JPH025887B2 - - Google Patents
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- JPH025887B2 JPH025887B2 JP60024889A JP2488985A JPH025887B2 JP H025887 B2 JPH025887 B2 JP H025887B2 JP 60024889 A JP60024889 A JP 60024889A JP 2488985 A JP2488985 A JP 2488985A JP H025887 B2 JPH025887 B2 JP H025887B2
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- 239000003595 mist Substances 0.000 claims description 19
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 8
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 25
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M5/00—Heating, cooling, or controlling temperature of lubricant; Lubrication means facilitating engine starting
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/02—Arrangements of lubricant conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/02—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure
- F01M13/021—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure
- F01M13/022—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction
- F01M13/023—Control valves in suction conduit
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、内燃機関のクランク室と動弁カム室
とを連通するブリーザ装置に関するものである。
とを連通するブリーザ装置に関するものである。
(2) 従来の技術
従来内燃機関において、機関本体にクランク室
と動弁カム室とを連通するブリーザ通路を形成
し、それらの室間で吸気作用を行わせ、クランク
室内に発生したブローバイガスをブリーザ通路を
通し、動弁カム室を経由して吸気系へ還流させる
ようにしたものが知られている。
と動弁カム室とを連通するブリーザ通路を形成
し、それらの室間で吸気作用を行わせ、クランク
室内に発生したブローバイガスをブリーザ通路を
通し、動弁カム室を経由して吸気系へ還流させる
ようにしたものが知られている。
(3) 発明が解決しようとする問題点
ところでクランク室内に発生するブローバイガ
ス中にはオイルミストが混入するのを避けられな
いので、ブローバイガスがブリーザ通路を通過す
る間にできるだけそのオイルミストがブローバイ
ガスから予め分離されることが望ましいが、従来
のブリーザ通路にはかかるオイルミストの分離手
段が施されていなかつた。
ス中にはオイルミストが混入するのを避けられな
いので、ブローバイガスがブリーザ通路を通過す
る間にできるだけそのオイルミストがブローバイ
ガスから予め分離されることが望ましいが、従来
のブリーザ通路にはかかるオイルミストの分離手
段が施されていなかつた。
そこで本発明は、クランク室と動弁カム室間を
連通するブリーザ通路に改良を加えることにより
ブローバイガスが該ブリーザ通路を通る間にそこ
に混在するオイルミストを積極的に分離できるよ
うにした、構造簡単な内燃機関のブリーザ装置を
提供することを目的とするものである。
連通するブリーザ通路に改良を加えることにより
ブローバイガスが該ブリーザ通路を通る間にそこ
に混在するオイルミストを積極的に分離できるよ
うにした、構造簡単な内燃機関のブリーザ装置を
提供することを目的とするものである。
B 発明の構成
(1) 問題点を解決するための手段
上記目的達成のため本発明によれば、機関本体
にブリーザ通路を形成し、このブリーザ通路を通
して前記機関本体上部の動弁カム室とその下部の
クランク室とを連通してなる内燃機関のブリーザ
