JPS6237933Y2 - - Google Patents

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JPS6237933Y2
JPS6237933Y2 JP1982202345U JP20234582U JPS6237933Y2 JP S6237933 Y2 JPS6237933 Y2 JP S6237933Y2 JP 1982202345 U JP1982202345 U JP 1982202345U JP 20234582 U JP20234582 U JP 20234582U JP S6237933 Y2 JPS6237933 Y2 JP S6237933Y2
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    • F01M13/04—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
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    • F01M13/022—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はＶ型内燃機関用ブローバイガス還元装
置の改良に関する。
（従来の技術） 内燃機関においては、ピストンとシリンダ壁の
間からクランクケースに洩れ出る所謂ブローバイ
ガスは多量の炭化水素（HC）を含むので、吸気
負圧を利用して吸気中に還元される。そして、こ
のブローバイガスには潤滑油が伴走し易いので、
還元経路の途中にブロツクチヤンバを介してオイ
ルセパレータを介設し、これによりブローバイガ
ス中に含まれる潤滑油を分離除去している。又ブ
ローバイガスは一般に吸気マニホルドに導かれる
が、通気面積を調整して、ブローバイガス量をエ
ンジンの作動状態に応じて流量を制御するPCV
バルブ（Positive Crankcase Ventilation
Valve）が装備される。
（考案が解決しようとする問題点） 斯かる構造に於いてはクランクケース内とブロ
ツクチヤンバとを連通する通路及びオイルセパレ
ータとPCVバルブとを連通する通路の温度が低
下するとこの通路内を流れるブローバイガス中の
水分が氷結してPCVバルブの正常な作動が阻害
される虞れがある。
一方、前述の構造をＶ型を成す左右両シリンダ
部を有して成るＶ型内燃機関に適用した場合にお
いては特に前記オイルセパレータ、PCVバルブ
等合理的配置、PCVバルブの脱着性の良否が問
題となる。即ちオイルセパレータ、PCVバルブ
等を左右のシリンダ部間以外の場所に配設したの
ではＶ型内燃機関が大型化してしまい、又実願昭
53−16407号に開示してあるようにPCVバルブ
（ブレザ弁）１１をユニツト９内に内装したので
は該バルブ１１の着脱性が悪くなつてメンテナン
ス性の悪化を招く。
本考案は斯かる問題に鑑みて成されたもので、
その目的とする処は、PCVバルブ、オイルセパ
レータ等を取付けてもＶ型内燃機関のコンパクト
化が図れ、ブローバイガス中の水分の氷結を防止
してPCVバルブの良好な作動を確保するととも
に、該PCVバルブの脱着性を良好ならしめるＶ
型内燃機関用ブローバイガス還元装置を提供する
にある。
（問題点を解決するための手段） 斯かる目的を達成すべく本考案はＶ型を成す左
右のシリンダ部と、該シリンダ部間の上方に位置
する吸気マニホルドとを備えるＶ型内燃機関に取
付けられ、該内燃機関のクランクケース内のブロ
ーバイガスをオイルセパレータ及びPCVバルブ
を介して吸気系に還元するＶ型内燃機関用ブロー
バイガス還元装置において、前記左右のシリンダ
部基部間にブロツクチヤンバを形成し、該ブロツ
クチヤンバとクランクケース内を連通する通路を
前記シリンダ部壁部と一体に成形し前記ブロツク
チヤンバ上部に該チヤンバに連通するオイルセパ
レータを配設し、前記吸気マニホルド上部に
PCVバルブ取付部を形成し、前記オイルセパレ
ータとPCVバルブとを連通する通路及びPCVバ
ルブ取付部を前記吸気マニホルドに一体成形した
