2図はクランクシ
ヤフトの軸方向に直交する方向での縦断面図、第
3図はV型エンジンの概略平面図、第4図はシリ
ンダブロツクの平面図、第5図はシリンダブロツ
クの後面図、第6図はシリンダブロツクの中央縦
断面図である。 1……V型エンジン、2……第1バンク、3…
…第2バンク、4……シリンダブロツク、6……
クランクケース、7……クランクシヤフト、8,
9……シリンダヘツド、10,11……カムシヤ
フト、10a,11a……前端部、41……前側
オイルリターン通路、42……後側オイルリター
ン通路。
Claims (1)
- 1 第1バンクのシリンダを第2バンクのシリン
ダよりも前端部から離隔するようにクランクシヤ
フトの軸方向にずらせて配置したV型エンジンに
おいて、シリンダブロツクの前後端面を第1およ
び第2バンクにおいて略面一とするとともに、そ
れに対応してシリンダヘツドが延長形成され、前
記第1バンクにおける前端部に近い部分および第
2バンクにおける後端部に近い部分の少くとも一
方に対応するシリンダブロツクの部位および該部
位に対応する上記シリンダヘツドの延長部に、上
端がシリンダヘツド上面に開口し、シリンダヘツ
ド延長部と対応するシリンダブロツクとの合せ面
を介して下部がクランクケース内に連通するオイ
ルリターン通路を形成したことを特徴とするV型
エンジン。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58068789A JPS59194018A (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | V型エンジン |
DE19843414710 DE3414710A1 (de) | 1983-04-18 | 1984-04-18 | Verbrennungsmotor mit v-foermiger zylinderanordnung |
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JP58068789A JPS59194018A (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | V型エンジン |
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JPS59194018A JPS59194018A (ja) | 1984-11-02 |
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