装置において、前記ブリーザ通路の、シリンダブ
ロツクに形成されるブロツク側ブリーザ通路の途
中には、絞り通路と、その絞り通路の上方に位置
し且つ該絞り通路と協働して、該ブロツク側ブリ
ーザ通路を通過するブローバスガイ中よりオイル
ミストを分離するための膨張室とが形成され、シ
リンダブロツクの、前記ブロツク側ブリーザ通路
の外側に隣接する外壁部には、前記絞り通路に対
応して内面に突部が、また外面に凹部がそれぞれ
形成され、さらに前記ブリーザ通路の、シリンダ
ヘツドに形成されるヘツド側ブリーザ通路の上端
部は、前記動弁カム室の底面の最高部位に開口さ
れる。
にブリーザ通路を形成し、このブリーザ通路を通
して前記機関本体上部の動弁カム室とその下部の
クランク室とを連通してなる内燃機関のブリーザ
装置において、前記ブリーザ通路の、シリンダブ
ロツクに形成されるブロツク側ブリーザ通路の途
中には、絞り通路と、その絞り通路の上方に位置
し且つ該絞り通路と協働して、該ブロツク側ブリ
ーザ通路を通過するブローバスガイ中よりオイル
ミストを分離するための膨張室とが形成され、シ
リンダブロツクの、前記ブロツク側ブリーザ通路
の外側に隣接する外壁部には、前記絞り通路に対
応して内面に突部が、また外面に凹部がそれぞれ
形成され、さらに前記ブリーザ通路の、シリンダ
ヘツドに形成されるヘツド側ブリーザ通路の上端
部は、前記動弁カム室の底面の最高部位に開口さ
れる。
(2) 作用
ブリーザ通路を流れるブローバイガスは、該通
路に形成される絞り通路および膨張室を順次通過
する間に該ガス中に混在するオイルミストが一次
的に分離されて、該ブリーザ通路を通してクラン
ク室側へ回収される。
路に形成される絞り通路および膨張室を順次通過
する間に該ガス中に混在するオイルミストが一次
的に分離されて、該ブリーザ通路を通してクラン
ク室側へ回収される。
また上記ブリーザ通路は、その上端が動弁カム
室の底面の最高部位に開口することから、該底面
を流れる潤滑油がブリーザ通路内に侵入してその
ブリーザ通路のブリーザ作用や上記オイルミスト
離作用を妨げる虞れはない。
室の底面の最高部位に開口することから、該底面
を流れる潤滑油がブリーザ通路内に侵入してその
ブリーザ通路のブリーザ作用や上記オイルミスト
離作用を妨げる虞れはない。
さらにシリンダブロツクの、前記ブロツク側ブ
リーザ通路外側に隣接する外壁部には、前記絞り
通路に対応して内面に突部が、また外面に凹部が
それぞれ形成されるから、上記外壁部の一部に単
に凹凸部を設けるだけで、ブリーザ通路内におい
て上記絞り通路を簡単に形成することができ、し
かもその絞り通路の特設によつても該外壁部には
内厚部が局部的に形成されることはない。
リーザ通路外側に隣接する外壁部には、前記絞り
通路に対応して内面に突部が、また外面に凹部が
それぞれ形成されるから、上記外壁部の一部に単
に凹凸部を設けるだけで、ブリーザ通路内におい
て上記絞り通路を簡単に形成することができ、し
かもその絞り通路の特設によつても該外壁部には
内厚部が局部的に形成されることはない。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説
明する。
明する。
直列四気筒水冷内燃機関の機関本体Eは、シリ
ンダブロツクBと、その上面にガスケツトGを介
して重合決着されるシリンダヘツドHとよりな
る。
ンダブロツクBと、その上面にガスケツトGを介
して重合決着されるシリンダヘツドHとよりな
る。
シリンダブロツクBはアルミ合金製であつて、
上半のシリンダ部1と下半のクランクケース部2
とよりなる。シリンダ1には複数のシリンダボア
3が直列される。相隣れるシリンダボア3間の隣
接境界壁5には、ウオータジヤケツトが存在せ
ず、所謂サイアミーズ型となつている。各シリン
ダボア3にはそれぞれシリンダライナ4が鋳込ま
れ、該ライナ4にピストン6が摺動自在に嵌合さ
れる。
上半のシリンダ部1と下半のクランクケース部2
とよりなる。シリンダ1には複数のシリンダボア
3が直列される。相隣れるシリンダボア3間の隣
接境界壁5には、ウオータジヤケツトが存在せ
ず、所謂サイアミーズ型となつている。各シリン
ダボア3にはそれぞれシリンダライナ4が鋳込ま
れ、該ライナ4にピストン6が摺動自在に嵌合さ
れる。
シリンダブロツクBのクランク室15を画成す
るクランクケース部2には、シリンダボア3の配
列方向に沿つて複数のジヤーナル壁7が一体に形
成され、これらのジヤーナル壁7の下部にはそれ
ぞれ軸受キヤツプ8が固着され、ジヤーナル壁7
と軸受キヤツプ8間に形成される軸受孔9には、
クランク軸10が回転自在に支承される。通常の
ようにクランク軸10はコンロツド11を介して
前記ピストン6に連結される。
るクランクケース部2には、シリンダボア3の配
列方向に沿つて複数のジヤーナル壁7が一体に形