ことを特徴とする。
（作用） 左右のシリンダ部基部間にブロツクチヤンバと
オイルセパレータを設け、この上方にPCVバル
ブを配設したのでＶ型内燃機関のコンパクト化を
図ることができ、又PCVバルブは吸気マニホル
ド上部に配設するのでPCVバルブの着脱性が良
くメンテナンス性を向上させることができる。又
ブロツクチヤンバとクランクケース内を連通する
通路をシリンダ部壁部と一体に成形するとともに
オイルセパレータとPCVバルブとを連通する通
路を吸気マニホルドに一体成形したのでこれらの
通路を流れるブローバイガスの保温効果を促進
し、ブローバイガス中に含まれる水分が氷結して
PCVバルブの正常な作動が阻外される事態の発
生を有効に防止することができる。
（実施例） 以下に本考案の好適一実施例を添附図面に基づ
いて詳述する。
第１図は本考案に係るブローバイガス還元装置
を装備して成るＶ型内燃機関要部の一部破断正面
図、第２図はオイルセパレータの平面図、第３図
は同底面図、第４図は第２図４−４線断面図であ
る。
第１図に示すＶ型内燃機関１において２はシリ
ンダブロツクであり、該シリンダブロツク２はＶ
型を成す左右のシリンダ部３，３を有しており、
各シリンダ部３内に形成されるシリンダ３ａ内に
はピストン４が摺動自在に嵌合している。そし
て、このピストン４はコンロツド５を介して第１
図中紙面垂直方向に延びるクランクケース６に連
結されている。尚クランクケース６はシリンダブ
ロツク２の下面に形成される半割軸受部２ａとシ
リンダブロツク２下面にボルト結合されるベアリ
ングキヤツプ７の半割軸受部７ａ間に回転自在に
支承されている。
又シリンダブロツク２の下方には潤滑油を溜め
るオイルパン８が設けられ、これの内部はクラン
ク室S1を構成している。
一方、シリンダブロツク２の両シリンダ部３，
３間には図示の如く上面が開口したブロツクチヤ
ンバS2が形成されている。又両シリンダ部３，３
間上部には吸気マニホルド９が設けられており、
該マニホルド９を構成する各分岐管９ａはシリン
ダヘツド１０に設けられた吸気ポートに連結され
ている。
ところで、各シリンダ部３の壁部にはクランク
室S1とシリンダヘツド１０の上部に形成されるカ
ム室Scとを連通する通路１１、カム室Scと、前
記ブロツクチヤンバS2とを連通する通路１２が
夫々壁部に一体に形成されている。そして、ブロ
ツクチヤンバS2の上部にはオイルセパレータ１３
が、前記吸気マニホルド９の上部にはPCVバル
ブ１４を取付けるPCVバルブ取付部が夫々固設
されており、これらオイルセパレータ１３と
PCVバルブ１４とは吸気マニホルド９に一体成
形された通路１５にて相連通している。又前記
PCVバルブ取付部は吸気マニホルド９に、一体
に形成される。更に上記PCVバルブ１４からは
パイプ１６が導出し、該パイプ１６の他端は図示
の如く吸気マニホルド９に連結されている。
前記オイルセパレータ１３は第２図乃至第４図
に示す如く矩形のセパレータ室S3を有しており、
該セパレータ室S3内は複数の隔壁１３ａ，１３
ｂ，１３ｃ，１３ｄ，１３ｅにて迷路状に区画さ
れている。そして、セパレータ室S3の下面にはガ
ス入口孔１７，１７が、上面にはガス出口孔１８
が夫々開口している。
而して機関作動中、ピストン４とシリンダ３ａ
との間からクランクケースS1に洩れ出るブローバ
イガスは第１図中矢印にて示す如く吸入負圧に引
かれて各シリンダ部３に形成された通路１１、カ
ム室Sc、通路１２を経てブロツクチヤンバS2内
に流入する。そして、このブローバイガスはオイ
ルセパレータ１３のガス入口孔１７，１７からセ
パレータ室S3に流入し、オイル分を除去された
後、ガス出口孔１８を経て一方の開口端１５ａを
介し、吸気マニホルド９に一体成形した通路１５
に至り、通路１５の他方の開口端１５ｂに装着さ
れるPCVバルブ１４及びパイプ１６を経て吸気
マニホルド９内を流れる吸気中に還元される。以
上において、クランクケースS1からブロツクチヤ
ンバS2に至る通路１１，１２を各シリンダブロツ
ク２、シリンダヘツド１０に形成し、ブロツクチ
ヤンバS2上部にオイルセパレータ１３を載置固定
