JPH0627779Y2 - 多気筒エンジのブローバイガス取出装置におけるオイルミスト分離装置 - Google Patents

多気筒エンジのブローバイガス取出装置におけるオイルミスト分離装置

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JPH0627779Y2
JPH0627779Y2 JP1987194546U JP19454687U JPH0627779Y2 JP H0627779 Y2 JPH0627779 Y2 JP H0627779Y2 JP 1987194546 U JP1987194546 U JP 1987194546U JP 19454687 U JP19454687 U JP 19454687U JP H0627779 Y2 JPH0627779 Y2 JP H0627779Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案はエンジンの運転により、クランク室内に発生し
たブローバイガス中に混入するオイルミストを能率よく
分離除去できるようにした多気筒エンジンのブローバイ
ガス取出装置におけるオイルミスト分離装置に関するも
のである。
(2)従来の技術 従来エンジンブロックに、クランク室と動弁室とを連通
するブローバイガス通路を形成し、クランク室に発生し
たブローバイガスを、前記ブローバイガス通路を通して
動弁室に導き、さらに動弁室から吸気系のエアクリーナ
に導くようにしたものは公知である(特開昭58−14
3109号公報参照)。
(3)考案が解決しようとする問題点 ところで多気筒エンジンでは、その運転中、複数のシリ
ンダより多量のブローバイガスがクランク室内に発生す
る上、そのクランク室がクランク軸方向に長く延びて比
較的容積が大きくなる関係で、その室内の多量の、オイ
ルミスト混入ブローバイガスを該クランク室の各部より
広範囲に亘り万遍なく集め、且つその集めたブローバイ
ガス中よりオイルミストを効率よく迅速に分離してオイ
ルパン側に戻せるようにすることが望ましいが、従来で
は、そのような要求を十分に満たす装置が無かった。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、上記要求を十分
に満たし得る構成簡単な、多気筒エンジンのブローバイ
ガス取出装置におけるオイルミスト分離装置を提供する
ことを目的とする。
B.考案の構成 (1)問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案によれば、クランク軸
方向に並ぶ複数のシリンダを有し下部にはクランクケー
スを連設したシリンダブロックと、そのシリンダブロッ
クのシリンダ相互間の境界壁より垂下してクランク室に
臨む複数のジャーナル壁とをエンジンブロックが備え、
その複数のジャーナル壁の各下面には、該ジャーナル壁
と協働してクランク軸を回転自在に挟持する軸受けキャ
ップがそれぞれ固着されてなる多気筒エンジンのブロー
バイガス取出装置において、エンジンブロックの一側部
には、前記複数のジャーナル壁の下端部に下端をそれぞ
れ開口させクランク軸方向に離隔して並列する複数のク
ランク室側通路と、前記複数のジャーナル壁間に跨がっ
て形成され前記複数のクランク室側通路の上端がそれぞ
れ開口するオイルミストの分離専用室と、この分離専用
室とエンジンブロック上の動弁室間を連通すべくクラン
ク軸方向に離隔して並列する複数の動弁室側通路とを設
け、前記分離専用室は、エンジンブロックに対し着脱可
能な金属製蓋板により閉鎖された、エンジンブロック外
面への開口部を有し、前記複数のクランク室側通路は、
それらの分離専用室側の開口上端の横断面積を最小にす
ると共に、これらの開口上端の相互間隔を前記複数の動
弁室側通路の分離専用室側の開口下端の相互間隔よりも
長く設定して、該開口上端と開口下端とを相互に齟齬さ
せたことを特徴とする。
(2)作用 オイルミスト分離専用室に連なる複数のクランク室側通