成され、これらのジヤーナル壁7の下部にはそれ
ぞれ軸受キヤツプ8が固着され、ジヤーナル壁7
と軸受キヤツプ8間に形成される軸受孔9には、
クランク軸10が回転自在に支承される。通常の
ようにクランク軸10はコンロツド11を介して
前記ピストン6に連結される。
シリンダブロツクBのシリンダ部1には、シリ
ンダボア3を囲繞するようにウオータジヤケツト
12が形成され、これらのウオータジヤケツト1
2は、シリンダボア3の略全長に亘つて長く形成
される。
ンダボア3を囲繞するようにウオータジヤケツト
12が形成され、これらのウオータジヤケツト1
2は、シリンダボア3の略全長に亘つて長く形成
される。
前記シリンダヘツドH上には、動弁カム室13
が形成され、この動弁カム室13に動弁機構14
が設けられる。前記クランクケース部2の下面に
はオイルパン16が固着され、該オイルパン16
内に潤滑用オイルが貯留される。
が形成され、この動弁カム室13に動弁機構14
が設けられる。前記クランクケース部2の下面に
はオイルパン16が固着され、該オイルパン16
内に潤滑用オイルが貯留される。
機関本体Eの吸気側において、その長手方向の
一方に偏してブリーザ通路17が形成される、こ
のブリーザ通路17はシリンダブロツクBに形成
されるブロツク側ブリーザ通路17bと、シリン
ダヘツドHに形成されるヘツド側ブリーザ通路1
7hとよりなる、そしてブロツク側ブリーザ通路
17bの開口下端は、クランク室15に連通さ
れ、また前記ヘツド側ブリーザ通路17hの開口
上端は動弁カム室13の、傾斜した底面の最高部
位に開口される。
一方に偏してブリーザ通路17が形成される、こ
のブリーザ通路17はシリンダブロツクBに形成
されるブロツク側ブリーザ通路17bと、シリン
ダヘツドHに形成されるヘツド側ブリーザ通路1
7hとよりなる、そしてブロツク側ブリーザ通路
17bの開口下端は、クランク室15に連通さ
れ、また前記ヘツド側ブリーザ通路17hの開口
上端は動弁カム室13の、傾斜した底面の最高部
位に開口される。
前記ブロツク側ブリーザ通路17bは、その途
中に横断面の小さな絞り通路18が形成され、さ
らにその絞り通路18の上方には、該絞り通路1
8と協働して該ブロツク側ブリーザ通路17bを
通過するブローバイガス中のオイルミストを分離
するための、容積の大なる膨張室19が形成さ
れ、この膨張室19はシリンダブロツクBのデツ
キ面に開口され、前記ヘツド側ブリーザ通路17
hに連通される。而してシリンダブロツクBの、
前記ブロツク側ブリーザ通路17b外側に隣接す
る外壁部37には、前記絞り通路37に対応して
内面に突部37aが、また外面に凹部37bがそ
れぞれ形成されている。
中に横断面の小さな絞り通路18が形成され、さ
らにその絞り通路18の上方には、該絞り通路1
8と協働して該ブロツク側ブリーザ通路17bを
通過するブローバイガス中のオイルミストを分離
するための、容積の大なる膨張室19が形成さ
れ、この膨張室19はシリンダブロツクBのデツ
キ面に開口され、前記ヘツド側ブリーザ通路17
hに連通される。而してシリンダブロツクBの、
前記ブロツク側ブリーザ通路17b外側に隣接す
る外壁部37には、前記絞り通路37に対応して
内面に突部37aが、また外面に凹部37bがそ
れぞれ形成されている。
また機関本体Eの吸気側側面において、その長
手方向の他方に偏してシリンダブロツクBとシリ
ンダヘツドHとに跨がつて導気通路20が形成さ
れ、この導気通路20の上端は動弁カム室13に
連通され、またその下端はクランク室15に連通
される。前記導気通路20の、クランク室15近
くの途中には、横方向の膨張室21が形成されこ
の膨張室21は、シリンダブロツクBの側壁に開
口22され、この開口22に、従来公知のオイル
セパレータ23の入口24が接続され、このセパ
レータ23の出口25は、従来公知のPCVバル
ブ26を介して機関の吸気マニホールド27に連
通される。
手方向の他方に偏してシリンダブロツクBとシリ
ンダヘツドHとに跨がつて導気通路20が形成さ
れ、この導気通路20の上端は動弁カム室13に
連通され、またその下端はクランク室15に連通
される。前記導気通路20の、クランク室15近
くの途中には、横方向の膨張室21が形成されこ
の膨張室21は、シリンダブロツクBの側壁に開
口22され、この開口22に、従来公知のオイル
セパレータ23の入口24が接続され、このセパ
レータ23の出口25は、従来公知のPCVバル
ブ26を介して機関の吸気マニホールド27に連
通される。
なお図中28はエアクリーナ、29は吸気弁3
0は排気弁、31は動弁カム軸32,33および
34はオイルギヤラリである。
0は排気弁、31は動弁カム軸32,33および
34はオイルギヤラリである。
次に本発明の実施例の作用について説明する。