するように構成し、オイルセパレータ１３及び
PCVバルブ１４を左右両シリンダ部３，３にコ
ンパクトに配置し、両者を連通する通路１５を吸
気マニホルド９に一体成形したため、上記一連の
ブローバイガス還元経路中に含まれる配管を最小
限に抑えて該経路の簡素化及び構成部品点数の削
減を図ることができるとともに各構成部品の脱着
性が容易となり、特にPCVバルブ１４を吸気マ
ニホルド９の上部に配置したため、該バルブ１４
の脱着性が著しく改善される。
更にブローバイガス通路１１，１２を各バンク
３に、ブロツクチヤンバS2を両シリンダ部３，３
のほぼ中央に、通路１５を吸気マニホルド９に
夫々一体に設けたため、これら通路１１，１２，
１５内を流れるブローバイガスの保温効果が促進
され、ブローバイガス中に含まれる水分が氷結し
てPCVバルブ１４の正常な作動が阻害される事
態の発生が有効に防がれる。
（考案の効果） 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、左
右のシリンダ部基部間にブロツクチヤンバとオイ
ルセパレータを設け、この上方にPCVバルブを
配設したので、Ｖ型内燃機関のコンパクト化を図
ることができ、又PCVバルブは吸気マニホルド
上部に配設するのでPCVバルブの着脱性が良く
メンテナンス性を向上させることができる。又ブ
ロツクチヤンバとクランクケース内を連通する通
路をシリンダ部壁部と一体に成形するとともにオ
イルセパレータとPCVバルブとを連通する通路
を吸気マニホルドに一体成形したのでこれらの通
路を流れるブローバイガスの保温効果を促進し、
ブローバイガス中に含まれる水分が氷結して
PCVバルブの正常な作動が阻外される事態の発
生を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
１図は本考案に係るブローバイガス還元装置を装
備して成るＶ型内燃機関要部の一部破断正面図、
第２図はオイルセパレータの平面図、第３図は同
底面図、第４図は第２図４−４線断面図である。 尚図面中１はＶ型内燃機関、２はシリンダブロ
ツク、３はシリンダ部、４はピストン、９は吸気
マニホルド、１０はシリンダヘツド、１１，１
２，１５はブローバイガス通路、１３はオイルセ
パレータ、１４はPCVバルブ、１６はパイプ、
S1はクランク室、S2はブロツクチヤンバ、S3はセ
パレータ室、Scはカム室である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 Ｖ型を成す左右のシリンダ部と、該シリンダ部
    間の上方に位置する吸気マニホルドとを備えるＶ
    型内燃機関に取付けられ、該内燃機関のクランク
    ケース内のブローバイガスをオイルセパレータ及
    びPCVバルブを介して吸気系に還元するＶ型内
    燃機関用ブローバイガス還元装置において、 前記左右のシリンダ部基部間にブロツクチヤン
    バを形成し、 該ブロツクチヤンバとクランクケース内を連通
    する通路を前記シリンダ部壁部と一体に成形し、 前記ブロツクチヤンバ上部に該チヤンバに連通
    するオイルセパレータを配設し、 前記吸気マニホルド上部にPCVバルブ取付部
    を形成し、 前記オイルセパレータとPCVバルブとを連通
    する通路及びPCVバルブ取付部を前記吸気マニ
    ホルドに一体成形したことを特徴とするＶ型内燃
    機関用ブローバイガス還元装置。
JP1982202345U 1982-12-24 1982-12-24 Ｖ型内燃機関用ブロ−バイガス還元装置 Granted JPS59100910U (ja)

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GB08334311A GB2134976B (en) 1982-12-24 1983-12-23 Blow-by gas returning system for v-type internal combustion engine

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