路の下端を複数のジャーナル壁の下端部にそれぞれ開口
させている関係で、各ジャーナル壁を挟む一対のシリン
ダ直下のクランク室空間よりブローバイガスをそれぞれ
効率よく且つ万遍なく分離専用室内に導入することがで
き、しかもその分離専用室では、複数のクランク室側通
路の開口上端相互が離隔配置されている関係で、一方の
クランク室側通路から分離専用室に導入されたブローバ
イガスが他方のクランク室側通路を経てクランク室側へ
逆流することも回避できる。
そして上記分離専用室内においては、ブローバイガス
の、分離専用室への流入時の急膨張作用と、分離専用室
内でのブローバイガスの流れの急激な方向転換作用と、
分離専用室開口部の金属製蓋板を通しての外気によるブ
ローバイガス冷却作用とが相俟って、ブローバイガス中
よりオイルミストが迅速且つ効果的に分離されてクラン
ク室に戻される。一方、オイルミストの分離されたブロ
ーバイガスは複数の動弁室側通路を通って動弁室にスム
ーズに流入する。
また上記分離専用室は、複数のジャーナル壁間に跨がっ
てクランク軸方向に比較的長く形成されることと、オイ
ルミストの分離に専ら利用されることとが相俟って、そ
の有効空間が極力広く確保されるから、前述のように分
離専用室に複数のクランク室側通路を通して多量のブロ
ーバイガスが導入されても、そのオイルミストの分離作
用が支障なく発揮される。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
エンジンのエンジンブロックEは、シリンダブロック1
と、そのデッキ面上にガスケット3を介して結着される
シリンダヘッド2とより構成される。シリンダブロック
1の下部には、クランクケース4が一体に形成され、こ
のクランクケース4の下面にオイルパン5が固着され、
該クランクケース4とオイルパン5とにより、クランク
室6が画成され、該オイルパン5内に潤滑オイルOiが
貯留される。シリンダブロック1は、そのクランク軸方
向(即ち、第1図で紙面と直交する方向、第4図で上下
方向)に並ぶ3個のシリンダ11を備えており、またそ
のシリンダブロック1の、シリンダ11相互間の境界壁
1bより垂下してクランク室6に臨む2つのジャーナル
壁40と、クランク軸方向両端部に設けた2つのジャー
ナル壁41とは、それぞれクランクケース4の内面と一
体に接続されている。前記各ジャーナル壁40,41の
下面には、それらジャーナル壁と協働してクランク軸7
を回転自在に挟持する軸受キャップ14がボルトで固着
されている。
また前記シリンダヘッド2上には、パッキン9を介して
ヘッドカバー8が固着され、シリンダヘッド2上面と、
ヘッドカバー8とにより動弁室10が画成される。
シリンダブロック1内のシリンダ11内には、ピストン
12が摺動自在に嵌合され、このピストン12はコンロ
ッド13を介して前記クランク軸7に連結される。
シリンダヘッド2の下面には、前記ピストン12に対面
して燃焼室15が形成され、該燃焼室15に、シリンダ
ヘッド2に形成した吸気ポート16および排気ポート1
7が連通され、これらのポート16,17に吸気弁1
8、および排気弁19がそれぞれ設けられ、これらの弁
18,19は、動弁室10内に設けられる公知の動弁機
構20により所定のタイミングで開閉作動される。
前記エンジンブロックEの一側壁には、クランク室6内
に発生したブローバイガスを取出し、その中に混入する
オイルミストを分離して該ガスを、エンジンの吸気系に
導くためのブローバイガス取出装置におけるオイルミス
ト分離装置Sが設けられる。
次にこの装置Sの構成について説明すると、エンジンブ
ロックEのシリンダブロック1の一側壁の上下方向中間
部には、ブローバイガス中に混入するオイルミストを分
離するための所定容積を有するオイルミスト分離専用室
21が形成される。このオイルミスト分離専用室21は
シリンダブロック1の外面側への開口部22を有してお
り、この開口部22は、シリンダブロック1の外面に複
数のボルト23により固着した金属板たとえば鋼板製の
蓋板24により閉じられる。