いま機関が運転されると、クランク室15内には
ブローバイガスが発生する。
いま機関が運転されると、クランク室15内には
ブローバイガスが発生する。
而してクランク室15内のブローバイガスの一
部は、ブロツク側ブリーザ通路17bおよびヘツ
ド側ブリーザ通路17hを通つて動弁カム室13
に流入し、さらに動弁カム室13より導気通路2
0を通つてオイルセパレータ23へ流入する。
部は、ブロツク側ブリーザ通路17bおよびヘツ
ド側ブリーザ通路17hを通つて動弁カム室13
に流入し、さらに動弁カム室13より導気通路2
0を通つてオイルセパレータ23へ流入する。
ところでブローバイガスが、前記ブロツク側ブ
リーザ通路17bを流通するとき前記絞り通路1
8および膨張室19を順次通過するので、その際
にブローバイガス中に混在するオイルミストは滴
状となつてブローバイガスから一次的に分離さ
れ、オイルパン16内のオイル溜へ滴下される。
そしてオイルセパレータ23ではブローバイガス
中のオイルミストが最終的に分離され、オイルミ
スト分離後のブローバイガスはPCVバルブ26
を通つて吸気管27へ吸引される。
リーザ通路17bを流通するとき前記絞り通路1
8および膨張室19を順次通過するので、その際
にブローバイガス中に混在するオイルミストは滴
状となつてブローバイガスから一次的に分離さ
れ、オイルパン16内のオイル溜へ滴下される。
そしてオイルセパレータ23ではブローバイガス
中のオイルミストが最終的に分離され、オイルミ
スト分離後のブローバイガスはPCVバルブ26
を通つて吸気管27へ吸引される。
なおクランク室15内のブローバイガスの他の
一部は、前記導気通路20を通りその途中の膨張
室21でオイルミストが分離されてオイルセパレ
ータ23に吸引される。
一部は、前記導気通路20を通りその途中の膨張
室21でオイルミストが分離されてオイルセパレ
ータ23に吸引される。
C 発明の効果
以上の実施例により明らかなように、本発明に
よれば、機関本体にブリーザ通路を形成し、この
ブリーザ通路を通して前記機関本体上部の動弁カ
ム室とその下部のクランク室とを連通してなる内
燃機関のブリーザ装置において、前記ブリーザ通
路の、シリンダブロツクに形成されるブロツク側
ブリーザ通路の途中には、絞り通路と、その絞り
通路の上方に位置し且つ該絞り通路と協働して、
該ブロツク側ブリーザ通路を通過するブローバイ
ガス中よりオイルミストを分離し得る膨張室とが
形成されるので、前記ブロツク側ブリーザ通路を
流通するブローバイガスは前記絞り通路および膨
張室を順次通過する間に、その中に混在するオイ
ルミストが滴状となつてブローバイガスから効果
的に分離され、その結果、ブローバイガス中に混
在するオイルミストを機関本体内で一次的に有効
に分離することができ、機関本体外でのオイルミ
スト分離手段の負担を軽減してその小容量化に大
いに寄与し得る。
よれば、機関本体にブリーザ通路を形成し、この
ブリーザ通路を通して前記機関本体上部の動弁カ
ム室とその下部のクランク室とを連通してなる内
燃機関のブリーザ装置において、前記ブリーザ通
路の、シリンダブロツクに形成されるブロツク側
ブリーザ通路の途中には、絞り通路と、その絞り
通路の上方に位置し且つ該絞り通路と協働して、
該ブロツク側ブリーザ通路を通過するブローバイ
ガス中よりオイルミストを分離し得る膨張室とが
形成されるので、前記ブロツク側ブリーザ通路を
流通するブローバイガスは前記絞り通路および膨
張室を順次通過する間に、その中に混在するオイ
ルミストが滴状となつてブローバイガスから効果
的に分離され、その結果、ブローバイガス中に混
在するオイルミストを機関本体内で一次的に有効
に分離することができ、機関本体外でのオイルミ
スト分離手段の負担を軽減してその小容量化に大
いに寄与し得る。
また上記ブリーザ通路は、その上端が動弁カム
室の底面の最高部位に開口するので、該底面に溜
まる潤滑油のブリーザ通路内への侵入を効果的に
防止することができて、該ブリーザ通路のブリー
ザ作用や上記オイルミスト離作用を常に的確に行
わせることができる。
室の底面の最高部位に開口するので、該底面に溜
まる潤滑油のブリーザ通路内への侵入を効果的に
防止することができて、該ブリーザ通路のブリー
ザ作用や上記オイルミスト離作用を常に的確に行
わせることができる。
さらにシリンダブロツクの、前記ブロツク側ブ
リーザ通路外側に隣接する外壁部には、前記絞り
通路に対応して内面に突部が、また外面に凹部が
それぞれ形成されるので、上記外壁部の一部に単
に凹凸部を設けるだけで、ブリーザ通路内におい
て上記絞り通路を簡単に形成することができ、し
かもその絞り通路の特設によつても該外壁部には
肉厚部が局部的に形成されないから、シリンダブ
ロツクの鋳造上有利である。しかもまた上記凹部