また前記オイルミスト分離専用室21下のシリンダブロ
ック1の一側壁には、該分離専用室21の下部に上端が
開口し且つ下端が前記ジャーナル壁40,40の下端部
に開口する2本のクランク室側通路25,25がクラン
ク軸方向に離隔して並設される。これらのクランク室側
通路25,25は、その下から上に向って、すなわちク
ランク室6側からオイルミスト分離専用室21側に向っ
てその横断面積が漸減しており、その出口、すなわちオ
イルミスト分離専用室21側の開口上端25の横断面
積が最も小さくなっている。
また前記分離専用室21上のシリンダブロック1の一側
壁には、該分離専用室21の上部と、シリンダヘッド2
上の動弁室10間を連通すべくクランク軸方向に離隔し
て並設ぶ2本の動弁室側通路26,26が形成される。
第2図に明瞭に示すようにクランク室側通路25の出
口、すなわちその分離専用室21側の開口上端25
相互間隔は、動弁室側通路26の入口、すなわちその分
離専用室21側の開口下端26の相互間隔よりも長く
設定されていて、該開口上端25と該開口下端26
とが相互に齟齬しており、従ってクランク室側通路2
5,25を流れるブローバイガスが分離専用室21を素
通りして動弁室側通路26,26へ直接流れることがな
いようになっている。
動弁室側通路26の上端は、シリンダヘッド2に形成し
た連通路27,27を介してシリンダヘッド2上の動弁
室10に連通している。
ヘッドカバー8の天井壁内面には他のオイルミスト分離
専用室29が形成され、このオイルミスト分離専用室2
9は、その底壁に穿設した複数の通孔30‥を介して動
弁室28に連通されている。他のオイルミスト分離専用
室29の一側には取出口31が開口部22され、この取
出口31は、エンジンの吸気系Inのエアクリーナ32
に連通される。
シリンダブロック1に、シリンダ11を囲繞するように
形成される水ジャケット33の一部は動弁室側通路2
6,26および前記オイルミスト分離専用室21に近接
しており、水ジャケット33内を流れる冷却水により動
弁室側通路26,26およびオイルミスト分離専用室2
1を冷却できるようになっている。
次に本考案の実施例の作用について説明する。
いまエンジンの運転により、燃焼室15内に発生する未
燃ガスの一部は各シリンダ11とピストン12との間隙
からクランク室6内に吹抜け、ブローバイガスとなって
該クランク室6内に貯留される。
ところでクランク室6内では、クランク軸7の回転、ク
ランク室6内の圧力変動等によりオイルパン5内の潤滑
オイルOiが攪拌、飛散され、その際に発生するオイル
ミストの一部がクランク室6内に貯留するブローバイガ
ス中に混入する。そしてオイルミストの混入されたブロ
ーバイガスはクランク室側通路25,25を通ってオイ
ルミスト分離専用室21内に流入する。この場合、複数
のクランク室側通路25,25が、それらの下端を複数
のジャーナル壁40,40の下端部にそれぞれ開口させ
ている関係で、各ジャーナル壁40を挟む一対のシリン
ダ11,11直下のクランク室6空間よりブローバイガ
スをそれぞれ効率よく且つ万遍なく分離専用室21内に
導入することができ、しかもその分離専用室21では、
複数のクランク室側通路25,25の開口上端25
25相互が離隔配置されている関係で、一方のクラン
ク室側通路25から分離専用室21に導入されたブロー
バイガスが他方のクランク室側通路25を経てクランク
室6側へ逆流することを回避することができる。
そして上記分離専用室21内では、ブローバイガス中の
オイルミストが後に詳述するオイルミストの分離作用に
より分離されてクランク室6に戻される。一方、オイル
ミストの分離されたブローバイガスは動弁室側通路2
6,26、および連通路27,27を通って動弁室10
に流入し、さらにヘッドカバー8に設けた他のオイルミ
スト分離専用室29に流入し、こゝで動弁室10内で混
入したオイルミストが二次的に分離されたのち取出口3
1を通って吸気系Inのエアクリーナ32に吸入され
る。
ところで前記分離専用室21では次の〜の作用によ