及び突部を特設したことによつて上記外壁部を補
強することができるから、ブリーザ通路の特設に
伴う強度低下を最小限に留めることができる。
リーザ通路外側に隣接する外壁部には、前記絞り
通路に対応して内面に突部が、また外面に凹部が
それぞれ形成されるので、上記外壁部の一部に単
に凹凸部を設けるだけで、ブリーザ通路内におい
て上記絞り通路を簡単に形成することができ、し
かもその絞り通路の特設によつても該外壁部には
肉厚部が局部的に形成されないから、シリンダブ
ロツクの鋳造上有利である。しかもまた上記凹部
及び突部を特設したことによつて上記外壁部を補
強することができるから、ブリーザ通路の特設に
伴う強度低下を最小限に留めることができる。
図面は本発明装置の一実施例を示すもので、第
1図は第3図−線に沿う機関本体の縦断面
図、第2図は第3図−線に沿う機関本体の縦
断面図、第3図は前記機関本体のシリンダブロツ
クの平面図、第4図は第3図の線に沿うシリン
ダブロツクの側面図である。 E……機関本体、B……シリンダブロツク、1
3……動弁カム室、15……クランク室、17b
……ブロツク側ブリーザ通路、17h……ヘツド
側ブリーザ通路、18……絞り通路、19……膨
張室、37……外壁部、37a……突部、37b
……凹部。
1図は第3図−線に沿う機関本体の縦断面
図、第2図は第3図−線に沿う機関本体の縦
断面図、第3図は前記機関本体のシリンダブロツ
クの平面図、第4図は第3図の線に沿うシリン
ダブロツクの側面図である。 E……機関本体、B……シリンダブロツク、1
3……動弁カム室、15……クランク室、17b
……ブロツク側ブリーザ通路、17h……ヘツド
側ブリーザ通路、18……絞り通路、19……膨
張室、37……外壁部、37a……突部、37b
……凹部。
Claims (1)
- 1 機関本体Eにブリーザ通路17を形成し、こ
のブリーザ通路17を通して前記機関本体E上部
の動弁カム室13とその下部のクランク室15と
を連通してなる、内燃機関のブリーザ装置におい
て、前記ブリーザ通路17の、シリンダブロツク
Bに形成されるブロツク側ブリーザ通路17bの
途中には、絞り通路18と、その絞り通路18の
上方に位置し且つ該絞り通路18と協働して、該
ブロツク側ブリーザ通路17bを通過するブロー
バイガス中よりオイルミストを分離するための膨
張室19とが形成され、シリンダブロツクBの、
前記ブロツク側ブリーザ通路17外側に隣接する
外壁部37には、前記絞り通路18に対応して内
面に突部37aが、また外面に凹部37bがそれ
ぞれ形成され、さらに前記ブリーザ通路17の、
シリンダヘツドHに形成されるヘツド側ブリーザ
通路17hの上端部は、前記動弁カム室13の底
面の最高部位に開口されたことを特徴とする内燃
機関のブリーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2488985A JPS61205311A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 内燃機関のブリ−ザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2488985A JPS61205311A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 内燃機関のブリ−ザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61205311A JPS61205311A (ja) | 1986-09-11 |
JPH025887B2 true JPH025887B2 (ja) | 1990-02-06 |
Family
ID=12150752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2488985A Granted JPS61205311A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 内燃機関のブリ−ザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS61205311A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1985
- 1985-02-12 JP JP2488985A patent/JPS61205311A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS61205311A (ja) | 1986-09-11 |
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