りブローバイガス中のオイルミストが、迅速、確実に分
離される。
前記クランク室側通路25,25の分離専用室21側
の開口上端25の開口面積は最小になっていると共に
その開口上端25が容積の大きいオイルミスト分離専
用室21に直接開口しているので、クランク室側通路2
5よりオイルミスト分離専用室21に流入するオイルミ
スト混入のブローバイガスは絞られた直後に急激に膨脹
されて、その際ブローバイガスからオイルミストが効果
的に分離される。
クランク室側通路25,25の分離専用室側の開口上
端25,25と動弁室側通路26,26の分離専用
室側の開口下端26,26とは互いに齟齬されてい
ることにより、クランク室側通路25,25からオイル
ミスト分離専用室21に流入したブローバイガスは急激
に向きを変えられて該分離専用室21内を流れたのち動
弁室側通路26,26へと流れ、その際ブローバイガス
中のオイルミストが有効に分離される。
オイルミスト分離専用室21の一面はシリンダブロッ
ク1の外側面に開口され、その開口部22は金属性蓋板
24により被覆されるので、オイルミスト分離専用室2
1内のブローバイガスは蓋板24を介して冷たい外気と
の間でも熱交換が行われて外気によっても冷却され、オ
イルミストの分離効果が高められる。
オイルミスト分離専用室21、および動弁室側通路2
6の少なくとも一部は、シリンダブロック1の水ジャケ
ット33に近接されるので、該分離専用室21と動弁室
側通路26を流れるブローバイガスと水ジャケット33
を流れる冷却水間で熱交換が行われ、ブローバイガスを
冷却してオイルミスト分離効果が高められる。
以上〜によりクランク室6内に発生したブローバイ
ガスは、クランク室側通路25,25、オイルミスト分
離専用室21、および動弁室側通路26,26を通る間
に、その中に混入するオイルミストを確実に分離、除去
することができ、オイルミスト分離専用室21内は分離
板等を設ける必要がなく構造が簡素化される。
また蓋板24を外すことによりオイルミスト分離専用室
21内のメンテナンスを簡単に行うことができる。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、多気筒エンジンのエンジ
ンブロック一側部に形成されたオイルミスト分離専用室
に連なる複数のクランク室側通路の下端を、複数のジャ
ーナル壁の下端部に開口させたので、これらクランク室
側通路によって、各ジャーナル壁を挟む一対のシリンダ
直下のクランク室空間よりブローバイガスをそれぞれ効
率よく且つ万遍なく分離専用室内に導入することがで
き、しかもその分離専用室では、複数のクランク室側通
路の開口上端相互を十分に離隔配置することができるか
ら、一方のクランク室側通路から分離専用室に導入され
たブローバイガスが他方のクランク室側通路を経てクラ
ンク室側へ逆流することも回避することができる。
そして上記分離専用室内においては、ブローバイガス
の、分離専用室への流入時の急膨脹作用と、分離専用室
内でのブローバイガスの流れの急激な方向転換作用と、
分離専用室開口部の金属製蓋板を通しての外気によるブ
ローバイガス冷却作用とが相俟って、ブローバイガス中
よりオイルミストを効率よく分離してクランク室に戻す
ことができる。しかも上記分離専用室は、複数のジャー
ナル壁間に跨がってクランク軸方向に比較的長く形成さ
れることと、オイルミストの分離に専ら利用されること
とが相俟って、その有効空間を極力広く確保することが
できるから、前述のように分離専用室に複数のクランク
室側通路を通して多量のブローバイガスが導入されて
も、そのオイルミストの分離作用を支障なく発揮するこ
とができる。またオイルミストの分離されたブローバイ
ガスはこれを複数の動弁室側通路を通って動弁室にスム
ーズに流入させることができる。
以上の結果、多気筒エンジンの運転中、そのクランク軸
方向に比較的長いクランク室内にブローバイガスが多量
に発生しても、上記分離専用室は、その多量のブローバ
イガスを該クランク室の各部より広範囲に亘り万遍なく
迅速に集めることができ、且つその集めたブローバイガ
ス中よりオイルミストを極めて効果的に分離してオイル
パン側に戻すことができるから、多気筒エンジンにおけ
るブローバイガスの処理対策上、好都合である。しかも
上記分離専用室はブローバイガスの分離に、また金属製
蓋板は分離専用室開口部の開閉にそれぞれ専用されて特
別複雑な構造にする必要がないことや、該分離専用室が
各複数のクランク室側通路及び動弁室側通路に対し共通
に用いられることが相俟って、全体として装置の構成を
極力簡素化することができ、コストの節減やメンテナン
ス作業性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
装置を備えたエンジンの要部縦断正面図、第2図は第1
図II線に沿う部分側面図、第3図は第2図III−III線に
沿うシリンダブロックの断面図、第4図は第1図IV−IV
線に沿うシリンダブロックの底面図である。 1……シリンダブロック、1b……境界壁、4……クラ
ンクケース、6……クランク室、10……動弁室、11
……シリンダ、21……オイルミスト分離専用室、22
……開口部、24……蓋板、25……クランク室側通
路、25……開口上端、26……動弁室側通路、26
……開口下端、40……ジャーナル壁
フロントページの続き (72)考案者 平沼 英勇 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−205311(JP,A) 実開 昭59−76710(JP,U) 実開 昭61−101613(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸方向に並ぶ複数のシリンダ(1
    1)を有し下部にはクランクケース(4)を連設したシ
    リンダブロック(1)と、そのシリンダブロック(1)
    のシリンダ(11)相互間の境界壁(1b)より垂下し
    てクランク室(6)に臨む複数のジャーナル壁(40)
    とをエンジンブロック(E)が備え、前記複数のジャー
    ナル壁(40)の各下面には、該ジャーナル壁(40)
    と協働してクランク軸(7)を回転自在に挟持する軸受
    キャップ(14)がそれぞれ固着されてなる多気筒エン
    ジンのブローバイガス取出装置において、エンジンブロ
    ック(E)の一側部には、前記複数のジャーナル壁(4
    0)の下端部に下端をそれぞれ開口させクランク軸方向
    に離隔して並列する複数のクランク室側通路(25)
    と、前記複数のジャーナル壁(40)間に跨がって形成
    され該複数のクランク室側通路(25)の上端がそれぞ
    れ開口するオイルミストの分離専用室(21)と、この
    分離専用室(21)とエンジンブロック(E)上の動弁
    室(10)間を連通すべくクランク軸方向に離隔して並
    列する複数の動弁室側通路(26)とを設け、前記分離
    専用室(21)は、エンジンブロック(E)に着脱可能
    に固着された金属製蓋板(24)により閉鎖される、エ
    ンジンブロック(E)外面側への開口部(22)を有
    し、前記複数のクランク室側通路(25)は、それらの
    分離専用室(21)側の開口上端(25)の横断面積
    を最小にすると共に、これらの開口上端(25)の相
    互間隔を前記複数の動弁室側通路(26)の分離専用室
    (21)側の開口下端(26)の相互間隔よりも長く
    設定して、該開口上端(25)と開口下端(26
    とを相互に齟齬させたことを特徴とする、多気筒エンジ
    ンのブローバイガス取出装置におけるオイルミスト分離
    装置。
JP1987194546U 1987-12-22 1987-12-22 多気筒エンジのブローバイガス取出装置におけるオイルミスト分離装置 Expired - Lifetime JPH0627779Y2 (ja)

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